2013-02-07

経団連社長は、ラノベ読みを公言できない?

図書館リサイクル本で「放課後ジャンヌダルク」というラノベがあったので、

 お風呂読書として読んでみた。

 (小説以外の本だと、内容をメモりたくなるので、お風呂じゃ読めない・・・

 感想一言で言えば、

 「バブル期って、こういうラノベでも、ちゃんと売り物になったんだなあ・・・

 要約すると、

 「自分の可愛さに関する意識希薄ヒロイン」を巡り、

 「バンドメンバー恋愛バトルを繰り広げる」という話。

 不可解な事件がいろいろ起こるが、原因は「ヒロインを巡る争奪バトル」。

 ヒロインが好きな男の子を「ワナに嵌めよう」という陰謀ですな。

 「私みたいな、普通女の子が原因で、皆こんなに争うなんて・・・」と独白があったが、

 はっきり言って、イヤミのもの

 「素直に、自分の可愛さを認めなさい」と、風呂の中で、何回ヒロインツッコミ入れたことか。

 また、文体稚拙のもので、これだったら、今ケータイ無料で読める、

 大量のケータイ小説と、レベルは変わらん。

 ほぼ同時に「池袋ウエストゲートパーク」も読んだため、

 完成度・文体の歴然とした差に、唖然とした次第。

 このレベル小説でも、文庫本になって、作者がプロとして生活できてたって、

 ネット紀元前時代って、つくづく「いい時代」だったんだろうなあ。

 暇つぶしのツールが少なかった一方、皆収入が良かったから、

 500円程度で暇つぶし小説を買ってたんだろうなあ。

★よく経団連的な財界トップ同士が

 「中国古典を一緒に勉強する会」なんて開催したりしてる。

 

 まあ一種のサロンなんだろうが、なぜ経団連経営者は、

 「中国古典」が大好き・座右の書にしたがるのだろうか?

 一人くらい、

 「私は池袋ウェストゲートパークが好きです」

 とか

 「私は放課後ジャンヌダルクが好きです」

 なんていう経営者が、いてもいいと思うのだが・・・

 やはり

 「経団連社長たるものラノベ愛読書だと沽券にかかわる、

  やはり中国古典辺りを愛読書にしとかないと、社員に示しが付かない」という

 「ポジショントーク」なんだろうか?

  • 高尚なお仕事してる実業家が、 虚業の極みたる小説の中でも、特に若者という低俗な層に向けて書かれたものを持ち上げるなんて、 そんなことできないでしょうよ。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん