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2021-12-06

昨日読んだBL

ギヴン』1巻(キヅナツキ)

あらすじ

 バンドギターをやっている高校生の上ノ山は、ある日、校舎の中の自分だけの穴場スポットに昼寝をしに行き、そこで隣のクラス佐藤出会った。佐藤音楽経験もないのにギブソンセミアコスティックギター後生大事に抱えていた。弾き方を教えてという佐藤の面倒をつい見てしまった上ノ山だが……。



増田感想

 漫画としての完成度が高い。でもって、BL漫画としてありきたりでないばかりか、かなりオリジナリティー高いんじゃないかとも思う。演奏シーンすごい。BL漫画面白くて読み応えがあるものが読みたいというならこれはおすすめ出来そう。

 といいつつ、私自身はツルツルテカテカの絵柄と、佐藤のぽわんとしたキャラあんまり好きではないので、買って読むほどではないかなぁ(シーモアで1巻が無料だったので読んだ)。ぽわんとした性格はいいとして、過去になんか悲しみを抱えているのはいいとして、それとは関係なさそうな毒舌ポロッと吐くところが気になるのかも。



バーバー田宮』(児島

概要

 幽遊白書二次創作漫画。あらすじは、あれだけはてブでバズってるんだから省略してもいいよね。著者は数年前に幽白二次創作界隈に彗星のごとくに登場し彗星のごとくに去っていかれた、伝説児島さん。

増田感想

 バーバー田宮から漂う昭和後期から平成初期の懐かしい香り! すごい、幽白世界観と連載当時の現実雰囲気が見事に表現されている。すごい、本当にすごい。

 最後にお店の間取りがあったけれど、これを見た時に児島さんが幽白二次をなさっていた当時の、楽しそうに妄想を書き散らしていた様子を思い出した。それと同時に、児島さんのお友達の字書きさんのことを思い出した。私は最近すぐに人の名前を忘れてしまうので……すいませんけど、名前を思い出せないのだが……その字書きさんも、小説を書く資料として部屋の間取りを拵えていたなぁと。そして、字書きさんもやっぱり楽しそうに妄想を書き散らしておられた。その一つ一つに幽助や蔵馬のリアル息遣いを感じられ、キャラ幽白への愛があった。

 児島さんと字書きさんがタッグを組んで創作などをしているのが、眩しく感じられたものだ。絵師さんと字書きさんが仲良くしている、その風景が当時の二次創作界隈では珍しく貴重だったのかな。私の観測範囲が偏っているだけかもだけど。

 児島さんの描いたたった一枚の間取り。それは『バーバー田宮』の為に描かれた資料であるけど、同時に児島さんのお友達の字書きさんの存在証明のようなものにも、私には思えた。ただの一介のロム専の感想ですけれども。

2021-10-22

夜遊びの歌

あなた怪物 私はハルジオン

頭の中は群青から三原色

優しい彗星、あの夢をなぞって夜を駆ける

もう少しだけアンコール

(※18禁

2021-10-17

「神」の支配範囲はどの程度? 

キリスト教ユダヤ教イスラム教の「アブラハム宗教」において絶対神があるが、その神の支配範囲はどの範囲なの? 

天地創造というからには、地球支配下にあるとして、

地球絶対運用のためには太陽や月などの周辺天体管理下におかねばならず、それじゃあ太陽系が神の支配範囲というのか、

または太陽系に飛来する彗星なども管理するなら太陽系を有する銀河系オリオン腕も支配下なのか、銀河系自体支配下なのか、

じゃあアンドロメダなどの他の銀河はどうなのか、 

もしくは宇宙全体が神の支配範囲なのか、 

そうなると宇宙ビッグバンビッグクランチ前後はどうなのか

2021-10-08

anond:20211008214011

では、僭越ながら私が教祖になりましょうか

ヘール・ボップ彗星とともに宇宙人がやってきて氷河期世代を天の王国に迎え入れる、

という教義いかがでしょうか

2021-08-14

シン・エヴァンゲリオンラスト個人的に駄目だった派なんだけど

やっぱり世界のもの過去からしてまるきり変えてしまったと思われるところだな。

前半で崩壊した世界で助け合って生きる第3村の美しさを描いてきてあのオチはない。

これまでの過去そのままで、これからエヴァがない世界で何とかやっていきますではどうしてだめだったんだろう。

同じく過去改変やり直し系でも君の名は。とかドラクエ11とかは普通に受け入れられたんだけどな…

君の名は。場合元々の歴史では彗星衝突でみんな死んでしまって改変により避難を促して人命は救われたけれどそれでも彗星の衝突は避けられず町そのものは滅ぶという事、

ドラクエ11場合ゲームというメディアと改変ものとの親和性からかな

anond:20210813202215

炭素彗星を捕まえたり、土星衛星タイタン天王星まで足を延ばせばメタンから確保できそう

水:こちらも彗星とっつかまえるか、木星衛星にあるか。木星放射線帯との兼ね合いで重水しか取れないかもしれないが。月面にもイオンの形であるとかないとか

鉄:火星には豊富にあるが、ほかにはないかもしれない。そもそもその星で水があった歴史がないと地球上で利用されているような金属鉱石採取できない可能

シリコン:多分太陽系で一番普遍的存在する金属かも?単結晶つくるのは大変そうだけど

イオウ:金星木星衛星イオしかいかも。イオから噴出した溶岩を浴びた衛星採取したほうが経済性があるやもしれないけど

つーか炭素と水以外碌な資源太陽系になさそうだから地球近辺では金属で作ってたモバイルスーツとか全部セラミックでつくるほかなかったりしねーかな。セラミックなら細かく砕いた適当な岩石を太陽の熱で焼成したらなんとかなりそうだし。でも火星以遠だと太陽光も頼りないか戦争とか無理じゃね?

2021-07-23

宇宙育ちのトマトが美味しい増田住まいし井尾がトマトの地だ素ウュ地鵜(回文

おはようございます

暑いわね。

薄情にも梅雨開けた途端オリンピックゲームよ!って

違う違う、

猛暑到来!って感じ!

もうイノシシに例えるなら猪突猛進猛暑ってところかしら。

暑いわー、

日傘ないと表も歩けやしないわ。

最近はちらほらと男性も日が差さしてる人多いけど、

みんなもっと日傘使えば良いのに!って

カッコいいアウトドアメーカー

日傘ギアを発売したりなんかしたら

男性日傘使用率もアップするんじゃないかしら?

でさ、

東京オリンピックが始まる前に、

これで猛暑大丈夫!って

三度笠みたいな手ぶらかぶれるタイプ日傘披露していた暢気な時代があったわよねー。

もう誰もそれどころじゃないというか、

私はあんまりたぶんニュースで耳にするのを聞くことしかないだろうけど

まあオリンピックゲームには無関心というか

それよりも

心の中で達成してみたい

マリオカート8デラックスの48戦連続耐久レースフル出場!ってのをどっかの休みタイミングでやりたいのよねーと思っても

あれ単純計算したら最低でも6時間はかかりそうなのよね。

ちょっとそれは体力が持たないわ。

でもさ、

面白いのがオリンピック村のロシアチームの滞在するところが、

冷蔵庫とか冷房とか発注してなかったから装備されてないって、

バカじゃ無いのって思うわ。

最低限の住み心地は確保してあるんじゃないの?って思うけど

まあそう言うオリンピックゲーム選手村の仕組みはどうなってるのかよく分からないけど、

コンドーム無料配布とかはあれは本当にやってるのかしら?って都市伝説じゃないの?って思う最中

通常運転オリンピックゲームならもしかしたら家族パートナーを連れてきてもオーケーってルールなのかも知れないけど、

アフリカ選手日本で働きたいから逃げ出すぐらいの

今回のこのオリンピック村のクオリティーだと

なんか伝統とばかり重んじていることを重要としているのか分からないけど

謎のコンドーム無料配布ってのは伝統として受け継がれているみたいよ。

全く滑稽よね。

学校応援する時に飲む飲み物スポーンサーの飲み物にして下さい!って

いくら綾瀬はるかちゃんに頼まれたら仕方なくまあ飲むかも知れないけど、

たかだかピーティーエーの読むか読まないかからない

冷蔵庫にも貼られることすらもないそう言うプリントに書かれていたとしても、

誰も気が付かないし

しろ大塚製薬の微炭酸飲料マッチがどこに売ってるのよ!?って売ってるところでは売ってるけど

売ってないところでは全然売ってないのよ!

知ってた?

大塚製薬スポンサーだったら

ポカリスエットシンビーノジャワティストレートと微炭酸飲料マッチしか飲んじゃいけないことになるから

それはそれで

私たちに課せられたオリンピックゲームに出場する選手よりも

すごい何かが課せられている感じがするわ。

地方からしてみたら

本当にオリンピックなんて都市伝説の何物でも無いし本当に開催されているのかしらって

別の世界線の話でもあるような気がするわ。

オリンピックがなかろうとあろうと、

小玉スイカが意外と買いやすくて冷蔵庫に入れやすくて

冷たく冷やしたら甘くて美味しいことに改めて気が付いた夏にしたいし

今年の夏は今年のうちに!って

スイカ食べまくるぞって

私は私のオリンピックゲームを始めるワケなのよ。

今まで面倒くさいからって

よく読んでくれてる人は知ってるかも知れないけど

知らない人は知らない話しで

私はカッツスイカをよく夏買っていたのね。

やっぱり私のもっとスイカ食べたい欲に答えてくれるべく

スイカは8分の1カッツスイカ

最近見直されつつある

小玉スイカの2分の1カッツのもの

これだとばっちり冷蔵庫に入っちゃうからいいのよね。

そういうことにもっと世間は気付かなければならないと思うし、

今年の夏、

私はそれに気付いてしまたか

どんどんスイカを食べようと思うけど、

もっといいこと教えてあげようか?

トマトトマトよ!冷やしトマトをそのままかぶりつくっていうのが、

今年の夏は全私で流行りそうよ。

だってあれ、

最近トマトは本当に甘いし酸っぱくもないし

パクパク行けちゃうわけじゃない。

冷たくて涼が取れるしね。

スイカ割りならぬ浜辺で美波ちゃん

目隠しされてぐるぐるバット10回ぐらい回されて

砂浜に置いてある小さなトマトめがけて

ばちこん!と打ち込む浜辺美波トマト割りってのも

流行るといいわよね。

ちょっと小さすぎるからあれだけど、

スイカ割りだと忖度入っちゃうから

ある程度空振っても当たるときあるじゃない

もう忖度なしの浜辺美波トマト割り!ってことで

レジャーの一つとして

浜辺で焼きそば焼いてる暇があったらトマト割りにも興じて欲しいところよ。

もちろんカチ割ったトマトはみんなで美味しく食べられるしね!

冷やしトマトスピードメニューで出てくる早さより

私の光速トマトは今銀河文字通り彗星の如く冷え冷えなのよ

スイカもいいけどトマトもねって

ハウス食品が言いそうなフレーズにのせて

もっとトマトトマトしている

中条あやみちゃんがダッツ的なハーゲンのシーエムで

イチゴ味のダッツの味を「イチゴイチゴしてる!」って言うぐらいの

ダッツ的なハーゲントマト味ってのも私ありだと思うな。

から宇宙船トマト号の食堂名物スピードメニューの冷やしトマト

あんまり美味しくてみんな頼んで食べちゃうから

タムラコック長が

そんなにみんなしてトマトを食べると

塩がなくなるだろ塩が!って

艦内で一番偉いマックス艦長権限よりも

塩を使って切らしてしまった日には

マックス艦長スピードメニューの冷やしトマトを塩かけて食べるわけには行かないのよ。

それぐらい塩が宇宙船内でなくなったらいかに大変なことだってかると思うわ。

宇宙船トマト号の名物スピードメニューの冷やしトマト私も食べてみたいなぁー。

宇宙船育ちの水耕栽培されたなんかハイテクトマトはとても美味しいって噂よ。

はい

リコピンリコピン


今日朝ご飯

今朝から暑いのでちょっとざる蕎麦キメてきたわよ。

するっと行けちゃう朝のパワーの源は頼経!なんつって

違う違う

パワーの源はざる蕎麦だって言いたかっただけ。

デトックスウォーター

水出しルイボスティーウォーラーしました。

最近ずっとこればかりだけど、

水分補給捗るようにみんなも美味しく水分を摂ってね!


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2021-07-18

進研ゼミサイトにあった神ゲー誰か覚えてない?

もう10数年前の記憶から美化されているかもしれないけれど、進研ゼミの会員用のサイトがあって、そこにぶっ飛ぶほど面白いゲームがあった。

会員用のサイト自体は今でもあると思う。まず大元のページにアクセスして、自分の学年を偉ぶ。会員番号とパスワードを打ち込むとマイページが表示されて、自分家具をおけるマイホーム(?)から無料マンガゲームを選んで遊べるっていうシステムだった。

当時家には古びたパソコンが1台しかなくて、当然勝手に触ることは許されておらず、母親が帰って来てから夕飯を作るまで、たった30分かそこらの間しかパソコンの前には座っていられなかった。起動の遅さに苛立ちながらパスワードを物凄い速さで打ち込んで、いちはや自分マイページアクセスしようとしていたのを覚えている。

限られた時間、初めてのパソコンゲームからこそ面白いと感じたのかもしれないけれど、今でもたまに、「あのゲーム」をプレイしたくて堪らなくなる時がある。まるで禁断症状みたいに同じワード検索したり、とっくに退会した進研ゼミの会員番号を思い出そうとしてみては、何やってるんだって我に返って虚無感に襲われる。

何度検索しても引っかからないし、もうサイトは見れないし。パソコンゲームがやってみたくて、自分一種幻覚を見ていたのかもしれないとさえ思うんだけど、誰か覚えてないかな。

ネコ主人公で、1人で星に住んでいる。自分の星にはペンペン草が生えていて、家には調合室と操縦室(?)がある。

何となく算数の要素が取り入れられていて、「割合について理解する」事を建前に、母親ゲームを許してもらった記憶がある。自分の星のペンペン草や他の星の特産品(?)を拾って、ちょうどいい割合で調合すると新しいアイテムが生まれる、ような感じ。

・他の星が沢山あって、新たな星を開拓するには特別アイテムを調合しなきゃいけなかった。(ような気がする)

アイテムがどんどん豪華になっていく。ダイヤモンドとか、よく分からない名前宝石とかも調合できたような気がする

思い出したらまたやりたくなってしまった…。

このゲームってまだ進研ゼミサイトにあるの?虚偽申告してでもチャレンジ登録し直してもう一度やりたい。記憶が美化されていただけでもいい、もう一度遊んでみて、「やっぱつまんねぇな」でもいいからさ。

でもやっぱり、これって自分妄想なのかな…誰か同じくハマってた人、居ないですか?

追記

トラバ消えちゃったけど「彗星が見たくて」でした。今はもう出来ないみたい。教えてくれた人ありがとう

2021-07-10

彗星

彗星が落ちてくる夢を見た。ヤメレー。まだ宝くじで当たった金、使ってないんじゃー

2021-06-27

UAP実在予言したブログと、それに対する私見

公に発言すると電波だと思われるので、とうに電波にまみれたこ増田に納めることとする。

私は数年前からこのブログ ( http://blog.livedoor.jp/nekokein/ ) をウォッチしていた。このブログは元々、現ブログ主によるオカルト板の予知夢スレへの書き込み独立させたものとして生まれた。(厳密には一度ブログ移転を行っているので、当時のブログとは異なる)

彼の予知夢はよく「当たる」としてすぐに噂になった。(当時どんなことがあったかを探すのは面倒だし、この記事の本題ではないので割愛する。自分とあるオカルトまとめサイトで知った)

そんな彼が2015年から話題に上げているのが、「ネビュラ」こと「UAP」である。当然アメリカのUAP情報の開示よりずっと前のことである。今回は彼とネビュラに関する興味深い記述を思い出せる範囲で挙げていきたい。

これらの記述真実であるかどうかは私の人生を左右しないが、科学尊重するスタンスや、UAPがアメリカ分析の及ぶ範囲ではなかったなどの点を考慮し、私は「ガチ」寄りだと思っている。

以下、ネビュラからは多少外れた、このブログに対する私見である

2021-06-18

YOASOBIはアンコールを聞け

夜に駆けるばかりがかかりすぎているけど、YOASOBIの良さが最も詰まっているのはアンコールという曲だ。

音楽ちゃんと習ったことはないけが、これは断言してもよい。

YOASOBIの真骨頂ミニマルミュージックにある。

ミニマルミュージック定義自体曖昧な部分もあるが、基本的にはある特定の短いメロディリズムを周期的に繰り返し、それが少しずつ変化していく様子を楽しむという音楽ジャンルだ。

さて、ここでミニマルミュージック代表的一曲を紹介したい。

それがThe wind forestである

となりのトトロ「風の通り道」と言ったほうがぴんと来る人は多いだろう。

久石譲代表的な曲の一つであり、そして久石譲こそ、ミニマルニュージックの第一人者でもある。

このThe wind forestミニマルミュージックだと考えている人は実はそれほど多くない。

その理由は単純で、ミニマルミュージックしからぬドラマティックな展開と、サビのゴージャスさがこの曲にはあるからだ。

しかし、そうした演出面を削ぎ落とすと、この曲自体は実にシンプルメロディライン構成されていることがわかる。

その点だけに焦点を当てればこの曲は間違いなくミニマルミュージックであり、しかし、その定義に縛られないくらいに万人の心に響く曲として完成したのがこのThe wind forestである

まり久石譲ミニマルミュージックを突き詰めた末にたどり着いた一つの最終形がこの曲だと言えるのだ。

ミニマルミュージック面白さは、繰り返しと裏切りにある。

人間という生き物は何事に対してもパターンを見出そうとする習性がある。

その習性を逆手に取って、ほんの少し裏切ることで、人はそこに意外性という面白さを見出すようになる。

ミニマルミュージックは、まさにその意外性をひたすらに楽しむ音楽だと言える。

ではなぜYOASOBIの楽曲ミニマルミュージックで、YOASOBIの楽曲ミニマルミュージックとして完成度が高いのかを説明したい。

平たく言うと、昨今の一般的アーティストは曲の幅をもたせようとしたとき、あれでもなくこれでもなくとにかく詰め込もうとする。

展開を激しくしてその落差が才能であるかのような見せかけをしようとする。

聞いている側の人間は、そんな発想はなかった!と、それを才能だと勘違いする。

当然だ。自分を含め、音楽を聞くことはしても作ることをしない人間が大半だ。

料理と一緒で作る側の想像ができないから、思いもしないものが出てきただけで簡単に優れたものだと勘違いしてしまう。

音楽もそんな安っぽい市場で出来上がっている。

YOASOBIの楽曲は、まずサビがある。

そしてそのサビがその曲を作り上げる上での最もミニマル構成要素となっている。

それに対し、いわゆるAメロBメロは、そのサビを想定より少しずれた方向に展開させ、今度はそのメロディ同士がミニマル構成している。

まり一曲に、サビ、AメロBメロという3パターンミニマルミュージックが詰め込まれていて、それらを組み合わせて1つの楽曲として構成されているのだ。(それらをつなぐためのメロディ存在しているが、それらは基本的にどこかのメロディの転調である。)

それらを激しくドラマティックに展開させるわけではなく、ほんの少しずつ、期待通りから少しだけ外れるけどでも決して心地悪くならないように、とても細かく繊細に意外性が散りばめられることで作り上げられている。

そして、そうした楽曲に対して、ボーカルの幾田りらの歌声絶妙マッチしている。

彼女の声を単調と表現するのは乱暴だ。

歌がうまい=パワフルな歌唱力と考えられがちだが、彼女凄さはその歌声の安定感にある。

ある意味では機械的と捉えられるかもしれないが、決して単調なわけではない。

安定感の上に少しのゆらぎとうっかり見落としてしまいかねないような表現力が含まれている。

これを表現力に乏しいというには浅はかで、決して押し付けことなく、同じような繰り返しと思わせながらも毎回新しい発見をもたらせてくれるような実に繊細で表現力にあふれる歌声だと言える。

同じような繰り返しに見えて、ちょっとした変化や意外性に富んでいる。

そう。つまり彼女歌声のものミニマルミュージックのものでもあるのだ。

アンコール」を聞き終えた方は、次に「優しい彗星」を聞いてほしい。

夜に駆けるに比べれば展開もつまらない、メジャーでは受けないような曲かもしれないが、この曲をミニマルミュージックとして聞くと評価が変わってくる。

どこぞの評論家がYOASOBIの楽曲を安っぽいと表現していたように記憶しているが、クラッシックオーケストラが至高だとでも思っているのではないだろうか。

寿司屋に入ってフレンチのフルコースが至高だと言われても、だからどうしたとしか返答のしようがない。

恥ずかしいのはお前だ。

さて、この2曲を聞けば、YOASOBIのサウンドミニマルミュージックによって構成されているという仮説を理解してもらえるはずだ。

そうしたら最後に聞いてほしいのはこの曲だ。

ハルカ

最初からメロディがいきなり転調する様子は、まさにミニマルミュージックのそれだ。

そしてこの曲は、サビに入るときに再び大きく転調し、サビ終わりに再び、しかも幾度なく転調していく。

最近流行りの、ただの意外性を求めるだけのこびた転調ではない。

曲の最初にかかった1フレーズメロディがすべてのベースになっていて、ミニマルミュージック本来の気づかれないようなそれでいて意外性のある変化をすっとばして、変化し終わった形をいきなり見せてくるような転調なのだ

曲全体を聞き終わったとき、それが連続性のある転調と気づく。いや、気づかないでも一つの曲として心地悪くなく楽しむことができる。

そしてそれを一つの楽曲として破綻させることなく結びつけているのが幾田りらの絶対的安定感のあるヴォーカルなのだ

申し訳ないけど、YOASOBIはずっと食べず嫌いだった。

キャッチーメロディと、悪いけど面白みのない歌声になかなか食指が伸びなかった。

そんな中、夜に駆けるブームが終わった頃、埋もれていた楽曲が耳に届くようになって考えを改めた。

そして聞いているうちに、ミニマルミュージックの新解釈であるという仮説を立ててからは、俄然聞くことが楽しくなった。

誰の邪魔をするでもないようなかかりかたをしているのに、一度意識が向けばその構成面白さに引き込まれていく。

そんな不思議な魅力に気づいてしまった。今日ヘビロテが止まらない。

残念ながらこの曲調が売れる曲調ではないことだけははっきりとしている。

しかしながら、彼らの才能が詰まったこれらの曲に少しでもスポットが当たることで、彼らの才能がもみ消されてしまわないことを祈るばかりだ。

まずはアンコールを聞いてくれ。

それが面白いと思えたら優しい彗星を聞いてくれ。

その上でハルカを聞いたら、彼らの才能がどれほどのものかわかってもらえるはずだ。

才能が詰まっているのはアンコールだが、ハルカではその才能が爆発しているのだ。

ドラマティックでゴージャスな楽曲ばかりが名曲なわけではない。

現代ジムノペティといえるような彼らのミリマリズムを感じ取ってほしい。

2021-05-25

【速報】王、起床

わいは新名神茶色彗星ことナッツ松本じゃ🥜

2021-03-22

注目エントリこち

九、ジョバンニの切符きっぷ

「もうここらは白鳥区のおしまいです。ごらんなさい。あれが名高いアルビレオ観測所です。」

 窓の外の、まるで花火でいっぱいのような、あまの川のまん中に、黒い大きな建物が四棟むねばかり立って、その一つの屋根の上に、眼めもさめるような、青宝玉サファイア黄玉パースの大きな二つのすきとおった球が、輪になってしずかにくるくるとまわっていました。黄いろのがだんだん向うへまわって行って、青い小さいのがこっちへ進んで来、間もなく二つのはじは、重なり合って、きれいな緑いろの両面凸とつレンズのかたちをつくり、それもだんだん、まん中がふくらみ出して、とうとう青いのは、すっかりトパースの正面に来ましたので、緑の中心と黄いろな明るい環わとができました。それがまただんだん横へ外それて、前のレンズの形を逆に繰くり返し、とうとうすっとはなれて、サファイアは向うへめぐり、黄いろのはこっちへ進み、また丁度さっきのような風になりました。銀河の、かたちもなく音もない水にかこまれて、ほんとうにその黒い測候所が、睡ねむっているように、しずかによこたわったのです。

「あれは、水の速さをはかる器械です。水も……。」鳥捕とりとりが云いかけたとき

切符を拝見いたします。」三人の席の横に、赤い帽子ぼうしをかぶったせいの高い車掌しゃしょうが、いつかまっすぐに立っていて云いました。鳥捕りは、だまってかくしから、小さな紙きれを出しました。車掌ちょっと見て、すぐ眼をそらして、(あなた方のは?)というように、指をうごかしながら、手をジョバンニたちの方へ出しました。

「さあ、」ジョバンニは困って、もじもじしていましたら、カムパネルラは、わけもないという風で、小さなねずみいろの切符を出しました。ジョバンニは、すっかりあわててしまって、もしか上着ポケットにでも、入っていたかとおもいながら、手を入れて見ましたら、何か大きな畳たたんだ紙きれにあたりました。こんなもの入っていたろうかと思って、急いで出してみましたら、それは四つに折ったはがきぐらいの大きさの緑いろの紙でした。車掌が手を出しているもんですから何でも構わない、やっちまえと思って渡しましたら、車掌はまっすぐに立ち直って叮寧ていねいにそれを開いて見ていました。そして読みながら上着のぼたんやなんかしきりに直したりしていましたし燈台看守も下からそれを熱心にのぞいていましたから、ジョバンニはたしかにあれは証明書か何かだったと考えて少し胸が熱くなるような気がしました。

「これは三次空間の方からお持ちになったのですか。」車掌がたずねました。

何だかわかりません。」もう大丈夫だいじょうぶだと安心しながらジョバンニはそっちを見あげてくつくつ笑いました。

「よろしゅうございます南十字サウザンクロスへ着きますのは、次の第三時ころになります。」車掌は紙をジョバンニに渡して向うへ行きました。

 カムパネルラは、その紙切れが何だったか待ち兼ねたというように急いでのぞきこみました。ジョバンニも全く早く見たかったのです。ところがそれはいちめん黒い唐草からくさのような模様の中に、おかしな十ばかりの字を印刷したものでだまって見ていると何だかその中へ吸い込こまれしまうような気がするのでした。すると鳥捕りが横からちらっとそれを見てあわてたように云いました。

「おや、こいつは大したもんですぜ。こいつはもう、ほんとうの天上へさえ行ける切符だ。天上どこじゃない、どこでも勝手にあるける通行券です。こいつをお持ちになれぁ、なるほど、こんな不完全な幻想げんそう第四次の銀河鉄道なんか、どこまででも行ける筈はずでさあ、あなた方大したもんですね。」

何だかわかりません。」ジョバンニが赤くなって答えながらそれを又また畳んでかくしに入れました。そしてきまりが悪いのでカムパネルラと二人、また窓の外をながめていましたが、その鳥捕りの時々大したもんだというようにちらちらこっちを見ているのがぼんやりわかりました。

「もうじき鷲わしの停車場だよ。」カムパネルラが向う岸の、三つならんだ小さな青じろい三角標と地図とを見較みくらべて云いました。

 ジョバンニはなんだかわけもわからずににわかにとなりの鳥捕りが気の毒でたまらなくなりました。鷺さぎをつかまえてせいせいしたとよろこんだり、白いきれでそれをくるくる包んだり、ひとの切符をびっくりしたように横目で見てあわててほめだしたり、そんなことを一一考えていると、もうその見ず知らずの鳥捕りのために、ジョバンニの持っているものでも食べるものでもなんでもやってしまいたい、もうこの人のほんとうの幸さいわいになるなら自分があの光る天の川河原かわらに立って百年つづけて立って鳥をとってやってもいいというような気がして、どうしてももう黙だまっていられなくなりました。ほんとうにあなたほしいものは一体何ですか、と訊きこうとして、それではあんまり出し抜ぬけだから、どうしようかと考えて振ふり返って見ましたら、そこにはもうあの鳥捕りが居ませんでした。網棚あみだなの上には白い荷物も見えなかったのです。また窓の外で足をふんばってそらを見上げて鷺を捕る支度したくをしているのかと思って、急いでそっちを見ましたが、外はいちめんのうつくしい砂子と白いすすきの波ばかり、あの鳥捕りの広いせなかも尖とがった帽子も見えませんでした。

「あの人どこへ行ったろう。」カムパネルラぼんやりそう云っていました。

「どこへ行ったろう。一体どこでまたあうのだろう。僕ぼくはどうしても少しあの人に物を言わなかったろう。」

「ああ、僕もそう思っているよ。」

「僕はあの人が邪魔じゃまなような気がしたんだ。だから僕は大へんつらい。」ジョバンニはこんな変てこな気もちは、ほんとうにはじめてだし、こんなこと今まで云ったこともないと思いました。

何だか苹果りんごの匂においがする。僕いま苹果のこと考えたためだろうか。」カムパネルラ不思議そうにあたりを見まわしました。

「ほんとうに苹果の匂だよ。それから野茨のいばらの匂もする。」ジョバンニもそこらを見ましたがやっぱりそれは窓からでも入って来るらしいのでした。いま秋だから野茨の花の匂のする筈はないとジョバンニは思いました。

 そしたら俄にわかにそこに、つやつやした黒い髪かみの六つばかりの男の子が赤いジャケツのぼたんもかけずひどくびっくりしたような顔をしてがたがたふるえてはだしで立っていました。隣となりには黒い洋服をきちんと着たせいの高い青年が一ぱいに風に吹ふかれているけやきの木のような姿勢で、男の子の手をしっかりひいて立っていました。

「あら、ここどこでしょう。まあ、きれいだわ。」青年のうしろにもひとり十二ばかりの眼の茶いろな可愛かあいらしい女の子が黒い外套がいとうを着て青年の腕うでにすがって不思議そうに窓の外を見ているのでした。

「ああ、ここはランカシャイヤだ。いや、コンネクテカット州だ。いや、ああ、ぼくたちはそらへ来たのだ。わたしたちは天へ行くのです。ごらんなさい。あのしるしは天上のしるしです。もうなんにもこわいことありません。わたくしたちは神さまに召めされているのです。」黒服青年はよろこびにかがやいてその女の子に云いいました。けれどもなぜかまた額に深く皺しわを刻んで、それに大へんつかれているらしく、無理に笑いながら男の子をジョバンニのとなりに座すわらせました。

 それから女の子にやさしくカムパネルラのとなりの席を指さしました。女の子はすなおにそこへ座って、きちんと両手を組み合せました。

「ぼくおおねえさんのとこへ行くんだよう。」腰掛こしかけたばかりの男の子は顔を変にして燈台看守の向うの席に座ったばかりの青年に云いました。青年は何とも云えず悲しそうな顔をして、じっとその子の、ちぢれてぬれた頭を見ました。女の子は、いきなり両手を顔にあててしくしく泣いてしまいました。

「お父さんやきくよねえさんはまだいろいろお仕事があるのです。けれどももうすぐあとからいらっしゃいます。それよりも、おっかさんはどんなに永く待っていらっしゃったでしょう。わたし大事なタダシはいまどんな歌をうたっているだろう、雪の降る朝にみんなと手をつないでぐるぐるにわとこのやぶをまわってあそんでいるだろうかと考えたりほんとうに待って心配していらっしゃるんですから、早く行っておっかさんにお目にかかりましょうね。」

「うん、だけど僕、船に乗らなけぁよかったなあ。」

「ええ、けれど、ごらんなさい、そら、どうです、あの立派な川、ね、あすこはあの夏中、ツインクル、ツインクル、リトル、スター をうたってやすとき、いつも窓からぼんやり白く見えていたでしょう。あすこですよ。ね、きれいでしょう、あんなに光っています。」

 泣いていた姉もハンケチで眼をふいて外を見ました。青年は教えるようにそっと姉弟にまた云いました。

わたしたちはもうなんにもかなしいことないのです。わたしたちはこんないいとこを旅して、じき神さまのとこへ行きます。そこならもうほんとうに明るくて匂がよくて立派な人たちでいっぱいです。そしてわたしたちの代りにボートへ乗れた人たちは、きっとみんな助けられて、心配して待っているめいめいのお父さんやお母さんや自分のお家へやら行くのです。さあ、もうじきですから元気を出しておもしろくうたって行きましょう。」青年男の子ぬれたような黒い髪をなで、みんなを慰なぐさめながら、自分だんだん顔いろがかがやいて来ました。

あなた方はどちらからいらっしゃったのですか。どうなすったのですか。」さっきの燈台看守がやっと少しわかったように青年にたずねました。青年はかすかにわらいました。

「いえ、氷山にぶっつかって船が沈しずみましてね、わたしたちこちらのお父さんが急な用で二ヶ月前一足さきに本国へお帰りになったのであとから発たったのです。私は大学はいっていて、家庭教師にやとわれていたのです。ところがちょうど十二日目、今日か昨日きのうのあたりです、船が氷山にぶっつかって一ぺんに傾かたむきもう沈みかけました。月のあかりはどこかぼんやりありましたが、霧きりが非常に深かったのです。ところがボートは左舷さげんの方半分はもうだめになっていましたから、とてもみんなは乗り切らないのです。もうそのうちにも船は沈みますし、私は必死となって、どうか小さな人たちを乗せて下さいと叫さけびました。近くの人たちはすぐみちを開いてそして子供たちのために祈いのって呉くれました。けれどもそこからボートまでのところにはまだまだ小さな子どもたちや親たちやなんか居て、とても押おしのける勇気がなかったのです。それでもわたくしはどうしてもこの方たちをお助けするのが私の義務だと思いましたから前にいる子供らを押しのけようとしました。けれどもまたそんなにして助けてあげるよりはこのまま神のお前にみんなで行く方がほんとうにこの方たちの幸福だとも思いました。それからまたその神にそむく罪はわたくしひとりでしょってぜひとも助けてあげようと思いました。けれどもどうして見ているとそれができないのでした。子どもらばかりボートの中へはなしてやってお母さんが狂気きょうきのようにキスを送りお父さんがかなしいのをじっとこらえてまっすぐに立っているなどとてももう腸はらわたもちぎれるようでした。そのうち船はもうずんずん沈みますから、私はもうすっかり覚悟かくごしてこの人たち二人を抱だいて、浮うかべるだけは浮ぼうとかたまって船の沈むのを待っていました。誰たれが投げたかライフブイが一つ飛んで来ましたけれども滑すべってずうっと向うへ行ってしまいました。私は一生けん命で甲板かんぱんの格子こうしになったとこをはなして、三人それにしっかりとりつきました。どこからともなく〔約二字分空白〕番の声があがりました。たちまちみんなはいろいろな国語で一ぺんにそれをうたいました。そのときにわかに大きな音がして私たちは水に落ちもう渦うずに入ったと思いながらしっかりこの人たちをだいてそれからぼうっとしたと思ったらもうここへ来ていたのです。この方たちのお母さんは一昨年没なくなられました。ええボートはきっと助かったにちがいありません、何せよほど熟練な水夫たちが漕こいですばやく船からはなれていましたから。」

 そこらからさないのりの声が聞えジョバンニもカムパネルラもいままで忘れていたいろいろのことをぼんやり思い出して眼めが熱くなりました。

(ああ、その大きな海はパシフィックというのではなかったろうか。その氷山の流れる北のはての海で、小さな船に乗って、風や凍こおりつく潮水や、烈はげしい寒さとたたかって、たれかが一生けんめいはたらいている。ぼくはそのひとにほんとうに気の毒でそしてすまないような気がする。ぼくはそのひとのさいわいのためにいったいどうしたらいいのだろう。)ジョバンニは首を垂れて、すっかりふさぎ込こんでしまいました。

「なにがしあわせかわからないです。ほんとうにどんなつらいことでもそれがただしいみちを進む中でのできごとなら峠とうげの上り下りもみんなほんとうの幸福に近づく一あしずつですから。」

 燈台守がなぐさめていました。

「ああそうです。ただいちばんのさいわいに至るためにいろいろのかなしみもみんなおぼしめしです。」

 青年が祈るようにそう答えました。

 そしてあの姉弟きょうだいはもうつかれてめいめいぐったり席によりかかって睡ねむっていました。さっきのあのはだしだった足にはいつか白い柔やわらかな靴くつをはいていたのです。

 ごとごとごとごと汽車きらびやか燐光りんこうの川の岸を進みました。向うの方の窓を見ると、野原はまるで幻燈げんとうのようでした。百も千もの大小さまざまの三角標、その大きなものの上には赤い点点をうった測量旗も見え、野原のはてはそれらがいちめん、たくさんたくさん集ってぼおっと青白い霧のよう、そこからかまたはもっとうからときどきさまざまの形のぼんやりした狼煙のろしのようなものが、かわるがわるきれいな桔梗ききょういろのそらにうちあげられるのでした。じつにそのすきとおった奇麗きれいな風は、ばらの匂においでいっぱいでした。

いかがですか。こういう苹果りんごはおはじめてでしょう。」向うの席の燈台看守がいつか黄金きんと紅でうつくしくいろどられた大きな苹果を落さないように両手で膝ひざの上にかかえていました。

「おや、どっから来たのですか。立派ですねえ。ここらではこんな苹果ができるのですか。」青年はほんとうにびっくりしたらしく燈台看守の両手にかかえられた一もりの苹果を眼を細くしたり首をまげたりしながらわれを忘れてながめていました。

「いや、まあおとり下さい。どうか、まあおとり下さい。」

 青年は一つとってジョバンニたちの方をちょっと見ました。

「さあ、向うの坊ぼっちゃんがた。いかがですか。おとり下さい。」

 ジョバンニは坊ちゃんといわれたのですこししゃくにさわってだまっていましたがカムパネルラ

ありがとう、」と云いました。すると青年自分でとって一つずつ二人に送ってよこしましたのでジョバンニも立ってありがとうと云いました。

 燈台看守はやっと両腕りょううでがあいたのでこんどは自分で一つずつ睡っている姉弟の膝にそっと置きました。

「どうもありがとう。どこでできるのですか。こんな立派な苹果は。」

 青年はつくづく見ながら云いました。

「この辺ではもちろん農業はいしますけれども大ていひとりでにいいものができるような約束くそくになって居おります農業だってそんなに骨は折れはしません。たいてい自分の望む種子たねさえ播まけばひとりでにどんどんできます。米だってパシフィック辺のように殻からもないし十倍も大きくて匂もいいのです。けれどもあなたがたのいらっしゃる方なら農業はもうありません。苹果だってお菓子だってかすが少しもありませんからみんなそのひとそのひとによってちがったわずかのいいかおりになって毛あなからちらけてしまうのです。」

 にわか男の子がぱっちり眼をあいて云いました。

「ああぼくいまお母さんの夢ゆめをみていたよ。お母さんがね立派な戸棚とだなや本のあるとこに居てね、ぼくの方を見て手をだしてにこにこにこにこわらったよ。ぼくおっかさん。りんごをひろってきてあげましょうか云ったら眼がさめちゃった。ああここさっきの汽車のなかだねえ。」

「その苹果りんごがそこにあります。このおじさんにいただいたのですよ。」青年が云いました。

ありがとうおじさん。おや、かおるねえさんまだねてるねえ、ぼくおこしてやろう。ねえさん。ごらん、りんごをもらったよ。おきてごらん。」

 姉はわらって眼をさましまぶしそうに両手を眼にあててそれから苹果を見ました。男の子はまるでパイを喰たべるようにもうそれを喰べていました、また折角せっかく剥むいたそのきれいな皮も、くるくるコルク抜ぬきのような形になって床ゆかへ落ちるまでの間にはすうっと、灰いろに光って蒸発してしまうのでした。

 二人はりんごを大切にポケットしまいました。

 川下の向う岸に青く茂しげった大きな林が見え、その枝えだには熟してまっ赤に光る円い実がいっぱい、その林のまん中に高い高い三角標が立って、森の中からオーケストラベルやジロフォンにまじって何とも云えずきれいな音いろが、とけるように浸しみるように風につれて流れて来るのでした。

 青年はぞくっとしてからだをふるうようにしました。

 だまってその譜ふを聞いていると、そこらにいちめん黄いろやうすい緑の明るい野原か敷物かがひろがり、またまっ白な蝋ろうのような露つゆが太陽の面を擦かすめて行くように思われました。

「まあ、あの烏からす。」カムパネルラのとなりのかおると呼ばれた女の子叫びました。

からすでない。みんなかささぎだ。」カムパネルラがまた何気なくしかるように叫びましたので、ジョバンニはまた思わず笑い、女の子はきまり悪そうにしました。まったく河原かわらの青じろいあかりの上に、黒い鳥がたくさんたくさんいっぱいに列になってとまってじっと川の微光びこうを受けているのでした。

「かささぎですねえ、頭のうしろのとこに毛がぴんと延びてますから。」青年はとりなすように云いました。

 向うの青い森の中の三角標はすっかり汽車の正面に来ました。そのとき汽車のずうっとうしろの方からあの聞きなれた〔約二字分空白〕番の讃美歌さんびかのふしが聞えてきました。よほどの人数で合唱しているらしいのでした。青年はさっと顔いろが青ざめ、たって一ぺんそっちへ行きそうにしましたが思いかえしてまた座すわりました。かおる子はハンケチを顔にあててしまいました。ジョバンニまで何だか鼻が変になりました。けれどもいつともなく誰たれともなくその歌は歌い出されだんだんはっきり強くなりました。思わずジョバンニもカムパネルラも一緒いっしょにうたい出したのです。

 そして青い橄欖かんらんの森が見えない天の川の向うにさめざめと光りながらだんだんしろの方へ行ってしまいそこから流れて来るあやしい楽器の音もも汽車のひびきや風の音にすり耗へらされてずうっとかすかになりました。

「あ孔雀くじゃくが居るよ。」

「ええたくさん居たわ。」女の子がこたえました。

 ジョバンニはその小さく小さくなっていまはもう一つの緑いろの貝ぼたんのように見える森の上にさっさっと青じろく時々光ってその孔雀がはねをひろげたりとじたりする光の反射を見ました。

「そうだ、孔雀の声だってさっき聞えた。」カムパネルラがかおる子に云いいました。

「ええ、三十疋ぴきぐらいはたしかに居たわ。ハープのように聞えたのはみんな孔雀よ。」女の子が答えました。ジョバンニは俄にわかに何とも云えずかなしい気がして思わず

カムパネルラ、ここからはねおりて遊んで行こうよ。」とこわい顔をして云おうとしたくらいでした。

 川は二つにわかれました。そのまっくらな島のまん中に高い高いやぐらが一つ組まれてその上に一人の寛ゆるい服を着て赤い帽子ぼうしをかぶった男が立っていました。そして両手に赤と青の旗をもってそらを見上げて信号しているのでした。ジョバンニが見ている間その人はしきりに赤い旗をふっていましたが俄かに赤旗おろしてうしろにかくすようにし青い旗を高く高くあげてまるでオーケストラ指揮者のように烈はげしく振ふりました。すると空中にざあっと雨のような音がして何かまっくらなものがいくかたまりもいくかたまり鉄砲丸てっぽうだまのように川の向うの方へ飛んで行くのでした。ジョバンニは思わずからからだを半分出してそっちを見あげました。美しい美しい桔梗ききょういろのがらんとした空の下を実に何万という小さな鳥どもが幾組いくくみも幾組もめいめいせわしくせわしく鳴いて通って行くのでした。

「鳥が飛んで行くな。」ジョバンニが窓の外で云いました。

「どら、」カムパネルラもそらを見ました。そのときあのやぐらの上のゆるい服の男は俄かに赤い旗をあげて狂気きょうきのようにふりうごかしました。するとぴたっと鳥の群は通らなくなりそれと同時にぴしゃぁんという潰つぶれたような音が川下の方で起ってそれからしばらくしいんとしました。と思ったらあの赤帽信号手がまた青い旗をふって叫さけんでいたのです。

「いまこそわたれわたり鳥、いまこそわたれわたり鳥。」その声もはっきり聞えました。それといっしょにまた幾万という鳥の群がそらをまっすぐにかけたのです。二人の顔を出しているまん中の窓からあの女の子が顔を出して美しい頬ほほをかがやかせながらそらを仰あおぎました。

「まあ、この鳥、たくさんですわねえ、あらまあそらのきれいなこと。」女の子はジョバンニにはなしかけましたけれどもジョバンニは生意気ないやだいと思いながらだまって口をむすんでそらを見あげていました。女の子は小さくほっと息をしてだまって席へ戻もどりました。カムパネルラが気の毒そうに窓から顔を引っ込こめて地図を見ていました。

「あの人鳥へ教えてるんでしょうか。」女の子がそっとカムパネルラにたずねました。

わたり鳥へ信号してるんです。きっとどこからのろしがあがるためでしょう。」カムパネルラが少しおぼつかなそうに答えました。そして車の中はしぃんとなりました。ジョバンニはもう頭を引っ込めたかったのですけれども明るいとこへ顔を出すのがつらかったのでだまってこらえてそのまま立って口笛くちぶえを吹ふいていました。

(どうして僕ぼくはこんなにかなしいのだろう。僕はもっとこころもちをきれいに大きくもたなければいけない。あすこの岸のずうっと向うにまるでけむりのような小さな青い火が見える。あれはほんとうにしずかでつめたい。僕はあれをよく見てこころもちをしずめるんだ。)ジョバンニは熱ほてって痛いあたまを両手で押おさえるようにしてそっちの方を見ました。(あ Permalink | 記事への反応(0) | 22:20

2021-03-05

「夏の学校」を調べてみた

夏の学校とは?

夏にその分野の人たちが集まって、ワイワイ勉強したりプレゼンしたりしあう集会

コミケみたいなノリ

いくつあるのか調べてみた(多すぎて調べ尽くせなかった。もっとこんなのあるぜ!ってのはコメントで教えてください)

天文天体物理若手夏の学校

物性若手夏の学校

原子核三者若手夏の学校

基礎理学療法学 夏の学校 

構造有機若手の会夏の学校

レーザー夏の学校

行動神経学 夏の学校

遺伝統計学夏の学校

病理・夏の学校

皮膚科サマースクール

生物学分科会 夏の学校

PETサマーセミナーサイクロトロン夏の学校

進化学夏の学校

SPring-8夏の学校

質量分析夏の学校

電子顕微鏡技術研修会夏の学校

バイオAFM夏の学校

流体若手夏の学校

放射線夏の学校

彗星夏の学校

モデル理論 夏の学校

錯体化学若手の会夏の学校

女子中高生夏の学校

性能・運動分野「夏の学校

データ同化夏の学校

INSD夏の学校

生物物理若手の会夏の学校

気象夏の学校

地震学夏の学校

2021-02-27

anond:20210227070649

とにかく迷ってるんだな。

一見すると、増田が何を目指しているかは分からない。同期よりも輝いている自分なのだろうか。

社会人になると、見るべきは同期だけではないように思う。抜いた、抜かれた、なんておもっていると、まったく思っていなかったところから彗星のように輝きを放つ人が現れたりもするだろう。

増田は優秀なんだろうが、自分が何に向いているか確証が持てていない、自分のことをある種知らない不器用さがあるのかもしれない。

不器用からモラトリアム時間を稼いだ。研究の傍ら、自分の適正や本来的に望むこと(人生で達成したいこと)と向き合い、進路が決まるといいね

2021-01-05

anond:20210104100302

君の名は」だと岐阜のクソ田舎村が爆散したけどセカイ系なんて言われなかったね

まぁどう考えてもセカイ系ではなかったけど、あの鼻毛についた鼻クソみたいなゴミ村に思いを馳せたオタクはいなかった

しろ彗星キレイ〜〜くらいだった

ありがとうコロナの街TOKYO

2020-11-29

彗星はどこからくるのと問う君のやは肌の奥のももいろの子

2020-11-27

PS5版のデモンズソウルGod Fallについて語る

みんな大好きデモンズソウル

・フルリメイクという名のリマスター

・追加要素はアイテムちょっとした防具、指輪

武器モーションはそこそこ変更された

NPCの姿もリマス・・リメイクされた

リメイクにあたってフロム蚊帳の外だったようだ

・Bluepoint gamesという会社リメイク担当

30時間ほど遊んだ感想としてはプレイ感覚PS3版とほぼ同じ。敵の配置とかアイテムの配置はほぼ一緒

ポリコレがどうのとか騒いでる人間ネットだとそこかしこ散見されるが、ぶっちゃけいちいちNPCの顔を眺めないので知らん

サツキ(NPC)の顔が~、と日本だとよく騒がれるがお前らそんなに男NPCの顔をまじまじ眺めてたのかとビビる

あと悪い点もPS3と同じ。ソウル傾向の調整が面倒とかマッチング問題とか、障害物に引っかかると変な挙動するのもPS3時代と同じ

リメイクって何だっけ?と思わせてくれる作品だ。ロードが短いとかグラが良いのはPS5本体の性能なので省略

ローンチタイトルとして彗星の如く登場したGod Fall

・開発はCounterplay Gamesとかいう(多分)小規模な会社ギアボは販売なので開発に関わってない

・開発規模故なのか、バグおかし翻訳、少ないコンテンツ等々、フルプライスとは思えない

コンテンツについては2021年に追加予定。アップデートもまあまあ行われてるが、5chの本スレから阿鼻叫喚が聞こえてくる

・"ルートスラッシャー"を謳っている通り、ハクスラトレハンに重点を置いてるゲーム

良い点はトレイラーでも推していたアクション部分。なかなか爽快で気持ち良いし、デュアルセンス(コントローラー)も良い感じに気持ちよくゲームをさせてくれる

悪い点はそれ以外のところ全て

ストーリーはオープニングからプレイヤーを置いてけぼり、UIは最新ゲームと思えないぐらい使いづらい、ゲームバランスに関わるバグ存在している

また翻訳機械翻訳をそのままゲームに持ってきたかのような翻訳で、発売当初は少し設定を弄ると、ハングル表記英語表記になるというバグ存在していた(修正済み)

あとコンテンツが異常に少ない。Steamで2,000円とかで売ってるゲームと同レベルの量しかない

べつにフルプライス=大ボリュームしろという話ではないのだが、せっかくゲーム性は面白いのにこのコンテンツ量だとトレハンしてうひょーとか出来ないのだ

周回要素もなく、難易度も3つしかなく、トレハンできる場所も1箇所しかない。仮にもルートスラッシャーを謳うのであれば、ボーダーランズ並みとまではいかなくてももう少し頑張ってほしかった

2020-11-18

のび太宇宙戦争

リメイクされるのか…

好きなシーンは彗星落下に偽装して潜入するも「彗星が落下したのに地震計が反応しない」という理由ミリ秒で敵軍部にバレるところです

2020-10-25

神にジャンル破壊された話

 今流行りの、真田様(Twitter @sanada_jp)が描かれている同人女感情シリーズ漫画、実に面白い立場の異なる様々な同人女の心境をそれぞれの視点で描いてくださっていて、共感することもあればそういう考え方もあるんだと気付かされることもあり、楽しませて頂いている。しかし、お陰で私という同人女は数年前の憎悪に近い感情を思い出したのでここに吐き出す。数年前、私が過ごしていたジャンルに突如綾城さんのような方が現れて、ジャンル全体の雰囲気が一変してしまったときの話である

 その方をここでは彩城さんと呼ぶ。彩城さんはいわゆる神絵師で、フォロワーは5桁、一つ絵をアップすればいいねが3桁は当たり前、という方だった。一枚絵はめちゃくちゃ綺麗だし、漫画も頻繁に描かれていた。質が高いだけでなく筆も早くて数日に1回程度は作品Twitterに上げていたと思う。そんな方が当時の自ジャンルに現れたのだ。自ジャンルとあるソシャゲで、時期的には旬だったのかもしれないけど人口はそんなに多くないってなジャンル。あまり詳しく書くとバレそうで怖いのでこのへんにしておく。私も同人女の端くれとしてたまに作品を上げてフォロワー同士でいいねを押しあったり、新作イベのストーリーガチャ一喜一憂したりととても楽しく過ごしていた。そんなところにある日突然彩城さんが舞い降りた。

 RTで回ってきた作品の素晴らしに息を呑んだ。どこかの神絵師様が友人リクエストとかで気まぐれに描いたのかな?とそのとき解釈した。しかし度々RTで神作品が回ってくるものから彩城さんのホーム画面を覗きにいくとなんとそのジャンルにハマったという。気づけば私の相互フォロワーたちも既に数名が彩城さんのフォロワーになっていた。私もフォローした。彩城さんのパワーはすごかった。先ほども書いたように高クオリティ作品を高スパンで上げるし、萌え語りも面白い。そのジャンルの新しいフォロワーとも、前ジャンルと思われるフォロワーとも直リプなり空リプなりしまくっていた。(本物の綾城さんはおけパ以外と絡んでるところはあんまりたことないけれど、この彩城さんは周りと絡みまくるタイプだった。)

 素敵な方がこんな弱小ジャンルにやってきてくださった!と始めはただただ嬉しく思っていた。しかし、ちょっとずつ異変が起き始める。周りの人たちが、彩城さんのCPに引っ張られていく。私はA×Bが好きだったのだけれど、彩城さんはB×A派だった。まあ私はA×Bといいつつも左右完全固定というわけではなく逆も摂取するので、彩城さんの作品も楽しく見させて頂いた。しかし周りはどうだ。A×B仲間だったはずが「最近はB×Aを見るようになってむしろそっちにハマってしまった」という人、全然違うカプだったはずがB×Aにハマった人…マイナーというほどではないけど少なくとも最大手ではなかったはずのB×Aが、見る見る大手に名乗りを上げてしまった。でも、それほど彩城さんの作品は魅力的だった。キャラ世界観解釈にやや甘い部分はあったけれど(歴が浅いのだから仕方がない)、原作破壊というほどでもなく絶妙独自世界観差しまれていて、読んでいて心地が良かった。悔しいながらも「こういう人を神絵師様っていうんだなー」と、唐突に自ジャンル彗星が如く現れた存在尊敬するような達観して見ているような目線で見ていた。

 しかしこの彩城さん、ジャンル移動が激しいタイプだったのである。(綾城さんを見ていても結構ジャンルを行ったり来たりしている印象があるけれど、神様たちってそういうものなのだろうか。)彩城さんにフォロワーがとても多いのも、神作品たちによって見た者のハートをがっちり掴むということもあるけれど、各ジャンル渡り歩いて各界隈でのフォロワーたちをがっちりハートキャッチしてきた成果だったのだ。そして今回もまた、我がジャンル創作してはいいね総ナメにしていって一年弱くらいで去っていった。公式自体の勢いが縮小した影響もあるけれど、ほぼ同時期にジャンル移動する人が続出した。そのとき私は、「自ジャンル破壊された」と感じた。残されたのは、B×A(元々私の逆カプ)の人口が微増し、ジャンル全体として人口が減少した気がする自ジャンルであった。公式縮小の影響もあるから彩城さんだけの責任ではもちろんないのだけれど、そのときはめちゃめちゃに彩城さんを恨んでしまった。一緒に活動してた相互さんたちはそのまま自ジャンルに残りながら彩城さんのツイッターフォローし続けてる人、彩城さんの次ジャンルに引っ張られた人、色々いた。私は自ジャンル破壊していった(と当時思っていた)彩城さんが別ジャンルで楽しそうに活動している様子など見たくないのでブロックした。

 今ではさすがにその憎悪も落ち着いたし、その後私もしばらくしてジャンルを移ったのだけれど、もしも初めから彩城さんが現れなかったらどうなっていたのかなと今でも考えてしまう。彩城さんは別に何も悪くないし逆恨みなのもわかってるけど綾城さんを見ていたらそんなことを思い出してしまった。綾城さん、作者の真田様、勝手名前をお借りしてお気持ちを吐いたご無礼をお許しください。

2020-10-14

ウイルスってマジなんなん?

彗星とかの塵にもウイルスおって、ウイルス生命起源説もあるって聞いてるで…

半分生物で半分無生物やと

わいにはこのウイルスって存在宇宙の根源に関わっとる重大な存在ちゃうんかと疑ってるんやけど

2020-10-03

ひみつ道具サイエンス区別がつかないのは読解力なさすぎでしょ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/orangestar.hatenadiary.jp/entry/2020/10/01/222627

記事への反論としてドラえもん自体非科学的だとかそもそもフィクションだろみたいな的外れブコメ増田があって頭痛いんだが。

ドラえもんひみつ道具ってのは「あんなこといいなできたらいいな」の産物なわけですよ。空を飛びたいなあとか、過去未来に行けたらいいのになあ、とか。

タケコプターを実際に使ったら(プロペラの大きさに対して人間が重すぎて)頭の皮が剥げるだの首がもげるだのになるらしいけど、そういう部分はオミットされてるわけ。

じゃあ藤子・F・不二雄大事にしてるサイエンスとは何かというと、夏休みに海に行くか山に行くかという話に対して海底なら1000mを超える山や1万メートルを超える谷があるから一挙両得みたいな話なわけ。

で実際海底に行ってみると魚も海草もなくて寂しいみたいな話になって、それを道具で解決する。サイエンスを重視しないなら海底にきらびやかな魚がいたり海草が生えてたりしてもいいわけですよ。でも実際魚や海草が生えてるのは大陸棚付近であって海底はそうなっていない。だからそうしない。寂しさはひみつ道具解決藤子・F・不二雄におけるひみつ道具サイエンス関係はそういうもんなのよ。

からドラえもん本来6500万年前にはすでに鳥類存在してるのに感動のためにそれがなかったことにされてしまうと元記事のような怒りの指摘が発生するわけ。そりゃこれが君の名は。とかだったらどうだっていいよ。ティアマ彗星軌道おかしいとかおかしくないとかどうでもいいんだよ。それが作品本質ではないから。

でもドラえもんは、特に大長編子どもたちにまだ見ぬ世界を紹介しよう、自然科学に触れる端緒であろうということを大事にしてるから、そこで嘘つかれると「はあ?」ってなるわけ。しかも今回は考証を入れて本来6500万年前にはすでに鳥類存在してることは知ってるけど、感動的な絵面のためにそれは無視しようみたいな態度だから余計にタチが悪い。

これはドラえもん自体非科学的だとかフィクションだとかそういう次元の話じゃないわけ。原作者大事にしてたもの無視するならドラえもんでやるなオリジナルでやれって話なわけ。

ここまで書けばわかってもらえるんかしら? 頼むよマジで

2020-09-07

2番から始まるアニメソングとかすごい好き

カラオケで歌ってると皆の知ってる部分に来た時の伏線回収感が気持ち良すぎだよな

他なんかあったっけ?

宇宙しょぼすぎw

なんか宇宙無限だとか、銀河の数は地上の砂の数より多いだとか言われてますが。

我々の地球から観測できること事なんてしょぼすぎじゃね?

電波望遠鏡とか使って超々遠くのことが分かる程度でさ。

肉眼で分かる距離惑星が通り過ぎたりとか、彗星同士が激突したりとか、

もっともっとバンバン来いよ。ぜんっぜんしょぼいわ宇宙

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