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2020-10-07

anond:20201007103054

独習勉強が嫌いな奴はこの業界じゃやっていけねぇとかカッコイイこと、ITエンジニアとしては言ってる口で

 

たぶん、言ってないですね。自称非モテはむしろ真逆タイプです

例:

 

技術の積み重ねに向いていないのか、

人付き合いに極端に向いていないのか、

自分を売り込むこと・守ることに向いてないのか、

自分必要な物を自覚することに向いてないのか、

 

そのどれなのかわからないけど、稼いでないこと多いです

そして、真面目系クズ自称することも多いです

 

真面目さと年収はある程度まではリンクするのでたぶん真面目っていう認識間違ってるけどね

真面目系クズなら、真面目風だけど実は真面目じゃないってスラングなのであってるけど

 

なんで真面目じゃないのかは知らない

まれつきのキャラクター(優しい・能天気)なのか、学習性無気力なのか、

ありとあらゆることに精神と体力を奪われてそれどころじゃないのか

 

いずれにせよ、気合いとかで片付く話じゃなさそう

2020-09-25

anond:20200923141805

生存本能学習性無気力自殺を考える脳が違うんだろ

それだけのことだ

安楽死できる国に行って薬飲んで死ぬ分には恐怖感は薄れるだろう

さっさと別の国へゆくこと

死ぬのは案外面倒なのだ

一生懸命楽しむことと真面目に死ぬことは実はどっちも面倒

生きながら死んでるのが一番ラク

まり教会炊き出し目当てに列作ってダンボールハウス10畳くらいの生活するのが一番ラクからお前やってみろ

2020-09-08

https://anond.hatelabo.jp/20200907223020

臨床心理士です、興味深い意見が沢山あって、増田の主張にも7割位まで同意できる気がするけれど、

そもそも増田否定しているのは何か」という所で議論が混乱し、余計な火花が散っているように感じます

いや泥沼のベトナム戦争に放り込まれて一週間もベトコンにおびえながらジャングルをさまよったり

爆弾で吹っ飛ばされた戦友のはらわたかき集めて脚を探したりしてたら

それはなんか後遺症とか出るのかもしれない。

と言ってる通り、(これを傷つくと呼ぶつもりかはわからないけど)ネガティブ出来事経験によるダメージが、

後々まで尾を引くということがあることは、増田も認めてますので、「人間は傷付かない」とまで言ってるわけではないと思われます

「傷付いた」っていうののほとんどは単にむかついただけだと思う。

ていうか感情意識してないのは、そういうことをきちんと分析して考えることがなく「傷付いた」ですませる雑な人達の方では。

嫌な出来事に対して、ロクに主体性を持って対処をしようともせず、「傷付いた!」と喚き散らして、

一方的被害者ぶる人がいたら、多分私も嫌悪感を持つことはあるかなと思いました。いますよね、そういうクレーマー

ので、「傷付く」という概念のもの否定しているのではなく、

増田から見て)安易自分に「傷付いた」というラベル張り付けてしまうことを否定してるのではないでしょうか?

ここまでは概ね私も同意します。安易に「傷付いた」という言葉を乱用するのも不適切です。

それならば、「傷付いた」と言ってよい時って、どういう時でしょうか。

ただムカついたりビビったりするだけ。

これも中々鋭いと思います普通、何か嫌な出来事に遭遇する時の感情って、

まずは「怒り・悲しみ・恐れ・驚き」など、比較シンプルものです。

シンプル感情生起の後に何をするかが、人によってかなり異なります

増田のように「やり返す」という明快な方法感情を解消する人もいます

一方で、色々な理由で、行動を起こすことが苦手で「ムカつく!でもやり返せなくて情けない」とか

「悲しい!でもいきなり泣くのも不適切だし、苦しい!」のように、”感情に対する評価"が始まる人もいます

"感情に対する評価"にはプラスマイナスもあるのですけれど、マイナスにはたらくと、

往々にして「恥ずかしい」「情けない」「妬ましい」とか、色々複雑な感情が次々と生じてこじれます

こういうのを「二次感情」と呼んでます (この辺は一瞬なので、いきなり二次感情が発生するように見えますが)。

二次感情は中々解消が厄介なことも多く、人によっては解消されないまま残ったりします。

説明のための若干極端な例ですが、「いやなことを言われてムカつく&悲しい&驚いた」という最初の反応から

 「その場ですぐ怒れなかった自分が情けない」

 「この程度のことで悲しんでいる自分バカみたい」

 「信頼している相手だったのに!もう他人が信じられない!」

 「そんな風に思っている自分には生きてる価値がない」

みたいな色々な二次感情が生じて、色々からまって、自分の中で何だか整理しきれない、つらい体験の塊として残ることもあります

こういう整理しきれないつらい体験の塊を、一言で言い表すならば、やはり「傷付いた」が最もふさわしい場合があると思います

言葉としてはシンプルですが(ゆえに安易に使えますが)、よくよく見れば色々な感情が絡み合った複雑な状態です。

それでもむかついてるならやりかえせよ。

とおっしゃる増田のように、感情を解消するためにすぐに反撃行動を実行できれば、怒りが解消され、当然傷付くこともないですよね。

ただ、残念ながらすべての人間増田のように強いわけではありません。私が同意しにくさを感じるのはこの点です。

なんも余裕なくて必死に生きてる奴は傷付いたーとか言ってられんし。

動物とか途上国若者とか絶対傷付かないと思う。

申し訳ないけども、これは増田のように強い方の論理です。

様々な理由で、ストレート対処ができない方は世の中にいらっしゃいます

この発想がもう少し極端になると

いじめなんか、やり返せばいいじゃん!本人が弱いのが問題だよ、徹底的にやり返せばいじめなんてなくなる」

「本当に過酷環境ならば、頑張って本人なりに問題解決しようと努力するはず。本人がそうしないうちは、まだぬるま湯

かになってしまうので、私はあまり同意できません。

言葉のあやだと思うので、無粋なツッコミかもしれませんが、動物、例えばイヌネズミだって

辛い出来事で落ち込んで無気力になったりしますし、途上国でも自殺うつ病問題はとてもたくさんあります

(もちろん正確には「うつ病無気力=傷付いた」ではありませんが)

※前者は有名な話なので「学習性無気力」とかで調べてください。

 後者は例えば https://japan-who.or.jp/wp-content/themes/rewho/img/PDF/library/061/book6402.pdf

 ◆

長くなりすいません。

自分感情をロクに分析せず、対処せず、安易に傷付いた!と主張される方に不快感を示すお気持ちは、一定程度共感します。

ですが、どんなに平和世界暮らしていても、ベトナム戦争なんかに行かなくても、やはり「傷付く」人はそれなりにいるものです。

かに、その場で即座の反応ができていれえば、「傷付き」として残ることもないと思いますが、それって、誰もが簡単にできることではないのです。

もどかしさや苛立ちをお感じになるかもしれませんが、即座に反撃できない人たちは結構ます

ついでに言うと、色々な経験の積み重ねの結果「傷付いた」とすぐに言うしかできなくなってしまったクレーマーかにも、

背景をちゃんと見ていくと、そうなるしかなかった経緯もあったりするものです。

誰もが強いわけではなくて、弱いのは本人が100%悪いとも言い切れないらしいということを、ちょっと気に留めて頂けると、ありがたいなぁと思いました。

2020-08-02

不幸は気持ち問題増田

特効薬はないよね。増田は多分わかってらぁ!

というので適当記事を放り投げておく。

答えは一つで、自分が変わるしかない、のみ。

ただ、自分が納得するまで仕方がないこと。

困ったことに、自分が変わるための解が自分が変わるしかない、というトートロジーのみで形成されている。

思考牢獄から抜け出す手法はそれぞれなので、ぶっちゃけ他人に勧められる方法なんて一つもない。

例えば一つの境地であるいかなる時も自分俯瞰視する、という成功者視点も答えがあるのみ。

そこに至る解き方は人それぞれ。単純化すると自分が変われば「諦」が発生し、諦=客観視に繋がる。

では諦に至る冷静さはどうすればいいの、と大体の人は思う。

ないんだよね、そんなの。

人によっては体調不良だと病みやすいか運動した、だから運動が一番だといい始める。

人によっては友達相談したら解決したので友が最大の解だという。

人によっては哲学書を読んで理屈理解したので自分の悩みはちっぽけだという(まあこれ、メンタルの足しにはならないけど)。

人によっては自己啓発を読んで(以下略:だいたい足しにならない。実体験が伴ってない)

人によっては占術書を研究して原因究明を求める(運命システムが分かるだけで、悩みの解決にはならない)。

人によっては心理学を読んで納得させようとする(幼少期の親の起因が多すぎて今更どうにもならない)。

諦を生みやす手法は一つだけあって、漫画家サイバラみたいに全力でその場から逃げること。

学習性無気力が発生してその場から逃げる気力が失われても、嫌々一歩逃げ出すことを考える。

一度抜け出してしまえば、あの荒波の戦場は一体何だったのだろうという思考の隙間が発生する。

逃げる権利人間だけでなく全生物が持つ特権だ。これを使わない手はない。

生きていても丸儲けにはならないが、逃げたら得することはわずかにある「こともある」

(大体戦ったほうがいいけど、ハマって成長がなくなった場所にはなんの意味もない)

2020-07-12

anond:20200711235534

りんごひとつ書くにも色決めるのでブルーになりそう

いや、やってみたいんだよ

死ぬまでにせめて15センチ角くらいのキャンバスでいいか油絵で何か書いてみたいよ?温泉街陶芸体験みたいにさ

全くやったこと無いし美術館油絵をチラ見してなんかデコボコしてんなーってくらいの認識しかないけど色の話に戻るとさ、

中学校の頃の図工の嫌な記憶しかないんだよね絵の具を混ぜてくとどんどん汚い色になって、

とりあえず塗るかーって画用紙にペタペタしても乾かないうちにやるから画用紙はふにゃふにゃになるしなんか茶色とか緑の腐ったみたいな色にしかならないし

影とか作るのに暗い色とか要るんだろうけど、絵の具ってどんなやったって私にはきれいなあいが作れないっていう学習性無気力義務教育で学んじゃってるんだよね

文化次元の低い教育資本しか出会うことがなかった不幸ともいえるんだけど、

ともかく絵の具と油絵の絵の具が一緒かどうか知らないけどとにかく色が汚くなるから絵を書くのが嫌いなんだよ

あと手よごれそうじゃん?

2020-06-15

学習性無気力ってあるじゃん? 苦痛から逃れる、快楽を得るために自分の行動を変えるっていうのは、ネズミでも持ってる動物としての基本動作なんだよね。

そんで、それがなくなるのは、あらゆる行動を完璧に封じて、苦痛を避ける目的に限らない全ての意思が失われるまで、苦痛が与えられ続けた時だけのはずなんだよね。

「俺は変われない人間から苦痛を受けても変わらないぞ」って言っちゃったら行き着く先は生ける屍しかない。

まあ生きてない屍というルートもあるけど、生きてる屍か生きてない屍しかない。

2020-03-05

anond:20200305114207

人類規模で考えても日本人物理攻撃へ出ない具合と暴動を起こさない具合は自画自賛ホルホルしていいよ


ただ、学がないわけでもないのに情報取得が出来ないと自己判断出来ない具合は世界でも稀だと思う

みんなデスクワーク狙って苛烈な争いするからな。ましてやそこそこのポジションとなれば

会社内の不条理にうんうんしてたら学習性無気力通り越してメンがヘラったのか

からそういう感じの人で多様性を受け入れるあったか日本なのか

2020-02-26

増田で得れた有益気づき anond:20200226105652

増田で得た有益気づきが2つあるのだけど

その1つは世の中には根本的に働く気がない人たちが存在する』がある

根本的に働く気がない人たちの見本

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20200212111557


自分自身経験に基づいてもそれらは確かにいたなと認識しているし、残念ながら能力職階給与の額も組織規模も関係なく存在する

日本社会ぬるま湯から存在するというわけでもなく、日本よりも厳しい経済環境下でも、日本よりも厳しい競争環境下においても存在している


彼/彼女らは『生まれつきそういう生き物』(利他的精神のある無しはDNA関係するのだとか)なのだ


ゆうて生まれつきの要素の多くはゼロでない限りは学習で何とかなることも多いが

幸か不幸か彼/彼女らが学習してきたのは、


『目の前の自分利益を追求することを最優先する。未来のことはその時になったら考えるし、他者と協力して利益を最大化する必要はない』、


『なにをしても報われないので何もしたくない』


この2つなので、どう考えてもどうにもならない

(後者学習性無気力は、出来る仕事を振って褒めてあげれば良いかもだが、主体性を育てるところから始める必要があるのはわかるよね?)


仕事に対する取り組み方以前の『生き方の話』だから


そしてこの根本的に働く気がない人たちは世の中の多数派で、

それがパレード法則なり働かない蟻の法則🐜だね


ただ、こうやって、ネットができるし、蛇口を開けば水が出るし、荷物は届くし、看護師さんや介護士さんは命に責任を持ってくれるし、消防士さんはしっかり消火活動をしてくれる

なので根本的に働く気がない=利他的精神がない人たちばかりではないので、過剰に悲観的になる必要はないんじゃないかなとは思う


組織現実的マネージメントについてなら、あんまり有用なのは出ていない気がする。だって生き方の話だから

トップダウンで強烈なプレッシャーをかければ一丸となって主体的に動くけど

そういう組織はみんなストレス普通に辞めるよね


祈ろう

2020-02-05

フェミの人たちって物事自分解決するという思考が皆無なんやなって

多分あれだけ問題をしてるんだし解決したいっていう意思はさすがにある、はず、だと思う、かな。

でも、「自分で」解決するという思考がない。

さんざん男たちを批判しておいて、でも問題解決は男たちがやってね、って言っちゃう

問題解決に対して自分たちが主導権を取ろうとか、細かいところを考えようって意識がない。

フワッとした文句を言って、あとは全部男任せ。

無料で何回でもリテイクできると思ってるクソ顧客ぶりを発揮した上

いざ頑張っていいものをだしたら「私たち文句をつけたおかげだなガハハ」という。

どうしてここまで厚顔無恥になれるのか理解ができない。

そういう成功体験が全くなかった学習性無気力の賜物なのか、

それとも私はお姫様なのよっていう傲慢思考なのかどっちなの?


文句だけつけておいて、解決するのはあなた方の仕事」って。


ハンターハンター暗黒大陸編でいたよねそういうの。


もしかしてあれがフェミの完成形なの?



結論 冨樫仕事しろ

2019-08-13

苦痛にあえぐ母ザルの苦しみより、子ザルの苦しみの方が大きい。

母親苦痛で「ぎゃー!ぎゃー!」叫ぶたびに、子ども猿は一生懸命母親苦痛を止めるスイッチを探して止めようとする。この時、母親よりも子ども猿のほうが遥かにストレスを感じているのだが、それを誰も理解しない。何度も何度も苦痛を止められないスイッチを押しているうちに、子ども学習性無気力に陥る。ストレス刺激で「あきらモード」になる。

カウンセラーの苦しみは、こういうのに近いかもしれない。

2019-04-29

から抗拒不能はそういう意味じゃねえって言ってんだろ

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20190428-00124121/

あかん絶望的に勘違いが解けてない人が多すぎる……

捜査に不備があったら事実関係なく無罪、というのなら納得できるが、だったら「無罪理由捜査の不備です」って前面に押し出して言うべきだよね。「抵抗できたはずだから」なんて妄言吐くから批判されるんで。

すごい良い記事と思う。けどそれとは別に、抗拒不能ではなかったと判断した裁判官に、司法絶対納得がいかない。強く言えない性格の人は犯されても泣き寝入りしてくださいねってどう考えても厳しすぎるだろ

嫌がっていた、同意してなかった事を立証するために、被害回避できていた事例や時期を証拠として挙げたら、それに基づいて「必ずしも断れなかったわけではない」と判断されるの、やる方に有利すぎでは。

抗拒不能ってそういう意味じゃねえから

みんな絶対、「抗拒不能」と「抵抗できなかった」を混同してるでしょ!

あなたたちが言ってるのは、強制性交罪の「暴行又は脅迫」にあたるかどうかって話だよね?

第177条

十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交肛門性交又は口腔性交(以下「性交等」という。)をした者は、強制性交等の罪とし、五年以上の有期懲役に処する。十三歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とする。

今回父親から振るわれた暴力は、当たり前だけどここで言われる「暴行又は脅迫」に該当しますよ。

しか被害者は性的虐待を嫌がって逃げようとしていた。これは確実な有罪証拠になるでしょう。もしも強制性交罪で起訴されていたなら、ね。

でも今回、検察は準強制性交罪で起訴したわけですよ。

第178条

(省略)

人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、性交等をした者は、前条の例による。

ここでの「抗拒不能」って意味わかります? 「心神喪失」とセットになってるのがポイントね。

要するに、この条文は、「お酒でぐでんぐでんになってる」「睡眠薬で眠りこけてる」「心の病気でまともな判断能力がない」状態の人をレイプする罪なわけ。

そういう状態が「抗拒不能」ってこと。

じゃあ「抗拒不能ではない状態」ってどんな状態

意識がはっきりしている状態、正常な判断能力がある状態に決まっているじゃないですか。

日常用語の「抵抗できない」とは全然意味が違うの、わかります

「でも嫌がって逃げようとしてたじゃん!」って反応はおかしいわけですよ。逃げようとしたってことは、意識ははっきりしてたんでしょ? じゃあ「抗拒不能」じゃないよね、ってだけの話。

じゃあレイプし放題ってこと? もちろんそんなわけはない! だって意識が正常な人をレイプした人は、強制性交罪に問われるわけですからね。

その場合は、「殴られた」「脅迫された」という事実でもって「なるほどこれは日常用語でいうところの抵抗はできなかったですね。有罪」ってことになるはず。

でも、検察は今回「意識がはっきりしてない人をレイプした罪」である強制性交罪で起訴したわけ。

とすると、強制性交罪にあたっては有罪証拠になるはずの「嫌がっていた」「殴られていた」という事実は、どれも無罪証拠になりうる

なぜなら、それは全部、「抗拒不能ではなかった」=「意識ははっきりしていた」ことの証明になるから

意識がはっきりしていない人をレイプした罪」で起訴された以上、被害者の意識がはっきりしていることがわかったなら無罪にすべきでしょう。

あんパンを盗んだ罪で起訴された男が盗んだのは実はジャムパンだった」みたいなものです。あんパンを盗んだ罪で起訴されてしまった以上は無罪を言い渡すしかない。

繰り返すけど、意識がはっきりしている人をレイプする罪は別にあります。だから、これで性犯罪し放題とか言ってるコメントはまったくもっておかしい。

被告人が盗んだのはジャムパンだったから『あんパンを盗んだ罪』に関しては無罪」という判決に「あんパンなら盗んでいいのか!」「パンが盗み放題になるじゃないか!」って言ってるようなもの的外れにもほどがある。そりゃ、こんなこと言ってたら専門家から呆れられますわな。

こういうときはどうすればいいか? 訴因変更という手続きがあります(これは控訴せずとも一審の途中とかでもできます)。

要するに、検察側が、「ごめんごめん、起訴するときあんパンって言ってたけどやっぱりジャムパンだったわ。『ジャムパンを盗んだ罪』に変更します」と言えばいい。

なので、上訴審では訴因変更する可能性もあるんじゃないでしょうか。というか、控訴した以上はそうすると思う。

じゃあなんで検察最初に準強制性交罪で起訴たかっていうと、これは江川さんの記事にもある通り「長いあいだ親に支配されていてまともな判断能力がなかった」という点をもって「抗拒不能」と主張したかったんだろうなあと思います

酒やら睡眠薬やらの影響じゃなくても、正常な判断能力が壊れている、あるいは壊されている場合というのはありうるので、それに該当すると言いたかったんじゃないかと。

ところが今回の被害者さんは、親から逃げようと準備するとか、そういうまっとうな判断力が残されていたわけですね。

とすると、「まともな判断能力がない」という、罪を成り立たせる前提が疑わしいわけですよ。前提に疑いが生じたのなら無罪にするほかないでしょう。

どんな極悪人でも、起訴状に書いていないこと、検察官が主張していないことに基づいて有罪判決が下されるべきではない。

私も、今回の被害者さんの振る舞いを見る限り、彼女にはまともな判断能力はあったし、レイプを続けた父親は本当にクソ野郎だなと思うわけですが、からこそ、この事案は無罪にしないといけないんですよ。

なぜなら、父親は「まともな判断能力のない人をレイプした罪」で起訴されてしまたから。

レイプされた被害者にまともな判断能力があることが明らかにされたなら、「まともな判断能力のない人をレイプした罪」に問うことはできない。

当たり前ですね?

検察は『まともな判断能力がある人をレイプした罪』で起訴しろよ」うんうん、その通り。

そもそもなんでその2つの罪を分けてるんだろ。どっちもレイプだろ」お説ごもっとも。

裁判長おかしい! こいつを有罪しろ!」いやそのりくつはおかしい。

何度も言うけど、この件は無罪になるべきなんです。

だって嫌でしょ? そんな世界は。

裁判官が「起訴事実は多少不正確だけど、こいつ悪いやつだから有罪」なんて言う世界は嫌でしょ?

今回の事件は、どちらにせよ非常に胸くそ悪い事案で、有罪だろうが無罪だろうがこの被告人極悪人であることに変わりはない。

でも、だからといってこれで有罪にすることを認めてしまったらどうなるか?

もっと微妙な事案で、事件の成立の有無を分けるようなディテールの部分で、「うーん、細かいところはよくわかんないけど有罪!」になってしまうかもしれない。

そんな世界、望ましくないでしょ? え? 望ましい? そんな馬鹿な。

あなた本人が、あなたの親兄弟恋人が、テキトー事実認定有罪にされても同じことが言えますか。

繰り返すけど、文句を言う相手検察立法です。「準強制性交罪じゃなくて強制性交罪で起訴しろよ」「そもそもその2つの罪がなんで別なんだよ。統合しろよ」そういう主張は正当だし支持します。

でも、裁判官おかしい! 裁判官性教育を! なんて、矛先を間違えた主張にはまったくもって賛同できません。そういうの魔女狩りって言うと思うんですが。正しい判決を下しただけなのに訴追請求しろとまで言われてるの気の毒すぎるでしょ。

ということで何が言いたいかというと、

ってことです。

ぶこめ

学習性無気力症」は正常な判断がある状態と言えるか問題じゃね? 洗脳と言い換えてもいい。そりゃ酩酊昏睡ではないが、かと言って。

そういう理路で批判するなら理解できるんですが(検察もそういう判断から強制性交罪で起訴に踏み切ったんだと思いますし、無茶な考えというわけではないと思う)、明らかに「抗拒不能」の意味を「抵抗できない」って意味だと勘違いしてる人多すぎなんですよね。この増田はそういう勘違いへのカウンターなので、「抗拒不能」を正しく理解した上で文句を言うならご自由にどうぞと思います(でもその文句、つける意味あります? 準強制性交罪でも強制性交罪でも法定刑は同じなのに)。

過去継続的暴力、脅しは認定できても、「その」性交に向けた直接の暴行脅迫裏付けられないからこそじゃん?学部生なら努力賞だな。これに喜びを隠さない半可通ども↓は人間だったら反省しろ

補足。起訴された2性交事務所ラブホ記録で特定可能だった件)に対する直接の暴行脅迫はなく「暴行又は脅迫を用いて」の要件を満たさない。177条なら有罪になったはずとの増田の論は誤り。

そういう懸念はありえるところだと思います検察が準強制性交罪を適用したのもそういう懸念があるからかも)。ただ、滝本太郎弁護士が紹介されていた判例https://sky.ap.teacup.com/takitaro/2545.html)によれば、強制性交罪も成立しそうに思えます

リンク先の内容を簡単に紹介すると、「2周間前に脅迫された女性が、脅迫してきた男に自分から連絡して性交した」という事例で、男は強姦罪有罪になっています。とすると脅迫暴行時間的に近接していなくとも構わないという理解になり、以前に暴力を振るわれていたから怖くて抵抗できなかった、もじゅうぶんに177条が成立しそうな気がするのですが、いかがでしょうか。

よくわかった。けど、準強制ウンタラ罪が適用できるケースってものすごく少なくなりそうだなとも。

強い酒飲ませて泥酔させたとか、飲み物睡眠薬仕込んで眠らせたとか、そういう事例はたまに聞きますが、軒並み準強制性交罪が適用されます

それは別にして、今回のケースでも法律が必ずしも犯罪に至るまでの過程までは拾えてないんだ。ってことで、これからはどうしようね。って話をしてる人も多いと思うんですけど。

ちょっと前に性犯罪関係法律が変わって、強姦罪強制性交罪になり、監護者等性交罪が新設されたので、けっこう拾えるようになっているのでは? 少なくとも、現在において18歳未満の娘と性交した父親はそれだけで罪に問われます

今回の件は、18歳未満での性交があったのは法改正前だから新法が適用されず、18歳以降の性交のみに絞って起訴するほかなかったというだけです。でも、これは性犯罪だろうが他の犯罪だろうが変わらない、近代社会大原則ですよね。

正直、今回の騒動ビックリしたのが、まるで性犯罪関係では司法はちっとも変わってないみたいな主張をしている人の存在です。2017年刑法改正性犯罪に関して議論を経て改正がなされたのは、性犯罪に多少なりとも興味があればジョーシキでしょ、って思ってました。まだ改革が足りない、という主張は賛否は別として理解できるんですが(不同意性交罪を作ろう、という議論はこれですよね)、これまで行われてきた改革を知らずに発言してるっぽい人はいったい何なの、と思います……好意的解釈すると2年前は性犯罪特に関心がなかったってことなんでしょうね。

やっぱ「逃げる」をどう処理すりゃいいんだという暗い気持ちがわく。多種多様暴力から逃げようと必死なのを、今は未来からひっ捕まえて正常だねと呼ぶしかない。背後に増田の威を借りてマウント連中が通る中で

逃げようと思えるくらいにはマトモな判断力が生きていた人を無理やり犯したのだから、上訴して強制性交罪に訴因変更して有罪判決を出してもらえばそれでよいのでは。

ただ、検察捜査方法がマズかったという話も出ているので、仮に訴因変更しても無罪判決になる可能性はありますね。それはもうどう考えても検察が悪いので仕方ない。今回の検察は録画・録音していたという点で相対的にいえばかなりマトモな部類に入ると思いますが、そんな人たちでも調書の捏造とかやっちゃうんだ……と慄然としました。じゃあマトモじゃない警察検察に捕まったらいったいどんな調書を作られちゃうの? 怖すぎでしょ。

正直、誰がどう考えても悪いやつだけど警察検察捜査過程で色々やらかしている、という案件については、積極的無罪を出していくべきだと思っています。これって冤罪なんじゃ……? というケースで無罪判決が出るのは当然だと思われてしまますが、どう考えても真犯人でひどい犯行をしている、という人が捜査手法理由無罪になるような案件が続けば危機感も生まれるでしょう。まあ、これは本題とは関係のない余談ですが。

増田の言うことは最も。どっちの罪に該当するか微妙とき横領窃盗とか)で、検察がどっちの罪に該当するかを間違えたら無罪ってのは制度瑕疵じゃないかと思う。裁判官責任ではないけど。

から予備的訴因というものが認められているし、必要なら訴因変更もできるわけですよね。別に一発勝負というわけではないので被告人人権侵害しない範囲で訴因を変更するなり追加するなりすればよいのでは(むちゃくちゃな訴因変更もありますけどね。過去冤罪事件だと、おいおいそりゃないだろ、というのが結構あります……最近だとオウム真理教事件菊地直子さんの裁判なんかがそれ)。

法律解釈的にはそうかもしれないし、大衆法律わかってないのもそうなんだが、「法治国家」が法をすり抜ける悪や、被害者の理不尽な敗北がまかり通る世界であってはいけないし、法の正当性が揺らぐと思う。

高校生とき冤罪問題を知って以来、「十人の真犯人を逃すとも、一人の無辜を罰するなかれ」が法治国家原則であり法の理念だと強く信じています。私は、私が無実の罪で裁判にかけられたときに、圧倒的な力を持つ検察からなるべく守られる社会の方がいい。たとえそのために、真犯人無罪放免になったとしても。

知識解説はありがたいし司法役割冤罪問題は最もだが、暴力行為があったことは明らかな事件解説で「10人の真犯人を逃すとも」と持ち出すのは心ない言葉に思える。支持はできない。

何をおっしゃっているのかよくわからなかったんですが、ひょっとしてこの事件被告人が「一人の無辜」だと思ってます? そのフレーズは「一人の無辜有罪にしないためには十人の真犯人無罪になる仕組みであってもやむを得ない」という意味なんですが……

暴力根絶と冤罪防止はトレードオフではないぞ~

犯罪者の必罰と冤罪防止はトレードオフですね。裁判官を訴追しろとか無罪判決さないとか言ってる皆様は性犯罪者は必罰にせよって言ってるんでしょ? それは冤罪防止と矛盾します。

んで、準強制性行罪は無罪なのはわかった、疑わしきは被告人の有利にもわかった。んで被害者の人権はだれが、どうやって守るんだ?身の回りで同じ事がら起きたら自分はどうすればいいかわからん

じゃあなんで検察リスキーな準強制性交罪を使ったのかと、そういう状況でいったいどうやって被害女性を助ければよかったのか。

刑事裁判は「被害者の人権を守る場」でも「被害者を救済する場」でもないので……「被告人有罪にするかどうか決める場」であって、対決の構図は「圧倒的有利な国家権力である検察官vs.無力な一般人である被告人」なので……被害者の人権を守ったり救済したりするのはシェルターとか医療とか警察の早期介入とかなので……

「まともな判断力がない」「まともな判断力があるが死ぬ気で抵抗した」場合は罪に問えるけど、まともな判断力をもって抵抗を諦めた場合は罪に問えないのかしら/検察に厳しい立証責任が課せられてるのは分かった

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どうやればこの増田から前段のような理解が出てくるのかマジで理解不能ですわ。 Permalink | 記事への反応(24) | 10:22

2019-02-28

学習性無気力しんどいんだけど元気になる方法無い?

時間…無い

お金…無い

自由…無い

2018-11-18

anond:20181117113030

増田は何やっても自信がつかないという人の存在が見えないのかもな。

それと、自信があるタイプにも、生来とりわけ根拠もなく自尊感情が高いタイプもいれば、継続的に火をくべ続けることでようやく自信を維持できる人もいる。

後者については元々の才能に依存してることが多いので、合わない環境でもがき続けると全てに自信をなくしたローカルミニマムにはまり込むこともある。そしてその状態が続くと学習性無気力状態に陥る。

増田はどっちかというと、継続的努力で自信を維持する後者タイプに見えるけど、そうだとすると努力はもちろんだけど才能や環境や運にも恵まれてるってことだと思う。

2018-10-15

【解答と解説

anond:20181015173833

(A) 北丸雄二

ジャーナリスト元中日新記者ゲイであることを公表

2015年自民党武藤貴也未成年男性買春していたことに対して、北丸がTwitter上で発言

北丸雄二氏「「隠れホモ」はLGBTとは関係ない」に炎上 - Togetter

北丸雄二@quitamarco https://twitter.com/quitamarco/status/636591559358582784

武藤貴也の「隠れホモ売春話をLGBTの話と結びつける必要はないと思います

「隠れホモ」はLGBTとは関係ない。LGBTとは、自分を「私はLGBTの◯◯だ」と言える人たちが獲得したカテゴリーなのです。

「隠れホモ」は、そこに値しない(ということをエンカレッジ意味で言い続ける)。



(B) 杉田水脈

自民党衆議院議員

新潮452018年8月号『【特集日本を不幸にする「朝日新聞」』に寄稿した『「LGBT支援の度が過ぎる』での発言

例えば、子育て支援子供ができなカップルへの不妊治療税金を使うというのであれば、少子化対策のためにお金を使うという大義名分があります

しかし、LGBTカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり生産性」がないのです。

そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか。にもかかわらず、行政LGBTに関する条例や要項を発表するたびにもてはやすマスコミいるから、政治家が人気とり政策になると勘違いしてしまうのです。



(C) 小林節

慶応大名教授憲法学者

2018/09/26付日刊ゲンダイ『ここがおかし小林節が斬る!』での発言

『杉田水脈議員“擁護論”の怪 「論として成立」していない』|日刊ゲンダイDIGITAL

GBTに関する発言で「袋叩き」に遭った杉田議員擁護する特集が載ったというので、「新潮45」を買って読み、驚かされた。

教授(※藤岡信勝)は、まず、杉田論文を要約した。

(中略)

(4)LGBTとひとくくりにすることがおかしい。T(トランスジェンダー)は「障害」なので医療行為を充実させるかは政治として考えていい。

しかし、私の感想は次のものである

(中略)

(4)LGBTは先天的DNA問題であり、治療対象になる「障害」ではない。



(D) 勝間和代

経済評論家。同性のパートナー交際していることを公表

2018年10月11日に開催された「work with Pride 2018」での勝間発言としてLGBTアクティビスト東小雪Twitter投稿(当該Tweetは削除されている)。

どのような文脈での発言かは不明

https://pbs.twimg.com/media/DpRd7NHU4AAkNYW.jpg

今年5月カミングアウトされた経済評論家勝間和代さんのメッセージカミングアウトされた時には、数十件の取材があり、その反響に驚かれたそう。

「静かに暮らしているのだからそっとしておいてほしいという反応は、学習性無気力症なのではないか

LGBT練習問題

次に挙げるそれぞれの発言をしたのは誰かを答えなさい。

(A) 「隠れホモ」はLGBTとは関係ない

(B) (LGBTカップルは)子供を作らない、つまり生産性」がないのです

(C) LGBT先天的DNA問題であり、治療対象になる「障害」ではない

(D) (LGBTの)静かに暮らしているのだからそっとしておいてほしいという反応は、学習性無気力症なのではないか

2018-09-11

NECで何が起きているのか

かつて日本代表するPCメーカー、そしてシステムインテグレーター大手6社に数えられるNEC。それを退職した今、機密に触れない程度に、特に研究所の裏事情説明していこう。おそらく製品部門は違う苦しみを抱えているだろうが、高額なボーナスもらってるんだから耐えてくれ。

IT音痴研究所トップ

私が入社したのは、研究発表でのいわゆる一本釣りだった。釣りあげた部門も、当時の研究比較的近かったため、給料をもらいつつ研究ができる、という不純な動機があったのは確かだ。大手特有研修体制も魅力に感じた。

雲行きが怪しくなったのは1年目の夏である。当時研究所トップであるE氏による、研究発表の総評の場で「まだそんな研究していたのか」という発言だった。NECシステムインテグレーションといえば、重要事業の柱であり、事業からの引き合いも非常に強かった。折しも、AWS日本国内での事業が躍進し、オンプレミスとは違う流動性の台頭に、研究テーマとしては佳境の段階であった。そこに貢献するミッションは他の研究テーマでは代用できないものである

それをE氏は「そんな研究」と一蹴したのだ。翌年、予算はつかず、研究チームは文字通り解散となった。そしてシステムインテグレーション研究NECから完全に姿を消すことになった。E氏は光通信の元研究者で、正直なところなぜ偉くなったのか、今でも疑問であるが、少なくとも大のつくIT音痴であることは仲間内では有名である。それこそ当時はデータベースとは何か、すら知らなかったようである

E氏が理解できる、できないはあったにせよ、そして価値提供方法まで突き詰めて考えられていたかは怪しいけれど、少なくとも、なんのためにやっているのかわからない研究ではなかった。「バイオプラスチック 漆ブラック」などいった、海のものとも山のものもつかぬものより劣っていたのだろうか。カーボンナノチューブ研究すらまだ留保しているのに。

そしてE氏はNEC常務となり、CTOとなった。社内では最高級(給)のブロガーと称され、「未来について考える」だとか、「~について意識しなければならない」といった、きわめて抽象的、かつ薬にも毒にもならないビッグワードを垂れ流し、評論し、何かをいっているようで、実際には何ひとつ具体的な行動や指示を出せない人物である。そして未来創造会議というような、何ら結論の出ないもの露出するようになった。あれを見た人は、NECが何の会社なのかわからないだろうし、それは製品として何を提供するのかすら伝わらないだろう。漫画雑誌企画会議ですらもっとマシなものだろう。

実を結ばない研究

研究所といえば、技術部門の花形、と思われる人もいるかもしれない。事実、優れた技術はほぼすべて研究所であるしかし、本当に優れた技術NECから広報には載らず、社外からの引き合いが先行する。なぜなら、広報インパクトが優先され、そして広報ノルマを充足するために実施されるからだ。そして時には大きな「事故」となる。

数年前、橋梁構造物劣化診断という技術日経新聞掲載された。これは固定カメラ画像撮影し、振動による変化で構造内部の劣化モデリングし、内部ひび割れ可視化するという画期的ものであった。事件の発端は、その研究途上であった技術に対し、研究所理事(*2)がメディアの前で口を滑らせたこである。当然注目され、実用目途についてまで発表することになった。実際には理論検証完了し、クリアしなければいけない項目の洗い出しの最中であったという。1年後を目途とされた研究テーマは、その後研究所から姿を消した。撮影には非常に繊細な取り扱いが要求され、撮影時の振動に弱いという欠点を克服できなかったと思われる。これは当時画像診断系の学会でも度々指摘されていたもので、研究者の間で共通認識であったが、残念ながら理事には理解できなかったようである

談合事件役員人事

ここ数年のNECもっとインパクトがあった事象は2件の談合による指名停止であろう。煽りをくらい、全く無関係研究所予算がまずは削減された。そして賞与が大幅に減額である。社内ですら、談合当事者やその上司名前は完全に秘匿され、明に責任をとった人物存在しないことになっている。おそらく、公表した場合、全社員から報復を受けることを恐れたのであろう。

すると、不透明な人事はいたるところにあることに気がつく。前期の大幅に未達だった中期計画責任者だった遠藤社長会長になり、その策定の中心人物だった新野副社長社長となった。そして次の新中期計画は1年目でとん挫したにも関わらず社長以下留任ときたもんだ。

グローバルビジネスの低迷。これからNEC生命線とまで言われていたグローバルBU。彼らは海外売上比率を25%を目指すと宣言していた。中期計画に対して、何ひとつ貢献できずKPIを外したそのトップ、真っ先に責任を取らなければならない人物M氏は、翌年副社長となった。その自浄作用の無さもさることながら、株主債権主の銀行は一体何を考えて、彼らの役員人事を承認しているんだろうか。株価は買値の1/10となった、もう値動きすら見たくないから早く潰れてくれ、と思っているのだろうか。

今後、NECは暗黒の時代を迎えるだろう。折しも今年は3000人のリストラを掲げ、断固と構造改革を実施する覚悟を強調する新野社長しかし、彼にあるのは覚悟だけであり、スタッフを減らす方策すら定まっていないだろう。現状、10人が事業仕事をし、8人が彼らの事務担当するような人員である。そして今回の早期退職は主に事業の主力たちが手をあげるようである

最後

思えば、個人努力が何に対しても反映されず、学習性無気力に苛まれ続けたNECライフであった。管理能力に長けた上司はおおむね本社接収され、帰ってくることはなかった。そして残ったのは、管理職不適格でありながらも、降格制度存在しないことによる吹き溜まりである会社学会仕事をしにきている主幹研究員なる人種もいれば、1時間前の記憶すらないような痴呆老人である。そんな中、近頃はカルチャー変革(*3)を謳っているようだ。NEC暗黒時代たる本質まで踏み込み、ぜひNEC再生していただければと思う。

(*1)ビジネスマナー研修思想教育といったものからディスカッションなどがあったが、参加者講師レベルが低く、こいつら大学出てるのかすら怪しげだった。彼らが同期となって、社内キャリア形成意味もつ存在だと思うと、ぞっとした。さまざまな節目に集合研修は行われたが、効果を測定する様子もなく、ただそこに予算があり、研修実施することが担当者の評価だ、というような空気であった。そしてその直感は、NECスタッフ部門全体に共通するものであると後にわかる。

(*2)理事とは事業部長、本部長、中央研究所傘下の研究所経験者で、様々な理由部門消滅したりすると発生する役職である最近では、関西研究所CCII本部長、シンガポール研究所歴任し、価値共創センターを立ち上げ、これらのすべてを失敗させたY氏が理事となっている。彼らは理事になると、「天下り」先を探すことがメインの仕事になる。そして彼らが天下れば、空席となった理事は別の元所長が補充される。

(*3)カルチャーは変革できても、働き方全般違法裁量労働たるVワークの制度は変えられないだろう。また社員モチベーションを上げるための施策は、すべて人事部門判断によって握りつぶされると思われる。総務部人事部門抵抗をどのように回避するのか、外様役員の腕の見せ所だろう。

2018-03-20

決心がにぶる

もうすぐ35になるおっさんである。未婚であり、婚活結婚話題である

学生の頃から、好きだと言った人に振られた記憶しかない。

仕事をするようになって、職場ちょっと仲良くなった人をお茶に誘うとか、土日に地域趣味サークルに参加するとか、

土日のイベントに参加するとか、そういう場所で知り合った人で(仲良くなった人に)知り合いを紹介してもらえないか交渉してみるとか、

いろいろ"自然に"出会えるようにしてみたがまったくお付き合いだ恋愛だということにならずに気づいたら時間が過ぎていた。

婚活アプリだとか相談所は、"自然"ではないと思っていたがいい加減もう我慢できないと登録しようと思ったもの

"自然でない"という同意見を見てしまい決心がにぶっている。

人にはそれぞれのしあわせがあり、アプリなり相談所なりで出会ってしあわせに暮らしている人たちもいるのだろう。

しかし、今の私が"自然"にこだわっている限り、出会いを後ろめたいものと思っている限りしあわせではないのではないか

と思うのだが、人生で最も若いのは今この瞬間である。やりたいことをやるしかない、と鈍った決心を研ぎ澄ます

となっても、思い返しているとそもそも好きな女性に好かれたいと行動しながら20年くらい過ぎて、今や学習性無気力のような、

もうダメなんじゃないかという漠たる不安がまとわりついてしまっている。

こうなってはもはや一人で生きていく覚悟をするべきなのかもしれないなあ、とも思う。

なのに今日もまた友人の結婚の報を聞き、お祝いをした。妬むような気持ちもまったく湧かなかったが

自身のふがいなさのようなやるせなさが募ってしまった。こうなると一人で生きていく決心もまたにぶってしまう。

不機嫌になっている人間に人を紹介する人もいないだろうとなるべくニコニコとしているつもりであったが、

心のほうが疲弊してきているのかニコニコとしている自分であり続けようとする決心もにぶる。

ぐるぐると、ぐるぐると回って、ゆらゆらと揺らいでいる。にぶっている。

2017-08-09

努力でなんでも報われると思ってる厨へ

努力成功可能性を上げるに過ぎない。100%はあり得ない。

あと、努力の見返りが得られず失敗が続けば努力できなくなるんだよ。

脊椎動物なら共通する学習性無気力というやつ。

ここまでいった人にとって、努力が足りないだけどいう言葉刃物のように残酷だ。

成功体験があってこそ努力ができるサイクルに入れる。

2016-12-06

いびりとからかいいじめ

いびりとからかいいじめの関連を考えていた。

直接的ないびりは女子イメージ

からかっていびるのは男子イメージ

それが連続したものいじめに発展する系?

中学時代自分はいじめられてはないけど、

日常的にいびられていた感じで(カースト的に下だったから)、

わりと学習性無気力障害気味というか鬱気味だったと思う。

部活ランニング時、自分だけ掛け声かけてもらえなかったいじめに近いことも時たまあったけども。

高校は高偏差値の方の学校に入ったので、

そういうのとは無縁だった。

いびるのがかっこ悪いって思ってる人、多かったのかな。

他のクラスでは色々あったみたいだけど、

いびりというよりは対立って感じ。

自分に関しては中学時代学習性無気力障害気味なのを引きずった感じで、

なんか高校天国なのにやる前から諦めてたというか疲れてたと思う)

いびる人やいじめる人って

自分に相当自分に自信あるのかな。

自分立場が揺るがない自信は間違いなく有りそうだけど。

立場なんて、環境変わっただけで、コロコロ変わってしまうのにね。

中学から高校に行って、

立場逆転してしまった人もいるっぽかったし(電車で表情見ればなんとなくわかる)、


不変的なものなどないんだけどね。人間関係なんて。

2016-03-31

[]

バカ「どうして俺は報われないのか。世の中は間違っている」

はてなー「お前が無能なだけ」

バカ「無理。俺は無能から

はてなー「そんなわけない。学習性無気力

なぜなのか

2016-01-08

anond:20160108141520

当たり前だボケ社会生産性なんぞ知るかー!私ら底辺となんの関係があるんだよ!

のし上がる努力なんて学習性無気力で消え失せたわ!

滅びろ!社会なんぞ!知ったことか!

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