はてなキーワード: アロハシャツとは
個人的には、これは女サイド、というよりも、最初の発言者を批判してるサイドの言い分に筋が通ってないと思うんだよな。
男は、というと主語大きすぎて語弊があるけど、最初の発言者の人は、どうも女には男とは違うプロトコルがあり、気を遣うことが大事とされるらしいから、男同士でいるときよりは気を遣おう、というのを前提としてきた……っていうのはさすがに読み取れるよね?
俺もそうだよ。どうも女の付き合いというのは気遣いとかそういうのが大事らしい、と薄々知ってはいるので、男の付き合いとは違ってなるべく気を遣って異文化交流しようとしていた。
で、そこに女の側から「『女扱い』してほしいんじゃない! 普通に対等な人間として扱って! 具体的には同性の友達を扱うように!」って言ってきたわけ。
とすると「え? ほんとうに同性の友達と同じように扱ったらこうなるけど?」って言うほかないじゃん? 本当にそれを望んでいるんですか? って。
そしたら「男同士には他人を尊重する文化がないのか! 礼節を重んじる女同士と違ってなんて野蛮なんだ!」とお怒りになっている。
先進国民向けにお客様待遇してあげてたら「こんな侮辱的な扱いは信じられない! ちゃんと自国民並に扱って!」と言われた発展途上国の人みたいなすれ違いはあるな。
え? お客様待遇やめてほしいの? ほんとに自国民並でいいのね? って確認しただけなのに怒られる発展途上国の人かわいそう。
そして問題は我々は発展途上国で満足しているのであり、むしろ先進国のようには振る舞えないし振る舞いたくもないから発展途上国サイコー! と思っていたりするということだ。
相手を尊重しているし自分を大事にしているからこそ、「細やかな気配りなんてするのめんどくさいし、相手もそれは同じだろうから、俺とお前のあいだでは最低限の気配りしかしないってことにしといた方がお互い楽。なんか追加で気配りしてほしいこと(疲れたから歩く速度を緩めてほしいとか、ソファ席に座りたいとか、えらいことしたから褒めてほしいとか、そういう)があったら自分から言えよ、俺も自分で言うから」って態度になるんだよな。
「相手が不愉快にならないようにお互い細やかに気配りしよう」とは真逆の理屈だが、それでもこれは配慮のひとつの形なのだ……ということはさすがに理解してもらいたいわけだが。
それなりに配慮の上に成り立っているプロトコルを一方的に野蛮だの他人を尊重してないだの言われる筋合いはないだろ。多様性とかどこいったんだよ。
少なくとも日頃多様性だの何だのと言っていた女の論客のかなりの割合が一方的に男のプロトコルを野蛮だのと決めつけて「あなたにはもっと友達から尊重される権利がある」とか的外れなこと言ってるのは失望しかなかったよ。
いやだから相手を尊重してるから相手に余計な気遣いを要求しないし自分を可愛がってるから相手に余計な気遣いをしないってだけです……俺は友達を尊重してるし俺は友達から尊重されてます……
相手を尊重してるから丁重に扱うし自分を可愛がってるので相手から丁重に扱われることを望む、という論理とはまるっきり逆だというだけ。これはどちらが良い悪いでもない。単に同じ前提(相手を尊重したいし自分を大事にしたい)から真逆の結論が出てくる典型的な事例。相手を尊重しなくていいとは誰も思ってない。ただ尊重のありかたが違う。
南の島で裸に腰蓑で気楽に暮らしていたらヨーロッパ人の宣教師が現れて「裸に腰蓑なんて! もっと自分を大事にしてスーツとかの文明的な装いをしなさい!」って言われてる気分。そりゃあんたらの国は寒いだろうからスーツが快適なんだろうけど、こっちだと蒸して暑いだけだから嫌なんだよ、裸に腰蓑がいちばん快適なんだよ、みたいな。
いやある意味宣教師よりも悪質だな。ヨーロッパ人は整った衣服を重視してると聞くからちゃんと長ズボンを穿いていったのに、「我々を侮辱しているのか? 同胞といるときと同じ装いをしろ!」と言われたので「それって裸に腰蓑で行ってもいいってこと?」と確認を取ったらなぜか怒りだした。マジで理解不能。同胞といるときと同じ服を着ろと言ったのは自分なのに裸に腰蓑姿を見て怒りだすとか何なんだよ。
(こちら側に問題があるとすれば異文化理解の解像度が足りなかったことか。要するに長いズボンを穿いておればいいのだなと理解していたら首に細い布を巻き上掛けを羽織る必要があるとは思ってもみなかった、みたいな。それを知らずにユニクロの長袖シャツとジーンズで行ったのはまあ悪かったよ。我々裸族としては、なるべく着衣族の習慣に合わせた衣服のつもりだったのだが……)
でもって、これがホンモノの宣教師なら「まあシューキョーやってる連中は頭固いから土地ごとに違う文化があるってわかんないんだね」って諦めモードにもなれるんだけど、日頃多様性とか言ってる人たちが急速に自文化age他文化sageを始めたのは絶句するほかない。びっくりするほど自文化中心主義!
こっちは少なくともあいつらは違う文化を持ってるんだなぁという程度の知識はあったのに、なんであいつらは我々がぜんぜん異なる文化の持ち主だって気づかず今頃になって驚いてんの?
「南国人にも腰蓑は嫌だから長ズボン穿きたいって人がいるよね」という話なら、「そうだね。スーツは窮屈だから南国人みたいにラフな格好したいヨーロッパ人もいるよね」ってだけの話だから異論はないです。
「南国人と言っても色々いるだろ! 一緒にするな!」そうですね。腰蓑族である我々の村でペニスケース一丁の人を見かけたら流石にギョッとしますし、逆にお隣の村に行ったらアロハシャツを着るのは最低限だろという怒られが発生することもあるので、南国人といっても色々ですね。きっとヨーロッパ人の間でも「スーツ着るのめんどい」とか色々なグラデーションがあるんでしょうね。そこにも異論はない。
「私たちの文化ではスーツを着ている人が重んじられるんです」そうなんですね、ところ変われば色々な文化がありますね。多様性ですね。別にそこに文句はないですよ。そちらの文化ではそうなっているんですか、勉強になります。
でも「裸に腰蓑なのはおかしい」とか「スーツもまともに着ないなんて人間として尊重されてない」とか言ってきたら「余計なお世話だうるせえよ」って言わざるを得ないってだけ。だってスーツってパリッと着こなせばかっこいいことは認めるけど暑くて窮屈で着るのめんどくさいじゃん。蒸れるし。裸に腰蓑のほうがよっぽど快適だよ。
で、下手な比喩はこれくらいにしておいて、お互いのプロトコルがこうまで真逆だと、異文化交流のやり方がわからない、っていう人が一定数出てくるのは当然だと思うんですよね。
男女共通のプロトコルを新しく作りましょう、という話なら、まあ話を聞く用意はありますよ。男女双方がちょっとずつ快適さを捨てれば成り立つプロトコルってことですよね(男は他人に配慮しなくともよい快適さを諦め、女は他人から配慮される快適さを諦める)。
でもどっちかのプロトコルに統一なんて無理でしょう? 無理なことを要求するのやめよう?
どっちかに統一すべきだって主張するなら俺は女のプロトコルはおかしいから男側に統一すべきだって言うよ? 本気で言うよ? だって雑で鈍感な人間でも気楽に生きていける社会の方がいいもの。他人に配慮できない人間は針のむしろになる世界よりも、配慮してほしいことがあるなら口に出して言えよそうじゃねえとわかんねえんだからよ、っていう世界の方が絶対にいいよ。楽だよ。俺にとっては生きやすいよ。雑で適当な鈍感人間の自分が生きやすいプロトコルはこっちだよ。気遣ってほしいやつもこれで別に困らないだろ。気遣ってほしいことがあるなら言えばいいんだから。
自分が客として気持ちよく過ごすために店員にスマイル0円を強要する社会よりも、自分が労働者として快適に過ごすために無愛想な店員を我慢する社会の方がどう考えても健全だろ。
今俺はすっごい女側のプロトコルを悪し様に言ってるわけだけど、このくらいは言っていいよね? 男のプロトコルにはあれだけ雑な批判を投げつけてもポリティカリーにコレクトな界隈では許されてるみたいだし、多少雑に女のプロトコルを叩いても問題ないって理解でいいわけだよね?
女側が「それでも私たちは配慮しあってお互いに快適な環境を維持するプロトコルの方がいい」というなら、別にそれは止めません。色んなプロトコルがあっていいよね。多様性ってやつだよ。
でもそうすると、何度も言うけど、どうしたって異文化交流のやり方がわからんとか、異文化の人たちが理解不能でこわい、みたいな人たちは一定数出てくるわけ。これは双方にね(もちろん、自文化が嫌だ、あっちの文化が羨ましい、みたいな人も双方に出てくる)。
そこは受け入れよう? 「人間扱いすればいいだけ」みたいな思考停止はやめよう? 「同性と同じように扱ってほしいだけ」がトンチキな要求だって自覚しよう?
友達の前でスーツ着てネクタイ締めてナイフとフォークでフレンチ食うのが「対等で親密な付き合い」の文化圏と、友達と一緒に裸に腰蓑の格好して手掴みで肉食うのが「対等で親密な付き合い」の文化圏があって、お互いに価値基準がぜんぜん違ってるときに、「人間扱い」なんて言われたってわかるわけないじゃないですか。
スーツ民と会うためにわざわざジーンズ穿いてきた腰蓑民に「そんな格好で来るなんて我々を侮辱しているのか! 同胞と過ごすときのような格好をしろ!」って言うのがめちゃくちゃトンチンカンなのはわかるよね? むしろ異文化を尊重しようとしているのは腰蓑民の方じゃん?(失敗してるけど……)
共通のプロトコルに統一しよう、我々も手掴みで肉を食うことにする、というならまあ上半身に服を着るのもやぶさかではないけど、自分たちはスーツもナイフもフレンチも捨てないけどお前らは腰蓑も手掴みも捨ててスーツを着ろ、それが「人間扱い」だ、なんて馬鹿な理屈がありますか。異文化蔑視の自文化中心主義にもほどがある。相手を対等な人間と見做してないのはお前らの側だろ……
自分たちの快適なプロトコルを維持したいなら「人間扱い」なんてフレーズが他者には通じないことを理解してください。「人間扱い」に共通の見解を見出したいなら自分たちのプロトコルを(快適さを多少犠牲にしてでも)変える覚悟を持ってください。
異文化交流はどうしたって理解不能で不愉快なものなわけです。私も何年間か外国に住んで、現地人の友達や親しい人はたくさんできたけど、それでもやっぱりあの雰囲気には違和感がある、ていうか現地人の距離感おかしくね、みたいな感覚は残って、そこが残るってのは結局どれだけ言葉やら習慣やらを勉強したって人類共通のプロトコルなんて成立させるのはめちゃくちゃ困難だということじゃないですか。
私が行きたくて行き住みたくて住んだ国でも「やっぱりあいつらの文化にはどうも馴染めないところがある……」となるんだから、たまたま同じ社会で隣り合って生きてるだけの人たちがお互いの文化をちっとも理解できないのは仕方ないですよ。だって別に住みたくて同じ社会に住んでるんじゃなくてたまたま隣人として生まれついただけだもの。
まあその文化に馴染めないってのはお互いに仕方ないとして、異文化がそこにあることを認識しそういうものなのだと尊重する、が結局のところ第一歩なんじゃないかなぁと思いますね。
異性の文化を野蛮だの尊厳がないだのと侮蔑し「人間扱いしろ」なんて思考停止ワードをわめいてる内はそもそもスタートラインにも立ててないというか、ポリティカル・コレクトネスって知ってる? 多様性の尊重について考えてみよう! みたいな啓発講座を受講してから議論に参入してほしいとしか言いようがないですけど……
ていうかこれアレだよな、研究テーマにいちいち口出してきて自由なテーマ設定はさせないけど親身に進捗状況を尋ねてくれたり執筆を手助けしてくれたりする教授と、自由に研究テーマを選ばせてくれるけど基本放置(会いたいと言えば時間作ってはくれるし指導してくれと言えば論文添削はしてくれるんだが自分からはやらない)な教授とどっちがいいかという話だよな……ウッ頭が……
(ちゃぶ台返しすると、そら社会に出て社会人として、つまり同僚やら何やらとして知り合った相手にいきなり「仲良しの男同士のコミュニケーション」は適用しないですよ。そういう男のホモソは親しい間柄に限り、仕事上の付き合いしかない男や女には適用せず、一般社会でそれなりに丁寧な無難な扱いをしておく。それは女も同じでしょ? ただの職場の同僚にそんな細やかな察してコミュニケーション満載の女のホモソは適用しないじゃん? だからまあそれなりの相手には男女双方のホモソから離れた中立的な取り扱いをしておけばよろしいのでは……それを「人間扱い」と呼ぶのは友達を人間だと思っていないことになるのでまったく賛同しないけれども……)
「料理人として清潔さを保てる格好をすべき」が女性差別〜〜〜!になるの何で???!って感想しかないし、同じ女性として流れ弾ポォンって食らってる気分になるので、頼む〜〜〜やめてくれ〜〜〜って気持ち。
男性寿司職人が茶髪のロン毛ワックスで固めて鼻ピアスつけてカラコン入れて日サロで焼いた肌でアロハシャツ着て寿司握ってたら「な、なんかきたね〜〜〜〜!」ってなるでしょ。
それで本格派です!って言われたらチャラチャラしてんな…ってなるでしょ…!いや、そういう寿司屋もありだけど。ちょっとみたいけど、寿司握るホストちょっと見たいけど!でも最近のホストってナチュラルな見た目の方多いらしいですね。でもイロモノ枠だよね〜〜〜。
でも、女は体温が高いからネタの鮮度が落ちる!みたいなのは差別だと思う。(事実そうだったとしても)
「けっ!女の握った寿司なんか食えるかいっ!」みたいなジジイも居るんだろうな。お茶は女の人が淹れたほうが美味しいよねの逆バージョンかな?そういうジジイに出くわしてしまったがためにすべての批判を「女だから」フィルターに通してしまうようになったんだろうか…とかなんとか。
「お洒落もしつつ女性らしく寿司握りたい!」って想いがあるのかもしれないけど、服装髪型の自由不自由ある職場はあるよな〜。
それか化粧をして着物を着るとしても、綺麗・上品系にまとめればそんなに批判ないと思うんですよね。
前髪を流して、艶のある髪を後ろでまとめて簪をさすとか。落ち着いた色柄の着物を着るとか。わーでもそういうところを目指してるんじゃないんだろうな…。
20代後半男、160cm、40kg
それは挨拶だったり注意だったりキャッチだったりビラ配りだったり道を尋ねるものだったりいろいろで老若男女外人を問わない
キャッチやビラ配りの類は俺を見つけると確実に目線を合わせてくるし、駅のホームでスマホを弄っていれば意味不明な婆さんにいきなり話しかけられるし、クソ忙しいはずのスーパーのレジ係までもが俺の買うものをネタに瞬間的な雑談を振ってくる
最近まで自覚していなかったが、どうもこれは見た目が原因であるらしい
世にいる大半の引き籠りの同意を得られる自信があるが、俺は人間が大嫌いだ
今まで穏便に対応したり無視したりして来たが、良い加減鬱陶しくなってきたので対策を取ることにした
自分で考えたが、話しかけられたら凄んだり怒鳴ったりするとか、顔に刺青シールを張るとかしか思い浮かばなくて詰んだ
見た目で舐められないようにするにはどうすれば良い?教えてくれ
起きたら伸びててワロタ
残念ながらそうではなく、穏やかでない連中にもきちんと声を掛けられている
駅前で人ごみのど真ん中だと言うのに、行きと帰りで同じ人間に二度絡まれたエピソードを一つ紹介する
スーツ姿のサラリーマンで一見普通だが、通路の真ん中付近で立ち止まり話しかける人を物色してる感じの不審者
彼我の距離10mほどでちらりと俺を見やったと思ったら、不自然に目をそらしながらこちらの歩行に合わせて近づいてくる
横を通りかかるタイミングで「あの、ちょっとお尋ねしたいんですけども」と声をかけられる
まさか同じ奴をもう一度引っ掛けようとは思うまいと普通に横を通り抜けようとしたら突如こちらに向き直って
「あのこれ違います?」「落としましたよ」「すいません!すいません!」と粘られる
もちろん何も落としていなかった
断る
教えてもらった方法を整理してみた
俺だけでなく誰かの役に立つかもしれない
皆さんありがとう
話しかけられたくないだけならこれは多分最良の案
この種のアイデアにはネタが混じっているので実運用可能と思われるものを抜粋した
職質と通報に注意
髪型を変えたり染めたりは簡単で効果ありそうなのでぜひ検討したい
これは俺がいるグループが話しかけられるという経験が多々あるので有効性が疑問だ
だって自分が勉強するために勉強会いってるのにキラキラしてる女性に勉強教える羽目になるの嫌だぜ。しかも大学生と名言。誰でも組むの嫌だよ。組みたい奴は教えたがりの面倒見がいい博愛主義者ぐらいだろ。
例えば、勉強会なのにアロハシャツでビーサンでくるウェーイな若者とか絶対組みたくないし、髪の毛ボサボサで喋りもボソボソで発言しなさそうなやつとは組みたくないじゃん。十中八九、一緒にワークできる気がしない。
地味だったら組めたのかとかじゃないとおもうんだよな。地味の意味が「ガリ勉」って意味なら「お、知り合っておけば後々自分の知らない情報を情報発信しそう」ってなって良くすることはあるかもしれないけど、キラキラか地味かじゃなくて「その場に合った服装だったか」だと思うよ。
男とか、女とか以前に、自分を頭賢そうに見えるような格好しろよって話。
好きな格好できるのは、素性がその勉強会内でわかる人だけ。これは勉強会に限らず集まりの鉄則よ。例えば、登壇者とか、前回のスピーカーだったとか、言ってしまえば業界有名人ですわな。
大学の同期と久しぶりに集まった。
それぞれの専門領域は違えど、自然と惹かれ合い、心許せた選りすぐりのクズどもだ。はたから見れば完全にオタクで冴えない奴ら。ずいぶん冷ややかな目で見られもした。それでも俺たちは気にしない。己の関心事にのみ集中する。
舗装のされてない路地を進むと、低い長屋が連なっており、ひときわボロい一軒屋がパーティー会場だ。
建て付けの悪い引き戸を強引に開ける。陽気なアロハシャツを着た男が、ヤニで変色した歯をむき出した満面の笑みで迎え入れてくれる。氏の大学の頃から薄くなり始めた頭髪は金色に染め上げられており、思いのほか似合っていた。
なんだかベタベタしてたり、砂っぽい床を踏みしめながら細長い部屋を奥へと進む。懐かしい顔ぶれだ。
台所で火のついたタバコを咥えながら包丁を振るう男。既に犬の肉が細かく切り分けられ、大量のにんにく生姜と共にカレー鍋に投入されていた。学生時代は小汚く、くたびれた格好をしていたが、今はピンとエッジの立った白いシャツを着ている。真っ当な職につけたのだろう。
もう一人、あまりにも汚れ散らかった会場を、ひたすら清掃する男。もともと太り気味ではあった体系が、さらに倍ぐらいに肥大しており着ぐるみのようだ。こいつだけ歳下なので、集まると必ずコキ使われるというか、もはや進んで面倒事をこなす泣かせる後輩だ。
そして俺だ。学生の頃から特に変化のない男。都内に実家があるのが唯一の特徴。そのため、いまだに実家から会社に通う事がやめられない。
かくして、四人が揃った。積もる話をするでもなく、お互いの近況を確認するでもなく、カレーが出来上がり、配膳され、任天堂スイッチが用意された。
今日のために家主が買ってきた。新作。犬肉が、わりかしフツーに喰える味だった事で、俺たちの関心が一気にソレへと集中した。
64の頃に初めて出てきたコイツ。。。当時ガキ共が集まってやるタイトルと言えば、マリカー、スマブラ、ゴールデンアイ。個人的には全然やった記憶がないのだが、「フィニーッシュ!!」という、ミニゲーム終わりの女の声だけが、耳にこびりついている。おそらく名作の筈だ。
俺以外の3人はテキーラをガンガン飲みながら、これから始まる新たなパーティに期待が高まっている。ピーチ、ノコノコ、クリボー、チョロプーという、姫以外は人外という不穏なキャラクターが選定され、チュートリアルが始まる。
もう面倒になってきたので、サクッと書かせてもらおう。
感想としては楽しかった。キチンと面白いステージやモードを選べば文句なし、野郎4人で破茶滅茶に盛り上がれた。だが、要所要所に挟まれる、ちょっとしたギミック…それらがイケなかった。本作は「イケてる男女」がホームパーティーなどで、プレイする事を想定している…CMの映像を見て、俺たちはある程度予想をしていたのだが、それにしても辛いモノがあった。
具体的に書きたいとこだが、もう駄目だ…これ以上なにも書けない…既に長すぎる…
興味がある増田がいれば是非やってみて欲しい…気心の知れた仲間と集まって、ダラダラとやってみて欲しい。
ボムキングのいるステージがオススメだ。スターやコインが飛び交うスリリングなゲーム展開に、夢中になること必至。
最後に、犬肉の皮部分は分厚くてゴムチュープのようになっていて、喰えたもんじゃなかった。
そしたら、俺たちのパーティーをやり直せるのに…
とりあえずやせる努力をはじめた。
173センチで112キロとかどう考えても頭がおかしい。ていうか体がおかしい。
俺の前にデブが好きで好きでたまらない奇特な美女はこの先たぶん現れない。さすがの猿飛の世界じゃねえんだぞと現実を直視する。
そしてダイエットのモチベ保つために「婚活パーティ」というものに登録してみた。
結果から言うと芳しい成果はなかったんだけど、はじめてのソレがどういうもんだったか書いておきたい。
正午から受付だったけど、30分ぐらい早く着いた。
付近のコンビニで飲み物買って飲んだり、近くを散歩したりして落ち着きなく過ごす。
受付開始から5分ぐらい過ぎてから受付に。ビルに入るのに結構勇気が必要だった。
いくつかの卓に男女入り混じって自由に会話するタイプ。お見合い形式で1対1で話す形式もあって、どっちにするか迷ったけどとりあえず合コン形式に参加してみた。
これでも俺は、人生で3回ぐらいは合コンに参加したことはあるんだ。参加したことだけは!
階段で該当のフロアに登ると、受付とカウンターがあって、係の人に身分証を見せて荷物を預ける。
その奥に10メートル四方ぐらいの空間があって、3つぐらいのテーブルがあった。
まだだれも来ていない…と思ったら、一番奥のテーブルに男が一人だけいた。
中肉中背で、なんか変な帽子をかぶっている。麦わら帽子の小さいやつ版みたいなの。あとアロハシャツ。さえない感じのおっさん。歳は三十代後半か、もしかすると俺と同じ40歳か。(このパーティの男性の参加年齢の上限は40歳)
ウェルカムドリンク(烏龍茶)をもらって、その男がいるテーブルに案内された。
「どうも! よろしくですー!」と俺から彼に向かってにこやかに挨拶してみた。
今日はがんばって最初から最後までにこやかに爽やかにやってやると決めていた。男女別け隔てなく。
その麦わら帽の男は神奈川から来たという。この手のパーティには何度か参加したことがあるらしい。
「けど、女の子の前では必ず”初めてですー”って言うけどネ」
「あー、なるほど。俺はほんとに初めてです」
そんなことを話していると、新たな男性がテーブルに案内されてきた。
かなりのイケメンの若者。二十代ぐらいに見える。ジーパンにTシャツという簡素な出で立ち。俺、頑張って今まで着たこともない白のシャツにジャケットとか婚活サイトで見たままの格好をしてたんだけど、急に不安になってくる。
こういう場って、むしろ普段着のほうがいいのか? どこの婚活サイトもそうは書いてなかったけども…。
イケメンのすぐあとにもうひとり。
なんか純朴そうな青年だ。背が高くキリンのようで、いかにも草食系という感じ。歳は三十そこそこぐらいかな。
しばらく俺、麦わら、イケメン、草食系の男4人で会話する。そこは俺が主導した。というのも、そういう場を率先して盛り上げる男はモテるらしいからだ! たとえ男だけであっても、女子はさりげなく見ているものらしいからだ!(その時点で、少し離れた別のテーブルに二人ばかり女性がいて、初対面のはずなのに割と楽しげに話していた)
イケメンは「恵比寿のパブスタって店がイイっすよ」などと、ナンパスポットを教えてくれた。
彼いわく、男女ともに「ギラギラしている」とのこと。
へー、どうやって女の子に声かけたの? とかいろいろ聞いてみる。
基本的に二人組で行くのが鉄則らしい。うーん、俺、そんな友だちいねえや。
俺が「自己紹介しません?」と言うと、イケメンは「やー、男の名前なんてどうでもいいっすよ…」などと消極的だったけれども、まだパーティがはじまる気配もないし、しぶしぶ互いのことをいろいろ話し始める。
ちなみに草食系の青年は、休日のパーティなのにスーツにワイシャツという出で立ちだった。
「仕事帰り?」と俺が聞くと、彼は「いや、こういうのほんっと初めてで、なにを着ていけばいいか全然わからなくて…」と可愛いことを言いはじめた。聞けば、彼はちょうど一年前に彼女と別れ、この日を一人で過ごすのがつらいから今回のパーティに参加したのだと言う。
思わず俺がほっこりして「あー、なんかいい話だなぁー、俺はともかく、草食系サンには幸せになってほしいなー」なんてことを言うと、イケメンが「合コンでそんなこと言う人、初めて見た」と呆れとも驚きともつかない顔で言った。
男が6人、女が2人。比率悪いけど、まあそういうものなのかもしれない。
他に3つぐらいテーブルがあったけど、同じような塩梅だった。全体的に女性が少ない。女性からしたらウハウハでしょうな。そうでもないのかな。女子同士で楽しそうに話していたのが、男性の混じったテーブルに来た途端、見るからに意気消沈したように見えた。
俺と、主にイケメンが彼女たちになんやかや質問したり「じゃ、練習でカンパーイ!」とか言ってウェルカムドリンクをぶつけ合ったり。ぎこちなく自己紹介したり。
その後、係の人が司会進行して、パーティが始まった。
テーブルで話して、十数分おきに男性陣がテーブルをぐるぐると回っていく感じ。
ただ1テーブルに8人から10人ぐらいいて、そのうち女性は2人程度なので、普通にしてたらまったく女性としゃべれない。自分から女の隣に行き、大声を出して場を主導する必要がある。
かくいう俺は、終始どのテーブルでもかなりしゃべった。どのテーブルでも中心的な立場になっていたと思う。その代わり、ずーっと黙っている男もいた。なにしに来たんだお前ら。
仕方ないので、たまにそういう連中にも話をふってやったり、適度にイジってやったりすることもした。だってそういうところも女性は見てるって婚活サイトに(以下略)
ダーツとカフェ巡りが趣味です、という男性に「いやいや、それ女子ウケするための設定じゃねえの? なんか証拠あります?」だとか、そんな感じ。
今思えば、えらく雑にイジってすまんかったという気持ちも少しある。
そんなこんなで、どうにかLINEを交換できた6人の女子のことを以下に記載する。
●M美
20代後半ぐらい。千葉在住。おとなしい感じの子。容姿はそれなりだけど、スラッとしている。
あまり話せなかったけどわりと好印象だった。俺はおとなしい子が好きなのかもしれん。
パーティのあった日の夜、LINEにわりとたくさん返信くれたんだけど、翌日になったらなぜか無視されるようになった。メシぐらいは行けると思ってたので、けっこうショック。
●S季
20代後半ぐらい。おそろしく美人。アウトドア大好き。猫大好き。
さりげに隣にいき、猫の話で盛り上がったり、ゲームの話をしたりした。
ただ、今思うと彼女はサクラくさい。不自然に遅れて来たのと、あまりにも場馴れしていて快活すぎた。
●W子
●M穂
30歳ぐらい。ずっとメシを食っていた。毎日の晩酌と月イチのバッセンが趣味。
すんげー化粧が濃い。あと服がキャバ嬢みたい。なんかガウンみたいな布地の。
やたらテンション高くてノリがよくて、卓の話題作りに余念がなかった。
ちなみにLINEは全無視。つうか1個も既読にならなかった。即ブロックかよ最悪すぎる。サクラの気配。
●マイ
なんか眼力の強い、そこそこ可愛い子。スポーツ大好きらしい。しきりにスマホをいじり、ずっと不機嫌そうに見えたけど、そういう顔つきなのかもしれない。
パーティが終わり、会場から出て駅に向かう途中で見かけたんだけど、ついビビって声がけできんかった。あそこはダメ元でメシでも誘うべきだった。
LINEはいちおう社交辞令的な返事は来たけど、やる気ないのが透けて見える。(ごはん行きましょう、の文言を華麗にスルーする)
●Y紀
俺は隣にいたマイとだけLINE交換できればよかったんだけど、流れで彼女とも交換した。
LINEは完全無視。いや、まあ食いつかれてもたぶん困ったんだけども、これはこれでなんかね…。
あと参加してて思ったのは、わりとLINE交換できてない男が多かったと思う。
ずっと黙ってたら、そりゃそうだよな。
俺はとにかく女性に話しかけて、たまには男性にも話して、席移動のアナウンスがあったら臆面もなく「XXさん、俺とLINE交換しましょう!」ときっちり言うようにした。
出会いを求める場だし、当然ながらだれも断らない、ていうか、むしろ少し嬉しそうだったのが印象的だった。
これがパーティでいちばん楽しかったときかもしれない。クエスト達成的な。
まあ、その後の連絡はめでたく全員途絶えたわけですけども!
一人ぐらいはメシに行けるかと思ってたけど、甘くねーなー。どう見てもサクラくせえのもいたし、参加するパーティはもう少し考えよう。
いちおうダメ元でマイにもう1回連絡してみようかな。十中八九無視だろうけど。あるいは、辛辣な断りを食らうかもしれない。
望み薄な場合はやめといたほうがいいんかな。うーん。
いや、そんなやる気ないナオンへの執着はやめよう。
もっと痩せて、また美容院にも行って、自分を磨いて、また別のパーティで別の女の子にいったほうが建設的よね。そうよね。
婚活サイトオススメの女子ウケが良いというジャケットスタイルは、俺と、もう一人ぐらいしかいなかった。(そいつと俺が示し合わせたように同じような色のシャツとジャケット・パンツだったので、ペアルックみたいな感じで死ぬほど気まずかった)
あとはアロハシャツだのTシャツだのポロシャツだのネルシャツだのカーゴパンツだのと、わりと自由。
他の男性たちがどんな成果だったのかはわからんのだけど、女性はどう思うんだろ。格好は小汚くなければOKなんかな。好みもそれぞれだろうし。
1日にこんなたくさんのLINE連絡先を得たのも初めてだったのでテンションは上がった。
まー女子の側にしたら、無視しないとしつこく粘着されっかも…というリスクはあるから仕方ないのかもしらんけど。
あと過去幾度となくやられた「都合よくなったら連絡します」→「音信不通」のコンボね。
いや、さすがにもう慣れたけどね。
でも最初食らったときはほんとに泣きそうになったよね。どうして女の人ってこういうひどいことすんの?って、マジで絶望的な気分になったよね。
思えばそんな三十代でした。ほんとは絶望して泣いてる暇なんてなかったんだけども。
チェインバーが荷受けなどの仕事をはじめた。レドは手持ち無沙汰で笛をつくっているが、エイミーの話を聞きながら自分でも働きたいと思うようになり、いくつかの職場をまわる。就活はうまくゆかず、牧場で牛糞倉庫を見て逃げ出したのを最後に戦線離脱。
警報音とともに凪となる。ガルガンティアの電源が落ち、各スタッフはメンテナンスと休憩にはいる。ピニオンとエイミー、レドをバーベキュー大会に誘う。海に面したひとつの艀の上が会場。チェインバーが艀の端に降りると艀は傾きちょっとしたビーチがあらわれる。海水浴のため水着になった少女たちは戦闘服のレドを押し倒しパンツ一丁にしてしまう。エイミーの友達や弟、主治医の先生などもあつまり焼肉大会の準備がはじまる。
宇宙育ちで地球2日目のレドはカナヅチ。エイミーに手をにぎってもらってバタ足の練習。肉を焼きはじめるピニオン、電源が復旧しないことのほかにある忘れ物に気づき、その調達をレドに託す。
真面目なレドは任務をもらったと意気込むがピニオンはちょっとおもしろがっている。
任務を帯びてひとり船体の奥へ向かうレド、パンイチにアロハシャツ一枚で向かうのはゲイバー街。レドをみオカマたちは発狂、レドの捕獲をこころみ追撃をはじめる。レドはおもいっきり仕事のオファー、それも好待遇のオファーを受けるが本能的に逃走。ともかくにげまわり、さいごは塔のてっぺんの階段から落下。落下中のレドはエイミーのカイトで救けてもらい、ルートを教えてもらった上で目標付近で降下。再度パンイチ状態でゲイバー街に突撃。ゲイバー街のかたすみ、ついに目的地、占い師のばあさんの店にたどりつくレド。レド、パンツは無事だがアロハがぼろぼろ。ともかく荷物を受け取ったレド、覚悟をきめてパンイチのままふたたびゲイバー街に突入。
艀の上。
ピニオンがチェインバーの装甲板の黒いところで肉を焼き始めている。
客が増え肉はたらなくなりそう。そこにレド、ブツをもって帰還。パンツは無事だがアロハシャツは大破、上半身と顔はキスマークだらけ。ブツはレミーマルタンの瓶だが中身は婆さん特製の焼肉のたれ。この焼肉大会は就活がうまくいかないレドをはげますためのものだった。エイミーからもらった焼肉をほおばるレド、うまさに笑顔。こんどはタレをつけて焼肉をほおばる。あまりのうまさにショック。チェインバーは装甲板の黒いところをフライパンにされていた。最後まで状況を理解できないチェインバー。
知ることでつながろう! 発達障害者特有のコミュニケーション文化とは
コミュニケーション障害って、こういう自閉症的な発達障害の方向だけじゃなくて、これとは逆というか、ぜんぜん別の方向へ行ってしまったことによる障害もあると思うんだ。
この記事に出てくる例でいうと、こんな感じ。
Aさん「ずっと雨が降ってたのに、私が営業に出かける今日は天気がいいな」
Bさん「Aさんの日頃の行いがいいからじゃないですか?(笑)」
Aさん「あははははー! まあね!」
凹凸さん(沈黙を埋めるための会話、うざいなあ)
凹凸さん「遅れてすみません」
Bさん「いえ、凹凸さん、今日は電車のダイヤも乱れてますし、仕方ないですよ。お気になさらないでください」
Bさん「凹凸さん、そんなに自分を責めなくても…」
アロハシャツが大好きな凹凸さんは、毎日アロハシャツを着て出勤していました。
しかしある日上司のAさんから、「職場にそういう派手なものを着てくるのはちょっと…」と苦言を呈されます。
凹凸さん(こいつ、今日から業務に関係しない範囲では無視しよう)
Aさん「凹凸さん、この書類、作成しておいて。書式どおりに埋めればいいから」
Aさん「ええ? この書類は毎回、この書式で提出することになってるんだよ。」
凹凸さん「この書式、無駄な項目が多いと思うので、どういう目的の書類か教えてもらえれば、本当に必要であろうものを作成できるんですが。」
Aさん「ずっとその書式でやってきたんだから、その通りに作ればいんだよ。誰もが君みたいに優秀なわけじゃないんだよ。」
っていうか、自分がまさにこんな感じのコミュニケーション(というかコミュニケーション不全)に陥ることが多くて、ほかの人たちのコミュニケーションを指をくわえて見ているのがつらいことがよくある。