はてなキーワード: 息抜きとは
私の目の前に増田さんがいました。
タクシー待ち長蛇の列で、私の前に並んでいた人が増田さんでした。
正直に言うと、はっきり覗き込んだわけではないので確証はありません。
ただ、独特の青と白の色使いで文字ばかりの見てくれで私にとっては見覚えがありまくりのそれを見間違うことは考えにくいので、ほぼ間違いなく増田であったと思われます。
長い間待った後に、その増田さんの順番が回ってきて、タクシーに乗り込む際にマスク姿の横顔が少しだけ見えました。
いわゆる"真面目で大人しい"感じの、眼鏡をかけた、優しそうなおじさんでした。
たぶんきっと、増田さんってこんな感じの人たちなのだろうと直感的に思いました。
普段は他人様に不要の迷惑など決してかけることなく、すべきことを行い、毎日を慎重に生きている、そんな感じがする人間性を思わせる風貌でした。
こんな優しそうなおじさんたちが、仕事を終えておうちに帰ってご飯を食べて、歯磨きして、お風呂に入った後に、
やれ政治批判だやれ宗教偏重だやれフェミニズム叩きだやらに精を出しているかと思うと、すっ、と自然に一すじの涙がこぼれ落ちてしまいました。
みんなみんな、気に食わないことに折り合いつけて頑張って、害が出ないところで息抜きしながら明日以降も生き続けていくのでしょう。
5年ほど前に転職して、初めて都会で暮らすようになった。新しい環境での仕事、新しい場所での生活にワクワクしつつも不安を抱えての上京だった。
入社して暫くした頃の話。
息抜きに会社の庭に出てみると(都会の会社なのに小さな庭があるのだ)、当たり前のように木の下で寝ているものがいた。
それが私と先輩の出会いだった。
慌ててオフィスに戻って上司に聞くと、さも当然のように、結構前からいるよ。地域猫ってやつだよ、との話。
それからというもの、私はちょくちょく先輩の顔を見に行くようになった。
もちろん、先輩というのは私が心の中で呼んでいるだけの名称である。
年下だろうと猫だろうと、自分より先に働いている人(?)はみんな先輩だから。
先輩は割とクールで、媚びたりはしない。
でもたまに、ゴロンとお腹を見せてきたりする。
それで騙されて触ろうとすると噛まれそうになるので要注意である。
上司や同僚と先輩の話をするようになって、段々と職場に馴染むことができた。
今の私があるのも先輩のおかげかもしれない。
宗教はひとつも信じていないけれど、私は「運の総量イーブン説」の狂信者だ。
運の総量イーブン説とは、人生において起こる幸福と不幸はトータルで見るとトントンであり、悪いことが起こればその後は良いことが起こる(逆も然り)という説である。
そんなものを信じて今日まで生きてきてしまったせいで、いま、私は明日が怖くて眠れない。
今日は仕事で疲弊しきっていたので、食事の後に息抜きでネット麻雀をやった。するとどうだろう、あっという間に国士無双が出来上がってしまったのである。
私はその試合ですぐにゲームをやめ、震えながら布団にくるまった。怖い怖い怖い。釣り合ってない。仕事でちょっと疲れたぐらいじゃ国士無双の確率ととても計算が合わない。きっとどこかで必ず”精算”の時が訪れる。怖い怖い怖い。許してほしい。
勝ってそんな風になるぐらいなら麻雀なんてやらなきゃいいのだが、ついやってしまうのだ。面白いから。それでたまに強い役を上がっては、ゲームを閉じて震えることがままあった。でも、国士無双は初めてだ。国士無双はヤバい。ただごとじゃない。
何をしたら許してもらえるだろうか。これからまたネット麻雀をつけてボコボコに負ければいいですか。段なんて要りません。どうぞ下げてくださって構いませんので。
それから、今こうしてぶるぶる怯えてる時間、この先の不幸の前金にちょっとでも充てられたりしませんかね。家の頭金なんかの要領で、今払ってる分、この後の不幸を免除できたりしませんかね?ほら、今ちょっと不幸じゃないですか、私。支払いはもう始まってると思うんですよ。ダメでしょうか。
分かってるよ
ちゃんと早く起きて、無駄なことせずに勉強とかして息抜きにちょっとゲームして、深夜までうだうだ起きてないでさっさと寝て、授業も寝ずに聞いて、爪かんだり食事中にスマホ触ったりしないでちゃんと生きていきたいよ
もうね、無理なの
代償性夜更かしもやめられないし、スマホ依存もやめられないし、ストレスで爪噛むし、全部やめたいと思ってるし生活リズム整えたほうがいいことなんか分かってるよ
分かっててもできないの、もう構わないでほしい放っておいてほしい、言われたってできないもんはできないの
小中学生のころは出来てたけどもう心はボロボロだからできないの、成長してるはずなのに出来なくなっていくことだってあるの
もう諦めてほしい
『昭和元禄落語心中』の作者によるBL作品『いとしの猫っ毛』シリーズの紹介本。シーモアで0円なり。
北海道出身の男二人とまたたび荘の癖のある住民達のヒューマンドラマ的な何からしい。群ようこの『れんげ荘』みたいな? いやそんなにシリアスさはないっぽいかな。
商業BL読むんなら履修すべき漫画的にいわれる猫っ毛シリーズ初体験だった。単行本買ってまで読むかというと、微妙。私のほしいものリスト優先順位は、かなり下だなぁ。
エトランゼシリーズも商業BL読むなら是非読むべしみたいなこといって、ゴリゴリにおすすめされるやつなんだが、絵柄がなんかBLを描くよりは圧倒的に百合向きじゃね? という画風なので、私はあんまり。BLだと思わずに読めば面白いと思った。
物語のシリアスさが少女漫画のテイストのそれなので、面白いけど今読みたいのはこれじゃない感。あ、そんなこと言ったらBL漫画の大半がノットフォーミーだけど! BLは少女漫画の1ジャンル……。
かわいい絵柄でガッツリとエロあった。ノーマルなプレイしかしてないから「エロ少」評価されるんじゃないかなと思うけど、当たり前のごとくにまぐわっていらっしゃる。私は目のやり場に困った。絵柄が可愛すぎて。
そもそも私の求める萌っていうのはBLにはないよね……と思い、原点回帰するかのように馳星周小説に手を伸ばす。昔読んだっきりで内容をほぼ忘れていたけれど、すごくブロマンスだった気がしたので再読したくなった。
記憶に残っていた以上に、主人公の彰洋が上司 美千隆の犬だった。ワンコだった。すげえしっぽ振ってた。かわいそかわいい。
これこれ、このパシリ以上バディ未満ブロマンスにはかなり遠い……な感じが好きなのだ。って、ブロマンスじゃないんかい。
美千隆が彰洋にお揃いの指輪をプレゼントする場面は完全に忘却していたのでびびった。こんなに美味しい場面をきれいさっぱり記憶から消去していた自分の脳ミソに驚愕した。覚えてろって。しかも指輪、薬指にはめるやつなんだ……すごーい! と思ったらけっこういい感じのスピード感で指輪は二人ぶんまとめてトイレに流すことになるので笑った。はやいはやい!
以前読んだ時は美千隆の魅力が心に残ったのだが、再読してみれば美千隆のかっこよさはふんわりとして嘘っぽくて、それより波潟のパッパとかヤクザの松岡とか関西の地上げ屋ヨシくんとか株屋の市丸さんとかの方がずっといい男な感じがした。
あとで続編の『復活祭』読もう。
『復活祭』を読む合間の息抜きに読んでいた。『左近の桜』シリーズの第3弾。5回くらい読んでいるのに、読み終わってしばらくすると昨夜見た悪夢を昼間に思い出そうとする困難さのように、内容を思い出せなくなる1冊。いい加減あらすじをちゃんと記憶したい……。
シリーズ第1弾と第2弾が12話くらいで一年分の物語が詰まっていたのに対して、本作は4話のみでしかも2年ぶんだけ。1話と2話の間に一年が経過している。
相変わらずの地獄廻りっぷりだが、桜蔵が幽霊に性的な意味で喰われるシーンは少ないし控え目。
これは桜蔵と父の柾の物語なんだなぁ、と思った。いや前からそうなんだけど、柾が関係する人物絡みの話ばかりだなと。
あの雑誌のTarzan。単にprime0円ベストセラーだからなのか、最近私がBL雑誌の試し読みばかりDLしていたのが関係しているのか、やたらKindleトップページに居座り続けたので興味本位で読んでみた。テーマは「性学」だし。マッチョメンのための雑誌のセックス特集やいかに……。
案外普通というか、男性器と女性器の解剖学だったりオルガズムの仕組みなど、真面目な記事だった。男女ともに満足のゆくセックスライフを送るための知識、妊活はいつから? 子どもの性教育は? とか本当に内容が真摯で紳士でタフ。ただ、セクハラとは何か?というコラムで、女から男へのセクハラ発言はどれか三つの選択肢から選べ(正解は1つ)という設問の、選択肢が三つとも「あなたいい体してるね、」で始まるのはどうかとおもう。そんなこと、ビジネスシーンで言ったらやばくない? Tarzan読者には褒め言葉なのかもしれないけど。
それはともかく、読み応えがすごいので、まだ4分の1くらいしか読み終わってない。女が読んで腹が立たない男性向けセックス特集っていいな。
「一生恨むのは頭が悪い」って、感情に対して理詰めで諭そうとするのはそれこそ無益じゃね。
夫婦喧嘩は犬も食わないっていう部分に噛みついちゃった感がある。
「一生」が問題なんだとしたら、その恨みが一生続くかどうかは相手次第なのだから、外野がどうこう言うのは筋が悪いのでは。
結婚=苦楽を共にするということは、喜びは2倍に、苦しみは半分にすることを誓い合ったって事だ。
自分の苦しみを支えて欲しいときに一人だけ楽しみに行くってなんなん?いつもは協力的なのに、と思っても無理ないと思うんだけど。というかこの部分もほとんど愚痴で、前半は「そういうことを言いたいわけじゃ無い」と理性的に言っていたのが、後半感情が高ぶってそう書いちゃった感じでしょ。(元増田妊婦さん消しちゃったけど)
子供が生まれるまでは(生まれた後もだが)かなり苦しい状況が続くワケで、その間に息抜きは必要かもしれないが、それが生まれてくる子供にも害が及びかねない息抜きだったとしたら、心中穏やかではなく、言いたいことが的確に出てこないくらいに心乱れても致し方ないんじゃないかな。男が女が言うなら、そういう女の心中を汲み取ってあげるのも男では?
妊娠中は、楽しみをプラスしようとしてもあまり効果的ではなく、負担の軽減の方が重要で、例えば家事炊事をやってくれると助かるとかそういう話が代表的だと思う。
フジロック行ったヤツに同じ空間で家事炊事して欲しくないだろうし、あまつさえ旦那さんが感染して苦しむことになったら「楽しみを要求する」とか論外だよね。
そもそも全体の利益を大幅に損ねて個人の利益を得に行った人が、仮に幸せのお裾分けをしたところで全体の利益は元に戻らない、という大前提があると思うんだよな。
現実的なレベルでの感染確率、発症確率、重症化確率、死亡確率を考えたら、精神を病むレベルまで自粛を徹底するのはマイナスの方がデカいと思うけどなぁ。
世の中を見てみれば、みんな程々の自粛と程々の外出をしながら、それでもシレッと生きているもんだよ。
狂ってるって言い方は侮蔑的な表現だから使いたくないけど、奥さんは
また、あるとき、ぶらぶら半日ウィンドウショッピングして帰ってきてしまった。
妻自身、自制が効かないと泣きながら打ち明けてくれた。
こういう本来息抜きのためにやるようなことが逆に自分を苦しめてしまう状態になっているなら、精神科とか専門のカウンセリングのお世話になった方が良いと思う。
https://devblog.thebase.in/entry/2021/07/16/085751
サイトでHSP診断をやると毎回「あなたはHSPの可能性があります」って言われる自分としては、オフラインでの体験はやっぱり大事だよねっていう考え方があるのは理解できるけど、自分の中では全然あんまり納得がいってない。
心の支えになるのは隣の席の同僚だったり、同期入社した人だったり、即座に小さなコミュニティを構築し、雑談をすることが心のクッション
そもそも雑談がそんなに好きじゃなくって、用もないのに隣の人と話していいのか?仕事中にアジェンダのない会話をしていいのか?会議の感想を隣の人とそんな毎回共有するか?という考えが頭の中をぐるぐるしている。私語はNGだけど雑談はOKなのか?雑談と私語の違いはなんなのだ?言い回しを変えたらOKになっちゃうのか?
そりゃ自分も話が脱線したり拡散したりすることがあるからアジェンダに関係のある話しかしないわけじゃないけど、明らかに仕事と関係ない雑談をしているのが聞こえてくると、仕事中の私語っていいの?ってなっちゃう。
雑談って結局何を話したらいいのかわからない。みんなそんなに話をするのが好きなのか?おしゃべりすることが好きなのか?そんな職場の人間の人となりとか家族構成とか休日の過ごし方って興味あるか?
コロナ禍においてフルリモートのような状態で働くと、自分の部屋でパソコンを閉じても、隣の人と雑談をして共通見解などの意見を交わして、息を抜く所がありません。まして真面目に自粛していて、外にも全く出歩かない独身の方だと、プライベートのネットワークが補完することもできず、どうにも仕事モードを発散できないような人もいるのではないでしょうか。
パソコン閉じたらYouTube見れるから息抜きになるし、会社と関係なくディスコやツイッターでやりとりする人もいるし恋人もいるから、「プライベートのネットワークが補完」っていうのがちょっとよくわからない。仕事、というか会社のなかで生活とか人間関係とか完結しすぎじゃないか?
確かにインターネットの人間関係ってとても希薄でリアルで会うことほぼないしなんかあっても助けてくれる関係じゃないけど、じゃあ会社や会社の人間はなんかあったら助けてくれる関係なのか?業績が悪化したら会社って想像以上にドライだぞ。諸々のリソースを全部ベットする値打ちが会社にあるのか?
あと、令和になって「私はコレで会社をやめました」を実体験したくないので、あんまり職場の人間に深く関わらないようにしている。
疎外感や寂しさと言った無用な感情を埋めてくれる存在は、同じ部署のメンバーやプロジェクトのメンバーなのですが、まだ人間関係ができていないと難しいですし、仕事の中で培われるというよりは、一緒にランチに行く時に路上やエレベーターで会話するシーンや、タバコ部屋の議論とか、仕事の隙間に培われていいた何かというのは確実にあったような気がします
疎外感や寂しさと言った無用な感情って、オフィス出社しててもあったりする。まず飯は1人で食いたい。なんならYouTube見ながら飯食いたい。そんな毎日誰かと昼食したいのか?みんなどうやって一緒に飯食う人見つけてるの?声かけるのめんどくさくない?何食いに行くの?店選ぶのもめんどくさくないか?喋りながら飯食うのめっちゃしんどいんだけど。飯くらい1人で静かに食いたい。
あとエレベーターで会話するの?他の会社の人もいるのに?コンプラやコロナがどうとか言われてるからエレベーターで会話は極力しないようにしているんだけど。
リモートやったりオフィス出社やったりして思ったのは、やっぱりオフィスってうるさくて集中できないってこと。耳を塞がないで仕事していると周りの人間の会話が勝手に聞こえてくるんだけど、頭がつい勝手に「これって自分に関係のある話なのかな」みたいなのを無意識に処理しようとするのよ。一瞬ならいいけど、これが8時間以上断続的に続くと夕方くらいからものすごくヘトヘトになる。同僚の来週のデートの予定とか家族構成とか興味ないし、自分に関係のない情報をあんまり知覚したくないなって思っちゃう。
あと自分の周り、特に怖い上司がウロウロしていると「なんかあったのかな」ってつい目で追っちゃうのよ。よせばいいのに。これも職場で自分の神経をすり減らしてしまう要因の一つで、「この人の動きは自分に関係あるかもしれない」みたいなのを無意識に頭が処理しようとして、やっぱり疲れてしまう。あと他人が怒られているところを見るのが自分が怒られているみたいですごく嫌なので、そういうのを省略できるからリモートワークはありがたい。
だからオフィスではイヤホンしてみたりフード被ったりして余計な視覚聴覚を入れないように頑張ってる。
うるさいのクッソ苦手だから懇親会とか飲み会とかもそんな楽しめない。既に出来上がってる懇親の輪の中に入っていくのがしんどいし、2時間だか3時間だかしゃべる相手を見つけないといけないのってものすごく苦行だし、うるさい場所での会話が聞き取りづらいから会話も楽しめないし、あと単純に数時間会話し続けるのがだるい。3時間の飲み会だったら2時間半くらいは寝てるか動画見てたいし、なんなら帰りたい。
オフィス出社時代ですらそんなに職場を楽しめていない状況だったから、ウィズコロナリモートワーク時代になって「やっぱりオフィス出社も大事だったよね」とは残念ながらならんのよ。
中長期的に見れば、有用な人脈の構築って大事なんだろうけど、そこに至るまでに無駄なものが多すぎてとてもじゃないが自分は職場で良い思い出ってやつが作れそうにない。
やあ、かつて初心会についての記事を書いた増田だよ。いろいろ本を買い足して読みなおしては新規の古い知識を突っ込んでるよ。新作はまだもうちょっと時間がかかるから待っててね。
息抜きとして今まで読んだ業界本を簡単にレビューしていくよ。当時のことを調べたい人は参考にしてくれるとうれしいな。
ある種のバイブル的存在。スーパーファミコン登場時の任天堂やゲーム業界周りのことを非常に詳細に書いている。任天堂のことを持ち上げつつも当時から流通網の矛盾、ロイヤリティビジネスのおかしさを指摘していて非常にハイレベル。是非読んで欲しい。ただ後日山内社長は「300万台買うからリコーのCPUを安くしてくれ、なんて言ってない」と否定してる。(後年の社長が訊くではリコーの工場の稼働率が非常に悪いことが上げられていた。だから任天堂の無茶振りにリコーが応えたのかな?)
PS1立ち上げに関しての裏事情を綴った本で、流通やソフト会社呼び寄せるにあたってのアプローチが詳細に書かれている。またこの本では「任天堂がふざけた契約違反をしたからソニーが激怒してゲーム機突っ込んできた」説を取っていて、任天堂との会談をまるで見てきたかのように書かれているが、久多良木健氏は別に恨みをベースにやっていなかったんじゃないか、とは丸山茂雄氏の談。それはさておき、最初に任天堂に久多良木氏が接近した話なども載っていて面白い。FM音源(ディスクシステム音源?)と、PCM音源(スーファミ音源)との聞き比べ対決をして久多良木氏は任天堂に音源チップの売り込みにいったんだと。
「セガ・ゲームの王国」が改題された文庫。セガがメガドライブでどんどん任天堂を追いつき追い抜く(米国にて)様を持ち上げたもの。セガの歴史を学びたい人にはうってつけ。ただ今読むと苦笑してしまう持ち上げっぷりなのはご愛嬌。
スーパーファミコン全盛期に書かれたものだが、上の「スーパーファミコン 任天堂の陰謀」などを読んでそのまま書き足した記述があちらこちらにあってげんなり。作者自身で取材した様子はなく、今の時代わざわざ読む価値はないと思う。ちなみに同作者は同時期「ソニーが任天堂に食われる日」「セガにおびえる任天堂」、後年には「ソニー・プレステが消える日」なんて本を出している。一応全部読んだけれど、わざわざ読まなくていいレベルの本。唯一評価できるポイントはソニーがスーパーファミコン一体型CD-ROM機について「スーパーディスク」と銘打ち、ソニーだけの独自規格と広告したのを任天堂が危機感持ったのでは、と指摘したことくらいでは。
PS1立ち上げの話をいろんな人にインタビューして記事にしたもの。CPU、流通、本体機構、サードのサポート、コントローラーのグリップ、値下げ合戦と、セガと任天堂に負けるなという気概でどのようなことをしてきたのか、どう決めてきたのかわかる一級品の資料となっている。PS1発売が12月3日に決まったものの、8月の時点でまだ生産台数が決まっていなかったなど、当時のどたばた状況が伝わってくるインタビューが載っている。あと最初のほうの開発機材でCD-Rに10枚焼いてもまともに読み込みできるのは3枚だけだった、などなど。
タイトルはプレイステーションだが、内容は任天堂、セガ、松下にもバランスよく触れていて、いかにしてソニーが任天堂を打ち倒すべく思案してきたかが書かれている。洗練された流通で、問屋を利用する任天堂よりもきめ細かい制御ができるソニーだから勝利した、という内容なのだが、最終章に「このままいけばこの流通も破綻するのではないか?」という記述があって驚く。革命は起こした時よりも、その後のほうが大事だという至極最もな結論に至ってる良書。
当時のゲーム流通をうまくまとめてある本。セガ、任天堂、ソニーの三社をそれぞれ解説している。特にこれと際だってすぐれたものはないが、初心会流通の任天堂、独自のソニー、バンダイと提携するかもしれないセガの立場をそれぞれかみ砕いている。
8.売られた喧嘩 買ってます 任天堂勝利の青写真(1996年)
とてもアレな題名だが中身は大真面目。「王者任天堂に勝つのはセガでは無理だ。ソニーでしかあり得ない」という視点で、挑戦者ソニーを解説している。よほど念入りに取材をしたようで、初心会幹部へセガが引き抜き工作をした話などが載っていて驚いた。面白い本だから是非みんな読んで欲しい。
9.セガvs任天堂 新市場で勝つのはどっちだ!?(1994年)
任天堂山内、セガ中山の社長同士の経営理念や過去を対比させて現状を解説していく本だが、とにかく取材がすごい。任天堂の労働争議の話や、メガドライブ以前のセガのコンシューマ機が問屋から嫌がられていた話(1ケースがでかくて重い!)など、他の本ではでてこない話がバンバンでてくる。わざわざアメリカにいって各地の小売店でゲーム売り場の様子まで確認しにいく取材力は感嘆する。著者の国友隆一氏はゲーム関連の本をこれ一冊しか出していないのだが、残念でならない。是非今のゲーム業界を取材して本を書いて欲しい。そう思える良書。
「セガのドリームキャストは日立製のパワーVR2というCPUを採用している」や「入出力にはUBSホストコントローラー」といった腰砕けになる記述がある。お察しください。
コロナがどうのオリンピックがどうのと陰鬱になる時事しか無いから面白おかしくガジェットの話でもしようや。
テーマは俺が勝手に決める「音系ガジェット」な。
なんでも世界の一部の音楽シーンじゃ日本の1980年代シティポップが再注目されているらしく時代は巡るというか何というか何故今更そんなもんを思ってしまうわけだけど、この時代の音系ガジェットと言えば「Roland TR-808」は外せないでしょ。というかコイツが代表って言って良いレベルだ。
TR-808はいわゆるリズムマシンやドラムマシンとか言われるドラムやパーカッション、サウンドエフェクトを設定した順番と間隔通りに鳴らす音系ガジェットで、発売はまさに1980年代のスタートである1980年。
それまでのリズムマシンはプリセットパターン通りにしかドラムやパーカッション、サウンドエフェクトを鳴らせなかったのに、TR-808はユーザがパターンをエディットすることが出来た革新的な機能を有していた。
なんて語ってるとシンセサイザーオタクの語りかって怒られちゃうので、ここで話を面白くするために「TR-808をお前らは既に知っている」と言葉を投げかけよう。
なにせTR-808は「ラムのラブソング / 松谷祐子」で利用されているのだ!
誰でもわかるのはハンドクラップ(拍手)の音で2回目の「あんまりソワソワしないで(1分9秒あたり)」の部分の裏で鳴ってる「チャッチャ・チャッチャ」がTR-808。
なんなら結構前に一斉を風靡した「PPAP / ピコ太郎」でもTR-808は使われているんだけど、PPAPのリズムである「ズチャズチャ(コーン)ズチャズチャ(コーン)」のコーンがTR-808だ。
もしかしたらお前らの中に「いや似たような音いっぱいアッチコッチで聴いたことあるんだが。みんなそこまで同じ機器使う?」と疑問持ったヤツが居るならお前はすごく耳が良い。
本当にアッチコッチで使われていて、TR-808使用楽曲をリストアップするのは事実上不可能と言って良いほど普及しているのだ。
1980年代以降の音楽シーンは石を投げればTR-808に当たる、マジでそういうレベル(現在ではソフトウェアシンセサイザー化されているので実機を持ってなくとも利用可能)。
わかるわかる。
「ピアノとかシンセキーボードとか弾けたらカッコイイなって思うけど、そんなサッと普通は弾けないじゃん?」と。
「ピアノ教室通うったって月謝はかかるし時間はないし」と、その気持ちはスゲーわかる。
俺がちょっと聴いてみたいのはさ、音楽コンクールとか出たいの?
クラシック楽曲をチャラララァンみたいにやりたいの?いやそういう人も居るかも知れんけど大半はそうじゃなくね?
遊びで、息抜きで、暇なときに軽く弾いてみようみたいなもんじゃない?
そんな人向けに今は良いのがあるんですわ!その名も「Synthesia」だ!
Windows、Mac、iOS、Android(Chrome OS)に対応のリズムゲーム風鍵盤楽器練習アプリで、MIDI規格に対応した鍵盤ガジェットを使ってピアノの練習が出来ちまうもんなんだよ。
MIDI音源を読み込むことで自動的に譜面を作成し、右手だけ・左手だけ・両手練習、各パートの自動繰り返し、降ってくるノーツオブジェクトのスピードなどの調整も可能。
QWERTYキーボードをバーチャル鍵盤としても扱えてMIDI規格対応の鍵盤ガジェットを所持して無くたって良い。
ゲーム感覚でスキマ時間にピアノ練習しようぜ!タッチの表現とかフレーズがどうのとかが重要なコンクールに出るつもり無いならSynthesiaで必要十分。
MIDIファイルはネット上に転がってる。例えば二次創作に関してゆるい東方プロジェクトとか簡単に入手可能で、版権が厳しい曲も「ヤマハミュージックデータショップ」で合法的に買えるぞ。
ただもちろん鍵盤ガジェットでプレイしたほうが演奏しやすいのは確実で、これから俺もピアノ始めるんだぜ!って思うのならば鍵盤ガジェットを買うと良い。
ちなみに鍵盤数が49鍵以上のモデルが推奨で、25鍵盤とか32鍵とか37鍵盤を買ってしまうと鍵盤数が足りなくて残念な気持ちになるぞ。鍵盤数よくわからんならデカイのを無視して88鍵か61鍵モデルを買おう。
何も考えず書いてたら話の流れでSynthesiaの話になっちゃったので、エントリタイトルどおりにガジェットへ引き戻すぞ。
とは言ってもまるっきり変えるのも何だし関連する鍵盤ガジェットにしよう。
まず最初に挙げるとしたらコレだろというKORG microKEY Air-49。
鍵盤数は型番通りの49鍵。鍵盤サイズがミニ鍵盤という少々小さめの鍵盤を採用していてコンパクトなのが特徴。
そして更にUSB有線接続(バスパワー駆動)の他にBluetooth無線接続(電池駆動)が可能でケーブルの煩わしさがない。
シンセ向けのホイールやペダル用の接続端子もある。実売価格は13,000円前後。
続いてKORG microKEY Air-49と比較されがちなM-AUDIO Keystation 49 MK3。
鍵盤数はこちらも49鍵で、KORG microKEY Air-49との違いが鍵盤サイズがフルサイズ鍵盤で実際のピアノと幅が同じで、シンセキーボードではありがちなセミウェイトと呼ばれる重さになっている。ただしその分デカイ。
KORG microKEY Air-49とは違ってBluetooth無線接続は出来ないがUSB有線接続ではもちろんバスパワー駆動する。ホイールもペダル端子もあり実売価格は10,000円前後でKORGよりちょっと安いのが悩ましい。
MIDIキーボードの弾き心地という話題では必ず出てくるRoland A500PRO-R 49。
先に実売価格を言っちゃうと 20,000円前後で上記2モデルよりも高いが、確かに弾き心地は上記2モデルを上回っていて、しかも高機能だ。ここまで来るとオモチャじゃなくて音楽制作者向けになってくる。
鍵盤数は49鍵のセミウェイト・フルサイズ鍵盤。上記2モデルと比較してシンセ向けのホイールがジョイスティックとなっているほかにシンセの様々なパラメータを操作できるスイッチや回転ノブやスライダーを豊富に備えている。しかも、ドラム・パーカッション向けのパッドボタンまで備えていて何でもアリだ。もちろんペダル端子もある。
唯一ないのはBluetooth無線接続機能のみって感じでUSB有線接続ではバスパワー駆動もする。シンセで音鳴らして遊ぶことや、何なら音楽制作を視野に入れている、どうなるか分からんから最初から全部入りが欲しい人向けかな。
「ホイールとかノブとかスライダーとかマジで煩わしい!俺はピアノを弾くんだ!」って人向けの電子ピアノの入門モデル。
シンセ向け機能がほぼ無い代わりに鍵盤のタッチと内蔵音源の良さに振っているのが電子ピアノ系の鍵盤ガジェット。
電子ピアノは基本的に鍵盤数が88鍵のピアノ(リアル)ウェイト・フルサイズ鍵盤を採用しており上記のMIDIキーボードよりはピアノに近いタッチ感を得られる。USB有線接続は可能だがバスパワー駆動しない。もちろんBluetooth無線接続もしない。
価格はちょっと躊躇し始める40,000円前後。その分筐体の作りは良いし所有感も優れる。
価格は50,000円前後だが電子ピアノ系ではコスパ高すぎと言われる 人気機種。ネット上の相談で電子ピアノ選びに悩んでいたらコレ買っとけとか言われちゃうやつ。何ならよく売り切れる。
鍵盤数が電子ピアノでは定番の88鍵のピアノ(リアル)ウェイト・フルサイズ鍵盤で、KORG B2と比較するならば独立したLINE OUTを備えているのがエライ。KORG B2はヘッドフォン端子と共有なのでサウンドミキサーを別途購入しないとヘッドフォンで聴きながらピアノサウンドを録音とかできない。
USB有線接続可能だがバスパワー駆動はしない。Bluetooth無線接続もしない。子供の頃にピアノ習ってたが復帰するみたいな人だと満足感高いんじゃなかろうか。
「違ぇ!そういうんじゃない!俺が求めてるのはもっとロックでファンクでヒップホップな電子ピアノだ!」って人向けの電子ピアノ。コイツを選出しているだけでピアノ経験者が怒り出しかねないくらいにホットだ!(CASIOはリアルピアノを作ってないとかピアノ経験者が怒ってしまう色んな理由がある)
鍵盤数が88鍵のピアノ(リアル)ウェイト・フルサイズ鍵盤だが奥行きが同価格帯モデルよりも少なくコンパクトなのが特徴。更に同価格帯モデルと比較すると収録されている音色数が700音色以上という他メーカーよりも10倍以上も収録されてる。端子類もメチャクチャ豊富でLINE OUTがSTEREOとMONOが独立していたりヘッドフォン端子を2基備えていたり、USB有線接続用のUSB-BのほかにUSBメモリ用のUSB-A端子が独立してあったりする。
USB有線接続ではバスパワー駆動はしないもののBluetooth無線も接続可能で、USB有線接続しなくてもSynthesiaで遊べちゃう上に、シンセ向けのホイールまで備えているので真面目なお堅い楽器メーカーとはひと味もふた味も違うぜCASIOは!
実売価格は8万円前後だが、この価格帯では同等の機能性を持った電子ピアノは存在しない。注意点として近々に後継機のCASIO Privia PX-S3100がリリース予定なので検討する場合は後継機の登場を待ったほうが良いだろう。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 110 | 18724 | 170.2 | 50 |
01 | 105 | 11865 | 113.0 | 45 |
02 | 51 | 9302 | 182.4 | 85 |
03 | 26 | 4570 | 175.8 | 44.5 |
04 | 21 | 1266 | 60.3 | 39 |
05 | 23 | 1181 | 51.3 | 33 |
06 | 27 | 4657 | 172.5 | 61 |
07 | 186 | 11618 | 62.5 | 68 |
08 | 75 | 5086 | 67.8 | 41 |
09 | 87 | 9938 | 114.2 | 59 |
10 | 178 | 22647 | 127.2 | 47.5 |
11 | 132 | 11635 | 88.1 | 49 |
12 | 153 | 12050 | 78.8 | 41 |
13 | 146 | 14041 | 96.2 | 34.5 |
14 | 144 | 18291 | 127.0 | 43.5 |
15 | 134 | 16432 | 122.6 | 54.5 |
16 | 191 | 19058 | 99.8 | 40 |
17 | 147 | 14071 | 95.7 | 41 |
18 | 188 | 16623 | 88.4 | 36.5 |
19 | 228 | 21704 | 95.2 | 32.5 |
20 | 157 | 11518 | 73.4 | 34 |
21 | 165 | 16967 | 102.8 | 40 |
22 | 141 | 15476 | 109.8 | 35 |
23 | 105 | 8764 | 83.5 | 29 |
1日 | 2920 | 297484 | 101.9 | 43 |
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それが売りになる世界は今後も来ないだろうし毎回好きに描いて頂いて一向に構わないんだけど、まあ徹底して脇道にできるのは不思議である
普通が5分、ほおっておくと15〜30分。
子供が0歳で目が離せない。
私がお返しなのでデパートに2時間くらい家をあけるとトイレがゆっくり出来なかったと、15分はトイレにこもる。
私は基本的にワンオペなので日中はトイレの戸を開けっ放しで出来る限り速やかにすますから大違いだ。
少し話は変わるがありがたいことに、2人目を授かり、出産に備えるシュミレーションをした。
夫は私は出産のために5日間入社する間、有休を取り、子供の面倒を1人で見ると言っている。
私は無理だから義母に手伝いに来てもらった方が良い勧めているが、今更母親と暮らすのが面倒くさいのか中々うんと言わない。
小学生にへたに議論をさせたところで「手持ちの洋服でいかにオシャレをするかを競うようなもの」にしかならず、つまらない大人化を進めるだけ? - Togetter
オトナでも、研修の中でやたらとディスカッションを挟みたがる講師、人事が多い。新人研修とか特に顕著だけど、「〇〇入門」とかで、今日初めてその領域を学んだ人が集まって議論したとして、なんか意味のあるアウトプットは出るかね?
ちゃんとした議論をするにはちゃんとした準備 (前提知識、経験) が必要だし、ただの息抜き、メンバーの交流が目的だったら、もっと無意味な「楽しいお話」にすればいい。
中途半端に「今日学んだことを踏まえて、実務で適用できるパターンを検討しましょう」とかやったところで、「〇〇という魔法の技術 (まだよく分かっていないから) を使えば業務が効率化できると思いまーす」みたいな、しょうもない発表にしかならないわけで。