はてなキーワード: 対峙とは
隣国の歴史に無教養な大衆は知らないかもしれないが、韓国軍なんて民主主義を弾圧して1990年あたりまで独裁やってたクソオブクソ軍だろ。それがほんの30年前だよ。
それでいて大した反省もしてないし、全国民の若者をこき使える徴兵制の弊害もあってやりたい放題で、韓国国内でもパワハラとかめちゃくちゃ問題になってるわけよ。
もともとろくでもないところなんだけど、ただ北朝鮮と向き合うっていう極めて重要な役割を引き受けてるからアメリカ側陣営の味方ということ。
だから今更嘘ついたからあいつらがクソだってことがわかったとか騒いだってどうしようもないし。制裁とかしようにも北朝鮮を利するだけなわけ。
日本が独力で北朝鮮と対峙する気がないんだったら韓国軍の解体みたいなことはできっこない。
今一番できることとしたら韓国軍と自衛隊との上位指揮にあたるアメリカ軍に頼って(日本側の主張を納得させて)仲裁してもらうことだと思うんだが日本政府はちゃんとやってるんだろうか?
それができなきゃ万が一撃ち落とされてもいいように哨戒機をもう1機買うしかない。無人機の導入を検討してもいいと思う。最初から信じない姿勢が大事。
ところで私がいた職場の話ですが、うちの職場に新人さんが二人入ってきました。
一人は見た目がちょっとぽっちゃりしていて、内向的なイメージがする子豚ちゃん(男)
でも、電話の受け答えは明るく丁寧でいい感じだった。
そんな新人くんに、性格がとんでもなく悪い女性社員がちょっかいを出し始めてたんよ。
ちょっとでもミスがあれば、陰口どころか聞こえるように嫌味を言ったり、
社内メッセージツールで性格ブス軍団に一斉配信で陰口トークしていたり、とにかく酷いもんだった。
彼と何回か食事に行ったけど、彼は食事中にぼやきなどを一切せず笑顔だった。
最初は気にしてないのか?と思ったけど、本当が我慢してたんだね。
何度めかの食事のときに、辛いことがあれば言って良いんだよ?と言ったら、大泣き。
本当はとんでもなく辛くて、何度死のうと思ったかわからないと言った。
結局、彼がいる間に職場の問題は片付けられなかった。彼は泣いた後3ヶ月がんばったけど無理だった。
次にだいたい同時に入ってきた新人くんが居た。彼は結構はっきりとあいつら屑ですね。と言っていたが、
事を荒立てないように努めていた。
社内メッセージツールで、陰口を垂れ流すという行為に憤りを感じていたようで、
どうにかならないものか、あれだと新人は常にいじめの対象にあってしまうと相談をされた。
解決しようにも、上司に何度言っても対応しない。コンプラに相談しても無駄だった。
アホかと思ったけど、それがこの会社の汚れた所なんだなと感じた。
しばらく経って、社内メッセージルールの内容が新人くんに見られ、ついに切れた彼は本人と対峙したんだけど、
「不妊気味で子供が出来ない事にストレスを感じていて、それで他人に強く当たってしまうから我慢してあげて欲しい」
不妊なのは自分の家庭内の問題であって、職場に持ってきていいものでもなけりゃ、
この新人くんもそこから半年頑張ったが改善しないなら、この職場に居ることは無駄と言って辞めていった。
男にあれこれ言う前に、女性が完全な潔白であるくらいに漂白してみたらどうだろうか。
実際に、こんな風にあまりにも身勝手なハラスメント行為で新人二人もつぶされて
損害どころの騒ぎではなかった。
うちの企業は、頭がおかしいのほど上の役職に居て、ホント厳しい。
フェミなんかが上司になったら、もうどうしようもないほどに働きづらくなるんだろう。
結局、男が悪いとかじゃなく、男女変わらんほど悪党がいるって事よ。
高卒1年目は30万だったことを思い出すと10年で随分変わるものだ。
今、ボーナス額で絶望している同じ境遇の人に役立つようにここに書いておこう。
営業所勤務で厄介なお客さんと対峙する毎日。手取りは13万くらい。
20歳で彼女と同棲(というか家賃折半)でどうにか実家を出た。
「本社から異動してきた営業所長が、本社のIT部門の人材を探しているらしい」と聞き、たまたま本人と話すタイミングで聞くと「その通りだ」と。営業所が退屈で死にそうだった私(パソコン自作できるくらいの知識)はエントリーしてみることにした。
先輩にクソみたいに言われながら勉強してすぐ現場で知識を使う毎日。
インフラSEの宿命で365日待機状態。週に1回は深夜呼び出し、土日は大体作業日。
生活がめちゃくちゃになったが、4年でボーナスが50万くらいになった。
まあまあ稼げるようになり、結婚してアパートからマンションに引っ越した。
ここからも地獄の毎日だったけど、地獄も慣れれば楽になることがわかった。
大きな更新プロジェクトに参画し、インフラ部門の責任者になってしまった。
そしてボーナスが120万円になった。
休日や深夜出勤は部下に任せられるようになり、急に自分の時間が増えた。
部下は全員年上、全員大卒(しかも有名校)で、高卒の自分はウザがられてると思う。
素人だと思われているのは確実だし、直属の部下は碌に口も聞いてくれない。
でも上司は評価してくれているし、趣味も楽しめているから別に何も求めない。
あと、これまで会社の気が合う連中とよく遊んでいたけど、昇任してから全員疎遠になったので趣味で知り合った友人とばかり遊んでいる。
湯気と入れ墨と楕円球
著名な温泉町なので、賑わっていると思った別府だが、19時台はもうすっかり落ち着いている。
窓の外を見ても時折湯気が上がっている以外は何の変哲も無い地方の山村といった風情で、昨日までの賑やかさを考えると全く別世界に来た感じがする。
そう言えば、大分駅前で、来年のラグビーW杯のサイネージ広告を見た。
44日に及んで熱戦が繰り広げられるW杯は、北海道から九州まで、日本各地で開催される。
大分で行われる初戦は絶対王者ニュージーランドが登場する豪華なカードで、多くの外国人が観戦ついでにここ別府温泉を訪れる事になろうが、温泉のタトゥー対策はどうなるのだろうか。
辿り着いた鉄輪温泉は人通りも殆どなく、入湯施設と飲み屋以外は閉まっていた。
やはり大分は全体的に夜が早いらしい。
自分も少しだけ温まって、ネットでおすすめのひょうたん温泉に向かった。
ひょうたん温泉はさすがに賑わっており、日本語の他にも中国語や韓国語も聞こえてくる。
逞しい胸板に豊かな胸毛を蓄えた欧米人もいた。
脱衣所で着替えてミシュランでも紹介された湯に向かう。
関東のスーパー銭湯の様なオシャレさと無縁の無骨な作りだが、蒸し風呂、檜風呂、岩風呂、歩行風呂、高さ3mから浴びる打たせ湯、この施設の名前の由来にもなっているひょうたん風呂など、風呂の種類は多岐にわたり、豪華な野趣という様な趣が感じられた。
と、洗い場を見ると、隣のお兄さんの右肩に鮮やかな和彫が。
しばらくすると、ウェットスーツの様に全身を覆う和彫の兄さんもいる。
この状況ならやってくるのが欧米人のデザインタトゥーだろうが、マオリやパシフィックアイランダーのトライバルタトゥーだろうがどうって事はない。
要は柄の種類が増えるだけの話だ。
11月の夜の空気はひんやりしているが、さすがは音に聞こえし別府温泉、山道を下ってホテルに帰る間も、さっぱり感と温かさが持続している様に感じられる。
明日は昼前に再び訪れよう、その為にも早く寝るかなどと思い、部屋に帰って何気なくテレビをつけると、ラグビー日本代表が、母国イングランド代表と聖地トゥイッケナムスタジアムで対峙していた。
旅行中は観られないと諦めていたカードだったので、嬉しい偶然だ。
歴史も実績も歴然とした差があるイングランドだが、日本代表は3年かけて磨き抜いたテンポの速いラグビーで奮戦。
日本の仕掛ける高速ラグビーについていけず、ミスを連発するイングランドのディフェンスラインを突破してトライを重ね、日本は前半を15-10のリードで折り返した。
後半、日本はさらにゲームスピードを上げることを目論み、早い配給でもって鳴らす若手スクラムハーフ、流大を投入する。
対するサイドからは、眉に異様に近い目から鋭い眼光を送る、亜麻色の髪の角刈りが姿を現した。
前回のW杯、予選プール敗退の悔しさを乗り越え、今や欧州最高選手との呼び声も高い司令塔、オーウェン・ファレルだ。
前半に日本のスピードについて行こうとしてボールも人も前後左右に動かしたプレーと一転、一度手にしたボールに巨躯の男達が殺到し、力づくで押し込んでくる。
その動きは重鈍で、一気に振り切られるようなスピードはない。
しかし、重機のような圧力を前に日本代表はジリジリと後退させられる。
イングランド代表が一体になって前進するその姿は「これこそが我々だ」という確信を掴み取ろうとしているように見えた。
ついには快速自慢のバックスまでもが一塊りになってインゴールに雪崩れ込み、日本代表はトライを献上。
結局、自らを見つけ直したイングランドを相手にして流れが再び戻る事はなく、日本代表は15-35で屈した。
やはり己を知り、信じる者は強く、世界の頂はまだ遠い。
来年のW杯、大分では予選プールだけでなく、決勝トーナメント 準々決勝 プールCとDの1・2位突破チームのカードが組まれる。
死の組と噂されるプールCに組み込まれたイングランドだが、その実力を持ってすれば2大会ぶりの決勝トーナメント進出の可能性は濃厚だ。
後半に登場して日本代表を締め上げた鋭い目つきのファレル選手も、別府温泉にやってくるかもしれない。
はてブ開くたびに、「性的な絵が・・・」とか「表現の自由が・・・」みたいなオタクとフェミニストの議論見せつけられてもうウンザリしてるんだよ。
最初は多少は興味あって読んでたが、本当に毎日毎日このての議論を手を替え品を替え見せられ続けて、もうだんだんはてブ自体見るのが嫌になってきたというか、はてな社はこの両者を営業妨害として訴えていいレベルだと思う。自社のサービスを毀損してユーザー数を減らしたという理由で。
フェミニストの言い分が正しいのか、オタクの言い分が正しいのか、正直なところ自分にはなんとも言えんよ。
ただ、どちらの言い分が正しかろうと正しくなかろうと、確実に一つだけ言える真理がある。
それは、両者が憎しみの感情に満ち溢れているという事だ。
片方は男性全体を、片方は女性全体を、巨大な仮想敵に見立てて、憎しみを煽り、自らもその憎しみの虜になっている。まるで今のアメリカの政治のようだ。
こんなこの世の地獄とも言える事態に対して、両者に対して、私から提案したいことがある。
フェミニストとオタク、あるいはオタクとフェミニストで、実際に顔を合わせて会って、一緒のベッドに入って、セックスをしてみてはどうか???????
おそらくオタクもフェミニストも、実生活では孤独なんだと思う。
そんな事を言うと、「いや、バカにすんなし。自分恋人いるし」と猛反発されることが予想されるが、それは嘘だと断言できる。
仮に恋人がいたとしても、うまくいってないと思う。
なぜならば、恋人がいてうまく付き合えているならば、ここまで激しく、異性と言うものに対して暴力的な見方をする事はないからだ。オタクにしてもフェミニストにしても。
お互いが隔離され、顔が見えない断絶された状態にあるからこそ、お互いのことを見えない仮想敵にみなして、敵意を増幅させていくのだ。
それならば、両者が会ってセックスするのがピッタリだ。
お互い孤独な男で、孤独な女であるならば、セックスをするにはうってつけの存在である。
今までお互いがお互いのことを、何か強大で、邪悪な存在とみなして憎しんでいるならば、一度裸になって抱き合えば、相手の事を決して憎むべき存在だとは思わず、一人の人間だと認識するはず。
なので、オタクもフェミニストも、共に一緒のベッドに入ってセックスしろ。
もうお互いこれ以上煩わしいことを言うな。
#LGBT的な方向から攻撃されかねないから一応補足しておくと、どちらか片方がLGBTなら、片方の陣営の同じ性的志向の人間を頑張って見つけてセックスしろ。
○昼食:ドーナツ
○調子
もうちょいバッサリ行ってほしかったのだけど、すごい混んでたし、そういうの苦手だから「もうちょい、全体的に短くしてもらえます?」とか言えなかった。(というか、言えるケースが想定できないぐらい、言えない)
それから飯食べて、昼飯と夕飯を買って、準備を全て済ませて日曜日を満喫しようと思ったら、
最近やりがちな、昼寝と称して五時間ぐらい寝るのをやってしまった。
ただ、今週は「例の」出張があるので、それに向けて英気を養ったと思っておこう。
けどなあ……
最近、こんなんばっかで、先月ぐらいからまともにゲームできてないよねえ……
なんかちょっとこう…… うーむ。
とか書きつつ、じゃあ起きてからでもゲームしたらいいのに、するのはミステリの小説を読むことでした。
これあれかな、そもそももう抜本的に「ゲームをする」という趣味を自分がちゃんと向き合えていないのだから、もうちょいゲームとの向き合い方を変えたほうがいいのかしら。
それこそ、スマホのゲームはそこそこプレイしているのだから、スマホのゲームをもっと増やしてみるとか、腰据えてガチでやってみるとか。
うーーーーーーむ!
あれだな、来週は「例の」出張があって忙しいので、平日終わって土日にそれを考える!!!!
考えるから、平日はこのことは忘れて頑張ろう!
○本の感想
後期クイーン的問題、とジャンルを一言で説明してしまうと、それだけなのかもだけど、このジャンルの物語は、やっぱり僕は好きだなあ。
ただ、このジャンルって突き詰めていくと「神との対峙」みたいなテーマになってくの、なんなんだろうね。
それこそ、九尾の狐もそうだったわけだから、まあ言っちゃえば最初からそうだから、というだけなのかしら。
だけども、その「神との対峙」のために、過剰なフィクションと呼んでいいのかわからないけど、
現実にはないファンタジー的な要素を入れるの、そりゃ小説だからそういうもんか。
面白かったけど、ちょっと僕には味付けが濃すぎたけど、シリーズの続きが気になるので、ハードカバー探すか文庫を待つかしようと思う。
若い自分にとってドラゴンボールはつまらなかったという記事が大きな反響を呼んでいるみたいですね!
ただの個人の感想でここまで話題になることが、逆に作品の偉大さを物語っていますよ!
ちなみに、そのレジェンド漫画の人気投票で歴代最多得票を得たのが僕です。https://t.co/UGckhHc0uU @LIG_J— 自己顕示欲が強い孫悟飯 (@ManyJimanGohan) 2018年10月16日
結論ありきで分析すればこうなってしまうのは必然だと思いますよ!
むしろ読んでいることを当たり前だと言われ、ネガティブな感情を持ったまま作品に対峙しなければならなくなったこの方も被害者だと僕は思います。— 自己顕示欲が強い孫悟飯 (@ManyJimanGohan) 2018年10月16日
発端の杉田水脈氏の発言に対して「政治家が言ってはいけないことだが、生産性がないのは事実である」という言説を耳にした。おそらくネットでも同様の物言いが溢れていると思う。どうにも私には腑に落ちず、その言説を考えるとイライラしてくる。
まずは生産性の有無を主張するということ。主張するということは、当該事項にスポットをあてて、問題の是非を問うということである。そして、この言説の場合は、問題の是非を問うということをすっ飛ばして、いきなり結論に至っている。生産性がないのはよくないことである、と。
生産性。昨今、極右資本主義的な経営者が声高に唱える言葉である。そして、こういう人間たちが盲目的なシンパを抱え込んでいることは、ネットを見るとあきらかだ。意識高い系とか呼ばれる人々たち。もちろんすべてがそうであるとは言わないが。
私は、冒頭の発言が、これらの人間たちの意識に波乗りして、主張の正当性を強固にしているような気がしてならない。そこに媚び、というかずるさを感じる。
次。
こちらが本題なのだが、果たしてこういう発言をしてはならないのは、政治家に限ったことなのだろうか?言論の自由は保証されているんだから云々だから、法的に問題がない。それにしても、発するものではないこともあると思う。
では何が、発することを押し止めるのか。それは、人々それぞれが持つ思いやりみたいなものだ。思いやりという言葉がきれいすぎるならば、倫理感、あるいは理性である。
したがって「政治家が言ってはいけないことだが」と発する人々をみると、劣する人間に対峙しているという嫌悪感を抱いてしまう。言ってはいけないのは、政治家とかだけじゃなくて、普通の人々でも同様だと思う。
さらに、政治家だからいけないという前置きで、自分は許されているという逃げ道を確保している態度が気に入らない。自らの愚を自覚せず、考えることすらしないで、高みから物を言っているということにすら気がついていない破廉恥。
心の乱れた人が多くなったものだ。
ラノベオタクほんとに頭悪すぎるな。ラノベオタクは常に相手より自分の方が頭がいいと思ってる。それは絶対的な前提のようだ。「賢い俺たちがアホなフェミに攻撃されている」という認識がまったく揺らがない。これは一種のカルトだね。きみらはフェミをカルトだと思うかもしれないが、ラノベオタクも同じようなカルトにしか見えないよ。
ラノベオタクは何と戦ってるかわかってないかもしれないけど、きみらが対峙しているのはネット上のキチガイフェミではなくて、「社会学」というコンテクストだ。あるいは哲学も含まれるかもしれない。
ラノベオタクは最終的には社会学や人文諸科学と対決して勝たなければならない。きみたちは文学部不要論をありがたがる人たちだから、社会学や哲学の議論なんて理解する気もないのだろうけど。
まずは被害妄想から卒業して、自分たちの攻撃性に自覚的になってほしいところだ。ネットではオタクがマジョリティなのでそうはならないというのが歪んだところだが、明らかにきみらは性暴力の加害者だ。
現実として問題のあるラノベが存在しているのに、それを無視して「主語が大きい」系の反論で逃げようとする。そこにある現実に向き合う気がないのだろう。問題あるのは一部だからなんの問題もないという態度はとても誠実には見えない。その一部が問題になっていて、批判されているんでしょうが。
Rよ。
変な夢だったけれど、気になって連絡して良かったよ。
お節介ながら、伝えたいことがあったんだよ。鬱陶しい文章になってしまったけれど。
以前に、「人生のストレスランキング」で離婚は配偶者の死に次いで2位だという記事をみた事がある。
そんなの全く信じていなかったけれど、経験してみて感じた。すごくつらかった。
いいなと思う人ができて、気持ちが確かなものになって、愛を確かめ合って、あらゆることを共に生きようと決意をして、準備をして、祝福されて、幸せを噛み締めて。離婚の決意はそうやって辿ってきたものをひっくり返していく作業だった。
もしかしてまたあの幸せな状態に戻れるんじゃないか、と問う日々がたくさんあった。でも、もう二度とそんな日が来ない事も分かっていた。ただ、それを受け入れるのがすごく難しくて悲しかった。どこかに一縷の望みを探している自分が悲しかった。ないのは分かっていたのにね。
わたしが決意をしたときは、誰1人として話せる人がいなかった。職場でもウワサになりたくなくて、離婚したこともずっと隠していた。再婚するまで知らなかった人もいた。スのことを訊かれることもあった。「旦那さん元気?」って。住んでいるところはもちろん、生きているか死んでいるかすらさえ知らない人の事を、さも一緒に暮らしているかのように話すのは面倒くさかったよ。
Rよ。
随分会っていないし、同級生や幼馴染のように、長く時間を共にしたとは言えないけれど、それでも大切な友人の1人だと言わせて欲しい。出すぎていたらごめん。
Rが覚えているか分からないけれど、わたしの身にしんどい事があったとき「なぜかRの顔が浮かんだ」とRにメールしたら、その足でうちまで来てくれた日のことをわたしは覚えているよ。すごく嬉しかったし救われたよ。ありがとう。
わたしが入院したときも、お見舞いに来てくれたのも覚えているよ。今言おう。あれは痔だったんだよ。気付いていたかい。内痔核というものを切除したらしいよ。
nujabesを教えてくれたのもRだった。
わたしが東京を離れるときに、黒糖だったか、焼酎を瓶でくれたのも覚えているよ。
就職が決まって、かっこいいお手紙を送ってくれたのも、なんだか誇らしかったよ。いまも保管してあるよ。
つまり何が言いたいかというと、Rには幸せでいて欲しいし、R自身が納得のいく選択をして欲しい。そしてそれに後悔をして欲しくない。これはわたしの勝手な願いです。
Rのこれまでに至った経緯は分からない。それぞれの決意にはそれぞれの事情がある。他人には分かり得ない温度感だってある。だからわたしは無責任なことは言ってはならないなあって強く思っている。
ただね。
Rには、わたしが経験したような悲しみや虚無に対峙して欲しくないんだよね。だってすごく悲しかったから。お腹の中に穴があいたような。ぽっかりとした気持ちだった。今までの、スを大好きだった時間が全部ゼロ、というかマイナスの記憶になった。励ましてくれる人はいなかった。親でさえ。だから竹内まりやの「元気を出して」とハナレグミの「サヨナラcolor」を何回も聴いていた。サヨナラから始まることがたくさんあるんだよ、と歌う永積タカシを心の支えにしていた。
あのような悲しみには、出来ればわたしの大切な友人には遭遇して欲しくない。
だからRにどうしろこうしろっていう事ではない。離婚した方がいいとかしない方がいいとかそういうことでもない。要は、抱え込まない方がいいみたいよ、ということ。
うんうん、って話を聞いてくれる人がいるだけで違う。全然違う。わたしに話して、って言っているのではないよ。素直な気持ちを吐露できる信頼できる友人がきっとRにはいると思う。経験者だとより一層Rの状況を理解してくれるんじゃないかな。誰も思い当たらなかったら増田にでも書けばいい。
わたしは離婚に至るまでにからだじゅうに蕁麻疹が出ていて、ステロイドを飲んで塗って会社に行っていた。離婚した後も数年引きずっていた。昇華できたかもしれない、と感じられたのは人に話せるようになってから。Rの場合はこれまた事情が違うと思うけどね。
だらだらと書き綴ってしまったけれど、とにかくわたしはRに悲しい思いをして欲しくないのです。中長期的に出来るだけ悲しくならない選択をして欲しいなということを強く願っています。どのような選択であってもRにとって総合的に勘案した結果それが最善だと思えるものであって欲しい。そしてそのためにわたしに何かできそうな事があれば喜んで引き受けようではないか。
いつでも味方であろうと思っているよ。
久しぶりだねこういうポエムみたいな。感じ。ね。じゃあね。また。
ちなみにだけれど、昇華させることができてからはさらっと普通に話せるようになった。あれはあの状況下で最善の選択と判断だったと思っているし、過ぎてしまえばどうという事はない、と言える。よ。
ではまたね。
某日某動画配信サイトでマクロスデルタ映画公開記念としてマクロスシリーズ作品(超時空要塞マクロス、マクロスII、マクロスプラス、マクロス7、マクロスゼロ、マクロスフロンティア)が公開されていた。マクロスをちゃんと見たことがなかったのでマクロスII以外全部見たところ、めちゃくちゃ面白かったのでネタバレ全開で感想を書く。
なお、IIを見なかった理由は特にない(ビジュアルに惹かれなかったからだっけ?)
(2018/9/3 修正。感謝 b:id:dynamicsoar)
さすがに80年代のSF作品なので、今から見ると古臭いだろうなと覚悟していたのだが、正直なところストーリーは一番面白かったかもしれない。
外宇宙より流れ着いた高度テクノロジーを回収し、マクロスとして改修したところ、機関が暴走して地球から冥王星までワープしてしまう。 しかも開発拠点となっていた土地も、街ごとすべてマクロスと共に移動してしまう。 そして孤立無援のなか民間人を抱えたマクロスは、絶望的な戦力差のゼントラーディー軍と対峙することになる。
民間人の街を含む生活圏ごと宇宙空間に放り出される、という SF 設定がまず素晴らしい。地球を遠く離れ、マクロスに依存して生きることになる市民と、市民を抱え込みながら作戦を実行しなければならない統合軍という、対立を設定したことで生まれたドラマの重みが他の作品に無い魅力だった。マクロス艦内に街を作る流れとか、マクロスが主砲発射のため変形すると道が割れ家が崩壊し市民に甚大な被害が出るというジレンマが、作品がただのヒーロー物となるのを防いでおり実に良い。最初の数話はずっと、マクロス艦内の(一条とミンメイの)サバイバル生活や、統合軍の武力を軽蔑する一条の話であり、マクロスという作品は戦闘が全てではないということを描いているし、ロボットアニメなのに一条が統合軍に参加するまでにも紆余曲折あって一筋縄ではいかないという序盤の展開の遅さも、今から見れば一条の若者らしさが強調されているように感じる。
またゼントラーディー軍とプロトカルチャーという一つの設定から、圧倒的戦力差があるのにゼントラーディー軍がマクロスを殲滅しない理由、逆にマクロスが基幹艦隊に対抗できる理由が自然に説明されている。プロトカルチャーとは何か、なぜ敵は様子見をしているのか、その謎が作品全体の軸となっていて最後(27話)まで楽しく見れた。
個人的には早瀬少佐を陰ながら応援していたのだが、ミンメイが強すぎて三角形がほぼ直線に見えてしまうのが問題だと思う。早瀬少佐ほとんど最後まで片思いじゃないか。
まあ一条は三角関係にピリオドを打ったのでよしとしたい。しかし主人公の一条光は本当に等身大の若者として描かれている。いい雰囲気だったミンメイには袖にされるし、それまでの経験からエースパイロットとなるけど、あっさりマックスに絶対エースの座を奪われるし、超人的なところがない。この等身大の恋愛が、作品にいい意味で青くささを与えているのだろう。
世界一カッコいい兵器である戦闘機が、さらにスタイリッシュなロボットにも変形するのだ!!!最高以外のなにものでもないではないか!!!!!!
...... ふう。
某小説家によると、自動車などと違って、飛行機というのはデザインがそのまま性能に直結するため、極限まで無駄が排除された存在であるらしい。飛行機の美しさ・カッコよさというのは機能美であると。つまり戦闘機であるバルキリーは必然レベルでカッコよく、その戦闘機が変形するバトロイドはカッコよくないはずがないのだ。
バルキリーの外見以外の話をすると、基本モードがファイターであることが徹底されているのがよかった。人型ロボットが高機動戦闘に不向きなことなんて自明なので、ヒットアンドウェイはファイター、飛翔体迎撃や地上行動はバトロイド、水平移動やランディングはガウォークという役割分担がはっきりしていたのもグッドポイント。
【懺悔】はじめはガウォーク形態を、ノーズに手足が付いていてなんか不恰好だと思っていました。全話見終わってようやくガウォークのカッコよさに気がつきました。いまではファイター >> ガウォーク > バトロイド の順で好きです。不当にガウォークを貶めてしまい申し訳ありませんでした。
正直、歌にこんなにバリエーションがあるとは思っていなかった。
しかしこのストック数があったおかげであの伝説の最終決戦(ミンメイアタック)が実現したのだと思うと、マクロスと歌は不可分なのだと実感する。
「私の彼はパイロット」と映画版だけど「愛・おぼえていますか」がマクロスを象徴する曲だと思う。
最高。ミュンを中心とした三角関係とむせかえるような戦闘機野郎臭にクラクラした。また電子歌姫、AIの暴走、有人戦闘機は無人戦闘機に勝てないなどの描写は未来予測として見事だった。
冒頭の強烈なドッグファイト、ステルス機 YF-21 のお目見え、YF-19 の超マニューバと1話から戦闘機づくし(後退翼前進翼!!)!さらに地面効果やチャフグレネードといったマニア向けの細かい描写まできっちり!トドメとばかりにミサイル増しまし、サーカス全開!ファンタスティック!!!最高の戦闘機アニメだった!!!
初代の青々しい恋愛とは異なり、皆が古傷を抱えたちょっとスパイシーな恋愛だった。はじめからガルドの負けは決まっていたけどな。
シャロンのトランスするような曲(BGM)は、未来の音楽という感じで演出も含めて作品を唯一無二のものとしている。それに対してミュンの素朴な歌声が要所で差し込まれることで、全体としてメリハリがついて音楽性の幅を獲得している。つまりは菅野よう子さんすごい。
歌(というかバンド)に振ったストーリーなので戦闘描写が薄い(マクロスプラスの後に見たせい?)。バンドマンサクセスストーリー -- 熱気バサラ伝記 -- といった感じ。
サウンドパワーが出てからかなりファンタジー方面になっていくところは SF を期待していた身としては少しがっかり。面倒くさい SF 勢としては、違う次元から来たのにプロトデビルンが人間くさすぎるところがもにょる。とあるプロトデビルが「破壊美〜」とか美学を叫ぶけど、美学なんてもっとも文化に隷属しているものだろう。
ただ、移民船やマクロス艦(バトル7)の設定は、フロンティアへ繋がるマクロス世界を広げた良い設定だった。
バサラ --- ミレーヌ --- ガムリン のトライアングルだけど、バサラは何考えているのかわからないし、ミレーヌはお子ちゃまだし、ガムリンは奥手で死ぬ死ぬ詐欺だしあまり恋愛要素は無かった。というかあのよく叫ぶシビルはなんだったん? バサラのエゴ?
主人公が非戦闘員だから仕方がないのだけど、戦闘描写が薄い。バサラは戦わない設定なので、敵弾は避ける防ぐだけだし地味。基本的に、敵襲来→守備隊が壊滅→バサラ達が出てきて歌う→ガムリンが頑張る→もっと歌う→敵が逃げるのパターンでバンク処理が多いし、ファイター形態で戦うパイロットがほとんどいないのも残念。熱いドッグファイトが見たいのだ。
初代も当時のTVシリーズとしては驚きの楽曲数だったが、今作はバンドマンストーリーなのでフルアルバムが作れるくらい楽曲が生み出されている。バサラとミレーヌのツインボーカルなので、バサラの熱唱からミレーヌの透明感のあるバラードまでバラエティも豊か。特にミレーヌボーカルの曲が好き。
しかし楽曲は良いのだけど、演出が今ひとつのところがある。最終決戦など、バサラとミレーヌがそれぞれの持ち歌を歌う場合だ。それぞれ曲調が異なるのに交互で歌うので音の統一感が無くなっている。もっと DJ などのように統一感のあるミキシングをして欲しかった。
良かった。3DCG で作ったマクロスプラス。カーゴカルト的なストーリーは自然回帰にみせかけたマクロスだった。基本的にバルキリーに興奮するアニメだと思う。
果たしてサラは帰ってこれたのだろうか。後にシンの手記が出版されているのでシンは帰って来たのだろうが。特に三角無し。
3DCG になってダイナミックな絵作りができるようになったせいか、マクロスプラス並みのドッグファイトを見せてくれる。まだバルキリーが普及していない時代という理由からか、戦闘は基本的にファイター + ガウォーク形態でここぞ!というところでバトロイドに変形するのだが、そのメリハリが素晴らしい。
一番良かったのはフォッカーが初めてバトロイドに変形するシーン。ガキンガキンガキンとリアルタイムに変形するシーンは魂がふるえた。
マクロス7と歌ラッシュ比べると、サラの歌と鳥の人の歌程度なのであまり印象にない。むしろフロンティアでのランカのアイモの方が印象に残っている。
最高(2回目)。超時空要塞マクロスからマクロスゼロまでのまさに集大成。初代から久しく無かった、ゼントラーディー部隊の再登場、ミンメイアタック、マクロスアタック(旧名ダイダロスアタック)、娘娘、ミスマクロスなどなどものすごい初代リスペクト。加えて オズマが Firebomber のファンとか、マクロスゼロを劇中ドラマとして登場させるなど、過去のマクロスの引用や展開がさりげなく大量にありまさにマクロス集大成。
また SF 面も、ヴァジュラの生態やフォールド波など骨太設定がしっかりとしていて良かった。
SF 好きで、戦闘機好きで、ロマンス好きで、歌好きオタクは皆撃ち抜かれるのではないだろうか。
少しこれまでの三角関係を総括する。初代の三角関係のよくないところは、早瀬少佐よりもミンメイが強すぎるところにある。歌う姿がインパクトありすぎるのだ。逆にマクロス7はバサラは何もしないしガムリンはパッとしないので、盛り上がりに欠ける。
上記の悪かったところを念頭に置いた上に本作を見ると、ヒロインのシェリルとランカは両方ともトップアイドル(ベテランと新人)なのでその問題はない。どちらが好みかだけである(増田はシェリルに幸せになってほしい)。よってシリーズ中一番三角関係がくっきりしているし、どちらもタイプの異なるヒロインで初代のように片方が強すぎるというのはない(と思う)。
逆によくなかったところは三角関係に決着がつかないところ。アルトくんはっきりせいや!少女漫画風に見れば王子様のアルトをスターダムを駆け上がるランカ(主人公ポジ)が射止める流れだが、シェリルもそれはかわいそうな背景を背負っているので簡単には決着をつけられなかったのではないかと思う。なお個人的には、兄が二人もいて、友達(一部友人以上の愛を向けられる)もたくさんいるランカと、天涯孤独で唯一信頼していたマネージャーに裏切られ命に関わる病気を負いアルバムが投げ売りされるくらい人気がガタ落ちしたうえ、アルトと恋人になったと思いきや無意識に恋人としてのロールを演じられていただけという仕打ちを受けたシェリルでは差がありすぎるので、ランカはシェリルにアルトくんを譲ってあげてよと思う。
正直なところ少し不満がある。特に戦闘機の花である地上でのドッグファイトがほぼ無かったところが残念。
ただ、マクロスプラス以後の作品では、YF-19 以降のバルキリーの何をアップグレードするのか難しかったのだと思う。思うに現代で知られている戦闘技術はほぼプラスで描かれているので、プラス以上の何かを新たに作り出すのはそれこそ革新が必要だろう。実際マクロスゼロは時代設定を初代より前に置くことでこの問題を避けている。
それにプラスで、ゴースト X9 というシリーズ最強の敵を作ってしまい有人戦闘の可能性にリミットを設けてしまったこともある意味よく無かったのかもしれない。どれだけ高性能なバルキリーを出そうにも、それにゴーストの AI を組み込めばお手軽に最強になる。人の反射神経や視界などのセンシング能力が機械に勝つことはないのだ。
あとバルキリーでは無いけど、ケーニッヒ・モンスターがめちゃくちゃ渋い。重爆撃機のようなフォルムから恐竜みたいなデストロイド全て重量感があって良い。動きも武骨なデザイン通りの重い動きをして、背中の砲台から反応弾をドッカと撃ち出す。かっこうよすぎる。
女性ボーカル好きとして最高だった。12話の星間飛行ライブと15話のデュエット、そして最終話は4回は見直したぞ!
好きな曲がありすぎて書ききれないのだけど、12話は伝説だった。12話はそれ自体が星間飛行の PV と言っていよいだろう。あと What 'bout my star は印象に残るシーンが多かった。ランカの路上ライブバージョンではアカペラから入って、ギター、ドラムと段々と音色が増して行く構成が見事だし、15話の What 'bout my star のヒロインズによるデュエットはとにかく破壊力が高すぎる。途中で終わってしまうのが残念でならない。それから外せないのは最終話のメドレーだろう。最終話はシェリルとランカのリレーとデュエットなのだが、二人が歌い始めた時点で勝ち確定で、実質的にも最終話は冒頭からエンディングだった。特にこの最終話で印象に残ったのは、オープニング曲であるライオンを二人で歌うシーンと、シェリルが短いフレーズだけ歌う私の彼はパイロット。前者は演出の定番だが歌詞の内容もありやっぱり盛り上がるし、後者は歌の繋ぎとしての採用だがまさかシェリルが歌うとは思っていなかったのですごく上がった。
マクロス7のところで苦言を呈した音楽のミックスについてだが、この最終決戦は完璧だった。全体のテンポを崩すことなくシェリルとランカのそれぞれの持ち歌とそのほかの歌たちが見事にメドレーとして再構成されていた(まあその完成度のせいで冒頭からエンディング状態だったのだけど)。
個人的に声優に興味が無いため個人名をほとんど覚えていない中で、中島愛さんはランカの歌声の人として覚えた(ちなみにもう一人は皆口裕子さん。この人の声は耳に優しいのに耳を捉えて話さない魔性がある)。声優としてはすごくうまいとは思わないが、歌声が満点すぎる。とにかく歌が上手い。声質も綺麗なんだが、伸びのある声と聞き取りやすい音域でうっとりする。
某日某動画配信サイトでマクロスデルタ映画公開記念としてマクロスシリーズ作品(超時空要塞マクロス、マクロスII、マクロスプラス、マクロス7、マクロスゼロ、マクロスフロンティア)が公開されていた。
マクロスをちゃんと見たことがなかったのでマクロスII以外全部見たところ、めちゃくちゃ面白かったのでネタバレ全開で感想を書く。
なお、IIを見なかった理由は特にない(ビジュアルに惹かれなかったからだっけな?)
さすがに80年代のSF作品なので、今から見ると古臭いだろうなと覚悟していたのだが、正直なところストーリーは一番面白かったかもしれない。
外宇宙より流れ着いた高度テクノロジーを回収し、マクロスとして改修したところ、機関が暴走して地球から冥王星までワープしてしまう。 しかも開発拠点となっていた土地も、街ごとすべてマクロスと共に移動してしまう。 そして、孤立無援のなか民間人を抱えたマクロスは、絶望的な戦力差のゼントラーディー軍と対峙することになる。
民間人の街を含む生活圏ごと宇宙空間に放り出される、という SF 設定がまず素晴らしい。地球を遠く離れ、マクロスに依存して生きることになる市民と、市民を抱え込みながら作戦を実行しなければならない統合軍という、対立を設定したことで生まれたドラマの重みが他の作品に無い魅力だった。マクロス艦内に街を作る流れとか、マクロスが主砲発射のため変形すると道が割れ家が崩壊し市民に甚大な被害が出るというジレンマが、作品がただのヒーロー物となるのを防いでおり実に良い。最初の数話はずっと、マクロス艦内の(一条とミンメイの)サバイバル生活や、統合軍の武力を軽蔑する一条の話であり、マクロスという作品は戦闘が全てではないということを描いているし、ロボットアニメなのに一条が統合軍に参加するまでにも紆余曲折あって一筋縄ではいかないという序盤の展開の遅さも、今から見れば一条の若者らしさが強調されているように感じる。
また、ゼントラーディー軍とプロトカルチャーという一つの設定から、圧倒的戦力差があるのにゼントラーディー軍がマクロスを殲滅しない理由、逆にマクロスが基幹艦隊に対抗できる理由が自然に説明されている。プロトカルチャーとは何か、なぜ敵は様子見をしているのか、その謎が作品全体の軸となっていて、最後(27話)まで楽しく見れた。
個人的には早瀬少佐を陰ながら応援していたのだが、ミンメイが強すぎて三角形がほぼ直線に見えてしまうのが問題だと思う。早瀬少佐ほとんど最後まで片思いじゃないか。
まあ一条は三角関係にピリオドを打ったのでよしとしたい。しかし、主人公の一条光は本当に等身大の若者として描かれている。いい雰囲気だったミンメイには袖にされるし、それまでの経験からエースパイロットとなるけど、あっさりマックスに絶対エースの座を奪われるし、超人的なところがない。この等身大の恋愛が、作品にいい意味で青くささを与えているのだろう。
世界一カッコいい兵器である戦闘機が、さらにスタイリッシュなロボットにも変形するのだ!!!最高以外のなにものでもないではないか!!!!!!
...... ふう。
某小説家によると、自動車などと違って、飛行機というのはデザインがそのまま性能に直結するため、極限まで無駄が排除された存在であるらしい。飛行機の美しさ・カッコよさというのは機能美であると。つまり戦闘機であるバルキリーは必然レベルでカッコよく、その戦闘機が変形するバトロイドはカッコよくないはずがないのだ。
バルキリーの外見以外の話をすると、基本モードがファイターであることが徹底されているのがよかった。人型ロボットが高機動戦闘に不向きなことなんて自明なので、ヒットアンドウェアはファイター、飛翔体迎撃や地上行動はバトロイド、水平移動やランディングはガウォークという役割分担がはっきりしていたのもグッドポイント。
【懺悔】はじめはガウォーク形態を、ノーズに手足が付いていてなんか不恰好だと思っていました。全話見終わってようやくガウォークのカッコよさに気がつきました。いまではファイター >> ガウォーク > バトロイド の順で好きです。不当にガウォークを貶めてしまい申し訳ありませんでした。
正直、歌にこんなにバリエーションがあるとは思っていなかった。
しかしこのストック数があったおかげであの伝説の最終決戦(ミンメイアタック)が実現したのだと思うと、マクロスと歌は不可分なのだと実感する。
「私の彼はパイロット」と映画版だけど「愛・おぼえていますか」がマクロスを象徴する曲だと思う。
最高。ミュンを中心とした三角関係とむせかえるような戦闘機野郎臭にクラクラした。また電子歌姫、AIの暴走、有人戦闘機は無人戦闘機に勝てない、などの描写は未来予測として見事だった。
冒頭の強烈なドッグファイト、ステルス機 YF-21 のお目見え、YF-19 の超マニューバと1話から戦闘機づくし(後退翼!!)!さらに地面効果やチャフグレネードといったマニア向けの細かい描写まできっちり!トドメとばかりにミサイル増しまし、サーカス全開!ファンタスティック!!!最高の戦闘機アニメだった!!!
初代の青々しい恋愛とは異なり、皆が古傷を抱えたちょっとスパイシーな恋愛だった。はじめからガルドの負けは決まっていたけどな。
シャロンのトランスするような曲(BGM)は、未来の音楽という感じで演出も含めて作品を唯一無二のものとしている。それに対してミュンの素朴な歌声が要所で差し込まれることで、全体としてメリハリがついて音楽性の幅を獲得している。つまりは菅野よう子さんすごい。
歌(というかバンド)に振ったストーリーなので戦闘描写が薄い(マクロスプラスの後に見たせい?)。バンドマンサクセスストーリー -- 熱気バサラ伝記 -- といった感じ。
サウンドパワーが出てからかなりファンタジー方面になっていくところは SF を期待していた身としては少しがっかり。面倒くさい SF 勢としては、違う次元から来たのにプロトデビルンが人間くさすぎるところがもにょる。とあるプロトデビルが「破壊美〜」とか美学を叫ぶけど、美学なんてもっとも文化に隷属しているものだろう。
ただ、移民船やマクロス艦(バトル7)の設定は、フロンティアへ繋がるマクロス世界を広げた良い設定だった。
バサラ --- ミレーヌ --- ガムリン のトライアングルだけど、バサラは何考えているのかわからないし、ミレーヌはお子ちゃまだし、ガムリンは奥手で死ぬ死ぬ詐欺だしあまり恋愛要素は無かった。というかあのよく叫ぶシビルはなんだったん? バサラのエゴ?
主人公が非戦闘員だから仕方がないのだけど、戦闘描写が薄い。バサラは戦わない設定なので、敵弾は避ける防ぐだけだし地味。基本的に、敵襲来→守備隊が壊滅→バサラ達が出てきて歌う→ガムリンが頑張る→もっと歌う→敵が逃げるのパターンでバンク処理が多いし、ファイター形態で戦うパイロットがほとんどいないのも残念。熱いドッグファイトが見たいのだ。
初代も当時のTVシリーズとしては驚きの楽曲数だったが、今作はバンドマンストーリーなのでフルアルバムが作れるくらい楽曲が生み出されている。バサラとミレーヌのツインボーカルなので、バサラの熱唱からミレーヌの透明感のあるバラードまでバラエティも豊か。特にミレーヌボーカルの曲が好き。
しかし楽曲は良いのだけど、演出が今ひとつのところがある。最終決戦など、バサラとミレーヌがそれぞれの持ち歌を歌う場合だ。それぞれ曲調が異なるのに交互で歌うので音の統一感が無くなっている。もっと DJ などのように統一感のあるミキシングをして欲しかった。
良かった。3DCG で作ったマクロスプラス。カーゴカルト的なストーリーは自然回帰にみせかけたマクロスだった。基本的にバルキリーに興奮するアニメだと思う。
果たしてサラは帰ってこれたのだろうか。後にシンの手記が出版されているのでシンは帰って来たのだろうが。特に三角無し。
3DCG になってダイナミックな絵作りができるようになったせいか、マクロスプラス並みのドッグファイトを見せてくれる。まだバルキリーが普及していない時代という理由からか、戦闘は基本的にファイター + ガウォーク形態でここぞ!というところでバトロイドに変形するのだが、そのメリハリが素晴らしい。
一番良かったのはフォッカーが初めてバトロイドに変形するシーン。ガキンガキンガキンとリアルタイムに変形するシーンは魂がふるえた。
マクロス7と歌ラッシュ比べると、サラの歌と鳥の人の歌程度なのであまり印象にない。むしろフロンティアでのランカのアイモの方が印象に残っている。
最高(2回目)。超時空要塞マクロスからマクロスゼロまでのまさに集大成。初代から久しく無かった、ゼントラーディー部隊の再登場、ミンメイアタック、マクロスアタック(旧名ダイダロスアタック)、娘娘、ミスマクロスなどなどものすごい初代リスペクト。加えて オズマが Firebomber のファンとか、マクロスゼロを劇中ドラマとして登場させるなど、過去のマクロスの引用や展開がさりげなく大量にありまさにマクロス集大成。
また SF 面も、ヴァジュラの生態やフォールド波など骨太設定がしっかりとしていて良かった。
SF 好きで、戦闘機好きで、ロマンス好きで、歌好きオタクは皆撃ち抜かれるのではないだろうか。
少しこれまでの三角関係を総括する。初代の三角関係のよくないところは、早瀬少佐よりもミンメイが強すぎるところにある。歌う姿がインパクトありすぎるのだ。逆にマクロス7はバサラは何もしないしガムリンはパッとしないので、盛り上がりに欠ける。
上記の悪かったところを念頭に置いた上に本作を見ると、ヒロインのシェリルとランカは両方ともトップアイドル(ベテランと新人)なのでその問題はない。どちらが好みかだけである(増田はシェリルに幸せになってほしい)。よってシリーズ中一番三角関係がくっきりしているし、どちらもタイプの異なるヒロインで初代のように片方が強すぎるというのはない(と思う)。
逆によくなかったところは三角関係に決着がつかないところ。アルトくんはっきりせいや!少女漫画風に見れば王子様のアルトをスターダムを駆け上がるランカ(主人公ポジ)が射止める流れだが、シェリルもそれはかわいそうな背景を背負っているので簡単には決着をつけられなかったのではないかと思う。なお個人的には、兄が二人もいて、友達(一部友人以上の愛を向けられる)もたくさんいるランカと、天涯孤独で唯一信頼していたマネージャーに裏切られ命に関わる病気を負いアルバムが投げ売りされるくらい人気がガタ落ちしたうえ、アルトと恋人になったと思いきや無意識に恋人としてのロールを演じられていただけという仕打ちを受けたシェリルでは差がありすぎるので、ランカはシェリルにアルトくんを譲ってあげてよと思う。
正直なところ少し不満がある。特に戦闘機の花である地上でのドッグファイトがほぼ無かったところが残念。
ただ、マクロスプラス以後の作品では、YF-19 以降のバルキリーの何をアップグレードするのか難しかったのだと思う。思うに現代で知られている戦闘技術はほぼプラスで描かれているので、プラス以上の何かを新たに作り出すのはそれこそ革新が必要だろう。実際マクロスゼロは時代設定を初代より前に置くことでこの問題を避けている。
それにプラスで、ゴースト X9 というシリーズ最強の敵を作ってしまい有人戦闘の可能性にリミットを設けてしまったこともある意味よく無かったのかもしれない。どれだけ高性能なバルキリーを出そうにも、それにゴーストの AI を組み込めばお手軽に最強になる。人の反射神経や視界などのセンシング能力が機械に勝つことはないのだ。
あとバルキリーでは無いけど、ケーニッヒ・モンスターがめちゃくちゃ渋い。重爆撃機のようなフォルムから恐竜みたいなデストロイド全て重量感があって良い。動きも武骨なデザイン通りの重い動きをして、背中の砲台から反応弾をドッカと撃ち出す。かっこうよすぎる。
女性ボーカル好きとして最高だった。12話の星間飛行ライブと15話のデュエット、そして最終話は4回は見直したぞ!
好きな曲がありすぎて書ききれないのだけど、12話は伝説だった。12話はそれ自体が星間飛行の PV と言っていよいだろう。あと What 'bout my star は印象に残るシーンが多かった。ランカの路上ライブバージョンではアカペラから入って、ギター、ドラムと段々と音色が増して行く構成が見事だし、15話の What 'bout my star のヒロインズによるデュエットはとにかく破壊力が高すぎる。途中で終わってしまうのが残念でならない。それから外せないのは最終話のメドレーだろう。最終話はシェリルとランカのリレーとデュエットなのだが、二人が歌い始めた時点で勝ち確定で、実質的にも最終話は冒頭からエンディングだった。特にこの最終話で印象に残ったのは、オープニング曲であるライオンを二人で歌うシーンと、シェリルが短いフレーズだけ歌う私の彼はパイロット。前者は演出の定番だが歌詞の内容もありやっぱり盛り上がるし、後者は歌の繋ぎとしての採用だがまさかシェリルが歌うとは思っていなかったのですごく上がった。
マクロス7のところで苦言を呈した音楽のミックスについてだが、この最終決戦は完璧だった。全体のテンポを崩すことなくシェリルとランカのそれぞれの持ち歌とそのほかの歌たちが見事にメドレーとして再構成されていた(まあその完成度のせいで冒頭からエンディング状態だったのだけど)。
個人的に声優に興味が無いため個人名をほとんど覚えていない中で、中島愛さんはランカの歌声の人として覚えた(ちなみにもう一人は皆口裕子さん。この人の声は耳に優しいのに耳を捉えて話さない魔性がある)。声優としてはすごくうまいとは思わないが、歌声が満点すぎる。とにかく歌が上手い。声質も綺麗なんだが、伸びのある声と聞き取りやすい音域でうっとりする。
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というわけで、マクロスシリーズめちゃくちゃ面白かったのでおすすめ。初めて見るなら、超時空要塞マクロスの Permalink | 記事への反応(0) | 00:32