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2021-07-24

anond:20210724143731

日本以外は好きではないと言ってるようなもん!とか言ってるブクマカいてワロタ

なにこの日本の低さ、つってる時点で他の国も低ければ低いほど好きだって主張だろうに…

貴方も、“限定用法” と勝手に読み取っているではないか

筆者が実は、「日本人は現金好きすぎだし、キャッシュレス普及率も低い。」と思ってる可能性は否定できない。

筆者があえて殊更に、普及率の高い国だけを並べると、読者は慣習的に両者に関係が深いと読み取る。書き手もその関連付けをねらって余計な情報を入れないようにする。

文章は誰かに主張を伝えるために書くものなのだからノイズになる不要情報はできるだけ排除するだろうし、きっと筆者はそうするだろうという読者の期待を導く。筆者は期待を当てにする。そのようにして、情報の間に関連付けを読み取る・読み取らせる慣習は成立している。

限定用法指摘増田は天気の例に置き換えて説明した。注意すべきは、天気での時間指定は、明日明後日以降も無限に続きうるということだ。

他方、国は高々200弱しかないし、大元論文を見ても24ヶ国までしか調べられていない。

総数が少ない場合限定用法と受け取られる余地は大きくなる。

「はーい、このクラスの中に赤点だった生徒が、2人いまーす」

先生にそう言われて、3人目の赤点がいると判断する人間はいない。

総数の少ない状況で、あえて少数を強調することで慣習的に限定用法と受け取られ易くなる。それを目論む。

その効果認識できない奴以外の人間は、文盲でないし、知的能力問題があるわけでもない。

ルックバックを修正しろ」は偏見助長するだけだ

どう言えば分かって貰えるのだろうか……。

そもそも論として「障害者社会的立場について語ることを、貴方承認欲求宣伝に利用することは、障害者にとっては迷惑しかないですよ」というのを語るべきなのだろうか?

からない。

場末掲示板で語るには問題難易度が高すぎる。

そもそも文章だけでコレを議論するのはやめたほうがいいな。

図が必要だ。

多くの人間自分メガネしか世界を見ていないことをまず説明しなければ。

「男の犯罪者が出てきたのを論拠に男は犯罪者であるかのように語るべきではない。つまり犯罪者として漫画作品男性を出すべきではない」といった論調のものではないかということを理解してもらうにはどうすればいいのだ。

いや、本気でコレを正しいと思っている人がいるのかも知れない。

漫画犯罪者は異形の怪物でなければならないと。

だが待ってくれ、それは結局異形であることが社会の敵であることに結びつくというエレファントマン的な問題を孕むではないか

問題の始まりは「特定の事例を持って、それがこの世界における特定法則証明と即座に結びつけるような短絡的な思考を辞めるべきだ」という所ではないのか?

それを漫画作品表現に託すのはどうなのだろうか?

そういった考え方を植え付けてくるような真似を世の中の多くの創作物はやっておらず、やっているものがあるとしたらマスメディア教育者のたぐいであるように思える。

マスメディアが「こういった傾向がある人達は、こういった行動をしますよね」と血液型占いの延長のような態度で様々なステレオタイプ論を量産していったことがまず背景にあり、創作物雑談の中に出てくるような人物像に対して、それが肉付けされたと勝手に感じているだけなのではないか

つまるところステレオタイプというものは肉付けとなるもの自動的収集する機能を持った骨子なのだ

そして、その肉にされてしまもの意図などその骨子自体が持つ吸着力の前では無力となるのであろう。

だが外側から見れば、既に骨子が寄せ集めた肉の上にまた新たな肉が自分から覆い被さる用に見えてしまうのだ。

なるほど、これは認識誤謬問題だ。

そういった誤解を招くような巧妙な仕組みが、ステレオタイプ論の中にあることが問題だったのだ。

敵はマスメディアにあり。

我々は戦う相手最初から間違えていたのだ。

2021-07-23

ルックバックのアレは統合失調」という無自覚差別の根の深さが恐ろしい

別に作中にそういう描写は一切ない。

突然ヤバい人が襲ってきたシーンとして描かれている。

しかしたら薬物中毒かも知れないし、アルコールによる酩酊などが影響しているかも知れない。

それなのに何故か

「これは統合失調症揶揄しているに違いない!!」

と決めつける人たちが現れた。

彼らが単に統合失調症差別者であるのなら話はまだシンプルなのだが、なんと彼らは

「我らは統合失調症患者を護るものなり!これは統合失調症患者馬鹿にしている描写なり!許せね!」

と言い出したのだ。

まあこれで終わるなら自分他人境界曖昧ちょっとヤバイ人たちなんだろうねで終わる。

だが彼らは

修正しろ修正されるべきだと思うよな?世論はそう思うよな?よっし!答えを待ってる時間はねえな修正させるよう要請するぞ!」

ドンドン声のトーンを上げていくではないか

落・ち・着・け。

まあこれで終わるなら盛り上がりまくってんなで終わるんだが、そこについて

「いいえそういう描写ではないですよ。そもそも統合失調症って貴方思い込みでは?」

と言われたときの反応がやばかった。

いや、言ってる本人の反応じゃない。

本人の外野から新しいヤバイやつらが現れたのだ。

「は?統合失調症っぽいと受け手が感じた時点でアウトだぞ?」

「いや、これおかしくないでしょ。俺は統合失調症だと感じたけど。統合失調症差別反対!」

と次々に統合失調症差別反対論者が集まってきたのだ。

落・ち・着・け。

作中のどこに統合失調症であることが確定する描写があるんだ。

しろ差別してるのは自分たちだろ。

自分が日頃

「俺は差別は大嫌いだけど、突然キレて暴れまわってる人がいたら無条件で統合失調症と決めつけていいと思ってるよ」

と考えてるだけだろう、と。

なんということだ。

漫画感想について語っていたはずが、

無自覚差別者にどうやってそれに気づいてもらうか」

という難問が始まってしまった。

描写されていないことを読み取るな」

というのは簡単だが、簡単に学べるものじゃないしどうしたらいいのだろうか。

ただ一言言わせてほしいんだが

描写されてもいないのに何かを読み取ったなら、その原因は受け手の側にこそあると思え」

というのは原則として認識してほしいかな。

結局の所ですよ

「突然キレて暴れだすようなやつは結局障害者なんだよね」

と思ってるのは自分自身だと自覚してくれってこと。

別に障害なんてなくてもストレス溜まってたりお酒飲み過ぎたら皆意味わかんねー事いって突然凶器で人殴ってくるもんだよ。

人間の理性なんて元からめっちゃいから。

それなのにどうしてキレてる人が居たか障害者だと思ったのかを、作品のせいにする前に自分の心に聞いてくれよな。

anond:20210722095355

借金玉さんはペンネームをやめろって。

色々と言い訳するだろうけど、お前の主張は「飲食店で一時は成功したって本当?。だとしたら飲食業の人は一目をおくはずだが?」「本当は健常者が発達障害をたてに中枢神経刺激薬をコンサータを獲得するだけの言い訳に使ってないか?」「お前の ADHD は、医学的に総意を得た ADHD なのか?」「そもそも日本人殆ど早稲田に受かんない頭脳だけど、お前がスペシャルであるだけなんじゃないの?」「俺の理論が正しい、何故なら『本が売れたから』というのは『正しさ』の証明にはなってなくね?」「早稲田に行って『飲食成功する』ってのも変じゃないか?」という疑問はペンネームを使う以上は、消えない問題なんだよ。

「本当に早稲田なの?、ADHD なの?、成功したの?、再現性あるの?」というのはさ、「私は〇〇です」というリアル名前があって一対一対応するわけじゃないですか。はやい話が発達障害を【カルタシス】に活用したビジネスを「借金玉というペンネーム匿名性を借りてやっている」のだったら、詐欺師と同じだと思うのですね。だから貴方の主張をリアル比較したい。それには借金玉という人の「本名」が必要なんです。この疑念は「私は〇〇です」といわない限り、消えることはありません。諦めてください。

あと「債権玉という人が本当にいて、借金玉が『免責される自己破産』を、自らの意思で返済した」のを美徳化するのは絶対にめてくれ。やり方がヤクザだ。日本国自己破産を正しくされたら、貸した金は損金で帳消しされるのだ。資本主義社会というのは「債権主、貸し手、株主」はリスクを取ることで、利益を上げているのだから債権玉は借金玉に投資した責任」をとらされるのは当然じゃないか。もし仮に「債権玉」という人がいたら、世間的には「会計・法的な根拠がなく、利益を受け取る受け取る自然人」がいることになるし、それを出版社肯定したら「反社会的勢力」に認定されるのが、令和なんじゃないのか。

借金玉、俺はお前を信じたい。お前が「イケダハヤト」「与沢翼」のような早稲田に行った、昭和60年に生まれた「詐欺師」ではないのだと。お前には才能がある、と俺は確信している。お前が苦労したことは、やがて俺がやることになるし、今まではリアル再現された。なぁ、「都会の荒波は、田舎者には眩しくて辛かったよな?」「東京に生まれたらセンター試験を受けないで済んだよな?」「コンサータを飲んだら、別人になったよな?」。なぁ?俺は、お前の主張を信じたい。だから、名乗り出てくれ。じゃないと、俺はお前を信じられなくなる。

あと、訴えないでねー♡。

2021-07-22

anond:20210722193703

貴方は誰からも影響を受けなかったのね!すごい!オリジナルなのね!男性ってすご〜い

https://anond.hatelabo.jp/20210721220919

お前の記事、俺のブログ無断転載したらアドセンスで儲かったわ。(ガイア並感)

お前のテキストには価値があるぞ。

そもそも、この世界価値がある文章というものには全て値段がついています。このテキスト価値がないのと同じです。

つまんねーんだよ死ねカス作者どんな教育受けてきたんだ?というテキストと何万文字にも及ぶ誉め言葉は同価値で0円だということです。

本当に価値のある誉め言葉ならnoteでも何でも使って、有料記事にしてみればいいじゃないですか。

その売れ行きそのものが、貴方テキスト価値ですよ。

2021-07-21

作品を褒める感想別に要らない。身の程を知ってくれ

私達が欲しいのは「金」と「数字」であって、感想別に求めてません。

それを理解していない消費者が多すぎるから苦言を呈させていただきたい。

何でこんな日記を書こうとしたのかというと、某匿名掲示板で「コンテンツについて不特定多数の人と楽しみを分かち合うことは普通に価値あることでは?」と言われて

まりにも気持ちが悪くて吐きそうになったからです。その掲示板の流れの中の文脈で言うと、要するに、「作品を褒め合う馴れ合いコミュニケーション価値がある」と言われてたんですね。

もうね、馬鹿かとアホかと、小一時間問い詰めたい

素人同士が書く作品感想には、ハッキリ申し上げて「良い感想」も「悪い感想」もありません。

わかりますか?

「消費を促すコミュニケーション」に価値があるのであって、それが「楽しみを分かち合うこと」である必要性は全くないんです。

貴方達が何かを褒めていて、それが消費を促すならそれは価値があることです。

逆に、貴方達が何かを貶めていて、それが消費を促すなら、それも価値あることなんですよ。

文春砲だの何だのと言って他人ゴシップを語って他人を傷つけて、ネガティブコミュニケーションが生まれようがなんだろうが、文春が売れてるならそれは価値があることなんですよ。

不特定多数の人と楽しみを分かち合うこと」という馴れ合い自体には何の価値もありません。深く胸に刻んで欲しい。

数字は欲しいですよ。

何万RT、何万いいね、これは消費を促す傾向がありますからね。だからいいねリツイートは欲しい。統計的に。

そういう意味で、「数字」は欲しい。でもね、感想は要らないです。

ハッキリと申し上げてしまうと、書き殴られた素人の方の感想作品軌道修正に使うことはあまりありません。

購入後のアンケートなどの意見は参考にしますが。SNS上のコミュニケーション無駄なので観測していません。

ここから下は個人的意見です。商売人としての意見ではありません。

何で今のインターネットって、正しく自分卑下できない人がこんなに増えちゃったんですか?

みんながゴミからいいんじゃないですか。世界の石ころが全部ダイヤモンドだったらダイヤモンド価値なんてなくなっちゃますよ。

匿名での意見言葉というものに一切価値はない、という方が気持ちがいいじゃないですか。

『誰でもない何か』という最高の無価値を、何故投げ捨てようとする人が多いのか理解できない。

この世で無法というものは最も価値があるものなのに。素晴らしき自由無責任を何故自ら捨てようとするのか理解できない。

表現の自由を憎む思想テロリストか何かなのでしょうか?

そもそも、この世界価値がある文章というものには全て値段がついています。このテキスト価値がないのと同じです。

つまんねーんだよ死ねカス作者どんな教育受けてきたんだ?というテキストと何万文字にも及ぶ誉め言葉は同価値で0円だということです。

本当に価値のある誉め言葉ならnoteでも何でも使って、有料記事にしてみればいいじゃないですか。

その売れ行きそのものが、貴方テキスト価値ですよ。

価値があるということは責任があるということです。有料のコンテンツにはその分の責任が発生します。

しかし、無料感想なんてものには何の責任もいらないんですよ。それでいいじゃないですか。だから他人自分の好きなコンテンツをけなしていても、それを修正しようとか思わなくていいんです。

クリエイター消費者を繋ぐのは馴れ合いコミュニケーションなんかじゃない。金です。

商品に払ってくれる金だけが僕らを繋ぐものでいいです。

からね、別にいいんですよ。別に作品をけなそうがなんだろうが金を払ってくれるならどうでもいいハズです。

万人に褒められるような作品を作るなんて責任負いたくないんですよね。息苦しくてやってられないですよ。

でもね、支払ってくれた金分はキッチリしまますよ。それ以上の責任は負いたくないということです。動作不良修正以上のアフターサービスクリエイター保証外じゃないと嫌なんです。

褒められるために頑張るのではなく、金のために頑張る。これが一番素敵なことです。

「逆に金なんて要らないよ俺は面白いことをやって人に褒められたいんだ」と言えるクリエイターの皆さんは本当に幸せですね。

無限消費者責任を果たし続けて、生きてればいいと思います

anond:20210721142509

なるほど。

 

自分は、創作をするものとして、例えば「これは天才だわ~!」という感情が胸の中に去来したならばそのリアル表現せずにはいられない。もっといえば、己の感情リアルちゃんと向き合って嘘のないものをお出ししなければ、結局は読者の感情を動かすこともできないだろうと思っている。そこはあなたに何を言われても残念ながら動かせない。

 

しかし、創作経営して飯をくうものとして、貴方の言うようなことは念頭にいれておいたほうがいいのかもしれないな。

そのことによって、感情リアルも変化するかもしれないしな。

anond:20210721110554

貴方コメントも私のコメント社会に何の影響もないか法律の枠内で遠慮なく書き続けよ

2021-07-19

anond:20210719032124

やっとマトモな応えが返ってきたなコミュニケーションって重要

そのサボっているベテランエンジニアってのは、どういう技術で食ってるのか貴方の知見を問うてみたいという話ですよ。

anond:20210719030859

えっわかんないっすか?

主題は「俺はサボりたいしその技術が欲しい」ってことですよ。

それで貴方上司に聞けと言い、私はいやそれはできない。と返しました。

なら貴方がするべき回答はもっとのものでしたよね?逃げじゃないんですか??

2021-07-18

anond:20210718160818

逆に聞くけど、質問質問で返すのは詭弁のガイドライン抵触するのは承知の上で、貴方は「計算機実数を扱っているという前提が間違っている」のを知っているのか?

逆に何でその程度のことすら知らないと想定してんだよ。意味不明すぎるだろ。そもそも計算機実数を扱っているという前提」なんて存在しねーぞ。お前は実数定義を知ってるのか?有理数を完備化したもんだぞ?有理数稠密だということを理解してるのか?そもそも自然界に「実数」が存在してるなんて証拠は一個でもあるのか?物理学実数体でないと致命的におかしくなるケースが一個でもあるのか?

たとえば、カオス理論が起きるのは「計算機科学で物理学と同じように小数を扱ったから」なのだけど、あれは古典物理学を学んてきた人がおかすミスなんだよ。あれはローレンツ有効数字というまやかしに引っかかって起きたのと、十進法と二進法互換性が無いことに起因したケアレスミスなんだよ。俺はカオス理論否定するのじゃなくて、カオス理論も偶然が生んだ産物だという上で言っているのよ、念の為

意味不明カオスは初期値に鋭敏だというだけだぞ(細かいことを言えば色々あるが)。計算機がどうとか関係ねーし有理数実数関係ねー。パイこね変換のカオスは離散系だろうが。何言ってんだ。

お前はまともに勉強したこともないのに聞き齧った単語でそれっぽいこと言ってるだけなんだよ。まともに勉強してから喋れ。

anond:20210718125317

逆に聞くけど、質問質問で返すのは詭弁のガイドライン抵触するのは承知の上で、貴方は「計算機実数を扱っているという前提が間違っている」のを知っているのか?たとえば、カオス理論が起きるのは「計算機科学で物理学と同じように小数を扱ったから」なのだけど、あれは古典物理学を学んてきた人がおかすミスなんだよ。あれはローレンツ有効数字というまやかしに引っかかって起きたのと、十進法と二進法互換性が無いことに起因したケアレスミスなんだよ。俺はカオス理論否定するのじゃなくて、カオス理論も偶然が生んだ産物だという上で言っているのよ、念の為。それで、主訴に戻るけど、この複雑性が計算機というレイヤーの上で物理学放射線などのビットエラー)や計算機科学の限界無視して数学演繹的に表すことが可能なのか?、という疑問に対して「無理」なんではないかと思っているわけ。

anond:20210718104446

貴方発言権認定している団体名を教えてください。

不当な発言権支配に抗議します。

2021-07-17

小説家になりたかったはずだった

クソ寒いキモ自分語りをどこにもぶん投げられないので増田に放流する。

から遊ぶ友達がいなかった。

いや、友達はいたんだけど外遊びが出来なかった。運動音痴って言うか、身体が思い通りに動かなくて、真っ直ぐ歩くこともままならない。身体も弱くてみんなから無理しないで!ってハブられるような子だった(アラサーになった現在脳の障害者なのでまあその関係かなと今では思う)

当然外遊びが出来ないので、暇な私は図書室に引きこもった。沢山の本を読んで、いっぱい感動して泣いた。私もこんな話を作りたいと思った。私みたいに本の中しか場所がない子によりそう話が書きたいと思った。ここから二十年小説を書き続けることになる。

が、驚くほど才能がなかった。

オタクの人ならわかる話の例えしかできなくて申し訳ないが、本気で書いた6万字の二次創作pixivで公開した時、ブクマ6しかつかなかった。別に私の中では過疎ジャンルじゃないし大手カプなんだけど。100人読んで6人しかブクマしてくれない。そのくらいの才能。

オリジナルもいっぱい書いた。いっぱい公募に出した。何十万、お金をかけて学校まで通った。

全部ダメだった。

妥協案で私は図書司書資格を取った。本に関わりたかったし、司書になれば子供に寄り添った本選びとか、居場所がない子に場所提供できると思った。でもインターンシップに行って夢が壊れた。あんなのは(職についてる人には悪いけど)私にはやりがい搾取しか思えなかった。

結局休みの多い企業就職した。

身体が弱いからだ。でも2年で身体限界が来て、自分統合失調症と鬱を患ってたことを知った。会社はやめた。

医者には数年は職につけないと思ってくださいって言われた。ぼーっとしてたら障害者手帳と障害者年金が手に入った。

小説を書くしかないと思った。

どうしても昔の自分に伝えたいことがあった。私はデキ婚で、中絶費用が無くて産まれてきただけで、望まれて産まれたわけじゃないし、親に虐待されてたけど、親も別の思考を持った人間から無理に仲良くしなくてもいいんだよって言いたかった。遺書代わりの遺作になる予定だった。10万字書いた。最後自分だけでも救いたかった。

自殺に失敗した。

もう笑うしかなかった。

職に就くのは絶望的、結婚もブスだから出来ない、日常生活介護必要なほど無能子供は反出生主義なので出来ない。朝が来ないで欲しかった。日に日に歳をとるのが怖かった。30歳になった時に「あーこれ詰んだわ」と思った。

笑うしかなかったか小説を書いた。

こっから成り上がるには小説家になるしかないと思った。売れる小説研究して書いて、出版社評価シートやなろうのコメント一喜一憂した。勿論未だに出版は出来てない。その程度だ。

でも、この間ある音楽アプリソシャゲストーリーを途中まで読んで、「あれ?」って思った。天才が人を救う曲を作るために作品作りをする話だった。

私、なんで小説家になりたかったんだっけ?

売れるためじゃなかった気がするんだ。友人からもお願いだから初心にかえってって何度も言われた。別に私は異世界もふもふ悪役令嬢ざまあエロ小説(売れる要素てんこ盛り丼)が書きたいわけじゃなかった気がするんだ。いや楽しんで書く分にはいいんだけど、私には苦行だし、私は売れるのが理由で書いていたわけではなかった気がするんだ。

ももうなんも思い出せないんだよ。

なんで小説家にあんなになりたかったのか思い出せないんだ。思い出せるのはそうなると決めた結果だけで、何が私を感動させて、何がそんなにも、それこそ人生捨てれるくらい追いかける理由になったのかが全く思い出せないんだ。

昔、貴方作品は全て人を選びますって言われたことがある。文章が読みにくいって言われたことがある。それって才能無いってことじゃん。

私、なんで小説家になりたかったんだっけ。小説趣味で書いてネットに置いておくのはなんでダメなんだっけ。私、本当は何が書きたかったんだっけ。

涙と一緒に笑いが溢れてきた。

二十年小説書いててなんも書きたい物書けてない。ひとつだって満足したもの書けてない。誰にも私の小説は目にとまらない。

疲れたなあって、もう辞めるぞって、そう何度も決意しても次の日には何万文字も書いてる。

私、これからどうすればいいんだろう。何を書けば辞められるんだろう。パソコンスマホ捨てればいいのかな。でも紙とペンがある限り、私は何枚だって書いちゃう気がするんだ。

うんち。

anond:20210717211506

バカと言った時点で負け

基本、被選挙権重要

自民議席減らした方が良い

立憲支持してると一言も書いてない

どこを見てもロジカルな文ではないよね

貴方の文は

貴方とは付き合えません

付き纏わないで下さい

anond:20210717123007

貴方が娯楽と捉えるかなどどうでもいい

貴方が受けたい施しに対して対価を払う用意があるかどうか

福祉範疇と訴えるならここじゃなくて役所にでも行きなさい

anond:20210708205945

最近テック系の生態系を知らずに、ほとばしる若さ嫉妬して学生をぶちのめし申し訳なかったと思うようにはヒートダウンしてきた「年収270万円だった医大生」です。こんばんは!

激おこしたのは、申し訳ない。

すごく反省している。ただ、優雅自分学生時代に学んだ知識をもって、社会人にその勢いを保持したままで定年まで行ける可能性は高くないと私は思うのだ。おそらくは名門大で、勢いのある会社なら引く手あまたそうな貴方自分にとっては眩しかったのだ。

フロントエンド給料が安いという思い込みをしてました。

本当に認識不足だった。もともと Android/iPhonejQueryJSON操作をしていて、PHP/Rails/Springバックエンド界隈から MySQL/PostgreSQLを触り、人員不足AWS をも触って QA および SRE をしていたエンジニアだったのだけど、ブロントエンドが DB に遠いという理由で簿給だと思っていたのは、各派遣会社給料をみる分だと間違いだと理解した。知識アップデートされてないのはオレ自身だったようだ。申し訳ない。

Firebase や mBaaS は不味くない?

根拠は、NoSQLスキーマしなのは途中までは良いけど、後で負債になる感じがするので。あと、Firebase は Google が中途でやめるとなったときが怖いぞ。JS なら express というフレームワークあるし、Kotlinサーバーがあるから古典的サーバークライエントモデルで良いのじゃないかな?Next なら SSR あるし。

サイバーエージェントにくくった理由

自分のような新卒採用を逃した身分では、サイバーエージェントのような B to C 領域トップティアにある会社に紹介してもらえるというのは「蜘蛛の糸」のような貴重なチャンスに思えたのだよ。そりゃ、ある程度は経験積めばスカウトが来るかもしれないけどさ、自分は年食っていたから「サイバーエージェントで働けるという可能性」に全力をかけたよ。その結果が、場末の未認可SES って、しか反社だったなんて、すごくショックだったよ。クソな「自称数学者人工知能論を聞いて土日が終わり、平日はブラック客先常駐」な日々はうんざりだ。

2021-07-14

翻訳ミスではanond:20210714042820

頭蓋骨の形的に、輪郭を隠しやす女性と違って男性あなたは顔の印象を変えるのは難しいかもしれないですね…輪郭を活かす方向性で切ってみましょうか」

この美容師さんの発言は極めて普通です。気を使っているわけでもありません。

漠然と「似合う髪型」というテーマで切る場合輪郭と骨格に基づいてカットするのは基本のキです。

美容師さんはカット方針とその理由について説明してくれているだけで、貴方の顔を貶しているわけではないのです。

嘘だと思うなら「美容院 似合う髪型」や「メンズ 似合う髪型」でググってみてください。骨格や輪郭、顔型などの単語を足してみてもいいです。メンズ輪郭を髪で隠せないということも含めて、今言ったような解説アドバイスがあるはずです。逆にレディースなら輪郭を髪で隠した小顔カットなどのテクニックも沢山見つかります

最大限その美容師さんが気を遣ってくれた事に感謝しつつ、翻訳しましょう。 

「君の顔の輪郭本来さないといけないレベルに酷いけどそれは無理だね、別方向で頑張ろっか」

男性女性と違って(髪型で)輪郭を隠せない」という一般論です。これを「隠さないといけないレベルに酷い輪郭」と翻訳するのは自虐的に過ぎます。って言うか「酷い輪郭」って何なのでしょうね。

最初にこういう首をかしげざるを得ない、多少以上に自虐的翻訳フィルターを明示されてしまうと、以後の解釈が混乱します。ミステリーなら信頼できない語り手というやつですね。

例えば翻訳を介していることを明示している

「先に髪型とか眉に気を使った方がいいと思うよ」か「君に似合う服なんて無難な服を含めても無いから、あんまり気にせず吹っ切れて自己流で行きなよ」

ですが、発言者がおそらくは服飾店の店員であったり“有料でファッションコーデなどを指導してくれる人”であるとなると、元発言復元できません。

服屋の店員が服買いに来た人に、あるいは金貰ってファッション指導してる人が顧客に、髪型ダメ出しをするか「お前に似合う服なんてねーよ」と突き放す、と言うのはかなり想像しがたいですよね。

絶対いないとは言い切れないが、一人二人でなくパターン化できるくらいに多いなら、ちょっと翻訳ミスを疑った方がいいと思います

可能性としてプライベートで金を払わず相談したという線もあり得ますが、その場合適当なこと言われて厄介払いされてるだけでしょう。

もう一つ気になるのが貴方に対して「異常に無礼あるいは非常に気安い人々」です。

貴方髪型を「なんか前より生理的に無理になった」と評した周囲の人々や、ダメな部分を訊かれて「全体的」「生理的」「なんとなく」「見た目全部」と答えた人たちです。

しかも陰口ならともかく、対面でかつ直接尋ねられた際の反応です。ふつうしますよ。

これの解釈

貴方が何を言ってもいいサンドバック扱いされている → 逃げましょう

貴方がそのコミュニティで「(容姿による)いじられキャラ」扱いされている → 逃げましょう

翻訳フィルターによる変換 → フィルターを切りましょう


とりあえず私がお勧めするのは「“翻訳”を止めること」です。言われたことは言われたまま、字面通りに受け取ってみてください。貴方解釈を挟まずに受け取ってみてください。

実際に酷いことを言われたとして、貴方翻訳フィルターはそれをさら悪化させているように思います。仮に酷いことを言われているわけでないのに翻訳ミスで傷ついているなら大問題です。

どちらにせよ翻訳を止めてみても害はなく益があると思います

2021-07-13

アンチC2機関論、ひいてはアンチ

C2機関活動が気に食わん!ゲーム置き去りにしやがって!

分かる。分かるよその気持ち。そっちに注力している様に見える。確かにそう見えてもおかしくない。

からこの増田の話をよく読んで欲しいんだ。

結論から言おう。

【君らの活動第三者共感を呼んでないぞ】

これが全てだ。

先にも言った通り、C2機関批判したい側(批判側)から見れば本業ゲームは疎か、公式サイトは無い。

でもカレー機関(とリアイベ)の営業にはご執心。

これを批判するとブロック

100点の対応ではない。これは間違いない。

ただ、批判側もお行儀が悪い。

そう、批判側はただただお行儀が悪い。

から真っ当な批判も広がらないんだ。

悪いのはちゃんとしない向こう(C2)なのに!

いやそうなんだけどさ、他の人に「そうだそうだ!」って言ってもらった方が君も心強くない?

からさ、まずこっち(批判側)がちゃんとしないか

こういうのはどうかな?という提案です。

所謂批判側であったり、信者という人にも読んで欲しい。

少しは批判する側にも真っ当な批判はある、という事を分かって欲しいし伝わって欲しい。

個人情報を掘るな

行き過ぎた批判側もまた存在する。

信者、と判断した相手ファンネル飛ばし

過去発言を洗いざらい掘り返し、

メディア欄の映り込みまで徹底的に洗ってマウントを取る。そんなやつら。

ポリコレカードバトルを行うならまぁ有効かもしれんが、残念ながらこれは自分シンパを増やすバトルなので、残念ながら逆効果である

大抵の人間個人情報を掘られることを好まないし、性癖暴露されたくないし、顔写真を広められたくない。

「C2批判してる連中、迂闊に触れるとメディア欄とか漁られそう」

そう判断された瞬間我々のTwitterアカウントは残念ながらブロックリスト行きである

少なくとも、「俺は批判してお前は擁護する。それ以外はしない」というある種の信頼関係を築かねばシンパは増えない。

②きぃのん氏、なぎ氏は批判してブロックしとけ

①でやりすぎた具体的な人間が両氏である

(名前出してしまって本当に申し訳ない)

発端はさぶ事件だと思うが、彼らは目立ちすぎた。

方や鍵の中に追い込まれ、プリコネスレしょっちゅう発言が貼られるようになり、もう方や一躍時の人である

俺らは中立の人、どちらかと言うと運営寄りの人を取り込んでいかないといけないんだ。

その時に、彼らをフォローしてたり、彼らを擁護してたりするだけでアレルギーを起こされる。

残念ながら彼らは目立ちすぎたし、想像以上に嫌われている。

よって、彼らにはヘイトを集め、批判側のガス抜きの立ち回りに立ってもらおう。我々は表向き対運営と同じ基準批判することで筋を通し、「やりすぎ」として先制ブロックしてシンパを増やしていこう。

③顔コラで遊ぶな

これは特に愚痴スレ見てる人間。そうそこのお前。

普通人間他人の顔コラで遊ばない、という事を頭の片隅でいいから入れておいて欲しい。

淫夢みたいなものじゃん!何がダメなんだ!

と思うかもしれんが、(是非はさておき)オタク共通言語になっている(しまった)淫夢と、非批判側が信奉しているゲーム(カレー屋)のP(とか関係者)。

残念ながらこの両者の扱いは等価ではない。後者の方が扱いは重い。

さっき筋を通せと言った口で言うのもなんだが、顔コラで遊んでる瞬間、我々が取り込むべき層は我々をブロックして終わりである

「非批判側の気持ちに寄り添ってやる」位しないと批判側に対しアレルギーを持ってしまった現状はひっくり返せない。「個人情報掘ってくるお前らが、顔写真を見つけた瞬間どうすると思う?おもちゃにされたくないわ」なんて思われるのは至極当然だろ?

作成者批判してブロック掛けることをまずはおすすめする。

愚痴スレ用語を使うな

すまん、これは本っ当に純粋な疑問

「お前ら初めて見る第三者に読ませる文章書いてるか?」

チャーリーがどう、艦王がこう、簡悔がそう、

【】がああで、ムガブロがどう。

初見で読めると思うか?暗号だぞ暗号

往々にして、残念ながら愚痴スレ用語が出た瞬間そいつブロックされる。

繰り返しになるが、我々の目的は真っ当な批判だけを、茶化すこと無く、多くの人間に浸透させる事

本当にC2を批判するなら言葉は考えた方がいい。

この4点を抑える事で、まずは非批判側、ひいては運営に対して、「いつもの輩とは違うぜ」「俺は筋を通して真っ当な批判平等にするぜ」と向こうにも分かってもらう必要がある。

それがまず、スタートラインだ。

そうだ。ここまで来てやっとスタートラインなんだ。

ここから、どう批判する論理を立てるべきか、

共感してもらう為に、どう攻めればいいかポイントはどこにあるか。これを考えてみようと思う。

まず、批判の先にあるゴールを決めようか。

「お前らの目的は何だ?」

カレー屋を止めさせたいのか?二度とリアイベを開かず、ゲーム運営だけしてて欲しいのか?

地域コラボを止めて欲しいのか?信濃実装して欲しいのか?

ゲームシステムが俺のアドバイス通りになって欲しいのか?五月雨の改二が欲しいのか?

とにかく向こうに謝罪させた勲章が欲しいのか?

インターネットレスバトルで構って貰いたいor論破したいのか?

まずこれを明らかにした方がいい。固定ツイなりプロフに書いておけば尚更良い。

そうでない場合適当な目に付いた事柄にとりあえず文句言ってる人間、きぃのん氏やなぎ氏が目立ちすぎているんだけど、所謂クレーマーとしてブロックリストに入れられてしまう。これはやめた方がいい。

「真っ当に批判する」というのは斯くも難しい。

こういった手前、増田目的を明らかにする。

「真っ当な批判者が出てきて欲しい」だ。

しーらむちゃんの話で冷静に時系列を整理して、グッズ発売当時は商標登録されていなかった、登録後はグッズを売ってないか問題いかもしれないとブレーキを掛けた批判はいたか

パンの話で例外があったときのんに伝えた批判はいたか?(信者は冷静に頑張って一応例外があると見つけていた)

神戸牛協議会から声明が出て事実が確定するまでは落ち着けと声高に叫んだ批判はいたか?(信者はめちゃくちゃ叫んでた)

(真っ白とまでは言わないが)白を、無理やり黒くして、法律違反だと騒ぐその先の目的はなんだ?

無いだろう?目的

正直、ただ嫌いだから叩きたい、だけだろう?

相手の非を叩くだけならとても簡単だ。

だって現に批判側の非を叩いている。

ただ、それで五月雨の改二を実装しよう!と運営は考えるか?

よぉし、信濃進水させるぞ!と考えるか?

やっぱり必要だな、公式サイト立てるか!

なーんてなりませんよ。

からどうすればいいか

「俺は○○(具体的に)を要求する」

とまず自分活動の終着点を定義しよう。

具体的って分かるか?ちゃんしろ、じゃなくて

信濃実装しろ」「公式サイトを立てろ」「メンテ延長には詫びを配る様にしろ

こういう内容だ。複数あっても良いが、括らない方がいい。分けるんだ。相手に伝わりやすい。

増田愚痴スレの影響を受けていない、ダブスタを取らない批判者が出てくることを要求する」

ここまでやったら次だ。

「落とし所を決める」これだ。

世の中、非常に残念ながら0-100の決着は無い。

精々信号待ちしてたら追突された、位だよ。

からさっき立てた要求に対して、どこなら妥協できるかだ。これを決めるんだ。

理想はこう、でもまぁこれくらいならして欲しい、なーというラインだ。これも宣言して欲しい。

この行為は非常に難しい。自分けが折れるように見えるからだ。出来ている人間ほとんど居ない。

から、この行為には大きなメリットがある。

共感してくれる人が増える」だからだ。

最初に言ったことを覚えているか

1番の目的は「自分シンパを増やす」ことだ。

「この人マトモじゃん!ちょっと話を聞いてみるか!」

そう思われることが1番の目的だ。これを忘れないで欲しい。

妥協できる人間」はそれだけでマトモと思われる率が格段に上がる。だからやってみて欲しい。

増田妥協案は「個人情報を掘る行為ときのん氏なぎ氏を諌めながらC2批判する人間が出てきて欲しい」だ。ブロックしろとまでは言わんし愚痴スレ絡んじゃうのは妥協するよ。

そして最後に、主張をぶらさない事、筋を通すことだ。

主張をぶらさない事、とはどういうことか。

目の前に美味しそうな事件(メンテ延長、Twitterの誤字、神戸牛の話)があっても、一旦落ち着け

それが解決すると、自分の引いた落とし所ラインに近づくか?を考えて批判した方がいい。

例えば「信濃実装せよ(終着点)。せめていつ頃やるつもりか出せ(妥協ライン)」と主張している人間が「神戸牛商標違反しやがって!だからダメなんだ!」と言っても普通の人には「関係あるか?」である(なお、増田商標周りで攻めるのは分が悪いと思ってると明言する)。

筋を通すこと、とはどういう事か。

己が1度批判したこと改善されたら、それは言及肯定するという事だ。

「改二が少ない!」と1度でも触れた人間は、昨今の改二実装ペース(飛躍的に増えた事実がある)には、「増えてきたのはよし、ペースをもっと上げてくれ」と肯定するべきである

ここで「まだ足りない!まだ!」と言ってしまうと、評価は途端にただのクレーマーである

望みに届かなくてもとりあえずは肯定する事が大切である

また、同じ立場批判者であっても、対C2と同じ基準批判しなくてはならない。

例えば「ツイートの誤字ww」と、言及したのであれば自身は一切の誤字は許されないし、友人であっても誤字はネタにしなくてはならない。

筋を通す。ということは斯くも難しいのである

から、できる人間発言力は増す。

増田はこれを読んでいる、読み切った批判から見れば信者のものであろうが、

C2の動きを全肯定している訳では無い。

しかし、「批判者はやりすぎである。C2が可哀想だ」と思ってもいる。

1か0ではなく、玉虫色の決着、妥協ができる人間を増やし、もう少し平和的な議論があれば

ネットの反応、としてC2も言論はサーチしているはずなので、改善されるのではなかろうか。

「いや!そういう次元じゃもうないから!」

と、考える人には本増田は届かないだろう。

何か刺さる箇所があった人には、どうか何かが変わって欲しい。

しかしたらC2アンチじゃない何かのアンチ貴方も読んだかもしれない。

その何かのアンチ活動が、真っ当で冷静なアンチ活動になることを願う。

(2021/07/14編集)

ちょっとした誤字と改行の追加と末文の追加

2021-07-12

メロス激怒した。必ず、かの邪智暴虐じゃちぼうぎゃくの王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。きょう未明メロスは村を出発し、野を越え山越え、十里はなれた此このシラクスの市にやって来た。メロスには父も、母も無い。女房も無い。十六の、内気な妹と二人暮しだ。この妹は、村の或る律気な一牧人を、近々、花婿はなむことして迎える事になっていた。結婚式も間近かなのであるメロスは、それゆえ、花嫁の衣裳やら祝宴の御馳走やらを買いに、はるばる市にやって来たのだ。先ず、その品々を買い集め、それから都の大路をぶらぶら歩いた。メロスには竹馬の友があった。セリヌンティウスである。今は此のシラクスの市で、石工をしている。その友を、これから訪ねてみるつもりなのだ。久しく逢わなかったのだから、訪ねて行くのが楽しみである。歩いているうちにメロスは、まちの様子を怪しく思った。ひっそりしている。もう既に日も落ちて、まちの暗いのは当りまえだが、けれども、なんだか、夜のせいばかりでは無く、市全体が、やけに寂しい。のんきなメロスも、だんだん不安になって来た。路で逢った若い衆をつかまえて、何かあったのか、二年まえに此の市に来たときは、夜でも皆が歌をうたって、まちは賑やかであった筈はずだが、と質問した。若い衆は、首を振って答えなかった。しばらく歩いて老爺ろうやに逢い、こんどはもっと、語勢を強くして質問した。老爺は答えなかった。メロスは両手で老爺のからだをゆすぶって質問を重ねた。老爺は、あたりをはばかる低声で、わずか答えた。「王様は、人を殺します。」「なぜ殺すのだ。」「悪心を抱いている、というのですが、誰もそんな、悪心を持っては居りませぬ。」「たくさんの人を殺したのか。」「はい、はじめは王様の妹婿さまを。それから、御自身のお世嗣よつぎを。それから、妹さまを。それから、妹さまの御子さまを。それから皇后さまを。それから、賢臣のアレキス様を。」「おどろいた。国王は乱心か。」「いいえ、乱心ではございませぬ。人を、信ずる事が出来ぬ、というのです。このごろは、臣下の心をも、お疑いになり、少しく派手な暮しをしている者には、人質ひとりずつ差し出すことを命じて居ります。御命令を拒めば十字架にかけられて、殺されます。きょうは、六人殺されました。」 聞いて、メロス激怒した。「呆あきれた王だ。生かして置けぬ。」 メロスは、単純な男であった。買い物を、背負ったままで、のそのそ王城はいって行った。たちまち彼は、巡邏じゅんらの警吏捕縛された。調べられて、メロスの懐中から短剣が出て来たので、騒ぎが大きくなってしまった。メロスは、王の前に引き出された。「この短刀で何をするつもりであったか。言え!」暴君ディオニスは静かに、けれども威厳を以もって問いつめた。その王の顔は蒼白そうはくで、眉間みけんの皺しわは、刻み込まれたように深かった。「市を暴君の手から救うのだ。」とメロスは悪びれずに答えた。「おまえがか?」王は、憫笑びんしょうした。「仕方の無いやつじゃ。おまえには、わしの孤独がわからぬ。」「言うな!」とメロスは、いきり立って反駁はんばくした。「人の心を疑うのは、最も恥ずべき悪徳だ。王は、民の忠誠をさえ疑って居られる。」「疑うのが、正当の心構えなのだと、わしに教えてくれたのは、おまえたちだ。人の心は、あてにならない。人間は、もともと私慾のかたまりさ。信じては、ならぬ。」暴君は落着いて呟つぶやき、ほっと溜息ためいきをついた。「わしだって平和を望んでいるのだが。」「なんの為の平和だ。自分地位を守る為か。」こんどはメロス嘲笑した。「罪の無い人を殺して、何が平和だ。」「だまれ、下賤げせんの者。」王は、さっと顔を挙げて報いた。「口では、どんな清らかな事でも言える。わしには、人の腹綿の奥底が見え透いてならぬ。おまえだって、いまに、磔はりつけになってから、泣いて詫わびたって聞かぬぞ。」「ああ、王は悧巧りこうだ。自惚うぬぼれているがよい。私は、ちゃん死ぬ覚悟で居るのに。命乞いなど決してしない。ただ、――」と言いかけて、メロスは足もとに視線を落し瞬時ためらい、「ただ、私に情をかけたいつもりなら、処刑までに三日間の日限を与えて下さい。たった一人の妹に、亭主を持たせてやりたいのです。三日のうちに、私は村で結婚式を挙げさせ、必ず、ここへ帰って来ます。」「ばかな。」と暴君は、嗄しわがれた声で低く笑った。「とんでもない嘘うそを言うわい。逃がした小鳥が帰って来るというのか。」「そうです。帰って来るのです。」メロス必死で言い張った。「私は約束を守ります。私を、三日間だけ許して下さい。妹が、私の帰りを待っているのだ。そんなに私を信じられないならば、よろしい、この市にセリヌンティウスという石工がいます。私の無二の友人だ。あれを、人質としてここに置いて行こう。私が逃げてしまって、三日目の日暮まで、ここに帰って来なかったら、あの友人を絞め殺して下さい。たのむ、そうして下さい。」 それを聞いて王は、残虐な気持で、そっと北叟笑ほくそえんだ。生意気なことを言うわい。どうせ帰って来ないにきまっている。この嘘つきに騙だまされた振りして、放してやるのも面白い。そうして身代りの男を、三日目に殺してやるのも気味がいい。人は、これだから信じられぬと、わしは悲しい顔して、その身代りの男を磔刑に処してやるのだ。世の中の、正直者とかい奴輩やつばらにうんと見せつけてやりたいものさ。「願いを、聞いた。その身代りを呼ぶがよい。三日目には日没までに帰って来い。おくれたら、その身代りを、きっと殺すぞ。ちょっとおくれて来るがいい。おまえの罪は、永遠にゆるしてやろうぞ。」「なに、何をおっしゃる。」「はは。いのち大事だったら、おくれて来い。おまえの心は、わかっているぞ。」 メロスは口惜しく、地団駄じだんだ踏んだ。ものも言いたくなくなった。 竹馬の友セリヌンティウスは、深夜、王城に召された。暴君ディオニス面前で、佳よき友と佳き友は、二年ぶりで相逢うた。メロスは、友に一切の事情を語った。セリヌンティウスは無言で首肯うなずき、メロスをひしと抱きしめた。友と友の間は、それでよかった。セリヌンティウスは、縄打たれた。メロスは、すぐに出発した。初夏、満天の星である。 メロスはその夜、一睡もせず十里の路を急ぎに急いで、村へ到着したのは、翌あくる日の午前、陽は既に高く昇って、村人たちは野に出て仕事をはじめていた。メロスの十六の妹も、きょうは兄の代りに羊群の番をしていた。よろめいて歩いて来る兄の、疲労困憊こんぱいの姿を見つけて驚いた。そうして、うるさく兄に質問を浴びせた。「なんでも無い。」メロスは無理に笑おうと努めた。「市に用事を残して来た。またすぐ市に行かなければならぬ。あす、おまえの結婚式を挙げる。早いほうがよかろう。」 妹は頬をあからめた。「うれしいか。綺麗きれいな衣裳も買って来た。さあ、これから行って、村の人たちに知らせて来い。結婚式は、あすだと。」 メロスは、また、よろよろと歩き出し、家へ帰って神々の祭壇を飾り、祝宴の席を調え、間もなく床に倒れ伏し、呼吸もせぬくらいの深い眠りに落ちてしまった。 眼が覚めたのは夜だった。メロスは起きてすぐ、花婿の家を訪れた。そうして、少し事情があるから結婚式明日にしてくれ、と頼んだ。婿の牧人は驚き、それはいけない、こちらには未だ何の仕度も出来ていない、葡萄ぶどうの季節まで待ってくれ、と答えた。メロスは、待つことは出来ぬ、どうか明日にしてくれ給え、と更に押してたのんだ。婿の牧人も頑強であった。なかなか承諾してくれない。夜明けまで議論をつづけて、やっと、どうにか婿をなだめ、すかして、説き伏せた。結婚式は、真昼に行われた。新郎新婦の、神々への宣誓が済んだころ、黒雲が空を覆い、ぽつりぽつり雨が降り出し、やがて車軸を流すような大雨となった。祝宴に列席していた村人たちは、何か不吉なものを感じたが、それでも、めいめい気持を引きたて、狭い家の中で、むんむん蒸し暑いのも怺こらえ、陽気に歌をうたい、手を拍うった。メロスも、満面に喜色を湛たたえ、しばらくは、王とのあの約束をさえ忘れていた。祝宴は、夜に入っていよいよ乱れ華やかになり、人々は、外の豪雨を全く気にしなくなった。メロスは、一生このままここにいたい、と思った。この佳い人たちと生涯暮して行きたいと願ったが、いまは、自分からだで、自分のものでは無い。ままならぬ事であるメロスは、わが身に鞭打ち、ついに出発を決意した。あすの日没までには、まだ十分の時が在る。ちょっと一眠りして、それからすぐに出発しよう、と考えた。その頃には、雨も小降りになっていよう。少しでも永くこの家に愚図愚図とどまっていたかった。メロスほどの男にも、やはり未練の情というものは在る。今宵呆然歓喜に酔っているらしい花嫁に近寄り、「おめでとう。私は疲れてしまたから、ちょっとご免こうむって眠りたい。眼が覚めたら、すぐに市に出かける。大切な用事があるのだ。私がいなくても、もうおまえには優しい亭主があるのだから、決して寂しい事は無い。おまえの兄の、一ばんきらいなものは、人を疑う事と、それから、嘘をつく事だ。おまえも、それは、知っているね。亭主との間に、どんな秘密でも作ってはならぬ。おまえに言いたいのは、それだけだ。おまえの兄は、たぶん偉い男なのだから、おまえもその誇りを持っていろ。」 花嫁は、夢見心地で首肯うなずいた。メロスは、それから花婿の肩をたたいて、「仕度の無いのはお互さまさ。私の家にも、宝といっては、妹と羊だけだ。他には、何も無い。全部あげよう。もう一つ、メロスの弟になったことを誇ってくれ。」 花婿は揉もみ手して、てれていた。メロスは笑って村人たちにも会釈えしゃくして、宴席から立ち去り、羊小屋にもぐり込んで、死んだように深く眠った。 眼が覚めたのは翌る日の薄明の頃であるメロスは跳ね起き、南無三、寝過したか、いや、まだまだ大丈夫、これからすぐに出発すれば、約束の刻限までには十分間に合う。きょうは是非とも、あの王に、人の信実の存するところを見せてやろう。そうして笑って磔の台に上ってやる。メロスは、悠々と身仕度をはじめた。雨も、いくぶん小降りになっている様子である。身仕度は出来た。さて、メロスは、ぶるんと両腕を大きく振って、雨中、矢の如く走り出た。 私は、今宵、殺される。殺される為に走るのだ。身代りの友を救う為に走るのだ。王の奸佞かんねい邪智を打ち破る為に走るのだ。走らなければならぬ。そうして、私は殺される。若いから名誉を守れ。さらば、ふるさと若いメロスは、つらかった。幾度か、立ちどまりそうになった。えい、えいと大声挙げて自身を叱りながら走った。村を出て、野を横切り、森をくぐり抜け、隣村に着いた頃には、雨も止やみ、日は高く昇って、そろそろ暑くなって来た。メロスは額ひたいの汗をこぶしで払い、ここまで来れば大丈夫、もはや故郷への未練は無い。妹たちは、きっと佳い夫婦になるだろう。私には、いま、なんの気がかりも無い筈だ。まっすぐに王城に行き着けば、それでよいのだ。そんなに急ぐ必要も無い。ゆっくり歩こう、と持ちまえの呑気のんきさを取り返し、好きな小歌をいい声で歌い出した。ぶらぶら歩いて二里行き三里行き、そろそろ全里程の半ばに到達した頃、降って湧わいた災難、メロスの足は、はたと、とまった。見よ、前方の川を。きのうの豪雨で山の水源地は氾濫はんらんし、濁流滔々とうとうと下流に集り、猛勢一挙に橋を破壊し、どうどうと響きをあげる激流が、木葉微塵こっぱみじんに橋桁はしげたを跳ね飛ばしていた。彼は茫然と、立ちすくんだ。あちこちと眺めまわし、また、声を限りに呼びたててみたが、繋舟けいしゅうは残らず浪に浚さらわれて影なく、渡守りの姿も見えない。流れはいよいよ、ふくれ上り、海のようになっている。メロス川岸うずくまり、男泣きに泣きながらゼウスに手を挙げて哀願した。「ああ、鎮しずめたまえ、荒れ狂う流れを! 時は刻々に過ぎて行きます太陽も既に真昼時です。あれが沈んでしまわぬうちに、王城に行き着くことが出来なかったら、あの佳い友達が、私のために死ぬのです。」 濁流は、メロス叫びをせせら笑う如く、ますます激しく躍り狂う。浪は浪を呑み、捲き、煽あおり立て、そうして時は、刻一刻と消えて行く。今はメロス覚悟した。泳ぎ切るより他に無い。ああ、神々も照覧あれ! 濁流にも負けぬ愛と誠の偉大な力を、いまこそ発揮して見せる。メロスは、ざんぶと流れに飛び込み、百匹の大蛇のようにのた打ち荒れ狂う浪を相手に、必死闘争を開始した。満身の力を腕にこめて、押し寄せ渦巻き引きずる流れを、なんのこれしきと掻かきわけ掻きわけ、めくらめっぽう獅子奮迅の人の子の姿には、神も哀れと思ったか、ついに憐愍れんびんを垂れてくれた。押し流されつつも、見事、対岸の樹木の幹に、すがりつく事が出来たのである。ありがたい。メロスは馬のように大きな胴震いを一つして、すぐにまた先きを急いだ。一刻といえども、むだには出来ない。陽は既に西に傾きかけている。ぜいぜい荒い呼吸をしながら峠をのぼりのぼり切って、ほっとした時、突然、目の前に一隊山賊が躍り出た。「待て。」「何をするのだ。私は陽の沈まぬうちに王城へ行かなければならぬ。放せ。」「どっこい放さぬ。持ちもの全部を置いて行け。」「私にはいのちの他には何も無い。その、たった一つの命も、これから王にくれてやるのだ。」「その、いのちが欲しいのだ。」「さては、王の命令で、ここで私を待ち伏せしていたのだな。」 山賊たちは、ものも言わず一斉に棍棒こんぼうを振り挙げた。メロスはひょいと、からだを折り曲げ、飛鳥の如く身近かの一人に襲いかかり、その棍棒を奪い取って、「気の毒だが正義のためだ!」と猛然一撃、たちまち、三人を殴り倒し、残る者のひるむ隙すきに、さっさと走って峠を下った。一気に峠を駈け降りたが、流石さすがに疲労し、折から午後の灼熱しゃくねつの太陽がまともに、かっと照って来て、メロスは幾度となく眩暈めまいを感じ、これではならぬ、と気を取り直しては、よろよろ二、三歩あるいて、ついに、がくりと膝を折った。立ち上る事が出来ぬのだ。天を仰いで、くやし泣きに泣き出した。ああ、あ、濁流を泳ぎ切り、山賊を三人も撃ち倒し韋駄天いだてん、ここまで突破して来たメロスよ。真の勇者メロスよ。今、ここで、疲れ切って動けなくなるとは情無い。愛する友は、おまえを信じたばかりに、やがて殺されなければならぬ。おまえは、稀代きたいの不信の人間、まさしく王の思う壺つぼだぞ、と自分を叱ってみるのだが、全身萎なえて、もはや芋虫いもむしほどにも前進かなわぬ。路傍の草原にごろりと寝ころがった。身体疲労すれば、精神も共にやられる。もう、どうでもいいという、勇者に不似合いな不貞腐ふてくされた根性が、心の隅に巣喰った。私は、これほど努力したのだ。約束を破る心は、みじんも無かった。神も照覧、私は精一ぱいに努めて来たのだ。動けなくなるまで走って来たのだ。私は不信の徒では無い。ああ、できる事なら私の胸を截たち割って、真紅心臓をお目に掛けたい。愛と信実の血液だけで動いているこの心臓を見せてやりたい。けれども私は、この大事な時に、精も根も尽きたのだ。私は、よくよく不幸な男だ。私は、きっと笑われる。私の一家も笑われる。私は友を欺あざむいた。中途で倒れるのは、はじめから何もしないのと同じ事だ。ああ、もう、どうでもいい。これが、私の定った運命なのかも知れない。セリヌンティウスよ、ゆるしてくれ。君は、いつでも私を信じた。私も君を、欺かなかった。私たちは、本当に佳い友と友であったのだ。いちどだって、暗い疑惑の雲を、お互い胸に宿したことは無かった。いまだって、君は私を無心に待っているだろう。ああ、待っているだろう。ありがとうセリヌンティウス。よくも私を信じてくれた。それを思えば、たまらない。友と友の間の信実は、この世で一ばん誇るべき宝なのだからな。セリヌンティウス、私は走ったのだ。君を欺くつもりは、みじんも無かった。信じてくれ! 私は急ぎに急いでここまで来たのだ。濁流を突破した。山賊の囲みからも、するりと抜けて一気に峠を駈け降りて来たのだ。私だから、出来たのだよ。ああ、この上、私に望み給うな。放って置いてくれ。どうでも、いいのだ。私は負けたのだ。だらしが無い。笑ってくれ。王は私に、ちょっとおくれて来い、と耳打ちした。おくれたら、身代りを殺して、私を助けてくれると約束した。私は王の卑劣を憎んだ。けれども、今になってみると、私は王の言うままになっている。私は、おくれて行くだろう。王は、ひとり合点して私を笑い、そうして事も無く私を放免するだろう。そうなったら、私は、死ぬよりつらい。私は、永遠に裏切者だ。地上で最も、不名誉人種だ。セリヌンティウスよ、私も死ぬぞ。君と一緒に死なせてくれ。君だけは私を信じてくれるにちがい無い。いや、それも私の、ひとりよがりか? ああ、もういっそ、悪徳者として生き伸びてやろうか。村には私の家が在る。羊も居る。妹夫婦は、まさか私を村から追い出すような事はしないだろう。正義だの、信実だの、愛だの、考えてみれば、くだらない。人を殺して自分が生きる。それが人間世界の定法ではなかったか。ああ、何もかも、ばかばかしい。私は、醜い裏切り者だ。どうとも、勝手にするがよい。やんぬる哉かな。――四肢を投げ出して、うとうと、まどろんでしまった。 ふと耳に、潺々せんせん、水の流れる音が聞えた。そっと頭をもたげ、息を呑んで耳をすました。すぐ足もとで、水が流れているらしい。よろよろ起き上って、見ると、岩の裂目から滾々こんこんと、何か小さく囁ささやきながら清水が湧き出ているのである。その泉に吸い込まれるようにメロスは身をかがめた。水を両手で掬すくって、一くち飲んだ。ほうと長い溜息が出て、夢から覚めたような気がした。歩ける。行こう。肉体の疲労恢復かいふくと共に、わずかながら希望が生れた。義務遂行希望である。わが身を殺して、名誉を守る希望である斜陽は赤い光を、樹々の葉に投じ、葉も枝も燃えるばかりに輝いている。日没までには、まだ間がある。私を、待っている人があるのだ。少しも疑わず、静かに期待してくれている人があるのだ。私は、信じられている。私の命なぞは、問題ではない。死んでお詫び、などと気のいい事は言って居られぬ。私は、信頼に報いなければならぬ。いまはただその一事だ。走れ! メロス。 私は信頼されている。私は信頼されている。先刻の、あの悪魔の囁きは、あれは夢だ。悪い夢だ。忘れてしまえ。五臓が疲れているときは、ふいとあんな悪い夢を見るものだ。メロス、おまえの恥ではない。やはり、おまえは真の勇者だ。再び立って走れるようになったではないか。ありがたい! 私は、正義の士として死ぬ事が出来るぞ。ああ、陽が沈む。ずんずん沈む。待ってくれ、ゼウスよ。私は生れた時から正直な男であった。正直な男のままにして死なせて下さい。 路行く人を押しのけ、跳はねとばし、メロスは黒い風のように走った。野原で酒宴の、その宴席のまっただ中を駈け抜け、酒宴の人たちを仰天させ、犬を蹴けとばし、小川を飛び越え、少しずつ沈んでゆく太陽の、十倍も早く走った。一団の旅人と颯さっとすれちがった瞬間、不吉な会話を小耳にはさんだ。「いまごろは、あの男も、磔にかかっているよ。」ああ、その男その男のために私は、いまこんなに走っているのだ。その男を死なせてはならない。急げ、メロス。おくれてはならぬ。愛と誠の力を、いまこそ知らせてやるがよい。風態なんかは、どうでもいい。メロスは、いまは、ほとんど全裸体であった。呼吸も出来ず、二度、三度、口から血が噴き出た。見える。はるか向うに小さく、シラクスの市の塔楼が見える。塔楼は、夕陽を受けてきらきら光っている。「ああ、メロス様。」うめくような声が、風と共に聞えた。「誰だ。」メロスは走りながら尋ねた。「フィロストラトスでございます貴方のお友達セリヌンティウス様の弟子でございます。」その若い石工も、メロスの後について走りながら叫んだ。「もう、駄目でございます。むだでございます。走るのは、やめて下さい。もう、あの方かたをお助けになることは出来ません。」「いや、まだ陽は沈まぬ。」「ちょうど今、あの方が死刑になるところです。ああ、あなたは遅かった。おうらみ申します。ほんの少し、もうちょっとでも、早かったなら!」「いや、まだ陽は沈まぬ。」メロスは胸の張り裂ける思いで、赤く大きい夕陽ばかりを見つめていた。走るより他は無い。「やめて下さい。走るのは、やめて下さい。いまはご自分のお命が大事です。あの方は、あなたを信じて居りました。刑場に引き出されても、平気でいました。王様が、さんざんあの方をからかっても、メロスは来ます、とだけ答え、強い信念を持ちつづけている様子でございました。」「それだから、走るのだ。信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。人の命も問題でないのだ。私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいものの為に走っているのだ。ついて来い! フィロストラトス。」「ああ、あなたは気が狂ったか。それでは、うんと走るがいい。ひょっとしたら、間に合わぬものでもない。走るがいい。」 言うにや及ぶ。まだ陽は沈まぬ。最後の死力を尽して、メロスは走った。メロスの頭は、からっぽだ。何一つ考えていない。ただ、わけのわからぬ大きな力にひきずられて走った。陽は、ゆらゆら地平線に没し、まさに最後の一片の残光も、消えようとした時、メロス疾風の如く刑場に突入した。間に合った。「待て。その人を殺してはならぬ。メロスが帰って来た。約束のとおり、いま、帰って来た。」と大声で刑場の群衆にむかって叫んだつもりであったが、喉のどがつぶれて嗄しわがれた声が幽かすかに出たばかり、群衆は、ひとりとして彼の到着に気がつかない。すでに磔の柱が高々と立てられ、縄を打たれたセリヌンティウスは、徐々に釣り上げられてゆく。メロスはそれを目撃して最後の勇、先刻、濁流を泳いだように群衆を掻きわけ、掻きわけ、「私だ、刑吏! 殺されるのは、私だ。メロスだ。彼を人質にした私は、ここにいる!」と、かすれた声で精一ぱいに叫びながら、ついに磔台に昇り、釣り上げられてゆく友の両足に、齧かじりついた。群衆は、どよめいた。あっぱれ。ゆるせ、と口々にわめいた。セリヌンティウスの縄は、ほどかれたのである。「セリヌンティウス。」メロスは眼に涙を浮べて言った。「私を殴れ。ちから一ぱいに頬を殴れ。私は、途中で一度、悪い夢を見た。君が若もし私を殴ってくれなかったら、私は君と抱擁する資格さえ無いのだ。殴れ。」 セリヌンティウスは、すべてを察した様子で首肯うなずき、刑場一ぱいに鳴り響くほど音高くメロスの右頬を殴った。殴ってから優しく微笑ほほえみ、「メロス、私を殴れ。同じくらい音高く私の頬を殴れ。私はこの三日の間、たった一度だけ、ちらと君を疑った。生れて、はじめて君を疑った。君が私を殴ってくれなければ、私は君と抱擁できない。」 メロスは腕に唸うなりをつけてセリヌンティウスの頬を殴った。「ありがとう友よ。」二人同時に言い、ひしと抱き合い、それから嬉し泣きにおいおい声を放って泣いた。 群衆の中からも、歔欷きょきの声が聞えた。暴君ディオニスは、群衆の背後から二人の様を、まじまじと見つめていたが、やがて静かに二人に近づき、顔をあからめて、こう言った。「おまえらの望みは叶かなったぞ。おまえらは、わしの心に勝ったのだ。信実とは、決して空虚妄想ではなかった。どうか、わしをも仲間に入れてくれまいか。どうか、わしの願いを聞き入れて、おまえらの仲間の一人にしてほしい。」 どっと群衆の間に、歓声が起った。「

anond:20210712125327

anond:20210712022607

ワイらおっさんって貴方が書いてきた時点で元増田じゃないのは知ってるけどどうした??

お前も別ツリーおっさんと同じで引けなくなってるな???

ちなみに私は女は女の敵だと思ってる女だからよろしく

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