はてなキーワード: 全盲とは
アジア人はガチの被差別階級なのでポリコレパワーすら弱い 黒人の方が強い
LGBTの中でも最強の属性 LGBを倒せる稀有な存在 ただトランス女性にするかトランス男性にするかは難しいところ 身体的に女性の方が強そうだからトランス男性ってことにした方が良いか?
本人の性能を落としてしまう諸刃の剣だが、ポリティカル・ストレングスを高めるには必須 アスペルガーとかだと傀儡にするしかなくなりそうなのでADHDあたりが無難か
思考能力に何ら影響を与えずにパワーを強化できるお得な属性 ポリコレ力を極限まで高めるなら全盲+四肢欠損くらいが良いか
上の条件を満たしつつこれになるのはかなり難しそう(四肢欠損者をレイプする鬼畜はそうそういなそう)だが、あると嬉しい属性 身体障害を腕一本くらいに抑えてこっちを取るのもアリか
基本的に有能ほど優遇されて無能ほど冷遇されるじゃん でもある程度以上無能になると逆にめちゃくちゃ優遇されるというか、許されるようになる
知的障害ボーダーの人がクズ扱いされる一方で重度の障害者を悪くいうことは社会的に許されない、みたいなさ
自活能力があるのに自活しないのはクズだから野垂れ死んでOK、でもないなら弱者だから社会として放ってはおけない そういう風潮があるように感じる
流石に重度の障害者が羨ましいとは言わない 手足が先天的にないとか全盲とか全聾とかすごいキツいだろうし、同情する
でも彼らは少なくとも何もしないでも人生に対して完全に被害者でいられるんだよな 何もしなくても許されるだけの属性を生まれつき備えてる
俺みたいな健常者(扱いされる人間)はそうもいかない 何もしないでいるとクズのフリーライダーってことになる 働ける力があるのに甘えて何もやっていない穀潰し、人間の風上にもおけないカス野郎になる
パラリンピックの「障害者でもがんばれば健常者並になれる」というお涙頂戴の筋書きが気に食わない。ハイテク義足で健常者の世界記録をなぎ倒して行くのが見たい。みたいなツイットを1か月前くらいに見かけた。
あと増田で2週間前くらいに「なんで障害者をかわいそうと思ってはいけないのですか?と大学の講義で質問が出たら静まり返った」ってのも見かけたんけども。
かわいそうと思われるのってそんなにイヤか?
ていうか、かわいそうと思われるおかげで補助金もらえてハンディキャップを穴埋めして健常者並に近付くことができる(合理的配慮)のであって、かわいそうと思われたほうがオトクじゃね?って思うんだが、違うのかな。
ハンディキャップがあるにも関わらず、見た目が健常者なのでかわいそうと思われないせいで穴埋めされることなく、しかも見た目のまま健常者並を求められてキツい思いをする軽度精神疾患系の障害者とか、内科系持病持ちとかなんかも、たぶんそう思うんじゃないのかなぁ。
自覚症状のない精神疾患だと「病気を疑って医者に行く」という動機付けにもならなかったりもして、治療・改善されないままになり、ますます孤立する。社会的地位が高くて普段の生活で注意や進言を受ける機会が無い人間とかね。
と、発達障害者の端くれから、かわいそうランキング低みの見物をする増田であった。
障害は、客観的に短時間で判断が付くものばかりではないですからね。
足が無い、腕が無い、というのは分かりやすいから、すぐにかわいそうと思われやすいんですよ。
警察ですら補聴器つけて自転車に乗ってる人を「イヤホン外せ」と捕まえて、説明すると逆ギレする事件が絶えないようですが。これ何年も前から問題になってるのに全く改善しないですね。全国の都道府県警どうなってるんだ?
視覚障害で杖を持っていても全盲だけが視覚障害でなく、「部分的に見えないエリアがある」「部分的なエリアしか見えない」とかマチマチだそうです。杖もってて全盲をイメージするのに「見えてんじゃねーか」ってキレられたりするケースがあるようです。いや、知らんがな。
「かわいそうと思われない」ならマシなほうで、むしろ「私の気分を害したお前のキモさが悪だ」と毎日disられ指さされるのがデフォというか。不随意運動、チック症とか、吃音、統合失調症(独り言)とかは。
そら当事者は疲弊して、誰かとコミュニケーションしたくなくなるし、苦手になるし、下手になる。
すでにかわいそうと思われていて十分に支援を受けている人はそれが維持されて行ってほしいと思うし、かわいそうの享受が足りてない人のために、目に見えないものを知り、想定の範囲が拡大されていってほしい。
たぶんアレだよね、マズローの欲求段階そのものをなぞっているのだと思う。
補助金が出たり支援者がいる程度のかわいそうランキングの高さがある身体障害者は、埋め合わせによって健常者並の暮らしに近付くことができる。なので生存欲求の次の段階「承認欲求」を求め始めて、それが欲求不満なのかと思う。
しかし受けられる支援が少ない障害者は、承認欲求よりも根源的な生存欲求、安全欲求すら満たされていない人がボリュームゾーンなのではないか?
だから「かわいそうと思われたほうがオトク」と考えるんじゃないかな。
「障害は見た目が9割」という話なのでは
この子は命日が決まってるんだな。
安楽死を決めた時、私はそう思った。
疲労と虚しさMAXだった若かりし頃、実家の犬を恋しがる私に知人が囁いた。
「猫なら手がかからないよ」
あれこれ言い返したと思う。それでも知人は言葉巧みに猫の良さを吹き込み続けた。
結果、私は一度でいいから飼ってみたい、とメインクーンを選んだ。
いい子が安く買えるかも、と安易な思いつきでネットを検索し、ブリーダーからそれはそれはかわいいブラウンクラシックタビーの男の子を譲ってもらった。
買い手がつかず生後半年のその子は、7万円で我が家にやってきた。
残念なことに重度の食物アレルギーを持っていたその子は、メインクーンとしてはあまり大きくなれなかった。
メインクーンの成長が止まるまで三年ほど。その間、血便を伴う下痢を何度もくり返し、体質に合う処方食が見つかるまで一年かかった。
ベスト体重は6.4kgの、男の子にしては小さなメインクーンになった。
ただ、私の猫はとても朗らかだった。
と積極的に会いに来てくれる人もいた。
7歳の時にアレルギーが改善したのは幸いだったと思う。アレルゲンの除去療法に成功したのだと思うけれど、詳細は医学系の情報をあたっていただきたい。
10年生きればいい、と言われた猫は、13歳になった。免疫力が落ちてきたのか、鼻炎で鼻水を垂らすようになったけれど、月に一回の通院で点鼻治療を続けた。獣医が言うには加齢によるものだから、対症療法しかないとのことだった。
13歳になったある夜のこと、帰宅すると猫が倒れていた。体温が下がり、呼吸は荒く、今にもしんでしまいそうな様子だった。
近所のかかりつけ医に連れて行くか、救急病院に連れて行くか、それとも家でこのまま看取るか、悩んだのは10分くらいのことだった。
私は猫をキャリーバッグに詰め込んで、タクシーに飛び乗っていた。
朝まで元気だった。食事を少し残したことが気になったけれど、それだけだ。わけもわからず失いたくなかった。
向かったのは、夜間診療もしている以前のかかりつけ医だった。引っ越しして何年も経つが、カルテが残っていた。
タクシーの中から電話をしたので、急患として即座に処置を行ってくれた。電話を聞いて急いでくれたタクシーの運転手さんにも、病院スタッフの皆さんにも、その間待ってくださった他の患畜の皆さんにも、感謝している。
原因はわからないが肺に水が溜まっている、無気肺を起こしている、心臓が肥大している、明日はないかもしれない、そのようなことを言われた。
今夜が峠ですってやつだな、と頭のどこかで考えていた。原因がわからない以上、治療のしようもなく、とにかく今晩頼んで帰宅した。
妹猫が、不安そうに待っていた。抱きしめて泣いた。
ほとんど眠ることができず、翌朝病院が開くのと同時に向かった。酸素ハウスの中で猫は、ぐったりと寝ていた。声をかけて触ると、目だけでこちらを見た。
猫は三日間何も口にせず、病院に許可を取って自宅からフードを持参した。四日目の朝だ。朝ごはんを完食したとうれしそうに看護師さんが教えてくれた。猫は酸素ハウスの中で座って、帰りたいと鳴いた。
どこかで見た記憶を頼りに、ペット用の酸素ハウスをレンタルして、自宅で看取ると連れて帰った。猫はなかなか酸素ハウスに入ってくれなかったけれど、その間は酸素マスクをそばに置いた。明日にもしぬかもしれない猫を、無理矢理ハウスに入れるつもりはなかった。
毎日好きなものを食べさせた。後にいうちゅ~る食べ放題まつりだ。
内服薬だけはと飲ませながら、一ヶ月、二ヶ月、三ヶ月。酸素ハウスを返却した。猫は普通に歩いていた。
猫の中で何がおこっているんだろうと、もう一度病院へ連れて行った。色々と再検査をし、二回目のCTを撮った。前回の入院で右の肺は半分ほど潰れてしまっており、心臓が肥大していた。
「あのあと他の先生たちにも聞いてみたんです。猫ちゃんは重症喘息による無気肺です。あの時は肺炎が合併してああなったんでしょう。また繰り返す可能性はあります」
うちの猫が喘息だったなんて、全く気づかなかった。鼻水を垂らしてくしゃみをしている、と思ったのは咳だった。それと知ってから注意して見ると、くしゃみをする時と、咳をする時があった。喘息の治療をすべきだったのに放置していたことを、深く後悔した。
近所のかかりつけ医は信用できないと、遠くの病院まで月に一回ほど通うことになった。そんな生活を7ヶ月ほど続けた。
ある時、帰りのタクシーの中で猫が粗相をしてしまった。ペットシーツのおかげで大事には至らなかったが、粗相するほど我慢させたことが申し訳なくて、近所に開院した別の病院に連れて行った。
その頃猫はまた鼻水を垂らすようになっていた。それから右目だけ瞬膜が出るようになっていた。年を取ると瞬膜が出っぱなしになりやすいというが、右目だけ? と少し気になっていた。
これまでの経過を聞いた先生も、それが気になると言っていた。ひとまず二週間分の喘息の薬をもらって、信頼できそうな先生だと安心した。
二週間後、先生が言った。
「顔の右側が腫れてきている。鼻の悪性リンパ腫の可能性があります」
そうか、と思った。ショックもあったが、もしかしたら、と思っていたからだ。
「すごく腫れます。ぼこぉって変形してくると思います。最後は悪液質で亡くなることになります」
私の猫は片肺の13歳だ。抗がん剤の治療には耐えられないと判断して、ステロイドによる治療を選択した。
けれど腫瘍を抑えることはできなかった。ステロイドを増やしても、どんどん腫れるばかりだった。
25mg/日を10日間内服させて、それでも腫れが進行していた。鼻血と浸出液で、可愛かった顔は汚れるばかり。けれど拭かせてくれなかった。
ステロイド25mgは5錠になる。朝3錠、夜2錠。追加して抗生剤が半錠ずつ。
苦しみながら飲む猫に、私は治療の中止を選択した。自己満足にしか思えなかった。
薬剤性の高血糖で血糖測定やインスリンもしていたが、全てやめた。
ごはんを食べて、寝る。そんな穏やかな生活は、5日しか続かなかった。
鼻からは鼻血、口からはよだれが大量に出るようになり、ペットシーツが欠かせなくなった。それでも気を抜けば部屋のどこかが血だらけになっていた。
カリカリを食べなくなった。ウェットなら食べてくれたのも2日ほどだった。それからはちゅ~るしか受け付けなくなり、ちゅ~るさえ食べない日もあった。
視神経が圧迫されたのか、目が見えなくなった。突然の全盲であちこちぶつかりながら、恐恐歩くのが可哀想でベッドの上を区切ったらそこで眠るようになった。
トイレにいけなくなった。連れて行くとおしっこはするときもあったが、どんなに踏ん張ってもうんちは出せないようだった。
2週間が経った。
ちゅ~るも食べなくなった。食べられなくなった。
最初は食べようとしたけれど、ひどくむせて鼻からも口からも出血する。鼻と口が繋がってしまったようだった。そのうち猫は食べることを諦めた。
当然水も受け付けない。脱水がひどくなり、あれほど出ていた鼻血も浸出液もピタリと止まった。
このまま家で見ていても、数日で亡くなるだろうと思った。
けれど、体の置き場がないとフラフラになりながら寝返りする姿や、一箇所でぐるぐると回る姿、とうとうベッドの上でおもらしして自分でショックを受けている姿を見て、安楽死を考えるようになった。
別れたくない。悲しい。寂しい。
それと同じくらい、楽にしてあげたい。
戻れないことはわかっていた。朗らかで、やんちゃで、甘えて鳴いてばかりのあの子はもう戻ってこない。
自分だったらどうだろう。ガンの痛みに苛まれて、目が見えなくなって、鼻からも口からも色々な体液が出て、お腹が空いても食べることができなくて、そして今は脱水症状に苦しんでいる。
動物病院に状況を報告した。安楽死も選択のひとつだと思うと先生は言った。
苦しみの合間、眠っている猫を見て思った。
この子は命日が決まってるんだな。
苦しんで鳴く猫を撫でて、体をトントンして、そうすると猫は15分くらい寝る。それからまた起きて苦しむ。
愛しさと諦めが交互にやってきた。
行きたくないと言って泣いた。ずっと一緒にいたい。家で最期まで看取りたい。
猫は眠る時間が少し長くなったように思った。昏睡に近かったのだと思う。
やっぱりやめようか、と言ったのは予約時間5分前だ。
猫は起きて、苦しそうに叫んだ。
看取りたいというのは自分のエゴだと思った。泣きながら猫をキャリーに入れて、病院へ連れて行った。
病院は昼休みだった。着いたときから先生も看護師さんも泣いていた。おとなしい猫のことを、かわいいかわいいと言って撫でてくれた人たち。
点滴の針を刺す。処置室へ移動する。気が済むまで二人で、と先生たちは出て行った。たくさん話しかけてあげて、と。
けれど、声を出したら号泣してしまいそうで、やっぱりやめると言ってしまいそうで、囁くように「いいこ」「ありがとう」とくり返していた。
猫はぐったり寝ていたけれど、起きて、また鳴いた。苦しい、と。
顔を出した先生に、私は言った。
「お願いします」
病院がきらいな子ではなかったけれど、一番好きなのは家に決まっている。
最初に繋がれたのは麻酔薬だった。プロポフォールだと思う。しみる薬剤だから、薬が入る時、猫は苦しそうに泣いた。前投薬をお願いしなかった私のミスだ。
数十秒で猫は眠って、呼吸が浅くなった。
そのあとに二種類入ったけれど、そちらが何だったのかはわからない。猫は呼吸が止まり、心拍が止まった。
二人とも号泣しながら、とりとめもなく話をした。
先生は、前は安楽死に反対していたけれど、自分の猫の時に限界まで頑張らせてしまって、後悔してからは賛成していると言っていた。
「やさしい選択をなさいましたね。いいおねえちゃんでよかったね」
先生は私も、猫も褒めてくれた。
帰ったらお風呂に入れてあげるといいと言われて、本当はもう何も本人の嫌なことはしたくなかったけれど、少し悩んで体を洗った。
たっぷりとシャンプー、リンスを使って、血の塊やこびりついていたおしっこを全部洗い流した。
体を拭いて一番涼しい部屋に連れて行くと、留守番していた妹猫が不安そうにしていた。
帰ってきた兄猫、もう呼吸の止まっている兄猫、私を見て、鳴いた。
「どうして」
体を乾かして、耳や口に脱脂綿を詰める姿を妹猫はじっと見ていた。
すべての処置が終わって、ダンボールに入った兄猫のところにもう一度行って、悲しそうに見ていた。
猫が"死"を理解しているのかはわからないけれど、どんどん具合が悪くなる兄猫が妹猫の相手をしなくなって、苦しそうにしている姿をずっと見ていた。
「もう大丈夫だよ」
妹猫を撫でて、一緒に寝た。兄猫のように朝まで一緒にはいてくれなかった。
猫が生きている間に葬儀社を見繕ったり、アイスノンの用意をしたり、体が収まるサイズのダンボール箱を用意したりするのはつらかった。
でも、しておいてよかったと思う。きちんと見送ってあげることができたから。
鼻血や浸出液の塊を洗い落とした猫の顔は、やっぱり私にとって世界一かわいかったけれど、同時に諦めがつくほどに哀れだった。
大きくなった腫瘍が鼻の穴を塞ぎ、裂いて、口の中まで入り込んでいた。
処置をしなくてもあと2~3日だっただろう。
けれど、その2~3日あとには更に腫瘍が広がっていただろう。
どれほど頑張ってくれたのかわかって、うれしかったし、ありがたかった。
姉が言った。
「いっぱい愛してもらったね」
そう。猫に愛されていたのは、私だった。
安楽死を悩んだ時、はてな匿名ダイアリーの記事がとても参考になった。
自分のペットに対して安楽死を選択したことは、あまり口にできないことだと思う。
それから、鼻腔内腫瘍、鼻の悪性リンパ腫の転機についても可能な限り詳細に記した。
目に見える病気はつらい。これからどうなるんだろう、最後はどうなるんだろう。調べてもわからなかった。
もちろん、早期から悪液質になり、眠るように息を引き取る子もいるとは思う。
ただ、私にはそういう例が見つけられなかった。
ペットロスに関しても、亡くなる前の方がキツかった。
対処法を調べても亡くなったあとのことばかりで、毎日毎分生きてるか不安に思いながら涙する感情に対処する方法は見つからなかった。
結論から言うと、どうにもならない。だからどこにも書いていないのかもしれない。
とりあえずいつでも仕事をやめられるように貯蓄に励むといいと思う。かけられる人は不労保険とかもかけたらいいんじゃないかな。
自分に関して言えば、家で付き添うようになってからの方が不安は少なかった。
4日間の入院で15万円ほどかかった。
薬代が月に1.5万円~3.5万円。
CTが4万円。
もっともこれはミニマムな治療だった。良心的な動物病院だった。
抗がん剤を使っていたら、入院が長期に渡っていたら、考えるとキリがない。
これはもう、べきとか、なるべくとかではなく、事実として。
最低賃金上がればいいのに。
いつかどこかの誰かと猫の、役に立ちますように。
「twitterで感想を見かけたよ」と友達が教えてくれたので、検索して全部読んだ。
自己満足と、もし検索に引っかかればって気持ちで書いた乱文に、たくさんの言葉をありがとう。とてもうれしかった。
今でも歩いている時に何の前触れもなく涙が出たりするけれど、愛の量だと思ってる。
安心してるんだ。もう苦しんでいないって。
でも、私の帰りを待っていることはないって、それがどうしようもなく悲しいんだ。
話が複雑になるので詳細は省いたけれど、妹猫の話を少ししようと思う。
今回記事に書いたメインクーンが超絶寂しがり屋で、一頭飼いしてたら精神的におかしくなってしまったので、保護猫だった年上の女の子に来てもらったのが最初(便宜上姉猫)。
姉猫は10歳で先立ってしまった。その時も色々あったけれど、今回は触れない。
姉猫が亡くなってしばらくはメインクーン一頭飼いだったけど、やっぱり寂しかったみたいで、妹猫に来てもらった。
飼いたくてメインクーンを選んだけれど、飼ってみたらあんまりに愛しくて、猫のことを色々調べるようになって、保護猫問題やペットショップの不適切販売を知ったんだよね。
私は安易に猫を飼いはじめてしまったけれど、だからこそ2匹目は保護猫って決めてた。
妹猫は兄としてメインクーンを慕ってくれて、本当に仲が良くて、その姿は癒やしだった。
その時に弟猫だったメインクーンは、兄猫になったんだ。
妹猫は寂しそうだし、悲しそうにしてる。人間と同じように、悲しみを抱いて生きてくんだと思う。
「別れがつらいから二度と飼えない」って人に伝えたいことがあるんだ。
姉猫が逝った時、もういいかなって私も思った。兄猫が寂しがらなかったら、妹猫は来てなかった。
それは、亡くなったあとも、思い出が増えていくってこと。
妹猫を見て、姉猫はああだったな、こうだったな、って思い出すことが増えた。
最初はちょっとつらかったり、姉猫と妹猫を比べるようで申し訳なくなったりしたんだけど、すぐに違うなって気付いた。
妹猫を通じて、姉猫の思い出がどんどんやさしいものに変わっていった。当たり前だった記憶のひとつひとつが、キラキラ色づくようだった。
亡くなったあとも姉猫を愛しく思う気持ちはずっと続いていた。
兄猫がさみしがらなければ、妹猫が来てくれなければ、知らなかったこと。
きっとこれは、新しい子を迎えるつもりはなかったのに迎えることになったから気付けたことだったので、共有しとく。
別れはつらいけれど、悲しいし寂しいけれど、次の出会いを恐れる必要はないと思うよ。
いつかあなたが、愛し愛される家族とまた暮らすことができますように。
世界一をひとつしか持っちゃいけないって誰が決めたんだ。少なくとも私の辞書にはないな。
生きててくれるだけでよかった。逝ってしまっても愛してる。
あとな、創作って言ってた人な。
創作だったらいいな。
そしたらきっと今頃、どの子もうちで伸び伸び寝てて、パソコンに向かってる私のところに兄猫あたりが飛び込んでくる。
ずっとずっと愛してるよ。
ところでなんで増田なのか(あとでぐぐっとく)
#参院選 の投票所で #町田市 の職員から「 #白杖 を預かります」と言われた。驚いて理由を聞くと、「案内中に白杖が顔にぶつからないようにするため」と言う。そんな話は聞いたことがない。 #視覚障害者 にとって白杖は体の一部、それを預かることは #全盲 の私から唯一の目を奪うのと同じだ。— 全盲フリーライター・川田隆一 (@kawadaryuichi) 2019年7月21日
《町田市内各所》7/20.21参議院選挙の受付スタッフ50名大募集♪
15時間で日給1万6千円はきつい
自分は就労継続支援A型事業所に通っていますが、去年の夏に外の仕事中に暑さで倒れました。ですがスタッフ(責任者)は一切介抱せずに、一緒に働いているパート(一緒に働いている障害者)さんが介抱をしてくれました。
その後スタッフ(責任者)は救急車も呼ばずに放置で、自分は早退して酷い眩暈を起こしながらも歩いて病院に行ったのですが、診断は熱中症でした(もう少し放置してたら命が危なかったと告げられた)。次の日は医者からも言われた通りに会社を休み、次の日から出勤したのですが休みの理由を事細かに聞かれ、その結果でズル休みだと言われ、その後の面談でもその事を言われ続けました。
スタッフ(責任者)は女の子が大好きだから大切にする、男は嫌いだから言う事を聞く奴以外は要らない。1カ月に1回ぐらいは反論出来ない人(障害の為)を全員の前で晒しものにする。これの所為で誰も責任者に逆らおうとは思わない。
スタッフは支援するために居るのですが、自分達パートを使役していると勘違いしている。その為に手足が不自由な人にも「仕事が遅い!」、全盲な人にも「ちゃんと出来てない!」などの暴言がスタッフの口から出る。
暴力は犯罪だと解っているみたいでそのような事は無いですが、スタッフの言葉の暴力が酷い。
パート側に付いてくれるスタッフは理由を付けて解雇する。スタッフ募集してもなかなか集まらないと言うのは当たり前。
スタッフ(責任者)の話しだと何処の就労継続支援A型事業所でも同じ事をしている、ここで仕事が出来ないならB型事業所に行くか辞めれば良いとの事。実際に会社を辞めろと言われました。
http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/entry/4666961341665668706/comment/senbuu
マジキチすぎる
差別はマイノリティが標的の場合しか成り立たないよ。男女だと女性がマイノリティ。だから「男性お断り」でも男性差別にはならない。ただし気を付けたいのは体は男性、心は女性という例。このような方は女性だから。
差別が絡む社会問題に関心を示す増田も多いが、その割にいまだこのような誤解がはびこっている。
そのせいで無用な衝突が生じている。
増田たちはそろそろこのような社会問題を論評する時、「弱者カースト」の原理を理解した上で発言してもらいたい。
理解といってもこの原理を実際に適用すること自体には必ずしも賛成する必要はない。
増田自身の意見は賛成でも反対でも保留でも構わないから、原理に従うとどのような論理構造になるか知っておく必要がある。
実際ダブルスタンダードだ、極論だと叩かれることも多いsenbuu氏のコメントだが、弱者カーストの原理を知っておけば氏の論理展開が驚くほど簡明かつ一貫していることが分かる。
弱者カーストとは要するに、社会的な弱者としての弱さの度合いが高ければ高いほど優先的に厚い配慮の対象と見なされる序列のことだ。
言うまでもなくインドの元々のカースト制度とは逆向きで、弱者が優先される原理だ。
社会運動の救済対象を選ぶ基準として用いられることが多く、社会的トリアージと呼ぶこともできるだろう。
序列の知識は大学教員や社会運動家らの間で広く共有されており、政治的正しさ(ポリティカルコレクトネス)、文化の盗用、権力勾配、非対称性など増田でおなじみの概念もこの序列に従って運用されている。
弱者カーストの中では性別(ジェンダー)、性的指向(セクシュアリティ)、国籍、民族(エスニシティ)、人種、障がい、出身地などの社会的カテゴリーによって細かい序列が設定されている。
「マイノリティカースト」ではなく弱者カーストと呼ぶことが適切だ。
弱いことと人数の多さは必ずしも一致せず、中には特権的なマイノリティ、あるいは多数派の弱者といったカテゴリーも存在するからだ。
マイノリティではなく弱者としてとらえることで、多数派を形成する女性や中国人の弱さを考慮し、特権を持つ移民国家の白人の優先度を下げることが可能になる。
カーストの上位の者に対し、下位の者がネガティブな言動を及ぼした時にそれは「差別」と見なされる。
逆に上位の者が下位の者に及ぼした場合には「差別」とは見なされず、「対抗」「抵抗」などの認定を受ける。
つまり同じ言動であっても、それが「差別」なのか「対抗」なのかは主体と客体がそれぞれ弱者カーストの中で占める位置によって規定される。
ここで注意しなければならないことは、社会における大半の人々は最上位でも最下位でもなく、中間的なカーストに位置づけられることだ。
自分より弱者カーストの下位の人間に対しては大抵の言動が許容されるが、上位の人間からは何をされても耐えなければいけない。
同じ人間でもある側面では弱者と見なされるが、別の側面では強者と見なされることもあるだろう。
弱者カーストの中では、数多ある社会的カテゴリーそれぞれに弱さ・強さが定められている。
一人一人の人間の弱さは、彼女または彼が持つすべてのカテゴリーの弱さのレベルを合計して決まる。
弱者カーストと似た概念に「かわいそうランキング」があるが、ランキングの順位はこの弱さの合計値によって決定されているといえる。
つまりかわいそうランキングはそれ自体が原理というよりも、弱さについての計算結果なのだ。
https://matome.naver.jp/odai/2141052638959681901
かつて、埼玉で全盲の女子高生が駅付近で何者かから暴行を加えられるという事件が起きた。
極めてセンセーショナルに報道されたため、記憶に残っている増田も多いだろう。
当然、未成年の女性、そして全盲という最重度の身体障がいを持っている人を攻撃したとあって、連日連夜評論家や各社社説が逃亡中の犯人を非難する声明を発表した。
しかし数日後、警察の捜査が進むにつれ浮上した犯人とは誰もが予想だにしなかった人物だった。
このことが判明したその日の夜には、いっせいにマスメディアの扱いは縮小し、評論家もこの事件についていっさい口を閉ざした。
やがて事件自体が存在しなかったかのように、日々は続いていった。
この事件で犯人像が明らかになった瞬間、報道の風向きがいっきに変わった理由は、弱者カーストの原理で説明できる。
未成年の女性がそもそも弱者カーストの上位に位置づけられる弱者だが、最重度の身体障がい者というカテゴリーは上位2位から5位程度に位置づけられる弱さを持つ。
仮に健常者の中年男性が彼女に危害を加えたとすれば、この男性は社会的に死を迎えることになるだろう。
しかし弱者カーストの中でも、最重度の身体障がいよりさらに弱いとされるカテゴリーが少数存在する。
この事件の犯人は確かに中年男性だが、ただの中年男性ではなく受け答えも難しいほどの知的障がいを抱えていた。
彼が女子高生に加えた危害が不問となってしまうことも、増田なら理解できるだろう。
昨年末からインターネットを騒がせている例として、TERF-MtF論争がある。
TERF(Trans-Exclusionary Radical Feminist)と呼ばれるフェミニストの一部の女性たちが、MtF、身体的に男性から性転換を経て女性になった人たち(いわゆるトランス女性)を女子トイレや銭湯などの女性限定の空間から排除せよと訴え始めた。
その理由とは、性転換しても肉体や染色体が男性であるMtFは潜在的にシス女性(身体的にも精神的にも女性である人々)の脅威となり、性被害に対するシス女性の不安が払拭されないということだ。
中には過剰にMtFの事件を取り上げて非難するような動きも起き始めた。
TERFに対してはMtF活動家が抵抗し始めただけでなく、やがてジェンダー問題に詳しい大学教員や社会運動家も批判の声明を公式に出す事態となった。
過去にはシス男性(身体的にも精神的にも男性である人々)から受ける差別に対して共闘することも多かったフェミニストとMtFだが、twitter上での激しいやりとりが続いている。
TERFの中には反セクシズムの急先鋒として名をはせた人もいた。
かつて女性差別が話題になった時には、大学教員から理論的支援を受け、差別的な思想を持つ男性たちと戦いを繰り広げた人だ。
しかしTERF-MtF論争が燃え広がるにつれ、大学教員たちはTERFを見限った。
このことで、TERFの中には落胆の声を上げる者もいる。
大学教員たちがなぜ女性差別との戦いの局面では支援したTERFを切ったのか、弱者カーストの原理によって理解できる。
確かに二元的ジェンダーで見れば圧倒的に男性よりも女性の弱さが優先される。
しかしトランスジェンダー(シスジェンダー)という別のカテゴリーに着目すると、弱者カーストの中でもトランスジェンダーがシス女性を含むシスジェンダーよりもより弱い位置づけになっている。
弱者カーストの原理では、TERFよりもトランスジェンダーであるMtFがカースト上位として優先的に配慮の対象となる。
大学教員や社会運動家も弱者カーストに基づいて、TERFが訴え続ける不安感よりもMtFの安心感を優先することにしたのだ。
実際、senbuu氏もこの問題では弱者カーストの原理に忠実に従い、ラディカル・フェミニストの主張とは明らかに毛色の異なる以下のコメントを残している。
痛いニュース(ノ∀`) : トランスジェンダーとして女性に認定された男が10歳少女を強姦 スコットランド - ライブドアブログ
http://b.hatena.ne.jp/entry/blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1987624.html
性自認とともに性的指向も女性だったと考えれば矛盾はない(性別違和かつ同性愛者ということ)。だからこの件で性的少数者をバッシングしようったって、そうはいかない。ということで、あえて痛いニュースにブコメ。
もし社会運動の専門家たちに瑕疵があったとすれば、それはTERFたちに勘違いをさせてしまったことだろう。
シス男性による差別と戦う局面で、TERFが訴える性暴力への不安感や男性に厳しい言説を専門家たちは全面的に支援し寄り添った。
しかしあくまで専門家たちは弱者カースト下位であるシス男性への対抗だからこそTERFの言説を全面的に許容したにすぎず、同じ言説をカースト上位に対しては投げかけることは到底許されるものではない。
専門家たちが寄り添う中で弱者カーストの原理の存在をきちんと説明しなかったせいで、TERFの中には自分の不安感にねざす主張がいついかなる時にも認められると勘違いしてしまい、刃をMtFに向ける者も出てきた。
結果として論争は混迷を極め、いまだ解決とは程遠い状態が続いている。
このような厳格な弱者カーストの原理を、シス男性、シス女性、トランスジェンダー、そして社会問題に関心を持つすべての増田が理解しておくべきだ。
別に公務員に限った話じゃないけど、年末調整のときに障害者として税金の控除を受けたかったら障害者手帳の写しを添付しないといけないはず。だから「控除が受けられなくてもとにかく障害者であることを隠したい」という人でかつぱっと見では分からない障害の持ち主でない限り、完全に障害者であることを会社に知られないのは無理だと思うんだけど。
それにしても私は車椅子の人と何度か仕事したことがあるけど、特にデスクワークに支障はないので、後は本人の能力と人柄次第。建物が古くてバリアフリーが行き届いていない職場なら気の毒だけど、そうでないなら差別する意味が分からない。正直知的障害とか全盲は厳しいかなと思うけど、肢体不自由の人はいろいろなツールを使えば就業可能だと思う。
視界砂嵐症候群や雪視症とも言われているが、どれも聞いたない人が大半だろう。なにせ町の眼科医すら把握していないことも多い。それもそのはずで、この視覚異常に病名がつけられたのは2010年以降だからである。
症状として、
ポイントは常に砂嵐フィルターがかかるということで、これは瞼を閉じてる状態も例外ではない。発症してしまうと砂嵐から逃げる術はなくなってしまう。とはいえ全盲や色盲のように明確に何かが見えないわけではない為、致命的な障害ではないのかもしれない。(それ故に症状がクオリアの問題で済まされ、認知が遅れたのだろう)
個人差が大きい障害のようだが、自分の症例だと、耳鳴りも偏頭痛もなく文章読むのも全く苦ではないため、極めて軽度だろう。呼吸のように、普段は意識しないで済んでいる。意識するとやはり気になるが。
この砂嵐フィルターは一面単色のものをじっと見ているときに最も顕著になる。発症者は口を揃えてこう言う。青空や夜空が綺麗に見えなくなった、と。
ちなみに飛蚊症とはもちろん別の症状である。これは視覚内で別のレイヤーとして出現する為別個の症状として認識できる。ビジュアルスノウに紛れる為、全く気にならない。
最近の研究結果では、この症状は目ではなく脳の障害であるらしい。発達障害との関連性も指摘されている。
この症状が先天性と後天性があるようで、自分は後者だった。発症した日のことはよく覚えてる。もう15年以上前の小学5年生の頃だった。
ある日サイゼリアで家族と晩飯をとっていたとき、ドリンクバーでアイスコーヒーを5杯くらい飲んだ。ガムシロップは入れまくったので恐らく中2病とは無縁である。
家庭の方針で10時には就寝しないいけなかったが、カフェインが効きすぎて布団に入っても全然眠れなかった。アホなことしたな~明日学校なのにな~っと不眠時にありがちな後悔を繰り返し、一時間、二時間と耐えるものの、やはり眠れなかった。
なんと深夜3時になっても眠れなかった。カチ、カチ……っと時計の秒針の音がプレッシャーをかけてくる。いつのまにか瞼の裏には赤と黄色と緑色の花のような幾何学模様が現れ、とても不気味だったのを覚えている。
明らかに異常な状態であったが、自業自得である為に親を起こすようなアクションも取れず、ずっと戦うように目を瞑っていた。とはいえ根負けしたようで、4時になる前にはなんとか寝れたようだ。
翌朝からビジュアルスノウの症状が現れるようになった。寝不足にも拘らず眠気はなかった。家族やクラスメイトにそのことを言っても軽く流されてしまったし、常にその症状が出現している為に昼頃には慣れてしまい、特に生活が困難になったわけではないので、今に至る。
ここから与太話というか漠然と思ったことなのだが、この障害は『ごく一部の人間が見えない物が見えるようになる症状』であるとも言える。
内視現象という自覚がなければ、まるで霊的なものだったり、オーラだったり、そういった常人が見えないものを知覚できていると錯覚しても不思議ではないのである。
そう考えると、人類史において、そういった概念やそれに纏わる職業が多発した起因の一つにもなっているようにも思えなくもない。
奈須きのこ作品における死の線も同様の発想のような気がする。まぁこれは「死の線なのでは!?」とかめはめ波を練習するキッズの如く色々試してみた過去があるだけなのだが。いや奈須きのこもビジュアルスノウ障害を患ってるに違いない。
ノートの文字がかすれて消えそうだからここに置いておく(一応ネタバレ注意)。
二人の子供から二人の大人へ。最終章「Adulthood」をクリアした。
あの出来後のと翌朝。二人でインスタントの朝食を食べ登校する。二人で登校したことで Hanako は注目を浴びてしまい逃亡してしまった。
学校をサボって公園を歩き考え続ける Hisao。考えていたことは二人の間の壁について。昨夜の出来事があったといえども二人の間には互いを理解することを妨げている壁がある。Hisao は Hanako と話をしてその壁を壊したかった。後ろから声をかけられる "H...Hisao"。
Hanako も外出をして公園に来ていた。Hisao の前から逃れて、結局出会ってしまう。とうとう Hanako 自身の気持ちを尋ねる Hisao。Hanako の返答は彼の思い込みを打ち砕くものだった。
あの夜の出来事は Hisao の大切な人になりたかったから、他の人より私を見て欲しかったから、庇護の対象ではなくて一人の女性として扱って欲しかったから。Hanako の告白は Hisao を強く動揺させた。そして告白をした彼女自身も、そんな自分に対して嫌な女だと自覚していた。
"Was... I wrong?"
もちろん彼女は悪くないと思う Hisao だが言葉が出てこない。Hanako の告白は続く。家事の前までは少ないけれど友達がいて周りとちゃんとやれていたこと。大火傷を負ってからは全てが変わったこと。周りからの反応で深く傷ついたこと。傷つくことを拒否するために人と関わることを止めたこと。自分が消えてしまえばいいと分かっていたが、人との関わりを止める方がより簡単だったこと。Yamaku 学園に行けば再び社会との接点を見つけられるかと思ったこと。そして Lilly に出会ったこと。Lilly と出会って友達になれたけど、Lilly は Hanako ができないことをなんでもできてやっぱり自分は useless だと思い知らされたこと。そして Hisao に出会ったこと。Hisao も Lilly と同じで Yuko と簡単に仲良くなれたりして、自分はすぐ不要なものとして切り捨てられてしまうと思ったこと。それは嫌だったこと。誕生日は世界中の人が疑いもなく正しくて幸せだと思い込んでいるので、useless な自分はとてもつらかったこと。朝、ベッドで寝ている Hisao を見て、やっぱり自分は切り捨てられてしまうと思ったこと。
そんな Hanako に Hisao は衝撃を受ける。今までか弱くて自分が庇護しなければと思い込んでいた Hanako は守られたいと願う子供ではなかった。
語り終えて下を向く Hanako に対して Hisao は振り絞って語りかける。
Hanako がパニックを起こした時心配したこと。寮の自室に閉じこもった時は彼女に拒絶されているのではないかと感じたこと。それからいろいろ考えたこと。
そう言う Hisao に対して Hanako は思わず叫ぶ "I wasn't rejecting you!"。
Hanako がつらくて悲しくて Hisao を押しのけてしまった時も Hisao は彼女を捕まえていてくれたこと。そんな Hisao や Lilly 達の重荷にはなりたくなかったこと。それは Hanako の心からの叫びだった。
二人の間にあった壁は崩れた。壁を崩すのに痛みがともなったがとうとう二人は正面から向き合った。
Hisao は続ける。心臓の異常が発覚した時とても怖かったこと。社会から切り離されて Yamaku へ来て自分の人生が一度壊れたこと。でも Hanako と出会って一緒に過ごして友達になって再び自分を取り戻したこと。そして失ったからこと Hanako と気持ちを通じあわせられたのだと。
ずっとずっと自分は useless だと信じていた Hanako はこの言葉を聞いて座り込んで泣き出した。そしていっぱいメチャクチャにしてごめんなさいと謝る。Hisao は彼女を抱きしめてそんなことは言わなくていいという。
そして自分は useless なのにと言おうとする Hanako に
"You're my firend, Hanako! You're... No, you're more than that. I love you, Hanako."
泣き続ける Hanako に Hisao は寄り添う。Hanako はずっと自分は必要な人間だと言って欲しかったと泣く。
ようやく泣き止んだ Hanako に Hisao はいい天気だからこのままクラスをサボろうと提案する。でも……と迷う Hanako に対して大丈夫謝ればいいだけだよと言う Hisao。そんなことができないと拒否する Hanako。だが Hanako はやれる、絶対できるし、力が必要なら自分を頼ってと言う Hisao。そして二人は同じ道を歩いているんだから互いに助け合うのは当然なんだと言う。
公園を抜けて商店街を歩く二人。互いにたがいを横目で見つめながら歩く。なにかを思案しているように見える Hanako に何を考えているのかを聞く Hisao。立ち止まり一心な表情で Hisao に答える。Hisao に私からあげることができることがあると思う。でもそれにはすごく長い時間がかかると思う。だから恥ずかしいけれど、これが最初の小さな贈り物。
Hanako は Hisao の肩に両手を置き、ゆっくり顔を近づけた……
(Fin.)
Hanako 編は図書館から始まる。図書館で見かけた Hanako は夢中で本を読んでいた。クラスメイトだと思い出した Hisao は同じ本好きとして Hanako に話しかけるが、全力で逃げられる。
Lilly と出会い再び Hanako と Hisao 。 Hisao - Hanako - Lilly と三人の生活が回り始める。
基本的に仲良くなる→逃げる→もっと仲良くなるというのが Hanako 編。
彼女の逃避は後半になるにしたがってより深刻さを増す。
1. Lilly
Hanako の一番の友人。より正しくは唯一(Yuuko も一応友人だが)の友人。目が見えないのでよく Hanako が買い物に付き合う。
優美な身のこなしでありハイソな雰囲気を持つ。実際言葉遣いがとても丁寧。外見もスコティッシュハーフであり金髪アンド碧眼アンド長身でスタイルがいい。
Hisao と Hanako の隣のクラスで class represent を勤めており、Hanako と異なり交友関係も広い。
Hanako は Lilly のそんな万能っぷりを頼り、あごがれ、そして対照的な自分に対して無力感を抱いている。 Lilly にとって自分は価値のない人間だし彼女の重荷にはなりたくないと思っている。
Lilly は、 Hanako は守ってあげなくてはならないけれど、このままでは Hanako にとって良くないとも感じている。
Lilly は Hisao が現れたことで、 Hanako に良い影響が起こることを願っている。
2. Hisao
つい数ヶ月前まで健常者だったが、突然心臓病を発症しそれまでの社会から切り離される。そんな彼為のために両親は障碍児のための学校 Yamaku 学園に転校させる。見慣れない disable (盲目、手足の欠損、聾啞)にはじめは驚いたり疎外感を感じたりしたが、それぞれのユニークな個性を知るにつれて(足を使ってすごい絵を描く Rin、義足なのにものすごく足が速い陸上部のエース Emi、目が見えないが深い洞察力を持ちできないこととできることの違いを見せてくれる Lilly、聾者だが生徒会長を務める Shizune) disable について理解をしていく。
やがて Hanako、Lilly と仲良くなりともにボードゲームをしたり、お茶をしたり、誕生日会を開く仲となる。そしていつしか Hisao は Hanako の力になりたい、守ってあげたいと思うようになった。
しかし Lilly が家の用事でスコットランドに滞在している間、 Hanako の誕生日が来て、 Hanako の態度が急変する。順調に Hanako と friend-ship を築けていると思っていた矢先に Hanako は教室から姿を消し、自室に閉じこもる。 Hanako との関係が壊れるのを心配する Hisao だがどうすることもできない。 Hanako が姿を消してから Hisao はこれまでのことについて初めて考え始めた。そしてこれからのことについて自分が取るべき道を探し始めた。
自室から外へ出てきた Hanako だが、 Hisao は相変わらず彼女と自分の間に壁があるのを感じてしまう。なんとか Hanako に彼女のことを理解したいと願っていることを伝えようとして、 Hisao は自分の胸の傷を彼女にさらす。自分も傷を負っているから Hanako は独りではないと伝える。
Hisao の傷に触れた Hanako 。また一つ二人の絆が深まったように感じた。
数日後、図書館で勉強していた Hisao 。やってきた Hanako に、 Hanako が自室にこもっていた間ずっと考えていた彼女の過去について教えて欲しい、と Hisao は言った。ずいぶんとためらったがとうとう Hanako は真剣な表情で語り始めた。
多くの生徒が下校をして静かな校舎の中を二人で歩きながら、 Hanako は昔の火事について Hisao に語り始めた。深夜に突然火が出たこと、熱から逃れようとして体を丸めて小さくなっていたこと、彼女の両親が彼女に覆いかぶさって守ってくれたこと、体の半分だけ助かったこと。
二人はいつしか Hanako の寮の部屋まで来ていた。入室を躊躇する Hisao に対して Hanako はドアの鍵を閉めてと言い、カーテンを閉じる。そして大きく息を吸い、覚悟を決めると、ブラウスやブラジャーを順番に脱ぎ落した。 Hisao が彼女に傷(心臓手術)を見せたように彼女も傷(火傷)を見せたのだ。
そんなことをする必要は無いと言う Hisao だが、 Hanako はこれが私だからと傷を見せる。そして二人は......
(二人のプレイの後、息も絶え絶えな Hisao は心臓発作の兆候を感じていたところがリアルだった)
はじめは Hanako を守ろうとしていた Hisao だが、結局それは間違いだった。
守るというのは守る人間と守られるべき人間の関係だ。その関係は非対称であり、守る者は守られる者に対して優位な力を持つ。
3. Hanako
出会いはひどいものだった。話しかけられて、自分の空間に入られて、そして目が合ってしまった。
"I..."
"I...I..."
"Ivegottogodosomething!"
Hanako 編に入ると Hide and Seek (かくれんぼ)という Act がある。彼女と親しくなるということは Lilly や Yuuko そして彼女自身の中に隠れている Hanako を見つけ出すことだ。いろんな彼女がいる。
Life of Pie を読みふける Hanako 、チェスを好む Hanako 、ドールが好きな Hanako 、 Lilly とお茶を飲むのが好きな Hanako 、外へ出る時は顔が隠れるように大きなキャスケットを被ること、火傷の痕を隠すために左側を歩くこと。
何を書いているのだろう。まとまって体系だったことを書かなくては。
Katawa Shoujo とは disable である人々が able であることに焦点を当てた作品だ。例えば Emi は両足が膝より下がないのに、競技用義足で誰よりも早く走れるし、 Shizune は聾唖者であるがクラス委員と生徒会長を務めあげる才媛だし、 Rin は両腕が無いのにもかかわらず足で見事な絵を描く。そして Hanako の親友の Lilly は、全盲を苦ともせずクラス委員であり友人も多い社交的な女性だ。
皆ハンディキャップをかかえながらできないことを嘆くのではなく、できることで生活を組み立てている。
それでは Hanako の disable と able は何なのか。実は Hanako には先にあげたヒロイン達のような disability は無い。右半身に皮膚がひきつれるひどい火傷の痕が残るが五体満足であり、他のヒロイン達のような明快なハンディキャップは無い。では Hanako の able は何か。目が見えること?耳が聞こえること?意外と足が早いこと?両腕があること?そう Hanako の able とはそれだけなのだ。 Lilly しか友人はいないし、他人の視線が怖くてたびたび授業を逃げ出すし、人から話しかけられると赤面してしどろもどろになる。 Hanako とまともに会話できるのは Lilly と Yuuko 、Lilly の姉 Akira、そして Hisao のみだ。Hanako の disable とは able の裏返し、彼女は肉体的に able ではあれど精神的に disable なのだ。
どのヒロインも多かれ少なかれ悩みや心の傷はあるが、 Hanako は突出して深く、彼女のストーリーは見えない心の傷とその象徴である人目を惹く火傷の痕をメインテーマとして進む。
Hanako は過去のトラウマ(フラッシュバックに襲われて痙攣するレベル)のせいで、火傷の痕を見られることをひどく嫌がり恐る。そのため、普段は髪の毛で顔の半分を多い、人目が多い場所に行く時は大きな帽子を被りLilly の左側で小さくなり、顔の右側にある火傷の痕への視線を遮ろうとする。彼女が心を落ち着かせることができるのは、親しい友人と部外者が来ないところでひと時を過ごすことだけだ。悲しいことに、自分の部屋では外部からの侵入者を防ぐことはできても、彼女を苦しめる悲しい思い出が甦るのは防げないのだ。
彼女の disable は他のヒロイン達が外見上のものに対して内面的なものだ。その disable の根本の大火傷が彼女の全てを変えた。親を奪い家を奪い社会を奪った。そしてそれは主人公の Hisao との共通点だった。disable が二人の出発点だった。
「Disable」で Katawa-Shoujo のテーマとは disable の中の able であると説明した。そして Hanako は disability を持たない代わりに able が disable になっていることを例をあげて紹介した。ここからはそんな Hanako の数少ない able から彼女の内と外を考察する。
Hanako と初めて言葉を交わしたのは図書館でだった。図書館は Hanako にとってクラスからの逃避先であり、本は現実からの逃避先だった。そして読書は Hisao との共通の趣味であった。
本編の中で特徴的であるのだが、物語が進み Hisao と Hanako が仲良くなるにつれて、 Hanako が図書室へ逃避する回数が減少する。 Hisao たちと外へ出たりして内から外への変化が見られる。しかし図書館に来る描写はあるので、本から卒業したというわけではない。本は逃避先から趣味になったというべきだろう。
振り返ると Hisao と Hanako が交友を深めるのはゲームを通してだった。空き部屋でチェスをすることで友達になり、パブでビリヤードを遊ぶことで Hanako の意外と子供っぽい内面を知り、アンティークスタイルのチェスセットを贈ることで喜ぶ顔を見た。
いつも Hanako は感情を顔に出さず、自分から積極的に出ることもない。Shizune & Misha につつかれても困ってちぢこまるだけだし、知らない人に話しかけられると逃げるし、人に何かを協力してもらうこともできず独りで作業をする。
しかしゲームで遊ぶときの Hanako はかすかに笑み、時には自信を持って駒を動かす。その普段とはちがう姿は Hanako の本来の気質---人見知りだけど、活発で、遊びに夢中になれて、ちょっと子供っぽい性格が浮かび上がる。
Katawa-Shoujo では多くの登場人物は高校生だ。高校生というのは肉体的には大人であり精神的にはまだ子供であるという、大人と子供の狭間の期間である。そのためシナリオでも子供から大人への成長を軸とする。 Hanako 編では最終章が「Adulthook」である通り、 Hanako そして Hisao が大人への一歩を歩み出すことがエンディングを通して描かれる。
「大人になる」にはいろいろな意味がある。例えば成人することは社会的地位を手に入れるということだし、親元を離れたことに対して「大人だ」と使われることもある。それでは Hanako と Hisao の場合はどのような意味で「大人になった(子供を卒業)」のか。これには Hanako 編の主題である体と心が深く関係する。
よく知られた「大人になる」として男女ともに性交を経験することがある。Hanako 編においてもこの意味で二人は大人になった。共に痛みを経験し( Hanako は処女喪失。 Hisao は軽い心臓発作)一夜を明かしたことで二人は次のステージにシフトしたかに見えた。しかし後に分かることだが、二人は未だに子供のままの関係だった。
子供(children)という言葉は、作中で直接しかも Hanako の言葉として現れる。
```
"All I ever was to you was... a useless person. Just someone... to protect. Someone like... a child."
```
小さい頃に火傷の原因となった火事により社会と切り離され、そのまま子供のまま育った Hanako は、 Hisao に庇護が必要な対象(=子供)としてではなく友人以上の人として見て欲しかったから自分の傷を全て見せたという子供のような思いを告白する。 Hisao はこの告白を聞いて自分が全く Hanako のことを理解していなかったことを痛感する。 Hanako の外面的性格ばかり見ていて Hanako がどう感じているかを考えていなかったこと。
しかし Hisao が自分の病気のことその心情を同じように告白したことで、二人は互いに理解し合えることを確信した。そして自分か相手かでしか考えられなかった二人は、自分と相手を同じ道の上の存在として考えられるようになった。
Hanako 編では心をもって「大人になる」ことが提示される。
Hanako は声をあげて泣くことで子供時代に別れを告げた。そして大人の最初の一歩としてラストシーンの最初のギフト(てれる)を Hisao に送った。
Hanako のことを語るには子供と成長についてが欠かせない。
子供の頃の Hanako は人見知りするけど純粋で好奇心が強い子だったのだろう。しかし火事で人生を曲げられ、社会から切断され、その気持ちのまま体だけ成長した。自分の生きる意味を見失い、自分を守るため人と関わることを止め、ただ耐えていた。
Hanako が語る言葉に裏はない。 Hanako の世界は見たままの世界だ。トラウマのフラッシュバックに襲われたときには自分を責める自分の声を周囲に放射するけれど、それが嫌だから鬱の期間は自室にこもる。
フツウならばたとえ Hisao がテキストとノートを机に広げていたとしても、勉強より Hanako とのやり取りを優先すると気づくだろう。また茶目っ気のある性格ならばそのことをからかうように勉強しているじゃないというだろう。でも Hanako は見たままを見るのだ(But...)。
成長という言葉を使ったが、作中では Change が使われていた。 You can change という具合に。
変わること、変わるものはいつも Hanako の周りの世界だった(ムービーをみよ)。世界はすごい速さで動き続け彼女はその流れに乗れなかった。しかし Lilly と Hisao に出会ったことで、自分でも自覚しないうちに彼女は変わっていた。授業を逃げなくなったこと、自分から話しかけるようになったこと、きわめつけは Hisao を電話でお茶に誘ったことだろう。そして何より彼女の気持ち「友達では嫌」。
"If... if you're not busy... I-I was wondering if y-you would... l-like to... m---"
噛みっかみである。)
エンディングで Hisao は Hanako に変われると保証する。このとき Hanako もいつしか自分が変わっていたことに気づいたのだろう。
全盲→堕ろす→分かる
聾唖→堕ろす→分かる
ADHD→堕ろす→分かる
心臓病→堕ろす→分かる
多指症→堕ろす→分かる
腕が無い→堕ろす→分かる
足が無い→堕ろす→分かる。
知能が低い→堕ろす→分かる
色盲→堕ろす→分かる
糖尿病→堕ろす→分かる
ガンになりやすい→堕ろす→分かる
ワキガ→堕ろす→分かる。
アタマが悪い→堕ろす→分かる
不細工→堕ろす→分かる
左利き→堕ろす→分かる
デブ→堕ろす→分かる
チビ→堕ろす→分かる
ハゲ→堕ろす→分かる
オタク→堕ろす→分かる
足が遅い→堕ろす→分かる
性格が暗い→堕ろす→分かる
性格が悪い→堕ろす→分かる
O脚→堕ろす→分かる。
そばかす→堕ろす→わかる
一重まぶた→堕ろす→分かる
LGBT→堕ろす→分かる
女→堕ろす→分かる
男→堕ろす→分かる