はてなキーワード: チケットとは
うたの☆プリンスさまっ♪が好きだった。
19歳の夏にドはまりして、もうすぐ8年目を迎えようとしている。計算が合っとるかは知らん。
別に後悔は無いけれど、楽しい楽しい大学生活の大半をうたプリのために費やした。
それはそれで最高に楽しかった。
うたプリを通じて友だちができた。今でもプライベートで遊ぶ人たちもいる。ただ、もううたプリの話はしないけれど。
シャイニング事務所は実在、と念じていた。プリツイがそれを高めてくれた。
イチオシのアイドルを自担と呼んで、同担拒否だった。ファンレターも書いた。
こんなに2次元(当時は3次元だと思い込みたくて、そう振舞っていたけれど)にはまったのは初めてだった。
一人暮らしをいいことに、部屋にもポスターを貼ったりフィギュアを飾ったり、腕枕クッションを買ったりした。
痛チョコを作った。ケーキも焼いた。自担の喜びそうな料理を覚えて、自炊を頑張るようになった。
自担がプリツイで紹介したものと同じものを買っては自己満足に浸っていた。
みんなの生まれ年を考察したツイートに感化されて、みんなはサザエさん方式ではなく毎年一緒に年齢を重ねていってくれているのだと信じていた。
自担の誕生日は特に豪勢にお祝いした。いろいろ作りました。いろいろやりました。
完全に黒歴史だけれど、コスプレもした。いやあれはダメです。見返すことのできない黒歴史。
どこに行くにもくまプリを連れて行った。写真もいっぱい撮った。自分の写真の数倍、くまの写真がある。
自担の白い衣装は汚れやすくて、何度も一緒にお風呂に入った。洗濯ネットに入って吊るされる姿は何とも言えずかわいかった。
汚れも落ちなくなってきて、くま本体もボロボロになってきて、今は部屋でゆっくり眠ってもらっている。お疲れさまでした。今まで、本当にありがとうございました。
自担の担当!って感じの服、イメージカラーとかモチーフとか、自分には似合わんのにいっぱい買ったな。
イベントがあれば頭の先から靴まで一式「それっぽい」のを探し回って揃えるのも楽しかった。
楽しかった。
最高だった。
ただ、公式に対して不満に思うことが多すぎた。
自担は、アイドルのみんなは悪くないのに、と葛藤することが日課だった。
プリツイでのキャラ崩壊もやめてほしかった。誰ですか。誰だったんですか、あれは。
飛行機距離の茶の間なりにたくさんのイベントにも行ったつもりだけど、物販何も無くてすごすご退散することも一回二回じゃなかったよ。
それは私が大人になったのかもしれない。
大人になったから、運営に対して「社会人としてこれは無いわ」とますます思うようになったのかもしれない。
大人になったから、周りの若い子たちの勢いについていけなくなったのかもしれない。
大人になったから、猫なんて抱えて持ち歩けないと思った。別にねこママたちをディスっているわけではないけれど、自分には無理だった。
ただ、大人になったから、「彼らのために割く時間がもったいない」とは一度も思ったことがない。
7thプリライが取れなかった。
マジLOVEキングダムは、とてもよかった。最高だった。あれが見たかったのだ、私は。
だから、7thも行きたかった。過去形じゃないですね。行きたい。
なんならもう交通も宿泊も押さえてる。地方の民だから馬鹿高いんだわ。それでもキャンセルしたくないんだよね、ハハ。
けれど、私は4thの雪がドサドサ降り積もる中立ち続けた前日物販地獄や、
5thの寒空の下7時間立ち続けて何も買えなかった物販地獄や、
カルライ1stの始発で行って並んでもやっぱり買えなかった物販地獄や、
6thの入場本人確認リストバンド地獄を経験している。退場も地獄だったけれど。
スタリファンミも入退場はそれなりに地獄だったけれど、熱が落ち着いていたのでそこまで何も思わなかった。
それらを思っても、行きたいと思ってた。
ただ、あの頃のような熱はもうないのだと気がついた。
昔なら、はらわたが煮えくり返るほどに怒っていた。
4万出したって行きたい、と思ってた。買わなかったけど。
だけど、最低3万5千くらいのそれらのチケットを見て、私は何も思わなかった。
この値段を出して行きたいな、と思えなかった。
いや行きたいんですけど。
ただ、あの値段を出してまで、高額転売から買ってまで、行きたいと思えなかった。
転売に対する怒りも、あの頃ほど湧かなかった。無だった。どうでもいい、と思った。
私の熱はそんなもんになっちゃったけど、今が楽しくて燃えてる人はたくさんいるんだと思う。
それはそれでいいと思います。楽しいもんね、うたプリ。楽しかったです。
うたプリ、今まで本当にありがとうね。たくさん感謝しています。
これからもよろしくって言いたいけれど、今の心境だとちょっと難しい。
でも7thは行きたいです。両日。
へりくつかもしれんけど、マジLOVEキングダムを経てのプリライ7thなので、このライブは個人的に「これまで」なので。
別にジャンルを完全に離れるつもりはないし離れられるとも思えないので、これは砂掛けじゃないです。
別にいいけど。
ひとまず以上。
が多くて困る。
その根拠としてよくあげられるのが以下の報告だ。
確かに、医療従事者や感染者の家族がマスクをしていても効果が無いのは実験で確かめられている。
だが、忘れてはいけないのは、医療従事者や感染者の家族というのは感染者への濃厚接触者に当たる。
室内に感染者が居て、ウイルスがバンバンまき散らされている超・ウイルス汚染空間の中に何時間もいたら、
そりゃ市販のマスクなんて意味がないだろう。鼻とマスクのわずかなすき間からウイルスがもわもわと
体内にはいってくるにきまってるじゃん。防毒マスクレベルじゃないと意味がない。
そういう特殊な環境下の実験で、マスクは効かないと結果がでたところで、
インフルエンザ感染の予防について、マスクの着用と手洗いによる予防効果に関するランダム化比較対象試験を行った報告があります5)。米国の学生寮にいる1437名の学生を対象に、マスク着用群、マスク着用+手指衛生群、コントロール群に分け、6週間にわたり試験が行われました。参加者全員に対し適切な手指衛生方法と咳エチケットに関する基礎的な教育が行われ、加えてマスク着用群には適切なマスク着用に関する資料が提供されました。また、マスク着用+手指衛生群には適切な手指衛生とマスク着用に関する資料が提供され、さらに調査期間中はアルコール系手指消毒薬が支給され手指衛生に使用しました。結果として、マスク着用+手指衛生群がコントロール群より有意にインフルエンザ様症状の発生率を低下させ、マスク着用と手指衛生の両方の実施が効果的であったと報告されています。
ちゃんとマスク着用+手指衛生の効果があったと実験で確かめられているんだよ。
手や指についた飛沫もちゃんと洗い落とせば感染は防げるということ。
みんなマスクしよう。
[日程]
金曜 語学授業
|
火曜
※もし月曜から金曜の休みが取れたら、もっとゆっくりした日程に出来たけど、仕事の関係でこうなった。
[施設]
全寮制、山の中の大きな一軒家が学生寮になっている。
[一日のスケジュール]
6:00 起床 メールチェック、返信
7:30 シャワー
8:00 寮を出発。ドライバー付きのSUVが迎えに来てくれる。学校のスタッフと共に学校に向かう。乗車15分。
8:30 学校着。当日の予習・前日の復習
9:00 午前の授業 マンツーマン
12:00 学校を出発〜寮で講師と雑談しながらランチ〜寮を出発
14:00 午後の授業 マンツーマン
18:30 英語を使ったゲーム。このとき希望すれば授業の続きも出来る。
21:00 独学で当日の復習。
23:00 就寝
[講師について]
今回は自分の希望で毎日違う講師にしてもらいました。※聞き取りを強化したかったので
特に望んだわけではないですが全員が大卒の若いフィリピン女性でした。
英語のレベルは驚くほど高く、イギリス以外の欧州人よりよほど達者だと思いました。
[送迎]
車中でオリエンテーションと英語レベルの確認。簡単な打ち合わせ。
初日と最終日はチェックインとチェックアウトのみで自由時間がたくさんありました。
[所感]
ひとことでいうと、とても楽しかった。
メイドが二人いて運転手付で送り迎え、講師はみな可愛くて親切で理知的でした。
日中はスマホの電源を落としていたので、100%英語に集中できたのも良かったです。
[その他]
滞在中は特に買い物などもしなかったのでフィリピンペソの用意は必要なし。
住居エリアは高級住宅街で、入口にライフルを持ったセキュリティが2人。
→MacBookいっこ買えるくらい。エアチケットは含めず(現地での交通費は含む)
メイド可愛かった?
→ひとりはおばちゃん、ひとりは若い女の子。おばちゃんはひたすら可愛かった。若い女の子は可憐でした。
→当方、いままでTOEICもTOEFLも受けたことないです。
※今回の留学は会社の会議でもう少し発言したいというのが動機なのでスコアとか気にしたことなかったのですが、少し興味が出たので今年は受けてみようと思います。
→よく知らないですが、水道水が飲める国なんて日本くらいなのでは?
むしろ日本人が気をつけないといけないのって生野菜(についている水)とか氷(が解けたあとの水)だったりします。
・発音が綺麗。
どの講師もいわゆるアジアンな訛りはなくて、アクセントもセンテンスの切り方もテレビニュースや映画みたいで聞き取りやすかった。
ネイティブがあまり使わないようなビッグワードが会話のなかにちょいちょい出てくるのでびっくりした。
・文法が強固で崩れない
これは英会話講師としては基本だとも思いますがネイティブの講師みたいに変な省略とかを教えてこないので受験英語に慣れた身としてはありがたかった。
弊社には御局様がいる。それも複数だ。
ハンドクリームの匂いが気に食わないだの、メールの文章が気に食わないだのと文句をつける御局様達。
その中の一人と1日やり取りをしたら「あ、俺ってこんなに人のことを嫌いになれるんだ」と思うくらいヘイトが溜まった。
この御局様、自分が把握していないことは「知らない!なんで勝手にやるの!?」。から始まり、「こういうやり方じゃないと変だよ!」「なんでそんなにに時間がかかるの!?」「なんで言った通りにやってくれないの!?」とところ構わず噛み付いてくる。
当たり前だけど、依頼された案件は証拠が残るようにメールに残してるんだけど、メールで1通返信すると3通返ってくる。そして当初の依頼から雪だるま式に依頼が増え、変化していく。情報を整理して確認を取ると理解できないらしく席に来て説明を求められる(弊社は基本的に依頼内容の確認などを口頭で行う場合さきにアジェンダを書いたミーティングコールを入れるのが慣例となっている)。
俺もこの人の依頼だけが仕事じゃない。朝のうちにチケット確認して予定表に大まかなスケジュールを入れて管理している。
だというのに彼女は俺の席に来るなり喧嘩腰で不満をぶちまける。
それが正当な内容だったら俺も場を設けて謝罪するとかするけど、その内容は「私聞いてないんだけど!!」。いやそれはお前の上司からの情報共有の問題だろ?
更に「なんで増田くんのところで今回依頼の案件の全容を理解してないの!?」とキレられたんだが、この御局様、もともと俺のいるチームに在籍してて、まさに俺がやってるような仕事をしてたんだよ。俺は彼女よりも社歴は短いし、そもそもこの業務について何も資料が残っていないところから、体系建てて整理している最中。今回御局がキレてんのも「そもそもお前が管理してなかったからだろ?」としか言いようがない。
さらに言えば御局様は別チームに追いやられたあと、エスカレーションルールを守らないまま新しいものを作っていたので、勿論俺含め、うちのチームは御局依頼の案件の全容理解は難しい。
とにかく噛み付いてくるので近寄りたくない、というのが仕事で関わってる人達の総意だと思う。少なくともうちのチームメンバーは誰も関わりたくないと思ってる。御局様の名前を出すとミーティングで溜息が漏れる。
仕事に対する熱意は尊敬するけど、自分で調べ事もできない、学ぶこともできないこの人が、一体どれくらいの等級で働いているのか。
実際は簡単じゃないとは思うけど、
これだけ需要があるなら資格を取ってでも利益が出て元は取れそうなものだけどな…。
転売屋よりリサイクルショップ運用の方が経歴としては強いだろうし。
外国に持ってちゃう人はそんな事知ったこっちゃないんだろうけど。
限定版だって結局割高になっても買う人は買うんだから、後日通販にして値段を盛っても買ってくれると思う。
チケットの前売りと当日みたいに。
ここまでして機会を逃して買えなかった人は、コレクター品として高くなってしまうのは仕方ないとは思う。
…まあ、みんな責任を追いたくないだけなんだろうな。
これだけは心に留めてから読み始めてほしい。
近頃運営への不信感が増している某オタクコンテンツで、冗談交じりに「もう株を買って株主総会で言うしかない」という声を見かけるようになった。去年、関連コンテンツに係わる株主質問がライブ実現の一助になったとまことしやかに囁かれていることも理由のひとつだろう。
だが、あくまで「冗談交じり」であることが気にかかっている。「株を買って株主として意見を出す」という現象は紛れもなく現実に起こせることだ。なぜ株というだけで夢物語扱いなのか、本当に手の届かないチート技なのか、実際に株に触れているオタクとして少し具体的に考えてみて欲しくなった。
……ということで、今回は儲かる損するといった話は一切なしで、わかりやすくチケットを買ってライブに参戦する手順と比較することで株を買って株主総会に参加し質問する手順をおおまかに解説したい。
A.記事の信憑性を下げるためだ。もし万が一君が本気で株に手を出そうとしたならば、この記事に書いてあることなどすべて妄想だと思って一から自分で調べてほしい。君の貴重な財産を投資の世界に投げ渡すのは事実をひとつひとつ確かめてからにして欲しい。
A.まずは登場する用語を紹介しよう。
証券用語 | 似たようなライブ用語 | 説明 |
企業 | 主催者 | 株主のチケット代で諸々の企画を行う。 |
---|---|---|
株主 | 観客 | 企業の運営能力を見込んで資金援助をする。 |
株 | ア○○○○ア会員権 | 企業に金を預けている証。昔はA4ほど大きさの繊細な印刷物だった。 |
株主総会 | ライブ | 企業が株主に経営報告をする学級会。B社の場合、6月後半の月曜日が恒例。 |
証券会社 | ○ープ○○ | ネットで購入できるサービスを提供する中間業者。 |
株取引 | 転売 | 公開株を市場で取引することは合法である。 |
A.株主総会の入り口でもぎってもらうのは株券ではなく、議決権行使書だ。株主総会の数週前に証券会社に登録した住所に郵送で届く。
議決権行使書は投票券のようなもので、投票方法は郵送かネットか総会当日かが選べる。郵送で投票してしまうと総会参加権がなくなるので注意。
A.いや、議決権行使書は株を決まった日時に保持していた者全員に送られる。
B社の株主は約3万名いるが、株主総会の出席者は1000人程度。座席が足りないということもない。
A.今年(2020年)の場合は3月27日金曜日の午後3時だ。
A.そうだ。当日の午後2時55分に買って午後3時5分に売ったとしても、株主総会への参加が可能だ。
ただし、こういうことを考える輩は多いので午後3時を境に大幅に値下がりする。
証券会社は本人確認が更に厳しいイー○○○のようなものだ。チケット業界との大きな違いとして、上場企業の株はどこの証券会社でも買える。使い勝手や手数料やイメージキャラクターの好みで適当に選んで良い。
A.審査はあるが、年齢や資産額は無関係だ。日本のネット証券の場合、以下がクリアできていればほぼ問題なく開設できる。
なお、口座申し込みから実際に株を買えるようになるまでは一週間強かかることがある。
A.倍率はほぼ1倍だと思って良い。基本的に注文(申し込み)すれば速やかに買えるのが株だ。
取引が成立しないとしたら、よほど価格をケチっている場合だろう。言い値(成行注文)で買えばすぐ取引は成立する。ちなみにB社の昨日(2020年1月23日)の取引量は単元(最低取引単位)換算で5520件だ。
A.ない。B社の株の取引マッチングをしているのは東京証券取引所というところだが、ここのシステムではすべての注文が匿名で公正に発注順に処理される。欲しい量が100株だろうが100万株だろうが有利不利はない。証券会社の回線速度は関係があるかもしれないが、事前注文であれば関係ない。
A.残念ながら現在株券は廃止されており、手に入らない。変わりにほふりというちふれのような名前の機構が証券会社を横断して株の所持状況を管理している。住所や名字が変わったら証券会社に届け出ればここに連絡され、そこから企業の総会事務に株主の個人情報が伝わり、諸々が郵送されてくる。
A.その通り。それだけ持っていけば入れてもらえる。最寄り駅にさえ行ければ、当日は道案内の人が居る。
A.かなり直前にならないと正式には告知されないが、B社は例年6月後半の月曜日に毎回同じ都心のホテルでやっている。
長引いたときに備えて午前中から始まっていることが多い。何もなければ正午頃には終わる。
A.特にドレスコードはない。スーツは少なく、ほとんどが普段着に見えた。フルグラTや痛バッグなどオタク丸出しの服装は浮くだろう。会場付近は坂が多いので歩きやすい格好が良い。
A.総会当日の金銭のやりとりはないと思って良い。宣伝されるだけだ。
A.撮影やスマホの使用は会場の指示に従うように。総会会場では両方禁止、ロビーに出れば両方可の場合が多い。出入りは自由なので、実況したければロビーに出て行おう。
A.参加人数だけで言えば小株主が圧倒的多数だから物怖じすることはない。株主は受付で渡された名札を提げるが、全員同じデザインで見た目にも違いはない。
A.できない。株主総会に参加できるのは株の名義人だけだ。なお、子連れや障害者の介添人は配慮してもらえる。
A.大抵の場合、株主総会に参加できるのは株主だけだ。家族であってもB社の株を持っていないなら代わりをしてもらうことは出来ない。
彼らも株主ならば委任欄に記入することで代わりに現地で議決権を行使してもらえるが、記念品などは一人分しか貰えないと思っておいたほうがよいだろう。
偉い人々は終了後に株主との交流を図ろうとロビーに現れることがあるので、顔を覚えておこう。
事前質問状制度 | 株主総会よりも以前に書面で質問内容を通知し、当日説明を要求するもの。 |
---|---|
質疑応答 | 株主総会当日に手を上げて当てられた者が他の株主の前で行う質問。 |
歓談の場での口頭質問 | 総会前後に興味のある部門の取締役個人に直接問いかける非公式な質問。 |
企業の内情を詳らかに調査し回答して欲しいのであれば事前質問状、他の株主にも現状を経営の問題点として訴えたいのであれば質疑応答、責任者に直接情熱をぶつけようとするのならば口頭質問が適切だろう。
A.「会社名 IR」で検索すると過去の質疑応答がまとめてあるので確認してみよう。更に「会社名 総会レポ」で検索すると、軽い質問やくだらない質問も報告されている。実際に質問している人々も至極普通で、しどろもどろになんとか最後まで伝えきったような質問でも企業側はきちんと回答してくれる。
質問のタイミングだが、事業報告の合間合間に今の説明についての質疑応答タイムが設けられる。今後の事業計画の段や、最後のノンテーマの質疑が狙い目だろう。
A.質疑応答が始まったら、司会の指示に従って手などを上げる。取締役の一人が質問者を選び、アシスタントが質問者の元までマイクを持っていく。マイクを受け取ったら受付で渡された名札の番号を名乗る。企業にだけ質問した株主が特定できるようになっており、相席している他の株主には個人情報が漏れないようになっている。
質問内容に応じた取締役が回答に立ち、何度か受け答えを行う。やり取りが終わったら、マイクを返して終了。
A.人数よりも全体の時間が決まっている。質疑の時間が20分なら20分間で受け付けられるだけ受け付ける。
当てられない可能性も高いので、何人かで質問事項を共有しておくと訊ける可能性が上がるかもしれない。
A.わからない。しかし、経営状態には厳しい目を向ける他の株主や意思決定が可能な取締役が知らないかもしれないことを知ってもらうチャンスであることは事実。熱い思いに任せず、証拠を集めて事実に基づいた質問をすることを心がけよう。
付き添いで行った。
ひどかった。
本人じゃなくてファンが。
若く見積もっても40はとうに過ぎたいい歳したおばさんが、映画でケータイの電源切らないどころかマナーモードにしなきゃダメって常識すら知らないらしい。
何回メール受信すんのよ。ピロンピロンピロンピロンうるせえよ着信音。
2時間スマホ触れないの嫌だから映画見ないって言ってる若者がいる~ってちょっと前に話題になったけど、他の人の邪魔にならない分マシ。
あげくの果てに、上映中に、一緒に来てたおばさんと話を始める始末。
あなたは気にならないのかもしれないけど、人のボソボソ声ってただの雑音なんでやめてください。
お前は別の回で見てるのか知らないけどこっちは初見だよ。映画代返してくれ。
ほんと舞台じゃなくてよかった。映画はもう1回見ればセリフ聞こえるだろうけど、
舞台は毎回生だしチケット代も高いし、こんなのされたらたまらない。
映画観ずに舞台挨拶だけ来るのはマナー違反って話題見たけど、周りに迷惑かけるような行動する人なら、舞台挨拶にだけ入場されるほうがよっぽどマシ。
あと、他にも舞台挨拶中に話聞かないやつ。うるせえよ。自分のほう見て~ってキャーキャー騒いで声かけて話の邪魔してやるな。
それがなきゃもう1つ別の話題話せただろうなって思う。
入場時とかのタイミングでキャーキャー声かけるのは話の邪魔にならないけど、話してる途中はやめろ。うっとおしい。
キャーキャーやって話しかけてたの、おばさんばっかりで、この俳優の倍近く生きてる人多いだろうに、どんなけマナー知らずよ。
声かけて自分のほう見てアピールが痛すぎる。そりゃ、進行の妨げになることはしないでって言われるよ。
キャーキャー騒ぎたいなら、アイドルとかキャーキャー騒げる場を持つ人を好きになればいいのに。
ってここまで書いて思ったけど、おばさんたちにとっては、彼は「俳優」ではなく、「アイドル」なのかもしれないな。
だから場違いにキャーキャー騒ぐし、映画の内容なんてどうでもいいから、ケータイも切らないし、上映中に話を始めるのかもしれない。(邪魔だ)
俳優の舞台挨拶に、自作プラカード?とかうちわとかって正直「アイドルじゃないのになー」っていつも思うけど、周りに迷惑かけないだけマシだとわかった。
この日のおかげで、このイケメン俳優自体は全然悪くないけど、映画も舞台も、自分が見たいものには出演してほしくないと思った。
こんなマナー悪い客と一緒になるの嫌だ。
今こういう仕事をやっていて、こういうことを将来やりたいと考えていて、こういう休日の過ごし方をしていて、資格の勉強もやっていて〜。
初対面で挨拶もそこそこにこういう話をずーっとしてくる。
挙動不審だとかわけわかんない返しをするとか愛想がないとかそういうんじゃない。
爽やかで、明るく、淀みなく、一見スマートそうに振る舞えてはいるんだけどとにかく自分語りしかしないからイライライライラする。
彼自身には場を回しているつもりがなぜかあったみたいで、私やもう一人いた子に質問を振ってきたりしたけど、一言二言返すともう自分語りに軌道修正して果てがなかった。
彼による自分語りの都度、もう一人の子はエチケットとして「凄いですね〜」とか「それ、尊敬します」とか相槌打ってたけど、これが火に油でむしろ彼の自分語りをドライブさせていった。
イライラを通り越して疲労困憊だった。もう一人の子も疲れた顔をしていた。
挙句の果てに「いやいや、僕でもできるんですから全然簡単ですよ。もしよかったら今度一緒にやりませんかー?教えますよ!」。
ああ、こうやって「好感触だったのに何故か切られた。女は腹黒い」みたいな逆恨みが生まれていくんだろうなあと思った。
あのさあ、こんなとこ絶対に見てないだろうから落書き気分で遠慮なく書くけどさあ、「良い人だけどモテない」ってラベリングされてる時点でまず結構なブサイクなんだよ。お前も例外じゃなかった。
だからこそお前が取るべき勝利戦略はスマートで柔和なモテ男(糞アニメに出てきそうな)キャラを演じることじゃなくて、普通の自然なコミュニケーションを取れるよう努力することだったんだよ。
相手への思い遣りや気遣いができれば簡単なことだよこれは。演じることなんかじゃ決してない。
結局、好かれない自分、凄く申し訳なさそうに拒絶される自分を手っ取り早く無視したかったからキャラ作りのほうに突っ走ったんだろどうせ。
それじゃモテねえよ。てか、間違った自信をつけたキモオタ的なゾワゾワゾワー感しかなかった。
あとさあ、ほかの男が私たちと楽しく雑談してるときにめちゃくちゃ怖い顔してジーっと見るのやめな?
あれヤバイよ?
センテンススプリングの推せる/推せないのやつ、俳優オタと2足のわらじを履く人間としては愚痴垢アンケートと何が違うんだという感じ。
書いてる内容もいわゆる「厄介」のツイートの内容と大差ない。
昔は1作だけトップやってすぐ退団、みたいなひどいジェンヌさんの使い方もあったけど今は長くやられる方もいても大体5作は平均してトップをやるので不遇なトップというのは見えにくい。
「○○さんの良さが分からない」みたいなアンケートもあったけどあなたがその人のことそもそも好きじゃないなら良いところが見えるわけもないわけで…
私は各組チケットが取れれば欠かさず観に行くタイプですが、観る前はこの演目面白いのか?とか○○さんって歌/ダンス苦手だった気が…とか思っていても終わってみればだの演目やスターさんにも良いところはあるし、楽しかったという気持ちで帰ることが出来ている。そんな時はいいところを今まで見つけようとしなかった自分が恥ずかしいとすら思う。
SNSをやられないジェンヌさんだからああいう記事はむしろ目に入ってしまうかもしれない。
何十倍の倍率をくぐり抜けて入団している人ばかりなのだからそんなことではへこたれない精神の持ち主だと思いたいけど、この記事を読んでモチベーションが落ちてしまうことがあったら私は本当に悲しい。
芸能界は好き嫌いより無関心が1番本人にとってのダメージとは言うけれど、こういうのは流石に辛いと思うかもしれない。
ファンのほとんどはちゃんと演目と本人の資質をみているし、少なくとも私はそうでありたい。
皆さんは日本国内トップクラスの満足度を誇る舞台を作り上げている劇団の一員であることを誇りに思っていてほしいです。皆さんこれからも頑張ってください。
たぶんつかれてる。俺は過労時に1万越えのチケットでそれを2回やった。
※ ネタバレはしていないつもりです。
※ BL要素はありません。
知り合いの女性(刀ミュオタク)から、「チケットが余ったのでよければ一度観に来ないか」と誘われた。秋ごろのことだった。
彼女(以下、Aとしよう)はひとつの公演でそりゃもう何会場も回る筋金入りで、推し俳優のリリースイベントやバースデーイベントなどにも足繁く通うほどの生粋のオタクだ(ほめてる)。都市圏ならば全国どこでも行くような人物であるが、もちろんこういうジャンルは得てしてチケットの争奪戦が厳しい。というわけで仲間たちと複数人で申し込んで当たった誰かのチケットに便乗して……というのが通例になっているのだが、なんでも我々の地元・愛知会場も同じように複数人で申し込んでいたところうまいこと全員当たってしまい、誘うアテがなかなか見つからなかったため試しに私に声をかけてくれたのだそうだ。(ちなみにA名義で4席あったため、共通の女友達B、Cにも声をかけていた。)
最初は断ろうと思った。まあほぼ間違いなく浮くだろうし、「本当に観たい人がいるはずなのに自分なんかが行ってもいいのか?マナー的に。あとでツイッターで怖い女性ファンたちに匿名で叩かれ、磔刑にかけられるんじゃなかろうか」などということを思ったからなのだが、実際少なからず興味はあったのと、まあお金は出すんだし着席する権利はあるだろうと自分に言い聞かせ、誘いに乗ることにした。
私はもともと、女性向けコンテンツに興味がないわけではなかった。そもそも男性声優のラジオ(DGSとか)を聴く程度にはオタクであったし、アニメはほとんど見ないものの、ハマってしまったFree!!のブルーレイは2期+劇場版までそろっているし(ちなみに推しは宗介)、最近はヒプノシスマイクの曲を聴いており、キャラごとのドラマパートまで聞くようになってしまったし。それに、件の刀剣乱舞もサービス開始から1年程度はプレイしていたこともある。比較的少年系の刀が好きだったので、蛍丸や獅子王を最後までメインの編成に入れていた。
しかし、2次元キャラでもなければ声優でもない、いわばゲーム原作が立ち上がった段階では関係のなかった、俳優たちによるゲーム原作のミュージカルに、果たして惹きつけられるような魅力はあるのか。一応演技のプロではあるが、歌のプロでもなく、ダンスのプロでもない。原作への愛はあるのかとか、クオリティはどうなのかとか、気になる部分はいくつもあったし、今思えば少し懐疑的に見ていたような気もする。その答え合わせのために行ったような側面もあったと思う。
今回の会場はセントレアすぐ横のスカイエキスポという場所。初めて行く所だったので、少し早めに名古屋駅から中部国際空港駅への電車に乗ったのだが、まずここで驚いた。乗客の9割が女性。「え?これは”やった”(女性専用車両に誤って乗ってしまうの意)か?」と思った。必死で背伸びし、血眼になって男性を探したところ、扉のすぐ前にスーツケースを持った初老の紳士を発見した。心から安堵した。私には彼が救世主(メシア)に見えた。違和感に気づいてから紳士を見つけるまで時間にしてわずか3秒ほどのことであったが、私にとってはひとつなぎの大秘宝をめぐる壮大な冒険の時間であった。ワンピースの正体が初老の紳士だったらウケるだろうな。
多くの女性たちはよく見るとなんかカバンとか髪とかに似たようなヒモみたいなやつをつけており、ああ、彼女たちが今日の公演の来場者か、とそれで察しがついた。
私は音楽が好きでライブやフェスにもよく行くのだが、そういったイベントに向かう来場者が一様に身に纏う”モード”みたいなものが好きだ。同じようなアイテムを身に着けた人々が、同じような期待感をもって同じ会場へ向かう。まったくの他人のはずなのに、全員で遠足に来ているような感覚に陥る。私は所有していた唯一の刀剣乱舞関連グッズ、蛍丸のラバーストラップをカバンにつけながら、そんなことを思った。
到着したのは開演の1時間ほど前だった。先に現地に来ていたAと合流し、遅れてくるB・Cを待ちながら辺りを見渡してみた。女性ばかりだ。チラホラ見かける男性も、その多くは隣で開催されているFGOの展示会に訪れたような風采で、見たことあるキャラの見たことないグッズを手に奥の施設へと歩いて行った。事前には聞いていたが、男子トイレはがらんどうで、広々としたスペースの中に3人いただけであった。普通にめちゃくちゃ刀剣男子の缶バッジつけてる方とかもいて驚いた。
B・Cとも合流し、我々は人波に流されるまま会場内へ吸い込まれた。会場内は予想していたより二回り以上大きくて、コンテンツの覇権っぷりを身に染みて感じた。
席は通路側から4席分だった。私のにわか知識でも通路側は人気だと知っていたため、さすがに通路に接する席はAに座ってもらい、私はその隣に座った。Aはなんとも用意周到で、私の分のペンライトやうちわまで用意してくれていた。刀ミュの専用ペンライトは優れもので、推しの色を先に登録しておけるらしい。私は操作の指南を受けながら、スタンダードな青色を初期配置として記憶させた。
またも話がさかのぼるが、私は以前からAに(オタク気質を見抜かれて)刀ミュ関連の画像や動画の視聴を勧められていた。男性が男性を推すというのは恐らくややイレギュラーなことなのだろうが、その中で私は2人の”推し”を見つけた。
1人は鳥越裕貴氏。役は大和守安定だ。刀剣男子自体の役どころとしては真面目で実直ながら、どことなく女性的で可愛らしいキャラクターだ。しかし、私はむしろ、役に入っていない状態の鳥越氏に非常に魅力を感じた。というのも彼は、ツッコミが上手い。
これは私の持論なのだが、いわゆるコント的な場の空気になったとき、「なんとなくボケる」ことは誰にでもできると思っている。もちろんその巧拙については個人差があるが、ボケは簡単なのだ(だからこそ才能の発揮される部分でもあるのだが……)。対してツッコミは、才能だけでは解決できない。その場の状況を整理し、その場に応じた言葉を、できるだけ早く用意する能力は、長年のトレーニングによってのみ形成される。そうして身につけた能力を、玉石混交のボケに対応して発揮してあげるのだ。その点で、ツッコミはサービスだ。だから、適切な、上手いツッコミができる人というのはボケの人数に対してかなり少ない。そして、鳥越氏のツッコミ能力は(少なくとも私が視聴したいくつかの動画でのトークで判断するならば)刀ミュ俳優の中では群を抜いている。おそらくこれは、彼が多様な人物と積極的にコミュニケーションを取り、相手を尊重しながら話すことを心掛けてきたからなのではないか。そんな背景が透けて見えたりするところに人間味と魅力を感じた。(あと筋トレの動画がシンプルに参考になった。)
もう1人の推しは、大平俊也氏。役は今剣。これは役のイメージと本人のイメージがぴったり合致する。中性的・少年的で、あどけなさが残るところが氏の魅力だと思う。普通に顔が可愛い。初めて写真を見たときは、そういう印象だった。
ただ実は、彼に関しては開演前、これ以上の印象がとくになかった。動画などを見ていても、ただ容姿や仕草が可愛らしい真面目な人という感じで、もう一歩魅力を感じる部分に欠けていた。強いて言うなら彼にはただ天真爛漫なだけではない、いわゆる「闇(この言葉が深い意味で使われることってほとんどないのであまり使いたくはないのだが)」を感じたような気がして、そこを興味深く考えたからなのかもしれない。(あとこれは完っっっ全に言いがかりなのだが、邦楽ロック界隈では見た目が中性的なバンドマンほど性欲が強くてファンと寝まくっているという根も葉もない(たぶん葉くらいはある)噂がまことしやかに囁かれており、同じく大平氏も男性的な部分を見せたりするんだろうかという謎の興味もあったのかもしれない。)
そういうわけで、私はひとまず、2人のうちとくに人間として魅力的だなあと思った鳥越氏(安定)を推しとして設定し、ペンライトの色を決めたというわけだ。
私の席から見渡した辺りはほんとうに女性ばかりで、電車内の女性が9割だったとしたらここはもう99割が女性だった。男性の存在についてAに訊いたところ、「まあほとんどが彼女に連れてこられてるだけの人だね」と言っていた。リア充爆発しろという一言でも言いたいところであったが、ここで爆発されたらイベントに影響あるし片付けとか面倒だろうな、と考えて口をつぐんだ。
照明が落ち、舞台が始まる。観劇自体がずいぶんと久しぶりだったので、なんだかいやに緊張した。隣に座るAは早速双眼鏡を取り出し、推しの額に光る汗を堪能しているようだった。(Aは同公演に何度も通っているため構成や内容を覚えてしまっており、推しが出てくる数秒前から出てくる位置にすでに双眼鏡を向けていたためさすがにすごすぎて笑ってしまった)
ドラマパートでは刀剣男子たちが次々に現れ、おのおののキャラクターらしい台詞で我々を楽しませてくれる。思っていたよりも総じて演技のレベルが高く、ちょくちょく挟まれる小ボケも普通に笑える。
そうこうするうち私が注目する安定が現れ、男子たちの会話の輪の中に飛び込んでいった。しかし、私はここで少し違和感を覚える。筋トレの動画を何度も見ていたせいか、あどけない口調の安定と兄貴肌の鳥越氏のイメージが重ならない。まあまあこれはこれでいいか、役なんだから、と納得させながら私は舞台のほうに居直った。
逆に、今剣は役と人物が寸分違わず重なった。大平氏の声・仕草は、本家のゲームで出てきた今剣のイメージとほとんど同じだった。鳥越氏の力不足とかそういうことでは断じてなく、これは純粋に大平氏の持つ魅力と、またそれを見越してあてがわれたキャスティングの妙だと思う。それほどまでに今剣の立ち回りは見事だった。
しばらくすると、おもむろに周囲の女性たちが起立し始めた。なんだなんだ、校歌でも斉唱するんかと思いながら付和雷同、私もペンライトを持って起立した。どうやらここからしばらくはライブパートらしい。ミュージカルと言いながらけっこう現代的な曲(EDMとかそっち寄り)なんだなあなどと思っていると、演者たちがステージで踊りだし、さらには客席中央のステージでもダンスが始まった。
先に言っておくが、歌もダンスも全員上手い。だがその中でも、大平氏のダンスは別格に感じた。なにって、踊っているのがはっきりと”今剣”なのだ。彼は背も高くない、体つきも華奢で、いわゆるダンサーとしての資質は他の刀剣男子に劣っているといえる。しかし、手足のフリが誰よりも大きい。大きいだけでなく、キレもある。そしてその懸命さが、彼のマイナスの資質をいっきにプラスへと逆転させていた。ステージ上で彼の弱点は、はっきりと長所だった。「おそらく今剣が踊ったらこんな風なんだろうな」という彼なりの答えが、あのダンスには込められていた。
踊る彼を見て、この人は無敵だ、と思った。
ダンスに魅入っているのも束の間、舞台はまたすぐにドラマパートに戻り、ライブパートと交互に展開しながら進んでいく。そしてついに山場、俳優たちが客席まで降りてくるフェーズが訪れた。通る刀剣男子から直接手を振ってもらえたり、ウィンクされたりすることを、ファンサービス(ファンサ)というらしい。私は自分の推しが通ったらなんとなくうれしいな、という程度で呑気に構えていた。(隣のAは推しの様子を見ながら奮起していた)
通りがかる刀剣男子たちをぼーっと見ていたときのこと、後ろ側からやってきた和泉守兼定が、私に向かって指をさし、はっきりと目線をくれた。一瞬、自分に向けられたものかどうかわからなかった。よくわからないが笑顔で応えたことだけは覚えている。こんなことを言うとタイトルの通り誤解されそうではあるのだが、私の知る限りあのときの感情に最も近いものは、恋だ。
理由は説明できない。できないのだが、「イケメンが選んでくれた」という感情は、きっと男であってもうれしいのだと思う。それほどまでに私が受けたファンサは衝撃的だった。そして、推しでもない人でこれなのだから、これを自分の推しから直接もらえるなどということがあれば、それはどれほどのクソデカ感情になるのか。想像すると、むしろ恐ろしくなるほどだった。
終演までのライブパート、私は自然と目で今剣を追っていた。彼の、あの衣装でのダンスをもっと見たい。いつまでも見たい。だんだんとそう思うようになっていた。
終演後、私はAに感想を伝えた。予想していたよりずっと面白かったと述べると、Aはしたり顔であった。彼女は物販に行くと(地元なのでここでお金を落としたいという敬虔なオタク然としたことを言っていた)私に伝え、人波に消えていった。
帰りの電車は行きよりも空いていた。今思えば、夜公演まで見ていく人たちがけっこうな数いるのかもしれない。私は大平俊也氏のツイッターアカウントを捜し、迷わずフォローした。
Fear, and Loathing in Las VegasというバンドのMinamiというメンバーがいる。彼はステージ上で、まさに狂人だ。髪を振り乱しながら叫び、かと思ったらわけわからんパラパラみたいなダンスを踊り、でも楽器はちゃんと弾く。そして、嘘くささが一切ない。
Soil&”PIMP”Sessionsというバンドの社長というメンバーがいる。紅白のとき、椎名林檎の後ろでヒマそうにしていたあの人だ。彼はジャズバンドの中にいながら、楽器を(ほとんど)弾かない。彼の担当は”アジテーター(煽動者)”。悪趣味なマフィアみたいな恰好で、ステージ上をふらつきながら、メンバーの演奏をのぞき込んだり、客席をメガホンで煽ったりする。ほんとうにこの役割を必要だと思っているのか。どこまでが演技で、どこまでが素なのか。まったく読めてこない。
私は彼らを見るたび、自分に成しえないことをしていると尊敬する。
私は、エンターテイナーが好きだ。それは、役を”憑依”できる人のことだ。舞台の上で演じる人たちは、素の自分のままではもちろんいられない。しかし、役を演じすぎると、それはそれで嘘くささが付きまとう。だから、役を演じていながら、まるでそれが役だと感じさせない立ち振る舞い。そういう”憑依”を楽しみに、私はミュージシャンのライブへ足を運んでいる。
大平俊也氏は、まさにこのエンターテイナーだと感じた。彼は舞台の上で、間違いなく今剣だった。仕草や声の可愛らしさと、ダンスの躍動感。(あと顔の良さとかもろもろ。)それらをひっくるめて、私はしてやられた。
鳥越氏はもちろん好きだ。しかし、実際に見た舞台では(少なくとも刀剣乱舞という題材では)、大平氏のエンターテイナー性のが私にとっては魅力的だった。それだけのことだ。間違いなく今後も、鳥越氏の動画は見続けると思う。
私は自宅に帰り、もらったペンライトを取り出した。推しの色をピンクに設定し、棚にしっかりとしまった。次は、ピンク色のヒモみたいなやつも手に入れたいところだ。