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はてなキーワード: バブル期とは

2015-08-05

http://anond.hatelabo.jp/20150805142930

いや、20とか100とか、そんな人間違うもんでもない。

クズみたいな奴でも運良くたまたま千万稼ぐ様なところについてるやつもいくらでもいる。

就職活動なんてのも99%運みたいなもんだし、まあ出来るコトとしたら大学入る時に努力するくらいなこと。


ただ、まともな就職活動もせずにふらーっとフリーターになってるならそれはバブル期の「フリーター」(その当時ではむしろ今の「フリーランス」的なイシキタカイ感じだった)

と同様に後々クズになっても仕方ないだろう。

なんでフリーターなん?

2015-07-30

http://anond.hatelabo.jp/20150730130143

バブル期には既に「都会の方が仕事沢山あって豊かで暮らしやすい」がデフォになってた記憶80年代後半な。

1980年くらいに、逆に都市から田舎人口流れたんだって

が正しいとしても、都会→田舎人口移動なんて精々80年前後の数年間程度の話って事になるが。

そりゃそんな短い期間の話なんて教科書からは削られるんじゃね?

2015-07-12

http://anond.hatelabo.jp/20150712145644

国立競技場の件はまた別問題だといった気がする。

建築物関係は、戦後景気がいい時代バブル期に建てた建築物全般が耐久年数迎えて

ちょうど今くらいの時期に一気に立て直しを迎えて起こった事態から

オリンピックけが引き起こし問題とはとらえてない。

そして、オリンピックの誘致効果疑問視してるようだが、

身の回りサッカー見に海外行く、

野球見に海外行く、

オリンピック見に海外行く、

そういう人見たことないか?

今までオリンピックで席が埋まらない問題は、

入場券が高すぎるとかそういう話であって、

オリンピック自体に魅力がなかったという話は持ちあがってない。

というかさー、長期目線を持ってオリンピック反対だって言う人は、

なぜ誘致を始めた時点で声を上げなかったのか疑問だよ。

その後、日本に決まった時も言えばよかったのに、

今頃言ってる人は国立競技場改装費が高すぎるっていうだけなんじゃないの?

2015-07-01

http://anond.hatelabo.jp/20150701171613

バカが増えたか?ということな

そんな統計はないのでなんとも言えないけど

インターネットの普及で表に出るようになったとは言われている。

昔よりはマシになっているはずではあるが

バブル期以後は、金払ってるからいいんだろとか 

なんかいわゆるシキタリがなくなって、ルール自分勝手斜め読みする人が増えたのは事実だとおもう。

2015-06-22

非正規のやつって昔にフリーターブームに乗せられた馬鹿じゃんw

って、2ちゃんねる派遣スレでよく言われるけどなんか怪しいと思っていたけどやっぱりそんな風潮ないやん

少なくとも2001年大卒自分はそんな風潮知らんぞ

  

  

ノマド」ってバブル期の「フリーター」と何が違う?③~「会社に縛られない自由生き方」としての「フリーター」~

  

  

笑っていいとも』の素人参加企画で、タモリ出演者に「なにやってるの?」と聞いたら、

そこに出ていた若い男が「フリーターです」と応えたんです。

そのときタモリが「それ言うわけ」と、すごい引いてたんだよね。

http://student.mynavi.jp/freshers/senpai/point-of-view/2013/03/post-10.html

  

  

同じようなのに「ハケンの品格」で派遣が持ち上げられてうんぬんってあるけど

あのドラマ派遣基本的待遇の悪い可哀想な人・差別されているって設定だったぞ。

篠原涼子派遣なのに凄いスーパーマンって役だっただけで

  

2ちゃんねるフリーターブームとか書いているあやしい奴は何モンなんだよ!?

2015-06-21

マツダ

車歴は、25歳ごろに通勤用で買った中古プリメーラ日産)、しばらくして新車セリカトヨタ)、RAV4トヨタ)、その後に走りに目覚めてレガシィターボなし、スバル)、同じくレガシィターボ)と来ている。セリカを買おうとして、クルマを見て回ってたころ、マツダにも見に行った。ユーノス・ロードスターとかクーペ風のセダンとかでマツダは盛り上がってた。でもマツダって、まともな応対をしなかったんだよ。なんだか接客らしい接客をしてくれなくて寂しい思いをした。その後レガシィに乗るようになったくらいだからマツダのような走りを意識した感じは気になってた。いま、セリカとき以来だけど、マツダを見に行くようになったけど、やっぱりあのとき以来、一向に変わんないんだよね、マツダって。というかマツダの営業のイメージ。店の感じ。新規客に熱心じゃない。

いまのマツダって、大規模なイメージ作戦をしてて、メディアネット情報も相当コントロールされてる。ディーラー改革もすごくて店が新品で、赤い新車が並んでいる。でも、肝心の営業の人がそのままなんだよね。だるい感じで、ひなびた売れない中古車店みたいな感じ。これが、ある地域限定ならわかるけど、セリカを買ったとき神奈川県ディーラー、そして東北の2県のディーラー、同じなんだよね。たまに真面目でこちらを取り込もうとする営業マンはいるけど、店のスタッフごとで新規客を取り込もうという感じは見受けられない。BMWアウディVW外車ディーラーのほうがよっぽど無名新規客に対してやさしい。300~500万円の買い物だもね。いいなと思ってから買うまでに何年もかかるんだから、それがわかってるんだよ。もちろんスバルもそれがわかっている。

マツダ広告イメージはよくなったけど、肝心の店はダメだな。営業マンを大規模に入れ替えたほうがいいな。

スバル最初に取り込まれとき店長さんが出てきて、ほんとに熱心に口説かれたもの。1台目のレガシィを買うまで2年くらいかかったけど、粘り強く付き合ってくれたし。クルマの性能の何たるかということを深く教えてくれたよ。マツダにはそういうところがないんだよな。クルマのものは良く出来てると思うよ。いまのオレは、モノを見ただけで相当判断できるようになってるから。でも、自分RAV4からレガシィになったときのような気持ちの動きは湧いてこないね。ぜったいマツダに来るべきだ、来れば必ず違った世界提供できるっていう意気込みが営業マンにないもの。変わったクルマしか作らないじゃんマツダって。カタログだけで買うような大衆車は作ってないじゃん。

マツダは30年くらい前だったか、自社のクルマがなぜ売れないのかを大々的に調査して、その結果、マツダという社名と隠してユーノスと名乗ることにしたという過去がある。たぶん、電通とか博報堂とかの大手メディア戦略会社に頼んだんだと思うよ。それで順調に固定客をつかんだのかというとそうではなく、現場の営業マンがダメで、けっきょく値引き合戦ばかりでダメだったそうだ。それで今、企業イメージを上げようとして、大々的にメディア戦術を繰り広げている。新開発のディーゼルエンジンはとてもいいと思うよ。ガソリンエンジンは他社に追いつかれて大したことないけど。

スバルディーラーは、この5年くらいでガラッと変わったんだよ。ディーラー拠点の集約化と、スバルなんか知らない新規客の獲得をやった。当たり前なんだけど、接客応対がいいのね。トヨタディーラーと変わんないくらい均等接客するんだよ。前はそうじゃなかったけど。衝突ブレーキのアイサイトを売りだしてから拍車がかかってるね。ここ数年でいちばん売れている国産ガソリンセダンインプレッサもの。1位だよ。月に3000~4000台も売ってた。今までのスバルからすれば信じられん。スバルだって自社製コンパクトカーはないし、軽自動車もやめちゃってOEMなっちゃったし、一生付き合えるメーカーではなくなったんだよ。スバル製のクルマで、年取って最後軽自動車にしようかと思ってもダイハツなんだから。そういうのとスバルマツダは似た環境にある。

まり日本市場を重視できないのはわかる。でも、あのマツダの派手なディーラーを見ると、日本市場でやる気満々という感じに見えるが、なにせどの車種も価格設定が高いし、わざわざ買うならスバルみたいに熱心に口説かれないと買う気にならないだろうし、でもマツダ経営幹部広報とかによると、買う気のある人だけが買ってくれればいいというような感じで書いてあるし、またバブル期の失敗をするのかなあと感じるところもある。マツダディーゼル車が、そのままトヨタディーラーで売っていれば、たちまち買ってしまうだろうという自分いるからなおいらだつ。

2015-02-18

http://anond.hatelabo.jp/20150218223130

東証一部上場企業の平均配当利回りが2~3%だったかな。

7%/年はバブル期の水準がそんなだったと見た覚えがある。

今の日本市場じゃまず無理な数字

でもかのバークシャー・ハサウェイ運用成績は、単純計算過去40年間毎年20%だとか。

流石に神様と言われるだけの事はある。

2015-02-12

都内マンション間取りの4LDK比率を増やせば、3人子作りする世帯が増える

★先日「3人子作りするススメ」のエントリがあった。

http://wm-hijiriko.hatenablog.jp/entry/2015/02/07/023031

これに対して「3人子供を作るには、年収の制約が大きい」的なはてブが多数付いていた。

地方圏だと、子供数を制約する条件として「年収」が最大のファクターだと思うが、

 こと東京圏に関しては、子供数を制約する条件は、年収問題というより

 『3LDkマンション、もう買っちゃった』から、部屋数で子供数がMax2人が限界というケースも多いと思う。

 そして『住み替えようにも、同一小学校区で、物理的に4LDKマンション存在していない』という不動産会社間取り企画の事情によって、

 『住み替えを諦める』、『3人目を諦める』というケースが、結構多いのでは?と不動産屋の自分は推察している。

 裏返せば、『不動産会社が4LDKマンション供給比率を上げれば』『行政条例で4LDK比率を上げるように義務付ければ』、

 状況は相当変わるのでは?と思う。

★例えば、6歳と3歳の2人の子供がいて、上の子供が小学校に上がるタイミング3LDKマンションを買った、という場合

 親のどっちかが『もう一人欲しい』と言っても、『3LDKマンション買ったばかりでしょ?子供部屋どうするの?』と返されるのがオチ

 欧米みたく『家族構成に合わせて、住まいの方を住み替える』という発想に、なかなか日本東京圏)はなってない。

 『住まいに合わせて、家族構成限定しちゃっている』のが、日本とくに東京圏実態

 4LDKな戸建がメーン地方圏は上限3人まで子供許容可だが、3LDKマンションメーン東京子供2人がアッパーとなる。

★本当は、2人の子持ちが『3人目欲しい』という場合に、

 『買ってしまった3LDKマンションを売却して、4LDKマンション、というか4LDK戸建てに住み替える』のが正しい姿。

 でも、『マンション買ったばかりだし、スグ住み替えたら損』という『勿体ない精神』が、住み替えを妨げる

 実際、住み替えには仲介手数料不動産取得税、登録免許税、引っ越し代がかかるので、

 3LDK⇒4LDK買い替えで最低でも数百万は確実にロスする。バブル期みたく値上がってるのなら兎も角。

東京23区でも環状7号線内部なんかで3LDKを買ってしまった場合

 同一小学校区で『4LDKマンション』はそもそも物理的に殆ど存在しない(不動産各社が、商品企画的に4LDKを供給していない)。

 4LDKマンションを購入するには、環状7号線の外に出る必要があり、上の子の転校が必須

 『上の子を転校させえたくない』と思えば、結局今の家に住み続けるしかなく、つまり『3人目を諦める』ことになる。

★だから、『ひょっとして3人目を作るかも・・・』と思っている人は、

 最初から23区の外で4LDKマンション・4LDK戸建を買い求めるのが賢いやり方(転校を避けられる)。

 でも、そこまで予見して行動できる家庭は少ない。

★例えば中野区辺りでメジャーセブンと言われる大手不動産会社が100戸のマンション新築するとして、

 プランバリエーションで4LDKを用意するのは10戸もないと思う。70戸が3LDKで、20戸は2LDKかな?

★だから敢えて暴論を言わせてもらえば、中野区とか目黒区とか、デベがなかなか4LDKを供給しようとしないエリアでは、

 『新築マンション供給戸数のうち10%以上は、4LDKの90㎡以上にしなければならない』的な区条例を作った方がいいかもしれない。

 それだけで、結構住み替えて3人目作る家庭が増える

★『最初から、4LDKの多い西東京市辺りに住めばいいじゃないか』と外野から聞こえてきそうだが、

 『意識高いママ』の場合、『お受験小学校が、通学時間制限してるから、環状7号線の内側にアドレスがなきゃならない』なんて家庭事情もあったりする訳です。

都心に行けばいくほど、デベ各社は『3LDKじゃなく2LDK』を作りたがる。

 1部屋をゆったり作る(=部屋数を少なくする)方が、『物件のグレード、ステイタスが上がる』と思い込んでる。

 調べたわけではないが、千代田区港区で4LDKはほとんど存在しないのでは?30坪の2LDKなんてのが多数

★『上6歳下2歳』というタイミングマイホーム買う場合、その時点では

 『下の子で手を取られているから、もう子供は打ち止め、2人まで』と思って、3LDKを買っちゃう

 その後3年経過して、下が5歳になって手が掛からなくなった時点で『もう一人欲しい』と思ったりするが、間取りがそれを許さな

東京20~30キロ圏まで行けば、新規供給されるのも、中古物件も、スタンダードが4LDKな訳です。

 そういうエリアは、ただいま空き家が急増中。

 一方、割と資金余裕がある共働き層は、東京10キロ圏内(要は23区内)に家が欲しい。

 だがそのエリア供給が上限3LDK、したがって子供数は2人が上限

★いわゆる2馬力夫妻って、トータルしたら1,500万円年収があったりして、今の住宅ローン金利なら8,000万円程度まで買い上がれる訳です。

 『4LDKの8,000万円』という企画が、2馬力夫妻の希望エリア供給できなくもないと思うのだが。

 少なくともリノベーションマンション中古の抜本的リフォーム)なら8,000万円以内で供給可能。

2015-01-26

中小の人事担当だけどさー

高度成長期バブル期社会人になったものの、不景気になったら無能なのがバレてクビになったタイプ中年から初老の奴らを中途採用してみると本当にクソ無能ビビる

ゆとり世代のほうがまだマシ。

こいつらがあと少しで定年退職してくれるのはありがたいけど、年金その他福祉で養う必要あるのか?

今までだってずっと社会寄生虫のように生きてきた連中だし、社会からはもう割り当て分の配金は渡し済みってことでいいんじゃない

あのバブルを生きてきて貯金もしてないんだぜ

2015-01-17

増田です

ああ、実家というのは彼が

バブル期に組んだ住宅ローンで買った家のことです

彼と妻と彼の子供用の家です。

(彼は実家と言っていましたが、その場合実家とは言いませんかね)

ま、とにかく彼が組んだ住宅ローンの返済に充てているそうです。

彼の家は4000万ぐらいで25年ローン(固定金利)だとか言っていましたか

彼のだいたいの収入は私は知っているのですが、

それをふまえても奥さんの使途は私もおかしいとかんじます




http://anond.hatelabo.jp/20150117204610

その男かく語りき

その50代後半の男性は休憩時間中に僕にこう語ったのでした。

女房にさ、給料を全部渡してるんだ。でもな、何に使っているかさっぱりわからないんだよ。あいつも看護師から収入が充分にあるはずなんだけどな。あ、子供は1人でもう成人しているよ。女房子供実家暮らし。おかげで私の単身赴任生活ギリギリなんだ。単身赴任と言ったってお金があまりにないから自由に遊べるわけでもないんだよ。でもあいつがいったい何に使ってるんだかわからないんだよ。男がいるとか、ブランド物とか高価な指輪を買っているわけでもなさそうだし。本人が言うには住宅ローンに当てているって言うんだけど、私の給料の8割を持ってく必要もないと思うんだよな。一度何に使ってるか聞いてみたんだ。オレ少し足りないんだけど、って。常識的にそんなに必要ないだろう、って。そしたら。"貴方常識と私の常識が違うの」"って言われたよ。俺の常識ってそんなにおかしいのかな。」

まくしたてるようにそう彼は語ったのです。

それを聞いて僕は、ええーっ、こーゆー"バブル期に固定ローンで家買って奥さんにサイフ握られて身動きできなくなってる人"って本当に実在するんだー、ニュースブログや本だけで登場するような人、だと思っていたのにー、と妙に感心したのでした。なんだか僕の世代にはあまりこーゆーバブル期ステレオタイプ男性像の人はいなくて、あまり話を聞いたことがない。しかもあまり、こういう家庭のことを口にする人はあまりいないし。

「でさ、俺も明細を見せてくれ、って言ったんだけど、なんだか複雑でよくわからないんだよな。収支が合ってるのか合ってないのかよくわからない。ああいう細かい計算は苦手でさ、だから仕方なく女房の言うとおりにしているんだよ。ケンカにもならないしな。」

彼は続けて喋っているのでした。

僕はその人が、妻に全部金銭管理を任せる理由も、きちんと使用用途を把握しようとしない理由も僕にはまったく理解不能だったのだけど、だからと言って自分より年下である僕のような若輩者から"金銭の収支はきちんと確認して把握すべきですよ"、なんて正論を言われるのは、あまり嬉しいことでもないだろうし、よくよく彼の語り口調を聴いていると、ああ、これは相談ではなく世間話にかこつけた単なる愚痴なんだな、と言うことがわかったので、

「信頼してお金管理を任せられるってことは幸せなんだと思いますよ」

自分でもあまりに寒気がするあたりさわりのない偽善者が吐きそうなセリフを微笑みながら伝えることに留めたのです。彼の方もそうかもしれんな、と独り言のようにつぶやいて、僕たちは休憩時間を終わらせたのでした。

おしまい

2015-01-04

世代ギャップ

私は工場アルバイトをしてるんだけど、年末年始なので短期アルバイトさんが沢山来て一緒に仕事をすることになった。

短期アルバイトの一人である若い男性と一緒に仕事をすることになった。その人は挨拶もろくに返さなくて感じが悪いなあ、と思っていたけど工場バイトだし特別珍しいことではない。

別の日に私とその人とおばさん(恐らく50代くらい)の三人で仕事をすることになった。

男性は14卒のフリーターらしく、正社員にはなったもののすぐにやめてしまったのだそうだ。よくあることだよね、再就職できればいいな、と心の中で応援していたら

「ええ! なんでやめちゃったの! 最近若い人は我慢ができないんだねえ」とおばさんが大きな声を上げた。

男性は黙ったままだし、「ご両親が悲しんでるよ」なんて余計なことをぶつくさ言うし、思わず新卒離職率はそこそこあります特別珍しいことではないと思いますよ。第二新卒枠なんかもあるようですし」と口にしてしまった。

おばさんはそれ以上何か言うことはなかったが、こんなステレオタイプなおばさんに遭遇したのははじめてだった。

というか、フルタイムで非正規の男性も沢山いるのに、どうして彼はおばさんにアレコレ言われてしまったのだろう。大卒からなのだろうか。ひょっとして現在大学進学率を知らないのだろうか。うーんよくわからない。

ただ、周囲にもバブル期就職活動をした親に「どうして正社員になれないの」「もっといいところないの?」と責められるという知り合いがいるし、なかなか理解されにくいのだろうな。

2014-12-21

http://anond.hatelabo.jp/20141221161605

草食系を通り越して絶食状態の30台後半童貞おっさんだが、あの当時の報道で貞操概念がぶっ壊れたのは女だけじゃなく男もだと思う。

あと非婚化については、個人的にはバブル崩壊してから若年層がものすごい勢いで貧困化しているので、そのせいで異性交際や嫁探しができなかったり、結婚したら生活を維持できなくなる見込みの人間が増えたことの方が大きいと思ってる。もちろんバブル期恋愛結婚がやたら持て囃されたせいで見合いでくっつけるという文化が壊滅したことも影響していると思うけど。

2014-12-04

http://anond.hatelabo.jp/20141203160545

バブル期は安定した企業就職すると「入社と同時に定年まで人生が決まったようでつまらない生き方だ」とか、悩みや批判対象になってたんだよ。

連続性の無さは仕方が無い面もあるよ。

2014-11-11

空き家問題は、固定資産税けが原因じゃ無いんだなこれが

空き家問題を語る時は、色んな話がごちゃまぜになりがちなので、

ガッツリボジショントークで、解説してみることにする。

要は「固定資産税が変わらずに、撤去費用役所持ちなら、何が変わる?」という話。

みんな空き家買おうぜ。

空き家の4分類

NHKの「郊外住宅地の見えない空き家」では、あえて郊外という高度成長時代職場から離れたベッドタウンに焦点を当てている。

ただ、途中のグラフでも上手いこといってないように、東京の単身・老人世代が多いとか、ちょっとチグハグだ。

まず、「空き家」を、理解やすいように4つに分類しておこう。

  1. 賃貸
  2. 思い出の家
  3. バブルの残り香
  4. 廃墟

賃貸

本来は「郊外住宅地の見えない空き家」には入らない話なんだが、グラフにすると入ってきちまう。

古くなってきたワンルームマンションで、学生が減ると、まあ空くよね。

あとは、地方一戸建て。誰も借りない。不動産屋でも持て余し気味。

借り手の権利が強いのもあって、賃貸契約まで行くのが一苦労。

思い出の家

親が死んで相続したけど、もう俺マンションローン中だしなあ、なんて物件

両親の思い出を整理する時間はないし、かと言って全部捨てるには忍びない。

売ろうかなあ、どうしようかなあ、とちゃんと税金は払ってるパターン

バブルの残り香

賃貸も販売もそうなんだけど、バブルって言うと言い過ぎだが、思った値では売れないね

地価絶賛下落中、郊外の魅力も減り、職場からも遠い。

のに、やっぱり人間家賃は下げたくない」「この値段以下では売りたくない」となりがち。

まあ、掲載料を頂ければ高値掲載し続けても不動産屋的には問題無いですからね。

別に借り手見つからないとか、売れないとか、不動産屋困らないし。

廃墟

思い出の家として倉庫代わりにしてたり、昔の土地を売って都会でマンションでも買いたいんだけど

「古家付きなんで評価的にはマイナスですねぇ諸経費引くと150万くらいかな」とかで売りたくない。

あと、超揉めてる。そもそも誰が相続したのかわからない。撤去費用がないしなあ。

とかナントカやってるうちに、経年劣化台風一過であちこち壊れていく感じ。

みんなが想像する「廃墟」ってヤツね。

なんで空き家が無くならないの?

売れないか、売りたくないか、どっちかだから

(id略)空き家がなくならない理由土地固定資産税住宅が建っていれば本来の6分の1に軽減される

これね、10点の記述式なら部分点で3点くらいかな。(ドヤァ

(なお、課税標準1/3になるタイプの家はまあまあレアケースだから触れない)

例えばさ、土地固定資産税が変わらなければ、更地にする?

なんか変じゃない?

そう、6分の1とは言え、廃墟税金払ってるの変だよね。

その廃墟は、年間3~10万円くらい無駄にカネが出て行ってる。

もちろん古家を潰せば18~60万円になるから潰す理由はない。

じゃあ、なんで住んでもいないのに売らないの?

売りたくない理由

簡単な方からね。

「思い出の家」や「バブルの残り香」だと、売りたくない。

個人の財産役所がどうこうせい、とは言えない。

ただまあ、これは廃墟とまではいってないことが多い。

単に近所の人が「あそこ空き家だし、不審者が住み着いても嫌だし……」というレベル

まあ、治安悪化につながりかねないというのも判らなくはないが、

実体的にはバブル期リゾートマンションとかも、結構こういうの多い。

売れない理由

リゾートマンションみたいに不払い管理料で、とかは実は管理組合競売にかけて強制的に精算するって荒業がある。

(たいてい管理組合機能してないから問題なのであって、残債整理も行政が手を入れるという手段は残されてる)

これが、「あの土地は高く売れる」とか「先祖伝来の土地から」とかで放置されると廃墟になる。

これね、売主が満足する値段が付けば売れるという意味で売りたくない理由に聞こえるかもしれないんだけど、

実質的に「売れない」のよ。売主が納得する値段は(たぶん)本人が生きてるうちにはつかない。

(バブリーな地価上昇が夢物語だと言うのは同意してもらえると思うが、そう思わないお年寄りも多いということよ)

あと、孤児物件。誰の持ち物だよコレってやつ。

身寄りのない年寄りにも法律的には権利のある親類が居るかもしれない。

ありがちなのが、遺産相続時に相続放棄しなかったタイプ

母親老人ホーム兄貴は売ってカネにして分けようというが、妹が「父は生前残してほしいと言ってた」とか揉めてる奴。

もうね、正直触りたくないですそういう揉め事

で、こっちが問題なんだけど、マジで売れない物件もある。

どうみても廃墟撤去費用不明。近郊。800万。買う?

既存不適格な古家付き土地付き。郊外。500万。買う?

築年数不明な古家付き借地権土地はその辺の顔役が持ってて絶対売らない。田舎。300万。買う?

人は減ってきてる。空き家が増えてる。

ということはだよ。わざわざ郊外まで行かなくても、手頃な値段の家って沢山あるのよ。

職場から電車で一本。駅近。でも古家付きで売れない。こういうのは更地にして新築立てりゃ売れますよと言いやすい。

調べたら実家の近所の廃墟オヤジの持ち家だった、物納するにゃカネがある。そもそも廃墟から物納対象外だ。

役場寄付する?できない。価値の無い土地寄付を断られる。

値段を下げたら売れる?売れない。そもそも仲介手数料の旨味もないし売り込む理由がない。

から、「郊外住宅地の見えない空き家」は、どん詰まって放置される。

蛇足民法第717条読むと、ボロ家を捨て値で貸せない理由がわかるよ。無過失責任超重い)

まとめ

固定資産税取られるぐらいなら売ったり貸したら良いのに、という質問本質

売れないし貸せないんです。

撤去費用も立替費用もなく、売り更地にも新規賃貸物件にも出来ない。

売れるアテもない。引き取り手もいない。

たぶん「どんな土地でも国は無料で引き取る」だとだいぶ減る。

これが「固定資産税UPは一定期間保留」だけだとあんまり減らない。

追加で「警告から一定期間後に、撤去費用役所持ちで、強制撤去」にするとほぼ無くせるとは思う。

まあ、ポコポコと更地がある寂しい土地になっていくと思うけど、しょうが無いんじゃないかな。

それは問題だ!とブコメするそこのキミ!キミだよキミ!

郊外の古家付き土地買わない?お買い得だよ。

2014-11-05

現代社会の不幸は豊かさを知ってしまったこと

高度経済成長期やバブル期基準のまま、いまが豊かじゃない時代だということを認められずにいるのがいまの世の中に漂う閉塞感に繋がっているんじゃないかと思う

一発当てた芸能人がその後生活水準を下げられずに破産してしまうような状態に社会全体が陥っているんじゃないだろうか

結婚相手に求める年収バカ高かったり、子供大学に入れてやれる経済力がないなら子供を作ってはいけないというような風潮がその一端ではないか

金銭的にこれまでの時代より貧しいのはごく当たり前のことなんだと受け入れられれば、本来あるべき豊かな自分像と現実との乖離に対して、自分努力不足じゃないか・自分人生は失敗だったんじゃないかと悩む人も減るんじゃないだろうか

2014-10-16

深みを欠いた土地江ノ島

最近、友人と4人で熱海旅行に出かけた。

仲のいいやつらとだったんで旅行はまあ楽しかったんだが、熱海ってところは自分と合わないなあと感じた。

パワースポットがあり、秘宝館があり、バブル期に立てられた店がその後不況でバーッと潰れて廃墟みたくなってるところがあり……要するに熱海は「潜る」土地だった。

その点、江ノ島七里ケ浜周辺はそういう深みがないんじゃないか?と思わされた。

海を眺めながらビール片手にボーッとするのが好きなんだけど、なんというか「大いなる自然に抱かれて」という壮大な気分にはならない。単に海があって空がある、って感触なんだ。

こういう土地って特殊なんだろうか?北日本には結構ありそうだという印象を受けるけど、どうなんだろう?

2014-10-14

http://anond.hatelabo.jp/20141014021852

これはつりが確定したな。0円で頼めば受けてくれる企業なんてねーから。どんだけ夢見てんだニートが。まともな社会人ならコストの点からも法的な観点からやらせねーから。というか、三連休明けの深夜にドヤ顔して説教とかウケるからやめてくれよw

元増田も慌てて時給780円とか書き加えてるけど、面接で一番嫌われるのって0円で雇ってくれって人間なんだよなぁ。熱意で雇ってもらえる、みたいな勘違いしてるバカを切るのが役目。バブル期勘違いをそのまま直さないまま来ちゃうとこうなるんだろうなぁ

再書き直ししててウケるw初めは無給で後からバイト!無給って労基法違反からwそんなリスク背負ってやる企業社長なんて存在しないかよほどのバカだろw

2014-08-26

江戸時代(笑)からくり人形とかもそうだし、それこそ忍者屋敷(笑)とかもそうだろうし

手裏剣歌舞伎 浮世絵 etc

日本人イノベーションは昔から すごかった。 ゼロ戦とかな。日本刀とか。SUSHIとか。

 

イノベーション観点で)ダメだったのはバブル期であって、日本時代じゃない。

2014-08-09

つよし47歳はかつてのメッシーであるそれ以上でもそれ以下でもない

ツイッター界隈をにぎわしていたつよし47歳。

コミュ力リサーチ力、そしてサービスぷりが、いい。らしい。

バブル期にいたよな。あーゆう男。メッシーとかアッシーとか。

メッシーは飯をおごってもらうだけの存在。それ以上を望めないの。アッシーは足、車の運転手ですなあ。

あ、ミツグ君もいた。奴らはだいたいティファニーオープンハートを貢いでいた(印象)

日本じゃ地味でもサイパンじゃ美人~どうでもミラパルコ90♪の時代に、バブル姉さんたちはつよしみたいな男に飯をおごらせていたのだよ。諸君

えー髪の毛はトサカで、口紅はサンローランの丸の内ピンクな。でティエリーミュグレーのスーツですよ。ええ。8センチヒールとかはいたかな。うん。

自分はやってねー)

当時は、「タカビー」と言ってなぜか上から目線のエラソーな女がモテていた稀有時代なのです。

愛され?はあ?ですよ。バブルですよ。ジュリ扇ですよ。パンツ丸見えで踊ってたんですよ(伝聞)

世代バブル女子の発言「えー20代の頃ってお財布もってなんて出かけませんでしたよ。ねえ」(いやねえって言われてもな)

バブルを知らない子どもたちの皆さんはたぶん信じられないと思う。

男が一時的戦略的にへいこらしていた頃なんて。

当時のトレンディドラマを見ればわかるように若い子の脳内恋愛でいっぱい(メッシーが出てくるドラマってあるっけ?

見た目をかっこよくして。女の子の好きそうな店をリサーチして、すべてはモテるためである

つよし47歳はそのころの生き残りなのか、独自路線で身に着けたモテ術なのかそれはわからない。

作中のセリフを見るとどうも後者のようではあるが、彼が若いころに読んだモテるための秘策雑誌にまったく影響を受けなかったといえばそれはわからない。

なんにしろ、つよしは、今や絶滅危惧種となった尽くす男であることは間違いない。

そしてかつて尽くす男は日本中にいたのだ。UMAでも都市伝説でもなく。

アッシー、メッシーミツグ君がほしい女子はこれを読め。http://howcollect.jp/article/5493 (使えない感満載だが)

補足

ちなみにそんな女性が強かったわけではないですよ。

女性時代なんて言われてるけど、見た目だけの女性尊重。均等法2年目でも歴然と職場には男女差別がありましたし。

男が女に惜しみなく金を使うことが男のステイタスでもあったから生まれたスタイルともいえますな。

若い人の給与水準は今よりも低いくらいであっても、安定した雇用スタイルで消費こそがよいとされた時代なので惜しみなくお金を使っていた感がある。

2014-07-27

統合リゾート(カジノ)は、妻子同伴で行動する欧米上流文化大前提

日本人イマイチ統合リゾート」が理解されないのは、例えばビジネスマン研究者などが海外出張する際に、

「妻や子供出張に同行する文化が全くない」からだと思う。

欧米では、例えば研究者他国の国際会議に参加する時などは、パートナー(妻、同棲相手。場合によっては同性)を連れて行く。

で、連れて来たパートナーは、会議後のレセプションパーティーに参加したりする。その為に連れて行く。

しかし、会議のものは、研究者しか参加出来ないし、パートナー会議の間は「ヒマ」。

からパートナーのヒマ潰しアイテムとして、アミューズメント施設、つまりカジノ必要になってくる

イギリス競馬場などは紳士淑女の社交場で、パートナー必須

一方日本競馬場は、オッサン一人。夫婦とかカップルほとんどいない。

日本人カジノと聞くと「日本のすさんだ競馬場」をイメージするが、世界的には「社交場」。

そもそもイメージ面でボタンの掛け違いが生じている。

東京外人向けの広いホテルが少ない」と言われる。

日本人感覚だと「出張とかで、そんなに広いホテル不要でしょ?」と感じる。

一方、欧米エグゼクティブは、出張にもパートナーを同行させる。

パートナーアメリカの自宅並みのスペースがある客室で、自宅同様のゆったりした「生活」を東京でも要求

ここでもイメージ面でボタンの掛け違い。

から統合リゾートカジノだけ作るのは片手落ちで、

「奥様向けのスパエステ」とか、「託児施設」なんかも必須な訳だが、そういう解説記事は見かけないなあ。

要は「ダボス会議みたいのを、ジャンジャン東京に誘致しましょう」な話で、カジノはその為の手法に過ぎない。

でも多くの日本人は、「ダボス会議って、何?」「ダボス会議を誘致する意味あるの?」レベル

から、その手段であるカジノも、短絡的に反対されてしまう。

からカジノ賛成派は「ダボス会議とは何ぞや」とか「欧米エグゼクティブ出張は、妻子同伴が当たり前」と言うレベルから

まずは説明をスタートさせなければならない

でも「ダボス会議とは何ぞや」とか「欧米エグゼクティブ出張は、妻子同伴が当たり前」と言うレベルから説明始めたら、

説明時間がいくらあっても足らない。説明を聞く側が我慢出来ない。

からカジノ賛成派」は世論工作に失敗する。

あと、変な話だが、日本では「エグゼクティブ高額所得者ほどギャンブル嫌い、ギャンブルをしなくなって」る。

そんなことじゃ、ギャンブル慣れした世界エグゼクティブと会話が合わせられるのか、心配

例えば日本グローバルエリートは、

英語は喋ることは出来ても、ポーカーとかブリッジが出来るんですか?」と言う話。

「向こうのグローバルエリートと一緒にポーカーブリッジが出来なきゃ、グローバルエリートコミュニティに入れないでしょ?」という話

から東大教養過程の授業に「ポーカー」とか「ブリッジ」を設けるべき。

バブル期社畜、もといエリートサラリーマンが、接待ゴルフ社会人人生をかけ、自腹でゴルフ練習場に通ったのと一緒。

グローバルエリートは自腹で「ブリッジ練習場」に通うようになるかも。

多分、日本欧米では競馬ルーツが違うんだろう。

ヨーロッパでは、貴族自分の馬を自慢する場が競馬場。だから上流階級の社交場になった。

一方、日本競馬場は、戦前軍馬育成目的戦後は国・自治体財政目的。そもそもが上流階級と無縁でスタートした。

コミュニティは、一旦「金持ちコミュニティ」になってしまうと、貧乏人は気後れして寄り付かなくなる。

欧米競馬場がこれに該当。

一方、一旦「貧乏人のコミュニティ、もとい、溜まり場」になってしまうと、

金持ちが気持ち悪がって寄り付かなくなる。日本競馬場がこれに該当

から日本カジノも「出だし」が重要

「出だし」で金持ちが沢山来るようになれば、自然と金持ち最適化された雰囲気になり、ますます金持ちが寄りつく。

「出だし」で貧乏人が沢山来てしまったら、貧乏最適化されてしまい、軌道修正は極めて困難になる

から統合リゾートカジノを「成功」させるには、「カジノ金持ちの社交場」と言うブランディングが肝心。

上品宣伝必要であり、間違ってもスポーツ新聞なんかに宣伝を載せてはいけない

日本版カジノ金持ち向けにブランディングさせたいなら、

金持ち志向」「専業主婦志向」「見栄っ張り志向」「お受験志向」が明白な「雑誌プレジデント」に企画記事載せればいい。

「お子さんにポーカーブリッジを教えないと、将来グローバルエリートコミュニティに参加出来ません」な記事。

まあ、「金融資産1億円以上じゃないと来場不可」「年収1000万円以上じゃないと来場不可」みたいな仕切りにすれば、

カジノ自然と金持ちサロンになるわな。

但し、メンバーセレクションしちゃって、売上高を達成できるか?

から、「小さく作って、大きく育てる」ことがカジノには必要

最初は来客数千人でも採算が合うレベル建物規模に止め、来客が急増したら追加建築する、と言うやり方が正解。

最初から大きな建物作ってしまい、客が来ないから、と大衆化させてしまったら失敗する。

2014-07-15

株式会社ラジオ会館について

最近秋葉原界隈の企業店舗に、以下のような文書が出回っている。

前略 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます

 さて、当社は、昭和37年からJR秋葉原駅前に地上8階建てのビル秋葉原ラジオ会館」(通称:「ラジオ会館」)を所有し、ビル賃貸業を営んでまいりました。

 平成23年6月、当社は第三者のご要請を受け、当該第三者が中心となって新設した別会社株式会社ラジオ会館」(東京都千代田区外神田一丁目2番13号、代表取締役篠原弘美)に一部出資をし、以後、同社に対して当社の登録商標である世界秋葉原ラジオ会館」「秋葉原ラジオ会館」「ラジオ会館」「ラジ館」などの名称を使用して商品を製造・販売し、電子商取引をすることなどを許諾する商標権使用許諾契約を締結いたしておりました。

 しかしながら、当社は、このたび事情により、平成26年1月21日をもって「株式会社ラジオ会館」との間の上記商標権使用許諾契約を解除いたすとともに、直ちに上記当社登録商標の使用の禁止を同社に通知いたしました。

 つきましては、もとより当社(「株式会社秋葉原ラジオ会館」)と「株式会社ラジオ会館」とは全く別個の法人ではありましたが、上記商標権使用許諾契約が終了いたしましたことをご通知申し上げ、当社と「株式会社ラジオ会館」とを混同されることが今後もございませんようご留意いただきたくお願い申し上げる次第です。

 当社は、現在、上記ビルの建替工事実施しており、お取引様及び関係者の皆様にはご迷惑をおかけしておりますが、7月20日グランドオープンの予定ですので、今後ともよろしくご交誼の程お願い申し上げます

 まずは取り急ぎ用件のみにて失礼いたします。

一部の人間は「秋葉原に流布された怪文書」として楽しもうとしているが、これは誰かの陰謀でもなんでもなく、秋葉原に四半世紀以上に渡って居を構え、秋葉原好きなら誰もが知っている「秋葉原ラジオ会館」の所有会社株式会社秋葉原ラジオ会館から出された正式通達だ。

この文書から分かるのは、ここには、長い歴史を持つ「株式会社秋葉原ラジオ会館」(以降、本家とも呼ぶ)と、3年前に設立された「株式会社ラジオ会館」(以降、分家とも呼ぶ)の二つの異なる会社存在し、今年の頭までは本家分家に対して商標権使用許諾を与えていたが、これが解除された、という状況と、どうやら本家は、分家の行っている活動を「迷惑」だと感じているようだ、ということ。

今月、「ラジオ会館」は建替工事を終了し、7月20日にはグランドオープンを控えている。何故この状況で、上記のような通達がなされたのかを考えてみる。

文書にもある通り、今から52年前の1962年、「秋葉原ラジオ会館」は秋葉原最初高層ビルとして秋葉原駅前に誕生した。

詳細な経緯は要望があれば書くが、秋葉原の古いイメージである電子部品屋のメッカ秋葉原」は、戦後の混乱に乗じて乱立した多様な露店の集合体、いわゆる闇市の延長線であった。この集合体には、他の類似する地域コミュニティと同様に、日々発生する様々な面倒事を解決するために不可欠な「元締め」という存在必要だった。この物理的な力を持つ「元締め」と、金銭的な力を持った、ある「資産家」が出会いGHQが露店の排除命令を出して限界を迎えていた秋葉原を、今度は「縦」に展開する秋葉原初の高層ビルラジオ会館電化ビル」構想が立ちあげられた。これが「秋葉原ラジオ会館」の歴史の始まりである

ちなみに、ラジオ会館と言えば、周囲の景観を損ねるとまで言われつつ秋葉原の顔として定着した巨大なネオン看板が有名だが、あれは2001年8月に初めて設置されたもので、同8月に、有名な「パーソナルコンピュータ発祥の地」のプレート設置も行われた。ラジオ会館歴史を語る上で重要アイテムだが、その長い歴史の中では二つとも比較的新しい部類に入る。

そして、設立から50年以上、「秋葉原ラジオ会館」は秋葉原に在り続け、ラジオ無線パーソナルコンピューターアニメフィギュア興隆と、日本の文化成長に合わせて目まぐるしく変わっていく秋葉原に、時には保守的に、時には攻撃的に対応し続けて来た。多くの秋葉原ファンからは、「今の秋葉原を凝縮している」「秋葉原に来た際はまずここに来る」という評価を得て、今現在でも秋葉原象徴する必須存在となっている。

しかし、秋葉原ブランドの最たるもの、という評価も受けながら、本家株式会社秋葉原ラジオ会館」は、賃貸業者以外の何者でもなかった。日本ポップカルチャー世界から注目され始め、アニメ、ホビー商品が溢れる秋葉原が「ポップカルチャー聖地」と呼称されるようになっても、秋葉原象徴する存在であるラジオ会館」は、ただそこに在り続けるだけだった。

そこに目を付けたのが、上記文書に「第三者」と書かれている人間だった。

当初、「第三者」は別の目的本家アプローチしていた。その目的は、老朽化したラジオ会館ビルの建替工事の受注だった。ラジオ会館ビルの建替の必要性は、実は、ある理由で相当昔から発生していたのだが、ここも詳細は省く。しばらくして「第三者」は、本家からの依頼を受け、ラジオ会館テナントに対し、ビル老朽化を理由に退去要請を始めた。2010年9月には、一部マスコミによって、老朽化を理由にした「ラジオ会館」の建替工事計画が報じられている。

さて、不動産関係者なら分かるが、不動産の業務の中で最も難しい部類に入るのが、こうした雑居ビルテナントに対する退去要請であるビルの建替工事には付き物の業務だが、様々な状況にあるテナントの説得には、非常に高いスキル必要だ。昔、バブル期に暗躍した地上げ屋が起こした様々な事件が、その難度と複雑さを物語っている。一時引っ越し先にいくら良い物件をあてがっても、急な変化に対応するにはテナント側に手間と時間はどうしてもかかってしまう。それが何年もの間、そこに店を開いてきたテナントなら尚更だ。退去要請に全く応じないテナントに「第三者」は頭を抱えていた。

しかし、2011年3月11日、14時46分18秒、マグニチュード9.0の東日本大震災が発生。

東北で発生した地震にも関わらず、都内の古いビルにも結構な被害が発生する。秋葉原ラジオ会館の柱や壁にも大きな亀裂が入った。それでも、実は、ラジオ会館が受けた被害は、緊急建替が必要なほど大きなものでは無かった可能性が残されている。いずれによ震災被害という大義名分は、「第三者」のテナント退去要請に弾みを与えた。壁に入った大きな亀裂と、それを補強するように貼られたべニア板でさらに誇張された「被害」を見せられ、残っていたテナントは退去要請に続々と応じていった。震災の翌月、2011年4月16日には、ホワイトボードにお別れメッセージを残していく「ラジオ会館さよなら!!ウォール」イベントも開催された。

そして、様々なテナントとの話し合いを通じ、「第三者」はある構想を固めていた。

実は「第三者」は過去アニメマンガフィギュアなどの文化に一切触れたことが無く、秋葉原という街、そして、秋葉原を訪れる人々を深くは理解してはいなかった。ここも詳細は省くが、「第三者」は、テナントの退去要請を続けている際、大量に売れるフィギュア書籍、異様な熱気を帯びた各種イベント、街中を闊歩する奇妙なオタク集団などに触れ、ただただそこに「何か物凄い力」を感じていたようだ。これは、秋葉原初心者最初に必ず感じてしまう「アキバ熱」のようなものだ。過去、「アキバ熱」に触れたビジネスマンたちの中には、これをコントロールして金を生み出そうとチャレンジする者が何人もいた。そして、殆ど人間が失敗してきた。その姿は、熱によって生まれる蜃気楼に戦いを挑む滑稽な道化師と同じだった。秋葉原の住人達は、そうした道化師が発生する度に、冷やかな視線を送っている。

話を元に戻そう。ある時から第三者」は「ラジオ会館は金になる」と考え始めるようになっていた。

ひとつきっかけは、ある有名企業代表冗談で発した言葉にもあった。

「建替工事が終わって新生ラジオ会館が出来たら、しばらく入場費を取っても良いぐらい注目されるはずだ」

そして、イベントで集まったラジオ会館ファンの感動的なメッセージ群。

そして、閉店セールに集まって来た大量のオタクたちと、飛ぶように売れて行く在庫

第三者」は、退去要請の傍ら、ラジオ会館ブランドを使ってビジネスを始めるべく、本家の説得を始めていた。

東日本大震災から3ヵ月後の2011年6月分家である株式会社ラジオ会館設立された。

初期の株式会社ラジオ会館を構成したンバーについては省略する。ただひとつ言えるのは、「第三者」はビジネス成功させるべく、様々な分野から実績のあるプロフェッショナルを引き抜いて来たらしいのだが、役員を筆頭に、殆どメンバーが、アキバってどういうところ?オタクって気持ち悪い!みんな結局は金儲けがしたいだけでしょ?という、いわゆる秋葉原的な人間とは相反する人々だったようだ。「第三者」には、ラジオ会館、そして、秋葉原の一体何が人を惹きつけるのか、重要な部分への理解が欠けていたように思われる。

株式会社ラジオ会館は、設立後、様々なサービスの展開を始めている。ラジオ会館テナントを中心にしたECモールラジオ会館オンライン」、フリーマガジン「ラジ館」、ニュースサイト「ラジ館プレス」などなど。大抵のプロジェクトが「第三者」の思いつきで始まっていたらしい。中には評価すべきものもあるが、ここでは詳細を紹介しない。

さて、設立から数年、株式会社ラジオ会館内部では様々な試行錯誤が繰り返されていたようだ。イベント企画や大型LEDビジョンの設置と声優番組企画など、華やかな企画も定期的に実施されていたが、売上は低迷していたらしい。そして、その予算殆どは、本家である株式会社秋葉原ラジオ会館から出されていたらしい。

第三者」は、「ラジオ会館」という印籠を使い、ビジネスを拡大し続けようと画策していた。短絡的な企画の中には、株式会社ラジオ会館が中心となって秋葉原店舗をまとめ、一大ネットワークを作ろうとしていたものもあったらしい。その中身は、会員になって分家の言うことを聞け、というお粗末なものだったらしいが、我々はラジオ会館から秋葉原のみんなは言うことを聞くだろうと「第三者」が考えていたことに少し寒気を覚える。さらに、本気で新生ラジオ会館で入場料を取ろうとしていたらしく、その企画が本家逆鱗に触れた、という話も聞いた。一向に上がらない売上、増え続ける予算ブランドを利用した強引な営業、荒唐無稽な企画、本家が怒るのも無理は無い。

秋葉原界隈の人々には、香ばしい噂も流れている。ある企画で生じた損失を無関係人間補填させようとしたり、何度も支払遅延を繰り返したり、社内では秋葉原店舗オタクへの悪口のみならず、ラジオ会館テナントの悪口まで言い合っている等など。最近では、本家との契約解消に伴い「本家が営業を邪魔している」などの暴言まで出ているとの話も聞いた。一応書いておくが、これらはあくまで噂だ。しかし、そうした社風に嫌気がさし、今年に入って大量に人材が辞めたという話も聞いた。

そして、今年に入って、ラジオ会館の仮囲いを使っていた広告枠営業は本家管轄に移行、3月にはラジオ会館1号館に設置されていた大型LEDビジョン「ラジカメVISION」が撤去され、事業の核とされてきたECモールラジオ会館オンライン」は今月7月末で終了予定となっている。残るはフリーマガジン「ラジ館」とニュースサイト「ラジ館プレス」。そんな折、本家から出された契約解除の通達は相当な痛手に違いない。

何故、今年の1月契約が解除されても、依然として株式会社ラジオ会館は「株式会社ラジオ会館」であり、フリーマガジン「ラジ館」やニュースサイト「ラジ館プレス」は、その名前を使い続けているのかというと、「ラジオ会館」や「ラジ館」は確かに商標登録されているものの、社名は同意の下で命名された経緯があり、フリーマガジンニュースサイト商標区分が異なっているので問題無いそうだ。また、裁判沙汰になっても係争中は名前を変える義務は無い、とのこと。

そうした状況を踏まえ、本家7月20日新生ラジオ会館グランドオープン前に、どうしても公私ともに関係性をクリアにしたかったのだろう。

通達も出たことだし、未だに株式会社ラジオ会館を、秋葉原の老舗のラジオ会館だと思ってお付き合いしている店舗さん、企業さんは居ないですよね?

以上、伝聞と類推だらけだが、株式会社ラジオ会館について、でした。


  1. [追記1] ご指摘の通り、露店商の総元締め的な人が野村誠一氏、資産家が七條兼三氏である。どちらも息子が後を継ぎ、野村氏は今現在ラジオセンターに隣接した野村ビルを所有。七條氏は現在株式会社秋葉原ラジオ会館を所有している。秋葉原を創った彼らには大量の逸話が残されているが、それはまた別の機会に。
  2. [追記2] ちなみに、「パーソナルコンピュータ発祥の地」のプレートは、関係者によって廃棄処分になる予定だったところ、建替工事が決定してから、あまりにも多くの人々が記念撮影に訪れたため、「どうやら価値があるものらしい」と急遽保存が決まった。もちろん新生ラジオ会館にも設置される予定。
  3. [追記3] 未だに秋葉原界隈は賃料安いだろうと考える方がいるようだけれども、駅前の坪単価は他の地域比較しても異常に高い。ラジオ会館の一部のテナントは零細に見える店舗もあるが、実は非常に優秀な売上を上げている会社ばかりだ。退去に応じた某ホビーショップも、一見良い場所移転したが、売上は下がっている。某書店が早々に新生ラジ館に戻る決定をしていることを見ても、如何に秋葉原駅前という立地が素晴らしいかが分かる。
  4. [追記4] 突如としてタイムマシンラジオ会館ビルに突っ込ませ、秋葉原の人々を魅了した「シュタインズ・ゲート」とのコラボ企画は、この「第三者」の発案に依るもの。「ラジオ会館さよなら!!ウォール」のイベント時、白衣を着た集団が多いのに気づいてスタッフに理由を尋ねた後、版権元に突然電話をかけて「ラジ館に爆弾落としませんか?」の第一声で相手を混乱させた話は有名。
  5. [追記5] 正確には、現在ラジカンマネジメント株式会社秋葉原ラジオ会館物件広告取扱をしている。これは本家である株式会社秋葉原ラジオ会館の子会社。また、本家によるラジオ会館ウェブサイトはこちら。http://www.akihabara-radiokaikan.co.jp/ グランドオープンに合わせてオリジナルグッズも販売予定で、イベントも開催されるが、このあたりは分家であった株式会社ラジオ会館が仕切る予定だった。今後、秋葉原ラジオ会館ブランディング戦略は、ラジカンマネジメント株式会社実施していくことになるだろう。
  6. [追記6]ラジオ会館保守性を代表するエピソードは、今は誰もが知っている超有名フィギュアメーカーテナントになった際、美少女フィギュアなども取り扱っていたので「(家電PCに比べてチャラチャラしたイメージがある)あんたみたいなところが表に出てほしくない」とテナントに対して言い放ったという話。某店長は未だにそのことを根に持っているらしく、建替工事で退去させられた際にも「こんな僻地に移動させてどういうつもりか」とTwitterで憤っていた。
  7. [追記7] @akibablogさん、通達の配布時期が異なり、内容の異なる文書があるらしいです。残念ながら、そのバージョンは入手出来ていません。
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