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はてなキーワード: フツーにとは

2024-01-04

anond:20240104135605

事実を述べてるだけだぞ

というか、下記を書いてもどのみち発狂するっていうのは、マジなんなんだろうな?って思ったところ、

殆ど脳が物理的にないけど、公務員(ホワイトカラー)職に就いて、結婚子どももいて、44歳まで過ごしてきた男性もいるし、

Meet The Healthy, Functioning Man Who Survived With Almost No Brain. | IFLScience

https://www.iflscience.com/man-tiny-brain-lived-normal-life-31083

『頭が悪くても日本日常生活で何も困らない、なんなら日本の平均以上貰うの余裕で可能』、

たとえ頭が悪い障害ニュアンス(知的障害等)も含むものだったとしても、

作業所ではなくフツーに正規雇用で働いて暮らしてる。なんなら障害無自覚なこともある』

そういうレベル(まともに文章読めない・推察できない)でも問題なく社会でやっていけるのが世の中なので知能とか関係無いですよってずっと思ってるが

それでも知能・知能・知能・学歴とか言っているのは、グレー、ボーダーゾーンの人が多いからなのかも知れない 

 

ああ、『親の愛』かって気づいた。両親がまともな人なら、知的障害があっても大学行くし、

親がまともじゃなくても、親から無条件の愛をもらていれば自分能力に疑問は持たないで何かを積み重ねられるはずなんだね

 

から無条件の愛をもらっていない場合高学歴ギフテッドでもその人生は厳しいものになる

知能/親の愛、両方とも外しちゃった人はが犯罪者にならなかったことを世界中の人は褒め称えるべきなのかもな

anond:20240104114912

デート自由恋愛なんだから好きにしろよというか、男しか出してないカップルフツーに別れたら?

好きで好きで仕方ないならしゃーないけどな

 

婚活は出しなさいよ。デートじゃなくて条件確認している面接なんだから

面白がってアスペに誤った認識与えるのマジで辞めた方がいいと思う

運営側拒否されない限り、どんな使い方をしようが自由っちゃ自由ですけど、

割り勘で結婚前提の相手を探すならフツーにSNS募集かけた方が勝利高いと思うぞ

anond:20240104105843

増田はそういう妄想したい子でもマジでそういう子いるみたいなのでお可哀想にって思ってるよ

これ結局はお金問題ではなくて親が愛してくれなかったに繋がるんだと思うんだよな

 

大前提として、デート食事会ではなく"面接"です。面接が嫌なら自由恋愛してデートしよう

トラブル防止のためにここは婚活業者別に勘違い利用者に与えていないと思うんですけど、

婚活はお手軽に恋人が出来てデートができるシステムでは無いです
配偶者候補と"面接"ができるシステムです

 

ただ、出会い出会いなので、配偶者候補としてお互いに出会っても、

一目惚れ自然恋人関係になれるということもあるというシステム

 

まずは恋人が欲しいのか結婚がしたいのか自分の中で明確に決めておくことですな

 

婚活なんてしませんし、日常でワイは極端に貧乏な人との1対1の付き合いは避ける
だが、それ以前に・・・

フツーは稼いでる方が出すよね。出したくないなら同じ所得の人か1人で過ごしたら?

安い店行きたくないからいからワイ出しますけどね

テキーラ遊びしている界隈と本質的に変わらんぞ

今、炎上してる門りょう動画でもやってたが

金持ってるのに金ない風を装ってキャバクラ来る奴はやっぱいるそうな

いや実は俺キャッシュで3000万持ってたんだよねとドヤっとネタバレ対応したことがあるとのこと

ヒカルプライベートでそういうのやったようやで

ってかYouTube動画企画でもヒカルと気づかれず塩対応されとったのあったような・・・

 

ワイの知り合いの夜もどこぞの御曹司がそういう遊びしてるの対応したことあるそうな

 

シンプル可哀想な人って思う

金あっても幸せになれんやつが幸せになるのって相当ハードル高いぞ

そもそも嫌いなものストレス源にわざわざ近づくのは賢い振る舞いではない

 

自己肯定感が低い人は性の安売りをしま

美女イケメンかわいいだったら人生無敵?自己肯定感モリモリ?

ンなわけね~~~~~~~~~~~~のです

  

ガチャ環境ガチャをハズしてると性の安売りを始めます

具体的にはコンカフェ水商売エロ撮影販売アプリで立ちんぼ始めます

DV野郎となぜか付き合ったり、まさかのお手当や仕事口利き無しで不毛不倫セフレしま

 

性の安売りしてない人は何をしてるのかというとフツーに会社員として働いてます

見目が良い人に対しては甘い人がやたら多いので、あからさまに能力が足りなくても面接まで辿り着ければまず落ちませんし、

血迷って技術畑に来るとひたすらに迷惑な人だけど、営業畑であれば若い間はある一定の成績は確実に出せます

自分を養ってくれる理解ある彼女ちゃん彼くんだって職場取引先で見つかるかも知れません

わざわざ自尊心すり減らして性を安く売る必要性微塵もないわけです

2024-01-03

anond:20240103164520

これは困っちゃいますわね

個人判断うごかれたらフツーに大混乱なんですわ

 

 

命が掛かっている場面で冷静にいられるわけないだろうとか、

必ずしもプロフェッショナルで最善の対応がなされるとは限らないだろうとか、

そういう主張ならわかる

anond:20240103152940

フツーにキッズのお守り(それも自分の子どもじゃなくて兄弟姉妹親族の)しながら

リビングでとかだと思うけど

あと海外でも普通に家のことやらないの離婚案件だと思う

 

先進国なら自分の部屋やレンタルスペースやカフェ図書館じゃないの

anond:20240103114716

子どもが無条件に可愛いとは言っていないんだが?

しろ、身内の子どもや地域仕事で面倒をみている子どもでもなく、キッズモデルでも子役でもない子どもなんて、

心情的にも物理的な造形的にも可愛くもなんともない

 

ただ、フツーに考えて欲しいんだけど、幼い兄弟姉妹や身内の子もの面倒をみたり、外で子どもが困って助けるの見たら助けるのは、

外見や振る舞いが可愛い(自分に都合が良い)じゃ別に無いよね?

子どもの外見や振る舞いが可愛くない(自分に都合が良くない)と庇護しない・愛さないとか、紛う方なき毒親・クソペット飼い思考

 

というか、子どもじゃなくて、おっさんでもおばさんでも困ってたらフツーに声掛けしますよね。倒れてたら救急車呼ぶし

人間価値は年齢で減衰しない

 

 

『○○しても自分大人たち受け入れて貰えなかった・十分に褒めて貰えなかった』って感情持っている人って

仮に社会的成功しても永久幸せにはなれない

べつに、キリキリ努力たから○○ができるから外見が××だから、親含めた大人が受け入れてくれたわけじゃないんだね

子どもそのままで守られるべき存在人間存在するだけで価値があるんだよ

 

それを子どもに伝えることが出来ないか毒親問題は深刻なんだ

anond:20240103081938

なら婚活システム利用しないでフツーに自由恋愛すればいいと思うぞ

自由恋愛で付き合っていく中で結婚したくなったら結婚したら?

 

キミらはどのみち条件で結婚出来るタイプじゃないでしょって個人的には思ってる

家のために何が何でも結婚しないといけない人の婚活外国人嫁も視野に入れてガチなので

2024-01-02

anond:20240102191552

かつてのビリーアイリッシュがそうだけど

ネット親和性が高い彼女批判したらキッズから攻撃くるから

マゾか𝕏の収益化目当てじゃなきゃやらないと思う

 

でもリアルでは好みじゃないってフツーに言ってるから

なんもしてないのにドラマ主題歌やっただけで燃えたんでしょ

anond:20240102143322

知人って言葉インストールして欲しいです

 

近々ではせいぜい元友達親友とか呼ぶ虚構世界に生きる人が観測されたわ

親友の思い出

https://anond.hatelabo.jp/20230718222319#

 

こういう人らって自分のことフツー(マジョリティ)だと思っている節があるけど全然フツーじゃないぞ

人は自分と似たような人とつるむから自覚が持てないのかも知れんがの

  

結婚自由恋愛して好きな人といっしょに暮らすがマジョリティで、

好きでもなんでも無い人と生活のために暮らすのマイノリティ

それと同じで簡単関係が切れてしまう人を親友と呼ぶのはマイノリティだし、

(飛行機必要距離でもフツーにやり取りを続けるよ)

暇を潰したり、体面のために、好きでもなんでも無い人と一緒にいるってマイノリティだぞ

「どう考えてもそれ知人ですよね?」という人を友人と呼んだり、家族に向ける言葉感情として適切か疑問を覚える文章を発信したり、

爛れた性風俗の延長上にあるものを美化したり(港区女子など)、現実乖離したお仕事地域の話をしたり、

土地文化歴史に敬意を払わずに『◯◯は代官山っぽさがある』とか『東京の◯◯はXX県っぽさがある』と言ったりする、

 

こういう人たちの人生ってなんか意味あるのかな?って思う

虚構世界に生きてるので、五感が正常でも意味なく無い?みたいな 

どうしたらこんなに現実逃避出来るんだろう

anond:20240102140553

その自覚、ぽこぽこ無計画子ども作っちゃう人らにあるといいですよね

子どもペットでは無く人間なので、飽きたら捨てる!とか出来ないし、不幸がなければ80年は生きるんだよな

 

小学校中学年まで乗り切ればみたいな寝言を言っているのもいるけど、

子どもの持つ特性や発達スピードによっては成人後だってサポート必要だし、

まれつきの問題がなくても、いつ病や事故に遭うとも限らないのよ 

 

つか、健常者の子であっても、成人後もフツーにメンタルか人手か金銭フォロー必要で、

必要じゃなくなるのは、フォローしようがない年齢(自分還暦を越える)になってからなのよね

 

どこまで本当かネタかわからないけどとりあえずの責任果たしているようで何よりだな

anond:20240102133933

「200~300 万円未満」が日本最多で14.6%、「100~200 万円未満」が ついで13.0%、「300~400 万円未満」が 12.7%らしいので

一般ピープルじゃないですかね?

所得金額階級別に世帯数の相対度数分布をみると、「200~300 万円未満」が 14.6%、「100~200 万円未満」が 13.0%、「300~400 万円未満」が 12.7%と多くなっている。

中央値所得を低いものから高いものへと順に並べて2等分する境界値)は 423 万円であり、平均所得金額(545 万 7 千円)以下の割合日本全体で61.6%となっている。

2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況 | 厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/index.html

 

でもまぁ正直あまりピンとこないけどな、ワイが移住した地域最低賃金クソ安いけどワイはフツーに生活費30万以上使ってるしな

ただヤフコメ共感コメがあるってことは是正しないといけない格差があるってことなんでしょうね

 

日本人の過半数「平均443万円」を下回る金しか稼げていない…広がる格差に衝撃【公認会計士解説

https://news.yahoo.co.jp/articles/1b2014c6860e6d1f32e9d3cdc283b4136e21cb38

 

 

オンライン学部(特にCSMBAは早急に)は増えた方がいいし、税の公平さ考えたら、国公立オンライン限定でもいいので完全無償化するべきだろって思うが、
下記をみてこちらを案内しました。だいたいのことはネットで学べるんですわ、求めてるのが学位による職の補償(新卒チケット)でないならね

現代って産業の高度化がかなり進んでるから正直、高卒程度の知識じゃ全く足りないんだよね(anond:20240501105551)

 

★ 関連増田ITの利点はネット環境コンピュータがあれば容易に学べること

https://anond.hatelabo.jp/20240415093918#

 

★ Data Engineer vs Data Scientist: Similarities and Differences

https://www.stratascratch.com/blog/data-engineer-vs-data-scientist-similarities-and-differences/

anond:20240102114127

フツーになめたことすんなって言って良いと思うで。というかキッパリ言ったれ

自分時間提供するよりも、金だけ出す方が楽なんだろうけど、自分の親には自分時間を使って向き合え』ってな

 

おそらく悪気は無いと思うが、悪気が無ければ何をしてもいいってわけじゃ無いし、

そもそも増田時間増田時間だし、姉ちゃん勝手増田時間コントロールして良いわけじゃ無いぞ

 

anond:20240102084718

フツーに物事の正解はあると思いますの 

から道徳があり法があり教育があり悩むんでしょ

 

からないのは、明日何が起きるか?だぜ

どう生きるかは決めることが出来るが、未来に起こることは誰にも決めることは出来ない

 

上級国民でもエリートでも善人でも、先進国の高級コンドミニアムで寝てるだけで死ぬ(戦争でも地震でも火事でも殺人でも老衰でもない)という現実を人力でどうにかすることは不可能だが、

絶対ハッピーになると決めることだけなら出来る、逆にいうとそれ以外に人間にできること何も無いです、マジで

 

ちなみに人って本質的に変わらないと思いますの。変わっていないのに、勝手に変わったとそう思い込んでるだけですね

これは『お前は一生そのままだ』という負の言葉の投げかけではなくて、自分を追い込まない&迷走しないための言葉

自由意志が完全に自律的絶対的に存在するという考えは非常に疑わしいと一般的には考えられていて、

すべては周囲に対する反応なんだよね

 

人間にできるのは、『○○でありたい』と願う事までで、あとは完全に運任せ神任せ
『○○でありたい』という願いと『周囲の環境』が噛み合ってはじめて習慣が変わるんだね
その習慣がその人の態度や思考と呼ばれるに至るかも、完全に運任せ神任せ

 

本当に、過去から完全に独立して、周囲の環境から独立して、自律的絶対的に自由意志存在していたら、

厳しい状況下にある人の救いになると思うんだけど果たしてどうなんでしょうね? 

 

 

いずれにせよ、『○○でありたい』と願う事は非常に尊いと思います

ゼロに何をかけてもゼロしかならないが、そう願うという事は、環境が整えば動き出せるから

 

すべての増田がクジでガチャで神引きしますように🙏

2024-01-01

職場にいらん人だけど

去年超前線総合職男性が何人も辞めてもフツーに回ってるので

実はみんなそんないらんのかもしらん

anond:20240101130451 anond:20240101130921

違うなら違うでいいが、じゃあどんな闇よ(二度目)

 

闇と深みは違うということが書きたいだけの横増ならそこだけにフォーカスするけど

闇は光を定義できないと書けないんだね

"未だ生を知らず、焉くんぞ死を知らん" (まだ生についてよくわかっていないのに、どうして死のことがわかろうか)

と同じ話なのでフツーに深い話ですね

 

お手軽な欲を満たす要素なら、『厨二』とか『病み』とか『アウトサイダー風』とかではないの?

2023-12-31

クラスで一番の嫌われ者だった彼が地方公務員になって無双するお話 part.6/7

前 https://anond.hatelabo.jp/20231231221404

最後に六つ目だ。特別警報級の問題職員を取り上げる。

本章は、マジメに仕事をしてる人にとっては厳しい描写がある。F君が4年目の頃で、福祉課では「コミュ障だけど実力者」という位置づけになっていた。いや、実はコミュ障じゃなくて、そういう演技をしてるだけなんだが、とにかく皆飲み会ではそんなことを話していた。

この頃、福祉課が所管となる新しい公共施設を作ることが決まった。立ち上げの意思決定は偉い人がやって、後は福祉課という単位で内容検討及び整理(企画運営内容、スケジュール職員体制間取り地元の関わり、国や県の補助金、外部識者を交えてのミーティングその他多数)をすることになってた。

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(Tips) 行政職員の昇進と権力その他

エピソードの前に話しておくことがある。

地方公務員場合は、民間企業に比べて権限を持つのが遅い。行政権力を持つのベテランになってからでないと危険、という考え方による。地方公務員場合物事を決裁する権限の最低役職課長である民間でいう部長ほどの位置づけになるのは50代半ばか、早くても50代になってからだ(役職に年齢要件がある。課長は満45才など)。

民間だと、できる人は40才くらいで部長になるわけだろう。遅すぎるとは思うが、でも30代の人が生活保護適用とかの決裁権を有するのは怖いような気がする。正直何とも言えない。

ところで、当時の福祉課長(ハムスターの人)も、民間業界で例えると部長クラスだ。といっても、本人は会議で下の職位の人間が言うこと(各グループリーダーやF君の企画案を含む)を代弁するだけで、本人は大したことは考えてなかったと断言できる。

ただ、見た目は貫録があった。それで、偉い人が集まる会議でドーン!! と意見を言ってくれるのはありがたかった。しかし、難しい仕事になると部下に丸投げだった。課長としての実力はなかった。

ではなぜ、ハムスター課長職というランクが充てられたかというと、平成の大合併の際に福祉課長がいた自治体が当市とくっついたのだが……市町同士の合併協定の中に「○○町の出身者は、別表に従って一定の職位に就かせる」というのがあった。ハムスター課長もその例により昇進していた。

例として、合併直後は十人以上を管理職に就かせる決まりで、合併から10年後は五人以上を管理職に就かせるみたいな感じだ。当市の共有フォルダの隅っこにあった合併時の協定書(スキャンデータ)に書いてあった。

このルールは、個人的にはアリだと思う。というのも、吸収合併されるくらいの自治体から、力がないわけだろう。でも当市の一部ではある。放置はまずい。よって、その自治体出身の人を一定数昇進させることで、まちづくりの力がダウンするのを防ぐことを狙う意味では、妥当措置だと感じる。

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話を進める。

上で述べた新しい福祉施設関係で、福祉メンバー建築系の部署がある階に行くことになった。建築部署(住宅グループ)に今後の施設設計の予定とか、議会説明用の視点とか、入札スケジュールとか、いろいろ打ち合わせる必要があったのだ。

戸籍課とか市民税課は市民でごった返してるけど、土木建築フロアはそこまで客がいない。市民というよりは業者がメインだ。

その話し合いの際、Dさんという建築専門職の人が打ち合わせに出てきた。50代前後の人で、役職なしだった。ここに来る前に聞いたところだと、建築職も事務職もできて、土木建築系のプロ資格をたくさん持っている。入庁3年目で一級建築士試験合格したらしい。これまで市内の公共施設設計をいくつも手掛けた、と本人が言ってた。

近年だと、自治体職員じゃなくて建築コンサル公共施設の基本設計・詳細設計をする(※職員は最低限の図面だけを描く)ようになっている。そんな世の中の流れが悔しいと漏らしていた。

このDさんという人だが、これまでに見たことがないタイプの人だった。悪い意味で。この打ち合わせには、俺以外に総務グループリーダーと、そしてF君が施設管理部門代表として来ていた。F君がいるグループリーダーは、訳あって病気休暇に入っていた。一応犯罪がらみだ。詳細は述べない。

というわけで、まずは協議机に座ってF君が挨拶をすると、Dさんも話を始めた。

「Fといいます今日よろしくお願いします」

「お疲れさん。あんたとは初めてだのう」

はい。初めてです」

あんた、出身はどこなん?」

都内です。23区じゃなくて西の方」

「ほー、都内か。ええとこじゃの。ワシは和歌山よ」

はいありがとうございます……」※何かを察して表情が曇る

「緊張すなよ。共通点を探しとるんだから大事じゃろ。あんた、前はどこで働いとったん?」

広告代理店です」

「ほー、うちの息子も広告業界で働いとる。どこの会社におったん?」

電通です」

電通!! やるのお。うちの子アサツーよ。ちょっとは繋がりがあるのう」

ADK面白い会社ですよね。夢があって、挑戦的で。キャラクター版権仕事とかされてるんです? 息子さんは」

「それが教えてくれんのよ。親に仕事の話を。あんたは何をしとった?」

キャラクタービジネスをしてました。日曜朝にやってるアニメとかの」

面白そうじゃの~。ところで、F君は大学はどこなんじゃ?」

早稲田です」

「ワシといっしょじゃないか! 仲間じゃの。学部は?」

「○○学部です」※法文系

「そうか。ワシは○○で○○をしとった」※理工系

建築を専門に勉強されてたんですね」

「F君は早稲田第一志望か?」

第一志望です」

「ほうか。東大の滑り止めで入ってくるヤツも多いからの。これは……意外と繋がるのう」

はい」※F君が照れ笑い

それから公共施設の話はスムーズに進んだ。Dさんは頭の回転が速かったし、知識教養もすごかった。含蓄に富んだ話をしていた。ただ、役職はなかった。いわゆるヒラだった。一応は主査級だったが、ここまでは年齢で自動昇進する。役所内だと主査はヒラ扱いである。

話はサクサクと進んだ。Dさんの上司も同席してたけど、口を挟むことは一切なかった時間が経って、打ち合わせが無事に終わって雑談をしていると、同じ建築部署(住宅グループ)の年配女性職員がDさんが座っているところに来た。

「すいません、割り込んで。○○会社さんが急ぎということで電話を」

「あ……? 何を言うとるんじゃ。ワシが今何をしとるかわかっとんか?」

「先方に説明したんですが、急ぎということで」

「何をしとるかわかっとるんかっ!! なんで打ち合わせの時にっ!!」

 ※ここで、Dさんが持ってた筆箱で協議机をガンガンやりはじめた

「なんで邪魔をするんならぁっ!! お前、自分がなにしとんかわかっとるんかーー!!!!」

「……」

Dさんの上司が、「うん。Dさん。では、後でかけ直してください」と諫めたが、「あ!? かけ直すじゃと……? 協議が終わったんだろうが、じゃあ向こうが優先に決まっとろう、すぐ出るわ……おい、お前はアホなんか?」と、Dさんが上司に食って掛かった。

ちょっと沈黙があって、Dさんが女性職員を睨みつけた。

「お前、何もわからんのじゃのう。いかんど?」

「すいません……」

「二度とすなぁよ」

「すいません」

そそくさと、席を立って俺達は帰ろうとしてたが、F君がDさんに「ちょっと。怒っても何にもならないんじゃないですか?」と言った。

「なにが、どうにもならんのじゃ!!」

「怒っても、Dさんの……」

「あ?」

「Dさんの」

あぁ!? 若造が。なんならあ、お前。ボケじゃのう。おみゃあ、○○○でも○○○○でもなかろうが。まともにせえや。ワシは仕事をまともにやっとろうが」※差別的言葉のため伏せている。

「話を聞いてください!」

F君がヒートアップしはじめて、Dさんがさらに激昂したところで、無理やり席を立って帰った。フロアを見渡すと、お客さんであろう業者の人は……ほかの部署フツーに接客対応を受けてた。取り乱した様子はない。

また別の業者は、汚いものでも見るような視線でこっちを見ている。きっと、帰りの車の中で噂をするのだろう。

市営住宅管理システムと思しきパソコン保守点検していたベンダー会社の人は、落ち着かない様子で「どうしよう……」とまごついていた。

少数いた一般市民の人は、「なにがあった?」とこっちの方を遠目で眺めていた。やはり、家に帰って噂をするのかもしれない。



それから何度も建築部署に行くことがあった。できれば行きたくなかったが。打ち合わせに行かざるを得なかった。

多くの地方自治体ではそうだと思うが、建築部署というのは花形ひとつだ。なんたって公共施設を作るわけだから。この部署で「まちづくり計画」とか「都市計画マスタープラン」とか「○○市総合計画」みたいなものの骨子が作られて、後は企画調整課みたいなところが関係課を周って肉付けして、最後に専門コンサルに投げて、その自治体行政計画(プラン)が出来上がる。

そういうわけで、偉い人が承認した都市計画ひとつである福祉施設の着工にあたっては、この部署と話し合わないわけにいかない。絶対的必要ステップだった。ただ、次の話し合いからはDさんは混ざらなかった。建築部署配慮してくれたのだろう。

以後、建築部署に寄った際にDさんのヒドイ光景を何度も見ることになった。最低でも三度は見た。上司とか、同僚とか、市民(業者含む)に対してとんでもない発言をしていた。5つだけ抜粋する。

職員同士の雑談時)

「私は出世はしなかったし、今後もしない。市が自分に一体何をしてくれたのか。私はヒラだから、ここに尽くす義理はない。それは出世した人間仕事である

(〃)

「この部署(住宅グループ内の一般住宅担当の意)は、どの職場でも相手にされない人間が配属される掃きだめである箸にも棒にもかからない連中が集まっている」※真偽不明。俺に言わせると違う。

上司の机の前で)

「ワシはやる気はないんじゃけ、もう難しい仕事とか振るな。時間無駄よ。早期退職も考えとる。定年までゆっくりさせてくれ」

(連絡や報告をして、と言う同僚に)

「何を言うとる。自分判断せえ。必要情報はぜんぶお前らにやっとる。ワシが嫌いなら話しかけるなや……」

業者一般住宅下水道?の施工変更で窓口に来た時)

「なんで変更するんな。ちゃん二次製品使えや!! 出入口にブイユー(?)だと車が通ったら潰れようが。このままだと建築確認下ろさんけえの。やり直しよ、こんなん……」「あ? 利益にならん? お前の会社利益と、棲む人の利益とどっちが大事なんじゃ。言うてみい」

こんな醜い光景を、廊下で見てる人がいた。当市に部長待遇採用された人だった。Dさんとそこまで年齢は変わらない人で、苦虫を嚙み潰したような顔で眺めてた。人事のプロらしく、以前に庁内回覧で読んだところだと、前はリクルートで働いてたらしい。それだったら多分すごいのだろうが、でも俺はこの人が嫌いだった。

というのも、Cちゃんが試用期間で切られたのって、この部長の人が関係してると思う。これまではそんなことなかったのに、なんであの年度になって、急に試用期間でクビなんてことが起こるのか? 当市は間違った方向に舵を取ってるんじゃないかと弱輩ながらに感じた。

ところで、やっぱりDさんも不思議だったよ。あの後、Dさんがキレた女性職員にも、F君にも、ほかの職員にも、ニコニコしながら話してるのを見た。「さっきはすまんのう。怒鳴ったりして、ごめんの!」とニコニコしながら言ってた。到底同じ人とは思えなかった。人間というのは、こういうものなんだろうか?

次 https://anond.hatelabo.jp/20231231221406

クラスで一番の嫌われ者だった彼が地方公務員になって無双するお話 part.5/7

前 https://anond.hatelabo.jp/20231231221403

もう五つ目になる。これを含めて残りは二つ。早いものだ。

あれからすぐのことだった。うちのグループでやってた仕事がF君のグループに移った関係で、彼に引継ぎをする必要があった。公共施設を借りている土地の借地料を支払う事務なのだが、これがまた面倒だった。

民間だと、借地料はおそらく毎年固定だと思う。当市だと、しち面倒くさい計算をして毎年借地料を算出せねばならなかった。数十年のインフレに応えるための仕組みなのだが、正直ない方がよかった。

算定基礎としての固定資産税評価額を求めるには、資産税課に行く必要があった。ある日の陽が沈む直前、F君を連れて税務部がある棟に入った。すぐそこにある資産税課に入ると、夜当番だろうか、何人かの職員が残っていた。ちなみに夜になる頃に行ったのは、昼に行くと税金システムパソコン占拠して迷惑をかけるからだ。

自分が先に資産税課に入ったのだが、そこに女性職員がいた。といっても18才の子だ。今年入ったばかりの。新人職員が数十人並んで、全ての部署を詣でて周る行事4月にあるのだが、その時にいたはずだ。労働組合イベントにも居たかな。ファッション瀟洒な子で、普段仕事でも薄ピンクひらひらスカートを履いてる。

の子(Cちゃんとする)は、夜当番のようだった。自分の席でチョコレートを齧ってたよ。退屈そうにスマホ操作してた。顔つきは暗い感じで、ショートカットだった気がする。隣に同期の女性職員(※この子も夜当番)がいて、「ねえ、これ食べる? めっちゃうまいよ。ヤバいって!!」とチョコを渡して、一緒に仲良く食べていた。そんな様子を、先輩や上司の人が優しく見守っていた。

民間企業の人から見たら、こういうのは「温すぎる」って思われるかもしれんが、俺はこれくらい職場に余裕があった方がいいと思ってる。今勤めてるフリマアプリ会社でも、若い子に限っては緩い雰囲気でやれてる。仕事中にお菓子食いながら談笑してもOKだ(もちろん仕事できてるのが前提)。

この時だった。Cちゃんが、俺の後ろからF君が入ってきたのを見ると、飛び上がるように席を立った。トイレに向かった。いや、どこに行ったのか俺にはわからないよ。トイレの方向だったというだけで。

俺は税金システムパソコンに座って、F君に土地賃貸人税金額の調べ方を教えていた。F君は計算分野の飲み込みが早い方で(逆に文章読むのが苦手らしい)、あっという間に要領を掴んで、もう俺はいらないだろうとなった。後は時間に任せるだけだ。

そうこうしてるうち、Cちゃんが帰ってきた。自分の席に座った。その時のCちゃんは、化粧を直してたし、髪もセットしていた。オシャレ素人自分でもわかった。明らかに違っている。もうチョコレートは齧らないようだった。スマホも見ていない。黙ってちょこんと座っている。

そしたらさ、ある瞬間だった。F君が、Cちゃんちょっと眺めて、「Cさん」って呼んだんだよ。彼女椅子から飛び上がって、いや、マジで飛び上がってF君のところに向かってた。「なんですか?」って普段よりも低い声でやりとりしながら、システム操作方法をF君に教えていた。ほかにもあれしますか、これしましょうかって、丁寧にやりとりしていた。俺が知ってるCちゃんは、もっとギャルみたいなキャラクターだった。こんな落ち着きキャラではない。

この時のF君は、30才が近かった。年齢が10才ほど違っても、意外とそういう関係が成立するのかもしれないと思うと感慨深かった。ちなみに俺の結婚相手は同い年だった。若手職員カップル成立を目的とした労働組合イベントで知り合った。

《ここから本筋を離れる~》

この年度の末に、Cちゃん退職した。半年の試用期間の中で「適性なし」と判断されたようで、本採用を告げられなかった。無念……。

こういうのは嫌いだ。そりゃあ、本採用にならない若手がいてもおかしくないんだろうけど。でもさ、若者じゃん。将来どうなるかなんて、わからないじゃん。それなのに今がダメからって、そんな理由で人を斬るのは、ちょっと時期尚早にすぎるんじゃないのって、当時は感じていた。

試用期間でクビになる職員なんて、これまでに聞いたことがない。これまでは全員採用されてたはずだ。人事が方針転換したんだろうか。けど、俺はこういうのは間違いだと思ってる。確かに、Cちゃんは派手なメイク衣装で出勤してるし、勤務時間中にお菓子食べてるし、定時後に帰る際にはかん高い声で「○ちゃんバイバーイ!!」って恥ずかし気もなく叫んだりして、観てるだけで恥ずかしくなったこともある。

でも、若手だからこそ、もっと見守るべきだと思う。誰が将来どんな人間に成長するかなんて、わからないじゃん。まだ19になる齢なんだから。本採用したら後戻りできないのはわかるけど。

ちゃんと直接関係はないのだが、これ以降に新規採用された職員も、本採用を告げられずに消えていく人が毎年いた。

明らかな適性不足が理由だったら、まだ許せなくもないが……実は、福祉課に配属になった新規採用職員が、入庁して約四か月で妊娠したんだよな。それで産休を取ることになった。すでに別の子どもがいる職員だったから、育休とのコンボ☆だったのかもしれない。

その話を聞いて、福祉課の女性職員は「新人なのに産休なんてありえない」「ね、本当にあり得ないよね。常識ないの?」とか話してたっけ。これは、よく覚えてない。

それで何が問題かというと、その妊娠した福祉課の後輩は――本採用を告げられなかったのだ。うん、わかるよ。人事課の考え方は。半年間で本採用に値するか確認しないといけないんだから、夏前に産休とったら本採用は難しいよな。でも、そういう問題じゃないだろ。

そして、労働組合本体も、女性部も、あの子を助けられなかった(あえて助けなかった?)。あの子は、確かに入庁してすぐに妊娠したけど、でもまともな職員だった。数ヶ月しか一緒に働いてないけど、市民思いの職員だった。常識はある子だった。

この日記の冒頭で、俺がもう転職してるって話したけど、こういうことが積み重なって公務職場を信頼しなくなっていった。公務員の仕事が単純にキツかったのもあるが。それは認める。俺は、そこまで向いてなかった。そんなこんなで、30才になる頃にリクルート登録して転職活動を始めた。

《~ここから本筋に戻る》

暗い話はさておき。というわけで、F君はまあまあモテていた。それなりの大学出てるし、それなりの会社にいたしな。見た目はフツーだし、ちょっと話しただけだと人柄もフツーに見える。

からすると、なんでモテるのかわからなかった。顔はフツメンだったし、体つきは中肉中背だったし、性格は暗かった。性別は違うけど、池田エライザムード暗めのドラマ(Followersとか…)に出てる時に、なんかダークな表情になるじゃん。あん雰囲気だった。



また別の仕事で、とある福祉関係の機材を『ふるさと納税』に出してもらおうということで、まちおこし課までF君を含んだ数名で行ったことがある。その窓口に出てきた、若年の女性職員がいた。俺よりいくつか年下だった。まだ大学出たくらいの年齢なのに、どの市区町村でも花形仕事であろう、『ふるさと納税』の企画運営を任されていた。この子も確か、Cちゃんみたいに高校を出てすぐに市役所に入っていた。

の子事務スタッフとかじゃなくて、本当にいろんな権限(フツーに千万単位の金が動く)を上の人から委任されてて、「こいつマジですげー!」と思ったエピがいくつもある。

の子も、もう市役所を辞めて民間企業(大手コンサルティング会社)で働いてるけど、こんな子を見ると、優秀な人は民間とか公務員とか関係ないんだなって思える。


それで、この子もだった。とある選挙事務の時だったか最後開票事務(※市民会館で票をカウントしてから記者発表をする)があって、夜9時にスタートするんだよ。それまでホールで待機してるんだが、F君が二の腕に「開票従事者」の腕章を付けて立ってるわけだ。

すると、そこにふるさと納税担当者のあの子が来て、「腕章を巻けない~」って感じでまごまごしてる。F君がそれに気が付いて、「巻いてあげようか?」となってた。わざとらしかった。ちなみに、あの腕章が1人では巻きにくいのは事実だ。安全ピンを片手で扱うようにして、スーツ上着の肩辺りに針を通す必要がある。

F君の前には、ほかに2人ほど、その行為希望する女性がいて――あの時はヤバかったね。Cちゃんの時ほどじゃないけどヤバかった。複雑な気持ちだった(腐女子の方、どうかお静かに……)。

女子目線から見てモテる男って、普通は読めないものなのか? 俺には、F君が女性職員からモテ理由理解できなかった。まあ、それは『男性目線から見てモテ女性』というのが、女性から想像できないのと似てるのかもしれない。

いろいろ話してきた。もし、彼がこの日記を読んだらどう思うのだろう。初めは、本当に多くても一万字程度のつもりだったのに、ヤバい文章量になってきてる。でも、いざとなっても俺と彼との仲だから(腐女子の方、どうかお静かに!!)、なんとかなると信じている。たとえ見つかっても許してくれる、という根拠のない甘えからこんな赤裸々なことになってる。

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クラスで一番の嫌われ者だった彼が地方公務員になって無双するお話 part.3/7

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三つ目になる。飲み会のことだ。

あれは、F君が福祉課2年目の時だった。課内で飲み会があったのだ。肝心のお店だけど、和風洋風かどっちつかずの、食い倒れ的な意味で名店と呼ばれるところを予約した。課のほぼ全員が参加する、夏場の納涼飲み会だった。

あの頃の俺は……異動した先輩の跡を継いで苦戦中だったけど、ようやくマトモに業務を進めることができるようになり、調子に乗ってた。後輩にもマウント取ってたかな。まだ当時は、マウントを取るというネットスラング一般的ではなかった。

しかしまあ、俺はやはり調子に乗っていた。当時は、市内に軽く十以上はある社会福祉法人指導監査をする立場だった。会計報告も読み解かないといけない。その業務担当者になったのは、俺が史上最年少だった。

でも、仕事負担はどんどん重くなった。特に人間関係トラブルとか、犯罪性のある監査事案になると実力が追い付かなかった。年を経るごとに消耗していった。躁鬱的な症状だ。

年を経るごとに、冒頭あたりで説明したような、よくない先輩方に近づいている感覚が出てきた。

飲み会の話に戻るけど、自分と若手複数名が幹事役だった。予算を考えるとか、お店を押さえるとか、当日の司会進行とか、みんなの注文を伺うとか、二次会の手配とか、上司タクシーを呼ぶとか――増田社員のみんなもやったことがあるような飲み会仕事だ。

納涼会にはF君も参加していた。こういう会だと奥の方で大人しくしてることが多い。協調性がないキャラだったから、どの上司もF君に幹事を任せようとしなかった。彼も任されそうになると断っていた。

予約した居酒屋は、料金に比して料理がたくさん出ることで有名だった。部屋に案内されると……広い客間の中に、テーブルをいくつも合体させたうえで純白のクロスが掛けてあった。みんなゾロゾロ椅子腰かけて、料理を楽しみに待っていた。いや、サランラップがかかった刺身はすでにあったかもしれない。

食卓の見た目は洋風で、床はカーペットだったけど、部屋の造りは伝統和風スタイルだった。参加人数は、三十人ほど。

飲み会スタートから数十分後のテーブルの上には、刺身の盛り合わせとか、おしゃれな豆腐とか、唐揚げとかポテトとか天ぷらとかフランクフルトとか、なんかもういろいろと並んでいた(高そうな料理もあったが名前がわからない)。食事的な意味で皿を片付けるのも難しかった。

俺と同年代職員幹事役で手一杯だった。注文の多い上司や先輩が多かった。福祉課長もその1人だ。毎回違うお酒を注文する。飲み放題メニューにないお酒の注文は、もはや基本だった。

そのうち、飲めや歌えやの大騒ぎになった。カラオケはなかったが、大声で民謡を歌う人はけっこういた。フローリングの上に敷いてあったカーペットが柔らかかったな~。もう長らく行ってないけど、今度地元に帰った時に行ってみよう。

F君は、端の方で大人しくしていた。たまに会話に混ざったりしてたかな。俺は参加者全員の様子を見てたけど、F君は基本こぢんまりと黙食していた。お酒は飲んでなかった。烏龍茶緑茶のどっちかだ。

覚えてるのは、F君が年配の職員とか、臨時職員さんとおしゃべりしてたのと、あとは女性職員がおそるおそる彼に話しかけていたのを見た。会話の内容はわからなかったが。

F君は、隣の人の空になったビールグラスをサーバー(※樽の方だ。基幹システムの方じゃない)まで持って行って、注いであげてた。

うるさい飲み会だったけど、若いから気にならなかった。でも、嫌なことが数点あった。こういうのが、数年後に市役所を辞めたきっかけになる。

早い話、この福祉課全体の飲み会でひと悶着あった。ひとつはF君案件だ。その飲み会で片隅に座っていたF君が、近くにいた福祉課長や直属のグループリーダーその他先輩がいた席まで呼ばれた。「おい、ちょっと来い」と呼ばれてた。なんか最近、彼が失敗したことがあったらしい。

ところが、F君はストレートに断った。「行きません」だって。周りの空気が冷たくなったのを感じた。要は突っぱねたのだ。

それで、上司や先輩方と口論になった。周りは雑談してたけど、やっぱり気にしていた。俺達幹事はどうしようかって感じだった。そしたら、先輩方の態度が軟化してきて、F君のところに行って「まあ一杯飲めや」と勧めたのだ。そしたら、それも断ってしまって、また険悪な雰囲気になった。

でも、そのうち優しめの年配職員がF君の隣の席に移ってきて、「まあ飲みなよ」とお酒を注ごうとした。「グッジョブ!!」と心の中で感じたけど、F君は「帰りが~」と言っていた。聞き取れなかったけど、そんなことを言ってた。※F君は自転車バイク通勤していた。飲酒運転を気にしてたのではないか

それで、そういう態度に憤った福祉課長その他数名が、F君のところに詰め寄ってお酒を飲ませようとしていた。下は、ほぼ福祉課長セリフだ。印象的なやつだけを抜粋してる。

「帰りがバイクでもいいだろう。一杯だけでいい。飲め」

「ここは呑んでおく場面だ。呑まなかったら男じゃない」

「上の人から酒を勧められたら飲まないと。法律かい問題じゃなくて、社会常識だ」

「お前。結婚してるか、する予定があるのか……ない? だったら、増田君の方が『上』の存在だよ。婚約者いるんだからな」※当時、俺は婚約中だった。

結婚できない人間は、お前みたいに人間性に問題があるやつが多いんだよ」

といった、福祉課長その他の発言が心に残ってる。それでも断固とした態度のF君に、彼らは声を荒らげて、ついにグループリーダーがF君の胸襟のあたりを掴んだところで、「やめてください!!」と彼が拒否して……。

隣の客間にも聞こえていたと思う。はっきりいって大声だった。店員数名が「どうしました!?」と客間に入ってきたことで、それでようやく騒ぎは収まった。

かくいう自分は、どっちもどっちだと感じていた。双方とも行動に問題があった。まず、F君は協調性がない。お酒の一杯くらい飲んでもいいじゃん。限りなく透明に近い酎ハイとか作ってもらってさ。

上司や先輩方だってアルハラなる言葉はまだ世間に浸透してなかったけど、さすがに飲酒運転容認はまずいだろう。

それからも、俺にとっては歯がゆいというか、嫌な飲み会風景が続いた。大体こんなところか。これでもだいぶ端折ってる。

福祉課長柔道の技を職員にかけて転がしまくっていたこ

臨時職員パートさん達がみんなにお酌をして回っていたこ

 ※公務員原則たる身分保障が働かないから、首を切られないように気を遣ってる

女子職員キャバ嬢扱い。女の子場合、全員の席を周ってお酌は基本だった

・酔いつぶれて動けなくなった職員を店の駐車場放置して帰ったこ

・少なくとも3名の職員飲酒運転二次会に行っていたこ

低い次元の話は置いといて。飲み会の話に戻ろう。

あんなことがあったが、F君は堂々としてたよ。その後にあった余興(参加者がひとりずつ挨拶抱負を述べる。やりたい人は芸とかする)でも、超然として仕事抱負を述べていた。「自分、まだまだだけどフツーに頑張ります」みたいな感じか。

堂々としていた。自分が正常な人間みたいに振る舞っている……微妙に笑いも取っていた。それを見てる人達は「おー」みたいな雰囲気になってた。

さすがに一発芸はしなかったけど、F君には芸があった。中学生の頃、ムジナ(アナグマ)の物まねをして剣道部の先輩連中に気に入られてた。「ムジナってなんやねん!!」て感じで。ムジナが身を低めながら、スウェーバックで後ろに下がって、また出てきて、身を起こして威嚇するポーズだった。

ようつべで野生のムジナ(アナグマ)を見ることができる。「アナグマ ムジナ」で検索してみよう。

(一応、YoutubeURL)

Youtube検索:アナグマ ムジナ

別に、そこまでF君に興味があったわけじゃない。ただ、あまりに珍しいというか。学校公務員民間を通じて、これまでに見たことのない存在だった。

その飲み会でも、確かにF君は浮いてたけど、でも完全ボッチチェリというわけではなかった。年配の職員とも、中年職員とも、同年代とも、若い職員とも、数は少ないけどコミュニケーションは取ってた。料理の取り分けとか、空いたグラスや皿の片付けもやってた。もしかすると、発達障害とかパーソナリティ障害の人がする『擬態』みたいなやつかもしれないが。

飲み会が終わった後は、手配したタクシー上司や先輩を乗っけて二次会まで連れていく仕事が待っていた。帰ろうとするF君を見ると、なんと杜甫ではないか!! 今日バイクに乗ってないみたいだ。

帰り際に呼び止めて、F君とちょっと話をした。「今日は災難だったね」と言うと、「まあ、こんなもんでしょ。次に期待。料理うまかったし、無事に終わって神に感謝」という答えが返ってきた。ひどい目にあったのに他人事みたいだった。キャラクターが読めない。

それからF君は、上司や先輩から姿を隠すように、公道に出ずに駐車場フェンスを飛び越えて(笹食ってる場合じゃねぇ!のやつ)、店の裏側にあった河川管理道に躍り出ると――そそくさと帰って行った。



まあ、問題職員(モンスター社員)のことばっかり書いてるけど、実際なんであいつらは発生するんだろうな。普通イメージだと、モンスター社員採用試験で間違えて採用される、といったところだろうか。

いや、でもわからない。もしかしてモンスター社員採用試験を受ける時はまともな人間なのかもしれない。それが、組織環境に当てられることでモンスターに変化してしまう――そういう見方はできないだろうか?

こんなことを書いてたら、とある書籍記述を思い出した。書棚から引っ張り出して引用してみる。

 組織の成員を変えようとするよりも、創造革新を阻む組織内の要因を探った方がよいのではないだろうか。「現在環境で、なぜ人びとは創造したり革新したりしないのか」という問題を提起すれば、正しい方向に一歩踏み出したと言えるだろう。ここで思い出されるのが、もはや伝説存在となった著述家であり、いまなお精力的に啓蒙活動を続けるピーター・ドラッカー逸話である。彼は企業上級管理職向けの講演会で、社内に「無用の長物」を大勢抱えていると思うひとは挙手するよう求めた。多くの手が挙がったところで、ドラッカーは次のように尋ねた。「そのひとたちは、皆さんが面接を行い、採用を決定した時点から無用の長物だったのですか。それとも、入社後に無用の長物と化してしまったのですか」 P19 完全なる経営(2001) P.19 A.H.マズロー (著), 大川 修二 (翻訳)



モンスター社員が先なのか、組織文化にあてられるのが先なのか。どっちなんだろうな。

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2023-12-30

anond:20231230180653

アンタまだぜんぜん若いんだからこんな増田なんかに来ちゃダメだよ

フツーに手つないで初詣にいっといで

2023-12-29

anond:20231229220036

ワイはフツーにそれ以上配るで。母ちゃん実家は昔の農家から8人姉弟やねん

で、それぞれの伯母・叔父子どもいるでしょ?さら子ども子どもいるでしょ?(ばあちゃんじいちゃんからみたらひ孫・玄孫。玄孫は見ないで亡くなった)

1000円でも金無かった時はまぁまぁしんどかったで

ワイは東京で育ったら親戚からお年玉もらっていなかったのになぁって思いました

(経済的成功した伯母が1人たまに送ってきてたけど親が回収してた)

anond:20231229051207

140文字やめたら?

これもキミっぽいけど、何事にも場というものがあります

https://anond.hatelabo.jp/20231229041846

 

おバカな人が好きそうなコンテンツSNSにいたらおバカな人を目にする機会はどうしたって増えるってだけですの

例えば、おバカな人が好きな𝕏(Twitter) だと、 NASANature論文紹介アカウントかにでもアレな人が突撃してるのよく見るよ

精神を病んだ人・宗教の人だけでなく、フツーに該当ジャンルバックグラウンドがある人だったりもしてる

科学アカウントでもそんなレベルなんだから、それ以外なんて説明するまでも無いよね

ましてや自称政治とか自称ジェンダー見てる人はとても正気とは思えないよね。趣味から致し方がないが

anond:20231229042540

ワイは数年前は下記みたいに書いてたけど、50万以上手取りを達成したやで

年収は多ければ多いほどよくて、別に1億くらいくれてもいいのだけど、

あんま金を使わないので月手取り50万くらいあれば余るのよね

 

まぁそれ以前に最高額でも年収800万にギリ届いて無いし、

700万台の年収も維持出来たこと無いんですけどね(呼ばれたか会社へ行ったのにクビになるの巻)

 

はー、財閥(メーカー)ならただ座ってるだけで貰える年収なのになぁ

 

ぶにゃにゃにゃーん🐈、ばふわふっ🐕

 

  

100%見栄でなんとなく1000万くらいは最低欲しいと思ってたけど

誰のいうことも聞かず好き勝手出来るなら

べつに600万くらいでもぜんぜん良いかなって思う昨今です

はー、竹藪に1億円

https://anond.hatelabo.jp/20200904165116#

 

なお、こう思った模様

2023年4月の収支
収入+551,136円
出費-829,942円
収支-278,806円

55万以上あれば貯金できると思ってたけど、適応してしま可能性を感じ始める

 

2023年5月の収支
収入+564,285円
出費-406,646円
収支+157,639円

これはダメかも知れんね・・・と思い始める

 

2023年6月の収支
収入+300,000円
出費-256,741円
収支+43,259円

入金する金額を減らしてみたところ、フツーに勝利する🏅 

 

使って良いお金を少なめに通帳に入れるだけで残ったでござるの巻(なお、すべてデビット決済)

古典的だけど、金銭感覚が死んでいるあたおかにフツーに効果がありました

なぜ、今までは多めに口座に入れていたかというと、急な出費があった時にデビットで決済出来ないのが嫌だった為

でもよくよく考えるまでもなく、そうそう月に50万以上決済するワケが無いのよね

余分に入ってると安心して買っちゃうのでなんか無駄に使うことになってたみたいね

 

ただ、ストレスがあった or なかった ならストレスあったよね

口座の残高確認しながら買い物をしていたので、結局買わないもあった(お財布的には正しい判断だがストレス😥)

そもそも手取りが40万以下だった時と同じ生活というのが意味がわからない

いや、事業資金やら投資やらに回そうという意図お金を残そう活動してるので、意味はわかるが、

お金を残そうって思ったらホンマぜんぜん金使えないんだな。常に買うべきか買わないべきか考えないといけない

たぶん手取りで75万以上あればそういうストレスから解放されそうだけど、なんか無限に同じことを言い続けそう感もある

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