私は工場のアルバイトをしてるんだけど、年末年始なので短期アルバイトさんが沢山来て一緒に仕事をすることになった。
短期アルバイトの一人である若い男性と一緒に仕事をすることになった。その人は挨拶もろくに返さなくて感じが悪いなあ、と思っていたけど工場バイトだし特別珍しいことではない。
別の日に私とその人とおばさん(恐らく50代くらい)の三人で仕事をすることになった。
男性は14卒のフリーターらしく、正社員にはなったもののすぐにやめてしまったのだそうだ。よくあることだよね、再就職できればいいな、と心の中で応援していたら
「ええ! なんでやめちゃったの! 最近の若い人は我慢ができないんだねえ」とおばさんが大きな声を上げた。
男性は黙ったままだし、「ご両親が悲しんでるよ」なんて余計なことをぶつくさ言うし、思わず「新卒離職率はそこそこありますし特別珍しいことではないと思いますよ。第二新卒枠なんかもあるようですし」と口にしてしまった。
おばさんはそれ以上何か言うことはなかったが、こんなステレオタイプなおばさんに遭遇したのははじめてだった。
というか、フルタイムで非正規の男性も沢山いるのに、どうして彼はおばさんにアレコレ言われてしまったのだろう。大卒だからなのだろうか。ひょっとして現在の大学進学率を知らないのだろうか。うーんよくわからない。
ただ、周囲にもバブル期に就職活動をした親に「どうして正社員になれないの」「もっといいところないの?」と責められるという知り合いがいるし、なかなか理解されにくいのだろうな。