はてなキーワード: 印刷とは
知りもしないのに適当な事言わないようにな。
一冊作るのにかかる膨大な手間、大量生産できないが故の高額な印刷費で碌に儲けなんか出やしないよ。書店に委託したって残って送り返されるぐらいだ。
同行の士に会報を特別に有料で頒布し、交流するのが目的であって、儲けるために販売なんかしちゃいない。同人ゴロも随分減ったしな。
かねてからクソと話題だったツタヤ図書館に行ってみました。本当にクソでした。
岡山県高梁市の高梁市図書館に行きました。高梁市は人口約3万2千人と、ツタヤ図書館が作られた中では最小クラス。ついでに街を歩いてみたのですが、商店街はところどころお店もやっていて、ポツポツ人はいるんだけどほぼシャッター通りでした。一方ツタヤ図書館は結構人がいてにぎわっていました。田舎で人を集められること自体はすごいと思うのですが(スタバのおかげかな)図書館としての感想です。
【本や資料に対する扱いについて】
・よく言われているが、本をインテリア扱い。飾りの本や取れない高さに置かれている本。(一応係員さんに頼めば取れるみたい)
・ちょっとこれ開架においていいのかな?て感じの本がフツーにおいてある。こういうのほかの図書館なら名前とか書いて入れてもらうんじゃないのみたいなすごく日焼けした神も古いし貴重そうな本が開架にあってびっくり
した。保存としていいのかな?
・他の図書館と比較できるほど郷土資料に詳しくないのだが、ちょっと傷んでる、表紙がちょっとはがれだしているものも開架にあって、いいのかな?
・特に「高梁市史編纂委員会 三上家文書 写 その二」という手書きでむちゃくちゃ日焼けしている紙に書いてあって閉じてある物が本の背の部分がびりびりに破れてて、写しだからとはいえ、本の扱いが心配
(まあこの一冊が極端に酷かった)
これはまあ序の口で
【探しにくい】
・独自の分類がわかりにくい
普通の図書館の三桁の数字とかがついて分類するって感じじゃなくて、独自の大ジャンル>中ジャンル>小ジャンル(たとえば 政治・国際/政治/政治史)みたいな感じで分けられているのだが
そもそもどんな大ジャンルがどこの棚にあるのかといったマップが見当たらない。パンフレットを取ったらフロアマップは真っ白だった!
https://takahashi.city-library.jp/library/ja/access
さすがに何階にどういうジャンルの本があるかは階段やエレベーター近くにはあったが、HPみたら何階が何のジャンルかすら載っていない!
で、つるされた看板頼りにそれっぽいジャンルの棚を探すのだが、大ジャンルですらこの雑さなのだから、どんな中小ジャンルがあるか、どこにあるかなんてリストは当然ない。
棚の通路側には政治・国際と書いてあるものの、その下の(政治とか国防とか)ジャンル名なんて書いてない。一応ブックオフみたいな感じのジャンル名が書いたピラピラが本棚に挟んであるが、通路から読めるわけない。
だからいくつも政治・国際か書いてある棚の並びを右往左往することになる。
・番号がカオス
独自の分類なもんだから本についてる番号も独自ルール。こんなかんじ→ 政治・国際
001ア アは著者の頭文字
普通一つの番号が一つのジャンルを表すと思いきや、大ジャンルごとにその下の小ジャンルを001、002とつけている。 つまり、001は政治国際にも、料理や旅行にも、それぞれ別にあるのだ。えってなる。
しかも、この番号は、【検索機で調べても出てこないのだ】嘘だと思うだろ?HPから検索すると、その本についている番号は確かに出てくる。でも、図書館の検索機で検索して印刷しても、本についている番号はない。
なんでや。逆に何が書いてあるんや。もっと不思議な番号が乗っています・
・レシートに乗っている番号
請求記号 312.2/イ ←普通の番号に見えるでしょ?でもこの番号本にも棚にもついてないんです。じゃあどうしろと。
NDC分類 上と同じような番号が乗っています。本当になんでこっちを素直に本につけないのか
棚番 731039 政治国際 ←棚番?しかも六桁は多くね? いちおう一つの列の棚では3つ4つのブロックに分かれていて、そのブロックごとに番号が振ってある。それはいい。6桁もいらないと思うけど。
で、その棚番は棚の通路側に書いてない。通路側から見えない。結局いくつか並んでいる同じジャンルの棚の中を右往左往することになる。
何のために本を分類するんですかね?番号を付けるんでしょうかね?これ考えた人は図書館で本を探したことあるのか? 人口三万ぽっちの町の図書館で、規模の割には歩かされる。
・棚の配置が謎
https://takahashi.city-library.jp/library/ja/access
真っ白な図を補完すると、
二階の図書館のブースは(壁一枚くぐったら図書館のブースで分かりにくいが今更些細なことだ)実用系の本。ビジネスとかアウトドア旅行料理家事といったところ
四階が児童書と講演会ができるスペースと読み聞かせスペース、展望スペース。
で、三階がそれ以外の本で、エレベータのある図で右側のほうにたくさん棚がある。
人文、歴史、政治国際も社会も右側のほうにあるんだけど、なぜか、法律、語学、教育は左端の学習室にある。
政治国際、社会と法律が離れた棚にあるというのはいくらなんでも配置としておかしすぎる。ありえない。
語学もよくよく見ると言語史(昔の日本語みたいなかんじ)は歴史の棚と離しておいていいのか?となるし、英語も実用とかビジネス系に近いほうがいい気がする。教育は心理に近いほうがいいと思う。
EU騒乱 新潮選書 テロと右傾化の次に来るもの 広岡 裕児/著
「平和」をかかげたEUの国々が今、何かに躓いている。EUの生い立ちから丹念にたどり見抜いた「危機の本質」、そして浮かび上がってくる「民主主義」の現在地とその行方。欧州の実像を捉えた現地からの緊急レポート。
検索結果 https://takahashi.city-library.jp/library/ja/switch_detail?id=10155261&index=0&total_count=1
なんでこれが法律の棚にあるの? 民主主義がどうとか話してるのに国際法の分類にするの?どう見ても政治国際でしょ。
検索機にEUとだけ入れると絵本とかいっぱい出てきちゃうから大ジャンルで絞ろうとすると、普通政治国際で絞っちゃうから、漏れが出てしまう。
そもそも法律とか政治国際とか社会とか大ジャンルで分けるのに無理があるのでは?社会科学でくくれば一発なのに。
・そもそも置いてある本がビミョー
政治国際の棚を見渡してもEUの文字がなかなか見つからない。日本の外交とか防衛とかそういう本ばっかり。社会の棚に各国の社会事情があったりして、どんな小ジャンルがあるのかリストがないまま探すのはやっぱり不便。検索機で政治国際ジャンルでEUと検索したところ10件しか出ず、イスラーム国がどうとか関係なさそうなものも交じってて、クソ(←社会ジャンルで検索するともう少しましな本がありました。やっぱり独自の大ジャンルによる分け方って探しやすさに無理があるんじゃないの?)
https://takahashi.city-library.jp/library/ja/access
シャレオツな照明があるが、これの影が机にできる。座ると自分の影が机に。ペンを持つと手に複数の光源から光が当たって複数の濃さの影ができて、歯科医の中に明るいところ暗いところがあって物を書くと目が疲れる。
設計者は馬鹿なのか?学習室なのに学習すると目が疲れるようにできている。
以上いろいろ書いてきたが、確かにおしゃれスポットとしては成功している。人は集まっているし、有名人よんで講演とかのイベントもしてる。
でも藻の調べをするにはあまりにも不便で、図書館としてクソ。図書館をおしゃれスポットにするのはある程度はいいかもしれないが、図書館の本来の機能としてクソ杉。
特に階段教室だとなかなか部屋の温度を均一にすることができないので
試験監督が頑張って調節しようとしてもどうしようもないこともあります。
どうぞその場でいろいろ調節できるように服装を工夫してきてください。
また、服に英単語が印刷されているとカンニング問題もからみ対応に困ります。
服の選定の際はご検討ください。
twitterの話で。
だいぶうじうじした悩みなのだけど誰か聞いてくれ
素敵な作品がある。
更に場合によってはリプで収まりきらなかった言葉は空リプにはみ出す。
そこに神本人意外がいいねをする。普段交流しない人もいいねをする。
答え、というかその心理はなんとなくわかる。
「わかる~!」
せやろ、せやな。そうやろ。この二人は最高で幸せで、今めちゃくちゃにハッピーで、語彙力が死んでるくらい神の作品は尊かった。
新刊は予約した…でもこの作品も尊すぎるなぜお金を払わせてくれないのだろうとりあえず印刷して部屋の壁に貼っておこう…
どっちかというと
私にイイネなんてしてないで
神の作品にいいね!いいね!○さんと重複するリプになってしまいますが私も最っっっっっっっっっっっ高でした印刷して部屋の壁に貼ります!!!!!!!!!!!!!!!くらい
神に何度も直接伝えてほしいと思う
ここまではね。
なんでうじうじするのかって
私も描き手で、神にまったく劣った描き手で、
RTは神が神なので神がしてくれると伸びたりするけど
いや違うんだ リプライにいいねがほしい、という話ではないんだ
神と比べたい訳ではないんだ
私は、私はここに存在しているのに
私は存在しているのに
誰にも受け入れられない妄想が進んで
いっそ私なんていなかった方がいいのに
私の、神の作品の感想にいいねをしたフォロワーさんは私ではなく神の作品を待ち望んでいるんだから
目の前に神のメチャ尊い作品のプリントアウトしたものがあるのに
劣等感をそんなところで育たせないでくれ…お願いだ…たのむ…
定期的に起こる同人誌(グッズ)の価格設定について思うことです。
それを、以降つらつら書いてます。
・歴5年くらい、斜陽ジャンル/マイナー寄りキャラクター・CPメイン
・オンリーイベント(が開催されることがあるという程度のマイナーさと思ってください)で
新刊を50〜100部刷って、イベント終了時までに完売するか10〜20冊くらい残るか、くらいの規模及びその程度の人気のサークル
・大型イベント(コミケのような総合ジャンル即売会)はほとんど参加しない
・平日は普通の会社員として勤務&残業が多い職種。の合間をぬって同人活動してます。
こんな感じです。
私の基本スタンスは「自分が楽しく同人活動を続けられるかどうか」
よく学級会になる「大手が価格を下げると中堅以下が苦しくなる」「これに対してこの価格?儲け主義かよ」この辺は自分にとってどうでもいいです。
各自が自分のやれる範囲でやれるだけのことやればいいんじゃないの?
自分が客観的に見て大手〜中堅寄りなのか小手・ピコ寄りなのかはわかりませんが、他人のことは、一旦どうでもいいです。
・1人でも多くの人に手に取ってもらえる方が嬉しい
・基本的に平日は忙しいので通販はできない(平日でまで自由時間を削りたくない)、頻繁にイベントに参加できない
=通販・他イベントで売ることも見据えた長期的に見たときの多くの黒字、より、その場で捌けて多少の黒字が出る(もしくは印刷代がまるっと返ってくる)方が楽だし助かる
という感じなので、それを叶えようとすると、
その日のうちに捌けてくれると、精神衛生上も「いっぱい出たな〜!」という気持ちになるし、
在庫家に送らなくて済むので会場からの宅急便代はかからないし、帰りの荷物もその分軽いし、非常に気持ちがいい。
ぶっちゃけ小〜中部数で価格は抑えめなので、黒字はほとんど無いか赤字ばっかりですが、
あくまで趣味なので利益が出ず、旅費や参加費含めた時に最悪多少マイナスでも「趣味でやってることだし楽しかったし交流できたし」でいいかなって。
企業主催のユーザーの完全受動型のイベントに参加するのとそんな変わりません。
二次創作・同人ってキャラの権利とかを拝借して勝手にやってることですし、
あくまで自分はお金を落とす側(あわよくばちょっと黒字だとものすごく嬉しいくらい)かなと思ってます。
自分で書いておいて、商売下手かよ、と思います。(※同人で商売して儲ける気がそもそもない)
人気ジャンル大手サークルさんは噂によると500〜1000部単位で刷って公式か?というようなノベルティもつけてるみたいですが
すげ〜って。それ以上の感想は無いです。すげ〜。私にはできないな〜大手さんはすごいわ〜。と。
よく、「買い手は欲しいものは値段見て買わないから好きな価格設定でいいんだよ!!」っていろんな人が言ってますし、
それが言葉通りなら大手とピコ手が同価格でも、大手の方が安くてもその逆でも、買う理由に変わりはないんじゃないですか?
買ってもらえないのは、自分の実力なり人気なり需要がその価格で買うに至るにまで無いというだけで、他所様のせいにしちゃ駄目だなと。
装丁を豪華にするのだって結局は自分がやりたかったからそうしたのであって買い手の希望じゃないし、
装丁分100円上乗せしていつもより売れなくても「やりたいことやれたな〜もうちょっと出てほしかったけどな〜!」で終わりだし、
装丁分上乗せせずいつも通り売れても「やりたいこともできたし売れたし楽しかった〜」で私は終わり。
なんだかこう「同人=売り買い・商売」の印象が強すぎて楽しめなくなってる人が多いなって思います。
私の考えを押し付けるわけではないし(多分すごく少数派の意見です)、
ジャンルや界隈の雰囲気にもよるだろうし、サークル主様がどういうスタンスで同人活動をされてるのかによりますが
○昼食:出前一丁
○調子
掃除、洗濯、買い出し、領収書の印刷、ホテルの予約変更、各種公共料金の支払い、など土曜日ダラダラしたぶんこなさないといけないことを頑張った。
しかし、そのあと東京に行きたくないという気持ちが頂点に達し、部屋で本を床に叩きつけるなどの迷惑な行為を行ってしまった。
よくないよくない。
よくないが、こうもイライラしてるばかりで、何もできてない状況もよくないなあ。
パーっと遊びたいところだけど、どうにもそんな気分にもなれない。
なんかうつうつして、元気が出ない。
ゲームしたいなあ。
いやすればいいんだけど。
なんかですね、誰でもそうかもしれないけど、プレイし始めると割とプレイするんですが、
はああああ、東京行きたくねえなあ。
●3DS
○ポケとる
メインを進めている。
690ドダイトスまで来たけど、これはフルアイテムじゃないと無理そう。
つうか、ポケとる終わるんだったな、なんか完全に習慣になってる。
コマスターどうようスパッとやめて、他のポケモンしようかしら。
USUMで育成環境整えてオンライン対戦でもするか、ポッ拳でオンライン対戦するとか、そういう方向にいこうかなあ。
またフォロワーが1人、ジャンルのオフ活動から撤退した。泣きたい。
個人的には同人誌は売れること、感想をもらうことが全てではないと思う。
それでもジャンルが斜陽になり、サークルや海鮮が減るとそれに伴って人がいなくなっていく。
メジャーなジャンルはさぞかし楽しいんだと思う。行ったことないから分からないけど。
お金が儲かる?
承認欲求が満たされる?
じゃあこのご時世にマイナージャンルで同人活動をする意味ってなんだろう。
本を作りたいなら自分用に一冊だけ作れる。
中身はネットで公開も出来る。
同人誌にするよりもずっと多くの人に見てもらえる。
そもそも交流だけならツイッターで出来る。スカイプで通話も出来る。
同人活動ってなんだろう。
二次創作ってなんだろう。
私はなんでこんなマイナーなところで20冊も売れない本を、何ヶ月もかけて命を削って描いてるんだろう。
こんにちは。しめさば(@nukaduke_saba)と申します。
この記事読んで「いいね!」と思ってくださったらTwitterで私のことをフォローしていただけるとうれしいです。
Twitter内で『しめさば112回医師国試』と検索するとスムーズです。
それかid: @nukaduke_saba を打ちこむと出てきます。
Word 18枚分の長い記事なのでブックマークして頂いて読みたいとこだけちょこちょこ読んでいただいてもけっこうです。
はてなユーザーの方がいらっしゃいましたらはてなブックマークの方で登録していただけると嬉しいです。
私のTwitterの固定ツイートをしばらくこれにしておくので、ブックマークしなくても私のTwitterをフォローしてくださればすべて解決します。
しめさば112回医師国試(@nukaduke_saba) です。
表題の通り先日、第112回医師国家試験を受けてきたので以下の内容について書いていきます。
・第112回医師国家試験総評
・勉強会のススメ
・勉強法Tips
長いので内容をざっくりまとめるとこんな感じになります
・Dr.孝志郎は今年も神だった
・medu4『あたらしい公衆衛生』も神
・QBは一周目問題だけ解こう!
記事の信頼性を担保するために書きますが、自己採点(みんコレ)の結果はパンリン86% 必修94%でした。
目標である上位10%内に入る、には届かなさそうですがそこそこ上位の方だと自負しております。
再試常連の部活の先輩に「国試ってどう勉強すればいいんですか!」って聞くよりかはこの記事読んだ方が参考になるかと思います。
あとTwitterの国試界隈で自分の点数をつぶやくと点数マウント警察がシュバってくるので注意しましょう。
「いまはまだ勉強なんてやってらんねーよ!部活だ部活!」という方もブックマークをしていただいて、
一年後くらいにでも読み返していただければと思います。
また、適当に読み飛ばして興味あるところだけ読んでいただいても結構です。
下級生へのおすすめは『勉強スケジュール』と『勉強法Tips』です。
もちろん一字も読まずにブラウザアプリごとタスクキルしてもらってもいいんですけど、その場合もTwitterだけはフォローしてもらえるとうれしいです。
『@nukaduke_saba』です。
それではやっていきましょう。
まずは112回の国試について受験生の目線から総括してみたいと思います。
ガチなのが読みたかったらmedu4が公開しているガチの総評も合わせて読むといいです。(https://medu4.com/general/112)
今年の国試は『いい点数を取るだけなら簡単な試験』だったと思います。
解きながら思わず「なるほど!」とうなってしまうような問題も見受けられたのですが、
それらの背景がよくわかってなくても「なんとなく」で解けてしまうような出題の仕方や選択肢の並べ方をされていたと思います。
今年から形式がガラッと変わったので厚労省の忖度でしょうか。
実際に私も消去法やなんとなく選んだ解答が正答であることが多かったです。
2/13時点での『みんコレ』の下位10%ボーダーが73.3%と非常に高めなのは一般・臨床合算になったからだけではなく
前述の傾向が影響しているものと考えられます。
(これから下がってくるんですかね。もう4000人くらい登録してるんで固まってきたかなって思うんですけど)
問題の難易度を模試と比較すると個人的には冬メックと同じくらいでした。
テコ4よりは難しいですがテコ3よりは簡単でした。
これ結構気になる人多いと思うので参考までに。
厄介なのは、点数が取りやすい=合格しやすい という等式が成り立たないことです。
なぜなら一般・臨床問題の合格基準は相対評価により厚労省が勝手に決めるからです。
試験が簡単だろうが難しかろうが落ちる人数はだいたい同じ、ということですね。
もちろん必修(こちらは80%以上の得点が合格要件、すなわち絶対評価)が易化したのは
個々人の合格・不合格の観点から言えば非常にありがたいです
が、必修で落ちる人が少ないとその分、一般・臨床のボーダーが高くなる(不合格者の人数調整のため)と言われています。
『良い・悪い』や『簡単・難しい』という視点からは語れないことがお分かりいただけると思います。
あと輸液の問題とかオペ室でのお約束的なのとかいろいろ多くて新傾向でした。
輸液はたぶん来年以降の予備校各社が教えてくれるようになるでしょうし
外科領域の問題に関してはポリクリですべて学ぼうとすると
変なローカルルール学んじゃったりしてまあ微妙かなって感じなので
そこも予備校頼りでいい気がします。
だって剃毛とか病院によっては普通にするし、未だに手洗いでブラシ使ってる先生とか普通にいるでしょ?
予備校各社について上から目線でいろいろ言う前に、まずは医師国試予備校界隈のテクニカル・タームについて整理しておきます。
5年生くらいから取り始める臓器別の講座。MECでは『MEC臓器別講座』、TECOMでは『SELECT』、medu4では『あたらしい~』シリーズがそれに該当する。
6年生の秋くらいから配信を開始する演習用(+予想問題)の講座。MECでは『サマライズ』、TECOMでは『TARGET』、medu4では『テストゼミ』が該当。
直前も直前である2月に入ってから開講される。今年のトピックやこれまでの傾向を踏まえて予想問題を中心に構成されている。
MECは『ラストメッセージ』、TECOMは『ラストV』、medu 4は予想ではなく既出事項中心にまとめた『国試究極MAP』(1月配信)
国試で一番出題されるのがこの公衆衛生。暗記事項が多く苦手とする人も多い。6年生秋くらいから配信が始まる。講師が臓器別とはちがうことが多いので別の枠組みで説明。
講座や講師の特性をあらかじめ理解しておくと教材選びがぐっと捗ります。
無駄な講座を取らなくなるとお金も浮きますし、何より時間を無駄にせずに済みます。
国試の勉強量というのは膨大ですので、時間が非常に重要なリソースとなります。
学習効果の低い講座をガマンして40コマ見る、みたいなのはもったいないので避けたいところです。
それではやっていきます。
講師:三苫先生、井出先生(模試おじさん) 他
三苫先生が担当する臓器別講座。書きなぐりノートが廃止になってよかったですね。
臓器別講座についてはどこもそんなに変わらないので書くことないです。
三苫先生が担当する演習講座。
SHIKETAIは問題を臓器別ではなくジャンルごとにわけて解説していくというなかなか面白いスタイル。
臨床問題の解説が非常にレベルが高く、長文問題から読み取れる病態をまさに「クリアカット」に整理。
個人的に今年度におけるTECOMのハイライト。この講座を受けてから臨床問題の学習効果が凄く高まりました。
ただ網羅性には欠けるのでTARGETやサマライズとの併用が望ましいです。
TARGETは問題演習を中心にもう一度、全科目(除:公衆衛生)の総復習を行います。
三苫先生がよく言う「まだら痴呆」を防ぐための講座。
80回台(30年前!)の問題も普通に掲載されておりちょっとアレな感じも否めないですが、
解いてみると意外と良問があり驚きます。
ただ、時代に合わせて選択肢の改訂を行うくらいの気遣いは見せてほしかったですね。
『当時は正解だったが現在では行われていない』みたいな解説はさすがにちょっと。
ただ良質な講座・教材であることに変わりはなくテキストを合計3周くらいはしました。
予想にはあまり比重がおかれてないので、ターゲットをとるにしてもサマライズ(後述)の内容は学ばなくきゃいけない気がします。
三苫先生の予想が聞きたくば、『SELECT 111』という回数別の解説講座を取るのが吉か?
数コマで切ってmedu4に移行しました。
指導者の立場からすると暗記事項が多い公衆衛生の講義をするのは非常に難しいと思うのですが、
まあなんというかよくなかったです。
すいませんすぐ切ったので内容あんまり覚えてないです。
ただ、テコムの公衆衛生を真面目に取り組んだ人と話してると「なんか覚えるポイントずれてるなー」と思うことが多々あったので
(もちろん講座によって教える内容は微妙に違うのでしょうが)。
みんなこの講座を見たあとにQB公衆衛生をやっていました。
後述のmedu4『あたらしい公衆衛生』ではQBの併用がいらないので、金銭的な面からも公衆衛生に関してはmedu4推しです。
国試前日の12時から5時間くらいかけて配信される講座。
問題は掲載されておらず講師が予想事項をひたすら読み上げる。
受験生の試験前日の既にパンクしそうな脳内に5時間かけて『新しい・細かい知識』パルスをかけるわけです。
おまけに三苫先生は一切出てこない。日程設定といい講義内容といい正気の沙汰とは思えない。
Aブロックの最初の2問でリピドーシスが的中しましたが、
「リピドーシス出るかもよ!」くらいのノリで10秒くらい話しただけの内容を『大当たり!』と称して来年以降の宣伝に使うとしたら
ちょっとどうなんって感じです。
テコ1からテコ4の全4回。テコ1は受けてなくテコ2は記憶がなくテコ3はむずくテコ4は過去問ゲーだった。
模試を受けた人が視聴できる解説講座は模試おじさんこと井出先生が担当。
非常にクセが強い講師で
セリフにコンテンツ力が内包されていると感じた私は勉強会やTwitterで流行らせようとしたがまったく流行らず。
肝心の講義内容については基礎事項が中心なので「そもそもこの病気よくわからん!」って時におすすめ。
逆に選択肢吟味や細かい所見については話してくれないので
「そんな簡単なことはわかってるからその奥が詳しく聞きたいんだ!!」みたいな状況に陥るが「おわ」で先に進まれてしまう。
頭出しは出来るが倍速視聴が出来ないので時間の無駄感が強く、私のような模試おじさんのコアなファン以外には積極的にはおすすめできないかもです。
講師:Dr.孝志郎、Dr.渡 他
MECの臓器別はDr.渡が担当。
Dr.孝志郎に合いたくば5年の間は我慢するしかないです。
テキストに書き込む形式である、という点がTECOMとの違いでしたがTECOMも同様の形式になったため、
現時点でこれといって大きな差異はないです。
サンプルなどをみて合うと思ったほうを取りましょう。
あるいは後述するmedu4の「あたらしい~」シリーズを取ろう。
毎年秋冬にかけて全国を行脚しM6 JDを両腕に抱き寄せ写真を撮ることが趣味の偉大なる預言者、圧倒的カリスマのDr.孝志郎が
ここで満を持して登場。
前期がTECOMでもmedu4でも後期は断然こっち。
もしTARGET間違って取っちゃっててお金がなかったら、勉強会メンバーにサマライザーをなんとしても組み込もう。
111回に引き続き今回の112回でもランブル鞭毛虫をはじめとしてホームランを連発しました。
私はSELECT買った時点でTARGETも取るプランにしてしまってたので、サマライザーを勉強会に召喚。
要点だけ教えてもらいました。
当時の私は予想問題などはっきりいって眉唾で
「トリッキーな予想で印象を強くしているだけで、実際そんなに当たらないのでは?出ても一問くらいでしょ!」
と愚かにも思ってましたが、本番でブロックを解き進めるにつれて自らの過ちに気づく運びとなりました。
とにかくDr.孝志郎の予想は不自然なくらい当たるので最後は彼に頼るべし。
見てないのでわからないです。
ただし、取った人の話を聞く限り(n=5くらい)ではそこそこよかったようで。
「TECOMと両方取ったけどTECOMよりいいよ!」の声もありました(n=2)。「そうなんだ。medu4の方がよかったよ」と言っておきました。
Dr.孝志郎が担当。
国試本番4日前くらいに配信。
必修問題を中心としたDr.孝志郎の予想問題が80問ほど並ぶ。
TECOMの『ラストV』と違ってこちらは視聴後、1~2周くらいは復習する時間がある親切設計。
今年はPrada-Williなどが的中。経口セフェムを背景とする出題も見事的中。
春メク、夏メク、冬メクの全三回。
春メクは時期的に受ける必要なし。夏メクは記憶になし。
冬メクは過去問類題&サマライズの内容がずらりと並ぶのでMEC勢とTECOM勢で点数が結構変わったりもします。
推しの予想問題(今年はCBD。出ませんでしたが)を夏メク一般問題 → 冬メク臨床問題 の流れで出してくれる上に
きちんと解説講座で取り上げるあたりは一貫性を感じて好印象。
講師はDr.渡。小児科のみ違う人(失念)が担当。
Dr.渡の講義は初めて受けたのですがすっきりまとまっていて板書も綺麗でとても良かったです。
YouTubeで配信してるので速度もいろんな感じに変えられるしタブレットとの親和性が良いので良いです。
頭出しできないのだけがちょっと不便。
特に夏メック解説講座の『神経根の損傷と対応するリハビリ器具』と『Compromised Hostの肺炎の鑑別』がとてもわかりやすかったです。
もちろん模試の内容は毎年違いますが『かゆいところに手が届く』『わかりやすい板書』の講義は来年も期待できることでしょう。
国試前日と1日目終了後に送られてくるメール。
50個くらいの出題ポイントが簡潔に説明されているのですが、
その他もちょいちょい出たりしてました。
Dr.孝志郎はサマライズ、必修予想講座、ラストメッセージ、直前予想メールと彼の担当するほぼすべての講座で予想を的中させてくるので
これらは全部受講し、神あるいは未来人のお告げだと思ってしっかり勉強しておきましょう。
講師:穂澄先生 他
穂澄先生が担当。
実際に講座は取っておらず、人のテキストをチラ見したくらいなんですけど良いと思います。
medu4は『新世代型』の医療教育を提供すると銘打っているだけあって、講義の内容はさることながら学習・復習効率を非常に重視しています。
『印刷して手書き』or『PDFのままタブレット勉』を選べるテキスト、重要事項はみんな大好き赤シート勉が出来る仕様、
講座に出てくる問題をランダムで解きなおすことができる『過去問DB セット演習機能』・・・・・・
あげればキリがないですが、穂澄先生のわかりやすさに定評のあるまとめ方にこれらの特徴が組み合わさって、まさに鬼に金棒。
講座とってないくせにべた褒めするのも信用ゼロであれなんですけど
数年後にはmedu4がTECOMを食ってもおかしくはない、くらいの勢いとポテンシャルは秘めています。
Twitter上ではリアル比率(しめさば大学調べ)に比べてmedu4比率が高かった気がします。
ついでに言っておくとTwitterの人たちは模試で上位の人が多かったです。
講師 穂澄先生
テストゼミ①~③からなる。③が予想問題編。
これも取ってないのだが、過去問DBのフォーラムにあがっているテストゼミ関連の質問をみて勝手に内容を類推する限りでは
なかなか面白そうな講座であった。時間があったら買ったのだが直前期にやることが多すぎたためあえなく断念。
受講を検討している人はYouTubeにあがってるサンプル動画を見るといいだろう。
講師 穂澄先生
前述したとおりTECOMの公衆衛生から私が乗り換えたのがmedu4のこの講座である。
公衆衛生という科目はとにかく数値が多く煩雑な暗記事項が多く
大切な場所とどうでもいい場所の判断がつきづらくかといって出題数Topであるため捨てるわけにもいかず
とんでもなく迷惑なやつ、なのだが、この講座を取って全12コマを2週間くらいで見終えて、
あとは毎日1チャプター 20~30分くらいで復習すれば自分の勉強会の誰よりも公衆衛生が得意になれる。
私はなれた。
穂澄先生の講座を受けたのはMEC時代のCBT講座以来なのだが、
『国試において大切な部分とそうでない部分の明確な線引き』『学習しやすいまとめ方』というのが彼の持ち味である。
実はこれは公衆衛生の講座において最も求められる講師特性であるため、medu4の公衆衛生講座というのはまさに穂澄先生の真骨頂である。
知識ゼロの自分がみるみるうちに公衆衛生が得意になっていくのは本当に気持ちがよく楽しかったので、
講師 穂澄先生
どんな講座かはYouTubeで公開されているサンプル動画を見るのが早い。
1科目につき一枚のでっかい紙(A3くらい?)にぶわーっと書いてくらしい。
基礎事項に不安がある人、まだら痴呆が怖くて網羅的にやりたい人におすすめなのだが、
配信が遅くスケジュールを上手く立てられないのが難点であるとの声もある。
私自身は取ってないのでよくわからない。
講師:清澤先生、盛永先生
友達と話していて『メディックメディア』という単語を出すと「なにそれ?」といわれることが往々にしてあるのには結構驚いた。
メディックメディアとは『病気がみえる』『イヤーノート』『クエスチョンバンク(QB)』などを刊行している会社である。
予備校とは少し毛色が違うのだがいろんな教材について書きたいので同様にやっていきます。
臓器別のQB。メジャー科目、小児産婦、マイナーがある。(公衆衛生と必修はVol.6、Vol.7として秋以降に発売)
これは私の国試勉強初期~中期における『最大のミス』を踏まえたアドバイスなのだが
というのを肝に銘じていただきたい。
私はすべての問題を律儀に解き、キャパの少ない脳みそメモリに無駄な知識を詰め込み、周回スピードも遅くなり、ひとえに苦難でした。
国家試験における過去問の重要度は直近になればなるほど高くなります。
しかしそれは比例的に高くなるのではないです。ここが私の勘違いでした。
国試というのは想像以上に出題内容が過去数年の傾向に左右されるため、
過去問は直近になればなるほど『指数関数的に』重要度が高くなっていきます。
すなわち同等に細かい事項でも昨年出題されたものと20年前に出題された事項では重要度が雲泥の差なのであり、
昔に問われて今は問われてない知識は本当にやるだけ無駄なので覚える時間とメモリの無駄です。
QBは疾患知識の網羅性を重視するという方針のため、
どうしても古い知識を取り入れた古い問題も掲載せざるを得なくなります。
ただ我々受験生は必要な知識(それだけでも膨大だ)をスマートに学んでいかなければいけません。
80回台、70回台の問題に用はないのです。
その前にまずはここ10年で問われている事項を抑えておく必要があります。
そのための一周目問題です。
必要な知識だけを得る & 周回スピードをあげるためにもQBは一周目問題だけ解きましょう。
公衆衛生のクエバン。Vol.1~5に遅れて秋口に発売。
新ガイドラインにのっとった30問ほどの予想問題つき。
TECOMあるいはMECの映像講座を見た後にこっちを周回するのが私の周りでの王道パターン。
しかし、この記事を読んでくれてるみなさんにはそんなコスパの悪いことはしないでいただきたいです。
medu4の公衆衛生(学習効果の高い良問を400問掲載)をやっていれば買う必要なし。
心配な人は新ガイドラインの予想問題だけ図書館で解くか友達に頼んで見せてもらいましょう。
こちらは必修のクエバン。秋に発売。
三冊あり全部で1300ページくらい。
こちらもはっきり言ってコスパは悪いのですが必修は心配なのでやるしかなかったです。
一周して△・×問題だけもう一回直前に解きました。
主要症候のところはしっかり勉強するとまだら痴呆を防げる上、鑑別疾患を挙げる際に症候からスムーズに考えることができるので
しかしこれをやったからと言って必修の得点が上がるかといわれたら
別にそんなことはないし、1300ページするのは疲れるし、なんだかなーといった感じです。
レビューブック必修で身体診察や手技、検体の扱いなどを適宜確認して
あとは模試や過去5年分の必修をしっかりやるほうがいい気がします。
それでも必修落ち怖いからやっちゃうんですけど。
講師:清澤先生、盛永先生
QB OnlineのシリアルコードをVol.1~Vol.5まで入力すると見れるようになります。
2020年までは無料配信らしい。
ところどころ抜けている講座もあるが全体的にわかりやすくまとまっていて良かったです。
メインにするにはまだ流石に勇気がいりますが、
苦手な疾患をさくっと15分くらいで勉強したいときには非常に頼りになります。
なお直前講座で盛永先生がなんか的中させたらしいです。
見たはずなのにわからない。
以上、予備校各社の評価でした。教材選びの際に参考にしてください。
次、勉強会についてやっていきます。
映像講義の発達により、一昔前よりは勉強会の重要性は薄れてきています。
しかし、友達に教えてもらった知識、みんなで議論して正解を導き出した知識というのは忘れにくいもの。
また勉強会は重要な情報交換の場でもあります。週1くらいのペースで行えるといいでしょう。
メンバー編成に際して、仲の良い悪いなどなど人間関係が絡んでくるので難しいかもしれませんが
できるだけ色んな人をいれるといいでしょう。
具体的には『MEC勢とTECOM勢を両方いれる』『成績が良い人と悪い人の両方をいれる』といった感じです。
前者についてはサマライズの項で説明したとおり。
後者については『教える人』『教えられる人』の構図がはっきりしてた方が場や議論の向かう方向が明確になり
脱線しにくいように感じました。
みんな同じくらいの知識レベルだと細かい知識合戦による張り合いが始まりがちでちょっとアレな時もありました。
『成績良い人』があんまメリット感じないかもなのでそこはラーメン奢るなり飲み奢るなりで買収しましょう。
ラーニング・ピラミッドを持ち出して、「教えることはすごく学習効果があるんだよ!」と説得するのもありです。
それと、男女混合のほうが緊張感?みたいなのが生まれていいと思います。
同性だけってなんかだらけません?「ちょっと男子ー。ちゃんと掃除しなよー」みたいなノリが必要です。
面倒なことになるのでラブは生まれないようにしましょう。
ちなみに私の勉強会ではこんなことをしました。
です。公衆衛生は日本史とか世界史みたいなものなのでクイズ大会との相性◎です。おすすめ。
過去問3年分も対策しました。
『みんなが一周は解いた後』かつ『予備校各社の解説講座視聴済み』だと議論に深みがでるのでとても学習効率が高かったです。
全員が去年の国試をまだ解いてない状態で『みんなで一問目から順番にやっていこう!』みたいなのはやめたほうがいいです。
以上、勉強会のススメでした。
上から目線で長々と書き連ねてきたことをまとめた私なりの理想の勉強スケジュールを書きます。
ちなみに私はこの通りにはぜんぜん出来ませんでした。
QB Vol.1~5の項で書いたように『一周目問題以外の問題』も律儀に解いてたからです。
臓器別一周が終わったのが6年夏くらいなのでこの理想スケジュールに乗れたのは10月くらいからです。
そのころからここに書いてあることを意識しながら勉強したら成績が飛躍的に伸びた(偏差値10くらい)のでそのへんは信用してください。
国試を受け終わった今、思うのは、『国試はとにかくやることが膨大!』ということ。
やり切れずに悔しい思いをした講座や教材もいくつかあります。
この記事を読んでくださってるみなさんにお願いしたいのは『学習効率を常に意識すること』です。
一番最後にも書きますが、『忘却曲線』や『ラーニングピラミッド』など有名な勉強法を取り入れながら
常に軌道修正を試みてやっていってほしいです。
CBTを適度にがんばる。
4年からポリクリが始まる場合はそれに合わせて映像講座なども見始めよう。
MECかTECOMかmedu4の選択は本記事などを参考にして前期講座を選ぼう。
MEC勢以外は間違っても後期講座まで一括のプランを取らないこと。
6年生になって、そのときの時流に合わせて決める必要がある。
MEC勢はサマライズまで一括でとっていいよ。
ちなみに私がもう一回、国試を受けるなら前期講座はmedu4の『あたらしい』シリーズを取ります。
ポリクリをしながら、前期講座とQBをベースに臓器別の知識(いわゆる『縦割り』)の勉強を進めていきましょう。
おすすめしたいのはポリクリで実習が始まる前にその科の映像講義とQB一周目問題は終わらせておくこと。
「実習しながら映像もみてQBも解いて超学ぶぜ☆」みたいなことをやってる人がよくいますが、
先にベースとなる知識を叩き込んでから実習した方がいいに決まってます。
ベースがある上でわからないこと・忘れてしまったことを先生に聞いたり適宜復習するのが賢いやり方。
どうしても覚えられ
頭の中では印刷の字とか真似てるつもりなんだよ
最近、サービス終了したソシャゲと、そのユーザーの反応を見ていて思う所があったので書いてみる。
一言で言うと「会社として続けていくことが難しくなったから」ということになる。
で、9割方はお金の問題になる。売上がでなければ当然サービスを維持できないので終了する。
開発チームの人員が確保出来なくなったとか細かい事情は色々考えられるけど、結局どれも根本はお金の問題だったりする。(お金があれば人は離れないし、確保もできる)
逆に言えば、例えばApp Storeのセールスランキングトップ10に居るようなアプリはハッキリ言って突然サービス終了するなんてことはあり得ない。
ソシャゲの売上はざっくり言うとDAU(アクティブユーザー数) × ARPU(ユーザー一人あたりの平均課金額)で求められるので、どちらかを上げれば売上も上がると言える。
DAUを増やして売上を上げようという算段のモデル。要は薄利多売。
有名所で言えばモンスト、FGOなどが挙げられる(FGOは一人あたりの課金額もすごそうだけど…)
ARPUを増やして売上を上げようという算段のモデル。言い方は悪いけど、一部の廃課金者にごっそり貢がせようという形。
有名(と言えるのかよくわからないけど売り上げランキング上位の)例としては戦国炎舞 -KIZNA-など。
ここ数年はアプリの数も増えてソシャゲ市場は完全にレッドオーシャンの状態なので、特にユーザー数の獲得が難しいオリジナルの新規タイトルはこのモデルに寄りがち。
売れなかったアプリはこのどちらのモデルにも寄せられなかったということになる。
高DAUモデルの場合はちゃんと万人受けするものを作れていなかったとか、広告宣伝が足りてなかったとか、そもそもターゲティングを読み間違えていたか。
高ARPUモデルの場合は、しっかりとコアユーザーに課金をさせるためのゲームデザインができていなかったということになる。
Twitterなんて近しい人間をフォローするのでその中で盛り上がっているように見えるのは当たり前。
とりあえず試しに人気アプリ(FGOとか)と自分のやってるアプリでTwitter検索して、ツイートの流速とか比較してみるといいと思う。
極めつけに言うと、ソシャゲの売上はストアランキング見れば大体分かってしまうので、ランキング推移を人気アプリと比較してみるといい。(「アプリ ストアランキング」とかで検索すると推移を見れるサイトが出る)
会社の規模とかにもよると思うけど、ざっくりとした感覚で言うと、ストアランキングの「"総合"セールスランキング」で、月に一回(ガチャ更新の日など)くらい「100位以内」(ゆとりを持って見ても200位以内)に上がらないアプリは結構厳しい。
圏外の場合はハッキリ言って論外なので、いつ終了してもおかしくない。
色んな推論が飛び交ったりするけど、ランキングさえ見れば9割方は判断が付くので、変な憶測を飛ばしたりする前に、まずはランキングを見て欲しい。
これは結構見るけど、売れないから打ち切るのは至極当然の判断。
結局金かよ!とか冷たい判断、とか思うのかもしれないけど、そんな感情論ではなく世の中はお金で動いている。
当然アプリを開発するのにもお金がかかっている訳で、開発チームの人件費だったり、サーバー等の運用費だったり、広告費だったりと、恐らく皆が思っている以上のお金がかかっている。(特にネイティブアプリに移行してからは開発費用も期間も大幅に増えている)
そのお金を賄うのは会社(経営陣)な訳で、その回収が見込めなければ終了せざるを得ないのは当然。
「開発チームはまだまだ続けたかったはずだ!」なんてのも見るけど、その開発チームの給料を払うのも会社な訳で、極論を言えば売上が出なければ開発チームの人間に給料を払うこともできなくなる。
結局売上が無ければ開発チームも満足に開発できる環境は得られないし、最終的には誰も幸せにならない未来しか残らない。
あと、これは個人的な意見だけど、ゲームが好きとは言え、売上の上がらないゲームの開発をし続けるのは正直モチベーション的にも厳しい所があるし、
それを何も知らない外部から勝手な憶測で「まだやりたかったはずだ」とか言われたり、誰かを悪者にされたりしてもあまり気持ちの良いものではない。
サービス終了を悲しむのはいいけど、変な妄想で周りを攻撃したり、自分の勝手なエゴを押し付けるのは辞めておいたほうが良い。
そんな事をしてもサービスは復活しないし、作り手も嬉しくはない。
サービス終了の判断まで行くという事は既に結構厳しい状況という事なので、現実的には難しい。
例えば仮に有志100人が集まって毎月皆でン十万円課金してくれるとかなら続けられるかもしれないけど、そんな事をしても運営もユーザーも疲弊していくだけ。
現状で売上が上がっていないということは、無理をして解決しようとしたって絶対に破綻する。
売上を上げられなかった開発チーム(具体的に言えばターゲティングとそれに合わせた課金モデルをうまく作れなかったプロデューサー、ディレクター、プランナーなどの責任が重い)と、
適切な判断ができずにGOサインを出してしまった経営陣が悪い。
身も蓋もないことを言ってしまえば、サービス終了しそうなゲームをプレイしないこと。(ランキング圏外のゲームをプレイしないこと)
とは言え、そうやってニッチなゲームに誰も課金しなくなって、人気ゲームだけに一極集中してしまうのは少し寂しいものがある。
大人な心をもって、無理のない課金でゲームを楽しんでくれれば作り手としては嬉しい。
ソシャゲ業界に居た人間。いくつかのソシャゲのサービス終了を看取ってきた。
ソシャゲに関わるのに疲れて、今はWeb系の会社でまったり仕事している。
なんか結構反響があったので、改めてこの記事で言いたかったことの整理と、いくつか多く見られたコメントへの返信も書いておく。
特に言いたかったのは3つ目で、別にソシャゲの話でなくてもこういう事は多いけど、ちょっとむしゃくしゃしたので書いた。
当たり前の話じゃん
全くもって本当にその通り。こんなことをわざわざ書いた理由としては前述の通りで、まあ単に個人的なストレス発散が目的。
増田なんか読んでるような人間は当たり前に思うかもしれないけど、実際当たり前な事を理解してない人間は多い。
そのパターンは自分も直面したことは無いので知らない。自分もソシャゲ業界全てを知ってる訳じゃないので免責も込めて9割と言ったけど、まあ99%くらいはお金の問題に帰結すると思う。
拡散性ミリオンアーサーも乖離性に移行する以前の問題として「運営の体力が厳しかったから」って事らしいし。
https://app.famitsu.com/20141226_479007/
FGOは割と特殊な例なので今回の例としては相応しくなかったなと思うけど、DAUが多いのは確か。(と言ってもモンストとかツムツムレベルでは無いが)
実態としてはDAUが結構多くてARPUも高めって感じだと思うので線引が微妙な所。
個人的にもFateは一部の古参ファンが金をめちゃくちゃ注ぎ込むコンテンツという認識だったので、ここまでユーザーが増えたのには驚いてる。
ちなみに今回はシンプルで分かりやすいようにDAUとARPUを挙げたが、売上の指標としては他にPUR(課金ユーザー割合)、ARPPU(課金ユーザー一人辺りの平均課金額)とかもある。
この辺の話は割とよく出てくるので、興味があったら調べてみると良い。
終了後にコンテンツを残してほしい
この声も結構多くて、実際最近では終了後にも楽しめるようにコンテンツを残してくれるソシャゲも増えてきている。(ポプストとかあんガルとか)
その取り組み自体は素晴らしい事だと思うけど、実際これをやろうと思うと思った以上に手間が掛かる。それはつまりお金(人件費)が掛かる。
結構皆簡単にやって欲しいとか言うけど、アプリを簡単にオフライン化できることなんてまず無くて、結構根本から作り直さないと難しかったりする。
それにオフライン化してリリースしたからと言ってそれで終わりにもできなくて、リリースする以上ある程度はサポートやバグ修正などもしなければいけないので、それに対応する運用体制が必要になってくる。
設定資料集みたいな物を作るとしてもデータをまとめたり編集作業したりでそれなりに工数が掛かるし、印刷費なども掛かる。
データのアーカイブの公開も、主に外注の権利関係の問題などがあったりして、簡単にすぐ出せるようなものでもない。
だから、あまり期待を膨らませられても困るし、サービス終了を検討するような状況の所に身銭を切らせてやらせるのは酷だという事は理解して欲しい。
これも数年前から言われ続けてるけど、自分は潰れること無く続いていくんじゃないかなと思ってる。
最近は任天堂まで参入してきたし、去年はアズールレーンみたいなオリジナルでのメガヒットタイトルが久々に出てきた。
あと、Appleがガチャ確率表記を義務付けた話も、裏を返せばAppleはガチャモデルを容認したとも取れる。
今更大規模な法規制が起きる事も考えにくい(誰も得しない)し、仮にソシャゲを規制してもコンシューマに金が流れるとは思わない。
ただ、「日本の」ソシャゲ業界は厳しい状況になってきてるだろうなと思う。
アズールレーンの台頭から既に騒がれつつはあるけど、中国の持つ資金力に加えて、日本でも売れるコンテンツ力が付くと、正直勝ち目は無いんじゃないだろうか。
もうソシャゲ業界でも「金がなくてもワンチャン成り上がれる」みたいな夢のある話は無くなってて、体力(資金力、開発力)のある企業がしっかり丁寧に作らないと勝負にならない。
それができる企業というのはもう本当に少ない。悔しいけど、多分Cygamesくらいしかないかも。
正確に言うなら、ソシャゲビジネス自体は無くなることは無いけど、日本のソシャゲ業界は衰退していくのかもしれない。(あるいは既に衰退し始めている)
キーアサインを変更して使うので、変換キーと無変換キーが近くて親指で押しやすい位置にあるキーボードが好き。
会社では仕事でずっとガリガリとコーディングしてるし、家に帰ったらFPSやるから、一日中キーボードに触っている。だからなるべく品質が良くて作業が捗るものを使いたいし、キーボード選びとカスタマイズは俺なりにこだわっているつもり。キーアサインカスタマイズでよく聞くものは、CapsLockキーにCtrlを割り当てるというもの。Ctrlの元の位置、キーボードの下の端の方だと押すときにホームポジションから手を離すか、小指を無理に曲げなければいけないのが、Aキーの隣のCapsLockの位置だと自然に押すことができてショートカットキーを使う時とかに便利で、多くの人がこのカスタマイズをやっている。変換キーと無変換キーは英語キーボードにはないこともあって、CapsLockに比べたらカスタマイズ人口は少ないけれども、変換無変換もカスタマイズしているという人もちらほら見かける。やったことのない人もいるだろうけど、これがすごい便利。
小指が押すキーは8~16個。
だいたいみんなその程度だろう。それぞれの指でキーを押し分けて文章入力しているはず。
でも、親指が押すキーは0~1個。
こういう人は結構いるんじゃないかと思う。キーボードの手前にスペースキーがどでんと置かれていて、変換と無変換とか何に使うのか知らないし、親指で押すのはスペースだけといった感じ。だから片方の親指でスペースキーを押して、もう一方の親指は余っている。その状況はもったいなさすぎる。もし日本語配列を使っていて、変換無変換キーが余っているなら、カスタマイズして活用しない手はない。途端に親指の稼働率が上がって、作業効率も大幅にアップする。
変更のやり方は、CapsLockをCtrlに変更する分にはキーボード単体でできるものも売られているけど、それだと製品の種類も限られてしまうし他の変更もできないのでソフト的に変更している人が多い。キー配列を変更するフリーソフトだと、例えばAutoHotkeyとかChangeKeyとかがある。AutoHotkeyは多機能、ChangeKeyは超簡単。Macは詳しくないがKarabinerというやつがいいようだ。フリーソフトが禁止の環境の場合なんかは、レジストリをいじる方法もある。
幸運なことに俺がこれまで勤めた職場ではキーアサインの変更はできたけど、もしこれができないとなったら即転職だろうというくらいに体に染みついて必需となっている。前に人から聞いた話で、仕事で使うパソコンがネカフェのように毎日起動のたびにリセットされる仕様で、個人的な設定は一切できない職場があると聞いて恐れおののいたことがある。それ以降、と言っても何度もないが、面接のときにはパソコン環境を必ず聞くようにしようと決めている。開発環境に制限がかかるような職場では仕事が捗らない。
何にアサインを変更するかについては、これは人によって千差万別。基本的にはよく使うキーとか元の位置では押しにくいキーをアサインするのがいい。
EnterとBackspaceをアサインするのがいちばん汎用性が高いだろうか。日本語配列のキーボードだとEnterもBackspaceもホームポジションから遠くて押すのにいちいち手を動かさなければいけない。とくにBackspaceなんか小さいから押しにくくてしょうがない。これが変換無変換にアサインされると、ホームポジションから手を動かすことなく押せて、改行や訂正などがタイピングの流れにのって素早くなる。
EnterとBackspaceの押しやすさに関しては、英語配列もそこそこ押しやすくはある。英語配列キーボードの利点は、記号の並びと長いEnter、Backspace。記号は'と"とか、;と:とか、似てる記号が一つのキーにまとまっていて直感的。あと=がShiftとの組み合わせじゃなくてキー単押しで出るのが、コーディングで=を多用する場合にかなり便利。EnterとBackspaceは、単純に長いのでホームポジションから指が届きやすい。ただ変換無変換のアサインを変えて使うのにはかなわない。ホームポジションですでに変換無変換キーに親指が乗るキーボードを選んで使えば、届きやすさが英語配列の比じゃない。EnterBackspaceの理由で英語配列が好きっていう人は一度試してもいいんじゃないかと思う。
他のキー、例えばShiftとCtrlを変換無変換にアサインするというのもありだろう。無変換にShiftを割り当てておけば、たとえばカッコ記号が打ちやすくなったり、変換にCtrlを割り当てておけば、Ctrl+Zやコピペなんかがやりやすくなる。あとFPSで走る時にも小指がつりそうにならずに済む。
やらない人にはわからないと思うけど、FPSとかのPCゲームだと右手にマウスを持ってカメラ操作、左手でWASDキーを押して移動する。そしてShiftを押すとダッシュで、スペースを押すとジャンプできることが多い。マリオだとコントローラーを両手で持って十字キーとBボタンYボタンなんかを操作するけど、それを左手一本でやるのと同じなのでキーの押しやすさが重要だ。試してみてほしいが小指でShiftキーを押しながらWASDキー操作はできなくもないがちょっときつい。そこで無変換キーなどをShiftに変えておけば、無理なくダッシュ移動できる。
ちなみにFPSに関してはこのページのキーボードのコマンド図を見ると、キーアサインを変えていないデフォルトの日本語キーボードがゲームに向いていないというのがよくわかる。
WASDポジションから一瞬で指が届く無変換とあとCapsLockも何の役目も持っていない。だからカスタマイズをしない限り、無駄なキーがあるゴミ。ただ、キーアサインを変えれば余っているキーがとたんに強みに代わる。一瞬のリロードの差が命取りだったりするから、すぐ押せるキーは多い方がいい。
あとは仕事で多用するキーをアサインするのも王道で、イコール記号を多用する人なんかは、無変換をShiftにして変換を=にしておくと元の配列と比べて非常に打ちやすい。他にも文字起こしをするなら巻き戻しや再生のショートカットにアサインするのもありそうだ。
それとどうでもいいけど親指シフトで入力するのにも変換キーと無変換キーが使われる。本当は専用キーボードを使うのがベストだけど、ほぼ廃れて入手できないので、生き残っている少数の親指シフト民は日本語キーボードの配列をソフトで変更して使っている。親指シフトでは左右の親指で別のキーを打ち分ける必要があるから、なるべく変換と無変換が近いキーボードを選んで専用キーを割り当てて使う。
で、そういったカスタマイズをして使うのにキーボードの選択は間違えないようにしなくてはいけない。ものによってはスペースキーの幅が広くて、変換無変換が押しにくいものがある。使いやすいキーボードは、ホームポジションに指を置いて、無理なく親指が届く位置に変換無変換があるもの。あわよくばそのもう一つ外側のキーも親指で押せるようにスペースが短めで、変換キーと無変換キーが近いキーボードがいい。ホームポジションに指を置くと、親指がだいたいVとNキーの手前に来るから、この幅とスペースキーの幅を比べてみるのがわかりやすい。一番いいのはOADGという団体が規定した標準日本語キーボード配列で、ホームポジションで親指がほぼ無変換スペース変換のそれぞれのキーの間の谷に来る。これだと手元を見なくても触っている感触でキーの区別をつけることができて、かついずれのキーも押しやすい設計。さらに欲張るとスペースだけでなく変換無変換のキーも山なりの形だと、親指でも押しやすい。
そういった条件を兼ね備えたキーボードが、東プレが出しているRealforceだった。家電量販店でもずらっと並んでいたりするから一回くらい見たことがあるんじゃないだろうか。検索すると、日本製プレミアムキーボードの最高峰と書いてある。静電容量無接点方式を採用することで耐久性に優れた、長時間使用でも疲れにくい高級キーボードの代名詞。メカニカルキーボードの茶軸とか青軸赤軸黒軸と双璧をなす存在だ。Realforceは変換無変換は押しやすいわキータッチも選べるわ耐久性が高いわで、かなり理想的だった。
だった、と書いたのは、このあいだ新製品が発表されて、そこではキーの配列が変わってしまっていたからだ。スペースが大きくなって、変換無変換が使い物にならない。以前は無理なく押せたキーが、押しにくくなってしまった。Realforceはキー刻印にもこだわっていて、キーの文字には消えにくい昇華印刷というものを採用しているんだけど、キートップの印刷なんてキーボードの機能自体を左右するものでもないのにそこのこだわりは残して、キーボード機能自体と言ってもいいキー配列は変えてしまった。
なぜこのような配列に変えたのかはわからない。もしかしたら、大口の納品先の意見を参考にしたけど、そこはキーアサイン変更ができない職場でカスタマイズ人口がゼロだったから、変換無変換の有用性が見落とされたのかもしれない。もしかしたら、キーカスタマイズなしのゲーミング用途に寄せたのかもしれない。WASDポジションはホームポジションよりも1キー分外側に指を置くから、スペースキーが長い方がジャンプボタンが押しやすい。もともとRealforceの中にはスペースキーの長いゲーミングモデルもあったんだが、そのキー配列に近くなってしまった。もしかしたら、単に他社のキーボード配列を真似したのかもしれない。どんな理由で変えたにしても、カスタマイズ前提のキーボード選びの候補には上がらなくなってしまった。新モデルは変換無変換の押しやすさは軽視されていて、キーカスタマイズの視点は入っていない。
これまでずっとRealforceを使っていたが、こうなってしまっては俺の中ではもうRealforceをプレミアムキーボードの最高峰とは呼べなくなってしまった。
カスタマイズなんかしないで使う人が大半だとは思う。ただ、Realforceは高級キーボードであるからには、大半とか平均を狙っているのではないと思っていた。多数派に迎合することなく、より使いやすいキーボードを作り続けているのかと思っていた。キー荷重やキー刻印にこだわっているように、配列にもこだわりがあるのかと思っていた。
変換無変換が押しやすい位置にあってカスタマイズしさえすれば、一段階もっと使いやすくなる。それを知っていてなお、スペースキーの大きな新配列を使うというのは到底自分を誤魔化せない。それでは最高峰ではなく凡百の並のキーボードと変わらない。いまのところ新製品はテンキー付きモデルだけで、テンキーレスは旧製品がまだ販売されている。マウスを使うのにテンキーが邪魔でずっとテンキーレスモデルを使ってきたが、おそらくテンキーレスも新配列に置き換わるのは時間の問題だ。今使っているものがすぐに壊れるわけでもないし在庫を確保しておけば当分は大丈夫としても、新しい製品で採用されているAPCなどの新機能をもう試せないというのはさみしい。