■USスチールのこれまでの流れとこれからの未来

• 20世紀初めに合併して誕生
• 無茶苦茶でかすぎて市場占有率もヤバイので当時の米国政府が解体しようとするも失敗
• 第二次世界大戦の戦争特需などを経て最大を迎えるも、この頃にはライバルも伸びていてシェアは落とす
• 1970年代に入り、日本が製鉄で伸びてアメリカの製鉄業界を圧迫。それに対応してエネルギー産業の買収攻勢などをするが維持できず1990年までにほぼ売却。
• その後右肩下がり。中国が台頭してさらに右肩下がり。中国の台頭で先進国の製鉄業は高付加価値の商売に転換していたが、USスチールはそれにも失敗
• 危機を脱するため技術のある製鉄企業、神戸製鋼や韓国ポスコなどと合弁会社を立ち上げるがいずれも上手くいかず
• ＝＝＝中国の台頭・ウクライナ危機発生＝＝＝
• 米国は経済安全保障のため、鉄鋼業の再興を計画する
• その中核となるのがニューコアとUSスチール。当初ニューコアとUSスチールの合併を推進しようとするが、ニューコアに断られる。（ニューコアは新自由主義的な考え方を脱して、単純買収による成長を是とせず成長した会社として有名）
• 株価が下がりに下がり、中国系の資金による買収計画が一部で報道される
• 日本製鉄が買収計画を発表。一部で米国政府による売り込みがあったとの報道あり。日本以外には韓国ポスコなどにも打診があった模様だが、安全保障の観点から日鉄が優先される。
• 労働組合が「アメリカの鉄」を「日本の鉄」が買収すると言う象徴的な内容に反対を表明。
• 日本製鉄が雇用の維持、高炉の維持、投資実施を約束し、労働組合も交渉のテーブルに着き、話がまとまりはじめる
• トランプ☆参上！MAGA!!!! MAGA!!!!!!!!
• 政治案件化。バイデン大統領もUSスチールの外国資本による買収を阻止する可能性←イマココ
• ＝＝ここから未来＝＝
• 日鉄、USスチール買収から撤退。特損株価低下。一方で買収資金を他の計画に振り分ける。鉄鉱石生産国で粗鋼の元を作り送り込む商売へ傾倒
• USスチールも株価低下。右肩下がり継続。将来への見通しが立たず。
• USスチール、国への支援を要求するも、大統領選が終わっているので誰も反応しない
• USスチール、高炉の停止を発表。業務を縮小しながら米国内で所有する鉱山などの権益で工場を維持する企業に体質を変更。その過程で大幅にリストラ。
• 米国内の粗鋼生産量の減少が止まらない状態で、中国が台湾に侵攻、台湾有事勃発すると共に、プーチンロシアが東欧で再び軍事侵攻
• 粗鋼を含めたサプライチェーンがズタズタになり西側諸国の工業に影響が出る。
• 間をついてインドやアフリカ諸国が勢力を伸ばす。中国ロシアと欧米と両方と取引をしする
• 米国内でも台湾を見捨てでも中国と関係を修復するべきと言う厭戦論が発生
• 中国、武力と経済の両面作戦で台湾を事実上支配下に置き、なし崩し的に認めさせる
• 日本、対中国の最前線として不沈空母としての機能強化が行われる

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