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2019-09-06

あなたの番です」最終回推理

09-06 23:00 初出

09-08 19:00 改訂

菜奈殺しのアリバイ

19話 36:15〜

刑事1「黒島沙和ですが、手塚菜奈の死亡時刻の2時から4時に、大学近くのファミレス勉強してる姿が、店内防犯カメラに映ってました」

刑事2「一方、尾野幹葉ですが、0時半すぎに終電帰宅する様子と、その後公園野良猫と遊んでいる様子が、それぞれ防犯カメラ確認されています

水城「はあー。内山は?」

刑事1「朝4時までネットカフェいたことは確認されてますね。途中、外出した形跡もありません」

水城「はああー」

このシーンの情報を簡潔にまとめると、「黒島内山にはアリバイあり、尾野にはアリバイなし」ということである

いかにも尾野にもアリバイがあるような反応を水城が返しているが、騙されてはいけない。

内山動画撮影場所

19話 23:40〜

翔太「このカーテンについて聞きたいんだけど」

尾野「あれは一点物で、日暮里専門店・・・(ハッとした顔)・・・ていうか、いま関係あります?」

翔太「関係あるから聞いてんだよ!!」

二階堂「落ち着いてください」

二階堂の尾野を庇うような言動のせいで流されてしまうが、極めて重要ポイント

わざわざ「一点物」と言わせているのは「内山動画撮影場所は尾野の部屋で間違いない」という、製作からメッセージと考えられる。

黒幕は尾野か?

内山動画撮影場所が尾野宅である以上、可能性は次の3パターンに絞られる。

(1) 黒幕は、内山を連れて尾野宅に忍び込んで撮影した。

(2) 尾野は黒幕の協力者である

(3) 尾野自身黒幕である

から順に考えていこう。

(1)の場合動機が考えづらい。尾野に罪を着せる意図だとすれば、内山に「黒幕は尾野なんです!」と言わせれば済む話だからである

(2)の場合は、まず内山黒幕の協力者なので、黒幕グループが3人もいたことになってしまうし、そもそも該当しそうな人物がいない。

そこまで疑うのであれば、まずは(3)の場合、尾野自身黒幕である可能性を検討した方が、話がシンプルである

黒島は嘘をついたのか?

ところで、尾野が黒幕である可能性を考えた場合、大きな問題が一つある。黒島は、書いた紙が「早川教授」、引いた紙が「織田信長であると申告しており、どちらも存在確認されていない。このような肝心な情報に関して嘘をついたのではないかという疑惑があるため、黒島が怪しくなっているのである

しかしここは、「黒幕ではないのに黒島が嘘をつかざるを得なかった理由」を考えるのではなく、逆転の発想で攻めてみると良い。つまり「もし黒島が嘘をついていなかったとしたら?」と仮定して推理を進め、矛盾のない説明可能かどうかを考えるのである

久住証言

19話 32:50〜

久住浮田さんの書いた、赤池美里を引いた人は・・・黒島さんです」

ここから黒島らしき服装人物が「赤池美里」と書いた紙を開くシーンと、黒島が開いた紙を見て目を細め、それを浮田が観察するシーンが続く。

一見黒島が「赤池美里」を引いたことに疑問の余地はないように見えるが、それでも「黒島は嘘をついていない」とするのであれば、可能性はただ一つ。黒島が引いた紙には、小さい文字で「織田信長」と書かれていたのだ。

赤池美里の紙

19話 19:35〜

翔太「尾野さんさ、303の鍵持ってるよね?」

尾野「何なんですか、いきなり」

翔太「これ置いたの君?」(赤池美里の紙を見せる)

尾野「・・・どう考えても黒島さんでしょ」

翔太「どうしてそう思うの」

尾野「私も菜奈さんみたいに殺されちゃう!!」

少し戻って、このシーンを検討する。「赤池美里の紙を引いたのが黒島である可能性が高い」という情報を知っているのは、翔太たちと久住、そして殺された浮田だけのはずである。ここでの尾野の言動は、そのことを前提に翔太たちの考えを誘導しようとしているように思える。しかし、赤池美里の紙を置いたのが尾野だとすれば、どうやって黒島が引いた紙を入手したのだろうか。

織田信長の紙

以上2件の情報を合わせると、尾野が書いた紙は「織田信長」であり、引いた紙は「赤池美里」であったという仮説が成立する。浮田と同じトリックを尾野も仕掛けていたのだ。第1話で、尾野は引いた紙をすぐに確認せずに周りを観察している様子だったことも、この仮説を支持する材料である

黒島が目を細める様子を見た尾野は、まず黒島が「織田信長」を引いたと考える。しかし、後でこっそり自分が引いた紙を確認してみると、そこには自分と同じような小さな文字で「赤池美里」と書いてあった。となれば、尾野はこう考えるだろう。「これは面白いことになった。赤池美里と書いた誰かさんは、黒島がその紙を引いたと思い込んでいる。何かの際には、この紙が利用できるかもしれない」

早川教授の紙

黒島が書いたはずの「早川教授」はどこへ行ったのか。この紙が実在した前提で考えるならば、引いた可能性が最も高いのは田宮だろう。

田宮の性格ならこう考える。「早川教授という人は知らないが、ゲーム参加者の中に大学生は1人しかいない。この紙のことは誰にも言わないのが、あの子のためだ!!」

白紙

尾野が入れた紙が白紙でなかったとするなら、北川が引いた白紙を入れた人物が他にいるはずである。第1話では尾野以外の人物は全員何かを書いている様子が映っているが、その中で唯一、白紙で提出した可能性のある人物存在する。それは、鉛筆で書いたと思われる文字消しゴムで消していた床島管理人である

吉村の紙

ところが、床島が白紙を入れたとするならば、石崎が引いた「吉村」を書いた人物がいなくなってしまう。そこで、書いた紙が唯一確定していない赤池美里が「吉村」と書いたと仮定して推理を進める。つまり、「赤池幸子」を引いたとする浮田証言が嘘であった可能性の検討必要である

赤池幸子の紙

4話 20:45〜

浮田「あのよー・・・何て書いたかなんて、みんなの前で言うわけねえだろう」

石崎自分が殺されるかもしれなかったら、浮田さんだって!」

浮田赤池幸子」

石崎「えっ」

浮田「俺が書いた名前じゃねえぞ。俺が引いた紙に書いてあった名前だ。だから少なくとも、俺はあんたを殺さない。安心たか?」

このシーンの状況を考えると、浮田石崎安心させるために言っているので、本当に引いた紙は「石崎洋子」もしくは「すでに殺された人物名前」だった可能性がある。しかし、「石崎洋子」の紙から浮田指紋が検出されていないので、消去法で浮田が引いた紙は「管理人さん」となる。

石崎洋子の紙

必然的に、「石崎洋子」は床島が引いたということになる。これは尾野の主張通りである

真・書いた紙引いた紙

- 書いた紙 引いた紙
久住袴田吉彦細川朝男
田宮 こうのたかふみ 早川教授
石崎石崎洋子 吉村
浮田赤池美里管理人さん
黒島早川教授織田信長
シンイー タナカマサオ袴田吉彦
尾野 織田信長赤池美里
菜奈 細川朝男 こうのたかふみ
北川 児嶋佳世 白紙
榎本管理人さん 山際祐太郎
藤井 山際祐太郎タナカマサオ
赤池吉村 児嶋佳世
床島 白紙石崎洋子

以上で、「尾野が嘘をついている」「黒島は嘘をついていない」という条件において、書いた紙引いた紙を矛盾なく説明可能である

それはつまり、尾野が黒幕グループであっても矛盾点がないということであり、アリバイ撮影場所の件と合わせて、黒幕は尾野であることがほぼ確定する。

おまけ

(L?) 4/? ウエハース 翔太「美味い!」

(L?) 4/? 雷おこし 翔太「雷おこしって手作りできるんだね!」

(L) 5/3 弁当箱 翔太「驚きの方が勝っちゃってるけどねー」赤池美里吾郎死亡

(L) 5/21 プロテイン 翔太「これで最後にしてもらってもいい?」児嶋死亡

(-) 5/28? 一緒に帰る 翔太「菜奈ちゃん大好き人間から

(L) 5/29 浮田死亡

(L) 6/5 オイルマッサージ 翔太、困惑しつつも受け入れる

(-) 6/6 河野死亡(笑顔ではない。ラッキーデーではない)

(L) 6/17 菜奈死亡

(L?) 8/3 ウエハース 二階堂「僕、人の作ったもの食べれないんですよ」神谷死亡

2019-03-10

保育士実録40 静かな怒り」

https://twitter.com/Dekopon_56/status/1104291742344343552

保育園で娘が友達男の子のほおにチュッとキスをしたのを見て温厚そうなお父さんが般若フェイス豹変するという話なんだけど、リプライが予想外すぎた

  • 声出して笑ってしまいました。うちの夫も1歳の娘がもしそんなことしたら…と勝手妄想しては1人で静かに怒ってます。😂
  • やっぱりお父さんたちはそんな感じですよね〜😆
  • 保育園クラス男の子と2人で楽しそうに(している)写真を持たせたら、お父さんが焼きもちやいて大変だったっていうこともありましたね…。
  • パパさんに同意しかないっ 娘が楽しそうに男の子遊んだ話しをしてるだけでも「どんな男や?!え?」って内心めちゃめちゃ気になりますねー 保育所に行くと横目でバレないように「ほう、あの男か…」って大人気なく嫉妬の嵐です(笑)
  • お父さんの怒りの顔面白い🤣娘のために怒ってるお父さん良いね
  • 昔の俺=親バカだなぁ。 今の俺=娘可愛い💕 気持ち超わかるわ。
  • 父親にしたら愛する娘に近づく男は子供だろうが敵になる。1番は自分でありたいから。
  • 女の子のパパほどありますよね笑
  • 私の旦那も「彼氏連れてきたらコロスかラ!」と言っていて、同じモノを感じますwww
  • …このお父さん大好き(笑)
  • まぁそうなるよねww
  • とってもいいパパ♡私は男親がいないので、こんなふうに嫉妬してくれるパパのいるゆりちゃんが羨ましいです😍🤤💕私もこんなふうに嫉妬されてみたい♡
  • わかりみが強い
  • こんな目の前でやられたら……世の中のパパさんはたまったもんじゃないですね(笑)

「娘を自分の所有物と勘違いしている最低のお父さんですね!」のオンパレードだと思ったらぜんぜん違って困惑した

比較共感したのがこれ↓

ちっとも「ほほえましいエピソード」じゃないと思うんだけど、世間はそうでもないことを改めて確認した

我が娘(今小学生)の父は「早くいい人見つけて自立しろよ」タイプで本当によかった

2018-01-26

[]金色機械

金色機械を読んだ。この小説面白いねえ。

伝奇ものであり、ファンタジーであり、SFでもあり、なおかつミステリー小説のような謎を散りばめてある。具だくさんの山盛りカレーみたいな要素の集まりになっているけど、読みやす文章スリリングな展開でもってぐんぐんと読み進められる作品だった。

内容に関して言えば、大筋が復讐物語であったように思う。善と悪の彼岸罪と罰について、人を愛することや組織の腐敗なんかの要素をそれぞれのキャラクターごとに振り分けてつつも、物語としては一貫して遥香復讐譚に焦点が当たっていたのがよかった。

最終的に復讐成就するものいい。最終部の大立ち回りはすかっとすること間違いなしの構成で、過激感想だけれど読んでいてとても心地よかった。

キャラクターとしていい味出していたのが、今作のタイトルにもなっている金色様だった。かなり可愛らしい。なんで江戸時代にいるの分からないけど、その出自ゆえの苦悩を鮮やかに描き切り、救済までもっていくのはさすがだなと思った。

柴本厳信の生き様も好ましく思える。そばにいると息苦しそうな人だけれど、素敵な人物であることは間違いない。あと熊吾郎立ち位置絶妙世渡り上手です。

同作者の作品は読後にいつも物悲しい余韻が残るけれど、今作品も類に漏れず美しくも切ない終わり方をしていた。あの後遥香がどうなったのかを想像するのは無粋だと思う。文末にもあったように、全てはほんとうの昔話になったんだろうから

少し気になったのは、先述した金色様が江戸時代にいる理由と、新三郎に危害を加えたものの正体について。他にも冬かむりの実態や、遥香や熊吾郎能力の源泉について未回収だったこと。ほとんど回収されないままほっとかれて終わってしまった。

ただそれが物語構成調和を乱しているかと言われればそうじゃない。説明されない不可思議が残っているからこそ、魅力的な世界観の醸成に一役かっていっていたのでこれはこれでありだと思った。

キモミカタモ、イズレハマジリアイ、ソノコラハムツミアイ、アラタナヨヲツクルデショウ。金色様は達観したことを申される。

そしてまた敵と味方が生まれて争い、誰かが傷ついてしまう。大きく見れば人間っていっつも同じことを繰り返してるんだろうなあ。大きく見たところで何ができるわけじゃないのもまたミソ。

2018-01-07

ポプテピピックパロディされるとか君の名は。って凄いんだな

他にパロディされた作品

るろうに剣心

ポケモン

トトロ

マリオ

マトリックス

ハンドスピナー

レイズナー

クロノトリガー

大御所だらけやんけ

こいつらと同列になれたとかもはや国民アニメと言っていいでしょ

凄いな細田吾郎

2018-01-04

劇場版MAJORを見たけど、これはどうなんだ?

どう見ても痛みを我慢しながら投げてたのに、それに気が付かなかった監督は茂野夫妻にどう謝ったのかが気になる。

2017-11-05

https://anond.hatelabo.jp/20171105195916

あれはテレビ論法ネットでも通用ちゃう話であって

ネット側の敗北なんだけどね

吾郎ホモ疑惑を打ち消すための結婚式ごっこ、

SMAPの歌をうたえないことを見せるための72曲ショー

全般的に全部そんな感じ。

2017-10-20

枝野って茂野吾郎だよな

名門の幹事長まで行った男がわざわざ泡沫政党リーダーになって他の弱小議員達と共に打倒自民党を目指す

こんな主人公今までいたか

ここで一票入れられなかったら絶対後悔する

1000年後古文の授業で笑われちまうぜ

枝野って茂野吾郎だよな

名門の幹事長まで行った男がわざわざ泡沫政党リーダーになって他の弱小議員達と共に打倒自民党を目指す

こんな主人公今までいたか

ここで一票入れられなかったら絶対後悔する

1000年後古文の授業で笑われちまうぜ

2017-03-04

http://anond.hatelabo.jp/20170304083948

君の名は。」の最大の魅力は脚本だとずっと思ってたので、ちょっとすっきりした。

他の映画をあまりたくさん見ていないから偉そうには言えないけど、飛行機で何度もリピート再生して「君の名は。」の何にハマったかといえば、荒唐無稽な設定と、それをも吹き飛ばす脚本テンポだった。

物語設計絵コンテではない、新しい手法ビデオコンテとWeb記事にあった)を編み出し、その手法フォロワーを生み出した点も評価されたんじゃないかと思う。

長周期彗星地球の月軌道内に入ることも、その一部が分離して流星となることも、通常はありえない(重力潮汐力分子間力をSL9彗星比較してみればいい)けど、背景としての「周期性災害」に生々しい「地震」を避け、自身の強みである「美しい描写」が生える彗星を軸にし、矛盾点を全て吹き飛ばす力強さを脚本に持たせるのは並大抵のことではない。この「物語性」の強さには監督の「文学部出身としての強みもあると思う。

SFとして見るなら「インターステラー」のような科学整合性重視の対極にあるような映画で、それでも見ている間はバカバカさより感動の方が遥かに上回っていた。

一見関係なさそうに見える、神社奉納だって、繭吾郎逸話だって就職面談だって、全てが1つの物語として巧妙に練り込まれてる。そして「美しい風景」に指向されるよう、仕向けられている。

例の「天文学的描写ミスだって、より深いツッコミを避けるために意図的に入れたんではないかと勘ぐるほど。

君の名は。」を見て、ハマるアニメには「物語」が本当に、本当に、本当に大切だということ、そしてそれを生み出すのは過去の多くの「物語」の仕組みを知る深い教養必要ということに気付かされた。

願わくば、おそらく来年以降、ぼこぼこ増えるであろう柳の下の泥鰌関係者もこの脚本賞意味が届きますよう。

あと、ジブリとか「この世界の片隅に」は絵コンテ書籍化してるけど、「君の名は。」のビデオコンテも発売したら売れるんじゃないかとは思う。

2016-12-23

漫画図書館Zの漫画紹介(年代順)その2

その1(http://anond.hatelabo.jp/20161223120406)からの続き。

2000-2003 ななか 6/17 (www.mangaz.com/book/detail/45211)

ガリ勉クラスの中で浮いていた霧里七華(十七歳)が、ある出来事きっかけに心だけ六歳に戻ってしまった。心が子供に戻った彼女に幼馴染の凪原稔二や同級生雨宮さんが振り回されたりもしながら、十七歳の七華と稔二と雨宮さんの三角関係を描く漫画であるラブコメなんだけど普段のラブ成分は少なめで、大事なところでドバッとでる感じ。それと恋愛よりも人を思いやるという心の成長を主題にしているためか、幼馴染大勝利!とならない。

ヒロインタイトルにも名前が入っているとおり七華なんだけど、十七歳の七華はたまにしか出ないレアキャラだし、雨宮さんかわいいし、雨宮さん優しいし、雨宮さん頼りになるし、はじめはいじめっ子として出てきたのに、あっという間に稔二との過去話が補完されたし、実質雨宮さんがメインヒロイン(ちなみに人気投票下馬評ではぶっちぎりだった)。雨宮さんは、いつも赤面していて、だいたいいつも報われないんだけど、時々とても幸せそうな顔をする瞬間があって本当に応援したくなる。

でも本当はドミ子が一番かわいい

2002-2006 聖戦エルナサーガII (www.mangaz.com/book/detail/75451)

あらすじ

どこにでもいるような普通女子高生エルナは、普通の家庭で普通に暮らしていた。しかし都市部工事現場から古代ギムレー期の伝説聖剣が見つかったことで、彼女の血に隠された王族の魔力が彼女の運命を残酷に捻じ曲げていく。

携帯電話インターネット存在する現代的な科学世界の上で、真面目に魔法や空想の生物の力を扱ったらどうなるのか。魔法は通常兵器と異なり術者一人だけで大規模破壊暗殺行為が可能になる。そんな力がテロリストに渡ったら政府はどう対応するのか。

既存の力を軽く超えた魔法の力が存在することの恐怖とはどんなものか。SFファンタジーである

ギムレー期の伝説エルナサーガ」を描いたIと合わせてどうぞ。

2002-2004 てんしのはねとアクマのシッポ (www.mangaz.com/book/detail/44921)

絵がかわいい。意外とストーリーがしっかりしている。ふわふわキャラ可愛い

一応ストーリーを。天使が通う森の学園になぜか入学した悪魔のルカ。毎日天使ハニエルに振り回されながらどこかおかしい学園の真相に気がついていくストーリー

2004-2006 オレの子ですか? (www.mangaz.com/book/detail/44591)

  • 著者 : くりた 陸
  • 連載誌: THEデザート
  • 巻数 : 5

軟派な大学生潤が、身元不明女性からあなたのこどもです」と一歳児スミレちゃんを押し付けられてシングルファーザーをする話。

はじめはスミレのことをうっとおしく思っていた潤だけど、日々の成長を見守っていくうちに一人のパパとして成長していく。スミレが通う保育園の優子先生との恋愛も子育てと並んでこの漫画の中心となるが、スミレが本当に潤の子である可能性も出てきて、なかなか仲が進展しない。

スミレの戸籍上の父親で売れない俳優の椿吾郎が、愛のない家庭で育ったことで、子供の愛し方を知らなかったけれど、スミレと触れ合っていくことで過去を乗り越えていくながれがすばらしい。子育ては子供を成長させるのではなくて、子供とともに成長することなんだ。

まり結局のところ、幼児のスミレちゃんが愛くるしいのでホオを緩めて愛でましょう。

2005-2007 Dear Monkey 西遊記 (www.mangaz.com//book/detail/43941)

玄奘三蔵の妹テンテンが、妖怪の総大将 孫悟空に殺された兄の代わりに、旅の仲間たちと共に天竺を目指すストーリー、つまり西遊記。ところが、西遊記を作者が思いっきりやりたいようにアレンジしてしまった。

仲間の悟空オリジナル悟空クローンだったり、悟空師匠の悟浄が軍服の眼帯女だったり、昔の中国だって地の文にも書いているのに重火器携帯電話が思いっきり登場したり大変自由。果てにはロボットまでも出てくる。

しかしながらエンタメとして安定して面白いのでおすすめ

2005-2011 あかりや (www.mangaz.com/book/detail/46061)

  • 著者 : 赤美 潤一郎
  • 連載誌: ネムキ
  • 巻数 : 1

あかりや」というどんあかりでも揃っている店を舞台に、宮沢賢治の幻想的な香りに人の心のぐちゃぐちゃした猟奇臭を加算した奇妙な話の連作集。

例えば、子孫を残せずに死んでしまった渡り鳥が、鳥神様に許されるために渡り鳥の群れを導く光となる「第3話」のように残酷ながらも美しい話があるかと思えば、思いっきりカニバる「第2話」のような話があったりする。オススメ芸術家の業と歪な肉親愛が題材の「第4話」。絵を書かずにはいられない姉と姉が好きすぎる弟が、姉が事故で光を失ったことで尋常ではない共依存のような関係になってしまう話。

シャープな絵柄なので、ホラーによく合うし、後味も悪くない。

ところで機械人間のバイトちゃんがかわいい

2005-2008 寒くなると肩を寄せて (www.mangaz.com//book/detail/66821)

あらすじ

かつては浄水施設だった街で、街の一画と共に水の底に沈んだ家族に心を囚われるユィと貯水壁が壊れる夜を描く「水槽の街」、ツノと尻尾が生えた少女が、鬼に胸を貫かれてほぼ全裸になる「少女というより痴女だった」、真面目系とチャラ男系という完璧にタイプが違う中学生芹沢工藤が、偶然ビデオ店で出会ったことから共通の趣味を見つけ、友達未満になる話「友達だなんて思っていないんだ」などを収めた短編集。

作者である鈴木健也さんの描く人物は非常に肉感的なんだけど、特徴的な線かな。

一番のおすすめは「ジゼルとエステル」。サーカスの見せ物で美しいシャム双生児少女ジゼルとエステルが、エステル男の子に恋したせいで、(おもにジゼルが)物理的に精神的に引き裂かれる話。じつにえぐくて物悲しい。信じていたものに裏切られるつらさ。

こころがぐりぐりされる。

2006-2007 椿ナイトクラブ (www.mangaz.com/book/detail/121101)

おばか変態ギャグ漫画。ここで紹介するのは、フレイヤ騎士団ナイトクラブ)の美の化身こと鏡尋斗の必殺技、「男子魅了(読み: バンコラン)」効果: 男子を操る、に負けたから。ちなみに三巻の57-58ページ。あとブルマに対する作者の情熱がものすごい。

2007-2008 デュアルジャスティス (www.mangaz.com/book/detail/45941)

特撮アニメ、学園、そして拳である

人々が天を忘れた時、地の底から邪なものが這い出してくる。その都度、神は大地へ天の使いを送った。そう…邪悪を祓い、人々の心に再び天を抱かせるために…。

時は現代、地上に邪なものが現れると、彼らが現れる。天に選ばれた戦士たち、そう、「天空特警 アヴァロン」と「美少女天使 パレストリーナ!!!

特撮アニメリスペクトヒーロー漫画マッシヴなのに意外と理知的なアヴァロン(中身は不良)と目立つの大好きパレストリーナ(中身は生真面目生徒会長)のコンビがいい感じ。

面白いのが、天と邪なるものとのパワーバランスは天を信じる人々の数で決まるため、敵側が、現代情報社会であることを利用した情報戦イメージ戦略で攻撃してくるところ。現実でこれやられたらかなり人間不信になる自信がこの増田にはある。

2007-2008 モンスターキネマトグラフ (www.mangaz.com/book/detail/71031)

もし怪獣に変身することができるお姉さんがいたらってお話。

時代は第二次世界大戦が終わってしばらく経った日本主人公の間宮さんは興奮すると自分の意思に関わらず大怪獣に変身しちゃう厄介な体質の持ち主。大戦中はその能力に目をつけられて軍事利用されたり、戦後も政府監視下に置かれたりと自分の体質に翻弄される。
しかし戦後は怪獣映画メインキャスト(怪獣)を務めたり、自分の力に折り合いをつけだんだんと自分の幸せを見つけていく。

主人公関西弁バリバリなのがグッドポイント

おすすめ場面は、変身しなきゃいけないのになかなか変身できない場面で、秘密兵器(美少年のいけない写真満載の雑誌)を見て「あかんわー」と叫びながら変身する場面。

2009-2010 ラブんラブ (www.mangaz.com/book/detail/120121)

毎日ラブを探してラブにラブする中学生 相田愛子(ラブ子)をはじめとして、サッカーに生きるラブ子の幼馴染 国立カケル、年の離れた弟たちの世話で大変な砂田素直(すなちゃん)、クール勉強家 北王子学斗、おっとりして奥手の浦上麗(うららん)たちが好きな相手にドキドキしたり、意識していなかった相手意識してドキドキしたりする固い蕾のような青春漫画

他人のラブにはすっ飛んでくるのに、自分のラブにはうまく答えが出せないラブ子が素直でいいんだこれが。

あとラブ子のラブ暴走っぷりもいいんだけど、おっとりで学斗に一途純情のうららちゃんが、自分ではない女のことに頭を奪われてしまった男に興奮します。

「目の前の私をみていない 瞳」

「私以外の 誰かを 好きな瞳」

「ドキドキした 私 おかしい」

ふわふわ感がよかった人は「ふわふわカタログ」(www.mangaz.com/book/detail/115531)、変態感とエグみがよかったひとは「魔法少年マジョーリアン」(www.mangaz.com/book/detail/120131)と「姉さんゴーホーム」(www.mangaz.com/book/detail/120111)へ行きましょう。

前者は、月刊MOEで連載されていてもおかしくないフワフワポワポワな内容で、後者では、いたけない二人の少年がナイスバディなお姉様に変身して敵と戦う話と、大切な記憶を守るためにそれ以外を全て捨てて狂っていく女性の話が読めます

2010年代 ハルン谷テイル (www.mangaz.com/book/detail/126441)

古い村とその村に寄り添うようにしてある古城をめぐる一話完結型の牧歌的雰囲気漫画。村の近くに見えるお城だけど、近づいても近づいても一向に近づけなくて、離れようとしたらお城に近づいてしまうこと、池で水遊びをしていたら、水面に映った逆さ城の中に入ってしまう、など幻想的で牧歌的漫画

絵柄がかわいらしくて、ますむらひろしアタゴオルみたい。自身のHPで連載しているとのこと。

2010-2014 マジャン 〜畏村奇聞〜 (www.mangaz.com/book/detail/120651)

麻雀は絵柄を揃えたら役が出来るくらいしか知らないけど、この漫画は一戦いっせんに熱があって面白い

単なる麻雀の漫画ではなくて、マジャンという麻雀のルールに加えて特殊ルールトランプジョーカーみたいな牌が入っているとか)があるので、単なる麻雀好きの学生だった主人公が特殊ルールに苦しみながらルールを解き明かす部分を読者として共有できて良い。

麻雀要素以外にも、閉じた村、おどろおどろしい伝承、そして表面上は普通なのに、ある事柄にだけ一様に口を閉ざす村人など横溝正史的成分も満載。

麻雀は門外漢だけど、主人公の打ち筋がデータ・確率重視なところが現代的で面白いと思う。まあそのせいで、麻雀と異なるマジャンの特別ルールをはじめ、村の奇習/因習に主人公は振り回されるのだけど。

こちらのレビューが詳しい「竜騎士07が震撼した漫画「マジャン~畏村奇聞~」」(http://blog.livedoor.jp/inoken_the_world/archives/51895567.html)。

以上。増田的には全部何度でも読み返せるくらい面白いけど、あえてオススメするなら「ゆめのかよいじ」(https://www.mangaz.com/book/detail/43881)が一番心に残ったかな。ちなみに連載期間調べるのめちゃくちゃ大変だった。

最後に、面白い作品に出会えたことについて、漫画図書館を始めた赤松健先生に感謝。

2016-11-14

川上さん叩きがちょっとつらい

こないだのNHKスペシャル川上さんが宮崎さんに怒られて

まとめサイトとかあちこちで話題になってる。


個人的には川上さんのプレゼン方法が下手糞だったとか色々あってまぁ思考的にも宮崎駿よりである

なんか川上さんのやってることがナウシカヒドラ作ってた旧人類側みたいじゃねーかwwwww

とか思ったので少なくとも宮崎さんの前では見せるべきではなかったと思う。


でも宮崎さんも別でやってくださいって言ってたようにあれはあれで

将来的に別の道につながる可能性もあるのかもしれないし全否定はしてなかった。

なんかここ数年間川上さんとかに付き合って宮崎さんも結構そういう文化を頭ごなしに否定するべきではないとも思ったのかもしれない。

少なくとも吾郎監督が作った3DCGアニメプロデューサー担当したのはカワンゴだし、宮崎駿ペンタブとか3DCGを使ってみようかなって思ったのはそういう影響もあったと思う。

それでカワンゴさんもなんか色々思うところはあったのかもしれないけどあのプレゼンあんまり良くなかったかなとは思う。


でも言って見れば社内ミーティングの一環だったわけですよ。

なんか始まる前はめっちゃわきあいあいとしてたし、「3人だけのところがめっちゃ増えた」とか笑ってたし。


で、その後自体は急転直下して空気最悪になるわけだけど(あれ怖すぎだろw)、あれを全国放送するのはちょっと流石にカワンゴかわいそうや。

いや了承したのかもわからんけどね。

了承してたとしてもちょっとネット民叩きすぎや。

言ってみりゃ社内で社員プレゼンミスって上司に怒られた話であって別にそんなたいした話じゃない。

別に宮崎さんも怒鳴ってたわけじゃなく静かに淡々と怒ってたし、酷い叱責の仕方ってわけじゃない。

でもそれを全国放送するってもろにパワハラやんけw

駿の考えを変えた会議ってことでTV放送的には重要なのかもしれないけど正直みててちょっときついわ。


まぁ以前の放送とかでも怒られて人とか出てたと思うけど、ちょっと段々きつくなってきた。

2016-08-29

これより裁きを申し渡す

http://anond.hatelabo.jp/20160827142040

ポエム新海とガキ向け細田のジブリ継承デスマッチは、新海の勝ちとする。

新海は速やかに吾郎の首を刎ねて、養子縁組手続きを進めること。

また新ナウシカ監督については、庵野相撲を取って決めること。

これにて一件落着。

2016-08-16

SMAP解散の件で、いちファンクラブ会員が言いたいこと

  

SMAP解散の一件に関して、どうしても我慢ならないから吐きだす。

私は2003年SMAPを好きになったものなので、それ以前からずっとファンの方とはまた意見が違うかもしれないけど、ただただ吐きださせてほしい。

 

メンバーの周囲の人間は「メンバーSMAPのことが大好き」「苦渋の決断」とか言っているなかで、報道は一貫して「不仲で解散で押し通すつもりw」ってアホか。

元々どうして、育ての親だった飯島マネージャーが長年勤めてきた事務所を辞めるのか、辞めなければならなかったのかを報道せず、スタート位置をずらし、不仲でまとめようとしている。これは異常ではないんですかね?

 

事務所内での何らかの問題が発生

飯島マネージャー、退社

事務所に残るか残らないかメンバー間で揺れる

1月解散せず活動を続けると発表

 

この流れの一番はじめの部分が切り取られ続け、なんだかメンバーワガママのような報道をくり返され、それでも我慢し続けた彼らを待っていたのがこんな結末ってないよ。

 

スマスマの観覧、五人が揃うビストロスマップ1月以来なぜか観客を入れてないんだよ。オンエアで聞こえる歓声は別録りなんだよ。ファンクラブ募集して、編集された映像を見ての声なんだよ。

去年の秋頃には解散の話し合いに関してはしていたのだから(この件に関しては近しい芸能人1月時点でのコメントからも合っていると思う)、もしも「ぎくしゃくした姿を見せられない」のならばこの時点でなにか動きがあるべきだし、そうでなかったとしても観覧に行った人から何らかの疑問が浮かんでも良い筈。

スマスマの観覧はレポート禁止から詳細は出てこないだろうけど、オブラートに包んだ発言はあってもおかしくない)

それでも何もあがってこなかった。「そういえばあの時…」みたいなのも、私は目にしたことがない。それは彼らがプロから。三十年近く芸能界で生きているんだからメンバー間でなにかあったときも上手く立ち回れるんだよ。

じゃあ何を見せたくないから観覧募集をやめたかって、仲の良いところを見せたくなかったんだよね。特に木村くんと中居くん慎吾が楽しげに話しているところなんか見せられないもんね。「え、仲良かったけど?」ってなっちゃうもんね。辻褄があわなくなるもんね。分かるよ、わかるよ。

(追記:仲が良いっていうのは、ファンから見てということね。元々ずっとSMAPは仲良しグループではやってきていないことくらい知ってるし、つかず離れずの関係で結成から28年、本人たちも言ってるけど「方向性はバラバラ」でやってきてる。それでも合間に見える楽しそうな表情や言動は確かにそこにあるよ)

 

大体、今年デビュー25周年を迎えるSMAP解散発表がド深夜にFAX一枚って、アホかな?その翌日遅ればせながらファンクラブ会員に届いたメール、ドキドキしながら開いたのに、たった一行Webサイトアドレスが載ってた時は閉口したね。

そのサイトアクセスしてみたら、散々報道で読みましたよっていう内容がそのまま書かれていて、追記されたことといえば

ファンクラブは終了します。返金するので安心してね!

・今度送る筈だった会報解散に触れてないけど作っちゃったから送るね!

・25周年の記念品も作っちゃったから送っちゃうね!

という内容でした。非常に残念ですね。長い長い歴史の閉幕は、こんなにあっさりとした報告でした。

ちなみに、長年SMAPがお世話になってきたレコード会社であるビクターさんには、何の報告もなかったみたいですね。バイトばっくれてやめるみたいなかんじの軽さですね。

さらに因みにファンクラブ存在はすぐに公式サイトから抹殺され、SMAP12/31まで続くようですが、それまでに会員の期限が切れちゃう人は更新ができないので、たとえ12/31にSMAP最後コメントを発表したとしても読めないみたいですね。私は今年の5月更新したばかりだけど、8/14以降に切れてしまう人は、本当にやりきれないだろうなぁ…。

(追記:8/17付でファン宛に上記内容と相違ないハガキが届いたよ。ネットやってない人たち向けだろうね。行動が早いね。今年新規入会した人・更新を迎える人への対応がめちゃくちゃ遅かったり、会報も全く送ってこず一年に4000円払ってるのに合併号と銘打ってようやく6月に今年最初会報を送ってきたりしたのに、行動がとっても早いね!)

 

あのね!SMAPファンをめちゃくちゃ大切にしてるの!大切にされてきてる実績があるの!

20周年記念の東京ドームでの公演なんか、最後に五人それぞれ出口に立ってお見送りしてるんだよあの人たち!疲れてるのに!アイドルスマイルで手を振ってさ!

もしも五人が話し合いを重ねた結果、それでも解散を選んだのなら、彼らだけで導きだした答えだったのなら、絶対ファンに対して報道陣と同じメッセージを送りつけて終了なんていうことはしません。胸を張って言える。

それはもう物的根拠なんかないんだけどさ、長年見てきてるからしかいえないけどさ、それでも確実に私達がみてきた世界は本物なんだよ。

SMAPSMAPを大切にして、ファンを大切にしてきた事実ファンの体や心に染みついてるんだよ。

 

森くんが辞めても、木村くんが結婚しても、吾郎の件も、剛の件も、全部五人で乗り越えてきたんだよ。あ、木村くんの結婚はめでたいことだけどね!勿論!

SMAPは五人揃ってはじめてSMAPなんだよ。それを五人が分かっているから離れ離れになる道を決して選ばなかったんだよ。解散しても同じ事務所なんだよ。彼らは五人を諦めてない。私はそう思うんですけど、どうすかね。「一旦」解散するってTOKIO山口くんもそう言ってたけど、そういうことなんじゃないかって思うよ。

SMAPは誰かの手によって終わらせられてはならないんだよ。終わらせるとしたら、SMAPSMAP自身だけの力でのみなんだよ。

そして五人が五人で決めた終わりなら、ファンだってこんなに皆して色々言ってないよ。彼らがちゃんと話し合って決めたことなら、受け入れるんだよ。そりゃあめちゃくちゃ悲しいに決まってるけどね!これは「たられば」じゃないよ。恐らく大抵のファンはそうだと思うよ。

 

「うちの子じゃない」とか「ボロ雑巾のようにつかう」とか、事務所トップに言われてさえしなければ、いろいろと考えも違ったのかもしれないけどね。言われちゃっているもので。

 

ていうか不仲ってなんだよ!

結成して28年、たった1年足らずの間に仲が悪くなって解散!って子どもじゃないんだから冷静に考えてあるわけないだろっ!

もしも「不仲」が落としどころで納得するとしたら、慎吾10歳のとき木村くんにもらって今もずっと補修しながら使い続けているお財布を捨てて、別の財布を使ってる写真を撮られたときからな!頑張れよ週刊誌

 

*トラバに対する追記

マネージャーの一件が現在解散騒動に繋がるなんてもはや今さら説明するまでもないくらい浸透してると思う」とのことですが、世間認識ではなく「報道の在り方」の話をしています現在までの流れの説明において原因は重要である筈。根本に触れないで流れだけを読み、「原因は事務所内の問題」ではなく「原因は不仲」にすり替わってますからね。事務所に都合の悪いことは大抵スルーなので(ある報道番組では、新聞の一面を紹介する際に副社長について都合の悪そうな記事の部分だけ、見えないように隠してあったりもしまたからね)、そういう意図もあるのではないでしょうかね。一般に浸透しているか説明不要は、この問題場合にも言えるのでしょうか…。

あと不仲云々に関しては、こちらも憶測しか言えないので反論しませんが…。徐々に仲が悪くなったとは一体、何が原因、どのタイミング…?

 

*予想以上に反応をいただけたので更に追記。(8/17)

「不仲説」を否定したいわけではなくて、なんていうんだろう…。意見の相違ですれ違いが起きてしまうことはあるだろうし、現実にそうなっている可能性の方が冷静に考えて高いと思う。

それでも、そのすれ違いを「不仲」なんていう軽いゴシップ的な言葉でまとめてほしくないんです。「中居が『木村と口きくな』って言った」だとか、子ども喧嘩みたいな見出しや内容で煽ってほしくないんです。

 

グループ存続に関する意見の相違によるすれ違い」だったら納得できるよ。だって五人それぞれのSMAPに対する思いは本物だと、何年も見続けてきているから分かるよ。ファンエゴだと思われるならそれでもいいよ。

2016-08-12

薬は注射より飲むのに限るぜ!ゴジラさん

http://anond.hatelabo.jp/20160731121447

ヤシオリ作戦が経口投与なのはゴジラVSビオランテで抗核バクテリア弾を撃った表題台詞の主、自衛隊の権藤吾郎一佐のオマージュだと思います

物質を無力化可能バクテリアを生身の人間が死を覚悟ゴジラの口に放つシーンは歴代でも屈指の名シーンです。

前作ゴジラ84'のスーパーXも核物質を抑えるカドミウム弾を照明弾の誘導からゴジラの口に撃ち込んでいますが、ゴジラを完全に止める事はできませんでした。

怪獣映画被害者役だった電車復讐である無人在来線爆弾と並び怪獣映画史における雪辱戦になっている構図です。

2016-08-05

http://anond.hatelabo.jp/20160805021647

初代ゴジラはない。英霊論ってのがあるけれど根拠はない(読みとしては面白いけど)。

シン・ゴジラ理由は明確には示されていない。ただ牧吾郎怨念じゃないの?っていう説は2chでよく見る。こちらは間接証拠がいくつかあるので、まぁそう言えないことはないという感じ。

2016-07-31

シン・ゴジラ』のテーマ考察

本作も庵野作品らしく、元ネタからテーマを考えると分かりやすい。以下、元ネタと目される作品事件との比較から本作のテーマを考える。

※なお、細かい元ネタについては↓を参照。

■『シン・ゴジラ』の元ネタまとめ

http://anond.hatelabo.jp/20160731121447

1. 岡本喜八日本のいちばん長い日から考える

シン・ゴジラ』は『日本のいちばん長い日から多大な影響を受けている。激しいカット割りは岡本喜八作品の特徴そのものであるし、日本が重大な危機に直面した際に、どう対応するのかということを題材としている点でも同一である

しかし、そこで描かれるテーマは異なる。『日本のいちばん長い日』はポツダム宣言受諾を目前に、原爆を2発落とされておきながら、なお利権争いを続ける官僚政治家の醜悪さが描かれる。そこでは官僚政治家一丸となって事態対処するという姿勢は見られず、最終的な解決天皇が”ただ独りで”下した「御聖断」によってつけられる。

他方、『シン・ゴジラ』では、責任逃れのために策謀を凝らす政治家官僚が現れたりはするものの、官僚政治家科学者(+ドイツ中国米軍)が”一丸となって”ゴジラ問題対処する。そこには、どんな重大な危機でも、みんなが一丸となって理性を行使すれば必ず解決できる、というポジティブメッセージがある。

2. 庵野秀明新世紀エヴァンゲリオン』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版から考える

シン・ゴジラ』のストーリー展開は『エヴァヱヴァ』におけるラミエル戦とそっくりである。すなわち、『エヴァヱヴァ』においては使徒ラミエルを倒すために全国の発電所および送電車が動員され、日本国一丸となって協力する姿が描かれる。『シン・ゴジラ』においてはゴジラを倒すために全国のプラントおよび化学工場が動員される。

しかし、両者はその後のストーリー展開が異なる。

エヴァヱヴァ』においては、こうした戦いを通じて主人公シンジ君が生きる意味を見出す過程が描かれる。父に捨てられた経験から生きる意味を見失っていたシンジ君は、エヴァに乗って世界を救うことが自分の使命である自覚していくのだ。

しかし、シンジ君はその後、使徒レリエルとの戦いの過程で、自分が乗っているエヴァがとんでもない化け物であることに気付きはじめ、続くバルディエル戦で親友トウジに重傷を負わせる(漫画版では殺害)に至って、生きる意味を完全に見失う。

そこで描かれるのは「みんなで協力して事態対処したところでそれらは全く無意味である」というかなりニヒリスティック結論である

他方、『シン・ゴジラ』においてはこうしたひねくれたストーリー展開はないため、「みんなが一丸となって協力すれば危機を乗り切れる」というポジティブ結論になっている。

3. 本多猪四郎ゴジラから考える

シン・ゴジラ』においては初代ゴジラリスペクトすることが明言され、ゴジラデザインストーリーに初代ゴジラの影響があることがしばしばインタビューなどで語られている。

ゴジラ』のテーマの1つは、当時問題となっていた第五福竜丸事件を背景とする、反核兵器思想であるゴジラ水爆実験の影響で出現し、東京ゴジラがまき散らした放射線は罪のない児童にまで及んだという描写からこれがうかがえる。

他方、『シン・ゴジラ』でも核及び原子力問題テーマとされている。ゴジラは海中に投棄された核廃棄物を喰らったことで東京に出現し、原子力エネルギーによって動いている。

しかし、『シン・ゴジラ』ではこの問題に対する姿勢はもう少し複雑なものとなっている。

まず、①原子力で動くゴジラ破壊力はすさまじく、東京は一瞬で火の海にされてしまう。他方、②ゴジラがまき散らす放射線による被害は小さいとされ、③ゴジラエネルギー源の研究を進めれば現行の原子力発電よりもより安全クリーンエネルギー調達することができることも示唆される。作中ではこのゴジラの2面性を評して「ゴジラは神の化身にして、人類福音をもたらすもの」とも言われる。

しかし他方で、④国連安保理による核兵器投下はきわめて否定的に描かれる。

ここには、「核兵器使用には断固として反対するが、原子力活用については現実的に考えなくてはならない」というメッセージがうかがえる。

4. 結論

以上の検討から、『シン・ゴジラ』のテーマは、「どんな重大な危機でも、みんなが一丸となって理性を行使すれば必ず解決できる」ということと、「核兵器使用には断固として反対するが、原子力活用については現実的に考えなくてはならない」という点にある。

なんというか、大人結論である

5. その他気付いたが確証のないメモ妄想

◇「私は好きにした。君らも好きにしろ。」は岡本喜八監督から庵野監督へのメッセージ(牧吾郎写真岡本喜八監督写真採用したのはこのせい)。「この国で好きを通すのは難しい」はこれに対する庵野監督の回答。現代における作品作りの難しさを言っている。

これを踏まえてラストの「そろそろ好きにしたらどうでしょうか」を聞くと趣深い。すなわち、『シン・ゴジラ』は、色々な制約(予算オールファン批判)で自分の好きに映画を作れない監督が、それでも俺は好きな映画を作るんだ!という映画である。結局、TV版の『新世紀エヴァンゲリオン』のラストと同様、フェリーニの『8 1/2』と同じ結論になる。

ラスト血液凝固剤を流し込むシーンは、一見バカバカしいと思ってしまうが、福島第一原発コンクリートを流し込むという形で実際にやったこと。

ラストゴジラは死には至らず、凍結されるにとどまるが、これは同じく凍結状態にある福島第一原発を模している。今後も対処を続けないと、とんでもないことになるよ、という暗喩か。

ヱヴァQとシン・ゴジラテーマは重なる部分あり。

(1) 孤独な男(シンジ・牧吾郎)が、強大な力(13号機・ゴジラ)を手にして事件を引き起こす。

(2) 危機対応するのが現実主義的な集団ゴジラ討滅のために核の使用も辞さな人類エヴァ殲滅のために初号機を主機として使用するヴィレである

すなわち、両者ともに、危機に対する現実主義的な対応を描いている。トーンの明暗を分けたのは、視点孤独な男(シンジ)サイドに置くか、現実主義的な集団日本政府)に置くか、の違い。

◇牧吾郎反原発博士だったのではないか

妻を放射線で亡くしたことで反原発思想になった結果、日本の学界を追放されてアメリカへ。

国民生活や命よりカネを優先して原発開発を続ける日本報復するために、核エネルギーで動くゴジラを出現させた。

その結果、①多数の東京都民疎開により生活拠点を奪われ、②いつ復活して再び惨禍をもたらすか分からない凍結ゴジラが都のど真ん中に鎮座してしまった。

(上の仮定が正しいとすれば)まさに牧吾郎の狙い通り(cf.広瀬隆東京原発を!』)になったことになる。

シン・ゴジラ』の元ネタまとめ(8/12追記)

筆者は半分くらいしか観てないので間違いとかあったら指摘してください。

◇関連性大

庵野秀明エヴァ(旧世紀版&新劇場版)』 : 同じBGM使用している。ヤシオリ作戦の内容・名称元ネタ

岡本喜八日本のいちばん長い日』 : 激しいカット割りの元ネタ日本危機に直面した時の官僚政治家の動向を描く点は同一。監督岡本喜八写真が本作に登場する牧吾郎写真として使われている。

本多猪四郎ゴジラ(初代)』 : 冒頭に映る古い「東宝」画面、第2形態時の咆哮音、冒頭に襲われる船の名前(「栄光丸」⇒「グローリー丸」)はこれが元ネタ

押井守機動警察パトレイバー the Movie』 : 『シン・ゴジラ』に登場する牧吾郎のあり方が、『機動警察パトレイバー the Movie』に登場する帆場暎一と被る点が多い。①冒頭で海に消える、②事件解決の鍵を握るが、本人は既に死亡しているため、彼の思考の解明に主人公たちが翻弄される、③東京破壊する動機が匂わされる、等。

福島第一原発 : ①ラストシーンで凝固剤をクレーンで投入するシーンは、福島第一原発コンクリートなどを流し込む姿を模しているとの指摘あり。②また、ラストにおいてゴジラは死亡せず凍結されるに留まるが、これは福島原発事故の現状を表してるとの指摘あり。すなわち、冷温停止状態ではあるが、これからもきちんと処理を続けないと、また放射能汚染惨禍を生むということ。

◇関連性中

長谷川和彦太陽を盗んだ男』 : ラスト石原さとみ長谷川博己が語り合う建物が、菅原文太ジュリーの決戦の場と同じ。ヱヴァ破でこれのサントラを使っていたため、意識して使用した可能性がある。また、制作中の仮題が『日本対俺』であり、これは『シン・ゴジラ』のキャッチコピーである現実(ニッポン)対虚構(ゴジラ)』に類似する。

庵野秀明巨神兵東京に現る』 : 終盤、ゴジラ尻尾から出てくる人型が、『巨神兵東京に現る』に登場する巨神兵酷似している。

橋本幸治=中野昭慶ゴジラ(84年)』 : 今回のシン・ゴジラと同じテーマ危機に直面した日本がどう対応するか)を扱った作品。第4形態時の咆哮音の元ネタ。『シン・ゴジラ』のキーマンである吾郎の初出。

本多猪四郎宇宙大戦争(59年)』 : ヤシオリ作戦シーンのビーム作画ビームSEBGM元ネタ。ただし、マーチについては、直接の元ネタは『怪獣大戦争』ではないかとの指摘あり。

富野由悠季イデオン』 : ゴジラが、背びれから全方位ミサイルを出し、尻尾からソードを出しているのは、これが元ネタではないかとの指摘あり。

岡本喜八沖縄決戦』 : 上述した『日本のいちばん長い日』と同じ理由。ただしこちらはシン・ゴジラと違って民間人視点から事件を描く/人の死亡シーンまで描く。また、『シン・ゴジラ』のラスト付近に登場する第32普通科連隊丹波一佐は、『沖縄決戦』で第32軍長勇参謀長を演じる丹波哲郎元ネタ

◇関連性小

佐藤純彌新幹線大爆破』 : 東京駅作戦をするシーン、新幹線爆弾を積んでぶつけるシーンの元ネタ

赤井孝美『八岐之大蛇の逆襲』 : 「ヤシオリ」という名称ヤマタノオロチを酔わせた酒)からすると、ヤシオリ作戦元ネタエヴァではなくこちらを挙げるべきであるとの意見あり。また、血液凝固剤を注射ではなく経口投与にしたのは、ヤマタノオロチ伝承に倣ったものか。なお、これに登場する八岐之大蛇は第2形態に似ている。

◇その他名前ネタ

山崎豊子白い巨塔』 : 財前正夫(國村準)、大河内清次(大杉漣)、里見祐介(平泉成)、花森麗子(余貴美子)、東竜太柄本明)、柳原矢島健一)、金井中村育二)の”苗字”の元ネタ。たぶん探せばもっと出てくる。

安野モヨコ作品 : 矢口蘭堂(長谷川博己)(⇒『ジェリービーンズ』)、カヨコ・アン・パタースン(石原さとみ)、尾頭ヒロミ市川実日子)、花森麗子(余貴美子)(⇒『ハッピー・マニア』)の”名前”の元ネタ。たぶん探せばもっと出てくる。

補足

http://anond.hatelabo.jp/20160812012224

2016-04-28

[]1巻

久しぶりに読み始めた

なんとレアな(唯一の?)イカちゃんのパンチラがある!!!!間近!!!はじめて気づいたわ!!!!

あと発見したのは、栄子の犬(アレックス)好き設定って、最初だけでもう今は忘れ去られてるよなあってことと、

侵略ってテーマがまだ1巻のせいか結構出てくるなあってことと、

蚊に刺されたトーンと突起が乳首みたいってことと、

吾郎のかーちゃん初登場してるけど全然ビジュアル違うってこと

もう途中からは完全に「イカ娘日常」だったしなー

渚を投入することで、侵略ってテーマを無理矢理思い出させてた(多分読者と作者両方に)んだと思う

ああ・・・もうイカ娘を語るとき過去形なっちゃうんだよなあ・・・はあ・・・

2015-10-03

昴のすばるMAJOR吾郎

似てるわ。

めっちゃ才能あって勝ち残るけどそれを蹴って違うとこいくとか

家庭の事情とか

唯々諾々と勝ち取ったものに満足するようなキャラだとつまらないけど読んでてすげーもったいなく感じるんだよな

2008-12-15

http://anond.hatelabo.jp/20081215232642

恋愛メインじゃないマンガスポ根とか)ではたいてい処女だわな。

今やってる「メジャー」では茂野吾郎メジャーリーガー童貞だけどヒロインも高齢処女だし。

キャプテン翼」もあねごは処女だし「タッチ」でも南ちゃんは処女だわな。

たぶん、これらのマンガのどれ一つでもヒロインがいったん別の男とくっついて主人公に戻ってくるみたいな話だったら

出版社の存続の危機になるくらい大事件になると思う。

2008-05-18

http://anond.hatelabo.jp/20080518114618

たしかに必要ないから省かれてるって側面もあるんだけど、やっぱり美しくないからって側面も否定できないと思うんだよ。

ドラマなんて美男美女ばっかりでてるわけだけど、顔面偏差値50くらいの男女が好き好き大嫌いやっても特殊な場合を除いて視聴率は奮わないんだし。

美男美女ばっかりでてるのに作中で美男美女扱いされるケースがあんまりないっていう部分ではある種のウソとまではいかないけどそのフィクション世界独特の世界観で構成されてるんだし。

こないだやってたドラマ反町プロ野球選手加藤あい弁護士恋人同士ってドラマがあったけど、まずその二人ならイケメンプロ野球選手とか美人弁護士とかっていうのが周りからの扱いになるはずなのに、別にそんなことには触れられず、その辺は不問と言うか、十人並みみたいなことになってるわけじゃん? どんなドラマを例に取っても似たようなもんだけどさ。

そういうリアル世界テレビドラマ世界の不均衡っていうか、そういう「改変」の中に過去の異性遍歴さえ含まれていると思うんだ。美しくないものとして。ところがこれには無理があってやっぱり現実との対応関係がズレ過ぎている。

アニメメジャー」では大リーガーにまでなった吾郎童貞なわけでしょ。大リーガー童貞。でもそのことは不問になってる。たぶん作ってる奴、見てる奴が、幼なじみ一筋=美しい、リアルに付き合って別れてを繰り返す=美しくないってどこかで思ってるんだと思うんだよ。でもそれでさえ美しさを選んだ故の不自然さが逃れられず、苦しい。

これが70年代80年代ドラマならまだアリだったんだよ。リアル世間でも20代で初めてでも普通で、誰もそのことを気にしたことが(全くないわけではないけど)なかったから。

2007-05-06

きもちわるい

***

太陽の色が変わってきた。色が変わったっていう言い方もヘンだな。ま、秋になったんだから、日照時間が変わってっていうことぐらい理科の時間に習って知ってるけど、んなこと17年間生きてきて一度も思ったことがなかったっていうか、気づきもしなかったというか。何故今年の秋はそんなことを思うのか。それは先輩が居るからだ。

「おい大河。お前なにボケっとつっ立ってるんだよ。後ろに落ちてるボールも片付けとけよ」

「はいはい、わかりましたよ。茂野先輩」

心の中で軽く舌打ちしながら適当に返事する。ったくさあ、この夏の出来事には俺も大きく貢献してるのに、そんなことすっかり忘れたって感じだよな。その自信と尊大さは一体どこから来るのかねぇ。大先輩様様で、コイツの性格と行動パターンはどう考えても俺の守備範囲外なのに。

「あ、茂野せんぱーい」

「ん、大河どした?ほかになんか用か?」

今日先輩にちょっと相談したいことがあって。クラブハウスで残っててもらえますか?」

「俺に相談?何の相談だ?金と勉強と女の事以外なら大丈夫だぜ」

屈託なくガハハと笑ってる。っておいおい、野球以外のことには、ホント興味がねえんだなったく。

「あ、そういや先輩、この前コンビニで立て替えた500円返してくださいね」

「ギクッ!わりぃわりぃ、今日持ち合わせがなくて、今度必ず返すからさ。じゃ、後でな」

振り向きもせず、左手を後ろ手にひらひら振りながら歩いていく先輩の背中を見つめる。

ふぅ。ま、いつもの事だが、今日でようやく決着か。それにしてもよりによって、姉貴と同じ男が好きになるなんてさ。ポケットの中の粉薬をギュッと握り締めると、唇の端に皮肉な笑顔を浮かべた。

***

「ガタッ」

「おい大河、おせえぞ。待ちくたびれたぜ」

予想通りクラブハウスには他の部員は残っていなかった。錆びた折り畳み椅子に浅く腰掛け、長い足を手持ち無沙汰に投げ出した先輩だけ。これから起こることも知らずにいい気なもんだぜ。

「あ、先輩、これアイスコーヒー

「お、サンキュー大河。今日は一体どうしたんだ?妙に気が効くじゃねえか」

「ん。なんか苦いな。お前、毒とか入れてねえだろうな」

「し、失礼な。んなもの入れてるわけないっすよ。先輩の舌がお子様なんですよ」

「なにぃ?」

おっと、やべえやべえ。コーヒーに混ぜればほとんどわからないはずなんだけど、野生のカン恐るべしってところか。もっとも、俺が先輩を毒殺するわけないんだけどな。目的は体なんだから。

「で、俺に相談ってなんだ?」

そうだった。一応相談をする目的だったんだ。後先考えないガサツな男も、チームメイトっていうか仲間のことは結構気に留めるのな。意外というか、らしいというか。ま、そこが先輩の長所でもあり短所でもあるのだが。

「先輩って、俺の姉貴のことどう思ってるんすか?やっぱ好きなんすか?」

「おぉ、い、いきなりなんだよ。べ、別に小学校からの腐れ縁で、なんとも思っちゃいねえし」

いつもながらわかり易いなあ。耳まで赤くしちゃって。テレるとすぐに横向いちゃうしさあ。性格はともかくとして、美保先輩のほうが姉貴より巨乳なのに。事あるごとに迫られてるはずなのに、この調子じゃ、手も握ってねえって所か。

すると突然、吾郎の手から紙コップが滑り落ち、コンクリートの床にシミを描く。

「そろそろ効いてきましたね。先輩」

「おい、た、大河。てめえ一体なにしゃ…」

「おっと、あんま喋んないほうがいいっすよ先輩。ちょっと体が痺れて身動きが取れなくなるだけっすから」

「て、て…」

薬が完全に効いてきたことを見届けると、吾郎のひざの上に跨る。

「俺、先輩のことが好きなんすっよ。もっと正確に言うと先輩の体に興味があって、でも、俺のタッパじゃ腕力で押し倒すのは無理ですからね」

「…」

そして顎を引き寄せると強引に唇を奪い、舌を絡み入れる。十二分に舌の感覚を味わったあと、耳元で囁く。

「汗と土埃の混ざった匂いってのも嫌いじゃないですよ。先輩」

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