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はてなキーワード: 晩年とは

2015-08-31

理系っているの?

理系離れってよく聞く。

1970年代に働き盛りだった団塊以上に聞くと、工学部はとても難度の高い分野だったという。でもやりがいがあったっていう人もいた。

しかし、結局、理系文系より不遇という社会的通念の存在がある。

会社だって役員文系ばかり。

若くて安くてよく勉強して働いてくれる理系はたくさん消費され、人生晩年になるにつれ科学技術進歩についていけなくなって理系を後悔する人もいる。

成功した理系は語られ、最先端技術はよく報道されるけど、理系に進んで出世できず失敗した理系の話は報道されない。

理系に進んでも圧倒的に収入出世も負けてしまうのに、理系っているの?

理系を安くこき使って消費していくのはなんでなんだろうね。

理系にきて損したなーって思いたくない若い世代ががんばってもやっぱり報われないんだろうな。

2015-07-11

オリンピック競技場の件

黒川紀章晩年都知事選出馬を繰り返したのは、安藤忠雄オリンピックに大きく関わっているのを阻止するためだったという話を聞いたことがある。

まああの時点で黒川紀章都知事にしてれば現状を回避できたとも思えないが。

2015-06-02

若き日の大御所たち

ライブ映像が好きで、好きなミュージシャンライブ映像をよく漁っているんだけど、彼らが若いころの(若いってほどでもないかもしれないけど)映像を見ていると、表情や全身から大量の熱を振りまいていて、そのエネルギーを見ていると泣けてくる。あるいは、今となっては見せない一生懸命感とかね。

そんなわけで、おれが涙した映像を紹介させてほしい。

それぞれのファンにとっては既知のものばかりだろうが、その辺はご容赦願いたい。



Gil Scott-Heron

https://www.youtube.com/watch?v=3od114a4o7Y

1982 のライブ映像らしい。彼は 1949 生まれらしいので、33 かそこら。年をとっても自信たっぷり確信にみちた表情は変わらなかった彼だが、晩年はやはり体も縮んで声が出てないところも多かった。このライブ映像では声はもちろん、表情からも体からも、あらゆるところから熱を発しており、その輝きはおれの涙腺を強烈にキックするわけです。残念なことに彼は 2011 に他界

彼を知らない人はまずは 49:40- の Alien を聴いてみてほしい。ついでに言うとこの映像に含まれない名曲もたくさんあるので興味あれば掘り下げていただければ。



Ry Cooder

https://www.youtube.com/watch?v=9ZNVhiOY_ug

ギターを手にする人にとってはスライドギターの人として、映画好きの人にとってはヴィム・ヴェンダースの劇版の作家として、もっと一般的にはブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ仕掛け人として知られる Ry Cooder。この映像日本BS で流れたモノらしく 1987(日本語字幕では88と表記されてるけど。。) のライブ映像とのことで、このとき彼は 40 かそこら。

ゴスペル/テックメックス/カリビアン といった要素のミックスなんだけど、それぞれのプレイヤーがズブズブに土着音楽をやってる感が強い。それを一つにしているのは Ry Cooder の才能という他なく。。それぞれのプレイヤーがそれぞれのバックボーンから全力で音を発しているにもかかわらず、たった一点に収束するその集中力音楽への愛情はおれの胸を深く打つのです。




Bill Frisell

https://www.youtube.com/watch?v=EkM3Wiy7j5Q

ジャズを聴かない人にとっては「誰?」って感じかもしれませんが、長年にわたって最重要プレイヤーの一人。ジャズ界隈で活動してるんだけど、彼もまたアメリカンルーツミュージック求道者。(ただ、多作で時期によってやってることが全然違うため一言で説明しずらい人でもある。)

この映像は彼が 42 ぐらいの時のものボブ・ディランカバーカバーを良くやる人で、いずれもオリジナルもっと重要なエレメントをきっちり握っている。

また、彼は客演で非常に良い仕事をする人。驚くほどあちこちに顔を出しており、どこに行っても自分世界全開にもかかわらず、それがその曲の重要な要素を際立たせるという触媒のような人です。

映像演奏は奇をてらわないアレンジで、美しいコードの上で朴訥としたメロがフォーキーさを増しており、それはやさしくおれの心に触れるのです。

結構大変そうなアレンジ楽器にかじりつくように弾いていて、弾き終わった後に見せる表情は今となってはあまり見られないものではないかと。



WAR

https://www.youtube.com/watch?v=lYbrrbbnXnA

現在では WARLOW RIDER BAND の 2つに分裂してしまった WAR の 76 年(だそうだ) gypsy man のライブ映像キンキンに集中したライブ演奏70年代WAR特筆すべき点の一つだと思う。なかでもこの映像BB ディッカーソン のガッツあふれるベースは何度聴いてもおれの胸の奥に熱いものをあふれさせてくれるのです。

個人的には、ディッカーソンはソウル/ファンクにおいて最重要ベーシストの一人だと思うんだけど、あまり注目されない(おれが知らないだけで、ベーマガなんかで特集されてるのかもしれないけど)のでぜひ。

WAR は主要メンバーの何人かはすでに他界しているが、ディッカーソンは LOW RIDER BAND で健在なもよう。

もう一つ、バードンと一緒だったころの WAR

https://www.youtube.com/watch?v=wln_zQsynNY

spilit が凄いのでこちらもぜひ。ダルな前半からサックスソロきっかけとして風景が変わっていくこの流れは WARしかできないと確信できる。




Bootsy Collins

https://www.youtube.com/watch?v=zSnbV1FrIhA

最近ではベースTMスティーブンスに弾かせて、自分は歌ったり叫んだり、ライブハウスの壁を登ったりしている Bootsy ですが、ただただ全力で音楽をやっていたころがあったようで。

I'd Rather be with you は今でもライブハイライトなわけですが、若いころは熱の入り方が全然違う。映像は 1976 年とのことで、51年生まれの彼は 25歳?ですね。。そら熱も入るわ。wiki 見ると、75 年ぐらいまで P-funk 界隈とかかわっていたようで、映像は初リーダーアルバムが出た年。

funk 独特の時間をかけてじわじわ熱を込めていく前半のあの感じからキックコーラスがモゴモゴと盛り上げていく中盤、そしてついに歪んだベースソロに入って行く流れ、もう涙腺崩壊するしかないという。

2015-04-17

知能を下げる方法を教えてあげよう

http://anond.hatelabo.jp/20150416201757

増田の悩みはとっくに解決済みなのだ。たった一行で解決方法を書くことができる。しかしいきなりそれを書いても素直には受け止められないだろうから、先にこんな話を紹介しよう。

 

ある名人と呼ばれた落語家が、晩年になって語った言葉だ。

 

「俺は入門する前から上手かった。とても上手かった。上手すぎて誰も俺の落語理解できなかった。

これじゃいけないと思って、俺は稽古した。一生懸命稽古した。

稽古した結果、俺は下手になった。下手になったおかげで、客は俺の落語理解できるようになった。

だが下手じゃ悔しい、下手なままじゃいけないと思って、もっと稽古した。そのおかげで、俺は人並みになった。

今俺は、人並みでいるために稽古している」

 

増田が知能を下げる方法は、勉強することだ。

 

真剣勉強すればするほど、自分の知識があやふやあいまいものであることに気づく。実は自分が何も知らなかったことに気づく。

どんな分野でも、第一級の大家と呼ばれる人はみな、驚くほど謙虚ものだ。

それは彼らが、自分の業績が先人の膨大な遺産の上に成り立っていることを知っているからであり、未解決の課題が山のように広がっていることをありありと眼前にしているからだ。

2015-03-14

http://anond.hatelabo.jp/20150313234140

理想を言えば、自分の体が彼よりも大きくなった段階で、彼を半殺しにするべきだった。

力ずくで酒をやめさせれば、母が晩年まで苦しむこともなかったろう。

自分コントロールできない人間ならこっちでコントロールするしかないだろう。

2015-02-23

孫権という三国時代英雄について

歴史関係三国志話題に昇った時、非常に地味だったという記憶がある。

何故なら、呉といえば大事な戦が孔明の引き立て役となった赤壁周瑜が頑張った荊州南郡呂蒙が頑張った樊城、陸遜が頑張った夷陵、孫権大敗した合肥

数えるほどしかなくて、その中でも孫権自身が直接赴いた戦争合肥くらいで、

その上、張遼に始まって満寵や曹休(石亭でのやり返しは陸遜周魴による)、王凌などにボコられて負けたくらいのエピソードしか持たない

戦争に行けば必ず負ける郭図のような人物だったらしい。

そのため、甘露寺での劉備との同盟といった正に英雄と呼べる場面もあるのに

張昭の家を放火したり陸遜根拠なく憤死させたり二宮の変での優柔不断さが原因で呉の滅亡を早めたりと

無能エピソードがちらほら伺えてしまって、

対する曹操徐州虐殺劉備長坂で妻子を捨てて逃げた事なんかよりもずっとクズだし、

何よりも孫権は上二人の英雄に比べて戦争に強いイメージがなければ、政治家として優れてたかすら疑問だ。

何せ、これまで暗愚扱いされてきた劉禅宦官政治朝廷が腐敗したとしても少なくとも40年は国を維持してきたとして

良君として再評価されつつあるのに対して、

孫権二宮の変晩年後継者選び等の老害ぶりを発揮したおかげで若い時の事績が霞む程の暗君ぶりや兄孫策の偉業を評価せず

皇帝即位後、父は皇号だったのに兄には王号しか与えなかった事から孫権自身人間性を物語るのに十分だ。

そのため、彼に関して三国時代の三人の名君の一人に挙げられるとこれまで評価されてきたが、筆者はそれには否としたい。

偶然三国時代に入ったため、たまたま呉国君主だった孫権英雄扱いされてしまっただけだろう。

若い時は呂蒙や蒋欽に勉学を勧めたり劉表から亡命してきた甘寧を受け入れたりと正に英雄と呼ぶに相応しかったが

それ以上に短所が悪目立ちしてしまったのが残念で仕方ない。

2015-02-14

http://anond.hatelabo.jp/20150213220352

お疲れ様。今はすごく大変だしショックな時だと思うけど、ご自身の言うとおりそれは病気の症状だから、どうかあまり気にしないで距離を持って事態を見られますように。

私も祖母が認知症になって、同居から終身介護ホームに入所させるまでを何とかこなしたけど、やってる最中は辛かったよ。気持ちわかる。

 

祖母も通帳の類をなくしては盗まれたと騒いでいた。本人は盗まれたと思っているので新しい通帳をさら難解な場所に隠し、また見つからなくなるの繰り返し。

他にも、私が留守の間の徘徊防止に家のカギを増やしたら祖母から酷いと怒られるし(本人の気持ちを考えれば当然でもあるので、余計辛い)、閉じ込めるだけでは解決にならないので世話のために休職を求めたら上司に嫌味言われるし。自治体介護担当の人に相談して、可能な範囲で手助けもしてもらったけど、思ったより可能な範囲は少なくて、まるで「あんたの家は手を差し伸べるほどの状態じゃない。その程度で泣き言言うな」とシステムに言われたようだったし(職員に、ではない)。もう、「私は本当に酷い孫で役立たずの社員甘ったれ寄生虫市民なのかも…」と思ったりして、辛い。

それでも祖母にはそれなりの財産があって、完全に何も分からなくなる前にキャッシュカードの在り処と暗証番号を聞き出せたので、そのお金で良いホームに待たずに入れたのは恵まれていた。

まあ祖母からすればそれも、盗んでるのとほぼ変わらないだろうけどね。

 

ただ、ホーム入所して落ち着いてから考えてみると、祖母もかわいそうだなと思う。

認知症になったからって、初期段階では感情意識まで鈍るわけじゃない。彼女認識の中では、自分には全く覚えがないのに通帳が消えている状態なわけで、そりゃあ盗まれたと考えても不思議はないだろう。

私の祖母は元々はとてもしっかりした人で、自分で通帳をなくすなんてこと晩年まではあり得なかったから、その頃の意識のまま記憶けが混濁したら、さぞ不可解で恐怖だろうと思う。

かわいそうだからと言って、結局は無理やりどこかに押し込める以外できないのがまた辛いところだけど。

 

ちなみにホーム入所後、最初のころは「家に帰る」と言っていた祖母だが、数か月もしないうちにホームになじんで楽しそうにしていた。

私自身は介護の時も、辛さやら色々な感情があって優しく接することが出来なかったけど、ホームの人は誕生祝いをしてくれたり寄せ書きをくれたり、とても良くしてくれるから

こんな場所だけど、お礼を言いたい。ホーム職員の皆さま、いつもありがとうございます。本当に助かっています

2015-02-05

http://anond.hatelabo.jp/20150204215709

家族がいようがいまいが、人生にまともに向き合ってこなかった奴の晩年はそんなもんだと思う。

でもまああんまり考えたりしたくないタイプなら大人しく社会の標準パッケージに従っておくべきだったな。

本当は今からでもやれることはいっぱいあるけど、やる気が無い以上どうしようもない。

2015-01-21

http://anond.hatelabo.jp/20150119185257

京大工学部OBです。

結論からいうと、結局、あなたが現時点で一番魅力を感じているところに行くのが一番よいと思う。

というかはっきり言って、志望学科志望動機も書かれていないこんな文章では、正直なところアドバイスといったってまともなことは何も書けないんだよね。あなたがどういう人で、なぜ阪大基礎工を志望するに至ったのかということがわからない以上、どこの大学あなたに合っているとも言いようがない。これでは誰も有効な助言はできないと思うよ。

仕方ないから適当に思いついたことを散漫に書き殴らせてもらう。なお、元増田文章から立地に関する制約(有り体に言えば親御さんの懐具合とか、あるいは自宅通学圏内にせよとのお考え)はないもの判断させてもらった。もし東大京大阪大のうち実際には通学が叶わない大学があるなら、そこは除外して読んで欲しい(というかその場合はそもそも選択肢として提示すべきじゃない)。

研究能力などの「実力」

まず、大学選びの基準という意味ではこれが王道と考えるのが普通だと思う。でも、これは誤り。はっきり言って工学部と言っても守備範囲は広いし、このレベル大学になってくると研究レベル研究室単位で違うので、どの大学が本当に実力があるかなんて判断はおそらく誰にもできない。

もし研究レベルありきで大学を選びたいのなら、それは学部入試じゃなくて大学院入試の段階にすべきだと思う。それも多分、実際にそれを判断できる能力が付くのは博士進学(もしするのならば)の頃だろう。というわけで、そんなことは気にしなくて良い。

ただ敢えて言うのならば、東大研究室が多いので選択の幅が広いような気がする。ただそれは私の分野に限った印象だろうからなんとも言えない。

教育制度

これについては私は京大しか行ったことがないので周囲の人を見ての不正確な印象論だけれども。

東大は一番カリキュラムがしっかりしていて良くも悪くも強制的勉強させられる。進振りがあるからテストの点も重視。

京大カリキュラムの縛りが緩い。自分で「何を学ぶか」をかなり自由設計できるが、際限なく堕落することもできてしまう。

阪大一般教養選択肢が狭いらしい。あとはよく知らない。

まあ、京大阪大比較高校か塾の先輩にでも電話かけて訊いてみるのが一番早くて正確と思うよ。阪大志望するような人の周囲には大抵そんな先輩がいると思うけど。

大学周辺の環境

実はこれが重要大学時代というのは、特に独り暮らしをする場合生活全てをどのように過ごすかによって大きく変わる。

東大都心の近く。渋谷まで徒歩圏内。

京大観光都市の端っこ。良くも悪くも俗世間から隔離された空間。求道から堕落までお好きにどうぞ。

阪大郊外。遊びに行くなら電車梅田に出る必要

当然、京大に行けば世間に煩わされずに済む代わりに疎くなる。東大にいれば良くも悪くも世慣れする。阪大はその中間

今のあなたにとってどれが合うか、だね。それは自分判断するしかない。

ブランド

あなた関西人だと想定して言っておくけど、関西の外に出ると阪大ブランド暴落するので注意すること。あなたは多分早稲田慶応なんて阪大の滑り止めだと思ってるだろうし受験という観点ではそれは正しいのだけれど、ところが世間認識はさにあらず、たとえば東京人間阪大なんて早稲田慶応のずっと下だと思ってるからね。京大でもようやく早稲田慶応と同格かちょっと下かっていう位置づけ。

この認識の差は、文系就職するのでない限り就職活動なんかで不利に働くことはないけれども(技術職の人は阪大研究レベルの高さを熟知している)、あなた性格によってはその後の人生で誇りを傷つけられることになるかもしれない。そのことをどれだけ重大に考えるかはあなた次第。

浪人することのリスク

浪人は必ずしも悪いことではなくて、特にあなた社会的成熟よりも知的成熟の方が先行したタイプなら、浪人という逆境経験することは前者を後者に追いつかせる機会にもなり得る。そういう意味で、もしあなた浪人必要以上に怖がっているのなら、それは一面的見方であるとは言っておく。

ただ、経済的には浪人負担は意外なほど大きい。これは親御さんだけでなくてあなた自身にも言えることで、同い年の人よりもスタートが1年遅れるということは、将来的にリタイアするまでに稼げる年月が1年短くなるということになる。そして大抵の人はキャリア晩年近くに収入のピークが来て、阪大卒だとおそらくその頃にはかなりの確率年収1000万円ぐらいになっているから、浪人することは1000万円損することだとも言える。その辺をどう考えるかだね。

合格可能性

これについて私が個人的問題を感じるのは、センター試験模試の点数だけで合格できるかどうかを考えていること。

そうじゃなくて、実際に過去問を解いてみてその手応えで考えるべきなんじゃないの?センター試験二次試験じゃ問題レベルが余りにも違うし、合格点も違う。このレベル大学は、センター問題なんて朝飯前にこなせる人が受けるところ。模試なんて数ヶ月前の実力の目安にすぎないし問題所詮は模造品にすぎない。

過去問をやってみることが一番大きな判断材料になるはずなのに、それをやらないでどうするの?

はっきり言って、目の前の課題に対する自分客観的な実力を測ってみようという発想がないのはちょっと心配だよ。そういう問題解決能力はどこに行っても重要だよ。

阪大を志望するような人にはそれくらいの分析能力があってほしいというのは求めすぎだろうか?

以上、酔っ払い駄文だが少しでも参考になれば幸い。

2014-12-02

菅原文太が亡くなった

なんつーか、本格的に晩年を汚す前に亡くなったのがせめてもの救いだったかな、と。

匿名じゃないとこんなこと言えないから増田に書く。

2014-10-09

中村修二氏の米国での給与国籍について

先日ノーベル賞を受賞された中村修二氏は現在カリフォルニア大学サンタバーバラ校で教授をされている。カリフォルニア大学教員カリフォルニア州の職員ということになっているので、得ている給料は外部にすべてオープンにされており、以下のサイトで閲覧が可能で、2013年には358kドルだったようだ。この待遇はうらやましい。

http://www.sacbee.com/statepay/#req=employment%2Flist%2Fsafename%3Dshuji%2520nakamura%2Fdepartment%3DUC%2520Santa%2520Barbara

米国アカデミアではfull professor として20ドルをもらうことは珍しくはないが、彼のサラリーは60歳のアメリカ教授としては平均よりも上にあると思う。日本では教授職についても半分以下しかもらえない。米国には定年もないし、何しろサンタバーバラカリフォルニア南部にあって温暖で風光明媚で一時間ドライブすればロサンゼルス日本食品も手に入る。彼には才能があり世界が認める実績があるのだから、思う存分研究に打ち込んでいただいたらいいと思うのです。日本国籍なんてなくていいじゃん。

で、米国市民権グリーンカード取得後5年で取得可能となる。日本法律では外国帰化した時点で日本国籍喪失届を行わなくてはならない。たまに喪失届を出さなくて「俺は二重国籍を保っている」とか、「正直に喪失届を提出する情弱乙」などというバカがいるが、日本パスポート更新の際に、外国籍を持っているかどうか尋ねる欄にウソを書かなくてはならないので、その時点で法律を犯すことになる。グリーンカードの維持は結構大変だ。再入国許可証を発行してもらわないと、半年以上を連続して米国を留守に出来ないし、再入国許可証の申請回数も無限ではない。経済的な基盤が米国にある際に、こうした事が面倒になって米国市民権を取る人も多い。

日本海外での出生などの特殊事情を除き、基本的二重国籍を認めておらず、彼が米国国籍を持つことは皆の知るところとなっているのだから、その時点でルールとしては彼は日本国籍喪失している。でもそれがどうしたんだと思う。軍から研究費を獲得するというもっともな理由があるのだし、晩年日本に帰って日本国籍の再取得だって出来る。国を捨てたと言えばセンセーショナルに聞こえるが、住民票を移したという感覚に近い可能性もある。

2014-09-24

清原和博劣化について

 最近清原和博をめぐるニュースが、薬物疑惑DV、劇太り、後輩の離反、仕事の激減、離婚などなど、あまりにひどいものばかりだ。1990年頃に彼がここまでひどい人生になるとは、一体誰が想像しただろう。

1990年代前半まで、当時は日曜日の午後に、テレビ朝日で必ず西武戦の中継が行われていて、私は(アタック25と一緒に 笑)毎週ほとんど観ていたと思う。だから清原和博の全盛時代は目に焼き付いている。

 かといって私は清原の大ファンだったわけではない。むしろ西武では石毛宏典秋山幸二などに比べて、プレースタイルが野暮ったいという印象があり、話すことも面白みのない優等生発言ばかりで(ヤクザキャラ現在でもこれが器用にできたりするのが悲しい)、正直それほど好きではなかった。しかし、これからどのくらい凄い成績を残すのだろう、というワクワク感を抱かせる選手であったことも確かである。好きな選手石毛秋山ではあったが、毎日の成績が気になったり、テレビで是非打ってほしいと願いながら見ていた選手は、明らかに清原であった。

 清原はいから悪くなりはじめたのか。個人的な印象で言えば1993年である。多くの人は1997年巨人入団から急激に悪化したような印象を持っているだろうが、それはあくまで「キャラ」の部分である。私は西武時代後半の不調を、そのまま巨人入団後も引きずってしまったと考えている。年度別成績を見ればはっきりするが、西武時代最後の2年と巨人入団後の2年はほとんど成績が変わらない。

 それまでの清原は、PL学園時代に叩きこまれ技術をそのまま生かして、自然体の構えから、そのまま軽く素直にバットを出している感じだった。それが1993年から、力感のある構えから打席内で大きな(さらに言えば無駄な)動作をするようにな った。体つきは、かつてよりガッチリするようになり、野茂伊良部の剛速球を豪快なホームランで弾き返すことがあった一方で、明らかに雑な三振が増えるようになった。それまでも調子の起伏が激しい選手ではあったが、この頃から徐々に打撃そのもの劣化している印象があった。

 特に1995年失望の年だった。春のキャンプ清原肉体改造をして相当に絞り込んでいるという姿が伝えられ、今までとは違う精悍な顔つきの清原に、私も「これは期待できるぞ」と思っていた。しかし、シーズンに入ると成績はさっぱりで、相変わらず動作の大きな打撃フォームから、雑な三振を繰り返していた。シーズン後半に走塁中の肉離れ長期離脱をしたが、それまで故障知らずだった清原が、通常のプレー中に大きな怪我をするというのが俄かに信じられなかった。

 この「劣化」の背景には色々考えられる。一つにはよく言われていたことだが、清原自身打者としての理想や上昇志向が高すぎて、欠点を直そうとするばかりに利点を失わせてしまったこと、二つには秋山石毛、辻といった黄金期を支えたベテランメンバーが次々と西武を去り、清原自己満足的な打撃に歯止めをかける存在がいなくなってしまったこと、そして三つ目には、この時期パリーグ球場が新しくかつ広いものとなり、本塁打数も全般的に減少傾向にあったのだが、それに力で対処しようとしてしまったことである

 それでも清原が成長する過程なのかもしれない、と当時はまだ若干の期待を残していたが、巨人入団後に完全に露呈した打たれ弱さ、精神不安定さと、週刊誌の「番長キャラ」に自らも乗っかるようになったことで、清原の将来に期待することは完全になくなった。選手としての能力以前に、人格的に国民スターの器ではない(ある種純粋人間ではあるけど)ことは余りに明らかだった。週刊誌清原ネタを、自分も笑って楽しむようになってしまった。

 2000年以降に(清原によるとホームから離れて打席に立つことで)若干の復活の気配も見せたが、明らに無理なトレーニング野球選手とは言えないような体型となり、毎年のように大きな故障長期離脱を繰り返した。番長キャラにも年々拍車がかかった。オリックストレードされた頃は、既にかつての天性のしなやかさは完全に失われ、最後はまともに走ることすらできなくなっていた。若い頃の清原は頑健というだけではなく、無駄全力プレーをすることがない、身体に負担の少ないプレースタイルだったので、晩年ここまで怪我に悩まされるとは想像もできなかった。

 誰しもが思うことだが、18歳の時に既に完成されていた打撃技術をそのまま大事にし、無理なトレーニングをせずに練習で自然についた筋肉だけで勝負し、私生活でももう少し節制すれば・・・もし1990年の頃の自分に会うことができたら一体何をアドバイスするか、と清原に一度尋ねてみたい。

2014-09-06

ロリコンは昔から異常者

よく「ロリコンを異常者扱いする今の方が異常なんだ!!」みたいなロリコン擁護があるが、残念ながらロリコンは昔から異常者だ。

正確には「ロリに『しか欲情できない」のは、特殊性癖。

というのも、むかしはそれこそ生殖出来る年齢から、閉経するまで、とにかくセックスできる間は、色々な相手としかるべきタイミングが着たらセックスする、というのが普通だったわけだ。

(地域や時期にもよるが、総じて早熟かつ晩年まで男も女も、結婚相手からそうでない相手までやる習慣が、中世には洋の東西わず多い)

「俺はロリにも欲情する!!」だけなら異常ではないが「○○以上はBBA欲情しないしね!!」がセットになるとおかしい人という感じ。

なので今のロリコンの居場所はやっぱりなかったりするという……。

2014-08-28

http://anond.hatelabo.jp/20140828123919

親戚が、しつこく投資会社に金引き出されて、リーマンショックの時2000万くらい失って、

それあてにした生活してたから、生活困難になって、正気を失ってボケちゃったな。

 

晩年借家を追い出され、ホームに入って呪詛をずっと吐きながら死んでいった。

人生最期ってそれでいいのかって自分も悩んだわ。

2014-08-07

グーで殴っていい?

男手ひとつで俺を育ててくれた親父が他界した。

母は俺が小5で他界している。

親共々、ガンで他界したが俺は母親に出来なかった分の親孝行をしてきたつもりだ。

親父は事業を興し、それなりの名の通るモノを持っていたが乗っ取られた過去がある。

ほぼ同時期に妻を亡くし(俺の母)、あったはずの保険やら年金やらすべてなかった。

親父の気質もあったが、年金など要らぬ逝く時は迷惑をかけずにいくと言っていた。

最後は俺が面倒を見る事になるが、当然、年金ね~し保険もね~

俺が金を出すと言っても医療保険も拒絶する。

晩年介護必要な状況ではあったが俺は苦ではなかった。

飯を作り、風呂に入れてやるのが俺の楽しみの一つでもあった。親孝行出来ると。

親父が逝く直前に付き合い始めた女性がいる。

お互いをよく知らないのは当然だが、俺が親父の危篤の知らせを受けた横には居た。

親父が逝き、親父の話をする事がどうやら不快

貴方ファザコンだと言い始めた。

怒りを抑えつつも会話をしたが・・

貴方は男として未熟、そんな事は誰でも乗り越えている・・・

そう言い放つ彼女

貴方のお父さん、頭・・おかしいんじゃないの?ありえない・・

まだ、親父が逝って2ヶ月

この女性信条は、男は女を守る者だそうです。

2014-06-09

アンチ結婚に対する女側の反論をみて思うんだけど

「男側からしたら、結婚メリットねえし、年収とか学歴とかイケメンとか、そんだけ条件つけばそりゃ絶対男は結婚できんわ」

→「どーせ女に相手されないんだろ、そもそも顔とか年収でなく、お互いに支え合えるので結婚してる人だってたくさんいるし」

→「だけど遺伝的なこと考えて不細工と結婚できないだろ?年収ある男と結婚して楽したいんだろ?」

→たいていこのあたりで女側発狂発言者人格叩き。

  

  

女側の反論、普通にあると思う。

というのも、社会とかは元々男が働きやすいように作られているから女には都合悪い。男に都合の良い社会ルールを出して女を叩くってのは、黒人差別に似ている。

黒人に不利な社会ルールのなかで、社会倫理を取り出して黒人を叩くという方法ロンがよくなされた。「黒人白人奴隷で居た方が精神衛生上よい」というのがガチで根拠として語られていた。

  

といっても、男からしても、「論理的に考えれば男の主張が正しいだろ」というのもある。

しかし、『論理』という道具すらも、男が有利になるように作られている。一見公平な道具に思えるが、「男は理屈で考える」→「理屈に適した道具としての論理が発達する」→「論理によって科学など社会が発展した」→「女の能力に適さない『論理』によって男が天下を取る」。

この流れで言うと、白人が銃を作れるから黒人奴隷に出来たのと同じ論理じゃないかと感じる。

女は女でコミュ力とか、晩年の人付き合いとか、我慢とか。なんか論理以外での感性とか、明らかに男より優れてる部分があるが、それが道具として発達していないのが現状だと思う。

女は確かに図形問題が弱い、これは先天的な話でしょうがない。

男子校女子校エリート学校では多いが、これは男女で理解のしかたや得意な学習法が異なるので当たり前。

論理的に女がおかしから、女はおかしいというのは、おかし論理だと感じる。

  

  

女は社会に適さないんだから男女平等にのっとって男みたいに生活するの哀れ。という論調、確かにあるとは思う。

しかし、社会トップの半分が女になって、社会が変えられるとき、これはまた新たな社会誕生とナル。

女にとって都合の良いルールが作られていく打ちに、だんだん男女の均衡がとれて平等社会が寝られていくんじゃないの?現状は女にとっては哀れだけど。

社会マンパワーが増えるとより発展しそうだから、ありなんじゃないの?

昔は農業に携わる人口労働力が食いつぶされて発展が遅かったが、緑の革命第一次産業従属人口が一気に減ったのが社会に新たな変化をもたらしたもののように。

2014-05-25

百田尚樹NHK経営委員であることの有害さに日本人は気づくべき


百田尚樹しょうもないことを言ってまた注目を集めているが、

彼が海外における日本イメージをどれだけ毀損しているか知らない日本人が多い。

なぜか。

日本人にとっては、彼は単なる探偵ナイトスクープ放送作家上がりの思想的に右よりの売れっ子作家であって、

彼がいくら「南京虐殺存在しない」(数じゃなくて存在の否定!)だの「人間のクズ」だの、他国馬鹿にする発言をしようと「また、百田尚樹が変なこと言ってるな」と捉えて終わりだ。

彼自身「私は世間で叩かれるほどの大物ではない。一介のエンタメ作家で、しかキャリアも浅い素人みたいなもの」と言っているように。

だが、海外メディアはどう伝えるか。

Naoki Hyakuta」なんて知らないし伝わらない。「一介のエンタメ作家で、しかキャリアも浅い素人みたいなもの」と伝える訳がない。

なぜなら彼は、NHK経営委員なのだから

当然見出しは「日本BBC放送局の委員が~」「安倍の側近が~」をしたという風に書かれる。

まり、率直に、"NHK Governor: Nanjing Massacre 'Never Happened'と書かれる。当然だ。これを見た海外の人はどう思うだろうか。

http://thediplomat.com/2014/02/nhk-governor-nanjing-massacre-never-happened/

http://www.bbc.com/news/world-asia-26029614

http://www.independent.co.uk/news/world/asia/how-japans-bbc-is-rewriting-its-role-in-second-world-war-9115827.html

Japan's conservative government has made a series of right wing appointments to the board of NHK, one of the world's biggest public broadcasters.”

http://www.radioaustralia.net.au/international/radio/program/asia-pacific/abe-government-threatens-nhks-credibility/1315046

これは「BBCの委員がホロコーストを否定し、何のお咎めもない」に相当するものであって、

百田や籾井が失言をする度に、このような表現で報じられるので、もはや日本国営放送は完全に偏向的で、日本人過去歴史を否定するようBrainwashedされてると思われている。

当然のように、このHyakutaなる人気作家はAbeのお気に入りメンバーに選ばれたとの説明("handpicked by Prime Minister Shinzo Abe ")がされることが多く、それは実際正しい。

安倍首相も似たような思想を持っていると当然海外では思われているし、政府の抗議を受け修正したものの今年の3月に、NY Timesが

""He and other nationalists still claim that the Nanjing massacre by Japanese troops in 1937 never happened.""と書いたように、これが海外での共通認識となりつつある。

これははっきり言って百田が与えた日本イメージである

これは単なる漫画家であり、何の公的委員でもない、美味しんぼの作者が毀損する日本イメージに比べても悪質だ。

結局のところ、百田尚樹NHK経営委員であり続ける限り、この問題は続く。彼が「失言」をやめるはずがないからだ。

その度に、「JapanBBCの委員でAbeの側近」があれこれした、こんな酷いことを言った、日本はどれだけ右傾化しているんだ、という記事が止むことはない。

海外の人は百田尚樹のことを単なる面白発言する関西弁の右よりのおじさんとは見ない。また「百田か」などと思わない。これは籾井に関しても同じだが。

日本公共放送代表の発言として見る。海外メディアは彼を公的な存在として報じるほかない。これを忘れてはいけない。

2014-05-20

親を見ていると、自分人生にまともに向き合わずに生きてきた人間晩年どうなるのかを見せつけられる想いがする。

つらい。

2014-04-24

イメージ力を鍛える6つの方法

本題に入る前に少しシリアスな話題があるので聞いてほしい。

男女にイメージについて聞くと面白い。男はほぼ例外なく目を閉じても真っ暗と答え、女は半数がありありとイメージできると答える。これはなぜか?

一方男性率の高い理数系の学部ではイメージを軽視する伝統的風潮が根深い。これはプラトンから来てるのだがな。本質直観すべきでありイメージなど些末も些末、ゴミクズ同然という考え。対する女性率の高い芸術系学校ではイメージ尊重する。『脳の右側で描け』に始まるイメ描きの連綿たる伝統があり、ナンシー関記憶スケッチアカデミーは今や市民権を獲得した。

ここに来て先ほどの問いの答えが見えてくる。性差よりも習慣の問題なのだこれは。そして男である諸君は驚くほどイメージを軽視している。だから真っ暗なのに輪をかけて真っ暗。糅てて加えて真っ暗なのだ

そこで世の中の男性に活、いや喝を入れようというのが本記事であるシリアスでもなんでもないくだらない前置きは終わりにしてちゃっちゃと本題に入ろう。

1ブラインド詰将棋

煮ても焼いてもまずこれをやりなさいというのがこれ。詰将棋マニアの巷間では「ブラ詰」とも呼ばれる。早い話が目隠し詰将棋である脳内詰将棋という蔑称、いや別称もある。

こまけーこたーいいとして大切なことだけ言うと、これには2つのスタイルがあって1つがアイマスクをして符号の読み上げを聞くものでこちらが本格的なやり方。(そもそも符号ってなんだよってレベルの人はggるなりしてください)

もう1つが手軽な方法詰将棋の盤面または印刷された紙を見て5秒で初形と持ち駒を覚えて目を閉じて脳内で解く方法であるほとんどの人はこっちでやったほうが身のため世のため人のため。最初詰将棋入門書をテキトーに購入して1手詰めや3手詰めから始めるとよろしい。

2暗算(四則計算とは言ってない)

先ほど理数系のイメージ軽視に賽を投げかけたが分かってる人は分かってる。暗算が得意なタイプがそれだ。私は一流大学数学科を出て現在底辺大学数学科にいるのでよく分かるが数学畑では手を動かすことをモットーとする物理畑とは正反対計算が軽視される。しかし一流の世界ともなると話は別でノイマンのような暗算の達人が割といる。数学天才には二種類いてラマヌジャンのような数覚がずば抜けたタイプは案外少数派なんだ。数論は数学女王岡潔晩年は『情緒創造』を著している。

底辺大学だと数学論理学問といったことを平気で言う先生もいる。論理は当たり前の大前提であり無味乾燥なつまらないものだ。そう世間計算がつまらないと思われてるのと同じくらいに。実際、数学ではなくコンピュータサイエンス計算理論を学べば分かるし学ばなくてもある程度想像がつくだろうが論理とは計算であってそれ以外の何者でもない。計算論理もつまらないそのことには全く同意するが無価値というわけでもない。忘れもしない卒業の日同級生になぜ暗算をするのかと訊かれて私は暗算で扱う数学対象に親しむためと即答し彼または彼女もっと早く教えてよと地団駄を踏んでいた。

数学素養がない人たちへ。最初アイマスクを着用せずJSJC(俗に言う小中学生)が学んでいる幾何パズル問題(『目で解く幾何シリーズなど)をやり次第に他分野や高校数学大学数学科数学工業系の応用数学に守備を広げる。意識高い系より意識広い系で頼む。

3カメ

数学科には将棋ならまだしも美術に造詣が深い先生結構多いがそれに比べて写真芸術に関心のある人は拍子抜けするほど少ないと思う。つまり数学的美と将棋の美はクロスオーバーするが数学的美と写真芸術の美はオーバーラップしないということだということだ。つまり詰将棋暗算の不足分を補うのにカメラはやはり大事なんだよなあ。

芸術論において言い古された表現だが音楽は音の瞬間の芸術であり写真は光の瞬間の芸術である。だからシャッターチャンスやチラリズムという言葉が端的に表しているのは瞬間性。写真家は人物や風景をとるとき手でフレームを作る。このあたり詳しく書かれた文献が少ないがこの切り取り方には必ず意味がある。単になんとなくバランスがいいからそう切り取るのではない。シャッターチャンスという言葉から誤解されがちだが確かに瞬間のおもしろさを切り取るのが写真芸術であるが決しておもしろい瞬間を切り取るのではない。この違いが大切でおもしろものはわざわざ写真にしなくてもおもしろいのであって思い出アルバム程度の価値しかなく芸術たりえない。つまりおしろき こともなき世を おもしろく すみなしものは 心なりけりで、おもしろさを能動的に発見しそのおもしろさを表現するには今この瞬間しかないしかもこうフレームを切り取るしかないと断言できるのである。そんな見方を学べるのはカメラくらいしかない。数学では学べないし絵画もにているようで全く違う。写実的絵画であれそこで必要とされるのはある種の演出でありもっと乱暴に言えば捏造であるから、あるがままの良さをうまく切り取って見せる写真的な見方とは根本が違う。

そんな見方を身につけて日常の「あれ」「おや」「あら」「おっ」と思う点が増えるとそれが理解記憶のフックになる。理解というのは必ず興味から始まるだろう?しかし興味は洪水のように訪れて過ぎ去っていく。つまりアイデアマンはメモして興味を書き留める。だからメモする時間と労力すら惜しいのでだから「これならここが気になる」とフックをつけて興味をブックマークしておくことで未来理解記憶きっかけになる。そういう面白い体験をしているんだよカメラマンという種族は。

結語

以上簡単に見てきたがどれ1つとっても始めたその日から人生を揺るがす劇的な効果があるので試してみてほしい。また6つの方法は相補的な働きをするようチョイスされており、1つでも欠かすのはもったいないので6つ全部試してもらえるともっとうれしい。

2014-04-09

http://anond.hatelabo.jp/20140409231427

知るかいな。

でもどうせ人生なんてそういうダサいエピソードの詰め合わせでしかないから

それをダサいと思うか面白いと思うかで晩年死ぬ時に笑って死ねるか世を呪って死ぬか変わると思うな。

2014-04-03

http://anond.hatelabo.jp/20140403143705

理由は3つだよ。

1)

他の社員モチベが下がるのを避けたい

2)

出来るようになるまで待たないと行けないかなって思ってる。本田宗一郎も、「オマエらはどうしようもないが罵倒し続けたかいがあった、それなりの人間に育った」と晩年社員全体に演説した。だから長期的に人は見ないと行けないかなと思ってる。

3)

出来ないヤツを解雇すると、ウチの会社よりもさらブラック会社そいつらが行く可能性が高い。そうするとキャリアパス最悪の会社に見えてしまうから、いい新卒や中途を採用するネックにもなる。

まあこんな感じ。

2014-03-20

何がいいのか理解できない曲

ラフマニノフで2番と言えば、のだめでも取り上げられたピアノ協奏曲第2番が筆頭だろう。

その次に上がってくるのが交響曲第2番かな。


しかピアノ協奏曲第2番はともかく、交響曲第2番はどうも苦手なのだ

というかピアノ協奏曲第2番で初めてラフマニノフを知ったクチだけど、その流れで交響曲第2番に行ったのが間違いだったかも。


何が苦手って、この曲はとにかくクドい。ちょっとおかしいんじゃないかってくらいクドい。

言いたいことを言い表すのに、こんないっぱい要らないだろうという感じ。

3行でまとめろとは言わないが、聴くのも演奏するのも非常に疲れる。特に演奏は、弾いても弾いても終わらない感が半端無い。

曲そのものの長さで言ったらマーラーブルックナーの方が長いけど、この曲はそれらの作曲家の曲よりも遙かに長い曲に感じてしまう。

しろこの曲が好きな人は、一体こいつの何に惚れ込んだのだろう。


個人的にラフマニノフオケ作品だったら、交響的舞曲最高傑作だと思う。

後期ラフマニノフ微妙という人もいるけど、交響的舞曲については、晩年作曲家の屈折した望郷の念が詰まった曲調が、尋常ならざる個性になっていて素晴らしい。

でもファンの数や演奏機会は交響曲第2番のほうがまだ多いとか、ちょっと納得いかないかも。

2014-02-26

楽しいことをやって生きるわけにはいかないのだろうか

学生の頃は可能性が無限にあった。

無限が言いすぎだとしても、おれのような平凡な人間ですら選べる選択肢は無数にあった。

無理に高望みした会社を狙いさえしなければあらゆる職種に就けるチャンスがあり、起業してみる事も、飛行機を使わず世界一周することも可能だった。

最短コースで一流企業を目指したりするわけでもないのなら、それぞれの可能性をすこしずつつまみ食いしてから決めても手遅れになるってことはない。一生懸命やってる限りは大抵何をやってもコヤシになる。前に向かってさえいれば多少の回り道をしても結局は前進しているものだ。

なんだかんだで定職に就き、結婚し、周りの友達も同じような感じに「成熟」してくる。

子供が生まれたりする人もいるし家を買う人もいる。会社などでそれなりに重要な役目を担っているやつもいる。

そんな中にもいつまでも夢みたいな事を言ってる人がいる。

世界放浪して生きていきたいとか、音楽で食って行きたいとか。

ずっとアウトロー(と言っていいのかわからないが)としてずっと生きてきた人ならまだわかるが、定職を捨ててまで突然に「やりたいこと」に気がつく人がいたりもする。

そういう人に対して「おとなになれよ」とみんなが言う。結婚して、子供を育てるのがまっとうな人間生き方だと言う。

なぜうまく行っている仕事を投げ出すのか?将来の保証がなくなってもいいのか?のたれ死ぬかもしれないぞ?とみんなが彼らをたしなめる

おれらを見てみろ。仕事は確かに大変だがやりがいはあるし、磨いてきたスキルと、そこそこの社歴や業界歴のお陰でお金もそんなに悪くはない。確かに金持ちにはなれないかもしれないが広くも狭くもない家で慎ましく子供を育てるんだ。お前もそうやってちゃんと先を考えた人生を歩めよ。楽しいことだけやって生きていけると思うなよ。しっかりと勤めを果たしてさな幸せを得るのが大人だろう。もう学生じゃないんだ、無限に広がる可能性なんて無いんだよ。

とてもまっとうな意見だと思う。

せっかく先進国日本で平均ぐらいの暮らしを手に入れたのだ。国家財政は先行き不透明とは言え保険制度年金もある。このまま生きていればそんなにひもじい思いはしなくて済むのかもしれない。

しかし一方で人生の先なんかを考えてもしょうがないし、自分で敷いたレールに自分を縛り付けて我慢して生きるのはバカらしいのではないかと疑問が沸く。

決して刹那主義的な意味ではなく、いつまで生きるかわからない人生を我慢してやり過ごす必要はあるのだろうかと。

安定した仕事、穏やかな家庭を求める人が多くいるのは当然よく理解できるしまったく否定するものではないけれど、本当はそういったことに大きな魅力を感じていないのに無理やり自分を大多数に合わせる必要があるのかどうかがわからなくなる。

医者にもかかれず悲惨晩年を送るのは嫌だけれど、晩年のためだけにそれまでの数十年を「なんとなく」「普通暮らし」に合わせるべきなのだろうか。

バンドで売れる事を目指したり、外国僻地インチキ日本料理屋を開いたり、田舎で半自給自足生活をしたり、地ビール作ってみたりしてもいいんじゃないかと心が揺れる。失敗は怖い。キャリアを捨てればもとの稼ぎに戻ってくることはできないかもしれない。暖かい家でうまいものを食って発泡酒じゃないビールを飲みたい。でも、それだけでいいのかと不安になる。

一人で考え始めると視野狭窄に陥りがちだという自覚があるのでバカにされたり叩かれたりすることを承知増田に書いてみた。

「やりたいことがあるならやればいい」とか「勝手しろ」とか言われるのかなとも思うけど、自分でも何がいいのかよくわからなくなってきているのです。

何かの意見を貰えたらうれしい。

2013-12-15

http://anond.hatelabo.jp/20131214073023

浜崎あゆみにとみに感じるのは内面空虚さだ。それこそ松田聖子などの強かさとは対極にあると思う。

自分空虚で自信が持てないから、過剰に外面の美しさに執着したり模倣に走ったりするのだろう。

しかし、マイケル・ジャクソン晩年を見れば分かるように、それで彼女が満たされるどころか心身共に追い詰められて破綻するのは目に見えてる。

まして、マイケルのような突出した才能や、宇多田安室のような安定した実力があるわけではないし。

そういう危うさや脆さがファンにとっては魅力なのだろうけど。

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