はてなキーワード: 荒野の用心棒とは
クリント・イーストウッド(夕陽のガンマン、荒野の用心棒、ダーティハリー)ダン・エイクロイド(ブルース・ブラザーズ、ゴーストバスターズ、マイガール)シガニー・ウィーバー(エイリアン、ゴーストバスターズ、アバター)サミュエル・L・ジャクソン(スターウォーズ、アヴェンジャーズ、ダイハード)ぐらいか。
デニーロもパチーノもダスティン・ホフマン、ジーン・ハックマン、モーガン・フリーマン、ロビン・ウィリアムズ、トム・ハンクスもシリーズとなると一つだし似たような映画が多い割にはアラン・ドロンもジャン・ポール・ベルモントも単発ばかり。
他人のために自己犠牲を払う救世主、というのが一番普遍的かな。
ベン・ハーやポセイドンアドベンチャーなどの名作映画はわかりやすく題材にしている。
ダークナイトもそうかな。神がいるせいで悪=ジョーカーが生まれるという話でもある。
キリスト的な主人公を描いた作品はそれこそ星の数ほどあるけど、アクション映画だと擬似的な死からの復活と自己犠牲っていう描写が多い。モチーフにしたからと言って内容までもがキリスト教的な作品とは限らないが。
スーパーマンやスパイダーマンなどのコミックスヒーロー作品で、説得力を出すために用いられる場合もある。
アバターの蘇生シーンも単なるハラハラ演出以上に、救世主としての側面を強調している。
マトリックスもこのパターンで、主人公の名前neoを逆から読むとone、the oneは神や救世主という意味になる。
ちなみにターミネーターのジョン・コナーもイニシャルがJCで意識してるが、死と復活を演じるのはターミネーターの側なのが面白い。
荒野の用心棒やマッドマックス2のように、善ではないアウトローな主人公と対比して印象付ける場合もある。
オカルト作品だと宗教色というか神は一人だけという考えが強くなるためか、自己犠牲で他人を救う人物がいても復活しないパターンも多い。エクソシストやアナベル 死霊人形の誕生など。
要は言葉とか容姿とか身の振る舞いとかをちゃんとした紳士に教育してもらう話でして、
この二つは大体似通っています。
それなのに、全く別作品であるかのような世間的な扱いを見ていまさら愕然とした思いです。
設定が明らかに酷似しているのに未だかつて表立ってこれを批判した人はいなかったように思います。
いわば、荒野の用心棒が七人の侍のパクリだと言ってるような物言いであるため、むしろ分かっていてあえて言わないのかもしれません。
変に勘繰ってみせたのは、私自身そのようなはずがないと分かっているためでもありますが、
それでも疑問を口にせずはいられなかったのです。
いずれも名作であるため、発表したもの勝ちという風潮と相俟って言い出せなくなった、とも考え得る事だと思います。
それでも私は声を大にして言いたい。
「マイ・フェア・レディはじゃじゃ馬ならしからヒントを得ていますよね?」と。
一時期西部劇ばっか観てたんだけどまとめてくり~とかよく言われてたんでまぁ雑に挙げてみるかって感じで10分ほどで書いた。
西部劇も西部劇でマニアがうるせぇ分野だから文句はあるだろうけど,ロクに観てない人はこれを上から順番に追っていけばそれなりに文脈は追えるんじゃねーかなと思う。
クライマックスにおける馬上の闘いが(当時の技術水準としては)大迫力。
ハワード・ホークス監督による傑作。ジョン・ウェインの本格的な出世作でもあり,彼の役者としての方向性を決定づけた。
簡単に言えば牛追いの話なのだが,「カウ・ボーイ」がそもそもどういうものなのかよく分かると思う。
ちなみに都内のレンタルだと渋谷TSUTAYAくらいにしか置いてない気がする。廉価版は500円しないのでどうしても観たい人は買おう。
ジョン・フォード×ジョン・ウェインの代表作としてよく挙げられるもののひとつ。
当時のアメリカ人視点における先住民への意識も読み取ってほしい。
遠景の撮り方などは『アラビアのローレンス』のデヴィッド・リーンやスピルバーグも参考にしたとされる。
まぁベタな名作。これを原型とした作品も多いのでとりあえず観ておけ的なもの。
セルジオ・レオーネによるマカロニ・ウェスタンの嚆矢。黒澤明『用心棒』の盗作として話題にもなった。
チープなセットに単純なストーリー,ハリウッドのヘイズ・コード下では不可能な暴力表現などが特色。
主演クリント・イーストウッドは以降西部劇における大スターとなり,本家ハリウッド西部劇にも影響を与えた。
セルジオ・コルブッチ監督。マカロニ・ウェスタンの代表作としても名高い。
ちなみに『荒野の用心棒』とはストーリー,キャスト,スタッフどれもまったく関係がない。
レオーネ以上に徹底的な娯楽志向で,歴史考証など本当に適当,とりあえず決闘がカッコよければよいという感じ。
この前タランティーノがジャンゴを作ったが,それの元ネタがこれである。
レオーネ後期の代表作。
他の監督なら20秒で済ませるようなカットを無駄に5分以上使ったりと,現代人にはちょっとしんどいくらいの長回しが大きな特徴。
配給もハリウッドであり,大予算がかかっているため「マカロニ」の趣は既になくなりつつある。
スローモーションと巧みなカット割が最大の特色。香港映画のジョン・ウーにめちゃくちゃ影響を与えた。ということは『マトリックス』とかもこれの系譜ってことになる。
アメリカ映画もレーティング制になったため,暴力表現が解禁され血みどろの演出がなされるようになった。
ラストの破滅感は「アメリカン・ニューシネマ」というムーブメントにおける文脈からもよく語られる。
『駅馬車』,『捜索者』などで見られるインディアンへの扱いを再考させられる作品。
ベトナム反戦運動とかそういう文脈でアメリカ人が自分らのアイデンティティを見つめ直していたってことも念頭に置いて観るとよい。
ちなみに『明日に向って撃て!』や『やつらを高く吊るせ!』でもそうだけどこの頃から徐々に黒人兵も作品に出演するようになる。
古きよきハリウッド西部劇,マカロニ,ニューシネマなどといった一連の西部劇史を包括する超名作である。
ちょうどここらへんから彼も文芸性の高い監督と見られるようになってきた感もある。