気付くのに3日かかった
データ編纂室は総務課長が室長を兼任しており
その下に室員が1人だけついていた
彼は基幹システムを入れ替えた際に引き継げなかったデータを
整理、編集してデータベースに登録していく仕事をしていた。
その彼が自宅で亡くなっていた
彼は毎日その日の業務量をメールで室長に報告していた
問題がなければ特に何か話し合うこともなかったため
データ編纂室に室長が数週間顔も出さないこともままあったようだ
彼が出勤しなくなってもメールは毎日届いていたという
彼のご両親からの報告を受け、私はデータ編纂室に向かった
デスクにはデスクトップとラップトップの2台のPCが置いてあり
ラップトップは閉じられた状態、デスクトップは動作を続けていた
主人がいないデスクトップが延々とデータの編集作業を行っていた
いつの間にRPAを導入していたんだ……
そう思いながらラップトップを開く
パスワードが付箋で貼ってあってとても助かった
デスクトップにはたくさんのゲームのショートカットが並んでいた
うーん、この
設定からアプリを開き不要なプログラムを全てアンインストールした
Permalink | 記事への反応(1) | 15:00
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攻殻機動隊のトレーダーの話思い出した。 勝手に株取引してるから生きていると思われてたヤツ。