「冷徹」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 冷徹とは

2023-07-14

ゴリゴリのトレパクでも俺は気にならん」←いやそこは気にしてー

https://anond.hatelabo.jp/20230714085047

元増田曰く

はっきり言って、その絵がゴリゴリのトレパクでも俺は別に気にならん。

その絵がホンモノだろうがニセモノだろうが俺がその時得たエモーションはホンモノだからだ。

とのことだが、みんながそうやってトレパクを認めてズルして得た結果が幅を利かせちゃったとしたら、そんな業界、分野は早晩潰れちゃうよ。一時的にズルしたやつが儲けて、それで終わり。ズルしてないやつは馬鹿らしくてやってられないから去る。あるいは経済的に去らざるを得なくなる。ホンモノの供給ストップする。

ホンモノのエモーションとやらをたくさん感じたいならズルは認めるな。

真っ当な「過程」を経て得られた「結果」のみが価値を持つってのを個人レベルでも社会レベルでも徹底しないと、やがて結果を享受できなくなる。

「いや大げさやな。そんなならんやろ」って思うかもしれないが、もし運良くそうならなかったとしたら、それはズルを認めない人がたくさんいてくれてるおかげなの。「みんな過程とか大切にしちゃって、世の中結果がすべてだろ」って「物事本質をついた冷徹リアリスト」みたいな言い草で語ることちゃうよ。

AI絵は是か非かみたいな話や、いわゆる「作品人格は別」論については賛否両論あっていいと思うが、トレパクだけはあかんよ。

2023-06-29

漫画などで子供たちを等しく愛してくれない親一覧

水星魔女プロペラエリクトばっかり見ててスレッタをあんまり顧みない態度で「母親なら等しく愛しなさいよ」ってミオリネさんに言われてるけど、建前として子供複数人いても親は子供たちを平等に愛さないといけないけれど、実際のところはなんだかんだで子供の間で贔屓や差別があったりするので、思いついたやつを淡々と書いてみる

刃牙

勇次郎刃牙に対しては親バカが極まっているけれどジャックに対しては「血が薄い」で扱いが塩なのは刃牙はまあ主人公だしなんのかんので強いし要所要所でちゃん勝利しているので、これが戦績が逆だったらジャックの方に親バカが移って刃牙に対して「血が薄い」って言うんだろうなって気もしているんだがそこんとどうなんだろう。刃牙も日に二度負けたら勇次郎から「血が薄い」って言われたりするかもね。

勇次郎、こと女に対しては「強くて面白くて俺の子を産んでくれればヨシッ」っていう考え方っぽいので、別にジェーンと江珠と比べて江珠の方が特別好きって言う訳でもない気がするし

罪に濡れたふたり

姉弟近親相姦モノの少女漫画で、母親主人公たちをどうにかして引き剥がそうとしていて、それ自体はどちらかといえば道徳的には正しい行動なのだけれど、やってることは犯罪じみてるし母親の姉贔屓と弟冷遇だんだんと目立つようになっていた。

姉は別れた夫(父親)に似ているから好きで、弟は自分(母親)に似ているから嫌い、という理由で弟が嫌いなようだ(見開き2ページで母親と弟の顔をドアップで比較してて「ああ弟は母親似なんだな」って思わされる描写はすげー秀逸だなって思った)。部下っぽいイケメンに「姉のことをどうにかして救ってやりたいっていうけれど弟のことは何にも言いませんよね」って言われてるくらいだからね。

ちなみに似た作品僕妹事実上の異父兄なのだけれど母親は兄妹をどっちも等しく愛しているっぽかった

仮面ライダーアマゾンズ

主人公戸籍上は養子として製薬会社本部長の女性の息子ってことになっていて、他に実子として娘がいて、主人公実年齢は2歳なので年齢的には圧倒的に娘の方が年上なんだけれど、一応兄妹ってことになっている。

実際のところ主人公母親細胞を混ぜて作られた怪人であるので戸籍上は養子だが実質実子である

この母親主人公のことを事あるごとに「最高傑作」と評していて、普通だったら死んでる怪我も肉食って全回復してるところを見てほくそ笑むところとか、ものすごく息子にはめっちゃ甘々なのだが(会長にも「最高傑作つってもお前にとっての、でしょ?」って突っ込まれてる)、娘については実子なのに嫌いと言うよりは「どうでもいい」という評価で、娘が駆除班に志願しようが死にかけようが特に心配する素振りを全く見せない。

どいつもこいつもほんと役に立たねぇな使えねえな、みたいなことを言っちゃう冷徹人間から、息子に対して「最高傑作」って甘々になるのはだいぶ極まってるよね

創作としては(おそらく)珍しい、実子より養子の方が贔屓されているパターンである

武装錬金

主人公ライバル蝶野攻爵は将来を嘱望された頭脳の持ち主だったのだが不治の病にかかったせいで父親に見放された(母親とは離婚調停中らしい)。攻爵には弟がいて名前はなんと「次郎」、長男ではないと言う理由で代々受け継がれる「爵」の字も名前に入らず、兄と違って普通教育を受けさせられて激しく冷遇されていたが、兄の病気理由家督を代わりに受け継ぐことなった。作者にも「次郎は悪くない、合掌」とコメントされるくらいだから、めちゃくちゃ歪んだ家庭であることは間違いなく、、、

このまま攻爵が死んじゃったら二代目攻爵みたいな感じで名前を受け継いでいたんだろうなって気はしてる。

ちなみに早坂姉弟は育て(?)の親にはどっちも等しく愛されていたけれど、実の親には「あんなやつに育てられた子供たちなんてもう要らない」みたいなノリだった。

烈火の炎

いちおう紅麗は森光蘭の養子ってことになっていて、煉華は紅麗のクローンだがこれまた親子ってことになっているので兄妹?にカウントした。

紅麗はめっちゃ強くてカリスマがあるので組織をまとめあげたり実力行使の時など本当に色々役にたつけれど、自分のことを憎んでもいるのでとりあえず育ての母親人質にしてはいもの自分がいつ殺されるかわからないため「紅麗と同じくらい強くて扱いやすい」煉華を作成したそうだ(完成までには早かったがが烈火に負けて消耗しているタイミングならやれると判断して予定を早めに切り上げたので精神的に幼い)。実のところカキタレ兼エサで親子としての愛情はこれっぽちもない上に煉華も煉華で対して強くなくて「烈火にも劣る」と紅麗に酷評されるくらいだから可哀想だけどそんなに同情を集めるキャラでもない、と言う、、、

ダイレンジャー

追加戦士少年と敵の少年幹部が実はラスボスの異母兄弟なのだけれど、平等以前にどっちにも愛情ゼロだったな

イデオン

監督が「もし自分に娘ができたら」を想像して作り上げた姉妹キャラらしいハルルとカララだけれど、姉は男として育てようとしたけれど結局男じゃないか根本的に子育てに失敗しちゃったのでせめて妹は女性らしく育てようとしていいとこの家の坊ちゃんに嫁がせようとしたけれどそれも上手くいかなかった、、、って感じなので、ワッキーが娘ふたり平等に愛していたかどうかでいうと結構微妙である

渡鬼

自分が見たのは最近で、人間関係がクッソ複雑で色々うろ覚えなんだけど、野田武志と言う男がいて、長女の息子なのだけれど武志は別の男の子供を妊娠した女性と(なぜか)結婚することになり、紆余曲折を経てなぜか別の女と子供を儲け、「やっぱり自分の子供が可愛い」というクッソ身勝手理由離婚することになったのをうっすら覚えている

2023-06-26

anond:20230626153041

ここで殺処分とか座敷牢喚いてるやつも

いざ自分の子供が障害児だったらそう割り切って冷徹になれるとも思えんで

まれときは元気でも百人に一人の割合青年期に統合失調症になるしな

と思ったけど

まあ増田民子供が生まれることはないか関係ないな

2023-05-31

一般SEから見たマイナポイント周辺の誤動作

マイナンバーカードの仕組みや存在意義のもの問題点とは別で。

マイナポイントの誤給付とか保険証との紐づけミスが表面化してきたことについて、少し調べて気が付いたこと。

 

サイト内で認証が2種類ある問題

マイナポータルで求められる認証には2つあるようだ。

 

1:マイナポータルログインする

2:カード保険証や口座を紐づける

 

検証

自分マイナカードログインする」⇒「そのまま協力者(別人)のカード保険証登録状況を確認する」

協力者の紐づけ状況が確認できた後、マイナポータルログイン情報確認すると私のものだった。

まり、2つの認証システム的に別物で、それも複数並列で存在してる。

人生の中で1回だけ不慣れな画面を触ってみるというレベルでは意識すらしないと思う。

 

書き方を変えると

Aさんのカードマイナポータルログインする⇒「今からAさんの情報を使って作業しますよ」 

Bさんのマイナンバーカード作業をする⇒「【Aさんの情報のまま】Bさんについて作業しますよ」

という事態が発生しているということになる。

 

根本原因

この問題最大のポイントはそんな認証状況ではなく【作業内容が一切確認できない】画面設計だと感じている。

 

作業中の現場の端末に、「現在ログインしている人物名前」が一切出ない。

カード認証時に「このカードはXさんのものです」という情報が単発で出る。

この2点が「さっきからこのカード認証している」という認識だけで、システムの把握しているパラメーターを「推測」しつつ作業を進めさせる。

 

また、ブラウザを落とすとログアウト状態になるが、ブックマーク履歴から戻ると、ログイン状態を保持したままになることが多かった。

何度か試すとキャッシュを拾ってログイン維持中にログアウト状態を示す画面になることもあった。

これだとなおさら、気が付くのは不可能になるし、一生に1回しか見ない画面で異変に気が付ける人間は少ない。

 

◆UI改善問題ほとんどは消えるはず

結局、職員だろうが一般ユーザーだろうが、何をしているか最終確認さえできれば問題は起こらなかった。

から手続き最後情報を並べて、これでいいですか?と確認させるのが最も効果的だ。

 

冷徹な言い方をすると、

個別の紐づけ作業を行う画面で個別情報が表示されていないという、なんとも間抜けUI設計

ユーザー視点の伴わない実用検証で見落とされた思い込みの罠

そして理解できないから丸投げGoサインのハンコを押した省庁の引き起こし

官製トラブル」の典型例ができてしまったわけだ。

 

が、内容が単純なだけに改善もしやすい。

今回はWeb画面の構成変更が、明確な一つの解決策。

今回のこれ以外でも、母体だけ大きな企業日本に大迷惑をまき散らした例は少なくない。

政治力と入札のノウハウに突出した企業だけではなく、きちんと現場が見られる中小零細企業活躍できる機会が創作できれば、とくにシステム界隈に関して日本は大きく飛躍すると思いたい。

あ、下請けで増えても意味ないですよ。

2023-05-27

人間だれしも、優しい言葉に救われる時期ってのはあるもんだよな

今でこそ冷徹企業マシーンと化してしまった俺でも

高校生の頃は人生つらくて、丹下桜ちゃんの「絶対だいじょうぶだよ」に涙が止まらなかった時期もあったんだよ

 

でも二十歳過ぎたいい大人が優しいだけの言葉に惑わされて人生ぶち壊されてるの、もう自業自得だとしか思わないわ

2023-05-21

anond:20230521182855

社内で出世するというのは、同僚を冷徹に切って自分出世のためにしたり、

から搾取したり、往々にして人間性あきらめないとできないからね。

anond:20230521040841

その作品は知らんけど、「優しい母親冷徹父親が描かれてる作品だってたくさんあるんだから、たまに逆のやつがあっても良いんじゃないの?

珍しく逆パターンが一つ出てきたらアンフェキモいだの言うのどうなん

2023-04-26

質問はただの質問」わからないやつ多過ぎ問題 (絵文字追記しました🫡)

※ただの質問=答えによって怒ったり問い詰めたりしない何の含みもない質問という意味です。(追記

職場ではなるべく「はい」か「いいえ」で答えられる質問をしている。😀

しか最近は、なぜか聞いてもいない理由を語りだしたり、「攻撃してきた」と受け取るやつが多すぎる。😑

たとえば他部署のAさんに「打ち合わせはいつにしますか?」と聞くと😁

「これこれこういう理由で今までできなかった」という😗

まずは聞いてもいない言い訳から始まって🤔

もしかしてあれでしたら◯◯しますけど」と😗

なぜかこちらを気遣ってくれているようでまったく見当違いの提案や😐

「◯◯って◯◯ですか」と意図がまったく不明な初歩的質問を投げ返してきて🤔

まったくこちらの質問には答えてくれなかったりする。🥺

部下のBくんも、「◯◯やったか?」と質問すると😁

「それは◯◯で◯◯だから……」と何だかよくわからないことをゴチャゴチャと話し出して😗

「やったかどうか聞いてるだけなんだが」と言うと、やっとまともに答えてくれる。😑

こっちはただ質問してるだけなのに、勝手に「責められてる」と受け取って😀

ゴチャゴチャ言ってくるやつら、何なんだろう?。🤔




追記

>buriburiuntitti べつにいいけど、"なるべく「はい」か「いいえ」で答えられる質問をしている"って切り口で"「打ち合わせはいつにしますか?」"って例が最初に出るのか。

絶対にいつも「はい」か「いいえ」で答えられる質問ばかりしてるわけではありません。😁

そういう意味で「なるべく」という言葉をつかいました。(なんだこの追記。😅)

ブコメが「そうそう」と共感してくれるひとと🥹

なぜかものすごく攻撃的な反応してるひとと😡

分化してるの、興味深いですね。😄

私はあなたのことを攻撃してません。(なんだこのデジャブ。😅)


追記

このエントリーは「私のコミニケーション能力が低い問題」についてではなく😖

質問はただの質問」わからないやつ多過ぎ問題について書いています。(タイトルの通りです。😅)

建設的なアドバイスしてくださったみなさん。ありがとうございます。😉


追記

なんだか文章が怒ってるみたいだという意見があったので絵文字追記しました。🫡


追記

>ackey1973 追記に、すごいお人柄が出ているなあ。なんとなくこの増田氏に質問されると“問い詰められてる”と感じて“余計なこと”から入ってしまう人がいるの、分かる気はする。

失敗が許されない(やりなおしがきかない)現場仕事をしているので

コミュニケーションはなるべく簡潔(×完結)にやりとりするよう心がけています

問い詰めたり、怒ったりは、現場に支障が出るためいっさいしてませんねえ。

(type-100さんのいう稀な状況ということになります。失敗したらひとが○ぬこともあるので)

そのような冷徹さが文章に出ていて「人柄」と解釈されているのかな。

仕事モードではないときふつうコミュニケーション取っていますよ。


追記(たぶん最後)>

具体的な内容が書けないなか、少ない材料で親身にアドバイスくださった方には感謝いたします。

Bくんの例の場合、私が答えに対して怒ったり問い詰めたりしないのは「そんなことしても何も解決しないから」です。

上述しましたが、失敗したらひとが○ぬことがある現場なので、ただただ「状況確認対処」したいだけです。

したがって、その場では、こちらの質問意図理解されなくてもいいし、そうなった理由も要りません。(終わったら説明しています意見もきいています

一般的職場のみなさんからしたら「稀な状況」かもしれませんね。

Aさんの例の場合記事への反応なかにあった「字面くん」と「配慮ちゃん」のたとえで理解しました。

適切なたとえありがとうございます。 それではおやすみなさい。

2023-04-16

色のついた箱を並べる女

人の多い街にはできるだけ行きたくないが人に会うために仕方なく出かけた。

雨まで降って最悪な気分だったが用事を済ませた後はせっかくだから少し散歩して帰るかと適当にうろうろ歩いてたらなんとなく気分も良くなってきた。

それにしてもすれ違う人との距離が近すぎる。狭い道が多いので傘の先がすぐにぶつかりあうしやけに外国人観光客が多いのはなぜなのか。

いかにもしょうもなさそうな小さな店の前でアメリカ人だかヨーロッパだか背の高いやつらが行列を作っている。

日本人は誰も並んでない。きっとガイドブックかなにかを見てオススメされていたんだろうお前らそんな店にはなんの価値もないぞ。

もういいやさっさと帰ろうと思ったがコーヒーが飲みたくなったので駅前にあったコメダ珈琲に入った。

店内は満員だったが俺は1人で1人席だけ空いてたので先に案内してもらえた。

雨も降ってそれなりに気温も低かったが湿度がすごいので蒸し暑さがあったのでアイスコーヒーを頼んだ。

右斜め前の席に女が2人向かい合って座っていた。俺の席の角度からは奥の席に座る女の全体が見え、手前に座る女の横顔が少し見えていた。

奥の女は黒髪の長髪でそれ以外はこれといった特徴もない、田舎っぽさが残る素朴な雰囲気20代くらいの女の子だった。

手前に座る女は茶髪のボブでもう少しオシャレな雰囲気だったが若作りしていて年の頃は恐らく40代くらいに見えた。

2人は友達という感じでもなく黒髪女子が主に話し続けている。興味を失ってしばらく自分の手を見たりしていたんだが、気がついたら彼女らのテーブルカラフルな箱がいくつも並べられていた。

20個くらいのアクリルでできたような透明度のある四角い箱で、青赤緑黄色様々な色と明るさの違いなどがあった。

それがテーブルの上で黒髪女子の前に横一列に並べられていた。

手前の女はノートを出してペンを握っている。

おもむろに黒髪女子無色透明の箱を手にとってしばらく眺めた。

手前の女は「なんでもいいかイメージを言ってみて?」と促す。

黒髪女子はしばらく考えてから「完全な透明、というか、透明すぎてなにもない、なにもないということは全部あるっていうこと」

という平凡でありがちなイメージを口にする。手前の女は「ほ~」と小さめに感嘆の声を上げながらノートになにかメモしている。

青い箱を手にとって「都会、でも静かな、都会って人が多くて騒がしいけど、でも都会って実はすごく静かなんです。」

手前の女はまた「ほぉ~」と小さく感嘆の声を上げながらノートメモを取る。

なるほど、この女はプロだな、と俺は思った。

黒髪女子のほうはこう、なにかカッコいい感じの事が言いたいという気持ちが出てしまっていてなんとかひねりのある回答を出したいんだが失敗してるという感じ。

途中で話が脱線いて黒髪女子の前カレの話とかもしだすんだが、手前の女はひたすら聞き役に徹している。

その後は好きな箱同士のペアを作ってみてと言われて「私、優柔不断から時間かかっちゃいますよ~」「ああ大丈夫よ」みたいなこと言っていた。

その辺で俺は飽きてしまったしコーヒーも飲み終わったので席を立って店を出た。

帰りの電車の中で俺は透明な箱をイメージしてみた。

「あらゆるものは実は透明で、脳や目を透してそれに色がついているだけで、見るものが誰もいなければ全て透明なのかもしれない、世界のもの無色透明になっているのを想像した」

頭の奥で女の「ほぉ~」という控えめな感嘆の声と、冷徹ペンを走らせる音が聞こえた気がした。

2023-03-25

bing AIデフォ英語にして、日本語で会話すると、日本語人格でほんわかしたことを言い始めたあたりで英語人格が出現し、「この話を中断します」的なことを言われたので、英語人格冷徹理解した

2023-03-22

チャートアナライザーさんの指摘ってもはや言葉狩りでは

音楽関係者日本ひとつと言っていることに、強い違和感を覚えています。 」

https://twitter.com/Kei_radio/status/1638387892732174336

いや別にいいだろ・・・元ネタは知らないけど差別的意図とも取れないし、ましてや政治的意図もないただの一般的比喩なのでは?

これ指摘し始めたり違和感あるって言ってたらただの言葉狩り冷徹()とか冷酷()とかそういう話ではなく、普通に潔癖すぎるよ。

2023-03-11

anond:20230311085306

以下のくだりが、とても印象的だった。

その時にわたし出身地名産が好きで、通販でたまに買って食べてるんだけど美味しいよね、とさりげなく話題をそらしてくれた年配の男性がいた。

その人が後から「あの人、悪い人じゃないんだけどごめんね、自分神戸出身でさ」と言われた。

恥ずかしい話、「神戸出身から」と言われて私は何も分からなかった。

私は自分地震津波被災者で、東北で育った私たちが一番の被災者で、今後数十年はわたしたちが一番のかわいそうな立場だという感覚を持っていた。

「なぜ急に神戸?」とポカンとして「はぁそうなんですか…」と雑に返した気がする。

その後、関東に戻ってしばらくしてから、何がきっかけか覚えていないがオウム真理教の話になったとき

上司が「あの年は神戸で大震災もあって、オウム事件もあって日本は終わりだと思った」と言ってて

やっと気づいた。


ひとの災害経験というのは、ほんと様々で、一概にかわいそうな被害者としてのっぺらぼうな面をみるわけにはいかないよね。

自分けが被害者面していたかも、という気づき。こういうちょっとワンクッションおいて、時間が経って考えること、こういうのが大切なんだと思う。

ただ、被害者という言葉共通項を見出したとしても、阪神淡路大震災経験したひとと、東日本大震災経験した増田がこうして、何かのきっかけでお互いの体験共通部分に触れようとしたときでさえ、お互いが経験したものの奥行や背景は全く違う。でもそれは、もっと言葉を交わさなければみえてこないもの

多分、増田上記言葉を交わしたとき、その手前でふと立ち止まって考えたんだと思う。

ひるがえって自分の親戚の話。自分語りをトラバに混ぜるのはなんだかな、と思うところもあるが、テーマ性質上書かせてもらう。津波から数日後、東北もっとも大きな漁港ひとつで、親戚が経営していた漁業関連会社生産工場が全滅したとの一報を受けた。一方、杜の都に住む息子娘世代は全員無事だったという朗報にほっとしたことを思い出す。

しかし、それよりも震災から半年くらい経って、父が一言つぶやいた言葉のほうが忘れられなかった。

父は東北我が家家系からすると、よそから婿養子だった。

その父が他界した親戚をふりかえってぽつりとこうつぶやいた。

「あれは天罰のようなものだったんだろうね 」と。

期待していない予想外の冷徹つぶやきに私は動揺した。

他界した親戚一家は、さかのぼると、昭和8年津波の前から漁港生計を営んでいた。1933年津波で多くの財産を失った親戚は一から再建する際に、同じ場所でやり直すのはやめるべきだと再三にわたって、周囲から助言されていたという。しかし、結局、同じ場所人生をやり直し、次世代が引き継ぎ、そして次第に事業規模が大きくなり、津波記憶が遠ざかっていくなかで、そのまた次世代の方々が財を成し、地元の名士として羽振りよく、親族のなかで存在感を持つに至る。そんななかで、半世紀以上前東京に出て行った東北の令嬢が結婚前の父と出会う。

大切な令嬢(大地主の長女)をどこの馬の骨ともわからないよその県の小作人末っ子風情に嫁がせるわけにはいかない、という大反対の嵐。本家からなにから親戚中の冷たい目線。結局、結婚は許されて、父は母の家系に婿として入ることになるのだが、その時に受けた屈辱を忘れられないらしく、東日本大震災で全滅した親戚に対して、天罰、という言葉自身のつらみを含ませて表現したのだった。

父にとっては、かわいそうだね、では決して片づけられない感情

個人的には、なにより、貧しい者も栄華を誇った者も等しくなぎ倒した大津波の、客観的な、物理的な力に圧倒せざるを得なかった。

たとえ、誰と震災経験の話をするとしても、このようなパーソナルヒストリーの違いによる温度差は避けることができない。そう思っている。

震災経験していようがいまいが、あるいは同じく焼け出された隣人でも同じではない。大地震大津波破壊力を前には、あの家は無事だった、無事でなかった、そういうさまざまな経験がそれぞれにあるにすぎない。

こうしたファミリーヒストリー視点でそれぞれの思いがある一方で、

上司が「あの年は神戸で大震災もあって、オウム事件もあって日本は終わりだと思った」と言ってて

やっと気づいた。

という上司言葉。そして、「やっと気づいた」という言葉。このつながり方は、大変興味深い。「あの年は~」というのは個々の経験の違いを超えた、歴史を振り返った俯瞰的な総括を含んでいるからだ。1995年という時代、そういったマクロ視点での気づきをもたらすのも災害だ。

そして、それが何かの理由で、自分自身ファミリーヒストリー神戸出身者とのちょっとした会話と結びついたのだとすれば、それは自分ある意味「かわいそうな」私的な思いを、歴史の一コマなかに着地させようとする、そういう覚醒だったのかもしれない。

実をいうと、よりマクロ視点で、それぞれの災害にはそれぞれの社会的な背景があり、その脆弱性被害を増幅させている、という視点最初に提起したのは、阪神淡路大震災だった。

1990年代以前は、災害被害者というのは、災害管理文脈で救援対象として、比較ステレオタイプに捉えられていた。しかし、その認識を大きく変え、都市社会構造脆弱性に関心が高まったきっかけが1995年震災だった。こう書くとなにやら上から目線風だけど、阪神淡路大震災自分仕事として防災世界に入るきっかけを作った。

ざくっとまとめると以下のような歴史神戸にはある。

神戸都市としての成り立ちは、明治の初め、神戸港が開港された時から始まる。以降、港湾労働者が多く流入低所得層脆弱埋め立て地や条件の悪い内陸部へ集住するようになる。他方で、20世紀鉄道時代に入ると、阪神間交通網が充実し、六甲山ろくに高級住宅地が開発されるようになる。高度経済成長期には六甲の開発で切り崩した丘陵地住宅地建設、その残土で海岸が埋め立てられ、工場用地や港湾建設が進められていく。おりしも公害問題が深刻化した時代都市生活環境はますます深刻化していった。そんななか、オイルショックを契機に産業構造の転換という時代の変わり目を迎え、神戸産業シンボルであった造船、鉄鋼は停滞してゆく。それは関連する神戸の零細地場産業を苦境に陥らせ、今度は人口流出が起こり都市部の空洞化が始まった。都市部に残っているのは、流動性の低い層つまり高齢者低所得者ばかりとなった(インナーティ形成)。

これに対して1980年代神戸市の政策的な対応としては、財政問題の打開が先行した。バブル前の当時の考え方では、大規模開発こそが地域経済再生をもたらすと信じられていた。埋立地の利用による、ポートラインラド、六甲アイランド建設物流機能強化のための明石大橋建設最先端技術産業の誘致、ニュータウン建設など、新たな付加価値の創出が事態打開の切り札だった。

その一方、社会脆弱層への支援行政による市街地再生は後手に回っていた。

オイルショック後の産業構造の転換で取り残された低賃金労働者の町、老朽化の進んだ木造住宅密集地域長屋建ての住宅の占める割合の多い市街地長田区スラムのようなオールドタウン)は新陳代謝が進められなかった。地震対策の上でも洪水対策の面でも取り残された街となった。どのような地域であったか番町地区検索をしてほしい。

このような経済格差脆弱性が生み出された、マクロ構造変動のなかで襲ったのが1995年大地震であり、被害社会経済的脆弱な人々に集中した。暴力団員が懸命に救助活動していたエピソードを覚えている人もいるだろう。そういう街だった。

社会学的な視点でみれば、この地震の教訓として、被害高齢者低所得者に集中したのは、ある意味歴史的必然だ。格差が生み出された背景などのマクロ政治的経済的な動向と切り離せないということだ。

そして、このような格差脆弱性という切り口でみる構造分析は先月発生したトルコシリア大地震でも、当てはめることができる。

このように、可哀そうな存在というのを社会学的に脆弱性として構造的にとらえる、ひとつきっかけは、やはり他の災害を知るということであるし、昔の災害を知るということだと思う。

パーソナルヒストリーとしてお互いに触れあうことで、お互いに違うバックグラウンドにあることがうすうすわかってくる、それもまた、大切な気づきなのだと思う。

また、パーソナルなコミュニケーションが、例えばまさに「通販でたまに買って食べてるんだけど美味しいよね」みたいな会話、これが実はマクロ特性を知るうえでも、その人のパーソナルヒストリーをしるうえでに、もっと重要エントリーポイントだったりする。仕事上、ひとから話を聞くときにいつも気に留めていることでもある。

からトルコシリア現在進行形震災について全体状況を大きな視点理解している国際機関よりも、よりミクロ視点で、特定家族地域の人たちにコンタクトがとれる小規模のNGO支援団体に私自身は微力ながら支援金を送付している。たまたまシリア難民支援をしている人と知り合いの知り合いくらいの関係SNSでつながっていたのがきっかけだ。アサド政権物資を止めてしまう現状も現地の声としてより関心を持つようになった。そのほうが確実に、受け取った人の顔がみえ、困っている状況がミクロにもマクロにもわかってくる。自分支援したお金支援先の一家族あたりの支援額(しか第一バッチ)の1/4にも満たないことを知る。こういうことも大切だと思う。

そのように、何かをきっかけに、他の災害に対して接点を持つ機会を大切にしたい。

その人が後から「あの人、悪い人じゃないんだけどごめんね、自分神戸出身でさ」と言われた。

というのは、居酒屋トイレ洗面所とかで何気なくかわす会話、とか想像していたのだけど、そういうのが大切だよね。そういうのが心の残って覚えている、ということがさ。もちろん完全にひとのことを理解するなんてことはどんなに会話を交わしてもない。でも覚えてさえいれば、そのなぜか覚えていた思いを何かにつなげることができる。その「きっかけ」というのはとても大切に思う。

災害を忘れない、というのはそういうことだと思うので。

2023-03-08

anond:20230308053559

男性の方が、政治家のように、利害や感情対立する場面において、冷徹あるいは鈍感になって特定集団だけの利益を最大化するような動きに徹する適性を獲得した人

女のことになると感情的になり

現実直視できず

その場限りのデマやまやかしで

まともなことが言えない男性ばかりに思いますが?

女性男性のそういうところ見てます

 

人間的に劣ってると思ってます

それを仕方ないなんて思ってるのは同族の男だけでしょ

ぼくちんたち悪くないもーんつって

anond:20230308053559

女性政治家に「向いてない」のは、意味不明男性からの「マンスプ」「セクハラ」「性的嫌がらせ」があまりにも多いかであると現役女性政治家の方は言ってますけど・・・


その理屈だと男性政治家たちが、

利害や感情対立する場面において、冷徹あるいは鈍感になって特定集団だけの利益を最大化するような動きに徹する適性を獲得した人は多いだろうということ。

した結果が、自民党政権や、郵政民営化や、水道民営化電通オリンピック、桜の会、モリカケ統一教会etcなんですけど、なるほどあなた解釈だとこれが政治に適してるってことなんですねとしか

女性でも独占政権を100年もやらせたら同じことできると思いますよ(ハナホジ

anond:20230308051931

それは言い方が悪意的で、その表現にまるきり賛同するわけではない。

でも、男性の方が、政治家のように、利害や感情対立する場面において、冷徹あるいは鈍感になって特定集団だけの利益を最大化するような動きに徹する適性を獲得した人は多いだろうということ。

それは男の子社会的に、対立を厭わない器質を持つように育てられることが多いからという部分が大きい。女の子調和を重んじて育てられるだろうし、実際の社交パターンも男女で差がある。

そういう社会が男女に刷り込むジェンダーロールのようなものの是非はまた別として、実際にそのように育ってしまっている現状からして、性別によってどういう方面能力を伸ばしやすいかに偏りが生まれしまっているというのは事実だろう。

それは別に女性にすぐれた調整力をもつ政治家が生まれないなどと言っているわけではなく、生まれにくい環境だということを言っているにすぎないので誤解しないでほしい。出てきにくいだけで、向いている女性もいるだろう。「女性は向いてない」なんて言い方は雑すぎる。だが補足する価値はある。

2023-02-26

[]2月26日

ご飯

朝:カレー。昼:カレー。夜:押し寿司

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみ

カテゴリーI -死線上のサバイバー-

爆発事故に巻き込まれ生死の境を彷徨主人公最先端医療VR機材で五感再現された仮想空間意識だけの存在になり、同様に死に近づいている9人の見ず知らずの人たちと共に、手術の順番待ちの優先度を競う人狼ゲームモチーフにしたインフェクテッドゲームで戦うことになる。

入り口のデスゲーム味は、いかにもだが、かなり真面目に人狼ゲームを題材にしたADVとしてまとまった良作だった。

明らかに無茶な入り口だが、その違和感にも(あるあるではあるが)ちゃんとアンサーが用意されている。

プレイ時間は1時間と少し程度と短編のようなボリュームだが、要所を抑えた良い意味シンプルにまとまっている良作だった。

人狼ゲームを題材にしたフィクション最大のモヤッとポイントである、本当に生死がかかった人狼ゲームをやると「自身の生き残り価値はなく、陣営の勝ちを目指すもの」な人狼目的がブレて面白くない、ということを重々理解しており、その辺のルール整備がしっかりしているのがまず好き。

本当に人狼ゲームリプレイを読んでいるような内容で、人狼を知っていなくても用語解説から丁寧にしてくれ、ローラー、ライントラップなどの戦略についても実践されるのが楽しい

3回戦行われるが、それぞれで役職の違いはもちろん、役職の種類にも増減があるため、飽きることなく楽しめた、どころかもっとボリュームが欲しかったまである

1回戦では敵陣営だったが、2回戦では頼れる味方、のような展開はボードゲームならではの展開で、安易にデスゲームにしなかったことにより、フェアプレイ精神がきちんとしていて面白かった。

人狼ゲームを行いながら見ず知らずのキャラたちのことを知っていくストーリーだが、このキャラたちが短編一本で終わってしまうのは非常に惜しく感じる良い子が多かった。

見た目は清楚なお嬢様だが根がアイドルオタクで時々その気質が滲み出てしま白雪サツキ

糸目職業不明で鋭い意見冷徹な態度で敵も味方も作りまくってそうな間宮キイチ。

この二人は出番の多さもあってとても魅力的だった。

特に間宮キイチは、ゲーム上で度々主人公と濃厚な関係になることや、ゲーム外の縦筋の部分でもすごく重要立ち位置であることから、実質メーンヒロインのようなキャラだ、中年男性だけど。

他にも、ホスト特有コミュニケーション能力の高さで場を支配していく木瀬タクヤゲームへの理解度が低く度々置いてきぼりになっちゃ古賀イサオ、真面目で消防士やってる好青年だがゲームは苦手な須藤マサヨシなど、女性キャラより男性キャラの方がキャラ立ちしており文量も多く感じた。

逆に不思議ちゃん天然キャラ星野ココアプログラマ以外の情報がない才川エリナ、脳筋キャラ古賀と被ってるせいでそういう役目すらない橘ヒジリ、メインヒロインっぽい見た目とファーストインプレッションだけで只々出番がめちゃくちゃ少ない井ノ本チセの四人は、かなり影が薄かった。

短編なので出番に偏りがあるのは悪いことじゃないが、最終的な結論のためにも、もう少し女性キャラの方にも出番をあげて欲しかった。

また、ゲームを通じて彼らと交流を深めつつ、事件真相に迫っていくのだけど、流石にこのゲーム外、縦筋の部分は強引で文量不足を感じはした。

とはいえ低価格な短いプレイ時間の中で、出来ることは最大限にやろうとしていることは伝わる良いゲーム

この素材を使い回しして、10人それぞれの日常を描いたファンディスクなんかがあれば是非購入したい。

2023-01-31

スーパーテレビ情報最前線

20から30年前ぐらいにやってたドキュメンタリー番組

印象に残っているのが居酒屋戦争とかパチンコ戦争かいタイトルブラック企業をやたら美化して特集してた。

嫌悪感を感じながらも妙な魅力があってしょっちゅう見ていた。

印象に残っている話をいくつか

給料バイト同士で協議して決める居酒屋

終業後のミーティング希望する時給を皆の前で言う気弱君。

周囲から仕事ダメ出しばかりで責められて昇給どころか減給までされる地獄

仕事覚えたければ私教えますよ?と絶対教える気もないくせに偉そうに言う女バイトは恐らくオーナー側の手先で洗脳されていたと思う。

・笑え!と罵倒して笑わない事を更に罵倒社長

新規オープン店のロン毛店長研修が気に食わないナニワの商人社長

接客笑顔がないとダメだ!笑ってみろ!と罵倒し萎縮する店長を指差し、こいつ笑っているか?と横の幹部質問し、笑ってないですねと冷徹幹部

店長研修面白くて、『すまーいる』『にゃははー』をバイトに復唱させ続ける。

夜中にへっぴり腰でローラースケートに興じる姿が哀愁漂っていた。

・とにかく気持ち悪い社長と視察店

都内で何軒も居酒屋オーナーをしているギラギラ社長(男)。

ライバル店の視察に若い男子を数名連れて行くのだが、どう見ても様子が男娼。社長愛人達。

連れて行った店も変で、オーダーを取るとおもむろに気をつけの姿勢の後、大声で『ナイスディナーをどうぞ!』

東京居酒屋って気が狂ってる店ばっかり。絶対行きたくないって思った。

罵倒長時間労働で極限まで働かせるスーパー

一見してヤクザとわかる幹部連中が都内スーパーオープン

長時間労働従業員酷使して開梱した段ボールフロアに放ったらかし。

それを見た幹部が全員集めてお前らやる気あんのか!!と罵倒

プレッシャーから大きなミスをした店長事務所に呼び出し、扉越しに物をぶつける大きな音と罵声が飛ぶ。

夜中にワンルームマンション帰宅してカップ麺を啜りながら愚痴をこぼす店長

『おじさんもちょっとだけその気持ちわかるぞ』と慰めたつもりの羽佐間道夫さんのナレーションに救いはなかった。

温泉宿のボンボン息子

温泉を運良く掘り当てて高級温泉宿を建てることになった成金社長

宿の支配人自分ボンボン息子を据えようとするが頼りなさ100%

そこで精神を鍛える為に何故か居酒屋バイトに行かせる。

コミュ障ボンボンは当然役に立たない。

バイト最終日に逃げるように店を出ようとすると、バイトキャプテンみたいなオラ男がお前それで終わっていいのかよ!とキレる。

オドオド答えられないボンボン

次のシーンで何故かホールの指示役に抜擢。

自信をつけてバイト卒業し、温泉宿のオープン当日に相変わらず頼りないオーラ全開でお客様をお迎えしていた。

今は絶対放送できない内容ばかりだと思う。

そしてこの番組で紹介された店は現在では100%残っていないと確信している。

2023-01-26

ハプニングアイランド

船着場のあたりが騒がしくなってきた。そうか今日は週に一度の<ご新規さん便>がやって来る日だ。ざわつくバーの店内。この島に来て間もない男性陣が窓の外をチラチラと眺めている。自分はそんな奴らを視界の隅に置きつつ、バーテンのジュン君にハイボールのお代わりを頼んだ。「そういえば今日の便の男女比って聞いてる?」「いやぁ、ボクらのレベルでは全然教えてもらえなくて。先週は女だらけでしたよね。今日反動男祭り便じゃないですか?」「でもね、スレた女より話せる男がいた方がむしろ楽しいんだよな。シャバの状況も聞けるしさ」

「そういえばダンさんはここ来てどれくらいでしたっけ?」「もうかれこれ半年かな。だいたいのことはやり尽くしたし、そろそろ後半の過ごし方を考えないと。。」ふとその瞬間、残してきた家族のことが一瞬頭に浮かんだ。いつものことだ。そろそろ30になる娘は元気だろうか?結局孫の顔を見ることなく島に来てしまった。別れの瞬間の嫁の顔。長年連れ添った男が目の前から消える喪失感と、この先に降りかかる筈の苦難から解放される安堵の入り混じった表情。「アタシは島には行かないよ。あなたと違ってまだまだ健康だし、細く長く生きるのがアタシの母からの教えだからアナタの一括年金大事に使わせてもらうわね」

窓の外を眺めていたテーブル席の男の一人が小さく呟く。「おお、若い女が来た。なんとなく高岡早紀に似てる」島のNPO事務所に隣接したこバーは、チェックインに向かう行列通り道なのだ。ちらりと外に目をやると30人くらいの集団の中に黒髪ロングで物憂げな表情をした一人の女性の姿を確認できた。おそらく40半ばくらいだろうか。今晩のウェルカムパーティーで男達が必死に群がる様子が想像できてしまう。あとは彼女女性専用ゾーンへの入所を希望しないのを祈るのみだ。噂によるとそこはガーデニングペット同居とレズビアンメインコンテンツでまるで昔の修道院みたいなところらしい。男女の夜這い乱交がはびこるミックスゾーン(我々がいるところだ)とは大違いだ。

ダンさーん、マコちゃんとは最近どうなのよ?」後ろからの声に振り返るとバスローブを着たリンちゃんがイタズラっ子な目つきをして笑ってる。もう50過ぎなのにぱっちりメイクで妖艶なフェロモンが漂う。毎日ジムで鍛えてる尻はそこそこのボリュームで、上陸まもない頃の俺も相当に世話になった。なんでもシャバにいた頃は新体操コーチをしていたらしい。あまりドSっぷりに辟易して最近は疎遠だけれど。「あのね、専属契約を結んだけどさ、やっぱりお互い他に目移りしちゃって、そろそろ大部屋棟に戻るよ」「わーい、そしたらまた一緒に遊べるね。今週末にコスプレダーツ大会やるからそれまでに是非!」

やりとりをカウンターの端で聞いてた爺組のヒロさんが声をかけてくる。「ダンさんやっぱりモテるね。俺なんか全然ダメだよ。島に行けば毎日酒池肉林だって聞いてここ来たけど騙されたよ」「いやだ、そのセリフ聞き飽きたわ。ヒロさん、マヨさんにたまに抜いてもらってるじゃん。シャバじゃご法度行為だよ」この島で女性相手にされない男性は<爺組>と呼ばれ、島に常駐する介護スタッフが定期的に性的サービスを行うことになっている。バーテンのジュン君も女性棟にある秘密の部屋へ時折通ってるそうだ。詳しいことは決して教えてくれないけど。

そのジュン君が訊いてくる。「ダンさんって明日のアツシさんのお別れ会ます?でも今週入って毎日から酔っ払ってて、このままだと胴上げもできない感じですよ」「ああ、先週のサトルさんもそうだったね。最後挨拶くらい綺麗にできないもんかなぁ」いやいや、皆知っている。社会的に一度死んでこの島に来たとしても、島の友達が明るく見送ってくれたとしても、おのれの肉体と意識がこの世から永遠になくなることへの恐怖からは誰も逃げられない。そんなの最初から分かっていたことだ。

・・・・・・・・・

運悪く就職氷河期にブチあたり、大学卒業後も居酒屋アルバイトで食いつないだ。ルックスがそれなりに良かったせいか女性にはモテデキ婚の上30前に父親になった。家族を養うために佐川急便入社。30代を仕事子育て、それと時々の風俗いであっという間に駆け抜けた。そして自分が40を過ぎた頃、父親認知症になって全てが変わった。

もともとアルコールに溺れていた父の症状進行は早かった。自宅での介護を選んだ母の選択も悪かった。尤も施設に関しては公営老人ホームが入居2年待ちという状況で他に選択肢は無かったのだけれど。日中ヘルパー訪問や週2回の入浴サービスは助かったが、日に日に父が人格を失っていく中で、夜間の排泄介助や頻発する徘徊に母のメンタルも音を立てて崩れていった。父から激しく暴力を振るわれた夜「もう限界です」そう言い残して母は自ら命を絶った。父を道連れにして。

ちょうど仕事で腰を痛め退職したタイミングとも重なり、俺のアルコール依存生活が始まった。ブームになったフードデリバリー業務委託を始めたが、時間の融通が利き過ぎる為かオンとオフの境目が曖昧になった。両親の死から数年後のある朝、二日酔いで自損事故引き起こし入院中の検査認知症初期と診断された。飲み過ぎで脳が縮み始めているそうだ。父と全く同じじゃないか。嫁と娘の反応は冷たく、嫁から離婚を仄めかされた。

そんな中、限界まで膨張した社会保障費(老人医療介護年金生活保護)を削減するために、政府が新しい法律を成立させたことを知った。<令和の島流し>と呼ばれるこのプログラム政府指定するNPOによって運営され、島に上がる人間安楽死を1年以内に受け入れることと引き換えに、労働から解放と、衣食住と適度な快楽アルコール島内自由恋愛性的サービス等)が保証され、家族に対しては1000万円の一括年金支給される。絶望状態にあった俺はこれに応募し、審査を経て半年前に上陸を果たしたのだった。

ちなみに上陸後のプログラムから離脱は完全に不可能だ。島にはネット郵便もなく、家族とのやりとりは一切遮断される。死亡後の通知も無しだ。一方でプログラム参加者の様子は政府によってモニタリングされ、NPOスタッフによる虐待がないことが保証される。これらはプログラムの安定運営と将来の参加者獲得のための必須事項であり、国会における法案審議の最も大きな争点であった。なお今の国会では安楽死の即時実行を条件とした一括年金3倍増プラン議論しているらしい。

・・・・・・・・・

ダンさん、何だかボーっとしてるよ!」リンちゃんの声でやっと我にかえる。「私も見たけどさっき来た女の人綺麗だね。週末のダーツに来ないかな。でも今晩誰かに食べられちゃうかー」ふとテーブル席の男性軍団を見ると、早速ひそひそと作戦会議をしているようだ。そうそう、ここは通称ハプニングアイランド>。プログラム応募者の中でも性的欲求が著しく強いグループが連れて来られる島なのだ(他の島のことはよく知らない)。ミックスゾーン場合、爺組・婆組を除く殆どの男女が同性を除く全員と関係を持っているだろう。

そしておそらく政府モニタリングした我々の性行動は全て詳細にデータ化され、将来の社会運営を担う人工知能粛々とインプットされている筈である。「そうだね、今からでもマコちゃんに話をつけて今晩に備えるかな。でも自分性癖としては他の男に散々やられた後、最後に優しく上書きしたいタイプなんだよね」「そうね、ダンさんって究極の寝取られ派だもんね。ミスターNTRさん」ふと顔を上げるとカウンターの向こう側でジュン君がニヤニヤと笑ってる姿が目に入る。その目の奥は不思議なくらい冷徹に澄んでいて、まるで我々の会話と表情を片っ端から読み取ろうとしてるかのようだった。

(このストーリーは今年の初夢で見た内容を元にしていますTwitterで連ツイスレッドが表示されない問題が発生してるのでコチラに一時保管)

2023-01-14

anond:20221207122508

個人的に思うのは、「まず同棲をやめてみるべきだったのではないか」ということです。

思うに、投稿者さんが一番傷ついていたのは、その交際相手自分を顧みてもらえなかったことではないかと。

であれば思い切って、理由をつけて、強引に距離をとってしまったほうが良かったと思います。つまり同棲をやめる。

無論、相手が持病持ちということなら、数日に一度くらいは訪ねてみるのも良かったかもしれません。ただ、常時相手の傍にいるという状況を、まずやめてみるのも良かったのではないでしょうか?

そうすれば、相手は己の生活能力のなさを自覚たかもしれない。相手は目を覚ましたかもしれない。

そして、そこで自覚しないなら、或いは自覚してもそれでもなお生活リズムを変えないなら、もはやどうにもならないし、そうであればどのみち別れるしかなかったでしょう。

……無論、可能性の大小で言うなら、どうにもならなかった可能性のほうが大きかったろうとは思いますが。

ただ、いずれにせよ、こういう場合必要なのは相手に怒ったり叱ったりすることではなく、冷徹に見切ってしまうことだったと思います

それがどんな種類だろうが、それこそ憎悪や怒りであってさえも、「相手から感情を向けられること」ただそれだけで無条件に図に乗る手合いというものが、世の中にはいるんですよ。

2023-01-05

anond:20230103204614

そういうドライというか冷徹に考えた方が良いんだろうな。

俺を恐れろ!ひざまずけ!同情しろ!という【期待】をしてしまっているのは自覚している。

2022-12-28

うまく言えないけど職場雰囲気何となく悪い

意思表示が少ない、尋ねても何も返さな

他人言葉をよく引用する、引用するだけで自分意見や考えは述べない

ルール規則を重視しすぎる、ルール規則に書いていないことはやらない、やりたくない、無関心

ルール規則を補足しよう、改正しようという動きは見せない

・「ルールおかしい」「規則には書いていない」ことだけは強調する(=批判だけで対案を出さない)

・何かを手伝ってもらうのを当たり前と考えている

・無理を言って手伝ってもらっているにもかかわらず、それに必要情報環境は与えない

管理職配下従業員を駒や道具としてしか見ていない

管理職自身も、自らを駒や道具の1つに徹している感あり、機械的で無感情冷徹な印象

・売上減少、人手不足、など苦境にあることは事実だが、それに対して何らのビジョン意向を示さな経営

正体の見えない漠然とした不安に苛まれているだけか…悪いのは雰囲気ではなくて自分メンタルかも。

2022-12-13

ダブスタダブスタって言うけど、何が悪いんだろう

だって自分や仲間の事を大切に思うし、自分と同じ苦労を経験している世の中の人々の事も助けたいと思うものじゃん。

そこに冷徹な線引きを行う者が正しいとは思わない。

自分の子が何かの疑いをかけられたからといって、血も涙もない、大衆の前にそのまま生肉のように差し出す親よりも、世界を敵に回しても味方になってあげる親の方が、人の道に沿っていると思う。

2022-11-27

ドラガリアロストの感想(メイン)

「第1章王子の旅立ち」

 ・5段階評価:3

 ・あらすじ

  アルベリ王国の第七位王子ユーディルとその双子の妹である巫女のゼシアは、父親である王のアローラスから、国を守るためにドラゴン契約し聖片を集めるよう命じられる。

  ミドガルズオルムと契約を結ぼうとした時、それを阻止するように仮面の魔獣使いと衝突する。戦いの中でその仮面の下がぜシアと同じ顔であることに気づく。

  エルフィリス、ランザーヴ、クラウ等を仲間にしながら霧の森を進み聖片を見つける。

  しかし、何かに操られたかのようなアローラスの襲撃を受け、聖竜エリュシオン覚醒して応戦するも、ゼシアは聖片と共にアローラスの下に行ってしまうのだった。

 ・印象に残ったセリフ

  特になし。

 ・印象に残ったキャラ

  モブ時代のシャノン。

  言葉少ないけど可愛い

 ・感想

  世界観紹介にキャラ紹介にと1話だけあって忙しい。

  ただ流石に情報が多すぎる。アルベリ王国のアルベリウス。こいつ重要そうなのに名前がまず覚えにくいし、聖片とは別に魔神封印した技があるとかも、まだもうちょい待ってくれよと思った。

  お話は、王道なやつでまだ特にとっかかりがない。

  ゼシアが可愛いけど、普段シナリオではあんまり出番がないから、メインでめでたい。

  

第2章青竜の水辺」

 ・5段階評価:2

 ・あらすじ

  近衛騎士団団長リーフ、そのライバルのハール、第6位王子エミュール等とまみえながらフォレスティエの青年リュカと共に、彼らの集落を守る王子たち。

  エミュールはマーキュリーとの契約を利用してフォレスティエ達を襲う。

  しかし、戦いの中で契約に偽りがあったことが判明し、マーキュリー契約を破棄しユーディルと再契約を行う。

 ・印象に残ったセリフ

  とくになし。

 ・印象に残ったキャラ

  とくになし。

 ・感想

  敵が来た、倒した。だけのお話キャラクタの魅力だけなのでそこにフィーチャーして感想を書く。

  マーキュリーかわいいかわいいストーリードラゴン可愛いキャラが多いけど、やっぱり六竜達が僕は好きだな。

  周囲全員に劣等感を抱いているエミュールは見ていて痛々しいけど、シナリオを円滑に進めるための道化ポジションらしくちゃんと責務を全うしててがんばれってなる。

  あと人間ではリーフとハールの関係値はこの頃から色々あるんだなあ。えっっっ。

「第3章緋竜の火山

 ・5段階評価:2

 ・あらすじ

  火山噴火を止めるためにやってきた王子一行。

  火山ではアローラスがブリュンヒルデを痛めつけていた。

  ゼシアを助け出そうとするユーディルだが、自分意思アローラスに着いていくと言い、出来るだけ多くのドラゴン契約して欲しいと伝えた。

  その言葉強がりを言うブリュンヒルデのために、ユーディル契約を交わす。ブリュンヒルデ過去に一緒に戦った冒険者ムムの姿となり、ユーディルに抱きつくのだった。

 ・印象に残ったセリフ

  ムム「人間って、こんな感じかしら」

  オリジナルのムムが実装された今だからこそ言うけど、こんな感じじゃなくない? 顔や体格はまあそうだけど服装よ。

 ・印象に残ったキャラ

  ムム。

  ドラゴンだけど人に変化して王子好き好きキャラになる……

  こういう類の尖った性癖、ドラガリに限らずワーフリでも似たフレバーのがあるけど、Cygamesの中にそういう個人がいるのか、集合的無意識の中にそういうものを好む気質人間にはあるのかメッチャ気になる。ごめん適当言いすぎたわ。

 ・感想

  今回も敵を倒すぜうおー! 的なあっさり目のお話なので、キャラ萌え観点感想書くぜ。

  ムムよなあ。ドラガリ人気キャラの間違いなく3本の指に入るキャラだけあって、そりゃもうかわいい。こういう恋愛的な意味で一途なキャラはわかりやすくて好き。

  子供時代のゼシアのエピソードもあったりで、こういうのいいな。少なくともナームがイマジナリーフレンドで、ユーディル王子としての血だけを持ったクローンみたいな黒い憂鬱な設定じゃない、(じゃないよね???)のを確信できて心が落ち着く。

  いやこれでも、やっぱり憂鬱ストーリーなんかな。5章までしか読んでないので、さくさく遊んで次々読もう。

「第4章輝竜の山脈

 ・5段階評価:2

 ・あらすじ

  ユピテル契約するために山道を進む王子一行。エミュールたち帝国軍も同じ目的で山を登っていた。

  エミュールたちを見捨てられないユーディルは彼らを助けながらユピテルの元に向かう。

  ユピテルはそんな彼らに殺し合いを命じるが、ユーディルは王として例えドラゴン相手でも悪いことをしたら正すと言い切り、結果ユピテルとの契約を果たす。

  そこにゼーナがやってきて封印遺跡に行き、アローラスとゼシアを止めるための戦いに向かうこととなる。

 ・印象に残ったセリフ

  ユーディル「忘れるなんてできないよ。たとえ許しがたい人でも、兄だから

  優しいユーディルの一幕。非人道的エミュー相手にも優しさを見せるのは、優しさがすぎる気がするするけど、仲間たちもそれを指摘してるので、きっといつか何かあるんだろう。

 ・印象に残ったキャラ

  敵対してるのに助けをこうエミュール。

  みっともないけど、こういう潔さがないキャラ人間らしさがあると思う。

 ・感想

  常識破りのユピテルに振り回されるエピソード

  誰にでも優しいユーディルと、誰しもに嫉妬してしまっているエミュール。

  ユーディルエミュールも、どちらの生き方も決して楽じゃないだけに、少し読んでて辛かった。

  馬鹿だなあと笑い飛ばせる豪快なキャラがそろそろ出てきて欲しいなあ。具体的には火で銃でフェス限な王子が。

「第5章封じられし者」

 ・5段階評価:3

 ・あらすじ

  封印遺跡に向かった王子一行。

  ゼーナはゼシアと力を合わせてこの世ならざるもの浄化しようとするが失敗してしまう。

  この世ならざるものは、アローラスからゼシアへと乗り移り代わりユーディルを背後から不意打ちで仕留め、無窮の川を引くと宣言する。

  ゼーナの捨て身の転移呪文王子一行は助かるも、ゼシアはハールを従え次の封印遺跡の向かうのだった。

 ・印象に残ったセリフ

  ゼーナ「ごめんなさい、私の旅は失敗です。悲しい未来を変えることはできませんでした。」

  薄々わかっていたものの、どこかの地点からタイムスリップしてきたセシア本人だったとわかるシーン。

  こういうタイムスリップものの後悔のシーンは創作物における大好物なので好き。

 ・印象に残ったキャラ

  ゼーナ。

  いやこれ本編中でまだゼーナって呼ばれてないのか。

  上記の通りタイムスリップもの大好き。

 ・感想

  アローラス、ゼーナと立て続けにキャラが退場していく悲しい展開。

  僕は家族愛ものに弱いので、アローラスが自身意思ゾディアークに託したあと、ゾディアークもユーディルを息子のように扱うのよかった。

  けど何よりゼーナの本意と失意は読んでてグッときた。

  ここまでは昔読んでた部分なので次から初見から楽しみだ。

「第6章聖城に起つ」

 ・5段階評価:4

 ・あらすじ

  第4位王子ヴァルクスが聖城に攻め入ってくる。

  ゼシア奪還という目標を見失った王子一行はその目的のなさを指摘されてしまう。

  しかしユーディルは「国」を作り、民を守ることを誓い、ヴァルクスに立ち向かう。

  ヴァルクスの言う王にための三つの資格をみせたユーディルは王の道を歩むため、新アルベリ王国建国宣言するのだった。

 ・印象に残ったセリフ

  アルベリウス「国あっての人ではない。人あっての国だ」

  いや厳密にはこれとユーディルが言ってたんだけど、まあ普通にいいセリフなので。

 ・印象に残ったキャラ

  ヴァルクス

  質実剛健キャラ大好き。こういう男キャラ好きだわ。プレイアブルになってないのなんでなんだろ。この先を読めばわかるのかな。トールプレイアブルなのに。

 ・感想

  たぎる演出燃えるセリフと、いい感じに盛り上がってきた。

  特に2D絵だけどキャラが動いて演技するところや、アニメーションなど、演出面でいっぱい魅せてくれて面白かった。

  当たり前にユーディル国王だと思ってたけどこのエピソードがあってのそれなんだね、わかってなかったや。

  なんにしてもたぎって燃えるいい話だった、ユーディル好きだなあ。フェス限実はまだ持ってないので、3周年フェス天井対象になってくれると嬉しいな。

  

「第7章遠征! 水上都市へ」

 ・5段階評価:2

 ・あらすじ

  水上都市同盟を結ぶために遠征に出た王子一行。

  領主に謁見すると、ランザーヴの父親であることが判明する。結果、ランザーヴを水上都市に戻せば同盟を結ぶという交換条件を突きつけられる。

  そんな中、第二位王子ファルエスと第六位王子エミュールがちょっかいをかけてきたため、ランザーヴは非道になれないユーディルに変わっってエミュールを始末しようとする。

  しかし、ユーディルの影響で変わったランザーヴは手をかけることはしなかった。そんなランザーヴの成長と、ランザーヴが自分の国に必要だと言い切るユーディルを見て、水上都市領主同盟を結ぶのであった。

 ・印象に残ったセリフ

  ムム「ま、これからもジャレ合いましょう。お互いに全滅しない程度に、ね♪」

  ドラゴンと人が仲良く喧嘩し続けることを示唆するムムの含蓄あるセリフ

  ドラガリ存続の危機きっかけにプレイし始めてるのでしみじみときセリフ

 ・印象に残ったキャラ

  ランザーヴ。

  甘いユーディルに変わり非道になろうとするがなりきれない、変化を示すシーンが印象的だった。

 ・感想

  同盟国を増やす話、ランザーヴのお当番回、ファルエスの登場と要素は多いわりに薄味だった。

  特にランザーヴはやる時はやるけど、ユーディルに感化されて変わったと言われても、じゃあこれ名前の出てないモブキャラもやってないのか? とか思うと不殺はどうしてもモニョるし、描写がもう少し欲しかった。

  

「第8章からみ合う炎」

 ・5段階評価:2

 ・あらすじ

  レオニードが治める国で暴動が起き逃げ出す民が出たこと知ったユーディル一行は助けに向かう。

  そこでエルフィスと旧知の仲でありながら、煉獄文書というイリア教の解釈をめぐる文章対立してしまっているシャノンと出会う。

  煉獄文書に従い魔神を受け入れたシャノンは同じく魔神の力を使い世界を制しようとするレオニードと手を組んでいたのだった。

  しかし、レオニードは冷徹にも魔神の力を手に入れるとシャノンごとユーディル一行を攻撃する。愛の力で覚醒したムムにより窮地は脱するものの、魔神封印がまた一つ解けてしまうのだった。

 ・印象に残ったセリフ

  ムム「本当の愛ってのはね、誰かを守って、自分も生き残る。そういうことよ」

  さすが300年生きてるだけあって愛に関する含蓄あるお言葉

 ・印象に残ったキャラ

  シャノンとエルフィス。

  家族同然の2人の関係を少ない文章量ながらちゃんと魅せててよかった。

 ・感想

  エルフィスお当番回にして、シャノン、レオニードの登場にムムの覚醒と盛りだくさん。

  ただちょっととっ散らかってるかなあ。

  レオニードは次に続くみたいだし、ムムの覚醒は完全にゲームシステム(施設配布)の都合だし、シャノンとエルフィスの2人に絞ってより文章が読みたかったなあ。

  暗殺者ながら慈愛の心を強く持ってるシャノンのキャラはすごく好きなので、もっとフィーチャーされると嬉しいな。

「第9章Let’s Party!」

 ・5段階評価:2

 ・あらすじ

  第三王女シェスの誘いで彼女の国へ行くユーディル一行。そこにはリーフらもおり、パーティーを楽しみながらシェスの真意を探る。

  シェスのマッチポンプのような政策嫌悪感も覚えるも同盟を結ぶことができホッとしたのも束の間、シャンゼリアの産業を支える遺跡に怪しさを覚える。

  遺跡兵器を使い世界蹂躙すると言うシェスに対抗するため兵器破壊するも、それはシェスの策で、実際にはユーディルたちを利用して移籍発掘に邪魔だった敵を排除したにすぎなかった。

 ・印象に残ったセリフ

  シェス「これは終わりのない輪舞曲最後ホールの中心に立っているのは…… 誰?」

  おチャラケ王女のようで策を巡らせ全てを把握しているかのようなシェスらしい意味深なセリフ

 ・印象に残ったキャラ

  シェス。

  リーフとの淡い思い出や、ユーディルたちをウマとして使う様など、とにかくシェスが可愛いから成り立つシナリオだった。僕もお馬になりたい。

 ・感想

  シェス最高だな。

  特にクラウ、ムム、エルフィスたち女性陣を馬として支えさせようとするところは18禁えちえち同人誌を描く才が僕にないことが悔やまれる。

  リーフともなにか思わせぶりな過去があるらしく、位の高い人らしく色々と手広いキャラがすごく好みだった。

  

「第10魔神再誕」

 ・5段階評価:3

 ・あらすじ

  建国王アルベリウスが魔神モルトメサイア封印した土地にやってきた一行。

  そこで血の共鳴により封印真相、すなわちアルベリウスは血にモルトメサイア封印し、かつその半身は自分の中に取り込み今もなお戦い続けていることを知る。

  アルベリウスの志を継ぐことをユーディルは誓い、ゼシアを助けるためモルトメサイアとの戦いに挑むのだった。

 ・印象に残ったセリフ

  ユーディル「アルベリウス。あなたの体が滅びてもその意志はおれが受け継ぐ」

  主人公やってんな! 流石に決め台詞は格好いい。

 ・印象に残ったキャラ

  アルベリウス。

  300年間戦い続けてきた壮絶さに驚き。

 ・感想

  建国真相と、モルトメサイア人類の敵ではなく彼には彼なりの目的があるという勧善懲悪しませんよ展開。

  アルベリウスは、まあガチャ実装されてるので復活することは知ってるものの、グッと来る悲しいお話しだった。

  アルベリウスも、アスラムも、王様たちはみんな大変だなあ。

  ストーリー的にはここから兄弟たちとのバトル展開になるのかな。

「第11章哀しき戦闘人形

 ・5段階評価:4

 ・あらすじ

  300年前の戦争で使われた戦争人形と戦うことになるユーディル一行。

  その中で、戦いを止めたい無垢なマスキュラと、壊れてしまった指揮官のラキシと出会う。

  マスキュラ自己犠牲によりラキシを修復することができたが、二人は一つの体に精神が同居することになってしまうのだった。

  そしてユーディルはラキシ達戦闘人形を仲間にする。

 ・印象に残ったセリフ

  ユーディル「戦うための力を持つことと、戦わなきゃいけないことは違う。おれはきみたちに無理に戦ってほしいとは思わないよ」

  戦闘人形という戦闘にために作られた兵器であっても彼らの自由意志尊重したいとするユーディルのやさいしい言葉

  かつ、この自由意志はユーディルにとっても大事キーワードになる。

 ・印象に残ったキャラ

  リュカ

  無垢なマスキュラに感化され敵を助けるシーンが印象的。

  フォレスティアとヒューマン架け橋となってるリュカからこそ、戦闘人形達とも交流を深めていくのかな。

 ・感想

  メインストリーでありながら今話から出てきた戦闘人形が大きくフィーチャーされるイベントシナリオのようなシナリオだった。

  人間によって作られた兵器戦闘人形でありながら心を持ち戦いを辞めさせようとする無垢な心を持つマスキュラと、リュカ交流が話の大半を占めていて、二人の交流はとてもよかった。

  特にフォレスティアとかヒューマンとか種族関係ないと言い切るリュカが、帝国とか新アルベリアとか所属とか関係ないと言い切るマスキュラの圧に負けるところが良かった。

  メインらしく兄弟のシェスの暗躍や、ファルエスの病、そしてユーディルの正体など次への布石も多めで面白かった、満足。

2022-10-26

anond:20221026230539

読者を意識することが大切です。

自己満足からの脱皮を望みます

冷徹客観性を心がけましょう。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん