はてなキーワード: 繋ぎとは
あんまり自分の性事情を気軽に友達としたりするのが得意じゃないけど、この経験と気持ちを誰かに共有したくて初めてここに投稿することにする。
長くなりそうなので結論から言うと、セックスでは射精できず、最終的に手コキで抜いてもらった。
女と縁のない生活を送ってたが、年も30に近くなって1回ぐらいセックスしてみたいと思ったのがきっかけだった。
店や地域についての言及は避けるが、ネットでその地域のソープのサイトを片っ端から見て回った。めちゃくちゃ可愛くておっぱいが大きい子はキャンセル待ちばっかだったけど、幸い好みの子を見つけられたのでサクッと予約した。90分で約5万円だったけど、セックスさせてもらえるなら安いもんだと思った。
サクッとといったけど、本当は予約するときに何度も逡巡したし、予約したあとも緊張してきて何度もキャンセルしようかと思った。本当に女に耐性がないんだ。
予約した日の夜はオナニーはやめて、ネットでセックスのHow toを探しまくった。AVとかで1番好きな体位は正常位なんだけど、難しいらしいから1人でベッドで予行演習したりした。会話も不安だったから脳内で何度もリハーサルをした。
正常位で抱き合いながら「好き…っ!好き好き……っ!!」って言いながらパンパンするのが夢だったんだ。
明日ついに俺は童貞を卒業するんだって思ったらなんだか感慨深いものがあったのと、緊張からかその夜はあんまり眠れなかった。
当日の朝、コンビニに行って精力剤を買ってきた。童貞は緊張して勃たなくなることが往々にしてあるとどこかで見たことがあったので少しでもリスクを避けようと必死だった。
店の最寄りの駅から送迎の車に乗って着いた先で、待機所みたいなところに通された。
飲み物のお願いとアンケートの回答をして、支払いを済ませてそわそわしながら嬢が来るのを待った。スマホの画面の時計をチラチラ見ながらあと10分、あと5分と残り時間を数えた。
別の場所で別の男が嬢に案内されてる声を聞いてどんどん心拍数が上がっていった。
時間ちょうどぐらいに嬢が来た。顔は若干写真とか違うかなって思ったけど、可愛かったし許容範囲内だった。
三つ指を立てて挨拶されるのは人生で初めてで、戸惑いを隠せなかった。そのまま隣に座ってきた嬢は早速手を恋人繋ぎにしてきた。これも人生で初めてだった。
手をつないだまま個室に案内され、ソファに座って出身などの他愛もない雑談をした。そろっと嬢の手が俺の服に伸びてきて、ああ、脱がされるんだ、始まるんだ、ときがまえた。俺の服をそれぞれ丁寧にタオルに挟んでしまっていく様はすごく上品に見えた。
ここで俺は童貞であることをカミングアウトした。これ以上進んで不手際で童貞とバレるのは恥ずかしかったし、本当に何もわからないので色々教えてほしかったからだ。ここでのカミングアウトのセリフは脳内で何度も練習していたので一度切り出せたらスルスルと言葉が出た。
めちゃくちゃ笑われた。
本当に恥ずかしかったけど、恥ずかしさを隠しながらおどけて教えを乞うた。
今度は俺が嬢の服を脱がせる番だ。脱がされやすい?ワンピースを着ていたので後ろのチャックを開けるだけだったけど、下ろすのが甘くて結局嬢のが自分で最後までチャックをおろしてしまっていたたまれない気持ちになった。隙間からは黒いブラジャーが見えた。そこからは嬢自身で脱ぎ、ついに下着姿を拝んだ。おっぱいは大きく、肌も綺麗。
下着姿で隣に座ってきた嬢はタオル越しに俺のチンコを撫で回し、さらに俺の乳首を舐め始めた。チンコを触られる感触は、気持ちよかったが思ったよりも新鮮味がなかった。それよりも乳首舐められるのがめちゃくちゃ気持ちよくて驚いた。俺の胸元にある嬢の頭は本当に小さくて可愛くて、我慢できなくなった俺はぎこちなく、そっと抱きしめた。
そのままフェラとかしてくれるのかと思ったけど、乳首攻めを中断した嬢は俺にベッドに寝そべるように指示した。まさかもうセックスできるのか!?と期待したが、そこで乳首攻めを続けるということらしい。嬢は同時に遊んでる手に唾液をつけ、俺のチンコを直接ゆっくりしごきはじめた。俺は体がビクンってなった気がした。
嬢が顔を上げて少し後ろに下がった。チンコが何かに覆われる感覚があり、嬢が俺のチンコを咥えたのを悟った。直接見たかったが、嬢の髪の毛がカーテンの役割をしててうっすらとしか見えなかった。それはそれでとてもエロかった。フェラは気持ちいいって噂には聞いていたが、本当に気持ちよかった。オナホと違って舌が動くのがヤバい。ここでイッてしまったら早漏だと思われると思って必死に我慢した。ただ思ってたより温かくはなかった。
フェラでこのままイカされるって思ったけど早々に切り上げられてしまって、こっちもやって?とよくわからない要求をされた。戸惑ってると背中を見せてきて、外して?と言われ、今度はこちらがいじる番なのかと悟った。ブラのホックは予習していたので外し方は分かっていたが、思ったよりも強く噛んでいて少し手間取った。生のおっぱいを見るのは子供の頃に見た母親と妹と友達のお母さん以外では初めてだったが、思ったよりも感動はなかった。VRで見るのと大して変わらないなってところだ。思ったよりも垂れてないというか、きれいなお椀型過ぎて豊胸疑惑が脳裏を過ぎった。でもどのみちおっぱいだからいいかってなった。今度はガーターベルトを外して、パンツを脱がせた。構造がよく分からなかったが、嬢がひとつひとつ指示してくれたからスムーズに進んだ。生マンコだ。これは見慣れてないから感動があった。元々はパイパンを期待していたが、うっすらと生えた陰毛は不潔感がなくこれもアリだなって思えた。
嬢が横たわり、今度は俺がやる番なのだが、本当にどうしたらいいのかわからない。とりあえずおっぱいを少し揉んで、そのまま乳首をなめた。何をすればいいのかわからないからひたすら右乳首を舐めた。よく見ると右だけ黒っぽくなってるから他の男たちも一緒なんだなって安心した。
しかし乳首舐め続けるだけには限界があるので、触っていい?とマンコに右手を伸ばした。乳首は舐め続けながらマンコの表面を擦った。本当は指を入れようと思ったのだが、どこが穴なのか触った感じだと全然わからないし、無理に指立てたら痛そうって思って表面を撫でるぐらいしかできなかった。そして諦めて右手は左のおっぱいを揉むことにした。なんか思ったよりも柔らかくなくてちょっとがっかりした。
しばらく揉み舐め続けてたら、マンコの場所わかる?って聞かれて白状した。嬢は俺の手を持つと人差し指だけ立てさせてそれをマンコの入り口に持っていった。指を優しく押し込むとマンコはぬるりと俺の指を受け入れた。正直気持ち悪いなって思った。嬢の指導を受けながらゆっくりと指を出し入れして、ついでに乳首も舐め続けた。嬢が喘ぐのを聞いてチンコがムズムズしてきたので嬢の太腿にそれを押し付けた。
営業だろうが、童貞とは思えないほど乳首舐めるのが上手いとの評価を受け、肯定されると嬉しいもんだなって素直に思えた。
前戯もそこそこに、ついに嬢から入れよっかと提案を受け、胸が高鳴った。最初は騎乗位にしとく?と言われ、たしかに最初は任せたほうがいいかなってことで仰向けになりながらすべてを受け入れることにした。ゴムの付け方を教わり、上手上手と言われながらスルっと付けた。本当は昔予行演習でオナホ使うときにゴムを使ってたことがあるから手慣れてるだけだったのだけれど。
挿入した。俺の童貞は散った。
マンコの中は思ったよりも刺激がなかった。ぬるりと入ったので今入ってるのかどうかすら分からなくて目視で童貞喪失を確認した。
嬢が上下に腰を動かし始めて、中の襞がチンコを擦る感覚を覚えた。若干刺激が弱いかなって思ったけど、女が俺に跨っておっぱい揺らしながら腰を上下させてるのはひたすらにエロかった。
元々騎乗位でイかせるつもりはなかったのか、激しくする前にバックもやってみよっかと立ち位置を変えてチンコをマンコに入れ直した。マンコの位置は目視できなかったが、チンコでなぞったら、そこそこと位置を教えてくれたので押し込んだら入った。嬢の細い腰をもって腰を振る。確かに気持ちはいいが刺激が足りない気がする。なれてないからか速く動くこともできず、不完全燃焼感があった。
ここまでくると、お互いに察し始めて問診が始まった。オナニーのときの手の握りはどのくらいと聞かれて、強く握った手をみせた。本当は皮オナなのに、変な見栄をはってしまった。もっと優しく擦るようにオナニーしないとセックスだと刺激が足りなくてイケないかもねと言われ、なんともいえないもやもやが胸に広がった。確かにどこかで読んだことがある。皮オナ常習者にはセックスで射精できなくなる人がいると。セックスが気持ちよくないわけ無いだろと高を括っていた自分が嫌になる。
体位を正常位に変えて、お互いに抱き合いながら腰を振った。これも刺激はあんまり変わらなかったが、耳元で感じる嬢の薄い吐息と声が官能的でもっと激しく腰を振ればいけそうな気がした。
しかし嬢はそのタイミングで俺にオナニーのアドバイスやオナ禁の提案をしてきたため一気に冷めていってしまった。善意だったんだろうけど、もう腰振るのも面倒になってきた。
また騎乗位にもどって嬢が一生懸命腰を振っている。視覚的にもエロいほうがイケるとみたんだろう。確かに素早い腰振りで絶頂に達しそうになる瞬間はあったが、どちらかというと亀頭がくすぐったいみたいな感覚になってしまい、もう無理だなって気持ちになっていってしまった。もうやめてくれとも言えず、必死に腰を上下に動かす嬢を見ながら情けない気持ちでいっぱいになってしまった。イケそうか聞かれてもくすぐったいだけとも言いづらく言葉を濁すだけで気まずい空気になってしまい、ついに嬢もチンコを抜いてしまった。
そこからコンドームを外し、手コキにシフトした。乳首を舐められながらされる高速の手コキは本当に気持ちがよかった。イケそうになったら声にだして更に激しくしてもらったが、なかなかイケずもどかしかった。最終的に、強めに握ってもらって射精自体はできた。自分の腹に精液がかかる感覚は新鮮だった。
この時点でもう残り10分程度しかなく、湯を張ってもらって一緒にお風呂に入った。俺はもう賢者モードなうえに情けない経験もしてしまったため、嬢がしてくれる雑談に適当に相槌を打つことしかできなかった。
家に帰って、童貞を失ったからといって何かが変わるわけでもなく、普通の日常が戻ってきた。それでも何かを残したいという気持ちと、誰かにわかって欲しいという気持ちで筆を取ることにした。
しばらくはオナ禁して、次からは優しく擦るようにオナニーをしていきたいとおもうが、皮オナとかフェラのほうが気持ちいいなら子作り以外でわざわざセックスする必要は無いんじゃないかとも思ってしまう自分もいる。
在庫とか版権とかセルフマネジメントみたいな実務的な話じゃなくて、もっと根源的な「物語やキャラを生み出す」行為の中で絶対発生する話だから。
(「発表された作品は作者のものか読者のものか」という答えの出ない問いの中で、必然的に発生する呪詛じゃないか?)
もし増田が絶対権力を得たり法廷闘争を盾に二次創作を禁止しにくるとしたら、その振舞いは批判するが憎むなとは言えない。増田のような「作者」側からの憎しみがあることを作者も読者も互いに引き受けるしかないんじゃないかなー。
増田の苦しみについては竹本建治「ウロボロスの基礎論」でかなり掘り下げた思索が提示されているので、もしよければ増田も読んでみてほしい。
で、増田も「傷を残したい」「呪いのために書いた」と自分で告白してるほどには、「ファン及び二次創作で左右されるキャラクターのイデア」に対して現況無力でこれからも無力なわけでさー。
大体、作品解釈をめぐる作者と読者の関係なんて、「読んで心の中で思い浮かべる」時点で絶対衝突するものだし闘争(内的葛藤)が発生するものではないの?
作品を受け止め咀嚼し、自分なりに消化(昇華)する行いは二次創作よりもっと手前の「読む」時点で必ず発生するのだから、極論するとその時点から既に解釈をめぐる作者の苦悩は絶対消えないと思うんだよ。
増田は「二次創作」として語ってるけど、それをずっと手繰っていくと「読んで解釈すること」に繋がるわけで。でも作品を発表しておいて読解するなとは言えないじゃん。読解は物語を受け止める行為そのものなんだから。
もうその時点で増田という作者の苦悩も絶望も、絶対に発生するんだよ。
だから読む側としては作者から呪われ憎悪されることくらいは引き受けてもいいんじゃないのかなぁ。
創作と読解という組み合わせはそういう感情を引き起こすこともあるって。
増田の呪いくらいは引き受けて、それでも読解した以上はそのキャラクター解釈は読者のものなんだから、愛を持って二次創作はどんどんしていけばいいんじゃないかなー。
今、私も含むオタクたちの間では、物語を作り語り、受け止め楽しむことのポジティブな面ばかりがやたら礼賛されるけどさ、作者と読者には根本的にそういう「対決」の関係性が織り込まれてるってあまり考えられてないよね。そんな風潮を破壊したいって増田が望む気持ちは、なんとなくわかる。
作品を享受する側がやたらと「公式」を崇めてありがたがる割にこういう時にはワーッてなっちゃうのを見ると、版権などの意味ではない「発表された作品は誰のものか」っていう問いをもっと一人一人が真剣に考えて内的に闘争すべきだなと思う。
そこらへんの精神的闘争はもっと「読者」の側でもなされていくべきだと思うんだよなぁ。
オタクは自らの蕩尽をどう考えてるか向き合おうよ(蕩尽をするなとは言ってない)。
追記:増田、著作権を持ち出して犯罪者だ何だという方向で話をするのはさすがにダメじゃない? 増田の怒りとか呪いはそういう実務で解消できる話ではないと思うし、二次創作を規定し始めたら焼け野原にしかならないぞ。
極論、作品は読まれたらもう読者のものであって、著作権や「犯罪」のレッテルを振りかざしても、読まれた先での作品解釈のイニシアチブを増田に繋ぎ止めてはくれんのだ。実務の話ではなくね。
だからこそ増田は絶望し続けると思うけど、その怒りと呪詛は無力ゆえに最も捨て置いてはいけない。読者の側も覚えておくべきものだと思うよ。
三連休が終わった。
旧友との縁を再び結べたり、繋ぎ止められたりして、有意義だった。
かつてのように、友人だからと言って何でもわかり合えるかのような期待はしていないから、そういう風に期待することはできなくなってしまったから、お互い深い話はしないようになってしまったが。
くだらない話で笑い合える関係性の掛け替えなさもよくわかってるから、大人の男らしい距離の取り方ができるようになって、これでいいのだと思う。
この東京砂漠にあって、本当にありがたいことだ。
友達と遊んだ後に女の子と遊んで、久々に女の子のお家にお邪魔させていただいたが、やっぱり彼女とかきついかもなという困難さを思い出した。
相手に多くを求め過ぎなんだろう。
自分が女の子に求めてるのは、優しくてかっこ良くて高身長で一途でマメでみたいな、女の子バージョンのそれと何も変わらない。
そりゃモテないわけだ。自分が異性だとして、客観的に見てモテん。なんかモテようと必死こいて頑張ってるメンヘラブス女って、必死そうで見てて心苦しくなるもの。
そういうブスに付ける薬があるとしたら、自分を客観視して地に足つけて笑顔でがんばろーねって話になると思うので、それができる人に私はなりたい。。。
寒い寒いと言いながら、三時のおやつでも食べようかとリビングに降りてきた私に、キッチンから父がボソッと声をかけた。
「エアコンなら、母さんが業者呼んで清掃してからじゃなきゃ使わん言ってたから、つけたら怒られるぞ」
はぁ?という顔をしている私に、いらんといったのが聞こえなかったのか、みかんを手渡しながら父が言う。
「なんで寒くなる前にやっとかんかったんだって話よな。そんなこと言ったら、怒られるから絶対言わんけど」
からからと笑う父。手に持つマグカップには湯気の立つコーヒー。テーブルに目をやると、みかんの皮が散乱している。
ソファの背もたれにかかっていたひざ掛けを腰に巻いて、リビングのテーブルにつく。渡されたみかんを揉みながら、
頼むより先に父はグラインダーに豆を入れていた。ブィーンという無機質な音が部屋に響く。
「みさちゃん、昨日の夜酔っぱらって、そこまで聞けんかったけど。この後どうすんの。そこらへん、母さんとは話したんか?」
「うーん」
どうしたものかと私は少し考えた。昨夜、久々に帰省した私のために、自宅ではささやかな歓迎会が催された(とはいっても少し豪華な寿司の出前をとったくらいだが)。食事を終えて、家族三人テレビを見ながらダラダラとお酒を飲んでいたのだが、父は早々かつ静かにリビングのソファに沈んだ。腹に猫を乗せて、スマホのバイブほどの小さな音量でいびきをかきながら寝る父をそのままに、母とは今後の話をある程度した。正味二時間ほどかかったその話を、今父にするにはまだ話をまとめ切れていない。母からは同姓として理解は得られても、父にはこの冗長な割に何も決まっていない私の現状を伝えても、ただ心配を駆り立てるだけではと不安になったのだ。
「まぁ暫くは休むよ。貯金もあるし。今はまだ動けん気がするし、何より少し疲れたわ」
みかんの皮をむきながら、はぐらかすようにそう答えると、コーヒーを入れる父の手に視線を移した。暫く見ない間にまた年季が入ったなぁと、ふとそんなことを考えた。
ここ数年、私(輝く三十代独身)はアメリカ西海岸の小さな広告代理店で仕事をしていた。小資本の飲食店や小売店なんかがメイン顧客だったので、今回のコロナによる各種制限後はほどんと仕事がなく、一部制限解除後もほとんどの店はコマーシャルを打つ余力はなかった。片手間に作っていた無料情報誌なんかは、コロナ対策のコラム等を差し込みつつほそぼそと発行を続けていたけれど、いつしかそれも限界に。結果、私はあえなく「状況が良くなったらまた声をかけるから、必ず戻ってきて」とお決まりのコメントと共にレイオフの網にかかったのである。こんな状況ですら私を限界まで雇い続けてくれた会社には感謝しかないが。
解雇後「とりあえず一旦リセットだな」と考えた私は、実家に帰ることにした。異性関係は、現地で交際していた男性と二年ほど前に別れた後はパッタリだったし、行きつけのチャイニーズレストランもコロナで潰れたので、かの地に私を繋ぎ止めるものはもう何もなかった。大卒後から今までずっと海外でもがいてきたこともあり、このひっくり返った世界を口実に、このタイミングで実家でゴロゴロしてやろうと、そういうことである。しかし状況が状況なので、帰国を決断した後も、やれ渡航制限だ、やれチケットの予約だと色んなことがうまく繋がらず、なかなか出国することができなかった。ようやく帰国の日取りが決まったころ、
「帰るで」
ポッと送ったLINEに、
「車で迎え行く!楽しみ!おめかししてく!」
と還暦も半分過ぎた母はノリノリで返信したにも関わらず、当日派手に寝坊した。私が期待していた、到着ロビーでの感動の再会(BGM:青春の輝き/The carpenters)は叶わず。実に四年ぶりの帰国はなんとも味気のなく、一人公共交通機関でと相成ったのである。
「あれな、『コロナだし、やっぱ行かん方がいいと思って』って言い訳しとった」
私の分のコーヒーを手渡しながら、けらけらと父は笑った。
「ほんと昔から適当な人。あんなんと結婚した意味が分からん。初恋の人とか言わんでよ?」
私が次のみかんに手を伸ばしながら言うと、
「初恋かぁ……」
ギリギリ聞き取れるくらいの声でボソッと言った後、父は一人モジモジしながら下を向いた。思えば父と母がイギリスで出会ったという話は聞いたことがあるが、初恋話となると聞いたことがない。恐らくこの人の初恋は母とは別の人と思うが、どうせ時間もあるし、掘れば面白い話が聞けるかも知れないと思った私は、
「そしたら、父さんの初恋っていつよ?」
別に話したくなければいいですよ、ええ。と二個目のみかんの皮をむきながら、興味なさげに聞いてみた。暫く返答がないので視線を上げると、相変わらずモジモジしながら、父は照れくさそうに顔を上げた。
「お墓に持っていくほどのものでもないし、話してもいいか。母さんには内緒だぞ?」
言うと父はテーブルの上のみかんの皮をまとめてゴミ箱に入れると、ゆっくりと向かいの席に着いた。
(結局話したいんでしょうに……)
「みさちゃんも墓参りの時に行った叔父さんの家、まぁあれは父さんの実家でもあるわけだけど、裏手に階段あったやろ。急なやつ。あそこを登ると昔図書館があったんよ。市立だか県立だか忘れたけど、そこそこ立派なやつがね。父さんは大学の受験勉強を毎日そこでしてたんだ。家だと兄弟たちがうるさいから」
父の実家は西日本の某所。坂の多い海辺の町だった。遠方であることもあり、私は小学校高学年の時に祖父母の墓参りに行ったのが最後、以来そこには行っていない。
「そこの自習室がさ、海に向かって大きな窓があって。部屋にストーブがあったけど、やっぱり窓が大きかったせいかな。冬場はすごい寒かった。でもそのおかげで利用者が少なくてね。少し寒いくらいの方が頭も冴えるし、父さんはそこを好んで使ったんだ。あともう一つ、別の理由もあったんだけど」
父はそわそわと立ち上がると、コーヒーのおかわりだろうか、電気ケトルに水を入れて沸かし始めた。ケトルがお湯を沸かし始める音が、私の想像の中の自習室のストーブの音と重なる。父はそのままケトルのそばから離れず、窓の外に目をやりながら続けた。
「父さんともう一人、その自習室を使う女の子がいたんだ。とても綺麗な、束ねた長い髪が印象的な子だったよ」
突如文学的な表現をし始めた父をみて(これはキモイな……)と思った。初恋話を聞くのにある程度の覚悟はしていたものの、父の口から語られるそれは、なんとも中途半端な恋愛小説のようで、
(これは、脳内でキレイどころの女優さんでもキャスティングして、程よく補完しながらでないと聞くに堪えないな)
そんなことを考えながら、みかんを口に放り込んで聞いた。
「それが初恋の人?思ったよりチープな感じ」
「最後まで聞けよ。みさちゃんが聞いたんだし、父さんにとっては大切な青春の1ページだぞっ!」
父はムッとした表情で言った。
「隣の高校の女の子だったんだ。同じく受験生だった。頭のいい子でね。その部屋で一緒になった最初の数回は会話がなかったんだけど、ある時勇気を出して話かけたんだ。『どこの大学を目指してるんですか』ってね」
「ほうほう。で?」
「目指してる大学が一緒だったんだ。まぁ、彼女は余裕の合格圏内。父さんは相当な努力を要するくらいの差はあったけれどね。彼女は英語系の学部に進みたいと言っていた。将来は海外に行きたいと。当時ボーっと生きていた父さんと違って、明確な夢を持っていた彼女はとても輝いていてね。ほら、男って単純だから、一発で惚れちゃったんだ。同じ大学を目指す二人。一緒に勉強する自習室。これは、もう、そういうことだろうってね」
「馬鹿なのではなかろうか」
「いや、馬鹿でなくて!」
父は鼻息荒く私を遮り、
「たしかに最初は一方的なものだったさ。けれど、一緒に勉強……というかほぼ父さんが教わるだけだったけれど、毎日のように、約束して、同じ時間を過ごして、そういう感じになったんだ。『一緒に合格しようね』とか『一人暮らしする時は、近くに住もう』とか、これはっ!もうっ!そういうことでしょうがっ!」
若干の金八先生口調になりながらまくし立てた。
「彼女の教え方が本当にうまいもんだから、ギリギリの成績だった父さんも合格圏内に入るくらいになったんだ。夢の大学生活は目の前だった。ある雪の積もった日、勉強を教えてくれたお礼に、図書館の近くでラーメンを奢ったんだ。温かいものでも食べようってね。その帰り道、初めて手を繋いだんだ。女の子と手を繋いだのは、その時が初めてだ。さっき食べたラーメンが胃から飛び出そうだった。家まで送ると言ったんだけど、ここまででいいと。途中で分かれたんだ。次の日も、いつも通り会えると思った。でもなぁ……」
突然、演技派女優のようにうなだれる父。いや、でもこれは結構シリアスな展開なのでは。私は我慢できず、恐らく一番ビンビンに立っていたフラグを掴むと、
「……し……死んだとか?その才色兼備さんは……事故に遭ったとかで……」
ゴクリと唾を飲みながら聞いた。少しの間、静寂がリビングを包む。父は顔を上げると、
「あっ、忘れてた」
と言って、電気ケトルのスイッチを入れ直した。ズッコケる私を一瞥しながら続ける。
「いや、死んでない」
「おい」
「死んでないんだけど、消えた」
は?という私の顔に腕を組みながらうんうんと頷くと父。
「次の日から、もう試験も近いのにパッタリと来なくなった。いなくなって三日後くらいかな、その子の高校に行ったんだ。名前は知っていたけれど、家は知らなかったし、当時は携帯なんてないからな。それしか方法がなかった。今ほど個人情報にうるさくないからな、聞いたらサラッと教えてくれたよ」
ケトルからサーっとお湯の沸く音がする。部屋が寒いからか、注ぎ口から湯気が濃く立ち上る。
「夜逃げしたらしい。母親がいない家庭で、親父さんがあまり真面目な人じゃなかったようでな。突然いなくなったってことだった。仕事で失敗したんだか、博打なのか知らんが……。家の前にも行ったんだけどな。バラック小屋ってわかるかな?そこまで酷くはないけれども、それに近いような、貧相な家だった。当然、明かりもついてないし、扉を叩いても誰も出てこなかった。家の前には、彼女が図書館まで来るのに使っていた、見覚えのある自転車がそのまま置き去りにされてたよ」
そこまで言い切ると、父は黙りこくった。そのまま暫く何も言わず、再び沸騰したケトルのお湯でコーヒーを入れ始める。
私は恐る恐る聞いた。父はいつの間に私のコーヒーが空になっているのに気付いたのだろうか。二人分入れていたコーヒーの片方を私に差し出しながら、
「父さんは合格したよ?」
知ってるだろ?と言わんばかりのとぼけた顔で答えた。
「いや、父さんでなくて、才色兼備さんは?合格発表で奇跡の再会をしたとか」
興奮する私とは対照的に、父は再び、一人冷静にモノローグに入る。
「あの日、合格発表の日。始発で発表を見に行ったよ。大学は遠かったからな。張り出された番号より先にまず彼女を探した。どこにもいなかった。一通り探した後、掲示板を見た。自分の受験番号があった。でも全く喜ぶことができず、父さん、そこでずっと立ってた」
(ヤバイ、泣きそうだ)
目の前でセンチメンタルに語られるオジさんのモノローグに、不覚にも目頭が熱くなる。
「当然彼女の番号はおろか、受験したかどうかさえ知らないからね。その日は大学の門が閉まるまでそこにいたよ。掲示板は何日張り出されてたんだっけな、もう覚えてないけど、もしかしたら今日これなかっただけで、明日見に来るのかも知れない。そう思った父さんはなけなしの金をはたいて近くの民宿に泊まって、翌日も一日中待ってたんだ」
「……でも、来なかったんでしょ」
ティッシュで目頭を押さえながら私が聞く。指先についたみかんの酸が目に染みる。
「うん。来なかった。そして大学に入ってからも、彼女の姿を見ることはなかった」
自分の話なのに、ウルウルとなく娘にもらい泣きでもしたのだろうか。ズビッと鼻を一度ならすと、
「きっと、受験できなかったんだなぁ。だって受験してたら、彼女なら絶対受かってるもの。あんなに行きたがってた大学だったんだから」
父はしみじみそういうとコーヒーをスッとすすり、一つ残ったみかんを、テーブルの上のカゴから取り出した。
(なんて切ない話だ……)
還暦もとうに過ぎたオジサンのコイバナに、悔しいけれど胸を打たれた私は、鼻水をかみながら劇場を退席しようとした。脳内で有村架純あたりを勝手にキャスティングしていた才色兼備の不憫さも去ることながら、そこにいない初恋の人を必死に探す父の哀れさを思うと、今はすっかり禿げ上がった父にも、そこそこかっこいい俳優をキャスティングしてやらねば。そう思いながら、ソファで眠る猫を抱えて二階に上がろうとした。その時。
「でも、この話には続きがあってな」
ニヤニヤとしたり顔で笑いながら、父は私を引き止めるように言った。
「父さん結婚前にイギリスで単身赴任したことあるって言ったろ。そこで彼女と再会したんだ」
私は慌てて猫をソファに戻すと、前のめりになりながら席に戻った。と同時に私は焦った。父と母はイギリスで出会ったという話を思い出したからだ。そうすると、有村架純をキャスティングした才色兼備の役を再考しなければならない。あの母親は……明らかな才色不備だ。
「あ、母さんじゃないぞ」
私の焦りを察したのか、落ち着かせるように父は釘をさした。
「日本人の駐在員が集まるパブがあってな。仕事終わりにそこで飲んでいたら、隣に二人組の日本人女性が来たんだ。その片方が彼女だった。一目でわかったよ。向こうもそうだったと思う。『もしかして、○○さん?』って聞かれた時、夢でも見てるんじゃないかと思ったよ」
「うわぁ、本当にそんなことってあるんだ。もうそこから話が止まらなかったでしょ」
「いや、お互いとても驚きつつも、一言二言交わしてその日は別れたんだ。向こうは連れがいたしね。翌日は休みだったから、また明日改めて会いましょうと、向こうから番号を渡された。その番号を見て色々悟って、嬉しくなったね」
「なにを悟ったん?」
「電話番号だけで、ホテルの名前とか部屋番号とかは書いてなかった。つまり定住しているってこと。ちゃんと夢を叶えたんだと」
「なるほどねぇ」
そんなに長いこと話したつもりはなかったが、いつの間にか部屋は薄っすらと暗くなっていた。父がパチッと部屋の明かりをつけると、猫が呼応するように二階へ駆けていった。
「でもさ、そんな感動の再会したら、もうそれは運命の人じゃないの?どうしてその人と結婚しなかったのさ」
話が一周して戻ってきたが、単純にそう思ったので聞いてみた。そりゃあ、今の母と結婚したから私がいてとか、そういう御託はあれど、普通ならそこでくっつくだろうと、そう思ったからだ。
「あら、そういうパターン」
「あの後、働きながら勉強して、渡英して、仕事についたと言っていた。そこで出会った人と結婚したそうだ」
それを聞いて、世の中うまくはいかないのだなと思ったのはもちろんだけれど、ふとその時父は何を思ったのかが気になった。初恋の人との運命的な再会と同時に、自分の恋が終わった時、悲しかったのだろうか。悔しかったのだろうか。私だったらグシャグシャになってしまうかも知れない。しかし、そんな私の疑問は、次の父の言葉ですぐに解消した。
「心から嬉しかった。父さん、みっともないけど、そこで泣いちゃったんだよ」
照れくさそうに笑いながら父は続けた。
「良かった。良かったってね。ずっと心につっかえていたものが取れたような気がした。『ありがとう』っていう父さんに、あの人は『なんで?』とは聞き返さなかった。わかってくれたんだろうね。『こちらこそありがとう』と」
「どういうこと?」
今までの話の中で、父がその人に感謝することはあっても、父が感謝されるようなことがあっただろうか。
「『君が海外に行ったら、そこに僕も必ず行くから、その時はバッチリの英語で観光案内してほしい。約束しよう』父さん、そう言ったんだと。全く覚えてなかったけどね」
「そんな約束してたんだ」
「『私が海外に行くことに、きちんと意味を持たせてくれたのはあなただった。約束を守るために、頑張ったから今ここにいるの』と言われた。父さんも、彼女の役に立ててたんだ」
一昔前のトレンディ俳優のようにフッと小さく笑うと、そのまま父はトイレへと消えた。
(お前はすっかり忘れてたわけだけどな)
父の背中に心の中で柔らかく突っ込みながら、私もニッコリ笑った。
「ああ。会ってない。連絡先も特に交換しなかったんだ。まぁ色々あってね」
キメ顔で答える父に、久方ぶりに(気持ち悪い)という素直な感情が戻ってくる。
「ただいまぁ」
「あら。何仲良く話てるの珍しい」
リビングに入ってきた母は、そう言いながら、みっちり膨らんだエコバックをキッチンに置いた。それを見て、先ほどまでの話題のせいで居心地が悪いのか、父が二階へ避難しようとする。
「なになに?なんの話してたん?」
トイレに行こうとする有村架純とは程遠い母が、リビングの出口で父に聞く。
「いや?たわいもない話だよ」
父は道を譲りながら誤魔化した。訝しげな視線を投げながら、母がトイレに入ったのを見計らって、
「ちなみにな」
父は私の耳元に口を寄せると最後にコソッっと
「彼女と再会したとき、パブに彼女と一緒に来てたのが母さんだ」
そう付け足して、ニヤニヤしながら駆け足でリビングを後にした。
「えぇー!?なにそれぇ!」
「ねぇー!何の話なのー?」
あの人との馴れ初め話は、また後日みかんでコーヒーを飲みながらでも聞こうと思う。
アラサーの私は会社の同僚や取引先の人、友人や彼氏に「増田って優しいね」とよく言われる。
最近だと友人と待ち合わせをしていたんだけど、待ち合わせの時間を15分くらい過ぎて友人から「ごめん、今着いた!どこにいる?」とLINEが来た。
すぐに合流できて、「遅れてごめん!」と謝られたので「いいよいいよ、無事会えたんだし」と返したら「ほんと増田って優しいよね。怒ったりしないの?」と言われたので、曖昧に濁した答えをここに吐き出しておく。
私は優しくなんてない。
ただ、相手への期待をしていないだけなんだ。
もちろん、遅刻するなら連絡してよ、車で来てる訳じゃないんだし…と思わない事もないけど、その友人と待ち合わせをする事になった段階で「この人は時間にルーズだから店は予約しない方が動きやすいな」等と頭でイメージしているので、当日遅刻されても「会えて嬉しい」としか思わない。
彼氏もそう。
私は愛情表現は割としたいタイプで、好きとか会いたいとか尊敬してるとか、その場でストレートに言うし、手を繋ぎたくなったら相手に言う。その方が自分が後悔しないし素敵だと思うから。いつ自分や彼が死ぬか分からない、という一種の諦め?もあるのかもしれない。
一方彼は好きとか会いたいという言葉は言ってくれない。手を繋ぎたいと言っても大体はぐらかされる。
自分が手繋ぎたいな~と思っても、「彼がそうしたいと思ってないのに強制するのも嫌だな」と我慢する事も多い。その我慢した事を彼本人にふとした拍子に言うと、「そういう所、優しいよね」と言われる。
優しいんじゃなくて、諦めてるんだよ(^^)
よく、人間は言葉では嘘をつけるけど行動では嘘をつけない。と言うけど、本当にその通りだと思う。
私は
行動を見て→評価して→期待値を修正する→行動を見る(以下繰り返し)
を割ときちんとやっているんだろうな。
意識してなかったけど、改めて考えてみると、期待値修正という名の諦めをしているから、どんな事でも許せてしまう。
相手の行動が自分の期待値以下だったらそれは考慮すべき事情があるか自分の読みが甘かったかの2択となり、相手を責めるという発想にならないみたい。
ちなみに、私は高校生くらいの恋愛を覚えたての時にはもっとドラマチックでハイカロリーな恋愛をしていた。
ヤキモチとか脈アリサインとか追わせる小悪魔テクニックとかそういうワードは大好きだったし、自分の思う通りにいかないとイライラしていた。
しかし、アラサーとなった今、仕事においてもプライベートにおいても【円滑】【ストレスフリー】という環境を重視するようになった。
泣きながら雨の中を走ったり、一世一代の大勝負に出るなんて事はもう出来ない。恥ずかしいからとかじゃなくて、頭が自動的に現実的な最適解を導き出してしまう。
高校生の時のハイカロリー恋愛と、今の優しい恋愛、どっちも経験できてラッキーだ。
寝よ。
DeepL翻訳(無料版)、自然な日本語に翻訳できてとても便利なんだけど、長い文章を翻訳すると、各段落で一文が丸ごと翻訳文でカットされてたりする。
カットされた部分はどうしても文章の繋ぎがおかしくなるので翻訳文を読んでみれば大体分かる。
カットされた部分だけDeepL翻訳をかけると、どうしても変な文章になる。しかしGoogle翻訳にかけると自然な文章に翻訳できたりする。
なんでこの部分をDeepLで翻訳できなかったのかと訝しがる。
先程カットされた部分は大体分かると言ったが、一文カットなら大体分かるが、単語1つ熟語1つカットとかになると途端に見抜けなくなるから怖い。英語の翻訳なら、翻訳されなかった単語も大体分かるが、非英語の翻訳はまるでわからない。
【追記】
文章書く習慣なさすぎて、自分で読み返したけど趣旨が全く分からんな。すまん。
♦︎主張の軸は「本来の購買層である10代後半〜60代(もっと上も?)の女性の何%があの絵を見て買いたいと思うのだろうか。」
♦︎コスプレ女、というか男性向けコンテンツを好きな女としては「正直全く購買意欲が上がらなかったし、なんならもう二度と買わねぇとすら思っている。」
♦︎なんなら二度と買わねぇと思っている理由は anond:20201103212552 の主張と近い。男性向けコンテンツが好きが故にエッチな作品を自分でも作りたい!と思った結果、そういう頒布活動をしているわけで、その活動外でエロいと思われるのは非常に不本意。
以下本文
この問題に関してはかなりの数言及されていたから、コスプレイヤーをしている女としての見解を述べたい。
とある増田が「男向けコンテンツを好きな女オタクにしか刺さらないだろ。」と書いていた。
正にその部類に入るはずなのだが、正直全く購買意欲が上がらなかったし、なんならもう二度と買わねぇとすら思っている。
いわゆる、フェチ撮影をしてROMなり写真集なりにして頒布する活動をしていて、タイツなりストッキングなりを着用したエッチな写真はよく自分自身撮っている。
そういうエッチな写真とか絵もあるよね分かる。とは思うし、普段好いている作品なりキャラクターなりが女の子ばかりなのでイラストレーターさんが描いていたPRの絵もすごく可愛らしくていいと思うのだが、本来の購買層である10代後半〜60代(もっと上も?)の女性の何%があの絵を見て買いたいと思うのだろうか。
ATSUGIのストッキングはよく購入していて、普段使いはもちろん、コスプレイヤー界隈でも有名だ。
伝線しにくいもの(伝線しやすいのだと1回履いただけで破れる)や、繋ぎ目が太ももにないもの(コスプレイヤー御用達!)や、暖かいもの(冬に生脚はまじでむり)など、様々な用途によって使い分けられる商品がある。
「こういうのを叩くフェミさんはもう買いません!って言うけど買ったことないだろw」というツイートを見たが、女性の70%くらいがここのストッキングを買ったことがあるんじゃないかと思うくらいポピュラーな商品だ。
家の中にものが少ない。
家の中が清潔。
こんなに快適なことがあるだろうか。
旦那は一緒に住み始めるときにあまりものを捨てずに転居してきた。
リビングにソファとテーブルがあるのに(置くと二人で決めたのに)、大型のカウンターテーブルとチェア2脚を「捨てるのがもったいないから」「次引っ越した先で使うかもしれないから」という理由で持ち込んだ。
ちなみにカウンターテーブルとしての役目はついぞ果たされず、ずっと荷物置き場になっていた。
持参したシェルフも80%旦那の荷物(同居中、一度も開かなかった本)に占拠され、残りの20%は私のわずかな仕事の成果物と金融書類や家電の保証書など共有の荷物を入れた。
クローゼットもスーツ職のはずの旦那がチェストをほぼ全て使用した。ちなみにリビングにはスーツ類をかけるハンガーラックが頓挫している。
備え付けの収納部屋は「上司にもらって捨てられない」らしい数年使っていないゴルフ用品と空っぽのクリアファイルなどが入った開かずのボックスで占拠された。
一度「収納部屋やシェルフの中を整理して、表に出てる荷物を入れさせてくれ」とお願いしたが「それって今すぐやらなきゃダメなの?」と不機嫌な態度を取られた。
もの、モノ、物。
4面すべて物にかこまれたあの家が本当に苦手だった。お互いの家具を持ち寄ったため、インテリアに統一性がないのもうっすら嫌だった。
そんなに広い部屋ではないのだからと、引っ越し前に金を払って色々とまだ使えるようなものも回収してもらったのに、なぜこの人は片っ端から持ってきたんだ?と結婚中常々考えていた。
ふと開いた箱のなかに、用途不明のケーブルがしこたま入っていた時はめまいがした。HDMIケーブルLANケーブルminiUSBケーブルVGA端子etc...何をそんなに繋ぎたいのか。
私は収納少ない家ってわかった時点で預けたけどな。
掃除もやらない人だった。
掃除機だのクイックルだの、結局片手で数えるぐらいしかやってないと思う。
髪や埃が落ちていようが、ゴミ箱から悪臭が出ていようが、シンクがぬめっていようがあまり気にならないらしい。
洗面台もお風呂場も自分が洗って、床や壁も自分が掃除した。洗い物とトイレ掃除はお願いしていたが、最後の方は8割私がやっていた。
別居するかの話し合いになったときに「いうほど君は家事やってないからね」と怒られて心がスンとした。
気になる方がやればいいというスタンスの人だったので、こまめに掃除はしていたがやはり二人住んでいると当然汚れるスピードは二倍。
旦那曰く「髪の毛の質量はロングヘアの君の方が多いはずだから、この家に落ちている髪の毛はほぼ君のもの」だそうだ。へえ。
トイレも汚しても掃除しない人だった。初めて汚されて放置した日は悲鳴をあげた。うん○が便座に飛んでいるのだ。
お腹壊しがちな旦那のうん○便座を何度掃除したかわからない。こんなこと、小学生の時に教えられるだろうに。本当に悲しくなった。
そしてなんやかんや別居が決まり、荷物整理をしていたら、私のみたことないガラクタがわんさか出てきた。
カビが生えてヨレヨレになったブランドバッグ。質屋でもきっと買い取ってくれない。
黄ばんで変色したシャツや、潰れた靴など、明らかなゴミがどんどん出てくるのだ。当然使うわけでもなくしまっていたわけだから、私が知る由も無い。
それを「これもうダメだよね?」と言いながらどんどんゴミ袋に突っ込んでいく。
絶対に捨てない!と言っていた趣味の本も一夜にして資源ごみと化した。売るわけでもなくゴミになったのだ。
一悶着おこしたカウンターテーブルもあっさり捨てた。ほかにも粗大ゴミになりうるガラクタたちを片っ端から捨てていって、処理費用は3万を越した。
(ちなみに私も不用品を出したので費用は折半だそうだ。いまだに納得いかない)
ああそうか、この人は「他人が困る」という事に関して無関心なのかとそのとき気が付いた。
自分が気にならないから、困ってないからものが溢れていようと、妻の荷物が入れられずにお金払ってストレージに預けようと、関係ないのか。
別居に一抹の寂しさを感じていたが、そんなおセンチな気持ちもおかげで全部吹っ飛んだ。
そして自分の新居。
7畳ほどの1Kだが、セミダブルベッドにテーブルのみなのでそこまで狭さは感じない。
お気に入りの家具、お気に入りのディフューザー、真っ白なファブリック。毎日掃除するしロボット掃除機もある。
服を床に脱ぎ捨てるひとがいないし、飲みさしのお酒をそこら中に置かれることもない。
過去片付けてほしいとお願いしたらキレ散らかしたのでそれ以来言ってない。
お気に入りのスマート照明のなか、まっさらな壁にNETFlix照射して1日の終わりを楽しむ。
旦那の歯周病臭で部屋が充満することもない。濡れたバスタオルをドラム式洗濯機の中に突っ込まれて醸されることもない。
さきほど旦那から「ダブルベッド置いたら部屋が狭くなって後悔してる」とLINEがきた。
そりゃ8畳の部屋にソファとテーブルと40型のTV、ダブルベッド、ハンガーラック置いたら詰むでしょ。
こんなに快適な生活が送れるなら、もっと早く別居していればよかったと思いつつ、
別居をこんなにも快適に感じている自分に少し引いている。
めちゃくちゃムカつくツイートがTLに流れてきた。
https://twitter.com/komotodaemai/status/1314907874443706368?s=21
なんじゃこれ。
前提として、私はそこそこ胸が大きい方。巨乳入口ラインだと思う。具体的にいうとG70前後。
https://cancam.jp/archives/379976
この集計がいくらほど信頼があるかわからないけど、信頼するのであれば私の胸の大きさはそこそこ大きい方だという結論づけていいと思う。
この胸で生きていて「垂れる恐怖」「人にじろじろみられる不快感」「服の選択肢の狭まり方」「蒸れる不快感」があまりにもでかい。
それゆえに、これらに対する対策はめちゃくちゃ講じている。これは巨乳各位に相通じる話では無かろうか。
つまり「巨乳の苦労とその対策は巨乳本人が一番詳しい。」当たり前だけど。
上記の漫画はそれら対策をめちゃくちゃ無視していて、ツッコミどころが満載なのだ。
そしてそのめちゃくちゃ論理で意味不明な服の着用方法を「あたかも多数派であるように」「事実でないことを事実であるように」描いている。
以下、一点ずつツッコんでいく。
まず、あの漫画に当てはまっちゃう巨乳は、シャツを挟むんじゃなくて正しいブラを買うのが本当の正解だと思う。
胸の大きさに比例して「垂れる胸」への危機感も大きくなる。胸を垂らさないためにはクーパー靭帯を守る必要がある。この靭帯にかかる負担を軽減してくれるのがブラジャーだ。ブラジャーは胸の生命線なのだ。
つまり、胸が大きくなればなるほど、ブラジャーに対してこだわりが出てくる。
胸の形を綺麗に保ってくれて適切にホールドしてくれるブラは、形の良い胸を維持するのに不可欠だ。
おっきければ大きいほど、垂れた時は無様なので。
それに単に合っていないブラは痛い。
そのため、ブラを買い換える発想が出ず、しばらく合わないブラを着けていた。
肩紐が食い込み擦れて赤くなり、皮がめくれ、内出血したのに肩紐の位置をこまめにずらして痛みを誤魔化していた。ワイヤーが下乳に食い込んで痛くて、たまにこっそりワイヤーとブラの間に指を入れてワイヤーから胸を解放するタイミングを作っていた。まあ全部ブラジャーが小さすぎたせいなんですけど。
痛くて痛くて、あっこれブラ変えた方がいいわ……と思い至った。
下着屋さんで胸測ってもらって試着もして買った下着のなんと快適なことか!
2,000円以下のプチプラの下着でも、ちゃんと合ってればめちゃくちゃ快適じゃないか!肩が軽い!どこも痛くない!最高!
ブラジャーにはサイズだけじゃなくて形も色々ある。覆う面積の多さの違いでハーフや3/4があったり、背中に回す紐と胸当て部分の繋ぎの高さに差があったりして、それも胸の形などで合う合わないがある。私の場合は鳩胸気味のお椀型なのでハーフよりも3/4で背中の紐も太めの、ホールド力強めのブラが合っていた。
肩紐が痛いのもワイヤーが食い込むのもブラが合ってないのではないだろうか?
なぜ巨乳ともあろう人が、その胸が無様にならぬように、痛くないように、下着に気を配らないのか不思議でならない。
長くとも1年で下着は買い換えるよね?そのタイミングでなぜ合うブラにしないんだろう。巨乳なら尚更。
ていうか下乳部分がカビるならそれこそブラ買い換えるために下着屋さん行くよね?
つまり「巨乳こそきっちり合ったブラを着ける可能性が高く、」きっちり合ったブラをつけてれば下乳は地面と並行以上になる。下乳が上腹に付くのはノーブラか前屈してるかのどっちかではないか。
https://item.rakuten.co.jp/smile-land-by-nissen/zzy4i20a0186/
https://item.rakuten.co.jp/shirohato/b33222635/
https://www.wacoal.jp/advice/contents/qa-1.html
私はストレート骨格も相まって、デブに見えたくないからボディラインのはっきり出るニットを好む。ゆるいTシャツやワンピースはウェストマークが欠かせないし、コルセットベルトだってする。
だから、谷間こそ見えないものの胸の大きさがハッキリわかる服を着る頻度は高い。そこそこじろじろ見られたりもする。
普通に歩いてても胸見てんなーってわかる人はいる。スーツで走ればおっさんが首ごと目で追ってくる。ゲーセンで某ダンスゲームをサラシなしでやった時は揺れる胸目当てか知らんがめちゃくちゃギャラリーができた。(目線の不躾度が高い人は年齢層が高めの傾向がある。おっさん表情に出てんぞ。)じろじろ見られる機会が多すぎてもうなんか、慣れてるけど常にムカつく。
胸をじろじろ見て私を不快にさせる人は胸が好きなんだろう。その「胸が好き」「でかい胸は正義」みたいな価値観を恥ずかしがらずに堂々と街中で発露できるのおかしくない? 現に胸の持ち主の私が不快なんですけど。
それでも、デブに見えるよりはマシなので私は私の好きな格好をしてるだけ、と思って堂々としている。
堂々としていても不躾に見られること自体は嫌悪感しかない。だから、じろじろ見てもいいって思わないでほしい。
そういう気持ちで生きてるけど、流石に胸の下に一番外の服入れたりはしない。
100歩譲って下乳との接触があっても、それならインナー入れるでしょ?流石にトップスは入れないわ。
だって不躾マンめっちゃ湧くやん。想像に難くなさすぎる。てか突っ張って腕の可動域減るし。なんならすぐ抜けるでしょ。
10000歩譲ってトップスまで挟んだとして「それが普通!」って吹聴したらまたそういう「トップスを挟んだ胸」を期待してじろじろ不躾目線が増えるって想像つかないかな!?
でもって作者!
「巨乳強調について一言申し上げたい」「私は巨乳のせいであることないこと言われます」「真実は違うの」などなど。
https://twitter.com/komotodaemai/status/1315114080785498112?s=21
https://twitter.com/komotodaemai/status/1314949546124795905?s=21
自分カビたらしいけど
https://twitter.com/komotodaemai/status/1314918112295149569?s=21
巨乳じゃないらしい
https://twitter.com/komotodaemai/status/1315067202261807104?s=21
いやもうなに?
私がカビたのは不潔だからじゃなくて巨乳のせい><と、ズボラだから合うブラは買わないよ><と、下乳にシャツ挟む女の子はいるよ><
を全部正当化したくて、でも自ら巨乳とは名乗りたくないから私巨乳じゃないよ><、これは創作漫画だよ><って言い訳を後から足したようにしか見えなくて困った!
違う解釈があったら是非教えてくれ!
「下乳にトップスを挟まない私がなぜここまで怒るのか」
なんだけど単にフェチズムを刺激する情報を広められても困るから。不躾目線マンが喜びそうな情報を流布されたらまた不躾目線マンがのさばるやん、って気持ち。
「あ、あの子おっぱいおっきい!下乳蒸れてんのかなー、シャツ挟んでんのかなー」って興味持たれて視線向けられる時間や頻度が増えたら不快度増すやん。
パイスラもそう。
パイスラって概念が浸透したせいで、私はその不躾目線から逃れるために肩掛け鞄が使えなくなった。
ただ両手があく、ひったくられにくい便利な鞄を使ってただけなのに、「あ、あのこおっぱいおっきいし肩掛け鞄だ、谷間みえる〜!」って視線向けられるようになったの害でしかないよ。
話逸れるけど、「自分は男尊女卑ではない」と思っている一般男性Aが私に言い放った「これだけパイスラが浸透した中でパイスラしてる人はそれはもう見せつけてる面あると思うよ」って言葉マジで一生忘れない。そんな考えのせいで私はカバンの選択肢を狭められている。同じような考えの人がいたらどうか見識を改めてほしい。
同じような悩みを持った人いないかなってTwitterでパブサしたらパイスラの女の人を盗撮し続けて(モザイクかけてるものの)アップし続けててるアカウントがあったので通報しました。
鞄肩にかけるだけで盗撮されるリスクも上がるのかと暗澹たる気持ちになっちゃったね!
話を戻します。
とりあえず巨乳に対する変な偏見や見えるかも情報を広めないでほしい!
ただでさえじろじろ見られて嫌なので!
見られても減らないけど、心はすり減る!
怒りは増える!
以上!!!
まず高すぎな
弁解の余地なし
MVNOに乗り換えて違約金なしかつ5000円/月以上の減額になるとか正気の沙汰じゃねーよ、回線品質?見合うと思ってんのか?????キャリア会社に勤めてるからって適当なブコメしてんじゃねーぞ????????
情弱にノートPCより高いスマホ売りつけて何させようとしたんだよ、窓口にきたババアが使いこなせるような顔に見えるか???おれの母ちゃんだよお前らキャリアがババアにはわかんねーだろうなって機種押し付けた顔はよ、ころすぞ
解約しようとしてプラン見たら泡吹いたね、オプションまみれだしなんかタブレットまで押し付けてきてsim刺して2回線契約してやがった
おまけでついてきた程度に考えてたぞうちのババアは、ころすぞ
それぞれ違約金がついてくるが千切れそうになる血管おさえながら解約することにした
MNPしようとして電話かけたらよ、20分待ったぞばかじゃねーのか?
ここで代理の俺ではなくご本人様のご確認をと100回言われたのでスピーカーにして会話聞いてたらまあひどくてさ
「お客様のプランは5Gが使える契約になっておりまして、解約はもったいないかなと思ったのですが・・・」
そっちで住所調べて5Gきてるかどうか1000000000000000000000000000000000000回確認しろ
でやっとMNP発行になった段で、それでは専門の部署にお繋ぎします、ときたのだが
相手の反応関係なく言いたいことをまくし立てるやべー池沼みたいなやつで、明細送るため+お得な情報を送るためのアドレスを新規で設定しろ、その後MNPする
みたいなことを一気にぶちまけてきたので
ついにここで俺が怒号を張り上げることになった
ご本人様でしょうか、ご本人様でしょうか、と壊れたbotになってんじゃねーよ横にいるんだよ返事してんだろがころすぞ
何がむかつくってババア相手であった場合に丸めこむ部署が出来上がってるとしか思えないフローだよ、詐欺だろ?