2013-10-17

通勤ラッシュ日本の癌だと思った話

都内勤務なのだが、少し前から、今にして思えば些細なことでうつ病にかかって休職している。

今はだいぶ立ち直っていて、復帰のためのリハビリ段階。

会社に行くわけじゃないが、ちゃんと朝起きて、外に出て、夕方家に帰って、夜遅すぎない時間に寝る生活を続けている。

勤務に支障がない生活が可能だと医師に判断されれば晴れて復帰というわけだ。


で、その中で久々に通勤の真似事もやっているわけだが、これに尋常じゃないストレスを感じた。

そもそものうつ発症の理由だったわけではないが、こういったストレスが積み重なっていたのも原因の一端だったんじゃないかと思った。


言うまでもなくすし詰めの車内。一本逃したら死ぬと言わんばかりにホームを駆ける人々に、

いっそ引っ張れよと言いたくなる混雑なのになんとか押し込んでドアを閉めようとする駅員。

外はもう涼しい季節なのに車内は蒸し暑く、もともと汗をかきやすい体質の俺にはつらい。

座席はおろかつり革を掴むことすら運が必要で、届かなかったら隣に倒れこまないよう神経を尖らせる必要がある。


べつに今は始業時間に間に合わないといけないわけではないから、何本か見送りながら休み休み目的地に辿り着いたが、

休職前はこれを毎日続けていたのかと思うと自分にびっくりするし、今後の復帰も少し不安にならざるを得なかった。


以前はどうやって耐えていたのだろうと思い起こすと、不快感を紛らすために自分を押し殺していたような気がする。

とにかく耐えるために気を逸らすのだ。Twitterでも文庫本でも今日仕事でも音楽でも自殺願望でもなんでもいい。

死にたいなーこの電車事故らねーかなー」と頭の中で唱えて小一時間過ぎ去れば、オフィス自体は快適だ。

汗を拭い、一息入れてから仕事に取り掛かる。

同じようにホームを歩き、車内に詰め込まれる他のサラリーマンも、多かれ少なかれ自分と似たような体験をしているんじゃないか


でも、これって本当に必要ことなんだろうか。


答えはわかりきっている。こんなもの必要なわけはない。

だって通勤しなくていいならこんな苦痛を味わいたくはない。


この癌がなくなれば、いや少しでも軽減されれば、みんなもっと気持ちよく働くことが出来るんじゃないか

そんな当たり前のことに、今になって気付いたのだった。

  • 社会問題を憂いて見せるのも立派なはてなー的態度かも知れないが、一朝一夕に改善する見込みは無いんだから、時差出勤して早く出て早く帰るとか、遅く出て遅く帰るとかさせてもら...

    • 俺は普段全然はてなーではないのだが、社会問題を憂いて書いたのに自分のことを気遣われるとは思ってなかった。 在宅勤務出来たらなあ、とかは考えてたけど、時差出勤に関してはす...

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