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2024-02-07

コナンの長年のファン小学館を語る

小学館燃えてるけどまあなるべくしてなってるなと傍観してるので、せっかくだしサンデーぐう畜エピソードを語る。

週刊少年サンデー、別名週間名探偵コナンコナン連載時と連載なしでは売上が全然違う。そこで泥舟サンデー編集部は人気キャラ降谷零スピンオフを作って本編と交互に載せて毎週何かしらのコナンが読めるようにすると釣り定期購読させようとした。しかしすぐにその約束破綻で、スピンオフも本編も載らない虚無の週がいくつもできた。

 

・前述のスピンオフ公安所属で潜入捜査をする降谷零をご近所のお助け暇人フリーターにして本編との破綻を生み出す。

 

・また前述のスピンオフの作者、エイプリルフールとあるキャラと降谷零の首をすげ替えるという悪意のあることをするのを止めない

 

青山剛昌地元で語るイベントがある。当たり前だけどとても人気で倍率がすごい。それはサンデー編集部抽選をするのだけど何故か毎年当たる古参様がいる。ほかは全然落ちてるのに何故かその人たちは絶対に何故か当たる。あれれー、なんでかなー?

まあこんな感じ。他にもいっぱいあるけど思い出したら追記する。

2024-02-05

著作権が知られてないんだなって思った

いま原作軽視問題を追っててさ。

二次創作同人誌との比較スレッドコメントを見てたんだけど。

あれ?

ひょっとして著作権って理解されてなくない?

別のニュース記事コメントを読んでたときにも、おや?

…と思ってたが。

日テレマンガ家同一性保持権侵害してない。

著作権特殊カテゴリー権利だ。

日本では「親告罪」といって、権利者が訴えなければ権利侵害にならない、というもの

侵害になるかならないかを、著作権ホルダーが自由コントロールできるのだ。

同じ親告罪には、例えば「器物損壊」がある。

能登震災とき自販機破壊して飲料水を配った事件話題になった。

捜査されたが北陸コカコーラ告訴しないと明言したので、破壊した人には何の罪もない事が決定した。

同人誌などの二次創作も同じで、原作酷似してるように見えても、原作翻案アレンジ)してるようにみえても、原作者が訴えていないならば権利侵害していない事になる。

同様に、今回のマンガ家自殺事件でも(亡くなったのは気の毒だが…)訴えてないので日テレドラマ制作陣は著作権侵害してない。

パルワールドも同じ。ポケモン社が訴えていないので、権利侵害はない。少なくとも現時点では。

著作権は複雑なので理解してから言及しろとは言わないが、これらの話題

権利がどうこうではなく、お気持ち論争だという事は注意して欲しい。

左翼フェミリベラルの特徴だ

犯罪紛いどころかモロ犯罪のものまで含めて、対立相手集団企業に対し散々暴れて迷惑をかけた後

何故か自分達がやった事を相手がやったと冤罪を被せようとするよね。

「◯◯があんな事をやっていた!こんな事もやっていた!私は被害者ぁぁぁ!!!!」などと。

何故か被害者とされる人間に直接の被害がかからない範囲で『嫌がらせ被害が発生したりする不可思議現象も起きる。

キャンセル可能範囲旅行予約されたり、何故か警察にも行かないし捜査もされない犯罪予告メールが飛んできたり、一人前の出前を割引で注文されたり。


チマチョゴリ


さすがにまともな人間なら馬鹿らしくなる稚拙さだけども、彼女ら・彼らは、こんな事で騙されちゃうれいわ知能並の馬鹿

被害者=善であると信じ込んじゃう悪い意味で良い人をターゲットに騙しにかかっているので、一定数騙される人間存在する。

そういう人間を取り込んで、エコチェンの輪に引きずり込んでいく。


なんかもう反社よりも反社会的だよね。

反社みたいに悪人の皮を被っていない分、余計タチが悪いというか。

anond:20240205153815

住所氏名電話番号が別の詐欺に使われる可能性もあるから気をつけるんだぞ

俺にかかってきたやつ

増田さんですか?」

愛知県警のXXと言いますが」

あなたの名義のXX銀行カードが見つかりまして」

増田さんの住所ですが、神奈川県XX市にお住まいということでよろしいですか?」

カードが見つかったのが特殊詐欺犯人の自宅からでして」

あなた名義の口座で6000万円が入出金されています

「この入出金というのは、被害者のいる詐欺事件での被害額ということになるんですが」

増田さんも犯人グループの一人として疑われている、ということになります

「ただ、勝手カードを作られる、ということもあるものですから

「もし身に覚えがないのであれば、捜査に協力いただきたいと思います

「協力いただけないと、逮捕強制捜査という手続き必要になってしまますし、増田さんのお持ちの資産差し押さえることになりますので…」

自分たまたま途中で掛け直して本物の警察の人に詐欺だと教えてもらったが、最終的には「差し押さえ回避するため」等の理由犯人の口座に金を振り込むように誘導されるらしい

2024-02-03

性加害疑惑完璧対応をするサッカー所属クラブ

伊東純也が所属するスタッドランス声明

『・当然ながら性加害は断固糾弾されるべし

・ただ、伊東純也はまだ取り調べを受けている段階

クラブ事実の真偽を判断する材料を持ち合わせていないため、特にそれについて何も言うことはない

警察捜査行方を見守る

起訴有罪が決まったわけではないのだから当然伊東は今もクラブ所属選手だし、その間はサポートする』

ブクマカしょうもないコメントスターを付ける連中が以下に頭の悪いゴミ虫かよく分かります

anond:20240130225636

完全独立営業にしたら、もっとちゃん捜査に取り組むだろうね

まり日本警察ぬるま湯に浸かりすぎている

2024-02-02

anond:20240202122912

あと疑惑度の高さで黒さの薄い濃いが決まるなら捜査必要ない気がしてきた。

そのほうが金もからないし早く話が終わるしwin-winじゃね?

2024-01-30

日テレの初期対応の悪さについて

今回の事件で渦中にいるのは日テレなのだ

作者の死去をニュースで報じているのは日テレだけである

後追い記事日テレが報じたと書いているものであり、小学館からコメントはまだない。

捜査関係者から聞いたとの報道もあるが、それも日テレだ。

普通、このような自死があると遺族や事務所関係者は速報で伝えない。

漏れしまうこともあるが数日開けたりする。

小学館もその対応のつもりだったのだろうが、

日テレは先走った。渦中の日テレやらかしているのだ。

おそらく焦ったのだろうが……

本当に信じられないほどの初期対応の悪さ。

ジャニーズ吉本の比ではない…。

2024-01-29

犯罪告発はいったん信用しなければならないのか

https://pmazzarino.blog.fc2.com/blog-entry-451.html

犯罪告発は、明らかな虚偽が認められないかぎりはいったん信用して受理しなければなりません。”

これ本当?

上記記事、これがなされるべきという大前提のもと論理が展開されていくが、これって本当に正しい?

警察など法的措置の振る舞いと一般人の振る舞いをごっちゃにしてない?

AさんがBさんをレイプ魔で告発した場合、みんな一旦Bさんはレイプ魔だと信じるべき?

そのあと法的にAさんが虚偽の告発したとわかった瞬間、みんなはBさんは無実の人間だったと手のひらを返すべきってこと?

法的な捜査の手順としては正しいけど、一般人挙動としては手のひらクルックルでアホに見えるんだけど。本当に本当?

息子が殺人の容疑で逮捕されたとき母親が「自分の息子がそんなことするはずない」と発言するのは間違ったこと?

母親は息子にかけられた容疑を一旦信じるべきってこと?

松本さんがするとは考えられない」みたいな擁護や、「まだ断定的なことは言えない」といった玉虫発言は許されず、

松本さんはレイプ魔らしい」で一旦話を進めるのが正しいコメント

捜査方針としてはわかるけど、コメンテーターの振る舞いとしてそれって本当に正しい?

本当に本当?

2024-01-28

[]1月28日

ご飯

朝:ナポリタン。昼:チキンラーメンポテチクッキー。夜:りんごヨーグルト大根玉ねぎキノコたまごスープ。間食:なし。

○調

むきゅーはややー。おしごとは、おやすみ

○ サスペクツルーム警視庁門前署取調班~

すっかりお馴染みになっている株式会社オレンジが定期的にリリースしている低価格DL専売テキストアドベンチャーゲーム

警視庁の取り調べ専門の部署に配属になった女性刑事真野ハルカ主人公に仲間達との事件捜査を描く短編形式シナリオになっている。

シナリオライターがTHE鑑識官シリーズの方という売り文句なだけに、1話完結の短編集、主人公若い女性、相棒AIマスコットキャラがいるなど外枠の部分に共通点がある。

システム株式会社オレンジ恒例のそれで、オーソドックスADV形式容疑者との対峙、聞き込み、捜査などを行う。

(捜査箇所や移動場所を選ぶ際、カーソル移動の挙動がよくわからない点もここまで変わらないと愛おしくなってくるね)

取り調べ専門の部署という特異な設定があるにはあるものの、よくある推理ADVの通り現場にも行くし、聞き込みもあるしで、ゲームプレイ感としてはそこまで大きな違いは感じなかった。

登場人物達も良い意味でも悪い意味でも癖がない良い子ちゃんが揃っており、引っかかるポイントがなかった。

例えば、海外飛び級義務教育を終えているため16歳の若さで働いているミズキなんかは、いかにもな設定だが、彼女を掘り下げる具体的なエピソード駄菓子の酢イカが好きなところぐらいで、かなり薄味。

芝犬渾名がついているワンコ青年の小柴レオとは、犬猿の仲ながら実は内心で通じ合っていそうな関係値も、それらしさがあるだけで深掘りはされていない。

このキャラクタの描写の薄さは明確に欠点だったと思う。

短編集で5編入っているのだが、肝心の事件の方は最初の3編はかなり薄めの作り。

三つともかなり真っ直ぐな事件になっている上に、取り調べ専門の部署という縛りのせいで、フーダニットが謎の主題に置けないのが窮屈そう。

リニアで一直線の謎解きが続き、作中人物達があたか最初から今回の事件のページ数を把握しているかのように、序盤のこれがミスリード、終盤のこれが本丸区分けしていくような、非常にモドカシイ作りになっていた。

スチル絵が被害者容疑者のそれしかなく、遊びの文章が無いのは、流石に硬派がすぎる。

というように、三つ目まではかなり褒めるポイントが少なく厳しい出来だったのだが、四編目と五編目は前後編になっていて文量が確保出来たからか、面白かった。

レギュラー登場人物それぞれに活躍の場面があり、事件も二転三転しつつ容疑者も多め、さらに内輪に犯人いるかもしれない疑惑が盛り上がりを感じた。

取り調べ専門の部署という設定も、最終盤の展開を考えると腑に落ちる部分があり面白かった。

ミステリ的な薄味感とキャラクタ描写の少なさはは最後まで変わらなかったものの、取り調べ専門の捜査官が目指す場所情緒たっぷりに描く最後の取り調べは面白かった。

全編このクオリティであればより良かったのだろうが、終わりよければ全て良しだ。

クリア後のおまけエピソードも数分で読み終わるものとはいえ脱力ものの緩いコメディとして普通に楽しめた。

続編も作れると思うので末長く続いて欲しいし、できれば主人公にもカップリング相手が出てくるとそういう楽しみ方も出来てより良いと思った。

なお、三話でとある人物が夜中に同性の家に招待されジャグジーに入るシーンがある。

トリックの都合でジャグジーに入れたい気持ちはわかるものの、夜中に金を返すと言われて呼び出されたのにジャグジーに入る必要性がない上に、それなりに関係性が悪化している以上、どうやってジャグジー誘導したのかの詳細が明らかになっていないのが気になって仕方ない。

いや、要するにエッチ関係性を示唆しているとしか思えずムラムラしたのに、何も触れられなくてイライラした。

2024-01-26

セクシー田中さん』の脚本の人『ミステリと言う勿れ』もひどかった

風呂光さんという女性刑事がいるんだけどこれがドラマでは伊藤沙莉が演じて大幅出番増量して恋愛要素追加して原作には存在しない「ヒロイン」に昇格。

俳優ゴリ押し自体は上からの指令だろうから脚本家責任はないけど改変部分がことごとく「恋するドジだけどがんばる新米女性刑事」みたいなステレオタイプ

細部は忘れたけど終盤の捜査で失敗して反省してミスを取り返そうと無謀な単独行動してピンチになって男性に助けられるみたいな展開は視聴者バカにしてるのかと思った。

脚本稚拙だと思うけどそれ以上に日本ドラマってこういうものなんだなあってガッカリしちゃった。

金光翔 『<佐藤優現象批判

インパクション』第160号(2007年11月刊)掲載

目次

1.はじめに

2.佐藤優右派メディアでの主張

 (1)歴史認識について

 (2)対北朝鮮外交について

 (3)朝鮮総連への政治弾圧について

3.佐藤優による主張の使い分け

4.佐藤優へ傾倒する護憲派ジャーナリズム

5.なぜ護憲派ジャーナリズム佐藤を重用するのか?

 (1)ナショナリズム

 (2)ポピュリズム

 (3) 格差社会

 (4)「硬直した左右の二項対立図式を打破」―〈左〉の忌避

6.「人民戦線」という罠

 (1)「ファシズム政権樹立」に抗するために、人民戦線的な観点から佐藤擁護する

 (2)「論壇」での生き残りを図るために、佐藤擁護する

7.「国民戦線」としての「人民戦線

8.改憲問題と〈佐藤優現象

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

10.おわりに

1.はじめに

 このところ、佐藤優という人物が「論壇」を席巻しており、リベラル左派系の雑誌から右派メディアにまで登場している。

 だが、「論壇の寵児」たる佐藤は、右派メディア排外主義のものの主張を撒き散らしている。奇妙なのはリベラル左派メディアが、こうした佐藤の振舞いを不問に付し、佐藤を重用し続けていることにある。

 佐藤による、右派メディアでの排外主義の主張の展開が、リベラル左派によって黙認されることによって成り立つ佐藤の「論壇」の席巻ぶりを、以下、便宜上、〈佐藤優現象〉と呼ぶ。この現象意味を考える手がかりとして、まずは、佐藤による「論壇」の席巻を手放しに礼賛する立場記述検討からはじめよう。例えば、『世界』の編集者として佐藤を「論壇」に引き入れ、佐藤の著書『獄中記』(岩波書店、二〇〇六年一二月)を企画編集した馬場公彦(岩波書店)は、次のように述べる。

 「今や論壇を席巻する勢いの佐藤さんは、アシスタントをおかず月産五百枚という。左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない。」「彼の言動共鳴する特定編集者と密接な関係を構築し、硬直した左右の二項対立図式を打破し、各誌ごとに異なったアプローチ共通の解につなげていく。」「現状が佐藤さんの見立て通りに進み、他社の編集者意見交換するなかで、佐藤さんへの信頼感が育まれる。こうして出版社カラーや論壇の左右を超えて小さなリスク共同体が生まれ編集業を通しての現状打破への心意気が育まれる。その種火はジャーナリズムにひろがり、新聞社会面を中心に、従来型の検察官邸主導ではない記者独自調査報道が始まる。」「この四者(注・権力民衆メディア学術)を巻き込んだ佐藤劇場が論壇に新風を吹き込み、化学反応を起こしつつ対抗的世論公共圏形成していく。」

 馬場見解の中で興味深いのは、〈佐藤優現象〉の下で、「硬直した左右の二項対立図式」が打破され、「論壇」が「化学反応」を起こすとしている点であるある意味で、私もこの認識を共有する。だが、「化学反応」の結果への評価は、馬場と全く異なる。私は、これを、「対抗的世論公共圏」とやらが形成されるプロセスではなく、改憲後の国家体制に適合的な形に(すなわち、改憲後も生き長らえるように)、リベラル左派が再編成されていくプロセスであると考える。比喩的に言えば、「戦後民主主義体制下の護憲派が、イスラエルリベラルのようなものに変質していくプロセスと言い替えてもよい。

 以下の叙述でも指摘するが、佐藤は対朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮武力行使在日朝鮮人団体への弾圧必要性を精力的に主張している。安倍政権下の拉致外交キャンペーンや、一連の朝鮮総連弾圧に対して、リベラル左派から批判や抗議の声はほとんど聞かれなかったのは、「化学反応」の典型的ものである。「戦後民主主義」が、侵略植民地支配過去とまともに向き合わず在日朝鮮人に対してもせいぜい「恩恵」を施す対象しか見てこなかったことの問題性が、極めて露骨に出てきていると言える。〈嫌韓流〉に対して、リベラル左派からの反撃が非常に弱いことも、こうした流れの中で考えるべきであろう。

 私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤右派メディアで主張する排外主義を、リベラル左派容認・黙認することで成り立つ〈佐藤優現象〉は、現在ジャーナリズム内の護憲派問題点を端的に示す、極めて重要な、徴候的な現象だと考える。

 馬場は、佐藤が「左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない」などと言うが、後に見るように、佐藤は、「右」の雑誌では本音を明け透けに語り、「左」の雑誌では強調点をずらすなどして掲載されるよう小細工しているに過ぎない。いかにも官僚らしい芸当である佐藤自身は自ら国家主義であることを誇っており、小谷野敦言葉を借りれば、「あれ(注・佐藤)で右翼でないなら、日本右翼なんか一人もいない」。

 佐藤が読者層に応じて使い分けをしているだけであることは誰にでも分かることであるし、事実ウェブ上でもブログ等でよく指摘されている。そして、小谷野の、この現象が「日本知識人層の底の浅さが浮き彫りになった」ものという嘲笑も正しい。だが、改憲派の小谷野と違い、改憲を阻止したいと考える者としては、この現象について、佐藤優に熱を上げている護憲派を単に馬鹿にするだけではなく、〈佐藤優現象〉をめぐって、誰にでも浮かぶであろう疑問にまともに答える必要がある。なぜ、『世界』『金曜日』等の護憲派ジャーナリズムや、斎藤貴男魚住昭のような一般的には「左」とされるジャーナリストが、佐藤に入れ込んでいるのか? なぜ、排外主義を煽る当の佐藤が、『世界』『金曜日』や岩波書店朝日新聞出版物では、排外主義ナショナリズムの台頭を防がなければならない、などと主張することが許されているのか?

 この〈佐藤優現象〉はなぜ起こっているのか? この現象はどのようなことを意味しているのか? どういう帰結をもたらすのか? 問われるべき問題は何か? こうした問いに答えることが、改憲を阻止したいと考える立場の者にとって、緊急の課題であると思われる。

2.佐藤優右派メディアでの主張

 まず、佐藤排外主義的主張のうち、私の目に触れた主なものを挙げ、佐藤排外主義者としての活躍振りを確認しておこう。

(1)歴史認識について

 佐藤は言う。「「北朝鮮が条件を飲まないならば、歴史をよく思いだすことだ。帝国主義化した日本ロシアによる朝鮮半島への影響力を巡る対立日清戦争日露戦争引き起こした。もし、日本ロシアが本気になって、悪い目つきで北朝鮮にらむようになったら、どういう結果になるかわかっているんだろうな」という内容のメッセージ金正日に送るのだ」。朝鮮植民地化に対する一片の反省もない帝国主義者そのもの発言である。また、アメリカ議会における慰安婦決議の件に関しても、「事実誤認に基づく反日キャンペーンについて、日本政府がき然たる姿勢反論することは当然のことだ。」と述べている。

 特に大川周明テクスト佐藤解説から成る日米開戦真実大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』(小学館、二〇〇六年四月)では、極めて露骨に、日本近現代史に関する自己歴史認識開陳する。以下、引用する。佐藤が自説として展開している部分である

 「日本人は(注・太平洋戦争)開戦時、少なくとも主観的には、中国アメリカイギリスによる植民地支配から解放したいと考えていた。しかし、後発資本主義である日本には、帝国主義時代の条件下で、欧米列強植民地になるか、植民地を獲得し、帝国主義国となって生き残るかの選択肢しかなかった。」(三頁)、「「大東亜共栄圏」は一種棲み分け理論である日本人はアジア諸民族との共存共栄真摯に追求した。強いて言えば、現在EUを先取りするような構想だった。」(四頁)、「あの戦争を避けるためにアメリカ日本妥協を繰り返せば、結局、日本アメリカ保護国、準植民地となる運命を免れなかったというのが実態ではないかと筆者は考える。」(六頁)、「日本武力によって、列強による中国の分裂が阻止されたというのは、日本人の眼からすれば確かに真実である。(中略)中国人の反植民活動家の眼には、日本列強とともに中国を分割する帝国主義国の一つと映ったのである。このボタンの掛け違いにイギリスアメリカはつけ込んだ。日本こそが中国植民地化と奴隷支配を目論む悪の帝国であるとの宣伝工作を行い、それが一部の中国政治家と知的エリートの心を捉えたのである。」(二八一頁)。また、蒋介石政権については、「米英の手先となった傀儡政権」(二五七頁)としている。他方、佐藤は、汪兆銘南京国民政府は「決して対日協力の傀儡政権ではなかった」(二四九頁)とする。

 右翼たる佐藤面目躍如たる文章である。ちなみに、こんな大東亜戦争肯定論の焼き直しの本を斎藤貴男は絶賛し、「大川こそあの時代知の巨人・であったとする形容にも、大川の主張そのものにも、違和感を抱くことができなかった」としている。

(2)対北朝鮮外交について

 佐藤は、「拉致問題解決」を日朝交渉大前提とし、イスラエルによるレバノン侵略戦争も「拉致問題解決」として支持している。「イスラエル領内で勤務しているイスラエル人が拉致されたことは、人権侵害であるとともにイスラエル国権侵害でもある。人権国権侵害された事案については、軍事行使も辞せずに対処するというイスラエル政府方針を筆者は基本的に正しいと考える」。さらに、現在北朝鮮ミュンヘン会談時のナチス・ドイツに準えた上で、「新帝国主義時代においても日本国家日本人が生き残っていける状況を作ることだ。帝国主義選択肢には戦争問題解決することも含まれる」としている。当然佐藤にとっては、北朝鮮の「拉致問題解決」においても、戦争視野に入っているということだ。『金曜日』での連載においても、オブラートに包んだ形ではあるが、「北朝鮮に対するカードとして、最後には戦争もありうべしということは明らかにしておいた方がいい」と述べている(10)。

 さらに、アメリカが主張してきた北朝鮮米ドル札偽造問題が、アメリカ自作自演だった可能性が高いという欧米メディア報道に対して、佐藤は「アメリカ政府として、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』の記事に正面から反論することはできない。なぜなら、証拠を突きつける形で反論するとアメリカ情報源情報収集能力が明らかになり、北朝鮮を利してしまうからだ」(11)と、いかなる反証根拠も示さずに(反証必要性を封じた上で)、「北朝鮮情報操作」と主張しているが、この主張は、保守派原田武夫にすら否定されている(12)。佐藤現在右派メディアの中でも最も「右」に位置する論客の一人であると言えよう。

(3)朝鮮総連への政治弾圧について

 佐藤は、「在日団体への法適用拉致問題動く」として、「日本政府朝鮮総連経済活動に対し「現行法の厳格な適用」で圧力を加えたことに北朝鮮逆ギレして悲鳴をあげたのだ。「敵の嫌がることを進んでやる」のはインテリジェンス工作の定石だ。/政府が「現行法の厳格な適用」により北朝鮮ビジネス利益を得ている勢力牽制することが拉致問題解決のための環境を整える」と述べている(13)。同趣旨の主張は、別のところでも述べている(14)。「国益」の論理の下、在日朝鮮人の「人権」は考慮すらされてない。

 漆間巌警察庁長官(当時)は、今年の一月一八日の会見で、「北朝鮮が困る事件摘発拉致問題解決に近づける。そのような捜査に全力を挙げる」「北朝鮮日本交渉する気にさせるのが警察庁仕事。そのためには北朝鮮資金源について事件化し、実態を明らかにするのが有効だ」と発言しているが、佐藤発言はこの論理と全く同じであり、昨年末から激化を強めている総連系の機関民族学校などへの強制捜索に理論根拠提供したように思われる。佐藤自身も、「法の適正執行なんていうのはね、この概念ができるうえで私が貢献したという説があるんです。『別冊正論』や『SAPIO』あたりで、国策捜査はそういうことのために使うんだと書きましたからね。」と、その可能性を認めている(15)。

3.佐藤優による主張の使い分け

 排外主義者としての佐藤の主張は、挙げ出せばきりがない。前節で挙げたのも一例に過ぎない。では、佐藤は、こうした主張を『世界』『金曜日』でも行っているのだろうか。

 佐藤が仮に、「左」派の雑誌では「右」ととられる主張を、「右」派の雑誌では「左」ととられる主張をすることで、「硬直した左右の二項対立図式を打破」しているならば、私も佐藤をひとかどの人物と認めよう。だが、実際に行われていることは、「左」派メディアでは読者層の価値観に直接抵触しそうな部分をぼかした形で語り、「右」派メディアでは本音を語るという下らない処世術にすぎない。「左右の二項対立図式」の「打破」は、「左」の自壊によって成り立っているのだ。佐藤が『金曜日』と右派メディアで同一のテーマを扱った文章を読み比べれば、簡単にそのことはわかる。

 一例として、米国下院での「慰安婦」決議に関する佐藤の主張を読み比べてみよう。産経新聞グループサイト上での連載である地球を斬る〉では、「慰安婦問題をめぐるアメリカ報道を「滅茶苦茶」と非難し、「慰安婦問題に関する二〇〇七年三月一日の安倍発言についても「狭義の強制性はなかった」という認識なのだから正当だとして、あたかも「慰安婦」決議案自体不正確な事実に基づいたものであるかのような印象を与えようとしている(16)。ところが、『金曜日』では、こうした自分の主張は述べず、国権論者としての原則的立場から日本政府謝罪には反対だとしている(17)。なお、『金曜日』の同文章では「歴史認識を巡る外交問題 Permalink | 記事への反応(1) | 18:32

2024-01-24

anond:20240124084305

公金チューチューの親玉捜査されてるけど、由緒正しき「秘書がやりました」で結局ノーダメから何も変わらんぞ。

今なら言える!

検察捜査終結を受けて

次々と3000万以下の裏金公表している議員たちを見て

2chのあのノリを思い出した

当時のねらーなら真似すんなとか言いそうだけどw

2024-01-23

万引きGメンってさ

役人なの?

Gメンなんだよね?G-men

government man複数形

政府人間

日本では「麻薬Gメン」などのように、警察官以外で捜査摘発を行なう役人通称

とも書いてあるから役人で間違いないんだろう。

で、万引きGメンもお役人と言うことになる。

わざわざこんな事に税金投入してんの?バカなんすかね。

2024-01-21

anond:20240120164633

訂正するか書き足してほしいが石川県警コメントには矛盾するところはない

北國新聞に答えた警察の「事件性はない」というコメントは、その前に読売新聞が報じた「飲み物金銭が盗まれた」という窃盗事件について話している。

・その後に読売新聞の第二弾の記事に答えた警察コメントは、コカ・コーラ社が自販機破壊刑事告発した器物損壊捜査について「捜査する」と話している。

この違いが分からずに「読売VS北國」とか馬鹿対立煽りしているアカウントが多すぎ

 

読売金銭まれ窃盗事件」→警察事件性ない」(北國新聞

コカ・コーラ自販機破壊された」→警察器物損壊捜査する」

anond:20240121110614

先の冤罪レスにも書いたけど、これまで以上に冤罪は起こらないようにしなければならないため疑わしきは罰せずを徹底する。

無邪気だなぁ。

警察検察ゴリ押し警察検察自身隔離に関わる。

これどういうことよ?もし裁判無罪となったら起訴した検察官や捜査した警察官を犯罪者として隔離ちゃうの?

検挙率下がっちゃうだろうなぁ。

一審で有罪判決出したあと二審で無罪になった場合、一審の裁判官も隔離対象

anond:20240121103137

冤罪か否かの捜査判断はこれまで以上に厳密に、厳格に、正確に成さないといけなくなるだろうね。

根本的には疑わしきは罰せずで。

そいつが本当に愚かな悪人だったら、再度犯罪を犯して、確定的なボロを出すよ。

そこで逆に警察検察適当仕事してたら警察検察隔離されちゃうかもね。

[]1月20日

ご飯

朝:袋ラーメン。昼:カレーパン唐揚げ。夜:豚肉白菜にんじんしめじの鍋。たまごおじや。沢庵。間食:チョコ柿の種アイス

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみー。

腹ペコな上に眠くて眠くて仕方ない。

○幽限御界堂探偵社 1章

ロケットスタジオが開発したコマンド選択アドベンチャーゲームで、死相を見ることが出来る御界堂守丸が同級生巫女桜子が取り憑かれていることを知り、彼女を助けるために調査を始めるあらすじ。

幽霊怪異実在する設定で、主人公の守丸は高校生ながらそれら専門の怪異探偵として活躍しているので、話はかなりスムーズに進む。

相棒フェレットの大善も元人間で、それなりに優秀な怪異探偵であるため、事件捜査怪異との対峙パートもお手のものだ。

オカルト的な導入だが、怪異と立ち向かうために図書館資料を読んだり、街の人に聞き込みをして情報収集する流れはオーソドックス探偵が登場するアドベンチャーでお馴染みの流れ。

怪異対峙するくだりが容疑者証拠矛盾を叩きつけるパート対応しているのも、特殊な設定のミステリADVらしい展開。

低価格かつボリュームも短いが、勘所は抑えられており、特殊な設定を利用した“サプライズ”的な展開もあって小さいながらもシッカリなくまとまっている。

資料探しや、怪異の正体にアタリをつけるのが早いのは怪異探偵としての実力の高さを表現していて、工数の兼ね合いを感じさせない良い展開だった。

謎解きパートも読んでいれば大体の想像は付くが、怪異探偵らしくオカルト知識を踏まえた補足が入るのが、この作品らしさがある興味深い部分。

ただ、流石に道中の捜査パートテンポが良すぎる上に、そのテンポの良さに探偵としての技量があまり関係ないシーンもあるのが気になるところ。

アタリを付けた後の捜査では、たまたま近くに落ちていたとか、たまたま遊び道具にしていた子供に聞き込みを行えたとか、流石に話が早すぎた。

キーアイテムの一つが実は開幕から言及されているくだりなどは“伏線”として無理のない範囲かつ、テンポの良さが面白味に繋がるから良かったので、ボリューム工数をかけれないなりの工夫をしたい気持ちは伝わってくる部分もあった。

それだけに、工夫が薄い箇所は投げやりな偶然を強く感じてしまった。

また、ヒロイン主人公ボーイミーツガール描写も、例えば主人公の方が背が低いところや、ヒロイン友達が多い陽キャだけど主人公友達がいるシーンがないところなど、掘り下げると味がしそうな部分は多そうだが全部あっさり目。

シリーズ1作目をうたっているので、この辺は後にとっているのかもしれない。

値段相応といえばそうなのかもしれないし、対象年齢も少し低めに設定されていそうなので、これらの良し悪しは難しいところだ。

anond:20240120210320

警察検察冤罪事件を起こしても謝罪しないのが普通じゃねえの?

大川原化工機事件でも謝罪はしてないだろ

検事証拠捏造したのが明らかだった大阪地検特捜冤罪事件ではさすがに謝罪したらしいけど、だいたいの冤罪事件では捜査自体は適正に行われたとか言い逃れしてる

anond:20240120210320

まず間違いなく犯人だろってやつが黙秘否認してたら許せないとは思うかもしれんなぁ

でも検事暴言を吐いていいとも思わん

当たり前だけど犯罪者なら何やってもいいってことはないわけだし

そもそも大川原化工機の事件捜査員もでっち上げだと認めるような事件だったから例えとしておかし

2024-01-20

anond:20240119225113

歴史的に眺めると、人類は、被疑者被告人苛烈な取り調べなり拷問なりをして自白強要してた時代もあった。その結果冤罪という悲劇を量産してしまった。

人類はそういう過去の失敗を反省して、黙秘権やら弁護人依頼権やら被疑者被告人にたくさんの防御方法付与した。それが近代憲法刑事訴訟法思想な訳で。

我々の住む近代以降の国家はそういう決断をしたんだよ。「お前悪いことしたんだろ!」的な追及をする時にもルールって必要だよねって考え直したんだよ。

その結果、これまで有罪に持ち込めたヤツも無罪放免になってしまたかもしれない。悪いやつを取り逃してしまうこともあったかもしれない。

でも、「そうなってもいい」「冤罪を出すよりはマシ」という価値判断をしたんだよ、人類は。

こういう思想近代以降のものから、この先数百年くらいしたら、また別の思想に基づいた捜査裁判方法社会実装されるかもしれない。その可能性は否定しない。

でも、前近代的なやり方を、今、この社会でやろうぜっていう意見には賛成できないな。

それは歴史を踏まえない、過去の失敗から何も学んでいない人の意見だよ。

松本人志犯罪行為はしていなかったみたいでとりあえず安心した

文春の性加害報道がされたときにはレイプでもしていたのか?と焦った。

がどうやらそういうことは一切なかったようだ。

まだまだ続報として細切れに情報掲載していく予定のようだから確定ではない。

が、犯罪行為があったのなら、まずはそれを記事にするだろうからほぼ確定と言っていいだろう。

問題なのは犯罪が行われていたかどうかだ。

世間的とかスポンサー意向とかはどうでもいいことだ。

週刊誌を読んだ限りでは一切の違法性はない。

性加害の主張も、客観的ものでなくあくま主観的ものだ。

別段気にしない人は全く気にならないようなことしか行われていない。

その証拠現在に至るまで一切の被害届のようなものは出されていない。

少しでも問題があれば、とうの昔に警察捜査を始めているはずだ。

では、なぜ騒動になるのか?

これはジャニーズ問題のような本当の性加害が喧しく騒がれるようになった影響によるものだ。

あいった事件が起こると、特に問題がないことでも無理やり関係があるような脚色が行われる。

今、現在に世の中の関心を集めている問題に無理やり絡めるようなストーリーに仕立て上げるのが週刊誌というものだ。

単なる芸人飲み会を大げさに騒ぎ立てて、ありもしない事件に仕立て上げる。

極めて稚拙手法だが世の中の時流に乗ってさえいればそれで売れる記事になってしまう。

とまあ、それはおいておくとして、とりあえず松本人志犯罪を行っていなくてまずはひと安心だ。

犯罪をしてないなら、こんなもん芸人にとって勲章だ。

さっさとつまらない騒動示談でもして終わらせてお笑い世界に復帰して欲しい。

すべらない話とかで、文春騒動ネタにして笑わしてくれる日が楽しみだ。

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