はてなキーワード: 野次馬とは
彼女は私と同じ俳優を推しており、その俳優が出る舞台を観に行くためには何でもやっていた。
最前全通カテコゼロズレは勿論のこと、暇さえあれば手紙をしたためハイブラの洋服をプレボに突っ込み、物販で6桁は軽く飛ばすようなオタクだった。
今思えばリア恋も入っていたかもしれない。
私は同じ俳優こそ好きだったが、彼女ほど必死に追うことはしていなかった。
舞台の上に立つ彼が一番好きな私には、見づらい最前列端よりも後方センブロの方が良席に思えたし、プレを入れるくらいならもっと自分のことに使いたいと考えていた。彼女とは現場で数回しか会ったことがなかったが、SNS上ではそれなりに仲良くしていた。
彼女と、同じ彼を好きな人たちと彼の好きなところを飽きることなく何度もしゃべった。
私は、内心「またいつもの匂わせか」とあてにしていなかったが、野次馬根性全開で何があったのかと伺った。
彼女が見つけた情報は、世間一般から見て炎上案件というような内容ではなかった。
カノバレというにはグレーすぎ、クズバレというには確たる証拠もなかった。
見つけなければそれまでといえるほどの内容に、私はそんなものかと思った。
だが彼女は降りた。確保したチケットも何もかも全部売り払い、数日後にはアカウントも消してしまった。
私以外に教えてもらった内の何人かも、相当なショックを受けていたようで、あんなに賑やかだったTLはひっそりと静まり返ってしまった。
中には、「そんなにすぐ病むならさっさと降りろ」と遠回しに攻撃する同担もいた。
人はそんな些細なことで感情が反転してしまうものなのだろうか。
推し変して、彼を推していたことなどすっかり忘れたように楽しそうに過ごす彼女たちを見て、私はそう疑問に思った。
周りがどんどん降りていって、他にも彼のファンはいっぱいいるのに私は一人ぼっちのような気分になった。
そんな中、ある日推し変した元同担の一人が、彼について少しだけ話した。
「彼を推していると感情が不安定になって疲れる」とただ一言述べた。
私は、そういうことかと納得した。
降りていった彼女たちは、私の何倍も何十倍も何百倍も全力で彼を応援していた。
その分だけ、私より彼を推すことにひどく疲れてしまったのだろう。
好きだったことをやめるのは、いったいどんなに辛いだろうか。
彼女たちの辛さは、私のような弱いオタクには想像もつかなかった。
結局、私は彼を推すことをやめなかった。
これから先も、舞台の上に立ってキラキラ輝く彼を見続けていくだろう。
だが、あの時いっしょに彼を応援していた彼女たちと、観劇後に食事をしながら感想を言い合うことも、SNS上で彼について話すこともない。
私は、それがとても寂しい。
はじめに。
実に平均的な人数だと思う。
それがなぜか5人に増えた。
数字で見ると+2。
結婚した後に5年スパンで体の関係を持ったのは元カレだが、当時気持ちは冷え切っていた。
この数年間で、愛があるセックスも愛のない割り切ったセックスも経験した。
世間で芸能人の浮気・不倫のニュースが報じられるたび、どうして無関係な一般人が騒ぎ立てるのか不思議でたまらない。
もちろん当事者同士、加えて配偶者や子供にとってはたまったもんじゃないだろう。
だが、親族でもなんでもない。
一般人がなぜ騒ぎ立てるのか、興味本位かはたまた野次馬なのか。
なぜ日本は一夫一妻制なんだろう。
性欲が満たされない人もいる。
そう罵られたって構わない。
人生のパートナーを選んでも、100%何もかも一致して満足している家庭はどれくらいあるのだろう。
未成年に手を出すのは論外だが、成人している男女であれば、自分で自分の尻を拭けば良いだけの話。
ここまで書くと「お前毎日セックスやり放題か!」と思われるだろう。
合計月3回となる。
この回数を多いと見るか、少ないと見るか。
童貞や処女のまま30歳を迎えると、ネットでは魔法使いになれると例えられている。
じゃあ30歳になってもヤリチンやビッチな面々は何になるのだろうか。
少なくとも童貞や処女の方達よりも、確実に性病のリスクを抱えている。
街中を歩いている真面目風爽やか系の男性と、清楚系と呼ばれる女性の組み合わせ。
テレビに出てたら夢中になって見た。
車では彼女たちの曲を入れたカセットテープを親に流してもらった。
私が好きだったのはグループだ。
彼女が不倫した。疑惑が出た。火のないところから煙は立たねえ。
事実だろうと興味はない。
ただ日に日に嫌になってきた。なんで不倫したんだとか、なんで議員になったんだとか、そういうことに関しても、グループが好きなだけで誰派だとかすら考えてなかった私にはふーん、って、その程度だったのに。
いい思い出を一気に汚された気分になるんだよ。
人の不倫のニュースなんか積極的に流して思い出を汚して、偉そうに犯罪者の芸能人が上から目線で見当違いなことを話して、誰が求めてると思うんだ?
まだ素人ならできない荒唐無稽なことを金かけてやってる番組の方が見がいがある
誰でも言えるような野次馬目線の話。言葉じりだけ取り上げて、責めやすいとこだけ取り上げて、人を責めて、人を責めて、人を責めて
そんな汚い会話の後ろで流れる大好きだった曲。
電波だろが紙だろうが他人の関心事にリーチしないとおまんまが食えない
それが現状のホッテントリにあるジェンダー子育て互助togetterまとめサイトなのだ
昔からワイドショーはくだらないと言われつつ結局視聴者はそういうのを求めていたし
ホッテントリは耳目を集めるために一言言いたくなるような記事ばかりだ
なにか一言言いたくさせるってのはバズらせるときに大変効果的なテクニックである
リテラシー高めなこと発言をしている人でもこのテクニックにアッサリと釣られてしまうところが面白い
リテラシー高めだろうが低めだろうが結局下世話な話題に人が多く集まっている
自分とは嗜好と違うモノが世の中の流れだろうとしょうがないのだ
今日の帰り道、いつも点灯してる信号がついてなかった、というだけの話。
誰かに聞いてほしくなったので出来事ベースにメモ。得た教訓を最後にちょっと。
21:00くらい、雨のときに通過。ちなみに普段はあまり通らない道。
交差点は、バイパスの高架下を高架に沿って走る道と垂直に交わる道の十字路。自分は垂直に交わる方の道から交差点に入った。どちらかと言えば非優先道路になると思う。
交差点に入る少し前からなんかおかしくね?と思って徐行しながらいったん止まる。ちょうど対向車線側にポルテが来ていて、同じような動きをしているのを確認。やっぱおかしいよね、となる。
直後、左からきたワゴンRがノーブレーキで交差点通過。なんにも考えてなかったらぶつかって死んでた。
安全確認しつつ交差点を通過し、近くにあったコンビニに車をとめた。
道路の異常は道路緊急ダイヤル!と書かれたチラシが高速のサービスエリアのトイレによく貼ってあったのを思い出して、かけてみた。
最初は自動応答。首都高は一番、その他高速は二番、その他の道路は三番を押せと言われて三番をおす。中年男性が出た。以下会話。
分からなかった。
私「すみません分かりませんが、αバイパスの下を通る道路です」
相手「え、わからない?んじゃー、地図もってくるから、ちょっと待っててください」
相手(保留にしてなかったようで、かすかに聞こえた)「(えーと、y市、y市、、(数十秒)、、z交差点?z交差点?、、、すみません○○さん(上司?)、信号ついてないって電話なんだけど、場所がよくわからなくて)」
上司?「(あー、えー、信号?信号はうちの管轄外だからいいよ。対応してないから警察署に電話しろって言って)」
相手「もしもしー、えーと、あのね?、信号がついてないってことなんですけど、それはうちの管轄じゃないんで、最寄りの警察署に電話してもらえます?」
私「あの、道路の異常だと思うんですが、そちらではご対応いただけない、ということですね?」
私「分かりました」
管轄外にかけた私が悪いのだろうが、あまり気分のよい対応ではなかったなー、と思った。
以下やりとり。
私「ちょっと伺いたいんですが、αバイパスの下を通る道で、z交差点というのがあると思うんですが」
私「いつも点灯しているはずの信号がついていなかったのですが、、、」
私「全方向です」
私「よろしくお願いします。」
電話きれる。
すんなり。なるほど。
4.その後
「法改正を待てない。」
→まず、それでも待つべき。法律の問題だったら早くするように促すしかない。というか、どのあたりの法律が問題で、どのあたりを改正したらいいと思っているの?
→救済方法がリベンジポルノの肯定と拡散って頭おかしいでしょ。被害者を守りたいなら、被害者の話をきくなり、支援するなり、専門機関に相談したりするのが一番。
極論、「まさに自殺しようとしている知らない人がいて、その人が相手を殺そうとしている」時に、本当にその人を救いたいなら一緒に殺そうとはしないでしょ。別の救う方法たくさんある中で、不法行為を助長させてどうするんだ。
→弁護士と警察はさんで話しているから普通だせないでしょ。あと、男女の問題なんて、100%本当か、100%うそか、みたいなはっきりとする話じゃない。その中で、「不倫をしたのは本当ですが、ここの部分は違います」みたいなコメントをだすの、出す義務も責任もない。なんで野次馬のためにそこまでしないといけないの?
何度もいうけど、芸能人でもなんでもない、普通のエンジニアにちょっと毛が生えた程度の人間に対して、そこまでの説明責任を負わせるのおかしくない?
NHK総合で夜11時にやってるニュース11で、コメントをツイッターから拾って流れるのね。これが本当に酷くて辛い。
ツイッターで#NHK11 というタグをつけてツイートすると、画面の下にユーザ名付きで流れという仕組み。多分制作会社で多少のフィルタはしてると思われる。
これが本当に低レベル。
ツイートした本人は評論するつもりで書いたのかもしれないけど、骨髄反射で書いたみたいな浅はかで無知を晒すコメントばかり。とても軽薄。
ユーモアのかけらもない。
誰に何を伝えたいの?それは誰の意見なの?どういうロジックでそう思うの?野次馬のような事言って恥ずかしくないの?
せっかくニュース見てるのに、ワイドショー見てるような気分になる。
みんなあれ見てイラっとしないの?
かぐや姫の物語やレッドタートルを「やーいジブリのくせにコケたコケた」とメディアがはやし立てたりしたのもそういう世間の意識によるところがありそう。
映画祭って商業要素の少ない鑑賞会っていう役割とビジネスとしての見本市っていう役割が表裏一体になってるけど、
鑑賞会で褒めてもらったっていうのをビジネス的なセールスポイントにするっていうことに違和感が出てきてるのかもね。
審査員は娯楽作の売り込みをしようと思ってるわけじゃなくて良いと思ったものを推挙してるだけだし。(いろいろあるのかもしれないけど建前ではね)
映画批評がちゃんと機能してれば日本でも他人の推薦するものを見に行くスタイルができてたのかもしれないけど、
批評家が信頼されてないから、なんとなくすごい賞とったから野次馬根性でみんな見に来いみたいなプロモーションになっちゃうんじゃないだろうか。
世界三大ファンタスティック映画祭の存在意義をわかってくれる人とか今の日本でそんないないのかもしれない。
まずこういったファン数が多い作品だとどうしても頭のおかしいファンが出始める。すでにその兆候もある。そういった一部のファンを面白おかしく取り上げ「これだから○○のファンは」と作品の本質の外から叩くのは常套手段。
けもフレのメディアミックスが進めば自ずと失敗する物も現れるだろう。まず発表からリリースまで早すぎる感のあるゲーム。ゲーム内容がどんな物になるのか今の時点では分からないが、アニメと同レベルの楽しさが期待されているのは間違いない。
しかし期待したより思ったほどでなければ恰好の餌食にされるだろう。初期FGOや今話題のシノアリスみたいなことにならなければいいが。
さすがに原発やネトウヨにまで絡めた叩きは笑って見逃せるが、叩きが過激化すれば頭のおかしいアンチとファンの間でどうでもいい論争も起こるだろう。それで得するアフィブログはさらに煽る。
そもそも犯罪ってのが個人にしろ法人にしろ人格に関わるもので集団に定義ができない。
そこで苦肉の策として中に犯罪をするとおぼしき、した経験がある、かさねて犯罪をするおそれがある要因を含む団体としているけどそれでいうと「刑務所からでてきた人を雇う企業」もその範疇に入りかねない。
そんなことは改めていう必要がないと思うけど、その上で団体や組織に対してその時点での構成している個人すべてを対象に行動を起こせる法定義が今論点なわけ。
人で生垣をつくって中でなにかしててもバレないって手段が暴力団で、それを株式会社やら養子縁組で民事にしてたり外部からその犯罪行為が確認できないように隔離しようと集団を使って行動してるのがおおよその暴力団体。
それを認定したものがしてるおそれがあるから立ち入れるって法だけじゃいまつらいって事。
たとえばこわもてのお兄さんたちが並んで立っててその向こうで暴力行為が行われていても通報できない雰囲気とか止めに入れない雰囲気にする、そこで行われたことについて首謀者が代わりのものを差し出して危険要素は社会に放たれたまま、というのが組織犯罪の例だけど、これを特定のそれを目的とした団体以外でも発生したりさせたりする要因が現在にはあるからなんとかする方法はないのかと。
たとえば救急車で救える命が野次馬で道をふさがれてまにあわなかったらどうか。ただの野次馬に人命救助の責任をおわせることはできないけど、ツイッターで「みんな道ふさげwwwwwwぜったい助からねえwwwww助ける意味のない命」などで一般市民で無関係な非暴力層が行動したらどうなるか。人しぬだろ。
同じように「テロ組織の崇高な使命感に感化された」とかいう一般人なんかも発生しえないとはいえないだろ。
そうなったら、首謀者もみつけられないし、実際に行動して問題に関与した人間も関係ないといいきれて、かつ問題行為が目の前で発生したり進行していた場合は何で取り締まってどう救済するんだよって話だよ。
まあSNSで風評炎上のあおりをうけていわれのない被害を一方的にうけるやつがでてきても「残念」で済む国家をお望みならそれでもいいだろうとは思うよ。
以下追記
なんでも悪さをする団体と決めつければ無実の構成員も含め一網打尽にできて抑止力になる危険をはらむという問題について。
基本的に法律に則って、ことに刑法に則って「被害者の発生する事案が犯罪」という定義を改めていえばその先へ理解が進むのでは。
合唱団が犯罪行為とおぼしき隠喩を含む楽譜を持ち集まることは共謀「罪」にはならないが、それが特定個人や団体などを対象に明確な目的があれば「罪」なろうということ。
「本当の正義のために悪人を指摘する行為が結果集団的行動で仮に被害者を発生させる事につながるとはいえ、その善行の芽を摘むことになるのか」については憲法そのものの人権尊重、いくら罪人でも暴力行為などで抑止といった「被害」を発生させることを許容しない、警察に通報しなさいってこと。
少し前に近くで火事があったことをタイナイが話したがるので、俺は適当に話を合わせていた。
「そういえば疑問なんだが、似たような火事でも野次馬の数に大きな差があるのを見たことがあるんだが、あれって何が違うんだ?」
「うーん、単に観測範囲の問題じゃないかな。わざわざ自分から観測範囲広げるほど暇な人って少ないだろうし」
俺にはイマイチ区別がつかないのだが、彼らなりの線引きが存在するらしい。
「……で、画像をここで貼り付けて投稿っと。SNSにも更新報告しとかないと」
タイナイはタブレットから手を離すことはなく、俺と喋りながらも器用に操作をしていた。
「うん、ブログのネタになりそうだ。ちょっとセンチメンタルな感じで書いて……おっと、その前に写真も撮っておこう」
タイナイはインターネッツに強い関心があり、これもその一環らしい。
「飽きずによくやるよ」
「ホットでセンセーショナルな話題だからね。僕のようにそれを語りたがる人間がいて、見聞きしたがる人間も多いのさ」
「理解に苦しむ話だ」
「まあ実際問題なぜ関心が強いのかってのは、僕もよく分かってないけどね。分からないままでも、分かっているつもりで追従や迎合して楽しめるのが流行の良さともいえる」
そこまで俯瞰しているのに流行の波に身を任せるタイナイが、俺には酷く歪に感じた。
「おや、マスダの弟じゃないか」
タイナイの見ている方に俺も目を向けた。
弟と、よく連れ立つ仲間が歩いていた。
「あ、兄貴。丁度よかった」
何が丁度いいのかはよく分からないが。
「そう、その時の話なんだけど。二件目でボヤ騒ぎがあったでしょ」
弟が経緯を話す。
「ふぅん、なるほど。僕はその声を聞く前に立ち去ったから分からないけど」
「その時『火事だー!』って騒いだ人が、兄貴たちのクラスメートの人なんだ」
「クラスメートの誰だ」
「名前は覚えてないけど、ほら……魔法少女になりたいだとか言ってて、結局はならなかった」
「今日は見かけていないと思ったけど、別の所でウォッチしていたんだね」
「その人に連絡取れない?」
「ああ、ちょっと待て」
「まあ直に返事はくるだろうから、その間にお前たちで出来ることをやっていたらどうだ」
「出来ること?」
「その火に何か目的があるかもしれないなら、また同じ場所で起こる可能性は低くないんじゃないか?」
その言葉に弟たちはハッとする。
コロンブスの卵的発想のように感じたのかもしれない。
「そうだよ、その可能性を忘れてた!」
「よし、あの河川敷に戻ってみよう」
「じゃあ、僕も付いていこうかな。もしかしたらネタに出会えるかもしれないし」
「そうか。じゃあ、こっちにカジマから返事が来たら連絡する」
「兄貴も一緒に来るんだよ。その方が円滑だろ」
当然のように弟はそう言った。
それに呼応するかのように、シロクロとドッペルが身構える。
ここで下手に渋ると無理やり引っ張っていきそうな勢いである。
俺はため息をつきながら、重い腰を上げることにした。
しかし、その規模は彼らの期待に応えるような代物ではなく、小さい煙がもくもくとあがっているだけだった。
「燻り!」
「……って、単なるボヤ騒ぎじゃねえか。しょうもない」
「この程度でハシャげるかっての」
「まるで大火事みたいに言いやがって。ぬか喜びさせんじゃねえよ」
野次馬はすぐさま散っていった。
弟たちも帰ろうとするが、仲間のミミセンはその場から動かない。
何かを考えているようだった。
「どうした、ミミセン」
「いや……このボヤ騒ぎ、なんだか不自然だなって思ってさ」
弟たちは、しみじみと辺りを見渡す。
違和感の正体はすぐに分かった。
「そうか、火元だ」
「これだけ周りに燃えているものがないのに、今これは燃えている。つまり人為的な、しかも時間がそれほど経過していない状態ってことだ」
弟たちもそれには気づいたが、その意味するところが要領を得ない。
「私も違和感あるけど、その火元を作った人間が近くにいるはずじゃない?」
「野次馬が来たせいで居心地が悪くなって、どこかに行っちゃったとか? たき火って条例で禁止されているらしいし」
「それもあるかもしれないけど、気になるのはこの火の“目的”が謎ってことだ。焚き火で温まろうだとか、何かの調理に使うだとか、そういう類のものじゃないだろうし」
「私、不思議なんだけど、何だかただ燃やしているだけのように見える」
「或いは、別の何か……」
「“別の”って、何だ?」
不可解さに弟たちは頭を抱えて唸る。
その状況を打破したのは、意外にもドッペルだった。
「……この火を起こした人に聞いたら?」
消極的なドッペルは恐る恐るといった具合に喋る。
その言葉に弟たちはハッとする。
コロンブスの卵的発想のように感じたのかもしれない。
「そうだな、それが手っ取り早い」
「こういうのは、第一発見者から話を聞いて、手がかりを探るのが定番だ」
「『火事だー!』って騒いでいた人がいたよね。その人が誰か覚えている?」
「よし、その人を探そう」
「やあ、マスダ」
「あ、センセイ。どうも」
センセイとバスで乗り合わせる。
相変わらずセンセイは新聞を読んでいた。
自然災害、事故などで起きた炎の様相に、ある種の美意識を感じるだとか。
「ああ、私も見たことがある」
「また奇妙ものが流行ってますよね。そんなに喜々として眺めるようなものじゃないと思うんですけど」
「理由?」
「大昔、獣から身を守るためだとか、明かりにしたり、食物に熱を加えたりとかは習ったことがあります」
「ああ、人間に知恵をつけた代表格といってもいい。そして今なお様々な事柄に利用されている。人間にとって火とは、身近な存在なんだ」
「だからこそ惹かれる、と?」
「さあな。だが視覚的に、何かを引き付ける力があるのだろう」
「走光性の虫みたいですね」
「ふっ、案外そんなものかもしれないな」
「でも、こうも繰り返していたら、すぐ飽きそうな気もするんですけど」
「そうだな、同じことはやればやるほどつまらなくなる。そうしてマンネリ化し、徐々に下火となる」
「あ、上手いこと言いますね」
センセイはそっぽを向く。
顔色は窺えないが、耳元が紅潮しているのが分かる。
どうも、そういうつもりで言ったわけではなかったらしい。
「まあ……ブームなんて、いずれもそんなもんですよね」
「そうだな、或いは……」
「なんです?」
「……いや、滅多なことは言うもんじゃないな。忘れてくれ」
その時、バスの揺れが止まる。
センセイがいつも降りる場所に停まったようだった。
「さて、私はここで失礼するよ」
『或いは……』
センセイは何を言うつもりだったのだろうか。
火を目当てに集まってきた野次馬の声が、サイレンに負けないほど鳴る。
その野次馬の中には、弟たちもいた。
「うおー、生の火災だー」
「この規模の生火を見たの初めてかもしれないなあ」
「天まで焦がせ~」
「シロクロ、危ないからこれ以上は近づくなよ」
緊張感のないリアクションだが、そこにいる野次馬たちは誰もが似たようなものだった。
それからしばらく経って火が鎮まり始めると、野次馬は徐々にまばらに散っていった。
「いやあ、途中で魔法少女が消火に参戦してきたのは激アツ展開だったなあ」
「正体知っている私たちがいたのに気づいて、バツが悪そうだったけどね」
弟たちが余韻に浸っていたその時である。
「火事だー!」
弟たち、周りの人たちは、その声の方向に大きく反応する。
「今日は厄日だな。見に行こうぜ!」
ダテコーの事をよく知らない人や見下したい人ばかり寄ってたかってると感じる。
ダテコーは、ネトゲでいう、「ちょっとLVも装備も足りてないけど変わった攻略法を試したいから付き合ってくれる人募集!」ってシャウトしてるPTリーダーみたいな人だと思う。ネットで叩いてる人は、その「ゆるい募集」を見ずに入ってきて、自分では絶対にPTを立てないけれど、入ったらリーダーの指揮とかメンバーの振る舞いの至らなさに悪態をつく、他人への要求が高すぎる人と被って見える。ダテコーがやっていることは、メジャーで洗練されたビジネスライクな効率PTとは違う性質のもの。仮にてさぐれ部活もの以上の大ヒットを当てたとしても、ひねくれ者のダテコーは大手制作会社のような作品は作らない気がする。自分の信じる「ゆるさ」や「面白さ」を表現するために、永遠にチープでマイナーなもの、悪く言うとキャスト・スタッフや視聴者の好意に甘えた、アットホーム感のある作風にこだわりそうだと私は感じる。そして、そういうスケールアップをあえてしない道は、茨の道だけれどもアリだと思っている。
ダテコーはバウンスィという制作会社を経営してるけど、アニメ業界の人はほぼいない。カネがなく(資本金350万だよ)、テレビ業界とコネがあり、メンバーは構成作家や演出家、音響技術者くらいの10人少々。アマチュアレベルのMMDに手を加えた3Dモデルを動かす人形劇アニメにもかかわらず、大手アニメと肩をならべて放送枠をとっている零細ベンチャーみたいなもの。だから大手制作会社と同様の条件でやろうというのは無理ながらも、キャストを含め作風に共感してくれるスタッフの好意と熱意に支えられて、もがいているチャレンジャーという立ち位置。しかも彼はツイートしてるように、キャストに約束した給料は不払いせずきちんと払ってるし(あくまで大手制作会社とくらべて安いから申し訳なく思ってるって事だろう)、自身は会社設立以来1年間無報酬でやっていて、貯金もほぼないそうだ。局で作家をしていたころは一般サラリーマンの3倍ほど貰っていたらしいが、テレビ局の構成作家は3000万稼いで一人前という世界から身を引いた方なので、ベンツを乗り回してみたいなネットの噂で僻んでも仕方がない。ともかく、稼いでいるのに金払いをケチる悪い人間、という風評は悪意的だと思う。
彼を追ってきた人なら分かると思うけれど、実際はクソ真面目で、言われてるような声優アドリブ芸や内輪ネタに頼りすぎた作風を良しとせず、脚本や音響などスタッフ達がきちんと仕上げて編集する作品作りにこだわっている人。だからこそ、現場がそういうディレクションを軽視して「やっぱ声優さんすげーわ任せるわ」ってなるたびに怒って監督をやめている。職分を超えて、声優の負担を増えさせる不健全な状況には敏感な人だ。実際BDのノーカット版などをみた人ならば、編集はじめクリエーターたちのすごさが伝わっていると思うし、最終回の作り方などには、彼の美学を感じさせられる。
あのツイッター発言についても、本意と違う悪意的な捉え方ばかりされていると思う。本意としては、自虐的ながらも、「ウチは普通のとこと違うし当然売れないもんだから、普通のビジネス感覚でやってくる人とはお互い良くない、俺たちはファミリーが欲しかったんだけど残念だ」くらいのことだと思う。私は別に条件が合わなかった相手をdisる意図はないと感じたし、その条件が合わなかった人のことを指して「技量がない」と言っているようには思えなかった。このへんはネットで西野さんが炎上してた時にも私は思ったんだけど、みんな悪意的に捉えすぎている。「ダセー」だとか「お金の奴隷」は西野さん自身に向けられた言葉だし、自分がお金にこだわって可能性を閉ざすやり方を一部改めたからといって、お金(対価)を大切にする普通の人たちを貶す意図は感じなかった。むしろ、西野さんにも石舘さんにも、普通の人達に対して理解を示す言葉があった。それすらも乗り越えて、それを用意周到な言い訳とみなし、煽られたように捉えてしまいカチンとくる自意識過剰な人が多すぎるように思う。自分の労働ぶりを自虐的に捉えている人がそれだけ多いのかもしれない。
ともかく叩いてる人らは彼を典型的なアニメ業界の監督だと思って、「こういう奴がいるから業界は…」と感じているようだけれど、ここまで語ってきた文脈を捉えてもらえれば、ピントがずれていることが分かると思う。業界の薄給問題でほんとに叩くべきなのは大手制作会社で、彼のようにテレビ業界とのコネとアイデアで飛び込んだベンチャー社長みたいな人を叩いてたら、余計に業界は健全化しないと思う。カネはないけどツテとキャストやスタッフの好意に上手に甘えつつ、アニメ業界に切り込んで新しいカタチを提案していく、そういう立ち振舞は資本力のある大手には許されないけど、ベンチャーとしては参入が許容されてしかるべきだ。そういう遊びを許容しないと、市場に新しい風は生まれない。もちろん、労働法の範囲内でだけど。そこは実際にはおそらく問題ないのに、彼が自虐的な言い方をしすぎるせいで、問題のある労働が行われていると勘違いさせている。新しい風と言ったけど、低予算のMMDアニメだとか、リアルタイム3D人形劇の先鞭をつけたのはダテコーだし、実際人を選ぶけどファンはついてるわけだよ。キャストだって、弱小ゆえの至らなさやダサさをネタにして監督をイジる事は多々あれど、ツンデレというか作品も監督も基本愛しているように思う。そういう文脈を捉えてない人や、一般企業で安くこき使われてる人たちの怒りが、ダテコーというアニメ業界を代弁できないイレギュラーな存在に矛先を向けてしまった。本来アニメ業界の大企業のおエライさん方に向けるべき正論を、辺境の霧の中にぶちこんで無駄にしている感じがする。ダテコーの言うことは、クリエイティブの、しかも不安定なベンチャー分野で通用する、熱意の方向性に関する局所的な話なのに、クリエイティブ業に携わることも、ベンチャーにジョインする人脈や熱量とも無縁な性質の勤め人たちから、「一般常識」で殴られている感じが、見ていて本当につらい。
堀江貴文さんなどもそうだけれど、内面がクソ真面目すぎるせいで強い思想をもち、世間から見ると変わったことをやっていて、世の「普通」に一切媚びない人種の方々は、無頓着だからすぐに炎上してしまう。何に無頓着かって、自身のやってきた文脈を一切とらえずに一般論に基づく感情で殴りかかってくる人たちに「誤解」されないための言葉選びや長ったらしい自己説明をまったくしない辺り。そういう異能たちが、出る杭だと叩かれてノーマライズされる方向に圧力が掛かるのは悲しいことだ。
それはさておき、私はダテコーのような新興の弱い買い手が、背伸びをせず等身大の報酬しか出せないけども、その弱さを隠蔽せず、詐称せず、そして契約を強要せずにいる姿勢はとても誠実だし、ホワイトだと思う。「ウチは小さいから相場ほど報酬あげられないけど本当にいいの?考え方に賛同してくれるとかじゃないとやってけないよ?」と正直に言った結果、断られ続ける。それは愚痴りたくもなるけど、むしろ倫理的には賞賛されるものだと思う。取引は双方の合意があって成立する。そのことを売り手(被雇用者)に常に自覚させ、選択権を与え、冷静に賢い判断をしてもらうことは重要なこと。売り手側が考えるまでもなく、お利口な買い条件しか提示しない、良い所しか見せない企業ばかりだと、判断能力が育たなくて恐ろしいし、画一的でいびつ、非現実的だと思う。経済的に未熟な企業から、成熟した企業まで、さまざまあっていい。経済的に未熟な企業はどうしても無い袖は振れない、これを理解せずに「相場を払えないなら経営するな」という人ばかりだと、誰もPTリーダーをやらなくなる、もとい起業しなくなる。もう少し、柔軟性があってもいいはずなんだ。「ボッタクリでも時と場合によっては買うぜ」って人が稀にいるのと同様、「多少安売りしてでもこの会社この人とならコラボレートしたい」という希少な人の存在を、「賃金」のポリコレ棒で生まれる前に消滅させてしまってはいけないと思う。最低賃金だとかダンピング防止みたいな例外はあるものの、基本的には、どんな値段をつけるのも自由であるべきで、そっちの基本部分の方を甘く見ている人が多いように感じる。ボッタクリにも理由があり、存在価値がある。だから絶対悪ではない。自分が買い手の場合にそういう考え方ができるのなら、自分が売り手(被雇用)側になったときに同じ考え方ができていいはずだ。自由状態でこそ市場は成長するし、人間としても取引に多くを学び、成長していくんだと思う。市場の失敗が起こるとしたら、大体は倫理にもとる行い、ズルをしている場合。産地を偽ってボッタクリ価格を正当化している、とかね。そういう訳でもなければ、一方的にすべての企業に「十分な(平均並の)支払い」を求めるのは、経済理解に暗いがゆえに計画経済的な発想になっている人なのかなと思わせる。イラストレーターの買い叩きとかクラウドワークス的なのが批判される時、企業にもっと払えと言う人がその無理筋ぶりに無自覚なのと同じで。
話を戻すと、彼を叩いている人たちは、経済的に未熟な企業を許さないんではなくて、ダテコー側が倫理的に未熟な企業だと思いこんで叩いているようだ。もちろん倫理的に未熟な企業ということなら、市場の失敗をもたらすから零細でも大企業でも許容されるものではない。ただ、その判断をするのはネットの野次馬ではなく、労基署とか公的機関だけれどね。今回のダテコーの件の場合、ダテコーの側は経済的には未熟な企業だけども、倫理的には叩かれるほどの問題はないと思う。若い零細クリエリティブ企業としてはむしろ身分相応で卑屈すぎるくらいで。これがワタミのような余裕のある大企業で、そのくせ相手に判断させる余裕も与えず洗脳に近いことをして雇用するのだったら大問題となって然りだけれど。
あと、叩いている人たちに感じた疑問がもう一つあって。そもそも、一企業が、従業員を養う責任を負うのが当たり前のように思われているけど、重すぎると思う。そういう考え方をしていると、日本の労働環境はいつまでたっても全体的にブラックなままだと思う。企業はおのおのの身の丈にあった、妥当な配分を労働者に与えればいい。それで足りない場合、国が負担する。それはナントカ手当だったり、ベーシックインカムだったりしてもいいけど。そういう考えが前提になってほしい。経営者だって人間だし、完璧ではないし不安定な存在だ。会社が小さいうちは、自分の人生ですら支えられるか分からない。経営者も若い事が多いし。だからもっと柔軟に、雇用区分だとか時間を変えてワークシェアを進め、流動性を高めて、一企業に人生を預けるようなとんでもない常識を変えていかないといけないと思う。労働をフォールトトレランスな分散型に。
他人に求めすぎる悪態ネトゲプレイヤーがPTにありつけなくなる問題の解決策は、PTリーダーに対する期待値を下げること、あるいは気楽にPTを立てれる空気をつくることだ。そういう考え方が出来る人が少しでも増えて欲しいと思う。人生はしょせん、すべてがごっこ遊びで、全ての人がなんらかのロールを演じているにすぎない。お仕事も、特に日本人のお仕事は、お仕事ごっこだ。そんなに崇高に考えて、他人に崇高さを求めてもどだい無理なんだ。もちろん、実際に崇高度が高くて「強い」企業の横暴には敏感になって良いけれど、相手の顔が見えないネットだからこそ、相手ももしかしたら弱い人間なのかも、と想像することはとても大事なことだと思う。慈しみを。神のご加護を。
もし、これが増田だから本人乙とか関係者乙と穿った見方をする人がいたとしたら不本意なので、一応自己紹介すると、私は中部地方に住む32歳職歴なしのニート(家事手伝い)です。
真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。
いい質問だ。
答えはNOである。
なぜなら、利用規約とは愚かな人間でも分かるようにだとか、愚かな人間にそれを守ってもらうためにあるのではない。
社会通念を理解できぬ愚か者をつけ上がらせないためのモノだからである。
世の中には色んな……本当に色んな消費者がいる。
顧客の知能をいちいち選別していられない以上、企業側は色んなケースを想定して運用しなければならない。
ルールとシステムをがっちりしないと足元を掬われることになるのだ。
そして、よほどのことがない限りは社会通念を理解できぬ消費者よりも、そんな消費者対策の詰めが甘い企業が悪いというのが現代の社会通念なのである。
もちろん、愚か者のためにどうするかを考えるのは企業の方なので、そういったエピソードが出てきたら私たちのような野次馬は、愚かな顧客も詰めの甘い企業をも肴に焼酎をかっ食らえばよい。
ああ、私は下戸なので遠慮しておく。
いい質問だ。
アイドルなどにたくさんのチョコが送られているのは知っているよな。
現実的に考えて、恐らく送っている側も食べてもらえるとは思っていないだろう。
実在しない人物、二次元のキャラクターにすら送るケースも珍しくないらしいからな。
まあ、ああいったものは送る気持ちを具現化したわけで、それ自体は問題じゃない。
だが、やはりチョコが勿体ない。
そこで私が考えたのは造花ならぬ「造チョコ」だ。
食べてもらえないなら、最初から食べられない物でも問題ないはずだ。
素材は全て可燃性で、燃やしても変な成分が出てこないものばかりで地球に優しい。
もちろん、「造チョコ手作りキット」もあり、個性を出したい人や手造り派にも応える。
ゆくゆくはチョコだけではなく、贈答用に使われることの多い食べ物も扱っていく。
これは売れるね!
Q.結局どういうルール変更があったの?
A.今騒がれている変更は「①エクストラデッキからモンスターを出せる場所がフィールド中央の一箇所に限定された(公式名称:EXモンスターゾーン)」
「②新しく追加されたリンク召喚によりリンクモンスターを出すと、そのモンスターから伸びた矢印で示されたモンスターゾーン一つがEXモンスターゾーンになる。
A.手札を数枚消費するリンク召喚を絡めないと、エクストラデッキからのモンスターを大量に並べることができなくなった。
シンクロ召喚(レベルを合計してエクストラデッキからその合計レベルのシンクロモンスターを呼び出す)
エクシーズ召喚(同じレベルのモンスターを複数枚並べて重ねることでエクシーズモンスターを呼び出す)
ペンデュラム召喚(2枚のモンスターをスケールとして用意し、そのスケールの間のモンスターを一気に複数呼び出す)
をそれぞれ併用して、エクストラデッキから強力な破壊・妨害効果を持つモンスターを並べて相手を制圧するのが環境で強いデッキの戦法だった。
しかし、今回のルール変更でその定石とも言える戦法に待ったがかかったため誰もこれからの遊戯王がどうなるかわからない。
A.現在情報ソースが雑誌フラゲな上、その雑誌の紹介記事に関しても細かい相互作用への説明が不十分なためプレイヤー側も困ってる。
Q.なんで現役プレイヤーは怒ってるの?
A.前述の通り、現在の遊戯王の戦歩はエクストラデッキからの大量展開だったので、それを噛み合う高レアリティのカードが高いレートで取引されていた。
ここ昨今の遊戯王シリーズのアニメもエクストラデッキからの召喚を軸にして戦うキャラをメインキャラとして大勢出しており、当然彼らの切り札の大型エクストラモンスターが人気。
そんなところに今回のルール変更が来たので、今までできてたことができなくなり、それによってカードの人気・価値が落ちるから怒っている。
Q.カードが2円で取引されてるし、買取停止の店も出てるし大暴落してるんでしょ?
A.してない。オークションやネットショップを見ても分かる通り、殆どのカードの価格は据え置き。
原作での活躍もなく、エクストラデッキからの大量展開で利用されるようなエクシーズモンスター(つまり、性能でのみ価値の高いエクストラデッキのモンスター。今回のルール変更の煽りをかなりウケる)もほとんど値下がりしていない。
ただし、一部のカードは1ターンの間にエクストラデッキからシンクロモンスターを複数並べて、それをさらにシンクロさせて出すのを前提としたデザインだったため価格が落ちている。代表的なのは今月出たばかりのコズミック・ブレイザー・ドラゴン。
おそらく、カードショップ側としてはルール変更の価格に与える影響が全く読めないため買取を停止、あるいは「実質的な停止」として2円買取を行っているものと思われる。
Q.結局この記事で何が言いたいの?
A.まとめサイトの文面に踊らされて「遊戯王終わったんだな」って話を広める奴はバカ。
普段まとめサイトに躍らされてる人間を批判してるなら尚更バカ。
これでもかなり絞って説明してるので、これで何かがわからないと思うなら素直に「よくわからんから黙っておこう」と思ってくれ。