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はてなキーワード: 予後とは

2023-09-12

東京かいう最悪の町に住む女を読んだ

変な女と書かれているが、現実の見えていない女だ。

権利義務を果たした者にのみ与えられるという当然の事を、現代の多くの人々は理解していない。この女はその典型例だ。

この女は、キチンとした親に、しか東京に行かせてもらうぐらいの恩を受けたのであれば地元で恩を返すべきという義務果たしていない。

そういった恩返しの風習に従わない。なので、キツイ当たりを受けている。

解像度が高いと思った。

実際、東京少子化はそのようにして起こっている。

苦労をして、子育てをして、その結果子供東京に行きました。

何がリターンとして帰って来たのだろうか?子供が育って、生きているだけで良いという親が主観的に捉えた時のリターンはあるだろう。

しか問題は子の立場でそのリターンを理解できない事だ。

親は自分を育ててくれた。その結果親に恩を返していない。結婚して子育てをすればどのようなリターンが帰ってくるかを想像できない。Twitterには主婦愚痴ツイートが流れている。

楽に暮らす権利はある。よほど楽な生活ができる見込みがない限り、結婚して子育てしようと思えるだろうか?

高望みになりがちなのも当然で、実際に作品中で彼女結婚相手を見下している。

高望みは叶わなかった。その為に緊急避難先を作ったというだけのように見える。

このような娘にマトモな家族が強く当たるのも、家で邪険な扱いを受けるのも当然だと思う。

結局、彼女のした事は子育て現実を穢し、親の気持ちすら遠ざけて子育てを分からなくしただけだった。

義務を果たさず権利だけ求める人間に持続可能性があるとは思えない。インターネット普及以降の東京は、そんな街だと思う。

漫画がここで終わっているのは、彼女予後が良くない事を示しているのだと思う。

現代を痛烈に批判した面白い漫画だと思う。

読んでいて目が滑らなかったのもすごい。

2023-09-03

658 番組の途中ですがアフィサイトへの転載禁止です (スプッッ Sd87-5k9J) sage 2023/09/03(日) 19:24:43.83 ID:dJEDVR7yd

ほのぼのくんについてお話します…

10年前にはほのぼのくんやそのお友達アートマンくん「ゲスクラ」と呼ばれるクラスタの有名アカウントでした

このゲスクラというのはインターネット炎上に物申したりして、ちんこまんこセックスの話をしたり、そうやってアルファ垢になってオフパコを目指すいい年してゲスいことやってるクラスタという意味らしいです

↓のトゲのMというのはほのぼのくんの前垢で彼はインターネット論客として「弱者男性死ねよ」という持論がありました

しかし彼は大事故で大腿骨骨折し、予後が悪ければ人工関節になりまともに歩けなくなるかもという診断を受けました

このとき彼はあまりのショックで連日弱音を吐いていました

すると当然ゲスラメバーであるこゆるぎ岬から「いや弱者死ねよって言ってたんだから言行一致させて死ねよ」と煽られてしまったのです

当然ほのぼのくんは大激怒し、こゆるぎ岬に対して虚実ないまぜ誹謗中傷を繰り返しています

アカウントが変わった現在でもこゆるぎ岬に対して悪口言ってるのはそういうことなんですね

KKO論争を巡るオッサンバトル 18'秋 togetter.com/li/1270238 #Togetter @togetter_jpから

2023-08-30

ALPS処理水の定義について、間違ってるのは id:filinion の方だよ【追記あり:別のデマについて】

言及

処理水の放出なんて、嫌がられて当然なのでは? - 小学校笑いぐさ日記

[B! 原発] 処理水の放出なんて、嫌がられて当然なのでは? - 小学校笑いぐさ日記

下のid:sisya氏のブコメはそれ自体が間違いなのでご注意ください。(そこに至るやりとりは記事本文の最後に追記しました)その後も☆がいっぱいついてるし、一度流布されたデマを訂正するのは容易ではない例ですね。 - filinion のブックマーク / はてなブックマーク

本文

id:filinion さんが、はてブ燃えた自ブログ記事への批判特にトップブコメになった id:sisya さんのブコメについて、それは「オレオレ定義」に基づく「デマ」だとブログに嫌味たらしい追記3件計1,500文字するほどお怒りの件。

定義が何かなんて非本質的なしょーもない話だと個人的には思いますし、ブログ記事への批判は、先に投稿された

小学校笑いぐさ日記への反論

東電はALPS処理水の海洋放出をいつから考えていたのか - たたるこころ

あたりで十分ではという気もしますが

こういう「自分が正しいと思いこんで勝利宣言」的なムーブって、経験上、その後SNSの闇に飲まれて狂ってく人が多いという点で予後が悪いですし

id:filinion さんは増田としては結構好きな方なはてな民なので、勘違いしてるのは id:filinion さんの方ということを指摘しておきます

なお、ここで擁護する形となる id:sisya さんについては増田はむしろ嫌いよりです。


経産省による定義

トリチウム以外の核種について、環境放出の際の規制基準を満たす水」のみを「ALPS処理水」と呼称する

東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の定義を変更しました (METI/経済産業省)

id:filinion による定義

希釈する前のものを「ALPS処理水」、希釈のものを「処理水」と呼ぶ

ALPS処理水はトリチウム基準を満たしていない

増田もこういうことやらかすことありますし、気持ちは分かるんですが、id:filinion さん、これ経産省定義パラフレーズできてません。

経産省定義を厳密に解釈すると

ALPS処理水はトリチウム基準を満たしていない」ではなく、「ALPS処理水の要件トリチウム安全基準は含まない」つまり希釈のもの希釈のもの両方ALPS処理水であるということになります

実際、希釈しようがしまいが「ALPS処理が完了した水」であることは一切変わりないですし。

から引用した経産省記事でもALPS処理水を海洋放出する」と述べているのですね。id:filinion さんの定義なら放出するのは希釈後なのですから「処理水を海洋放出する」と言わなければいけません。

とはいえid:filinion さんは「ALPS処理水」を何か物質的にとらえているのかもしれません。

かに、実際に放出するのが99.99....%普通の水でも「トリチウム海洋放出する」は日本語として成り立ちますから、その線なら、id:filinion さんの定義でも「ALPS処理水を海洋放出する」と言えるかもしれません。

しかし、水を加えたところでトリチウムは何ら変化せずに残りますが、id:filinion さんの定義による「ALPS処理水」つまり希釈なし、ALPS処理直後の水」は水を加えた時点でこの世から消失します。存在しないもの海洋放出することできません。

言い換えると、「トリチウム濃度」という言葉はあっても、「ALPS処理水濃度」という言葉はないということです。物質的にとらえるのは無理があります

こう説明を尽くしてもid:filinion さんには言葉遊びに聞こえるかもしれません。別の実例を出しましょう。

STEP2: トリチウムについても安全基準を十分にみたすよう海水さらに100倍以上に希釈

STEP3: 安全基準を大幅に下回るALPS処理水のみを海洋放出

ALPS処理水って何?本当に安全なの?|ALPS処理水(METI/経済産業省)

id:filinionさんの定義によると「ALPS処理水」はトリチウム基準を満たさなもののはずですから、「安全基準を大幅に下回るALPS処理水」という表現は端的に矛盾です。


id:sisya による定義

とはいえ経産省定義の正しい解釈に沿っても、id:sisya が仮に「希釈のみALPS処理水」だと主張しているならこれも間違いです。

実際のブコメを読みましょう。

ALPS処理水の解釈が間違っています。「トリチウム安全基準を満たしていないわけ」ではなく、トリチウム以外を全て取り除いた物を、安全基準内まで薄めたものが処理水であり、安全基準は満たしています

id:sisyaさんは「安全基準内まで薄めたもの処理水」と述べています。「安全基準内まで薄めたものALPS処理水」とは言っていません。

ブコメは百文字制限なのでどうしても舌足らずなところが出てくるのですが、id:sisyaさんはおそらくこういうことが言いたかったのではないでしょうか。

(カッコ内は増田による行間埋め)

ALPS処理水の解釈が間違っています

ALPS処理水は定義として)トリチウム安全基準を満たしていないわけ」ではなく

(中略)

安全基準内まで薄めたものALPS処理水の内、実際に放出する)処理水であり、安全基準は満たしています

こちらは何も経産省定義矛盾しません。


どこでid:filinionさんとid:sisyaさんはすれ違うのか

id:filinionさんがid:sisyaさんのトップブコメに強いいらだちを覚えたのは

海洋放出する処理水が安全基準を満たしていることは百も承知だし、ブログ本文にもはっきりと書いた。それをワザワザ指摘してきたということは…」と認知たからでしょう。

でもid:sisyaさんがブログ記事に対し、「分かってる分かってる言ってほんとに分かってんの? ブコメで念押ししておこう」と感じるのもおかしくありません。

id:sisyaさんの立場から見て、id:filinionさんのブログ記事は「本当に分かってるなら書かないであろうこと」が多すぎる、それだけの話です。

例えば、「ALPS処理直後の水」の飲料水としての適正なんていう、誰も主張していないことを藁人形的に議論したり、とか。

飲んでも安全だというならそうなんでしょう。

なんなら私だって、誰かが

「1000円やるからALPS処理水をコップ一杯飲んでみろ」

って言ってくれたら毎日2Lくらい飲みます

(中略)

でも、タダで飲めって言われたらそれはちょっと……。

当たり前ですが「ALPS処理直後の水」は放射性物質に関する飲料水としての安全基準を満たしていません。

巷で言われる「ALPS処理水は毎日2L飲んでも(放射線に関しては)安全」という言説は希釈の話をしています希釈前を毎日2L飲んだら普通被曝量が原子力作業者基準値超えます)。

みんなが希釈後の話をしている中、「それはタダで飲めるほど安全ではない」と希釈前の話をしだしたら、「ん?この人は希釈が何か知ってる?」と疑われても仕方ないです。

先にも触れましたが、やはりid:filinionさんの身体感覚として

いくら希釈しようが「希釈なし、ALPS処理直後の水」というもの希釈水のうちに概念として残っている」

というのがたぶんあるんだと思います

でもそんなモノ、id:sisyaさんは持ち合わせていません。増田もそうですし、id:filinionさんの記事批判的なブコメを付けた人はみんなそうでしょう。

論理では正当化できない身体感覚が明示なしに前提とされていたら、その感覚を共有していない人にとってはただの破綻した文章しか読めないのです。

「なんでこの人、一切放出しない希釈前のALPS処理水に延々とこだわってるのだろう???

それでいて、「嫌がられて当然なのだ」とid:filinionさんは他者を説得する文章を書いたつもりでいるのだから、ただの笑いぐさなんですね。

追記

id:sisya通報した」についての増田意見は「id:filinionさんは通報されるほどのことはしてなくない?」と、id:filinionさんに同意です。

追記2

id:koo-sokzeshky さんのブコメちょっと気になったので、引用の上、増田が本筋から逸れるかなと説明サボったところを追記補足しておきます

後段はちょっと違う。filinion氏が心配してるのは適切な運用継続性だよね。「希釈後の話をしてるのに…」と思うのはそこを心配する発想が無いからだ(心配すべきかは別として)

今のところ穢れ概念的なもの仮定する必要はないと思ってる

運用継続性がid:filinionさんの懸念点の1つであるのは正しいでしょう。

ただ、この論点一筋で記事をまとめられたらさほど批判されなかっただろうと思われるのですが、

記事の本文は、運用継続性とは無関係な主張、継続性への懸念だけでは導けない結論、両方で満ちています

例えば、

 基準値を満たしてないものを、

海水で薄めたら基準値以下になったから海に捨ててオッケー!」

 って、工場排水とかでやったら一発で操業停止になるやつだと思うんですが。

 それを政府が率先してやっているの、酷いインチキなのでは?

この主張はどこにも「継続性」やら「事業者への信頼性」やらといった概念が含まれていませんね。なんせ「一発で操業停止」ですよ?「常態化していたら」とか留保もありません。

さらにこの記述のたちが悪いところは、完全なデマであることです。

中央環境審議会水環境部会排水規制等専門委員会『ほう素及びその化合物、ふっ素及びその化合物並びにアンモニア、アンモニウム化合物、亜硝酸化合物及び硝酸化合物に係る暫定排水基準の見直しについて』

これは環境省の専門部会による令和元年5月文書ですが

ホウ素

地下水温泉排水希釈することで、ほう素濃度を低減することを検討

硝酸性窒素

一般排水基準達成には、残廃液を産廃処理又は希釈する他無く、そのためのコストが大きな課題

ふっ素

フィルタープレスにより全量ろ過し、ろ液を流すとき水道水希釈

キトーにそれらしい箇所を抜き出しただけですが、これらの人体に有毒な物質について「希釈」が排水処理の選択肢として正式に認められているのは疑いの余地がありません。

まりid:filinion の言う「工場排水とかでやったら一発で操業停止」は

2023-08-24

毒親育ちの認知の狂いについて

今日分かった俺の欠点は二つある。

1.好きなものがない事

2.コミュニケーションにおいて相手に過剰なコスト要求してしまう事

の二つである

毒親育ちと書いたが、そうでない人でもこの傾向があるかもしれない。俺が俺自身欠点模索していった時、原因として現れたのが親であったというそれだけの事でこの題名を付けた。

1.について好きなものが無い事に関して生じるデメリットとしては、”他人”と呼べる人間が喜ぶことのみを主軸に物を考えてしまう事にある。

好きなものがない人は、なまじ相手が好きなものに対する反応がわからないがゆえに、相手理解できない。

共感することができない為に、基準が狂う。狂った基準相手を喜ばせようとし、努力が空転して、裏切られたように感じる。又はトラブルが起きてしまうという事が頻発する。

実例を挙げると、FPSが好きな友達がいて、誘われて一緒にやった。友達は楽しくなさそうにしていた。

俺は自分が下手なせいだと思った。

実は、それはその場で活躍できていない、足を引っ張っているという事に後ろめたさを感じる自分自身がその場にいる事から生じるつまらなさであることなのだが、それを実感できない。

どうしても足を引っ張る自分がここにいるべきではないという思考が、一歩先に出てしまう。

そして、おっかなびっくりプレイする。

負けた時、相手のご機嫌を伺うように振舞ってしまう。

認知からくる基準の歪みである

俺は死に物狂いで追いついた。

その頃には友達はそのゲームに飽きている。自分は裏切られたと感じた。

そうして不満が募った。過去にはそういったことで仲違いした友達がたくさんいた。

今は、その不満が不当な事が分かっている。酒を飲んで実感から離れる。

今はそうしている。

FPSが楽しかたかと言うと全く楽しくなかった。そもそもやって楽しいと感じる事が何もない。

俺は、相手を喜ばせた時、楽しませたとき、それに少し共鳴する形で、ほんの少し嬉しいし、楽しい

それ以外の全ての事はつまらない。

好きな事も何一つとして無い。

自分のために付けたスキルが、ちょっとしたきっかけで人の役に立つのか、又は正常な思考人間が正常に報われようとしたならば報われるのか、俺には分からない。

しかし二択まで絞れている。俺がその回答に届くことがあるのかは分からない。

2.コミュニケーションにおいて過剰にコスト要求してしまう事について

これに関して、過去やらかして謝った事は多々ある。

しかしどのように振舞うのが最適か全く分からない。

こういう間違いをした。次からはしない。ごめんなさい。

対処療法しかして来ていない。

そのため広い範囲で、幅広くいろんな間違いを犯す。

何が正解なのかは分からない。

よって以下に、この問題根本的な原因についてを書く。

歪んだ家庭に育つ人間は、最低でも二つの人格を持つ事になる。

一つは親の機嫌を取る人格、もう一つが友達の機嫌を取る人格である

というのも、ニーズがズレているのだ。親にとっては「自分に味方してくれるご機嫌取り機」に軍配が上がり、友達にとっては「面白い芸人」に軍配が上がる。

友達にとって「自分に味方してくれるご機嫌取り機」というのは不気味であるし、親にとって「面白い芸人」というのは家庭に不和をもたらすトラブルメーカーでしかない。

これが幼少期の俺にとって当然の生活で、働いている時でもそうだった。

常に片方の人格が、もう一方を批判し続けている状態と言える。対人関係で使うコストは人より遥かに多いのだろう。

そのコスト普通だと考えていた為に、俺は友達や同僚、上司に同じくらいのコスト要求してしまった。

要はご機嫌取ってもらおうとした。(具体的にどの行動がそうだったかはわからない。精神的に疲れるとそれが出るらしいという事だけが分かっている。)

結果としてトラブルが起きてしまった。アイツと関わるのはダルい、アイツの面倒を見るのは疲れる。そういった事を陰で言われているのを聞いた。

それについて俺は職場の、関わった人全員に謝りに行った。疲れた

謝れる事はすごいと言われたが、謝っただけで何が正解か分からなかった。

加えて、その上司や同僚に応援されたりしたが、怖かった。

なぜ怖く感じるかと言うと、幼少期、両親が機嫌を悪くして、それに謝罪した時、俺は必ず対価を払う事になるというのが当然だった為である

例えば成績が悪くて謝った事がある。

「あの時謝ったのに全然勉強してないけど、反省してないの?」等、謝ると必ずそれに伴うご機嫌取りをする必要があった。

父に関しては機嫌を損ねると、俺のゲームを壊すとか、殴られるとかそんな所だった。スカッとしたかったのだろうか?

「俺(父)を怒らせたんだからこれぐらいしてもいいよな」というのが言い分である異論はなかった。今でも異論は思いつかない。

ちなみに行った小中学校も相当荒れていて、大体こんな感じだった。

俺も両親と同じように考える。相手が謝って来た時、相手に対して「なんでもお願いを聞いてくれる券」が一つ発行されたと思い、それを破棄する。

対応としては、「別に最初から気にしてなかったよ」となる。両親のようにはなりたくないからだ。₍この対応予後が非常に悪いのだが、他に方法が思い付かない₎

同僚や上司に謝りに行った時は殺されるつもりで行った。そうならなかった。

俺は、相手がその「券」を破棄したのか、果たして保留したのか、いつ殺されるのか分からなかったから怯えていた。

表情から殺意など感じられなかった。

俺が間違っているのだと分かった。

自分が間違っている事が分かった後、次に直面したのは何が正解なのか分からない事だった。

今回見つけたのも欠点だけだ。

俺はもう嫌になって、精神疾患を患い、遂には仕事を辞めて生活保護を受け一人暮らしの家に引きこもっている。

2023-08-23

anond:20230823155103

モラハラ彼氏無職ヒモホストより予後が悪いので、わりとマジでさっさと別れた方が良いと思うよ

2023-07-23

anond:20230702130059

承前 https://anond.hatelabo.jp/20230702130059

それから一週間は一般病棟で過ごした。

出血の恐れはあるので、血圧を低めにして安静にするしかないが、主治医たちも症例を調べて、他の専門医にも問い合わせしてくれているようだった。

夫は点滴台を押しながらトイレに行けるぐらいまでは回復して、このままならば大丈夫そうにも見えた。

主治医から連絡があり、再度、カテーテル検査を行い、その結果で今後の対応を決めようとなった。前回のカテーテルよりは細いカテーテルを使い、おそらく出血したであろう血管の画像を立体的に撮りたい。それをやりながら医師たちで検討をしたい。カテーテルで手術が難しい場合は、後頭部から開頭して対応したい。などの目的で様々な画像を撮ったそうだ。

カテーテル検査後の説明ふたりで聞いた。3D画像になってみると、複数の箇所で奇形の血管があり、複雑につながっていることがわかった。

「手術は2段階で行いたいです。最初カテーテルを使って対応できる血管を塞ぎます。脳の奥にあり、この部分は開頭手術では対応できません。その後、開頭手術を行い、対応できなかった血管を顕微鏡で見ながら排除します」

いろいろと質問をした。

開頭手術になった場合予後心配なこと。

手術自体危険性はどうなのか。

手術の最中に他の箇所で出血が起きたりはしないのか。

手術をやらなかった場合リスクは?

セカンドオピニオンをとった方がいいのか?

丁寧に回答をもらえたのだが、要は質問を重ねようが、やるか、やらないか。それを決めるかなのだ

やるしかないのか。

このまま安定していたとしても、根治はしない。

「お願いします」と夫が伝えて、方針が決まった。

2023-07-08

精神科身体拘束【追記あり

追記

コメントであの会長物言いには記者無礼な態度をとったのでは、というものがあった。記者の態度については当然自分も知らないが、研修会で某会長の講演を聞いたことがある限りでは、普段からあいった話し方をする人だと思う。それなりの精神科医が内心思ってる、でも表には出しにくいことを、時に攻撃的に露悪的に主張する、というのは一定需要がある。


それと一つ抑えておいて欲しいのは、あの会長は「精神科病院協会」の会長であるということ。つまり精神科医の大多数を代表する精神経学会とは無関係精神科医でも某会長を嫌ってる人は山ほどいる。それでも重症患者現場を知る精神科医であれば、あの会長の言うことの全てを否定することはできないだろう。

追記終わり】


精神科医です

あの会長みたいに開き直るのもどうかと思うが、

あの新聞みたいに運良く退院できた人を連れてきてみんな退院できるはず!と思わせるのも不誠実

とりあえず身体拘束を減らしたいのであれば、認知症入院した人が病棟で歩いて転んで亡くなった場合

医療者に責任があるという判決を下すのをやめてください

まずはそれから

あとご飯食べて喉詰まらせて窒息死、これ寿命でしょ

身体拘束してれば転倒しないし危険行動もしない

一方で身体拘束しなければ24時間見守らないと何するか分からない

こんな状況で無理して身体拘束外すインセンティブがあるわけないでしょう

まあ認知症への身体拘束は医療側に責任を負わせるような判決が続くかぎり

増えることはあっても減ることはない

認知症は以上

では統合失調症はどうか

統合失調症への身体拘束はかなり微妙問題を孕んでいる

身体拘束していないと自傷、あるいは他害するおそれのある統合失調症患者一定数いる

それは間違いない

が、今の身体拘束は必要最小限かというと、それよりはかなり多くなっている

なぜか

結局人手不足である、金不足にいきつく


統合失調症の急性期に3時間話を聞いてクールダウンさせてなんとか薬を飲ませる(あるいは徒労に終わる)のと、

身体拘束して有無を言わさず薬を飲ませる(or 注射で投与する)のと、

必要マンパワーは桁違いであ

当然その患者対応している間、他の入院患者には対応できない

他の入院患者が不穏になって、むしろそちらが身体拘束が必要になるかもしれない


精神病棟伝統的に看護師配置人数が一般的身体病棟よりも少ない

それだけで十分だろと思われているのだ

そして残念ながら多くの人員を配置すれば予後が大きく変わるわけでもない

下手したらとっとと身体拘束して薬を投与したほうが退院までは早くなるかもしれない

集学的な治療が、残念ながら現実的アウトカムにそこまで影響しない

から国もお金をかけないのだろう

とはいえ

とはいえである

本当の急性期の必要な期間だけ身体拘束しているかというと

それ以上に身体拘束している病院もある

こればっかりは病院体制によるので外から簡単批判できることではない

しか方向性としては減らしていくべきである

入院トラウマになっては長期的に結局不利益にもなる

少しずつでも現場意識を変えて行く必要がある

ただし0にはならない

それは統合失調症病態から導かれる必然である


あとは重めの知的障害自閉症スペクトラム、会話での疎通が困難なケース

これは根本的に治療改善するものではないので

無闇矢鱈と身体拘束が長くなりやす

環境調整で身体拘束が減らせたり、うまくいけばなくせることもある

でもちょっとした刺激でまた前の状態に逆戻りすることもある

そもそもこういった人は本来病院にいるべきではないと自分は思う

なぜなれば治療可能性がほとんどないからだ

病院あくまでも治療に専念すべき場所であり、施設ではない



とりとめもなく書いてしまったが

あの報道自体必要ものだと思っている

時代は変わる

臭いものに蓋をするのではなく変わっていかなければならない

それには一般の人にも少しずつ現状が知られる必要がある

2023-06-23

anond:20230623163211

元増田みたいなのは真面目にメンタルクリニック誘導した方がいいぞ

ヨシヨシしないで

統合失調は初期に対応した方が予後はい

anond:20230623114329

子供時代芸能活動してた人の予後って統計取れてるんだろうか?

そのまま芸能人できてる人はごく少数、たまに犯罪とか不祥事報道されたりする、普通に暮らしてる人ってどれくらいいるのかも気になる。

2023-06-22

anond:20230621230631

発達で予後が悪いのはプライドが高くてまじめなタイプの発達

お笑い系の発達はまだ人間だが

プライド高い系の発達は人の心や場の雰囲気を荒す害獣一種

2023-06-14

スーパー店員に舐めた扱いされたかクソがぶちxすぞ

って気分になったけど

は~いすみませ~ん^^

って流しといたらアドレナリンが出て仕事が捗った

自分本業関係ない所ではこのように怒りゲージを溜めておいた方が予後に良いという経験があるので

勤めて低姿勢に過ごしている

こういうのもマゾの一形態なんだろうか

2023-06-08

高額医療費制度があるから負の宝くじなんて必要ねえ!👈これっていくら持ってたらオッケーなん?

貯金300万ぐらいになった時点でこの理論でイキってがん保険やめちゃったんだけど、いざアラフォーになったら怖くなってきちゃった……。

たとえばガン保険とか「ナンカ=スゴクテ=ホケン=モ=キク=クスリ」でワンチャンある状況になったりしそうじゃん。

予後平均+1年が今なら◯000万円!ガン保険入ってたら半額です!!!みたいになったとき「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!買うぜ~~~~~」って出来なくなるの怖いんだよね。

まあそこまで高いのは流石にガン保険効かなそうなんだけどさ。

でもダラダラ治療して残り5年生存可能となったときに「金は保険下りから仕事辞めるか……」って出来るのと「もうちょい働かないと抗がん剤が……でも働くストレスでガンが進みそう……でも働かないとガン治療費用ストレスになって早く死にそう……」みたいなルート分岐が起こるわけじゃん。

傷害保険マジで貯金300万あったら切れると思うし、むしろ100万ぐらいでも切ってええやろと思う。

でもがんに関しては5000万ぐらい貯めてからじゃないと切らんほうがええんとちゃうかなと……余命確定後はニートすりゃええだけやんで終わらずがん治療という未知の費用が掛かってくるのが怖すぎるんだよな。

しかも数年で急激に進歩する可能性もある!

後悔しないために生きてるわけじゃないからこそ将来的に余計な後悔を招きそうなポイントには蓋をしておきたいというか……その蓋が多少暴利でも砂漠の水や山のお汁粉を買うようなものだと割り切るしかないというか……。

あーマジでストレスが貯まるわ。

つうかマジで商売が上手いっつうか、暴利を貪っても許されるレベル需要があるよマジで

AKBおじさんがじゃがりこに1000円の値を付けても買うやつがいるようにするのが最強って言ってた言葉のとおりだ。

いやマジで海洋保険ガン保険金融業界における「生まれるべくして生まれ生き残るべくして受け継がれてきた運命の子供」みたいな所あるよ……存在のもの邪悪であり大正義すぎんだわ……

2023-05-28

anond:20230527154126

医師です。

その場に居合わせ一般人のできる行動で、患者予後を大きく変えるものは二つあります

AED使用

継続的な胸骨圧迫

原則この二つで患者予後規定され、人工呼吸はやらなくてもそこまで悪くなりません(データによってはやらない方がいい、ということもあるようです)

AEDは持ってきてやるだけです。確かにブラジャーなど金属ワイヤーを含むものがある場合火傷のリスクがありますが、心停止時間が長い方がよっぽどリスクなので深いことは考えず最速でやるようにしましょう。(心停止に勝るリスク治療者の二次被害第三者巻き込み事故以外ありません。)

胸骨圧迫は知らないとコツがいりますリズムよく、胸骨なんとなく下部を適切な深さで押さなければなりません。厳密なことを言うと、BPM100〜120、胸骨下部1/3(これは自信ない)、深さ5〜6cm(小児はこの限りではありません)ですが、こんなんどうでもいいんで自分のできることを最大限やってください。みなさん心臓位置ぐらいは知ってると思うんで、その上をいい感じの深さでいい感じのリズムで押すだけです。アドバイスとしては、思ったより力は必要曲名は忘れましたが「ダイヤモンドだね〜」の曲が異常に耳に残っていい感じのリズムから口ずさむといい(異常者?)、です。

最後に、人工呼吸は最近上記データが集まったことやコロナ感染リスクにより院外では通常あまり行われません。感染しないようなバルブを用いた人工呼吸が行われますが、どこにでもあるものではないので使い方は本当に気になる人だけ調べてください。

適当なこと言ってる増田が目立つので書きましたが、まあこれも話半分に聞いて、気になる人は消防署免許センターの講習を受けましょう。調べてもいいですが、実際に人形相手にやるのが一番です。元増田は気の毒ですが、自分の行動に責任を持つためには、みながこれらの知識アクセスできるようにすべきだと考えます

2023-05-15

anond:20230514131437

打ち上げハブられる程度にカースト低下してたら最早浮上の見込みはないからただ踏まれるだけの無力なカスで終わるよりとにかく復讐してやる、みたいなつもりでやってるなら理解できるし根性だけは認めるが、その路線予後が悪いのでこのまま行くとマズい。

タガを外して悪意の限りを尽くせば1人でクラスダメージを与えることは十分可能だけど、それはそれだけに敵意を集めるだけでなく、暗い成功体験も積み上げてしまう。すると地獄みたいな人間関係の最底辺で意地を張って生きることに最適化された精神構造になり、自らドブの底に沈み込んでいくことになる。要するに人間関係に背を向け、空気序列と慣習を無視し、自分に向けられる負の感情に敏感に反応して暴れ回るみたいな動きを孤独への耐性や恐れを知らない蛮勇として心を支える柱にしてしまうんだな。当然敵意も悪意も呼び込むから厨二病も手伝って正のフィードバックグルグル回る。

学校にいるうちはまだいいが(よくない)、この精神構造が抜けないまま社会に出るとかなり厳しいことになるぞ。ソースは俺だ。主にはその根性建設的な方向に導いてやってほしい。尤もこれは鬱屈した中学男子が縋る「強さ」の核を解体する作業とも言えるからかなり難しい話になるが、とりあえずやり方は否定しても根性だけは認めてやって欲しい。そこを否定したら多分爆発して突き進むと思う。

2023-05-08

anond:20230508083220

自分ジェンダーロールに馴染めないだけの発達障害者個人輸入ホルモン剤とか雑なメンタルクリニック診断書もらって性別移行してるのはたまに見かけるけど、たいてい予後がよくない

自己認識社会から認識のズレをASD特有のイチゼロ思考で全部性別のせいにしてるもんだから性別移行してからも「ズレてるのは差別社会無理解のせい」ってことにして変な活動に走ったりする。

違う性別になったら移行先ジェンダーでは「生殖能力がない」「外見も悪い」という点で弱者になるのは当然なんだけど、そういう覚悟あんまりなく性別変えたら苦痛解決すると思ってるから現実見て病む。汚いコミュ障おっさんが女になっても汚いコミュ障女装おじさん、うまくいって汚いコミュ障のおばさんになるだけなんだけど、女になればモテモテ美少女になれる、優しい女の子キャッキャウフフできると思ってるんだから無理がある。粗雑で空気読めないだけの女が男になっても、ちんちくりんでポークビッツ付きの粗雑で空気読めないおっさんしかなれず、アルファオスになるのは無理だし。

2023-04-21

弱者男性アイドルになりてぇ

3Dモデルも作れんし配信したことも見たこともないが、ぶいつーばーになりたい

弱者男性メロメロにして絵畜生女の身体性への依存を断ち切ってやるんだ

マジでVオタク予後が悪いと思うから俺が救わねぇと

2023-04-15

anond:20230415121817

いやーハイコンテクストだと思うね

メンヘラっぽい女友達とか夜中に会え会え言ってくるけどそこで色っぽいことしたら予後が悪いと思う

2023-04-09

追記老いていく親の終活 財産分与又は終活リアリズム

https://anond.hatelabo.jp/20230407210512 これの追記

書いたつもりがスポッと抜けていた「財産分与」について。あと「関係を良好にできない親の場合は…」についても少々。

この俗説は因果が逆なんです→『財産が自宅ぐらいしか無いという人ほど、相続大戦争が勃発する』

ブコメにあった『財産が無い人ほど相続大戦争が勃発する』というのは、よく言われてる話なんだけど、因果ちょっと勘違いしていて、半分ぐらいしか合っていない。

自宅ぐらいしか財産が無い家で揉めたら、生きてる家族人生にそこそこ大きな影響があるような相続大戦争になることもあるが、財産がたいしてなかろうが、家族仲・兄弟仲がいい、または家族がそれなりに常識的合理的なご家庭の場合は揉めることはない。

揉める根本原因は「大した財産がないから」ではなく、家族兄弟間の仲が良くなかったり、家族兄弟の誰かがそれぞれの家庭に何らかの問題があって合理的判断ができなくなっているという点だ。

増田なので言葉を選ばずに言うが、お金があってもなくても、人間関係が悪いか、もしくは頭が悪いかの場合は、たいてい揉める。ただし、その先はリアリズムで、家族間で揉めてもお金があれば最終的には日常生活におけるクリティカルな悪影響は受けにくい。しかお金がないとそうじゃない…(財産分与で揉めて調停になって時間とカネがかかって結果もらえた財産雀の涙、みたいな)。

ただまぁお金持ちだって金銭日常生活面での影響が相対的に小さいだけであって、「家族の仲が悪い」とか「相続で揉めて親兄弟と断絶」とかはお金で換算できないタイプの影響はあるよね。

話は戻るが、平成以降の貧富拡大社会では「親に金がある=子もある程度は余裕がある」そして「親に金がない=子供結構カツカツ」だから、「貧乏人ほど相続で揉める」みたいな一見論理が通っていそうな俗説をつい言いたくなる。だがそれは論理が少し飛躍していている。カツカツの生活をしていると心の余裕がなくなりがちで、親子兄弟含め人間関係が薄く悪化しがちで、親が死んだタイミングで色んな物が噴き出しがち、なのだ

本来因果関係は、「親子ともに金がない」→「家族全員がカツカツ」→「それぞれの家庭に若干問題が(住宅ローン返済が大変とか諸々)」→「あわよくば」という悪い心→「醜い争い」という順番である

兄「親父が死んだ後の自宅を売ろう」

妹「何言ってんのお母さんが住む家がなくなるでしょう」

兄「おふくろは一人になるんだからお前が引き取って面倒見ればいいだろう。母さんもそれが安心だよな?」

母「そうね…でも…」

妹「何言ってんの夫がいい顔するわけない。そもそもお兄ちゃん何でそんなお金必要なの」

母(…無言)

兄「ローンとか教育費とか大変なんだよ…」

母(だんだん涙目

とか?こういう想像上の橋田寿賀子ドラマのような戦争はめったにない。まぁごくたまには見かけるけど…その場合相続関係なく「もともと家族の仲が相当悪く&全員が相当金に困ってる」場合だと思う。多くの場合はどちらかの条件が満たされないので、例えば、家族仲が悪いけど、比較的羽振りの良い兄弟が面倒にかかわたくないからと引くんだよね…。

要するに、何が言いたいかと言えば、つまりお金があまりない自覚があるなら、何よりもまず親兄弟との関係を良好にしておくことが大事

そして、人間色々あるからね、仲良くするのは難しい場合でも、「親の財産生活」に関することをできるだけ透明化する努力はしてもいい(本当に険悪な場合は放っておいても全然いいとも思う。後述)

親の財産生活の透明化および等分化

実はこの「親の財産生活の透明化」が、要するにエンディングノートの一番大きな役割

またしてもリアリズムな話だが、親が死ぬ前に自分たちいくらぐらい金が残りそうなのかを透明化できていれば、お金がない家なら邪な期待を持つこともなくなるし、お金がそれなりにある家ならそれなりの予定や計画が立てやすくなる。

そして、大事ポイントなのに前の増田にうっかり書き忘れたが、エンディングノートは必ず、利害関係者(配偶者兄弟)に全員が見られるようにしとくこと。

利害関係者の誰か1人だけが事前に情報を持っている」という状態は、下手すると比較的悪くもない人間関係悪化させる危険もあるので、「エンディングノート書いてもらおうよ→そうだね→手伝ってね→出来たら読んでね」的なプロセスは必ず、必ず必要。親が勝手にやり始めてる場合でも、子供たちから「見せておくれよー」は言うようにしよう。

「透明化」について、テーマとは直接かかわりはないがもう一つ大事な所としては「介護の金と労力」について。

人間老いてくると段々ゆっくり自分のことを自分でできなくなる。介護段階に入った時に配偶者や子が(介護サービスを利用しつつ)老いた人の責任を負っていくことになるが、このお金と労力で、子供負担をする場合は、ある程度は金銭的、労働力的な出納を透明化するのをお勧めする。完全平等分担なんてできないのでだいたいで良いのだが、透明化しておくことで負担配分が合理化されやすくなるし、トラブル人間関係悪化を事前に防ぎやすくなる。親の状態おかしくなったら介護認定が付かないにしろ早めにケアワーカー相談しておく方がおススメなのは介護ケアは早い方が予後が良いとか悪化した時の介護認定スムースだということが一番だが、家族問題第三者が入ることで透明性が高まるから、という効果も期待できるよ。ケアワーカーの選別ももちろん、利害関係者(兄弟)と相談して決めるの大事報連相まじだいし。

お金については単純に使用した分を記し精算(理想介護用さいふを共有してそこから拠出)、労力についても共同の分担スケジュールを作っておくといいよ、見える化することで手伝えない人にうっすらとした罪悪感を持ってもらえるし。

ちなみにだが、「亡くなった人の介護負担が大きかった家族へ、相続財産の配分をより大きくすることは可能か」について。

正解は「その介護により相続人の財産が大きく減った場合以外は、財産分与比率にはほとんど影響しない」。ケアワーカーさんや施設の手配や色々なやり取り、送迎や見舞い、日々の生活サポートやら、諸々けっこう日常を削られる「労働」だが、財産分与にはほぼ反映されない。一応「寄与分」という考えはあるんだけど、雀の涙なんだよね。この扱いはとても理不尽だと増田も思う(多分法律を考えた人が親の介護自分でするなんて考えてないんだろうと思う)。極端な例で考えると理不尽さが増すので極端な例を出すが、「義母に尽くして看取った嫁に財産分与可能か」の答えはNoである。法定相続は、「配偶者に半分」「残りの半分は子が等分」なので、子の妻には財産相続権利そもそもない。

なのでまぁ財産を多く貰おうと下心で面倒を見てもほとんど効果ないので、現代においては「透明化」によって親の老いに対する労力の等分化を目指そう。

財産分与について。

まずは前提条件:親の残した財産をどう分けるかは、法律を守らなくても別に全然いい。

こう言うと語弊があるが、民法にある法定相続分あくまでも民事訴訟が起きた時の基本的解決線なので、別に民法に従って分けなくても、家族兄弟相続人とか言います法律だと)が仲良く話し合って皆が納得すればその納得した方法で分ければいい。ちなみに、亡くなった人の銀行口座が凍結された場合はこれらの「相続人」たちの連名で書類を提出しないと口座解凍ができないのだが、要するに揉めてない証拠を出してくれという銀行の都合の書類ですね。だまして口座解約して逃げちゃう悪い兄弟がいるとも限らんし。

で、例えば財産を全部無職の弟に渡したって全然良いし、上に書いた「義母に尽くして看取ったけど財産をもらえなかった可哀想な嫁」も、その状態が透明化され家族間で共有されてて、そして家族仲が良ければ財産分与においては報われ得る。「お義姉さんがずっと面倒見ててくれたんだから、死亡保険金はお兄ちゃんが受け取って。それでお義姉さんに少しでも慰労になるといいけど」「そうだよな、本当にありがたかったなぁ…」というほのぼのストーリーにすることも可能。というか割と多くの「大きな問題がないご家庭」はこういう風にやっている。

次に自宅の相続:利用状況に準じるのが大原則。利用しないならすぐ換金

例えば父親が死んで母親がいる場合は当たり前だが母親がもらう。両親と兄弟の誰かが同居している場合でも生き残った方の親がもらうケースが一番順当(配偶者が取得する方が税金上の得が大きいので。ただし金持ち場合はその限りにあらず。金持ちは金を払って税理士過激節税方法でも聞けばいい)。まぁ当たり前すぎる話。

親が死んで利用する人がいない自宅は、個人的お勧めは「すぐに売っちゃえ、売って金で分けろ」である。それが一番穏当だと思う。住む人がいなくなった家は本当に笑うほどすぐ傷む。家の整理に数か月かけるもよし(思い出がいっぱい出てきて楽しいよ)、業者を入れれば2、3日(ある程度思い出を掘り出せたら人の手を借りちゃうとよい)。業者ごみ処分を頼んだってせいぜい数十万~百万ぐらい。売れば1千万ぐらいにはなったりするわけで。お金は良いよ、きっちり等分もできるし、好きなように傾斜も付けられる。

厄介なケースは下記。

  1. 死んだ親と同居している兄弟がいる場合
  2. 実家に拘りが強くて継ぎたい(と言い出した兄弟がいる)場合

不動産という財産の厄介さは「不動」なことと「財産としてデカい」ことで、あまり蓄財していない親御さんだった場合、「同居してた兄弟がそのまま自宅を相続する(そうじゃないと住むところがなくなっちゃうからね)と、財産分与がかなり不公平になってしまう」という問題が起こる。もちろん、等分じゃなくて全然いいよー!と他の兄弟が言うのであれば何の問題もない。兄は同居、妹はF1ドライバー結婚して億万長者、とかなら言いそうな気もする。

だが庶民はやっぱり、自分も貰えるはずのものが貰えないとなると、内心穏やかではなくなることがほとんどだと思うので、その場合はまぁ、頑張って話し合いをしよう笑。

エンディングノート効用はここにもあるが、こういう同居してる結果不均衡になりそうなご家庭の場合は、例えば、同居してない子に不公平感が出ないように、親の支払いで「非同居子」を受取人にした死亡保険に入っておくとかできます。これもエンディングノート関係者全員で共有出来てれば可能家族兄弟で話し合って決めるのが大事

この「同居してた兄弟系の争い」で見たことある一番のバッドエンドはこんな感じ…。トホホ…。

ちなみに上の2を言い出したのは私の兄弟配偶者の親が住みたいというかもしれないからと言われ、なんでそれで何千万の家がもらえると思うとんねん!とすごいデカ兄弟喧嘩をしたぜ…。親が片方死んだあとは残った家族は仲良くなりがちで、もう一人の親が死んだあとは兄弟の仲が悪くなりがちっていう俗説はガチだったんだなとしみじみした。

「家族」ってまぁ人一人の人生複数持つことになるんだよね。愛人がいるとかではなく、結婚やらで所属する「家族クラスタ」が増えていく。結婚すれば別の家族ができる。自分の親による家族自分配偶者による家族配偶者の親による家族独身のままでも、家族ではないにせよ世帯別になるからまぁ似たような感じだと思う。

戸籍が分かれても世帯が分かれても、生まれた時の「家族の枠」がなくなるわけでもなくて、親の介護やら相続やらで「産まれたり育ったりした家族の枠」のなかで行動したり考えたりする必要が出てくる。でも、その時に他の家族自分家族配偶者実家家族など)のこともつい考えてしまったりして、思ってたより多いしがらみの中で非合理的なことを言い出すこともある。それで何かね、親が一人もいなくなっちゃうと兄弟がむき出しの喧嘩なっちゃやすいんだね。いやぁ、生まれからほぼ初めてかつ最大の兄弟喧嘩だったよ…。ちゃんと仲直りはできましたが。

自宅以外の不動産場合プロ相談

地主とか運用してる不動産があるとかの場合は、素直に税理士に聞いて言う通りにするのが吉。

田んぼや畑=地目が「農地」になっている場合は、耕作放棄地だろうが市民農園に貸してる畑だろうが、簡単に売れないので、地元農協相談だ!農地を持ってるということは100%親御さんは農協組合員のはず。農地地域農業員会の許可がないと相続も売却も自由にできないらしいので、生きてる時からその辺は親御さんに聞いとくといいよ。

山を持ってるとか森を持ってる、みたいな人もたまにいると思うが、これも同様。エンディングノート作成に当たっては、自宅以外の土地を持ってると判明した場合地目が「宅地」以外のもの法務局確認可能)があったら要注意。しかるべきところ(農協とか役所とか)に色々聞いとくといいと思う。

ただし、地目が「宅地」じゃない土地は、都市部ではまずあんまり見かけない。家庭菜園をやってるけど地目は「宅地」なんてことも普通にあり得るので、親に確認だー。

親が賃貸に住み続けてた場合

速やかに家財を引き上げないと、ずっと家賃を支払い続ける羽目になるので、業者を入れてでも引き上げしましょう。結構馬鹿にならんと思います

親と、兄弟と、どうしても反りが合わなければ、何もしなくてもいい

色んな事情があるから、そういうことも普通にあると思う。関係が良くなければ、良くないままで、心を鬼にして「放置」が良いと思う。あとは物理的にどうにも無理だ!というときも「放置」するしかないよね…。

自分が何もしないままで親が死んだら相続はどうしたらいいのか。割と全然何とかなる。

誰も存在を知らない金融機関の口座は一定期間が過ぎればその金融機関の持ち物になるので心配しなくていい。株式なども同様。勝手発行者が何とかしてくれるから大丈夫

家については、一番簡単方法業者に頼んで売っちゃう。片付けとかもドライに割り切ってすべて金で解決処分費用相殺した残金があればラッキー、無くても(多少の持ち出しがあったとて)手間代だと思えば腹が立たないと思う。そこまで実家関係が悪いなら。

親御さんが金持ち場合は、誰かしら財産管理を手伝ってる人(銀行とか税理士とか)から必ず連絡があると思うので、その指示に淡々と従えばいい。

やらない方がいいかな、と思うのは以下

  1. 親も兄弟も苦手、実家に帰るのも間遠で気が重い。でもどうしても心配にはなるから数年ぶりに帰省してモノ言いたくなって大喧嘩
  2. もうずっと没交渉なのに財産分与の時だけめちゃ権利を主張
  3. 親に結構借金があることが分かったが財産ちゃんともらいたいので頑張ろ

要するに、酷い言い方になるが、親子兄弟との関係が良くできない(あちらの理由もあろうし、こちらにも理由があろう)なら、何かを望まない、というのが大原則。そうすれば別に今以上悪くなるということはない。まぁ、そういうこともあるよね。

相続は分かった、介護はどうするんだ。

これもまぁ、そこまで関係が悪い家族関係なら、出来るだけ縁薄く接するのがいいと思う。お金解決第三者委託介護業者)、同様に、感情時間も手間も労力も金もかけない、その代わり何も文句も口出しもしない、というのがベストだと思う。

ちょっと前の増田に、親の介護のために仕事を捨てて田舎に戻るか、というのがあったが、あれブコメに多数指摘があった通りで、戻ったら最後増田人生が割と酷くなるだけなんだよね。介護する子がいる要介護者は施設入所の順番が後送りになり実質的には多分入所が不可能になる。仕事もなくなる収入も減る、介護はよりより厳しくなるだけなので戻らないのがリアリズムの正解なんだよね…。

リアリズム面を書き始めたら長くなりすぎたし、楽しい話が全然できなくなった。しょうがないよな…。家族自分老いも、逃げても逃げられない「生の頚」のようなものだな、と思うときもある。

2023-02-23

anond:20230223084115

莫大な予算をかけてもいいのならドカンと一発予後3日でまっさらにできるよ

2023-01-04

例の住民監査請求監査結果への雑感

  • 2/28までは白とも黒ともいえなさそうなので、今の段階で勝っただ負けただと騒いでるのは滑稽に映る。
  • 監査結果が公開されてからものの数時間であれだけ詳らかな声明を出せるColabo弁護団はすごい。その能力がなぜ会計に発揮されなかったのだろう。
  • 百発撃たれて一発しか当たらなかったか無問題というのは首肯しかねる。その一発がかすり傷か致命傷かは予後を観察してみないとわからないのでは。
  • 監査が認容されること自体が珍しいようなので、前回の舛添のときのように今回も多かれ少なかれ何かしらのペナルティはあるんじゃないか

2022-11-02

岸田総理に同情しちまうよ俺は

岸田内閣支持率が下がりまくりだし、何もしてないって言われてる状態、まあこうなってしまうのはわかるんだけど同情しちまうよ。

俺が岸田文雄に期待したのは、穏健で漸次的な変化だったんだよね。

俺の政治に対する考え方は、「政治は、複雑な組織立法的な仕組みも、各人の心情も、利害も絡み合ってるから、明らかに悪い所があってもその修正には利害調整が必要だし、素早く解決することは禍根を残すのでよくない。デカい変化を望む側にも、現状堅守を望む側にもいい顔をしてそれぞれの感情をなだめつつ、じわじわ変えていくのが一番予後が良い」というもの

そして岸田はそれをやってくれるかもと思ってた。

政権初期の、話を聞くとか検討ばっかで何もしてないと言われてたあの姿勢も、やってる感で時間を稼ぎ、八方美人をして好感度をあげて右派左派も老人も若者政治家も国民も懐柔し、四年経ったら人々に恨みつらみを残さずいい方に変えたじゃん、くらいの結果に繋げる作戦なんじゃないかと思っていた。

しかロシア戦争とそれによる為替の乱高下、安倍晋三の射殺、そして何より統一教会問題により、国民も、そしておそらく政治家も心情を硬化させ、素早く断固とした処置を求める時代にぶち当たってしまった。

医者で言えば、俺が岸田文雄に期待した働きは慢性疾患向けというか、患者と話し合って、不安をなだめて、体力つけさせて、投薬で改善するみたいな感じだったわけ。

ひたすら各方面をなだめようとしていた政権初期の態度もそれを目指しており、今後関係各所を懐柔してからやりたいことに、色々プランがあったと思う(まあこれは岸田に好意的見方であり、最初から何もする気なかったという意見論理的否定する証拠はない)。

しかし、時代の流れにより、完全に外科的な、「岸田! いますぐメスを持て! 切除しろ! 出血とか体力とか気にしてる場合か! 早くしろ! 切れ!」が求められるようになってしまった。

プランもやりたいこともグチャグチャでしょ。

デカい変化をする事前準備として、抵抗しそうな年取ったお偉いさん(典型麻生派からも、変化を好む若手からも信頼を得ようって態度は、統一教会関係者をなかなか切れないという形で完全に裏目になってしまった。

状況が変わったんだからさっさと切ればいいと言いたがる人もいるだろうが、それでは結局都合のいい時にしか仲良くしない奴という烙印を押され、信頼を得られないのだ。

そんで、安倍とその周辺やプーチンの悪行の責めを受けまくっている。

俺は岸田に同情しちまうよ。鬱になったりするんじゃないか

2022-10-16

anond:20221014090723

スピとはちょっと違うけど、私の母の話をしたい。

私の母は発見時にStage4の癌で、医者は今のままだと半年治療を行えば予後がよくなる(直らないけど寿命は延びるよ、いつまでかは知らんけど)と言った。

セカンドオピニオンにもかかったが、言われたことは同じ。良ければ2年ぐらいは生きられるけど直ることはまずないと言われた。

最初医者の言う通り、母は放射線治療抗がん剤治療を始めた。

抗がん剤治療を始めてすぐ、母は何を食べても苦く感じるようになったようだ。砂を食べているようだとも言った。何度も吐き気に襲われてしょっちゅうトイレで吐いていた。

ふっくらとした体型だった母がみるみる痩せていった。

しばらく堪えて頑張っていた母だが、あまりに辛いので止めたいと言った。そして代わりに縋ったのが、いわゆる近藤某かの言うような放置治療だったり、マッサージとか食事療法とかそういったものだった。

当然、そんなもの効果があると私を含め家族は信じていたわけではないけど、ニセじゃない方医療は母に辛い治療を強いるけど助からないと言う。ニセ医療は辛い治療も強いないし助かる可能性があると言う。

もっと生きたい、病気を治したいと思っている母が、希望を持って生きるにはどちらが良いか。母の選択を間違っているとは言えなかった。

母も多分わかって騙されていた気がするし、それでよかったんだと思う。

まだ助かる見込みがある人がニセ医療に騙されたり、全然治療効果がない高額な治療をさせたり、そういうことをしている連中は許せないけれど、ただ批判されてるのを見るのも今となっては複雑な思いがする。

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