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はてなキーワード: 最前線とは

2024-02-21

anond:20240220214454

20歳差の結婚見るとオエッとなる

みたいなのって、そんなにも強い心理的ストレスを受けているのか…

アスリートなら五輪決勝、兵士なら最前線レベルじゃないか

すげーな…

2024-02-20

anond:20240220192302

いわゆる「人手不足」の最前線は大体こんなもんだぞ

人手が足りないから残ってる人達パワハラまがいの負荷をかけてリカバリーしようとする

そんな空気に嫌気がさした人達さらに去っていく

そんな状態で未経験同然の新人がたまに放り込まれるが誰一人としてOJTなんぞやる余裕はない

派遣会社も既に現場に入ってる社員たちから雰囲気ヒアリングしたり会社間の情報網で「あそこはヤバい」と聞いてるたりするから人を出したがらなくなる

ますます人が来なくなる

これに加えてベンダーロックイン状態だと、一次請けは撤退したくてもできないという地獄になる

2024-02-19

世の中は便利になっていく一方かと思ってた

サービスレベルを維持したまま提供価格を下げる工夫」や

提供価格を維持したままサービスレベルを上げる工夫」を

私たち企業努力と呼んでいた。

サービスは便利になるか安くなるか、必ずそのどちらかだと思ってた。

それが今、「サービスのものを存続させるためにサービスレベルを落とすフェーズ」に突入している。あらゆるサービス業において。

タブレット端末で注文してください。

QRコードを読み取って、スマホで申し込みしてください。

猫型ロボット給仕します。

お荷物玄関の前に放置します。

ホームから時刻表撤去します。

部分的に便利になっていたとしても、それで誰かが排除されていたり選択肢が狭まっていたりユーザの手間が増えていたりして、総合的には不便になっている。

こういう世の中の変化を「それでよし」と受容してる人がけっこう多いけど、実はサービスの質が落ちていくことって都市生活者は今までほとんど経験したことがなかったはずだ。

サービス低下の波をいち早くかぶっていたのは過疎地の人々だ。

電車バスは減便になったり廃線になったり。スーパーはなくなる、郵便局はなくなる、医療機関はなくなる。シュリンクしていく日本最前線に立って、打ち寄せる波の侵食をまともに受けとめていたのは過疎地の人々だった。

都市に住む人々は「自分たちは内陸に住んでいるから、波とは関係ない」と思っていたかもしれない。だが、もう違うのだ。水位は上がり、海岸線はずっと後退した。今私達はみんなが波打ち際に立っている。

ある村が今日から無医村になるのも、ある店の料理今日からロボットが運ぶのも、全然違う出来事のように見えて実は質的には同じ現象なのだよ。

2024-02-16

[]2月15日

ご飯

朝:なし。昼:サラダ。肉団子。夜:キノコにんじんベーコンスープたまごやき。冷奴。焼きなす。沢庵。納豆ヨーグルトバナナ。間食:なし。

調子

むきゅーはややー。おしごとは、ひままー。

グランブルーファンタジー

どば周回。

とりあえず星4解放まで。

一人だともう辛いなあ。

天星器が交換できるチケット20枚まではとりあえず遊ぼう。

勲章全部取るかはその後考える。

プリンセスコネクト

6周年の色々アプデ。

最前線に追いつく気はないので気長にあそぼ7z

まだApexやってる

S20が始まりいろいろと変わりランク使用が人気あった頃のスタイルに戻った

それに伴って、敵と出会って瞬殺する人も戻ってきたし、敵が何人いようと最前線に出て殺される人も戻ってきた

やっぱりApex楽しいよね

アウディーイウカ陥落らしいな

で、最前線自撮りするゼレンスキー写真、これ自撮りしてるのを撮ってるカメラマンいるんだな

映像も出してたっけ?

合成とか言われてたが

2024-02-12

「やる」というより「やらされる」側の性と「やらない」側の性

https://twitter.com/utan_tomb/status/1754519457870102807



不同意行為罪で逮捕されたニュースに関連して

>「見ず知らずの女と関わるな、男は自衛しろ」って事は、

>今後はAED問題に対して「自衛させてもらう」と返せるようになった。

>「女性AED冤罪なんか吹っかけるわけない」的な論調から

>「冤罪が怖かったら自衛しろ!」までが早い。

というツイートに、多数の女性が噛みつき中傷していた。


叩く女性達の論調は概ね以下の様な感じ

①どうせこんな事言ってる人間AED必要な場面に遭遇しないし仮に遭遇しても元から助けない(残酷で身勝手な)ヤツw

②こういうシチュエーション女性はいつも人助けするけど男はしない!見てるだけ!

③こういう事言う男キモいから関わってくんじゃねーよ!


いつも通りの、男性叩き・バッシング中傷光景だ。



こういう事をあまり言いたくなんだけどさ……

現在進行系で石川県で懸命に救助・復興活動している自衛隊員や公務員達の大半が男性だよ?

311でも父親警察官で有無も言わさず駆り出されたよ。

遺体の捜索でさ、酷い現場で実際に遺体発見収容して、かなりトラウマになったらしい。

しばらく落ち込んでたしカウンセリングにも言ってたよ。

自分より若い人、特に女性や、子供が亡くなっているのを見てしまうのが、たまらなく辛かったんだって


で、こういう時、女性は何をしていたの?

男性と同じ様に最前線で救助活動してたの?

原発の後しまつをする為に心身を削っていたの?


……え?何も、してなくない?



地震災害に限らず、命の危険もある大規模な活動に駆り出されるのは殆ど男性職員限定なんだよね。

え?どうして女性人助けしないの?

女性は常に正しく正義から人助けもするんでしょ?

男性ばっかりにやらせないでって常々言ってるじゃん。やりなよ。

女性って毎月あの日があるから血にも強いし痛みにも耐性があるのでは?

から女性精神的にそこらの男よりタフだし配慮しろというのが従来の主張だったのでは?

タフなら男性でも非常に辛い仕事から逃げるなよ。何で逃げるの?女性から?うわ最悪ですねそれ……

2024-02-10

伊藤匠と永瀬拓也の暗記力がすごすぎる

将棋の勝ち方とかじゃなくて効率のいい暗記の仕方とか書いてくれたら買うわ。AI再現棋士最前線って感じ。

anond:20240210081650

普通に0回やで

致死率高くないウイルスの知見が集まっていないワクチン打つ必然性微塵もからなかったので

 

あとこれも何度も書いたな

既に在宅勤務ならぶっちゃけ接種する個人的メリットはない

コロナが落ち着くまで今後も定期的にワクチン打ち続けるとかどんなリスクがあるかわからない

ただ接種しないのはフリーライド(他者治験ボランティアさせてる、他者に壁を作ってもらってる)なので
わざわざ口にしないは当然かと思われる

 

なお、ワクチンに対して強硬姿勢をとってるように報道されてる米国企業はお客と接する現場従業員(スーパー店員など)・倉庫作業者に接種を別に義務付けてねーぞ

理由は離職の増加や求職者の減少を防ぐため

義務付けられてるのはまさかオフィスワーカーだけ。ついでに在宅ワーク続けるなら接種の必要無し

▼Some companies are mandating vaccines — but not for front-line workers

https://www.vox.com/the-goods/2021/8/19/22629327/employee-vaccine-mandate-walmart-uber-lyft

 

Walmart, for example, will require all of its corporate and regional staff to be vaccinated against Covid-19 by October 4 unless they have an “approved exception,” namely, a religious or medical reason not to be vaccinated. But it isn’t asking the same of store associates and warehouse workers, to whom it is instead offering a $150 incentive for getting vaccinated (it previously offered $75) and paid time off.

たとえばウォルマートは、「承認された例外」、つまり宗教上または医療上の理由予防接種を受けない場合を除き、10月4日までに法人および地域スタッフ全員にCOVID-19の予防接種を受けるよう義務づける。

しかし、店舗従業員倉庫作業員には同じことを求めず、代わりにワクチン接種で150ドル奨励金(以前は75ドルだった)と有給休暇提供するとしている。

 

But right now your largest ones, Amazon and Walmart, are not mandating it for their line staff. If they were to make that call, my guess is that lots of other companies would follow suit.

しかし、今現在、最大手Amazonウォルマートは、ラインスタッフ義務付けてはいません。もし彼らがそうすれば、他の多くの企業もそれに追随するでしょうね。

As New Variants Emerge, We Continue To Focus on the Safety and Well-Being of Our Associates | Walmart

https://corporate.walmart.com/newsroom/2021/12/01/as-new-variants-emerge-we-continue-to-focus-on-the-safety-and-well-being-of-our-associates

 

We’re pleased that more than 90% of our campus office associates have been fully vaccinated. While vaccines are not required at this time for frontline associates who work in our stores,

コーポレートキャンパスの90%以上の社員ワクチン接種を完了していることを嬉しく思います

店舗で働く最前線アソシエイトには、現時点ではワクチン必要ありませんが、

2024-02-06

当時、副反応統計もまだ取れない初っ端にワクチンを打たされたのは最前線で戦っていた医療従事者だったわけで、

そういう人たちに自分生活が支えられてる自覚のない反ワクどもの能天気さが腹立たしい

2024-01-29

anond:20240129192518

「僕の考える最強の天皇家」像が少しでも崩れたら、ネトウヨ反天皇制最前線になる。あいつら馬鹿から

なぜクリエイターAI生成イラストに声をあげる一方、ツイフェミイチャモンにはダンマリなの?

クリエイター特に萌え絵師)はAI生成イラストに対して、著作権上の問題から積極的懸念を表明する人が多いのに(最近では文化庁パブコメ話題になっている)、ツイフェミ女性表現に対するイチャモンについてはダンマリなことが多い。

三重交通キャラクター森永ICEBOXの広告のように18禁でないにも関わらず、言いがかりしか思えないクレーム話題なっているのに、当事者を含むクリエイタークレームに対してダンマリで、表現の自由戦士(表自)と呼ばれる外野必死擁護している場面が当たり前になってしまっている。

表現の自由戦士は「ツイフェミイチャモンには無視を貫け」「表現規制はエロから始まる」「エログロナンセンスは表現規制の最前線」と主張しているけど、外野が騒いでいてクリエイター殆ど声を出さないというのはツイフェミ絡み以外ではまず見たことがない。表自が引き合いに出すことがある「表現不自由展・その後」のときはあちこちから声明が出たのに。

本当に表現規制の最前線なら、無視対応が当たり前でなく、クリエイター表現に対するイチャモンをどう思っているかアンケートがあってもおかしくないのに、なんとも思わない人が多いのかなぁ。

2024-01-28

anond:20240128042137

何も理解してなくて、このコメントにすら絵が云々言っててびっくりするよ。

海外勢が日本から逃げるからなんなんだ?

今後AI人間に類する汎用性と知能を獲得できるとするなら、いま生成AIに対する投資で遅れをとると、それはもう致命的なんだよ。

今生成AIで使われてるtransformerだって生成AI用に開発されたんじゃなく、アノテーション用に作られた。今のAIに関する技術がどう他の分野に活かされていくかなんて分からない。

しかも、transformerはGoogleが気前よくオープンソースにしてくれたが、OpenAIしかり、今後は隠しておく風潮が出る可能性が高い。

絵を描いてる人は、早期にAIに食われてしまって可哀想だなと思うよ。でもここで日本が生成AIをはじめとするAIに関する開発投資で遅れをとるわけにはいかないんだ。多少の犠牲を払ってでも最前線を目指す必要がある。

2024-01-18

anond:20240118190243

先日のたややん・渡辺明九段YouTube配信を見て、

ゲスト渡辺明九段将棋AI対談企画「水匠実験室」新春スペシャル!【将棋AI水匠/たややん】 (2:30:08)

https://www.youtube.com/watch?v=94gZLUyGeKE

渡辺九段が「天彦さんや豊島さんは、(最前線の)研究合戦から降りた(12:48-)」と表現していたのが印象深かった。

しかし、「降りた」というのはネガティブ表現だけど、実際のところ、将棋自由ゲームであって、相手に勝てるんなら当然何をやったっていいわけだよ。勝つために降りたんだと言ってもいい。

極端な話、藤井竜王名人勉強時間の8割を序盤研究に充てていたとしたら、豊島九段が同じ8割を研究に充てても、差は縮まらないし、パソコンスペック研究効率でむしろ差は広がってしまうかもしれない。でも、研究が役に立たない力戦に持ち込めば、別のところで勝負ができる。だったら、研究以外のことに勉強時間を割いたほうが、結局は「地力が強くなって」勝ちやすい。プロ棋士レベル地力が伸びる余地があるかは配信でも疑問が投げかけられていたけど(1:25:20-)、序盤研究も実戦対局も詰将棋も、将棋に関わる時間なら勝率いくらかでも貢献するはずだ。そういう勝負環境バランスがありうるし、実際にいまそれが起きている。

やがてそういう理由で仮に最前線が角換わりから振り飛車に移ってきたら、今度は振り飛車AI研究で焼き尽くされるかもしれない。けど、幸いにして将棋はめちゃくちゃ広大なので、そもそも角換わりだってAIレベルでは焼き尽くしの途中だし、居飛車にも振り飛車にも枝葉に分かれた戦型は山ほどある。そして何より、AIがすべてを焼き尽くしても最終的には「人間にはすべてを覚えきれない」という絶対的な砦が残されている。

もちろん、もう一方には、増田康宏七段のように「相手研究の隙を突いたり出し抜いたり、自分けがもっと研究している局面に持ち込む」という方法で立ち向かう人もいる。

将棋自由だ。

バブル期の浮き沈みを最前線で味った経験がある老人に

『 今振り返って、撤退手仕舞いすべき兆候があったか』聞いたら



不動産でも株価でも『 いつか高騰が終わる』という自明のことを口にしただけで世の中のことを知らないアホだとみんなに笑われる風潮に変わったあたりがサインだったかも」

とのこと

2024-01-15

30過ぎのオタク自分たちはもはや最先端オタクなどではなくて若者に二集団分遅れてる老害おじさんであると言う前提で語らねばならぬ

これを避けるための唯一の道は作品の作り手でいることだ。

もちろん、作り手になっても意識アップデートきぬ人間は一生ワナビーとして生きざるをえなくなり、途中でカーズ様になる定めだ。

なぜワナビーオタクがいつまで経ってもワナビーかというと、下手に消費者オタクとしてのプライドが高いからだ。

新しい流れは大抵はオタク歴の短いニワカと呼ばれる若い人によって作られる。最初は必ず年季だけが長い無駄プライドの高いオタクによって駄作扱いされ潰されるが、それでもいくつかは生き残り老害たちの安住の地を壊していく。

これを老害オタクたちは止めることはできない。本来もっと若いうちに卒業スべき場所にしがみついてるだけの生産性のない連中が30過ぎのオタクからね、仕方ないね

であれば30を過ぎて自ら何かを作らぬオタクはどういきるか。

自分感覚が先端であると言う自惚れを捨て

自分感覚オタク代表であると言う勘違いからなるズレたプライドを捨てて

若いものから供給に養ってもらっている隠居のつもりで、全てを受け入れて穏やかに過ごせば良い

そう言う目線で見れば、自分感覚には合わなくとも新しい作品は楽しめるし

古い作品を懐かしむこともできるし

いまだに自分ターゲットとした作品には感謝気持ちを持って接することができる。

この意識を持って初めて30過ぎのオタクは心安らかに生きることができる。良いことづくめだ。

30を過ぎて、まだ自分オタク最前線だとか

自分感覚こそがオタクの標準だと勘違いをしている人間現実から目を背けている。目を逸らすから苦しむのだ。

別に自分世界の中心でなくて良いじゃないか

自分を楽しませてくれるだけの供給は十分すぎるほどあるのだからそのことに感謝して生きよう。

そうして、実際にほとんどの30過ぎのオタクはそうしている。

それをしないのはごく僅かだ。

何故お前たちはそうしない? 理由は一つ 30過ぎてまだ自分が現役最前線だと思っているオタクは異常者の集まりからだ ...

2024-01-14

日本に来ているパレスチナ人ウクライナ人香港人台湾人の方へ。本当に困ったことがあれば米国大使館を頼って欲しい。

https://twitter.com/usembassytokyo/status/1734133105932521705

米国は、より自由で公正な世界のための闘いの最前線に立つ人々を支持します。そして、人権基本的自由尊重を促進するためにたゆまぬ努力を続け、腐敗を暴き、説明責任を追及し、司法への公平なアクセスを主張する人々の力となります米国日本と共に、五ノ井里奈さん、旧ジャニーズ事務所の故創業者による400人超の被害者の方々など、性被害や性暴力にあった方々を支援しています。#UDHR75

米国は、より自由で公正な世界のための闘いの最前線に立つ人々を支持する。

パレスチナで、ウクライナで、香港で、台湾で、不公正を目の当たりにすることもあったかもしれない。

最後最後は、米国を頼りにして欲しい。

米国自由で公正な世界のために、そして人権基本的自由尊重を促進するために、たゆまぬ努力を続けるよ。

2024-01-11

ワコムの話と『反AI』さんたちへの手紙

 Wacom炎上が止まらない。

 株式会社Wacomは、高品質ペンタブレット類を筆頭に、クリエイター向けのデジタル製品を展開する埼玉県企業だ。

 超有名ペインソフトCLIP STUDIO』のセルシス提携してイラスト情報サイト運営したり、YouTubeにて著名作家による液晶ペンタブレットでのメイキング動画配信するなど、顧客だけではなく、クリエイティブ世界全体に寄り添ってきた印象の強い企業だった。

 そんなWacomが、言うまでもなく数多のクリエイターから侮蔑され、今に至るまで常に批判を浴び続けているAI生成画像広告使用した。

 当然、界隈には激震が走り、すぐさまWacom非難誹謗中傷雨あられさらされることとなった。

  全ての発端となったその画像は、Wacom米国支社が新春セールの告知バナーとして掲載した画像使用されている龍のイラストだ。

 それは昨今の精緻化しつつあるAI画像事情を考えればまったく稚拙と言っていいAI丸出しっぷりのカスみてえなクオリティポンチ絵であり、切り抜きすらガバガバで、目にしたユーザー正気を失うのも無理はない瘴気を放っている。

 Wacomの弁明によればストックフォトサイトから購入した画像であり、説明には手描きですって書いてたらしい。信じるなよ。

 ゆえに、

ペンタブという、血と汗と涙を流してがんばるクリエイター相棒となる機器を売っている会社が、クリエイター成果物を無遠慮に搾取して作られたAI画像なんぞを広告に使いやがったことへの怒り

②たとえ本件が広告代理店単独やらかしであってWacomは悪くないのだとしても、創作現場と密接に関わってきたはずのトップ企業あんな分かりやすAI画像を見抜けなかった、あるいはチェックさえせず素通りさせた可能性があることへの懐疑

そもそもWacomかいう超有名かつクリエイターと親密なはずの企業が、自社の広告に使うイラストを新たに発注せず、ストックサイトから拾って済ませたことへの落胆

ユーザー告発がバズったさいに、迅速な対応を見せることなく火元の投稿を無言で削除してしばらくだまりだったうえ、ようやく出た謝罪文がどうも歯切れの悪い内容であることへの🤔

Wacom製品の宿痾であるタブレットドライバ虚弱体質への不満が炎上ついでに大噴出

上記を主な理由として燃え燃え、もはや消し炭すら残さなフェーズに入っている。

 自分は生成AIゴミだと思っている人間であり、Wacombambooに導かれて絵を描くようになったおえかきオタクであり、同じくWacomが展開する液晶ペンタブレットのフラグシップである"Cintiq pro"に憧れてきた一介のユーザーであるため、Wacom燃えているのは我が事のように苦しく、歯痒い。

 

 はじめはWacomに対する困惑と、とにかくは炎上を追わねばという気持ちけがあり、なぜAI画像を使う羽目になってしまったのかさえ知れればよいと思っていた。

 だが、炎上が際限なく広がり、どこまでも飛び火しまくっている現状を見るほどに、自分でもよく分からない様々なお気持ち悪態自分の内で噴き出しまくってないまぜになり、どう整理すればいいかさえ分からなくなってしまった。

 非難にあわせて拡まった不買運動や、やおら他社製品液晶ペンタブレットを持ち上げ始めるインフルエンサー挙動イラつく自分も情けない。

 その代替として挙げられた製品だって過去AI広告作って燃えてるし、そもそもそいつらがCintiqに敵うものかよ。

 一方で、そんな悪口が出てきてしまうのは、私が持ち合わせているある種の国粋主義的な、権威主義的な部分が強く認知を歪ませているせいであるという点を否定できない。私はWacom信者だ。恥ずかしながらこの目は曇っている。

 なんにせよ、よく分からないお気持ちを抑え込むことさえできない自分があまり馬鹿みたいでつらいのだ。

 AI慎重派の筆頭論客でもある某イラストレーターが「XP-PEN(Wacom以外であれば真っ先に候補に上がる中国の優秀なメーカー)の液タブ買ったよ」というツイートをしただけで「Wacomへの当てつけかよ!!!!!!!!!!?!」となってしま自分単細胞が恨めしい。

 だから、彼がとてもとても理性的な筆致で書いてくださっていたnoteを読み、示されていたフラストレーションの殺し方のすすめに従って、こうして文章の形で消化しようとしている。私は絵でしめすより文章をしたためるほうが相対的に得意だから。うまくいくかな。

 ファックAIファッキン創作ヘイターども。

 思いついた順に書く。くどいので今後は液晶ペンタブレットを「液タブ」と表記する。

 本件を概観するうえで見落としてはいけない気がするファクトとして"Wacomの液タブ"という存在概念が、デジ絵に親しむ者にとっては単なるハイエンド製品に留まらない、絵描きとしてのステータスシンボルでさえあった実情がある。

 「Cintiq」という名は単なる製品名前ではなく、それこそCHANELの「N°5」のような、ある種の象徴を背負ってきた。なぜなら長い長いあいだ、Cintiqこそが唯一の“本物の液タブ“だったからだ。

 どういうことかといえば、Wacom特許でもある電磁誘導方式(EMR)という動作形式作動するの液タブは、長らく新生Cintiqシリーズしか存在していなかったのである

 EMR方式は、グラフィックタブレット動作方式として最も優れていると言っていい代物だ。飛び抜けて高度な筆圧感知と動作検知能力を持つため、まるで紙に線を引くかのように繊細な描画が可能であり、ペンの充電に煩わされることもない。

 かつては板タブの専売特許であった強力な描画能力を、液タブだてらに誇示してみせたことでCintiqは伝説となった。

 EMRの特許が切れた現在となっては、他社も盛んにEMR方式の液タブを発表しはじめているものの、依然としてそのクオリティの高さは変わらず、Wacom歴史に根ざした信頼もあって、“Cintiqという名前“は永遠に“すんげーつよつよ液タブ“の比喩であり続けている。

 趣味であれ生業であれ、デジタル創作に親しむ人々はみな、ショーウィンドウ越しのトランペットを見つめる黒人少年のごとく、Cintiq proに憧れながら絵を描いているのである(主語デカ案件)。

 だからこそ、"あの"Wacomが!!?という衝撃は大きかった。よその企業AIを使いやがったときのそれとは、話が違うのだ。

 むろん、いくら創作にまつわる機器を扱う会社からといって、告知に使う全てのイラストにコンペを設けたりできないことは、さすがに分かる。

 それでも、だとしても、誰しもが「なんで社内イラストレーター使わねえんだよ」と失望するほどには、Wacom名前は重かったのだ。

 当のWacomにさえ抱え切れないほどに。

 また、消費者による企業への信頼とはすなわち資本への信頼でもある。

 資本といっても、なにも小難しい株価とかの話ではない。

 ただ、ただ単純に「高え金払ってんだからしっかりしてくれよ頼むよ」という話だ。

 「Cintiq pro27」とかでググっていただければ分かるとおり、Wacomフラグシップ製品は、おしなべてアホみたいに高い。Apple製品とタメを張るくらい高い。ちなみに企業姿勢もどとこなく似ているところがある。

 Wacomがどんだけ儲かってるかは知らんけど、あんな高いもの売ってるなら相応にお行儀よくあってくれたまえよという話なのだ

 これはカスタマーが企業に怒りを覚えるポイントとしてあまりに分かりやすく、またその気持ちを分からない消費者はいないだろう。

 ちなみに、米WacomAI画像をうっかり購入したフォトストックサイトが、よりにもよってAdobe Stockであるのも見逃せない点だ。

 かのAdobeもまた、AI魑魅魍魎占拠され AI汚染震源地とすら揶揄されるようになったAdobe Stockの有様をユーザー咎められ、「高えAdobe税払ってんのに自社のフォトストックすら守れねえのかよ」という失望を集めて絶賛失速中の身である。どうも示唆的なものを感じずにはいられない。

 ただまぁ、個人的上記の諸々は単なる背景情報であって私には正直どうでもよかったりする。ここまでクソ長々と書き綴ってきたうえでこんなことを言うと正気を疑われるかもしれないが。

 私はただ、頭が固くて権威主義旧弊オタクであり、Wacom埼玉の誇りだと思ってる埼玉県民ゆえ、ただただ、たった1回の過ちでWacom製品を投げ捨て、""有象無象"“の""中華""製品に手を伸ばせるみんなのフットワークが信じられないのだ。

 そして今回の傷が重篤な致命傷なのは否定できないとはいえ、なにもWacom主体的AIを推進したわけでもないのにここまで炎上が広がっていることに引いているのだ。

 なんかこう…例えばCintiqの次世代モデルAI積みますとか言い出したわけでもなく、ただAI画像をなんとなく手にとってしまっただけなのに、叩かれすぎじゃないかと思うのだ。確かに迂闊で許される範囲じゃないとは思うけどさ。

 とくに、まるでWacomが生成AIを大歓迎し、諸手を挙げてユーザー押し付けようとしている企業であるかのように罵っている一部のAI慎重派の言動あさましく思えて仕方がない。

 むしろWacomは絵柄を署名のように扱える技術研究し、「AIAIをぶちのめす」道を探ろうとしている途上にあるというのに、というかその話題が出た当時はみんなしてさすワコしていたというのに……。

 ……長い長い冬を抜けて、ようやく著名なイラストレーターの方たちでさえ腹を括ってAI被害を訴えてくださるようになり、ここ最近にきて生成AIに関する議論が持ち直したように感じられる場面が増えたように思う。

 一方で、その暗い冬のあいだに摩耗した精神を顧みぬまま、あれもAIこれもAIAIAI呪詛言葉を撒き散らすようになってしまったインフルエンサーの方が何人か思い浮かぶ

 特に最近になって「2023年8〜10月以降にいきなり生えてきためちゃう絵師は基本AIだと思え」というド失礼な認識自然発生し、ぽつぽつと苦言が出ることがあっても、とくに大きな反発もないままその認識が界隈に定着したのを見たとき、私は「底が抜けてしまった」と思った。

 そこに畳み掛けるようにして、絵描きの最良の友であったWacomへの過剰な警戒がドバドバドバドバ噴出しているのだ。しっちゃかめっちゃかだよもう。

 AIbroが吐き捨てていった「AI規制派はフェミ!」というお里が知れる鳴き声を、彼の意図した形ではないとはいえ、私は捨て置くことができない。

 今の「AIカスどもVS絵師とかの連合」の泥沼バトルは、慄然とするほど「"フェミニズム"VS表現の自由」の界隈が辿った道筋に似すぎているのだ。

 

 あの人たちはどうなった?

 ギャグみてえな炎上の渦中にあっても気高く振る舞ってきた、"フェミ"と蔑称されるいわれなき本物のフェミニストたる女性達は、数回の炎上ですぐさまインターネッツレスバの無意味さを悟り彼女らがまだ"まなざし村"という懐かしい名で呼ばれていた時代の終わりと共に雲隠れしてしまった。

 こうして萌えコンテンツをひたすら理不尽に憎み、ダブルスタンダード思想を振り回しながらLGBT迷惑をかけまくる、だいぶ苛烈女性けが鼻息荒くリングに残ることとなった。

 一方の"オタク"の側も、愛するコンテンツを守りたい一心不器用にも声を張り上げていた層が、本当はそんなふうに怯えなくてもいいことを知り、安心して去った。オタクコンテンツを傷付けやがる連中の正体見たり枯れ尾花。好きなものを愛でる時間のほうがよほど大切なことに気づいたのだ。

 そうして気持ち悪くて不謹慎処女厨童貞が一番カッコいいという化石じみた価値観のまま、アニメゲームに言うほど思い入れがないにも関わらず、現実女性逆恨みする原動力として自分オタクだと思い込まねばならない可哀想男性けがオタクバトン勝手に引き継いだ。

 そんなこんなで、かの界隈は"炎上のための炎上"の火の手が毎日どこかしらで上がり続ける、オタク嫌いとミソジニストがこの世の終わりみたいなナワバリバトルをやるだけの地獄と化してしまった。

 他人事とは思えない。

 「絵が描けるだけで好きなだけイキれてvtuberフォローしてもらえるキモオタどもが羨ましい」という凄惨嫉妬が胸の内で渦巻いていることにさえ気づけないまま、自分最先端技術理解しているすてきなテックギークだと心から信じて、満たされることな価値のない画像を貪り続ける“彼ら“の壮絶さを思えば、相対する我々はたしかに、さすがに、今のところは同じ場所まで堕ちてはいないと言っていいだろう。

 今のところは。

 だが、その尊い正気が首の皮一枚でつながっているに過ぎないことを、前線にいる多くのひとが忘れてしまっているように思う。

 自分がすぐにでも怪物に成り果ててしまうほど疲れ切っていることに気づかず、このまま怒りと悲しみを免罪符にして諍うだけの日々を送っていれば、すぐにでも炎上熱狂と、レスバのライブ感に飲まれしまうことだろう。

 これは自戒でもある。

 ここが正念なのだ

 この戦いはコップの中の嵐ではない。

 議論の場としては最悪なインターネットが唯一のフィールドというのも逆風だが、それでも。

 ヒュドラの頭を潰し続けることに拘泥してはいけない。

 非常に緩慢なテンポで、ときに腹立たしい揺り戻しに見舞われながらも、世界は確実に、ゆっくりとまともな方向に舵を切ろうとしている。

 それもこれも、生成AIという忌子の産声に迅速に反応し、大衆がことの重大さに気づく前から、狼少年のような扱いを受けながらも折れることなく声を上げ続けてくれた人々がいたおかげである

 あなたたちが戦ってくれたからこそ、ようやくたくさんの人々が目を覚ましはじめている。

 だから、我々はその目を裏切ることなく戦い続けなければならない。

 だから、少しでいいから、休んでほしいのだ。ふと立ち止まるだけでもいいから。

 この局面にあって、些細なことから「やっぱ反AIって頭おかしいわ」と思われるような事態があってはならないのだ。

 なにもあなたたちの活動疑義を唱えているわけではない。

 私は恥ずかしながら、かつて表現の自由戦士と揶揄される感じのあのへんの活動に片足を突っ込んでいた。

 そしてその日々の中で、素晴らしく聡明で、洞察力があって、敵を糾弾する時も優しさを忘れない、人間としても尊敬を集めていたオピニオンリーダーがある日突然ぶっ壊れてよくわからないことを言い出し、クソほど炎上するのを何度か目にしてきた。敵にも味方にもそんな人が出ていた。彼らはそのまま、“炎上のための炎上”をやるためのゾンビと化していった。

 思い返せば彼らはいつも最前線に立って、独りで戦っていた。“界隈の人間ではない“人間そばにいて、エコーチェンバー反響を適度に遠ざけることさえできていれば、ガス抜きさえできていれば、何かが変わっていたかもしれない。

 怪物と戦うもの怪物にならない方法は、ひとつだけ。連帯することだけだ。

 あなたたちの仕事は言うまでもなく私が、そしてなによりあなたたちが呼び覚ました無数のビジランテが引き継いでいく。

 だから、少しでいいから息をついて、AIbroどもにもみくちゃにされる中で削ぎ落とされてしまった何かを取り戻してほしい。我々にとってあなたたちが必要からこそ、壊れないでほしいからこそ、私はこんなことを言っているのだ。

 Wacomを許せるなら我々はまだ引き返せるはずだ。

 ibis paintとクリスタを許したように。

 このエントリあなたたちの目に入ったら、お前は手ぬるいだの悲惨現実理解できてないだのの有難いお言葉が飛び出してくることだろう。

 確かに前半のWacom擁護は、贔屓にしている会社かわいさゆえの妄言ではあると思う。正直。

 でも、後半で言っていることを取り下げるつもりは絶対にない。

 現実がまじくそだとしても、だからこそ、意地汚くAI押し付けてくる連中とこれからも戦っていくためにもここで少し立ち止まり、あたりを見回して我が身を振り返らねばならない時期にきていると私は強弁する。

 匿名の陰に隠れてこんなことを言っても説得力がないだろうが、どうか私を、Wacomを信じて矛を下ろしてほしい。

 それが私の祈りである

2024-01-10

anond:20240109234832

「みんながどう受け取るか」の最前線で40年やってきた日本一とも言える人が、ここだけどう受け取られるかの想定間違えてるって主張?

流石に松本さんを馬鹿にし過ぎじゃない?

2024-01-06

ゲームレビュー俺ばかり消される

はああああああああムカつく!!!辛口な的確レビュー必要ないってか。チヤホヤされたいだけかよ。

ゲーム会社で開発してた俺の感想だぞ。最前線で開発してた俺の感想を消すか。だから無料でもプレイされないんだよ。一生無償で作ってろ素人

2024-01-02

anond:20240102112737

アンチ乙、暇さん曰く最前線好き嫌い.comがあるぞ

なお開示される模様

2023-12-31

死ぬ理由はない。でも生きる理由もとくにない。

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前置きというか予防線として、私は増田達にはあまり好かれないタイプで、嘆き風自慢話にしか聞こえない可能性は、十分に理解した上で書いている。

ただ、「死にたい!」という理由はなくても、だからといって別に、「生きねば!」という強い理由もないからなぁ~。だったら死んじゃおっかな~。

案外、このくらいの感じで自死を考えちゃう、そんなしょうもないおっさんが実は結構な数いるんじゃないかと、そんな思いで書いてみる。(もし似た人がいたら、少し安心できる気もする)

でもたぶんどうせ、死なない。死ぬ理由もとくにないからな。ふはは。



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33歳の年も、残すところ10時間を切った。

18でも20でも30でもないのでなんの節目でもない年齢だが、

35歳(私の中での明確なおじさんの基準)が目前に迫った34歳を迎えるな~、とか、知らないうちに無理やり自分の中で理由をつけていたのか、

この1ヶ月はやたらと人生を振り返ることが多かった気がする。

結果として、これからおじさんとしての人生が50年くらい続くことに対して、希望が持ちづらいと思う日が増えた。



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本当に、なにひとつ不自由のない人生を歩んできた。


東京まれ

富豪とまでは言わないまでも、それなりに裕福な家庭で育った。

物心ついた頃から頭が良い子だと言われ続け、足もそれなりに速く、小学校ではごく自然な形で学芸会演劇の主役をしていたし、生徒会会長も務めた。


私立中学の受験にも成功した。塾時代の成績はいつも全国模試上位だったから、失敗することなんて考えもしなかった。

部活学園祭実行委員最前線で楽しみ、彼女も当然のようにいた。童貞は、附属高に上がる16歳頃には卒業していた。

卒業アルバムを開けば、嫌な記憶ひとつもない輝かしい中高時代が思い出せる。


学校名は伏せるが、所謂最上位の大学に進学した。最早、まわりも当然だといった様子だった。

バイトサークルゼミ活動大学生のお手本のような生活を送っていた。

講義サボりすぎて1年留年したりもしたが、大手広告代理店にすんなりと内定した。


代理店で、新卒女子自殺をした頃、広告業界の忙しさが嫌になり転職経験したが、

次の会社でも大きな挫折経験することなく、同期の中では出世の早い方だったし、全社表彰されたことも何度かあった。


ある程度の給与をもらえていたので、都内繁華街近くの1LDKで20代の独身生活を存分に謳歌した。

その時々の彼女を連れては、グルメインフルエンサーが紹介したがるような、洒落バルやら、ネオ酒場やら、

ミシュランの星がつくような店にも、何か記念日などのイベントがあれば、それほど無理をせず行くことができていた。

フレンチイタリアン中華も、職人から手渡しされるような寿司屋も、数えきれないほど行った。「kint〇nとかガキが喜ぶ焼き肉屋だろ」とかイキったりもした。

連休があれば近場の温泉にふらっと出かけた。海外旅行はあまり好きではなかったが、女にねだられれば年に1~2回は連れて行った。


嫌味のような半生を書き連ねてあらためて、本当に、なにひとつ不自由のない人生を歩んできた。と思う。

衣食住はもちろん、三大欲求をそれなりに高いレベルで満たし続けてきた。



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少しだけ挫折を感じたのが、結婚離婚だった。

30歳で結婚をして、1年も待たずに離婚してしまった。

理由をあげだせばキリがないのだが、一番は子作りについての考えの相違で、要するに私は子供が欲しくなかった。

入籍当初には同意してくれていた元嫁は、すぐに「やっぱりわたし子供が欲しい」と言い始め、口喧嘩が増え、離婚した。

別に島耕作時代でもないので、離婚出世に響くとかは考えたことがなかったが、自分でも意外なほどに離婚はしたくないと粘ってみたりもした。

でも、自分の子供が欲しくないという気持ちがどうにも変化する気がしなかったので、結局、離婚した。

(子供が欲しくない詳細理由割愛するが、ざっくりいうと、絶望と閉塞感のあるこれから日本に、子を産み落とすことは無責任なように感じる、みたいな理由が主)


俗にいう若手エリートモデルケースからズレたような気持ちになって、急に仕事に対する熱意がなくなってしまい、

半年後には会社退職して、個人事業主になっていた。


でも少し経ったらそれもなんだかんだ事業軌道に乗り、リッチとは言えないまでも、今はまた不自由ない独身暮らしを送っている。


お金は、めちゃくちゃな贅沢は出来ないまでも困ってはいないし、莫大な資産を築きたいという野望がなくなった。

思えば、別にエリートを目指して生きていたわけでもないので、また大企業に勤めたいという思いはないし、日本を動かしたいという思いもなく、ステータスへの渇望感は消えた。

夜のお店にたまに顔を出してはお店の女の子と仲良くなったりもするので、セックスもとくに困っていない(今は、かもしれんが)。

10年後くらいにいよいよ老後の孤独を考えたりする頃には、多少気持ちも変わっているかもしれないが、再婚もあまり考えていない。

から、真面目な出会いは求めていない。もちろん、子供は今も欲しくない。

若いからずいぶんと分不相応美食家を気取っていたが、ある程度の金額で満足できる程度のバカ舌だったのか、赤提灯で十二分な満足が出来てしまうことを知り、必要以上の金をかけて食事をすることに喜びは感じなくなった。



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となると、だ。

残すところ短く見積もっても30年、長ければ60年近くの人生漠然と待ち構えているわけだが、

そこに対して全く、何かを成し遂げたいという欲が起きないんだ。

金を稼いで、良い家/車/服揃えて、良い女を抱きたいとも思わなければ、

将来のこの国のために子孫を残す気もないし、だったらと血が繋がっていない若者を導くような使命感もない。


君たちはどう生きるか、というより、もっと前の段階のところで躓いているわけで、

やべ、とくに生きる理由ってなくね?

老化は避けようもないし着実におじさんになっていくわけで、あれ、人生今より楽しくなることってなくね?って考えるようになった。

生きる理由より、むしろ死んでもええかって理由の方が、よっぽど簡単に見つかることに気づいてしまったわけだわな。


結局のところ、人類なんてものは大いなる生命螺旋を繋ぐための歯車しかなく、

子供が欲しくない奴なんていうのは、歯車としては欠陥品ってことなのかもしれん。


冒頭にも書いたけど、どうせ死にはしないと思うんだ。

生きてればそれなりに、本当にそれなりに程度でも、楽しいこともまだあると思うんだよ。

でも、楽しさも幸福も、これまで以上は超えてくる気がしないという謎のおぼろげな展望が、日を追うごとに輪郭がはっきりしてきていて、

その現実からどうしようもなく逃げ出したい。逃げる?あれ、死んだらいいわ?そゆこと?


みたいなことを思ってしまう。そんな大晦日だね。

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