はてなキーワード: 役員報酬とは
来年の事業計画をみていて発覚したけど、年間(夏冬期末)合わせて4.1くらいらしい。
いやいや、ちょっと待って。言いたいことは分かる。
もっと低くてもなんとか生活している人はごまんといるって言うんでしょ。んなこたぁ知っている。
だけど、今までの生活基準じゃやってけないぞって言われたらやっぱりショックじゃない。
……という、そういう愚痴の話。
一応基本もちょろっと吐いておくと、
・金融含む会社(別事業もある)で、正社員だけで600人くらい。プラスでパートもいる。
こんな感じ。
だから、ちゃんとボーナス出ないとちょっと大変なのよ。アラサーにしてこれだけ!ってなっちゃう。
でもこれ、前に期末出なかったことがあった時よりやる気削がれる数字なんだってば。
だってこれが基本的には最高で、減ることはあっても、増えることは絶望的なんだもん。もーやってらんね!
それなのに、29年度はもっとやべえって数字も見せられた。うわー、って感想しか出やしない。
ちなみに。
今の部署は比較的残業は無いのでホワイトとはいえるものの、ぶっちゃけ、やったところで残業代出してくれないから帰っているだけ。
笑っちゃう位少ないけど、それでも残っている毎日1~2時間の分はもちろんサービス残業だ。
うーん。もうさっくり早めに帰って副業に精を出せばいいのかな。
来年の社員の賞与分(金額)は、ギリギリ今年と同じ値段にしたらしい。
ただし、それを分け合う社員の人数は増えている。
人が増えること自体は別にいい。今人手足りなくて困ってるから。
ただ、人数増えもしない役員報酬部分が100.2%ってどういうことなの?って。
何ちゃっかり増やしてんの?と。その0.2%なんなの?どっからきたの?何のためなの?と。
上も減らしててヒラもっていうんなら、ちょっとは仕方ないとか頑張ろうとか思えるけど、
これじゃあやる気にもなれないぜ。
不況だしアベノミクス成功なんてそれどこの都市伝説レベルなので、
「福島のかわいそうなわんちゃん猫ちゃんのためにご寄付をおねがいします」という訴えを、東京近辺に住んでいる人なら駅前等で聞いたことがあるだろう。あれは、青年協議会という熊本のNPOが行っている事業だ。すこし調べてみたが、巧妙に仕組みを作っているNPOだったので共有したい。情報は彼らのホームページおよび内閣府で開示されている彼らの公式情報による。
NPO法人の目的を定める、定款という書類がある。彼らの定款にも、9項目にわたり幅広い項目が目的として入っているが、動物や犬猫に関するものはない。そもそも、なぜ「青年協議会」が犬猫の保護に対する寄付を求めているのか?事業報告書に答えがある
ニートや引きこもり、法務省からの紹介者などを積極的に雇用し、地域の清掃活動や街頭募金活動を通じて感謝の心を学ぶことにより豊かな人格形成を図る
そもそも募金を行うことそのものが目的で、募金で犬猫を救うことが目的ではないのだ。募金を訴えている人たちはニートや引きこもりで、給与をもらいながら働いているのだ。NPOの目的を達成するためのなんと上手な戦略か。私みたいなニートを雇用するために寄付をください、と言っても誰も寄付してくれないから、戦略的に寄付の対象を選んだ結果が福島の犬猫なのだろう。
公式サイトにスタッフの誓いというものがある。さすがニート再教育のための誓いだけあってよくできている。
http://seinen-kyougikai.jp/wp/wp-content/uploads/2015/03/stuff_tikai.pdf
このあたりをきちんと理解すれば、社会でブラック企業に当たったとしても耐えられるだけの心の強さが身につくだろう。
㉒ 今日も一日、名前も知らない誰かのために、名前も知らない誰かに頭を下げ、東北復興の窓口に自分がなるために、街頭募金活動を頑張ります。
上記の組み合わせは実に味わい深い。街頭募金活動は企業家として意識を持って行わなければならないのだ。
その企業家精神を実践しているのが青年協議会だ。少し詳しく見てみよう。
企業家たるもの、資本の有効活用は必ず意識しなければならない。寄付されたお金をそのまま使うなんてもってのほかだ。寄付されたお金は、さらに増やしてから使わなければならない。彼らは、NPOにしかできないやり方で、企業家精神を実践している。それを図解したのが以下のURLにある。
http://seinen-kyougikai.jp/wp/wp-content/uploads/2015/03/tikai.pdf
彼らは、いったん受け取ったお金でアルバイトを雇い、そのアルバイトがさらに寄付を求めることで、寄付されたお金を3倍に増やしている。その結果多くのお金を使う効果的な社会貢献ができているのだ。なんと巧妙な仕組みなのか。
2015年度事業報告書によると、彼らの収入の6567万円のなかで、NPO事業支出に使っているのは3440万円で最大だ。ただ、詳細は明らかにしないことにしたらしく、監督省庁から「内訳(支払機付近であれば支払先も)を提出するように依頼するも、提出なし」との注記を受けている。企業家たるもの自らの企業秘密を明かすわけにはいかないので、お上の圧力に負けず秘密保持を徹底するその態度は素晴らしい。
ただ、2014年度の事業報告では、圧力をかわしきれなかったのか、寄付金の内訳が事業報告書に添付してある。そのなかで最も多い441万円の寄付が「助成金コンサル事業」に使われている。他の寄付金の宛先が「相馬会(福島)」「猫のマリア」等であるのと対照的だ。助成金コンサル事業が何を示しているのかは秘密保護を徹底している以上当然明らかではないが、企業家精神を実践する青年協議会がただ単純にコンサルのために貴重な寄付金を払うこともあるまい。
ここは筆者の完全な憶測になるが、寄付金を払っているNPOに対して、助成金のコンサルを抱き合わせで紹介しているのではないか。そのコンサルにかかる費用についても寄付で賄えば、NPOにとっては無料でコンサルを受けることができてハッピーで、青年協議会は、関係するコンサルへの支払いが寄付金と会計上計上できてハッピーという、みんなが喜ぶ仕組みを構築していると考えるとしっくりくる。NPO法人は、2/3以上の役員が役員報酬を受け取ってはならない、という制約があり、せっかく稼いだ寄付金をそのまま役員報酬として支払うことができないのだ。もちろん、役員かつ常勤の職員として雇用することはできるが、その場合はタイムシートだとか兼業禁止だとかうるさいことを言われる。その点、コンサルタントであれば柔軟な支払が可能だ。頭の固い役人や理解のない第三者にいちゃもんをつけられないよう、念のため2015年では寄付金の内訳を公開しないことにしたのではないか。もちろん、まったく違うより巧妙な仕組みを考えている可能性もある。増田諸賢のトラックバックを待ちたい。
素直に寄付金を事業に使うごく普通のNPOが圧倒的多数の中、青年協議会のクリエイティブでイノベーティブな社会貢献は、「福島のかわいそうなわんちゃん猫ちゃんのためにご寄付をおねがいします」という言葉で想像されるものよりずっと幅広く豊かなものであった。彼らの革新性が、それにふさわしい社会の認知を得ることを望みたい。
https://www.npo-homepage.go.jp/Portal/corpDetail!show.action?no=043000212
但し25年間残業代は貰えなかった。
もう40台半ば。転職はまず無理。
転職価値のあった20代、30代に会社でしか使えない仕事を安月給でこきつかわれたことが痛恨の極みだ。
若いときに安く働かせ、歳を取ると追い出しにかかるのは会社としては悪質じゃないのか?
基本的には、「そこまで深刻じゃない」のです。
「需要>供給」の場合は値段が上がるのは実際その通りなんですが、
実際には、値段を決める側にはほとんど価格決定権が無く、値段を決める側に発注している上の組織が値段の上限を決めています。
その値段では人が集まりません!( ノД`)シクシク…
と言おうものなら、じゃあ別の会社に依頼します。で契約が終わってしまうんです。
契約が終わったら、会社も終わるので、ギリギリまで値段を変えずに応じようとします。
役員報酬も削り、社内留保した貯金も使い、ひたすら景気が良くなるのを待ちます。
それでも数社が倒産して、
上の組織が、「あれ?契約できそうな会社が全く無くなったぞ?!@@;」と追い詰められたとき、
初めて、ちょっと値上げしてあげようかなと考え始めるのです。
その某社長の言葉は文字通り取るなら、「バシッと働いて億単位稼ぐのは30代まで(40歳直前までセーフ)」、「30越えてサラリーマンはだめ」ってことで、30までに役員になったり起業したりすれば39まで非サラリーマンかつバシッと働けるんでないの?
税金の計算がちょっと違ってるけどまあ概算だからいいでしょう (40%とか45%は閾値を越えた分にかかる。この例くらいならたいして差は出ないけど)
そうだなあ、自分が100%オーナーの法人にして、役員報酬を極力押さえて会社に利益をプールしとけば税金はもうちょいセーブできるかも。もちろん引退したからって自分の口座に移したらそこでガバッと税金取られるけど、ずっと名前だけ役員にして生活に必要なだけ役員報酬でもらいつづけるとかかな。
ある程度金貯めれば運用という手もあるんで、3億に届くかどうかはともかく若いうちに稼ぎのいい仕事につけたとしても贅沢せずにコツコツ貯めとくとかね。
まあでもその社長の言葉は生存バイアスだと思うよ。30で役員になれるっつったら若い会社だろうけど、それが成功すりゃウハウハだが、潰れる可能性も高いわけで。
非上場の中小企業(売上20億/利益1億・社員数200名)で働いているんだけど、
つまり、毎期ずっと赤字かトントンだったのを、色々やって、黒字に見せかけていた訳です。
それを使って金融機関から新規の借入を繰り返し、自転車操業で回しておりました。
借入金は取っておけば良いものを、役員報酬、配当、賞与などでさんざんばら撒いた結果、
現預金は皆無、借入枠も使い切って、現在は借金返済に追われている有様です。
経営陣自らやっていることだから、社内通報しても意味はないし、
告発するなら、税務署、決算書を提出している取引先企業、取引先金融機関を考えています。
決算書を精査すれば見破れることなので、半年かけて徐々に通報すれば、バレる可能性は低いはず。
もちろん、税務署は赤字を黒字にしたことなんで、動かないだろうけど。
あとやっぱり、金融機関は実態分かってるよなぁ。貸付ノルマと責任があるから不問にしてただけだろうし。
世間知らずだけど上昇志向は強い(かつての僕のような)就活生に向けて書きます。
就活性の時、僕はコンサルファームに入りたくて仕方のない学生でした。
ただリア充というわけではなく、ただ頭の回転が早くてと学校の成績がとびぬけているような学生でした。
地頭のいい人達がチームになって問題解決をするという触れ込みはめちゃくちゃ格好がよかったわけです。
なにより、身内に経営者がいた僕は経営者の相談に親身に相談に乗るというこの職業は素晴らしいものだと確信していました。
しかし、社会人になって数年たった今、おやなんだか違うぞ。コンサルなんかならなきゃよかった と思うことが増えました。
それを列記していこうと思います。
まず、これにびっくりします。
若いうち(アナリスト・アソシエイト)は高いお給料をもらっても、あまり残らないんです。
まず食事はほぼ外食です。そのうえで、付き合いで行くゴルフやら飲み会(パーティ)、そのために必要な車や
ハウスキープをお願いできる人の生活費、あと家賃やらで計3〜50万位吹っ飛びます。
はたから見ると、若くしていい家に住んで、いい車に乗って週末にはゴルフ。というかなりセレブな生活なのですが、
正直働いている側からしてみるとプライベートも拘束されているのに、これっぽっち!? というくらいしか手元に残りません。
ですので、朝から晩まで誰かとワイワイしているのが好きな方でないとちょっとストレスが大きいです。
(感覚的には実家住まいの公務員とかのほうがよっぽど贅沢なお金と、時間の使い方ができている気がします。)
また、定年まで勤め上げる人は少数でたいていの方は、年収2000万を超える経営層(プリンシパル以上)になることなくファームを後にしていきます。
ですので、働いてしばらくすると、「ここであと5年位働いたら事業会社に転職して」なんていう現実逃避をそこかしこで聴くようになります。
こうした方々がうまく転職できることもありますが、失敗するとどんどん生涯年俸が減って…ということになるわけです。
ちなみに、毎年一定数は心身ともにぶっ壊しますし、中には病院に数年入院したりする人もいます。
コンサルを目指される方なら、自分の優秀さに自信がおありかと思います。
私自身、学生時代はかなりイケている(笑)方だと思っているのですが、ライバルのレベルは相当高いものになることを覚悟しなければなりません。
入社してすぐにコンサルティングファームではたいていの人が、
「高学歴で育ちがよくて、頭の回転が早い、人格者」つまりスーパーマンばっかりだということに気づきます。
そのうえ最近では、上記の条件を満たした元軍人なんてのをとるのがブームなので体力と根性で仕事の不出来をカバーすることも難しいです。
なおかつ、たちが悪いことに優秀なマネージャーほど「イマイチな人材」情報に精通しているので成果を出せないでいるとあっという間に
スジのいい仕事が来なくなり、どうしようもないマネージャが率いるで焦土作戦のようなプロジェクトに参加せざるを得なくなります。
そしてこういった環境で数年生き残ると、昇進していくやつのマジョリティは
「高学歴で育ちがよくて、頭の回転が早い上に、必要があれば卑屈になれるし人を蹴落とすことができる人格者の皮をかぶった小役人」であることに気づきます。
ですので、どのプロジェクトにおいても、しょうもないところに難癖をつける崖っぷちコンサルに足を引っ張られながらなおかつ、そいつが
籠絡したアソシエイトをこっちの味方に引き入れるためにアソシエイトの上長を接待するなんていう社内政治をこなすのが工程化することとなり
さらにコンサルに来る仕事の大半は、クライアント企業にいる「高学歴〜小役人」が自分の首を守るために
答えがきまっている問題解決ゲームを高い金を払って解かせているだけなことに気づきます。
で、我々が成果指標として顧客と合意する点も如実にこのクライアントの意図が反映されるので
優秀なコンサルタントであればあるほど、問題の真因解決よりもクライアントのしょうもない事情を優先した
このあたりで、大人の事情を100%考慮した「商品」をつくるのが我々の仕事であり
学生の頃にあこがれていた問題解決なんてことが幻想だということに気づかされます。
コンサルを使うクライアントのほとんどはサラリーマンです。びっくりするくらいたたきあげの人間が少ない。
そしてもう一つ特徴的なのがこうした人たちは、あんまり会社そのものに思い入れがありません。
今より条件の良い会社をみつけたらプロジェクトの途中でもやめていきますし、
会社がダメになったらダメになったでびっくりするくらいうまいことジョブホッピングしていきます。
ひどい方だと役員報酬を確保するために、事業部一つつぶして、大規模な人員整理を行ったりします。
ですので、経営者の悩みを理解したいというタイプの人間にそもそもコンサルの仕事にやりがいを見いだせません
そして何よりたちが悪いのが、こうしたことを考えるコンサルは山のようにいるのに、自分の転職活動がうまくいくように
一切こうしたそぶりを見せず著書でコンサルの仕事をべた褒めする現実です。
これに騙される僕のような就活生の多いこと多いこと…
以上、ざーっと書きましたが、結局学生の頃の僕のような人間に伝えたいことは一言でいうと
「コンサルなんて想像以上に出費が多いし、ドロドロしてるし、ライバルすごいやつばっかりだし
誰にも喜んでもらえない仕事なんだから、素直に公務員にでもなっておきなさい」
ってことです。
3月5日、昨年12月18日に上場したスマートフォンゲーム開発のgumi【3903】が業績予想の下方修正を発表した。新興企業としては珍しい、東証一部への直接上場からわずか3ヶ月足らずのことだ。翌日は260万株もの大量の売りが殺到し、終日値段が付かずに2081円のストップ安比例配分となった。公開価格=初値の3300円からの下落幅は1219円。発行済株式総数が2866万株なので、この日までに349億円もの時価総額が失われたことになる。果たしてこの巨額のマネーはどこへ消えたのだろうか。
その行方を解説する前に、本件に関連して盛り上がっている、ある人物の勘違いを正しておこう。
今回のgumiのようなIPO銘柄のことを、我々個人投資家は「上場ゴール」と呼んで揶揄する。本来企業にとってはスタートであるべき上場時の業績が天井となり、まるで上場して市場で株を売却することを最終目標として頑張ってきたかのような業績推移をしてしまう銘柄があまりにも多いことから、このような習慣が出来た。
その意味では、梅木氏も
VCの観点で「上場ゴール」と揶揄されるのは、明らかに上場後に成長が期待できなさそうな銘柄をVCのリターンのため(ファンド満期なども踏まえて)に上場させたのではないか?というケースといえよう。
ただ、それはあくまでもVCの立場からの話であるらしく、彼の考える一般的な定義では
となっているようなのだが、これは彼の勘違いだ。我々個人投資家も、上場ゴールに対する認識は等しい。上場した後の株価は市場が勝手に決めていることで、会社や経営者の与り知らぬところであり、会社の自助努力によってコントロールが出来るのは業績だけだからだ。
それでは、なぜ上場ゴールはいけないのかという話になるが、IPOやPO(公募増資)を行う際には企業はエクイティストーリーと言って、調達した資金を活用したその後の成長シナリオを投資家に提示している。各投資家にとって大事な資金を入れてもらう以上、これだけのリターンを出してお返しします、だから投資して下さいと言う筋書きが必要で、それがエクイティストーリーなのだ。
特に新興企業の場合、その後の高い成長性を謳うことで、いわゆるPERやPBRと言った株価指標で見て、安定した企業よりも高い評価をつけてもらっているので、上場後のエクイティストーリーの達成度合いはシビアに見られることになる。
そうした観点から言うと、今回のgumiのIPOに際して付けられた公開価格945億円という時価総額は非常に高い期待値が盛り込まれている価格設定だったと言える。同じ時価総額900億円台の企業を見てみると、IT系では電子決済のGMOペイメントゲートウェイや、Twitter、カカクコムなどに投資していたデジタルガレージがおり、他業種ではメガネのJINS、ドトールや洋麺屋五右衛門のドトール日レスホールディングス、化粧品のマンダム、ペンタブレットのワコム、中古車のガリバーインターナショナルなど、一般に知名度の高い中堅企業の顔ぶれが揃う。
そんな場所に乗り込んでいって、國光氏は以下のような発言を繰り返してきた。
本日、東証一部に上場しました。情報革命時代を代表する世界一のエンタテイメント企業になるべく、これからも挑戦し続けます! 20世紀ディズニー、21世紀gumi!w 頑張ります^^
他にも挙げればキリがないし、それぞれのどこがどうだったのかを言っていると日が暮れてしまうので割愛するが、要するに國光氏はこういうタイプの人だと言うことだ。
つまり、業績予想の達成は当然のこと、上方修正を繰り返して倍々ゲームの成長が求められるほどの時価総額をつけてIPOしてきた上、社長が大きな口を叩きまくっていたのに、このような下馬評通りの結果となったことが本件の問題を大きくしている要因の一つなのである。
例えば風俗店に行って、激安店でモンスターみたいな嬢が出てきたとしても、そういうところに行った自分が悪いよなとある程度納得することができるが、最高級のサービスを売り物にした高級店で普段の何倍もの料金を奮発して払ったのに、出てきたのがそこら辺を歩いているようなギャルでサービス精神の欠片も無いとなれば、ふざけるな!金返せ!となるわけで、「話が違う」の度合いの大きさがいかに重大であるかはおわかりいただけるだろう。
また、國光氏は1年前に自身のフェイスブックで以下のように発言している。
日本のIPOマーケットは異常。不健全すぎる。企業もVCも証券会社もIPOすることだけが目的になってしまっている。IPO後2年間は少なくとも売上くらいは右肩成長ができる確信が持てるビジネスモデルの熟成、組織力が出来てからでないとIPOすべきでない。
ギャンブルに明け暮れるデイトレイダーを増やす政策も大反対。短期売買で個人投資家が勝てるわけがない。基本は投資信託に任せるか、長期保有しかない。こういう状態を焼畑農業という。絶対に長続きしない。日本の成長の為には健全な資本市場の形成が必須!
とても長期保有するに耐えない、過去最大級の焼畑農業をやって健全な資本市場の形成を阻害した國光氏に対するペナルティとしては役員報酬の100%削減だけでは足りないのではないか。仮に資金の出処がグリーからの4000万円の借り入れだったとしても、売出で得た数億円の返還を要求されても仕方ないぐらいの特大ブーメランだと言える。
これによるとNEXT BIG THING出資分はグリーから借り入れてますね
同じように華麗な上場ゴールを果たした最近のIPOだと、ANAPと夢展望のアパレル2銘柄が代表格になるが、いずれも上場の規模が小さく、公開価格に対して投資家が高すぎる初値をつけてしまったことが問題であり、この場合はバカな高値で買った投資家の方が笑いの対象となることが多い。それに対してgumiの場合は、公開価格を上回ったのが上場初日だけと言うのが全てを説明している。
だから我々個人投資家は、こうした背景を勘案して、この「gumi」というIPOにおいて、上場後3ヶ月で下方修正を出すと言うのは言語道断であり、金融危機や大震災が起きるなどの事故でもない限り、いかなる論理を持ってしてもgumiや代表の國光氏を擁護することはできないと糾弾しているのである。
もう一つ、本件で私が許せないのは、上場後に買った全ての投資家が大きな損失を出しているこの銘柄で、莫大な利益を挙げた少数の人々が存在することである。
先述した通り、gumiは2014年12月18日にIPOし、その公開価格は3300円だった。ところが、上場に際して提出される目論見書を見てみると、IPOの3ヶ月前の9月24日にLINEが1362円で、半年前の6月と7月にはVCのWiL、ジャフコ、B Dashベンチャーズ、新生企業投資、三菱UFJキャピタル、DBJキャピタルらに加え、グリーとセガネットワークス、gunosyの前代表であった木村新司氏が1214円で増資に応じており、その総額は83.2億円にものぼる。余談ではあるが、木村氏はこの時点で住所がシンガポールになっている。
私は単なる個人投資家なので上場に関わる実務のことは全くわからないが、普通、上場準備や上場審査にはそれなりの期間が必要だと思われるため、半年前のタイミングはまだしも、LINEが増資に応じた3ヶ月前の時点ではほぼIPOすることが見えていたのではないかと言う疑念が残る。一般的にベンチャー投資はリスクが高く、投資回収も長くなると言われているが、仮にIPOという出口がほとんど確実に見えていたとしたら、これほど美味しい投資はない。勝つことを事前に知らされている馬の馬券を買うようなものだからだ。
それに加えて、IPO前とIPO時では3倍近くの価格差がついていた。時価総額が10億円の超小型株ならいざしらず、わずか数ヶ月という短期間の間に企業価値が340億円から945億円に急増する合理的な理由がこの世に存在するのだろうか。既存株主は上場に際して1036万株、総額342億円の売出を行っている。この大規模な「利食い売り」は、主幹事の野村證券によって全国の個人投資家に売り捌かれ、既存株主は莫大な利益を手に入れた。
梅木氏の言うように「VCにとっては上場は一つの大きなゴールであることは明白」と言うのは一面では正しく、再生案件ではない成長企業のIPOでこれだけ大規模な売出が行われるのは異例ではあっても異常とは言い切れない。
だが今回、業績後退の兆候が上場前から既にあったことが決算資料によって明らかになっている。gumiの上場承認が降りたのは昨年11月14日だが、gumiは4月決算なので、この時点で既に上半期(10月末)が終わっている。先日出された決算資料のグラフ(http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?template=ir_material_for_fiscal_ym&sid=14373&code=3903)を見れば一目瞭然だが、第一四半期(7月末)までは急激に売上高が伸びていたが、続く第二四半期(10月末)ではなんと売上高が減少に転じているのだ。
公開価格は上場承認を受けた後に決定されるので、その時期にあたる11月の後半には、会社も主幹事証券も第二四半期の数字を当然把握していたはずだ。従って、第一四半期までの飛ぶ鳥を落とすような売上高の伸びが更に続くことを前提とした業績予想、及び公開価格をつけることは出来なかったはずである。
更に言えば、今回下方修正をすることになった第三四半期は11月から1月なので、上場した12月18日にはその半分が経過しており、日々どころか1時間毎の売上の変動にも気を配らなければならないスマートフォンゲーム運営の会社であるならば、計画値の達成が困難であることは覚悟できていたに違いない。そうしたことを踏まえて上場前後の國光氏の発言を見ると、また違った見え方が出てくる。
こうした事実を無視して、時価総額ありきで直前の増資価格から3倍近くに引き上げての高値でのIPOを強行した野村證券の行為は問題視されて然るべきであるし、数百億円もの大金を一般投資家から合法的に搾取した金融大量殺人をやったのだから、担当者は当然クビにした上で、新規の引受の一定期間停止などの厳しい措置が取られるぐらいのことはして欲しいと個人的には思っている。逆に、公開時の価格が妥当であったとするならば、gumiはお世話になった方々を儲けさせるための「お友達ファイナンス」をやったと批判されても仕方ないのではないか。
このような極悪非道によって、大量の個人投資家の屍の上に黄金の宮殿を築いたVCの人々は、今どのような気持ちでいるのだろうか。あるいは我々個人投資家のことを、賢く儲けている自分たちの側に来れない資本市場の敗北者だと見做しているのかもしれない。ただ確実に言えることは、私達は決して梅木氏が考えているような無能な個人投資家ばかりではない。このようなことが行われた事実をきちんと理解しているし、記憶してもいる。真に日本のベンチャー業界を盛り上げたいと考えているなら、このような行為が長期的にどういう結果をもたらすかについて、もう少し想像力を働かせて欲しい。
それはさておき、私が今危惧しているのは、ベンチャーキャピタル業界の人々が新たに見つけてしまったかもしれない巨大な金鉱脈の存在である。それがアプリ市場だ。
gumiは上場前にも数度の巨額な資金調達をして度々話題をさらっていたが、その資金が何に使われたかと言えば、主に「テレビCM」である。それまで「テレビなんてオワコンだ、これからはネットだ」と言い続けてきたベンチャーの人々がテレビCMの価値を再認識したのは、恐らくガンホーのパズドラの記録的なヒットによるところが大きい。ガンホーは多額のテレビCM予算を、しかし効果的に投入することによってゲームアプリの市場を全国津々浦々に広げることに成功。その結果、パズドラは老若男女が遊ぶ国民的ゲームの地位を築き上げた。
またアプリ市場のもう一つの特性として、公式ストアでのランキングが非常に重要であることが挙げられる。毎日無数にリリースされるアプリの一つ一つを見ていくことなど不可能なので、多くの人はランキングを頼りに新たなアプリを探している。そのため、一度ランキングの上位に来るとしばらくはランキング効果によってダウンロードされて更にランキングが上がるという好循環が生まれやすい。
だから、一時的には大きな出費でも、ある時期にまとまった広告費を投下してランキング上位を手に入れてしまえばその後が戦いやすくなる、と言うロジックが経営戦略上有効になり、今となってはそれをしなければそもそもアプリの存在を認知してもらえず勝負にならないというところまで来ている。
ただ、いかに広告費を使ってダウンロード数を稼いでも、そのアプリそのものに魅力がなければいずれはユーザーが離れて行く。なので、大事なのは瞬間的なダウンロードの勢いや累計のユーザー数ではなく、どれだけ多くのユーザーが定着したかという指標になるはずだが、それが明らかになるまでには若干のタイムラグが有る。
腐ってもテレビなわけで、テレビCMを打ち続けている間はユーザーが結構な勢いで伸びていくため、広告費さえ出せれば一時的には会社が急成長しているイメージを作り出すことができる。もちろん、その器となるアプリを最低限作り出す開発力は問われるし、ゲームアプリであればきちんと課金させる運営力も必要になるが、集めたユーザーを長期に渡って定着させ、かつそうしたヒットタイトルを複数生み出していくことに比べれば遥かに容易い達成目標ではあるだろう。
穿った見方かもしれないが、今回のgumiの上場ゴールが、会社、投資家、主幹事が結託してこのタイムラグを悪用することで生み出されたものなのではないか、という疑念はどうしても残る。それを拭い去るには、この後の圧倒的な再成長という結果によって上書きしていくしか術はないだろう。
続き gumiという錬金術に群がった人々と、日本のスタートアップ業界の暗部【2】http://anond.hatelabo.jp/20150308224002
どういう人材を見つけてきてどのように投資するか、それを決める人が必要でしょ。大きな会社ならそれが一つの部署になってるかもしれないけれど、最終的に大きな方向性を決める権限ってのは少人数に集中してるでしょ。
専門的なディテイルに関する決断は移譲できるけど、核となる方向性を決めるのはごく少数の肩にかかるわけ。大人数の委員会でやってもうまくいかない、というのが経験的事実。もちろん一人に任せたから必ずうまくいくってわけでもないけれど、そうしなかったら船が山に登る。
さて、ある一人の決断によって会社の業績が何百億も変動し、会社が沈めば何千人という従業員の生活に影響が出る、そういう責任重大な任務をある程度の期間引き受けてくれる人を一人雇いたい。そんなところに平凡な報酬で来てくれる人がいたらそりゃ僥倖だわな。まあ役員報酬1ドルで引き受けてくれる人もたまにいるけどね。
確かに内輪で金を回してずる賢く高額報酬をかっさらってさっさと引退してのうのうとしている奴等もいるんだけれどさ。そういうのは「一族の溜め込んだ資産」と同じで、金持ちどうしのもたれあいだわな。でも、特にイノベーションを起こすような企業については、「無理して個人が高額報酬をむしり取ってる」んじゃないんだよ。そうまでして探さないと見つけられないんだ。
サラリーマン、経営者を経て、今はフリーランスになったデザイナーの私のお話。
正社員デザイナーだったが給料は激安、そしてブラック。締め切り間近は社内にシュラフで眠る。
もらえる給料は、27歳のときは残業200時間して手取りで17万円ほどだった。
クライアントや上司からの理不尽な修正に耐え、アイディアの手柄は横取りされ、搾取されてきた。
スキルは割と自信があったので、いつか独立することを目標に耐えてきた。
満を持して独立。ソシャゲのイラスト制作が増えてたので、フリーランスではなく法人にして大きく回すことを選んだ。
貯金がなかったので親から借金をし、300万円でデザイン事務所を立ち上げる。
なんとか少ない利益ながらも回せるようになってきたが、私自身は半年間で休み1日、というような状況。
社員たちは残業したがらなかった(おそらく家でランサーズなどの副業をしていたと思う)ので、
自分ひとりが土日も深夜もイラスト修正をして、なんとか納品をするような流れだった。
社員の給料と事務所代などで月に120万ほど出ていくので、私は月に400時間ほど必死で働いた。
当時売上が平均で150万ほどで、自分自身の給料(役員報酬)は月30万円。ボーナスは勿論ない。
よく考えたら、これってサラリーマン時代よりも奴隷なんではないか、と思った。
もちろん経営者の力不足なところが役員報酬に反映されると思うが、もし社員がおらず
自分ひとりでやればおそらく月100万の売上で80万円くらいの粗利を出せると思った。
結局、社員たちは「デザイナーを辞めたい」とか「ゲーム業界に転職が決まった」とかで辞めていった。
新たに人は雇わないで、そのまま減っていって、今年の夏にひとりになった。
で、今はフリーランスになってイラストを描いているのだが、当初の予想に近い、月に70万ほどの粗利が出る。
しかも時間は自由で、平日に旅行に行ったり、映画を観に行ったりも可能だ。
何が言いたかったかというと、私は社員時代は奴隷だったけど社長時代はもっと奴隷だったってこと。
もちろん業界と社員数によって話は変わってくると思うが、零細企業の社長は社員よりも奴隷の可能性があるということ。
これから独立する人は、もしかすると奴隷になるかもしれない覚悟をきめた上で、独立するのがいいと思う。
フリーランスの平日はわりと寂しいけどね。
いろいろ言い訳してるけど役員報酬をカットできずに社員に負担を押しつけた時点でお前のやったことはただの社会悪だということに気づけ
2008年から201X年まで携わりました。若干のフェイクを入れてます。
・売上:10億~15億
積み上げるとどう考えても会社として真っ赤なはず。
<やったこと>
・取引先にプロジェクト開始時に着手金の支払を依頼
→ もちろん「着手金」は難しい会社もあるのでそこは色々と
・プロジェクト毎の採算性を厳しくチェック
→ カラ残業が発覚&激減し、採算が向上した
・地方拠点の閉鎖 → 地方の低採算案件から撤退。もともと地方拠点なんて不要な規模だし
・下請先の開拓 → 割安な下請けを探すことで、固定費の変動費化を進める
・給与体系の変更
(たぶんコメントでは「どうせ仕事量が多いんだろ」と批判されると思いますが、否定はしません。
上限付き残業代とどちらが良いのか従業員と話し合った上で、こちらを選択しました。
もともとの給与水準が高かったので、彼らも「現状のままはヤバい。でも転職は面倒なので仕方ない」という認識だと思います)
→ うちもTKCのデータを出して、他社と比べていかに採算が悪いか、給与が高いかを説明しました
<やろうとしたこと>
・役員報酬のカット → 親族の名ばかり役員がゴネたため実施せず
・自社ビルの売却 → 市場感最悪。証券化も考えたけど、手間暇考えても割が悪いため見送り
<んで、現在>
拠点は1箇所、売上と社員数は半分になったけど、利益率はリーマンショック前の10倍まで改善(前が悪すぎた…)。
自分の手が離れた後も借金を返し続けて、ついに昨年度に債務超過も解消したみたい。
のどもと過ぎれば何とやらで、またやりかしそうな気がする…。
<追記>
自分の担当で格付けで言うと、要注意先、破綻懸念先と呼ばれるような毎期大赤字で、かつ大幅な債務超過の法人が数件あったんだけど、ようやく全部黒字化したので、自分へのメモ代わりにここに書いていく。
はてなを見る人達は頭良いイメージがあるので、中小零細企業の経営者ってこんな人なの?っていう、一時期話題になった「うちらの世界」の企業版だと思って下さい。手法には革新性、専門性は全く無いので注意。
①建設業
事業内容:いわゆる人工出し。社長の方針で社員はみんな多能工。よって何でもやる。ゼネコン超大手の1次下請け。
関与した時の状況:売上高は4億円ほど。
社長はとにかく現場主義。決算書?ああ、年に1回おばちゃん(前任の税理士)が持ってくるやつね、って感じで興味なし。この業界こういう数字に一切興味が無いって社長ばっかり。赤字の金額だけは聞いているのと、会社にお金が無くなって、社長個人のお金を注ぎ込んでるので危ないことは承知してる。借入は自分とこに関与した年に返済猶予してもらった。
リーマン後に元請けから大幅に単価を切られたことで、一気に赤字体質になった。
やった事:何て事はないがいわゆる限界利益率ってやつの改善。まずは、自社がいかに同業他社の黒字企業と比べて安く仕事してるかデータで比較して見せた。(TKCのBASTってやつマジ便利)
同業他社に比べると10%ほど低い。社長は唖然としてたけど、そこで2点ほど対策を実行することになった。
1つは仕事の量を交渉するのをやめて、人工単価の値上げを交渉した。もう1つは同業他社に比べて外注比率も高かったので、社員を増やして外注を減らした。
他には一応経営計画書なるものも作って毎月業績確認してもらった。
一応経費削減も考えたけど、あんま好きじゃないので、役員報酬減らして、役員借入金返してっていう王道しかしてない。
結果:売上高は3億円台になったけど、限界利益は増えた。滞納してる税金をまずは優先してもらったけど、返済を再開できそうなほど黒字になった。
社長は自分で財務諸表は見ないけど、毎月の自分の業績報告を良く聞いてくれるようになった。物足りないが前には進んでいるかなと思う。
ちなみに見た目、口調は完全にその筋の人。
事業内容:主にトラックのハーネスを製造。チェック以外は完全な単純手作業。ハーネスは2次下請け。
この頃は普通乗用車のハーネスも作っていた。リーマン後の落ち込みでとんでもない大赤字を計上していたけど、それより前に単純手作業ってこともあり、製造現場が海外に移行してて、縮小傾向からわずかな赤字が続くようになってた。
毎期こんな赤字出してまだ債務超過にならないの?ってくらい昔は儲かっていた。加えて無借金。社長は借金するなら廃業するって言ったので、決算書見て、じゃあこのまま現状で推移すると2年で廃業ですねって言ったら絶句してた。ご多分に漏れず決算書?なにそれ?美味しいの?って社長です。
やった事:好きではないがまずは経費削減。こんなに売上落ちてるのに、何でこんな役員報酬と社長に家賃払ってるの?って少し呆れるほどに高額だったので、大幅にカット。この辺が決算書に興味ない計画者の恐いところ。ちなみにそれでも、まだまだ大赤字。
次に受注の確保。話を聞くと、全国にここと同じような2次下請けの会社があるみたいで、不良率の低いとこに受注が多くいくらしい。なので不良率の低下に取り組んでもらった。単純手作業で時給も低いので従業員は来るもの拒まず。言い方は悪いが質は期待できない。色々やったけど、効果があったのは社長交代。社長は物凄く従業員から舐められてて言うことを聞かない。でも人手不足だから強く出れなかったけど、社長の娘婿を社長にしたら強く出なくなった。まぁ人を見て態度変えてたってことです。
他には乗用車のハーネスに見切りをつけて、海外移転の話しがないトラックのハーネスの製造に専念した。
結果:トラックのハーネスに集中したのが大きかった。製品も少なくなって不良率も低下して受注が増えた。
あとは結果オーライだけど震災とオリンピックでトラック需要がとんでもなく高まって今は売上が2.5倍になった。もちろん黒字に。
長くなったので2社だけ。会計事務所なのでポジショントークも入ってます。あと、対策を考えたのは社長や役員で、自分は悪いとこを指摘して、しつこくどうします?なにします?って言う立場。少しは意見も出すけど、やはり素人なので。
こんな人経営者失格だろと言われるとぐうの音も出ませんが、従業員想いの好い人なんです。
はてブで返済猶予の記事が出ると市場から淘汰されるべきというコメントをよく見かけるのですが、少しのきっかけでこんな風に黒字化する会社も多いので少し見守る気持ちを持ってもらえたらな~と思ってます。
追記:思いがけないブクマ数に驚きです…
書くことでもないと思っていたので書きませんでしたが、ネットに載せるので、内容に支障ない範囲で特定を避けるために設定はいじってます。
ただ①はV字回復ぶりが凄いので雑誌により詳細に記事が掲載されました。(会計事務所とその関与先向けマイナー雑誌ですが)
②や他にも書こうかと思ってる企業については、他の関与先やセミナー等でよく話しに出します。社長自ら講師してくれることもあります。一時期自社のHPにも事例で紹介していました。
会社のスペックを書いていないのに「この規模で回してて銀行融資受けられないのとかおかしい」と判断される不思議。どの規模だよ。
資本金1,000万円
長期借入金3,000万円
累損1億7,000万円
消費税滞納有り
↑
この内容で融資してくれる所があったら教えてほしいよ。
生活出来るほどの役員報酬なんて見込めないぐらい、会社は金ないわ。従業員の給与支払うだけで精いっぱい。
私が高い家賃の所に住んでいるのは「会社外の仕事で金を稼いだ」からだよ。
金融公庫は2年前銀行融資がダメだった時に行ってる。当然だめだった。
設立したばっかの会社でも融資してくれる金融公庫に融資を断られた時の気持ちったらもうね。
税金に滞納がある→納税証明が発行されない、加えて累損がありまくりで行政の制度融資は門前払い。
今までは自分が会社外の仕事で稼いだ金があったから、会社で足りなくなったら突っ込んでたけど、その金を使いきっちゃったからどうしようって話。
累損1億7,000万円ある自転車操業企業・土地建物資産なし、でも銀行さんは快く相談に応じてくれるんですかね。それどこ銀行?それとも信金?教えろください。
小さいけれど会社をやっている。自転車操業に毛が生えた程度の資金まわりだれけどこれまでなんとかやってこれた。
事業とは別に個人でやっている仕事で月々稼げていたので、会社からの役員報酬は手取りほぼ0円ぐらいに設定をしていた。社会保険と住民税を控除出来るぐらいの額面設定。
自宅の家賃は35万円。自宅だけだと手狭だったので近くに別宅も借りている。そこの家賃は12万円。
併せてランニングは47万円。
都心で坪単価の高めなエリアなので、賃料のわりには豪邸ではない。建物グレードは中の上程度。
ふた部屋維持は掃除が面倒だし光熱費の基本料金もバカらしいなと思っていたら家賃50万円でそこそこ広く使い勝手の良さそうな物件が見つかった。
気に入ったので先々週契約をした。敷金・礼金・仲介手数料・鍵交換代などなんだかんだで初期費用は300万円ぐらいかかった。
ところが、だ。それからあれよあれよという間に出費が続く事態となった。
実家の両親がFXで大損こいて泣きつかれた。借金肩代わりで1,800万円
アホな兄貴が女を孕ませてあげくDVもやりやがった。中絶費用やら慰謝料やらの肩代わりで250万円
これで貯金は0になった。
あげく会社の取引先から今月末の支払が出来ないと連絡が入った。
それが無いとうちの会社も支払やら納付やら出来ない。
急きょ車を売って、ブランドのバッグを売って、時計も売って、カメラも売って、作れた金額は300万円。
同時に銀行のカードローンと消費者金融に申し込んだ。同時申込みは厳しいのか?いくつかには断られた。キャッシングで借りれた金額は200万円。
それでも明日には150万円の不足額が出る。もうこれ以上はお金を作れない。
あと売れるものなんて中学生の頃からコツコツ買い続けている名探偵コナン全巻ぐらいしかない。しかも売ったところで足しにならないだろう。
明後日から湯布院に2泊で旅行に行く予定だったけどキャンセルした。キャンセル料が発生するタイミングだったが、経済的に厳しくなってしまってと正直にお話してお詫びをしたら宿の方はキャンセル料を免除して下さった。
落ち着いたらまた宿泊を検討してもらえればそれでいいですよ、頑張ってくださいとおっしゃって頂いて、泣いた。
申し訳なかったが12万円ものキャンセル料免除は正直有難かった。他人に迷惑をかけないように生きたかったのに結果見ず知らずの方に損失を与えご迷惑をおかけしてしまった。
最近周りの人間がみんな「金、金、金」と言って来るように感じられていて追い詰められていたのかもしれない。そんな中ご配慮いただいたことで気持ちが緩んでしまった。
そもそも家の初期費用の負担はは旦那と分担するはずだった。旦那が3分の1の100万円ぐらい負担する話しになっていたけれど、彼もあてにしていた仕事が立て込んでしまってすぐに現金が用意出来なかったらしい。
先々週の時点では「出世払いでよか」と笑ってられたんだけどな。
これ書いてたらインターホンが鳴った。東京電力だった。4月の電気代が未払いなってるから集金に来たんだと。25,000円ちょっと。光熱費は旦那の口座から振替になっているはずで2ヶ月に1回折半した金額を渡していたんだけど、どういうことなの。
今ここで払えないと電気止めちゃうよと言われたので払った。財布に3万円入っててよかった。よくない。当面の食費どうしよう。
つーか旦那…しっかりして。
http://anond.hatelabo.jp/20101216180440
結婚生活はそれはりに幸せだけど今回みたいに私が金銭的に倒れたらあっという間にわが家はこうやって追いつめられるんだなぁ、やっぱり。