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はてなキーワード: 建設とは

2023-06-13

ブクマコメの半分には同意できるけど半分はクソだなってときめちゃ悩む

前半もしくは後半でとてつもなく的を得たいいことを書いてるから全力で同意したいのに、前半もしくは後半であまりにも口汚くブクマ対象を罵ってるとか論理が急に飛躍してそれは全く同意できないなとかそういうとき

公開でブクマつけてたらその旨に言及できるんだけど、非公開運用だからそれはできなくて主に☆つけるかつけまいかのところで迷うわ。

「とてつもなく的を得たいいこと」の「とてつもなく」具合があまりにも高い場合にはそこだけ引用して☆つけてるけど、後半にも全力で同意してると思われるのは癪だな……と考えに考えぬいた結果、結局つけないことの方がはるかに多い。

☆あつめ意識的にしてる人はなるべく建設的な言葉かいブコメする方が☆つくと思うな。

過激にして☆いっぱいつくこともあるだろうけど、特定の一人から連打つくのは超怖いし。

anond:20230613092002

どうにかするのが難しい言動問題に悩むくらいならもっと別の何かについて考えたほうが建設である、というアドバイスでは

2023-06-12

総理息子の官邸狼藉問題報道を止めないで欲しい

総理息子が大学生っぽいバカ写真撮ってた問題だが、息子を馘首した事で単に政局として報道が止みそうだ。

だがそんなのどうでもいい、岸田さんが総理を続けていいか報道もっと掘り下げて欲しいのだ。なんでかというと、「官邸で何やってるかよくわからない」「誰が出入してるかよくわからない」という問題があるからだ。「なんか怪しい」し、「なんか変な人が出入り」している。

 

官邸総理大臣の実務設備だけにあらず

例を挙げよう。

やまもといちろう鳩山政権で何とか会議に呼ばれ、官邸で何とか会議に出席していた事を嘗ては誇っていた。官邸に出入してる事でハク付けしてたわけだ。

この事は今ではやまもとは言及しない。最近氏はまたネトウヨっぽい文章ばかり書くようになってきたので民主党との関わり触れられるとイヤなのかもと思うので、この事で突いてあげると面白いかも知れない。

この時に参加していた会議名前は既に官邸HPにも内閣官房HPにもない。それでいいのか?

更にこの会議の内容となると最初から公開されていないのだ。「誰を呼んだか/出入してるか」は微かにしか判らず、「何を話し合ったのか」「どんな資料交付されたか」は全然判らないようになっているのだ。安全保障に関わる事でもないのに秘する必要はあるだろうか?

これはやまもと氏がどこの馬の骨とも知れずという話じゃなくて会議の参加を公言している人でも会議内容がよく分らないという例なのであしからず

 

そして第一次と民主党政権を挟んで第二時以降の安倍政権の特徴として「これら会議を作りまくる」というのがあった。

 

官邸建替えによるキャパの増加

現在官邸2002年に完成したとされているが、実際には2005年くらいまで内装工事造作替えが続いていた。

この工事付近地上げ造成を含む大がかりなもので、2005年くらいか付近ゴーストタウンとなって、誰もいない宅地警察官が立哨しているという変な光景が見られた。

それで周りの道路も潰して超大型化した官邸が完成した。床面積10倍近く拡大されたのではないかと思われる。今の官邸は低層ながらオフィスビルと同等の規模がある。前の官邸屋敷だが今のはビルである

Wikipediaフロア図には官房長官控室とか執務室、会見室などTVで見る部屋ばかりが書いてあるが、

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Prime_Minister%27s_Office_of_Japan.jpg

それだけであれだけの床面積を使う訳がない。

各階に大小様々の会議室やオフィスがあり、デカビル故に、調理室、冷暖機械室、変電室などもある。そう、高圧受電するほどの規模なのだ311と福一事故後の電力自由化で高圧受電するコンビニなども出てきたが、それ以前で高圧受電するのは大マンション工場、高層オフィスビルだけだった。

 

そして重要なのは第一安倍政権では、この増やしまくった会議室が満杯で新たに間仕切りするほどに会議を開きまくっていた。所謂友達問題だ。

 

友達会議汚職の苗床

第一安倍内閣はお友達内閣マスコミ揶揄されて書かれたが、その特徴は閣僚人事だけでなく官邸政策会議も然りだったのだ。

そして誰が出入してるかについてはマスコミちゃんと書かない。でも「どういう感じの」人が出入りしてるかは噂話として流れてくるわけだ。

前述の通りに官邸オフィスビル化した。すると出入する業者も多くなる。機械メンテ調理産廃什器の購買廃棄、清掃など、設備管理要員、営業マンが多数出入する。

官邸では入場者のIDチェックと公安問い合わせをしているが、派遣自由化によってこれらの人員派遣ばかりとなっている。その為に短期間での人の入れ替わりが多い。

すると官邸に変な人たちが出入してるよとかのスキャンダラスな噂話はすぐに広まる。派遣社員が同僚に話す、他の派遣先で話す、それを聞いた社員家族に話す…となって「面白い話」は広まりやすい。

因みに、第一政権安倍総理病気辞職したのを仮病だという人が居たが、政権末期に安倍氏がずっとおかゆだけ食べているというのは有名だった。だから実際に体が持たなかったのだと思われる。

 

また第二次~第四次安倍政権では汚職が次々に問題になった。

ところでこれらの問題安倍氏自分利益になる事があっただろうか?

桜を見る会自分選挙区の人らを招待していた事を除いてそうではなかった。役人他人に便宜は図らせるように使役して問題になったのばかりだったのだ。

 

例えば森友学園では第三次政権が成立すると早速校長総理総理夫人明惠に接近している。

この公人への接近と距離が詰まるスキーム校長の特段の能力ではなしに、お友達会議が轍となったのではないか

 

桜を見る会では反社勢力に近い政治ゴロが招待されていたのが問題になった。招待状を出したのは内閣府の役人だ。

ではなぜそんなコネが出来ていたのか?それはお友達会議メンバー経由ではないのか?

 

三浦瑠璃の夫の疑念

三浦瑠璃旦那がソーラー発電関係詐欺逮捕され、瑠璃自身も失脚状態にある。

これを旦那犯罪と本人の評価は別だと擁護する人もいる。一般にはそれは妥当判断だ。

だが気になる報道がある。

旦那会社がソーラーサイト予定地近傍の、ソーラーサイト送電接続部の土地を買占めており、相場とかけ離れた売価を要求したという報道だ。

 

ここで思い出したのは東海道新幹線予定地と西武鉄道コクド)だ。

東海道新幹線の基礎は戦中の弾丸列車計画で要点の所どころ工事もされていたが、平地など細かいルートは変更の余地があった。

そして正確なルートが発表されて国鉄地上げ交渉に入る前に奇妙な事が起きていたのである

・「競走馬練習場」と偽り偽装会社を通じて新横浜駅付近線路用地をピンポイント西武の堤が取得していた。

伊豆箱根鉄道という三島ローカル私鉄がとっくに廃線となり線路も路盤も無くなった路線で鉄橋の建設を始めた。鉄橋が跨ぐ障害物はない。そこはピンポイント新幹線予定地だった。そして伊豆箱根鉄道西武鉄道の子会社である

上のうち伊豆箱根鉄道鉄橋のほうは失敗したが、新横浜駅付近では多額の土地代金を国から得ている。騙されて売ってしまった農家たちは訴えを起こしている(請求棄却)。

 

この情報がどこから漏れたか?が問題となった。堤と運輸大臣関係が怪しいとされている。

 

さて三浦瑠璃の夫は許認可事業であるソーラーサイト予定地の情報をどこから得たのか?

無論、官邸経由という証拠もない。だが三浦夫婦が如何なる会議に出席してどんな情報を得、どんな書類交付されたかが全く判らないか官邸ではないだろう、という根拠すらも無いのだ。

 

民主党政権殆ど業者パージ

第一安倍政権を引き継いだ麻生政権はこの官邸収容しきれないほどの会議を整理して変な人士の出入を制限したが、その後の民主党政権ではかなり徹底して整理され、これら会議の出席者たちはお払い箱になった。

民主政権は更に徹底していて出入り業者殆ども変更した。多くの業者仕事を切られたのだ。

また官邸に常駐する秘書官も多くを入れ換えた。

 

自民党が返り咲いた第二次安倍政権では意趣返しのようにまた業者を入れ換え、秘書官も2人を残して首を切った。

その二人のうちの一人が強姦事件捜査隠蔽で有名な中村格である

 

立憲の泉さんさぁ

立憲の泉代表は岸田総理息子の官邸狼藉問題で岸田総理世襲任命責任情報漏洩のセキュリティ問題として追及してるんだが、政局しか頭にないのが見え見えだ。

前者の世襲任命はその通りだが、前述のように変なやつが出入してておかしな事やってる方が問題なのだ。そんな事を隠したってしょうがない。

安倍明惠がV系入れて階段耽美写真撮ってたって構わない。それが分かればいいのだ。お客を呼んで観光写真っぽいサービスしてもいい。国会てもホワイトハウスでもやるだろう。

そうじゃなくて岸田総理息子は官邸が昔のフジテレビみたいな身内受けの場になってるのを知ってるからあんなことをやったのだろう。そこに常識の無さはない。隠れて常識が無い政治ゴロが出入していた名残があるのが問題だろう。

から政局なんてどうでもいいし岸田総理の進退なんて問わなくてもいいから、変なやつらが出入してるのが見えないって事を問題にして欲しいわけ。

オフザケ写真漏れてもセキュリティ問題なんかにゃならない。だが新幹線や許認可事業の未発表資料漏れるのはセキュリティ問題なのだ。一度政権に就いたのだからそういう細かいところを指摘して欲しいものである

anond:20230612110720

ジャンプラだろうがマガポケだろうがそこまで考えてる奴いないと思うなぁ

コメント書く時の禁止ワードくらいは考えてるだろうけど、ブコメYahoo建設コメントAPIみたいなのはやってないでしょ

anond:20230612110017

コメント数がランキング考慮されていても、たぶん「ネガティブコメント判定」みたいな自動で非建設的なコメント野次を省いて集計するようにはなってるだろうな。

荒れてるコメント欄が有利だと、作家からもフェアに見えないだろうから

anond:20230612040623

未成年ダメなら少年誌グラビアAI にすれば良い

逆に、『健全』をAIに判定させればいい。

建設性も判定できないのに?!

2023-06-11

anond:20230611221013

まさにポイントを捉えている。それこそが問題

ここで冷静に考えてほしいんですけど、『水着撮影会に害があるかどうかを説明する』のってめちゃくちゃ難しいですよね。学術的に証明するためには莫大なコストが掛かるのはおいておくにしても、『害がある』という状態定義されていないのでいくらでもゴールポストを動かせるし、

ゴールポスト無限に動かし続けて性的消費だの性のモノ化だの言ってくるんですよ。

あらゆる表現の自由が脅かされうる恐怖。ニーメラー先生も草葉の陰で泣いているよ。

仮にそれが説明できたとしても『でもこういったメリットもあるからそれを上回る害であることを説明してください』で相手説明責任をおかわりできる。建設的な議論をする気がない、相手に勝つためだけの議論なんですよね。

藁人形論法。どうせこうされる、などと起こってもいない妄想罵倒してる。

対人論証。水着撮影会問題議論するのでなく、極論野郎個人への対処を説いている。

環論証。「極論野郎」を説明なしで忍ばせている。

連座誤謬。某論破王もよく使ってる方法だ——だからなんだ?

詭弁ラッシュでまともに耳を傾けるべき相手ではないですと積極的自白していくスタイル面白い

でも、この部分は良いことを言ってると思うぞ。

可能であれば学術的な領域に引き釣り込みましょう。

異なる角度から議論でも何でもない、正面からの回答だ。誰もできてない。やればいい。

暇空茜(水原清晃)のバイト先&親戚特定しちゃったかも?

暇空茜@himasoraakane 5月20日

おれが高校中退して建築事務所で埃かぶってたPCCADソフト3d完成図出力機能3dの外観出力してプリントアウトするだけでパソコン先生扱いされるわ施工主は喜んでチップくれるわで美味しかったの思い出した


この自分語りツイート

建築事務所バイトっつーけど、高校中退経験のガキ雇ってくれるなんて親戚のコネ入社しかないっしょ!

で、調べたら、水原さんがやってる建設会社奈良市内に一社だけあった!

https://www.pref.nara.jp/secure/293069/gyoushameibo20230331_3.pdf

中退したのも市内の東大寺学園だし、ここなら実家から通勤可能だと思うんよ

水原くん、答え合わせオナシャス

論破王系エキストリーム極論野郎への対処

anond:20230611130551

論破王系は議論誘導うまい

論破王もよく使ってるんだけど、自分が有利な命題誘導しつつ、相手側に説明責任を発生させるのがうまいんだよね。今回で言えば『水着撮影会に害があるかどうか説明してみろよ』と言っておくことで相手側に説明責任を発生させている。またこれによってそれ以外の観点への反論に対しては「害があるかどうかの説明になってない」で返せる。

ここで冷静に考えてほしいんですけど、『水着撮影会に害があるかどうかを説明する』のってめちゃくちゃ難しいですよね。学術的に証明するためには莫大なコストが掛かるのはおいておくにしても、『害がある』という状態定義されていないのでいくらでもゴールポストを動かせるし、仮にそれが説明できたとしても『でもこういったメリットもあるからそれを上回る害であることを説明してください』で相手説明責任をおかわりできる。建設的な議論をする気がない、相手に勝つためだけの議論なんですよね。

論破王系への対処

議論しない

なんとでも取れる命題証明責任をふっかけてくる時点でまともな議論をすべき相手ではないです。無視しましょう

異なる角度から議論を試みる

基本は無視がいいのですが、どうしても相手をする必要がある場合相手土俵に上がらないようにしましょう。おそらく俺が議論したいのはそこではないとゴネてきますが、テメーの出した命題十分条件かもしれんが必要条件ではねえよと根気強く主張しましょう。相手は極論をぶつけるだけで知識がないので、可能であれば学術的な領域に引き釣り込みましょう。わかってくれるオーディエンスは、あなたの味方になってくれるはずです。

論破王系エキストリーム極論野郎への対処法(再追記しました)

anond:20230611130551

論破王系は議論誘導うまい

論破王もよく使ってるんだけど、自分が有利な命題誘導しつつ、相手側に説明責任を発生させるのがうまいんだよね。今回で言えば『水着撮影会に害があるかどうか説明してみろよ』と言っておくことで相手側に説明責任を発生させている。またこれによってそれ以外の観点への反論に対しては「害があるかどうかの説明になってない」で返せる。

ここで冷静に考えてほしいんですけど、『水着撮影会に害があるかどうかを説明する』のってめちゃくちゃ難しいですよね。学術的に証明するためには莫大なコストが掛かるのはおいておくにしても、『害がある』という状態定義されていないのでいくらでもゴールポストを動かせるし、仮にそれが説明できたとしても『でもこういったメリットもあるからそれを上回る害であることを説明してください』で相手説明責任をおかわりできる。建設的な議論をする気がない、相手に勝つためだけの議論なんですよね。

論破王系への対処

議論しない

なんとでも取れる命題証明責任をふっかけてくる時点でまともな議論をすべき相手ではないです。無視しましょう

異なる角度から議論を試みる

基本は無視がいいのですが、どうしても相手をする必要がある場合相手土俵に上がらないようにしましょう。おそらく俺が議論したいのはそこではないとゴネてきますが、テメーの出した命題十分条件かもしれんが必要条件ではねえよと根気強く主張しましょう。相手は極論をぶつけるだけで知識がないので、可能であれば学術的な領域に引き釣り込みましょう。わかってくれるオーディエンスは、あなたの味方になってくれるはずです。

追記

朝で時間も無いので一度簡単に書きます

規制理由必要ない」と読んだ人が多いようですが、そういった話はしていません。世の中の問題と言われているものは多くの論点内包していることが多く、それらを個別評価したうえで最終的な判断を下す必要がありますしか論破王系の論者は特定論点のみが重要であり相手の主張の必要条件であるかのように強調し、困難な証明を迫るのが得意なので相手にしない方が良い、と言う話です。

追記

https://twitter.com/oonomotohiro/status/1667878107750219777

埼玉県知事の短い連ツイの説明だけでも、今回の件は以下の要素を含んでいます

これらの問題は「水着撮影会のものに害があるか」という一点のみで議論できるのでしょうか。条件に違反していない業者川越水上公園で開催予定だった業者への対処や中止を求めた経緯は私も問題があると思いますが、開催許可条件に違反した業者についても同様に議論可能なのでしょうか。また県営である以上、県や地域住民意向が利用条件に反映されることについては一定の理があると思います。今回の件では私営プールを借りて実施することについては問題とされていないと思いますが、そういった数々の前提条件を無視して「水着撮影会のものの害」の証明を求めることは今回の議論のごく狭い一部分にスポットライトを当てているに過ぎずません。

一方で増田は「水着撮影会のものの害」が証明されることのみが重要であるように命題すり替え、そこから外れた議論拒否する姿勢を取っています。適切な前提条件に基づかない議論本質的無意味であり、当然に相手をする意味もないと考えます

またブコメでは害の有無を聞いているのに説明できないことが問題、という趣旨コメントが目立ちます上記の通りこの命題のもの元増田によって歪められてしまったものですし、極論によって命題すり替えて回答できない相手を追い詰める、ということこそが論破王系の典型的手法でありその手に乗るきはないと回答させてください。あと書いてないことを勝手に読み取ってブコメしてくる人は悪意があるのか、あるいはシンプルに頭悪いんでしょうか?

anond:20230611184223

ひどいコメントだ…。

ところでいくらでこんなクソみたいな駄文書く仕事請け負ったの?

多重尋問詭弁法を使ってる。クソみたいに建設性がないのは、このコメントの方。

2023-06-10

現代日本とんち世界みたいになってる。

水着ダメならサンバダメだよね。とか、殺人事件統一教会・・・って言ったら正義になったとか、なんかもう上手い事言ったら無罪放免みたいなノリになってる。

一休さん時代なのよな。そろそろ建設中の橋の真ん中歩いて動画配信ネットタイガーファイアウォールしたりする人が出てきそう。

2023-06-09

極化した集団建設的に対話するには

うちの近所に大きい公立植物園があるんだけど、この施設の改修を巡って議論が紛糾してる。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/500166?display=1

自分はこの地に住んで30年ほどのギリ若者立場だけど、若者向けの店舗飲食店文化拠点(昔はFMラジオ局があった)が次々と撤退して寂れた住宅地になっていることにただただ寂しさがある。それで賛成派の立場で一度住民説明会に参加したことがあるが、目にするのは高齢者強硬な反対意見ばかり。声が大きい人にアジテートされて、皆が反対しているに違いないと先鋭化しているようにすら思える。

ポスター掲示やら署名やらのお願いが来ることもあるけど、正面から議論するのも面倒臭いのでハイハイと受け入れてる。そのことで余計に民意を得たと思わせてしまうのは癪だし、反対派の扇動的な主張を強めてしまってることには責任を感じる。説明会槍玉に上がってる担当者ニュースで見るたびに心が痛む。

近隣の声を聞く限り、改修に賛成している人も実際のところそれなりにいる。一定数の賛成派の存在がわかれば反対派もちっとは自論への疑いが出て視座が広がるんじゃないかと思うのだけど、賛成派には反対派ほどの活動へのエネルギーもないわけで、まるで錦の御旗を得ているかのような認識のズレは未来是正されないのだろうなと感じる。こういった状態で、いったいどうすれば建設的な議論ができるのだろうね。

anond:20230609135538

フェミだけじゃなくて社会運動をしてる連中は議論は避ける・潰す・一方的自分理屈押し付けるって方法論でやってる。

建設的な議論をやって、もし相手の言ってることが正しいようなら自論を変えるなんて考えの持ち主は社会運動をやってない。

議論をしたら負けくらいの考えでやってる。

2023-06-07

3Dプリント住宅って、アフリカとかの貧困層に助けにならないかな?

住宅建設費用が激減するなら、アフリカとかで、貧困な人とかも家が持ちやすくなるとか、そういうのってないのかな?

anond:20230607093210

国際的研究施設建設する構想があって地方自治体議員が誘致に熱心だとか、地域に独特の生態系歴史等があってそれを地元振興に活かそうと考えてるとか、政治家出張ってきそうな場面は色々考えられると思う

2023-06-06

20代既婚女だけど子供は産まないと思う

最近バズってた某エントリーを読み、大した話じゃないけど思うところがあったので書きなぐってみる。

スマホからなので読みづらかったらごめん。

結論から言うと、あのエントリー独身高齢女性強がりだと思いたい人もいるようだけど、

既婚適齢期女も同意見だよ、という話。

まず私は27歳の既婚女で、年収は600万円。

夫は29歳、年収700万円。

どちらの勤め先も、男性が育休取得実績のある所謂ホワイト企業

2人とも両親は健在で、まだ60代前半、関係も良好。

実家都心から1時間からない郊外

ネットで目立つようなキラキラ富裕層ではないけど、子供を産み、育てるのには充分な環境だと思う。

からは「妊娠出産自分が代われない以上、君の意思尊重する」と言われている。

義両親からも、両親からも「2人の好きなように」「産むなら援助する」と言われている。

まり、産むか産まないかは全て私の判断にかかっている状態である

で、冒頭に戻るが、ここまで恵まれてても私は産まない。

いやだって、今の生活がすごく充実してるんだもん。

好きなように美容お金かけて、ちょっといいバッグをボーナスで買ったり、

夫婦でふらっと旅行したり、気まぐれにちょっといいレストランに行ってみたり、共通趣味を楽しんだり…

キラキラではないけど、お金心配をせずに好きなことが出来る幸せがある。

仕事楽しい

幸いなことに、やりたいことを仕事にして、そこそこ評価されて昇進も見えてきた。

資格取得なんかも頑張って、将来は独立出来たら、なんて考えてる。

これら全部捨てて子供産んで、20年子育てするかっていわれると多分無理かな。

生命神秘とか、親になることが、今の生活を捨ててまで手にするべき経験とは、私には思えない。

身体的に痛いのも辛いのも嫌だし。

でも別に子供が嫌いな訳ではなくて、むしろ好きだと思う。

選挙では子育て支援公約に掲げているところに投票するし、ふるさと納税寄付金用途はいつも子育て支援だし。

公共の場子連れが困ってたら積極的に助ける。

仮に子無し税とかあったとしても、目的子育て支援ならまあええかと思う。

でも、あくまで私は産まないって話。

少子化対策と私の人生を天秤にかけたら、当然私の人生の方が重いし。

ちゃんと老後に備えて貯金だけはしておくけどね。

ちなみに類友もあるだろうけど、私の友人は既婚独身関わらずほぼそんな感じ。

だってからしたらいいことないんだもん。

セレブ専業主婦ならまた違ったのかな?

ここまで色々書きなぐってきたけど、結局

結婚してようがしてなかろうが、

若かろうが歳をとってようが、

金銭的に余裕があろうがなかろうが、

産まないことを選択する女はいるということを、

彼女とは異なる立場から表明しておきたかった。それだけ。

追記(2023/6/8)

休憩時間にだーっと書きなぐった文章(しか二番煎じな内容)にいっぱい反応が来ててびっくりした。

Twitterの反応とかコメントとか、気になったものだけ自分の考えを書いておきます

・産まない理由が浅はか系

あなた価値観だと浅はかかもしれないけど、私の価値観だと大事なことだから、そんなこと言われてもねえ、って感じ。

他人価値観卑下するよりも、他人価値を見出せるように、いか出産子育てが素晴らしいことか語った方が建設的な気がするけど、反応見てるとそんな人少ないんだよね。

(何人かは観測してますあなた経験を共有してくれてありがとう。)

・歳をとってから後悔するぞ系

→後悔するかしないか決めるのは私なので、他人あなた関係ないよね。

あと、後悔の度合いで言うと、産まない後悔より産んだ後の後悔の方が取り返しがつかないと思っていて、ぶっちゃけこっちの後悔の方が私はしたくないかな。

旦那子供欲しがったらどうする系

→そのとき私が産みたければ産むけど、産みたくなければ別れるよ。

自分がやりたくないことをやってまで結婚し続けることに私は価値を感じないなあ。

子供産んでもキャリア美容も全部出来るぞ系

→うちの年収夫婦の業種だと難しいことなので、世帯年収いくらで、夫婦共にどういう業種で働いていると実現出来るのか真面目に知りたい。

もし差し支えなければ教えてください。

美容院とかネイルとか欠かさずちゃんと行けてる?

夫婦ともに止むを得ず残業ときはどうする?

突発的に海外旅行とか出来る?

趣味で土日不在にしても大丈夫

この辺非常に気になります

・その他

→なんで顔も見えない他人の、産まないという選択にそこまで怒れるんだろう?

シンプルに疑問。

折角みんな人間で知能があるのにどうしてわざわざ動物的な習性を前提に考えたがるのかな。

どうやったらそれを無視できるか考えた方が建設的なのに

踏み倒せるかもしれないのに。はじめからそれを諦めるんだね。

悲しいよ

折角みんな人間で知能があるのにどうしてわざわざ動物的な習性を前提に考えたがるのかな。

どうやったらそれを無視できるか考えた方が建設的なのに

踏み倒せるかもしれないのに。はじめからそれを諦めるんだね。

悲しいよ

折角みんな人間で知能があるのにどうしてわざわざ動物的な習性を前提に考えたがるのかな。

どうやったらそれを無視できるか考えた方が建設的なのに

踏み倒せるかもしれないのに。はじめからそれを諦めるんだね。

悲しいよ

anond:20230606063604

あなた自分煽りに対してさまざまな反論が来ることを想定して

完全に論破できる答えを用意していたのでしょうが

私のような変人しか相手してくれなくて残念でしたね

私はハナから議論する気はないですが、的外れ質問に対し丁寧にレスを返してくださりありがとうございました

最後に、私はバカに対して「お前はバカだ」と指摘することは最も愚かな行為だと思ってます

あなたはそれを建設的な批判だと思っている

そこが埋め難い溝なのかなあと思いました

ではさようなら

anond:20230606053337

「9割の人間馬鹿」というのが

論理的悪口ではなく建設的な批判だと、そういうご意見でよろしいですか?

anond:20230606052944

日本人、非論理的悪口は、「宗教感情に合わない人がいたら言うのも仕方ないから」言うけど、

建設的な批判をしないことを「人の悪口を言わない優しい国民」と思ってますもんねwwwww

悪口を言わないwwwwこの国には似つかわしくない言葉だと思いますね、視野が狭いかちょっと認知の歪みを察しちゃいます

ただ政治的教養が足りないだけなんですけど

2023-06-05

田舎高校に通っていた頃の思い出


昔のことに整理がついた。いつもお世話になっているはてなで語りたい。

ちょっと長くなるけどごめん。ピュア気持ちが赤裸々に表現されているなんてことはないので安心してほしい。若かりし頃の日記を見ながら書いている。

かつては花の高校生だった。今はすっかりアラサーが身に付いている。

地元の小中学校卒業してからは、家からキロほど離れた高校に通っていた。進学理由は、そう、友達三人がその高校を志望していたから。制服もかわいかった。だから私も志望した。今思えばその程度の理由だけど、自分には大事なことだった。

偏差値が高い学校ではなくて、みんな専門学校かに行く感じの、ごく平凡な高校だった。同じクラス大学に進んだ子は5人もいない。そんな中で、晴れて高校生になった私は、コンビニアルバイトに挑戦することにした。同じクラス女子アルバイトをしている子は少なかった。早く大人になりたかったのもある。

七月の始めだった。近所のセブンイレブンに応募した。夏は暑くて元気が出ないから嫌いで、新しいことを始めたくはなかった。けど、上の友達の一人がどうしても同じお店がいい!! というので、一緒に挑んでみることにした。

60才ほどのお爺さんがオーナーで、二人一緒に面接を受けたのを憶えている。パイプ椅子に座って面接を受けた。それで、志望動機を聞かれて、私は「社会勉強したいです」と言った。お小遣いが欲しかったのが本当だけど、別に嘘はついていない。

友達のMちゃんは、「タウンページを見て応募しました!!」と言っていた。「タウンワークのこと?」とオーナーに問い返されて、隣の部屋の大学生達が大笑いしていた。ほかにも同じくらいの時期にアルバイトで入った子達がいた。



八月頃だった。働いていて、ある男性に気が付いたのは。

その人は、がっしりした体形で、作業服を着ていた。あまり汚れはない。夏頃は薄い緑の作業服で、冬になると白い作業服の下からワイシャツネクタイが覗いていた(作業服の下にワイシャツを着ている人がいるよね。わかるかな…? 建設コンサルタントみたいな)。黒いカバンを持っていて、手のひら大のキイロイトリストラップひとつ付いていた。

ある時だった。その人のレジを受けたのが何度目かの時だ。私がいるレジの前に来た時、「こんにちは」と声をかけてきた。その時、私はどうすればいいかからなかった。ひとまず「こんにちは」と返して、何点かの食料品バーコードを読み取っていった。

レジ袋を渡す際、少しだけ手が触れた。変な感じがして手を引っ込めた。

その後も、その人は週に1,2回は私のいるレジに来た。その度に、「こんにちは」や「こんばんは」と挨拶をする。私は黙ってることにしていた。挨拶は返さない。マニュアルにないのもあるけど、なんだか変な感じがした。

ほかのアルバイトの子は、みんな「落ち着いてる」とか「男らしい」とか言っていて、でも私にはわからなかった。嫌な人じゃないとは思っていた。

その人のことをMちゃんに話してみた。すると、Mちゃんも同じように挨拶されているとのこと。そういう人みたいだった。彼女は、ちゃんと男の人に挨拶を返していた。何度か見たことがある。Mちゃんと一緒のシフトになることは珍しかったけど、作業服男性(当時の苗字を取ってKさんにする)に「こんにちは」と挨拶されると、「こんにちはー!!」と元気に返していた。

Mちゃんは人気があった。はつらつとしたキャラクターの子だった。30才になった今でもかわいい。異性にモテる子で、小柄で明るくて元気だった。不細工ではない。本当にいい子だった。



八月の終わり頃だった。生まれて初めて美容院に行った。当時実家には、両親と私と弟がいたんだけど、毎回千円カットだった。弟はスポーツ刈りで、私は簡単なボブカットだった。Mちゃん小学校の時から美容院に連れて行ってもらっていて、うらやましいと思っていた。

で、私も晴れて、初めてもらったお給料美容院に行ってみた。当時の私は物を知らない子だった。美容院にかかる料金も知らなかった。恥ずかしくて友達に聞くこともできなかった……。

入口では綺麗な人がこっちに来て、「初めてですか?」と聞かれた。緊張しながら「カットお願いします。ブローなしで」と言った。Mちゃん受け売りだった。「シャンプーしますか?」と問い返されたので、「お願いします」と伝えた。

こうして私は、まるで違う人になったみたいなショートヘアを手に入れた。料金はシャンプー込みで五千円だった。

それで、次の土曜の昼にコンビニレジをしているとKさんがやってきた。彼の順番がくると、「ん!?」という声が店内に響いた(はずだ。さすがに記憶あいまい)。ちょっとびっくりした。

増田さん、髪切った?」

どうしようかと思った。まだ、親以外の誰からコメントをもらっていない。なんだか怖くなって、「はい……切りました」って小さい声で答えた。そうしたら、

「似合ってるね!!」

と、Kさんは言うのだ。自信満々の目つきで。

あの頃は、Kさん特殊な人だと思っていた。まだ16年しか生きてなかったけど、彼のような人を見たことはなかった。でもその時、理由がわかった気がした。彼を特殊だと感じた理由が。

瞳だ。力強かった。当時、私と同じクラス男子はもちろん、周りの大人や、教師でさえあんな瞳の人はいなかった。Kさん目力ダントツだった。

ありがとうございます…」

途切れ途切れだったと思う。恥ずかしいけど、嬉しかった。レジの中で私は小さくなっていた。心臓の音が大きくなってきて、震える手でKさんが選んだ商品を読み込んでいた。お釣りを返す時に、緊張のあまり10円玉を床に落としてしまった。急いで拾って、拭くのも忘れて返した。



土日のどちらかで、Kさん接客をすることが多かった。

別に、その人に会うためでは全くない。そんなことは全然ない。ただ、雇用契約書を交わす時のオーナーとの約束で、「平日は2日と、土日のどちらかにシフトに入る。お盆正月シフトに入る。試験間中休み」という約束を守っていただけ。

月に何度か、Kさんは話しかけてきた。他愛のない話で、10秒くらいで終わる。ほかの話しかけてくる男の人と違って、こちらが返しやすい問いかけや、共感を呼びかける言葉が多かった(雨が多いね、名札が曲がってる、ゴキブリ死体が落ちてる、会計金額が2000円ぴったりとか)。

和やかな日々が続いていた。学校勉強は難しくなかった。偏差値が高くないところだった。風紀が乱れているとか、そういうことはなかったけど。制服を着崩す人は少ないし、部活動をやってる人もたくさんいた。女の子可愛い、ということで有名な広島県東部公立高校だった。思い出話が多くなってごめん。こんな時しか話せる機会がないので許してほしい。

その年の冬だった。放課後にMちゃんから相談を受けた。夕日が教室を照らしている時間帯で、ほんのりとまぶしかった。Mちゃんと一緒にやっている文化部活動が終わった後だった。彼女自分の机に座っていて、私は自分椅子をそこに移動させていた。

Mちゃんカバンの中から取り出したのは、手紙だった。薄い青色封筒だったと記憶している。小さい便せん2枚に渡って手紙が添えられていた。

「これ、あの人からもらった」

とMちゃんが言った。Kさんのことだ。話を聞くと、一昨日の夜にKさんコンビニに買い物に来て、帰り際にMちゃんに渡したという。それで、Mちゃんは受け取った。

もやもやとしていた。何かが燃える感じが、ぶすぶすと胸の奥から込み上げてくる。あの時、私の表情は歪んでいたかもしれない。へんな感情だった。心臓から血管へと、血液が流れ出ている感じがわかって、心臓から流れ出たその血が体の中を巡っていった。そういう感覚があった。

増田さん。これどうすればいい?」

「あー、はいはい。うん。すごいね。知らんよ。好きにすれば」

気持ち言葉で表すとこうなった。

そのまま席を立って、教室を出て、靴箱まで下りるところの階段で涙が込み上げてきた。別にKさんのことが好きなわけじゃなかった。当時、私に「付き合ってよ」と告白してくる男子もいた。Kさんはただのお客さんだった。何の感情もない。本当だ。

今思うと、わかる。女として負けたのだ。Mちゃんに。だから気分がもやもやした。当時は「女としての負け」という考え方はなかった。でも、心の中で感じていたのは、まさにそれだった。

コンビニを休むようになった。それまでは試験間中しか休んでなかったけど、行く気がしなくなっていた。休んでいる間は、別に普通だった。学校は楽しかったし、部活は週に二回しかなかったし、それ以外の日はまっすぐ家に帰っていたし、稼いで貯めたお金好きな音楽漫画雑誌に使っていた。

美容院には通い続けていた。三ヶ月に一度。何度もお風呂で髪を洗っていると、セットしてもらった髪がシワシワになる。そうなったら行くことにしていた。周りのおしゃれな子に合わせて、大人の女性が読むような本も買った。



高二の梅雨時だった。Mちゃんコンビニを辞めると聞いたのは。マクドで、同じ中学出身のみんなで騒いでいる時にMちゃんがそんなことを言った。別に理由はないらしい。

そんなことはないはずだ。だって、冬頃からMちゃんは太りだしていた。以前はスラっとしてこぢんまりしていたのに、今ではすっかり丸くなっていた。お腹が出ていて、制服を着ていても目立つ。以前はハムスターだったのに、今はチンチラだった。

Mちゃんが「オーナーが困ってるよ」と私に言った。ほかにも欠員が出て苦しいらしい。もう何ヶ月も休んだし、そろそろ出てみることにした。

Kさんは、やっぱり週に何度か来店していた。冷凍食品ホットスナック炭酸水ビールを買っていく。最初は「久しぶりだね」と聞いてきたので、「はいお久しぶりです!」と作り笑いを返した。

昨年入った高校生は、みんな辞めていた。先輩の大学生やパートさんに聞いてみたけど、そんなものらしい。オーナーは「働くという行為に耐性がつく子が少ない」「もっと楽なアルバイトを探す子も多い」と愚痴をこぼしていた。

それからKさんと話す頻度が増えていった。前よりも話すのが楽しくなっていた。Mちゃんが辞めて気分が楽になったのも正直ある。

その夏だった。一度、ファッションカラーというのをしてみたかった。夏休み限定で。完全に金髪にするんじゃなくて、線状にスッと部分的に染めるのをしてみたかった。

馴染みになった美容院に行って、当時流行っていたロングヘアの横髪の方に金色ラインを入れるのをやってもらった。後ろの毛先もちょっと染めた。

次の日、コンビニレジを受けているとKさんが入ってきた。土曜日で、ジーンズTシャツラフな格好だった気がする。

増田さん、今日どうしたの。金色じゃん」

はい。変えました」

「うん、うん。変わってるね」

「どーですか?」

「似合ってるね!」

この時、息がしにくくなって、左手を前に出して2,3回すばやく振った。小さい声で会計金額を告げて、お札を受け取って釣銭を取ろうとしたところで、また落としてしまった。お釣りを拾う時、休日だったので当たり前だけど、Kさんカバンを持ってないことに気が付いた。キイロイトリ(リラックマ…)のストラップを思い浮かべて彼の前に立った。

Mちゃん気持ちがわかったかもしれなかった。何も言わずにお釣りを返した。Kさんはほんのり笑っていた。2023年の今と違ってマスクをしていない。朗らかな笑顔だった。懐かしい。

でも、怖い時もあった。同じ年のことだったけど、私は中年のお客さんに怒られていた。声が聞き取りにくくて、タバコ選びに二度も失敗したからだ。Kさんレジの三番目に並ぼうとしていた。

ずっと怒られ続けていて、ようやく終わるかと思ったけど、やっぱりまだ続いていた。すると、Kさんが割って入ってきた。「すいません。あと二名ほど並んでるんですが」とフォローしてくれた。

でも、その中年のお客さんはキレてしまった。「兄さんは関係なかろうが。おい!!」とヒートアップしてた。「関係あるでしょ」とKさんが返していた。

かに店員もいなくて、話のやり合い(ほとんど平行線)が続いている中、いきなりだった。Kさんが「あぁ!!?」と怒鳴ったのだ。彼はおじさんにこんなことを言っていた。

「さっきからお前、つまらんことをグチグチグチグチと……俺はのう、お前に手を出そうとするんを、ずっと我慢しとるんやぞ!!」

「……兄さん警察呼ぶよ」

「呼べ!!」

「……」

おじさんが退散すると、Kさんバツが悪そうにしていた。ほかの子応援に来たので、私は向こうのレジに行った。



もうすぐ高3になる頃だった。変化があったのは。

Kさん手紙をもらった。夜9時くらいで、お客さんもほかの店員も誰もいなかった。会計を終えた後で、「増田さん、増田さん」と声をかけてきて、カバンの中から手紙を取り出した。

何も言わずに受け取って、家に帰って読んでみた。以下内容。

増田さんはよく動いていてすごいと思う

・どんな人なのか知りたい、食事に行きたい

・今年中に引っ越すのでその前に

・興味があるならメールがほしい

・興味がない場合は返信はいらない

当時は彼氏がいた。初めての彼氏だった。同じ学校で、お調子タイプ男子だった。

そこまで好きではなかったけど、告白されて悪い気はしなかったし、嫌な人でもないから付き合っていた。クラスの中でも悪い立ち位置の子じゃなかったのもある。

ある夜、その彼氏Kさんとを心の中で比べてみた。別に、どちらがいいとか結論は出なかった。いや、見た目も中味もKさん圧勝なんだけど、今の彼を嫌いにはなれなかった。それで、交際中の人がいる以上は、Kさんに何も答えない方がいいなって思った。

もし仮にKさんと会ってみて、一緒にご飯を食べて、もし仮に告白とかされて、付き合いはじめたとしても・・・・・・すぐにフラれるだろうなって、ベッドの中で思った。

Kさん雰囲気が優しそうで、見た目も悪くない人だった。ほかのアルバイトの子も皆格好いいって言ってた。自分相手にされない、付き合ってもすぐに幻滅されると思った。



高3に上がってからも、これまでどおりKさんとの関係が続いた。私のいるレジに並んで、たまに会話をする。天気の話が多かった。あとは、私のメイクとか、髪型とかが変わった時は気づいてくれた。ほかのお客さんがいない時に限って会話をしていた(迷惑になるから?)。

当時、高校を出た後の進路は美容専門学校を考えていた。そこまで大した志じゃない。高校入学した頃は、見た目が『じゃが芋』だった私も、メイクファッションを覚えてだいぶましになっていた。『メインクーン』になっていた。

自分でいうのはどうかと思うけど、本当に私は変わったのだ。高1の時の写真と高3の時の写真を比べると、じゃが芋から進化した存在になっていた。別人みたいだった。

その年の秋になると、第一志望の専門学校に入るために、コンビニの隣にある地域集会所で毎日勉強していた。いつも親が仕事帰りに迎えにきてくれる。当然Kさんと会うことはできず、悶々とした気分になった。

入学試験ちょっと前だった。集会所を出て、お腹がすいていてコンビニに何かを買いに行こうとしていた。すると、ちょうどKさんがお店から出てきたところだった。自転車に乗ろうとしていて、コンビニ駐車場に入った私を呼び止めた。

お疲れ様です」と声をかけてきて、私も「お疲れ様です」と返した。「今日寒いね」には、「本当寒いですね」と返した。「元気そうでよかった」には、「はいめっちゃ元気です!」と返した。泣きそうだった。嬉しかった。

その時、Kさんが「増田さん。俺、今日最後なんだ」と手短かに言った。「今週末に引っ越す。今日コンビニ最後から。じゃあ、元気で」と、Kさん自転車に乗った。

私が「こちらこそ、ありがとうございました」って言うと、「増田さんはい社会人になると思う。もし、大人になってどこかで会うことがあったら何か奢る。約束な」って、自転車に乗って私の家とは反対方向に駆けていった。



あれから十年以上が経った。今は結婚二年目で、生活に慣れてきた頃だ。子どもはまだいない。そろそろ社会人として復帰しようかと考えている。コンビニで働こうか、それとも昔いた会社契約社員ポジションを探そうか思案している。

実は、あの別れの日から数年後にKさんに会うことがあった。当時の私は、美容専門学校卒業した後、都会の方で美容とは関係のない仕事に就いていた。求人情報誌への掲載営業で、とある喫茶店に出入りしてたんだけど、ある日そこでKさんサンドイッチを食べているのを見た。その時は、作業服じゃなくてスーツだった。後日聞いたところだと、会社からの出向で政令指定都市に赴任しているとのこと。

お久しぶりです。元気でした?」と声をかけてみたけど、Kさんちょっと悩んだ様子だった。かくいう私もメイクが濃すぎたし、髪も長くなっていたから、気づくのに時間がかかったみたいだ。向こうも驚いてたっけ。やっぱり優しそうな雰囲気で、笑顔がまぶしかった。あの日約束どおり、後日ご飯をおごってもらった。

この日記を書こうと思ったきっかけは、早朝に旦那を送り出した後で、昔の自分を思い出したからだ。玄関で、旦那カバンに付いているぬいぐるみストラップを眺めていて、思うところがあった。

とりとめのない内容だったけど、以上になる。最後まで読んでくれた方がいたらうれしいな。

オレは論理的合理的からお気持ち」なんかに振り回されないぜ。

みたいな感じの人って最近ネット結構いる気がする。

じゃあ当然ニヒリストなんですよね?って思う。

不快を避け快楽を得るための経済的に充実した生活を求めて金稼ぎのスキルを磨くだなんて、そんな「お気持ちベース無駄な事はしませんよね?って。

死ぬ理由もないけど、生きる理由もないですよね?そこからどうやって「お気持ち」抜きで合理的生き方をするんですか?

意味を問うのを止め、欲の炎を吹き消して悟りでも開いたら確かに合理的と言えなくもないかもしれない。

でもそんなんしてないっしょ。

社会資本主義経済という舞台があるのは事実だけど、そこにコミットすべきだというのは規範の話。

であるからといって一義的に「そうあるべき」という話にはならない。

社会を維持するのは大人義務?なんで維持しなきゃならんの?「論理」だけで正当化するのは難しい。

個々の生存幸福追求の場を守るため?なんで幸福なんか追求すんの?

生物生存して種の保存をしていくものから?優秀な子孫を残すべき?

かに今までそうしてきたけど、これからもそうしていく「べき」という意見正当性はどこから湧いた?

規範が無からポップする事はないし、理詰めで言えば存在しないものをあると言い張るなら、それは「論理的」な人が大嫌いな宗教ですよねって。

私は宗教全然良いと思うけどね。

全ての規範の土台は快不快であって、土台が無ければ論理を積み上げていく事は出来ない。

論理的「だけ」で言ったら人間なんかいてもいなくてもどっちだっていいんで。

殴ったって盗んだって殺したって、不快蔓延するという点を除けば何の問題もない。

ニヒリズムというと脊髄反射で厨二かよと思う人もいるけれど、自然科学が台頭して宗教が相対化されて以来、誰だって最低限心にニヒリズムの影くらいはあると思う。

自覚的であれ無自覚であれニヒリズムを土台(?)にして、そこから刹那主義実存主義消極的ニヒリズム、あるいは宗教人権思想生命尊厳だって立派で有益宗教ですよね)への回帰なんかを選び取ってる。

お気持ち」に従ってね。

私は大い感情論者だし、生きるとは自分の納得を追い求める事だと信じて疑わない。

そのための近道をする道具として論理を使う事はあっても、どこまでいってもそれは道具で感情に先んじるものではないと思う。

人は理屈カレーを好きになるのではなくまず先に好き嫌いがあって、そこから遡及的に論理的分析が始まる。

カレーとはかくある理由で美味しく、あなたが嫌いなのはそれを理解していないからだ。

「本物」を食べれば分かる、とか山岡士郎みてーな事言う奴がホラ食え、ウマいだろ?と強要したらどれほどグロテスクか。

結局は感情論だよね、という話に対する極端な反論として「感情論がイイなら人殺しをしたいって感情もオマエは受け入れるんだよな?」

みたいな話はありがちだけど、それもまた論理規範道徳と言うよりは快不快の均衡の話だよねって思う。

殺したいと殺されたくないは等しく無意味で対等なので、まあ多数決的に殺されたくないが優先される。

大抵の人は殺したいより殺されたくないに天秤が傾くんで。

まあ私は別に殺したくても、実行したっていいと思うけどね。突っぱねられて終わりなんで。

その考えは尊重するけど、そこから出力された刃が自分に向けられたら当然抵抗する。

他者の考えを尊重する事と、それが自分領域に入ってきた時に突っぱねる事は全く矛盾しないんで。対等であるが故の衝突。

アフリカで何万人が死んでますって情報を聞いてもほーんとしか思わんけど、目の前で人が死ぬ所みたら素朴にイヤな気持ちにはなるだろうと思う。

そこには単純な損得勘定で片付けられない道徳規範について何かのヒントがあるかもしれないけど、何であれ突き詰めれば快不快問題収束する。

自然科学的な事実でなく規範を論じるなら、快不快からは逃れられない。

イヤ利他的な行いをする人間だっているだろ、人間不快だけで動いてない、という反論もあるかもしれない。

主体的他者奉仕するにしたって、その行いが自身の中で快楽を生む、あるいは少しのコストを払ってより大きな快楽を得られるからそうしてるんじゃないって思う。

それは別に偽善でもなんでもないけど、自身快楽を求めるために働きかける先が自分他人かの違いでしかないんじゃない。

規範について、例えば今は結果の平等より機会の平等の方が強めに支持されてる。

じゃあその機会の平等実践として、等しく分け与えるべきか?持たざるものにより多くを再分配すべきか?

後者は甘え、世の中弱肉強食であるべき」なんだから努力で補え、なんてのはネトウヨありがちな言い草だと思う。

さりとて前者が「正答」だと決めたらその時点で宗教になってしまう。

元より答えなんてないんだから合理的に考えて」、なんてカッコつけない方が良いと思う。

私はこっちだと思います、こうこうこういう論理的理由もありますが、根っこの部分の判断としては私の心がそう囁くからです。

って言った方が誠実だと思う。

論理的に正答が導かれるのなら、道程は違えどちゃんと学べば全員が同じ結論に辿り着くはず。

でもそうはならないはず。

こういう話をすると文章読めない人が素朴な相対主義だ!拗らせ冷笑野郎だ!死ね!ってお門違いな説教をされるんですけど。

私自身はこの話を通じて所詮は「お気持ち」だよねとは言うが、それがダメだなんて一言も言ってない。

しろそれに自覚的である事が誠実なんじゃない?的な放言をしてるんで。悪しからず。

もっと言えば冷笑的だったら何?って話で、何の建設的な批判にもなってないんですよね。

その指摘自体冷笑に終始するだけですよねって。

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