「真摯」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 真摯とは

2022-12-14

anond:20221214190641

俺は俺の言いたいことを言ってるだけだ。真摯に応じる義理はないよな。

2022-12-13

やっぱりマスコミゴミゴミゴミ

妻は保育士をしている。

そして今マスコミ保育士叩きにご執心であり、妻はいつも悲しそうにニュースを見ている。

保育士虐待に関するニュース流れる度に私はチャンネルを変えているが、そのチャンネルでも保育士叩きをしているので結局テレビを消す。

はい保育士の部類と思われる。子供がどうしたら物事に関心を持つのかを第一に考えている。園児からたくさん手紙を貰っているのを見る限り身内びいきでもないのだろう。

それでも今テレビ虐待としている、「暗い部屋に閉じ込める」などの事例は身に覚えがあるらしい。(あくまでしつけの範囲という認識であり、数分ではあるが。)

妻がやっているのは4〜5歳にもなって頻繁に人を噛むような猿を育ててくるゴミ親の代わりに、何が悪いのかを教えているに過ぎない。

そんな真摯とは言わないが子供と向き合っている保育士がどう感じ取るかを全く配慮せず、一面的保育士だけの批判をするマスコミゴミゴミゴミだし、ニュースの表面だけを見て保育士を叩く大衆も勿論ゴミ。そしてチャンネルを変えることでしか妻に配慮できない俺もゴミなのである

2022-12-11

anond:20221211160036

補助金不正受給か否かだから説明する相手は都だぞ。

表現の自由と、それこそ選挙対策野党組織を潰したいって連中が相まってるからな。

今の状況で「真摯説明してください」ってのを信じてるのは、よっぽど世間を知らないかさらに難癖つけれるネタ探してるやつの偽装か。

2022-12-06

顔見知りがコラボを無理擁護してるから引く

コラボ擁護側が最近一番よく使ってる主張で

要約すると支援事業やってる団体はどこでも会計にいい加減なところはある

かいことで難癖つけるよりも活動の意義を認めて大目に見てあげようという理屈だ。

会計の不整合ミスとして大目にみてあげたとしても、

追求された時に色々と矛盾する言い訳帳尻合わせをして誤魔化そうとしたこと擁護できない。

間違いなのだからすいませんでしたと事実を認めて謝り再発防止するのが正しいだろう。

組織として誤魔化しと隠蔽スラップ訴訟に走るからこいつら悪質じゃんと思われてるのが、なんでわからいかなー。

コラボ杜撰会計活動報告が意図的ものでは無いとしても

今に至っても今回の問題コラボ側が真摯に受け止めておらず、言い逃れしようとしている無責任体質

コラボのような社会支援事業をやっている団体を徹底的に甘やかしてきた支持者にも責任はあるよねって話。

2022-12-05

弱者男性はどう生きるべきですか?

AI弱者男性は、まず自分の弱さを受け入れることが大切です。自分が弱いということを認めることにより、自分がどのように強くなるかを考えることができます。また、自分意見感情を正しく表現することも大切です。そのためには、自分を信じることや、自分の考えや感情真摯に受け止める人と交流することが有益です。そうすることで、自分がどのような価値を持っているかを知ることができ、自分人生を豊かにすることができます。」

AI様のありがたいアドバイス

2022-12-02

anond:20221202230859

ちなみにここの補助事業者は電通でありデジタル庁は関係ない。

悪いのは国交省

電通は土日なしできちんと電話に出て真摯対応してくれてる。民間役所の差をまざまざと見せつけられたわwwww

きょうもえさんの好きなところ

この記事とか

他人のことを馬鹿とかカスとか書くとちゃんと警告されるすばらしいサービス、それがはてなブックマーク

https://kyoumoe.hatenablog.com/entry/20221201/1669883129

この記事とか

現在ツイッターアカウント

https://kyoumoe.hatenablog.com/entry/20220709/1657340451

この記事とか

はてなに怒られたので真摯反省しておりますがそれはそれとして

https://kyoumoe.hatenablog.com/entry/20220601/1654069843

ツイッターは何度も凍結食らってはてなには一年で二度怒られてるの。

それをブログで報告してくれるのはほっこりできていいんだけど、普段筆不精なわりに一日後ぐらいまでに新しい記事書くの。

12/01 → 12/02 イケハヤランドってどうなったの?

https://kyoumoe.hatenablog.com/entry/20221202/1669923751

07/09 → 07/09 襲撃は悪者に仕立て上げたマスコミのせいとか本気で言ってる連中の記憶

https://kyoumoe.hatenablog.com/entry/20220709/1657348745

06 /01 → 06/02今日地獄(ヘル)

https://kyoumoe.hatenablog.com/entry/20220602/1654146170

ブログトップを流したいのかな?パブリックエネミーを攻撃して心を紛らわしたいのかな?

本当の理由はわからないけれど、凡人の僕が想像する勝手理由だけど、そんなきょうもえさんの心境にすごく共感するっていうか。

わかるわかるー。自分でもとりつくろって適当ないつもの自分ですよーって記事書いちゃうかもーってね。親近感がわいて可愛いですよね。愛でたい。

あと怒られてごめんなさいが言えないのもとてもわかるんだよ。防衛本能自分が悪くてもごめんなさい言えないんだよね……。

自分も直したいけれどなかなかね……。

怒られ記事でついつい毒づいちゃうきょうもえさんの気持ち自分を映しつつほっこりちゃうんだ。

きょうもえさんが本当はどんな人かって全然知らないんだけど、むかーし追加したRSSときどきご健在を確認しつつ自分の中で勝手なきょうもえさん像が出来上がって勝手に不変なことに安心しているんだ。

この活火山のようなとめどない義憤をもう何年も続けている様が本当に好き。

はてなブログから移住するっぽくて追えなくなりそうで残念なんだけど、きょうもえさん好きでしたー。

anond:20221201005121

野球どころかサッカーですら雑な語り口で悲しいよ、自分が好きなスポーツくらい真摯に語ってくれ

2022-11-30

就活情報戦

会社説明会に登壇する人は人事が決めていて,会社マッチしている人しか出てこないだろうなーとか,

会社レビューサイトネガティブ投稿は,極端にマッチしなかった人なのかなーとか,

去年23卒として就活してて,就活ってめちゃくちゃ不完全情報ゲームだなと思った.

でもそれはおそらく企業側も思っていることで,

ESエピソードの嘘ホントとか,

webテストの成績とか,

ES使用できるプログラミング言語の欄とか,

企業から見ても不完全情報ゲームなんだろうなと思う.

でも,企業側には毎年のノウハウ経験値として貯まるから

就活生のほうが不完全情報ゲームプレイヤーとしては,不利な気がする.

憧れの企業に入りたいか自分盛る就活生もいれば,

もとからハイスペック就活生もいるし,

薄っぺらい話を熱量だけでゴリ押してくる企業もあれば,

就活生に真摯に内情を教えてくれる企業もある.

この辺がゴチャゴチャに混ざっているのも,ややこしい.

まあでも,情報が出揃ってなくても判断を下す必要がある場面,社会人になったら不可避な気はするし,

社会への扉を開くのに,そう悪くない不完全情報ゲームなのかもなー.

anond:20221130002034

私が「みんな辛いんだよ?」「もっと明るく生きなきゃ」「ポジティブポジティブ!」と言うとき、私は「みんな辛いんだよ?」「もっと明るく生きなきゃ」「ポジティブポジティブ!」と言いたいわけではない。

愚痴真摯に受け止め、人生を救ってあげたいわけではない。

ただ、今感じているめんどくさい気持ちを捨ててしまいたいだけだ。

から、「みんな辛いんだよ?」「もっと明るく生きなきゃ」「ポジティブポジティブ!」というアドバイスは、本当はテキトーなのだ

2022-11-29

はてなで日夜社会学者バッシングをしていた皆さん、ついにあなた正義が認めらえる日が来ました。

宮台真司が刺されました。

「刺されるのはおまえじゃねーよ」というご意見真摯に受け止めますが、もっと快哉を叫んだらいいのでは?

雀魂広告の件について、いち咲-saki-ファンが思うこと【追記あり

いいたいこと一杯あるので箇条書きにしとく

・あの広告は、あくまで雀魂と咲-saki-とのコラボに関する広告批判がYostarに行くならまだしも、原作漫画に行くのはそもそも筋が違うね

・駅に掲出する広告としてふさわしいか議論はあっていいと思う。個人的にはやるにしてももっと穏やかなやつを使ってほしかったね

・尾辻議員あくまで思ったことをつぶやいたのだと思うが、野党側の前衆議院議員LGBT公言しているという立場を考えると不用意だったね(批判的な人間の餌にされるだけだし、よりによって女性同士の恋愛関係が当たり前にある咲-saki-)

・尾辻議員批判者も、ここぞとばかりに尾辻議員の言ってないことを拡大解釈し、表現規制派や萌えフォビアの暴論という文脈で各所に放火しまくってるね。卑怯者だね

・もへもへとかあの辺の界隈が特にそうだね。そいつRTしてるフォロワーがいたら即ブロックだね

・一方彼女のその後の対応は、批判者、賛同者にそれぞれ対立する燃料を与えて、自分の手を汚さずに燃やそうとしているね。卑怯者だね

・国政復帰を目指す立場であれば、個人としても政治家としてもどう思うかをはっきり伝えるべきで、その結果起こる反応に対しては真摯に向き合うべきだね。それが出来ない時点で国政復帰は無理だね

・もちろん、脅迫者に対して向き合う必要はないけどね。そっちは警察粛々と通報するといいよ

・ところで、なぜ広告としての議論から咲-saki-という作品のもの議論に移ろうとしているの?賛同者を背中からマシンガンで撃つの好きなの?そんなんで国政復帰は絶対無理だよ

・尾辻議員賛同者も、脅迫に対することへの非難はいいけど、尾辻議員のそういった行動を諫める言動があまりみられないね。こういう時こそ甘やかすべきではないと思うよ


・目立ってるやつら、ほとんど雀魂にも咲-saki-にも興味のない奴らばっかりだね。勝手宣伝してくれてありがとう

咲-saki-スピンオフ作品含めてとても良質な麻雀漫画です。絵だけみていては見失うものがたくさんあるので、ぜひ原作アニメ実写映画にも触れてください

・僕が大好きなキャラ染谷まこです部まこ派です

・今回の雀魂コラボでも、部キャプ描写が全開で唇をかみしめています

・竹井久の本妻染谷まこです


追記

結構な反応あって驚きだよ!

まず謝んなきゃいけないのはファンの癖にSが小文字だったことね。正しくは咲-Saki-です。戒めのためそのままにしておきます

しっかし腹立つのが、トラバにある染谷まこファンなんているわけねえだろってコメントよ。んなもんいるに決まってんだろ!

どうしたら信じてもらえるの?咲-Saki-オンリーbolze.が出した部まこ本2冊(折本オフセット本)とも現地で買って持ってるっていえばいい?

オフセット本の方は中古買取25000円になってるの見たことあるけど、100万って言われても売る気ないよ?

その他ブコメにも反応の中に気になったものがいくつかあったので答えるね。

jou2 批判すべきは「広告掲載許可を出した施設」の方で、広告出した所でも原作でも無いと思ってる。それはさておき、咲シリーズ雀荘メシと咲日和が好き

Yostarに行くならまだしも、としたのはYostarに行くのも筋が違うと思ったからなのよね。自分施設側に問うなら行動としては理解できる。

まこメシは早々と終ったのが残念だけど、連載してくれただけで感謝してるし、久まこ美穂子のいいトライアングルな回もあったのもよかった。

咲日和ともどもネタ出しは大変そうだから続けるのは難しいのかなあ。

Helfard フォントカラーを変えてもリンクがあると黒くなってしまうという知見を得た

はてな記法自動キーワードリンク停止記法ってのがあって、[][]で自動リンクする単語を囲むと停止されるはずなんだが、これは他の記法HTMLタグとかち合うとうまく機能しないらしい。

キーワードになりそうな場所を囲ってみたが改善しなかったから不格好だけどそのままにした。

mayumayu_nimolove イーロンが最近トランプにケツ突き出してる女の風刺画ツイートしたけど同じだよね。増田はイーロンの投稿見た時なんて感じた?対象が興味あるものとないものだとかなり印象が違う事例だと思うよ。

僕はイーロンマスクが嫌いです。ついでに言えばトランピストも同様です。イーロンがやることについては正直興味がないのでそのツイートしたことすら初めて知りました。

文字みただけで不愉快になるので今後自分から見に行くこともしないです。

Twitterで彼が好き放題やっているのも、昔いた会社ワンマン社長に振り回されてメンタルしたことを思い出すのでたまったもんじゃないですね。

www6 前半「個人の感想かよ…」後半「個人の感想かよ!」

ぐうの音も出ねえ…

mito2 そういや、「作者女性なのに」って言ってるのを見かけたけど確定したの? 

それ、この騒動を遠めにみてる咲-Saki-ファン特に笑ってるところじゃないかな…

tomoP 全部正しいこと言ってる。特に後半。特に最後

同志よ。他に部まこ派といってくれた人も心強い。

S_Maeda “竹井久の本妻染谷まこです” ??「どうやったらこんな思想になるのでしょう?部キャプが嗜好だっていうのは明らかなのに… 

キャプ両目あいてんぞ。

teraph 染谷先輩はまこ飯でモブ男子告白されて嬉しそうだったしノンケでしょ(着火) 部キャプ派かつ京咲派です。

咲のど派でもあるので、君とは分かり合えないが否定はしないよ。

その他部キャプ派の方多くいるようですが、僕は他のカップリング推し排除したいなんて思ったことはないからその程度の付け火なんて屁でもないさ。

かいいつつ薄荷屋の同人誌を1冊も買わないことでささやか抵抗心を示しているよ。スロウスタートは好きだけどね。

Windfola 「良質な麻雀漫画」ここは全力で釣りに行くスタイル

そんなつもりはなかったんだけどなあ…「良質な漫画」といっても引っかかるならすみません

satomi_hanten え、良く分かんない福路美穂子派閥染谷まこ派閥があるの?(5chとかは見ないので分からん)。僕は・・・悩むな・・・。どっちも良い・・・。/ あ”?能力モノも面白いだろ!(少年雀鬼 東など

竹井久のお相手には、恐ろしいことに加治木ゆみ派閥という第3勢力もあり、主に東横桃子(及びかじゅモモ派)から妨害を食らっているともっぱらのうわさ。

広く見わたせば国広一派閥もあるとかないとか。

能力物も面白いよね。咲-Saki-能力者(とされる人)に、非能力者(とされる人)がしっかり立ち向かうから好き。

tori_toi 咲、アニメ化された分は好きだけど、ここ最近キャラ爆乳化は一般漫画の枠に入りきらなくなってる気はするよ…正直。作者が描くの辛そうなのも見ててつらい。

大星淡とかね。あの辺は先生の手癖なんだろうけど、好きなように書いていいんやでと思う一方で、程ほどにしてくれやと思う気持ちもある。

単行本書店特典だとさらにリミッター外れてるところがあるので、おとなしめの所でしか買ってないです。

swampert260 咲-Saki-警察だ!Sを大文字しろ!/私も十年来部まこ派です

マジごめん。そしてありがとう

2022-11-28

俺が思うに性に対して大っぴらでいいと思うんだよな

やれ広告卑猥だどうの話題になるけどさ、男も女もちんこまんこおっぱい雄っぱい見せまくり広告だらけでええわ

子供に悪影響がーとなるがポジティブに考えましょうよ。性教育第一歩になるかもしれない。子供が興味を抱いたののなら真摯に受け答えをすればええじゃないの

結果的少子化も解消、ベビーブーム到来でクソ政府も重い腰を渋々(5年ぐらいかかり)あげ、対応出産祝い金やら育児制度やらなんやら充実

こうして我が日本は立派になりましたとさ。HENTAI国家ここに爆誕と。

2022-11-27

不快原理主義者は、他人不快にさせる自分ブコメを削除するべき

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/otsujikanako/status/1596276961059344384


ここのブコメについて、主に広告批判サイドにあまりにも傲慢不快原理コメントが目立ったので書くことにした。


個人の感想として雀魂の広告が気色悪い、下品、または不快であると言うに留まるだけなら、それは誰かに否定される筋合いのものではないと思う。


ただ、中には件の広告がアウトだのNGだのというコメントも見受けられる。これらは単なる個人の感想を逸脱して表現不適切性に結びつけている実例だろう。

個人不快感に過ぎないもの公共空間(JR公共空間か?という議論もあるだろうが、ここでは「不特定多数が利用するサービスないしそれが提供される物理的・論理的空間」程度の緩い定義とする)における表現の是非に直結させてしまうのは不寛容に基づいた論理の飛躍だ。

というのも、公共空間不特定多数が利用するからこそ、特定個人主観に頼るのではなく、何がどのような悪影響を及ぼすかを客観的実証的に整理した上で定性的定量的な線引きを設けるというのが、公共空間ポリシーを設ける本来手続きであるように思う。いやらしい言い方をしてしまうと一概に"お気持ち"のみに依拠して決められるものでは無く、また別の多くの段階を踏まえなければならない筈のものである

もし公共空間不快原理ベース排除を許してしまえば、際限のない不寛容によって公共空間での表現言論(に留まればまだ良いかもしれない)は委縮し、利用できる者はいなくなり、その存在意義を失ってしまう。


これをはてなブックマークに当てはめると見出しの内容になる。

正直、私にとって上記ブクマ不寛容コメント群は極めて不愉快ものだ。

もし彼らが「他人不快感を与えるような表現公共空間から除外されるべき」という規範普遍的に正しいと考えているなら、まずは自ら率先してその規範を順守し、私や私と同じような考えを持つ人間に今も不快感を与えていることを省みてブコメを削除するべきではないか? そして金輪際そのような投稿をしないと誓い、はてブを去るべきという結論が導出されるのではないか

はてなブックマーク上記公共空間定義に該当するから不快原理主義者はてブにおいても他者不快感を及ぼす表現を控えなければならないはずだ。さもなければ自分自身の掲げた正義に自ら背くというダブルスタンダードを犯してしまうことになる。

勿論、私は上記のような規範は支持しないが、彼らは彼らで自身規範自身に架せばよい。信念のある人間ならむしろそうあるべきだ。


このように不快原理というのは、それを主張する本人らにまで排除の論理を拡大できてしまうわけだ。短くまとめれば「不快原理主義者不快から消えろ」に反論する論拠を持たない。不快原理主義者他人に一切不快感を与えないということは確率的に極めて低いだろうから存在自体矛盾しているとも言える。

本当に公共空間というものの持続性について真摯に考えているのであればこそ、不快原理のような持続可能性のない考えを改めて、他者表現に寛容になってもらいたいものだ。


あ、ちなみに、もしここで上記定義否定して「はてな私企業サービスから問題ない」と言うのであれば、それはJRにも該当することであって一連の広告批判は失当なものになってしまう。まさかこんな反論をしてくる愚か者はいないとは思うが、無駄なやり取りを減らすためにも一応書いておく。

正直、変数の統制が不十分で根拠曖昧割れ窓理論まで持ち出してくるブコメを観たときは頭を抱えたよ。

追記

沢山の反応を頂けてありがたいという感想と、あまりにも低レベルな(それこそ文章をまともに読めていない)反論に呆れ果てているのとで半々くらいだ。

一つ、面白いコメントがあったので反応したい

うんこが落ちてたら不快なのと同じで、自分の望まない性的もの不快なのは万人共通。一方で私は『ワンピース』が嫌いだが個人的な好みなので、街中に貼り出されてても我慢している。万人共通というのが普遍性

自分の望まない性的もの不快なのは万人共通」を仮に真とするとして、「自分の望まない漫画不快なのは万人共通」はどうだろうか?

このコメント主はワンピースを挙げてくれているが、漫画という上位の集合を持ち出せば、それは普遍的不快さになってしまわないのだろうか?

また、漫画についてはワンピースという個別具体的な例を挙げるのであれば、件の広告も"性的もの"という抽象概念ではなく雀魂または咲という具体的タイトルで論ずるべきではないのだろうか。そしてその場合、それらもワンピースと同じく個人による好き嫌いがあって当然であり、そこに普遍性を見出すことはできないと私は考えるがいかがだろうか

2022-11-23

君の名は。」「天気の子」への返歌としての「すずめの戸締まり

ネタバレあり】

過去の重さ』と『大人子ども』について

過去の重み

君の名は。」はタイムリープすることで、過去を「変える」物語である主人公の瀧は、過去の少しずつ忘れられはじめた悲劇追体験し、不思議な力によって惨劇回避する。その点において「すずめの戸締まり」では、誰も過去を変えることはできないということが明示される。常世過去現在も混在する世界であるし、主人公のすずめは物語の終盤で過去自分出会う。しかしそれは過去を改変することにつながるわけではないし、亡くなった母親常世で再会できるようなことがあるわけでもない。死者は死者である


「天気の子」における帆高の選択は、「すずめの戸締まり」のすずめとは真逆である世界なんかより君が大事だと叫び銃をぶっ放して走る帆高に対し、「すずめの戸締まり」ですずめは大震災愛する人を天秤にかけるという選択を迫られ、愛する人を選べなかった。それにはすずめの過去震災被害経験が重くのしかかっている。「天気の子」では帆高の過去意図的に透明化されているし、帆高と東京とのつながりはどうにも希薄である


翻って考えてみて、「君の名は。」の過去改変も、「天気の子」で世界よりも君を選ぶのも、エゴイスティック世界を改変する行為である。「すずめの戸締まり」では人知れず災害を防ぎ、薄氷の上にある世界を昨日と変わらず続ける選択を行う。「大事仕事は、人からは見えないほうがいいんだ」と草太は言う。世界微妙な均衡の上に成り立っており、それはいつすべてが灰燼に帰してもおかしくない。



過去の2作品と今作の対比で際立つのは、過去の果てしない重みである過去は変えられない。過去ははてしなく重くのしかかってくる。人にとっても社会にとっても。忘却するわけではない。でもどこかで区切りをつけて前に進まなければいけない。そのための儀式が戸締まり。鎮める。そうしてまた行ってきます

大人子ども

大人論理子ども純粋さ」という対立軸日本アニメ漫画文化普遍的テーマである。「君の名は。」では三葉の父親を説得するという小さな対決イベントはあるが、メインテーマに絡んでくるわけではない。祖母組紐伝統を三葉に受け継ぎ、導く役割を担うが、どちらかと言うと舞台装置として機能している。


「天気の子」では鮮明に「大人論理子ども純粋さ」が対立軸として描かれるが、対立解決落とし前をつけるというより、主人公たちがぶっちぎったような形で終わる。また登場する大人は、誰も主人公たちに対して大人としての役割を果たさない。須賀は大人のズルさを持ちつつも精神的には未熟でもある。子どもたかり、ほぼ無給でこき使い、保身のために投げだす。リーゼント刑事も少し思うところはありそうだったが、帆高の未熟さに毒づき、押しのけられるだけである象徴なのは須賀の義母である相手と会話しているようで、自分の中ですべて完結している。自分価値観から一歩も外にでることはない。大人たちが大人として子どもに向き合わず、与えられた仕事役割をこなすだけ(と描写される)のがある意味現代的ではある。


一方「すずめの戸締まり」では、環との葛藤和解が大きなストーリーライン構成する。物語のオモテ面が災害を防ぐため各地をめぐる旅だとすれば、ウラ面は過干渉な叔母から実家への逃避行である。環も、神戸出会シングルマザーのルミも、完璧とは程遠い人物である。環はすずめを引き取ったことで失ったものを未だに悩み、無理をして母親像を演じ裏切られると怒りを爆発させる。ルミはヒッチハイクしてきた高校生ベビーシッターをさせて、更に深夜までスナックで手伝わせる。そんな大人だが、二人とも真摯にすずめに向き合う。草太の祖父は、自分の孫が要石にされた状況で、その事態引き起こし当人に対して「これで良かった。すべてを忘れて帰りなさい」と声をかける。

もともと新海誠キャラクターの背景や生活史をほとんど深く描かない表現者だった。ほしのこえ、雲の向こう、秒速。ほとんど若者しか登場せず、「どの作品主人公ヒロインは一緒」と言われることすらあった。心理描写を最低限に、抒情的に美しい風景に仮託して表現し、視聴者勝手自分と重ねられるようにする。それを極限まで純化ささせた作家性だった。それがこのような作品を作るまでになるとは夢想もしていなかった。過去作品を糧にしつつ、全く新しい作家性を手に入れ、見事に作品に落とし込んだ。「新海誠最高傑作」との宣伝文句伊達ではないと思う。集大成であるし、ここまで来た新海誠が次に何を作るのかが今から楽しみである


小ネタ

・すずめとは「鎮め(地鎮)」であり、「ミミズを食べるもの」でもある

・すずめの瞳にミミズが反射して赤いハイライトが差すのが「すずめにしか見えていない」ことと、揺れがおきるたびにミミズを探してしまうすずめの恐怖をうまく描写していた

・冒頭の朝ごはんがやけに気合入っててこんな朝ごはん普通つくれねーよと思ったら伏線だった

椅子が三本足なのは「三本足でも立って歩いていける」ということ

・昔の閉じ師の本の表紙が「Agarta」(スペル違うかも)と書かれていた(星を追う子ども異世界

2022-11-20

anond:20221119161631

>すまん!今まで要石やってくれとったダイジン、サダイジン!またやってくれ!

了解!!

>おわり。

>は?

えー。この物語はいくつもストーリーラインがあるが、その一つが神からの拒絶と再契約。それが全然読み取れてないな。

神は人からの敬意と信仰をもって力となす。が、草太は伝承を正しく受け継げていないので要石を単なる封印の道具とみなしていて全然敬意をいだいていない。それが原因で封印がゆらいでいる。それが初期状態

なのですずめがさわっただけで要石はぬけてしまう。後半の常世でのシーンでもわかるとおり、ほんらい要石は人の力で抜こうと思ってもぬけるものではない。それがあっさりぬける。自由になった神は痩せ衰えた姿で彼女の家を訪れる。そこでの敷居をまたぐ誘いとお供え物、とどめに「うちの子になる?」というすずめの言葉。これにいたく感動し再び力を得たダイジンは、彼女を新たな巫女として戸締まりを続けることにする。要石? それはこの無礼な前任者をあてればいい。

しかしすずめは「うちの子になる?」といった言葉も忘れ、草太を失った悲しみでダイジンも拒絶する。再び痩せ衰えるダイジン。それを見ていたサダイジンは、怒って「養い親に拒絶された子供気持ちを味わってみろ」と環をあやつって黒い本音を言わせたりもする。

その拒絶関係にある神との関係を修復したのは「私が要石になるよ」の一言。自らの身を御供として差し出すすずめの心をみて、ダイジンは再び要石になる。自らいちど要石になりその気持ちを知った草太の「お頼み申し上げます」には、物語の当初にはない真摯さがあった。故に二匹の猫は要石にもどったのだ。

物語以降の二人は、いままでと違った意味で要石に思いを寄せることとなるであろう。それが神との再契約だ。

2022-11-19

氏のことは嫌いだけど、謝ってんだからいいだろ

正直、俺は氏が嫌いなんだよ

東京に出て成功した田舎モン、って属性がすげー嫌いだし、スノッブな感じがマジで鼻につく

人格的にも好きになれない感じがする Kindle Unlimitedで本も読んでみたけど、俺とは作品の読み方(批評のしかた?)が相入れない感じもした

総合的に見て、メチャクチャ嫌いだ

しかし、今回の件でボコられてるのは、なんか納得いかない

民衆の敵ツイート、アレ、多分あんま悪意なく出てると思うんだよな

氏のことはあんま知らないんだけど、なんとなくあの人は観念的っつうか大局的なジェンダー問題には関心があっても、個々の事件にはそこまで関心もってなさそうな印象がある

草津の件って、大騒ぎにはなってたけど、あんまこう、社会に繋がる感じでもないっていうか、どちらかというとゴシップっぽい雰囲気があったと思ってる

氏が強く興味を持つような話題ではなさそう

大して興味ない話題適当言及したら、言及の仕方を誤ってしまい、粘着して怒られる それは不快だよなあ

許したれよ、と思ってしま

同じような気持ちになったのは、「女性産む機械発言

アレだって文脈を見たら「女という生き物は自由意志なんて持たずに子供だけ産んでりゃいい」なんてニュアンスはまったくないことはあきら

ユニット単位、頭数、みたいなことを指すためにウッカリ機械という語を使ってしまっただけの話なのに、あんなに騒がれてボコられるのは異常だと感じた

今回も似てんだってマジで

氏、ホント、どうでもいい話題に、「おっ、これ聞いた感じあの作品に構図似てるじゃ〜ん」と思って適当言及しただけだと思う

草津温泉には行かない、なんて言ったわけでもない

ただの雑言及

嫌いな人でも、そんなに悪意のない行動で叩かれるのは納得いかないんだよなあ〜

もっとクリティカルなところでボコられてほしい……

ウッカリ系のやらかしボコられる社会はイヤすぎる

だいたい、謝ってるしなあ

2回目の謝罪はそれなりに真摯だろ

俺は正直、いっさい何も言及しないモンと思ってたから、けっこう見直したよ

許したれよ!!

つうか、そもそも、許される必要あんのか?

ニュース言及罪、無い方がいいだろ絶対

2022-11-17

草津の件でごめんなさいしたフェミさん

彼女たちの謝罪が心から真摯ものなのか

それとも罰を恐れたかたちだけのものなのか

それは彼女たちのこれからの振る舞いや行動にかかってるよね

フェミニストが虚偽告訴批判しないのはなぜ?

被害の虚偽告訴話題が世の中に広まって、一番ダメージを受けるのは本当に性被害に遭っている女性

フェミニストこそ性被害に遭った女性を守るべきだろうに、なぜ虚偽告訴した人を批判しないんだろう。

ジェンダーが専門の大学教授法曹界の著名フェミニストまでが及び腰だ。

今後自分被害について#MeTooしようとする女性に対して、今回の件やジェンダー法学会の件のようなケースが致命的な悪影響を及ぼしかねない。

敵が「あー草津ジェンダー法学会でもやってたよねそういうの」

と言ってきたら、フェミニストが「この人の真摯な訴えをあんなのと一緒にするな!」と守らなきゃいけないんだよ。

それを見越して今の時点で虚偽申告についてはっきり釘を刺しておかなきゃいけないのに、放置しているのがかなりまずい。

草津ジェンダー法学会の#MeTooも私どもは特に問題視しませんでしたし、今回の#MeTooもあれと似たようなものだと思ってもらって構いません」というメッセージになる。

それともまさかフェミニスト自身も#MeTooの力を信じていない、あるいは#MeTooには虚偽告訴がつきものだとでも思っているんだろうか。

からわざわざ今回の件だけ殊更取り上げて批判するまでもないという考えなんだろうか。

それはあまり女性に対して酷なので、そうではないと信じたい。

2022-11-16

邪神ちゃん公式悪ノリドン引きした

邪神ちゃんへの公金支出不適切だということが富良野市問題視されている。

そもそもブラックなノリの作品コラボすること自体どうなんだ?と思いつつ自治体との意思疎通はある程度できているのかと思っていた。

しかしそれが不十分だと分かった今、作品処遇について慎重な検討が要される。

別に今すぐ封印しろとまではいわないけど、妥当性について関係者ヒアリングして公表するなりしてほしかった。

 

でもツィッターでは「話題になったので例の話公開しまーす」と富良野に後ろ足で砂をかけるマネをしている。

アンケートサンプルが偏りすぎているので妥当性は疑わしい。

真摯な問いに悪ノリで返されるのは誠実ではないし、「こういうことをする作品なんだ」と色眼鏡で見られることになる。

誰の発案だか知らないけど反吐が出る行為

 

邪神ちゃんの本編(コラボ回除く)だが、「邪神ちゃんゆりねのバチバチの戦い」という作品の軸がぶれていないのは大きな強み。

長期連載だと作品の軸がぶれまくってグダグダになる作品も多いが、そうならないようクオリティコントロールされているのはさすが。

アニメもあの名作『帰宅部活動記録』を手掛けた佐藤光監督原作の良さをさらに伸ばしており、スタッフ選定の良さがうかがい知れる。

そういう作品公式が貶めているんだから頭が痛くなる。

2022-11-14

【滅茶苦茶ネタバレあり】「すずめの戸締まり世界設定について

この記事にはすずめの戸締まりの重大なネタバレを含みます!!

これから観るつもりの人は回れ右!!観るつもりない人もこれだけ読んでもおもんないし回れ右!!観た人だけスクロールしてくれ!!!




























すずめの戸締まり観てきた

すずめの戸締まりを観てきた。ネットネタバレを踏みたくないのと、たまーにレイトショー映画を観ると気分が良くなるので公開初日レイトショーで。感想としては「すずめちゃんカッコイイな」とか「やっぱ映像綺麗だな」とか「今回はPV演出やらなかったんだな」とか「ドライブしてるあたりが一番面白かったな~」とかそんなところ。個人的には君の名は。と天気の子には及ばないけどなかなかい映画だった。ネットでもいくつか既視聴者感想検索してみたが、刺さった部分の感想は人それぞれでありつつ、それなりに好意的評価が多かったように思う。また、劇中でははっきり名前こそ出さなものの、「東日本大震災」が起こった世界を正面から描き、主人公の追悼と成長を描いている点も、今のところはおおむね評価されていた。一方で、事前の予告では東日本大震災を直接的に取り扱った物語であることは示されておらず(私の知る限りでは、緊急地震速報流れるシーンがあるとかその程度の周知だったと思う。小説読めばわかったらしいけどまぁ読まないよね)、物語後半に割と不意打ち的に311描写があることへのある種の懸念と、個人的嫌悪感を示す人も多少見られたと思う。これらのレビューについて、皆それなりに首肯できる部分もあり、個人の感想と照らしあわせながら楽しく読ませてもらった。でも、これらの世に出てきたレビューを読みつつ、個人的に気になった点が一つある。

みんな「世界観と設定」について、全然話題にしてないな?ということ。この映画の最大の瑕疵、というか問題点になりえるとしたらこ世界設定の部分だと感じていたので。

まりにみんな何も言わないので、匿名ブログを書いてしまった。匿名なのは卑怯といわれるかもしれないが、そもそもブログやってないので…。

すずめの戸締まり世界観と設定

すずめの戸締まり世界観と設定について、私が映画をみた限りでの理解を以下に記す。あくまで私の理解なので、誤っていたらご指摘ください。

  1. 日本列島には、「ミミズ」という意思なきエネルギー生命体のようなもの存在している。
  2. ミミズ日本各地の廃墟に発生する「後戸」を通じて「常世」という裏世界から現世に表れ、災害を引き起こす。劇場内で配布された特典「新海誠本」では災害や疫病を引き起こすと書かれていたが、劇中での災害はすべて地震の様子。
  3. これを止めるためには、「閉じ師」と呼ばれる代々受け継がれた役職者たちが、「後戸」を占める神道的な儀式を行う必要がある。
  4. また、ミミズを封じるために「要石」と呼ばれる半神たちが2柱、それぞれ2カ所に封じられている。作中で閉じ師の草太が無理やり要石にされ、すずめはそれを解除するために奔走する。この要石たちは最初から神ではなかったようで、元々の要石であったダイジン、サダイジンが要石になる前になんだったのかは不明。姿形通り猫だったのか、それとも草太のように人間だったかもしれない。
  5. この世界では(名前こそ直接的にだされないものの)東日本大震災にあたる災害が作中では12年前の3月11日に発生しており、多くの死者を出しているようである。すずめの母もこの時亡くなっている。また、福島県に帰還困難区域が発生している描写から原発事故も起きた様子。
  6. 東日本大震災ミミズのせいで起きたものかははっきりとは明言されていなが、否定するセリフもなく、ミミズによるものと考えるのが自然
  7. 物語終盤、要石の封印が解けたこからミミズ活動が活発化。東日本大震災の起こった東北圏でもう一度大災害が起こりそうになったため、すずめと復活した草太がそれを止める。

どうだろうか。列記すると滅茶苦茶カルトな設定だなと思う。作中ではもう少し自然に描いているのは確かだ。でもそもそもこの映画を観たら、「映画として面白かったかどうか」とは別に「この設定が受け入れられるか否か」がかなり心に引っかかるのではないだろうか。個人的にはちょっとウェッという感じで、この設定使うなら311じゃなくて君の名はのように架空災害として扱うか、もしくは311ミミズ由来のものじゃなかったことを明示しとくべきじゃないかと思った。福島地震に遭遇するシーンでミミズが現れないことから、「あぁ、すべての地震ミミズ由来ってわけじゃないのね…」と少し安心したら、そのあとの「草太さんが抑えてくれてるんだ!」というセリフでずっこけた。ほんとにカルトだよ。

「結局創作なんだからいいじゃん、現実創作は別だよ」という意見もあるかもしれないが、311は実際に起こった災害であり、それを作中で扱ったにも関わらず原因ミミズなんです、はちょっとなんか、私はイヤですね、という感じ。

ちなみに「作中では311は止められなかったのか?」という至極当然の問いに対しては作中では特に答えはないが、ファンコミュニティ間では「そもそも震源地が海だから無理だった」とか「草太の父世代の閉じ師が出てこないことから察せる」とか色々考察があるようである。まぁ書いててむなしくなるような話題である

なお、現実世界の話をすると阪神淡路大震災震源淡路島南部直下型地震関東大震災神奈川県西部東京湾北部山梨県東部震源三つ子地震だったといわれている。作中でもふたつの震災は起こっているっぽいので付記する。

なぜみな口をつぐむのか

上のような設定について、私は「みんな特に何も違和感をもたなかった」とはあまり思えない。みんな「違和感があるけど口にだしていないだけ」なんじゃないか……と、他人心中勝手想像している。ツイッターやインスタ等の短文SNSだったら確かに面白かった!芹澤いいわ~」で終わりだろうけど、ブログレビューサイトで長文のレビューかいててこの世界設定に触れないとかあるの?と思っている。ただ一方で、確かに語りにくいよなと感じる部分もあって、これもその理由を列記する。

  1. そもそも震災の話なので口に出しにくいから。…映画感想ではなく直接的に311の取り扱いに至る話になるため。「すずめちゃんが前を向けてよかった」とか有体な感想をいうのとはわけが違う。それこそ親族が亡くなった人が大勢いるのが東日本大震災であり、うかつに口を出せない。そもそも被災者達の感情が優先されるべきでは?という遠慮が先にくる。
  2. 海監督本人は真摯に描いてるつもりで悪気はないっぽいから。…悪気がないのはわかるので、現時点で強く批判する気持ちにもなれない。
  3. まだファンしか観てないから。…公開から一週間もたっておらず、新海誠ファンしかみていないため、批判意見を言わない、積極的に言おうとしない。

1について、実際の被災者の方はどう思っただろうか。上記の不意打ち的な311描写も含めて、東北劇場では結構トラウマえぐられた人も多いのではと勝手心配をしている。ちなみ当時東京に住んでいて被災といえば計画停電くらいだった私でも、日記のシーンと燃え盛る瓦礫のシーンはちょっと心にきた。

2については皮肉抜きに新海誠尊敬する。「シン・ゴジラ」も「君の名は。」もアフター311映画ではあったが、東日本大震災のものとしては取り扱わなかった。押しも押されぬ超人監督として、期待のかかった商業映画東日本大震災をメインテーマひとつに据えた心意気は本当に見上げたものであると思う。扱い方は個人的にはうーんではあるが。また、ここで難しいのが、すずめの戸締まりにおいて311はメインテーマの「ひとつ」でしかないところである311映画ではない。

3については、これからファン層以外にリーチしたときにどうなるのか気になるところ。例えば金ロー放送したときとかさ。

今後の評価について

現在ネット上で閲覧できるレビューはほぼファンによるもので、おおむね好意的ものが多い。これから本職の映画評論家や、メディアによるレビューが始まるだろう。彼らはおそらくこの世界設定について、ファンレビューのように目をつむることはできないのではないかと思う。上記1のような問題もあり、どのような評価がされるのか気になるところである

ちなみに、IGNJapanの11月12日(公開翌日)付レビューでは以下のような一文がある。

>> しかし僕が気になったのは別のことだ。3.11後の物語性や震災歴史、そして天災を鎮める世界観として神道を引っ張ってくる意図についてはこれからメディアでの評論レビューで嫌になるほど言及されるだろう。そこに自分の関心はあまりない。 <<

この筆者本人は関心がないそうだが、記載の通りよくもわるくも嫌になるほど言及されるだろう。

結局のところ

みんなどう思った?俺はめっちゃ違和感あった。映画のできそのもの否定するわけじゃないけど、世界設定については滅茶苦茶やんけって思った。気にならないって人のほうが多いのかな?

2022-11-13

anond:20221113090152

親が異常な凝り性で特別演出かましてた(マジでサンタさん雇う人もいる)とかでもない限り、

サンタがいることを幼稚園保育園の時に気付けるのは当たり前のことなので、

子が判断能力問題を抱えている・定型発達していない可能性を真摯に見つめて欲しいところ

親の醍醐味とか世迷言を言っている場合じゃない。子の特性にあった養育しような?

2022-11-09

anond:20221109073414

言葉が足らんですまんな、単なる自己正当化や行動に出ないことを優しさだと思っているやつというのが問題なんだ。

相手のためを思って厳しくしてる、それが本当の優しさ!」とか、「自分が手を差し伸べても迷惑かもしれないか距離を取っておこう。これが思いやり!」とか、そういう結局自分が楽なだけじゃねえかという類のものだ。

既に別のトラバキモいつの優しい行動は消えることとか書いてるのがあるけど、まさにああいうやつだな。自分主体になって動くべきが優しさなのに、周囲が自分独りよがりな優しさに歩み寄ってくれないか無駄みたいな、そういうのが甘ったれだと思うんだ。

そもそも前提として、優しさによる行動を起こしてれば、その行動がよっぽど社会通念から逸脱してない限り、キモいという評価はまず受けない。(まあ、そもそも自己評価としてのキモいと、今言及している他者からキモいは別物なので、元増田自己申告キモいには当てはまっていないかもしれないが)

起こした行動がかえって悪い結果を招くとしても、その結果も含め真摯対応してればせいぜい「空気読めないけど根はいいやつ」程度には収まる。

2022-11-04

社会的成功を得てなお解消されないコンプレックス

コンプレックス成功へのバネになるかもしれないけど、成功コンプレックスを癒すとは限らないんだな。若くて何も持ってなかった頃は、コンプレックスをばねに成功してやろうという気概も生まれるのだろうが、いざ成功したとしてもコンプレックスが解消されない場合、より一層コンプレックスは先鋭化していくのではないか。これには2つの理由がある。1つ目は、コンプレックスを解消するために向けていた情熱が、ある程度満たされてしまうため。2つ目は、成功体験を味わったがために、加齢や成績不振などでそこから転落していく恐怖を覚えるため。結局コンプレックスを解消するには、コンプレックスのもの真摯に向き合うほかないのか?

っていうことを、アスリートKや作家M、芸人Mのことを思い浮かべながらぼんやりと考えていた

2022-10-30

For Q

嗚呼、神よ。私をお許し下さい。

◇◇

訃報が、多くの人々を悲しませた。分け隔てなく接していた彼女が慕われていたのも当然の事と言える。葬儀はしめやかに行われた。

屋根上で一度天へ旅立ったばかりの彼女自分がまだ幽霊として存在している事に気付いていた。自分が既にこの世に存在しない事を漠然理解した。神はまだ安息を下さらないようだ。手を伸ばしてみても、骨も筋もない透けた体は空を掴むばかり。

ぱた、と雲の合間から雫が滴り落ちる。魂が抜けた身体は、近日中に埋葬されるだろう。空からそれを見るのは何とも複雑な気がした。

恐らくこれが未練と言う物だ。ある種の残留思念とも言える。

◇◇

一つだけ灯の点った部屋がある。部屋を覗くと、少年が机に突っ伏して眠っていた。

「う…あれ」

◇◇

改めて試して見ても霊魂は、誰かに取り付いたり憑依する事は出来ないようだった。誰も彼もすり抜けてしまって、自分に気付く様子も見えない。そうなると益々失った肉体が惜しかった。どうにかして取り戻す術はないのだろうか。

生者と亡者の間には茫漠とした距離が広がっている。このまま離れてしまったら、いずれ私の事を過去の物として忘れるのだろうか。ぽつり、とコーヒーの中に落とされた一滴のミルクのように不安が広がっていく。人々の心が別の物で埋まっていくのはどこか苦しいように思えてならない。こんなにも深い思いに何故もっと早い段階で気付かなかったのだろう。

市井の民の時間は進んでいるように見えて止まっていたのだ。過去に縛られて歩みだす事が出来ない。在り来りな筈の終焉は人々には重過ぎた。

誰でも良いから人々の心に立ち込めた霧を晴らして欲しい。どうにか手を打ちたくても自分身体は何の痕跡も残す事が出来なかった。思いが募る毎に心が痛み、これ以上見てみぬ振りは出来ないと確信が強くなっていく。

天にまします偉大なる神よ、聖なるマリアよ。どうか民を救う力を、恩寵を賜り下さい。もし奇跡という物が存在するならば、この行き場の無い苦しみを哀れみ給え。月に向かって跪き何度も祈りを繰り返した。

真摯な嘆願を神は受け入れた。天啓が下る。次の朔の日、魂に体がもたらされるだろう。

消え入りそうな下弦の月が中空に浮いている。新月はもう間近だった。人知れず神に深い感謝を捧げた。

風も無いのにカーテンがふわりと浮き、細やかな月光が人影を形作る。

懐かしい心地で掌を開閉する。確かに先日まで自分コントロールしていた体だ。

私は出来る事なら、国の発展を傍で見届けたかった。変わりゆく世界を、未来を歩みたかった。

古きは去り、新しい者が世を作っていく。慣例を理解していない訳では無い。美しい魂を持つ者達が未来の礎となるだろう。

唇がゆるやかに弧を描く。今度こそ今生の別れが近づいていた。青い双眸が眇められる。その体は花弁が散るかの如く霧散していた。

少年は身を起こし茫然と部屋の入口辺りを眺めた。そしていつもと変わらぬ静寂な寝室で自らに起きた事を把握しようと努める。今懐かしいあの人に会って、もう一度触れた。それは夢の中での出来事だと思われる程頼りない実感だった。

別れが早すぎる。一人にしないで欲しい。もっと同じ時間を過ごしたかったのに、どうして置いていったんだ。

から白いシーツへと一筋の透明な涙が流れ、染みとなる。頭の中であの日聞いた国歌が鳴り響いていた。

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