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2023-07-15

anond:20230714205336

最初の着替えるシークエンスは「つかみ」だろ

つかみとして派手で贅沢なシーンを持ってきてるわけで、その派手さいる?っていうのは指摘としては少しズレてる。

あの戻って着替えを派手な演出だと思えないのはその点でのターゲットから外れているだけ。キモオタはあのシーンを見て「おぉ!いきなり魅せますねぇ(ニチャァ」ってなる。

弓矢のシーンとか石でぶつける嘘のやり方が浮いてるのとかは宮崎少年時代経験をそのまま持ってきてるじゃないかと思った。

anond:20230714205336

今作は千と千尋以上にメタファー連続からメタファー込みで読み解く必要がある

例えば以下の様なメタファーがあると俺は思ってる

これでもまだ一部だけど

石⇒アメリカから渡来したアニメーションディズニー

石の塔⇒スタジオジブリ/俗世から隔絶された内的な世界

ペリカン⇒旧世代象徴/アニメ業界の古株

ワラワラ新世代の象徴/アニメ業界新人

インコ権威ジブリ)に固執する大衆メディア

インコの王⇒東映日テレ

青鷺⇒鈴木敏夫

叔父宮崎駿分身職業人、特にジブリ以降の駿

真人宮崎駿分身少年時代の駿/未来を生きていく若者達の象徴

ヒミ⇒母性象徴であり永遠の少女

まり今作に込められたメッセージ

・俗世に背を向けて内的世界に耽溺し少女母性を求め続けた表現者としての宮崎駿自己否定

・この先の未来を形作っていく若者達へ向けた「俺(たち)の真似をするな、自分自身の道を切り拓け」っていう警句

・「鈴木さんは嘘つきです」

の3本にまとまっている

ちなみに石の塔っていうのはユング心理学的には深い意味があって、今作ともめちゃくちゃリンクしてると考える

石の塔のユング心理学的な意味については以下URLがわかりやす

http://www.j-phyco.com/category2/entry54.html

駿は千と千尋の神隠しの制作の際にユング心理学言及してたはずなので、意識的に石の塔を描いたと俺は思う

今作は表層のストーリーラインだけを追うとキャラクター感情が飛び飛びで意味不明の怪作になる

2023-07-09

母親が憎い

奨学金大学卒業した。

高校時代予備校には通えず通信教材で受験勉強国立一択大学時代家賃35000円の部屋。

そんな人は世の中にいくらでもいると思うけど、俺の場合本来そんなことする必要なかったか母親が憎い。

小学生入りたての時期に建設会社不動産会社を営む父と母が離婚。俺は母と引っ越した。ボロボロ公営住宅、車もない、キャンプバーベキューをしてくれる父親もいない。家庭環境は俺に強いコンプレックスを植え付けた。

父は裕福だった。優しかったしよくキャンプバーベキュードライブに連れて行ってくれた。欠点九州男児特有の頑固さと女癖の悪さくらい。俺も小さい頃祖父と父によく綺麗な女性がたくさんいる店に連れて行かれ父の膝の上でお姉さん達から可愛がられていた。

大学生になって一人暮らしを始めると父と連絡を取り合うようになった。小遣いもくれたし、免許資格試験のための予備校代も出してくれた。車も買ってくれた。その時に知ったが、母は父から養育費お金支援を拒んでいたらしい。つまり自分の意固地さで俺に無駄な苦労を強いたことになる。

社会人になってから父と父の再婚相手の間に生まれた異母兄弟とも仲良くなったが、彼らは裕福な幼少期、少年時代学生時代を送っている。本来で有れば俺も無駄コンプレックスを抱かずそんな生活が出来た。

母親にもう少し辛坊さがあれば、俺は惨めな思いをする必要なんてなかった。愛人隠し子がいようが、横柄だろうが、酒癖が悪かろうが、俺には最高の父親なんだ。

それを一方的に奪った母親が憎い。

2023-07-03

絶対成功する異次元少子化対策2

一ヶ月ほど前、以下のようなタイトル少子化対策記事を挙げたのだが、特に注目されることもなく流れてしまった。

絶対成功する異次元少子化対策

https://anond.hatelabo.jp/20230605005221


ただ、政策としてそれなりに自信があったので、5chなどで少子化スレッドを見つけると

何度か「出産したら子供一人に付き1000万円給付しろ」というレスを書き込んだ。

そしたらそれなりにレスが返ってきたので、そこで得られた反応をもとにまた記事を書いてみようと思った。


岸田政権はじめ、歴代政権が打ち出してきた少子化対策の多くは子育て支援がメインであったが

これではすでに結婚し、子供を育てる余裕のあるパワーカップル支援するだけの政策ではないかとの指摘が多い。

だが、出産したら報酬を与える、という仕組みであれば中絶をある程度抑止することができるし、金目当ての出産結婚を増加させることができる。

世の中、将来の予定や緻密なライフプランに基づいて生きている人間ばかりではない。目先の金につられて行動してしまう人はかなりの数存在する。

では、実際の反応とそれに対する筆者の考えを述べていく。



ルーマニアチャウシェスク政権が行った少子化対策のような結果になるぞ。


という声が複数あった。目先の金に釣られた貧困層子供を産むことでストリートチルドレンの増加、それに伴う犯罪率の増加を不安視する人は多い。

チャウシェスク政権少子化対策のために、コンドーム販売中絶手術を禁止した結果、出生率が3.66まで向上したのだが

結果として育児放棄され、満足に教育を受けられない孤児が増加したとされている。

近代国家で劇的に出生率改善した例としてはほとんど唯一といっていい政策であるが、批判的に語られることが多い。

だが、それで今のルーマニアが他の東欧圏より治安が悪い国、発展の遅れている国になったかと言うとそういうわけでもない。

最も治安の良い国ランキング2022では31位(移民の多いアメリカイギリスフランスよりも遥かに良い)であり、経済的にも東欧圏のなかで格別悪いということもない(一人あたりGDPは60位)。

チャウシェスクの子どもたち」は悲惨少年時代を送ったかもしれないが、多くはのちに社会人となり、労働力としてルーマニア経済を支えているわけだ。

チャウシェスク少子化対策映画をはじめとしたプロパガンダによって、単純に「失敗例」として片付けられているが、社会の安定性や持続性を致命的に揺るがすほどの愚策ではなかった。

もちろん、人権無視した政策であり、親にとっても子供にとっても苦痛を伴うものであった事実は否めないので、その点では批判に値する。

ただし、低所得層の子供や親のない子が増えても移民を増やすよりはよっぽどマシな社会になるのではないか、という参考にはなるだろう。


また、ルーマニアのケースは避妊中絶禁止しただけであり、出産した子供やその家庭に対するケア殆どなされなかった。

1000万円の出産報酬金と既存の子ども手当、養護施設の拡充でルーマニアのような状況はだいぶセーブできると考えられる。


底辺層の子供が生まれたら日本人の質が低下する。


国家政策としてはあまり完成度の高い人間を求めすぎても益がない。

完成度の高い日本人を求めるあまり少子化して、新興国出身移民日本社会蹂躙されては本末転倒である

貧乏低学歴日本人が増えることによる治安の悪化よりも、移民が増えることによる社会不安のほうがはるか危険であることは

近年のアメリカ欧州を見ていれば誰でも理解できるだろう。


また、不良児童の増加には教員権限強化も視野に入れるべきであろう。

学校への監視カメラの設置、いじめ加害者の出席停止や刑事事件化など速やかに行えるようにすべきである



出産支援の前に恋愛離れや成婚率の低さこそ問題である.


出産報酬金目当ての授かり婚シングルマザーが増えればそれにつられてそうした人々の価値観も徐々に変わるだろう。

底辺層へ金が回ることにより、景気が良くなり、中流階級が分厚くなり、成婚率があがることも期待できる。

この30年の景気対策とは金の流れ道が異なるからである

また、徹底するなら学校教育恋愛の授業を取り入れても良いかもしれない。

家庭科の授業より恋愛の授業のほうが今の時勢には必要だろう。



出産報酬金目当てで外国人日本出産するようになって結局移民を呼び込むことになる。


経済的社会的及び文化的権利に関する国際規約」のもと、日本社会保障にフリーライドする外国人問題については

政府運用面でどれだけ突っ張れるかに期待する他ないと思う。

現在でも様々な条件が設けられていて、保険タダ乗りもそれなりにハードルが高い。

出産報酬金の運用についてもビザの発給条件を厳しくする、制度設計段階で過剰に外国人につけこまれないようにする、などできることは多いだろう。


絶対成功する異次元少子化対策

https://anond.hatelabo.jp/20230605005221

2023-06-23

anond:20230623090640

不倫』て何の略称だか知ってる?

倫理的にあらず、だよ。

子どもマインドハックみたいな恋愛術を勧めないで。

まさに貴方が言ってるように、レストラン恋愛目的の異性に話し掛けられたくないでしょ。

逃げ場のない学校で、下心を大人技術武装した男に攻撃される女子の身にもなって見てよ。

女の子自由意志無視してハンティング対象物にするのが、自然出会いな訳がない。

倫理的にあらず、だよ。

学生時代恋愛できなかった後悔はお気の毒だけどさ、せめて自然恋愛を夢見たらどう?

女性性をモノ化した少年時代を送ってきた男にまともな未来なんて無いよ。

歪んだ支柱に沿って成長した植物は、曲がるから

2023-06-22

anond:20230622152147

俺は県外の大学進学で一人暮らししたあと地元就職して

実家祖父母が使ってたスペースを改装して自分の部屋にしてるおじさん

夕飯は作ってもらっている

家にカネ入れるぐらいなら貯めとけと言われたのでビタ1文出していない

なお俺が少年時代を過ごした部屋では老犬が寝ている

2023-06-11

虐めは駄目と言うけれど、仕方ない虐めもあると思った

自分の机の裏に鼻くそをくっつけて非常食にしていた少年気持ち悪いのでクラスで虐められていた、という他人少年時代の回想を聞いて「それは虐められても仕方ないわ」と思ってしまった

2023-05-22

海外旅行なんかじゃなくて普通にテレビ見せてほしかった

うちの親はいわゆる「意識高い系」。

テレビNHK以外基本禁止漫画もなく、ポケモン遊戯王プレステもない家庭で育った。

謎の知育玩具歴史漫画科学雑誌だけはあったが‥‥

親父の口癖は「テレビは毒」「俺は芸能人なんて一人も知らない」

平成初期生まれなので、自分が小中高のときバラエティ全盛期。でも話に全くついていけず、「不思議ちゃん」扱いを受けた。仕方がない。SMAPも嵐もダウンタウンとんねるずも知らなかったんだから

毎日勉強しろと言われ、頑張っていたが、高得点を取っても褒められることはなかった。友達は上位50%ゲームソフトを買ってもらっていたのに、私のクリスマスプレゼントは毎年、欲しいとも言っていない本だった。

部活無駄から辞めろと言われたけれど、部活が唯一の居場所だったので、部活だけは続けた。正解だったと思う。

経済的には何故か余裕があったのか、海外旅行にはそれなりに行かせてもらった。周りからは良い家庭にみえていたんだろう。でも百万円以上かけて家族ヨーロッパへ行くより、5万で皆が持ってるゲームを買ってほしかった。iPodを買ってほしかった。週刊少年ジャンプを買ってほしかった。

別に海外旅行なんて大して行きたくなかった。中学受験だってしたくなかった。

意識高い系の親に育てられる息苦しさを知っているので、私は絶対意識高い系とは結婚しないだろう。

「最低march」とか、馬鹿みたいだ。高卒で生きていける人なんて山ほどいるじゃないか

小学生とき新宿公園に連れていかれてホームレスの人を前にして「お前も勉強しないとこうなる」と言われた。

そんな親が高尚な趣味を持っているかって?

大人になって実家に戻ってみたら親がやってることと言えばスマホゲームワイドショー見て政治家文句言ってるだけ。学もない。

学がないから、インテリっぽいもの子供に浴びせ続ければ子供幸せになるとでも思ってたんだろうか。

今考えたら馬鹿みたいだ。

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言っとくけどこれ思春期だけじゃなく大学一年になったときもだからね。こっちが入るサークルにまで口出してバイトはするなとかさ、頭おかしいんじゃない?

高校生まで勉強しろしか言わなかった癖にせっかく自分チャレンジしようと思った再受験は反対とか

人の人生なんだと思ってんだよ。クソつまんない十代二十代だったよ。一生引きずるよ。

大人になっても自分少年時代流行っていたことを何一つ知らない、なにも共感できない。

世代でみんな聴いていた音楽も観ていたドラマ流行っていたゲームもやってない。

うちにあったのは意味の分からない知育玩具歴史漫画科学雑誌

あんたら、インテリでもなんでもない癖に、ふざけた教育してんなよ。

なんで子供クリスマスプレゼントに買い与えるのは欲しくもない本なのに、自分たちが暇な時間やってることとはスマホゲームワイドショー見て政治家文句言う事なんだよ。

俺が少年時代にずーっと変だとか不思議だとか言われてたの、言っとくけどあんたら親のせいだから

2023-05-15

anond:20230515082104

そういう少年時代を過ごしてきたのが増田のおじさんおばさんたち

才能あるよ

2023-04-22

田舎少年時代を過ごしても

https://anond.hatelabo.jp/20230422061616

日本海側の田舎出身者。自転車以外の交通手段がないのはマジで人生経験的にマイナスしか言えなかったわ。最大のウリである『豊かな自然』にしても、地元民は人生経験上のメリットとらえてないので子供の身で楽しもうとすると全力で止められる。

山登り行きたい→熊が出るぞ(蜂に刺されるぞ、マムシに噛まれるぞ等バリエーションあり)

星を見に行きたい→夜に出歩くなんて非常識

的な感じ

実家に畑があって農作業の手伝いをしてたので

•火おこしちょっとできる

•虫怖くない

肉体労働抵抗ない

くらいのメリットがあったくらいだろうか。

(火おこしについては最近は野焼きがうるさいから今の地方の子はあまりやらないだろうな)

大人になって色んな地方出身者に会ったが、大体近い感想持ってると思う。まあ京都に住んでる人が寺社仏閣行かなかったり沖縄住んでる人が海で泳がなかったりみたいなもんで、都会や観光地にも似たような部分はあると思うけども。

2023-04-21

友達がいなかった子供時代のこと

子供の頃、皆と仲良くしたいと思っていた。

しかしできなかった。仲良くしてもらえなかった。

・何か嫌われる要素が自分にあるのだと思った。自分を責めた。気が利かないところが嫌われるのだろうか?

大人に受けはよかった。かわいがってもらった。

・年下には慕われた。

・歳の離れた年上にも可愛がってもらえた。

・ただ、同い年か一つ二つ上の人たちとは基本的に、仲良くなれなかった。

例外的に仲良くしてもらえた人たちもいたが、彼らは優しい人たちだった。

女の子にはどちらかといえば仲良くしてもらえたと思う。

小学生の頃、クラス女子たちが大挙してわが家へ突然遊びに来たことがあった。母親が歓迎してもてなしてくれたが、自分は照れてなかなか出てこられなかった。何ゆえだったのかは今でもわからない。

40代の後半になって大学時代部活仲間と会う機会があって感じたのは、仲良くしてもらえなかった男たちはどうやら自分を脅威に感じていたらしきこと、嫉視されていたらしいことであった。

少年時代青年時代と、小手先が器用ではあった。

勉強運動も嫌いではなかったし、たいていのことは人並み以上にできた。

・年上世代にも実は陰で評価されていたようで、自身はそのことを知らなかったのだが、同学年の男たちにはそこも妬みの種になっていたらしいことがわかった。

学生時代自分は、自信がなかった。

勉強運動面はともかく、人間関係に自信がなくて、自分には何か大切な何かが欠けているのだと思い込んでいた。自分には認識できていない大きな欠点があるのだと思っていた。それが気後れとなっていた。

嫉妬されているなど、想像もつかなかった。

人生には、こういうことがあるのだ。

・だから何が言いたいかというと、友達がいなくて少なくて悩んでいる人がいるとしたら、それは、実は気に止むことは一切なくて、付き合う人を変えればいい、生きる場所を変えればいいだけということが実際にあるのだ、ということを伝えたくてこんなことを書いてみた。

2023-04-08

少年時代を過ごすなら壱岐隠岐どっちがいいんだろ

大きくなって川崎とかの殺伐とした所で暮らさなきゃいけないなら少年時代ぐらいのびのびしたい

2023-03-14

パトスは精液だと思っていた少年時代の俺

ほとばしる熱い精液

2023-01-18

将来の夢ができました

25年生きてきて、初めて将来の夢ができました。

地味だけど平和少年時代を過ごし、自分の実力で狙える大学に入り、アルバイトサークルを程々にこなし、大手ではありませんが決して待遇の悪くない企業入社し今に至ります

昨年夏に25歳の誕生日を迎えそれまでの人生を思い返しました。人を傷つけず、自分も傷つかず、波風を立てず、親を安心させるような人生しかし、それは決して僕が望んでいたものではありませんでした。

幼馴染と両思いになる人生大谷翔平選手のような人生体育祭リレーメンバーに選ばれる人生バドミントン全中インターハイに出場する人生好きな人と結ばれる人生自然科学ノーベル賞を受賞する人生。僕が望んでいたものはそんな人生でした。実際には、幼馴染はクラスで1番人気の男子に夢中でした。少年野球は怖い上級生に下手くそ揶揄われて辞めました。体育祭騎馬戦では自分よりも身体の大きな野球部の下級生とぶつかり親の前で気を失いました(相手故意ではないですよ)。バドミントン少年野球を辞めた後に始めましたが、中学でも高校でも未経験者に追い抜かれ団体メンバーに選ばれることはありませんでした。女性が僕を異性として意識することはありませんでした。興味よりも就職率を見て無難大学無難学部を選びました。

身体能力、自信、行動力容姿などなど。自分の望む物を手に入れるために必要な物を、僕は何一つ持っていなかったのです。

今更本当に望んでいた人生を手に入れることはできません。何もかもが遅すぎます。もし「全てが自分の思い通りになる、しか何度でもやり直せて、何度でも作り直せる世界」が存在しているのならば、僕はその世界の中で何度でも人生をやり直し、何度でも世界を作り直し、理想人生を何度も送ることでしょう。しかし、残念ながらそんな世界存在しません。だから、そんな世界を僕が創ることにしました。

そうは言っても知識が足りません。この半年間、人生で初めて主体的勉強しました。様々な分野の書籍を読みました。大学の授業以来プログラミングに取り組みました。しかし、独学では限界があります

そこで大学に進学することにしました。学費生活費自分研究したい分野、将来の生活費の確保など様々な点を考慮し、地元国立大学医学部医学科を第一志望とし、現在働きながら受験勉強に取り組んでいます高校生の頃の自分に「国立医学部を目指せ」と言っても「無理に決まっている」と一笑して終わりだったでしょう。今は違います英語数学物理化学国語世界史。全ての科目について楽しみながら勉強に取り組めています一人暮らし環境仕事をしながらの勉強ですが、高校生の頃よりも遥かに集中して取り組めています。もちろん問題を解いていて躓くことはありますが、自分の不出来な身体から僕の脳と神経系解放し、コンピュータ繋ぎコンピュータ再現した理想世界を恣に生きる未来自分想像すればそんなもの苦ではありません。

久しぶりに良い気分でお酒を飲んだ事もあり、長々と書いてしま申し訳ありません。これにて失礼します。

2023-01-15

物語の中で女が男に体を許したあとで願い事をするシーン

確かセイラさんはアムロ

シャアを殺して欲しい」って願うんだよな。

アムロはそれを聞いて、ああそういうことかって思うんだったっけ?

よく覚えてない。

セイラさんはセイラさんで実の兄を殺してほしいなんて願うには赤の他人はいえないか

とかそんな理屈があったんだっけ?いやこれは記憶捏造か。

つーかシャアを殺して欲しい、なんてセイラさんは言ったっけ?

小説版ガンダムって何回も読んでるんだけど

まりにもアニメガンダムが強すぎてどうしてもストーリー記憶に定着しないんだよ。

アムロが装甲が厚そうだからガンキャノンに乗りたいんだけどなあと思いながら渋々ガンダムに乗ることとかセイラさんのオッパイに手のひらを乗せて幸せを噛みしめるとかそんな些末なシーンしか覚えられない。

 

後の初代皇帝アウグストゥスであるクタヴィウス少年が恋慕する姉であるクタヴィアと思いを遂げたあと、姉は少年秘密を話すように要求する。

それを聞いて、オクタヴィウスは、ああなるほど、という。

なるほどとはなんですか?と問う姉に

クタヴィウスは

貞淑な姉上が近親相姦をするなど何事かと思ったらそういうことだったのですね

姉はそのものいいに抗議するが結局は本当のことなのだ。

クタヴィアは貞淑だが恋多き女でそのときかつてのカエサル愛人であったセルウィリアと同性同士の恋人となっていた。

自分を捨てたカエサルに深い恨みを抱くセルウィリアはオクタヴィアを通じてカエサルの弱みをつかもうとする。

クタヴィウスがその秘密を知っているようだと推測したセルウィリアはオクタヴィアに秘密を聞き出すように命じる。たとえ弟と寝ることになったとしても。

結局オクタヴィウスは秘密を話すことになるがそれはカエサル秘密ではなかった。

しかし、その秘密きっかけとなって最終的にカエサル暗殺成功する。

このドラマはかなり好きなドラマで何度も繰り返し見ている。

アウグストゥス少年時代は天才少年と描かれていてとても魅力的だし吹き替え白鳥哲が名演している。

このドラマは大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の雛形となっている部分が多くあって同ドラマが好みの人なら好きになると思う。

透明化された「天才児」の行方

あなた中学生の時、ともすれば高校生の時、こんな話を1度くらいは聞いたことがあるだろう。


自分教科書10周くらいしないと覚えられないけど、学年トップの人は教科書1周しただけで全部覚えるらしいよ」


他にも、こんなことを語ってる人を見たことはないだろうか。


普段勉強全くしてないけど、テスト前に教科書チラ見したら満点とれた」


凡人の自分たちは、一度くらいはそんなことを聞いたり見たりして憧れたのではないだろうか?


しか社会人になると、そういう人間は全く見かけなくなるのである

Python教科書1発見たらすらすらコード書けるようになった」

製品開発書を読んだだけですべて頭にはいっている」

「新しい医療論文を読んだら一発で頭に入った」

などなど。そんな人間は居なくなるのである


かに契約書を一発で覚えるとか、レジュメを全部頭に入れられるとか、

「型」「根本知識」を覚えれば後は慣れで頭に入るものもある。

プログラミングもある程度習熟した人であれば、類似言語であればすぐに書けるようになる。


しか自分少年時代に見たような「天才児」は消えてしまうのである


結局彼ら「天才児」はどこにいったのか?と言えば、まぁそれなりにいい企業に入って居たり、勉強についていけず落ちこぼれたりしているのである

しかし彼ら、彼女らはもうすでに「天才」ではない。


何故かと言えば、「天才児」が教科書1周で頭に入ったり、一夜漬けテストでいい点を取れたのは

「塾」に行っていたからだ。「中学校受験」をして、既に学んだ内容でできることだったからだ。


新しい事、新しい知識、新しい型になると、途端に彼ら・彼女らは覚えられなくなる。身に着けられなくなる。

20代を過ぎ、脳みそ成熟したぐらいになると脳の早熟意味を失う。


もしこれを見ている子供がいたら、周りの天才児を見てもどうか気を落とさないで欲しい。

大学企業に入れば、どえらい発明発見をした「天才」と呼ばれる人たちは

学生時代勉強が苦手だったり、案外記憶力が悪かったり、その分野以外はポンコツだったりする。


から、どうか自信を失わずに。「天才児」のストーリーは話半分に聞いておいた方がいい。

2023-01-12

Jeff Beck, RIP..

自分少年時代ギターヒーローJeff Beck訃報を聞いてショックを受ける朝。

https://www.bbc.com/news/entertainment-arts-64228780

名曲が多い中で一番好きなのを挙げるなら「Hi Ho Silver Lining」。

Rock Stuwartと一緒に楽しく演奏してる彼の音楽が好きでした。

RIP

2022-12-28

異様に運動神経良いなと感じてたが夫はラクビー全国出場経験があった

今さっき知ったw

どうやら「ラクビー本気でやってましたって言うと脳筋扱いされるから嫌なんだよね」というのが理由らしい

口止めされてたのにお義母さんがポロッと言ってしまい、夫は観念したのか流れでアルバムも見せてもらった

少年時代の夫は今よりも輪を掛けて斜に構えてる感じで可愛い

たまにラクビーを観てるなぁとは思ってたけど経験者どころか全国出場選手だったのかビックリだよ

そんな夫はプログラマー、同僚さん達よりも凄く大きい

身体の大きさは「遺伝だ」なんて言ってたけどお義父さんは同年代の平均くらいだし何か歯切れ悪かったので深くは聞いてこなかったけどラクビー選手だったのかぁ

結婚15年目にして初めて知ることまだまだあるんだなぁ

2022-12-14

高学歴層な人ほどColaboの件で暇空茜さんをシラけた目?バランスを取ろうとする理由がわかった!」

なんか衝動的に医龍を読み返したくなったけど、やっと大事なことがわかった。

から

「なんで暇空茜さんを、高学歴層な人ほどシラけた目?バランスを取ろうとする目で見るんだろう?」

というのを何人かの反応見ながら疑問だったが、その答えがわかった。

あの人…出力が高すぎるんだ。

自分の願望や目標を実現するためには、脇目も振らず出力が高く、他人よりもたくさんの手を読める人であるべき」

なので、そこは大事なこと。

で、暇空茜さんって大出力でとことんやり抜くことにかけては天才的・神がかり人物なことは間違いない。

でも、それを視野を狭めると考える人もいるのね

この世界って、「出力が高い天才」だけが生き残る世界じゃないんですよ。

しろ、適正サイズに出力できる人や、安定してて視野の広い人を評価するシーンもある。

高学歴な人ほど「出力が高い人」を見慣れてる分、視野の広さ・安定性・最適化といった部分で評価する人が要るんじゃないか?と思った

なんで医龍でそこに気づいたかというと、【朝田国立を見る目が、一貫して冷めてる(初対面の時から確認したけど、基本国立をバカにしてる)】んですよ!

高度な医療すればいいってもんじゃない世界から国立のズレてて衰えてる癖に最先端で上からな感じを朝田最初から嫌ってるんですよ!

医龍での朝田の態度に気づいた時に、

強者で高度なことができる人に、弱者は憧れる」

「一方、その世界を知ってる人は高度さをバランスよく取り入れる最適化判断力姿勢も同じかそれ以上大事(だが、弱者はその領域に気づかない)」

ということに気づいて、すごく暇空茜さんへの評価っぽく見えた

まり医龍読んで、自分の中に、

・暇空茜さんの【ゲームにうち込んだことのある人ならわかるであろう、高度な読みと誘導】に憧れる素直に上位互換だと思ってる部分

・逆に、彼の好きなもの異論は認めないと言わんばかりに熱弁される圧に感じてるしんどさ

の両方がいることに気づいたわけです。

具体的に言うと、

ランスやらずにゲーマーを名乗るのはバカです」

とまで言い切ったりする感じは、私はどの趣味でも人に絶対にやりたくないのですよ。

ぼく成人向けのマンガにはけっこう詳しいし、好きなアニメもあるけど

「ここが面白いから読んでね」

とまでしか絶対言わないからね?

「〇〇を知らないなんて人生損してる/バカだ」

みたいな表現は私の中では毒親文学押し売りされて本嫌いになった少年時代トラウマを思い出すから、それを人にやりたくない。

それをやらないで、オタクとして布教するには出力の調整や、歩み寄る柔軟性がいる。

それができるオタクでありたい

「出力を上げて百手先まで読める人になりたい」

っていう風に自分自分が思ってると思ってた。

でも、違ったんだ。

出力を1つの手段として、色んな方法を持ってる人間になりたかったんだなぁ…と医龍読んでて気づいた。

まさに色んな医者がいろんな観点で人を治すマンガ医龍で、そこが奥深いのよ

まぁ、アレや。

医龍は5回読んでくれって話や。

1回目は天才外科医朝田ヒーロー活劇として。

2回目は大事なことを見失ってた研修医が、いい先輩に出会って立ち直る話として。

3回目以降もそれぞれの登場人物社会問題フォーカスして読めて、面白い

2022-11-22

anond:20221121153206

ありがとう

MJが大好きでずっと追ってて

THIS IS IT掌返しをした人間を当時軽蔑してたな…懐かしい。

そう、「疑いをかけられて裁判で戦いきちんと証明した」んだよ。でも勝訴したことはだれもニュースにしなかった。

MJ父親虐待レベルスパルタ芸能教育をうけていて(他の兄弟は5解散でだいぶ解放された)

普通の子みたいに、そのへんの子と、普通バスケとかしてみたかった」とこぼしてた

普通少年時代経験できず大人より大金を稼ぐATMとして扱われてしまったので

お金を持てるようになってから、その夢を叶えようとした。

それでネバーランド

良い意味でも悪い意味でも、心が子供のままで、

悪意への耐性がなかった。全て後手後手で、ただ参ってた。

彼にとっては同年代気分で少年を集めてただ遊んでただけだからね。

内容に関わらず相手非難する方法一覧

①言い方批判

・その言い方はどうかと思います

・言っていることは正しいかもしれませんが配慮に描けているかと…

・余りに強い言葉で言うのでショックを受けてしまいました

アイコン批判

・そのアイコン著作者許可を受けて使用しているのですか?

・変なイメージがつくからそのアイコン使ってほしくないんだけど

アニメアイコン…あっ(察し)

③上げ足取り

・誤字ってます漢字勉強からやり直してみては?

・的を射るじゃなくて得るだろ

・脱字してんぞw必死かよw

プロフィール批判

ニートならレスバしてないで働け

・どうも臭い物言いだと思ったら40代独身でしたか

・これだから○○は…

⑤とりあえずふわっと批判

・うーん これは流石にどうかと😅

・またこの手の話?はぁ〜やれやれ🤷

・(「何いってんだコイツ」系の画像を送りつける)

人格診断

・屈折した少年時代を送ったのかな

・そんなイライラして何か悩みでもあるんですか?

・この人あまりいい家庭を築けなかったのでしょうね

擁護煽り

・まぁまぁ、とりあえず落ち着いて下さい。目が血走ってます

・最もだと思います。ウチの知り合いも同じことやってました。逮捕されたけど

・言ってることひろゆきと同じで成程と思いました

必死認定

・そんな長文で言い返すとか必死かよw

アナタその話題好きですね、暇なの?

もっと他に話すべきことがあるのではないでしょうか

⑨〜〜〜そう

電車とか好きそう

チーズ牛度とか食べてそう

めっちゃ早口で言ってそう



必死認定を追加

2022-11-11

昔のことだが、○したいお客さんがいた


ちょっと聞いてくれ。

数年前のことだ。うちは日中~夜まで飲食店をやってるんだが、とあるお客さんがいた。今でも記憶にこびり付いている。話させてほしい。気持ちの整理をつけるためにも。お客さんの立場である増田民あなたも感じることがあるかもしれない。

当時、とある田舎一級河川沿いのエリア食事メインのお店をやっていた。おでんに、蕎麦に、刺身に、唐揚げとかポテトサラダとか、野菜のお浸しとか、居酒屋に近い。コの字型のカウンターと、座敷がふたつだけある。

いつもは俺と、アルバイト(男2、女2)のうち最低1人が一緒に働いている。平日は暇なんだが、週末になると忙しい。北にある政令指定都市の方から会社学校帰りの人が流れてくる。

それで、店内が八割方埋まって、スーツ姿のリーマンとか、会社名入りの作業服を着てる人とか、数人連れの大学生とか専門学生でわいわいとした雰囲気になる。

うちの料金は安い。はっきりいって安い。鳥貴族に毛が生えた程度だ。元実家土地でやってるからな。

そんな中で、ひときわ目立つお客さんがいた。最初に会ったのは平日の夜だった。その時間帯は、アルバイト女子大生接客を任せて追加分のおでんを仕込んでいた。

格子枠の扉をガラガラと開けて、その人が入ってきた。外身は白っぽい作業服だったかな。時期は初秋で、作業服の下にはシャツネクタイが覗いていた。銀色ネクタイピンも。

「ん!?」と思って顔を見ると、アァと納得がいった。あなた人生で何度か見たことがあるのではないか。圧倒的なオーラの持ち主を。その人の目を見ただけでわかった。

ぎらぎらとしているようで、どこかあどけない感じもして、しかし落ち着いている。只者じゃない。修羅の目だ。多くの物事と戦ってきたに違いない。人生の重みは表情に出る。

見た目は30過ぎかなと思ったが、こういうのに年齢は関係ない。繰り返すが、苦難の日々は顔に刻まれる。

アルバイト女子大生(Nさん)が彼のところに向かっていた。見たことのない笑顔で「いらっしゃいませ」と言っている。屈託のない様子で「初めてですか?」とも。

当時、コロナ流行っていない。その人(S氏)は「どこに座ったらいいですか」と言ってたっけ。Nさんに「お好きな席にどうぞ」と言われて、俺がおでんの仕込みをしているカウンターの前に座った。ほかの客はほぼいなかったと記憶している。

唐突に会話が始まった。

「涼しくなってきましたね」からスタートして、好きなお酒から、好きなアテに、この周辺でおススメの居酒屋に、S氏の仕事の話など。盛り上がった記憶がある。暇な日だったのでNさんも会話に入っていた。ルンルン(死語)な気分でS氏と話をしていた。

やがて、S氏は自分とNさんにそれぞれ1杯おごって、約一時間ほどいて帰って行った。その時はいい人だなぁと思っていたけど、Nさんがいつまでも嬉しがっている様子を眺めていて、ちょっと思うところがあった。

その日の営業が終わって現金を数えている時も、Nさんは心なしか嬉しそうだった。気のせいかとも思ったけど、やはりそんな気がした。

「なあ、今日はうちに寄っていくか」とNさんに聞いたら、「朝から講義がある。ごめん」とだけ返ってきた。

Nさんとは付き合ってまだ半年で、気持ちが通いきっていないのもあった。何かに負けたような気がして悔しい思いがした。



それからSさんは、月に何度かお店に来るようになった。

実際、いいお客さんだった。小一時間もしないうちに帰るのだが、その間に最低でも三~四千円は落としてくれる。自分の酒肴以外にも、店員がいたらみんなにジュースお酒をおごってくれる。

短い時間ではあったが、いろいろ話をして盛り上がったのを覚えている。店の十周年記念の時はシャンパンを空けてくれたっけな。

金持ってるだけじゃなくて、人柄もよかった。今でも思い出す。懐かしい記憶だ。

ある時だった。S氏が初めて来店して三ヶ月くらいか。夜九時頃の店内で、残業帰りのS氏と俺とNさんで話が盛り上がって、S氏のグラスが空いたところだった。「じゃあもう帰ります」ということで、クレジットカードを受け取った。それで、コの字のカウンター卓の奥でクレカ機械に読み込ませていた。

ふと声がして、お客さんの注文かなと思ってホールを見ると、S氏がNさんと携帯電話の番号を交換しているところだった。

「今度、ご飯行こうな」「はい!」という声が調理スペースの方まで響いてきた。そのタイミングで俺は、決済処理を終わらせてふたりのところに向かった。何事もなかったようにしてS氏は、Nさんからコートを着せてもらって入り口に向かった。

普段スタッフに見送らせているのだが、俺も一緒に入り口へと向かった。S氏を見送ると、彼は歩いて自宅の方に向かった。姿が消えたのを確認した。

電話番号、交換したんか」とNさんに聞くと、「うん。何度もしつこくって」という返答があった。ご飯、行くのか」と聞くと、「多分いかない」と返ってきた。

訝しい感じがして、でも問い詰めることもできずに、そのまま調理スペースに入ろうとしたところで、ほかのお客さんから注文の呼び出しがあった。



ここまで言ったらわかるだろ。ある程度は。

核心的なところを言うと、それから二ヶ月後だった。S氏とNさんが、お店からおよそ10km離れた政令市にある百貨店の休憩所で一緒にメシを食っているのを見た。ちょうど食べ終わるところだった。

ハンバーガーか、クレープか、たこ焼きか。よく見えなかったが、百貨店内のどこかでテイクアウトしたものだろう。Nさんは綺麗な恰好をしていた。華美ではないけど、暖かそうな秋冬用のワンピース風……あれはなんというのだろうか、女のファッションはわからない。

清潔感のある装いだった。茶色の小さい鞄を肩から下げている。どちらも、俺とのデートで付けているのを観たことはない。いや、鞄の方は多分ある。

それで、ふたりが立ち上がって、時計宝石を売ってるエリアへと階段を降りて行ったところで、俺はそのまま地下街に向かった。当初の予定どおり、常連さんにサービスする用の特別食材を買って帰った。

俺がNさんとデートする頻度は、2~3週間に一度だった。あの子看護大学に通っていたから忙しかったのもあるし、俺自身お金を貯めている最中金欠だったのもある。

セックスはしたりしなかったりだ。割合までは覚えていないが。あの光景を見てから、次にNさんと会ったのは二日後だった。あのワンピースみたいなのは着てなかった。簡素恰好だ。部屋着というわけではないが。

あの百貨店の近くの河原町通りやアーケードを一緒に歩いて、食事をして、猫カフェに行って、映画を見て、近くにあるホテルに入った。

あの時の俺は必至だったと思う。いや、必死だった。「愛してる」とベッドの中で何度も言った。伝えた。本当は、叫んでいたかもしれない。Nさんもベッドの上でいろんな動きをしたり、いろんなことを言っていた。

でも、Nさんは行為最中特別な何かをするでもなく、普通調子だった。普通セックスだった。30分で終わった。いや、なんかもうわかっていた。そんな気がしていた。



「別れよう」と言われてはいなかったが、Nさんと会う頻度が落ちていった。次にデートするまでに一ヵ月以上かかることもあった。

S氏がお店に来る頻度も落ちていった。さすがに計測はしてないが。S氏は素直に凄い奴だと思っていた。いい大学を出てるし、いい会社で働いてるし、偉ぶったところもないし、自己中に感じることは稀にあったが、よくいえば決してブレない。

俺は高校を出てない。子どもの頃から勉強が嫌で嫌でしょうがなくて、それで進学から逃げて、17才の頃までは完全なるプー太郎で、親に叱咤激励されて伏見の小料理屋でアルバイトを始めて、滅茶苦茶に厳しい毎日で、それでも料理作るのが楽しくなっていって、中年差し掛かった頃に両親が死んで、相続した土地家屋改装して今の店にした。長かった。

でも、やっぱり真の人格ってものがあるよな。S氏は、スタッフ飲み物をおごってくれなかった日は一度としてない。店員が男だろうが女だろうが、必ず一杯は出してくれた。俺はほかの店に飲みに行っても、可愛げのある女の子店員しかお酒は出さない。

S氏は、はっきりいって『上』の人だと思う。Nさんの件さえなければ。これで俺より五つ以上も年下なんだから笑えてくる。

そんなこんなで、半年も経つ頃には諦めがついた。ある日、お店でS氏と話していた。それで、ふいに聞かされてしまった。

「先日、Nさんのお父さんに会ったんですよ」

だってさ。キツイ。当時の俺にはキツかった。Nさんへのデートの打診を3回続けて断られていた。そういうことだったんだな。

俺の中で何かが切れた音がした。少年時代に読んでいた漫画ジョジョだったと思う)で、「切れた。僕の中の大事ものが……」といった台詞があった。当時は、そんなわけねーだろと苦笑していたが、ジョナサン気持ちがわかったかもしれなかった。本当に、心や体の『糸』が切れると、抵抗する気すら起きなくなる。ただ、沈んでいくだけ。

Nさんのことは諦めた。

それから二ヵ月くらいか。鬱々とした気持ちで過ごした。どうしようか。悔しい。畜生。どうすることもできない。でも、やっぱり悔しい。畜生だな、本当に。いや、くっそ。悔しいんだよ。でも、感じない。心がマヒしているみたいだ。本当は悔しいって思いたい。

俺の大事な女を取りやがって。くそくそくそ!! あいつさえ、あいつさえいなければ。畜生!! ○してやりたい。



暗い気分にさせてごめんよ。もうちょっとで終わる。あれは四年と少し前のことだ。初夏の頃だった。大きい台風が迫っていて、すごい雨だったな。うちの店はそれでも営業していた。開店当初から決まっているのだ。どんな雨風が来ても絶対に店を開けてやると。

そういう時にうちに来るのは、決まって大雨対応で疲れ切った近所の人か、ほかの店が閉まっているために流れてきた飲み客だったりする。

土曜日の深夜だった。S氏が疲れ切った様子で店に来た。スタッフはみんな上がらせていて、俺しか店に残っていない。彼は「いや、疲れましたよ。何時間か寝たら、また職場まで出発です~」といったことを告げて、メニューを手に取ろうとしていた。

増田さん。外の雨、すごいですよ」

「ええ、すごいですね」

「殴りつけてきますね。人生で最強の雨かもしれません」

「二十年前もこんなんがあったんですよ」

「本当に? 自分、このへんの生まれじゃないんで詳しくなくて」

「大雨の対応って。樋門(※排水ゲートのようなもの)の面倒でもされてはるの?」

「そんなものです。そうだ、せっかくですから一緒に外に出てみませんか。ある意味記念です」

「ほな行ってみましょ」

そんな具合で、店から歩いて一分ほどのところにある鴨川(のさらに南の支流)のほとりまで来た。家屋家屋の間に雑草だらけの小道が通っていて、そこから川の方を向いた崖地に辿り着いた。

真下を見ると、葦やら雑木やら上流からの堆積土やら、いろんなものが流れ着いている。見た目の悪い場所だった。今は河川の底を拡げる工事が進んで、もっと綺麗になっている。

俺は傘を差していて、S氏は簡易なヤッケを装備している。真っ暗な世界の中で、唯一の明かりが頭上の頼りない水銀ランプひとつだけだった。今は、2人で濁流を真上から見ている。ここから飛び降りたとしたら、数秒もかからないうちにドボンだろう。それほど水嵩が増している。水の色は見えない。

下流はとんでもないですね」

Sさん対応してるのは市内やろ。そこもこんな感じ?」

「ここよりはマシですね。護岸が整備されてるんで」

「こないな時期に大雨の対応はしたくないでしょ」

「はははは。まあそうですね。でもね、しっかりしないといけないんでね。結婚もするんで」

俺は何も言わずに、彼の方に寄った。

「危ないよSさん。下がって」

その時、殴りつけるような雨が降ってきた。風も強い。S氏は、身を屈めるようにして風雨から身を守っていた。すると、ふいに彼が鴨川の方を向いたっけ。しみじみとした寂しい背中だった。

Sさん」と声をかけると、いまだに彼は増水した河川を見下ろしていた。風がまた吹いてきた。強い風だった。

……数分が経って、俺は雑草だらけの小道の途中にいた。後ろをサッと振り返った。誰もいなかった。雨の音がうるさい。

そのまま、雑草だらけの小道をザクザクと踏み分けて行って、店の方まで戻った。お客さんが来ていないことを確認して、ラジオで大雨情報を聞いて、誰も来ないだろうという個人的確信が強まっていった。

そそくさとお店を閉めると、自分の家まで原付に乗って帰った。



特にオチがなくて申し訳ない。誰かが悲しい思いをしてるとか、嬉しい思いをしてるとか、そういうことでもない。

お店は今も普通営業している。あれからすぐにNさんは店をやめてしまったが、そこは腐っても京都府内だ。別のアルバイトに「いい子いない?」と聞いたら、新しい子が面接に来た。幸いにも、Nさんと同じくらい朗らかで明るい雰囲気の子だった。今でもお店で働いていて、辞められたら困る人材に成長している。

ずっと思っていた。苦しかった時期のことを話したいと。あの日を境に肩の荷が下りて、心と体が軽くなって、ゆっくり眠れるようになった。すっきりした気分だった。今ではのびのびと働くことができている。

これを書いていて辛いと思う時もあったが、筆をしたためてよかった。増田のみんなが幸せでありますように。

2022-10-30

映画主題歌として制作されたけど、映画は忘れ去られて歌の方は後世に残ってる歌

天城越え石川さゆり

少年時代井上陽水

スローブギにしてくれ(南佳孝

他には?

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