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はてなキーワード: 最期とは

2013-09-02

祖母が特養に入った

祖母が99歳。両親が世話ができなくなって特養に入った。

待ちが多いと聞いていたが割と待たずに入れた。

父の兄弟は本人の了承はとったのかと聞いているみたい。

そんなの聞けるわけがない。うんと言うわけがない。

面と向かっては批判はしないけど、長男である父に最後まで面倒見てもらいたいようだ。

というか特養に入れるのが納得いかないらしい、その気はわかる。

あなた方は遠くにいて年1、2回しか会わないからそうなんだよ。

財産は確かに両親が引き継いだ。財産というほどでもないけど土地と家はある。

取引というものでもないんだろうが、最期までよろしくというのはあったと思う。

でも99歳まで元気とは思わなかったでしょ。

耳がもうあまり聞こえなくなって会話にならない。下が駄目みたい。そしてたまにあっちに行ったりする。

ほかは医者が驚くくらい元気らしい。

母が嫁いで来てすぐ、祖父は駄目になった。20代の新嫁がいきなり下の世話。そんなに長くはなかったが。

それから40年。祖母の世話。小姑はたまに顔出すだけ。世話と介護は母任せ。

両親の体力の限界もあって特養を選択したみたい。

母は祖母を特養に入れた後ろめたさと、そのような環境に祖母をおいしまったことに

悩んで泣いている。それは小姑たちは知らない。ねぎらいの言葉もない。

長く生きるって何だろう。

2013-07-30

母親ががんで死んで一年が経った

母親ががんで死んで一年が経った。父親は認知症が進んで施設にいる。

母親入院して、みるみる痩せて、他愛のない話をしていた時から、それはそう遠くないとは思っていた。しかし、何の準備も始まらないうちに別れの時は容赦なく訪れた。

母親にあと余命半年でもあったら何ができたか、と考えても、いい答えはでてこない。母は特に裕福でもなく、特に才能があったわけでもなく、特別なことはほとんど何もない、ただ自分を立派に育ててくれた偉大な母親であった。母の残した家財が少しある。遺産はほとんどない。家には体調を記した頃の日記や、昔の年賀状や、住所録や、友人に宛てた手紙が少し残っているが、それ以外にはもう僕らの記憶の中にしかいない。

母に余命があったら、母はこの世に何か形に残るものを遺そうとしただろうか。たぶんしない。みんなの記憶に残るような事をしたり、言ったりするだろうか。たぶんない。じゃあ、余命があるうちに母が経験たかった何かをしたいと言っただろうか。思えば、好きだった穴子ずしを食べたいと言ったぐらいのことである

この余命期間に何ができたかを考えると、それは人が生きる目的っていうことじゃないかと思うようになった。つまり、余命期間に著作物を残そうというひとは、それを遺すことを生きがいとしているのである。だったら、母は何の生きがいもなかったのか。いや、僕ら子どもたちがいて、孫達がいて、その成長を楽しみにしていた。ただ、子供や孫の成長はきりがない。いつまでも成長し続けるので、いつか途切れることになる。

そういう意味では、母は最高の状態だった。僕はアラフォーで、会社員で、家庭がある。嫁さんは愛想がよくないが、笑顔を絶やさない孫達がいたのだ。祖父母は先に他界している。他に特別なんの生きがいもなく、父の世話ばかり焼いていた母の最高の記憶はこうして何の心配もなく家族が元気に成長していたことに違いない。

一方で、父親は認知症が進んだ。丁度母親が亡くなる頃にはもう母親の死を認識できないようになっていた。幸せである空き家になった実家に連れて帰るたびに「あいつはどこにいった?」と聞いてくるので、毎度同じようにもう死んだんだよと伝えると、「それはえらいこっちゃなあ」と少しさみしそうにするが、すぐにそれを忘れてしまう。

記憶を作るのが生きる目的だとすると、父親はもう目的を見失っている。だんだん子供のような行動をとり、最近のことは何一つ覚えていない父親を見ると、こういう終末もいいなと思えてくる。あと何年か、何十年生きられるかわからないけど、父の最期がたとえちょっと苦しいことだとしても、本人はすぐに忘れちゃうんだと思うと僕は気が楽になる。

さて、僕はこれからどんな記憶を作ったり、何かを遺していくんだろうか。時間は限られている。僕は目立ちたがりの性格なのだから、こうしていろいろ著作物にしておいて、みんなの話題になりそう、っていうのが自己満足にちかいかな。

2013-07-26

好みの女とセックスしたい

社会人2年目。職場にいい女はいない。(貧乳イラネ)

好みの女とセックスしたい。

ただし、合コンとか出会い系かい盛り場ではなく、ふつうに知り合ってふつうに付き合ってふつうセックスしたい。ヤリ目だけどな!

ふええ、限界集落最期を好みの女の子とチュッチュしながら看取りたいよう・・・

2013-07-18

自販機メンテ艦これ

毎週木曜日職場から少々離れたところにあるコーヒー自販機で行われるメンテナンスを見ることが、私のちょっとした楽しみだ。

エンジニアの端くれとして、普段はお目にかかれない機械の内部をのぞくのは、それが"マシン"である限りどんなものでも心が踊るものだ。ましてや、その機械を弄るメカニック軽巡長良型の可愛い(たぶん)溌剌系姉ちゃんなら尚更。

缶コーヒーに迷うふりをして、ちらちらと横目に眺める正味1-2分は一日のスタートを切るには最高のひと時だ。彼女メンテナンスを行う木曜日10-11は、ヤニでうっすらと汚れた休憩室がオアシスに変わる。彼女は乾ききった男やもめの研究棟に湧いた水に違いない。

彼女容姿だけではこんなに愉しい気持ちにはならなかっただろう。ここまで盛り上がれるまでになったのには、個人的なとある発見があった。

あれは二ヶ月前のこと、この頃はちらっと眺める程度だったのだが、ちょうど彼女が後ろに下がったところで接触してしまった。頭を下げてすみませんと向き合ったところで、たまたま、はねたコーヒーが所々染みをつくる作業用手袋が目に入った。

『この染みの色がもう少し濃ければ、重油で汚れているように見えないか?』

その瞬間、私の脳裏に爆雷が投下された。彼女機関部で外国製変速ギアメンテに一人奮闘する女子メカニックなのかもしれない。川内が出ないと半泣きになりながら2-2を繰り返していた私が、その設定から、長大な脳内プロットを書き起こすまでさほどの時間は掛からなかった。彼女海軍機関学校卒業し、沈みゆく船と最期を共にするまで。その最期を思い浮かべた瞬間、私の目にはうっすらと涙が浮かんでいた。

設定とは、かくも力強いものだろか。妄想するようになってから木曜日が待ち通しくてたまらない。工廠から我が艦娘が一日をかけて修理されようが、一週間の長さに比べれば短いもの

今日今日とて、眺めていたら、何を思ったのか彼女から声を掛けられた。試飲させてくれるという。観音開きのまま、言われるがままにボタンを押すと初めて動いているところが生で見られた。蓋をつけて手動で渡してくれた。燃料缶が心強い。そんなことを思いつつ、お礼を言って後にした。

http://anond.hatelabo.jp/20130718110602

最後まで見る価値がないし、見る時間が勿体無い。

最期まで見てるのはもう感想が溢れかえっているので自分が書く必要もない。

最近は録画して早送りで見て判断するのもあるね。

今期開始で視聴継続してるのは「銀の匙」ぐらいだな。

他は「いつものパターンなので見なくていいや。

それより今期はドラマのほうが面白い

2013-07-11

http://anond.hatelabo.jp/20130711105554

厳密にいうと親父の兄貴から伯父だねえ。

自分個人がもし増田の伯父さんだったら、そんな遠くに住んでいる甥の一家がわざわざ訪ねてきてくれるのは嬉しいだろうが、訪ねて来なかったとしても別に何とも思わない。要するにどっちでもいい。入院しないということだから、もし最期親族に会っておきたいという気持ちが出てきたら、体の動くうちに自分から増田の家へ遊びに行くか電話でもすると思う。

増田個人として伯父さんに会いたい、顔を見せておきたいという気持ちが強いなら無理せずスカイプでもやったらいいんじゃないか。

別にそういう気持ちはないが、実際に会って義理を通しておかないと申し訳ない気持ちがあるのなら、それは伯父さん自身の心じゃなく増田心の問題から自分とよく相談汁。

2013-07-08

http://anond.hatelabo.jp/20130707133524

共産党とかの左翼って、同じ日本人でも改憲派とかは同じ民族どころか「人間」とすら認めてない感じがあるよな。右翼が言うところの「ヒトモドキ」としか見ていない気がする。

お前さんはお肉になりたい豚だからな。人間の心を捨てた家畜の群れに相応しい最期を迎えるのだよ、日本は。そのような所詮豚共でも一応姿形は人間である以上、人権は護持されるべきものなんだよ。

それでいながら、「外国人」は半ば無条件で信用するとか、意味不明

外国人」という存在理想化してるようにしか見えない。時代遅れの舶来嗜好というか。

ネオナチとかの例ひとつとっても、お肉になりたい豚の群れは日本だけではないことくらいはわかってるよ。「「外国人」という存在理想化してる」例をあげてごらん。「外国社会」ではなくて「外国人」をな。

2013-07-05

就活を甘く見てた12卒の最期、鬱待ったなし

留年しとけばよかったんかなー

やりたい事をやるために大学院まで行ったのに

卒業後はクチがないジレンマに陥る日々。

既卒就活1年目はまだまだ余裕があった。

実際、早くから内定企業一社できたのがありがたかった。

でも入社10月を目前に控えた9月の頭にまさか内定切りに遭う。

意味が分からない。

世の中は不況とか関係なく既卒より新卒が重用される現実を知った日だった。

仕方がないかインターンシップ派遣社員に逃げようと考えた。

けど、今度はまともに就活できないジレンマに陥った。

日々のルーティンワークもさることながらきっちり8時間労働ハロワにも行けず

転職サイトも、選考日のズレで応募すら出来ず、結局5月まで身動きが取れなくなった。

ちょうど2月から既卒を含む就活ラッシュだったのにその波に乗る事が出来ず

結局5月以降のどこかの零細ばかりが目立つ就職説明会に参加する羽目になった。

何もできない、去年と同じ状況、精神やばい

何かおかしくなりそう。

なんでどうして大学院まで出たのにクチがないんだろう。

そりゃ資格経験もないけど、研究だけじゃ駄目なんですか。

昔の人の話を聞くと修士から教授になった人の話なんていくらでもいるっていうのに

今は博士学位を取っても非常勤にすらなれないというし、大学院存在意義がなくなってきた気がしてならない。

ああ、何で大学院に進んだんだろう。

何で大学に進んだんだろう。

高校卒業して先生の推薦で仕事始めれば良かったんだ。

同期の友達社会人として立派に仕事をやってるのを尻目に僕は毎日ハロワ就職サイトルーティンワーク。

小学生の時、公園のベンチで疲れた顔してぼんやりするサラリーマンおっちゃんを見て、こうはなりたくないって

思ったはずの僕も現状がこれじゃもう駄目だ。言いようのない社会への失望責任転嫁を考える。

そんな自分絶望する。

それなのに、心のどこかではこの状況に喜んでさえいる。

異常だ。

異常事態だ。

もう誰も頼れないし、自分の力じゃどうしようもないのが分かってるのに

何も考えたくない気持ちでいっぱいになってしまっている。

それなのに、もうこれでいいやって楽しんでる自分がいる

絶望が転じて楽天的に変わってしまって満足してる自分がいる。

何か自分の中の何かが壊れたような感覚になってる。

鬱ってなりたくてもなれないんだね。

人生絶望して死にたいと思ってもいつか自分を認めてくれるという微かで当てのない希望的観測を抱き続けているのだから

鬱になりようがないんだって

僕を知り僕を欲しいと言ってくれる企業はどこかに必ずあるはず、だって既卒でも一年目は内定取れたじゃないか

しかしたら11卒や10卒で内定一社も取れない人がいるかもしれない。

そんな人にしょうもない優越感に浸ってる自分に気付いて僕もクズだなと実感する。

景気が回復しても僕の景気は不況のまま、これからもこの状況が続くんならいっそ人を殺して

刑務所に入った方が気が楽かもしれんね。

2013-06-13

子供を作るのは鬼畜所業。それか馬鹿

子どものこと、ちゃんと考えたほうがいいよ」という暴力 - キリン逆立ちしたピアス

http://d.hatena.ne.jp/font-da/20130612/1371012059

http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/font-da/20130612/1371012059

障害児を産むのが恐い http://anond.hatelabo.jp/20130613094716

子供を作るのは鬼畜所業

両親が子供を作れば、子供は生まれてきて様々な体験をする可能性があります

子供がどうなるかはまったくわかりませんが、それを作るかどうかを最終的に決めるのは両親です。

作りたければ作ればいい。作りたくなければ作らなければいい。

この増田趣旨

子供を作る人たちの多くが見落としているか軽視しているであろうと思われる、子作りに対する「ある観点」。

この観点から子供を作るという事について述べます

これは子供を作る上でしっかりと念頭に置いた方が良い重要観点であると思われます

この増田を読んで何か思う事がありましたら、自分なりによく考えてみると良いかも知れません。

特に将来子供が欲しいと思っている人は、事前に考える機会があっても良いかと思います

というわけでこの増田は、読んだ人に考える切っ掛けを提供するための増田です。

「子作り」とはどういうことか。「子作り」とは全て自分の都合。

「子作り」とはどういう事か。

よ く 考 え て く だ さ い。

生まれた子供はどういう目に遭いますか?

また、どんな目に遭う可能性がありますか?

想定出来る事だけでも不幸苦痛の雨あられですね。

また、親の想定外幸福も有り得ますが、

想定外の不幸も起こり得る事をお忘れなく。

自分の子に限って…」とか「ウチは大丈夫」とか…。

本当にそうでしょうか。よ く 考 え て く だ さ い。

全ての苦痛は生まれる事によって生じます

悲惨な状況を色々とイメージしてください。

生まれなければ、それらを 全 て 回 避 出 来 ま す。

子供悲惨な目に遭った時。原因は誰にあるのでしょうか。

どんな場合でもハッキリ言える事は、

親が産まなければ子供もそんな目には遭わなかったという事。

親 は 直 接 の 原 因 だ ろ う が。

この問題から逃げないでください。

子供が欲しい方へ。

何故子供が欲しいのか、よく考えてください。

考えればわかりますが、全 て 自 分 の 都 合 で す。

子作りは2つの意味博打である

一つ目はまんま、「子作り=博打」。

即ち、親の目的は己の利益利益を得られるかどうかは運に依存する。

賭け物は子供

要するに、子供(賭け物)を用意して利益を得ようというのが子作り。

賭けに勝てば(運が良ければ)親は利益を得る。

賭けに負ければ(運が悪ければ)親はその身を削る事になる。

(当然、勝ちとも負けともつかないケースもある)

二つ目は、「人生博打」。

即ち、子供人生がどうなるかは博打的要素(運)に依存する。

生まれた子供博打に強制参加させられ、

勝てば(運が良ければ)幸福人生を。

負ければ(運が悪ければ)苦痛に満ちた人生を送る。

(当然、勝ちとも負けともつかない人生もある)

子作りとは、この2つの博打を別々に行う事と理解して欲しい。

この博打の性質として、一つ目の博打二つ目博打も常に絶えず打ち続ける事になる。

その博打を打つ点(つまり人生)が無数に繋がり線となったものが人の一生である

まとめると、

己の利益を求めて親が子供を作る。

の子供は「博打人生」に強制参加。

せめてこれ位は理解した上で子供を作るかどうかを決めるのが望ましい。

子供への思いやりが無いからこそ子供を作る』

子供を作る事を決定するのは両親である

そして、実際に交尾をして作るわけだ。

では仮に、とてつもなく幸福な気持ちで生き、幸福なままの気持ちで死ぬ可能性が90%、とてつもなく不幸な気持ちで生き、不幸なままの気持ちで死ぬ可能性が10%の人生があるとする。

交尾によって子供にこの人生を負わせるとした場合、親は子供幸福になる可能性を容認すると同時に、子供が不幸になる可能性も容認している事になる。

可能性を容認するという事は実際にそうなる事を容認するのと同義であり、親は『子供が不幸になる事も容認した上で』子供を作っているのだ。

その辺は理解出来るよな?

例えば、日本人の1/3はガンで死ぬ日本人の男女が子供を作る場合その男女は「自分の子供がガンで苦しみ抜いて死んでも良い(仕方が無い)」と思って子供を作るわけだ。

例えば、人間は必ず死ぬ。どこかのカップル子供を作る場合、そのカップルは「自分の子供が死んでも良い(仕方が無い)」と思って子供を作るわけだ。

例えばこの世では、病気、障碍、事故犯罪災害など様々な危険が降り掛かる可能性がある。

子供を作る者は、当然の事ながら「自分の子供が病気になっても、障碍者になっても、事故に遭っても、犯罪に遭っても、災害に遭っても良い(仕方が無い)」

と思って子供を作るわけだ。

子供を作るとは、そういう事である

子供が欲しい」という親のエゴを充足させるために、膨大な危険子供に「無理やり」背負わせるのだ。

子供への思いやりが無いからこそ、こうして子供を作る事が出来るのである

『子作りは子供への死の強制である

まり子作りは殺人であるという点について。

別に法的な話をする気はない。

出産というのは、相手が死ぬとわかっていながら子供を作る行為だ。

生まれてすぐ死のうと80年生きてから死のうと、人の死ぬ原因が「両親がそいつを作ったから」であるのは確実だ。

事故で死のうが事件で死のうが病死だろうが災害で死のうが、そもそも死ぬのは「両親がそいつを作ったから」。

人が殺された時って「殺した犯人」が非難されるが、そもそもの問題として「親が産んだから子供死ぬ

出産というのは殺人よりも根本的な意味に於ける人殺しじゃあないのか。

人が何らかの理由で死んだ時、その理由というのは死の時期を決定するものだ。

だが、親はその時期に子供死ぬ事も容認して子供を作っているはずなので、親が犯人を責める事は出来ない。

そして、子供に死という結果そのものを喰らわすのは他でもない親だって事。

『つまり…』

人生子供にとっては非常にリスクの大きなギャンブル)」と「死(これは確定している)」。

この2つを他人に無理やり押し付けるのが子作りなんですよ。

それが善いとか悪いとかではなく、「わかっててやってんの?」って言ってんの。

わかっててやってるなら私は「鬼畜」だと思うし、

そんな事すらわからずに子供を作ってるなら私は「バカ」だと思うのね。

子供を作りたいから作る人」に対して私があれこれ言う事は出来ません。

しかし、「子供を作る事を正当化しようとする人」については批判します。

ありがちな反論に対するあらかじめの反論

反論

何を不幸と感じるかなんて子供主観次第では無いのか。

どんなに悲惨な状況であっても

それを幸福に感じる子供も居るかも知れないだろう。

反論に対する反論

その通り。逆に言うならば、

どんなに恵まれた状況であっても

それを不幸に感じる子供も居るかも知れん。

子供が不幸になる可能性」とは、

子供が置かれる環境に対しての言葉では無い。

子供主観が不幸を実感する可能性を指した言葉である

反論

子供を作らない事もエゴなのではないか

反論に対する反論

エゴですよ。

子供を作らない場合

自身のエゴによって子供が不幸になる事は無い。

子供を作る場合

自身のエゴによって子供が不幸になるという事態が起こり得る。

あなた子供自分エゴ犠牲になる事を容認するのか?

ここではそういう話をしているのだ。

反論

まず「不幸」の定義をはっきりさせろ。

反論に対する反論

「本人が不幸だと感じたら不幸」だ。

本人の主観依存する問題なので、細かい定義をする事自体がナンセンスである

強いて言える事があるとするなら、不幸とは「絶望感」に苛まれている精神状態である

絶望感に対して積極的な気分で向き合えないのなら、それが「不幸」だ。

まり、「本人が不幸だと感じたら不幸」という事だ。

よくある出産のケース

世間体タイプ

自分の考え、例えば「子供が欲しいか、いらないか」などを

自分たちで真剣に考え、きちんと相談し合ったことが無く、

子供作らないの?」「孫の顔を見せろ」などという外圧

ただ流されるままに子供を作ってしまタイプ

感情的タイプ

避妊具の存在も知っており、使い方も知っている。

将来設計も無計画で、自分たちに子育ては困難なのも知っている。

だが、一時的な感情の高ぶりを抑えるのが生まれつき苦手で

己の「ほとばしるもの」におまかせのタイプ

自分では情にあつく、人間味があると思い込んでるが

他人への迷惑行為は抑えられないような「人間味」である場合が多い。

現実逃避タイプ

感情的タイプの親戚のような存在

子供でも産めば何か変わるかもしれない」という

何の根拠もない理論に任せて出産するタイプ

「今自分がすべきことは他にある」という現実からは逃げ

手っ取り早い一人前扱いにすがる。

たいそうな目標を持って海外留学に旅立ったはずなのだ

留学先で男を作り妊娠、当初の目的も半端のまま帰国し

シングルマザーになるような者もここに分類される。

ようするに「母親になるという大いなる名目」を周囲に突きつけることで

己の人間としての中途半端さをごまかすわけである

これは「親になれば一人前」という風潮を作った社会にも責任はある。

無能連鎖タイプ

自分が駄目だったか子供に期待するタイプ

駄目だった奴の遺伝子で頑張らなければいけないのだから子供は楽じゃない。

いくら期待をかけても、結果も親そっくり。

そんな基本的なこともわからず、無意味連鎖を繰り返す。

自己実現利用タイプ

子供自分の所有物という意識が強く、自分の為に子を利用するタイプ

おかし名前をつけてみたり、下品なブランド物を着せてみたり

自分趣味押し付けたり、芸能界に入れて下品なことをさせる親もこのタイプ

彼らが愛しているのは子供ではなく、個性的なパパママを演じている自分自身である

お国の為タイプ

上記のような理由だけではかっこ悪いか

社会貢献などを持ち出して、さも自分先見の明があったかのように装い

己の人生歴史を美しく書き換えようとするタイプ

子孫を残したことしか自慢するものがない冴えない男親や

子供を育てたことぐらいしか自慢するものがない主婦に多い。

科学者タイプ

「何億もの精子の中で自分が選ばれ生まれてきた」

生命神秘「奇跡」などと、現象の面白さばかり取り上げ

「そうして生まれてきたもの果たしてどれだけのものなのか」

という問題は「考えると暗くなる」と不問にし、

ただ己の好奇心にのみ生きてるタイプ

・番外編・ オカルトタイプ

「子は親を選んで生まれてくる」と思っているタイプ

自身の信仰する宗教宇宙観を押し付けるのもこのタイプ

よくオカルト世界では「人生は魂の修行の場」と言います

なぜ時空を超えるほどの存在が、極めて人間臭い修行に励むのでしょうか?

前世の罪を償う為」という理屈もよく聞きます

善悪なんてものは元々人間ルールとして決めたものに過ぎず

人間でさえ「罪を憎んで人を憎まず」と言っているのに

魂を管理する神はずいぶんと粘着体質ですね(笑)

私が神ならもっと良い修行方法を考えますがね。

よくも産みやがって

強制的にこの世に産みだして、面倒見るのは可愛い子供の時だけ

大人になれば人生の大半を労働に費やすことを義務とされ

何もしないだけでゴミのように扱われ、自殺するのすら苦痛を伴う

頑張ってこの世で生きていく道を選んだとしても

最期は大半の人間病気なんやで苦しみながら死に、それまで築き上げてきたもの全てを失う

こんな苦行みたいなもんに自分たちの都合で強制参加させる親は自己

自分たちの幸せのことだけで、子供のことなんてまったく考えていない

生きるの辛いねといえば、みんなはもっと辛いんだ甘えるなと返される。

生まれる事幸せ、みんなで子供を守る見たいな倫理観。

でも、いざ生きていく事に耐えられ無くなって来て生きるの辛いねといえば、みんなはもっと辛いんだ甘えるなと返される。

みんな辛いのか・・・矛盾

基本、生るの幸せしか言ってはいけない。

別に成長して行く子供も守られてる訳ではなく誰も助けてはくれない自己責任

でも誰もが何時も子供を守ってると言うしそれが正しいと思ってる。

助けを求めれば当然誰も助けてはくれない。

支えてる振りして子供を操ってるのと、何もしてないのに守ってる恩を与える。

あんたが産まれてくると分かっていたら産まなかった。

親には、なぜ、私を産んだのか。何度も聞きました。

その理由が私にとっては納得のいくものではなくて、余計に腹の立つものでした。

から、そんな理由で産むな。と言ったことがあります

傷つける気持ちがあったというより、腹が立ったので言ったんだと思います

そのあと、あんたが産まれてくると分かっていたら産まなかった。

とも言われました。

この負の遺伝子はここで終わらせるべきだと思っています

でも産まれてきてしまったので、自分死ぬのは怖いです。

怖い思いして自分死ぬ為に産まれたのなら、

最初から産むな。って気持ちです。

寿命いっぱい、希望も無いのに、自分だけの為に働いて

自分だけを食わせて生きいる強さのある人間は凄いなあ。と思います

そういう人が、何を思って生きているのか知りたい。

産まなければ何も起きなかった

そもそも子供を産まなければ何も起きなかった

頼んでもいないし産む必要もない

根本の問題から目を背けるのはなぜだろうな

自分も将来同じ罪を犯すつもりでいるから?

親を責めないことでちょっとでも自分の評価を高めようという姑息な考え?

この世界地獄っぷりは日々ニュースでも目にしてるはずなんだがな

全て消化され記憶に残るのは成功例だけか

中絶される胎児が羨ましい

自殺スレをまわって少しでも苦しまずに死ぬための情報を集めてると

心底怨みがこみ上げてくる

親が産まなければこんなことしなくても良かったのに

自殺しなくても、どうあがいたって最後死ぬ

そのとき自殺よりもっと苦しむかもしれない

子供を産むことは人殺しと変わらない

どうして私の子がこんな目に

子供がひどい事故や事件、病気などになり

「どうして私の子がこんな目に」

という場面をテレビなどでよく見かけるが理解出来ない。

 

”こんな目に”あう可能性が充分ある世界という事は既に分かっていたはず。

何も不思議じゃない。普通に想定出来る範囲の悲劇が起きてしまっただけ。

運が悪い?そうだな。この世界に生まれた事が既に運の尽きだ。

 

子供を産む行為、それは子供がこの世界で”こんな目に”いや

”どんな目にも”あうかもしれないという事を想像覚悟するべきだ。

「私の子に限って」なんてのはそれこそ身勝手な妄信。

でもこれらを全て受け入れて

それでも産もうとする人間なんてそれこそ、理解出来ないけどな。

 

ああ、だから麻痺して思考停止状態で産めるのか。

それが人間の、種の本能的な仕組みなんだな・・・残酷すぎる。

同情することない。

子供を産んだら生まれてくる子供が苦労する。親も苦労する。

から子供を産むべきでない」と主張すると子産み派は、

  ・そういう考えはネガティブ思考だ

  ・人間苦労して成長する

  ・人生には苦しいことばかりじゃなく楽しいこともある

  ・頭でっかち

  ・こんなこと言う人は頭のネジが足りないんじゃないの

  ・うつ病じゃないの

と、偉そうなことを言うのである

しかし、実際に苦難・災難が子供自分自身に降りかかると

  「どうして私の子がこんな目に」

  「どうして私がこんな目に」

とこうである

本当に都合のいいおめでたい頭してるわ。子供産む奴って。

子供を作ったやつがその人生で苦しんだとしても同情することない。

  「ポジティブ思考で苦しんでください」

  「人間苦労して成長する」

  「人生には苦しいことばかりじゃなく楽しいこともあるでしょ」

と言ってやればいい。

子供自殺する、これもまた自然のうちだと。

親の都合と自然の欲求で子供を作るのだったら

いつ子供自殺されても「親不孝」などとは決して言わないで欲しい。

自分の意思以外で産まれてくるのだったら、せめて不幸になった場合

子供の意思で死ぬのを許容してほしい。

確率でも自殺はあるので、どうかお願いですから

親はそれをたまに起こり得る「織り込み済み」のこととして納得してください。

子供自分死ぬ、これもまた自然のうちだと認識してください。

不良品は廃棄されるものなのですから

生きる事は辛い。死ぬ事も辛い。

生きる事は辛い。死ぬ事も辛い。

両方とも辛いのだから、現時点でマシな方を取ればいい。

「死んだ方がマシだ」と思うようになるまでは生きる。

最期までそういう風に思う事が無ければ自然死するまで生きてもいい。

それで何の問題も無い。

生きるも死ぬもクソだが、マシな方を選べばいい。

生きる事が素晴らしいと思えるならば、そう思っても別にいい。

ただ、言える事は、

生まれて来たヤツが人生をどう捉えるようになるかはわからない。

人生を肯定出来るヤツになるかも知れんし、

人生を悲観して絶望しながら生きるヤツになるかも知れん。

子供を作るという事は、「生まれる子がどっちになるかはわからないけど取り敢えず作りますよ」という事だ。

何故作るかと言えば、それは「作りたいから」。つまり自分のためだ。

子供の事なんか考えちゃあいない。

この事を変に美化しようとするから、子作り賛美の醜悪な風潮が出来上がる。

美化などしなくていい。

子供がどうなるかは知らんが、俺は子供が欲しい。それだけだ」

と思えるヤツだけが子供を作ればいい。

子供の事を自分よりも優先させたければ、子供を作らなければいい。

この「子供を作らない」という事に関しても、自分がそうしたいからそうするだけだ。

どちらにしろ自分のためだが、

自分のための行動に子供を巻き込むのか、巻き込まないのか。

その点が異なる。

子供を作る事が一番子供の事を考えてない

子供を作る事が一番子供の事を考えてない」

と言ってるだけで、これは紛うことなき事実で真理だろ?

自分子供を作った時or作るとしたら

どんな心理でか考えて見ればいい。

どう足掻いたって自分(親、今生きてる側の人間

の都合しか出てこない。

子の為に子を作るんじゃなく、自分の為に子を作るんだ。

そこには別に善も悪もないし、求めてもいない。

子供を作るなと書いてる訳でもない。

ただありのまま事実として

子供を作る事が一番子供の事を考えてない」

これがあるよね、ってだけだ。

不条理

子供を作ることを是とすると不条理が生じる

子供を作ることを非としておくと不条理が説明できる

それだけ

矛盾が無い否定論を正しいと見て置き、作りたい馬鹿勝手にすればいいだけ

不条理も込みでね

作ることを是とするために正しい見解を捻じ曲げてはいけない

2013-05-21

足に障がいを抱えた人が持っていたどこにでも行ける幻想

かって私らはある膝したから足の指までが動かなくなった男性の歩行補助を

頻繁に手伝っていた 仕事ではない 当然の事として

その男性は足が治って再び「普通」に歩けるように

なると信じて杖を支えとして一人でそこら辺を歩きまわろうとして

明らかに降れない段差にもチャレンジして頻繁に

転倒することを繰り返していた 

転倒の度に大人3人がかりで助け起こすのだが

大人の男性は重たい上に、彼はダイエツトにも無関心で

食欲旺盛なので助け起こす側はたまらなかった

自分の体調に具合の悪い自覚症状がある時しかお礼言わないし

周りに歩行補助してもらえるのが当たり前だと思っていた

一人で助け起こせない時は、近くの人を呼んだり、周りに手伝えそうな体力を持った

人がいない時は仕事から家の人を召還した

そんなことがずっと続いて疲れていた 家の人は周りから

また一人で歩こうとして転んで助けてもらったと聞くたび

気が疲れた 長年に渡る介護で疲弊していた 男性の態度や振る舞いに迷惑してた

入口をバリアフリー化しても、一人の時に目を離したら別の段差の高い場所

チャレンジされてはどうにもならない 一人では助け起こせない無理

男性が別の病気で亡くなった時に、家族介護から解放され家族を失う悲しみと共に

ホッともした その手助けの時間自分のしなければならない事に削く時間

かなり削られていたから 綺麗事を信じて他人に押し付ける人の陰では支えている人達

辛さなど軽視されがち 男性最期まで自分は再びどこにでも行けるようになると

信じていた

そんなことを思い出すのも真夜中だからだろうか

それと大抵の人がネットで成長する過程で抱える黒歴史(あんな事言っちゃった書いちゃったという後悔)が

成長を見守られず批判も適度に切り上げられず、大衆が他人を見下すネットコンテンツとして

頻繁に消費されるようになってしまったのはいからだっただろうかはてな首をかしげ

紅茶マドレーヌならぬ、コーンスープに麩みたいな棒状の駄菓子を浸して

かじれば失われたヲチを銀の鍵の門を越えて再び取り戻すことができるのだろうか

甦った悲しみを封じる為にこの日記記事をあえて記し

今日も一日笑顔で頑張るぞーおー(^-^)/

2013-05-04

患者たちが死んで裁判がチャラになるのをじっと待っている安倍

熊本県の蒲島と安倍晋三おまえら選挙対策反省したフリをしただけだってことは、こっちはお見通しだよ。死んだ人の命は永遠に帰ってこない。企業と県と国のエゴに殺された水俣病患者冥福を祈る。

水俣病訴訟 控訴取り下げ女性認定へ

熊本県水俣市出身大阪の女性を水俣病と認定するよう遺族が求めていた裁判で、最高裁判所が先月、水俣病と認めなかった2審のやり直しを命じたことを受け、熊本県裁判を終結させて女性水俣病と認定する方針を明らかにしました。

この裁判は、水俣市出身大阪に移り住み、ことし3月、87歳で亡くなった女性の遺族が、女性水俣病と認定するよう熊本県に求めていたものです。

最高裁判所は先月16日、「複数の症状がなくても、総合的に検討したうえで認定する余地がある」と指摘し、女性水俣病と認めなかった2審を取り消し、高裁で審理をやり直すよう命じました。

もとの2審は、1審が女性水俣病と認定したため、熊本県控訴して行われましたが、熊本県の蒲島知事は2日午後、会見を開き、控訴を取り下げて裁判を終結させたうえで、女性水俣病と認定する方針を明らかにしました。

蒲島知事は、この理由について「最高裁判決を厳粛に受け止め、原告や遺族にこれ以上心労をかけ続けるのはしのびがたいと考えた」と説明しました。

一方で、今回はあくまで「個別ケースの判断だ」と強調し、最高裁判決で求めた認定基準のより弾力的な運用については「国の検討に、積極的に参加する」と述べるにとどまり認定審査を担う県として、独自の改善策を取る考えは示しませんでした。

環境省の特殊疾病対策室は知事が熟慮のうえで政治的に判断されたものと承知している。今後の手続きについては、熊本県において適切に行われるものと考えている」とのコメントしています

熊本県女性水俣病と認定する方針を明らかにしたのを受けて、女性の遺族の弁護団記者会見し「ここまで非常に時間がかかったが県の対応を評価したい。ただ今回の対応は、個別判断ということなので、今後も国に認定基準の見直しを求め、抜本的な解決を目指したい」と述べました。

また、女性の長女は、NHKの取材に対し「母の写真に手を合わせ、『苦しいことばかりだったけど、本当によかったね』と報告しました。母は最期まで判決を気にしながら亡くなったので、生きていれば喜んだと思います。あすの月命日にはお寺に行き、一緒に喜びを分かち合いたい」と話していました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130502/k10014335321000.html

2013-04-18

緩やかに衰弱していた「ゲーマーとしての自分」 が昨日遂に死んだ

自分なりのゲーマーとしての矜持

量販店ゲームコーナーではなく町のゲーム屋で買う」

量販店ゲーム家電の撒餌に使ってるだけだから、可能な限りまだゲームを売り続けている町のゲーム屋で買いたいと考えていた。

しかしこの矜持は一番最初に折れた。

職場が変わったことやゲーム市場の変化により、近場に支えるべきゲーム屋が無くなってしまたからだ。

否応なく町のゲーム屋を殺す側に加担せざるを得なくなってしまった。


「買ったゲームは未開封で積まない」

ゲームを遊ばずに積むなんてゲーマーの風上にもおけない下衆な行為なので買ったゲームは必ず遊ぶべし、と考え実践していたもの

過酷な職に転職したためゲームを遊ぶ時間が取れず、帰宅すると心はゲームを遊ぼうとするも身体が休息を求め寝てしまうという状態となり

やむなく下衆の仲間入りを果たした。

今では職を変え時間に余裕はできたものの、一度下衆に成り下がって折れた矜持は戻らない。


「少しでも興味のあるタイトルは発売日にフルプライスで買う」

かつて支えようと誓った町のゲーム屋の敵にまわろうとも、下衆にまみれて積ゲーしようとも、せめて興味を持ったゲームぐらいは発売日にフルプライスで買い

ゲームの作り手だけではなく、そのゲームがこの手に届くまでに携わったすべての人に報いようと思っていた。

興味のないタイトルならいざ知らず、興味を持ったタイトルぐらいは安売りや投げ売りを待つような腐ったマネはするまいと心に決めていたつもりだった。

でも、最期に残った矜持もあっさりと折れてしまった。

昨日ふと、興味があったのに何故か買っていなかったゲームタイムセールになっているのを知り、気がついたら買っていた。


あとから冷静になって振り返り、「このゲームを発売日に買わなかった時点でゲーマーとしての自分は死んでいたんだ」と気付いた。

社会人になって十数年、自分の稼ぎでゲーマー気取ってきた日々がこうも簡単に終わるとは夢にも思わなかった。

なにより、この事実に昨日まで気付かなかった自分が情けなかった。

シックスセンスラストみたいな感じ。

「あぁ、自分はもう死んでたんだ」って感じ。

シックスセンス見てない人はごめんなさい。


これからゲーマー気取らずにちょっとゲーム好きなおっさんとしてひっそり生きていきます

そういや、ゲーマーだった頃の矜持一つ残ってた。

「買ったゲーム中古に売らない」

これだけはまだ保ててる。

ゲーマー気取ってるクセにチャリンカーみたいな不様な真似死んでもしないと思ってた。

でももう流石に500本ぐらいあって邪魔になってきたし、これも限界近いと思う。


最後

ここに書いた矜持は全て「ゲーマーとしての自分のものであり

すべてのゲーマーがこうあるべきとは考えてません。

自分の金の使い道は自分で決めるものですしね。

2013-03-26

猫との契約が満了した

家の苗字と猫の名前電話番号が記された首輪は、契約のしるしみたいなものだと思っていた。

契約内容は、こんな感じ。

わたしたち家族は、猫に対し適切な居住空間とご飯と愛情提供すること。期限は、神様の定める時間まで。

猫は、同じ家に住んでくれればいい。期限は、神様の定める時間まで。

昨日の朝、よろよろとだけど歩いていて、母にいつにないくらいかわいい声で「にゃん」と言ったらしい。

そのあと、わたしが起きてきたときは、ちょっと歩いては床の上にじっと伏せっていた。

寒くないのかなと思っていたら、よろよろとコタツにかけてある布団のうえにたどりついて、横になっていた。

そこから何度か起き上がろうとして、なんとか前脚と頭は起こしたけれど

立ち上がることは出来なくて、パタっとまた横たってしまった。

そして、それから2時間もしないうちに、変なセキみたいなのを小さく何度かして脚をちょっと動かしたのを最期

もう二度と動かなくなってしまった。

猫の体を拭きおわって、母が「首輪をはずしてやろう」というので、はずした。

契約が満了してしまったんだと思った。

ダンボールタオルひいて、仏間に置いた。

猫をかわいがっていた、ジジババが迎えにくるといいなと思った。

今日ペット葬儀屋さんにお願いしてきた。

インターネットで見たような、ペット葬儀トラブルが頭をよぎったけど、そんな心配無用だった。

お別れ前に、なでた体は、当たり前だけど冷たくて、やっぱり死んだんだなと思った。

肉球も冷たくなっていたけど、ぷにぷにしていて、まだその感触を思い出せる。

家に猫がきたのは、高校に入学した年。そんなわたしも今は、結婚して隣の県に住んでいるんだけど

夫が数日家をあける予定だったので、たまたま実家に帰っていたこと。

父は、とくに予定がなかったからいいとして、母は予定があったんだけど

たまたま前日お風呂椅子に座りそこねて、たいしたことはないもの

予定をキャンセルして家にいたこと。

たまたまかもしれないし、自己満足かもしれないけど、家族で見送ることができてよかった。

らんまの隙間から出てきたり、ふすまをサッと開けたり、ウンチはいつも埋めない、

台所に人がいるとゴハンを要求してくる、猫好きの親戚のおじさんのあぐらの上で寝たり、

ばーちゃんの股のあいだに寝たり、父の背中に乗ったり、シーチキンの缶を開けたら目をらんらんとさせたり、

なでていてゴロゴロいってると思ったら噛んでみたり、毛玉ゲロってたこととか、

他にもたくさん思い出すと悲しいんだけど、猫と暮らせた時間はすごく幸せだった。

眠くないし、ちょっと気持ちの整理に。

ゆっくりしてきていいよと言ってくれた夫、ありがとう

2013-01-10

13歳の息子たちへ、新しいはてなブックマーク契約書です。

1.これははてなが用意したお前の日記帳だ。承認欲求が人並み以上に高くなければ無料はてなってふとっぱらじゃね?

2.パスワードなんて適当でいいよう、どうせ下らないことしか書かねえだろうから。他のサービスとは変えといたほうがいいと思うけどな。

3.これは一応ブックマーク。つけたらできるだけコメントを書いたほうがよくね?リンク先を見て何を感じたかまではクリックひとつじゃ記録されねぇし。

4.学校に行っている、行っていない、仕事をしている、していないなど、くだらない理由で喧嘩するな。活動時間一つじゃ何の証拠にもなんねぇからな!

5.複数のIDを使ってブクマを増やしたりすんなよ!手間かかるけどね、中身ないと結局そこまで効果ねぇしな。

6.スパム行為しちゃった時は自己責任だし、運営に正直にメールでごめんなさいしたら、1回くらいは解除してもらえっかもよ?ちゃんと正直に言えよ?

7.ブクマコメント上で、嘘をついたり人を馬鹿にしたり傷つけたりする自由はあるけど、相手も同じ自由があること忘れんなし。

8.ネットは自由だ、親にも友達にも言われたことのない言葉を浴びせられる事もある。まあ全部浴びとけ浴びとけ。

9.時には多くの人達に責められることもある。でも自分と同じ考えの人は沢山いるからそこまで凹むな。

10.ポルノはどうなんだ、シモネタ書いて消されたのとか見たことがないな。気が向いたらぜひ下ネタ垢バン1号になってくれ。

11.一応公共の場だから、いざというときには通報されちゃうってことも覚えておいて損はない。

12.うっかりでも相手の大切な場所に踏み込んでしまったらガチで殴り合いが始まると思え。ネット喧嘩は「最期まで立っていれば勝ち」だ。

13.ブクマの流れとか見えてきても気にしすぎるな。基本ここはお前の日記帳。お前がどう感じたかを書けばいいんだ。

14.時々はブクマ増田のことは忘れて下さい。目の奥が青色でチラチラしてきているんじゃないですか?

15.音楽ネタはみんなが一番平和になれるネタです。安心してブクマして。ただ著作権ネタには注意してね。

16.ときどきはてブの人気IDとも遊んであげてね。

17.書き込んだら、書き込む前に、上を見て下を見て。面白いコメントには☆揚げよう。お前がされて嬉しく思っただろう?

18.暇があったら、お前がつけた記事のブクマをじっくり読んでみるといい。自分と同じ記事を読んだ記事もこんなに色々な見方が出来るんだ、そういう発見が出来れば、ブクマも浮かばれるんじゃね?

20.ぜんぜん新しいデザインには触れてないって?大切なのは中身だろ中身(死語

2013-01-04

素人が完全自作SNSを作ってみてわかったこと。

ひっそりと、Webサービスリリースしました

http://tag-chat.net

で、チャットがメインのSNSです。

自動マッチングしてチャット相手を見つけてくれるマッチングチャットや、すぐにチャット相手を見つけてくれるフリーチャットコミュニティチャット、フレンドチャットなど、とにかくチャットがメインのSNSです。





自分について

昨年の4月からプログラムを学び始めた素人。22歳。札幌在住。





■今更SNSを作ろうと思ったきっか

FaceBookがウザい。というか嫌い。

これがきっかけ。

顔本が良いSNSだと話題になっていたので、実名登録してみた。大学の知り合いが見つけてくれて、友達登録などが増える。(ほとんど話したことがない人から友達登録が来て、「おぉ!これで俺も友達が増えるんだ!」とワクワクしていた)。

が、流れてくるのは自慢ばっかり。

コミュ障彼女はおろか、女友達ほとんどいない自分にとって顔本で「飲み会行ってきたぜウェーイw」とか、「○○ちゃんの誕生日なう!」とか、「○○勉強会行ってきたました! みんな熱い人ばっかりで最高!」とか書いてあるのを見て「こんなSNSは嫌だ……」と思った。


ようするに嫉妬です。

で、自分の好きなようにSNS作ってみたいなぁ。と思いました。

自分趣味レトロゲーなので、自分と同じ趣味の人と話せたら素敵だな。ということでチャット式のSNSを思いつく。

が、Webサービスを独力でつくるのはこれがはじめて。というより、プログラム自体がはじめて。

案の定、前途多難だった。

やはりザッカバーグは天才だった。

そして私はアホだった。

■とにかく計画を立てる。

ざっくり、どんな機能が欲しいか考える。自分の力じゃ無理そうでもOK.とにかく妄想を爆発させる。

妄想した機能

・基本的なSNS機能

メッセージ機能コミュニティ機能あしあと機能日記機能コメント機能つぶやき機能など。

・核となるチャット機能

ミニティ専用のチャットルーム、アカウント専用のプライベートチャットルーム(鍵をかけられる)、自動チャットが開始されるフリーチャット自分の指定した条件にあう人を自動で見つけてきてくれて、チャットができちゃうマッチングチャット

などなど。






■そんなに簡単にSNSが作れるわけがない。

妄想するのは簡単だ。でも、全くわけがからない。何から手をつけていいのかわからない。

とりあえずグーグル先生相談

OpenPNEという簡単にSNSが作れるものがあると知る。

「うはwwww これで勝つるwww」と思ったけれど、どうやってチャット機能を追加して良いのかわからなかった。改変しようにも謎の記号がめちゃくちゃにならんでいてどうして良いかからない。

しかも、改変したら改変したでそれを全世界に公開しなくちゃならないらしい(オープンソースというらしい)。

無理だ。

と思ったので1から勉強することにした。

とにかくサーバーサイドの言語と、データベースについて勉強しろや! とのことだった。






■使う言語について。

サーバーサイドを扱える言語はたくさんあって、PerlとかPHPとかPythonとかRubyとか色々あるらしいのだが、色々悩んだ結果


PHPにした。WebサービスならPHPが良いらしい。レンタルサーバーなどでも簡単に扱えるらしい。

後でPHPがクソ言語という話も聞いたが、とにかく最初に選んだのがPHPだったので。

それになにがクソ言語かとか、未だによくわからない。






■入門の勉強で使ったもの

PHP 

よくわかるPHP教科書http://www.amazon.co.jp/dp/4839933146/

MySQLとかについて一通り書いてあるので良かった。二週間くらいでなんとか全部こなした。xamppなども触って、ローカルサーバーで色々試した。

これが終わったら、

パーフェクトPHP http://www.amazon.co.jp/dp/4774144371/

パーフェクトって書いてあるから、パーフェクトなはずだと勝手に思い込む。

実際かなりすごい内容で、胃もたれ起こした。一ヶ月くらいで三回くらい読んで、大体のところを理解した。

フレームワークCakePHPを使ったので、MVCについてのくわしい記述は大変参考になりました。



MySQL

基本的には、よくわかるPHP概要をつかんで、それから

基礎からMySQL勉強。 http://www.amazon.co.jp/dp/4797344385/

最期

ハイパフォーマンスMySQL http://www.amazon.co.jp/dp/4873114268/

インデックスの貼り方などについて勉強した。






チャットに向いている技術

とりあえず掲示板くらいはつくれるようになったので、チャットについてリサーチ

ajaxとかよくわからん技術nodejsを使った非同期処理などがあると知る。

nodejsはC10K問題という問題を解決するすごいものらしく、かっこいいらしいのでこれを勉強することに。

ついでにnodejsと相性の良い、mongoDB勉強することに。







javascript勉強

よくわかるjavascript  http://www.amazon.co.jp/dp/4839941874/

終わったら、

パーフェクトjavascript http://www.amazon.co.jp//dp/477414813X/

パーフェクトjavascriptnodejsについてものすごく詳しく書いてあったので、とても参考になった。このあたりで、LINUXというOSを扱わなくてはいけないと気付き、自宅PCウィンドウからLINUXubuntu)に変えた。


mongoDB勉強

これはとにかく触ってなんぼでした。MySQL感覚が違い、苦労しました。

CakePHPmongoDBを扱うのは

https://github.com/ichikaway/cakephp-mongodb

という素晴らしいものを利用させていただきました。




■このへんで一回限界がきた。

なんとなくnodejsを扱うこともできるようになり、それなりに楽しいと思ってはいものの、「SNS作ったる!」と思ってから六ヶ月以上が経過していた。

さらWebサービスを公開するにはデザインもそれなりにしなくてはいけないらしく、CSSなどについて勉強しなくてはいけないと知る。



勉強に終わりが見えなくて、「しんどいなぁ」と思った。

一人でWebサービス作ってる「ゆーすけべー」さんとかすごいなと思った。

勘違いサブカル野郎だと思っていた「家入一真」とかもやっぱりすごい人なんだと思った。

自分はなんもできないなぁ。と痛感した。



で、悩んでても仕方ないので、デザインはバッサリあきらめることにした。


もうなんでもかんでもやるのは無理なので、捨てるものは捨てることにした。

■それなりのデザイン他力本願で。

基本的に Initializr  http://www.initializr.com/  (テンプレートエンジン

TwitterBootStrap   http://twitter.github.com/bootstrap/  (Twitterっぽい今時な感じのデザインが簡単に使える)

を使うことに。

でも、これだとまさにTwitterそのまんまっぽかってので、

http://bootswatch.com/ (きれいなデザインテンプレートがあるサイト

も使うことに。デザインについてはこれだけ。

無理はしないことに。



■大体できたら、あとはセキュリティ

セキュリティ大事自分サイトでは一応、登録制なのでフリーメールアドレスなどを預かる。これは流出させたら困るし、なによりユーザー様が安心して使えないなんてだめなので。

これにはかなり注意したつもりです。

まず基本的なことは 『体系的に学ぶ 安全ウェブアプリケーションの作りかた』  http://www.amazon.co.jp/dp/4797361190/

勉強

本番環境に公開する前には グーグル先生が公開している skipfishというツールでチェックをしたり、

Dos攻撃対策に、

http://up-point-server.info/?p=54

などに書いてある

mod_dosdetector などを利用。

これははてなさんが公開しているものです。この場を借りて感謝します。ありがとうございます

あとはSSHへのブルートフォースを防ぐために、DenyHostというツールを利用するなどした。



それからバックアップ

クラウドサービスを利用しているので大丈夫だとは思うのですが、一応rsyncコマンドバックアップを定期的にとることに。

サーバー上の別の場所Gzipで保存し、それを自宅サーバーのCentOSで保存するという形式です。深夜にcronで自動的に実行しています

参考サイトは、

http://mukaer.com/archives/2012/03/14/vpscentos/

です。


パフォーマンス向上のために少しだけ

はじめはサーバーapacheだけだったのですが、今は画像ファイルなどはNginxというサーバーを使うのが良いそうなので、Nginxを使いました。

あとはPHPの中間キャッシュを利用するAPCなども利用することに。


このへんについては、

http://bren.jp/blog/%E3%81%95%E3%81%8F%E3%82%89vps%EF%BC%9Anginx-apache-%E6%A7%8B%E6%88%90%E3%81%AE%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E6%96%B9%E6%B3%95/

このような解説記事がたくさんあったので、参考にさせていただきました。

調子にのって、最期グーグルアドセンスも貼ってみました。




■ようやく完成。

で、なんとか完成しました。

いちおう妄想していた機能は実装できたかと思います

製作期間は勉強期間なども含めて、大体9ヶ月くらいです。

使ってみた感想や、ダメ出しなど頂ければ狂喜乱舞します。よろしくお願い致します。









モチベーションを維持するためにやったこと。

あっさりと書きましたが、実際は失敗の連続でやる気が萎えてばっかりでした。

疲れて帰ってきて、なにもやる気の起きない時もありました。


そういう時は、とにかくサポートページのQ&Aの1文でも良いから書いてみるとか、とにかくパソコンエディターだけ立ちあげてみるとか、していました。

ものすごーく覇気のない目でキーボード打ち続けていましたが、それでもなんとか完成することができました。惰性だろうとなんだろうと、少しずつは進むのだとわかりました。

SNS作ってみたわかったこと。

やはり1から完全自作をするのは無謀だった。でも、プログラムをやったことのない素人でも約一年頑張ればそれなりのSNSもどきを作ることができた。

これも先人たちの作ってくれたフレームワークや様々なツール、そして参考書などのおかげ。

私のようなアホでも頭の良い人の力を借りればなんとかなりました。ありがとうございます

そしてプログラムは一人でも出来るので、私のように非コミュでも楽しめる素晴らしい趣味である

現在

今はRubyに夢中です。くり返し処理がすごくきれいにかけるので素敵な言語だと思っています。あと、javascript面白いので毎日いじくって遊んでいますPHPももちろん触っています

非コミュあいかわらずですが、プログラム楽しいので前より幸せです。


仕様した技術など一覧

サーバー さくらVPS4Gプランを使用しています

Apache,Nginx,nodejsを利用しています

データベース mongoDBMySQLを使っています

フレームワーク CakePHP,socket.io

使用言語 PHP,Javascript

できたもの http://tag-chat.net

2012-10-27

死をポケットに入れて

最初に言っておこう。

失ったものに対しての取り返しのつかなさを感じるのは、そこから多くの物を得ていたからだ。

愛し合った分、憎み合うように。

すべての物は、そうやって釣り合いを取っている。

父を亡くしたのは、14歳の時だ。

2度目の癌で、1度目は胃で、2度目は喉だった。

告知の是非がまだ争われていた時代、彼は知ることを望み、

一時帰宅ときに、家族食卓自分は癌だと、必ず治して帰ってくると、そう告げた。

今思うと、とても不思議病気だと思う。

癌は自分が育つために、宿主もやがて殺してしまう。

部位的なその特徴から喉頭癌の進行は早い。

正月一時帰宅を終えて、

(なんとも日本人とは律儀な性格だ。正月は自宅で迎えたいらしい。犯罪者でも、末期の患者でも。)

すぐに目に見えて容態は悪くなった。

口内炎のように見えていた癌は段々と増えて、私たちは怯えた。

皮膚は乾き、黄色くなり、骨と皮だけになっていく自分の肉親を見る機会は何度もあるものではない。

だけど、そんなことは何も珍しいことではない。

ありふれた病気の、ありふれた悲劇

どんなにひどい事も、どんなに素晴らしい事も、この世の中では起こりうるのだ。

何よりも、見た目以上に思い知らされたのは、人が内側から段々と腐っていくそ匂いだ。

甘くすえた、その匂いを今でも覚えている。

今でも、何年かに一度ぐらい、町中でその匂いをさせている人にすれ違うと懐かしく思う。

もうすぐ死にゆく人の、その匂い

人は自分の信じたいことしか信じない。

そのためには、どんな事象も誤魔化せるのだ。

たとえば、肺に穴をあけて血と膿の混ざった水を吸いだしたり、真っ黒な血を吐いたり、

意識がなくなった父に看護婦が話しかけながら直腸に手を入れて汚物を掻きだしたり、

そんなことを目の当たりにしても、家族は信じるのだ。

「これで悪いものが全部出たから、あとは良くなるだけだ。」と。

病院時間は、緩慢なようで、あっというまに過ぎる。

廊下に面する個室のドアが閉じられたら、それは隣か、その隣の患者が死んで運ばれるサインだ。

病棟の個室は、治療のためのそれというよりも、順番を待つための場所に近い。

不思議もので、どんなことにでも人間は慣れ、希望を持つことができるのだと思う。

クリスマス解放を願うアウシュヴィッツ収監者のように。

病棟でもまた然りだ。

中学生だった私は、医学書を読み、信じることを拒否し、

それでも意識を取り戻さない父親の横で、ポパイの「ぼくたちのセックス」特集に夢中になった。

どんなことも、釣り合いが取れているのだと思う。

こんなにも悲しいのは、きっと、こんなにも愛されていたかなのだと。

静かに、いつの間にか彼は死んでいた。

母親と弟が仮眠を取っている間に。

わたしが、介護用のベットで7月の雲の流れているのを見ていた間に。

最期には、痰も腹水も出なくなり、人間は乾いて死ぬものなのだと知った。

何のために、あの8か月は必要だったのか。

母親がこっそりと医師に手渡した、あの金は何だったのか。

何でもないと、今ならば思う。

すべては、私たち自身を慰める、その鎮魂の前払いのようなものだったと。

少しずつ、少しずつ、わたしたちは覚悟を重ねてきたのだ。

見たくないものを認めるために。

後悔をしないために。

誰のせいにも、しないために。

すべての物から得ることはある。

どんなに酷いことからも、経験を。

失ったものからは、愛情を。

束縛からは、解放を。

あるマンガで、しゃれこうべに怯える主人公魔女は言った。

頭蓋骨が怖いの?自分も一つ持っているのに?」

そうだ。わたしは怖くない。死は既に、自分の中にある。

から、弟が事故で死んだ時も、私は比較的冷静さを保つことができた。

私はもう、14歳ではなく29歳になっていた。

馬鹿みたいなその死因を聞いた時も、少しだけ安堵した。

事故で良かったと。

それなら誰も憎まないですむ。

大きく腹部を膨らませて、全身の穴から血の混じった体液を流す弟の体を拭き、

検死後にドライアイスを置いていかない警察の不親切を苦々しく思った。

仕方のないことだ。警察葬儀屋ではないし、五月に死体は長持ちしない。

(いつか覚えておくと役に立つかもしれない。)

2度目の―今度はあまりに突然な―身内の死に途方に暮れながらも、

誰も憎まないでいいことに、少しだけ安堵した。

誰かのせいにすること、

誰かに責任を見つけること、

憎しみを将来に繰り延べることは、

自分迷路に追い込むだけだ。

死をポケットに入れて。

棺に入れた弟の好きだった詩集は、灰となってなお文庫の形を保ち、火箸で突くと粉となって崩れた。

放蕩の限りを尽くした詩人は80歳を超えても生き長らえ、

20代の、5月の生の盛りに(flower of life)、弟は死んだ。

途方に暮れる母を支え、喪服美人妻を気取り、

火葬場で弟の骨を見た時は、とても申し訳なくて笑うしかなかった。

どこも損なわれていない、こんなに立派で太い骨なのに。

恥ずかしくて、恐縮するぐらいの健康人間だったのに。

どうしようもないことは、どうしようもないことだと思う自分は、どこかおかしいのだろうか。

弟の婚約者は、ショックで髪の毛が抜けてしまった。

私は、釣り合いをとるために、手放すことを選んだのだ。

それが自分バランスを取るために、丁度良かったからだ。

今でも、ふと思う。

自分の中の死を。

自分の周りの死者を。

どうしようもない、役割とか、病とか、不正とか、エゴのことを。

昼間の汗や尿と同じように、夜中の暖かい布団の中で流す涙のことを。

何かを失ったと思っている人へ。

何の慰めにも為らないかもしれないが、それは間違いだ。

失った分、同じ大きさの何かを得ている。

何かを失ったと感じたのであれば、それは既に、それだけのものあなたが受け取っていたからだ。

得たもの、それが憎しみならば、手放してしまえばいい。

あるいはその痛みは、あなたあなたの亡くしたものだけで組成されたものだ。

それならば、誰にも渡さずに、自分のものだけにしてしまおう。

それから数年して、私は妊娠した。

まだ生物とも呼べないような、たった8ミリの物体の写真を見て、少しだけ、泣いた。

大きな喜びと、大きな喪失の両方の可能性を持ったものを、私は孕んでしまった。

愛と呼べるような感情は、まだわからない。

だけれど、ともに時間を過ごし、それを失った時に、

わたしは自分を壊さずにいられるだろうか。

死は、私の中にもセットされている。

その事を怖いとは思わないが、少しだけ、祈るような気持ちになる。

どうか、どうか、私が愛する人たちに、沢山の何かを与えることができますように。

釣合いなんて、とれていなくていいから、

たくさんの、―できれば喜びを―、残すことができますように。

まり陳腐さに自分で笑って、また少し、泣いた。

2012-10-25

http://anond.hatelabo.jp/20121025152109

iDiskの出来に怒り狂ったジョブズ最期の力を振り絞って作らせたのがiCloudからだいぶマシになってると思うよ。

2012-10-24

悲しくて

死に際の人は声を掛けられて何を思うのだろう?

聴覚最期まで残ると言われていますから声掛けてあげて下さいね

と言われても何を言えば良かったのか

余命1日の父に

何か話し掛けようとしても、声を出すより先に涙と嗚咽が漏れしまいそうで全く無理だった。

病室に詰めている家族誰も涙を見せず、明るく努めていた。泣けるものか。

父が危篤前日まで結局余命や死後の話を一切せず、ひたすら治癒を語っていたのも一因だ。

病・死をただ敵視して、生きる未来を語っていた。そんな父に今までありがとう…とは言えない。涙を見せられない。

親戚が「長丁場だから」と貸してくれたiPadゲームをしつつ、軽口を叩きつつ、荒い呼吸と酸素吸入器の音が響く病室で夜を明かした。

もう呼吸が止まる時も結局声を掛けられなかった。

「お父さん」と声を掛ければ涙があふれてしまう。半ば絶叫のようになってしまう。

そうすれば良かったのか。悪かったのか。

父が死んでもう8ヶ月になるが、ある小説を読んでその時を思い出したので書いてみた。

悲しみの記憶はまだまだリアルで生温かい

2012-10-20

がんについて

がんはどうしてあまり重く取られないのだろう。

まだ全然若い身内が、半年がんで苦しみ続けて、ガリガリに痩せて会うたびに元気がなくなっていって、

最期の方は麻酔朦朧としているのに、よくなるよとか元気になったら、とか何の確証もない言葉を言い続けて

ただ見ているしかできなかった。もう会えなくなった。

何度もどうしてもっと早く気づかなかったんだろうと思ってしまう。

色んな人ががんで亡くなっていくのがニュースで流れている。

ただ、早期発見で治るなら、検査方法もあるなら、少しでも原因や対策がわかっているなら。

もっと推奨すべきなのでは。

予防接種くらいの対策もあっていいのでは。

日本人の死亡原因のほとんどを占めている。

コストがかかろうとも、それ以上の価値はあるはずでは。

がんと診断されたらお金出るホーイとか言ってる場合でいいのだろうか。

2012-09-02

http://anond.hatelabo.jp/20120902021013

たとえば、質感じゃない。iPhoneガラスだが、ソニエリは基本プラでしょ? 質感が悪い。

もともとAndroid低価格向けでコストダウンが主流だから 本体の質感が悪い。

 

あとはソニエリAndroidのワンオブゼムだから周辺機器が少ない。iPhoneiPhoneに対して様々な周辺機器メーカーがパーツを出してる。

 

かいところを言っていけば、ソフトの作りこみも違うな。iPhoneは数多くのソフトウェア特許を持っていてバウンシング特許なんかもそうだけど 他社はそういうルック&フィールを使えない。

で、特許回避をしているが、どうしても、超えられていない。

たぶん、作ってる方もなぜこれでダメなのか?わかってないレベルなんじゃない?研究が足りてない。

 

最期に、やっぱり サードの話になるけど、iPhoneiPhoneに向けてチューニングできるけどAndroidメーカーごとにチップセットも違うし液晶サイズもまちまち

どうしても、チューニングレベルが低い。

 

ようするにAndroidはマチマチでトータルコーディネートができていない。チグハグ バラバラ 高級品のポン付けフランケンシュタイン

 

正直iPhoneじゃなくAndroidにする理由は 価格 が1番だけど・・・日本ではAndroidは高いかAndroidにする意味が無い。

正直 iPhoneがほぼ同じ値段で買えるのに、iPhone以外を買う理由が ほぼ存在しない状況。どっちでもいいなら、iPhoneでいいだろ。

2012-08-20

猫を安楽死させました。

飼い猫を先日安楽死させました。

6月下旬に顔の腫れに気がついて動物病院に連れて行った所、上顎に悪性の腫瘍があってもう手遅れだと言われました。

下顎ならば切除することももしかしたら出来たかもしれない、と言われたけれど、そんな事を言われてもどうしようも無い事だと家に帰って泣きました。

悪性な上に進行が恐ろしく早い癌で、半月程経った頃には顔の半分が変形して常に口からはヨダレが流れ腫瘍が腐って部屋中が酷い匂いになりました。

何件もペットショップホームセンターを周り食べられる餌を探し、少しでも食べてくれと祈るような気持ちで何個も何十個もパウチを開けては捨てる毎日を続けました。

見るからに痩せ衰えた猫は、それでも私が帰宅するとフラフラと玄関までやってきてか細く喉を鳴らすのです。

夜も眠れず流れ落ちるヨダレと涙を拭ってひと月ちょっと

ある日帰宅すると猫の頬に穴が開いていました。

腫瘍が頬骨も肉も溶かしてしまったのです。

その穴から黄色い血膿が流れ出て猫の顔は真っ赤になっていました。

抱きかかえると猫はいものように小さく喉を鳴らしじっとこちらを見つめていました。

もう猫の体は骨と皮になっていて、子猫よりも遥に軽く薄っぺらで、私はわんわん泣きました。

タオルにくるんで抱きかかえ病院へ連れていき安楽死をさせて欲しいと先生に頼みました。

先生安楽死はつらくないですか。猫は苦しみませんか」と私が聞くと先生は「つらくない、眠ってそのままだよ」と言いました。

安楽死の準備は時間がかかるのかと思ったのですが、あっけないほどすぐに始まって、あっけないほどすぐに猫は死にました。

処置室から出てきた猫の目には明らかに光りが無く、呼吸は止まっていました。

心臓はまだ動いているから、最期まで抱いてやっていて」

と言われて抱きかかえると確かに僅かに心臓が動いていました。

それもゆっくりと消えていき、最期は何も無くなりました。

何度も名前を呼んで撫でてみてもやっぱりもう猫は入れ物みたいになってしまっていて、私は人目もはばからず待合室で泣きました。

目を開けたまま死んでしまったので、泣きながら目を閉じさせてやると、本当に眠ったようにキレイな姿でした。

あれだけ苦しんでいた面影がすっかり消えてしまったのが不思議なくらいでした。

安楽死をさせた事を私は後悔していません。

これについては賛否両論あり正解など無いかとは思います

ただ私は猫が苦しんでいるのを知っていたしこれ以上苦しめる事は出来ませんでした。

猫が死んで二週間が経ちました。

もう平気と思っていても猫の名前を口にするだけで鼻の奥がつんと痛くなるし、これを書きながらもう顔は涙と鼻水でひどいものです。

もっとああしてやればよかった、こうしてやればよかったと悔やむことは多々あります

でもそれは結局二度と叶わない事です。

その叶わない願いの中で最たるものは「もう一度だけ猫に会いたい」と言う事。

もう一度だけ撫でて抱いてやりたい。もう一度だけあの喉を鳴らす音を聞かせて欲しい。

無理だと分かっていても願ってやまないのです。

2012-07-21

ネットに Android の ライブ壁紙HTML5で作る デモ動画 おいといた。

 

英語質問が来た 『 どうやって作るの? 』

 

答えておいた。 シンプルに3ステップで出来るよ。

1 まず、ブラウザーを ライブ壁紙用に移植

2 次に そのアプリに HTML5ソースを投入

3 最期に Andoridマーケットで パブリッシュ!

 

って答えておいた。 世界は広いな。こんな事に興味を持ってくれる人が 二人もいた。

うれしかった。

2012-07-04

http://anond.hatelabo.jp/20120704180519

横だけどさ、

勝ち負けは最期死ぬ瞬間に考えればいいんだよね?

結婚相手だけじゃなくて、おっぱいが大きい・小さいの勝った負けたも死ぬ瞬間に考えればいいことじゃないの?

巨乳なんて別に良くない」なんて言ってたら、増田の前半の話に説得力がなくなるんじゃね?

今のところは巨乳を疎ましく思ってる増田も、もしかしたら死ぬ瞬間には「巨乳で良かった」と思うようになってるかもしれないじゃん。

から巨乳を貶めて貧乳を持ち上げるのではなく

巨乳だろうが貧乳だろうが、人生終わってみないと幸せだったかどうかなんてわからないよ!」って言うべきじゃないかと思うんだ。

増田自分巨乳に自信を持つべきだよ。

2012-07-01

幼い頃に不満だった事

物心の付く前は現在住んでいる住居とは別の場所に住んでいた。

もともと内気で友人はいなかった。両親も仕事で家にはほとんどおらず、保育所に私は預けられていた。

そこにはフィリピン国籍10前後だと思われる未就学児が何人もおり(今思うと法的に大丈夫なのかどうか怪しい)、常に暴力を振るわれていた。

保育士はいつもひとりかふたりで、業務そっちのけでタバコを吸いながらマンガを読んでいたり、私が助けを求めたりすると大抵は無視されるか、最悪の場合その人から暴力を受けた。

両親も私の置かれている状況の異常性は、保育士の行動以外は把握していた様で、私が「行きたくない」と泣き喚き叫んでも「仕方のない事だから」「仕事があるから」と言って無理矢理私を置いてどこかへ行ってしまうのであった。

この生活は私の記憶が正しければ3歳から5歳までの2年間続いた。

その後、父親の仕事の都合で引っ越す事になり今住んでいる場所に至る。

一連の経歴でほとんど人間不信になっていた私は、引越し後の幼稚園での生活でも、病的に寡黙で、内向的で、友人などできるはずはなく、更に悪意を持った人に目を付けられ、またも私に対する虐めが始まった。

そこは田舎過疎化少子化が進んでいる土地だったため、ここから中学卒業までの面子は転校して行った人、転校して来た人を除いて殆ど同じだった。義務教育期間が終わるまで虐めは続いた。

しかも厄介な事に母親家系が「ほんみち」というカルト宗教信仰していて、私が他人の害意に晒された時はいつも「お前は(前世の)因縁が悪いから虐められるんだ」と私だけを一方的に悪者扱いし、更には「お前が虐めに遭う事によって前世での因縁が浄化される。抵抗すれば因縁は深まるばかりだ」と意味不明な考えを押し付け、「お前を産んだのがいけなかった」と包丁を向けられた事も何度かあった。

学校での成績は全て悪かったため、高校には進学できなかった。

今は障害者2級の認定を受けて、障害基礎年金で細々と暮らしている。自分では覚えていないが、後で父親から聞かされた話によると私は、「大人になったら自殺する」とよく口走っていたらしい。

今年で年齢は22になる。秋葉原通り魔殺傷事件や、附属池田小事件の実行犯並みに私に行動力があれば最期覚悟した復讐はしていたと思う。今はもう無気力で、何もする気が起きない。

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