高度経済成長期やバブル期の基準のまま、いまが豊かじゃない時代だということを認められずにいるのがいまの世の中に漂う閉塞感に繋がっているんじゃないかと思う
一発当てた芸能人がその後生活水準を下げられずに破産してしまうような状態に社会全体が陥っているんじゃないだろうか
結婚相手に求める年収がバカ高かったり、子供を大学に入れてやれる経済力がないなら子供を作ってはいけないというような風潮がその一端ではないか
金銭的にこれまでの時代より貧しいのはごく当たり前のことなんだと受け入れられれば、本来あるべき豊かな自分像と現実との乖離に対して、自分の努力不足じゃないか・自分の人生は失敗だったんじゃないかと悩む人も減るんじゃないだろうか
「幸福感」は今の豊かさを反映するのではなく、将来豊かになるという期待感を反映しているから。