はてなキーワード: アバターとは
(2/21 10:37 追記)
この件に関する記事のブコメ欄で、複数の人が「yowai-otoko氏 のブログエントリらしい」的なコメントともに
この記事 ttps://archive.is/l8Y1z (元URL: ttps://motemobile.com/tuyoi-onna ) のURLを貼ってるのを見かけたけど、
最初にこの URLを貼った(と思われる)ブコメ (2019/02/21 02:01) は以下の通り
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/yowai-otoko.hatenablog.com/entry/2019/02/20/210633
作者が問題視し(https://twitter.com/agt87_/status/1098078070848671744)、消えた別(?)ブログのキャッシュが→なので(https://archive.is/l8Y1z)、同様に出会い系アプリとか怪しい宣伝を絡めてたのでは。ブログ出して主張した方がいい
「消えた別(?)ブログ」と書いてる
にもかかわらず、これを誤読して「これがyowai-otoko氏 のブログエントリらしい」と勘違いしちゃったのか……
(追記おわり)
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20190220192222 のブコメ
が気になったので確認してみた
(※主に、ある程度くわしくメーカーの使い方を紹介してる記事のみ。
埋め込みで画像つきツイートを羅列しただけの記事や、単に自分で作った画像を貼ってるだけのブログエントリは除外(そういうのはほぼ消えてない))
Picrew「強い女メーカー」の使い方と人気の画像メーカーまとめ
ttps://did2memo.net/2019/01/20/picrew-how-to-use/
(archive.is) ttps://archive.is/kb63Z
『強い女メーカー』以外にも!かわいい似顔絵アイコンを作れるアバターメーカー5選♩ - isuta[イスタ] - おしゃれ、かわいい、しあわせ -
ttps://isuta.jp/category/iphone/2019/02/598341
(Googleキャッシュ) ttp://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:https%3A//isuta.jp/category/iphone/2019/02/598341
picrew(ピクルー)「強い女メーカー」の詳細と使い方、99%から動かなくなるエラーの対処法を徹底解説 - SNSデイズ
ttps://snsdays.com/game-app/picrew-tuyoionna-manufacturer-use-error/
(Googleキャッシュ) ttp://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:https%3A//snsdays.com/game-app/picrew-tuyoionna-manufacturer-use-error/
(追記) この件に関するお詫び記事が出てた
ttps://snsdays.com/other/post-41798/
強い女メーカーのやり方や意外な楽しみ方は?韓国美女は簡単に作れる! | MakeAlife
ttps://knowsfree.com/strongwoman/
(Googleキャッシュ) ttp://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:https%3A//knowsfree.com/strongwoman/
強い女メーカーや美少年メーカーって何?使い方や作り方を紹介! | choco日記
(Googleキャッシュ) ttps://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:https%3A//wamadai.com/10477.html
Nom de plume(ノンデプルーム) 流行中の『強い女メーカー』こんな使い方も!?
ttp://www.nomdeplume.jp/appli/30669
(Googleキャッシュ) tttp://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:http%3A//www.nomdeplume.jp/appli/30669
【picrew】twitterで話題の"強い女メーカー"ベスト作品まとめ | エリート痔主Blog
ttps://lirin522.com/strong-woman-maker-best
(Googleキャッシュ) ttp://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:https%3A//lirin522.com/strong-woman-maker-best
声優さんもハマっちゃうほど面白い!「強い女メーカー」で理想の女性像や好きなキャラを作ろう! - にじめん
ttps://nijimen.net/topics/20874
(Googleキャッシュ) ttp://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:https%3A//nijimen.net/topics/20874
【Picrew】強い女メーカーがTwitterで流行!作者は誰?|ゆーまーLab
ttps://www.henaten109.com/entry/woman-maker/
(Googleキャッシュ) ttp://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:https%3A//www.henaten109.com/entry/woman-maker/
#強い女メーカー って知ってる? - NYLONブログ(ファッション・ビューティ・カルチャー情報)
ttps://www.nylon.jp/blog/babyui/?p=4461
(Googleキャッシュ) ttp://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:https%3A//www.nylon.jp/blog/babyui/%3Fp%3D4461
強い女メーカーとは!?使い方に楽しい遊び方 を簡単に説明!作者は誰?
ttps://goyang88.com/archives/4211
(Googleキャッシュ) ttps://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:https%3A//goyang88.com/archives/4211
(2/22 15:17 「消えてない」から「消えてる」に移動)
SNSで話題の「強い女メーカー」で強い女装してみた!│女子男
ttps://www.salon-artshopping.com/image_maker_strongwoman.php
(archive.is) ttps://archive.is/6ppT1
(2/23 9:54 「消えてない」から「消えてる」に移動)
強い女メーカーでアバターが作成できる!強い女の作り方まとめ - 資産blog
ttps://sako-blo.com/avatar-creating-recommended
(archive.is) ttps://archive.is/Grfpm
超かわいい💗理想の顔が作れる「強い女メーカー」の作り方🙆🏼作者は誰?Picrew(ピクルー)とは? | APPTOPI
ttps://apptopi.jp/2019/01/22/strong-lady-maker/
(2/22 15:17 追記) 記事冒頭に
という一文が追加されてた(この増田を投稿した当初はなかった)
『強い女メーカー』がSNSで流行中! クールで可愛い似顔絵を作成 -Appliv TOPICS
ttps://mag.app-liv.jp/archive/121105
強い女メーカーアプリ|お姫様メーカー|TwitterやSNSで話題の人気急上昇 似顔絵メーカーが登場!
ttps://kuzumisan.com/entertainment/strong-girl-maker
(※記事内に
agt87_さんには、当サイトでご紹介させて頂く許可をとらせて頂きました。ありがとうございます!
との記載あり)
Twitterで話題の「強い女メーカー」が可愛すぎる! - NAVER まとめ
ttps://matome.naver.jp/odai/2154797631188884501
【エンタがビタミン♪】モー娘。AKB48ら「強い女」画像続々投稿 | Techinsight(テックインサイト)|海外セレブ、国内エンタメのオンリーワンをお届けするニュースサイト
ttp://japan.techinsight.jp/2019/01/maki01221553.html
SNSで人気の【強い女メーカー】やってみました! | あんふぁんWeb
ttps://enfant.living.jp/enfant_mate/mate2_039/mate_other/693439/
(※記事内に
との記載あり)
強い女メーカーとは何?使い方をPicrewのサービスと共に画像で解説! | ピピポン.com
ttp://pipipipon.com/?p=561
強い女メーカーの作り方やアイコンにする方法!作者は誰?ツイッターは? | ぽこぽこ通信
ttps://pokonews.com/2019/01/20/tuyoionnamaker/
(※画像が一切貼られていない。エントリ投稿当初からそうだったのか、警告を受けて画像のみ削除したのかは不明)
強い女メーカーだけじゃない!可愛い女の子のアイコンが作れるPicrewのメーカー5選 - ガールズファンタスティックメモリー!
ttp://www.girlsfantasticmemory.site/entry/2019/02/03/%E5%BC%B7%E3%81%84%E5%A5%B3%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%AA%E3%81%84%EF%BC%81%E5%8F%AF%E6%84%9B%E3%81%84%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90%E3%81%AE
(※記事内に
との記載あり)
「#強い女」はお好きですか?あなたのなりたい理想に近づける、再現メイクテク|MERY [メリー]
(※記事内に
2019年1月31日に「強い女メーカー」製作者より使用許可を得て記事を作成しております。
※ご紹介するものは会社のサービスではございません。これは一個人の趣味の制作物で、イラストの著作権は全て「強い女メーカー」の製作者に帰属しますのでくれぐれもご注意ください。
との記載あり)
いまTwitterで大流行中! 強い女メーカーって知ってる?♡ - HARUHARU〈ハルハル〉
ttps://haru2.jp/articles/NrtkH
(※記事内に
との記載あり)
Googleキャッシュの日付からすると、「消えてる」の方はここ数日以内に削除されたのばかりみたい
たぶん yowai-otoko の人と同様のメールを送りつけられたためだと思われる
2000年〜2010年あたりに遊んでいたネトゲの名前を思い出したいのですが、記憶が曖昧すぎるので思い出せない。
当時ネトゲをやっていた皆さん、お知恵をお貸しください。
特徴としてはチャットができて、洋風の冒険的な世界観、よく分からないけど赤とか青とかの水晶玉が道具としてあったような気がする。石畳やお城があって今のゲームみたいな美しい二次元のイラストとかではなくて、アバターというかドット絵?のキャラクターをちょこちょこ動かすみたいなやつ。
実家のパソコンにはウイルスバスターが入ってて子どもだった私はアダルトサイトを始めかなり閲覧制限をかけられていたと思うんだけど、そのネトゲのサイトは使えた。同時期にアットゲームズをやっていたので、その中の一つのゲームかな?と思うんだけど探してもよく分からない。
脱出ゲームとか着せ替えFlashゲームとか、Samorostも好きでよく遊んでいた。
多分そんなに検索能力は高くなかったから「無料ネトゲランキング」みたいなサイトで上位から探して遊んでいたのだと思う。
何か心当たりのある方は教えていただけると幸いです。
本稿では、現在の「ファン/オタク」が「関係性消費」を志向するようになってきているという事象を踏まえ、その内部の「男オタク」と「女オタク」のジェンダー格差や、関係性消費の今後について多角的な視点から分析を試みる。なお、本稿においての「オタク」は、二次元三次元を問わずある作品・概念・グループなどを愛好すると自認している人々のことを指すポジティブな言葉として用いる。拡散し多様化するオタク文化は2次元と3次元の壁を超え、全体像を画一的に語るのはほぼ不可能なため、ジャンルやジェンダーに関する詳細については各部で詳細を補完したい。
「日常系」は広大なオタク市場の中でもかなりの割合を占める作品群だ。基本的には複数の女性キャラの日常生活を描写した4コマ漫画が多く、それを原作としたアニメは2010年代以降各クールに2~3本は放映されている。基本的にドラマティックで壮大な展開や激しい戦闘を行わない、いわば反「セカイ系」カルチャーともいえるだろう。源流としては美水かがみ「らき☆すた」(2004)や、なもり「ゆるゆり」(2008)などが代表的なものとして挙げられるだろう。00年代初頭から現代まで増加傾向にある「日常系」は、現在も各メディアで売れ続けている。この背景には、やはり弛緩した日常風景の一瞬・ごく短いセリフや1コマのシーンの行間を読む関係性消費への志向への高まりが一因であると思われる。日常系の「物語性のなさ」は、逆に巨大な「行間」を生み出し、そこにオタクが各々関係性や物語を想像して消費することができるからなのではないだろうか。
関係性消費について、2,5次元舞台での「リアリティの担保に参加しつつ、舞台裏も消費するファン」や、「タカラジェンヌの四層構造」(東 2015:96-98)*1 で取り上げられた「各レイヤーを横断し、その要素を複雑に融合させながら関係性を消費するファン」は非常に興味深い。これに似た位相にあるコンテンツに、「バーチャルYouTuber」が存在する。「バーチャルYouTuber」とは、2D/3Dの二次元的アバターを現実の肉体の動きとシンクロ(トラッキング)させ、そのキャラとしてゲーム実況や雑談配信などを行う人々の事を指す。そもそも「YouTuber」の動画には前提とされる物語や世界観はなく、その動画単体でも楽しめることが前提とされており、多くのバーチャルYouTuberも同じく、上記の「日常系」にも通ずる他愛もない放送を行っている。しかしここにおいて重要なのは、「日常系」を「実在の人物が演じる」ことがコンテンツとして確立し、今流行していることである。難波優輝は「Vtuberの鑑賞の構成要素は、パーソン、ペルソナ、キャラクタという三つの身体に分けられる。そして、ペルソナとキャラクタ画像がつねに重ね合わせられ、かつ、パーソン/キャラクタとペルソナの層がそのつど関係づけられながら、装われるペルソナが鑑賞者の鑑賞の対象になっている」(難波 18:121)*2 と論じ、これを「Vtuberの三層構造」と名付けている。
そしてバーチャルYouTuberは、電子の肉体によって軽々と他のバーチャルYouTuberとの関係性を構築する。コラボ放送などでみられる仲睦まじい様子を、鑑賞者は「Vtuberの三層構造」を横断し、「彼/彼女らのパーソンのレイヤーでの関係性」が見え隠れする片鱗をSNSや動画において意識しながら鑑賞しているのである。また、バーチャルYouTuber側も当然「パーソンを消費される」ことに対する意識を持っているため、現実世界でパーソン同士が実際に会い、その時食べた飲食物の画像を投稿する、それに対して「パーソン・レイヤーにおいても継続される強い関係性」を読み取れるようになる、といった事象もあった。これはまさにタカラジェンヌの四層構造における「芸名の存在」におけるパフォーマンスと相似であり、その表象が3DCGやVR機器の発達によりさらに「オタク」向けに変化(美少女・美少年だけに限らず多様化)したものではないだろうか。「日常系」と「関係性消費」の拡張であり、またジェンダーと次元の攪乱への大きな手掛かりとなるムーブメントだと考えられる。
つまり、「実在の人物が裏に存在するという事実に裏打ちされた生々しい日常系・関係性」が、液晶内のキャラクタバターと動画配信という形態の手軽さにより、オタクの関係性消費への志向は次元を超えてさらに加速していくと予想できる。
・関係性消費における性別によるジャンル分け(女性向け/男性向け)の無意味さ
前章で関係性消費への志向がさらに高まると予想したが、本章ではオタクのジェンダー格差について女性向けジャンル・男性向けジャンルという分類の持つ意味合いやその内部の消費形態に差異があるのだろうか。
もちろんHL(異性愛)文化を扱う少女マンガ・少年マンガにおいても恋愛・友情・ライバルなどの相関図は存在するが、メインとなるカップル男女の恋愛関係がメインに据えられることが多い。一方BL/GL文化ではそれ以外の登場人物の関係性をより深く読み込み二次創作に落とし込む、あるいは理想の相関図を一次創作で描き出す。今後どんどん規模を増していくであろう関係性消費においては、性別によるジャンル分け(女性向け/男性向け)は無意味になっていくのではないだろうか。しかしここではあえて、わざわざラベリングされている「腐女子」と「百合男子」という言葉の意味合いについて掘り下げ、BL/GL(同性愛)ファンの文化それぞれの特徴から考察してみたい。
女性オタクの人文学/社会学的研究に関しては、特に「腐女子論」か「ジェンダー論」による先行研究が数多くある。その中でも数多く散見されるのは、「主体的な女性の性的欲望の解放」といった視座からの言説であった。特に「腐女子論」と「ジェンダー論」を組み合わせた言説では、「自らの女性身体が侵されない安全な領域において、性的な表象を消費するためにやおい文化は発達した」といったものも存在する。しかし、現在においてこれらの言説に私は違和感を感じる。勿論そういった側面も確かに存在する(した)と思うが、現在の日本の混沌としたオタクカルチャーの中で女性オタクの中から腐女子だけを切り取って上記のように論じるのは既にごく限られた一部の事例においてしか適用されない理論であるように思う。
今あえて「腐女子」を論ずるならば、私は「腐女子同士の関係性」に目を向けたい。腐女子であることによる世間からのマイナスイメージを払拭しようとしたり、イベントやSNSでの趣味やスラングの共有による特殊な連帯が、このコミュニティでは無数に形成されている。やおいコミュニティの特殊性について東は、「やおいを好む女性たちは、一様に異性愛から疎外されているわけでも、異性愛を拒絶しているわけでも、異性愛を欲しているわけでもない。彼女たちはただ、異性愛を排除したところで成り立つ、女同士のホモソーシャルな絆がもたらす快楽を求めているのである。」(東 2015:236)と述べている。さらに、腐女子は扱う創作物の特性上セクシャルマイノリティに対する理解が深く、またホモソーシャルな絆から発展し、腐女子同士が交際していることなどもよく小耳に挟む。シスターフッドやレズビアン連続体、ホモソーシャルな関係性を含んだ腐女子コミュニティは、作品上においても現実世界においても強い「関係性」を追い求めている集団なのではないだろうか。
では次に、GLを愛好する男性オタクについて考察してみたい。残念ながら、男性オタクの先行研究は数多くとも、その内容は美少女キャラクタへの欲望やコミケでのゆるやかなホモソーシャルな交流などになり、「百合男子」単体にスポットライトを当てたものは見つけられなかった。なぜなら、GLというコンテンツは受け手のジェンダーによって大きくその意味合いが変化してしまう場合があるからである。そして男性のGL愛好者は、「美少女キャラクタへの性的な消費」という使い古された言説の中に含まれ見えなかった存在であり、その消費の仕方は齊藤によって「腐女子との比較でいえば、男性おたくの『萌え』にとっては、関係性のプライオリティはそれほど高くない」(齊藤 2009:154)*3 と評されていたのだ。よって、ネット上でGLを愛好するファンは「百合厨」「百合豚」などと呼称され、その性別は限定されていない。これはGLというジャンルを男性だけが消費することに対することが上記の齊藤の言説のような文脈を帯びてしまうことに対する対策と、実際にファンの男女比がほぼ半々であるため、両方の理由によるものと思われる。逆説的に考えれば、「腐女子」という呼称が流行ったのはBLというジャンルを女性が消費することを蔑視されることに対するアンチテーゼとして、BLファン当事者たちが自らをそう名乗ったことに起原するのではないかとも考えられる。
また、百合厨コミュニティにおける異性愛忌避の姿勢は、腐女子コミュニティのそれに比べてはるかに厳格なものに感じられる。先に述べた「男性による女性キャラクタの性的消費」とは違うことを宣言するために「百合男子/厨」を名乗った男性オタクたちは、腐女子のようにホモソーシャルな絆を構築することはなく、二次元三次元を問わずして異性愛的な欲望を抑圧されるようになった。この構造は腐女子のジェンダー論に見られた主体的な性消費の解放とは真逆の道を辿っており、非常に面白い点だと思っている。
こうして述べてきたように、同性愛コンテンツのファンの構造は非常に複雑で特殊なルールの基に成立している。しかし、上記の性的欲望を抑圧される百合男子に関しては、百合というジャンルの男女比がほぼ同じであることに大きく由来するだろう。つまり、「同性愛コンテンツを扱うにあたり、そのファンは異性愛を忌避しなければいけない」といった暗黙の了解のようなものがオタクの中で存在しているということである。これに関しては、創作物と消費者のセクシャリティは隔絶して考えるべきであるという立場をとりたい。そして、特殊な連帯がプラスにもマイナスにもなり得るBLファン界隈と、ジェンダー問題に揺れるGLファン界隈は、第一章で述べたバーチャルYouTuberの関係性消費をモデルとして再構築されつつあると考えている。バーチャルYouTuberの関係性消費は、非常に複雑なジェンダー攪乱が日常的に行われている。パーソンがシス男性、ペルソナがシス女性、キャラクタがシス女性のキャラ同士の「絡み」は、GLともBLともタグ付けをすることが難しい議論になってくる。しかし、その関係性に惹かれるファンはキャラクタとパーソンのジェンダーを軽々と越境し、その複雑な「関係性」を消費することができるようになるのである。これに似た現象はアニメ・漫画においても進んできており、創作物と受け手のジェンダーが必要以上にファンを語るうえで関係づけられることも少なくなっていくのではないだろうか。
【続きと参考文献リスト】
まず断っておくと、自分はめちゃくちゃVtuberという存在が嫌いだ。
中身おじさんなのを知りながら男が(同性愛としてではなく)ガチ恋だとかエロいだとかと言っているのを見ると身の毛もよだつ思いだったし、いわゆる普通の生身のYoutuberを小馬鹿にしてたくらいの層の人間が、Vtuberのことは嬉々として喋るようになったのを嫌と言うほど見てもやっとした気分になっていた。
いくつか有名どころの動画を見たことあるけど、結局普通のYoutuberと内容に大きく差があるわけでなし、むしろ内輪感みたいなのがより強いように感じて、中身がないだの信者が気持ち悪いだの生身のYoutuberに浴びせられていた批判は、こっちにも浴びせられてしかるべきなんじゃないかとずっと感じていた。言葉を選ばなければ、結局こいつら絵が付いてないとブヒれなくて、自分がブヒれないのに世間で話題になるコンテンツは無条件で叩くってだけだったんだな―と思ってた。
けど、今はすっかり下火とはいえ、Vtuberはアンチの自分から見ても相当流行りに流行った。評判がよろしくないらしいけどアニメが今やって(もうやってない?まだやってる?)たり、NHKのニュースにまで出るようになっているらしい。テレビで取り上げられたのは近未来感があって面白い試みだから…とかいろいろ理由があるにせよ、オタク趣味持ってる人間でVtuberのこと全く知らないというのは、深夜アニメを一切見ない人種と同じくらい少数派になっているように感じた。
自分は萌え系のコンテンツに積極的にハマりに行くタイプではなかったが、オタク趣味全般はある程度知識の「守備範囲」に入っているというつもりで、自分の気持ちと一致するかは別としてmその辺のジャンルの何が受けているのか、ファンはどういう気持ちでそれを見ているのかをある程度理解できるつもりだった。
だからこそ、ここまで自分にとって受け入れられない、楽しんでるヤツの神経がわからないコンテンツが自分の守備範囲から世の中に肯定的に取り上げられていくというのは個人的に初めての経験で、ハンドル含め名前の出るところでは「詳しくないけど面白そうと思っている」くらいのスタンスを演じつつ、匿名掲示板で死ぬほどくさしたりしていた。(増田には書いてなかった)
ただけっこう過激派アンチだと思う自分でも、Vtuberのみんながみんなを毛嫌いしているわけではなく、どうやら自分の中に「これはまあ許せる」という基準があるようだった。一言でいえば、「自分の知識や技能を発信するときに、生身とか解説動画でやるより多くの人に見てもらえそうだから」という感じでVtuber活動をしている人たちには、あまり嫌悪感がないのだ。○○〇〇学という素人にはちょっと気乗りしたい分野の知識をシリーズ動画で話しているVtuberを知っているが、この人は中身はおそらくおじさん(たぶん学者さん?)で、お嬢様風の萌え萌え女の子アバターを使って活動しているのだけれど、これは自分の勝手な基準の中で「許せる」。
逆に中身とアバターの性別や属性が一致している(若い女の子が中身の人とか、アバターが別にイケメンでもない男だったりとか)としても、自分は大半に対してさぶいぼが出るほどの嫌悪感を抱く。女体化だのおじさんがかわいい女の子の振りをすることだのに抵抗があるわけではないということだ。じゃあ自分はVtuberの何が嫌いなのかというのをこっから吐き出すとともに、「でも、お前らだってそうだったはずじゃん!」と駄々をこねたいというのがこの投稿の主な目的だ。
一言でいうと、つまり自分は、「キャラなりきり」というものをものすごく気持ち悪く感じるのだ。
基本的にVtuberは自作のキャラになりきって、そのキャラを演じて動画を作るから、ここが嫌いではそりゃ大半はどうしようもない。そもそも自分には絶望的に合わないコンテンツだったのだ、と自己分析としてはすんなり納得がいっているのだが、その中でも「許せる/許せない」が出るのはどういうわけか。
これは、「許せる」側の投稿者は、キャラなりきりをあくまで情報発信のための都合がいい手段としてとらえている(ように自分には見える)ということが要因なのだと思う。町おこしのためにゆるキャラが考えられ、中の人が着ぐるみになりきって活動していたとしても全く嫌悪感はないわけで、Vtuberの中でもそちら側のタイプっぽい人は全然許せる、という心情をどうも自分は持っているらしい。
反対に許せないタイプのVtuberは、どこからどう見てもキャラになりきることが目的の人たちだ。別に誰にも迷惑をかけていないのだから自分が許さない道理はないのだが、どんなに友人におすすめされても、こういう人たちは全く好きになれる気がしなかった。なまじ設定が凝っていたりすると余計ダメで、その設定を持ち出して動画の中で一笑い起こそうとしているのを見たりすると、もう半日くらいおなかを壊すくらいにどうしても受け入れられなかった。
この「なりきり」への嫌悪が自分の中で醸成された過程は正直定かではない。ぶっちゃけ、自分が人並外れてこのジャンルへの嫌悪感が強いとは全く考えていなかった。嫌悪感に今まで気づかなかったという意味ではなくて、みんなこれぐらい嫌っている(忌避している)ものだとばかり思っていたのだ。
SNSだのが登場する以前、ネット上のコミュニケーションがBBSやらチャットだった頃、普通に自分のハンドルで雑談するコミュニティのすぐそばに、「なりきりチャット」やら「夢BBS」やらがあるのは目にした覚えがある。なんなら覗いてみたこともあるかもしれない。でも、そこでやっていることが楽しそうだとはどうにも思えなかった。多分、初めてその存在を認識した時から、なんとなくそういう趣味は普通の雑談よりもキモチワルイものだと感じていたのだと思う。
SNSが、とりわけミニブログ系のやつが登場して以降、「キャラクターなりきり垢」みたいなものもたまに目にした覚えがある。テニスの上手い〇部とか不〇とかになりきって会話してるやつ。ああいうのも存在は知っていたが、やっぱり気持ち悪いやつらがやっていることだと認識していた。ジャニーズの夢メール画像だとかと同じジャンルのものとして。テーマに沿った、あるいは沿っていない雑談をする中でも、かなりヤバい奴が集まっているテーマというか、あまり直視したくない「ネットの闇」の方のコンテンツだと思っていた。
ましてや、オリキャラのそれなんて、もっと見たくないものというか、あけっぴろげに言えば思いっきり見下していたジャンルだった。
そもそも素人がオリキャラ作ってそれをみんなに見せて…という行動自体、メアリースーだの、オリジナルSSだので割と見下されることの多い趣味だったように思う。その上、それ自体も怖いコンテンツであるキャラなりきり。このような趣味は、もうネットの恥部と恥部の重なりの部分、見下す云々以前にどんな奴がやってるんだかむしろ怖いもの見たさで知りたいくらいの闇ではなかったか。
そして正直なところ、自分のここまでの認識がそこまで一般ライトオタクとずれていたというつもりはない。Vtuber流行以前なら、キャラなりきりに対するスタンスを聞いてみれば、結構な人が(程度の差はあれ)同じような答えだったのではないかと思う。
ぶっちゃけ、オリキャラ作って他人に見せて…のほうは、「その中でも認められて素人でなくなった人はいる」という所を指摘されるとどうにも反論できない。が、そういう風に羽ばたいていった人たちに備わっていた力量みたいなものが今流行っているVtuberにあるとは思えない。そもそもそういう人たちの創作は内輪ネタみたいなものと無縁な気がする。反論しきれていないというのは重々承知だが、「なりきりではあるがオリキャラだからVtuberは流行れた」ということにはならないのではないかと思う。
というかぶっちゃけ、「オリキャラなりきり動画投稿者」と呼んだ時、ほとんどの人は何かおぞましい、自分が上で言っているようなネットの闇っぽいものを連想しないだろうか?以前似たようなアンケートを匿名の場でとったことがあるが、大体のオタクはこれをVtuberのことだとは思わず、ゆっくりで茶番劇をやるようなのだとか、一人で必死に声色を使い分けてヴォイスドラマを録ってるようなヤバいの(そんなのがあるらしい)だとかを連想していた。
でもVtuberって要するに「オリキャラなりきり動画投稿者」だよね?これ以上の要素も特に含まず、過剰に誇張している部分も特にないと思う。意味を端的に表そうとすれば相違なくこうなるのではないだろうか。
だからこそ、自分にはなぜこのおぞましいジャンルが流行し、多くのオタクに受け入れられたのかが分からない。たとえ最盛期のVtuberファンの半分が「みんなが見てるから」でファンになったのだとしても、もう半分はこのネットの闇を好意的に捉えたということになる。一体それはどうしてなのだろうか。
Vtuber好きが集まるところでこんなことを言えば荒らし扱いで無視されるだろうし、同じアンチ同士で話しても「最初は工作でそれに流された奴がファンになった」だの「あいつらはシコれればなんでもいいだけだから」だのいまいちピリッとした答えをもらえないでいる。
多分自分の認識のどこかにずれがあるからこうなったのだと思う。それがどこなのか、誰かに教えてほしいのだ。
追伸
反応を見て、だいたい「Vtuberはオリキャラなりきり的なコンテンツではなくて、単に中身本人の人格のままアバターを被せただけのものである」や、「TRPGやPBWのように、素人のオリキャラなりきり自体言うほど忌避されるものではない」というあたりが自分の勘違いだったのかなと感じている。
前者の方はかなり納得していて、要するに自分の「許せる」基準に合わせて言えば、Youtuberとして自分自身を発信していきたい人間が、生身の自分よりも多くの人に親しみを持ってもらいやすいと考えてアバターを使ったということなのだろうと思った。アンチの中にはこういう捉え方をした上で「○○とか○○は単なるYoutuberワナビーが売れるためにアバター被ってるだけじゃん」みたいな嫌い方をする人もいるかもしれないが、自分自身としてはそうであってもいいんじゃないかと感じるし、ファンになれるかは別として、こういう方針で活動をしている人なら別にサブイボが出るほど嫌いにはならないと感じている。
後者の方は確かにオリキャラなりきり系コンテンツの中でもまあまあ高尚(というか多少カッコが付くくらいの意味)な趣味もあったなあ、と感じたのだけれど、TRPGやらPBWはあくまで本人が楽しいコンテンツであって、誰かが作ったオリキャラの情報発信をファンが楽しむ、みたいな構図はあまりなかったように思う。人生で数回やったことがある程度の知識しかないので、この辺の認識違いがあればまた指摘してもらいたい。
VNIに関しては、正直自分の頭からVtuberと同ジャンルのものだというイメージが全然抜けていて、指摘されて自分でびっくりした。構図的にはかなりそっくりなものなのに、なんで抜けていたのだろう。(これ自体広く受け入れられたかというか、ネットの闇扱いされていなかったかはこの際考えないでおく。)
多分、VNIはあくまで受け手側の気持ちとして見ていたので、「オリキャラなりきり」と自分は捉えていなかったのではないかと思う。Vtuberは、ネット上の知り合いが何人もなっていったりして、中身の人間、つまり発信する側が自分の視野の中に入っていたせいで、そういうものとして見ることになったのかもしれない。
流行った理由の考察としては、もともとゲーム実況が好きになる素養のあった人が、可愛い女の子のアバターに惹かれて見に行ってファンになったというのがとても自分でしっくりきた。というか以前から何となくそういう推測は自分の中にもぼんやりあった気がするのだけれど、「それでもあのオリキャラなりきりっていうコンテンツへの拒否感が普通は勝たないか!?」と考えてそれを流行った理由として捉えられていなかったのだと思う。その拒否感の方が自分の勘違いだったと分かってしまえば、すんなりと腑に落ちる。
自分としては、今挙げたような内容が自分の勘違いのせいで認識のずれが生じ、世間で受け入れられたものを自分は許せない、という状況が生まれたということである程度納得している。だからと言ってたぶん好きにはなれない(これは完全に個人的な好みとして嫌いなタイプの文化が界隈にあるから)のだけれど、多くの人に受け入れられて流行った理由も、ファンの心理もとりあえずは理解できたように感じている。
もしこれらの他にも自分の認識の違いがあったり、あるいはまったく的外れなことを言っていたりするようならば、また指摘してもらいたいと思う。よろしくおねがいします。
約700年前に書かれた玉水物語。
その内容は、美しい姫君を目にして心奪われた狐が、そばにいたいと願うあまり、きれいな娘に化け女中として仕えるというもの。
Twitterのトレンドにも乗ったように、この物語を百合と判断する人は多くいて、市民権を得はじめた百合という概念によかったねと微笑ましい思いがする。
男女の間では成立し得ない、女の子どうしだから成り立つ特別な関係を求めるのに、時代は関係ないのだということを、どっかの大学教授はセンター試験に取り上げることで、すっかり忘れていた日本人に思い出させてくれたのだ。
ところで狐の性別は明示されてないが、姫に一目惚れしてまず男性に化けようとするあたり、おそらく男なのだろう。このことについての会話を探すと、この玉水(狐が化けた女の子)はTS娘だ、いやそうではなく男の娘だ、という二つの派閥に大きく分かれているように見える。
だが我々はもはや一昨年までの我々ではなく、我々の手元にはもう一つの概念があってしかるべきはずだ。
かわいい美少女といちゃいちゃしたい。その思いが彼(狐)を美少女へと変えた。たしかに、性別も年齢も違う少女になれるなんてことは現実にありはしないと思うだろう。むろん室町においてさえも、物語の中で、しかも狐が妖術を使うという手段をもってしか想定し得なかった。
可能なんだ。
技術の進歩は、数百年前のSFとすら捉えられていなかった魔法を現実のものとなした。我々は、美少女に受肉することができる。
この狐のように。バーチャルだけど。
機械学習の爆進による画像認識や音声認識の高速、安定、低価格化。からのfacerigやリップシンクの一般化。またMMD界隈を中心に連綿と蓄積されてきた、高品質なモデル制作ノウハウ。MMOでSNSで受け継がれてきたアバター文化。もはや当たり前のように感じるマシンの処理速度の継続的な向上。そして、全てを飲み込み軋轢を生みつつ成長する中心にあるVRChat。セカンドライフの頃とは時代が一つ違う。なんと素晴らしい世界ではないか。
まだ、インターネットを見渡してもバ美肉について触れている人は多くはない。そもそもバ美肉と呼称すること自体が最善かも分からない。しかし確実に技術は進歩していて、ちょっといいマシンが手元にあるならば、美少女になるのに必要な環境はすでに整っていると言えてしまう。モデリングアシストソフトも充実してきて、極め付けでVRMというデータ形式も作られた。処理能力の限界により今はセルルックが主だけれど、そのうちSaya並みのモデルにさえリアルタイムで反映できると信じている。
誰でも受肉できる時は近づいた。
バーチャルYouTuberは確実に認知度を上げてきていて、リアルタイムで動く3Dモデルに世間は慣れてきている。そして既存の生身ユーチューバーとパイを奪い合いながら、その一部は広義のアイドルとして活動していくのだろう。アイドルがいれば、人が集まる。近づくために受肉する人もきっと多く出てくる。
どうせそのうちみんな受肉するのですよ。そう、みんな美少女になればいい。いんや、なってください、なりましょう。私はそんな世界が見たい。さあさあなたもいざ受肉。
注:Vtuberに対して「中の人」という言葉を使うのは、何か間違っている気はしますが、適切な言葉を知らないので、「中の人」という言葉を使います。
「バーチャルさんはみている」見ました。きつかったです。
もう見ることはないので、内容については置いておいて、そもそもVtuberとアニメって相性悪くないですか、という話を。
自分はVtuberの動画全然見ていないので、想像でしかないんですが、
Vtuberの良さって、「中の人」が演じているというのはなく、「中の人」のスタンド?別人格?アバター?的な存在であることだと思っています。
台本なんて全く存在せず、あくまで、ある人格を持った生命体が自由に振る舞っているように見えるというか。
(視聴者に意識されているかが重要で、実態として存在するかは重要でない)
そして、そこがキャラクターを声優が演じるのと異なる魅力を生み出していると思うんですよ。
で、そこへきてアニメですよ。アニメに台本があり、声優がキャラクターを演じていることなんてみんな知っています。
そして、その意識は「バーチャルさんはみている」に対しても同様に働くわけです。同じアニメなのですから。
つまり視聴者から見ると、誰かがあるキャラクターを台本通りに演じているように観測されてしまうわけです。
そして、Vtuberと「中の人」の関係は一気にキャラクターと声優の関係に変わってしまいます。
これはVtuberのアイデンティティの喪失にもつながってきます。
「バーチャルさんはみている」に対しての蔑称として、「高級クッキー☆」というのを見かけました。
つまり、金のかかっているが同人レベルのアニメだって罵倒されているわけです。
そして、これは面白いくらい的を射ています。(そして実際めちゃくちゃ笑いました。)
そりゃそうですよ。活躍している声優は発声・演技の練習をし、厳しい競争に勝ち残ったプロばかりです。
そしてそれは、別に中の人の演技力の低さが悪いという話ではなく、むしろ中の人は演技をしてはいけないということです。
正確には、演技であることが外に漏れ出てはいけないといった感じでしょうか。
そして、素が求められる普段の動画と、演技が求められるアニメ、相容れないのは当然です。
なぜなら、視聴者からはVtuberがある別の人物を演じているように見えるだけで、Vtuberと「中の人」の乖離を生じさせないからです。
ただ、これには大きな穴があって、Vtuberの見た目がアニメアニメし過ぎているという点です。
「バーチャルさんはみている」のように全員Vtuberのドラマが万一月9に放送されようと、アニメにしか見えないでしょう。
もしかしたら、背景を現実にするだけでそれっぽく見えるのかもしれませんが。
他人のために自己犠牲を払う救世主、というのが一番普遍的かな。
ベン・ハーやポセイドンアドベンチャーなどの名作映画はわかりやすく題材にしている。
ダークナイトもそうかな。神がいるせいで悪=ジョーカーが生まれるという話でもある。
キリスト的な主人公を描いた作品はそれこそ星の数ほどあるけど、アクション映画だと擬似的な死からの復活と自己犠牲っていう描写が多い。モチーフにしたからと言って内容までもがキリスト教的な作品とは限らないが。
スーパーマンやスパイダーマンなどのコミックスヒーロー作品で、説得力を出すために用いられる場合もある。
アバターの蘇生シーンも単なるハラハラ演出以上に、救世主としての側面を強調している。
マトリックスもこのパターンで、主人公の名前neoを逆から読むとone、the oneは神や救世主という意味になる。
ちなみにターミネーターのジョン・コナーもイニシャルがJCで意識してるが、死と復活を演じるのはターミネーターの側なのが面白い。
荒野の用心棒やマッドマックス2のように、善ではないアウトローな主人公と対比して印象付ける場合もある。
オカルト作品だと宗教色というか神は一人だけという考えが強くなるためか、自己犠牲で他人を救う人物がいても復活しないパターンも多い。エクソシストやアナベル 死霊人形の誕生など。
タイトルでほぼ語り終わっているのだが、
Vtuberはいまや一昔前の「ブロガー」に相当するものになりつつある。
当初は、それなりに値段の張る3Dモデルを用意できる企業が寡占していたVtuberだが、
ソフトウェアが用意されたことで、個人でもスマホひとつで3Dモデルを作り上げ、配信できるようになっている。
もはやVtuberはアイドル的な存在であることにこだわる必要はないし、
ただ趣味について語ったり、世間話のような他愛のない話をしたりすればよく、
つまりテキストよりも動画を好む「動画文化圏」におけるブロガーの立ち位置なのだ。
対比するなら、もともとのYouTuberは「実名プロブロガー」に近い存在だが、
さすがに15年前よりは実名に馴染みができたとは言え、
やはり自分の顔や名前を出して動画を配信するのは相当な覚悟がないと厳しい。
もうすぐ最終回が放送されるので、その前に予想を残しておきたい。
魅力のないキモいおっさんのくせに結婚相手に若い美女を求めるのは気持ち悪い。
でも独身の女性だって、御眼鏡に適う理想の男性がいなかったから、独身を選んでその結果を引き受けるわけでしょ。
それは別に悪いことじゃないはずだ。国民皆結婚とかいってゴミみたいな男と無理に結婚して、死別するまで不幸な人生に耐えるぐらいなら、独りで楽しい人生を切り開く方がいいに決まってる。
じゃあ前者の何が気持ち悪いって、おっさんそのものが気持ち悪いんだよね。
去勢する?
動物が持つ性欲は厄介なものだから、繁殖の可能性がない飼育動物は去勢されるのが一般的。
でもキモいおっさんの性欲を切除したところで、男らしさを失ってナヨナヨしたキモいおっさんになるだけだ。
おっさんの肉体をバラして、精神をデータにして、適当なゆるキャラみたいなアバターをあてがう。