「文庫本」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 文庫本とは

2014-03-07

ネコ大好きリスキー

ネコつきマンション』なんてのが、ちまたで流行っているようだけど、ネコを飼うのはなかなか大変だ。

ネコ基本的に飼い主のことなんかそっちのけで、ふらりと出て行っては、ずいぶん長い間帰ってこなかったり、

ともすると突然帰ってきたりする。

子猫連れて帰ってくることも(稀に)ある。

で、こっちが増えた新入りの世話に追われて、てんやわんやになっているのを横目に、古残のネコどもはエサだけ食べて、あとはぶらぶらしている。

のんきなもんだよ。

まあでも、子猫カワイイ。おとなネコも、おおむねカワイイ

俺は、ずいぶん長い間、ネコさま方とは懇意にさせて頂いている。

一人暮らしを始めた時に、入居した部屋がたまたまペット可で、雨の日にずぶ濡れになっていた黒猫保護した。

それ以来、知り合いから引き取ったり、野良屋根になったりしたりで、どっぷりネコ生活を続けている。

もう10年になる。

ある、平日の昼のこと。

その日、大学講義がなんかの理由でポシャって、友だちにもハブられた俺は、部屋でひとり優雅に茶でも飲みながら読書、と決め込んだ。

寂れた古本屋店頭に100円で置いてあったやつを値段に惹かれて買ったのがいけなかったのか、文庫本はあまりに退屈だった。

いつしか読書に飽きた俺は、一人がけソファで、つい、うとうとした。

すると、ニャーと声を鳴らして、足元にネコが寄ってきた。

ん?こんな奴いたっけ?

当時のうちは野良のたまり場になっていて、常時2匹は滞在していて、ぜんぶで10匹位はいたと思う。

そのなかに三毛猫はもちろんいたけれど。

はて、こんなにスリムな美形さんはお目にかかったことがない。

いや、やや、顔のパーツが離れているか

説明しにくいのだが、鼻に対して、目と口が若干離れている。でも、顔自体は大きくない。

こっちが見つめていると、嬉しそうに、ニャーともう一度鳴き、俺の足元をグルリと周る。

いやしかし、俺ってばネコちゃんにモテモテですねえ。次から次へと取っ替えひっ替え、まったくお盛んなことですねえ。こんな調子彼女もできればいいんだけど。だがしかし全然脈が無い、どころか女の子と付き合いがない。なぜならば理系まっしぐら男子大学からである。当然の帰結である出会いが欲しい。どこかに無いか。バイトでもすればいいのではないか。バイトすればネコの餌代もまかなえて貧困生活から脱却できるのではないか。でも俺がバイトしている間、こいつらの面倒は誰がみるのか。

なけなしの仕送りから、出費だけが増えていく。

俺はため息を付いて、足元の新入りを見た。

すると、新入りのネコは、ピタリと動きを止めた。

こっちに顔を向けたまま、微動だにしない。

あれ?なんか、さっきより目の位置が離れていないか?

よく見ると、鼻も下がっている。口も離れていく。

そういえば、他のネコの気配がしない。いつもいるはずのネコ達が今は一匹もいないようだ。窓の外からは何の音も聞こえない。

冷や汗がつたう。目をそらす事ができない。

ネコの顔は、どんどん離れていった。

凍りついたように固まっている。

やがて、顔には何もなくなったが、顔をゆっくり前後に揺らして、


「ゔあ゛あ゛あ゛あ゛」唸るような音を出した。

そこで目を覚ました。通りを走る車の音が聞こえた。キッチンからガサゴソ音がするので、他の連中もいるんだと思う。

もちろん足元にネコはいない。

2014-02-20

Kさん

http://anond.hatelabo.jp/20140220134409

 

日曜から様子がおかしいので、

何事かと思いましたが、案の定増田に書いてましたねw

 

はいあなたストーカーです。

 

冗談はさておき。

覗き見はダメです。

置きっぱなしにしたのは失敗でしたが、

メモの紙は真ん中じゃなくて、

ポケットのところに入れているはずなので、

Kさんが見たこと、わかりました。

 

メールででも疑問に思ったら聞いてくれればいいのに

こういう流儀がいいのかしら、

と思いますのでこの場でお返事いたしますね。

 

人は、してもらったことより、

してあげたことを覚えているのだそうです。

私の本棚の、文庫本がいっぱい入っているところに、

横においてありますピンク背表紙です。

 

私の元カレの話、しましたよね。

あと、私がどういうふうに今まで別れを経てきたのかとか。

聞きたがったから話したじゃないですか。

 

それで、ワガママいっぱいだった私は、

ピンク背表紙の本を読んで、

実際にやってみよう、って思ったんです。

 

あなたがしてくれたことばっかり書いてあって、

気持ち悪かったですか?

怖かったですか?

人に見せる用じゃなくて、

Kさんが好きな攻殻機動隊でいうところの、

外部記憶、のようなもの、ですw

 

もしイヤなら、やめます

 

私が「嬉しかった!」って思ったことだけ書いているので、

正月のコトとかは書いてないでしょ?

そこまで見てないかな。

 

あと、爆弾発言をすると、

私の使ってないほうのバタフライちゃんには、

Kさんの後ろ姿とか、

寝顔とか、

そういうの、いーーーーーーっぱいあります

 

でも、私、Kさん

私の寝顔とか、

料理してるところとか、

隠し撮りしてるの知ってますから

これはお互い様ですよねw

 

じゃ、そんなかんじで。

もし、気がついてくれたら

LINE待ってます

 

あ、あと、いくら退社時間間際だからって、

会社から書くのはどうかとおもいます

 

Kより。

彼女がすげー怖い・・・

彼女スーパーに買い物に行っているとき

いつもカバンに入っていた手帳無造作に机の下にころがしてあった。

 

俺はその手帳に気が付かず最初蹴っ飛ばししまったので、だらしねぇな、と思いながら彼女の鞄にしまってやろうとしたら、

手帳に挟んであったらしき紙が落ちてきた。

 

そこには

○月×日 誕生日プレゼント(マフラー手袋)

○月×日 喫茶店(ケーキセット/ミルクレープ紅茶)

○月×日 トイレットペーパー取り替え

○月×日 夕飯(▲▲▲でパスタセット)

彼女の文字で殴り書きしてあった。

 

これ、彼女が俺にしてくれたことじゃない。

俺が彼女にしてあげたことだ。

 

少し震えながら紙を挟んであげようと思い、手帳の中程を開いたらウィークリーリフィルのページだった。

そこにも同じように俺が彼女にしてあげたこと(大きなことも小さなことも)が書いてあった。

プレゼントの内容だけだったらこんなに怖く思わなかったと思う。

例えばスーパーで俺が細かいのを多くだしたことなんかも書いてあるんだ。

 

なんだこれ、すげえ怖い。

その日は手帳をそのままにして何事もなかったかのように過ごしたんだが、明日の夜に夕飯に行くことになっている。

また手帳に書かれるんだろうか。

なんで書いてるんだ…トイレットペーパー交換したことなんて書かないでくれ…。

http://anond.hatelabo.jp/20140219175828

Kさん

http://anond.hatelabo.jp/20140219175828

 

日曜から様子がおかしいので、

何事かと思いましたが、案の定増田に書いてましたねw

 

はいあなたストーカーです。

 

冗談はさておき。

覗き見はダメです。

置きっぱなしにしたのは失敗でしたが、

メモの紙は真ん中じゃなくて、

ポケットのところに入れているはずなので、

Kさんが見たこと、わかりました。

 

メールででも疑問に思ったら聞いてくれればいいのに

こういう流儀がいいのかしら、

と思いますのでこの場でお返事いたしますね。

 

人は、してもらったことより、

してあげたことを覚えているのだそうです。

私の本棚の、文庫本がいっぱい入っているところに、

横においてありますピンク背表紙です。

 

私の元カレの話、しましたよね。

あと、私がどういうふうに今まで別れを経てきたのかとか。

聞きたがったから話したじゃないですか。

 

それで、ワガママいっぱいだった私は、

ピンク背表紙の本を読んで、

実際にやってみよう、って思ったんです。

 

あなたがしてくれたことばっかり書いてあって、

気持ち悪かったですか?

怖かったですか?

人に見せる用じゃなくて、

Kさんが好きな攻殻機動隊でいうところの、

外部記憶、のようなもの、ですw

 

もしイヤなら、やめます

 

私が「嬉しかった!」って思ったことだけ書いているので、

正月のコトとかは書いてないでしょ?

そこまで見てないかな。

 

あと、爆弾発言をすると、

私の使ってないほうのバタフライちゃんには、

Kさんの後ろ姿とか、

寝顔とか、

そういうの、いーーーーーーっぱいあります

 

でも、私、Kさん

私の寝顔とか、

料理してるところとか、

隠し撮りしてるの知ってますから

これはお互い様ですよねw

 

じゃ、そんなかんじで。

もし、気がついてくれたら

LINE待ってます

 

あ、あと、いくら退社時間間際だからって、

会社から書くのはどうかとおもいます

 

Kより。

http://anond.hatelabo.jp/20140219225721

2014-01-23

AMAZON

アマゾンって便利そうで微妙

電子書籍は便利なんだけど、電子書籍じゃないものが大半だから普通に買おうと思っても無かったりする。

洋書かばかり買ってしまうんだけど、これが普通の本も電子書籍ならなあ。

エロ漫画単行本とかは電子書籍らしいけどさ。でも、雑誌とかは電子書籍じゃ無い。雑誌電子書籍なら鉄で買うのになあ。

岩波文庫電子書籍にしてくれー

  

あと、オナホを買うんだけど。

だいたい、午前中に頼めば15時くらいには来る。

午後頼んだら翌日。

まあ、寝る前に頼むのなら全く問題ないんだけど、抜きたいときにサッと届かないのがだるいね。

なんつーか、人気のオナホ&ローションセットなら1時間以内に届くとかそういうパックシステムが欲しいね

  

食品も、レアな肉とか買ったりするのはいいんだけど。ちょっとね。

届くのが1時間とかなら利用しやすいんだけど、ちょっとね。

  

  

まあ、結局。

電子書籍もっと増やして。雑誌文庫本電子書籍基本にして

アダルトグッズ食品は、1時間で届くレギュラーパックって奴をつくってよ。待てない。これさえ出来れば、「リアル店舗<<<アマゾン」だよ。

  

ってことか。

  

あと、アマゾンは、できれば価格破壊してほしい。

食品特に

クッソ安い米とか、

クッソ安いパンとか。

そういうので日本の底辺を助けて欲しい。

月1,2万円で十分飯が食える社会にしてほしい。

頼むぜえ。

  

http://blog.livedoor.jp/remsy/archives/51822273.html

パスタはクッソ安いらしいな!

買うわ!

彼氏持ちの先輩とホテルに行った

ずっと俺を可愛がってくれている彼氏もちの女の先輩がいた

美人ではないが可愛い系で、雰囲気でいえば天然でふわふわした感じ

ラブプラスでいえば寧々さん、まどマギでいえばマミさんのような(たとえがオタで申し訳ない)

この間二人で飲みに行くことになり、たわいも無いことを沢山喋った

先輩は酔うとボディタッチがやたらと多くなり反応しそうになってしま

俺はぼんやりと先輩を酔わせてあわよくばヤレないかなーとかも思っていた

ところが俺が緊張で飲みすぎてべろべろになってしまい、ふらふらでまともに歩けないほどになってしまった

かっこ悪い…と思いながらも「俺酔いすぎたんでホテル行って休んでもいいですか」と聞くとまさかのOK

ヒャッホーと小躍りしたい気持ちと飲みすぎた吐き気を抑えながらラブホの部屋へ

すると先輩は「大丈夫ゆっくり休んでね」と言って俺をベッドに寝かせ、

ソファーに座って読書灯をつけ、文庫本を読みはじめた

(えっ・・・先輩ほんとに休むだけと思ってる・・・

ホテルOK=ヤラせてもらえると思っていた俺がものすごく汚れているように思えた

しばらくすると先輩はソファーで寝始めた

一緒のベッドに寝るのはよくないと思ったらしい(ベッドで一緒に寝ません?と誘ったが断られた)

無防備にソファーで寝る姿を見てムラムラしたが先輩の純粋さを考えて襲わないことにした

朝になったらふつうに解散した。

よく考えたらあれは先輩の遠まわしなOkサインで、上手いこと誘ったらヤレたかなぁと考える

チャンスを逃してしまたかもしれないと少し後悔。

2013-10-17

通勤ラッシュ日本の癌だと思った話

都内勤務なのだが、少し前から、今にして思えば些細なことでうつ病にかかって休職している。

今はだいぶ立ち直っていて、復帰のためのリハビリ段階。

会社に行くわけじゃないが、ちゃんと朝起きて、外に出て、夕方家に帰って、夜遅すぎない時間に寝る生活を続けている。

勤務に支障がない生活が可能だと医師に判断されれば晴れて復帰というわけだ。


で、その中で久々に通勤の真似事もやっているわけだが、これに尋常じゃないストレスを感じた。

そもそものうつ発症の理由だったわけではないが、こういったストレスが積み重なっていたのも原因の一端だったんじゃないかと思った。


言うまでもなくすし詰めの車内。一本逃したら死ぬと言わんばかりにホームを駆ける人々に、

いっそ引っ張れよと言いたくなる混雑なのになんとか押し込んでドアを閉めようとする駅員。

外はもう涼しい季節なのに車内は蒸し暑く、もともと汗をかきやすい体質の俺にはつらい。

座席はおろかつり革を掴むことすら運が必要で、届かなかったら隣に倒れこまないよう神経を尖らせる必要がある。


べつに今は始業時間に間に合わないといけないわけではないから、何本か見送りながら休み休み目的地に辿り着いたが、

休職前はこれを毎日続けていたのかと思うと自分にびっくりするし、今後の復帰も少し不安にならざるを得なかった。


以前はどうやって耐えていたのだろうと思い起こすと、不快感を紛らすために自分を押し殺していたような気がする。

とにかく耐えるために気を逸らすのだ。Twitterでも文庫本でも今日仕事でも音楽でも自殺願望でもなんでもいい。

死にたいなーこの電車事故らねーかなー」と頭の中で唱えて小一時間過ぎ去れば、オフィス自体は快適だ。

汗を拭い、一息入れてから仕事に取り掛かる。

同じようにホームを歩き、車内に詰め込まれる他のサラリーマンも、多かれ少なかれ自分と似たような体験をしているんじゃないか


でも、これって本当に必要ことなんだろうか。


答えはわかりきっている。こんなもの必要なわけはない。

だって通勤しなくていいならこんな苦痛を味わいたくはない。


この癌がなくなれば、いや少しでも軽減されれば、みんなもっと気持ちよく働くことが出来るんじゃないか

そんな当たり前のことに、今になって気付いたのだった。

2013-09-13

久美沙織の書いたMOTHER3小説が読みたかった

http://anond.hatelabo.jp/20130912120735

なんかMOTHER3の話が増田に上がってて、ふと「なんで3のパーティキャラって俺女とか義足のオッサンとか犬とかへんに奇をてらったキャラばかりにしたんだろう、1や2と同じように、最初の3人は赤い帽子少年と金髪の女の子眼鏡がよかったのに」なんてMOTHER3の不満だった点を思い返していたところで、「そういえば小説版ジェフって後天的事故が原因で義足なんだったな、3のパーティ3人目のダスターと同じじゃん」と今初めて気がついた。

思えば2のジェフの「生き別れ同然の科学者のお父さんがいて、父と微妙確執があるちょっと育ちのいい感じの少年」という設定も、1のノベライズおい久美沙織が造形した「小説版ロイド」の設定がそのまんまだった。

ゲーム版ロイドの父は息子同様にゴミ箱に入った状態で話し掛けて来る職業不明の気さくな人物である一方、小説版ロイドの父は「ギーグに捕らえられて敵のロボット兵器の開発をさせられていた気難しいマッドサイエンティスト」で、ジェフの父親であるアンドーナッツ博士に非常にキャラが近い。2のノベライズあとがきによると、あまりにもゲームジェフの設定が1の小説版ロイドそっくりだったので「同じ子じゃ書くのつまんない」と思ったがゆえに、久美氏はジェフにとんでもないオリジナル設定(※両足の義足とその原因となった事故トラウマ)を追加してしまったのだという)

1の小説版からゲームの2に、2の小説版からゲームの3にリンクする「3人目の仲間の共通点」を糸井氏の意図的ものと見るのはあまりに突飛すぎるかもしれないが、意図的にせよ偶然にせよ、7年ぶりに思わぬ発見を得て少しいい気分だ。元増田に深く感謝したい。


Amazonで売られている久美沙織MOTHERノベライズは「作者はキャラヒイキし過ぎ、女の子アナポーラ)がビッチ過ぎ、オリジナル要素入れ過ぎ」とそりゃもうボロクソに言われつつも随分なプレミアがついている。

彼女はもともと凄まじく悪ノリ&長文&脇道癖のある作家であり、かつて小説版ドラクエの4〜6(特に4)を執筆した折などは想定読者年齢層を全力でブッチした筆の冴えを見せつけたことで(主に悪い意味で)その筋では有名であるゲームでは「なんか魔族の王」程度しか設定されていなかったデスピサロの魔界での鬼畜イケメンぶりとロザリーに対するロリコンぶりを描写するために、実に第1巻の約3割を費した耽美と難解を極めるオリキャラだらけの序章を筆頭に「ドラクエ小説版」という単純な単語に惹かれた全国の無垢な少年少女を疑問の渦と睡魔の淵に叩き落としたものだ。

あれに比べたら小説版MOTHER脱線ぶりなど屁のようなものであるが、それでも1の地底湖における妙に淫靡な13歳同士のラブシーン、著者本人も認める2のタイトル詐欺MOTHERではなくBROTHERになってしまった)などは、精霊ルビス伝説を初めて読んだ小学生の頃から意味などろくすっぽ訳も分から彼女の文章を刷り込まれて育った増田のような重度の奴隷信者には溜め息のひとつで済ませられても、彼女作風を知らずまっとうなノベライズを期待して本を開いた方々には怒髪天ものであっただろう。


前述のような久美沙織ノベライズ奴隷信者たる増田が、開発中だった64版MOTHER3サブタイトル(豚王の最期)を聞いて思ったことは想像に難くないだろう。勿論「次の小説版どうすんだろ」の一択だ。

ネタバレをすると、小説版の2のポーキーゲームと違っていずこかへ逃亡しない。2の小説は一冊で完全に独立完結している。

ゲームよりかなり陰惨な設定を付け加えられ、死んだ方がマシじゃねえかと言う酷い目に遭わせられはしたものの、色々あって小説版の彼は救われ、オネットのはずれの家で弟達と仲良く幸せ暮らしている。

1では原作通りの「ジョージマリアに育てられた宇宙人の子供」だったギーグを、2では設定を完全無視して「多次元宇宙からやって来た、人間寄生して成長する凶悪宇宙怪獣」というわけのわからんものに平気で変えてしまった久美沙織の事であるから、恐らく3のノベライズ一筋縄では行かないだろう、どのような味付けをするつもりなのだろうか、とゲームも発売しないうちから想像してわくわくしたものだ。


だがいかんせんゲーム原作である3の発売まであまりにも間が開き過ぎ、残念ながらその間に久美氏の小説家としての執筆活動はほとんど行われなくなってしまった。

ゲームのものの出来が賛否両論で関連グッズ制作予算が割かれる可能性も少なかったろうから、どのみち彼女が現役だったとしてもノベライズの発売はなかったかもしれないが、今でも久美沙織によるMOTHER3小説はどんなものだったのだろうと思いを巡らし、赤い背表紙文庫本が3冊並んで棚に並ぶ事を願わないことはない。

多分ダスターは作者の好みの傾向から言って超かっこいい男になるだろう。ウェスは「ふしゃしゃしゃしゃ!」などと変な笑い声を上げるようなゲーム以上のしゃかりきジジイとして描かれ、一般プレイヤーなら名前すらウロ覚えであろうタツマイリ村の一住民の視点でまるまる一章が描かれることになるだろう。サルが主役の章なんかすごくそうなりそうだ。コーバのヨシダさんやマジプシー、ヨクバあたりのキャラそのままで彼女の筆にとてもよく似合うから、きっと笑ってしまうほど魅力的に描かれるに違いない。

そういうどうでもいい細部の事は想像できるのに、MOTHER3という物語彼女がどう完結させるのか、ポーキーというラスボスにどのような結末を用意するのか、自分程度の貧弱な頭ではとても想像できない事が悔やまれる。


増田MOTHER2小説の中では、ハッピーハッピー村の教祖であるカーペインターについて書かれた下記の文章が一番好きだ。(ちなみにゲームに登場するカーペインター氏は、別段このような性格設定や過去があるわけではない普通の中ボスである

少年の頃、彼は、痩せっぽっちで病弱で、ひどく不器用でした。学校はいいところを見せるチャンスがありません。おまけに常用していた薬の副作用で顔がゾンビみたいに青かった。気味悪がられて、いつもひとりぼっちでした。こころを通わせることのできる友達が欲しくて堪らなかった。でも、どうすれば、ひとに好かれるような人間になれるのか、ちっとも分からなかったのです。

せつない気持ちをぶつけるために、教祖は絵かきになりました。さまざまな青の濃淡で描かれた彼の絵に、希望共感を見出すひとたちが現れます。寂しいのは、彼だけじゃなかったのです。悩んでいるひと、困っているひと。ひと見知りで、ともだちを作るのが苦手なひとたちと、助け合って暮らしたい。そう思ったので、一生懸命働いて、この、人里離れた谷間の土地を買いました。誰でも、来たいと思うひとを歓迎する場所、みんなが他人を脅かさずに静かに過ごすことのできる場所として、ハッピーハッピー村を作りました。狭い画布ではなく、大地そのもの空間のものを、青いっぱいで埋めるのが、彼の夢でした。


平素の地の文では「今週のハッピーハッピー信仰大賞佳作受賞者は、ご近所一帯に青大将三百匹を放したヌリ村のジョン作さんです!」などというクソみてえな悪ノリを平気で書くくせに、彼女はこうやって時折、心に突き刺さっていつまでも離れない文章を書く。忘れられない文章がいくつもある。

から未だに彼女の書くMOTHER3物語をずっと諦められずにいる。


久美沙織が大昔に書いたゲームノベライズのことなんて知っているマニアック年寄りは、いかネット広しといえどもきっとあまり沢山はいないだろう。「翠の髪のボウシャルマン/王宮付きの軽業師」なんて小説版ドラクエの作中詩の一節をググったところで出てきやしない世知辛いご時世だ。

それでもこうして長文を形にしておけば、そのうちこれを見つけた同じ気持ちの誰かと思いを分かち合えるんじゃないかと思い書き残しておく。

2013-09-01

http://anond.hatelabo.jp/20130901102804

http://anond.hatelabo.jp/20130830202223最初トラバ先)

http://anond.hatelabo.jp/20130831142238自分の記事)

元増田の人が2nd Seasonを書いてくれたので、こういった若い人たちに役立ちそうな知識をさらに追記してみたい。

(実は若くなかったら申し訳ない)

念のために書いておくけれど、僕は最近ラノベ専門学校の実態は知らないし、体験入学に行ってみて入らないというのは、優れた判断だと思う。

実際に教師の質をどう担保しているのか不透明だし、やはり意識の低い学生も多い。(自分の時は、おおよそ2割=10人は中退した)

教師は別に仕事を持つ社会人が多く、どちらかというと偏った業界の偏った人格人達で、しかも扱う分野が本来主観的ものであって、生徒への評価も心情的になりやすい。

それに、最近ラノベブームで、雨後のタケノコのように学校が開かれているのかもしれない。

そういったところはやはりノウハウも無いだろうし、授業の質も低いだろう。

(余談だが、僕が通学していた当時は、まさかこれほどラノベ流行するとは正直誰も思っていなかった。ただ、先生は「これからミステリー小説のように定番ジャンル化するだろう」と予言していた。涼宮ハルヒも出ていない頃だ)

から専門学校に通わないというのは、比較的低リスク・低コスト賢明な判断だと言える。

しかしながら、元増田が挙げてくれた問題について、それを断定のまま終わらせてしまうのはもったいない

特に3番目の問題、

でも、文章を書く営みって、そんな秩序立ったものではないですよね?

もっと柔らかくて、鵺のように捉えどころがない。そんなものを『教える』ことなんてできるんですか?



は、創作を志す人間が当然抱いて然るべき疑問だ。

元増田が残念なのは、この深い疑問を、専門学校体験入学ときで解決してしまった気分になっていることだ。

僕自身、先生に教わったり罵倒を受けたりしながらも、この疑問に突き当たった。

そして、学校の内側と外側の両方で、この問題について世の中の頭の良い人達がどのように携わってきたか、それなりに気にしてきた。

これから、僕の認識できた範囲での参考資料を挙げようと思う。

おそらく、以下の参考資料を全部精読し、実習を行い、誰か信頼できる人から客観的添削を受け、頭だけではなく全身に技術をしみ込ませることができれば、決して取り戻せない数百万円と数年を賭して専門学校に行く必要など、皆無だろう。

また、下記ばかりでなく、もっと体系的でしっかりした知識が学べる大学なり海外大学なりケンブリッジオックスフォードもあるかもしれない。

そういったものがあると分かったら、単純にそこへ行くべきだ。

「文章作法」について



文芸的な文章を除く基本的なライティングについては、古典的な書籍がたくさんある。

下記2冊は、ここで紹介するのが恥ずかしいくらい基本的な書籍だ。

日本語の作文技術
理科系の作文技術


「文章作法」について、上記以外



さて、上記のような確立した情報伝達技術ではなく、独自の表現をしてみたり、人を感動させる文章を書きたい場合、そういった技術は教える・教わることができるのか?

それを体系的に扱うことは確かに難しい。そもそも人の感情であったり、表現から受け取る印象が非体系的だからだ。

からといって、先人がそれを教育世界で取り扱おうと努力してこなかったわけではない。

どうしても総論ではなく各論になってしまうが、それでも個人的に見て良書は多い。

「文章作法学校教育のように教えられない」結論に至るのは自由だが、下記書籍を全部読んでから至っても決して遅くない。

読みやすものから順に挙げる。

文章表現400字からのレッスン
新作文宣言


「作文」の価値を捉え直した、文章表現入門書。作品でも製品でもなく、純粋な「作文」そのもの価値を再発見している。

文章表現法講義


大学講義をまとめた本。固いタイトルに反して、極めて柔らかい語り口で柔らかい内容を講義してくれている。

だけど、書くことの意味について、「美」について、とても鋭い視点であふれている。

レトリック感覚
レトリック認識
レトリックの記号論


前の文章でちょっとだけ出した。レトリック、つまり、文章で人の心を動かすための体系的知識(!)を取り扱っている名著。

レトリックは長らく馬鹿にされていたらしい(結局、ただの言葉のあやではないか?)が、それを感覚論・認識論記号論観点から再評価した名著。

なぜ直喩隠喩より優れた修辞技法になり得るのか? といったことが詳しく書いてある。

新しい文学のために


大江健三郎による文学論。そもそも小説文芸作品とは何を目指すものなのか? といったことを明確に書いてくれている。

それは同時に、読者としての私たちが誠実な文芸作品の中に何を求めるべきなのか? ということでもある。

文章読本


文章読本は色々あるが、その中でももっと実践的と言われる丸谷才一の本だ。

歴史的仮名遣いで読みにくく感じるかもしれないが、内容そのものは平明だったと思う。

しかし、いまなぜか手許に無いので詳しいことは書けない。「ちょっと気取って書け」くらいしか思い出せない)

小説の諸相


E.M.フォースターによる文学理論Amazonで8000円くらい。僕はカチグミなので古書店1000円で入手できた。

ストーリーはあまり美しい要素ではありません」という衝撃的な宣言が印象に残っている。

ナボコフの文学講義 上
ナボコフの文学講義 下


最近文庫本で読んだ。

小説というものを本来どう味わうべきか? どう書かれるべきか? という熱のこもった講義録だ。

ロリータ」を読む視点が変わる。

まだ見ぬ書き手へ


新装版が出るんだ……。

芥川賞を最年少(23歳)で受賞しながら、文壇に属せず、独りストイック小説を書き続けている作家文学指南書。

テクニックの本ではないが、ここで明らかにされている執筆姿勢には衝撃を受ける。

アウトサイダー(上)
アウトサイダー(下)


ホームレスをしていた25歳のコリン・ウィルソン大英博物館一気呵成に書き上げた文芸評論書。

アウトサイダー」というキーワードのもと、文学美術舞踏哲学などなどを横断的に眺め渡した名著。

本気で読むと人生が狂う。

日本文学史序説〈上〉
日本文学史序説〈下〉


先の記事で書いた。全日本人が読むべき。

なんだかこういう本のことを書けるのが嬉しくて、ついかっとなってリストアップしてしまった。今は反省している

偉そうに書いたけれど、結局は僕も文学界新人賞名前が小さく載ったくらいの実績しかない人間で、そんなには当てにはならないだろう。

しかし、僕自身が当てにならなくても、何が当てになりそうかの感性結構あるつもりだ。

教育における教師とはそういうもので、自分ができなくても人の作品を見て添削できたりはする。

オリンピック選手だってコーチはいるのだ。

失敗している人からだって、むしろ失敗している人だからこそ学べることもある。

そういった人達の行く末をよく見て、やはりラノベなんかやめて、楽しくOSエディタコンパイラでも作ろうと思って欲しいのだ。

2013-08-13

見えてる世界がかわったのでちょっと聞いてほしい

ショックでテンションがあがってるので、いきおいだけで書く。

今日、「ソフトコンタクト」を手に入れた。

私の目というのは、近視な上に乱視も激しく、

裸眼だと視力検査の一番上もわからないし、

目を細めないで街灯なんか見ると、灯りが7個ぐらいに分身して見える目だ。(もちろん本物は1つ)

なので今までは眼鏡、もしくは、ハードコンタクトを使用して生活していた。

そのハードレンズの買い替えの時期がきて、今回はソフトレンズにしてみようかな、と思ったのがはじまり

乱視はいっているので、今まではハードだったけど、こんだけ技術進歩してたらソフトでもいけるんじゃない?

ぐらいな気持ちで、買い替えて、つけてみて、驚いた。



「なんかモノが全部一回りでかい!!!


隣にいる眼科の先生がさっき(眼鏡着用時)よりも大きい!

読んでる文庫本サイズがでかい

いつもの帰り道が広い!

自分の家のドアも思ってたより大きい!

ああ、ほんとにいきなり全部大きくなったからびっくりしたよ。

思えば小さい頃から視力が悪化していって、

それに伴い眼鏡補正もどんどんきつくなっていってて、

眼鏡をかけると、補正分モノが小さく見えるのは知ってたけど

裸眼でいるのは短時間で、ぼんやりしか見えてなかったか

体感」の大きさと「見えてる」大きさにこんなにズレがあったなんて気がつかなかった。


元の大きさで、くっきり見えるようになってはじめてわかった。

というか、今でも目の前のモノの大きさがちょっと信じられずにいる。ほんとに?

目がいい人はこんな風に見えてたんだなぁ。

20年ぶりぐらいに、世界が大きくなったよ。

2013-08-07

http://anond.hatelabo.jp/20130807132414

歩きスマホに限らず昔からワザと肩ぶつけてくる奴はいる。

俺は基本のび太から何度も文庫本落とした。

仕事憂さ晴らしなんだと思うけど、そういうことする奴ってほんと気の毒だなと思うわ。

犬に噛まれたと思って諦めるのがいいよ。

2013-07-19

大の大人が本を読む必要がどこにあるの

http://anond.hatelabo.jp/20130718220603

はてブの新着に上がってたこの記事を途中まで読んで勢いで書いた文章だけど。

スマホちょっとした新聞記事を読むのはまだ分かるんだよ。

俺が電車の中で時間潰しにネットを見るのと同じことだし。

でもハードカバー文庫本新書本を読む理由はどこにもない。

仮想現実空間なんかに没頭するより、現実世界の方が楽しいだろ?

海外に行くまでもなく、日本、いや、自分生活範囲でさえも、新しい発見をすることは、何歳になってもできる。

本で何かに気付いたりしても、所詮本の中のことだ。

それよりも、現実世界で体を動かしたり、実際に手にすることができる道具なりガジェットなりを触るほうがいいじゃないか

体感覚のないことをして、何になるのだろうか。

ストーリーのある小説のことになると更に分からない。

子供の頃漱石・鴎外にハマったが、大人になって、あまりにも小説時間を奪われたことに、恨みに近い感情を抱いた。

軽薄な癖して、何十時間時間ばかり奪っていく。

こんなコストパフォーマンス最低なこと、アホらしくてやっていられない。

本なんて読む意味が、どこにあるんだろう。

うまく改変できませんでした

2013-05-15

小さいカバンの人って仕事舐めてるの?

たまにいるよね。書類どころか、文庫本数冊がやっとみたいな小さいカバンサラリーマン風の奴。大抵、見た目がチャラいけどwww

あいうのって、どうやって仕事するんだろ?と思う。

A4の書類すら、まともに入らないようなカバンで、まともな仕事なんか出来るの?

俺なんか、商売道具が多いから、小さいカバンでは仕事にならんわ。ノートPC数台を運ばなきゃならん場合もあるし、印刷した何十ページもあるような書類を客先に持っていく場合もある。

あんなカバンでは職務放棄なっちゃうよwww

2013-04-28

http://anond.hatelabo.jp/20130428222034

小説漫画で月一万も使ってたらすぐに床抜けない?

本置くスペースどんくらいあんの?

文庫本コミックスだけじゃなくて、単行本雑誌も買ってんの?

2013-03-29

ラノベ作家になりたい君へ

俺、ラノベ作家になって印税生活するわ的なノリ

匿名で失礼します。

突然ですけど、俺はラノベ作家です。

学生時代デビューして、兼業を経て専業作家になりました。

といってもここ一年ぐらい出版出来てないので、正確には『売れないラノベ作家』という言い方のが正しい。

更に言うと、現在収入源はゲームシナリオ外注作業がほとんどなので、零細シナリオライターと言ったほうが(ry

まぁ、俺はそんなどこにでもいるようなラノベ作家の一人なんですが

最近大学の後輩達が異様にラノベ作家になりたがっているのを見て、ちょっと危機感を覚えまして。

というのも、どいつもこいつも一様に

ラノベ作家って楽なんでしょ?」

文章力いらないよね」

印税で働かなくても(ry

とか、とにかく楽な職業だと思い込んでる輩が多いこと多いこと。

なんなんですかね、これ。偏見すぎてビビるわぁ……。

ラノベ作家は誰でもなれるが生き残るのは難しい

確かに、本屋ラノベ立ち読みすれば分かるが、書いてある文章は一人称で誰でも書けそうだし

展開は良くも悪くも萌えればいいと言われて、あながち外れではないし、今はレーベルが乱立してるから

デビューできるチャンスも非常に多い。

だが、楽して稼げる? ラノベ作家はおいしい職業

んなわけねーだろ、と。絵が描けないかラノベ作家になる~

就職だるいからラノベ作家(ry とか言ってる奴の口には、刺付きパイナップルをぶちこみたくなるね。

はっきり言って、ラノベ作家はなるのはそう難しくない。

3年ほど頑張って投稿してれば、実力もそこそこついて、どこぞの賞に引っかかるだろう。

俺は受賞までは2年ほどでした。

(その前に3年ほどネット小説で活動してた下地はあったが)

だが、生き残るとなると話は別だ。

生き残るっていうのは、定期的に本が出せて収入が途切れず

まぁなんとか印税暮らしていけてるレベルを指すとしよう。

正直、これは、かなり難しい。

詳しい理由は後述する俺のHPを見てもらえれば良いとして

下手したらラノベ作家分布はこんな感じだ。

売れる人:1% そこそこ売れる:10% 売れない:残り全部

遥か遠き理想郷。そこにあるは売れない作家の屍の山

例えば、大手電撃文庫なんかでも

下はバンバン打ち切りされるし、

中規模レーベルでも一巻打ち切りなんてザラ。

一回打ち切られると、企画からスタートなので

本になるまで半年近くかかるし、改稿作業も必要から

累計20万文字ぐらい書く。文庫本260ページの二倍っすよ。心折れずに書けますか?

ここで、しがみつける人と諦める人でふるいがかけられる。

まあ、ラノベ愛というか作家魄がなければ普通は諦める。

印税出版されなきゃ入ってこないし、編集者意見が合わなければ

いつまでも改稿が終わらずエンドレスサマーよろしく終わらない夏休み状態。

まだボカロ小説ワンチャン仕掛けたほうが

生き残る可能性あると思う。

もちろん、ラノベは当たれば大きい。夢もある。

自分の本が出たときは興奮する。無駄本屋に通ってしまうw

だが、ラノベ作家が楽そうと思ってるなら

考えを改めなさいということだ。

で、まぁラノベ作家を目指す人/ラノベ作家になれたけど

ホヤホヤで右も左も分からない人のためにHPを作ることにした。

新人ラノベ作家向け情報サイトです。

ラノベ作家処世術

http://ranobebook.sakuraweb.com/

こんなくだけた口調ではないが、

新人ラノベ作家特に社会人経験のない学生)に多い

ミスや思い込み、覚えておいたほうがいいTips

思いつくまま書いておいた。

(後はボカロ小説に対する個人的意見とか

 雑学コンテンツも少々)

ラノベ作家になるためのサイト情報は溢れているのに

ラノベ作家向けのマニュアルサイトがねーじゃねーか、ゆとりなめんなと

常々思っていたので、自分経験(失敗含む)を活かして作った。

俺と同じようなミスをして恥をかく人が減れば良いなと思う。

担当さん毎日催促してたら

「そんなに早くチェック出来るわけないでしょう?(怒)」

 って怒られた事とか)

一応、ライトノベル作法研究所さんやラノベ関連のサイトさんにリンクしてもらったが

いかんせん、HP運営は素人なので、どこでサイトPRすればいいかからなかったので

はてな匿名に投下します。

もし、お近くに新人ラノベ作家もしくはラノベ作家志望者の方がいたら

拡散お願いします。

編集者さんの胃腸にゆとりを与えるためにも、是非。

増田さんはまだ可愛いほうですよ。

 ひどい人になると、ツイッターで堂々と

 うちの編集部の悪口を言うんですから……。

 編集部ツイッターフォローしてるにもかかわらず……ハァ」

ラノベ作家がゆとればゆとるほど

編集者ゆとり休日は消えていく

仕方ないね人間だもの(死

2013-03-06

英語の本を読むのと近視の人間読書するのって似てる

あくまでも自分場合ね。視野の広さについての話になるのかな。

英語の本を読もうとすると、一単語ずつ拾って一文一文を完璧に理解してから進もうとする。

から英語の理解→全文の理解ってなるから時間がかかる。

で、自分みたいな近視の人間がごく普通日本語本を読む場合

そこそこ目を近づけないと文庫本が読めないレベルなんだけど、視界に入る情報が少なくて読む速度が上がらず効率悪くて時間かかって読書苦痛になってしまってつらい。

速読とかフォトリーディングとかあるけど、全体、あるいは行、段落単位で大雑把に見て、無意識的に補完して読みたい。

2013-02-25

http://anond.hatelabo.jp/20130225005411

早死にって何だよ

柳田國男なんて大往生じゃねえか

あと30年生きて著作を…ってそりゃ無理な相談

後半の主張のために、知りもしないのに適当書いただけか?

それとも柳田は120まで生きて神になるべきだったという主張か

結局あなたの論旨はフリーライダー叩きだろ?

現実クリエータが困ってるからコンテンツに金を払え、それ自体は分かる主張だけど

それと既に死んでる人間著作権についてはまた違う話だろ

没後50年たって青空文庫で読む、なんて慎ましいもんじゃねえか

ワープア文庫本買えねえ様な奴が柳田を読むんだとしたら、それは悪いことかね

ともかく、現代未来クリエータ利益を守りたいんなら

そのための現実的なシステムについて議論するより他はないんであって

それっぽい文章で匿名集団匿名で叩いても意味がない…

なんて、あなたも流石に分かってるとは思うけど

http://anond.hatelabo.jp/20130225005411

作品がパブリックドメインに入ることと、無料提供されるのは必ずしも同一ではないんですよね。

パブリックドメインの作品が有償提供されることもたくさんあります小説文庫本とか)し、逆に著作者の存命中無料で配布されることもあるわけですから。そこは分けて考えなければいけません。無料で配布されたらそりゃ誰でも嬉しいですけど、だから著作者に死んでもらって50年後に読みたいだなんて思いませんよ。

喜ばれているのは、著作者の死後50年という長い時間を乗り越えて、その作品たちが生き残ったこと。それがこれからも我々人類財産としてあり続けること。その底にあるのは著作者の生命創造性への敬意でしょう。そのような敬意を払い創造サイクルの維持を目指す制度として、適切な期間の著作権というものがあります。その期間は短すぎても長すぎてもいけないというのが通説です。

…というのは釈迦に説法かもしれませんが、思うところがあり書かせていただきました。

2013-02-07

経団連社長は、ラノベ読みを公言できない?

図書館リサイクル本で「放課後ジャンヌダルク」というラノベがあったので、

 お風呂読書として読んでみた。

 (小説以外の本だと、内容をメモりたくなるので、お風呂じゃ読めない・・・

 感想一言で言えば、

 「バブル期って、こういうラノベでも、ちゃんと売り物になったんだなあ・・・

 要約すると、

 「自分の可愛さに関する意識希薄ヒロイン」を巡り、

 「バンドメンバー恋愛バトルを繰り広げる」という話。

 不可解な事件がいろいろ起こるが、原因は「ヒロインを巡る争奪バトル」。

 ヒロインが好きな男の子を「ワナに嵌めよう」という陰謀ですな。

 「私みたいな、普通女の子が原因で、皆こんなに争うなんて・・・」と独白があったが、

 はっきり言って、イヤミのもの

 「素直に、自分の可愛さを認めなさい」と、風呂の中で、何回ヒロインツッコミ入れたことか。

 また、文体稚拙のもので、これだったら、今ケータイ無料で読める、

 大量のケータイ小説と、レベルは変わらん。

 ほぼ同時に「池袋ウエストゲートパーク」も読んだため、

 完成度・文体の歴然とした差に、唖然とした次第。

 このレベル小説でも、文庫本になって、作者がプロとして生活できてたって、

 ネット紀元前時代って、つくづく「いい時代」だったんだろうなあ。

 暇つぶしのツールが少なかった一方、皆収入が良かったから、

 500円程度で暇つぶし小説を買ってたんだろうなあ。

★よく経団連的な財界トップ同士が

 「中国古典を一緒に勉強する会」なんて開催したりしてる。

 

 まあ一種のサロンなんだろうが、なぜ経団連経営者は、

 「中国古典」が大好き・座右の書にしたがるのだろうか?

 一人くらい、

 「私は池袋ウェストゲートパークが好きです」

 とか

 「私は放課後ジャンヌダルクが好きです」

 なんていう経営者が、いてもいいと思うのだが・・・

 やはり

 「経団連社長たるものラノベ愛読書だと沽券にかかわる、

  やはり中国古典辺りを愛読書にしとかないと、社員に示しが付かない」という

 「ポジショントーク」なんだろうか?

2013-02-05

ファッションワナビども、よく聞け

俺は物語を書くのが好きだ。

物心ついたときからずっと好きだった

初めて物語を書いたのは幼稚園児のとき、大好きだった絵本を真似て色鉛筆と画用紙で小さな冊子を作った。

キャラクターから筋書きまでその絵本パクリで、とてもじゃないが創作と呼べる代物ではなかった。

でも俺にはそれが楽しかったんだ。

それからずっと、小学生時代中学生時代も、小説を書き続けた。

休み時間、校庭でドッジボールに励む同級生を尻目に、俺は教室執筆を続けた。

小学校高学年になるとさすがに恥ずかしくなって、学校では構想を練るだけにし、執筆するのは毎日家に帰るまで我慢した。

中学生時代漠然と重たい気分に付きまとわれて、その暗い情念を精一杯創作にぶつけた。

まあそれだけ書いてれば少しは成長するが、自分の書くものセンスを感じたことは一度もない。

語彙が増えて長い文章を書くことを覚えたくらいで、空想の中では傑作だったはずの物語も、完成してみればいつも支離滅裂な駄作だった。

作文の授業で褒められたことなんてないし(むしろ国語の点数はずっと悪かった)、意を決して自分の書いたもの友達に読ませてみても、手応えのある反応は返って来なかった。

から俺が小説を書くのは、ひとえに自分の満足感のためだ。

ずっと自分世界に閉じこもっているから友人も恋人もできなかったが、それでも俺は自分人生に満足していた。

だが高校に入学して、俺の人生は大きくカーブを切ることになる。

きっかけは入学式出会った一人の同級生だった。

俺が待ち時間に読んでいたドストエフスキー文庫本を見て、彼は声をかけてきた。

「僕はスヴィドリガイロフの儚い美学共感するよ。彼は豊かに暮らしているように見えてその実、生の孤独を見つめているんだ」

美化されているけど初対面からこういう感じの奴だった。

「ふぅん、俺はラスコーリニコフがいいと思うけどね」

そう俺が言うと、彼は眩しいくらいにニコッと笑った。

彼はマラルメブルトンを愛読する根っから文学少年だった。

そのうえ創作もするという。

俺は自分の知らない世界を知る彼に興味を持った。

そうして彼と仲良くするうちに、なりゆき文芸部に入部することになる。

考えてみれば自分からコミュニティに参加することなんて人生で初めてだったが、やはり自分と似た人が多かったのか、自然と馴染んでしまった。

それから楽しい日々だった。

何といっても生まれて初めて友達ができたのだ。楽しくないわけがない。

一緒に入部した一年生は例の文学少年以外にもう一人女の子がいて、彼女小説に熱い思いをもっている娘だった。

三人で互いにお薦めの本を紹介しあったり、俺の家に集まってだらだらくだらない話をした。

美術展に行っては批評家ぶって論評して、ときには高校生らしくカラオケボーリングもした。

そして新たな刺激を得た俺は、これまで以上に執筆に熱を入れるようになっていた。

友人の影響でシュルレアリスムの真似事をしたのは失敗だったが、それを除いても短期間にこれほど成長したことはなかったと思う。

事実、俺は高校一年生の冬、公募新人賞で念願の一次選考を通過することができた。

そう、たったの一次選考だ。笑ってくれてもいい。

これまで両手では数えられないくらい投稿してきて、初めてまともに読んでもらったのだ。

そのとき俺は泣きながらガッツポーズした。

次の日、友人たちにそのことを伝えるのが楽しみだった。

というのも、俺は自分の成長は彼らのおかげだと思っていたからだ。

殻に閉じこもって書いていた中学時代の俺は自家中毒に陥っていたと今になってわかる。

ずっと自分の書いたもの劣化コピーを粗製していたのだ。

でも高校生になって、文芸部に入って、彼らに出会って俺は殻を破れたのだ。

俺の中には彼らへの感謝の気持ちが溢れていた。

だが、俺の報告を聞いた彼らの反応は冷たいものだった。

へぇ、ふぅーん、そう、とか冷たい目をして言う。

ちっとも興味を示さず、退屈そうだった。

きっと新人賞には関心がないのだろうと思って自分を納得させようとした。

でも違った。

創作一生懸命になっているのは惨めだよ。世界はこんなにも素晴らしい書物で満ちているのに」

「えっ、お前何言ってんの……」

「つまりね、僕が創作をするのは、読む活動の一環なんだ。自分の書いたものなんてどうでもいい」

「じゃああのとき俺に語ってくれた創作へのこだわりは何だったんだよ! 一緒に頑張ろうって言ってくれたよな?」

するとずっと横で黙って聞いていた例の女の子が、

「あんたに合わせてあげてたに決まってるでしょ! そういえばあたしたち付き合ってるから! じゃ!」

と言って彼の手を引いて去ってゆく。

俺には何が起こっているのか理解できない。全然からない。

俺はしばらくそこに呆然と立ち尽くしていた。

創作は惨めだって? 一緒に夢を語り合ったのは嘘で、自分創作物なんてどうでもいいってどういうことだろう。というかそもそも付き合ってるってなんだよ。普通高校生かよ。文学に身を捧げるんじゃなかったのか?

俺は現実を受け入れられず、思考はぐるぐると同じ所を巡った。

やがて俺は気づいたのだ。彼はファッションワナビという生き物だったことに。

彼は難解な小説を書く自分に酔っていたのだ。

一読して意味がとれないタイプの作品の価値なんて、素人にはわからない。

から、「何となくすごい」で終わってしまう。

彼はそれをコミュニケーションに利用していたのだ。

本当はミステリアス文学少年キャラを利用して女の子を捕まえるだけの、平凡な高校生だったのだ。

そう思ってひとまず落ち着いたものの、いまだにひとつだけ気になっていることがある。

彼は女の子に手を引かれながら、俺の方を見て、目で何かを訴えかけていた。

そしてあの、入学式の日に見せたのと同じ、眩しいくらいの笑顔をしてみせた。

あれは何だったのだろう。ただ俺を馬鹿にしていたようにも思える。しかし……。

俺の身体が疼く。

彼をあのビッチから取り戻さなければいけない。俺はそう決意している。

彼を孤独から救ってあげられるのは俺しかいない。

何かがおかしいと思う冷静な思考はあっという間に駆逐され、彼を助けなければという強烈な義務感が俺の脳を支配していく。

2013-02-04

まおゆうアニメ化されたしVIPSSスレについて考えてみた


といっても例のSSではなく(つーか読んでない)、SSスレッドという媒体についての考察だけども。


まず、個人ブログ小説投稿サイトで発表される「SS」や「ケータイ小説」と、
2chの主にニュー速VIP板に投下される「SSスレッド」は別物である

前者と比べてVIPSSスレは劣る、という論旨ではない。
質がどうこう文章力がどうこうといった比較じゃなくて、
そもそもハナから別の表現媒体だと捉えた方がわかりやすいということだ。
両者の比較映画落語を比べるようなもので、どこかズレている(と思う)。

では、他のネット小説SSスレッドはなにが違うのか。
まとめブログSSスレをいくつか読んでネット小説と比べると、次のような特徴がわかる。

  1. 執筆と投下(=発表)が同時に行われる
  2. 読み手の反応レスも同じスレッド内に逐一書き込まれる
  3. 作品は1レス単位(約30行)で分割され、細切れに投下される
  4. 台本SS」と呼ばれる台詞だけの形態が多く、地の文を使ったSSは少ない
  5. 文章以外の要素(AAや挿し絵、BGMなど)も使える


このうち特に重要なのは2と3だ。
「文章による創作物」を発表する媒体書籍投稿サイトなどいくつもあるが、
作者が書いてるそばから読者の反応が“同じ画面上に”書き込まれる媒体SSスレッドぐらいだろう。
まりSSスレを読む者は、
作者が見せる登場人物の声」と、「読者の反応の声」という、二者の声を同時に聞くことになる。

また、作品自体も他の媒体と違って一度に全文を発表することができない。
2ch掲示板システムには行数と投稿間隔に制限があるからだ。
たとえばニュー速VIP板なら、3~5分おきに30行以内で書き込まなくてはならない。
この「量と時間の制約」が、作品に“間”を与える。

強制される時間的な制約と、その間にも挟まれる読者の声というノイズ
この二つがSSスレッドを仮想上の演劇空間として成り立たせている。

ようするに、VIPSSスレッドは「小説」ではなく「演劇なのだ

ここでなにかライブ映像を思い出してみてほしい。
演劇でもお笑いでもバンド演奏でもなんでもいい。

ライブでは、上演の時間やペースは作り手が決めるものであり、
受け手は同じ立場の観客たちとともに声をあげて反応を返す。
演者はあらかじめ予定していた作品を披露するが、
ときに観客の声に反応して、上演中にアドリブ差し込むこともある。

これは「完成品を一方的に送って、受け手自分のペースで楽しむ媒体
たとえば小説文庫本CD音源映画DVDなどとは全く違う。
(記事のはじめで通常の「SS」を映画に、「SSスレッド」を落語にそれぞれたとえたのもこの違いからだ)

まりSSが投下されるスレッド仮想的な“ライブハウス”として機能するのだ。
となると、まとめサイトはそれを事後的・俯瞰的に楽しむ“公演DVD”に当たるだろう。
仮に他の媒体で発表される小説作品を映画とたとえるなら、
読者との双方向性共時性が備わったSSスレッドは紛れもなく演劇である
(ちなみに、このようなスレッドという媒体演劇性は「ゲーセン少女」などの擬似体験談スレでも発生する)

残った特徴4、5もまた、基本的にはSSスレッド演劇性に由来するものである
VIPPERは3行以上読めない」といった言葉があるように、2chで長文は避けられる。
それはSSについても同じで、空行の少ない長文はまず読まれない。
だがSSスレについていうなら、長文が読まれない理由もスレッド舞台に似ているからだと思っている。

SSスレッド一期一会の軽いもので、イメージとしては道ばたの大道芸を見るようなものだ。
では、舞台上にだれ一人立たず、長ったるいナレーションけが延々と続くさまを想像してほしい。
話のつかみから無駄風景描写を重ねる語り方は、スレッドという舞台上ではこのように映るのだ。
これがSSスレ地の文が避けられる理由だと考えている。


そんなわけでワナビだったりときどきSS書き手だったりする観点から私感をまとめてみた。
まおゆうはよく分からないけど、いい機会だと思ったので。わかりづらくてすまん。
媒体演劇性はSSスレだけでなく、擬似体験談スレ解釈に関しても応用できる気がする。
特徴4や5で触れたSSスレッド特有の演出法(と、できれば具体例)については、気が向いたらそのうち。

2013-01-23

http://anond.hatelabo.jp/20130123084830

更に追記

模写する本は自分が書けるようになりたい方面の本な

小説なら小説、論説なら論説

書けるようになりたい文章は文芸なのか実用なのかはっきり決めてとりかかること

それとは別に論理思考はどちらにも必要になる、文芸でも人に感動を与えるには

状況や感情計算必要になるので。

別に本じゃなくてもいい、雑誌ネットの文でもおk

でも基本的に素人が書いた文章は参考にしないほうが吉

スキルがない人が同じスキルがない人の真似をすると

よほど勘がよくなければスキルある人の真似をするより上達の速度は遅いものになるため。

できない人間が物事の良し悪しを見定める目を持っていることはまずない。

プロの文章でも悪文はあるけどともかく校正を通してる文章の模写が無難

ちょっといい言い回し、というのはレトリックの域になる

日本語レトリック岩波ジュニア新書からでてる文庫本

中高生向けかな?これが入門書としていい気がする

あとことわざ慣用句辞典、ハンドブック的なものを一冊まるごと読んでおくと

言い回しにも使えるしネタにもなる

2013-01-20

私の読書は死んでいる

去年の11月

久しぶりに電車で出かけて、その帰りに何か読みながら帰りたいと思って、駅の書店文庫新書コーナーを周っていたら、好きな作家の新刊が出ていたので、すぐに買った。

で、電車の中で読み始めると同時に、違和感を覚える。

何か前にも読んだような気が・・・

後ろの方を見ると、「この本は2010年○○に単行本化された『△△△』を加筆修正したモノです」という注意書きが。

やってしまった。

タイトルもよーく思い返してみると、確かにこの単行本は買った。

文庫本単行本とほぼ同じタイトルなのに。何で気が付かなかった。

ショックだった。今までこんなことなかったのに。

この件は、単行本を読んだのは1~2年近く前だし、それに文庫本書き下ろしも(少ないけど)あるから作家へのお布施だと思えば・・・とある程度自分の中で苦しいながらも言い訳できたが、今日、追い打ちをかけるようなことが起こった。

図書館に予約してあった本を取りに行った。

早速帰って読んだ。読み始めると同時に、違和感を覚える。

何か前にも読んだような気が・・・

思い出した。

12月に暇だからってことで衝動買いした新書じゃないか

中身を見るまで気が付かなかった。

ああ、何ということだろう。

図書館の予約か、衝動買いかどちらが早いかは今となっては分からないが、少なくともどちらかを先に行ったあと、そのタイトルをすっかり忘れて、どちらかをしてしまったのだ。

自分はなんて雑に読書をしていたんだろう。

本を読んでいるようで、その実、タイトルも思い出せないほどに、本の内容は自分の中からするりと通り抜けていったのだ。

今まで、趣味は「読書」と言っていたが、正直もはや読書ってレベルじゃない。

「見書」とか「眺書」というレベルだ。

ほとんど何も残らない。

なんて無意味なのだろうか。

どうしよう、せっかく借りてきた他の本も読む気にならない。

後、趣味はこれからなんて言おう。

2013-01-03

全部捨てられた

日本国内で数年遠方に滞在して、そこからさらに数年海外で過ごした。

この1月から実家近辺の勤務になり、ようやく帰ってこれたとほっとしたのもつかの間。

「あんたが留守の間に引っ越しが決まってね。部屋のいらないもの捨てといたから」

そう母親に言われて覗いた自室には、ほとんど物がなかった。

自分がこの部屋を使うようになってから25年以上。

ここ5年くらいは上に書いたように部屋を空けていたから、実質20年。

その間にため込んだあれこれは、ほぼ何も残ってなかった。

幼稚園の時に気に入っていた本も、小学校の時の教科書で1冊だけ大切に取っていたものも。

中学校の時に書いた自作小説友達に読ませたりして固定ファンもいた作品たち…も。

高校からつい最近まで、ちょっとづつ集めていたとあるミュージシャンのCD50枚も。

大学時代にせっせとバイトした金で買った高い専門書も。

初めて買ってもらった文庫本も、家族旅行お土産も、

文化祭とき友達に書いてもらった寄せ書きも。

荷づくりの関係で、部屋には空き箱や空の袋が大量にあったし、

大きな家具はまだそのままだった

から、事態の全容に気づくのが遅れた。

最初は、気づいた順に、あれがない、これはどうした、といって母親に尋ねた。

その都度、ごめんねと謝られて、問い詰めると引っ越しのために仕方なかったんだと逆切れされて。

釈然としない思いのままとりあえず怒りを収めていた。

でも、とうとう、気づいてしまった。

全部捨てたんだ。小中高校大学卒業証書以外、全部。

もう、火事にでもあったとしか思えなかった。

全て焼かれて無くなってしまったとしか

ネットで見た、鉄道模型を捨てたら精神的に壊れてしまった旦那の話を思い出した。

同じだ。

こんなの、正気でいられるわけがない。

自分の物が何もない部屋は、自分の部屋なんだろうか?

日本に帰ってきたばかりで逆カルチャーショック真っ最中なのに、さらにこの仕打ちは堪える。

自分の帰る場所は一体どこにあるんだろう。

1月11日追記:

トラバくれた人ありがとう。大体予想していた内容(酷いorむしろ感謝すべき)だけど、それでも誰かの反応を貰えるだけで有難かったし、落ち着けた。

物の量では、要らない物>>>>大切な物だし、引越の際には結局捨てないといけなかっただろうから自分の代わりに捨ててくれたと言うのは正しい。

ブクマでは事前連絡が無かった事が問題って書かれてたけど、海外ですぐ帰省できる距離じゃなかったし、言われてもどうしようもなかったと思う。

実は、上の日記を書いた後、母親にどうしてありとあらゆるものを捨てたのか、尋ねてみたんだ。

やり取りの詳細は書かないけれど、最終的な母親の言い分は

「本当はこの思い出の場所から離れたくない。でも、事情があって引っ越さないといけない。

自分だって引越のためにたくさん思い出の物を捨てた、自分だって辛いんだ」

だった。

まとめてしまうと味気ないし、理由になっていないのも一目瞭然だけども、

目の前で時折涙を見せながら切々と語られて、とにかくその気持ちだけは理解できた。

「ただ、いくら自分が辛い思いをして捨てたからって、独立した子供の所持品を巻き込まないで欲しい。

なにより、捨てるとき自分で取捨選択できるのと、ある時突然無差別に無くなるのとは全然違う。」

気持ちは分かるけどもと前置きしつつ、この二点だけははっきり説明して、納得させた。

ついでに、逆カルチャーショックについても説明したけど、こっちは信じてもらえなかった。

その後もまた別の部屋の荷造りなどをしたのだけども、そこでのやり取りから

この人は、子供自分とは異なる価値観を持って、違った人生を歩むということが頭では分かっても、

感覚として受け入れられないのかもなあ、と思った。

自分の思い出の品々は、引越の片付けと言いつつ、本当はその辺の葛藤に巻き込まれて捨てられてしまったのかもしれない。

2012-12-04

http://anond.hatelabo.jp/20121204214204

読書しなよ。

コミュニケーションとかしなくて済むし。

古本屋で100円くらいから買えるし。

病院じゃスマホ携帯は使えないかもだけど、青空文庫のやつとかでも適当に読んどけば面白いし。

なんか勉強した気になるよ。

というわけで、いままでの趣味インターネットなら、コスト通信費くらいだったろうから

なるべくローコストで始められる趣味として古本読書お勧めする。

とりあえず星新一東野圭吾を読んでみてほしい。

星新一は大体文庫本で5ページくらいだから楽だし、大概古本の100円コーナーにあるからとにかくコスパが良い。

東野圭吾短編しか読んだことないけど、とにかく読みやすいから、読書したことがない人でもなんとかなると思う。

人気だから買う人が多いだろうし、古本でも出回ってるんじゃないかな。

たぶん、「作者の生活のことを考えろ」とかいう人も出てくるだろうけど

それは「古本しか買いません」って表に出すからであって

ただ読んでいるだけならだれも文句は言わないよ。

ほかには、絵描いたりとか小説書いたりとか。

発表の場がネット中心だけど、自分しこしこ書き溜めるのも楽しいよ!

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん