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2024-06-26

戦争で敵兵を殺すのが楽しかった」の気持ちはわかる

小学校の頃の球技大会、俺はシュートを決めた。

準決勝進出を決める決定打。

俺はクラスメートから拍手で迎えられ、相手クラスは止められなかった奴をなじりまくって教師にそういうのはシップじゃないからやめろと怒られていた。

運動はできる方じゃなくて、今考えるとあれはアシストしてくれた運動部が優秀だったおかげだろうし、外してたらボッコボコにされてたのは俺の方だったんだと思う。

あの日ぐらいだ。

俺がクラスヒーローみたいになれたの。

戦争で人を殺したのをいい思い出と語る人も同じなんだと思う。

人生において人から褒められた決定的瞬間がそれぐらいなんだ。

負かした相手の悔しそうな顔なんてクラスの誰も気にしてなかった。

撃ち殺した相手人生についてもきっと同じように、無関係のことになるんだろう。

そもそも戦争兵隊ルールを決める権利はない。

政府の高官や上官同士が「殺し合いをしろ」と互いに命令したなら、それは単にフェアな殺し合いだ。

末端の兵士殺人責任はない。

サッカーバスケをするのと同じだ。

負けたら死ぬし、負かした相手は殺してしまうという違いはあるが、それは自分たちと違う所で決まったルールだ。

戦争で敵を殺したい」と語る人は、それで褒められたいんだと思う。

仲間から「よくやった!」「守ってくれてありがとう!」「勝利に近づいた!」って。

から彼らは交差点で大量殺人なんてしない。

それをしても褒められないから。

でもカルトの手先になってテロはするかも知れない。

それで褒めてもらえるから

自尊心を満たす機会に恵まれいるかどうかの話なんだよ。

俺にはわかるってばよ。

俺も、認めてもらえるならなんだってやれてしまうんじゃないかって思う瞬間がある。

自分自分を認めきれないんだ。

誰かの「凄い」がないと、生きてもいいとさえ思えなくなるときがあるんだ。

戦争シンプルからさ。

戦場に行ってたくさん殺したら英雄だ。

ネズミ講がカモを沢山釣ったら世間倫理観は置いといてエリート扱いされるようなシンプルさがある。

シンプルルールの中で、シンプルヒーローになりてえ。

そういう気持ち、分かるよ。

anond:20240625191650

レベルの低い組織って自分たちより明らかに能力高そうな人が応募してくると

拒否反応を示すよね

狐が化けた時のご飯の美味さの増田酢魔のサマウノンは後の気と竹葉が寝付き(回文

おはようございます

よくさ、

狐が人に化けて人間ご飯食べたりするじゃない。

そんでその狐が本当のキツネに戻ったとき

野山で小動物やら何やら獲って食べるでしょ?

そのとき

人間食べ物って美味しいなって

キツネの食べるもの

鳥とかそこら辺のカエルとか捕まえて食べて

しかも生で食べるじゃない。

ガブって囓ったときに苦っ!ってなったりするじゃない。

から余計に人間ご飯うめーな!ってなんないのかしら?

狐が化けて人間になってもいいけど、

それでご飯食べて美味しいもの食べちゃったら

またキツネに戻ったときに野山の食べ物食べられるのかな?って心配になるわ。

逆に

人間ご飯が口に合わなくて、

やっぱり野山の新鮮な鳥とかカエルとかが美味いよね!ってキツネ本来暮らしを楽しむキツネいるかも知れないし。

キツネ事情そこら辺どうなってるのかしらね

いやー絶対肉とかは火を通した方が美味しいと思うんだけどって

生の鶏肉ちょちょっとって人間鶏刺し以外そうなるじゃない。

だって美味しい鶏刺し料理提供してくれるお店があってその女将さんが言うもん。

新鮮なうちの10分以内に食べ切って下さいね!それがこの鶏刺しの掟です!って

キツネのそれの生肉を食べる鮮度のどうのこうのより厳しい鮮度に目を光らせてない?

たぶんそのぐらい鮮度抜群な鶏刺しならきっとキツネも美味しい美味しい!って食べてくれるかも知れなくて、

狐が化けたとき人間と一緒にその美味しい鶏刺し提供するお店に行ったとしたら、

キツネはいやいや自分もっと新鮮な鶏の生肉知ってますから

自分狩ってますから

って言うのか

へー人間もこんな美味しい生肉食べんじゃん!って見直されたりするのかしら?

どちらにせよ、

そんな好みの問題があると思うけれど

人間に化けた狐がたぶん美味しい炊き込みご飯とか食べちゃった日には、

あれやっぱり絶対美味しいと思うのよね。

さすがにキツネも美味しいと思ってくれるはずだと思うんだけど。

実際はどうなのかしらね

からないわ。

それかキツネ人間に化けていることを忘れて

鳥に直に直接かぶりついていたら

それはそれでなんか泣きながらシャイニング観るわ。

ちょっと怖いわよね。

からキツネは、

ハッと!目の前に美味しそうな捕まえられる鳥を捕って食べるとき

キツネがいま人間じゃないことを自覚しなくてはいけないわよね。

あと

よくある物語

狐が人に化けるとき

なんか術を解かないと普通にずーっと人間で居続けられるじゃない。

あれって例えば制限時間とか有効時間ってないのかしら?

まりにも物語の狐は化けている時間が長すぎない?

なにかしらの精神力的なものを消費し続けるのであれば、

相当な消耗をするはずなのよ。

化けるのに精神力をたくさん消費して

一度化けてしまえば以降精神力は消費しないタイプの術なのかしら?

そこのところもよく分からなくない?

あといきなり狐が化けた人がご飯を食べるとき箸を上手に使えるのか!とか。

まあ初めてなら難しいので犬食いになりがちかも知れないけれど、

慣れた狐が人に化けたときご飯ならきっと箸も上手に使いこなせるのよね?

なんかキツネキツネで大変だなぁって思っちゃったわ。

キツネ自身も今化けてるのか普通キツネの姿なのか、

見失っちゃったりしないのかしら?

そう思わない?

あとふと思ったんだけど、

その美味しい鶏刺し提供してくれる美味しいお店の女将って実は

キツネで美味しい自分たちの鶏の食べ方人間にも教えてやんよ!って意味合い

美味しい鶏刺しのお店を出して

美味しい鶏刺し布教に努めているのから

実はあの女将さん本当はキツネだったりして、

いろいろなお品書きがあるにもかかわらず

鶏刺しに関しては鮮度厳しく早く食べなさい!って言うものね。

やっぱりキツネかも知れないわ。

今度訊いてみようかしら?

でも実際そうであってもそうです!って答えるわけないわよね。

うふふ。


今日朝ご飯

タマサンドしました。

コンビニで買うサンドイッチは良い値段するわよね。

なのでいつも買ってるサンドイッチ屋さんの他にもパンも売っているそんなお店の方がまだ1割ぐらい安いのよね。

から

サンドイッチはこのお店!って決めているのよ。

たまにコンビニで買うとうわ!ってなるわ。

そんなタマサンド美味しくいただきました。

デトックスウォーター

水出し緑茶ウォーラー

起き抜けに喉渇いていて夜中暑かったのかしらね

すみやかに身体が失われた水分を求めるようにまるでポカリスエットか何かのキャッチコピーを思い浮かべてしまうように

ごくごくと爽快に爽やかにそしてスッキリと飲み干したわ。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2024-06-25

anond:20240625115616

元増田です。カッコ数字の変な書き方したのに反応もらえて嬉しいです。

でも女性を見た目で判断するなと言いつつ、自分たち男性を見た目で判断するというのは説得力に欠けるよね。

これ、そのまま男女逆にできるんだよね。男性を見た目で判断するなと言うアンチフェミ男も、女性を見た目で判断する。

あと、男同士も、女同士も、めっちゃ見た目で値踏みしたり、仲間や友達になるか決めてると思う。

から、私は女性を見た目で判断するなって言わない。フェミニストはみんなルッキズム廃止批判していると思わないでほしい。

ルッキズム放棄せよって言う人で放棄できてる人見たことない。こういう自己矛盾アンチフェミにもフェミニストにもいる。

かといってルッキズム弊害を野放しにしていいとは思わないし、身を装う技術が複雑化して時間コストがかさむようになるのもしょうもない。何か考えた方がいいとは思う。どうやったら軍拡競争をやめられるのかな。でも、自分美容頑張ってて性格もいい人選びたい。

anond:20240625144654

持ち出し分は寄付金自分たちで言っていたのに、おまえがねじ曲げてどうするんだよ

アニメ響け! ユーフォニアムシリーズ感想(ネタバレあり)

正しさで殴りつけてくる麗奈めっちゃムカついてたので、(滝にフラれるとかして)コイツ1回ボコボコに心折られねーかなと思ってたら、自らの手で久美子をソリ落ちさせて死ぬほど凹むという、まさにそんな展開が飛んできたので麗奈を赦す気になれたの良かった(結論)。

 

色んな意味話題になったシリーズ第3期12話で久美子と滝は以下の会話をかわす。

久「先生にとって“理想の人”ってどういう人ですか」

滝「そうですね。正しい人でしょうか。本当の意味での正しさは、皆に平等ですから

滝「黄前さんは、どんな大人になりたいですか」

久「私は…。私も、そんな人になりたいです」

以下、アニメ響け! ユーフォニアムシリーズ感想を、物語提示した“正しさ”に沿って述べる。

 

正しさの暴力

正しさを他人押し付けとき、そこには暴力性が宿る。久美子と麗奈はむしろそれを行使してきた側で、実力が上だからという理由で3年生の中世古香織をソリから追い落としたことや、家庭の事情全国大会前に引退しようとしていた田中あすかを強引に引っ張り出したことは、まさにその典型だ。その時、久美子たちはまだ1年生で、責任を負わない立場から好き勝手やって良かったし、正しさで相手ねじ伏せることは快感を伴うので、作劇上それらはむしろ肯定的に扱われていた。ゆえに正しさの中に潜む暴力性はこれまで適切に隠蔽されていたのだが、3期になってブーメランとして返ってきたことで、その問題点が一気に噴出した。そして久美子と麗奈では反応が違った。

久美子は下級生を指導する過程で黄前相談所という二つ名を得るほど面倒見が良く、そして部長になったこともあって精神的に成熟し、融和的なスタンスを取るようになった。一方の麗奈はなんら変わることなく正しさの信奉者であった。ふたりとも「北宇治は実力至上主義」というイズムを共有していたし、強豪校から転校生である黒江真由が「(ソリを奪うことになるからオーディション辞退しようか?」と何度も何度も何度も本当にしつこく何度言ってきても久美子は「上手い人が吹くべき」というスタンスを一度も崩さなかった。

ただ、全国大会金賞を目指すべくオーディション大会ごとにしたことで緊張がずっと続いたことや、大幅に変わった編成への疑問、そして精神的支柱である久美子が本当にソリから陥落するに至って部の混乱はピークに達する。これに関しては仲の良い者の間でも意見が別れており、たとえば強豪校出身川島緑輝が「実力は同じなのだし、それだったら部が落ち着く方が」と久美子を支持する一方で、高校から吹奏楽を始めた加藤葉月は「それだとオーディションが成り立たない」という意見だった。葉月は本当に素人からスタートしており、3年生になってようやく大会メンバーに選ばれた。しかしだからオーディション肯定しているわけではなく、落ちていたとしてもおそらく同じことを言っただろう。彼女言葉は真っ直ぐで、積み重ねてきた努力に支えられていることは明白だった。一方の緑輝も、強豪校でやってきた経験から、おそらくは部の空気合奏に与える影響を理解しており、だから部がまとまることを重視していたのだと思われる。つまりどちらも「正しい」。しかしそうやって意見が分かれ、「正しさ」が衝突しあう只中で、久美子と麗奈袂を分かつ

久美子は、部の混乱を収めるには顧問の滝が編成の変更やオーディション結果に対する意図説明することでみんなが納得することだとしてその道を模索するが、しか麗奈は「そこに疑問を抱くと全てが崩れる。指導者の方針に従うのは大前提」と否定さらにはソリ落ちした直後の久美子に「自分努力不足を棚に上げて思い通りにならないってそんな言い訳文句が大半」という正論を浴びせ、「部長失格」の烙印を押す。

このシーンに対する感想を言わせてもらえれば、「安全地帯から正論ぶってんじゃねえよ麗奈ァアッッッ!」である。心底ムカついたね。

高坂麗奈サラブレッドトランペッターである。父がプロの奏者で、家に防音スタジオを作れる程度には裕福で、幼い頃から音楽指導も受けてきた。彼女学生離れした実力者で、当然のように大会メンバーはおろかソリストに選ばれる。環境けが彼女をそうしたとはもちろん言わない。それに見合うだけの努力をしてきたのだろう。だから彼女が「自分努力不足を棚に上げて指導者に楯突くなんて!」と言うのは“正しい”。目標全国大会金賞に設定したのは部員たちだし、それに向けて合奏を作り上げるという意味で滝の指導力に疑う余地はないのだから、従うのは当然。麗奈が言うことは常に“正しい”。そして久美子も視聴者も、その麗奈の“正しさ”に一度は与したはずである。“正しさ”でもって中世古香織を追い落とし、田中あすか大会に引きずり出し、劇的に描かれたそれらのシーンに感動してきたのだから。そこに潜む暴力性に気づこうともせず。だからいざその暴力性が自らに向けられたとき慌てふためくのは滑稽な話であるしか感情は偽れない。“正しさ”で殴りつけてくる麗奈はやっぱりムカつくのだ。そのムカつくという感情ベースにあることは認めつつ、その上で言いたい。正しさは万能薬じゃない、と。

麗奈の正しさは(構造的に)滝の影響を強く受けている。北宇治吹奏楽顧問の滝昇は若手ながら実力のある音楽指導者で、部員たちに「全国を目指す」か「楽しく過ごす部にする」かを選ばせた人物である。生徒の自主性を重んじると言えば聞こえはいいが、自分たちで選んだからには妥協を許さないという暴力性がそこにはある。確かに滝の指導力は本物で、北宇治はメキメキと実力をつけ、就任1年目にして全国大会進出するほどの成長を見せた。しかし実力が上がれば目標が上がる。目標が上がれば部員たちにより負荷が掛かる。そうして発生したのが関西大会直前に発生した部の混乱であり、滝にはそれを鎮める力もその気もなかった。それは合宿中のやり取りに現れている。

橋「上級生は耳にタコかもしれないけど、音を――」

滝「楽しむ、と書いて音楽、ですね」

橋「本当に分かってる?」

滝「(虚を突かれたような顔をした後)分かっていますよ」

場面としては関西大会直前の合宿で、部のピリピリした空気を感じ取った橋本(滝の音大時代からの友人で、北宇治の外部指導者)がジョークで和ませた後、軽く訓示しようとした時のことである橋本に言わせれば、音を楽しむことが音楽だと本当に分かっていれば、こんな空気放置しておくはずがない、といったところだろう。滝の、合奏を作り上げるという意味での実力は確かなのだろうが、その指導力が及ぶのは正しさが通用するところまでであり、それで解決できない問題にぶち当たったときは無力である。そして滝自身解決する気がない。ただの外部指導者に過ぎない橋本が一瞬にして感じ取った「ピリピリした空気」を滝はただの一度も解消しようとしなかったのだから。滝には解決する能力がなく、その気もない。滝に無理なのだからミニ滝にすぎない麗奈にはもっと無理である

そんな部のピリピリした空気を解消したのは久美子だった。思っていることを素直に打ち明け、解決したのだった。

「1年生も3年生も同じ土俵で競ってひとつ目標に向かえる宇治が好き」 「その北宇治で全国金を取りたい。でも届かなかった」 「何かを変える必要があって、だから大会ごとのオーディション形式にした」 「間違っていたとは思わないけど、でも戸惑わせたことも事実すみませんでした」と部長として謝ったあと、「納得できない人もいると思う。でも私は北宇治で全国金を取りたい」そう訴えた。「1年間みんなを見ていて思いました。こんなに練習してるのに上手くならないはずない。こんなに真剣に向き合ってるのに響かないはずない。北宇治なら出来る。私たちなら出来るはず」と。

この久美子の真剣な訴えが部員たちの心に響き、部は急速にひとつにまとまった。

さて、久美子は部長失格だっただろうか。その答えは言うまでもなく明らかで、失格なのは正しさを押し付けることしかできない顧問ドラムメジャーであろう。

このあと、久美子と麗奈は仲直りをするのだが、ハッキリ言って納得できるものでは到底なかった。久美子はあっさりと赦していたが、一視聴者としては、「ああ、麗奈を赦すことは絶対にできないな」と思った。物語としては、このあと黒江からソリを奪還し、全国大会金賞を取って大団円を迎えるだろうが、それはそれとして高坂麗奈というキャラクタを心底嫌いになったことだけは動かせないだろう、という結論に至り、そしてそうなるはずであった。

のだが、物語は急展開を迎える。

 

正々堂々と胸を張る、ということ

ここから原作改変としてすでに話題になっている、ユーフォニアムのソリ奏者を決める公開オーディションについて、私が受けた衝撃を述べる。ちなみに原作未読である

まず黒江真由というキャラについて。

久美子にとって憧れである田中あすかを思わせる銀のユーフォニアムを携えた強豪校から転校生で、実力は高い。つまり久美子を脅かすポジションを与えられたキャラなのだろう、ということはすぐに分かった。実際その通りの役回りで、「(私のせいで大会に出られなくなる人がでるからオーディション辞退しようか?」 「(ソリを奪うことになるからオーディション辞退しようか?」と本当にしつこいぐらい繰り返し久美子に訊ねるうっとうしいキャラでもあった。それはさておき実力は本物で、いち早く警戒感を露わにした麗奈は、当初「久美子の方が上手い」と言っていたのに、途中から「久美子の方が好き」とトーンダウン。さらにソリの練習に久美子を付き合わせて「私は全国も久美子と吹くつもりでいるから」と激励している。しか関西大会でソリの座から久美子は陥落する。その際、麗奈は「やっぱり…」という表情を見せるため、滝の求める音を出せるという点で、黒江は明らかに上だったと思われる。

ただこの段階でのソリ落ちは明らかにそういう流れであったし、物語的には全国大会でソリ奪還して金賞の方が盛り上がるため衝撃は全くなかった。物語がそのラインに乗ったことで、そうなることはもはや確定的に明らかだとさえ思った。

次にユーフォニアムソリオーディションについて。

関西大会は滝の一存で決まったが、全国大会は甲乙つけがたいとの判断で、部員投票による公開オーディションをすることが決まった。2年前、当時1年生だった麗奈と3年の中世古が競い合ったアレのリフレインであるしかし当時と違ったのは、奏者を幔幕で隠し、音だけで判断してもらうということ。奏者は視聴者にも隠されており、これには第四の壁みを感じた。つまり視聴者であるあなたたちも、音だけで判断してくださいね、という制作者たちの声が聞こえたのである

からじっくりと、真剣に聴いた。

音楽素養は0で、細かいことなんて何も分からないが、確かにつの音は違った。

1番目の奏者は音が小さく、2番目の奏者は大きく聞こえた。自分部員なら2番目に投票しようと思った。

投票シーンに移り、2番目の奏者には緑輝、塚本、奏の手が上がる。やはり2番目が久美子だったんだと確信した。同時に勝利確信した。しかし同票であるという。

滝「奇数のはずですが…」

麗「私が、まだです」

滝「そうでしたか。決まりましたか

ここで2年前のトランペットソリオーディションの回想が入る。「裏切らない?」 「もしも裏切ったら、殺していい」のやつである。そして――

麗「……1番です」

??????????????

???????????????????????????

え、ちょ、待って。2番が久美子やろ、1番????????????

滝「分かりました。では1番の方は、前へ」

黒江の脚が前に出て、麗奈の顔がくしゃりと歪む。久美子が目を伏せる。

マジかよなんだこれふざけんなよ。

客席からざわめきが広がり、部員たちの困惑した表情が映される。

また正しさの暴力かよ! 誰が得するんだよ、この展開!

困惑と怒りの感情でないまぜになったが、まっさきに動いた久美子の言葉に背筋が伸びた。

久「これが! 今の北宇治ベストメンバーです! ここにいる全員で決めた、言い逃れのできない最強メンバーです! これで全国へ行きましょう。そして、一致団結して! 必ず金を! 全国大会金賞を、取りましょう!」

3年間やってきたことがある意味で潰えた直後にこれを言える久美子は本当に立派だと思ったが、脱力した。訳が分からないと思った。

呆然としたまま画面を見続ける。

場面は進んで行き、久美子が麗奈を探している。しかし先に帰ったという。大吉山で待ってるというラインの画面が映され、登りきった先にいた麗奈背中で泣いていた。

それを見た瞬間、(上から申し訳ないが)「赦せる」と思った。麗奈は分かってて久美子に引導を渡したんだと理解し、麗奈に対する怒りが氷解した。

正しさは暴力性を孕む。しかしその正しさが自らに向かうときのみフェアネスになる。日本語に直すなら公正さだが、ここは敢えて“正々堂々”という言葉を使いたい。

麗奈黒江を選んだんじゃない。久美子より音楽を取ったんでもない。久美子との約束を果たしたのだ。

2年前。中世古香織をソリから追い落としたとき、そうけしかけたのは久美子だった。麗奈は「裏切らない?」と聞き、「もしも裏切ったら、殺していい」と久美子は答えた。ここで彼女が言いたかったのは、「自分音楽に正直であれ」ということだったろう。そういうセリフがあるわけじゃない。しかし含意は明らかなように思われる。迷いを振り切った麗奈は実力を発揮し、ソリの座につく。

麗奈はその時の同じように、正々堂々と、胸を張った。

たとえそれが自らの心臓に刃を突き立てるほど辛いことであっても。

久美子は音大に行かない。公式大会でソリを吹くチャンスは最後だろう。海外音大留学する麗奈からすれば、肩を並べて吹ける最後のチャンスでもある。

でもそれを分かった上で、どちらが久美子でどちらが黒江か分かった上で、久美子を切って捨て、そのかわりに約束を、果たしたのだ。

久美子は言った。「私は、それが何よりうれしい。それを誇らしいと思う自分に胸を張りたい」

もし仮に、麗奈が久美子との約束ではなく、久美子を選んでいたら。麗奈はもちろんのこと、久美子も胸を張れなかったはずだ。最後全国大会で一緒にソリを吹けたかもしれない。高校時代のいい思い出として残せたかもしれない。しかしあのときかわした約束裏切り、その時の自分たちを殺すことになる。だから“正しさ”に傷つくことが分かっていても、麗奈は己を曲げなかったし、久美子はそんな麗奈を誇りに思うと胸を張ったのだ。

原作改変で賛否両論の展開であるが、私にとってはアニメ響け! ユーフォニアム』が描いてきた物語の結末として、これ以上のものはないし、これ以外のものもないように思われる。私は私の感想が正しいとは思っていない。久美子と麗奈がソリを務める全国大会が見たかったし、今もまだ見たい。久美子がソリを吹けないなんて嘘だろう、とまだ思っている。だから原作改変に怒っている人たちを否定する気には一切なれない。それもまたひとつのあり方だと思う。でもだからこそ、正々堂々と胸を張る道を選んだ久美子と麗奈を、いち視聴者として誇りに思う。

 

余談。滝は「どちらも充分ソリが務まると考えています」と言って部員投票に委ねたが、ある意味で嘘だろうと思う。というのは久美子と黒江の音に明確な違いがあったからだ。どちらが上か下は分からない。でも違いがあった。久美子の音は大きく、黒江は小さかった。麗奈が選んだ今なら分かる。久美子のユーフォニアムは主張が強かった、ということなのだろう。あくまユーフォニアムは影だ。スポットライトがあたるべきはトランペットであって、黒江ユーフォニアムは影に徹することでペットを際立たせる演奏だった(黒江楽譜には「支える!」という書き込みが何度も現れる)。合奏で求められるのは、つまり滝が求める音を出せたのは黒江だった。

ではなぜ滝はソリオーディションを開いたのか。責任を投げたとは思わない。頑張ってきた久美子にチャンスを上げたとも思わない。本人が述べているように、久美子が部員からの信頼篤き部長であるがゆえに、部がまとまるにはそれが最善と考えたのだろう。

「私は、今の北宇治を高められるところまで高めたと、自負しています」。つまり本当に、久美子と黒江で大きな差はないのだ。どちらで臨んでも、金に届きうる。そのために必要なのはしろ部のまとまり。そういうことなんだろうと思う。

 

余談その2。12話の放送直後、シナリオライター原作改変を主導したのは自分だと告白していた。

https://x.com/oitan125/status/1804807383018795391

賛否両論になるのは間違いなかったから、その責任を一手に引き受ける、とそういうことだろう。アニメの中で、麗奈がやったのと同じ立ち回りである。これが正しい結末だと、原作を改変してまでそれを押し付けた。しかし同時にそれに納得のいかない視聴者からボコボコにされることを引き受けた。正々堂々と、胸を張ったのだ。いち視聴者として、制作スタッフ決断とそれを支持した原作者を誇りに思いたい。

 

余談その3。いろいろ台無しになるけど、それでも久美子がソリを吹く劇場版、待ってます

男のルッキズムへの迎合・加担がフェミニズム説得力を下げた

とある書き込みの一部を見て、これこそがフェミニズム説得力を下げた一因だよなと思った。

anond:20240624102628

(4)

もっと具体的なことを書く。一般論かつ基礎だから、すでにやっていることいっぱいあるとは思う。1ヶ月くらいやってみてほしい。

なお、以下のアクションルッキズム迎合・加担するものだが、フェミニズムとは矛盾しない。

しろ、見た目を磨くことは、より強い社会的圧力を受けている女性共感し、共闘するための前提条件だと思ってほしい。フェミニズムを深めると同時に、モテにつながるのだと思ってほしい。

美容室に行く。髪と眉を整える。おしゃれ系理容室でもいい。顔の産毛とかもとってもらえたり、ひげにもアドバイスもらえるかも。

表情筋を鍛える。顔のマッサージトレーニングで変わる。口角を上げやすくし、にこにこできるように。

美容洗顔化粧水乳液ニキビ防止。あとは、ちょっとしたマッサージもよい。脇やデコルテ、首、耳下など流すと、顔の輪郭がかなり変わる。やり方は調べてみて。

筋トレ運動筋肉中心に体重やす、細マッチョになる、ランナー体型になる、あたりのどれかがいい。好きなスポーツあれば継続するのがいい。運動嫌いなら、まずはラジオ体操ストレッチから姿勢よくするのも大事パーソナルトレーニングは、高いけど、合うトレーナー出会えればコスパは高い。

服。これについては全然詳しくなくてごめん。

できれば男女両方いる趣味サークルに入るか、習い事に行く。スポーツ系もいいし、料理ワインもいいし、語学もいい。バンド合唱もいい。興味あるなら茶道華道とかもいい。ただ、出会目的になりすぎないように注意。悩み相談できる友達とか年長者に出会えるだけでも最高。紹介してもらえるくらい徳を積む、ぐらいの意識がいい。

とあるかな? 的外れ

まあ確かに男性に対するルッキズムフェミニズムとは矛盾「は」しない。

そもそもルッキズムは見た目「だけ」で人を判断することなので、見た目を多くある判断基準のうちの一つに入れてるだけのこれはルッキズムではないという弁解は可能だ。(もっともこの弁解が聞き手に受け入れられると本気で思ってるならかなりヤバいが)

でも女性を見た目で判断するなと言いつつ、自分たち男性を見た目で判断するというのは説得力に欠けるよね。

また、理想とされる男性の見た目というのが強靭さ、逞しさ、甲斐性というマッチョイズムとモロ結びついているのもさら説得力を下げる材料の一つ。

から最近有害な男らしさ(Toxic masculinity)という概念を作り出して暴力性と前述のマッチョイズムを区別しようとしているが、これは女性に都合のいい男性性だけ取捨選択したいというビュッフェミニズム(ビュッフェフェミニズム)である

フェミニズムが「論理的には成り立つし別に矛盾してませんよ?納得できない?それってあなた感想ですよね」みたいなひろゆき論法を使うようになってしまっては到底フェミニズムを受け入れる男性は増えないだろう。

幸い日本多数決民主主義採用している国家なので、男性賛同できるだけの説得力を持つフェミニズム進化しなければ彼女たちが政治の中心に立つ日は来ない。

男性へのルッキズムフェミニストが完全に捨て去った日が、日本において真に女性主権を獲得したその日になるだろう。

anond:20240624145905

ユーフォは、アニメ一期最初の滝による変な二択強制とその後の「お前らが自分コンクールに向けて努力すると決めたんだからな」と言わんばかりのパワハラがまず引っかかり、当時出ていた四冊(長編三、短編集一)を読んで、一期の最後の方で見なくなった。短編集で、葵へあすかが笑いながら言った言葉(「あんたが辞めてもコンクールには影響ないから止めなかった」みたいなやつ)が決定打だったかな。美少女とか音楽とかはガワに過ぎず、部活舞台にした権力闘争とか権謀術数とかの話という認識

今回の騒ぎで少し感想サイトとかを見た。

>今回の真由の勝利とかありえん。

しろアニメは一期の落とし前ちゃんとつけたんだといい意味で驚いたよ。三年生の最後の晴れ舞台コンクールで勝ち上がるためと実力を盾に奪い取った面々が、自分たちが三年になった時にコンクールで勝つためには実力を無視できず不本意最後を強いられる。秦の商鞅の末路みたいで皮肉が効いてるじゃないか小説読んだ時の俺は二年後に麗奈よりすごい新入生がやってきたらどうすんだろうね程度の妄想しかしてなかったけど、一年時に支持者だった久美子が三年では当事者になってそこに麗奈が苦渋の思いでとどめを刺すというのはさらに凝っている。

子持ちが仕事してくれないのはわかる。でも自分たち年金もらうときの、金の出どころって今の子どもたちなんだよね。

自分子ども産んだり育てたりしてないのに年金もらおうとするのやめてもらえます

そもそももらえるかわからないけど。

anond:20240625094529

これ、決定的な勘違いがあって

なんで女が結婚できていたのかは、男が結婚「しなければいけなかった」からなんだよ

から会社女性社員結婚相手として入社してたし、上司仲人する見合いとか普通だった

男が結婚しないというのがどういうことかというと

ローンが組めず、出世できず、親戚から指さされ、そいつとの友人付き合いを家人から批判されるレベル

結婚して一人前って世界だったから誰しもが結婚できていた(させられていた)

でも90年代くらいには、もう結婚してない事はそんなにデメリットを産まなくなった

普通にそこらに居るようになって、うちだけ恥かしい、なんてのも薄れていく

そういう風に空気が変わったのは明らかにバブル期

それ以前の余波が残ってからと言って時代が変わってない事にはならん


自分たちはこんなこと言われたって必死になって時代否定したいみたいなんだが

クリスマスケーキだの育児休暇だのお局だの

温すぎてあくびでるわ

昭和舐めてんのか?って話

ブクマカだけど自分意見を書けなくなった

ブクマカしていて凄く面倒くさいと感じるのは、自分で考えた意見無視されるか異様に敵視されるかの2択なところ

別に何書いてもいいじゃんと感じていたが、ブクマという行為他人のアラ探ししている時点でおんなじことしているんだよね

で、一部のブクマカって自分たちにとって心地よい意見逆張りしか興味ないらしく、俺みたいに自分体験談とか書くのは違うっぽいんだよ

ようするのはてブという場所に相応しい言葉で埋められることが大事ですってことだ

それ気づいたらもう自由感想とか書けなくなるよ

一部の連中が嬉しい言葉支配されてるの窮屈すぎる

anond:20240625061300

最近体育会も多少は合理化する傾向なのに、吹奏楽部は「自分たちは『体育会』」とか言って本物の体育会よりも酷かったりする

2024-06-24

anond:20240624224020

氷河期世代結構みんなそう

社会から疎外されつづけてきたから、今更社会のためにどうこう言われてもしるかよってなる

自分たちが生きるのに精一杯だった世代から、実利を取っておためごかしを一瞬で見抜いて無視する

今の平和ボケした世代からすると、理解不能なんだろうな

若手男性研究者が、お茶の水女子大学ハラスメント告発の件に思う事

アファーマティブ・アクションという名の『トロッコ』の下敷きになっている一人であると同時に、

告発の発端となったDMの送り主と同じく、ちゅうしたいしえっちしたい(泣)騒動を当時間近で見聞きしていた一人として、

よくもまあそんなえらそうなことが言えたものだと、かねてより神山翼氏の厚顔無恥ポジショントークを大変苦々しく思っていたのですが、

あろうことか氏が女子学生不適切な関係にある上にハラスメントの加害当事者である蓋然性が高いだけでなく、

それが事実であった場合本来その被害者たちの最も心強い味方であるべき(特に同性の)研究者たちが

臆面もなく公然セカンドレイプを加えているというあるまじき惨状を目の当たりにし、あまりの悍ましさに筆を執らずにはいられませんでした。


研究者といえども所詮一人の人間であり、その高い(ことになっている)論理的思考力をもってしても

認知的不協和を適切な形で解消できるとは限らない、という事情理解しないでもありません。

しかし、小山(狂)氏へのDM等を通じて今回の件を改めて世に告発した(元)女子学生たちの立場から見た時、

普段女性の学究環境改善を声高に叫んでおられる(特に同性の)アカデミアの先人たちが、揃いも揃って、

今まさに実際に不利益を被っている女性であるはずの自分たち心配し、守り、力になるために立ち上がってくれるどころか、その素振りすら見せず、

あまつさえ印象操作によって加害者擁護し、稚拙詭弁によって問題すり替え挙句の果てには刑罰をちらつかせて言論封殺しようとしている様は、一体どのように映るでしょうか。

あるいはこうした人々の振る舞いは、奇しくも以前学内告発を試みた学生を長時間わたり監禁恫喝したとされる教員女性が含まれることと併せて考えた時、

女子学生たちは主として男性教員研究者が『原罪』的に抱えるアンコンシャス・バイアスとやらによって不当な扱いを受けがちであり、

その対策として多少強引にでも女性研究者の数を増やし性別の偏りを均すことは、必要不可欠でありやむを得ない」とする大層立派なご高説と果たして整合しているでしょうか。


神山氏が本当は潔白であり、悪意をもった何者かによって陥れられようとしている可能性」がゼロではない、と主張するのは結構ですが、

これまで非常に活発に発言してきた神山氏が一転、否認すらせず不自然なほど沈黙を貫いている現状を踏まえたとき、それは

「仮に今回の告発真実だった場合に、不必要被害者たちの尊厳を踏み躙り、感情逆撫ですることになる可能性」や

「今回の告発の真偽にかかわらず、今後もし同様の事態が発生した場合に、最初からその被害者が声をあげる気力を挫いてしま可能性」と天秤にかけて、

それでもなお積極的に発信・表明するに足ると、本気で信じておられるのでしょうか。

特に、氏の知己を自称しておられる諸氏におかれては、支離滅裂感想を垂れ流しているような暇があるなら、まず神山氏本人に事の真相を問い質せばよろしいはずで、

それすらしないままご自身の友誼・主観だけを根拠一方的告発信憑性疑義を呈しておられることの方が、よほど女子学生にとって有害ではないでしょうか。


今回の疑惑に対するアカデミアの一部の人々のこうした反応は、疑惑の真偽以前の問題として到底看過できるものではなく、

「仮に告発が虚偽だった場合に、神山氏並びに関係者名誉を不当に毀損することになる可能性」を慎重に考慮した上でなお、糾弾を免れないものであると考えます

彼らがいみじくも『安全地帯からのんびり』指摘なさっておられる通り、万が一告発が全くの捏造であると判明した暁には、

書き手を含む少なから人間が謂れのない誹謗中傷に加担していたことになろうかと思いますが、

そのリスクを負う意義に疑いを挟む余地がないほどに、彼らの振りかざす「正論」の欺瞞は座視しがたいものであり、それゆえ『刺し違える覚悟で』この文章をしたためているというわけであります

(それに、女子学生女性研究者の数的不利を補うためなら、無辜男子学生・若手男性研究者人生犠牲になるのもやむなし、とされてきた神山氏のことですから

今まさに女子学生たちを脅かす理不尽非難連帯を表明するためなら、たとえ氏が無実であったとしても、その名誉一時的に損なわれるくらいのことはきっと甘受してくださることでしょう。)


返す返すも恐るべきことに、上に挙げたような、被害者であるはずの女子学生たちのことを慮っているとは微塵も思えないような仰天発言・行動の主たちの多くは、

平素は女子学生女性研究者の味方を謳い、女子枠や女性限定公募をはじめとする積極的性差別とそれに伴う犠牲正当性を主張し、神山氏の高邁な志にも強く賛同しておられたはずの方々です。

から見ていると皆様それらとは随分とかけ離れた振る舞いをなさっておられるように見受けられるわけですが、

しろそれが本性であり、普段のご立派な発言の数々はその実アカデミアに蔓延るとされる不公正に苦しむ女性のためなどではなく、

ファッションとしてお仲間同士で高尚な御託を並べて、単にご自分承認欲求を満たして気持ちよくなっていただけだった

——という「誤解」を招きかねない言動は慎まれた方がよろしいのではないか、と僭越ながら愚考する次第でございます


神山氏が関係するものに限らず、今回告発されたお茶の水女子大学におけるあらゆるハラスメントに遭われた皆様の悲しみや怒りは、察するに余りあります

その上、本来自身を守ってくれるはずの仕組みが張りぼてしかなく、手を差し伸べてくれるはずの人間案山子しかなかったことの絶望に至っては、計り知ることもできません。

そのような苦しみの中でも、まず毅然と立ち上がり相談室へ向かった勇気ある方々、違和を鋭く察知し強力な証拠となる録音の準備を怠らなかった如才ない方々、

数多の困難・逆風に屈することなくOchatやSNSで粘り強く声をあげてくださっている方々を、心から尊敬します。

匿名であることは決して、証言真正性を不当に減じたり主張を忽せにしたりする理由たりえません。

それを攻撃するのは往々にして自身立場保障されているがゆえにその必要がない「強者」であって、

学生(や任期付き研究者)という、単位卒業キャリア人質に取られ「弱い」立場にある我々にとっては、歴とした自衛手段です。

下劣な』口撃に怯み惑わされる事なく、このまま堂々と突き進んでください。


どうか、正義がなされんことを。

anond:20240623180229

RPA出てきた時に、これで業者に頼まなくても自分たちシステム作れます!って騙してたコンサルがよくいたよね

2024-06-23

献金を受け取らないことが何に繋がるか

自分都民じゃないか都知事選とかそんな気にも止めてなかったけど、今回は面白そうだから色々と確認してる。

確認してると言っても一般庶民真実に辿り着くことなんて出来ないし、蓮舫石丸外国代理戦争してるみたいな陰謀論めいたツイートばかり出てくる。

そっち方面はなんとも言えないかスルーするけど、ひまそらの献金を一切受け取らないって公約に関してもし実現したら何が起こるのか、これに関して個人的憶測をツラツラと述べていこうと思う。

まず賄賂献金の違いを調べてみたけど、簡単に書くと、金で直接優遇してもらうのが賄賂で、金で自分たちに有利な制度を作ってもらうのが献金って定義らしい。自分もどこかの記事をチラッと読んだだけだから間違ってたらコメントとかで訂正してもらえると助かる。

ここでは自分認識が合ってるていで進めるけど、もしそうだとしたら金で相手にとって不利な制度を作ることも出来るってことだよなって自分は感じた。

献金を受け取らないってことは、金持ち札束ルール改変を行うことを出来なくするってことで、つまりキャッシュの少ない個人事業主フリーランス権力者ルール改変によるいじめを受けにくくすることに繋がるんじゃないかな。あと都内生活するのが大変な一般庶民がより生きづらくなるのを防ぐとか。

インボイス制度国策だけど、個人事業主フリーランスはめちゃくちゃ反対してたよね。あれだって献金でそういう制度を作れって動きの可能性はゼロでは無い。インボイス全然話を追ってなかったから間違ってたらすまん。

ひまそらあかね公約を守れば、東京単位ではあるけどそういうルール改変による弱者いじめが少なくなるんじゃ無いかなって個人的には思う。

まぁ東京単位から自分には全く関係ないし、もし別の人が当選して東京に住んでる人たちの生活が余計に苦しくなっても自分には全く関係ない。いや、東京が貧すれば地方にも余波は来るから関係あるっちゃあるか。

ブクマカを何人葬れば社会が良くなるかという考察

その昔、友達がそんな研究をしていた

別に論文にまとめたというわけでもなく、高校課題の1つとしての思考実験に過ぎない

もちろん教師から警告されて変更されたけど、元々の対象ははてぶではなく、当時流行っていたSNS掲示板だったんだよね

けど流石に検閲されそうってことで、あんまりメジャーではなかったはてぶをテーマにしていた気がする

そういう突飛なことをする奴だった

追記

なんかコメントもらったけどさ、たか高校生のお遊びみたいな課題に対して(しか過去大人が殴り掛かるのって恥ずかしくないの?

自分たち関係するからってあまりに見境なさすぎて気色悪いんだよね

気色悪いな…子供から許せって、少年法に守られてっからいくらでも犯罪犯して良いって言ってるカスと同じだな

そういえば、カスハラ対策高齢者のことを載せたら当の高齢者ハラスメントして潰した事案があったね

まあその感情理解できるが、ブクマカ自分達が本気で消されると感じているんだろうか?

抗議した高齢者と同じ立ち位置にいることは自覚してあるのか?

からすれば、ブクマカがやってることは人生の一回や二回くらい差し出しても足りないくらい罪深い

友人に悪意があったとは思うが、それに抗議する人達はより悪の側であり、罪を重ねているだけだろ

自分達が矮小と言う一方で言葉だけ強気なのは、ほんと笑えない

anond:20240623204010

山菜生活してる人たちは気が気でないだろうが

ハンターの数も激減してる今、自分たちで狩ること(自身が銃を取得するなど)も考えないといけないのでは

女性にわかってほしいこと

よく「女性男性うっすら嫌い」なので好きな人以外とのコミュニケーションを避けると言われる

その気持は何となく分かる 完璧ではないけど

から電車で横になったりしないようにする

その代わり女性にわかってほしいことがある

男性職場では女性のことをうっすら嫌い」であるということ

プライベートと同じように男性接触されることは期待しないでほしい

更に雇う側になるとはっきりいって「女性は雇いたくない」ということ

すぐ辞める、揉め事は起こす、環境についてうるさい、能力の安定性がない、できないことが多い 様々な理由がある

過去女性たちのの働き方が悪かったことも大きな原因だ

女性しかできない仕事以外では明らかに男性を雇うほうが能力期待値も高いしリスクも少ない

女性を雇うメリットはまったくないと言っても良い

なので女性仕事面での待遇が悪くても「自分たちに原因がある」と思っていただきたい

選挙に行ってない

30代も半ばだけど、もう10年以上選挙投票)に行ってない。

成人(20歳)した直後は行ってたんだよ。特定の党を支持しているわけじゃないから、全部じゃないにしろ候補者公約読んだりして、時間も手間もかかったけど、俺なりに真面目にやってたつもりだ。


でも転職したり結婚したり子どもが生まれたりして、自分時間がどんどん無くなっていった。平日はほとんど自分時間なんて無いし、たまの休みに暇を見てネットサーフィンできるくらい。

とてもじゃないが公約調べて経歴調べてなんてするモチベーションがないし、投票に行くのもただただダルい

成人したばかりは暇だったからできたけど、政治についてアンテナ立てることの優先順位が著しく下がった感じ。

まえにどっかで見たけど、投票用紙が宝くじも兼ねてて低確率現金が当たる方式だったら重い腰挙げて行くかもね。その時は適当投票するだろうけど。


なんつーか、もうなんかどうでもいいんだよな。

政治自分たちの生活に直結する!それはわかるよ。でも「社会がよくなってほしい」「健康文化的生活を長く送りたい」「次世代によりよい生活繋ぎたい」みたいな気持ちマジで1mmもないんだよな。昔はあるふりしてたけど今は自分を騙して擬態することもなくなっちゃった


職も家族もあるのにヤバい政治団体を応援してる人の気持ちちょっとわかるんだよな。

からヤバい候補者はいたけど、最近は明らかにやべー奴でも当選しちゃいそうな雰囲気あるじゃん

どうせならめちゃめちゃになったほうが面白いである政治クラスタみたいな人らがキレてるのも面白い

これから社会はどうなっちゃうんだろうね

anond:20240623134107

ワクチンの連中は自分たちで反ワクチンと書いたりしない。反ワクチンというワードを嫌うということは、そういうことだろ。

日本人って相手文化を知った上でも嫌いだと思う

相手の国の文化を知らないで嫌うのはやめましょう、っていうけど

日本人って外国人電車で足組んでるのを「偉そう」と嫌うけど

それは外国では電車で足組むのがマナー違反ではない上に「偉そう」という印象もないそうだ

でもそれを分かった上で嫌いなんだよな

 

たとえばその人の国では誰かに親切にされたら「神に感謝」っていうとか

「おいおい親切にしたのは私だぞ」って不快になるじゃん

でも向こうはそういう文化な訳、でもそれを分かった上で嫌いだろ?

 

それから大声で喋ってるように聞こえる外国

これもその国では当たり前の喋り方

でもそれ分かった上で嫌いじゃん

 

相手理由知っても納得できないし、不快なんだよなあ

しか相手自分たちルール日本に持ち込んで侵害してるのに

日本人だけに理解求めるのってほんとイラつくね

自分はひまそらあかねには投票しない

東京都知事選

東京都民として、投票しないという選択肢はないのだけど、候補者がひどすぎる

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注目どころから見ても、自分たちに甘い政治を繰り返してきた立憲民主党から離れたとはいえ共産党の支持が早速ついている蓮舫さんにはまず入れる気にならない。

安芸高田市を満足に改革せず、都知事選となった瞬間、様々な注目のされ方から、うさん臭さが目立つような石丸伸二さんも論外。

その他候補者については「本当に都知事になる気はあるのだろうか」と思う候補者ばかりで、そんな人に自身の貴重な一票を投じたいとは思わない。

***

そんな中、いざ告示がされ、もうひとり注目される候補者が表れた。

それがタイトルにも記載してある「ひまそらあかね」さんなわけだけど、彼が候補者として名乗り出た時「名前を騙った偽物が表れたのか」と思ったけど、Xを見て本人だったとわかった時は、非常に驚いた。

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XやYoutubeを見てれば、勘の鋭さ、正論で詰めていく様など、多少強引な言いがかりではないかと思ってしまうこともあるが、世間かつネット上での戦い方をとても理解している人間に見える。

主なところだと、一連の若年被害女性支援事業問題や嘘で相手マウントをとる自称大学生に対しての追い詰め方あたりだろうか。

とにかく「うさん臭さ」に対する嗅覚の鋭さはすごくて、今まで権力社会性の強さから、「うさん臭いとは思っても、それは個人の感想範疇」と思うようなことを、彼はどんどん暴いてかつオープンにしてきた。

まだTwitterだったこから話題にあがるようになってからフォローして動向を見てるけど、彼はとても聡明だし、痛快だと思う。

それでいて、時間お金を持っているのだから簡単に言えば「すごく強い人」だと思う。

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そんな彼の活動に対しては、自分自身、支持してきた立場である

漫画趣味は、一部合わないなぁとは思うけど。

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ただそんな彼だからこそ、この都知事選立候補したことに対しては、すごくネガティブ感情で見てる。

なぜなら、本当に都知事当選する気があるように見えないからだ。

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まずネット上でしか知名度と支持がない彼が、どうやって東京都知事選を勝ち抜ける票を集めることができるのだろうか。

XやYoutubeで彼を応援する人たちの中にどれだけ東京都民かつ有権者がいるのだろうか。

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そして、ネットの外の人たちに、彼がどれだけアプローチをしているのだろうか。

選挙公報公約を載せたからといって、それで票が集まりきるとは思えない。

しろ漫画が描いてある候補者ってだけで、イロモノ扱いされる可能性がある。

ネットの中で色々と有名なだけで、顔を出さな候補者」というだけで、まず投票しようとは思わないという人だっている。

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考えれば考えるほど当選は難しそうとは思うのだけど、一番の肝は「負け戦になることを、ひまそらあかねさん自身理解してない」とは思えないことだ。

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繰り返しになるけど、彼はバカじゃないと思うし、むしろ自分なんかよりも遥かに聡明人間だと思ってる。

そんな人間が、この負け戦に参加する理由はなんなのだろうか。

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自分なりに考えた結果、知名度稼ぎや、マスコミに対する注目を集めるためとか、結局今までの活動の延長のために、東京都知事選という場に立候補して、それを利用としているように見える。

特にマスコミなんかは、ネット上の今のひまそらさんの活動に、まず触れたくないし、それを広めようなんてまずはしない。

そこで、東京都知事選という場を利用して、無理にでもマスコミにひまそらあかねさんを触れさせようとしているんじゃないかと思う。

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今のところ、彼が東京都知事選に勝つというビジョン提示していないと思う。

やってることは、X上で公約政策を語り、今まで通り「うさん臭さ」(石丸伸二やホットケーキくんあたり)を暴こうとしていること。(これはうさん臭いやつが、東京都知事になることを防ごうとしているんだろうなとも見てる。自分がなる気がないだけで)

あとは支持するツイートRTしているくらいだろうか。

***

上記活動で、東京都知事選を勝てるとは思えない。

から、「本気で東京都知事になろうとは思ってない」という気持ちは拭えないでいる。

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なのに、「僕は本気です」と語る様は、彼が今まで暴いてきた「うさん臭さ」と同類ものを感じて仕方ない。

リュウジさんやなるがみさんに食って掛かってところを見ると、彼自身そういう「うさん臭さ」を許さな人間に見えるのに、自分も同じこをことをするんだと思ってしまってから、彼に対してはネガティブ視点で見続けている。

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願わくば東京都知事に落ちた時、「都知事になることが目的ではなかった」とは語らないでほしい(そういった瞬間、本当に彼が今まで糾弾してきたものたちと同類に成り下がるからだ)

***

とりあえず、自分投票日に投票するつもり。

それまでに彼が「本気で東京都知事になろうとする」というビジョンを見せたら、投票しようとは思ってる。

ただ少なくとも今の段階で、「ひまそらあかねは本気で東京都知事になろうとしていない」と思っているから、自分はひまそらあかねには投票しない。

***

最後に。

毎度のことだが、東京都知事選はどうしてこうも「消去法をすると全員消える」状況なのだろうか……。

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