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はてなキーワード: プラスとは

2024-09-01

ロクな待遇は出来ないけれど働き手は欲しい。

そんな時に給与労働環境に代わるインセンティブとして、「やりがい」を持ち出す。

互いの欲求対立して利害調整を図る時、プラスであれマイナスであれ要求を飲ませるための交渉材料になるような誘引を持たない代わりに「こうあるべきだ」という規範を持ち出す。

そうやって何も持ってない時にジョーカーカードを切るのってままあるけど、効果あんのかなって思う。周りや世間の目を気にした予防線くらいにしかならないんじゃなかって気もする。要求を飲ませる材料を持ってて半ば強要出来る側ではあるけど、あくま自分は「正しい」側にあるっていう。

でもインターネット風見鶏は「やりがい搾取」をボロクソに叩くけど、ネットの外の世間じゃそういう事言う人もまあ少なからずいるし。

台風試合中止で期待値1以上になったメガビッグスポーツくじ)、本当に買うべきだったのか?

公営ギャンブル期待値が1以上という異常事態発生! 

 

 

8/3117:50締め切りのメガビッグMEGA BIG toto)が、台風による4試合中止の影響により、1等の当選確率が1/65,536となった。

普段の256倍の当選確率になる。 

 

加えて60億円程度のキャリーオーバーにより、公営ギャンブル期待値が1以上になるという異例の事態が生じた。 

 

期待値1以上とは、要は賭けた金額以上に返ってくるという状態

 

 

 

これを受けて、普段公営ギャンブルに参加しない人も含めて話題となり、特に数字に敏感な投資トレード界隈からメガビッグ購入者が続出した。

 

 

受付終了後、1等~6等まで含めての期待値は1.7程度との試算。

理論上は、300円(1口)購入すれば510円程になって返ってくることになる(あくま理論上は)。

 

 

  

1口300円で、1等当選確率が1/65,536。

300円×65,536=約1,966万円分を購入すればほぼ確実に1等(2,500~3,000万円程度)が当たる計算になると言われていた。

 

中にはほぼ全ての現金投資し、7,350万円(245,000)分のメガビッグを購入した投資家もいた。 

 

 

 

基本的期待値プラスなら、そこに賭け続けることでプラス収支が期待できる。 

 

しかし今回のメガビッグのケースは、ほとんどの人にとってはその例外と考えられる。  

  

 

要は、期待値恩恵実質的に受けられないだろうということだ。

 

期待値あくまで「平均的な結果」なので、期待値だけでそこに賭けるべきかの判断簡単にできない。

 

今回の場合期待値に加えて、少なくとも

  

分布非対称性」  「リスク」  「実行可能試行回数」  「その他見えないリスク

 

 

このあたりを加味して考えた方が良いと思う。

 

 

  

 

分布非対称性について  

 

今回のメガビッグは、1等2,500~3,000万円程で、当選口数は240本程度と言われている。

それに対して投票口数は1,500万口を超える。

 

1等であれば大きい金額が得られるが、それ以外の当選金額は極めて低い(300円とか)。

 

このように大きな金額が低確率しか得られない場合期待値は高かったとしても実際にはほとんどの人が当選しないということになる。 

 

  

リスクについて

 

今回の場合、購入口数が少なければ少ない程に当選確率が下がり、期待値恩恵が受けられにくい。 

 

購入金額(口数)による1等当選確率は例えば以下の通り  

 

300円(1口)=0.0015%

10万円(333口)=0.5%

100万円(3,333口)=5% 

1,000万円(33,333)=50% 

 

となる。  

 

100万円分の購入について考える。

当選確率は5%、95%はハズれ。 

 

例えば、資産10億円の人が100万円分を買い、期待値プラスの賭けに参加することにはリスクほとんどないといえる。

一方で、平均的な収入資産の人が100万円分を買うことはリスクといえる。 

 

当選確率を上げようと多く賭ければ賭けるほど、資産比や収入比でのリスク高まる

しかし賭け金が低ければ低い程、ハズれるリスクは上がる。

 

ちなみに2等以下のみの期待値は0.3程度と言われており、1等が当たらなくても掛け金の30%程度払い戻しされる計算

 

 

 

・実行可能試行回数について

  

期待値恩恵を受けるためには、試行回数が必要になる。

 

しかし今回は数年に一度あるかどうかというケースであり、試行回数を重ねられない。

 

このケースで試行回数を重ねるためには、より多額の資金を投じ(上限はあるが)多くの口数を購入するしかない。 

 

期待値を活かすには、少なくとも1,200万円分~の購入が必要になると思われる。

  

 

・その他の見えないリスク 

 

メガビッグランダムで割り当てられるため、数字が重複するリスクがあるといわれているようだ。

その場合当選確率は下がる。 

 

またその他、システム上のリスク運営元の都合によるリスクなど、参加者側にコントロールできない隠れたリスクが想定される。

 

 

  

 

以上の事から、今回のような滅多に発生しないレアなケースでは、期待値恩恵を受けられる人はかなり限定されると思われる。

 

少なくとも資産4,000~5,000万円以上、かつ1,200万円以上をメガビッグに投じることができる場合には恩恵があると思われる(ざっくり)。

 

反対にそれ以外の場合、仮に期待値プラスであっても参加しない判断をしても良かったケースではないかと思われる。 

 

もちろん通常より256倍当たりやすくなっているイベントなので、普段やらない人も(普段やっている人も)、期待せず遊びで少額賭けてみるのは良いと思う。

   

私自身はそれなりに買っちゃったので、結果を期待したい…!)


記事

https://note.com/yoake333/n/n29180f52ef26 

[]anond:20240831230120

■これはカスハラなんだろうか

どうもスマートフォンが見つからない。

探す機能場所検索してみると、本日訪れた大型スーパーの周辺にあるらしい。

恐らくセルフレジポイント登録したとき操作したまま置き忘れたようだ。

閉店前に再び来店し、近くにいた男性店員に声を書けた。

私「すいません、店内でスマートフォンを忘れてしまったのですが。今日12から13時です」

男「あはい、探してみますね。なにか特徴とかありますか」

私「はい、あの・・・長いストラップがついてます

男「今日12時ですね」

私「12から、13時です」

男「あ、13時。はい。少々お待ちください。」

その後5分ぐらいでスマートフォンは戻ってきた。ロックを解除して私の所有物だと証明する。お礼をいう。ここまでは良かった。むしろ私のスマートフォンを拾ってくれた店員には感謝しかない。

本当にありがとうございました

しかし、その後の店員の何気ない一言で全てがひっくり返った。

男「それではちょっと書いてもらいたい書類があるのですが。日本語は書けますか?」

私「はっ?」

それまでのスマホが無事に見つかったときの安堵感。ちゃんと拾ってくれて店内のバックヤードなりで預かってくれたスーパー店員に対する感謝気持ち

それらの安らかなプラス感情が全てひっくり返って、一瞬でズブ黒い負の感情差し替わった。

男の店員から差し出されたのはボールペンと何かの受取証みたいなもの

必要事項として自分名前と住所と電話番号を記入らしい。

多分、遺失物として警察に届けていたからその手続き関係で書くのだろう。

私の過失でわざわざ警察にまで何か連絡させてしまったのは痛み入るが、とにかく、そこにあったのは、私の名前と住所と電話番号だけを書くだけの1枚のペラペラ書類

もちろん他にも色々と書いてあったとは思うが、とにかくこの時点で脳溢血するほど憤死しそうな感じで怒りの感情支配されていたので、書類の中身は知らない。

男「警察に出す書類があるので」

私「いやそもそも日本人ですけど」

男「あ、そうでしたか

私「・・・拾ってくれた手前感謝はしてるけど、すごく気分が悪いですね」

男「すいません」

私「なんでそんなことを?」

男「外国の方かと思ったので」

私の外見から言うと髪の色は黒。肌の色は黄色で少し焼けてる。背丈も低い方。メガネはかけておらずマスク着用。

くたびれた中年日本人しか見えないと思う。韓国人みたいなサラサラ髪型メイク中国人みたいなツヤツヤの肌やメガネはしていない。

少なくとも容姿から外国人を想起させる要素はどこにもないし、スマホだって別に外国のものと感じさせるようなアクセサリーなどは一切ないはず。

なぜ、この男は私を外国人と決めつけた。別に外国人が多い地域ではないし、外国人が多く利用するスーパーでもないだろう。

たとえば預かってもらったスマホ外国語のメッセージが表示されていたとかなら分かるが、そんなのは普段からOSレベルでもう100%純粋日本語一択だ。英語すら怪しいから。

しかもだ。

店員から提示された書類は、名前と住所と電話番号を書くだけのもの

たとえ外国人であっても日本に来て半年から1年ぐらいあればすぐに書けるレベルのものではないか

逆に言うと、そのレベルの識字能力もない外国人の人間だと決めつけられた。

自分の 名 前 と 住 所 を 日 本 語 で 書 け な い レ ベ ル の外国人と決めつけられた。

自分の 名 前 と 住 所 を 日 本 語 で 書 け な い レ ベ ル の外国人と決めつけられた。

自分の 名 前 と 住 所 を 日 本 語 で 書 け な い レ ベ ル の外国人と決めつけられた。

心の底から、腸の底から煮えくり返るような憤怒。もう頭に血が登ってカンカンと何か煮え滾るほどの沸騰が今起きている。

それと同時に感じているのは、これを侮辱と感じるのは私だけなんだろうかという冷静な気持ちもある。

今の時代外国ルーツがある人も珍しくない。

川口クルド人話題だが、日本日本人だけの国ではなくなってきており、差別的言動を行う人はネトウヨなどの扱いを受けつつある。

からこそ「お前は外国人ですか?」と尋ねられただけで憤怒する人は、影では外国人のことを下に見ているというそしりは免れないだろう。

しろ多民族国家の国であればルーツについて語るのは挨拶程度なのではないだろうか。

しかし、ともあれ私の心は荒波のように揺れており、もう腸が煮えくり返っている。怒髪天だ。

私は決してネトウヨではない。なのに外国人扱いをされたことを最大級侮辱だと感じて、この店員ひいてはこの会社上司に鬼電して罵声を浴びせないととても心が収まらないほどの屈辱を受けて大きく心が傷ついている。

これは恐らく数年いや10年は引っ張るだろう。もっとか。それぐらいの心がえぐられた。

置き忘れたスマホを拾ってくれた手前、そう大っぴらに怒ることもできない。

しかし怒りのあまり、その場にあった段ボールを蹴っ飛ばすぐらいのことをして退店した。

この時点でもう体外的にはカスハラかもしれない。

それだけでは収まらない。

帰宅した直後にそのスーパー会社サイトを開き、問い合わせフォームスマホを拾ってくれたことの感謝と軽い顛末を書いた上で、どうして憤怒しているかについて述べて、責任者と直接電話で話したいから至急連絡をくれと書いて送信した。

今日土曜日だが、月曜日にはむしろ自分から電話するだろう。

電話口では最大級に怒鳴り散らすかもしれない。

そのときにまだ憤怒していればの話だが、恐らくこの怒りは寝たら倍増して明日にはもうとんでもないレベルに達すると思う。

しかし、こんなに怒るのは私だけなんだろうか、という疑問も依然としてあるのだ。

日本在住ン十年、先祖代々から日本人が「自分名前と住所を書けないレベル外国人」に間違えられることは、果たして侮辱なのだろうか。

2024-08-31

anond:20240831135140

わかる

俺も読んで面白くはなかった

絵も特に魅力的ではなかった

しか高橋留美子が絶賛したという気持ち想像できる

わからんがね

まず16ページでとか言ったらしいそれは漫画家としてみたらすごかったんだろう

工業デザイナー工業製品を見て「セクシーだ」とか言ったらわからん気持ち想像できる

そんな感じだ

16ページの何がすごいかって4コマ漫画で言えば2列1ページで32回のコマ数で言えば128コマになる

日記を一日1コマかけば100日後にプラス後日談も描ける

これは短くはないし濃厚でもない

漫画家がここについて感心したのだとしたらあの漫画は1ページごとに話が完結していて1枚絵ずつになっていた

16回分の連載に相当するものだろう

漫画を描く人間がほかの人間の達者な芸を見て感心したのだろうという気はする

その次の無料公開していた漫画も見たが実際内容はどうということはなかった

しかしま個性というかどのページだけ抜いてもそれで使える感じにまとまってはいるし途中のどこからでも読める

これは2Dの絵で漫画を描いてる人間が3Dで書いてるものを見るくらいには驚いたのかもしれない

漫画を描くわけでも研究してるわけでもないただの素人がぱっと見思っただけだがまあ素人にはわからんでもいい世界だろうと思う

主題趣味にあわなければ面白いともおもわないし買って読もうとは思わん

まあしかしそういう芸術レベル漫画家水準の素人がここにはそんなに多量にいたとはすごいなと感心するばかりだ

株価下落と新NISAオルカン積立投資の話のその後

株価下落と新NISAとオルカン積立投資の話

1ヶ月前に上記記事を書きましたが、ある程度株価も安定してきたのでオルカンの現状をまとめておきますね。みなさまの状況はいかがだったでしょうか。

 

オルカン基準価額の推移。

2024年7月11日から8月6日までに16.8%下落しました。

2023年から積立開始していた方は、もっとも安い時期でも+13%の利益がありました。

2024年から積立開始した方は1週間程度損失の期間がありました。最大で4%程度の損失でした。現在プラスに戻っています

(今回の下落で特別な売買行動をしなかった場合を想定しています

オルカン基準価額の推移>

2023年 16,696円
2024年20,756円
2024/7/11 27,282円
2024/8/6 22,688円
2024/8末 24,551

今年の前半は30%以上も基準価額が上がるという順調過ぎる状態でしたので、現状では暴落というよりは株価調整といった変化だったのかなと思います

今後の推移はまだわかりませんが。

 

個人オルカンの売買動向

2024年8月オルカンは1500億円も買い増されました。

1日単位で見ると、2024年8月7日に78億円の売却となっておりニュースになっていました。ただこれまでも1日単位で見ると(株価下落がない日でも)、売却の方が多い日は時々あり珍しいことではありません。78億円とみると大きそうに見えますが、オルカン資産総額4兆円からみると微々たる金額です。

オルカン8月全体の売買では、購入の方が1500億円上回っており、オルカンNISA積立している人が慌てて売ったという行動はほとんどなかったと考えられます。(前月よりは購入金額は多少減っています。)ただ、ニュースでは8月7日の売り越しが大きく取り上げられるのが不思議です。

一方で、今回の下落時には、個人投資家は国内個別株などで大きく売ったようです。

 

ブラックマンデー比較した報道について

株価の下落幅(下落価格)を取り上げて、ブラックマンデーを超えたなどという報道が多くありました。

現在は昔より株価が高いため変化の幅(金額)は大きくなります。どれくらい変化したか(率)で報道してほしいものだと思いました。

現状ではブラックマンデーには及ばない下落率です。

 

森永卓郎

最近メディアが彼の発言を取り上げることが多いですが、週刊ポストによると2024年7月中旬株を全部売って数千万円の利益を出したそうです。ちなみに過去森永氏は、2020年のコロナ直前にも株を全部売ったと発言2022年1月にも株を全部売ったと発言しています

これが正しいとすると、数億円以上の資金株式トレードをされているようです。

さらに年に数回、もうすぐ株価が大暴落すると過激発言を繰り返されています。例えば日経平均10分の1になるというような、現状の経済状況からはかけ離れた水準の株価を具体的な計算根拠なしに予想されています

個人の長期投資にはあまり参考にならないなあと思っています

 

ここからインデックス投資一般的な話を少々書いておきます

インデックス投資時価総額割合に沿って株式分散して買う方法です。

オルカンでは世界の大型・中型株3000社程度に会社時価総額割合投資をするMSCI ACWIという指数を利用しています

世界株式って合計するとだいたい15,000兆円です。

例えば、Apple評価額は450兆円なので、資金の3%程度をApple投資

トヨタ評価額は50兆円くらいなので、資金の0.4%程度をトヨタ投資

このようになっています

特定会社株式評価が下がると時価総額も下がるので、それに合わせて投資割合も変更されています。(浮動株調整などの細かい話は省略しています。)

 

投資対象会社銘柄)の変更について

これは数か月おきに定められたルールに従って変更されていて、時価総額が小さくなり過ぎた会社を除外して、大きくなってきた会社を追加しています

 

アメリカ企業が伸び悩んだらオルカンも終わるの?

現在アメリカ企業オルカンの約6割を占めていますが、他国企業の方がより発展した場合は、自動的オルカン内の比率が変わります

1980年代後半にオルカンがもしもあれば日本企業が半分くらいになっていましたし、大英帝国時代ならヨーロッパ諸国が大半になっていました。

時代の流れに合わせて自動的に組み入れられる企業や国の割合は変化していきます

企業の業種についても、現在AIテック企業が大きな割合を占めていますが、今後時代の変化に合わせて変わっていくと思われます

anond:20240830234355

勝手にっていうか、月の千年王国シルバーミレニアムは銀水晶プラスエネルギー地球マイナスエネルギーを消して地球生命庇護してきた、名目ともに地球人類の上位存在なんだから、そのプリンセス・セレニティの生まれ変わりである月野うさぎが月の千年王国の名代として地球マイナスエネルギーしばくのは、歴史的正統性に裏打ちされた行為と言って良いのでは。

乾麺時間的コスパ、悪すぎる

お湯沸騰させるのに10

ゆでるのに10

鍋とザルを洗う時間プラス

ただの麺に時間取られすぎだろ

人生意味なんてあるのか by 負け組中高年」の意味ちゃんと伝わってないな―と定期的に感じる

本当の命題は、「毎日仕事で嫌な思いをして、休日家族サービスのために連れ回され、特別趣味もなく、子供や伴侶から特に好かれている感じもなく、身体も少しずつだめになっていき、昔楽しめことも少しずつ飽きてきた。生きることで得られる幸福度は下がっていく一方だけど、仕事で求められる責任や面倒くささはドンドン増えていってる気がするし、かといって楽な仕事をすれば「年齢の割にこんなショボイことしかしてないのか」と冷ややかな目を向けられ結局辛い思いをする。進歩する技術や変化するルールについていく能力も失われ、ただただ生きるということに必死にならなければいけない。こんなにも辛い思いをしてまで生きるほどの価値が今の人生にあるのか?表層をただ眺め回しただけでは、毎日苦痛釣り合うだけの幸福毎日得られているなんて思えない。人生の深層にはなにか素晴らしいものが埋まっているのだろうか?私がまだ気づいていない生きるに足る何かが。そういった妄想にすがることでなんとか日々の無聊を慰めてきたが、いい加減ただ苦しくて退屈で先の見えた人生なんて終わりにしたほうが幸せな気がしてならない。

死んでしまえば今ある日々の幸福は失うが、同時に今ある全ての苦痛から逃げられる。

生き続ければ日々の小さな快楽を得られても、同じく日々の苦しみを味わい続けることになる。

表面上だけで電卓を叩けばプラスマイナスに勝っていると思えなくなったこ人生、それでも何か、まだ死ぬべきではないと思えるものがあるのだろうか(なお、住宅ローン子供養育費については十分な貯蓄があり、伴侶や子供再婚理解があるため自分が死を選らんでも家族が路頭に迷うことはないものとする)」

なんだよなー。

ここがちゃんと伝わってるとは思えない回答が多いんだよな―といつも考えてしまう。

それをギュっと圧縮するなら「死ねば全てが終わるが、生きれば全てが続く、続けるだけの価値がこの人生に残っているのか?」って言い方のほうが正しい気がするんだよねーといつも思ってしまう。

2024-08-30

教養についての雑感

https://anond.hatelabo.jp/20240829195553

を読んだ。部コメもたくさんついて、ツリーでも教養メリットって何よ的な話題が盛り上がっているので、個人的になぜ教養必要か感じていることをざっくりまとめてみる。

対人関係を円滑にするための知識としての需要

話のきっかけとして全国の地名や名所・名物を知っていれば、初対面の人との会話のきっかけになる。

「××市のご出身ですか、カニうまいところですよね。え、地元の人は漁師さんから余ったやつをタダでもらえるんですか?うらやましい!」

的な感じで無難話題の引き出しのストックが増えるので、うわさ話や下ネタのような『ゲスい』話題に頼らずに関係構築ができるようになる。

地理的知識だけでなく、文学映画音楽等のカルチャーでも同じことは言えるけど、古典作品に限らずファーストガンダム北斗の拳といった昔のアニメ漫画現在では教養扱いになっているといえると思う。

また、テーブルマナーのような知識を知ることで、場にふさわしい行動をとれて恥をかかないという側面がある。一例として、フィンガーボールは指を洗うものという知識があれば、中の水を飲んで会食に居合わせた人たちから奇異の目で見られずに済む。

そんなわけで、教養は人と仲良くなるためのプラス要素を増やす材料にもなるし、不快な行動をとって嫌われることを避けるためのマイナスを減らす材料にもなる。

人生の楽しみを増やすための需要

コロナ禍後に旅行支援企画がたくさん行われたので、その機会に旅行に行った人も多いと思う。

旅行に行く際に、教養がなければ新し目できれいなホテル温泉に泊まって、「あー温泉入って飲み食いして楽しかったな」で終わってしまうと思う。 (それでも十分な娯楽だと思うけれども)

この時に、高知カツオとか、氷見ブリとか、地域特産品を知っていると東京大阪といった都市圏では体験できない食の奥深さに触れることができたりする。

また、建築に関する知識があると、駅前建物建築家の○○の作品だとわかって旅先で散歩するだけでも楽しくなったり、その町出身小説家を知っていれば、作家の△△はこの環境で育ってあの作品を書いたのだなと感慨にふけることもできる。

そんなわけで、教養人生の楽しみを増やすのにも役に立つ

概念を簡潔に伝えるための需要

岩をくりぬいた住居が立ち並ぶ不思議光景があったとして、「カッパドキア」という地域を知っていれば「カッパドキアのような光景」というだけでカッパドキアを知っている人同士には話が伝わる。

シェイクスピアヴェニスの商人を知っていれば「シャイロックのような強欲な商人」という表現だけでどんな人物か伝えることができる。

まあ、この文脈で差す教養メリットでもやはり、オタクカルチャー教養化しているなと思う。「シャイロックのような強欲」という言葉も、「範馬勇次郎のような怪物」という言葉も、イメージが沸く人の間で概念を簡潔に伝えるという目的は同じだからだ。

ネットミームにしてもそうで、事故が起きうる危険シチュエーション概念を指すネットミーム現場猫」なんてのは広く使われるようになっているし、これも現代では教養範疇になっているといってよいだろう。

有識者の真贋を見抜くための需要

ここ数年の間に、世界では新型コロナウィルス流行したり、ロシアウクライナ侵攻といった事件が縦づ付けに起こった。

こういう大事件が起きた時には専門家メディアに登場するわけだけども、どんな専門家発言が信頼できるか見抜くのにも教養は役に立つ。

大喪の礼」ということばを「たいものれい」と呼んだ政治学者がいたが、教養があれば「この人は基本的知識が不足しているのにメディア露出しているんじゃないか?」と疑うことができる。

また、研究者がどういうライフスタイルを過ごして、どういう活動が実績として評価されるか知っていれば、専門分野外の話題にも軽々しく回答する有識者や、メディア露出を優先するあまり研究業績が一切ない「ひやっしー」のような人を怪しいと判断することができる。

こういう自分とは異なる職業生活を知っているというのも、教養の一つの側面といえるだろう。

anond:20240829195553

増田の言う「いい」って得するってことでしょ?

まり金額として換算しうるなんらかのプラスがあるってこと

教養の利点は「暇が潰せる」ただ一点だけ

それ以外の利点はない

そしてそれは金が儲かるようなものではない

anond:20240829234800

暴力性的消費も女性けが普通に生きてるだけで不特定多数攻撃されるのに、男が助けたり守ったりしてこないのおかしいし、助けてもありがとうなんていう必要ないと本気で思う。

有り・難い、じゃダメダメ過ぎるから

マイナスがありふれてるのに、プラスレアなの意味不明

2024-08-29

女性起業家の半数がセクハラ被害” スタートアップ業界で何が - 性暴力を考える - NHK みんなでプラス

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nhk.or.jp/minplus/0026/topic132.html

本件、一部ブコメの知らないっぷりが割とすごくてで驚いたので、知ってることだけだけど注釈を。

追記がありますhttps://anond.hatelabo.jp/20240830160254


銀行から金を借りるのは難しい

会社を新しく作ってその運転資金の一部を銀行などの金融機関から借りるというのは一般的で、最低限のお金なら今時はどこの銀行も貸してくれる。しかし一方で、幅広く新規開発をしたい、広く実証実験したい、事業を拡大したいなど、そこそこ大きい資金必要になった時に、担保もなしに新しい会社ノンリコースローン付けてくれる金融機関あんまりほとんどない。

これは一つには、都市銀行などには「その新規事業事業計画が成功を期待できるものかどうか」を判断する能力がないから、という理由が大きい。銀行は30年間で事業の質や領域シュリンクし続けていて「これまで取引のある企業へ手堅い資金融資しかできない」状態が長く続いている。不動産などの分かり易い担保があれば別だがスタートアップに億を超える融資はまずしてくれない。失われた20年はデカかった。

ryun_ryun なんで謎の投資家にみんな頼るのだろう?金融機関に頼ればいいのに。博打リスクは当然では

tikuwa_ore 真っ当なトコからお金を借りられない人が、個人投資家の懐を当てにしたら代価を要求されたってだけの話。そも借りた後で要求されたのならセクハラだが、借りる前ならセクハラ成立してねえだろ。アホか。 繊細チンピラ これはひどい 社会 企業 うーん

上の2つのブコメ代表して目についた2つだけ、ごめんね)は、この辺の資金調達基本的なところが見えてない感じがある。まぁ調達銀行との折衝なんて、それなりの会社サラリーマンでお勤めだと全然見えないところなので、まぁ仕方ない。悪くないよ君たちは!知らなかっただけ!あ、でもid:tikuwa_ore さんのやつはちょっとあれだなセクハラは借りる前でもセクハラじゃないかな?「黙ってサせないと金出せないよ」って脅されるケースも有り得るわけで。

■だからまれた「スタートアップ業界

doroyamada 「○○業界スタートアップ」はあっても「スタートアップ業界」というのはないのでは(金融業界内のサブ業界としてはあるかも)

miscmisc 正直どうでもいい。辞めて正解。おっさんに頼らなければいいだけの話。それにしても「スタートアップ業界」って何だよ。何の業界スタートアップなんだよ。

2010年代までは孫さんや、ホリエモンさんや、ZOZO澤さんや、そういう「ひと財産築いた人」が投資家として、お気に入り起業家や気になる業界好きな界隈などに投資していた時代。その流れを汲んで色んなスタートアップ企業が生まれたりジュっと消えたりしていったのだが、その波の中から「新しい事業を作る人や会社サポートする」というショーバイが生まれた。銀行不良債権をひーひー言いながら貸し剥がしたり税金補填したり、貸し先に困って投資信託や保険商品を売らされて疲弊してた間に、「新しい事業成功するかどうかを見極めつつ金を出す」仕事をする人は別の場所で別のショーバイラスタスタートアップ業界」を作っていたというわけだ。

その人たちの内訳は、「成功した元スタートアップ実業家」だったり「コンサルファーム出身のやり手」 「コンサルファームスタートアップ部門」だったり「大企業で何やら良く仕事ができていて独立したおじさん」だったり「元経産省官僚」だったり「大企業新規事業部門」だったり、まぁそういう人や企業たちだ。

id:miscmiscさんの「何の業界スタートアップなんだよ」という問いはちょっと外れていて、どんな業界にもその業界からまれスタートアップがあるのだ。多くの場合、彼らは自分たちにとって明るい業界(孫さんならイットやDX、とか)の周りで、新しいビジネスを思いついた人に、お金を貸したり、事業がうまく行くように人脈を使って有益会社を紹介したりといった「伴走業務」をする。金を貸したからには成功してもらわないと困るので「伴走業務」をする。この「金を貸しつつ事業成功に向けて伴走もする」ビジネスが要するにベンチャーキャピタルVC)業である。本当は銀行仕事のはずなのだが、前述のとおり銀行にもうそんな人材はいない。銀行事業計画書を出しても収支表の足し算引き算が合ってるか確認する程度しかできない行員がほとんどなんだよね…。

というのが「スタートアップ業界」の成り立ちである

スタートアップ回りの資金調達環境への認識が薄い

id:doroyamadaさんの「金融業界のサブ業界」というのは割と合っているんだけど、今やもう少し複雑になっていて「ベンチャーキャピタルに金を出すファンド」があるのが一般的銀行スタートアップには直接の融資はせず、ベンチャーキャピタルに金を貸すわけでもなく、「ベンチャーキャピタル資金プールしてるファンド」に出資をする。銀行ファンドベンチャーキャピタルスタートアップ、という順番で金を調達するケースが増えている。

VCには、まぁ基本は専門色の強い人や成功者がいたり協力体制があったりするので、銀行は金を貸しやすい(実績があると稟議が通りやすいから)。またこの「VC資金プールファンド」には銀行以外にも「そのギョーカイの老舗企業新規事業部門出資」とか、「その事業成功すると潤う自治体出資」ということも起こる。だからこそ「資金プールファンド」を作る意義があるとも言える。多様な人がステークホルダーになれるから。あとファンドを作っとくと資金使途の透明性が担保されやすくなるというメリットもある。

スタートアップ業界」はこの5、6年で政策にもすっかり取り込まれていて「スタートアップ支援する場を作りました!」みたいなことを国や自治体大学大企業がやっている。

例えばこんなの

内閣官房 スタートアップ育成ポータルサイト https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/su-portal/index.html

東京都スタートアップ・国際金融都市戦略https://www.startupandglobalfinancialcity.metro.tokyo.lg.jp/

起業大学発ベンチャー支援 - 東京大学 産学協創推進本部 https://www.ducr.u-tokyo.ac.jp/activity/venture/index.html」」

このように、ベンチャーキャピタル銀行などから金を調達し、「どのスタートアップに金を貸そうかな」というセレクションを行う。この辺でハラスメントが発生しやすくなるんじゃないかと思う。選ぶvs選ばれるの構図でスタートアップからしたら生殺与奪権を握られてるから。あとは、「新しいことに金を出す余裕があるのはおっさんだけ、それも過剰にバイタリティが有り余ってる(結果セクハラする人も混じっている)おっさんしかいない」というのも、まぁ遠因ではあるかもしれない。社会構造はそんな簡単に変わらない。おっさんに頼らなきゃいいじゃんと言うが、おっさんしか金持ってる人間がいないのが現代日本なのだから仕方ない。おっさんから調達しなきゃいいというなら、おばはんに金を預けてくれよな!おばはんも人によってはセクハラするかもしれんけどな!

SanadaSatoshi スタートアップ界隈に顔を出す自称投資家山師ペテン師も紛れてる。投資家ヅラしてるけど金持ってない奴もいる。そういう様子がおかしい奴の目的なんか分かったもんじゃないし、残念ながら排除する仕組みもない。

sionsou 陽キャバンドマンやるのは女にモテセックスしたいからって理由が9割と一緒で、陰キャもそうなれる可能性があるスタートアップも結局金儲けて権力と金マウントしたいだけっていう。世の中のためなんて嘘だよ

この辺は、まぁ中にはそういう人はいるかなぁ…というのは正直あるけど、そんな屑ばっかりでも全然ない。多くのスタートアップ理系分野における新しい発見などがシーズになっていることも多く、そのシーズ研究の確実さや「稼げそうさ」をスーパーバイズしたり伴走したりできるのは、かなり深めの専門家大学先生企業研究所をあちこち渡り歩いてるスーパーマンだったりもする。更に「金勘定もできる人」なのだからもう頭が下がる。そういうデキオジたちはめっちゃ面白い人だらけだし、私の知ってる限りだけど皆さん愛妻家だったりすることが多いね

スタートアップ界隈は全然リベラルではないしむしろ

一番びっくりしたのは人気ブコメになってるこち

knzm_img 意識の高そうなスタートアップリベラルの連中も、金と権力を持った途端に性欲と支配欲に抗えないのは人間って感じがする。

これまで述べた通りで、スタートアップ界隈は「賢くて生臭い(稼ぎたい)」人たちの集まりなのは確かなので、むしろリベラルとは真逆な人がほとんど。

スタートアップ側がゆるふわSDGs題目を唱えてたら鼻で笑いつつ「まぁゆるふわな方が話題にはなるかもねhahaha」って感じである。そしてスタートアップ側も意識の高さよりは稼ぎたさの方が大きい人の方が多いです。そりゃそうだよリスク取って稼ぎたいんだから

■じゃあ起業家はどうしたらいいのか

一つは、上に上げたような、比較公的セクターに近かったり堅そうな大企業が参画してるような「スタートアップコミュニティ」にコミットする、というのは大事だと思う。変なのにあたる確率を少しは下げられる。前述した通りシゴデキすぎて愉快おじさんたちもいるし、女性の伴走者も少数ながらいる。なによりも「コミュニティ」なので、それが大きいコミュニティなほど周囲の視線が気になるものなので。

あとはシンプルに「一人で誰かに会いに行かない」のも実は大事。たった一人でやってるんです、ということであれば、スタートアップコミュニティにはだいたいマネジャーなどの相談できる人がいるので、そういう悩みごと相談してもいいと思う。あとはたった一人ではできることは限られるから仲間を作ろう。

「変なのに近寄るから悪いんだ」的なブコメは完全なセカンドレイプで本当なら許せる発言ではないのだけれど、起業するというのは危険リスクを取ってでもやりたいことがある・稼ぎたいネタがあるからなので、その勇気やパワーをセカンドレイプ糾弾に向けるなんてもったいないから若い人はああいうのは無視しよう。

働く女性を守る支援団体みたいなのがあってもいいんじゃない

女性起業家の半数がセクハラ被害” スタートアップ業界で何が - 性暴力を考える - NHK みんなでプラス

https://www.nhk.or.jp/minplus/0026/topic132.html

男女平等が進み女性社会進出が進む一方、パワハラセクハラ被害者となる女性も増えている。

自分がそうだ。新卒で入った会社パワハラセクハラ被害を受け、働くことがトラウマになってしまった。

思うに家庭内で起きる女性への加害(身体精神DV)に比べ、企業内で起きる女性への加害(パワハラセクハラ)への対策が置き去りにされているのではないか

男女共同参画局女性応援ポータルサイトでは、DVストーカーに対してパワハラセクハラへの記述はとても薄い。

配偶者暴力防止法ホットラインシェルターといった具合に社会によるメスが入り対策が進んでいるDVに比べて、企業暴力は現状とてもクローズドであまり対策が進んでないと言わざるを得ない。

今年のこんなもの流行ってしまうんだなぁ映画

・変な家

ラストマイル

2作とも話題だけで売れてるがどっちもビミョー…な出来で100点満点で50点取れるかどうかな感じであるのだが、やはり話題作ってのは強くて、いか話題になるかで映画の売上って決まってるんだなと思う

ラストマイルプラスファンがついているというか…でもそのファンサービスのためにクオリティ犠牲にしてたのはせっかくのスタッフ企画なのに勿体無いねぇ…。

2024-08-28

オルカンを買ってる君達は資本家であり搾取側だよ

世界経済が成長するからオルカン右肩上がり」って説明には抜けてるところがあって「世界経済の成長を資本家がチューチューするから右肩上がり」なんだよ

株がプラスサムになるのは労働者が働いて生み出した富をチューチューしてるから

美術館を手放すのに憤慨して資本家別件逮捕しろと言い出すなら自分たちもそっち側だと自覚してせめてオルカンで得た利益の半額くらいは美術館寄付したらどうだい?

産後の恨みは一生おじさん」の、あんまよくないところ

しっかり稼いでいる、そしてそれに自負もある責任感の強いおじさんなんだろうな、ということは割と容易に想像ができる。それなりに家族サービスもしている。

そういうタイプのおじさんの中には、「社会的地位に基づく自負」を、サラリーマン人格以外の全方位において適用できるかのようにこじらせている人が一定数いて、恨みおじは、そのタイプなのかもしれない。

産後の恨みは一生おじは、「育て上げたって感じがするなぁ」の一言で、恨みおじ家の家庭のパンドラの箱を開けてしまった状態なのかと思う。

少なくともこの件より前は、恨みおじ自身も妻に対して『妻はあまり自己主張をしないタイプで、だけれども器用に誤魔化すタイプでもない』という古い専業主婦型の性格類型ではあるもの比較フラットポジティブな印象を妻に対して持っていたわけで、それまでは、恨みおじが抱いていた「分業だが協力した家庭運営」を夫婦お互いの努力により大きな破綻なく作り上げていたのだろうと思う。恨みおじが問いただしたりしなければ、妻はこれまで通り、努力と諦めと愛情をもって家事子育てをし、夫である恨みおじも色々なことを我慢したりして、お互い協力して家庭を円満運営し続けていたんじゃないだろうか。分からんけど。

そうはいっても、現代夫婦家族言葉によるコミュニケーションにより円滑な関係を続ける方が良いわけで、恨みおじが問いただしたこと自体は責められるべきことじゃない。ただ、聞き出した結果がおじの思ってたのと違っていたとしても、それを否認してしまったらせっかくのコミュニケーションが何の意味もなさなくなり、むしろ恨みおじの家父長的ハラスメントポイントがアップする。そして妻も「愚かなる専業主婦ポイント」がアップする。これは家庭にとっては小さい不幸の種ではある。まぁ多少の不幸なんてどんな家庭にもあるけれど、放置してこの小さい不幸の種から芽が出て葉が茂ってしまうと、よくあるタイプの「冷え切った熟年夫婦」になる種ではある。

恨みおじの一番の傷ついたポイントは、「自分の考えていた温かみのある分業家族」が、自分だけじゃなく妻の我慢や諦めもあって成り立っていたことを突きつけられたからではないか

恨みおじも我慢や諦めがたくさんあって、妻も同様にあった。それは聞きださなければ表出しなかったのだから相殺して許しあう方が適切だろうと思う。

おじは

文字にすると端的だが、もっと長々と具体的に話された。その割に、振り返ってみると上記の3~4行でまとまるような内容しかなかったな

と余談のように書いているが、愚痴冗長になってしまう程度には「やらかし」の回数が多かった可能性も推測できる。それに関して、まるで妻を「話を要約する能力がない奴」みたいな印象操作をするような余談はあまり上品言葉ではないと思うし、そういう話ぶりからは、こいつ普段からこんなイヤミったらしい当てこすりしてんじゃねという印象も生まれる。

産後1年弱のたった数回のやらかしのことを何十分も話していたのだとしたら、①相当ひどい(死ぬ可能性のあるレベル)やらかしだった、②問い詰めておいていざ話し出したら批判だったのでろくに話を聞いてらんないなって態度をしていた、とか、そんな可能性もある。③単に妻が話が長くて恨みがましい、という可能ももちろん十分あるが、だとするとそれまで20年以上の夫婦関係の中で妻の、家庭の何を見てたんだ?お前の目は節穴ですか?という話だ。自己主張は少ないがごまかせないタイプなんだろ?妻は。

恨みおじが、根本的に勘違いしているところは、会社員として結果を出すという仕事と、子育てを同じ尺度査定評価しようとしているところだ。

総量では圧倒的に貢献してきたプラスの方が大きいと思っていた(し、冷静になって考えてもここは揺らがないと思う)

総量って何だろう。

家庭の運営必要リソースは、①金、②割いた時間労務、③精神的なコミット、④緊急時対応力、ぐらいがぱっと並ぶところだと思うが、特に①とそれ以外は比較するための尺度が全く異なるので「圧倒的に貢献してきた」と簡単に言うこと自体が愚かである。要するに、恨みおじはちょっと自分に対する査定が甘くないだろうかと思うのだ。

お金がないと家族は路頭に迷うのは当然で優先順位は高いが、そもそも家族内分業で夫が金を稼ぐことにリソースの多くを集中できる環境は妻が作っているということを忘れている。冒頭に述べた「稼いでいる自負があるおじさん」が一般的に忘れやすいところで、まぁ色々異論はあっても妻の扶養控除を適用しているのなら少なくとも扶養控除以外の部分については「妻が夫が稼ぐためにしている労働」として堂々と数えられる部分ではある。外に出て稼いでいるんだぞ!というなら「生んだんだぞ」になるので水掛け論にすらならない。今二十歳になる長女がいる年齢の女性だったら、3人産んで育て上げられる社会環境は実質無かったのだから妻に給与所得などがないことを妻の責任できるものでもないし、もっと言えば2024年だって金を稼ぎながら子供を3人育てられる女はごく少数の恵まれ環境にいるものだけだ。そういう現実をまるっと無視して「冷静になっても揺らがねえ俺のジャスティス」と思ってるのだとしたら、割と滑稽である

会社では、営業生産企画、人事総務、管理など様々なセクションがあるが、恨みおじは「営業が、新商品成功自分の手柄のように喜んでいる」みたいな構図にも見える。営業は当然顧客開拓などに血道をあげて努力をしただろうしマーケティングの手伝いなども責任感を持って従事しただろう。だが、それを生み出した生産企画マーケティングの力も大きいし、支える人事総務や管理などのセクションがなければ会社という機構自体が動かない。出来る営業担当者なら「各部門のみなさんおかげで最大売上になりました」と言うところだろうと思う。それが「育て上げたって感じだよなぁ!」と肩を組まれても、工場生産管理担当者も「あっ、はぁ」となるだろう。恨みおじの言いぐさはこの間抜け営業マンみたいな感じなのだ

別の見方提示する。

家族満足度子供の成長ぶりが、家庭運営成功を図る尺度の一つだと思うが(もちろんone ofでしかない)、恨みおじは、実はこの「家族満足度」において「バツ1つ」付いた、そしてそれに傷ついた、というのが今回の件の別の角度から見方として筆者が提示したいことである

少なくとも家族の1人はそれほど(自分ほど)は高い満足度がなかったという「結果」に落ち込んでいるのではないだろうか。頑張ってきたという自負がある人ほどショックだろうと思うので気の毒だとは思う。

もしも、妻から査定について、自分我慢強くて家庭に責任感があるから言わなかっただけで自分が稼いだ金で生きているくせに妻は我慢強くない愚かな女で満足してないのは不遜である、と思うなら、仕方がないが、その場合熟年離婚コースの方に3コマ進む、である

一方で、もし恨みおじが、本当にもう少し冷静なら、他の家族構成員であり主に家庭の受益者となってきた子供たちに(受益者と言うとなんか変だが子供なので当然だな)話してみたらいいと思うのだ。妻一人の感想ではなく子供たちにもリサーチをすればいい。「娘が成人してパパも肩の荷が下りた、ここまで無事に育て上げられたなぁと思うよ」と聞いてみたらいいと思う。娘はにっこり笑って、そうだね!社会人になるまであと数年お願いします!とか言ってくれるかもしれないし、はぁ?何言ってんの?という顔になるかもしれない。

子供馬鹿ではないので親の背中を見ている。恨みおじが本当に「俺だって仕事も頑張ってきた、自分なりに家庭も大事にしてきた」のなら、子供父親尊敬尊重するだろう。

そうじゃないなら育て方が悪かったので、母親はもちろん、自分が「育て上げた領有権」を主張する程度には父親にも当然責任がある。「育て上げた」のだから、育ちあがった状態に一部分の責任があるのは当然。

まぁそもそも子供は3人いるらしいし娘さんも大学生ということはまだまだ社会には出てない。成人の年齢は18なわけで何で今「育て上げた」って突然?と思われそうな気はしないでもない。妻もそんな風に感じたのかもしれない。

今時の話をすると

優性劣性じゃなくて顕性潜性って言うんだね。

優性劣性だと優性=表に出やす性質じゃなくて優性=優れたプラスになる性質と思われる可能性があるからだそうで。

anond:20240828100021

元増田だけど色々言われてんな

古代兵装シリーズと蛮族シリーズ最終段階まで上げて補正付き獣神弓とガーディアンアクス++溜め込む程度にはやったよ一応

批判されるような点があってもプラスが勝つか批判点がネックでプレイ続けるのが辛いと感じるかだけだと思うけど

向いてないってのはそうだろうと思う

最近ゲームならプリンスオブペルシャの最新作はDLCまで全制覇したし自分は楽しめた

ただフラットに考えた出来の点ではブレワイの方が上、自分に合わないというだけ

2024-08-27

anond:20240827152344

投資の口座の話?最近すっごい波があるよね

自分のもなんとかプラスだしこのまま成長してほしいよ

通帳の残高がプラス反転したぞ!

かなりうれしい

もうこれからマイナスになるなよ

anond:20240827141825

なんで負のバイアスがかかってるやつわざわざ見にいく?

 

界隈内で世界一ヒットして物理バカ売れ、映画化アニメ化まで果たした超有名作とかを見にいくんだよ。

プラスバイアスがあるし。

なによりも、実際そういうのがちゃんと一番面白い

anond:20240827132906

>その後にいくら有り難い言動や労い、プラスのことがあっても、産前産後のことを話し合う機会をもって、お互いに思ったことを言い合って解消していなければ、「でもあのとき〜〜だったしな」というのはずっとずっと思うよ。

これ当たり前のように言われてるけど普通におかしいよね

そんなに何年何十年も許せないのならさっさと離婚しろ

勝手自分の中で負の感情募らせていつまでも恨み続けるって気持ち悪い以外の感情がねぇわ

https://anond.hatelabo.jp/20240827012946

私女だけど増田奥さんの苦労を軽んじてるように感じる表現文章の端々にあった。

その考え方や態度がベースにあって日々過ごしてきたから、奥さんはこれまでつらい思いしてきたんじゃないの?

> 振り返ってみると上記の3~4行でまとまるような内容しかなかった

> 妻があげたエピソード自体も本当に些細な20年近く前の出来事が2〜3個

それとは別で、産前産後の恨みは一生、っていうのは、体感した側からすると本当にそう。根深いよ。

その後にいくら有り難い言動や労い、プラスのことがあっても、産前産後のことを話し合う機会をもって、お互いに思ったことを言い合って解消していなければ、「でもあのとき〜〜だったしな」というのはずっとずっと思うよ。

増田はその機会を得たのに、今回そうやって気持ちを聞いたときにも奥さんのこれまでの気持ちに誠実に向き合わなかったのでは?と思う。

もやもやが残るならもう一度話してほしい。

産後の恨みは一生、らしい

長女が先日20歳になった。

成人は定義上は18歳だが、やはり20歳になるといよいよ成人という感じがする。

特に大学生になってから、娘が家にいない時間も増え、バイトなんかをして自分のことを自分でやりくりし始めるようになったからか、いよいよ子供というよりも1人の大人として見られるようになった気がする。

そんなことを感じていたこともあって、先ほど妻と2人になったタイミングでふと「ようやく、『育て上げた』って感じがするなあ」としみじみと呟いた。

てっきり妻も同意してくれるものだと思って発したのだが返事はなく、妻の方を振り向くと微妙な面持ちをしていた。

妻はあまり自己主張をしないタイプで、だけれども器用に誤魔化すタイプでもない。何か思うところがあるのは明白だった。

妻を問いただしたところ、「正直、あなた(夫婦間では下の名前で呼び合っている)と育てたという感覚はないし、自分が育てたような気持ちになられるのも不愉快だ」という旨のことを言われた。

そんなこと思ってもいなかったし、正直かなりショックだった。

長女を身籠ったタイミングで妻は退職し、それから専業主婦として家のことを任せていた。

長女を含め、3人いる子供のことも主には妻に任せていたのは事実だ。

だけれども、専業主婦+3人の子供を抱えても不自由がないくらいには稼いできたつもりだし、子供のことを考えて会社までかなり遠いこの場所にも引っ越してきた。毎日通勤は、それまで都心暮らしていた時と比にならないほどの負担だったが、それでも妻と子供のためならと我慢してきた。

もちろん毎週とは言わないが、それでも余裕があるとき子供を連れて遊びに行っていたし、妻に負担がかかりすぎないように、ある程度は家事も手伝っていたと思う。

体力的にはしんどい日々が続いてきたように思えるが、それこそが父になるということなんだと思っていた。

妻にはその分家のことは任せていたし、その中で妻なりの苦労もあったんだと思う。そんな中でも、妻が体調を崩した日は早退して代わりに家事をこなしたこともあるし、たまに旅行に連れて行ったりと家族サービス(というのも死語かもしれないが)も積極的にしていたと思う。

それにもかかわらず、一緒に育てたと言われたくないと、明確に父親という役割果たしてたことを否定されたのは本当に苦しかった。この年でショックで泣きそうになるとは思わなかった。

なぜそのようなことを思ったのかと聞くと、妊娠中に体調が優れなかったのに俺が妻をそっちのけで飲み会に行った話や、夜鳴きがひどかったのに俺が寝ていたこと、3人の子供がそれぞれ別のことで泣き喚いていた時にテレビを見ていたことなんかをつらつらと述べ始めた(文字にすると端的だが、もっと長々と具体的に話された。その割に、振り返ってみると上記の3~4行でまとまるような内容しかなかったな。完全に余談だが)。

かに上記個別の事例に関しては俺が悪いとは思う。

だけれども、そんな20年近く前の、いくつかの失敗をもって「一緒に育てたという感覚はない」なんて言えるのかが本当に理解できなかった。

そんなことを言ってしまえば、俺の仕事が本当に回っていなかったタイミングだったのに、妻のプライベートの予定のせいで子供の面倒を押し付けられて結局徹夜する羽目になったこともあったし、妻が長男(当時小学校低学年だったと思う)の遊ぶ行き先を覚えていなかったせいで、夜になっても帰ってこない息子を探すのに手当たり次第に同じクラスのご家庭に電話をかけたりするような大トラブルもあった(後日ご迷惑をおかけした家に謝罪して回った)。

お互いに至らぬところはあっただろうが、それ以上にお互いがお互いのために頑張って、互いに両親としての役割を全うしてきたと思っていたし、だからこそ振り返ってみたときに、2人で子育てちゃんとやってきたなと言う感覚が俺の中にはあった。

それが妻の中にはなかったらしいというのが本当にショックで仕方がない。

妻があげたエピソード自体も本当に些細な20年近く前の出来事が2〜3個なのに、それでも俺を父親だと思えないってのが、「産後の恨みは一生」ってことなのかもしれないなと思った。

そのいくつかの事例を除いたほとんどの時間は協力してやってきたと思っていたし、総量では圧倒的に貢献してきたプラスの方が大きいと思っていた(し、冷静になって考えてもここは揺らがないと思う)。にも関わらず、この20年近くを否定されるようなことを言われるんだとしたら、本当にやるせないよなと思う。

明日仕事だというのに、このことがショックで全く眠りにつけそうもない。

2024-08-26

おばさんがマクドナルド若い男性店員に「ストローくれよ!」と言ったらどんな反応になるか試したところ、「は?」と言われた

気の毒にも思ったので「ストローください」と言い直しました

すると他の客はプラストロー貰ってるのに、紙ストローを寄越しやがったのである

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