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はてなキーワード: リメイクとは

2014-01-26

http://anond.hatelabo.jp/20140126033425

だよなあ、五年前の話だもんなあ。

ミスった、本当ミスった。

はてなに紐づいてるメルアドに連絡ぐらい行ってもいいんじゃない!? と思って確認したいけど、

昔紐付けてたメルアド解約しちゃったんだよなあ。

もう今更うじうじ言ってもしょうがないよなあ。

罰としてリメイク版も含めてそこのゲームをまとめ買いします。

ほんとごめんなさい、頑張って感想書いて恩返ししたいです。

2014-01-25

http://anond.hatelabo.jp/20140124203943

なんであの当時って、「人間失格」とか「家なき子」とか「星の金貨」、古い小説とか童話タイトルドラマにあてたりしてたんだろう。

リメイクというわけでもないし。

ドラマの「星の金貨」は作中でグリム童話星の金貨の話が出てくるから、まあわからないでもないけども、「人間失格」と「家なき子」は原作とどうつながってるんだろうか?

実写版小公女セーラみたいに、中途半端現代日本舞台にされてリメイクされても困るけど。

それとも、当初の構想は原作オマージュだったりしたのだろうか?

いじめを苦に登校拒否してドロップアウト後に、堂本光一ラブラブになって、心中未遂をするも堂本剛だけ生き残って、嫉妬に狂った黒田勇気とドロドロで、みたいな話にするはずが、

陰湿いじめに耐えるおしん路線のままのほうが日本人に受けるんじゃね?」

路線転換

とかそういうのだったりして。

2014-01-12

リメイク商法の次は「あの人は今商法、もう何でもアリだな

タッチママレのように最近あの人は今」が新たな商売になりかけてる件。

俺はどうでもいいけど、リメイク商法同様ただ媒体が変わっただけとかだと、個人的に残念に思う。

終わった話をまたぶり返すのは、古参のファンを失わせ兼ねないわけです。

なんで、アニメゲームも続編シリーズを作り過ぎないようにしてもらいたいです。

もうナデシコ劇場版のような俺涙目みたいな現実出会いたくないもんでね。

2013-10-07

ゲーム実況はリメイク需要を潰すかもしれない」という仮説

今まで遊んでいなかった人がゲーム実況でゲームを買うので宣伝になる、というのは強ち間違いでもないかもしれない。

だけど、実際にゲーム実況動画見た人の中でゲーム買う人と買わない人どっちが多いっつったら、圧倒的に買わない人が多い。

その人たちの中には、ゲーム実況が無い状況でリメイクタイトルに触れていたら買っていただろうか?やっぱり買わなかっただろうか?

検証しようもない与太話。

これからゲームの売り上げが右肩下がりで落ちていくのは単なる少子化の影響ってのもあるし、

他のさまざまな要因もあると思う。

けど、「過去作ならゲーム実況やっても許される」っていうゲーム実況界隈の共通認識なのは果たしてどうなんだろう?

「実況されまくってるからリメイクしても無駄」にはならんのだろうか?

過去作だから」という言い訳安易に乗っかる連中が群がって畑を荒らした結果、どんなに手間暇かけてもそこにはぺんぺん草すら生えないっていう

どうしようもない事態は起こらないのか?


ゲーム実況っていう目先の小銭に安易に群がる作り手が最近多いけど、もっとちゃんと自分たちの「財産」について考えるべきじゃないかな。

そう安易に切り売りしていいものなのか?


それとも、「リメイク」こそが悪手でオリジナルタイトル需要を取り込めるならそれはいい事なんだろうか?

2013-08-27

ヤマト2199#01~#02の途中まで感想メモ

2013-07-19

スタジオジブリ風の谷のナウシカリメイクを発表するもガンシップは登場せず

…というタイトル虚構新聞が掲載される夢を見た

勿論ラスト巨神兵が登場しないまま風の谷が王蟲の大群に飲み込まれてハッピーエンド

2013-06-20

http://anond.hatelabo.jp/20130620003349

ドラクエⅦでは、せっかくの遊び要素がリメイクで配慮という名の自己規制でバッサリカットされてたな。

2013-06-08

本来、ヤマトの120%は1度きりの筈だった

http://anond.hatelabo.jp/20130608144955

元々、ヤマトでのエネルギー充填率120%ってのは、地球波動エンジンの起動実績が無い為、無事に起動出来る可能性が少なく、少しでも可能性を上げる為に可能な限り充填しようっていう発想だったんだよね。

実際、初代では、わざわざ島の操作ミスエンストまでやって緊張感を高める演出をしてたほどで。

http://www.youtube.com/watch?v=VI8Uu9-hUVw

(その意味では一発で起動してしま実写版リメイク版だと起動までの緊張感が不足してるとも言える)

から、本当は波動砲のもの100%で良い筈。(シリーズも後半になると100%以下で撃ってたりするけど)おおかた、故西崎プロデューサーがそういう演出を気に入って、何するのにも100%越えの演出を要求したんじゃねーの?

あの人、他の作品見ても分かるけど(たとえば、ブルーノアオーディンとか)、バカだよ?

2013-06-02

これだからセクシャルマイノリティへの偏見がなくならないんだよ

編注:ちなみにつぶやき人はゲイなのでそれを前提に読み進めてください。

女性手帳ドラクエ5のようなもの

http://togetter.com/li/512216

それからしばらくして、ドラクエ5リメイクされた。思春期を過ぎた頃だ。懐かしくて、ワクワクを思い出したくて買った。ところが、予期せぬことが起こった。どーしてもフローラビアンカか選べないわけだ。

選べないんじゃない、選びたくないんですね。ドラクエというのは、主人公自分の分身として扱うゲームなのです。そんな自分が、女性を好きになり、結婚して、子どもを生み育てる。それが苦痛で仕方がなかった。(そして、その筋書きもやる前にわかっているわけで

ゲーム現実区別できない人がここにまた一人。

何でそこまで考えるのかなあ?

ドラクエ3をやる人は16歳になったとき王様のところへ行って魔王を倒すために旅立つ覚悟ができてる人なの?

ドラクエ4をやる人はある日突然自分の村がモンスターに襲われて幼馴染や村の人達が殺される覚悟ができてる人なの?

違うよね?

あくまでゲームキャラクターの話だよね?

現にあなたはそこには突っ込んでないよね?

なのになんでドラクエ5にだけ、現実セクシュアリティ云々を適用しようとするのか。

こういうダブルスタンダード的な発言をすると、セクシャルマイノリティでない人はどう思うか。

表面上は「なるほど、そういう考え方もあるんですね。勉強になります」と賛同してくれても、

腹の内では(うわあ、めんどくさい人。関わらないでおこう)と嫌悪感が醸成される。

こうしていつまでたっても、セクシャルマイノリティへの偏見根本的になくならないのだ。

2013-05-26

http://anond.hatelabo.jp/20130526111954

ボロ儲けなんてどだい無理な話だし、

少ない予算の中でギリギリ赤が出ないのがリメイクってだけ。

そんだけじり貧。

ゲーム会社の呆れる商魂について

任天堂マリオポケモンを使ったマイナーチェンジ商法。自社のハードで人気キャラクターを使った商売が多いものの、ハード売上が最近落ち気味。最近ではPS3ハード一位を明け渡した。似たようなハードしか作れずボリューム不足から他社ゲームの内容量が比例して低くなる負の連鎖株式会社ポケモンかいう高給マターリホワイト企業近年有名だが、ポケモンしか扱わないので非常に飽きやす社員によってはやりがいが全くない。しかし腐ってもホワイト企業。そのためかゲーム開発は近年旧作と似通ったものが多い。完全に守りに入っている。

コーエー無双の完全版商法猛将伝フリーモード入れればいいや。DLCにしてみました等。システム面もさることながら、史上最高峰という言葉が好きな割に稚拙ストーリーモードが有名な無双シリーズ能力バランス演義より且つ蜀贔屓で史実にほぼ忠実でない三國志等、

コナミパワプロの決定版商法。後でフリーズバグ改善すればいい。最近課金制始めました。毎シリーズなぜか特定の球団だけ最強設定になっている(例:セリーグ在阪球団)。

カプコンバイオハザードシリーズナンバリングが打たれる度にもはや「バイオである必要がなくなった海外FPSを意識したゲームシステム及び世界観、旧作スタッフを続々解雇する等しても未だ失敗に気付かない無能な首脳陣の横暴。逆転裁判シリーズに至っては当時でも画期的と話題になった裁判員制度採用して物議を醸した。基本的に新しいことがしたくて堪らないらしい。その結果がこのざまである

グリーガシャポン商法。何が出るか分からないクジ引きという画期的?なシステム採用するも実は当たりくじがなかったという人を小馬鹿にしたような商法が主力。またパクリ商法

任天堂の倒し方、知らないでしょ?オレらはもう知ってる」といったスタッフ迷言や他社製品酷似したゲーム最安値大量生産する中国的な会社。IT通信関係では近年稀にみる圧倒的な離職率の高さ、大量採用大量離職をやってのけ常に人材不足であり、技術不足が露呈していること、消費者庁からガシャポン禁止令が発布されたことで実はとんでもないブラック企業であることが判明。同業のDeNAにまで馬鹿にされる始末。

日本一ソフトウェア。超大作ラストリベリオンを引っさげクソゲー界に名乗りを上げたSRPG巨匠ディスガイアやりこみゲーが評価される一方でこのざまである最近ではなぜか「検索してはいけない言葉」に挙がっている。なお、2ちゃんねる界隈ではブラック企業としてかなり有名。

タカラトミークソゲー界の任天堂の呼び声高い老舗。ダメジャー三部作など10秒に一回笑わせてくれるお笑いストーリーが話題。システム面も勿論酷い。クソゲーマイスターゾイド人生ゲームなどの失敗から去年完全撤退を余儀なくされた。

ドリームファクトリー通称ドリフダメジャーを初め専門学校レベルと呼ばれるシステム面が有名。タカラトミー等の下請けとして活躍した。過去の栄光に縋りついていたが近年は多少見直されている。

アクワイア忍道天誅で有名。しか版権でよく揉める。金銭面にがめつい為、近年オンライン事業に着手。また過去の問題から他社ゲーを貶しているみっともない会社体質を持っている。あとバグが多い。

バンダイナムコゲームスアイマス商法を筆頭に課金商法および劣化移植商法。ゼノシリーズ等の版権商法。何も進歩しないシステム。常に金儲けだけ。集めた金でしょうもないイベント開催。テイルズシリーズではDLC商法が酷い。下請けの失敗は徹底的に叩くのに成功下請けから奪うやり方が有名で、版権を持って横槍を入れまくった挙句失敗すると責任下請けに擦り付けるなどヤクザ的な感性を持ち合わせた会社

SNKプレイモア。KOFシリーズサムスピメタルスラッグ等。作風が常に転換している。近年ではパチンカス揶揄されるパチンコ事業で裁判沙汰になる。過去の栄光はどこへやら。ネオジオ()。

セガ。自社のセガサターンや早すぎた次世代機ドリームキャストなどハード機が有名だった。湯川専務といったキャラクターが有名か。あまりにも早すぎた登場によって当時は殆ど理解されず埋没したが、近年は見直されつつある。

スクエアエニックスリメイク商法。ただハードを移しただけ。バグフリーズ改善は当然も今度は3Dグラフィックが問題に。過去の栄光に縋り移植を乱発。今年に入ってやっと完全新作に着手する模様だが、リメイク乞食は今年も健在。

2013-05-10

僕の頃の手塚治虫

 オッス!おら第二次ベビーブーマーだぞ。

 1974年生まれぐらいの人から見て、手塚治虫ってこんな感じに見られてたなあっていう話。

 僕が子供の時は各界に権威者つーか、記号みたいな人がいたのね。

 美空ひばり=歌うまい、みたいな。石原裕次郎とかさ、リアルタイムじゃ「太陽にほえろしか知らんけど、あの固太りのおっさんのどこが恰好いいの?とか思ってても、裕次郎二枚目、みたいな記号権威をもってたんですよ。

 いまさ、例えば歌姫って言っても、こーだくみも歌姫なら、浜崎だって歌姫でしょ。僕が子供頃だったら歌謡曲女王ってたら美空ひばりミスタープロ野球ってたら長嶋茂雄、いや島倉千代子はどうなの、とか王貞治の方が記録を残してるよとか、そういう異論は通用しなかった時代なのね。

 で、そういう時に、手塚さんは漫画神様

 今だって神様だけどさ、もう当時はカテゴリー的には昭和天皇と同じカテゴリーなのよ。美空ひばりとか長嶋茂雄とか、石原裕次郎とかは皇室と同じポジションにいたわけ。

 そういう意識を共有して、日本人共同幻想体をシェアしてたのね。

 タクシーに乗ってさ、いきなり運転手が「いやー昨日は巨人が負けて残念でしたね」って話しかけるみたいな、共同幻想ね。そこにはスワローズファンなんて存在しないの。いや、俺はホエールズファンだからなんてのはあってはならないの。石原裕次郎二枚目ってのを受け入れるのはさ、天気の話をして場をつなぐ友好的な社交を受け入れるってのと同じことだったわけよ。

 そういう仲でさ、手塚治虫神様天才=善人=医者、っていうさ、そういう受け入れられ方をしてたわけ。世間アトムジャングル大帝しか知らんから

 手塚場合は、まあ、実際に天才だったわけだしさ、裕次郎二枚目っていうのよりは実態があったけど、僕らの世代は実際には手塚漫画を読んでないのね。アニメは見たよ。

 子供が多い時代だったから、しょっちゅうアニメ再放送されてて、「ジャングル大帝」「ふしぎなメルモ」「悟空の大冒険」「鉄腕アトムリメイク版ね、♪ボクの腕と脚はジェットで空をとーべるー、の方)」「ジェッターマルス」とか観ていた。僕が一番好きだったのは「悟空の大冒険」だけどさ、まあ正直言って、藤子不二雄とか赤塚不二夫アニメの方が面白かったなあ。

「近頃の漫画権威っぽくてどうもいかん」

 みたいなことを80年代手塚は言ったらしいんだけど、晩年手塚権威を利用して、また新しいチャレンジをしてたね。

 僕がリアルタイムで、手塚の「連載」を読んだのは「アドルフに告ぐ」なんだけど、これ、週刊文春に連載されてたんだよ。一般週刊誌だよね。週刊文春読んでる中学生もやな感じだけど、漫画が一般雑誌に掲載されたのは大昔にはあるかも知れないけど80年代の文脈で言えば手塚だけだったね。で、「火の鳥」と「ブラックジャック」がハードカヴァー版で刊行されたんだけど、漫画ハードカヴァー版も多分、手塚最初

 権威を利用してたけどさ、最晩年の頃の手塚むちゃくちゃ現役作家でさ、現役作家として再ブレイクしてたんだよ。ま、あの人、現役じゃなかった時代はないんだけど、藤子F先生が「ドラえもん」に専念して、赤塚先生がかろうじてコロコロとかに細々と連載してる中でさ、手塚社会のど真ん中で新作でブレイクしたんだよ。

 その最中に亡くなったんだけど、「アトム期」「レオ期」「どろろ期」「ブラックジャック期」って連続してるけど、それぞれ別の顔、別の座標軸でブレイクしてるんだよ。で80年代にもブレイクの山をもひとつこしらえたっていうかさ、死んだとき神様じゃなくて現役作家だったんだよ。

 「ブラックジャック」とか「火の鳥」の名声で食ってたんじゃなくてさ、多くの読者に早く来週の掲載作品を読みたいって思われる作家だったんだよ。

 まあ、おっさんのむかしばなしなんだけどね。

ヤマト敬礼は無くならないのかw

宇宙戦艦ヤマトリメイクである2199では、敬礼はあの「ヤマト敬礼」ではなく、普通軍隊式の敬礼になってしまったそうだが、マジェスティックプリンス世界での敬礼ヤマト式なのが少し笑った。

2013-05-06

同人作家再販しません。オークションで買わないで」

>|素直に「買えなかったお前は諦めろ」って言え。

そりゃ自分が作った物が

自分利益が入らない形で

他人の利益になってるのは不快だろうけど

買った物をオークションで売る事は購入者に認められてる権利から

これを言ってる同人作家も手に入らない漫画ゲームDVD中古で買う事あるだろ。

そりゃオークションに出してる人には業者もあるだろうし

業者がそういう目的で買うのは法的、税金的な問題もあろうだろうけど

それはそういう業者に問題はあるだろうけど買う方には全然問題ない訳で。

それが嫌なら公式で購入できる手段を提供するしかない。

漫画ゲームDVD要望が多ければ再販移植リメイクされるし

DVDはお手軽な購入方法としてVOD提供してる。

特にお金儲けでやってるんじゃないんです。印刷代がかかるからです」

イベントで配るのはファンと交流したいからです」って言ってる奴

じゃあイベント終了後に再販しねー作品をネットで公開しろと。

ネット無料公開しない理由の「印刷代がかかるから。ファンと交流したいから」は再販予定無い作品には完全に当てはまらないだろ。

再販しません

オークションでも買わないで下さい

もうあなたが手に入れる方法はありません・・・そこまで作家に権限ねえよ。

嫌なら手に入れる手段を提供しろよ。

特にオークションで買う奴は定価より高いお金を払ってでも欲しいと思ってんだから、そこまで欲しいと思ってる人に矛先向けてどうすんの。|<

2013-05-02

日本ブレイク工業社歌の替え歌で「原作ブレイク興行社歌」

ブレイク ブレイク あなた原作

解体 解体 一役解体

発行部数が伸びていく フジテレビからオファー来る

アキバ平和を阻む奴らさ BREAK OUT



原作ブレイク興行 剛力クラッシャー DaDaDa!

原作ブレイク興行 オスカープロモーション ネットを燃やせ!



ラノベ壊すぜ 漫画壊すぜ アニメ壊すぜ 東へ西へ

ゴリ押しゴリ押し



原作ブレイク興行!



ブレイク ブレイク 欠陥脚本

改変 オリキャラ 原作無視

超展開などお手のもの 強制サプライズいたしま

正義ハンマー電通』かざせ! BREAK OUT



原作ブレイク興行 誰得番宣 DaDaDa!

原作ブレイク興行 ハリウッドリメイク ネットを揺らせ!



ラノベ壊すぜ 漫画壊すぜ アニメ壊すぜ 東へ西へ

ゴリ押しゴリ押し



原作ブレイク興行!



原作ブレイク興行 剛力クラッシャー DaDaDa!

原作ブレイク興行 オスカープロモーション DaDaDa!

原作ブレイク興行 誰得番宣 DaDaDa!

原作ブレイク興行 ハリウッドリメイク ネットを揺らせ!



ラノベ壊すぜ 漫画壊すぜ アニメ壊すぜ 東へ西へ

ゴリ押しゴリ押し



原作ブレイク興行!

2013-04-25

リメイク商法がおいしいのは作品の知名度を利用して宣伝費を減らせるところ。

2013-04-18

ゼルダドラクエ携帯リメイクって誰がやるの?

昔懐かしいオッサンがもう一度プレイするの?

若い奴が初めてプレイするの?

どっちもそんなに需要があると思えんのだが

2013-04-12

ギャラクティカ見てる

久しぶりに、リメイクギャラクティカを見てる。

にしても、「コボルの神よ」って所はどうしても笑える。

意味が分かる人は似非プログラマなのは間違いない。

本物なら、ギャラクティカなんて見ていないだろうから

2013-04-08

ネタバレしない映画ドラゴンボール感想

見てきました。

まり期待してなかったせいもありますが、かなりしっかり作ってありました。

通常版で見たのでアイマックスはどうなのか分かりませんが、通常版でいいと思いますアニメですし。

全体的に子供向けの下らないギャグもあり、大人向けの懐かしい映像リメイクして折り込み、というのを交互にやっていて、子どもと一緒にみるお父さんは楽しいでしょうね。

きっと映画の後アイスクリームでも食べながら「あそこはお父さんが子供の時こうだった」だとかなんとか言って盛り上がるんでしょうね。

35歳童貞の僕には想像もつきませんが、しいていえば曲はオリジナルがよかったなぁ

戦闘シーンはゲームみたいでしたけど、色使いとスピード感があって楽しめました。

スーパーサイヤ人ゴッドの設定もその後の戦いでなる必要がないって落とし所があるし、パンちゃんが鍵になってたり、ビルスが仲間じゃない設定もチートにならなくて済んでます

カイオウサマの星の所以とか、細かい後付け設定も披露してて楽しめました。

エンドロールの演出も大人は懐かしみ、子どもは一から読んでみようという気にさせるいい販促でした。

流石に鳥山明先生が書いてるだけあります

映画館でみる必要はないかもしれませんが、色んな世代と見る事によって許されるシーンもかなりある映画なので、家でみてるとベジータの踊りでテレビを消したくなるかもしれません。

2013-02-07

http://anond.hatelabo.jp/20130207153135

「草を主食にしたライオン果たしてライオンか?」という話。

ニューロマンサーで言えば、「新規読者開拓のためにリメイク主人公アウトローすぎるので普通会社勤めのハッカー、敵は人間を支配して電源に使う悪いコンピューター」ってやったらそれは既にニューロマンサーじゃないでしょマトリックスでしょ?という話。

マトリックスが好きか嫌いかとは別問題として、冬寂もTAも出て来ないなら要らねーよってのはあると思う。

それと真面目な話、自分ニューロマンサー既読ですけどスプロール三部作と橋の三部作を延々読み直し読み直しして二年くらいは新規SF摂取しなくてもイケる気がする。

2012-12-27

はてな村オンライン』の遊び方

 ギスギ楽しいインターネットを遊びたい人、承認欲求がパチパチと音を立てて爆ぜるインターネットを楽しみたい人にお勧めオンラインゲーム、『はてな村オンライン』。ここでは、はてな村オンラインを楽しく遊ぶための心得について簡単に紹介します。

 

はてな村オンラインとは

 (株)はてな提供する一連のネットサービスフィールドとして、虚栄心にみちたネットバトルキャッキャウフフを愉しむネットゲームです。2012年現在はてな村オンラインプレイヤーとして村人認知されているプレイヤーの数は数百人程度と推定されます。このなかには、現在(株)はてなのサービスを直接利用してはいないけれども村貢献度(後述)の高い、村外プレイヤーを含みます

 

★何をすればいいの?ゲームの最終目標は?

 好きなように過ごしましょう。

 

★好きなようにと言われても困る。

 他のネットゲームと同じで、何を最終目標にするかは、その人次第です。PVはてなブックマーク数を稼ぐも良し、有名人disって優越感に溺れるも良し。文学フリマ名刺交換する際にはてなidを印字するためだけにidを取得するのもアリかもしれません。お友達をつくって、コップのなかの嵐を愉しみましょう。

 

初心者お勧めプレイは?

 はてなブックマークで他のブックマーカーの尻馬に乗ってみたり、はてなスターを貰えるようなコメントを書いてみましょう。その際、カルマ値(後述)を度外視した、過激表現を心がけると衆目を集めやすく、自己愛も充たしやすいかもしれませんが、カルマ値無視したプレイは後でボディブローのようにきいてくるので、あまりおすすめできません。

 

 もう少し本格的にプレイしたい&廃人になりたい人は、はてなブログはてなダイアリーも開設しましょう。そしてはてな村民とアイデンティファイされている人物に片っ端からトラックバックを送りましょう。

 

★向いていないプレイはありますか?

 はてな村オンラインは、以下のプレイには向いていません。

 

 仕事探しはてな村には仕事は落ちていません。ゲームと割り切って遊びましょう。

 著名人の追っかけはてな村は寒村です。有名人はいません。よそでやったほうが効率的です。

 ネゲット(死語):悪いことは言いません、よそでやったほうが効率的です。

 

 

★各村民アカウントパラメータ

 どんなゲームでも、キャラクターパラメータを把握しなければ快適なゲームプレイは覚束ないものです。はてな村オンラインでもそれは同じ。以下に、通常パラメータを紹介します。

 

 PVあなたはてなダイアリーはてなブログが閲覧された数です。この数字を積み上げるためにはてな村で頑張っている人もいるとかいないとか。グーグルページランクなどとも関連するため、PV数を稼いでおくと、はてなダイアリーはてなブログから言及攻撃力が上昇するので、村人プレイに徹したい人でも本拠地PVを稼いでおくのはアリ。

 RSS購読者PV数と同じく、はてなダイアリーはてなブログから言及攻撃力に影響を与えます

 はてなアンテナ購読者:昔はRSSと同じぐらい重要でしたが、最近パラメータとしてはあまり重要ではありません。

 被ブックマーク数あなたブックマークされた数です。村内での人気指標としては優れていますが、ブロガーとしての実力とは殆ど無関係数字なので、何千何万と集めてもリアルで良いことがあるわけではありません。とはいえ、はてな村オンラインにおいて、被ブックマーク数というゴミの山に魅了されているプレイヤーは数知れず、このゲーム威信値に間接的に影響を与えます。。

 はてなブックマークお気に入りはてなブックマークを使った言及に際しての攻撃力や影響力を左右します。この数値が高い人は、はてなブックマークを介した攻撃扇動効果的に行えますはてなブックマーク主体プレイヤーには超重要

 twitter関連のパラメータ:「twitterオンラインとの連携」が実装されてからtwitterオンライン」上のパラメータ言動が「はてな村オンライン」にも影響するようになりました。twitter上で被followers数が大きいと攻撃力が上昇し、twitter上で失言があれば威信値が低下する可能性が生じています。別会社ゲームはいえ、この点には注意が必要

 

 

アカウントの隠しパラメータ

 はてな村オンライン(やそれに類するネットコミュニティを介したゲーム)が一般的ネットゲームと異なっているのは、数字で表示されていない隠しパラメータ存在することです。はてな村で快適に過ごしたいプレイヤーは、彼我の隠しパラメータ値をできるだけ正確に把握し、それを踏まえた身振りを心がけたほうが良いでしょう。。もちろん、敢えて隠しパラメータを気にせず村の散策を続けるのもひとつの遊び方ですが、たいていマゾプレイになります

 

 威信村民としての威信の大小を示します。集めても何もいいことはありません。悪いことはいいません、威信値を賭けてネットバトルに明け暮れるのはおやめなさい。しかし、この威信値を巡って個々のアカウント剣闘試合ネットウォッチに明け暮れるのが「はてな村オンライン」であり、村ゲーム醍醐味なのも確かです。威信値は隠し属性になっているため、ゲームマスターでなければ把握できません。しか一般的には、

 

 1.PV

 2.はてなブックマーク

 3.はてなブックマークお気に入り

 4.RSS購読者

 5.不特定多数からはてなスター獲得数

 6.はてな村アカウント同士のバトルにおける勝利(と敗北)

 7.イベントの開催、そして成功(と失敗)

 8.村外有名人からの被言及

 9.村外有名人とのバトルにおける勝利(と敗北)

 10屈辱

 

 といったもの威信値に影響するといわれています威信値を稼いでいると、村イベント開催時にモテたり、他のアカウントに一目置かれたりすることがありますあくまで「はてな村オンライン」上の栄誉であり、ゲームプレイを彩るトロフィーのようなものと心得ましょう。過度ののめり込みや期待は禁物です。

 

 ・村貢献度:「はてな村オンラインへの言及」を行うたびに、あなたの村貢献度は上がります。注意しなければならないのは、「はてな村はあるよ」「はてな村は素晴らしい」といった肯定的言及だけでなく、「はてな村なんて無い」「はてな村はクソ」といったネガティブ言及も、村貢献度を高めるという点です。また、後述するテクニック「村イベント開催」を行うと、あなた威信値を獲得するしないに関わらず、村貢献度が大幅に上昇します。村貢献度が上昇するほど、他のアカウントあなたを「はてな村民認定する確率が高くなります。非村民プレイステルス村民プレイを目指している人は気をつけてください。

 

 ・村発展度はてな村オンライン内外すべてのネットユーザーが稼いだ「村貢献度」の総和が、「村発展度」になります。この数値が高くなるほど、「はてな村」というフィクション実在性を帯びて体感されるようになります。「はてな村はあるよ。」

 

 カルマParadox社のゲームでいえばBBR(bad boy rate)に相当。お行儀の悪いことをしたり、他人の不幸を喜んだり、誰かを誹謗中傷して回ったりしていると、カルマ値が上昇します。もし、あなたカルマ値が上昇すると、あなたの行動に対して村民が支持を表明してくれる確率が低下し、不幸なことがあったり失策があったりした時に石を投げられる確率が上昇します。また、ネットバトルで負けた際に相手が「屈辱」を与えてくる確率も高まりますカルマ値が上昇してきたら、良いことをするなり、ほとぼりがさめるまで待つなりしてカルマ値を低下させましょう。あなたが悪村民プレイに徹したいのでなければ、ですが。

 

 なお、カルマ値はてな村オンライン固有の隠しパラメータではないので、twitterなど他のネットサービスで悪行の限りを尽くしてもちゃんと上昇します。知名度や村貢献度を手っ取り早く稼ぎたい場合は、カルマ値を気にしない狂犬プレイが手っ取り早いのですが、全く無頓着だと後になってカルマ値の高さに苦しめられるかもしれません。アカウントの可燃性に直結しているパラメータなので、炎上マーケティング(後述)を心がけない場合は、ある程度意識して低めに抑えておいたほうがアカウント運営はやりやすいとは言えます

 

 [あわせてよみたい]:ゲームで子育て『Fallout 3』: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

 

なかのひとの隠しパラメータ

 プレイヤー自身、つまりあなた自身ステータスです。「回線切って寝ろ」は古人の知恵。健康ネットライフ健康な心身に宿ります

 

 精神的疲労度:疲れていると誤字脱字が増えるだけでなく、内容的にも迂闊な書き込みが増大します。結果として炎上やす発言カルマ悪化やす発言が増大するので、ネットバトルにも負けやすくなり、威信値稼ぎプレイ上、不利が生じます。疲れている日のインターネットはやめましょう。

 

 心理的充足度の最大値:この数値が高い人は、心理的飢餓状態に陥るまでの余裕があるぶん、村民プレイにも余裕が出ます。逆にこの数値が低い人がはてな村オンラインをやると、威信値稼ぎに汲々としたり、ネットバトル血道をあげたりしがちです。そうした執着は即座に他の村民に察知されるので、動きを読まれやすくなり、ネットバトルにも負けやすくなります。こうした問題を避けたい人は、リアルワールドでの心理的補給線をしっかりと確保したうえでログインしましょう。

 

 現在心理的充足度現在心理的充足度。低くなりすぎると、ステータス異常心理的飢餓状態」になり、喧嘩っ早く脇の甘いプレイスタイルになってしまます。一応、はてな村オンライン内でも威信値を稼いだりPV数などを稼いだりして回復させることも可能。ですが、その際の言動が甘くなった隙を他の村民に突かれる危険性はあります

 

 衝動コントロール能力あなた衝動コントロール能力が低い場合暴投発言炎上発言が生じやすくなり、たいていの場合カルマ値悪化やすくなります。また、鬱憤が溜まってきたときアカウントを消す確率も高くなるので、はてな村オンラインにはあまり向きません。

 

 ステータス異常メンタルヘルスを損ねている場合アルコールが入っている場合は、迂闊な発言が増えます回線切って寝るのが得策です。

 

テクニック

 メタブックマークでタワーをつくる通称ブクマタワー」。はてなブックマークコメントに対してコメントを返し、さらにそのコメントコメントを返す…際に用いられる戦法。はてなブックマークを主戦場とするプレイヤーに用いられがちで、特に反論が無いほうが負け・最後言及した者が勝ち」的な精神年齢人間にとって、これが威信値を左右することがあります。ただしブクマタワー戦法は「はてなブックマークお気に入り」を減らしてしまやすいので、はてなブックマークを介したキュレーター戦術攻撃力低下に繋がります。また、威信値が50を超えたプレイヤーブクマタワーをやるたびに威信値が1ポイント低下するため、威信値を一定以上集めるプレイスタイルにも向いていません。はてなブックマークを主戦場とし、威信値の高低に拘らないプレイスタイルの人で、なおかつ負けず嫌な人にだけお勧め

 

 威信値の高いアカウントへの言及やバトルあなたアカウント威信値が小さいうちは、村のなかでも威信値の高いアカウントブログ言及したり論戦を展開したりすると、被ブックマーク数PVを稼ぐきっかけになったり、うまくいけば大物食いをして威信値を一気に稼げたりするかもしれません。喪うべき威信値が無い、村民プレイ初期段階には有効手段ひとつです。このとき攻撃的・高踏的な言動を心がけると村のネットウォッチャーに捕捉され、村民としての認知度が跳ね上がるきっかけが得られるかもしれませんが、カルマ値が真っ赤になるかもしれないので注意。

 

 屈辱を与えるネットバトル勝利して威信値を稼ぐ際、敗者に屈辱を与えると威信値を少し多めに稼げます。ただし、あなたカルマ値相手カルマ値よりも悪い場合には、あなたカルマ値さら悪化してしまます相手のほうがカルマ値が大幅に悪い場合は、屈辱を与えても悪いことが起こらないばかりでなく、むしろ威信値のボーナスが得られるかもしれません。

 

 ・村イベントの開催はてなダイアリーはてなブログで「はてな村」に言及した記事を書くと、一定確率はてな村民ワラワラと集まってきて「村イベント」が起こります。村イベントが起こると、あなたの村貢献度が大幅に上昇し、はてな村の賑わいが(多少なりとも)村外に伝わって村発展度も上昇します。村イベントの内容によって、あなたカルマ値威信値が上下するかもしれませんし、あなたに村の素敵なお友達が現れるかもしれません。

 

 ※はてな匿名ダイアリーを使った村イベントは、あなた自身ステータスへの影響を除外しながら村発展度を上げる手段になり得ますが、あなたの村貢献度が一定以上の場合文体や内容を読まれて結局あなたカルマ値威信値に影響が出てしまうことがあります。注意しましょう。

 

 炎上マーケティング戦略カルマ値悪化無視した村民プレイをすれば、あなたは実力以上に知名度威信値を稼ぐこともできるでしょう。その汚れた知名度威信値を駆使して、お金を稼いだり、女子たぶらかしたり、いろんなことができるかもしれません。しかカルマ値がどんどん悪化していった結果、あなたは多くの村民から(それどころか村外の多くのネットユーザーからも)悪者認定されてしまうでしょう。いったん悪者認定されたあなたは、もはや「屈辱を与えても安全モブ」であり、ネットバトル威信値を稼ぎたい人達からみれば理想的な賞金首です。グリーンPermalink | 記事への反応(8) | 20:44

2012-12-03

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ 2010年1月5日 庵野秀明ゲスト回その1

ナレーション

 

食事をとりながら鈴木庵野雑談

 

ナレーション

 

鈴木:いやあ、きょうはね、教えてもらいたかったんです。というのはね、『バッタ君(町に行く)』の……魅力。

庵野はい。魅力……。

鈴木:僕は正直言います告白します。お話のほうがね、なんでこういうものが作られたのかなって、見てるうちに終わっちゃったか(笑)、そこに気を取られて。アニメーション的にどうのこうのの前に、なんでこんなもの作ったんだろうって。だからきょう教えて欲しかったんです。

庵野:まあアニメーションとして好きっていうことですね。

鈴木アニメーションとして優れていますか。

庵野:そうですね……やっぱりアニメーション技術としてすごいと思いますね。やっぱ当時のアメリカは、ディズニーも、MGMも、ワーナーも、やっぱりすごいなって。

鈴木:どういう技術が優れてたの。だってバッタ君』好きだと思ったんでしょ?

庵野:『バッタ君』は好きですね。

鈴木だってEVA』を作った人が『バッタ君』を好きなんでしょ。これみんな聞いてみたいよね

庵野:画で描いて、動かす……なんていうんですかね、エネルギーみたいなものですかね。日本とはもう桁が違うぐらい当時は差があったと思いますね。1940年代ですもんね。

鈴木:41年。

庵野戦前ですもんね。もしくは戦中ですよね。

鈴木太平洋戦争が始まった年。

庵野戦前、戦中、戦後はもう、やっぱり桁が違うと思いますね。

鈴木:ああ、その時代ね。

庵野:ええ。

鈴木戦争挟んで、10年ぐらい。

庵野日本東映動画ができてからはどんどん追いついていったと思いますけど。技術的な部分とかそういうのも含めて。でもあの時代はやっぱりアメリカ世界一ですよね、アニメーション技術は。その技術集大成ひとつだと思いますね。まったく。まあ話は子供向けなんだか、大人向けなんだか、ちょっと、どっちなんだろうってとこはありますけども。

鈴木:あのー、ロトスコープっていうの、アレ? 人間の部分は。

庵野はい

鈴木:あれは正直言うとびっくりしたね、改めて見て。なんかすんげえなと思って。今のみんなが、いわゆるコンピューターでやることを、ああ昔の技術ではこうやってやったんだなって。で、それがあまりにもリアリティがあって。その対照としての虫たちがああやって描かれるでしょ。だから少しそこに世界が違いすぎるから違和感があって。

庵野:ああ、それはよかったです。

鈴木人間のほうがすごく見えちゃったんですよ、僕は。だから、いきなり虫になると漫画になるじゃない。それが、もっと人間を見たかったなって(笑)。で、それを人間がやってるんだと思うとドキドキしちゃって。脚だけしか出てこないのに。でもそれが凄かったから。やっぱり機械じゃなくて人間がやったと思うとすごく見える。それと『(崖の上の)ポニョ』じゃないけれど、やっぱりすんごい描きまくってるね。動きまくってるというか。あのー、『カールじいさん(の空飛ぶ家)』。

庵野はい

鈴木:見た?

庵野:まだです。

鈴木:見てない? ちょっと――ちょっとびっくりしたんですよ。これもね、お話じゃないんですよ。隅々までエネルギーが満ちてて。だから絵筆じゃないけれど、コンピューターでやってるんだけど、ひとりひとりのスタッフの持ってる、描きたい、動かしたいというエネルギー。すごいですね。驚きました。そして、やっぱり比較しました。いろんなところと。いま勝てないと思った。で、そういうスタッフがどんどん育ってる。ちょっとすごいです、あれは。

庵野ピクサー最近食わず嫌いやめて見るようにしたんですね。

鈴木(笑)。どうかなあって思ってたんだけれど。ピートドクターっていうの、監督のね、よく知ってたんで。ちょっと見ようかなって思ったら。ちょっと全然別のそういう感想持っちゃった。お話とかそれは、まあ、ねえ、置いといて。とにかくスタッフがのびのびと、しかもやりたいだけやってる、やりまくってる。それってやっぱり作品を色々膨らませてるよね。

庵野:いや、ピクサーはすごいですね。

鈴木:うん、だから、もしかしたら『バッタ君』も、それに満ち溢れてたのかなあって思って。

庵野アニメーターが多分好きにやってるとは思いますよ。枚数制限なく。

鈴木:一切ないよね、あれ。

庵野:ええ。

鈴木だってすごい余分なところでも動いてるもんね。

庵野:ずうっと動いてますね。

鈴木:うーん、やっぱり凄いのか。

内藤映像に音声をつけるとか、カラー化でディズニーに先を越されてしまって――。

鈴木彼女担当なんだよ。あのー『バッタ君』の担当の、あのー……なんていう名前だっけ。

内藤内藤まゆです。

鈴木:ああ、内藤っていうの。フライシャー兄弟が超えようとしたんでしょ?

内藤はい。けど最終的には越されてしまったんだけど、さっき鈴木さんが仰ってたロトスコープだったり、あとは背景に奥行きを与える、模型を使ってやることで――っていう、そういうセットバックっていう方法を考えて、ひたすら、こう、追い越せーみたいな。

鈴木チャレンジ精神が厚い人だよね。俺はね、『ポパイ』はね、見てたんですよ。フライシャー兄弟でしょ、あれ。子供ときにね、幻灯機っていうのを買ってもらって(笑)。そしたら付いてきたフィルムがね、『ポパイ』だったんですよ。それでね、初めて35ミリフィルムっていうのを見て。これで回すとさ、動くわけじゃない。それで気になるわけよ、一枚一枚の画はどうなってるのかって(笑)。それが子供ときの体験。それで初めてね、幻灯機をね、色々いじるわけ。どうして動くっていうのを思って(笑)

内藤:たしか不思議ですよね。画が繋がってるだけで。それを映しても、なんでそれが動いてるように見えるのかって、すごく不思議で。

鈴木:そうなんだよ。それで子供ながらにね、色々分解したりしてるとね、わかってきたんです(笑)

内藤:えっ、幻灯機をですか。

鈴木:そうそうそうそうそうそ(笑)。って言ってもたいしたあれじゃないけどね。『ポパイ』って、僕は昭和23年で、戦争が終わって3年後に生まれた身としてはですね、漫画って言うと日本漫画もあったけど、一方で『ポパイ』だったんですよ。そのぐらい強烈な印象で。だから、まさかその人の、あれが最後の作品? 『バッタ君町へ行く』。だから、興行的に上手くいかなかったわけでしょ。だからディズニーってのは商業的に上手くいったからね。

内藤庵野さんは、あの作品の中でどのシーンが一番お好きなんですか?

庵野:牛の住んでる楽園が、人間の手でこう次々に壊されていくスペクタクルですね。あれがすごい一番。ええ、工事のシーンですね。工事の車とかシャベルとか無機質さと、この右往左往する虫の動きの、このコントラストっていうんですか。そういうのも含めて、大スペクタクルですね。手で描くのを知ってると「よくまあこんなのを……(苦笑)」とは思いますね。それだけでも、もうすごいと思いますね。

内藤鈴木さんは好きなシーンありますか。人間以外で。

鈴木:俺? 俺はねえ、あの屋上へ行ってね、こうやってアメリカは滅びて行くんだなあっていう(笑)

庵野:結局、楽園ですらも人の手で人工的に作られないと虫は生きていけないっていうことですね。

内藤:当時はもう、ああいう高いビルはいっぱいあったんですか。

鈴木アメリカはそうなのよ。エンパイアステートビルをはじめ、いわゆる高層ビルアメリカの象徴だったから。相当昔から造られてんだよね。いわゆる地震の少ない国だったから。

庵野:なぜ「町」だったんですかね、あれね。

内藤タイトルですか。

庵野:まあタイトルもそうだし、なぜ町を舞台に虫の話をしたんだろう。

鈴木:うーん……。だからまあ多分アメリカっていう国が大きな変化を遂げていった、1950年代、大繁栄を迎えるわけだから。その大繁栄のなかでアメリカ人が見失っていくもの? そこらへんのを予感したんじゃないかな。

内藤:すごい不思議だったんです。そんなに歴史詳しくないんですけど、真珠湾攻撃の直後に公開してるのに、なんでこんな平和というか、一見呑気な話が作れるのかなって。

鈴木世界大恐慌ってあったじゃない、1929年。結局アメリカの、ねえ、そういうのから始まるわけでしょ。それで結局色々やったけれど、ニューディール政策その他。アメリカ復興できなかったんですよ。ところがヨーロッパ戦場になることによって、その恩恵に預かって、それでアメリカ復興していく。結局その戦争を待つことによって景気回復したんだよね。だから、やっぱりこの映画が作られたころ、アメリカは非常に豊かだったんですね。方や日本は、っていう。貧しい国でしょ。小さな国で。やっぱり宮さん(宮崎駿)なんかもね、およそアニメーションを目指す者はこれを見なきゃ始まらないみたいなそういうコメントを寄せて。

庵野:まあ僕はそう思いますね。少なくともアニメーターは見て損はないと思いますね。

鈴木:なんか、ここのシーンだっていうところはあるの? ここがすごいって。

庵野:全編すごいですけど、やっぱり最後クライマックスの壊れていくところ。あの虫のモブを一枚一枚描いている。

鈴木:頭おかしいよね、あれ。

庵野:あれは凄いですね。

鈴木:俺、どっちが先か判らないけれど、僕は……誤解も与えますが、宮さんの一番すごい仕事って、やっぱり『ホルス(太陽王子 ホルスの大冒険)』だと思うんですよ。最後モブシーン。あれ宮さんだよね。いろんな人が縦横無尽に動く。それで空間がどんどん広がっていく。あれはちょっと舌を巻くんですよ。

庵野:宮さんのモブは本当にすごいですよね。

鈴木:うん、それで……あれ以来見たことないんだよ(笑)

庵野:やっぱり若いというのはね。

鈴木:いやー、あれはすごいよね。

庵野:すごいです。

鈴木:こんな風に人がね、動いて、しか人間の手で描いて、こんなシーンが作れるのかって。最初に見たときラストシーンどういう人がこの画を描いたんだろう、設計をしたんだろうって。それで後で聞いてね、やっぱり宮さんだってことがわかって。うーん、「すごかったんだなあ」なんていうと怒られちゃうけれど(笑)

庵野:いやあ、アニメ-ターとしては超一流ですよ。『(空飛ぶ)ゆうれい船』とかも好きですけどね、宮さんの仕事だと。

鈴木:やっぱり過不足なく描いてたものね。

庵野東映で、ここはすごいっていうところは大体宮崎駿原画のだったりしまからね。

鈴木:ああ、なるほど。……宮崎駿のことはいつ知ったの?

庵野:「アニメージュ」だと思いますけどね。

鈴木:じゃあ大学生とき

庵野大学……いや、高校のときですね。意識したのは『(未来少年コナン』ですね。その前も好きでは見てたんですけど、なんだろう、ちゃんと見るようになったのはやっぱり『コナンからですね。

鈴木リアルタイムで見たの?

庵野リアルタイムですね。妹とチャンネル権の争いで、なんとか。

鈴木:えっ、裏になんかあったの?

庵野:裏は『(女王陛下の)プティアンジェ』っていうアニメが。

鈴木:『プティアンジェ』ってのがあったの(笑)

庵野NHKからっていうのでなんとか親を説得して。

鈴木:「NHKから(笑)

庵野1話を見たら、親が続きを見たくなってくれてですね。そのあとは毎週ちゃんと見れるようになった。それまでは『プティアンジェ』でしたからね。

鈴木:そうなんだ(笑)

庵野:『プティアンジェ』、オープニングだけ見ればいいんだって

鈴木:そうなんだ。……それ以来ずっと注目してるの?

庵野:そうですね、あとは『カリ城ルパン三世 カリオストロの城)』ですね。

鈴木1978年、79年か。

庵野:あれは劇場に見に行きましたね。

鈴木:満足しまたか

庵野:2回見ましたね。僕のほうは田舎だったので同時上映があって、そのあいだはロビーに出て。

鈴木:『カリオストロ』はねえ、たしかにねえ。僕が初めて(宮崎駿に)出会ったころです。

庵野:いいですよね。

鈴木:よく働いてた……。

庵野:あれが(制作期間)半年ってのはやっぱりすごいと思います

鈴木:作画4ヵ月だもんね。

庵野:ええ、あのスピードはすごいですね。

鈴木会社から言われたのは3ヵ月で、それで1ヵ月余分にもらって。

庵野:あとでなんかあって「もう1ヵ月あれば」って言ってました。

鈴木だってコンテ描き直したもんね、あのローマ水道のとこ。

庵野:あそこは僕にもなんか悔しいって言ってましたね。

鈴木:でも宮さんって、そういうときに描き直す人なんだよね。

庵野:まあ現実的でいいですよね。できる範囲のものに落とし込むっていう。

鈴木:だから……見てて、よく宮さんがね、「理想を失わない現実主義者」って。これ宮さんも言うし、実は元は高畑(勲)さんかなっていう気もするんだけど。ふたりともそうなんだけど、その理想現実の――なんて言ったらいいかな。微妙ふたり違うんだよね(笑)微妙に違うんだよ。

庵野高畑さんはそんなに詳しくないんで……。

鈴木:よく知ってるくせに(笑)

庵野:でも、こわい人だとは思いますけどね。

鈴木:でもよく覚えてるんだけど――『ホルス』だとね、村があるんだけど、一人狡猾なおじさんがいるじゃない。その人がいることによって村が成立している。(『風の谷のナウシカ』の)風の谷の方はね、300人くらいいて、ああいう悪い人がひとりもいない。

庵野:ええ、みんないい人なんですよね。

鈴木:一種、理想主義に貫かれてるでしょ? それで映画見るとね、高畑さんは一方で現実映画のなかに入れようとするし、宮さんはその現実は置いといて。ところが映画作り始めると、宮さんは間に合わないと思ったらコンテを変えてでもその映画を完成させようとするっていう現実主義があるのよ。高畑さんは違うんだよね。

庵野:変えないですよね。

鈴木:変えない。それで遅れたときもね、「それは僕には責任ない」と。「それはプロデュースサイドがコンテができたときに把握してるべきだ」って貫くんだよね。映画のなかは非常に現実主義なのに、映画のなかは。やり方は理想主義というか(笑)

庵野:まったくです。

鈴木:でもふたりのそういう差って、なんですかこれは。

庵野:なんですかねえ。

鈴木:で、宮さんなんかは非常に面白いって思ったのは、結局、『ホルス』作ったあと、それこそ『コナン』もそうだけど、『ナウシカ』もそうだけど、『ホルス』をひきずるでしょ?

庵野はい

鈴木高畑さんは違うんだよね。全然違うものを作り始めるんです。

庵野:まあ宮さんのほうが根っこがいい人なんじゃないですか。

鈴木高畑さんに聞いてみたことがあるんですよ。なんでファンタジーやらないのか、って。そうしたらやっぱり『ホルス』で創造できるもの創造し尽くした、と。でも、唯一その世界に持ち込めなかったのが『思想』である、と言ったんだよね。そうするとファンタジーっていうのはそれが出来る人がやらなきゃ意味がない、それが自分の総括だ、って。僕が聞いて、高畑さんいまになると違うって言うかもしれないけど、すごい印象に残って。だから宮さんが『ホルス』をひきずって。なんかっていうと『ホルス』みたいなのに戻るでしょ、宮さん。

庵野:ええ、基本はそこですよね。ずっと『ホルス』のリメイクをしてるようなね、感じがしますよね。

鈴木宮崎……オタクとしてはどう思いますか? なんつって。オタクじゃないか(笑)

庵野別に宮さんオタクじゃないですよ。

鈴木(笑)。でも面白いよね、そういう宮さんも『バッタ君』のアニメーションの部分って非常に着目してるし。

庵野:やっぱり宮さんは基本アニメーターからだと思いますね。僕もアニメーター上がりなので。

鈴木:やっぱそこなんだね。

庵野:今でもやっぱり原画とか動画とかやっちゃいますよ。

鈴木:ああ、自分で。

庵野:ええ。間に合わないときは。

鈴木:宮さんがいま、原画やってるんですよ、自分で。やり始めたんです。本編やってるでしょ、それでその横で美術館用の短編やってるんだけど、「スタッフがいない」って。最初1分でやるって言ってたのが10分になるからいけないんだけど。老骨に鞭打って。でも結構楽しそうに。でももう69なんだよ。アニメーターっていつまで描けるんですか?

庵野:目と手が動けば大丈夫じゃないですか。

鈴木:手が動けば大丈夫? 本人もう動かないって言ってんだけど(笑)

庵野:やっぱり、目と手ですよね。

鈴木:目は大丈夫なの?

庵野老眼きました。

鈴木:ああ老眼が。もう50になったんだっけ?

庵野:まだです。いよいよ。50代なんて来るとは思いませんでした。

鈴木:宮さん喜んでるよ。「庵野っていくつになったの」って言うから「もう50だと思いますよ」っつったらすごい嬉しそうに。

庵野(笑)

鈴木:「そうか!」つって。「歳取れっ」って。「俺の苦しみがわかる」とかなんか言っちゃって(笑)

庵野:僕が50になったら宮さん70じゃないですか。

鈴木:でもみんな……歳を取ってきたんですね……。

内藤:その宮崎さんが「アニメーターをやる奴は見ておくべき」っていうインタビューをしたときに仰ってた言葉を(『バッタ君』の)宣伝の柱にしてたんですけど、やっぱりアニメーターを目指す方って一部じゃないですか。

庵野:すごく少ないと思います

内藤:もちろん、その人達にはできれば来て欲しいとは思ってるんですけど、やっぱりそれ以外の人に、どう魅力というか、アニメーターは目指していないけどちょっと気になるとか、そういう人に来てもらえるのかなっていうのを考えていて。どうしたら人の心に響くようにできるんですかね。

鈴木:あの作品を?

庵野:僕が『バッタ君』を宣伝するんだったら、ビデオで宮さん撮って、それをテレビで流しますね。ワイドショー枠的なものとかで。それぐらいだと思います。だからバッタ君』を流すよりは宮さん流しますね。それでこっちにちっちゃく枠でそれを流して、なんか宮崎駿お墨付き、これ、っていう。そういう風に。

内藤:そこだけ切り取って。

庵野調子のいいとこだけ切り取って、もう編集して。もう、ほぼ捏造でもいいから、そういう風にして流しますね。それで、あとで宮さんには謝ります。ごめんなさいって。

内藤鈴木(笑)

(以下に続く)

http://anond.hatelabo.jp/20121204035509

2012-11-25

エヴァQのまともな見方

ネットサーフィンしてるといやでもエヴァQの感想がめにつく。

やれループだやれ巨神兵だやれミサトさんひどいだ……。

どうしてそんな穿った見方しかできないんだろう?

とりあえずどうしてもエヴァループものにしたいやつはまどマギを楽しみにしたほうがその人のためだし、

巨神兵までエヴァの一部みたいに思っているやつは風の谷のナウシカという漫画を一度は読むべきだし、

ミサトさんひどいとかいってるやつはもうちょっと人の意図というものを読み取る訓練をしたほうがいい。

しかエヴァというのは穿った見方をさせようとするような磁場がある。

とくにテレビ版と旧劇はそういう性格が色強くでていたと思う。


けれど、新劇はまったく違うストーリーの描かれ方をしている。

新劇は、ヱヴァンゲリヲンといったっていいけれど、これは前と違って至極真っ当な物語なのだ


それは序、破ではみんなわかっていたはずで、

かつてのエヴァにくらべると真っ当だ、ということを強く認識していたはずで。

でもQの極端な急展開にめくらましを食らっている。

繰り返しになるが、僕が強く主張したいのは、新劇は、とても真っ当な物語である、ということ。

そしてどこまでも観客のために作られている作品だということ。

前置きが長くなったけれど、タイトルどおり、まともな見方を提示したいと思う。

エヴァQという作品の肝心な部分は、

碇シンジを観客のラインまで下ろしてきて、感情移入できるキャラにする、というところだ。


直行って第壱話からぼくはなんでシンジエヴァに乗ったのかわからなかった。

そりゃ綾波だとか親父だとか、そういった要素で乗ったという論理は捉えられたけれど、

その気持ちを理解できるかといえば完ぺきにノーだ。

時はたち、彼は序、破とどんどん成長していって、シンジさんなーんて呼ばれるような大人びた存在になってしまう。

そこにいるのは僕ら――この二十年近く前のアニメリメイクをよろこんでみている僕らとは、まったくかけ離れた存在だ。

あのシンジさんに感情移入できるという無自覚なリア充

どうぞエヴァQをクソつまらんといって月9ビブリア古書堂でもみてください。

もともとエヴァの、シンジの魅力というのは、どこか僕ら側にいる主人公だ、という点だったはずなんだ。

それがTV版では話が進むうちによくわからなくなっていって、

旧劇の完全に狂った彼の姿は僕らとはまったく関係ないところにあった。

それとベクトル真逆の方向を向いているけれど、破でもシンジも僕らとは関係ない存在だったわけだ。

綾波を、返せ!」というセリフをはじめて耳にしたときの印象を思い出してほしい。

僕はまったくしっくりこなかった。どこかそれは英雄じみていたから。

こんなクソみたいな生活を相変わらず続けているる僕とは似ても似つかないキャラクターだった。

でも僕は破に夢中になった。爽快だったし、ポジティブ綾波アスカ快楽主義的な立場で可愛さを感じたから。

そしてQだ。はじめて見たときは面食らった。

14年後って設定もヴンダーデザインもゲンドウのサングラスもなにもかもに。

面食らっているうちに『つづく』の文字が黒背景に浮かんでいた。

見終わったあともしばらくポカーン状態がつづいていたけれど、一日くらい経つと、何か残るものがあった。

見事なまでに、僕とシンジの心象が重なり合っていたのだ。

というより、自分映画を見ながら思ったことを、シンジが感じていたことだと考えてみると、

とてもしっくりいくことに気付いた。

起きたら14年経っていたときの驚きがまずそうだろう。

あのヴンダーだとかサングラスだとか新キャラだとかの強烈な違和感

冗談だろと思いながらも、でも14年は立ったんだ、それはまるで旧劇から今までの時間のように、という曖昧な実感。

崩壊したネルフ本部、アヤナミレイに覚えてしま嫌悪感

24話んときはどうもキモかったカヲルくんにも、妙な親近感がある。こいついいやつだな、という。

そしてサードインパクトの結果も、『急にこんなこと言われたってなあ……』という、

自分関係ないといったような無責任感情

そして、『この世界をやり直したい』という強い気持ちと、2本の槍にすがってしまう気持ち。

なにもかもが手に取るようにわかったのだ。

いままでのシンジの行動は、観客が責めることができるか、褒めることができるか、そのどちらかだった。

でもQでの彼の行動は、どこまでも理解できるものだった。

そしてシンジの行動を観客に理解できるようにするには、この構成とストーリーは、必要不可欠であるように思うのだ。

ミサトさんだって『行きなさいシンジくん、とか言ってたくせして、あなたは何もしないで、といってひどいやつ』

みたいなコメントをいくつか見かけたけれど、ちゃんと映画全部見たのか疑うレベル

もしくは親から先生からもしつけられたことのないゆとりか。14歳の感想だったらゆるせるけれど。

エヴァQをつまんなかったというひとは、ハリウッド映画みたいなのを期待しているならもう見ない方がいい。

逆に、謎の考察ばっかしてる加持リョウジじみた人は、もうちょっと主人公たる碇シンジ視点によってあげてほしい。

いまさら人類補完計画の全貌がなんだろうが、どうでもいいでしょう? ゼーレの正体とか気になる? 

いまだに本気でTV版の伏線まで回収してくれるなんて思っちゃいないよね? 先はどんなに予測しようが何の意味もないし。

伏線の回収なんかより、胸踊るサスペンスなんかより、キャラクター同士の馴れ合いなんかより、

描くべきものというのがあるはずなのだ

これは厄介なことに巻き込まれた14歳の少年ドラマだ。

そして14年前、旧劇で『現実に戻れ』とバケツ一杯の冷水を浴びせられながらも、

学びもせずまたアニメらしいアニメを期待していた僕らへの、再びのメッセージなのだ

しかし旧劇のように、庵野さんは水を浴びせるだけで済ますのではない。

観ることで自分現実にまで意識がいくように、丁寧に構成を組んだのだ。

そして、僕たちにはまだシン・エヴェンゲリオンが用意されているというではないか

なんてサービス精神の旺盛な人なんだろうか、庵野秀明という人は。

僕は、エヴァQは一つアニメ新天地を切り開いたと思っている。

あのテレビのエセ心理描写なんかじゃないほんものドラマを、

少なくとも碇シンジに関しては成立させているように感じた。

冒頭の宇宙描写の精緻さが話題になっていたけれど、それと同じように、

キャラクターの気持ちを精緻に描いてみせたのが、エヴァQなんじゃないかね。

2012-11-18

TV版視聴当時は自分少年だった。まったくヒーロー的でない少年主人公の、内面の懊悩を描く創作にのめりこんだ。

しかしもう三十路にさしかかった今では、どうしても常識が勝ってしまい、特に今回のは単なる思春期向けの嗜虐的なアニメ映画リメイク以上には思えなかった。

まり書くのもばかみたいだけど

思い出補正をもってしても、そういう常識が頭をちらついてしまうくらいには、引き込まれなかった。

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