はてなキーワード: 殺陣とは
宮崎駿はもののけ姫の取材のさい、武術家(甲野善紀か黒田鉄山だった。多分甲野)の動きを参考にした。
その時監督は先生の動きはコマを飛ばしたみたいでアニメの参考にならない、といったそうだ。
最近格闘系のYouTubeばかり流し見しているが、トップクラスのボクサーやキックの選手の動画はなにをやってるのかわからない瞬間がある。単純に技術が細かすぎてよくわからない面と、単純にスピードが早すぎてよくわからない面と二種類ある。特に軽量級の選手は巧くて速くて細かいので余計にわかりにくい。動きも最短距離をイメージして動いてるので、中間の動作や打ち初めの溜めがない。溜めがないのでワンツーも寸断なく出てくるし、囮を打って誘い、カウンターを成功させた際もあまり上手に理解できない(格闘経験レベルの差が眼の差になって出てくる)。
アニメの場合全く逆だ。大げさな溜め、見せ絵になる中間の振りかぶり(トリガーやボンズ作品に多い)、ヒットしたときに拳をすっと戻さずに撃ち抜くなど、まるで格闘的ではない。上体や下半身の動きも大げさで、その代わり人間の関節稼働限界を超えた動きを何分も行う。むしろそっちのほうがアスリートとして驚異的な気がしなくもない。スウェーから背筋だけを利用してウィービングを何回繰り返しても、アニメならちょうどよい表現になる。しかし格闘家なら奇妙な体幹の持ち主だ。
アニメ的な動きはこのように大げさかつ隙だらけで、それなのにフィジカル能力の高さだけででかわしたり打ったりする。おかげでアニメ格闘のラリーはかなり長い時間無駄な体力を消耗しながら進む。溜めの多いテレフォンパンチを大仰なモーションと尋常ならざる速度でかわし続けるのだ。地面をける時も大げさなので、本当なら移動する場所が丸わかりである。
攪乱作戦などを用いたアニメの動きも演出上もたつく。撹乱された相手は大仰にたじろいでしまう。本来一流の戦士ならば撹乱された場所からすぐに移動して視界を確保するものだ。しかしアニメの一流の敵はなぜか味方の攻撃に思うままに翻弄される。その間の秒数も演出なのでとても長い。
要するに日本の様式美は今もって歌舞伎的で、おそらく殺陣のリアリティや美しさよりも伝わりやすさを重視するのではないかと思う。とは言え、リアルさを匂わせるものもある。ナウシカのユパの動きはまるで武術的で、あのナイフのパリィは若干の参考資料が入っていることを匂わせる。中国拳法の推手から入る攻防、特に詠春拳や截拳道の攻防に近い。飛び込んで入る演出も多分に演出的ではあるが、中心をしっかりガードして体をすぼめて銃弾から身を守っている。そして敵から目をそらしていない。大変合理的だ。そりゃ討ち取って名を挙げられない。
デカダンスは基本対人戦ではなく、対ガドル戦ではある。ただし体の動かし方は上項の指摘に沿っている。溜めの多いモーションと力んだ投球フォームで彼らは針を投げる。本来あの針はダーツのように斜めに構えて持ち、すっと突き出すように投げたほうが刺さりやすい。地上なら投げやりのフォームが参考になるが、空中に浮いているならダーツだ。あとは重力が導いてくれる。持ち手が順手の場合、ボーリーングのスローイングに似た動きをとればきれいな垂直を描いてガドルに刺さる。しかし、デカダンスで力みないフォームでガドルを倒すカブラギやナツメがあってはならない。攻撃に感情が乗らなければ演出にならないからだ。
あの武器はいけない。折ってくれと言ってるようなものだ。巨人の急所を攻撃する目的なら刺す系列の武器が有効だろう。彼らの構造遺体は人体を模倣しているので。筋肉の隙間と骨の継ぎ目、そして巨人の弱点である首を狙えばいい。そう考えると実はハンマー系のほうが無力化に有効な気がしなくもない。そう思えば巨人に鉄球をぶつけるアイディアは遠からずといった感じもある。
日本語の語呂が曲に合わなくて絶妙にダサいのが聴いててなんだか恥ずかしかった。
二次元が史上というわけではないが、どう考えてもトンチキな髪色や髪型を無理やり再現するのが滑稽に見えた。
ニコニコ動画でテニミュを見てゲラゲラ笑ってた時代の人間なので、ずっとそのイメージのままだったせいもあるのだろう。
ほぼ食わず嫌いだった。
ネットで話題になるコンテンツにすぐ食いつくイナゴでもあった。
アニメが流行れば観るし、映画がバズれば劇場に足を運んだ。世間とのつながりがSNSしかないので置いていかれたくなかったのかもしれない。
映画刀剣乱舞が特撮時代劇的で普通に面白かったと聞き、2.5にはまった友人の勧めもあって観に行った。
この自粛期間中に、舞台刀剣乱舞が無料配信されると話題になった。
舞台版は映画化した実写刀剣乱舞と同じキャストだというので、面白半分で観てみようと思った。
映画で所作の綺麗だった三日月宗近と太ももが二次元だった薬研藤四郎を拝めたらええかなくらいの軽い気持ちだった。
気付けばモニターを食い入るように見つめていた。
舞台のファンクラブまで登録した。まだ現地は行けそうにないが少しでも足しになればいいと思う。
何がここまでさせたのかはわからない。
刀剣男士や歴史人物のキャラクターひとりひとりが、殺陣が、シナリオが、舞台のギミックが、全部面白かった。
気付けば登録して4年ぐらい放置してた本丸に久しぶりに帰るくらいにはどハマりしていた。
とりわけ印象に残ったのは、何故かキャストが2人いた鶴丸国永だ。
虚伝初演と維伝は染谷俊之氏(以下染鶴)、それ以外は健人氏(以下健鶴)の両名が務めている。
健鶴はまじで画面から飛び出してきたみたいに飄々としていた。声も気持ちそれっぽく聞こえる。
義伝はカッコ良すぎて震えるかと思った。
染鶴は似ているわけではなかった。
しかし、虚伝初演で三日月と一緒になってワチャワチャしてた日替わりギャグシーンがあまりに面白くて、舞台そのものに引き込まれたのは彼のお陰だ。
維伝で再び現れ、新キャストを巻き込んでコントをかまし、しかし殺陣になればその圧倒的な迫力に目が離せなかった。
可動式の舞台セットを劇中立ち回りながら微調整していると有識者から聞いた時はぶったまげた。
なんだこの人は。
えらいもんを見てしまったと思ってたら、今度は脚本家の末満さんによるオリジナル舞台「TRUMPシリーズ」が配信されるというではないか。
染谷俊之氏をはじめ、刀ステで見知ったキャストも数名いたので、面白そうだとこっちも見てみることにした。
その後に展開する続編も、最初の悲劇がベースになって過去が語られる形式なので着地点決まっちゃってるじゃんと絶望しながらずっと見ていた。
そしてまた円盤が増殖していた。
いやナンボ買うねん。
同シリーズでハロプロメンバーが演じた「LILIUM」もU-NEXTで観た直後に円盤ポチった。
口をあんぐりしながらシリーズずっと見ていたが、一箇所だけグズグズに泣いてしまったシーンがある。
染谷俊之氏演じるダリ・デリコが主人公の「グランギニョル」、そのラストシーンだ。
詳細は省くがまた彼の演技にとてつもなく情緒を狂わされてどうにかなりそうだった。
彼が出演したのはそれ以降一度きりだが、そこまでは配信されていなかった。
藁にもすがる思いで最新作の入荷を待った。
そしてついに今日、手に入れた最新作「COCOON 星ひとつ」を再生した。
役が気に入ったのか、本人を好きになってしまったのか最早分からない。
気が付けば、ずっと彼を見ていた。
染谷俊之。
視聴後のやり場のない感情をどうしたらいいか分からないので、今はずっと彼のYouTubeチャンネルでマック1万円分食ってる動画見てゲラゲラ笑っている。
オタクは激怒した。必ず、かのハピエレの意識を変えねばならぬと決意した。
オタクには3Dモデルがわからぬ。オタクはただのオタクである。イベントを走り、推しを愛でて暮らしてきた。けれどもアイドルのダンスに関しては、人一倍敏感であった…
仰々しく書いたが、要するに私はただのオタクである。二次元と三次元を行ったり来たりするタイプのオタクで、二次元で他のソシャゲではFGOとかツイステとかをやりつつ、三次元では地上も地下もk-popもいろいろと見ながらオタクをしている。あんスタのユニットにこの曲歌ってほしい!とかこの曲このキャラに踊ってほしい!とか言いながら妄想するのがめちゃくちゃ楽しい。そんな感じのオタクである。
なのであんスタのMVが公開されたときは正直とても嬉しかった。ストーリーだけでは描写しきれないライブパフォーマンスが見れる!これでもっとステージ妄想が膨らむ!そう思ってワクワクした。
補足だが、私は二次元のライブには一度も行ったことがない。スタライなどあんスタのアイドルたちのライブパフォーマンスが見れるものもあるが、なんとなく映像を見た時に違うな…と思ってしまった。横一列だし移動とかもしないしそこまで踊らないし…もっと踊ると思うじゃん普通…まあ技術的な問題なのかなと思うことにしてたけど。
でも新しく始まるゲームでのMVだから、もう少し良いものになってるかもしれない。私もスタライの映像見たのだいぶ前だし、もしかしたらよくなってるのかもしれない。
とにかく期待していた。で、出たのがこれである。
あんさんぶるスターズ!! Music MV vol.1 「ONLY YOUR STARS!」 https://youtu.be/PdH0BHKK0g8
え、いけるやん?!
正直もう少し踊ってほしいとは思うけど、予想よりは踊ってる。初っ端からこのクオリティはだいぶいい。これはいけるかもしれない。
私はあんスタでは流星隊Pである。流星隊は確かに初心者の一年生が3人いるが、みんなやればできる子だし、千秋も奏汰くんもダンス歌共にレベルは高い方だと思っている(声優さんの歌唱力とかはともかく、特に奏汰くんは五奇人に数えられるほどなので、相当上手いイメージ)。ヒーローショウなどに呼ばれるくらいには運動能力が高い子たちだから、アクロバットなども絡めながら、トンチキ曲を上手くこなしていくようなグループだとイメージしていた。
しかもアルカロイド、クレビ、Edenなど、クオリティの高いMVが次々に配信され、私の期待は最高潮に達していた。そんなに踊らせる気ないのかもしれないという考えを打ち壊すくらい良い。Edenめっちゃ踊るな…さすが……紅月は思ったより踊ってくれなかったけど殺陣頑張ってたし及第点。
あんさんぶるスターズ!! Music ゲームサイズMV「天下無敵☆メテオレンジャー!」 https://youtu.be/jI-ooGSKNQQ
…………え??
びっくりした、全然踊ってない………
い、いや、顔はいい、顔は良いよ。そんなのズ!の頃から知ってたよ…え……??こんな踊れないの???
流星隊のターゲット年齢層が子供寄りだというのがあるのかもしれないが、でも音楽番組とかでもやるんでしょ?これ。ライブでもやるんでしょ?え…???
ていうかfive☆sters のところで5人で星つくるんじゃないんか…(幻覚)
い、いや、まだ一曲目だし、これが特別なだけかもしれない。別の曲を待ってみよう。
あんさんぶるスターズ!! Music ゲームサイズMV「アンリミテッド☆パワー!!!!!」 https://youtu.be/EebaqB7tse0
あんさんぶるスターズ!! Music ゲームサイズMV「SUPER NOVA REVOLU5TAR」 https://youtu.be/4SOK8YoAmv0
マジかーー!!!!!
いや、マジか、これマジか……
思ってたよりとかじゃなくて、これ、踊ってなくない??ほんとに。ダンスではない。小節に合わせてポーズ決めてるだけみたいになってる。踊れないなら踊れないなりにフォーメーションとかを工夫するとか、なんかこう、いろいろあるじゃん?
もしかしたら振付師さんがめちゃくちゃ初心者なのかもしれないとかも思ったが、めちゃくちゃ良かったEdenやクレビと同じ人だという。なんだそれ七不思議か???それはつまり流星隊に踊らせる気がないってことなんじゃないか???ハピエレ????てめーは俺を怒らせた。
ここまでただの解釈違いで駄々こねてるオタクみたいな感じ(実際そう)だが、私のイメージしてたパフォーマンスを貼っておく。ダンスMVではないものもあるが、ダンス自体は映っているので許してほしい。
超特急「ikki!!!!!i!!」MUSIC VIDEO https://youtu.be/m9aq-dJggMQ
BOYS AND MEN - 「YAMATO☆Dancing (Dance ver.)」ミュージックビデオ https://youtu.be/Ihq66ZZ8UPk
これを求めてた私が悪いのか…?そうなのかもしれない。そもそも3Dモデルだと無理があるのかもしれないし…その方面は詳しくないから…
というか、その方面の人に聞いてみたいんだが、このレベルのダンスを3Dモデルでやるのは無理なのだろうか?技術的に無理なら仕方ないけど、月数千万〜一億ほど(ズ!!に関しては月数億)稼いでるソシャゲなんだからもう少しクオリティ高いものを求めてもいいと思っている。まあでも、ソシャゲで配信するにあたって搭載できる容量とかも考えなくちゃいけないんだろうし…な…。
いや、だとしてもEdenやクレビくんがあんなにいいパフォーマンスをしてるのに、推しのグループがあれなの、やっぱり納得いかない。あれをできるんだったら流星隊にこれ以上を求めてもいいはず。
そもそもあんスタ世界、ストーリーを読む限り相当厳しい世界のはずなのに、あんなパフォーマンスで生き残れるのか…?みんな相当な覚悟とそれに相応するレベルのパフォーマンスで頑張っているのだと解釈していたのに、それにMVのパフォーマンスが追い付いていない。これに関しては流星隊だけの話ではないし、それが一番不満かもしれない。
あと単純に長年の疑問なのだが、ヘッドセットマイクしながらハンドマイク持ってるのは何故なのだろう?ヘッドセットがあるなら片手をわざわざ封じなくてもいいのでは…?あとわざわざ持たせたハンドマイクのマイクホールドが甘すぎるし、マイクの位置がやけに遠い。あれでは声は届かないし、そんな事するならヘッドセットだけでいい気がする。
ズ!!になると話は違ってくるが、ズ!の世界観に一番近いのは日プだと思うので、ハピエレ公式は日プを見て勉強してきてくれ。今の日本でデビューしようと思うと、初心者だろうと経験者だろうとみんなあれくらいやらなくちゃいけない。というかほとんど初心者だったけど特定の上手い人以外ほとんどボロクソに叩かれてたからな…
ネトフリから降りてきたので視聴。
WIREDのレビュー通りトゥーンレンダーでちぐはぐになっている。
CG自体の技術はアニメ系にしては高いレベルにあるので、そっちにキャラを合わせていいと思う。
あと、尺が伸びがちになる原作のあの評議会の話を端折ってるのは正解としても、
主要人物の一人であるレッドを早くから退場させた意味がわからない。
バトルシーンは戦隊モノの殺陣に近く、この点は版権原作の円谷と漫画原作の折衷があるようで努力ポイントだと思える。
素直なことを言えば、原作漫画のほうが画風的にもかっこよく、物語の詳細が分かるため面白い。
これは神山さんが悪かったわけでもなく、3Dスタッフが悪かったわけでもない。
それぞれの力が少しずつ噛み合わなかった感じがとても強い。
新規なので叩かないでください、って感じなんですが…
複数公演舞台を見に行ったり、推しのブロマイドを回収したり、推しが表紙の同じ雑誌を何冊も買ったり、千秋楽のために新幹線に乗ったり。
推しはかわいいし、かっこいいし、応援したい!推したい!って言葉がぴったり。単純に推しをたくさん見たいから、複数公演入りたい。
でもふとわたし何してるんだろう…って虚無期がくる…
ガチ恋じゃないし!って強がってるけど、日々推しのカノバレに怯えてるし、推しが結婚したら生きていけるのかな…?彼女だって噂されてる人達がネットで囁かれる度に、スタイルと顔の良さに落ち込んだり、本当に意味わからんくない?わたしいい大人なのに。
みんなどうやってこの気持ちと折り合いを付けてるのかな?
好きって気持ちは、人として好き、人間性が好き、演技が好き、殺陣が好き、声が好き、真面目なところが好き、顔が好き、真っ直ぐなところが好き、笑顔が好き、、いろいろあるじゃん。
ガチ恋か?って言われると違うと思うし、見返りを求めてはいない!って言いたいけど、たくさんいるファンの中では好かれたいって思ってしまう、、
どうしたいのかな?
お察しの通り、独身で彼氏がいないのだけど、全然寂しいとは思わなくて、ただ推しがカノバレした時に生きていけないかもしれないのが怖いだ
彼女だってセフレだって、いるだろうなってわかってるけど、知りたくないし、見たくないじゃん。
みんなこの気持ちとどう向き合ってるの?
2010年代が終わるわけだが、2010年代のアニメベスト10を独断と偏見で決めてみたくなった。ので増田に放流。
見てない作品は語れないので見た作品だけ挙げる。見た作品の数が少なくラインナップが偏っている結果チョイスが偏った点については先に謝っておく。また、順番は順位ではなく放映順である。
長いゼロ年代の終わりを飾るというか10年代の始まりを告げるというか、とにかくエポックメイキングな作品だった。紛れもなく一時代を画すアニメであり、こんなに議論が盛り上がって人々の印象に残ったのってマジでエヴァ以来なのではという衝撃があった。
2010年代には『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』(2014/2015年)と『Fate/stay night [Heaven's Feel]』(2017, 2019年)がアニメ化され、さらにはFGOや『Fate/Apocrypha』に『ロード・エルメロイII世の事件簿』もアニメになり、いずれも素晴らしい出来だっただけにどれを入れようかすごい迷ったのだけれど、Fateシリーズに新しい客層を開拓したという点でZeroの存在感がなんだかんだで大きいかなと。切嗣の重要な台詞が微妙に原作改変でそれはどうなのかと思わなくもなかったがラストの桜ちゃんを原作ではなくボツになった原案通りに作ってくれて素晴らしかったですね。人間オルガンちゃんが再現されなかったのは残念だけど仕方ない。Heaven's Feelも本当に素晴らしかった……。何も言うことはない。俺たちの見たかった最高の桜ルートだ……。2010年代はFateアニメ化で盛り上がった10年だったと回顧できるだろう。セイバールートも作り直して。
一作くらいは細田守を入れておいてもいいんじゃないかと思って挙げてみた。細田守、はてなでは評判が微妙だが普通に『おおかみこども』は良い作品だと思うんだ。純粋に家族愛の物語として見ると違和感とかも出るのかもしれないけど、歪められた関係性も理想化された田舎も、すべては花の回想をもとにして雪が語ったことであって、花というある意味信頼できない語り手を通して見た世界なんだよね。加えて言うなら、花が雪より雨を構っていることに批判的な意見も多々見られ、それは雪から見ればそうなのだろうし実際にきょうだいより構われなかった思い出を持つ人にとっては良い気持ちはしないのだろうけれど、でも完璧な人間でないと母親になってはならないか、といったら違うわけでしょう。母親も欠点を持つひとりの人間だし、それでも母親なのだ、という話だと思いますよあれは。それらの偏愛や歪んだ世界像を卓越した映像美でくるんで提示してくるところに、細田守が色んなひとの神経をざわつかせる理由みたいなものがあるんじゃないのかな。
アニメ映画を1つだけ挙げろ、と言われたらこれを推す。名作名作アンド名作。何を語ってもネタバレになりそうなので最高のSFアニメ映画だという当たり障りのないことしか言えない。ボーイミーツガールSFの傑作。いいから何も言わずに見やがれください。
単純なアニメ業界の楽屋ネタに留まらず人間ドラマとしてしっかり作り込んでいてくれて良い作品だった。23話はみゃーもりにつられて泣いちゃうでしょ……。5人の歩く道は凸凹していて、正解はわからずに手探りで進んでいくしかなく、それでもアニメに関わりたいという意志を持って進んでいけば夢に手が届く。そういう話の筋としてはありふれた成長譚を細やかな人物造形と堅実な脚本で良いアニメにしてくれていた。「万策尽きたー!」「どんどんドーナツどーんといこう!」などのフレーズも印象に残る。ただアニメというフィルターを通してもなおアニメ業界のブラックさが滲み出ており「これは美談にしてはいけないやつでは」みたいな感もあって、アニメの放映スケジュールが狂うことがあちこちで頻発しているのを放映予定の変更とかで視聴者目線でも感じ取れるだけに複雑な気分である。
紛れもないジュヴナイルSFアニメの傑作。可愛らしい格好をした魔法少女たちが土星の輪に突入するとか太陽系外縁部を探査するとかブラックホールを反転させるとかのハードSFな冒険を繰り広げるギャップがすごいし、荒唐無稽なファンタジイとリアルな宇宙描写を融合させた映像美はアニメだからこそ実現できるものだろう。ちょっと宇宙が出てくる魔法少女ものだと思って見始めたわけだけど土星の輪に穴を開けてエンジンを探し始めた辺りでガチのSFをやろうとしてるんだと理解したし実際かなりSFだった。降着円盤の温度まで考察されてるのすごくない……? そして根底には傷つきやすい繊細な心と他者を思いやる優しさが流れていて、映像の美しさと相まってリリカルさに心が洗われるような気持ちになる。放映終了後の喪失感は半端なかった。『サカサマのパテマ』と並ぶ2010年代SFアニメの金字塔ですわ。これが星雲賞を獲るべきだったのでは。
アクションのキレの良さ、百合描写の濃密さ、黒星紅白キャラの可愛さ、音楽のテンポの良さ、細部の丁寧さ、どこをとっても娯楽アニメとして超一級の出来だったと言うほかない。特に5話の剣戟シーンはここ十年で一番の殺陣だと思う。梶浦由記のオサレ音楽をBGMに美少女たちが流れるような作画でチャンバラするの控えめに言って最高としか言えない。また「神は細部に宿る」を地で行くような作品であり、アンジェとプリンセスの手紙の遣り取りとか、脱出用の荷物に書かれた文字とか、さり気ない描写のひとつひとつに込められた情報量が半端なく、それによって世界観と百合に奥行きを持たせることに成功していた。アンプリ、いいよね……。劇場版むっちゃ楽しみ。
素晴らしい作品だった。2018年はTVアニメ豊作の年であり『ゾンビランドサガ』『SSSS.GRIDMAN』などオリジナルの良作が次々と放映されたわけだが、なかでも別格だと思うのが『よりもい』。毎話毎話が最終回のごとき余韻を残し話ごとのメリハリも利いていて軽くシネマっすねという感じだったし、「先に行けって言われて先に行く薄情にはなりたくない!」「友達ってたぶんひらがな1文字だ!」などの印象に残る名台詞の数々は記憶に焼き付いて離れない。花田! 神回しか作れずに恥ずかしくないのか? 視聴者を泣かせて食うメシは美味いか? なかでも特筆すべきは12話で、まさか受信メールフォルダを映し出した画面に泣かされるなんて思ってもみなかった。アニメ史に刻まれる名シーンですわ。
岡田麿里が本気を出してファンタジイをやったらなんかすごいのが出力されてきた。失ったものにいつまでも抱いてしまう妄執とか、恋と愛の区別があやふやになって煮えたぎる思いとか、無理やり連れ出されて見せられた世界の美しさとか、そういったドロドロした感情を叩き込んだ闇鍋から人は互いに織り上げあう物語であるというテーマを掬い上げて観客の前にどーんと呈示してくる素晴らしい映画作品。ただただ名作と言うほかない。15歳しか離れていない不老の種族の美少女なお母さんに育てられたいだけの人生だった……
『君の名は。』(2016年)で俺たちの新海が一気に一般人にも知られるアニメ監督にのし上がってしまい、遠くに行っちゃったんだな……とゼロ年代に魂を囚われたオタクたちが訳知り顔でホロリとしていたところに投げ込まれた傑作。いや~原作PC版のクライマックスを忠実に再現してくれてましたね! 私は原作だと夏美ルートが好きで、彼女が晴れ渡った青空を見て浮かべる笑顔の爽やかさと、その青空の意味を後続のルートで種明かしされて味わうことになる切なさがめちゃくちゃ印象に残ってるんですよね。でもやっぱりあの長編エロゲから1ルートを取り出して劇場アニメにするとなったら陽菜ルートになるのも納得がいくわけで(甲高い早口)
……という感想を諸人こぞりて口にしはじめる辺り、完全にゼロ年代のエロゲだった。テン年代最後の年にゼロ年代を煮詰めたような要素てんこ盛りの作品を公開してしかもそこにセカイ系を力強く肯定するオチをつけるわけですよ。ゼロ年代の亡霊が昇華された感があり、なんというか新海誠すげえわ、一生ついてくわ。
昔から時代劇の殺陣が好きで今でも殺陣が上手いと聞いたら小劇団や遠方の劇でも見に行く私、友達に刀ステは殺陣最高峰だよ!あれみないで現代の殺陣語るのは常識を疑う!!と言われてそこまで言われたらとキャラ知らんのは失礼かと図録買ってゲームもして原作予習してから観に行ったんだけど、ごめん言っていい?下手くそ。
あれが現代最高峰の殺陣?腰がすわって無いしガタガタ、上手い人が技術を見せびらかし下手な人が付いていけてないし、本当に呼吸が読めないキャラばかりだね。やられ役が一番殺陣上手いのはいいことだけど、やられ役が上手いのが引き立つってよっぽど殺陣が成り立ってない証拠だよ。肌に合う人がみればいいんだから二度と現代最高峰とか言わないでほしい。あれと比べられるのは虫酸が走る。
友達の前だからと必死にいい劇だったと装ったけど(いい劇ではあった。2.5に馴染みが無い私でも俳優がキャラを大事にしてたのは伝わった)私が殺陣のすごい劇を観に行くたびに刀ステのほうが殺陣がすごいとマウントしてくるのにはもう疲れてきた。一生分かりあえない。
まずさ、トップバッターでsideM出るとは思わなかった。トリじゃね?とか思ってたから。白いパンツが何人か並んでるのが見えて、え、とか思ってたらビヨドリ始まるやん。そんなんテンションメガテラMAXになるやん??てらし目で追っちゃう。自己紹介、松岡くん声低いの相変わらず面白い。
で、トレジャーパーティー初めてのフルメンバーでしょ??真ん中集まって座るのかわいすぎない??ここドームだよ??え?かわ。
で、そのあとにフランスくるやん。四分割ないのかなーとか思ってたら最後にするしさ。なんなん?ドーム抱くの?
スペインはさー、やっぱり薔薇咥えるのね??はー?もうなんなん?小松昌平のダンスキレキレすぎてほんま好き。しろうくんもなんなん?え、君小学生でしょ?あんな顔していいの?ダメでしょ??横に先生いるよ!
で、ミートザワールドくるやん。くると思ってなかったわ!あほ!で、終わりかよ、えー、と思ったらまた来るよってなんなんそれ、え、まさかのオオトリなん?とか思ってた。
しかも途中、FLOWさんのあとに出てくるやん?でべそのとこで。わちゃわちゃみんなはしゃぐやん?かわいすぎかあほ!!小松昌平!お前やお前!ドームの真ん中で回し蹴りしまくっててくそー!かっこよすぎか!!
で、最後の最後、ほんとに大トリで出てくる。西川兄貴の後ですよ??いいの?しかも一曲目PRIDE STARってまだ発売もされてない曲!!!!の!!!衣装も新しいやつ!!!ほとんどのメンバー!!初披露ですよね!!あの衣装かっこよすぎるの!!そしてしろうくんの帽子!お帽子!かわいすぎか!天才!ありがとう!そしてばか!きー!めっちゃいい曲だからもう嬉しすぎ。最高。
そのあと、何故かドラノンのイントロ流れるやん?え、拓ちゃんとゆうまたそ来てるの??え??とか思ってたら西川の兄貴ー!!どゆことー!!はー!!オレンジー!!しかもゆうまが歌うところをしゅうごが歌ったりするやん?えも。寄せてくるし。しゅごん、歌手になりたかったんやもんね、それで西川の兄貴と同じステージに立てるってすごすぎない?良かったね、良かったね。
そのあとFRAMEやん。緑になるの、会場一面が。で、ちゃんとフレーム!!って叫んでくれて、それだけでもうたまらん。間奏の殺陣も決まってたよ。
からの、神速。オイオイしまくり。えー、みんな知ってるの?知らなくてものってくれてるの?わからんけどすごい声!今日イチ。2人が腕くむところ、カッコ良すぎない?天才か??
そしてSEMくるやん。知ってる。最高なの。一面ピンクの海でタケノコダンス。ラストのポーズかわいすぎ。
そして、来ました。jupiter。アリギルあるかな、と、ちょっと思ってたから、ちょっと残念って気持ちがなくはないけど、いやいやいやいや、十分すぎるよこの舞台!!!!最後の最後に出てくるのがjupiter!ありがとう!!BNFを生で聞くのが東京ドームなんて、もうどうしたらいいの?死ぬのかな?もうずっと三人から目が離せなかった。松岡くんがやっぱりちょっと腕回すの遅れるのが可愛い。で、それぞれセリフ言うとこほんま好き。松岡くんが「一緒ならがんばれるよ」っていうやん?はー!がんばれる!がんばれるよ!!神原さんが「忘れられない日になったね、チャオ⭐︎」って言うやん?はーーー!!!チャオーーー!いただきましたーー!!そしてーー!忘れられない日になったね、ってね、それ!確定事項!そうです!もう忘れられないよ!好き!北斗!で、てらしが言うんですよ、「東京ドームでも楽勝、だぜ!」って。あぁ…もう、ほんと…そういうところ…。ドームでも楽勝だよね、冬馬だもん。トップアイドルだもん。東京ドームも越えていく。それが天ヶ瀬冬馬だもの。大好き。大好きだよ!!!最後まで三人が全力で歌うのを見てて、ほんとこのまま終わって欲しくないな、という気持ちで見てた。決めのポーズは1stの時と同じ。あのステージからこんな大きいところまで来たんだね。
最後はみんなでドアラ。ドームに315!!って大きく響くのが本当にすごかった。もっとたくさんの315プロのPさんに見て欲しかった。すごいよ、みんなこんなところまできたんたよって。わちゃわちゃみんなが動いて、可愛かった。最後の方、出演者みんな出てきてさ。765もいるんだよ。同じステージに立ったんだよ。見たか、765プロ、って、冬馬が言ってるのが聞こえる。誰かそこのてらしだけ抜いたBlu-rayを私にくれ。みんな手を繋いで大団円。
ありがとう、バンナムフェス 。こんなsideMいっぱい推してくれてありがとう。明日も全力で楽しみます。
sideMの現場は男性P結構多いし、気になった人はどんどんライブ見に来てくださいね!!!かっこいいから!!!やっぱりjupiterは最高だ!!!大好き!!!ずっと付いてく!!!酒の勢いでとりあえず書きながり!以上!!!
なつぞらがようやく終わろうとしている。
一言で言えば本当に東京(アニメーター)編になってからクソのようなドラマだった。
終始一貫して広瀬すずに、にゃーんってポーズを取らせる、猫パンチをさせる、
極め付けは意味不明な殺陣をとらせる、などなどドラマの本筋そっちのけで
終始広瀬すずをお人形さんかのごとく扱っていた、ただそれだけのドラマだった。
なにせこんな感じだから、ドラマの内容なんてあってなきがごとく。
アニメーション黎明期の皆の苦労も、努力も、「女性が働くのは大変だ!」の
ありていなメッセージに置き換えられ、その本質が見えてこない。
アニメーターに対するリスペクトを欠いているとしかいいようがない構成。
極め付けはうっちゃんのお寒いナレーション。LIFEのコントがごとく、寒い笑いで繋いでゆく。
なぜ、ナレーションに神から目線でもっと当時のアニメーションの作られ方とか、
今とどう違うのか?彼らがやろうとしていることがどれだけエポックなことだったのか?を
丁寧に説明させなかったのか?
ひかなくても服くらい普通だし
https://www.youtube.com/watch?v=nVzFrocAxB4
https://www.youtube.com/watch?v=4ZRx_C2LfTk
とか
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2019/01/11 - V6の三宅健が1月13日と1月20日に放送される『ワンピース』にて、史上初の副音声に挑戦.
V6三宅健、アニメ「ワンピース」で声優に!副音声にも挑戦 - シネマトゥデイ
2019/01/11 - アイドルグループV6の三宅健が、13日と20日に放送されるテレビアニメ「ONE PIECE ワンピース」に声優として出演する ... テレビアニメの声優は今回が初という三宅は、13日放送回では囚人役、20日放送回では村人役に挑戦しており、「特に
さあすきなだけ笑い死んでくれていいぞ
普段は長い文章書かないのですが。メタマクdisc2については自分の感じたことを残しておきたいなーと思ったので一応書いておく…
1つお断りしておくと、いろんな人の感想を読みまくってるのでめちゃくちゃいろんな人に影響を受けまくってます。表現が被るところが多々あると思いますがご了承ください…。
基本ぜんぶネタバレ。これから初見の方がいたらご注意ください。
顔芸がおもろい歌舞伎の人。歌舞伎も演技も見たことなかったけど、とにかく歌が上手くて安定感がすごい。殺陣かっこいい。殺陣の所作に所々垣間見える歌舞伎感がたまらない。あと顔の大きさと身体の厚みもたまらない。
ランディに関してはまだちょっとわからないこといろいろあるけど…夫人が言ってた「あなたは強い、だけどとても弱い」っていうのが一番しっくりくる表現。戦いのセンスは異常にあるけど、それに伴う精神がない。夫人の意思を自分の意思と勘違いしてる感じ。王になりたいなんて最初はきっと微塵も思っていなかったはず。それがだんだん夫人に乗せられてその気になったきて、王になることが自分の野望であるような気がしてきてしまって、最終的に魔女の予言でダメ押し。魔女のお遊びにまんまと付き合わされて破滅に向かってしまったかわいそうな人。さすが裸エプロンの王様…タチが悪い。
かっこいいといえばいい、かっこ悪いといえば悪い、どちらとも言えない中途半端な人w
終盤の失意の歌が本当に純粋に憐れでかわいそう。自分の中の弱い部分を夫人の強さで補っていたのに、その夫人を失ってしまってそれはそれは失意のドン底だろうよ…っていう同情ばっかり生まれる…
影響されやすいというか自分がないのに、きっと自分では意思があると思っていそうな印象。たぶん子供の頃は親の言われるがままにいろんなことをやってきただろうなーたまたま剣の才があったから、お前は強いもっと強くなれって言われ続けて領主にもなれるぞって言われて、親の欲が自分の欲になり、結婚したら夫人の欲が自分の欲になり…他者との同一性を感じやすそう。
しかし殺陣の力強さよ…下半身の安定感が半端じゃなくて、戦いの中にいれば帝王。あんなに動きながら歌ってんのに声がブレないのもすごすぎないか?!個人的にはスコーピオンハートが一番好き。
野望に溢れた強い女。弱さを欠片も感じないww可愛らしく美しく、エネルギーに溢れまくってて、そのエネルギーが全方面に発揮されまくってて存在感すごすぎ。歌うますぎ。
あの野望の湧き出方、ベタだけどたぶん生まれは貧乏。幼少期は苦労して生きてきて、周りからも下に見られてきつく当たられてきてるからきっと自己肯定感は今でも低い。あの気の強さは自己肯定感の低さからきてると思う。あるときふと、アレ?私ってカワイイんじゃね??って気付いて、愛嬌振りまいたら意外と地位を上げてこれた系。そのためにいろんな人を蹴落としてきただろうけど、きっと夫人の記憶には残ってない。悪いけど憎めない、案外同性からも受け入れられちゃう系女子な印象。
ランディと出会って、この人強いじゃん!将来性ありそう!見た目もいい!しかも自分に惚れてる!って感じで自分の野望を叶えるために結婚したんだろうなあ。でも結婚してから弱い部分もたくさん見えて、この人私がいなきゃダメじゃんねっていう庇護欲?みたいなものも芽生えていそう。
二幕頭のお城の歌がどちゃくそ好きなんだけど、なかなかの大それたことをして(させて)手に入れた城と王位なのに、近くで見たら鉄の塊で味気ないし、ただ大きなことがしたかっただけ!!!!ひどい!!!!!で、あなたは満足してるの?今の生活…とかランディに問いかける。ひどい!!!!!!!人殺しさせといて!!!!!っていうワガママ大爆発な女。でもかわいい。
二幕どんどんブッ壊れて狂っていくけど、反省はしてないが後悔はしているっていう雰囲気。わりと途中までマトモっぽくてランディのがおかしい感じするのにどこで加速したんだろうって思ったら、きっかけはキャラメルの歌にあるなあって思って。それまでボーッと聞いてるのに、「赤い血」ってワードにハッて反応して、今2人に必要なのは「眠ることだけ」で、そこから「血」と「眠る」だけが残っていった感じ。血に執着して手を洗い続けてたのはそのせいで、眠りたい、眠りたい、眠らなきゃ、どうしたら眠れるだろう、の結果が永遠に眠ることだったんだなーきっと。でもそれって思考の中にランディはいなくて、1人で自分の思うままに行動した夫人を象徴した最期だった気がする。
最後バルコニーに現れて階段で倒れるけど、Jr.に気付いたらハッとした顔で敬礼したのが、あんた結局敬礼してるんじゃ王の妻になりきれなかったんじゃん!!って突っ込まざるを得ないのが切ない。敬礼→アッハハハハ!!!!!!→あーあ…→手すりまたぐ→キャハッ☆→飛ぶっていう一連の流れに夫人の全てが詰まってた。
そして思うがままに生きて死んだ夫人なのに!!!!!夫人が死んだらあんなに失意しかなくなるランディ!!!!!!かわいそう!!!!!!!!妄想に取り憑かれてるのに、あの失意の歌だけはハッキリした意識のある彼そのもの。だからこそ悲しい。夫人は夫人のために死んで、1人になったランディも自分のためだけに戦って死ぬ。
あんたたちなんで結婚したの????って聞くしかないこの感じ。メタルマクベスってなんだったの????っていう疑問が残りながら終わるw
あと最後にトチ狂った殺意の歌を歌う夫人は誰への殺意なんだろうっていうのを今考え中…
ジャニーズが誇る顔芸王子。とにかくすんげえ顔が動く。恥ずかしげもなくいろんな表情を見せます!!!!報告でグレコと一緒に徳ちゃんの方に出てくるとことか、間違えました〜👉とか、乳首マッサージのあとのランディにびびってるとことかオススメ。振り切りまくったきよしもオススメ。とにかくオススメだから!!!!!!!!!っていう宣伝が入るから自担のことはうまく書けない。普段からギャップ売りしてるけど、メタマクが今までで1番ギャップえぐい。まず王子様できんの??マジで???っていう不安をぶっ飛ばしてマジ王子様。びっくりした普通に。
全編通してJr.のキャラクターとして感じられるのが、威厳はあるけど大らかで楽しいことが大好きな王と、その王を慕って仕える人たちに愛されて愛されまくって育った王子っていうところで。ゼマティス処刑シーンは拍手されるとペコペコしてるのがまだ若いなあって感じで、首掲げて笑ってるのは意外と王の器?!と思ったのに生首と目が合ったら足ガクガクで吐いちゃって、あー背伸びしちゃったんだなあってまだ微笑ましい。基本的に言葉遣いも丁寧で所作もきれいなのに、グレコとマーシャルの前でだけは幼くなるのがめちゃくちゃ愛おしい!!!!マーシャルとJr.の年齢の関係については永遠の課題。今後要検討案件。
しかし基本的にはJr.の行動には全然共感できないんだ…みんなに守られてきたんだからそのまま守られて民衆を治めたらいいのに、なんで自ら出てくるのか!!!!!!!!大人しく引っ込んどきなさいよ!!!!!!!と全力で言いたい。っていうか王になるって言ってたのに、王冠や国は問題ではなくランダムスターを倒すためだけの復讐とは?!?!しかもそのために兵を集めろとは?!?!あんたのカリスマ性そこで使うんかいっていう残念さが、やっぱり世間知らずの王子様だったのかなあ。でもこの明けない夜がメッタクソにかっこいい。本当に国のこととか忘れてる。そんで初日から毎回歌が良くなる進化具合がすごい。ファンの欲目は入ってると思うので異論は認める。元々歌うより踊る人だからダンスを見るべきなのかもしれないんだけど、全身から溢れ出るエネルギーがすごくて歌の記憶しかあんまりない。あのエネルギーを感じるだけでもメタマク観る価値あるよ!!!!!!!
ずっと緊迫感あるシーンが続いてきてからの、バルコニー上ってきてからマーシャルに話すときだけは語尾が〜の!になる。かわいい。トップスピードからの癒し。夫人が飛び降りてマーシャルは座り込んじゃうけど、Jr.はなんとか耐えて立ってる。この違いがやっぱりな〜Jr.がマーシャルを守る形にならざるを得ないなと。まずどういうつもりでマーシャル連れてきたのかわかんないけどw誰かを守りながら先陣切るなら王様になれないのは必然な気がする。
DEATH for〜は流れるような殺陣が最高。そして蹴り。基本的に顔の圧がすごくて目力で殺されそうな感じだけど、階段で後ろ向きに2人の兵士の刀を受けた時の横顔がほんんんんんんんんとに美しいからみんな見て。私は見返り美人て呼んでる。
そして1番の見所だと思っている、王にもらった短剣に祈るところ。毎回やってるのかわからないけど、その前に空を見上げてたところからの祈りが切なくて苦しくて胸が痛い。そこでやっと死を決意して、父に力をもらおうとしてるのか、そっちに行くよと言ってるのか、わからないけど多分、走馬灯ってああいう瞬間に見るのかなあと思う。