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2023-11-27

[]

J1 第37節終了

01 神戸 37試合 勝ち点70 +32 ○○△○○(C)(L)
02 横鞠 37試合 勝ち点66 +30 ●○○○△(L)
03 広島 37試合 勝ち点56 +12 ○△○△○
------------------ACL出場圏内
04 浦和 37試合 勝ち点55 +12 △○△●●
05 蒼紺 37試合 勝ち点54 +18 ●●○●○
06 福岡 37試合 勝ち点54 *-6 △●●○○
07 鹿島 37試合 勝ち点52 +14 △●△△●
08 名鯱 37試合 勝ち点51 *+7 ●○△●●
09 桜大 37試合 勝ち点50 *+6 ●△○●●
10 川崎 37試合 勝ち点50 *+5 ●○△△○
11 鳥栖 37試合 勝ち点41 *-3 ○△△●△
12 新潟 37試合 勝ち点41 *-8 ○△○△△
13 札幌 37試合 勝ち点40 *-4 ●●○△○
14 大分 37試合 勝ち点40 -25 ○○●○●
15 京都 37試合 勝ち点39 *-5 ●●●△○
16 瓦斯 37試合 勝ち点38 *-6 ○●●△●
17 湘南 37試合 勝ち点38 -17 ○○△○○
18 木白 37試合 勝ち点36 -14 ○●△△△
------------------J1入れ替え圏内
19 脚大 37試合 勝ち点36 -21 ●●●●●
------------------J2降格
20 横縞 37試合 勝ち点32 -25 △○●○●(Z)

※(C)リーグ優勝決定、(L)ACL出場圏獲得、(Z)J2降格決定

2023-11-26

[]【J1】神戸大分を下し、悲願の初優勝。湘南との直接対決に敗れた横浜FCは1年でのJ2降格が決定…。鳥栖新潟大分札幌が完全残留決定。広島惨敗G大阪プレーオフ圏内の19位に転落…

 J1の第37節が25日に行われ、ヴィッセル神戸大分トリニータホームに迎え、前半の2得点を守りきり、2ー1で下した。24日に横浜FMアルビレックス新潟引き分けており、この結果、クラブ創設27年目で悲願のリーグ戦初優勝を果たした。

 J1残留争いは最下位横浜FC湘南ベルマーレに0ー1で敗れた。他会場で柏レイソルサガン鳥栖ドローに終わり、勝ち点1を積み上げたため、残り1試合を残して、横浜FC来シーズンJ2自動降格が決まった。

 なお、17G大阪サンフレッチェ広島に0ー3で惨敗し、湘南、柏に抜かれてJ1参入プレーオフ圏内の19位に転落した。この結果、FC東京に3ー1で勝利した札幌、柏と引き分け鳥栖横浜FM引き分けていた新潟神戸に敗れた大分も残り1試合G大阪に抜かれる可能性がなくなり、来シーズンのJ1残留が決まった。

 C大阪勝利した京都は14位に浮上。完全残留は持ち越しだが、得失点差で優勢のため、事実上残留が濃厚となった。札幌に敗れたFC東京横浜FC勝利した湘南自動降格は回避。次節は直接対決となる。柏は次節、名古屋勝利なら残留引き分け以下ならG大阪の結果次第。G大阪オレオレFC勝利かつ他会場次第となる。

 その他はアビスパ福岡浦和レッズ勝利オレオレFC名古屋グランパスに勝利した。24日に行われていた川崎フロンターレVS鹿島アントラーズ川崎フロンターレが3ー0で圧勝した。

2023-11-23

[]久しぶりに見た降格は「1.5」。残り2試合、熾烈なJ1残留争いは佳境…横浜FC湘南に敗れると今節にも降格か?

 町田磐田東京V来季J1昇格が決まった一方、来季のJ1を巡る残留争いは佳境を迎えている。今季J2降格枠は「1.5」。J2自動降格するのは20位で、19位はJ1昇格決勝プレーオフ敗者との入れ替え戦に回る。

 残留を争うのは以下のチーム。※()は今節対戦相手

11 鳥栖 36試合 勝ち点40 *-3 (VS柏)
12 新潟 36試合 勝ち点40 *-8 (VS横浜FM)
13 大分 36試合 勝ち点40 -24 (VS神戸)
14 瓦斯 36試合 勝ち点38 *-4 (VS札幌)
15 札幌 36試合 勝ち点37 *-6 (VSFC東京)
16 京都 36試合 勝ち点36 *-6 (VSC大阪)
17 脚大 36試合 勝ち点36 -18 (VS広島)
18 木白 36試合 勝ち点35 -14 (VS鳥栖)
------------------J1入れ替え圏内
19 湘南 36試合 勝ち点35 -18 (VS横浜FC)
------------------J2降格
20 横縞 36試合 勝ち点32 -24 (VS湘南)

 今節はFC東京VS札幌鳥栖VS柏、横浜FCVS湘南残留争い直接対決となる。この内、残留王手をかけているのは勝ち点40の鳥栖新潟大分。既に自動降格はなく、いずれも勝利なら残留決定。引き分けても優勢(ただし大分得失点差関係で最終戦まで持ち越しの可能性)だ。またFC東京VS札幌の勝者は残留をほぼ手中に収める。

 京都G大阪は勝てば、湘南敗戦のみで残留が決まる。ただ京都は3連敗を含む4試合勝利、対戦はC大阪に、2位の横浜FMと厳しい相手G大阪現在5連敗を含む8試合勝利相手も4位広島、6位オレオレFCと上位で苦しい。意地の白星を挙げられるか。

 柏はDF犬飼の加入以降、復調したが、ここ3試合は未勝利鳥栖との直接対決。勝てば横浜FCが敗れると自動降格は回避湘南が敗れると残留をほぼ手中に収めるが、敗戦となった場合横浜FCVS湘南の結果如何で最終戦に持ち込まれる。ホーム終戦の今節は意地を見せたい。

 そしてカギを握るのが横浜FCVS湘南だ。その中で最も窮地なのが横浜FC引き分け以下なら残留絶望的だった前節のオレオレFC戦で3ー1と快勝し、望みを繋いだが、今節、敗れると柏が引き分け以上の場合、1年でのJ2降格が決まる。しかし、勝てば勝ち点湘南と並ぶ文字通りの「6ポインターマッチ」。湘南もここ5試合は3勝1分け1敗と上昇気流だ。ニッパツ三ツ沢球技場で行われる今季最後神奈川ダービーは、いつもとは違う緊迫感に包まれることになりそうだ。

 なお、24クラブとなる来季J2降格は「6.5」になり、19~24位の6チームがJ2自動降格。18位はJ1昇格プレーオフ勝者との入れ替え戦に回る。

2023-08-31

[]歴史が変わった!PK神戸を下し、クラブ初の4強

天皇杯オレオレFC1(PK4-3)1神戸>◇準々決勝◇30日◇ロイスタ
PK戦

神戸  :大迫○、武藤●、山口蛍○、大崎●、井出

オレオレ岩田○、村松●、森永○、奈良田○、鈴木潤

 オレオレFCPK戦までもつれ込んだ激闘の末にヴィッセル神戸を破り、クラブ史上初の4強入りを果たした。0ー0の後半17分、MF前田のゴールで先制点を奪ったが、終了間際に追いつかれ、延長戦へ。DF伊藤相手との接触で負傷退場するアクシデントに見舞われながらも、守り抜くと、PK戦ではGK松尾が二人を止めて試合を決した。

 5人目のMF鈴木潤が決めた瞬間、クラブ初の4強入りが決まった。神戸との大一番。延長戦で負傷者を出し、10人になるアクシデントにも負けずに耐え抜き、最後タレント軍団を押し切った。鈴木潤主将は「苦しい試合でしたが、みんなで我慢しながら、耐え抜いて、みんなで塗り替えた歴史なので嬉しいです」と喜びを噛み締めた。

 26日横浜FMから中3日の神戸戦は、先発6人を入れ替えた。他クラブで出場していたFW植村、MF藤崎天皇杯は使えず、FW浅田MF子安が代役を努め、システムを3ー3ー1ー3で臨んだ。球際の強さで負けず、時折カウンター神戸ゴールに迫った。

 後半、現在得点王FW大迫勇也が投入すると、野河田彰信監督DF奈良田を投入して4ー4ー2にシフトチェンジし、ブロック形成。後半10分にはMF森下FW森永を投入して攻めの圧力を増やすと、後半17分だった。MF森下の浮き球のパスに反応したMF前田は「ゴールしか狙ってなかった」と左足で冷静にゴール左隅に決めて先制点を挙げた。

 しかし後半終了間際に追いつかれると、延長戦は終始神戸ペースに。延長後3分にはDF伊藤相手との接触で右足を負傷し、10人となったが耐え抜くと、PK戦ではGK松尾が2人目のFW武藤、4人目のDF大崎シュートを止めた。「自分止めれば、先輩達が決めてくれると信じていた」。高卒1年目ながら、今季16試合に出場も、負傷もあり最近はベンチを温める日々を過ごした生え抜き背番号31が意地を見せた。

 昨年まで2年連続17位、主力の相次ぐ大量流出フロントとの確執などで、チームは揺らぎ、開幕前の練習試合ではJ1湘南J2磐田清水J3沼津に6失点以上の大敗。「断トツ最下位J2降格間違いなし」との厳しい評価が多くを占めた。それでも野河田監督のもと、チームは若い力の躍進でリーグ戦3位、ルヴァンカップグループステージ敗退に終わったが、天皇杯では昨年王者ヴァンフォーレ甲府を下すなど、2年ぶりの8強入りを果たしていた。

 野河田監督は「相手ミスにも助けられましたけど、みんなハードワークしてたんで。(PK戦は)もうむちゃくちゃしたれと(笑)クラブの記録を塗り替えたのは、自信になると思いますね」と余韻に浸りながらも慢心なく「ベスト4ですけど、ここがゴールじゃないんでね。あと2試合あるんで、残りのリーグ戦も含めて勝てるように、全力を尽くさなアカンのでね」と話し、即次戦へ切り替えた。

 準決勝柏レイソルを破ったJ2ロアッソ熊本10月8日に対戦する。鈴木潤は「昨年J2を席巻したサッカースタイルを持つチーム。そういうチームとやれるのは光栄ですし、互いがベストゲームと言えるような試合をしたい」と話した。

2022-11-22

[]昇格以降、毎年残留争いで募る危機感…明るい話題はあるも、主力の去就不透明で、来季はいばらの道か?

 オレオレFC2022年シーズン11月5日に終了した。間もなく開幕するカタールW杯によるイレギュラーシーズンだった今季リーグ戦残留ギリギリ17位。天皇杯ルヴァンはいずれも早期敗退に終わった。10試合負けなしを記録しながら、Jワースト3位タイの19試合勝利を記録し、2年連続監督交代も経験。なんとかJ2降格は免れたが、このオフはJ1得点王FW吉田ら主力の去就は不透明流出となれば、5年連続J1となる来シーズンはいばらの道が待ち受ける。

 相田満監督が指揮を執った今シーズンは、開幕から6試合勝利と低迷したが、4月以降、チームは組織的サッカーが実を結び、10試合負けなしを記録。一時はルヴァン天皇杯の両タイトルとともに、リーグ戦でも好位置につけたが、6月清水戦に敗れてから、チームは失速。同戦前まで16試合で14失点と安定していた守備が、以降は22試合で43失点した。結果、今季課題守備リーグワースト2位の57失点と崩壊(1位は磐田の60失点)。得点を重ねても、守備がそれ以上に失点し、守備が踏ん張ったら、今度は得点力不足に遭うなど、歯車が噛み合わず、徐々に順位を落として残留争いにのみ込まれた。

 後半の残留争い大一番にも勝てなかった。降格した清水磐田に、京都湘南G大阪神戸札幌福岡名古屋と争ったが、1試合も勝てず、3分6敗。特に8、9月の大一番だった湘南磐田との連戦は終了間際の失点で敗れた。「勝負弱さが出た。チームの状況を把握した試合運びが出来ていれば、監督交代も低迷も防げた。選手としても、チームとしても未熟さが出たシーズン」と、ある選手は唇を噛み締める。

 相田監督の采配、戦略も何時しか後手を踏み、システムメンバーにも柔軟性がなくなり、チームは一体感を失いつつあった。8月に続投を明言していたフロントも、この事態に重い腰を上げ、監督交代に踏み切ったのは残り4試合の段階。残留を託された阿野燿大監督は前監督戦術をある程度、継続しながらも、チームに失っていた前への積極性選手要求し、メンバーもその時の調子によって変えた。初陣の鹿島戦に引き分けJ2自動降格圏の19位へ転落したが、翌節の柏戦に勝利し、20試合ぶりの白星を挙げると、以降は3勝1分でタスクを完遂。19試合以上未勝利クラブがJ1に残留するのは初の快挙となった。

 だが、J1に昇格してからは苦しいシーズンを過ごす。初年度の19年はプレーオフ残留したが、18位。降格の無かった20年は14位。昨年、今年と最終戦残留を決めたが、17位に低迷。4年連続二桁順位、毎年のように残留争いに甘んじる成績に最終戦後のセレモニーではサポーターが「数年おきに変わる社長監督、それで一貫性のあるクラブ作りは無理」「蒼紺協会さんのコロコロ政治、誠に遺憾です」となどとフロントを痛烈批判する横断幕が掲げられた。中津真吾社長、阿野監督は既に辞任を発表。チームの主将を努めたMF山本も「サポーター横断幕が全て。みんなが望んだ成績では無かった」と苦々しく話したのは印象的だった。

 このオフは主力流出危機にある。負傷離脱はありながら、14得点を挙げ、清水FWチアゴサンタナと並ぶJ1得点王を獲得したFW吉田今季契約が終了。関係者によると既に国内外からオファーがあると言う。クラブは全力で慰留する方針だが、本人は高いレベル勝負したいという意向もあり、難航が予想される。また、同じく契約今季で終了するDF本田DF松岡MF秋葉にも国内外クラブからオファーが来ている。主将を努めたMF山本らも来季去就は不透明。全力で慰留しなければ、厳しい戦いは必至の情勢だ。

 それでも明るい話題はある。吉田に加え、山本が最終戦10ゴール10アシストを達成。特に大卒新人MF鈴木潤が7ゴール7アシストを挙げ、2年目のFW佐藤も6ゴールを挙げた。守備でもGK村上が一本立ちし、孤軍奮闘DF栗林MF宮城らがレギュラーに定着し、高校2年生のMF前田下部組織出身選手が次々にデビューするなど、次世代の若手は台頭しており、来季新加入選手10人が内定(16日現在)。選手層は着実に厚くなっている。

 来季10からヘッドコーチを努めていた岡嶋聡氏の新監督就任を発表。コーチ陣の組閣も固まり、新たなスタートを切る。山本は最終戦後「どうしたら選手と一緒に戦いたいと思っていただけるようなチーム作りが出来るか、クラブ全体で考えないといけない」と危機感を募らせ、鈴木潤も「悔しいシーズン来季個人として、もっとチームを勝たせる選手になりたいです」と来季への巻き返しを誓った。 

 戦力維持など、課題は山積しているチームは来季、どのような戦いを見せるか。フロント判断力選手達の覚悟が問われる。

2022-11-06

[]大分戦初勝利でJ1残留確定。吉田ハットトリッククラブ初の個人タイトル得点王獲得。山本10ゴール10アシスト達成、現役引退加藤PK弾で有終の美

 J1は5日、最終節が行われ、オレオレFCホーム大分トリニータに5ー0で圧勝勝ち点45に伸ばし、来季のJ1残留が確定した。一方、18位京都サンガFCアウェイジュビロ磐田スコアレスドローで18位が確定し、13日の熊本VS山形の勝者との参入プレーオフに回る事が決まった。19位清水エスパルスアウェイ北海道コンサドーレ札幌に3ー4で敗れ、最下位が確定。これにより、ジュビロ磐田の19位、清水エスパルス最下位が決まり、2チームは来季J2降格2023年静岡県から初めてJ1から陥落する。

 勝てば無条件、引き分けでも残留が有力なオレオレFCは前半から攻勢を仕掛け、同27分に山本パスから吉田が抜け出して先制。前半終了間際にはPKを獲得し、相手DFが退場。これを山本が決めて折り返した。数的優位に立った後半も攻撃の手を緩めず、7分、18分と吉田が決め、ハットトリックを達成した。今季限りで現役を引退する加藤は後半25分から出場。同44分にはPKを再び獲得すると、加藤が決め、有終の美を飾った。

 オレオレFC今季、開幕6試合勝利を喫したが、4月6日横浜Fマリノス戦に勝利すると、5月29日川崎フロンターレ戦までクラブ記録を更新する10試合負けなしを記録した。しか6月18日清水エスパルス戦に敗れると、そこから極度の不振に陥り、クラブワースト更新2003年ベガルタ仙台に並ぶ19試合勝利を喫し、10月1日の京都戦後に、相田満博前監督を解任。阿野燿大氏が監督として残り4試合を戦った。8日の翌節・鹿島アントラーズ戦に引き分けJ2降格圏の19位に転落したが、12日の柏レイソル戦で勝利し、20試合ぶりの白星を挙げてからは3連勝、4試合負けなしで今季を終えた。

 今季通算成績は10勝15分13敗。勝ち点45で、55得点、57失点。昨年と同じ17位でシーズンを終えた。なお、山本今季10ゴール10アシストを達成。吉田は14得点清水FWチアゴサンタナに並び、クラブ初の個人タイトルとなる得点王に輝いた。

[]J史上初、19試合勝利からの5年連続J1残留クラブ初の個人タイトル獲得の吉田「本意な成績ではなかったけど…」

明治安田生命J1オレオレFC5-0大分>◇5日◇第38節◇オレス

 オレオレFCが最終節で大分に快勝。大分戦の初勝利を果たし、5年連続のJ1残留を果たした。通算成績は10勝15分け13敗の勝ち点45の17位で5年連続残留を決めた。前半から積極的な攻めを見せたオレオレ吉田ハットトリック山本今季限りで現役を引退するMF加藤ラストゴールで有終の美を飾った。

 FW吉田が最終戦ハットトリックを決め、清水FWチアゴサンタナと並び、14得点クラブ初の個人タイトルとなる得点王に輝いた。引き分けでも残留が決まる可能性はあったが、「ホームですし、“引き分けたら残留はない”という気持ちで戦いました。みんなの思いがつながったゴール。本意な成績ではなかったけど、最後に勝てて良かった」と安堵の表情を浮かべた。

 阿野燿大監督は「本拠地でずっと悔しい思いをしていたので、最後勝って残留という目標を達成できてうれしい」と笑顔を見せた。

 今季は開幕6試合勝利を喫したが、4月横浜Fマリノス戦に勝利すると、5月29日川崎フロンターレ戦までクラブ記録を更新する10試合負けなしを記録した。しか6月清水エスパルス戦に敗れると、03年のベガルタ仙台に並ぶ19試合勝利を喫し、10月1日の京都戦後に、相田満博前監督を解任。阿野監督が残り4試合を戦った。一時、J2降格圏の19位に転落したが、12日の柏レイソル戦で勝利してからは3連勝、4試合負けなしで今季を終えた。

 19試合以上未勝利を喫したチームは全て降格していたが、オレオレFCはJ史上初めて、そのジンクスを破って、残留を果たした。

2022-11-05

[]前節コンディション不良で欠場のMF山本が間に合った。最終戦となる5日大分戦でベンチ入りへ「良い結果で終えたい」約半年ぶりの本拠地勝利残留を決める

 天敵相手からの初勝利残留を決める。オレオレFC今季ラストゲームの5日の大分トリニータ戦(オレスタ)に向け、戦闘態勢を整えた。4日は会場となるオレスタで完全非公開練習を行った。J1残留が懸かった運命の一戦に、先月29日の前節サンフレッチェ広島戦はコンディション不良で欠場したMF山本は「痛みはない」と全体練習に合流した事を明かし、阿野燿大監督もベンチ入りを示唆。「いろいろなことが懸かっていますが、僕達は勝つだけ」と背番号10は目の前の一戦に集中する。

     ◇   ◇   ◇

 大黒柱が最終戦に間に合った。オンライン取材に応じた山本はこの日、全体練習に合流した事を明かし「痛みはないです」と復帰に意欲を示した。阿野監督も「スタメンはないですけど、やっと間に合ったなと。(投入は)当然あると思いますし、彼がいることで、チームの雰囲気も変わる」と最終戦のベンチ入りが決まった。

 クラブ記録となる10試合負けなしを樹立。そこからリーグ戦19試合勝利ワースト記録を樹立するなど、ジェットコースターのようなシーズンを過ごした2022年も、いよいよ最終節。残留圏の最後のイス「17位」を京都サンガFCと争う。山本は「難しい時期を過ごしてきましたけど、成長出来る部分もあった。チームは結果が出て、自信を取り戻していますし、油断は大敵ですけど、最終戦もやるべき事をやれば勝てるという雰囲気があります」と前を向く。

 残留に向けては勝てば無条件。引き分けても、残留はほぼ優勢な状況だが、仮に負けた場合京都勝利で18位に転落し、POに回る。本拠地での白星5月29日川崎フロンターレ戦(○1ー0)が最後。対する大分には過去J2時代を含め5分6敗と相性は悪いが、本拠地でこれ以上の「敗北」は許されない。

 10月8日の鹿島戦を引き分けで終わり、J2降格圏の19位に後退。これ以上、負けが続けば、いよいよJ2降格の瀬戸際に絶たされてから10月12日の柏レイソル戦で20試合ぶりの白星を挙げると、前節はルヴァン王者広島相手に3ー1で快勝し、3試合負けなしで死線をくぐり抜けた。山本は「残留本拠地で果たせる最終節。自分達の力不足目標は変わってしまったけど、力を出し切って良い結果で終えたい」と言葉に力を込めた。

○…オレオレFC残留条件

 勝ち点42の17オレオレFCは既に18位以上が確定。残留に向けては18位京都(勝ち点40)との争いとなる。オレオレは勝てば無条件。引き分けでも京都引き分け以下なら残留。同条件で京都勝利した場合得失点差で決まるが、両チームの得失点差は「2」で京都が2点差で勝利しても、総得点オレオレが上回るため、残留が決まる(京都が3点差以上で勝利なら、オレオレの18位が確定)。負けた場合京都勝利した場合のみ、オレオレの18位が確定し、POへ。引き分け以下の場合残留となる。

2022-10-29

[]連勝で残留王手!!吉田鈴木潤佐藤弾でルヴァン王者広島勝利 次節引き分け以上で残留決定

明治安田生命J1広島1-3オレオレFC>◇第37節◇29日◇Eスタ

 オレオレFCサンフレッチェ広島に3-1で勝利し、5年連続のJ1残留王手をかけた。順位17位のままだが、勝ち点を42に伸ばし、最終節を残して18位以上が決まった。前半22分にFW吉田のゴールで先制。1-1と追い付かれた後半10分、MF鈴木潤FKが決まり勝ち越すと、同24分にはFW佐藤が追加点。山本ら主力欠場だった試合で、チームにとってルヴァンを含め2分1敗だった広島戦で初白星リーグ戦19試合勝利から2連勝を飾った。最終戦となる11月5日ホーム大分トリニータ戦。勝ってJ1残留を決める。

 【写真】後半10分、FKを決めた鈴木潤サポーターの元へ駆け寄り、ガッツポーズを見せる。

     ◇   ◇   ◇

 残留が限りなく近づく決勝ゴールを挙げたのは、クラブ生え抜き新人MF鈴木潤だった。後半10分、自ら仕掛けPA手前でFKを獲得すると、右足を振り抜き、ゴール右隅に決めた。勝ち越しの2点目を挙げると、アウェイに駆けつけたサポーターの元に行き、渾身のガッツポーズで応えた。

 オレオレFC下部組織出身で、大学から今季加入して決勝点となる7点目を挙げた鈴木潤は「(決勝点は)サポーターの皆さんの声援を聞いていて、決められる自信しかなかった。サポーターの皆さんやチームの思いが乗り移ったゴール。大事試合に勝てて嬉しい」と、声出し応援試合で声援を送ったサポーター感謝の思いを口にした。

 チームは苦しい台所事情にあった。前節12日の柏レイソル戦で右足首を負傷したMF相馬が同箇所を手術し、今季絶望。更に今季9ゴール9アシストMF山本がコンディション不良で欠場した。中盤の要が相次いで離脱するアクシデントだったが、前日、阿野燿大監督ミーティングを開き「(山本らの)離脱は痛い。けど、こういう状況で俺らは勝って残るか、負けて落ちるかや」とゲキ飛ばした。

 鈴木潤は「ずっと山本さん、相馬さんに助けられてきたチーム。彼らがいないと勝てないじゃ成長はない。今日は成長している姿を示したかった」と話したように、1週間前にルヴァン杯を制した広島相手積極的に攻めた。後半はチームとしてボールを持つ時間が増えるなど、内容にも収穫が多かった。阿野監督も「様々なアクシデントがありながら、勝てたのは大きな成長」と称えた。

 6月からリーグ戦19試合勝利で一時期、J2降格は決定的と報じられることもあった。ネットから批判の声はあったが「自分達が出来るのはピッチでの結果」とGK村上は語るように、直近2試合で連勝して、V字回復J2自動降格を回避し、J1残留にも王手をかけた。

 最終戦ホーム大分と対戦。勝てば無条件、引き分け以下でも京都の結果次第で残留が決まる。得点ランクトップ清水FWチアゴサンタナに2差に迫る今季11点目を決めたFW吉田は「まだ何も決まってないですし、ホーム半年以上、大分さんに一回も勝っていない。負けは許されないし、1年の集大成を見せたい」と、ホーム終戦3連勝締めを誓った。

○…DF石上6月29日の浦和レッズ戦以来のスタメン出場で結果を出した。3バック中央を任され、190センチ長身を生かしたプレー相手FWベンカリファを抑え込み、ロングフィードでも度々、攻撃の起点を作った。

 左鎖骨骨折や右太もも肉離れ戦線離脱し、前節12日の柏レイソルから復帰した24歳は山本相馬らの負傷で回ってきたチャンスに応えた。本人は「失点は悔しいけど、自分プレーは出せたと思います。最終戦も出られればチームの勝利に貢献したい」と話した。

 また、来季の加入が内定しているMF奈良田も後半32分から出場。中盤でボール奪取するなど、存在感を見せた。

オレオレFC残留条件

 勝ち点37の19位清水20磐田は共に敗れ、勝ち点42に伸ばした17オレオレFCは1試合を残して18位以上が確定。プレーオフ圏で勝ち点40の18位京都とは勝ち点2差で、最終節を迎える。残留条件は以下の通り

2022-10-28

[]阿野監督イレブンゲキ「ここでやって残るか、やらないまま落ちるか」29日広島戦、山本ら主力欠場で試される底力

 オレオレFCは29日の第37節、アウェイサンフレッチェ広島戦に向けて午後、広島県福山市で完全非公開練習を行った。勝てば、自動降格回避可能性があり、残留にも王手をかけられる一戦だが、MF山本主将がコンディション不良で今節は欠場。相馬らが主力が不在の一戦に、阿野燿大監督は「ここでやって残るか、やらないまま落ちるか」とゲキ飛ばした。今季2分1敗の難敵相手に4度目の正直で白星を目指す。

    ◇   ◇   ◇

 いよいよ待ったなしの残り2試合が始まる。負けていれば、今節J2降格可能性があった12日の柏レイソル戦で20試合ぶりの白星17位と残留圏内ギリギリ順位だが、降格危機から一転、今節勝てば残留に大きく近づくところまで来た。GK村上は「良い雰囲気で準備は出来たと思います。あとはそれを結果で示したい」と広島戦への意気込みを口にした。

 しか今季9ゴール9アシストを挙げている主将MF山本が26日の練習で負傷。27日は別メニュー調整だった。阿野監督は「昨日に比べたら良くはなっている」と話しながらも「明日は出させない」と欠場を明言した。その上でイレブンには「『こういう状況やけど、ここでやって残るか、やらないまま落ちるか』という話はした」とゲキ飛ばしたと言い「僕らはプロですし、どんな状況でもやらなアカンし、結果で示さないけないので。サポーターや仲間の思いを背負って戦う」と力を込めた。

 代役やシステムについては「何も決めてへん(笑)」とはぐらかすも「調子の良い選手が多すぎるので、ホンマに嬉しい悩みです(苦笑)。そこは僕らがしっかり見極めながら、最適なシステム、最高のメンバーを送りたい」と状態の良さを強調する。

 広島とは3月の第2節ホーム戦で1-1の引き分け。先制点を奪いながら追いつかれた。ルヴァンカッププレーオフステージでは1分1敗で敗北。広島はそのまま勢いに乗ってルヴァン王者に輝いた。現地で視察したFW吉田は「悔しさと刺激の両方がある」として「大一番ではありますが、いろんなプレッシャーを感じつつも、それに応えてこそ。楽しみです」と苦手意識はないとし、ゴール奪取と勝利を誓った。

 泣いても笑っても残り2試合。負けが込み、無意識にかかっていた重圧も、前節の勝利と中断期間で切り替えられた。「なんとしても、笑って終わる。そこはブラしたらいけない。楽しみながら、積極的に戦う」と指揮官。19試合勝利などで苦しんだ今シーズン笑顔でフィナーレを飾る。

○…オレオレFCの状況

 勝ち点39のオレオレFCは29日でのJ1完全残留はなし。広島戦に勝利すれば勝ち点は42。勝ち点37同士の19位清水鹿島と、20磐田G大阪と対戦。共に引き分け以下に終わると勝ち点は37か38で1試合を残して、自動降格は回避する。更に勝ち点39の京都C大阪引き分け以下に終われば、大きなアドバンテージで最終戦に臨める。それ以外は最終戦に持ち越し。

 清水磐田オレオレ京都が共に勝利勝ち点41の湘南引き分け以上だった場合引き分け以下だと、1試合を残して19位以下が確定し、共にJ2降格となる。

 オレオレが敗れた場合清水磐田のどちらか勝利、もしくは京都引き分け以上なら18位、2チーム以上が勝利すると降格圏再転落、更に最下位転落の可能性があるため、予断は許されない状況にある。

2022-10-22

[]石上奈良田紅白戦で猛アピール相馬、奥原、戦線離脱を乗り切る

 オレオレFCが21日、オレフィールド紅白戦を行い、DF石上来季加入内定が決まっているMF奈良田が猛アピール特別指定選手として帯同する奈良田は「出る準備は出来ている」と29日のサンフレッチェ広島戦出場へ意欲を示した。

 仲間の思いを胸に秘めて戦う。白組インサイドハーフプレーした奈良田は持ち味のボール奪取に加え、時にはペナルティエリアまで顔を出すなど、攻撃面でもアピールした。来季の加入が内定特別指定選手として今季は2試合に出場している奈良田は「明日試合があっても良いくら調子は良い。出る準備は出来ていますし、出ることになったらチームに貢献したい」と燃えている。

 一方、紅組CBに入った石上は190センチ長身を生かしたヘディング得点マーク。的確なパスで組み立てにも参加した。今季は7試合に出場。4月にはレギュラーに定着したが、4月19日の福岡戦で左鎖骨を骨折して離脱7月には右足首関節捻挫で再び離脱した。石上は「ケガばかりで悔しかった」と率直な思いを話す。それでも12日の柏レイソル戦で約2ヶ月ぶりに出場し、20試合ぶりの勝利に貢献した。残り2試合に向けて「相田満博前監督や支えている方々の思いも背負って、チームの力になりたい」と力を込めた。

 チームはMF相馬が右足首、奥原が左太ももの負傷で手術。全治4ヶ月と診断され、今季の復帰は絶望となった。阿野燿大監督は「オク(奥原)もそうやけど、特に相馬怪我はね。彼が戦術キーマンやったし、二人とも申し訳なさそうな表情だった」としながら「時間は待ってくれへんので。アイツらの為にも、残った選手がやらなアカン」と奮起を期待する。

 チームは現在来季J1残留圏内17位だが、18位京都J2降格圏の19位清水最下位磐田との勝ち点差は3。22日には京都鳥栖清水磐田直接対決を行い、勝敗次第では29日の広島戦でJ1残留が決まる可能性があり、負けると崖っぷちに追い込まれる。それでも奈良田は「3連勝して終わるのがチームの合言葉なので。相馬さんらの為にも、あと2試合も勝ちたい」と力を込めた。

 ○…広島と対戦するオレオレFC明日国立競技場で行われるルヴァンカップ決勝を視察する。MF山本白組トップ下で出場し、ゴールを決めるなど順調。残り2試合へ「こういう状況を招いたのは自分たち。誰も助けてくれない。全ての責任を背負ってピッチに立ちたいです」と語気を強めた。

 広島には今季ルヴァンカップも含め、2分1敗と苦手にしているが、山本開幕戦だった3月2日ホームで先制ゴールを挙げている。それでも「(敗れた16日の天皇杯甲府戦は)上手く噛み合わなかっただけ。(広島には)満田選手川村選手と勢いのある若手がいますし、外国人も強力」と警戒する。

 今季主将として、全36試合に出場し、9ゴール9アシスト。それでも「個人のためだけにやっていない」。求められているプレー主将として、主力として、苦しんでいるチームを救うこと。残留することの重みも理解している。残り2試合へ「勝つことしか考えていない」と勝利だけを見据え「苦しい経験は何度も経験してきた。あと2試合も、いい準備をしていいパフォーマンスを出せたら、いい結果になると思います」と落ち着いた様子だった。

2022-10-18

[]20試合ぶり白星オレオレFC、残り2試合は負けられない一戦に

 オレオレFC12日の柏レイソル戦で勝利し、リーグ戦20試合ぶりの白星を手にした。だが、残留を争う他クラブは軒並み試合数が少ないため、厳しい状況に変わりはなく、残り2試合の結果次第ではJ2降格危機に直面している。J2経験はあるが、仮に降格となれば2018年以来初となる。29日のサンフレッチェ広島戦、今季終戦となる来月5日の大分トリニータ戦は負ければ降格が現実味を増す厳しい戦いになる。

 2009年に創設されたオレオレFCは現会長多良初徳氏が監督として、野河田(のかだ)彰信ヘッドコーチとの二人三脚で徐々に力をつけ、創設10周年だった2018年には3位となり、J1参入プレーオフで当時の甲府長崎に大勝して、初のJ1昇格を果たした。しかし、J1の壁は厚く、初年度は参入プレーオフ圏の18位。プレーオフでは徳島勝利して残留したが、その後も新型コロナウイルス蔓延し、降格なしだった2020年を除いて毎年のように最終盤まで残留争いに巻き込まれている。

 今季4月から5月までは10試合負けなし。昨年までリーグ連覇していた川崎を破るなど、旋風を巻き起こし、暫定4位まで浮上した。しか6月18日清水エスパルス戦に敗れて以降、成績は低迷。1日の京都サンガFC戦に敗戦した翌2日、相田満博前監督の解任を発表し、阿野燿大監督が残り4試合限定就任する事が決まった。8日の鹿島アントラーズ戦は引き分けに終わり、J2自動降格圏の19位に転落したが、12日の柏戦に勝利し、 暫定16位に浮上した。

 残留に向けた課題守備。56失点はリーグワースト。昨年も66失点でワースト2位だった。GK村上DF本田代表レベル選手もいて、複数ポジションをこなせる選手が多く、相田政権では3バック4バックを使い分けながら戦ったが、19試合勝利中は試合毎にシステムが代わり、固定が出来ず、連携ミスから失点するケースが増えた。

 現在評論家を努める野河田氏は「(相田の時は)メンバー含め、あれこれ変えすぎるから。固めれば良いのに、理想を追い求め過ぎて固定出来んかったな」と指摘する。阿野体制以降は3バックで臨んでるが、「鹿島戦みたく、誰がマークするかはっきりせんところで失点しとる。村上も”どんだけセーブしたら勝てんねん“と思うとるよ」と手厳しい。

 それでも明るい話題はある。FW吉田が2試合連続得点で3年連続の二桁ゴールと復調。トップ清水FWチアゴサンタナとは2差で得点王も射程圏内に捉える。更に9ゴール9アシストMF山本も二桁得点、二桁アシストまであと「1」と攻撃を牽引。控えにも鈴木潤らが控える。野河田氏も「選手自体は他と遜色ない。FW野球で言うたら四番打者からな。やっぱエースが点獲れば、チームも活気が付く。吉田能力なら得点王も狙えるし、カギは吉田山本よ」と、二人をキーマンに挙げる。

 残り2試合。29日の広島戦に勝利すれば、残留が決まる可能性がある一方で、敗れると、他会場の結果次第では1試合を残して5年ぶりの降格が決まる。チームは16日の天皇杯決勝に加え、22日に新国立競技場で行われるルヴァンカップ決勝も視察し、広島対策と残り2試合へ戦う。野河田氏は「まずは広島よ。ここに勝たな残留もない。僕もコーチや暫定監督時代にこういう経験は味わったから緊張はある。広島は強いチームだけど、自信を持って戦うことが出来れば勝てると思う」と願った。

2022-10-12

[]20試合ぶり白星12日柏戦「勝ち点3が至上命題

 オレオレFC11日、柏レイソル戦(12日午後7時、三協F柏)に向けてオレフィールド練習(完全非公開)を行った。練習後にオンライン取材に応じたFW吉田は「ゴールをこじ開けチームを助けたい」と主張。MF山本も「勝ち点3しか考えていない」とキッパリ。柏相手に強い覚悟で、残留へ望みをつなぐ20試合ぶりの白星を奪い取る。

 ロイブルイレブンが逆転残留を目指して戦う。柏との一戦に向けて吉田は「まずは柏戦。大事試合ですし、なんとしても勝ち点3を獲りたいと思います」と全身全霊を捧げる。

 前節・鹿島戦の引き分けJ2降格圏の19位に後退。35試合を終えて勝ち点36。プレーオフ圏内18位清水17京都との勝ち点差はないが、試合数はオレオレが多く消化しており、残留崖っぷちの状況だ。柏戦に敗れると、清水京都が同日共勝利し、22日の未消化分も引き分け以上で終われば、29日の広島戦で勝てなければ、クラブ史上初のJ2降格が決まってしまう。

 阿野燿大監督現在8試合勝利中の柏について「一人一人がレベルが高いし、チームとして完成されている」と厳しい試合になるのは想定内。それでも「点を取らな勝てないんで。そこは求めているところ」とゴールだけを求める。

 前節の鹿島戦(3△3)は試合終了間際に追いつかれ痛恨ドロー山本は「下を向いてても勝ち点が増えるわけじゃない」と切り替える。追い込まれた状況の中で、7月セレッソ大阪戦(3△3)以来、今季5度目の3得点以上を奪うなど「攻撃感触は良かった」と吉田。自らもPKを沈め、二桁ゴールにあと1点と迫った。「勝利に結びついていない」としつつも「なかなかゴールが奪えなかったので、これをきっかけにしたい」と“決めなければいけない男”の一撃をチームの勢いにつなげる。

 阿野監督は「みんなラスト3試合(毎試合得点して勝つための準備をしている。全員で守って全員で攻める」と意気込む。悲劇を生まないためには、20試合ぶりの勝利しかない。

2022-10-05

[]【記者の目オレオレFC相田満監督解任 最近の采配で迷い、主力ばかりで控え選手不満の声。積み上げ乏しく、チームに閉塞感

 オレオレFC相田満監督と野牧憲広ヘッドコーチを双方合意の末に解任し、先月1日付で作戦担当コーチ就任していた阿野燿大氏の監督就任を発表した。1日の京都戦に敗れ、18試合勝利J1昇格プレーオフ圏の18位に転落したことで、クラブ監督交代を決断した。この日の夕方、会見に臨んだ中津真吾社長は「残り4試合となり、現実的目標残留となったため、このタイミングで阿野新監督へ交代する決断をいたしました」と説明した。

 【写真】1日の京都戦に敗れ、厳しい表情で引き上げる相田満監督

 前半戦は10試合負けなし。暫定4位まで引き上げたオレオレFC6月18日清水エスパルス戦に敗れて以降、8分け10敗と大きく失速。特に8月31日湘南から残留争い直接対決3連戦は1分2敗。最下位磐田にも敗れるなど、後半戦は残留争いの直接対決で1勝も挙げられず4分4敗と惨憺たる結果となった。

 今季得点数は41得点と昨年並み(昨年46得点)ながら、課題だった失点数は53でリーグワースト勝負どころで失点するケースもあり、チームとしての積み上げの乏しさが露わになった。閉塞感が漂っていたことは否めない。

 相田監督最近の采配にも迷いが見て取れた。守備を重視し、5バック気味で試合に入ったり、ボランチが本職のMF宮城サイドバックで起用したりと、築いてきた戦術への揺らぎが現れていた。更に最近は主力選手ばかりに気を配って対話するシーンが目立ち、控え選手から不満の声も出始め、一体感は薄れていた。最後の指揮となった1日の京都戦後の会見では、明らかに生気を失っていた。ベンチ外となったある選手は「起用も去ることながら、この1年、戦術がブレブレで、スタイルが見えない」と不信感を口にしていた。

 チームは18位。現時点ではJ2の3~6位によるJ1参入プレーオフ進出争いに回る。しかし、19位G大阪との勝ち点差は僅か1で、現状の成績が続けば、J2降格圏転落は秒読み段階。リーグ戦残り4試合での交代劇は、残留圏での残留のみならず、最悪の場合プレーオフによる残留まで見据えたカンフル剤投入のタイミングとしてはぎりぎりだ。

 中津社長は「(クラブワースト10試合勝利となった)神戸戦後8月15日サポーター選手との会談相田監督の続投と同時に、なんとか相田監督長期政権を作るつもりでしたが、18試合勝利に加え、内容も改善が出来ていないということを重く見ました。フロント職員毎日ハードワークしてくれた中、このような結果になったことは、私も含めて責任を持つ立場にある。この時期に及んで、何故交代するのかという声もありますが、まだ諦めてはいないし、何も終わっていない。残りの試合を戦っていこうと伝えました」と説明した。

 阿野氏は中林監督時代20年にヘッドコーチを努めた実績がある。攻守の連動性を確立し、新型コロナウイルス蔓延したイレギュラーシーズンをJ1では最高の14位と結果を出した。明るい性格で主力、控え関係なく接する姿勢は、クラブにとって重要な要素の一つだろう。契約今季までとし、来季監督白紙だという。中津社長は今後の監督選びの過程で、より厳しい審査クラブとして必要だという認識を示した。

 「昨年に続いて、2年連続で、J1に昇格してから、ほぼ毎回のように成績不振監督を交代してしまう。『オレオレFCサッカーって何?』と言われたら、答えられない。これは現場だけでなく、選定する我々フロントが壮絶に反省しないといけない。目指すサッカーフロントが、まず契約する前にもっと相手と話をしてしっかり、我々はこういうサッカーがしたい、それが構築できますか?と投げかけて、そこの話をこれからお願いする方には、しっかりやっていく必要がある」とし、中津社長自身の去就についても「ダメなら辞めなければならない。私もプロの一人ですから」と話し、今季限りでの辞任も示唆した。

 今シーズンも窮地に追い込まれた。だが、J1残留に向け最後カードは切った。さっそく明日から8日のホーム鹿島アントラーズから阿野新体制スタートする。決断を信じて、新監督の手腕に、残留の望みを託すしかない。

2022-08-22

[]J1 第27節暫定

01 横鞠 25試合 勝ち点51 +24 △○●延後
02 鹿島 27試合 勝ち点47 *+6 △△●○△
03 川崎 24試合 勝ち点46 +11 ○延●延○
04 木白 27試合 勝ち点46 *+7 ○○○●△
05 桜大 25試合 勝ち点43 +13 △○○延後
06 広島 28試合 勝ち点43 +12 △●○○○
07 鳥栖 26試合 勝ち点39 +10 ●△△△○
08 浦和 26試合 勝ち点38 +16 ○○●○後
09 大分 27試合 勝ち点38 *+9 △○○○△
10 名鯱 26試合 勝ち点34 *-1 ●延△○△
11 瓦斯 25試合 勝ち点34 *-4 ○○●延後
12 清水 27試合 勝ち点31 *-5 ●△○○△
13 オレ 27試合 勝ち点31 *-9 △●●●△
14 福岡 26試合 勝ち点30 *-8 △●延●●
15 札幌 27試合 勝ち点30 -17 ●△○●●
16 京都 25試合 勝ち点27 *-5 △△●延後
17 神戸 26試合 勝ち点27 *-8 △●●○後
------------------入替PO
18 湘南 26試合 勝ち点27 -11 △●●延△
------------------J2降格
19 脚大 26試合 勝ち点25 -14 ●△延●●
20 磐田 27試合 勝ち点24 -20 ●○●●●


3試合延期: 川崎
2試合延期:瓦斯、桜大、京都、横鞠
1試合延期: 鳥栖、名鯱、福岡、脚大、湘南京都

2022-08-18

[]J1 第26節暫定

01 横鞠 25試合 勝ち点51 +24 △△○●延
02 鹿島 26試合 勝ち点46 *+6 △△△●○
03 木白 26試合 勝ち点45 *+7 ●○○○●
04 桜大 25試合 勝ち点43 +13 △△○○延
05 川崎 23試合 勝ち点43 *+8 延○延●延
06 広島 26試合 勝ち点40 *+9 △△●○○
07 浦和 26試合 勝ち点38 +16 ○○○●○
08 大分 26試合 勝ち点37 *+9 ○△○○○
09 鳥栖 25試合 勝ち点36 *+9 延●△△△
10 瓦斯 25試合 勝ち点34 *-4 ●○○●延
11 名鯱 25試合 勝ち点31 *-2 ●延△○△
12 清水 26試合 勝ち点30 *-5 ○●△○○
13 福岡 25試合 勝ち点30 *-5 ○△●延●
14 オレ 26試合 勝ち点30 *-9 ●△●●●
15 札幌 26試合 勝ち点30 -16 △●△○●
16 京都 25試合 勝ち点27 *-5 ●△△●延
17 神戸 26試合 勝ち点27 *-8 ○△●●○
------------------入替PO
18 湘南 25試合 勝ち点26 -11 △△●●延
------------------J2降格
19 脚大 25試合 勝ち点25 -11 ●●△延●
20 磐田 26試合 勝ち点24 -19 ●●○●●


3試合延期: 川崎
1試合延期: 鳥栖、名鯱、福岡、脚大、湘南京都、横鞠、桜大、京都、瓦斯

2022-08-10

[]相田監督が新型コロナ感染から復帰「迷惑をかけた」チームの現状にも危機感

 先月30日に新型コロナウイルス陽性判定を受けたオレオレFC相田満監督10日、現場に復帰した。自主隔離での療養期間を終え、この日からチームに合流。オンライン取材に応じ、「監督代行を努めた野牧ヘッドやコーチ陣をはじめ、選手にも迷惑をかけた。またこから力になれるように頑張っていきたい」と改めて意気込んだ。

 療養期間は自宅で試合テレビ観戦したと言う。指揮官が不在の間、チームは連敗。現在クラブワーストタイの9試合勝利残留争いがちらつく事態に苦しんでいる。現在のチーム状況について指揮官は「未勝利は私も絡んでいる。攻守とも連携ミスで失点したりしている。これは良い方向に導けなかった我々、指導者責任」と振り返る。その上で「選手が自信を持って、流れが悪いときにも、帰る場所認識させないと、みんな迷子の中でサッカーをしてしまう。今はそこに整理をつけることが一番」と話した。

 13日はアウェイヴィッセル神戸戦。前回5月ホームでは2ー0で勝利しているが、相田監督は「タレント豊富なチーム。簡単に勝てる相手ではないので、状況に応じて戦い方を変えていきたい」と話す。勝てないと10試合勝利で、クラブワースト更新する。更に他会場の結果次第ではいよいよJ2降格圏もちらつく。

 それでも指揮官は「シーズン3分の2を終わって、サポーターの方も辛い思いをさせていますが、10試合負けなしの時期もあれば、今の苦しみもあるので。これを試練だと受け止めて、自分達のやっているスタイル継続しつつ、結果を出すことにもみんなで挑戦していきたい」と前を向いた。

200cmFWチアゴロペス期限付き移籍で加入。「パワーを生かしたプレーが特徴」

オレオレFC10日、ブラジリアからFWチアゴロペス期限付き移籍で獲得した。背番号は「45」を着ける。

1989年まれ現在33歳のチアゴロペスは200cm110kgの大型FWでこれまで母国ブラジルコロンビアなどでプレークラブによると「恵まれた体格とパワーを生かしたプレーが特徴」だと説明した。既に来日、チームに合流しており、近日中にも会見を開く予定。

チアゴロペスは「日本というレベルの高いチームでプレー出来ることを非常に嬉しく思います自分の持てる力を最大限尽くし、チームの勝利に貢献出来るように頑張ります」とコメントしている。

2022-08-09

[]10試合負けなしかクラブワーストタイ9試合勝利の急失速…J2降格圏がちらつくオレオレFCに何が起こっているのか?

 オレオレFCは6日の名古屋グランパス戦に0ー4で大敗した。6月18日清水戦に負けて以降、悪い流れを断ち切れず、遂に2019年に記録したクラブワーストタイの9試合勝利となった。J1昇格4年目の今季10試合負けなしで一時は4位まで上げたチームは最早、J2降格圏もちらつく事態に。一体、ロイブル軍団に何が起こっているのか?

 3ー1ー4ー2を敷く名古屋5バックブロックを敷きながら、ボールを持てば、パスを回しながら、永井マテウス相馬森下スピードを生かしたカウンター攻撃が特徴。オレオレFCミラーゲームを敷いて、相手に対抗しようとした。だが、ロイブルイレブン試合通しての対応バラバラで、退場者も出した結果は惨敗。野牧憲広監督代行も「全てにおいて完敗だった」と振り返るのも無理はなかった。

 アクシデントも相次いだ。負傷者が続出し、更に相田満監督に加え、選手8人が新型コロナウイルス感染。その影響で前節から5人メンバーが入れ替わった。更に開始早々の5分にはGK村上が直前のCKで相手接触し頭部を負傷。脳震盪試合続行不可能となり、公式戦未出場でこの日、初めてベンチ入りした19歳GKパウロを急遽投入する事態に陥った。

 前半18分。DFシャルソン判断ミスから右サイドの対応が遅れ、MF重廣に先制弾を許すと、更に44分にはパウロが痛恨のパスミス。これを奪ったMFマテウスカストロに決められてしまった。ハーフタイムにもう一度、攻守の戦術確認したが、後半23分にはDFユン・セフォンが裏に抜け出したFW永井を倒し、一発退場。数的不利に陥ったチームはその後2失点。名古屋DF藤井が何度も攻撃参加して、フリーのままボールを出すなど、背後をつかれまくり、先制して精神的優位に立った名古屋容赦なく自陣に迫られ、相手攻撃陣にはオレオレMFDFの間で前を向かれて、何度もピンチを招き、デュエルでも勝利を許してしまった。

 ポゼッションカウンターを交互に織り交ぜながら、リズムを作るオレオレFCだが、この日の選手たちの頭には「?」が消えないまま、攻守でミスを連発。シュートも6本にとどまり、枠内は僅か「1」。Eー1選手権が行われた7月の中断期間中静岡伊東市キャンプを張ったが、攻守で意思統一が出来ず、攻撃の形やチームの武器を磨いていく上積みがほぼない状態で、試合前まで公式戦3戦勝ちなしと苦手の名古屋に攻守ともに一蹴された。

 試合後、肩を落として引き上げるイレブンサポーターからは容赦ないブーイングを浴びせ、パウロは不甲斐なさから悔し涙を流した。だが、急遽の出場とは言え、彼の好セーブ相手ミスがなければ更に失点してもおかしくなかった。

 野牧監督代行は言う。「防げるミスもありましたし、プロなので4失点した事実は受け止めてほしい」としながら「村上アクシデントで交代になって、難しい対応だったのは明らか。パウロだけの責任なのかって言ったら、全然違う。ボールホルダーへの行き方が悪く、我々も上手く伝えられないまま進んでしまった」と振り返れば、DF松岡も「パウロだけの責任じゃない。声掛けをしていれば防げた失点もあった。ボールを持たれた時にサイドボランチが追うのかFWが2度追いするのか意思統一できなかった」と顔をしかめた。

 ここまでなす術のない試合はあった。だが、10試合負けなしと好調だったチームはクラブワーストタイの9試合勝利。暫定4位まで浮上したチームは長期の低迷で、暫定13位に後退。コロナの影響で福岡戦が中止だったプレーオフ圏の18位ガンバ大阪との差は5まで縮まり自動降格圏の19位神戸との差は6と予断を許さない状況になった。野牧監督代行は「簡単ミス連続失点を繰り返している。攻撃サッカーは我々の目指しているところですけど、全体の守備意識は変えていかないといけない」と課題を口にし、次節以降のテコ入れ示唆した。

 次節からアウェイ3連戦。13日は19位のヴィッセル神戸と対戦する。敗れれば、クラブワースト更新はおろか、他会場の結果次第でいよいよJ1残留争いに巻き込まれる。更にはここから清水湘南磐田G大阪と下位チームとの直接対決も控える。コロナ陽性の相田満監督脳震盪に額に2針縫った村上の次節復帰は不透明だが、山本は「大敗は初めての経験じゃない。割り切って神戸戦に切り替えないといけない。不甲斐ない試合を続けているので、今度こそ統一して戦い勝ちたいです」と悲壮感を口にした。

 残りは13試合選手たちが迷いなく戦えるか、J1残留へチームの真価が問われる。

2022-08-05

[]MF山本、6日のホーム名古屋戦は「内容より結果。目の前の試合に勝つだけ」。勝てなければクラブワーストタイの9試合勝利本拠地8試合ぶり勝利

オレオレFC明日6日のホーム名古屋グランパス戦(オレスタ、午後7時)に向けて、5日はオレフィールドで非公開練習に励んだ。勝てなければ、クラブワーストタイの9試合勝利となる一戦。苦境脱出を目指し、チーム一丸勝利へ全てをぶつける。

 クラブ歴史不名誉な記録を残すわけにはいかない。先月30日に行われた前節のホーム浦和レッズ戦(1●3)に敗れて、リーグ戦8試合勝利相田満監督トップ選手スタッフらが新型コロナウイルス感染するなど、苦しいチーム事情にもMF山本は「目の前の試合に勝つだけ。内容よりも結果にこだわりたい」と語気を強めた。

 名古屋戦に勝てないと、J1に昇格した2019年に記録した9試合勝利クラブワースト記録に並び、他会場の結果次第ではJ2降格圏もちらつく。現在、暫定12位の名古屋には、現在リーグ戦で3試合勝利通算でも1勝3分3敗だが、ここ2試合は1ー1の引き分けと「相性は悪くない」(山本)。今回は2020年10月に5ー0で勝利して以来、同戦2年ぶりの白星を目指す。

 相田監督に代わり、今節も監督代行を努める野牧憲広ヘッドコーチは「(3-5-2の)ミラーゲームになると思う」と、システムの変更を示唆しながら、8試合勝利中、7試合で先制点を許している守備課題に挙げ「名古屋守備が固いので、先制されると苦しくなる。逆に先制点を奪えれば、勝機は見えてくる。セットプレー含めてやることをやって、いかに点を取れるかがカギになると思いますので、今日はそこを重点において練習した」と話した。

 本拠地での勝利5月29日川崎戦(○1ー0)が最後6月4日ルヴァン広島戦に負けて以降、公式戦7試合勝利(1分6敗)が続く。この試合を終えると、31日の湘南戦まで3試合アウェイが続くだけに、山本は「このままでは終わりたくない。監督さんやサポーター、仲間の思いを背負って、120%の力を出して、勝ちたいです」と意気込みを口にした。難敵から白星を挙げ、苦境に終止符を打つ。

2020-10-20

ベガルタ仙台ファンの雑感

こんな形でクラブ名前が出るのが悲しいが、今回のクラブ対応はとうてい理解できない。

先月報道があった債務超過に続いて、今回の不祥事

債務超過報道があった時には、戦力を手放すことになり、下のカテゴリーからやり直すことになっても、今度は地道に下部組織から育成して、戦力的に安定したチームを作って欲しいと思っていた。

時間をかけてでも1から再生すれば良いと応援する気持ちだったけど、今回の報道は本当に気持ちが冷める。

試合に負けた時、降格した時に悔しいと思う気持ちとは全く異なる感情だった。


契約解除された選手は前所属クラブでも問題を起こしていた。フロントはよく知っているはずだ。噂レベルだと、昨年末にもトラブルがあったと言われている。だから決して青天の霹靂ではない。

執行猶予という制度があるように、初回は寛大に処分し更生を期待するものだ。とはいえクラブは一度過ちを犯した選手を獲得する時点で、二度目を起こさないための手段、もし起きたらどう対処するか考えておかなかったのか。

すべてが後手後手でその場しのぎに見える。

報道までクラブが知らなかった事実があったかもしれないが、今回は二度目なのだからそれでは甘い。

プライベートなことでも突っ込んで事実関係を掘り出して、適切に対処して欲しかった。

戦力的に重要選手ではあるけど、クラブは割り切って考えないといけなかった。

スポンサーファンあってのプロスポーツなんだからプライベートノータッチというわけにはいかない。

年末トラブルクラブは何もできなかったのか。何より、この事件を未然に防ぐ働きかけはできなかっただろうか……

自爆ならまだしも、被害者がいるのだから


手の施しようがなくお先真っ暗なんだけど、クラブと本人にはまずはここからでも誠実に対応してほしい。

クラブ被害者の方に最善を尽くせ。本人がどうにもならないなら、クラブが代わって最大限の謝罪をする。

運営資金募金被害者差し出してほしいくらいだ。

最終的にクラブ消滅しようと、この問題には最後まで真摯に向き合ってほしい。


今回事件を起こした選手はユース出身

これでは親はサッカーをやっている子供安心してベガルタの育成組織に預けられない。ユースに入っても人として成長できないのではないかトップに昇格しても経歴にキズがつくだけではないか

ベガルタのユースは決して強いとは言えないが、件の選手はこれまでユースが輩出してきた選手の中でも指折りの実力を持っていた。訳ありということを差し引いても、地元出身ということもあって期待されていた。

10月18日日曜日浦和戦を見たときも、弱すぎる今年のチームにあって、J1で戦える数少ない選手だと感じたばかりだった。

とはいえ、そのときクラブからオファーが来るレベル選手を何人かリストアップしたが、「でも彼は訳ありだからオファー来ないし来年ベガルタにいるだろうな」と思ったことを覚えている。

そしてこれは戦術上の都合もあったのかもしれないが、実力からすると主力として試合に出すべき選手なのに、見る機会が少ないと思ったことはあった。

しかし今年はコロナの影響で過密日程で、怪我人も異常に多いシーズンなので毎試合メンバーが変わるのは当たり前だし、どうせ一人欠けても勝ち負けに影響がないので、また怪我かと思うくらいで深くは気にならなかった。

擁護するつもりはさらさらないが、ピッチ上ではプライベートでの素行問題の悪さは感じたことがなかった。

特別紳士的だと思ったこともなかったが、よく走り回る献身的な良い選手と捉えていた。

素行の悪い選手といえば、カッとなってファールしたり、ファールされたら報復したり、ミスしたときや途中交代のとき物に当たったりといった行動が見られるが、自分の見る限り、彼はピッチでそのような行動を取っているのを見たことがなかった。加入してしばらくしてから訳ありでベガルタに来たことを知ったが、プライベートでの一面を知ったときは驚きだった。


今年のベガルタファンに愛想を尽かされるようなことしか起きてないけど、自分サッカーを始めたきっかけでもある、子供の頃から大好きなクラブがどうしても気になってしまう。

こんなチームを未だに思っているのは理解できないと思われるだろう。だからダメなんだと。しかし何があっても親を嫌いになれないように、自分サッカー世界に引き込んだこのクラブが落ちぶれて消えて無くなるのを傍観するのはあまりに辛い。

2001年西京極でのJ1昇格

2003年大分との直接対決に破れてJ2降格

2008年、あと一歩で散った磐田との入れ替え戦

2009年セレッソとの死闘を制してJ2優勝

2013年、初めてのACL

2018年天皇杯準優勝

今でもビデオを見返すことがある。この思い出を自分はどう消化すれば良いのか?

何が起きているんだと、信じたくない気持ちでいっぱいだ。でも冷静に考えると起こるべくして起きたことだと思う。

どういうスタンスベガルタ報道を見ていけばよいのか、分からない。


J2にいたときだって応援し続けていたファンはたくさんいる。弱くたってよかった。そんなのはさな悩みだ。

でも不義理なチームになってはいけない。下手だっていから、情熱のある人に経営に参加してほしかった。

また素直に応援できる日が来るかは分からない。

もはや試合に勝つことを望んでいるファンはいない。応援し続けてきたクラブが、とにかく健全経営判断をすることだけを望んでいる。それは目先だけでも良い。クラブが存続するならば、中長期ビジョンはおそらく全く別の人達が考えるだろうから

膿をすべて出す。その結果もっと多くのものを失うかもしれない。

チームの再生を考えるのは、それからだ。

2019-03-15

ピエール瀧のしょんないTVで好きな回

静岡県民です。

放送回・サブタイトルWikipediaを参考にしました。放送内容など、細かい部分は記憶違いもあるかもしれません。

SBS静岡新聞番組週一レギュラー化を告知しよう! (#27)

他局であるSBS静岡新聞社に潜入して、番組告知をしようという企画

広瀬アナSBSラジオに出て、瀧から無茶振りスギちゃんモノマネをさせられる。

モノマネはめちゃくちゃ低クオリティで、広瀬アナが「もう千葉に帰りたい……」と弱音を吐くのが可愛い

第1回峠のカマ○○選手権(#40、#78、#117など)

オカマさんたちによる料理対決シリーズ。参加チームは静岡県内のオカマバーが主だが、名古屋からの参加もあった。

「カマ」に関係する料理食材テーマとなる(カマ飯、カマンベール、カマあげうどん等)。

オカマさんたちによるショータイムがあり、深夜番組らしいシモネタが次々繰り出される。

派生企画として、DIY選手権もあった。

缶詰カーリング大会(#82~84、#273~275)

冬季オリンピックの開催に合わせて4年ごとに開催される、缶詰を模したストーンを使うカーリング大会

静岡缶詰メーカーチームの対抗戦で、出場するのは各社の社員なのでカーリングに関しては全員素人

基本的にぐだぐだな試合展開だが、偶然うまくストーンが投げられたりすると急に白熱したりする。

シズオカご当地CM鑑賞会(#56、#79)

静岡ローカルCMの鑑賞会。

電気グルーヴまりん(砂原良徳)がゲストとして呼ばれるが、同じくゲスト久保ひとみ(静岡ローカルタレント)のテンションの高さに引き気味になっているのが面白い

しょんない大道芸ワールドカップ(#72、#116、#164など)

静岡市で毎年秋に開催される大道芸ワールドカップに合わせて行われる。本家には出られないレベルパフォーマーしか出ない。

おかゆ太郎ハリウッドザコシショウが毎回出場している。

2018年おかゆ太郎が優勝したが、過去優勝したパフォーマーは次回以降出場しなくなっているので、「この番組が唯一のレギュラー」だという彼は今後出られなくなることを恐れていた。

現状では次回開催自体がなくなりそうなので、彼の不安は的中したことになる。

安倍川の魅力再発見ツアー(#97)

静岡市内を流れる安倍川を巡るツアー

河原に落ちているエロ本ドローンで探すシーンがシュールで好き。

しょんない校歌鑑賞会(#103)

高校野球シーズンに合わせて行われた校歌の鑑賞会。

番組冒頭で瀧が出身校の校歌を歌うのだが、自分は同じ学校卒業しているため、そのシーンでやたらグッときしまった。

ゲームセンターあさひテレビ(#126、#127、#220~#222)

CX番組っぽい企画。以前に行った企画「ちりファミ交換」で集まったファミコンソフトを使って行われる。

瀧は他の仕事のため途中で離脱し、ほとんどザコシ(と、一部広瀬アナ)がプレイすることになる(途中から助っ人を呼んで参加させる)。

広瀬アナ基本的天然ボケなので、瀧不在だとザコシがツッコミに回ることになり、常識人のように見えるのが面白い

静岡しょんないソング鑑賞会(#138、#190、#289)

静岡団体企業PRのために作成されたご当地ソングの鑑賞会。3回目はスピンオフ企画として、全国の防犯ソングを取り上げた。

まりんが毎回ゲストとして参加し、音楽的な観点からコメントする。

毎回取り上げた曲を集めたCD作成して視聴者プレゼントするのだが、まりんはこのCDを大量に作らせようとする。

ローカルグルメたまごふわふわ」のPRソングを取り上げた際に、実際にたまごふわふわ試食したのだが、まりん食レポができないので、変な空気になっていた。

プリティリーグ始動!「広瀬野球センス検証」(#144)

広瀬アナ野球に挑戦する。静岡出身の元プロ野球選手鈴木尚典ゲストで、コーチとして指導する。

番組終盤、バッティングセンターで打撃に少し自信をつけた広瀬アナが、リトルリーグ少女ピッチャーと対戦する。

相手子供とはいえ実力のある投手なので、少し練習しただけの初心者が打てなくても当然なのだが、広瀬アナは打てないのを本気で悔しがっており、それが可愛い

広瀬プリティリーグ(#159、#168、#169など)

広瀬アナと、番組視聴者から選ばれた女性たちで野球チーム「ポンコッツ」を結成する。

参加者レベルはまちまちで、広瀬アナ含め初心者が多いため、最初練習もままならない。

芸人野球チーム「ミラクルキッシーズ」との試合最後解散となった。

ラストゲームでは、広瀬アナが悔しさから涙を見せるシーンもあり、それを励ます瀧が良い。

エスパルスサポーターに捧ぐ!「はじめてのJ2講座」(#179)

初めてのJ2降格が決まったエスパルスサポに、平畠啓史J2先輩サポがJ2についてレクチャーする。何故か、J3藤枝MYFCサポも呼ばれていた。

先輩サポのキャラがみんな立っていて面白い

この企画ときそもそもサッカールールすらよく分かっていない様子だった広瀬アナだが、後にエスパルス河合選手結婚することになると思うと、なんというか感慨深い。

エスパルスは1年でJ1再昇格を果たし、その際には「J2卒業式」が行われた。

しょんない愛媛観光(#199、#200)

愛媛松山市在住の和田ラヂヲゲストに迎え、愛媛観光する企画

松山写真館で3人の写真を撮り、店頭に飾ってもらっていたのだが、あれはもう撤去されてしまっただろうか。

最後は梅干の種飛ばし大会が開かれる。

生命の源「土を食べよう」(#284)

料理を出しているレストランに行く。

プレゼンターアンタッチャブル柴田だが、散々土を食べることを勧めておきながら自分ほとんど食べない。

広瀬麻知子のやりたいことかなえちゃいますSP(#304)

広瀬アナ誕生日企画学生時代を過ごした東京でやり残したことをやる。

渋谷の街でハイタッチがしたいということで、雨の中合羽姿でスクランブル交差点突入し、道行く人に「わたし誕生日なんですー!」と言いながらハイタッチを迫る図は狂気を感じる。

一度行ってみたかったという高級寿司屋特別料理を出してもらい、板前さんに「これ味見しました?」などととてつもなく失礼な発言をする広瀬アナが良い。

広瀬アナの好きな芸人である若井おさむサプライズで登場するのだが、2018年若井おさむに会って大喜びする彼女はなかなかレア人種だと思う。

お祝いメッセージ-1グランプリ(#316)

広瀬アナ河合選手結婚式に送られた番組関係からのお祝いメッセージを鑑賞し、どれが一番良いかを決める。

披露宴の様子も放送されるのだが、ハリウッドザコシショウの余興がまったくウケず、焦ったザコシがネタ最中瀧の方をちらちら見て助けを求めるのが面白い。(新婦広瀬アナにはウケていた)

お祝いメッセージは全体的に微妙ネタが多い(結婚式なのに、元貴乃花親方モノマネをして離婚話題になってしまっていた松村邦洋、いつも通りのおかゆ太郎など)が、広瀬アナにはウケていた。

第2回静岡珍貝まつり(#321)

放送休止前最後放送回。あまり市場に出回らない貝類試食して、味をランキングする。

変わった味であるという事前情報のあった貝をまず広瀬アナ試食し、普通に食べた後、瀧とゲストが口に入れるがあまりの不味さに吐き出してしまう。

広瀬アナの味覚センサー故障ぶりが面白い


他、ヤングランド思い出バスツアーごはんのお供選手権ロケ出前、わらしべ長者ザ・ベストテンシリーズなども好きです。

まり録画など残していなかったので、もう観られないと思うと寂しい。

2017-09-10

サッカーをかじっていた人間日本プロ野球に思うこと

自分小中学生の頃サッカーをやっていてJリーグは何度も見に行ったことがある一方、野球に関してはネットでどこのチームが強いとかどの選手が良いとか見聞きするくらいでほとんど知らない。

そんな中で日本プロ野球に対して思ったのが負け続けることへの危機感サッカーに比べて薄いんじゃないか

決してサッカーを上げて野球を貶したいわけじゃないが、Jリーグだと負け続ければJ2降格、賞金の減少や過密日程が待っているけれど野球には降格の概念が無い。そりゃ負ければファンは減るだろうけどサッカーのそれよりは致命的ではない

極論セパを混ぜてから1部2部と分けて待遇面などで差を付けて勝利へのモチベーションを上げれば球界レベル向上や集客増に繋がるんじゃないかと考えたがどうなんだろう

2016-11-22

さよなら寿人

わが愛する寿人サンフレッチェ広島からJ2降格が決まった名古屋グランパス移籍が決まった。

監督経験のない盆暗OBGM監督に据えるという人事をを起因に降格した名古屋

一年での昇格を目指して白羽の矢を立てたのが寿人という報を得て、名古屋降格を残念に思う気持ちが一気に覚めてしまった。

佐藤寿人という男は、サンフレッチェ広島サポにとって、魂そのものであって、そしてクラブのものでもあった。

ストライカーとして10連続二桁ゴールと言う偉業を達成し、最多ゴール記録をも塗り替えてきた偉大なストライカーなのに

その年俸は破格の推定6000万と言われている、そんなだし、当然ながらこれまでも多くのオファーがあったはずだ。

から二度の降格を経験した時も多くのオファーがあったと思うけど、それでも「絶対に1年で戻ってくる」と真っ先に宣言してくれるほど、クラブと我々サポーターを愛してくれた。

ただ愛するだけでなく、二度も降格を喫するほどに弱くタイトルとは無縁だった広島に三度もの優勝をもたらしてくれた。

からこそ、我々サンフレッチェ広島サポーターにとっては、他のどんな選手よりも、狂おしいほど愛しい選手なのが寿人なんだ。

伝説と言う言葉では語れない、俺たちにとって、クラブのものであって、ともに闘いたいと思わせてくれる原動力のものだった。

雨の日も、風の日も、体調が悪くても、金がなくても、なんとかしてでもスタジアムへ行って、寿人ユニフォームを纏って、声を張り上げる事が出来たのは

寿人ピッチに居たからなんだ

感謝しても感謝しきれない思いを、声に乗せて寿人応援する事が、俺に出来る精一杯のお返しだと思って過ごしてきた。

その寿人広島から去ってしまう。この悲しさをどう言葉にすればいいのか分からない。

寿人がもういない。。。この現実を受け止める事が出来なくて辛すぎる。

それほどの選手から、恐らくは名古屋昇格の原動力として、精神的な支柱としてクラブの躍進を支えてくれると思う。

そして広島は、支えを失って来季は苦しい戦いを強いられると思う。

勝てなくなった時、辛い時、誰よりも前向きで、誰よりもどん欲にゴールを求めてストイック練習してきた11番の背中を、俺たちはもう見ることが出来ない。

この現実を受け入れられるまで、きっと勝てない日々が続くんだろう。

今季寿人は辛い立場だった。正直、許せない思いもあったんじゃないかと思っている。

今期も寿人が入った試合では本来の連動性を取り戻して、良い戦いが出来ていたし寿人で勝ったと言える試合もあった。

それでも、活躍した次の試合で、先発で使われていたのはウタカだったんだからストレスになっただろうと思う。

そのウタカは昨年までは清水に居てレンタル中の外国人選手で、今期は得点王になるほどの活躍をみせてくれたけど、大きな問題もあった。

60分以降は明らかにスタミナ切れを起こして走れないし、そもそも体力があっても守備で貢献する事が出来ない、本当に点獲り専用の傭兵と言ったスタイルしかプレーしない

攻守に貢献する事を誰よりも忠実に果たしてきた寿人の目の前には、もう走る事すら出来ない傭兵が、のんびりとピッチを歩いている

それを見て俺も怒ってきたし、それを寿人がどんな思いで見ているのだろう、と不安に思っていた矢先の移籍だったから、やっぱりこうなったかという思いでいる


これまでも多くの選手を失ってきて、スタジアム関連では失策続きのフロントには言いたいことも不満も沢山ある。

だけど、それでも前を向いて応援できていたのは、いつも俺たちの目の前に11番が居たからだった。それだけに、今回の移籍は極めつけだよ。

しばらく、俺もスタジアムから距離を置くべきなのかもしれない。

うそこには寿人は居ないんだから。俺は、今、その現実との向き合い方が分からなくて、ただただ泣いてるよ。

初優勝した時、ピッチに崩れ落ちて泣いてる姿を忘れない

二度目の降格をした時、絶対一年で戻って来るからと一緒に泣いてくれた事を忘れない。

沢山の感動をありがとう、そして、さよなら広島エースストライカー佐藤寿人

 
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