はてなキーワード: 誘導質問とは
https://blog.tinect.jp/?p=87082
リンダ問題って人間が確率を理解することが苦手なことを立証する設問としてはおかしくないか?
リンダは三一歳の独身女性。外交的でたいへん聡明である。専攻は哲学だった。学生時代には、差別や社会正義の問題に強い関心を持っていた。また、反核運動に参加したこともある。
では、次の質問に答えてほしい
これ私は最初、いや分からないでしょ、問題文内の情報だと銀行員以外のあらゆる可能性がある、というのが回答で誘導質問なのか?と思ったし、
"差別や社会正義の問題に強い関心を持っていた"とかいう明らかな誘導を含んでおいてその意図を汲み取るかした人間を確率を理解できないってするのおかしくね?
厚労省研究班調査:国内中高生93万人にゲーム依存の疑い?!が報道される前に
https://news.yahoo.co.jp/byline/takashikiso/20200206-00161937/
すげーな。
パブコメ水増しや誘導質問、チャタムハウスルール化でお馴染みな漫画家と悪質なコラボをした文化庁や知財関係でも大概だったのにそれを斜め下を行く酷さで草。
そりゃ規制ばっかやらかして国益失いまくって、今の日本の現状を招くのも当たり前だわ。
これに関しては久里浜医療センターとWHOのポリシーロンダリングも指摘され出したし、当時の児童ポルノ禁止法の国連や一部の団体みたいな関係もあるのかも知れんね。
<意見提出報告>
「ダウンロード違法化および著作権法改正に関する意見」https://t.co/FB9ifEoewz
文化庁「『侵害コンテンツのダウンロード違法化の制度設計等に関する検討会』における議論のまとめ」の公表を受けて、昨年10月に提出したパブリックコメント等を基に、意見を提出しました。— 全国消費者団体連絡会 consumers.japan (@ConsumersJapan) 2020年1月28日
そもそもこれ自体、初めから誘導質問だった時点でおかしいし、その後も4000件以上8割強反対のパブコメの結果をガン無視して、短いスケジュールで結論ありきで行っていた事自体おかしいからね。
普通に海賊版対策と言いながら、エンドユーザー規制がおかしいからそこまで反対食らったのだし、各国もP2Pの規制であってダウンロードそのものの禁止なんざ日本以外にはないからね。
海賊版業者対策と言うのならば、第三者であるエンドユーザーを規制するのはおかしい話なのだよ、猶更。
始めから結論ありきで尚且つ文化庁は以前水増しをしたりして、余りにも誠意に欠ける事ばかりしていたから、いつかその報いを受ける事になるだろう。
何せ漫画家はこの程度譲歩すればよいだろうと完全に舐めた態度でいたからね。
侵害コンテンツのダウンロード違法化の制度設計等に関する検討会(第1回)
http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kondankaito/shingaikontentsu/01/
「侵害コンテンツのダウンロード違法化等に関するパブリックコメント」の結果について(全体像)
http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kondankaito/shingaikontentsu/01/pdf/r1422992_04.pdf
おー、全体4437件、個人4386件も集まったのね。
以前の山田太郎議員の動画で触れられた時は2800件程度だったので、3000件超えればよい方かなと思っていたけど、4000件超えるとはね。
流石に5000件はいかなかったけど、普段は2000件弱も多いのでこれは良い方だよ。
団体に関してはどうせいつもの規制側の利権的な連中なので、規制に賛成するのが当たり前と言う代物で見る前から結果が判り切っているので、反吐が出るし、こいつらの意見ばかり優先するのも本当に嫌になるよね。
そしてダウンロード違法化拡大については反対及びどちらかと言えば反対が3792件と8割以上反対と言う結果。
当たり前だけど、これに関しては弊害が多すぎるし、何より裁判の有効性及びプロ責法改正を指摘されたにも関わらず、出版漫画家及び文化庁がこの様なトンでも法改正を強行しているのだから、反対意見が多いのも当たり前。
そしてこの様な都合の悪い事には一切漫画家も文化庁も御用学者も触れないのよね。
また息のかかったマスメディアも漫画家等の権利団体の意向の都合の良い情報ばかりを世間に流して、この様な都合の悪い事には一切触れない。
これじゃあ、他の業種の心象も悪化するだろうし、世間も漫画家に対してそのうち心象が悪化するだろうと考えるよ。
また文化庁案に対しては要件に関わらずダウンロード違法化を行うべきではないと言う意見が1013件中578件と半数以上が問題視しているのも事実。
当時からこのパブコメ自体誘導質問が多いと指摘されていた中でこれだから、余程問題しかない法案である事は明らかなんだけどね。
参考:「違法ダウンロード対象拡大」法案、文化庁が意見公募 ネット上では「誘導的な質問ではないか」など疑問の声も
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1910/04/news119.html
全体で452件、賛成が82件と最も少なく、反対154件、要件次第と言うのが216件であるらしい。
こちらに関しては自由記載なので、向こうの裁量次第と言う文化庁の考え次第ではどうとでも変わってしまうと言う所だけどね。
何せ以前のパブコメで文化庁は一度水増ししたと言う情報すらあるので、今回のパブコメでも何をしてもおかしくはないと思うからね。
https://www.asahi.com/articles/ASM3351BKM33UCVL007.html
本当権利団体だの企業だの利権だのを優先して、パブコメを聞きましたよ程度の材料にしかしていないのが一番の問題だと思うよ。
相変わらず著作権に関しては文化庁や漫画家等の権利者の意向ばかり伝えたりする悪質な偏向報道ばかりマスメディアも流されているしな。
公開会議なのに「発言者を匿名に」 政府の海賊版対策、発信にルール 個人攻撃防ぐ狙いか
https://www.asahi.com/articles/DA3S14228193.html
知財本部の会議がチャタムハウスルール(発言者の特定情報を伏せる)に変更〜色々、これ迄の”反省”を踏まえて?
https://togetter.com/li/1380758
しかし前回の文化庁のパブコメの水増しと言い、今回のパブコメの誘導質問と言い、著作権の規制を推進する人達はつくづく独善的で国民に対しての誠意に欠ける人達しかいないのだと実感させられる。
権力や財力があるから何をしても許されると思っているのかも知れない。
https://www.asahi.com/articles/ASM3351BKM33UCVL007.html
侵害コンテンツのダウンロード違法化等に関するパブリックコメントの実施について
10/30日まで。
文化庁の違法ダウンロード法案のパブコメ、誘導質問など問題がありの模様
前回の反省を踏まえて次回の立法に生かそうと文化庁は言っているみたいだけど、どう見てもそれは建前であり、実際にはもう2月までに成立するスケジュールまで組んでいるらしい。
この様に余りにも文化庁が不実な対応の出来レースを行おうとしているので、出して頂ければありがたいです。
山田太郎議員もパブコメは数が集まらなければ押し切られると言っておられています。
しかし漫画村の一件にしても漫画家や出版もこんな海賊版対策に効果がないとまで専門家に言われている法規制よりも成果の出ている裁判の法改正を求める方が筋なのにね。
「スクショ違法化」にしないための落としどころはどこか? ~ 著作権法は権利保護と権利制限のバランスが重要だ
元々赤松健氏の音頭取りをした今回の著作権改悪の初めの発端となったツイッターに貼られていた以前の記事と今回の題名を見て、結論ありきだろうなと思って読んだら案の定だった。
要は出版や漫画家と同じで僕たちを巻き込まない規制にしてねと言う、ふざけた内容に過ぎない記事。
そもそも前回にしてもSSや静画だけでなく、実際は制限をなくすものだから、テキストにすら適用されるのだから、記事の前提自体が間違っている。
まるで前回がSSまでだけしか問題で無かった様な書き方だよこれ。
DL違法化自体、海賊版対策として余り有効ではないのは今までの現状見ても判る事だし、それ以前に弊害が多すぎて、まともにやらかせば一般人がネットを使うだけでもヤバくなりかねない代物だからな。
世間の印象が最悪なのは当たり前だし、だからこそここまで大騒ぎされている訳だ。
それに著作権を使って、この手のインターネット規制を推進する連中が余りにも手口が卑怯なのも問題。
そもそも一般人の大多数に指摘されているアップロード側を取り締まれと言う意見を都合良く無視しているのが判らんね。
漫画村とかの一件にしても裁判による手法が効果を上げており、それでブロッキングやDL違法化、リーチサイト規制よりも先に裁判の方の改正を行うべきなのは専門家や議員に突っ込まれている時点で明白なのになぜかそっちも今回都合良く、その一切を無視しているのよ。
こう言う記事や経緯を見ていても本心は別の所にあるとしか思えないよ。
そこまでインターネット利用者を犯罪者扱いしたいのかねえ、漫画家や出版は。
表現や言論の自由で飯を食っている連中が弾圧しだしているのは本当に笑えない。
こういう一般人にもバランスを考えてますよアピールはもういいから。
こいつらが前回突然慎重とか言い出したのも単に世間の非難が漫画家や出版にも飛び火しそうだったからだけだしな。
この手の綺麗事を言う蝙蝠は一番嫌われるよ。
本当こいつら自分達さえ良ければ、他の一般国民にどれだけ迷惑が掛かろうがどうでも良いのな。
要はこれ、ネットで勝手に見ているかもしれない連中が(推定でいるかもしれないし、そいつらの存在自体が)ムカつくから、ダウンロード違法化拡大はしてほしいけど、自分達に弊害のある部分は取り除いてほしいって言ってるだけだな。
文化庁の公式がパブコメ開始について連続ツイート。https://t.co/Cv102SICrq
「結果等をもとに,漫画家(中略)を交えて,検討を深めていきたい」とのこと。ではスクショなど軽微なものは当然除外してもらうとして、二次創作やパロディ、事実上の黙認についても気を使ってもらおうかな。— 赤松 健 (@KenAkamatsu) 2019年10月3日
関連:文化庁の違法ダウンロード法案のパブコメ、誘導質問など問題がありの模様
文化庁が「ダウンロード違法化拡大」巡るパブリックコメントを募集 ネット利用の萎縮招く点について意見あおぐ
しかし表現の自由や言論の自由で商売をしている連中が、この様な海賊版対策に(今までその規制を押し進めてきた業界を見ていても)効果自体があるかが怪しいダウンロード違法化拡大を推進して、国民の言論の自由や知る権利を奪おうとしているのだから呆れる他ないね。
そもそも漫画村の一件から堅実な効果が出ていて、山田太郎議員や山口貴士弁護士や専門家も指摘している裁判の方の改正をすべきなのにな。
以下にこいつら漫画家や出版が自己の利益の為だけに今まで表現の自由とか言ってきた事が良く判ったよ。
だから当時の児童ポルノ禁止法や都条例とかでも殆ど何もしなかったし、今回の国連の児童ポルノガイドライン改正にも動かなかったんだな。
本来ならば自分達にも関わる問題なのだけど、直接利益や利害にかかわる問題ではなかったからこれらには動かず、自身の利益に関わる海賊版対策とやらで推し進めている海賊版対策としては効果が怪しく、国民のネット規制にしかなりえない著作権改正ばかりを押し進めるんだな。
こんな事ばかりしていたら、そのうちまともに反対してくれていた人達にもこいつらいつか呆れられ見捨てられる事になると思う。
ふと思ったけど、普段表現の不自由展の件で山田太郎氏やオタクを叩いていたリベラルなあの人達がこのダウンロード違法化拡大の著作権問題で余り騒がないのは不思議に思ったりした。
少し見ただけでもこれだけの突っ込み所があるのにね。
普通なら噛みつきそうなものだけどな、特に日本漫画家協会と文化庁のコラボの件に関しては。
文化庁の違法ダウンロード法案のパブコメ、誘導質問など問題がありの模様
しかし文化庁のパブコメに関しては前回と言い、もはや何時もの事だから個人的には気にもしてなかったけども今回割とすぐにまとめが出来ていて草。
世間でもやはりあの露骨な誘導質問に対しては疑問視をしていたんだな。
前回のパブコメでも注意書きみたいな事書いていた連中だからな、今回もこれ位はする。
相変わらずひろみちゅブチ切れで草。
それと今回文化庁はDL違法化の実態調査をするらしいけども今回の露骨な誘導質問のパブコメと言い、以前男女共同参画で行われた恣意的な調査の例と言い、これに関しても結論ありきの調査の様な気がしてならないね。
特に以前パブコメの賛成意見の水増しとかあったからな、全く信用性もないでしょ。
炎上した例のNHK会長会見ですがインターネットの一部では別の燃え方をしていまして、質問をした記者のほうがえらい叩かれてる模様です。なんでも記者が執拗に誘導質問を繰り返して失言を誘った、会長を罠にかけた、だとか。それで更には慰安婦についての質問をした記者が朝日新聞のナントカいう24歳の記者だと特定!なんていう話題も。ツイッターで「NHK 質問」なり「NHK 記者」なりのキーワードで検索してみるとそんな感じの投稿がうじゃうじゃと出てきます。
しかしこれ、僕からすると「???」な話なんですよ。だって、僕、会見の動画見ましたから。でも全然執拗に誘導して失言を引き出したなんて印象はなかった。それでもう一度動画を見直してみました。その結果はタイトルの通りです。少なくとも慰安婦についての質問をした記者については執拗に誘導したなどという非難は的外れであると断言していいでしょう。
そのことについてこのエントリでは会見の詳細なやり取りをもとに見ていくんですが、いちいち動画を見てもらうわけにもいかないんでtarareba722さんによる文字起こしを貼っておきます。tarareba722さんは会見を見て「これは記者のほうがひどいんじゃないか」という感想を持って文字起こしをしたらしいんで、僕にとって都合のいい方向のバイアスがかかったものではないはずです。ちなみに動画を見たい方は文字起こしのページの一番下のあたりにリンクがあるんでそこから見に行ってください。
(この書き起こしの冒頭挨拶の箇所で「リスタブリッシュされた(?)」という記述がありますが、これはおそらく「エスタブリッシュ(確立)された」ですね)
さて、慰安婦についての質問の箇所について話す前にひとつ。実は僕、この件の報道を最初に見たとき、「そもそもなんでわざわざNHK会長に靖国だの慰安婦だのの政治問題について聞かなきゃならないんだろ?」と思ったんですよ。同じように思った方は多いんじゃないかと思います。中にはその疑問があるがゆえに「記者が失言を誘った」という見方を支持している人もいるんじゃないでしょうか。
しかし実際に動画を見てみるとそれらの質問は当然あるべき質問だったんです。会見の内容を見てみましょう。
まず冒頭挨拶があり、そこで会長がしきりに放送法の遵守ということを言うのでそのあたりについて記者と軽いやり取りがある。その後出てくるのが国際放送についての話題です。
記者「あの、国際放送を強化したいとおっしゃっておりますけれども、えっと、我が国の立場を伝えること、というふうに国際放送の番組基準に書いてありますので、この立場というのが政府見解、政府の主張をそのまま伝えることなのか、それだけではなくて、広くその、民主主義の発展に寄与するために、いろんな、その……、考え方があると伝えていくことが大事なのか、そのへんどうお考えでしょうか」
おそらくこのページ(http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/kijun/kijun02.htm)を読んだ上での質問ですね。当然出てくる疑問であり、この質問が会長を罠にはめるための誘導だという人はいないでしょう。これに対する会長の答えが以下。
籾井会長「国際放送につきましてはですね、これはやっぱり多少国内とは違うのではないか、というふうに思います。例えば尖閣、竹島、こういう領土問題については、明確にやはり日本の立場を、主張する。と、いうことは、当然のことだと思います」
つまり、領土問題について最初に言及したのは会長自身なわけです。わざわざ記者が現在問題になっている具体的なことがらを挙げずに抽象的な形で質問してきたにも関わらず。
そして会長が領土問題について言及した絡みで靖国問題についても質問が出てくる。
記者「靖国問題についても、領土問題と同様な、あの、考え方、なんでしょうか?」
「なんでわざわざNHK会長に政治問題について聞くわけ?」という疑問はこれで解消されるでしょう。会長が「領土問題では云々」ということを言い出したのだから「じゃあ領土問題以外の他の問題では?」という質問が出てくるのはあまりに当然のことです。
ただ、この靖国問題についての質問をした記者については「執拗に失言を引き出そうとした」という見方も不可能ではないかな、という感じはします。「コメントは差し控えたい」と言われた後に同じ話題についての質問をまたぶつけてますから、最大限記者に悪意を持って見てみるとそのように見えるかもしれない。まあ、僕は全然問題のある態度だったとは思わないですし、靖国についての箇所は他の慰安婦の箇所なんかと比べると全然問題にされてないんですが。
さて、では今回メインの慰安婦の箇所です。まず記者の質問がこちら。
記者「先ほどからあの、政府とNHKの距離の問題についてご発言されていると思うのですけど、思い出すのは今から10年、10年少し前にあったETV2001の問題のことなのですが、籾井会長も最近もあの、慰安婦を巡る問題については日韓間や日米間のあいだでいろいろ取りざたされております。ところがETV2001以来番組はNHKにおいてはキチッとしたものが製作されておりませんけれども、慰安婦問題については、会長ご自身はどのようにお考えでしょうか?」
これも決して突飛な質問ではない、ということがわかると思います。実際これまでのやり取りでまさに問題とされているのは政府とNHKの距離についてどう考えるかということで、領土問題や靖国問題というのはその一例なわけです。そしてこれまでに政府とNHKとの距離ということが特に問題化した事件といえばETV2001の番組改変問題(http://ja.wikipedia.org/wiki/NHK%E7%95%AA%E7%B5%84%E6%94%B9%E5%A4%89%E5%95%8F%E9%A1%8C)が想起される。ETV2001は慰安婦問題を扱った番組だったわけですから、慰安婦問題について尋ねる質問に結びつくのは当然でしょう。
それと少し話が逸れますが、この質問において記者が名乗っていないということには留意が必要です。なぜなら冒頭で少し触れたようにこの記者はネットで本名が晒されてるわけですから。では、どこから所属年齢本名が明らかになったのか。ツイッターの投稿でソースとされているページを見てみましたがその答えは見つかりませんでした。現在流れている情報はデマの可能性が極めて高いと判断していいと思います。
以下慰安婦問題についての質問に対する会長の回答とその後の記者の反応。
籾井会長「(しばらく考えて)これはちょっと……、コメントを控えてはダメですか? あの……いわゆるね、そういうふうな、戦時慰安婦ですよね? えー戦時だからいいとか悪いとか、言うつもりは毛頭ないんですが、まあこのへんの問題は皆さんよくご存じでしょう、どこの国にもあったことですよね。違います?(しばらく会場沈黙)」
記者「あ……、私に質問しているんですか。えっと、ではそしたらじゃあ、籾井会長が改めてその、お考えすることがあれば、お尋ねしたいと思います」
どう見ても会長は「コメントを控えてはダメですか?」と言いつつもその後促されたわけでもないのにベラベラとコメントしてます。しかもよりによって橋下市長が炎上したときと同じことを……。ここまでで記者がマイクに向かって話したのは最初の質問だけなんで、これが記者のしつこい質問のせいで出てきた言葉と受け取ることは不可能です。
そして最後の「違いますか?」を言いながら会長は記者の方をじっと見つめるわけですが、記者はこの「違いますか?」を反語表現だとでも思ったのか、沈黙が続いてようやく自分に質問が向けられているのだと気付き、慌てて「あ……、私に質問しているんですか」と返答する。通常このような会見では記者の質問ひとつに対し回答者がなにか答え、それでひとつの質問はおしまい、もう質問者は別の記者にマイクを譲り渡す、というのが一般的ですから、この記者は会長が答えたのでこれで自分のターンは終わりだと思ったのだろうな、ということは容易に想像がつきます。だから自分が話すべき場面なのだと悟って慌てている。これはしつこく質問攻めにしてやろうなどと考えている人物の行動とは考えづらいでしょう。
実際、そこに続く記者の言葉は「会長が改めて考えることがあればお尋ねしたい」という今なされている話題を続ける気がさらさら感じられない、それどころか「はい! その話は今日はおしまい! また今度ね!」というふうに受け取るのが自然なものです。これまた記者がしつこく質問したという見方を否定する。
とはいえ、会長とこの記者とのやり取りはかなり長く続いたというのも事実です。おそらくそのことから記者がしつこく質問をしたという見方が生まれている。しかし、やり取りが長引いた原因はなんなのでしょう。それは続くやり取りを見てみるとわかります。
(再びしばらく沈黙)
籾井会長「(会場を見回して)まあ、こっちから質問ですけど、韓国だけにあったことだとお思いですか?」
記者「いやいや、すべ……どこの国でも、というと、すべての国で、というふうにとられると思うんですけども……」
はい。どう見ても会長が記者に逆質問をぶつけたせいです。本当にありがとうございました。
この場面、記者が「改めてお考えすることがあればお尋ねしたいと思います」と話を切ってから結構な時間の沈黙があるんですよね。ちょっと間が持たなくなるなーと思うくらいの。だから何か話して間を持たせたくなる気持ちはよーくわかる。それで普通は「なにか質問はありませんか。ないならこれで終わりにしますが」とかなんとか言って次の話題に行くなりするものだと思うんですが、あろうことか会長の選んだ道はさっきまでの話題を自ら蒸し返すという……。
しかもただ蒸し返すだけでなく記者に逆に質問をぶつけるものだから記者も当然それに返答するわけで、そこからずるずると慰安婦の話が長引くことに……。そこから先の記者の発言とか、もはや質問じゃなくてただのツッコミになってるし……。
というわけで、少なくとも慰安婦の箇所については記者がしつこく誘導質問して失言を誘ったなどというのは明白な間違いで、実際のところはただの会長の自爆なのでした。ちゃんちゃん♪
会長は「ここまでいうのは会長としては言いすぎですから、会長の職はさておき、さておきですよ、これ忘れないでください。」とか言い出し、いやここ会長会見じゃんとツッコまれたら「失礼しました。全部取り消します」と。そしてもう言っちゃったから取り消せないとまたツッコまれると「いやいや、さておいたんですよ私は。あれだけしつこくね、しつこく質問されたから、私は答えなきゃいかんと思って答えましたが、会長としては答えられませんので、会長としてはさておいて、と、こう言ったんですよ。で、それが、ここは会長会見だと、じゃあ取り消しますと言ったら取り消せないとおっしゃったら、じゃあ私の、さておいては、どこにいく、どうなるんですか。そんなことを言ったら、マトモな会話ができないですよ。ああそれはノーコメントです、ノーコメントですと言ってたら、それで済んじゃうじゃないですか。それでよろしいんでしょうか。いいんなら、それでいいですよ、今後」と言ってます。
「しつこく質問されたから答えなきゃいかんと思って~」とか言ってるけど「会長の職はさておき」と言い出す直前の記者の発言は「……わかりました」だからしつこくなければ質問ですらないというツッコミはさておき、「エクスキューズをつけて発言してるのにそれを無視するマスコミはひどい!」とか言ってる人がいるんでそういう人に言いたいことがあります。
そういう人は是非、上司や社長の前で「これは社員や部下としての立場はさておき、さておきですよ、これ忘れないでください。あくまで一個人としてですからね」と断りを入れた上で言いたいことを言いたい放題言ってみてください。そして言いたいだけ言ったら最後に「今のは取り消します」と言いましょう。さておけない、取り消せないじゃまともな社内コミュニケーションなんてできないですよね。それでもしも問題になってクビにされるようなことがあったらそれはエクスキューズをつけて言ってるのにそれを無視する上司が悪いんです。きっと訴えたら勝てますよ。さあ、チャレンジしてみましょう!!