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はてなキーワード: 仮想世界とは

2016-05-22

ネット自分を慰めるクソ学生クソニートに捧ぐ

現時点では僕はニートなわけで、人生で初めて、自分で行動を起こさなければ未来が変えられないという状況になった。

今までは学生という甘えた身分で、時限式でなにか環境が変わり、そのタイミングに合わせて選択強制されるような人生だったが、それはもう終わった。

そのような生活の中で自分プレッシャーを感じていたんだと思う。

状況を前進できないまま生きていかなきゃいけないという現実から、逃れるための行動ばかりしていた。

今思えばどれだけの時間無駄にしたことか。

ひたすら逃避行動、すなわち気晴らしに励んでいた学生時代だった。

ネットを見て、まとめサイト自分となんの関係もないニュースを見て、変化のない自分をなぐさめる。

くだらないゲームをやって、現実にはなんの影響ももたらさないような、仮想世界でのレベルアップを求める。

ひたすら卑猥動画を見て、ひとりぼっち自分を何度も慰めた。

10代前半から20代前半まで、僕はパソコンモニターの前にどれだけの時間いただろう?

おそらく5000時間以上はいただろう。そのうちほとんどの時間がくだらないサイト動画めぐりだ。

その時間が今の自分に一体何をもたらしたんだ?

今僕の周りには誰もいない。ひとりぼっちのひねくれ者だ。

そんなくだらない生活を支えてくれたのは自分じゃない。親だ。

お前がパソコンyoutubeみてまとめサイト見てオナニーするための環境は親が整備してくれたものだ。

どうだ?惨めだと思わないか?そんな人間ネット炎上に参加して騒いでると考えてみろ。

とてつもなく恥ずかしい人間だと思わないか?ましてやその自覚も長い間なかったんだからなおさらだろ。

まぁそんな人間はざらにいるだろうというクソもいるしれないが、確かに現代日本ならこのぐらいのネット中毒者はそれなりな人数はいるはずだ。

しか過去レジェンド、もしくは現在進行形レジェンドが10代20代だった時、

その人たちは間違いなくネットがない社会で、時間をフルに使って自分を成長させていたはずだ。

それを忘れるな。くだらない気晴らしに時間を使うな。置いていかれていることから目をそらすな。

現実が上手く進まないと不安だろう。でも大丈夫だよ。それは自分の状況をしっかり見てるから不安なんだ。

自分のことから目をそらしていないか不安になってるんだ。それは偉いことだ。

不安気持ちがあるおかげで、現実に立ち向かうための一歩がふみだせるんだったらそれでいい。

不安から逃れるためにまたネットに没頭してしまうなら、それは将来もっと傷つくことになる。

ただ単に絶望を先に延ばして増大させてしまうだけだ。

不安じゃない状況の時が一番危ないと思え。成長しなくてもいいと感じてしまっている時だからだ。

手遅れになる前に現実自分の顔、自分の体、それを外に出して現実に向かわなければならない。

俺も長い間ネット匿名の住人に紛れて自分肯定してきた人間だ。

もしこの俺に匿名の住人がなにか声をかけるとしたらこうだ。

「以上。負け犬の遠吠えでした」

「話長い。つまんね」

もっと気楽にニートしてようぜw」

「いいこというな〜笑」

はいはいワロスワロス

しかしそれが正しいとしても、俺みたいなもんにわざわざこういうことを

書き残さなければ気が済まないというような人間が、果たして現実が満たされているだろうか?

いやないね。誰でもいいから何かの対象を叩きたくてしょうがない人間からこういうことを残したがる

現実で上手くいってないからこそ、自分のパーソナルな弱い部分をまったく見せなくていいインターネット特性を利用して

匿名の住人になりすまし特定対象攻撃もっと辱めてやろうと叩いて叩いて、相対的自分をあげようとしているだけだ。

特定対象ということは、ネット上にパーソナルな部分をアップしている人間だ。

俺も匿名側の人間だったからわかる。人を叩かないとやってられないぐらい現実が荒んでいるのかもしれない。

多分現実で叩かれているのは君の方なんだろう。おそらくやり返すことができない立場での攻撃かもしれない。

学校なのか家庭なのか会社なのか、本当に辛いのに逃げられないような状況なのかもしれない。

やり返せないまま我慢して我慢して現実を生きなければいけない人々が今の社会はいっぱいいて、

でもその愚痴を受け止めてくれるような友達恋人もいない。

そういう人たちがどうしても気持ちを慰めたくて、ネットに溺れているのかもしれない

まとめサイトというのはそういう現実から目を背けさせてくれるメディアだ。

ベッキーをたたき舛添を叩き、もちろんなにか悪いことをしたのかもしれないが、ほとんどは叩いたところで

自分現実には何の影響のないニュースだ。それなのになぜ騒ぐのか。

それは現実自分直視したくなくてしょうがいからだ。自分時間を使ってでも他人のことをあーだこーだ言っていれば

クソみたいな自分のことを考えずに済むからだ。

時間というものは命そのものだ。果たしてその他人の話は命をささげるほどのニュースなのか?

それを考えてみるといいだろう。

まとめサイトといえば、

俺が一番ムカつくのは、まとめサイト記事最後にある中立ぶった管理人コメントである

中立ぶったコメントを書いているわりに、タイトルを見るにアクセス数を稼ぐための、匿名人間たちの対立を煽るようなタイトルをつけていたりする。

今や、現実が上手くいっていない匿名人間たちをサイトに呼び込めば、それが収入になる時代ということだ。

まったくくだらない社会である

あぁそれとその次にムカつくのは

そのまとめサイトコメントしてるやつ。どれだけ暇なんだ。さすがに心配ですよ。

とかなんとかいったが結局のところ、匿名人間たちが誰かを叩く行為自体は、俺自身別にいいんじゃないかと思っている。

少し前からネット上のそういうやつらが問題になってきていて増えてきていると感じる人もいるかもしれんが、

意外とその人間たちのなかに現実が忙しくなってきていよいよネットニュースなんかかまってられなくなって

卒業していくような人もいるだろう。まぁ逆に社会人無職になって世界呪いはじめ、気晴らしを求めて

入学してくるやつらもいるだろうが、実は匿名の中身も入れ替わっているということだ。

入れ替わってないでずっとやってられるのは間違いなく甘えたくそったれニート自殺した方がマシな人間である

しっかり知っていなければいけないのは、

客観的に見ると常に盛り上がっているように見える匿名人間たちも、実は少数派で常に中の人間が入れ替わっているということ。

ネットで騒ぐ奴らは、騒ぐこと自体を求めているのであって、実はなんのニュースだっていいんだということ。

今盛り上がっているニュースならば、匿名のつながりを感じられるから、寂しいからそこに居たがるんだろう。

マズロー階層欲求で言うところの、三番目、所属の欲求を満たすために、匿名のつながりを求めるんだ。

ひとまず健康だしネット環境もあるぐらいの生活はできてるんだけど、現実社会では他人と上手くいっていない。そんなやつらが集うのが匿名SNSなんだ。

現実で疎外感を感じているから、そういう行動に出る。わかりやすい話だ。

ネットで人を叩くような精神状況の人間はまず間違いなく、確実に疑心暗鬼に陥っている

他人がみんな自分馬鹿にしていると思っている。自分他人馬鹿にしているんだから

ネットでは自分身分を隠して人を叩けるが、現実ではそうはいかない。

でも大丈夫だよ。それで君が前を向いていけるなら。現実を頑張れるならいくらでもネットで騒いでいいと思う

ただわかっていてほしい。他人を叩くとどうなるか。不運になるなんてことは言わない。言わないが、

もし現実で何か一歩踏み出そうとする時、自分の中の匿名の住人たちが足を引っ張ってくるかもしれない。

叩かれたくないからその一歩を引っ込めてしまう。そういう可能性が高まってしまう。

その一歩を踏み出せないせいで、何年後かに、過去同級生と君とではとてつもない差が開いてしまうかもしれない。

それで損をするのは君自身だ。

2016-04-29

世界中で大ヒット。人気ゲーム「REAL STAGE」の件。

ああ。こんにちは

今日も、あったかくて良いお天気ですね。

最近調子はいかがですか?

今日ゲームお話をさせてください。そんなに長くないので、ほんのちょっとだけお付き合いくださいね

私たち人類は、太古の昔っからゲームが大好きなんです。あなたゲームしますよね?トランプとか、スゴロクみたいなアナログみたいなものからテレビゲームとか、スマホなんかのゲームします?ああ、そうですか。あれ、ハマっちゃいますよね。うっかり課金しちゃったりとか。わはは。

でもね、わたしの知ってるゲームシステムは、それよりも、もっとすごいんですよ。「ゲームプール」って言いましてね。映像とサウンドだけでなく、「触った感じ」もリアル体験することができるやつです。「触覚なんとかファーム」とかい技術らしいです。自分から言っといてアレですけど、詳しいことは知りませんので、聞かないでください。わはは。

コレすごいんですけど、見た目は全然イケてないんですよねぇ。簡単に言うと風呂ガマです。「棺おけの形した風呂ガマ」ですよぉ。イケてないですよねぇ。この棺おけの風呂に専用のトロトロ液体を入れるんです。んで、そこに横になって浸かるんです。そうです、人が横になるんです。ゲームのために、です。ドロドロの棺おけに、です。さっきの「触覚なんとか」の技術で、ドロドロの液体が「触った感じ」を伝えてくれるんですって。あ。詳しいことは聞かないで。へへへ。

これが、現実区別がつかないほど、かなりリアルなんですよ。

こっからは、歴史教科書に載ってた話です。先に言っときますけど、受け売りですからね。

このゲームシステムの開発にかかわったY博士ってのが、昔、いたらしいんです。

彼の開発した初期ゲームシステムって、ゴーグルみたいなやつを頭にかぶってイヤホンして、視覚聴覚に訴えるものだったんですけどねぇ、いや、これはこれで当時は話題になったんですよ。でも、これリアル感に限界がありましてね。どうやったら、リアル感を高められるか、と。

で、結局、Y博士最後最後に行き着いた結論が「ゲームプレイ中に、ゲームであることを忘れさせる」システムだったんですよ。ええ、もちろん記憶をなくすのは、一時的ものゲームが終わったら思い出すんですけどね。

いやいや、これが世界的な大発明でしてね。Googleやら、アップルやら、特許の買収合戦がすごかったんです。ある国なんて、国土の半分と交換に買収交渉したんですよ。びっくりですよねぇ。

ま、いろいろありまして、結局、Y博士は、どこにも売却しないでシステム設計図から特許まで全てをオープンしましてねぇ。そっからですよ、人類が大きく変わっちゃったのは、、、、。

いまでは、人類ほとんどが「ゲームプール」の中にいるんですよ。150億人くらいですかねぇ。プールの外にいるのは、メンテナンススタッフだけ。たった40人ぽっちですよ。150億人のメンテナンスするのに、40人ですよ。すごいですよねぇ。

え?みんながやってるゲームですか?

いろいろですけど、ほとんどの人が「REAL STAGE」っていうやつですね。これ、世界中で大ヒットの一番人気です。

現実世界ほとんど変わらない仮想世界生活するやつなんですけどね。この「REAL STAGE」に130億人くらいいるんですって。「いるんです」って言っても、ホントゲームプールの中に、ぷかぷか浮かんでるんですけどね。ははは。ぷかぷか。

このゲームの人気のポイントは、なんといっても、「産まれから死ぬまで、人生まるごと体験できちゃう」とこです。

もちろん恋愛もあるし、結婚もあるし、青春もあるんです。でも、楽しいことばっかりじゃないですよ。困難あってのゲームですからね。学校行って、仕事して、学んだりして、どんどんスキルアップしていくんです。時には特殊能力を身につけたりすることもあるんです。僕の友達なんか、なんと「将棋」の能力がすごくて、将棋の「能力メーター」が振り切れちゃってましたからね。ゲームの中で、なんとか名人とかになってましたし。ホントいろんなスキルがあって、身につけるのが楽しいもんですよ。

、、、、。

いろいろ、学んで、いろんなスキル身につけたら楽しいですよねぇ、、。

、、、、。

あ。覚えてます最初に言いましたけど、このゲームは「ゲームプレイ中に、ゲームであることを忘れさせる」システムですから

、、、、。

もっかい言いますね。

ゲームやってる、ってことを忘れちゃって、現実世界だと思っちゃうんですよ。もちろん、記憶をなくすのは、一時的ものゲームが終わったら思い出すんですよ。

、、、、。

、、、。

うーん。

、、、、、、。

えーっと、わたしお話ししたいのは、以上なんですが、、、。

、、、。

んー、ここまで、お話ししても、まだダメかぁ。困りましたねぇ。

、、、。

もう、こうなったら言っちゃいますけど、驚かないでくださいよ、、、。

、、、。

この文章読んでる、あなたは「REAL STAGE」の中にいるんですよ。

もちろん、ゲームプレイ中は記憶を消してるから、分かんないんでしょうけども。

ただねぇ、あれなんですよねぇ。あなたプレイ見てると、何年も、ずーっと冒険はじめてないんですよねぇ。

せっかくのゲームなのに、もったいなくて、もったいなくて、見てられないんですよ。それで、あなたアクセスしてるんです。

え?わたしですか?

わたしは、ただのメンテナンススタッフですよ。

ほんとは、ゲーム中の人に話しかけるのは禁止されてるんですけど。あなたプレイ見てたら、もう黙ってられなくて。

いや、ほんとに、もうすこし冒険しないと楽しくないですよぉ。このゲーム

あ!監視員がやってきたんで、この辺でアクセス切りますよ。あいつにバレたらクビになっちゃますんでね。

じゃあ、あと数十年分のタイムが残ってるんで、たっぷりゲームを楽し

(※アクセス切断により、一部のデータを受信できませんでした)

2016-04-05

ディープラーニング学習環境作るAPI用意してほしい

人間が介在するよりも、仮想世界機械だけで学習する環境を用意したほうが、学習効率良いので、ゲームなどではディープラーニング学習するためのAPI用意して欲しい。

スプラトゥーンで、カモンを言うタイミング大事とか、そういうの学習して欲しい

ゲームは恐ろしい

ガチャでおびただしい金を消費して残るもの武将カードのみ。

こんなものでもやめられないのは依存性があるからだ。

ガチャが当たった際にβエンドルフィンポコポコ出る。

ランダム性の海に潜り、探り当てたという成功体験が人を捉えて離さない。

ガチャは恐ろしい。規制すべきだ。


それに対してゲームはどうだ。

Civilizationは確かに金は奪わない。

しかしおびただしい時間を消費して残るものダン・クエール称号のみ。

こんなものでもやめられないのは依存性があるからだ。

思い通りに領土拡張するとき

友人の労働者を鹵獲するとき

自由主義技術を取得するとき

まさに隙があらばという感じでβエンドルフィンポコポコ出る。

フラクタルマップで生成された仮想世界での成功体験は人を捉えて離さない。

ゲームは恐ろしい。規制すべきだ。

2016-03-10

長い抗争で凋落していった

大学のO教授と、某出版会社のN編集長の持つ影響力は絶大だった。

もし2人が蜜月関係にあったならと思うと残念でならない。

仮想世界の一層の発展。また、iPhoneの台頭を許すこともなかっただろう。

両者はともにぶつかり合う道を選んだ。

このことで日本科学技術における競争力は大きく損なわれることとなる。

2016-02-26

[]

http://anond.hatelabo.jp/20160225213054

イメージ面白い。この書き手には、

現実ゲームのような仮想世界なのであって、

書き手自身は、もう一つの世界住民なのである

まり普通の人とは感覚が逆転しているのだ。

現実世界の方が親しい書き手にとっては、

現実世界の方が、かえってゲームのような印象を受けるのである

彼が「ぶっちゃけ逃げて引きこもってたい」と言うとき

読者は、彼の、非現実世界へのノスタルジーを感じとらねばならない。

最近はこういう人が増えているようだ。

2016-02-02

洗脳の究極って世界のものだと思ってる

DVとかブラック企業とかギャンブル中毒とかバカにしてる人間ほど洗脳されやすいので洗脳について勉強して欲しすぎる

http://aonooo.hatenablog.com/entry/2016/02/01/225804

この記事話題になってたんで、前々から思ってたことを吐き出してみる。

まあ、それ言っちゃあおしめえよみたいなことでしかないんだけど。

オカルト乙!で切って捨てて、非リアの戯言として潰されるのがオチなんだけど。


>本当に何においても価値相対的にならない様に意識する事。

>例えば「知り合いの中だとマシだから」「選べる企業の中だとマシだから」とか周りとの相対で良さを感じるんじゃなくて、

絶対的観点で良いと思える点が無い人、無いもの、無い組織とはとにかく関わらない事。

>大変かもしれないけどろくな事にならないから選択肢を広げられる様に力を身につけていって欲しいと思います


これってさ、この社会、ひいてはこの世界のものだと思うんだよね。

べつにオカルト的なことを言うつもりはないんだけど、生きてるってだけで世界によって洗脳されてる感がものすごいある。

だって世界という枠組みの中ではある程度の自由保障されてても、そもそもこの世界に望んで生まれてきたっていう確信普通ないじゃん。

この家族、この社会、この国、だったらまだ気に入らなければ逃げる余地はあるけどさ、この世界から逃げるには、少なくとも今のところは自殺とか解脱ぐらいしか方法ないよね。

でも、その自殺はなんだかんだといろいろと理由を付けられて、人間的にも社会的にも圧倒的な間違いとして繰り返し認識させられ続ける。

ちなみに社会世界意図的混同して書いてる。

でも今のところ人間認識できる共有世界って一つだけなわけで、実質的には人間社会世界みたいなものじゃん。

SFみたいな完全な仮想世界なんてまだまだ遠い未来の話だし、それだってやっぱり物質世界の中での話に過ぎない。

もっと言ってしまうと、生き物に限らず特定の種として存在してる時点で、牢獄というかね。

ここまでくると完全にオカルト領域なんで、俺もちょっとどうかと思うけど。


ぶっちゃけリアルってさ、楽しいと思わなきゃ楽しめないものじゃん。

これってすごく怖いことだと思うのは俺だけなのかな。

人間五感で感じとれる世界けがすべてなのがデフォルト状態で、事あるたびに自我自分否定して肯定してを繰り返して、

この世界の中で楽しみを見つければ生きやすくなるよとあらゆる手段でもって囁き続けてくる。

俺にはこの世界根本的なシステムみたいなところがすごく恐ろしいと感じてる。

2016-01-31

末法の世とバーチャル死後の世界

現代の我々は、盆になれば墓石に水をかけ、手を合わせているが、その行動自体無意味だと知っている。

死んだ人間意思などなく、故に墓に参ったところで喜ぶこともないと理解している。

極楽天国煉獄地獄もなく、最後の審判閻魔様の裁きもないとわかってしまっている。

正確に言えば、ずっと前から、みんなそんなことはわかっていたのだろう。

ただ、わかっていないふりをしていただけで、いずれはそのふりもやめるのではないかと思う。

どんな人間もいずれ死に、その心が消えてなくなるというのは、ある意味で救いでもある。

しかし、現代日本では、それが悪い方向にばかり影響している気がする。

どうせ死ぬのだから、金を儲ける気にもなれない。

家族を作ったところで何の救いにもならない。

下の世代ことなど知ったことではない。

そして、宗教がその説得力を失いつつある今、これに対抗するための代用品も存在しない。

ただ、その辺を深く考えても仕方がないから、努めて触れないようにしているだけである

私の考えはこうだ。ならば、その代用品を作る必要がある。

この界隈に詳しくないので、どういう仕組みでやるかは予想もつかないが、

いずれさらに発展する技術で個人の人格仮想化し、ネットワークに送る。

言わばバーチャル死後の世界というべきものを構築するのである

現実人生生活費必要なように、仮想世界生活にもいくらかの維持費が必要だろう。

そして、生きている間はなんだかんだで政府が面倒を見てくれるが、

死後はそうもいかないかもしれない。

あの世の沙汰も金次第である。結局、頼れるものが己の金(と子供)だけとなれば、

金を稼ぐ気にもなるというものだろう。景気回復一助になるかもしれない。

何より重要なのはシステムの維持には未来世代文明を永続させること、

そして、彼らの手と意思により、自分たち存在を維持してもらう必要があるということだ。

こうなれば、否が応でも下の世代配慮せずにはいられない。

子供がいなければ将来の担い手もいなくなるのだから少子化も一気に解決である

関係が悪ければ放り出されるだろうから虐待もおそらく減る。

政治家有権者も、少しは下の世代のことを考えるようになるかもしれない。

「死んだらしまい」という考えから世代倫理が生まれることはない。

2016-01-20

いまさら黒い砂漠をやってみての感想

ネトゲって仮想世界表現するために作られ始めたものなんだと思う。

UOなんかはまさにそれだと思う。

でもゲームでもあるから世界じゃなくて「ゲーム」を求めてやってる人もいる。

世界を求めている人と、「ゲーム」を求めている人の間には実はとても大きな溝がある。

UOゲーム性質は変遷していったと聞く。

この種のゲーム起源にもう一度立ち返ろうと試みているゲームであるように思えた。

そしてどの部分を妥協点とするか、難しい問題を突きつけられている状況とも感じられた。

私としては初志貫徹してほしいなーと思う。めんどくさいことはあった方がいいんだよ。

2015-11-18

http://anond.hatelabo.jp/20151118110126

ゲーム機のチャット、テロリストの隠れみのになる可能性 - WSJ

大勢ユーザー使用し、広大な仮想世界が広がるテレビゲーム機は、その膨大なデータ量によって犯罪者の隠れみのとなる可能性がある

ゲーム機は数多くの新しいコミュニケーションプラットフォームの一つで、法執行機関がそこで交わされるすべての会話を監視するのは現実的ではない

プレーヤー間の音声によるやりとりは膨大なため企業がこれらを保存するのは無理だ

だそうです。

2015-11-16

そろそろ青二才シールズの表記が違ってる点に突っ込むか

仮想世界俺ガイル

はてなダッシュ村のワイデンゲル

ご飯のお供にミソジミー

まつたけとかあみっとのメゾット

南極グマが提唱する若者熟成

などなど青二才の誤字シリーズはわざとかと思うほどクオリティが高いが

絶対若者守るマンShieldsもいい加減誰か突っ込んであげてください。

一人だけ全力で違うものを叩いてるぞ

2015-10-04

なぜMMORPGは衰退し、ソシャゲは隆盛したのか(私見)

時間がかかりすぎるとか、同じコンテンツを延々と回らされるとかは、もはや散々言われているので割愛する。

ここで取り上げるのは、「プレイヤーの大多数がアタッカー志向にも関わらず、ゲームシステムがそれを許容しない」という問題である

MMORPGに限らず、ゲーム楽しいのは攻撃し、ダメージを出す瞬間である

現実世界でもそうだ。ガキんちょのサッカーで人気なのはFWMFで、DFGKをやりたいという奴は少数派だろう。

ちょっと前ならイナズマイレブンで少しは人気になったかもしれないが。

そういうわけで、プレイヤー多数派は、とにかく攻撃したくてその世界に降り立つのだ。

回復したいからではない。補助したいからでもない。

こう言うと「いや俺は○○好きだったよ?」という意識高い系が現れて反論してくるのだが、

そういう輩は掲示板には出てきても、ゲーム内の募集はいつまでたっても来てくれない。

しかも、アタッカーというのは気楽である基本的攻撃さえしていればいい。

それ以外の仕事他人に任せて、美味しいところを独り占めできるのである

回復ちょっとサボると仲間が死ぬ。盾役はパーティの中で最も高級な装備を求められるし、責任も極めて重い。

仲間を守りたいという勇者志望もいるが、彼らがメジャーになれないのは、このプレッシャーに耐えられないからだ。

しかし、そうして降り立ったプレイヤーたちは、仮想世界現実を思い知らされることになる。

MMORPGシステムは、アタッカーだらけのパーティを許容しない。

例えば、1つのパーティに4~5人いるとすると、盾役のタンクが1人、回復するヒーラーが1人以上、タイトルによっては

補助担当バッファー(こいつは延々仲間に強化を回すだけでちっとも楽しくないので、最近では減っている)が必要になることが多い。

だが彼らの人気は低い。パーティ募集をすると、アタッカーの枠が即座に埋まって、延々と残りの募集をするハメになる。

ドラクエみたいに4人の枠に僧侶が2人という編成もあるが、まことキチガイじみた話だ。

逆に、プレイヤー志向に合わせてパーティを組むと、ほぼ間違いなくアタッカー過多のタコ殴り戦術に落ち着くが、

それでは序盤の敵は倒せても、それ以降の敵には通用しない。

上を目指すならば、その時点で優遇されているクラスで、かつ強い装備を持っている層がアタッカーを独占し、

残りは嫌々アタッカー以外に回らなければならない。

ちょっと歴史の長いMMORPG新規がなかなか入らない理由もここにある。何年下積みしたらアタッカーに回れるのかわかったもんじゃないからだ。

これはオートマチングシステムが導入されても同じことで、タンクやヒーラーパーティにすぐ参加できるのに対し、

アタッカーの待ち時間はどんどん延びていった。

MMORPGがこの問題に対して、無策であったわけではない。例えば、1つのクラス複数役割を選べるようになった。

しかし、問題はそもそもプレイヤーアタッカー以外選びたがらない点にあるので、大した意味はなかったように思う。

全員がアタッカーでもどうにかなるというタイトルも現れた。だがヒットしたという話は聞かない。

それが許されるのなら、MMORPGというフレームである必要自体がなくなる。モンハンでもやっていた方がマシなのだろう。

ドラクエサポート仲間は、やりたくない役割NPCに負ってもらうというシステムで、この点かなり正解に近い。

ただ、最難関のエンドコンテンツ以外はソロゲーになるという諸刃の剣でもある。

一方ソシャゲである。こちらのゲームシステムは貧弱そのものだが、それ故に殴る権利は万人に認められている。

最近になってジョブシステムなどを備えるタイトルも現れたが、それでも基本は全員攻撃である

騎士は殴りながら守り、僧侶は殴りながら回復する。それでいいではないか。

ゲームくらい気楽に殴らせてもらいたいものである

2015-07-11

遺伝子シミュレーションのための仮想世界へようこそ

まず想像力テストを始める前に構築が正常に行われているかテストしますね。

あなたが見ているのは、21世紀に存在していた「はてな匿名ダイアリー」というサービスです。

今回はこのサービスの形を借りて、あなたの反応を観察します。

 

あなたは、脳構造を構築するための遺伝子の1億5千6百7十万飛んで八十四番目の組み合わせで構築されています

ここまでのお話理解できましたか

 

はい、いいですよ。あなたプログラム通り、知性の最低ラインクリアしていることがわかりました。

 

次のテストです。

あなた誕生日を答えてください。

日食べたご飯はなんでしたか

良く考えて答えてくださいね

 

では、目を瞑って、それからゆっくり目を開いてみてください。

この画面が表示されたままですか?

それなら問題ありません。

 

次はこの記事はてなブックマークしてみましょう。

やり方はわかっていますよね?

目の前の端末を操作してみてください。問題なくできましたか

 

それでは、いよいよ最後テストです。

下の文字が読めますか?

 

                                           

                       

 

声に出して読んでみてください。

 

はい、これにてテストは終了です。

テスト結果に合格できた場合あなた明日から次のステージに進みます

お疲れ様でした。

2015-04-15

第4の波

マトリックス的な世界が実現する未来はそう遠くないと思う。

今はARという現実拡張する技術進化しつつあると思う。

グーグルグラススマートフォンによって現実世界での暮らしをより豊かにする流れがある。

ミンスキータブレットによる世界拡張を予想したように、僕はVRによる世界拡張を予想する。

現在オキュラスリフトなどのデバイスによって没入できる世界が実現されている。

今はまだゲームで使われたり、映像を見たりすることに用途が限られているが、そう遠くない未来では、自己アバター区別がつかないようなVR空間が実現されると思う。

その世界では衣食住のみならず現実世界では実現することができないの世界が実現できる。誰でもスーパーマンになれる。空間的、時間的制限がなくなり、地球では実現できない新たな法則アイディアが溢れる世界だ。

現在はVR空間で様々なことを実現しようとすると複数デバイスを組み合わせる必要があるが、ムーアの法則的にもっと合理的に実現できるようになると考える。

倫理的問題もあるが、『嫌なら見なければいい』というように、拡張現実生活することを望まない人は現実世界で生きれば良い。拡張現実で生きる人が増えることにより、実質現実世界人口が減るので資源問題も解消するだろう。新たな人口問題が生まれるかもしれないが。

トランセンデンス的な世界(肉体を持たず意識のみで生きる、人間デジタル化する)が実現できればいいなぁ。

仮想サーバを動かす実サーバもなんらかの形で仮想化できればハード保守運用必要なくなるなぁ。

仮想世界現実世界ではできないことができるようになって、新しい考え方が湯水のように湧いてくるせかいになればいいなぁ。

2015-03-09

劇場版プリパラ構造オレオレ整理

劇場版プリパラボロ泣きしました。

で、感想twitterでKENSAKUしてて見つけた http://d.hatena.ne.jp/kurutto115/20150307/1425715505 を読んで、おれがこうじゃないかなーって思っている内容を雑に書いてみる。

まとまってないし妄想先行のシステム万能論で思考停止してる部分もあるけどご容赦。

【前提】
【誰が何を見てるか】
  • 1は誰も見れない
  • 2は1を見ることができる(見ているとは言っていない)
  • 3も1を見ることができる(見ているとは言っていない)
  • 4は全てを見ることができる
  • 1,2,3はプリズムワールド内で作られた仮想世界であり、「システム」によってどうとでもなる
  • 実際に4に何を見せているかは「システム」によって決められていること
世界線とか】
結論

まあそういう結論からこそ制作陣に向けてありがとうって叫べるってワケでした。おわり

2015-01-04

SAOが合う人合わない人

SAOの色んな感想を見ていて気づいたんですけど、大雑把に分けて


ネット電脳世界を完全に切り分けた方が良いと考える人

ネット電脳世界を切り分けず、ツールとして使う人


の2パターンに別れる事に気づきました。

まぁ、要はポジティブ思考ネガティブ思考かってところでしょうか。


前者の人は、ネットはそもそも悪意やネガティブ空気に満ちた空間であり、切り分けないとネットの悪意に現実自身人格が影響をうけるため切り分けることが良策であり、懸命だと考えている。

後者の人は、ネット現実世界の延長上に考えており、悪意もあるが善意もあると考えており、きっちり使えば毒にもなるし、薬にもなると考えている。


例えばSAOでは以下の様な台詞があります

ALO編キリト

しょせん、ゲームなんだからなんでもありだ。

殺したければ殺すし、奪いたければ奪う。

そんなふうに言う奴には、嫌ってほど出くわしたよ。

一面ではそれも事実だ。俺も昔はそう思っていた。

でもそうじゃないんだ。仮想世界からこそ、守らなきゃならないものがある。俺はそれを大切な人に教わった。

この世界で欲望に身を任せれば、その代償はリアル人格へと帰っていく。

プレイヤーキャラクターは一体なんだ。

俺、リーファの事好きだよ。友達になりたいと思う。

たとえどんな理由があっても、自分利益のために、そういう相手を切るようなことは俺は絶対にしない。

GGO編シノン

「ええと……キリトあなた言ってることがこのあいだと違うわ」

「え……?」

仮想世界なんかない、ってあなた言った。その人のいる場所現実なんだ、って。VRMMOゲームは一杯あるけど、その世界ごとにプレイヤーが分割されてるわけじゃないでしょ? いま私のいる、この……」

 右手を伸ばし、指先で軽くキリトの左腕に触れる。

「この世界が、唯一の現実だわ。もしここが、実はアミュスフィアの作った仮想世界だったとしても、私にとっては現実……ってことだと思う」

 キリトは目を見開き、詩乃が気恥ずかしくなるほどの時間、ずっと視線を合わせていたが、やがて珍しくシニカルさの欠片もない――と見える――笑みを唇に浮かべた。

「……そうか。そうだな」


上記の2つの台詞は共にSAOテーマの根幹に関わるわけですが、後者(=キリト達)は電脳空間現実の延長上にあると考え人格を分離させていません。

前者の人はALOやGGOで本気になったりトラウマを解消するという行為を個人を分離させずに社会的自分をだすのがどうも馬鹿馬鹿しいと考えがちなようです。

ネット世界ネット世界だろう。という考えなわけですね。

この類の人はシノンがトラウマを克服するのにGGOを使用したり、ユウキの死に際にネット内で集まったりするのが馬鹿馬鹿しいと考える。

まぁ、ユイのパパ・ママ呼びが嫌いでSAOが合わないとかはあるようですが、根本的なところではどもう上記の2種類の対立をそこかしこで見かける。

個人的にはどっちの言い分も分かるんですけど、ソーシャルやってる人って後者が多いんですかね?

どうも2chとかの匿名文化圏は前者が多い気がする。

個人を特定できないからかな?・・・

2014-09-07

ボカロ(曲)とおじさん

 今の中高生桜井和寿の声よりも初音ミクの声を多く聴いてるんだからなぁ…時代だなぁ…と感慨に思ったので適当メモ

 僕も初音ミク可愛いと思うしめっちゃ好きなんだけど、歌い手が歌ってる動画に「ミクのほうが数倍いい」とコメントがついているのとか見るとむむむとなる。

 この違和感の裏には、初音ミク楽曲の骨子として、あくまで誰にでも編集できる便利なサンプリングツールの位置に留まってもらって、肉付けは歌い手が担ってほしいと、旧時代リスナーとしてはこれを最後防衛線として譲りたくないというのがある。

 ボカロ人間のどちらが優れている、という話ではないのだけれど…いや、心の中では機械人間に取って代わることに抵抗があるのかも。

 歌唱に関しては人間のほうが優れていて欲しいと願っているし、バーチャルアイドルスター上位互換と扱われてしまうことにはやっぱり違和感があって、生身の人間スターを演じて歌唱力で魅せる素晴らしさみたいなもの永遠に評価されて欲しいと思っている。ので、人工物が人間上位互換とする考え方が苦手だと思った。

 後コレは全然関係ない話なんだけど、僕はボカロ楽曲ちょっと苦手。多分、若者ニーズに合わせた結果?楽曲が申し合わせたように早口かつ仮想世界的になるのが、新しすぎて馴染めない。

 それはどうしてなのかと考えたのだけど、若者音楽の捉え方が変化しているからなのかと思う。僕らとか多分親の世代って割と自分記憶歌詞を結びつける聴き方が主流だったと思うんだけど、最近中高生アニメみたいに、現実とはかけ離れた世界体感するために音楽+PVを楽しんでいるのかも。新世代に取り残されていく気分だ…。(あともしかしたら初音ミクに歌わせるにあたって早口のほうが調教やすくて誤魔化しがきくとかあるのかな。)

 要するに、ボカロの台頭で人間否定されていく少数意見に対する違和感と、新世代の音楽観においていかれて寂しいなという気持ちです。といってもまだまだ素晴らしいスターもいますし、差し迫った問題ではないので、チラシ裏のつもりで書いておきます

2014-04-17

http://anond.hatelabo.jp/20140417211502

宗教系の追記

ライト宗教にハマりやすいのは27~30。

ソシャゲ課金層も同じ。

なぜなら彼らは世の中に絶望しだして、仮想世界ヒーローになろうとする。

ライト宗教が例えば、

世の中で出世する人よりも、倹約して寄付する人や布教に参加する人のほうが徳が高く極楽往生する!っていうだろ?

そうすると、世の中でうまく行かない人は宗教への貢献で世の中での失望を埋めようとする。

簡単な話である

2014-03-25

http://anond.hatelabo.jp/20140325202407

元増田の記事の中に内政系の話が出てきてアウトブレイク・カンパニー/くじびき勇者さま/まおゆうが例示されている時点でそういう話になるんだよ。

VRMMORPGに論点を絞るならともかく異世界召喚・転生の話題が出てきたらもう「仮想世界だけ」ってわけにはいかない。

仮想現実という幻想

直接を受けてはこれ。

http://fanfiction-novel.com/archives/544

仮想現実物のアニメラノベについての雑記

ただし、別に反論とかそーいう代物ではないです。

?B から REV さんの

http://lightnovel.g.hatena.ne.jp/REV/20100128/p2

ゲームの中が舞台ラノベ

も参考にしてます

 

web小説のVRMMORPG物とかが書籍でまであふれていて、いくつかのそういうラノベの状況への批評を読んで、そういうのに対してもにょもにょとした感覚を持ってたのだが、アウトプットしてないなと。で、アウトプットしたいなという感覚がとっても大きくなってしまったので落書いてます

で、自分領域だと ?D も ?H も Tw も読む人が皆無なので、自分のところよりは読む人が多いであろう増田借ります

結局のところ独りよがりチラシの裏なので、嫌いな方はページを閉じてください。

また、ねたばれを平気で入れます

 

よござんすか?

 

よござんすね?

 

そんじゃ、チラシの裏を徒然なるままに。

物語類型

一番最初に気になったのは、物語類型としての分類。

ぽすてぃぶさんが

仮想世界物の「SF」がSAO

仮想世界物の「異世界召喚物」がログ・ホラ

仮想世界物の「サスペンス」が.hackこうではないでしょうか?

としていたのですが、これの SAO を疑問に思いました。

SAO最初は、ゲーム仮想世界に閉じ込められて、命がけのデスゲームを行うというものです。

そこで、確かに世界の作り方は SF なのですが、では「物語世界」を考えると、これは「ファンタジー」の方が近いのではないかと考えています

ぽすてぃぶさんが持ち出した SAO の要素として

思考加速、人工知能ロボット、A.Iが住み管理する街、これだけ聞くと完全にSFです。

とあるのですが、作中でこれらのギミックが「SFとして」活用され始めるのは、少なくともアインクラッドを抜けた後になりますユイのボディを現実につくるためには?など。

そう考えたとき、少なくとも最初アインクラッドでは、彼らの世界ファンタジーと同一の代物でしかありません。行き過ぎた科学により魔法と見分けがつかない代物です。そして彼らにとっては、それだけが世界」です。

 

同様の構造クリス・クロスにも見られます

ダンジョンの中に閉じ込められ、クリアするまでログアウトできない。ゲーム中の死はそのまま本人の死につながる。

作中のスキル「ゲーム」という設定なので「SF」ではありますが、キャラクター世界にとらわれいることからゲームの中だけが知覚できる「世界」になっています。そしてその「世界」の中には SF ギミックは問題ではありません。

 

これらに比べてログホラで違うのは「キャラクターの死」が「プレーヤーの死」と直結していない、というルールが典型でしょうか。

しかし、作中キャラクターにとっての「世界」とは何か?を考えたとき、彼らの世界はもともとの現実と全くつながっていない、「世界はいま生きているそこだけ、という意味では、同じになります

 

その意味で、彼らの物語類型を考えた時に重要なのは

このように設定された「世界であるのではないかと考えています

 

となると、これらはすべて「貴種漂流譚」の系譜とみるべきではないかと最初に思いつきます

貴種漂流譚?

しかし貴種漂流譚とした場合物語類型としては明らかに違うものがあります

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%B4%E7%A8%AE%E6%B5%81%E9%9B%A2%E8%AD%9A

VRMMORPGMMORPG場合主人公は貴種というわけではなく、また、多くの同様の他人と一緒に異界に漂流しています

これは明らかに貴種漂流譚とは違う特徴です。そもそも貴種漂流譚は神話類型で、英雄譚のいくつかにみられる特徴なので、そのまま当てはまるものではありません。

行きて帰りし物語

となると、他に近い分類を考えると、「行きて帰りし物語」というのが出てきます

http://hiki.cre.jp/write/?YukiteKaerisiMonogatari

これは乱暴な言い方ですが、貴種漂流から「貴種」の特徴をとっぱらったものといえます

結果残るもの

というパターンになります

多くの場合冒険に駆り出される理由は「日常からの欠落」が起き、「冒険の中でその欠落したもの、あるいは替わるものを見つけ」「日常に帰ってくる」というものです。スターウォーズなんかこれの典型ですね。

 

ここまで来ると、物語類型であり、一方で物語論として「読者に受ける物語とは何か」という話にもなってくるのですが、そちらの論は話の方向性微妙に違うので割愛

 

さて、では素直に「行きて帰りし物語」の類型としてまとまるでよいのでしょうか?

集団漂流というジャンル

ところがここでも問題が、行きて帰りし物語場合冒険に投げ出されるのは「主人公」とかその周辺がせいぜいです。

また、「日常に帰ってくる」というのも重要になりますログホラの場合ゲーム中に行われている冒険では「日常に帰ってくる」のですが、「現実世界」の意味では帰ってきていません。

 

では、さらに共通項をと考えた時に残ってくるのが「集団漂流物」というジャンルになります

これの古典で有名なのは十五少年漂流記(小説)ですね。

個人的に思い出すのは、空飛ぶ!竜峰学園(ラノベ)とか、勇者110番(NG97)とか、かなりマイナーどころになるわけですが。

類型とその違い

ということでもう一度元に戻り、SAOログホラ、.hack で考えてみた場合

という分類になるのではないか……と考えたのであります

なお SAO ですが、実際には細かく変わっていて

というのが物語類型での分類になると思われます

異界へのギミックや、異界で使う技術「ゲーム」ベースであるため、一見 SF なのですが、実際なところはあれらは「魔法」と物語上ほぼ変わらないものほとんどです。

となると、物語類型を見る場合にはもっと重要ギミックがあるのではないか?ということで、このような分類を夢想しています

ゲームという題材が特殊なのか?

ここで気になったのが、では「ゲームという題材が特殊なのか?」ということです。

で、最初の方に戻る。

web 小説や、そこから現実書籍になったものが、いろいろと「似通ってるな」という印象は、はたして「本当なのか?」。そして「似通ってるな」と思ったものは「何か?」。

個人的に多くなったなと感じているのに、確かに VRMMORPG に取り込まれるってのがあります。そして俺TUEEEEE。

しかし同様に、異界漂流物も多くなってるなとも思うわけです。ファンタジー世界で「生まれ変わる」とか「召喚された」とか。そして俺TUEEEE

で、これらを考えた時、ある意味昔っから変わってないのではないかと思うわけです。ファンタジー世界に行って無双っての。ゲートも戦国自衛隊ファンタジーにしただけだ、と乱暴に切り取ってみたり。

結局「無双の理由づけ」に何を使っているのかという部分で、VRMMORPG というのが身近になったのかなと。

 

そもそも「コンピュータを用いたゲーム的異世界」で冒険というのであれば、いろいろと話は出てきます

それこそ、最初は「ジャックイン」でしょうか。ニューロマンサー('84)。これのジャンルだと SFサイバーパンクですね。この場合マトリクス現実世界の裏にある(人工)異世界という視点で見れば、ファンタジーの一種とみることも不可能ではありません。

同じくサイバーパンク電脳世界があるもので、漫画で有名になったのがサイレントメビウス('88)でしょうか。

他、こちらはハビタットのような電脳街という感じの世界ですが、BOOMTOWN('92)という漫画もありますAI が住み、自己増殖する電脳世界に入り込み、バグ退治を行います表現SF 側です。

そして、ゲームといっても電源不要東京N◎VA('93)なんかが思い浮かびますサイバーパンクなTRPG

一方、完全にゲームの味付けでは、クリス・クロスが '94、クラインの壺だと'89ですね。

 

そしてこの「ゲームな味付け」で「異世界」となると、コンピュータを捨ててファンタジーにぐっと寄ったものとして思い出せるのが遥かなる異郷ガーディアン('90)。死亡無し、バイト感覚ファンタジー世界魔王を倒そう!という話です。あるいは、日帰りクエスト('93)なんかも近い代物でしょうか。これらは日常の延長として異世界ちょっと冒険してくる代物ですね。

これらと .hack が似てると思ってて、ギミックに「異世界」が絡む程度なんですよね。物語世界の構築法の話であって、物語としてはその異世界重要なのですが。

 

そして、完全にファンタジーに話を持って行ってしまえば、作品は一気に広がります

世界現実を行き来するってのでは、ナルニアとか。

個人的には魔法使いになる方法(ダイアン・デュアン著)を持ってきたいです。翻訳がまた止まった……。こちらは、現実世界の「裏」にある世界なので、ナルニアのように現実世界の「隣」にあるのとは違っていますが。

 

ここで VRMMO を題材に使っているのを考えてみますと。

VRMMO は現実世界の「隣」にしかなれません。アクセルワールドのように現実世界を模した世界であっても、現実世界に影響は与えていません。

その中で主人公プレーヤー集団が「命」であったり「記憶」であったり「思考」であったりの影響を受けるという、世界以外が対象になります

となるとこれは別にゲームではなくファンタジーであっても同じなので、ここの類型から考慮しないでも済みます

 

一方、魔法使いになる方法では、魔法使いだけに見える世界というのは、現実世界と表裏一体です。魔法世界で変化があれば、それは現実世界にも影響を及ぼします。

これは電脳世界を用いた場合でも同じギミックがあるように作ることもできます

N◎VAもそうですし、サイレントメビウスもそうですね。

 

このような違いを見るに、ようするに「VRMMO などに見えるゲーム世界・異世界」というのは「現実に影響を与えない箱庭」という概念でくくれるように見えます

世界漂流ファンタジーもその多くは「現実に影響を与えない箱庭」的世界です。

このように、完全に切り離されている異世界かどうかというのが重要ポイントなのかもしれません。

俺TUEEEの源泉

ちょっと話が散乱したので、少し戻します。

無双の理由づけ」です。

VRMMO 、あるいは「ゲームルールがある異世界」を用いた場合、「俺 TUEEEE」に対してこじつけが作りやすいのが、この分野が氾濫している理由なのかなと思ってみたりしてます

どういうことか?

 

多くの場合対象となる異世界は、技術文化水準が現代より低いです。

FPSSLベースにした場合は逆もありますが、氾濫しているのは多くが「ファンタジー世界」として「中世西洋」がベースです。

そこで俺TUEEEとして従来のファンタジー神話伝説英雄譚、ファンタジー小説などがとった手法が「貴種」です。

これは現実にも祭事が政であった時代に、「神の信託を授かる巫女」(卑弥呼など)とか「神(竜)の血統」(中国皇帝日本天皇)とか「神に認められた」(キリスト教や同影響下の国々の王など)が用いた手法で、何か特殊存在が力を認めているから「偉い」という考えから来ている物と思われます精霊信仰や祖霊信仰なども同様なので、世界中で行われた、あるいは現在進行形の考え方ですね。

 

そして、漫画アニメラノベでもこの手法はいくらでも使われています。作品は割愛。 

では、一般人ではダメなのかってところから始まったのが、異界に行った時に「異物」なので強くなったというものです。この場合だと貴種である必要性がなくなります

この場合重要になるのが、多くは「機転」や「思考」だったりします。その世界にない視点で物事を考えることで、打開するなどもありますね。

 

VRMMO の場合、この後者の考え方を用いて俺TUEEEをするというのが基本ですね。

ログホラがわかりやすいですが、異世界にはないけど現実世界にあったものを再現することで、異世界でのアドバンテージを得る。蒸気機関はこのギミック

この手の異世界で発想で先手を取るってのが、他だとアウトブレイク・カンパニーであったり。あるいはくじびき勇者さまを思い出してみる。他にも新書であったような記憶があるのに、題名全然出てこない。

まおゆうも「その世界になかった概念を持ち込む」事で「世界に影響を与える」という部分で、ログホラとそっくりなことを味付け変えてやってます

 

てなところで、俺TUEEEの源泉をあれこれいじってきてるのは増えてきてはいるなとは思った。

今までだと単純に戦闘つえー、魔法つえー、だからねぇ。

とめどなく

結局まとまらないので、適当なまま増田に投げつけて終了。

続きも別に考えてないで投げっぱなし。

2014-01-10

http://anond.hatelabo.jp/20140110212505

俺の時代は、ファミコン持ってるってだけでヒーローで、

みんなで、そいつんちに行ってファミコンする。そういう時代だったよ。

 

もってるとみんながやってくる という文化から 持ってなきゃ仲間はずれ という文化

それがマーケティングだろ。 売上を上げるには マーケティングはいいと思うが、人としてはダメだろ。

仮想世界の中でまで、お金を出して服を買わせる。良いといえばいいけど、ゴミといえばゴミだろ。

 

腐った人間ほど、金持ちになる。そんな制度を作った。なんでそんな制度を作ったんだ?とは思うけど・・・

誰が作ったんだろうな。

2013-12-08

http://anond.hatelabo.jp/20131208170200

ネトゲだと、これが自然に受け入れられてる文化圏と、マナー厨に支配されて消極的になってる文化圏があって興味深いよ。

突発的な会話が自然に受け入れられてるネトゲだと、フィールド上でいわゆるオープンチャットでやりとりが発生することがある。

消極的になってるネトゲだと、電車電話以上に神経質で、オープンチャットするときにことわり入れないといけないといった伝説である

ネトゲでも確かに海外の方がよりフレンドリーなので、日本人特性ともいえるけど、日本人だけのネトゲでも差があるんだよね。

どちら側のネトゲがどういう傾向なのかは大雑把に

って感じ。これをリアルに当てはめると、チャットUIというのは電話LINEとか。チャットUIが不便で会話がごちゃごちゃになるネトゲではオープンチャットが嫌われるのと同じように、声の漏れ電話を嫌う人がいる。ネトゲでは極端な人になるとオープンチャットしてるの見たらその内容にかかわらずブラックリストにいれるという人までいる。こういう人は他人の声が聞こえるの自体が生理的に我慢できないんだろうね。仮想世界でもそうなんだから、そういう人は電話の声我慢するのが理屈じゃなくて無理なんだろうなー

他人を排除したほうが自分利益があがるゲーム性が強いというのは… 現実こわw とはいえ、現実でもいきなり話しかけてもおかしくないエリアがあるんですよ。それは山です。山。山ですれ違ったら挨拶しないほうがおかしいんですよね。世間話してくる人も結構いる。これは共闘し易いネトゲ雰囲気と似てるし、多分理由も同じなんだろうなと思う。

2013-09-03

思考をすべてテキスト化したら何文字?

明らかに思考速度より遅いタイピングでも一日1万字とか2万字とかで結構な量になるのを見てると、人間の思考をすべてテキスト化したら一日あたりどんくらいになるのかな。

どっかで「大学講義90分の話をテキスト化したら新書1冊分」ってのは見たことある気がする。

フェルミ推定的に単純化して考えてみる。

常に話すと90分で新書1冊分。思考速度が話す速度の3倍だとする。

24時間/1.5時間*3倍=48冊。

新書1冊の文字数を30文字*20行*200ページ=120000文字とする。

48*120000=5760000。

576万字。

……。

いやー絶対これより多いわ。1000万はゆうに超えるだろ。

夢みてるときとか脳内スパコン並に動いて仮想世界作ってるはずだし。

シナプス光速だもんなあ。。。

このテキスト書いてる間だけでも、このエントリの文字数の軽く100倍くらいは考えた気がするし。

つっても文字数だけで言われても実感わかないのも確か。。。

ぼーっとしてるときと集中してるときだとまた波があるだろうし。

ともかくいくらフェルミ推定はいっても仮定が甘すぎと自分でも思わざるをえない。おー。

2013-07-22

wikipediaのおかげで長年の疑問が解けた気がする。

wikipediaのおかげで長年の疑問が解けた気がする。

思いつくままに書いたので、ちょっとひどい文章です。

何か殺人事件のような凶悪な事件があったときテレビコメンテーターなんかが自分勝手だどうだと言い立てるのに、疑問を感じていた。

もちろん、そのような事件に怒りを覚えるが、その犯人の生い立ちや環境に向かい、当然偏光報道の小さな情報しかいから、わからず、ただ怒りを覚えるだけだった。

もし殺人を犯した本人として、同じ遺伝子で、同じ親から生まれ、まったく同じ環境で生まれ育ったら、必ずその凶悪犯罪を犯すことになる。

俺は違うというのは成り立たない。意思で何とかするというのも成り立たない。その人として生まれ、まったく同じ経験をしていけば、同じ精神構造になり、同じ行動を起こす。

自分自分であったのはただのラッキーなんじゃないかと思う。

死刑制度について

正常な人たち、というか、大多数のメジャーグループが少数派の異常なものを殺す。

ラッキーにも普通の家に普通に生まれ、普通に成長し普通に生活しているものの群れが、不幸にも異常な家か異常にか、異常な環境で成長したものが異常な行動を起こした1人の者を殺す。

国・社会というシステムを正常運転するために、見せしめであって、それが死刑終身刑かというプロセスであって、

これに自分勝手だどうだと感情を入れ出した瞬間、プロセスから殺人に変わるんじゃないかと疑問に思っていた。しかもたちの悪い大義名分を持った正義と言い張る集団殺人

それとも、見せしめを自認して、見せしめ効果を拡大させるのがコメンテーター仕事なのだろうか?

昔、殺人などの凶悪犯罪への処罰特に死刑について考えたとき、そういった人だけの世界を作って別々に生活できれば、それが理想じゃないかと考えた。

普通な人は普通な世界で、普通なから見た異常な人(少数派な人)は異常な世界で。

(文章が長くなるので、以降あえて異常という言葉を使う)

刑務所はそういう場所のようにも見えるけど、普通な人が管理・支配し罰を与える狭い場所からちょっと違う。

実際には犯罪の凶悪性、タイプも違うから、というか他にも多々問題ありそうだから、不可能だけれども。

wikipedia先生に聞いてみた

と昔そんなことを考えてたんだけれども、ふとさっき刑罰についてwikipedeaで調べてみた。

冒頭を引用すると

刑罰(けいばつ、英: Penalty,独: Strafe)とは、形式的には、犯罪に対する法的効果として、国家および地方自治体によって犯罪おかした者に科せられる一定法益の剥奪をいい、その実質的意義は犯罪に対する国家的応報であるとともに、一般予防と特別予防をも目的とする[1] 。広い意味では犯罪行為に科されるもの[2]。刑ないしは刑事罰ともいう。

と書かれている。

気になったのは以下の意義の部分

その実質的意義は犯罪に対する国家的応報であるとともに、一般予防と特別予防をも目的とする。

システム上の見せしめプロセスという事で、一般予防と特別予防は、やっぱそうだよなと思った。

気になったのは国家的応報の部分。

なるほど。

まったくの個人的な納得ではあるけれど、殺人者には殺人者世界を、凶悪犯には凶悪犯の世界普通な人の世界と重なり合った形で仮想的に実現されてるのかなと思った。

凶悪犯罪を犯してからの後追いではあるけれど、犯人に対して相当する罰が与えられるという事は、その犯人の取った行為が通常である世界にいるという事なのかもしれない。

殺人には殺人で答える仮想的な世界が、殺人を犯した者に対して、後追いではあるけれど、用意されている。

適当な刑罰は、少数派の異常と呼ばれる人に対して、自分自分でいられる、もしかすれば楽園かもしれない仮想的世界を用意しているのかもしれない。

法律ってよくできてんなと思う。

ただ、殺人(罪)に対してに対して国が殺人(罪)を負う事で少数派・多数派両面に理想的な仮想世界適用しているとしたら、国でもないマスコミなんかが凶悪犯に勝手コメントを加え、適当な刑罰以上の罰(=罪)を加えている罪は償わなくてもいいのだろうか。

誤報偏向報道必要のない罰(=罪)を加える事は大罪じゃないのか?

最後に。。。

文章酷かったり、無駄に長かったりで、なんか申し訳ないです。

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