はてなキーワード: タイトとは
10年くらい前、私が16歳のときの話です。富山県の鐘釣温泉に家族と旅行しました。
そこは野外温泉で有名な秘境の地で、トロッコでしか行けません。
そこの休憩室で、年齢的には大学生くらいの男の人にわたしたち家族は写真をお願いしました。
彼は一人で来ているらしく快く引き受けてくれました。
眼鏡をかけていて真面目そうなのに、白くてチャラチャラ系(?)のタイトなタンクトップ姿で、銀色の十字架のネックレスをしていました。
美形でもないし肌も白くて全然似合っていないのになぜだか不覚にも(?)ほんのすこしだけドキッとしたのを覚えています。たぶん恋ではないと思います。
そのとき私ははじめて男の人のわき毛をもろで見たのです。うげっと思う半面、興味もかきたてられました。男の人ってこんなの気にしないのね、みたいな。
あとで姉と母親はあのセンスは無いよねと笑い合っていました。男の人がお洒落で肌を露出する意味が分からないみたいなことを言っていました。
私も同感なんですけどほんのすこし気の毒にも思いました。おいおいそこまで言うか、みたいな気持ちでした。
年上の男の人に慣れていなかったからか、いまでもなぜだか忘れられないのです。
ということで、自転車にリクセンカウルのアタッチメントを取り付けるべく格闘すること5時間近く。
結局駄目だった。
リクセンのワンタッチバッグを高い金出して買ってしまったので、何がなんでも取り付けたかった。
クソ高い電アシケッタにはクソ高いバッグがお似合い…と思い、ケッタのオプションフロントカゴは買わずにリクセンに挑戦したのだった。
でも。私の電アシケッタはハンドルポストもステムも変則的なのでした。そしてとても滑るのでした。
ゴムシートを使っても魔法のテープを使ってもマウント部分がキュルキュル滑ります。
あとケッタにデフォで付いているサイコンが邪魔で、そもそもリクセンのフロントアタッチメントを取り付ける場所は無かったのでした。
だから頑張ってマウンターを買ってサイコンを付け替えました。配線がタイト過ぎて非常に難渋しました。
そんなに必死でやったのに。
途中でワイヤー受けのネジを飛ばしてしまい、這いつくばって探しまくったりしながらやったのに。
というかワイヤーが通らない。鬼の様に通らない。
通っても巧く固定されない。外してやり直し。ワイヤーが通らない。
リピート。
これでいいかな?と思ってアタッチメントにバッグを取り付けると下がりまくった挙げ句にすっぽ抜けてしまう。
バッグでの自重ですっぽ抜けるのなら、フロントカゴとしての機能はゼロというかマイナスである
(ちなみに今日取り付けていたのはKF864。最初に買ったKF810は径が足らずに取り付け不可の為返品。
次に買ったKR810もやっぱり径が足らず。長いネジをM4からM6まで買って試してみたが止まらなかった)
自力ではこれ以上無理なのでした。
(そしていつまでもフロントにカゴが付かない不便さとの格闘。リアに物積んでワイヤーで固定するの面倒)
後はもう、ケッタを売ってくれたお店に行って頼んでみるしか方法がありません。
プロならなんとかしてくれるんでしょうか。
無理な気がします…。
泣きたい。
もう朝だ。お風呂に入って寝よう。
10年くらい前、私が16歳のときの話です。富山県の鐘釣温泉に家族と旅行しました。
そこは野外温泉で有名な秘境の地で、トロッコでしか行けません。
そこの休憩室で、年齢的には大学生くらいの男の人にわたしたち家族は写真をお願いしました。
彼は一人で来ているらしく快く引き受けてくれました。
眼鏡をかけていて真面目そうなのに、白くてチャラチャラ系(?)のタイトなタンクトップ姿で、銀色の十字架のネックレスをしていました。
美形でもないし肌も白くて全然似合っていないのになぜだか不覚にも(?)ほんのすこしだけドキッとしたのを覚えています。恋ではないと思います。
そのとき私ははじめて男の人のわき毛をもろで見たのです。うげっと思う半面、興味もかきたてられました。男の人ってこんなの気にしないのね、みたいな。
あとで姉と母親はあのセンスは無いよねと笑い合っていました。男の人がお洒落で肌を露出する意味が分からないみたいなことを言っていました。
私も同感なんですけどほんのすこし気の毒にも思いました。おいおいそこまで言うか、みたいな気持ちでした。
年上の男の人に慣れていなかったからか、いまでもなぜだか忘れられないのです。
20歳女子大生オタク。お洒落には興味あるが知識なし。服屋でなんとなく気に入ったものを買って合わせるものに困る、と言うことを繰り返してきた。メイクも好きだったがやり方がわからず、何を選んでいいかわからなかった。
そんな時に、Twitterで「イメコン」と言う概念に触れ、私は飛びついた。イメコンとは、いわゆるパーソナルカラー、骨格診断、顔タイプ診断等「あなたに似合うものを理論づけて教えます!」というシロモノである。
「自分に似合うものがわかるなんて最高じゃん!これの通りにやればお洒落になるんでしょ?」と思った私は、近場でたまたますぐに予約ができたのでプロの方に診断してもらった。
結果は、PC1st夏、2nd冬。骨格ストレート、顔タイプエレガント。まあなんか青味のある鮮やかな服着てメイクしてタイト目に大人っぽくまとめて華やかさがあればいい、となかなかまとまった結果であった。
しかし言われてみるとそれは好みの系統ではなかった。恥ずかしながら、「これが似合います!」と言われて初めて自分にも服の好みがあることを自覚した。
その後インスタ等を駆使して見つけた私の好みは、
くすみカラーといいオーバーサイズといい診断結果からは恐ろしく正反対である。
でもそれを無理やり似合わせようとする試みはとても楽しかった。
服やメイクの色合いはPCよりナチュラル感、季節感重視、エレガントを子供に寄せるためのメイクに尽力、(求心顔→遠心顔、眉毛の描き方等)
骨格ストレートがオーバーサイズを着てもすっきり見えるように可愛いまとめ髪ヘアアレンジを覚え、着膨れの被害を抑えるためのダイエットもした。あと猫背、反り腰を治した。インスタで服装可愛い!と思った人の投稿と自分を比較し、元の人の雰囲気を保ちつつ私に落とし込む方法を考える。
そうしたら自分でだんだん納得が行くようになってきた。彼氏や友人からも褒められるようになった。最近はもう自分の感覚で好き勝手にやっている。(そうは言っても根底にあるのは自スペのカバーであるが)
イメコンを受けようかどうか迷ってる人は是非受けたほうがいい。診断結果を参考にしつつ無視して自分の好きな格好をするのはとても楽しい。イメコンはいいぞ。
義理や義務だけで参加すると意義を見いだせないですよね。合間合間の「雑談」が閃きを得るに重要な役割を果たしていることは普段の研究室の活動でも論をまたないところだと思います。コーヒー片手にホワイトボードの前で話をする、ということができなくて研究活動がちょっぴり詰まらないこの頃です。
とはいえ、自分の関心事に合うウェビナーに参加すれば、やはり閃きや情報収集には役立つと感じています。もしくは、わざとちょっと異分野のウェビナー。関心があればもちろん集中して聞くし、異分野の仕事は自分のフィールドに引きずり込んで応用できないか、という目線で聞くことができます。
また、質問時間がちゃんと取られているかどうかも情報や閃きを得られる効率に影響すると感じています。いまのところ海外のウェビナーは質問時間がちゃんと取られていて、日本のウェビナーは時間がタイトで質問時間が短いことが多いです。英語得意でないので海外のウェビナーは疲れるんですけど(とんでもない時間になることが多いし)。
まあ学会なんてものは出席することに意義がある面もありますので。わざわざ現地に行かなくてもよいウェビナーはそういう意味ではありがたいところがあります。
華奢で、シンプルなニットやタイトスカートを高校のうちから着こなして、大学では大学院まで行って英語を学んで海外で仕事をしたいと語る、耳で綺麗に揃えられたショートヘアの彼女は、私の自慢の友人だった。
高校を卒業して大学に入っても、彼女とは頻繁に連絡を取り合っていたし、お酒を飲めるようになってから月に一度は私たちには少し敷居の高いお洒落なお店で近況報告をした。ふたりで丸一日ディズニーランドで過ごすことなんて何度もあったし、初めての海外旅行は彼女とだった。つまり、かなり仲が良い女友達だったのだ。
本気で好きになった人に秒でやり捨てされた大学1年の夏、男がダメなら女と付き合うことにしたと言っていた(私はその日初めて彼女がバイだったことを知った)翌月、親のために結婚をしたいと言われ振られたと泣いていた2年の春。
もはや自暴自棄になった彼女が手を出したのは出会い系アプリだった。
そこで出会った10個上の男性は、彼女曰く「完璧な人」だったらしく、彼女はわかりやすくその男性にのめり込んでいったし、あっという間に付き合うことになった。
それはおめでたいと飲み会を取り付け、肉を焼きながら話を聞くのだが何かがおかしい。
「家が2つあるらしくて、ひとつの家にはお邪魔させてもらったけどもう一つの家には社員さんとルームシェアしてるから行けない」
「付き合って3ヶ月経つけど、未だにおうちデート以外したことがないし、写真も撮らないでねって言われてる。そういえば苗字も知らない」
「あと、完璧主義で私にもそれを要求してくるんだけど、それは全部私のためになることなんだって。」
………いやいやいや。いやいやいやいやいや。
どう考えてもおかしい。麻雀のことはよくわからないけど、「役満」ってたぶんこういうことだろう。ダメ男役満。どう考えても奥さんか、それか本命の女と一緒に住んでるオチだろうし、完全に遊び相手にされてるだろ。喉まででかかった言葉を飲み込んで、
と一番突っ込みやすそうな部分を笑い混じりで指摘してみたところ、彼女の顔色が変わった。
「でもね、彼と私は、今のままの私じゃ釣り合わないんだって。だから彼は強く言ってくれるし、私が気づかないような部分まで指摘してくれるの。伝えてくれたところを頑張って直すと、自分がとてもいい女になった気がするの」
「それよりね、こないだ彼と〜」
あれ、彼女、こんな子だったっけ?
最初に抱いた違和感はそこだった。一瞬言葉に詰まったのを覚えている。
無我夢中で彼の「いいところ」を並べ立てる彼女は、可愛らしいというより少し不気味だった。
そんな別人のような友達と喋ることが辛くなり、その日は早めにお開きにした。
それからは恋は盲目、あばたもえくぼ、そんな自分に気づかない彼女は周りを蹴散らしてどんどん彼に猪突猛進。そんな状態が続いた。
「ベッドに長い髪の毛が落ちていた。でも大丈夫。私は彼を信じているから。」
「彼の通知画面に出会い系アプリの通知があった。でも大丈夫。私は最後には幸せになるから。」
「彼には何年も付き合っている彼女がいて、その人と同棲していた。でも大丈夫。私が一番愛されているから」
私はそのたび彼の矛盾している部分を何度も何度も指摘したが、私の言葉は彼女には何も届いていないようだった。
友達が出会い系アプリで彼と出会ってから、もう一年半が経とうとしていた。
私は就活をしながら、めっきり会う頻度が減った彼女の裏アカウントのツイートを眺めていた。いつのまにかラインもしなくなった私たちが、お互いの近況を知るためのツールはツイッターとインスタグラムだけだった。
基本的には、彼のどんなところが好きだとか、自分には何が足りないのかとか、そんなことを綴っていた裏アカウントに、衝撃の言葉が綴られていた。
「彼の会社に就職することにした♡面白そうだし、楽しみだなあ。」
頭がくらくらした。たしか、彼の会社はベンチャー企業で少なくとも海外で働けるような環境ではない。
いやお前、、、あのさあ、、、
海外で働く夢は?進学予定だった大学院は?その夢を応援してくれていたご両親は、、??
もう、私が知っている彼女はどこにもいないのだとその時痛いほど突きつけられた。私が大好きだった彼女は、出会い系で出会った32歳の男性によって全て塗り替えられて、まったくの別人になってしまったのだ。
大体、出会い系で20歳の女の子を引っ掛けて会社にまで入れちゃう30代社長って何?最初から最後まで地雷物件じゃねえか。
そんな気持ちで裏アカウントのフォローも外さず、監視を続けていくと(わかっているとは思うが、私の性格は全然良くない。)、彼女の様子はどんどんおかしくなっていった。
「仕事が辛い。けど、頑張らなきゃ。」「大学辞めたい。仕事に集中したい。」「仕事に集中したいのにゼミの人たちが邪魔をしてくる。」
「こんなの、やりたい仕事じゃない。」
うーん、このままだと、大学中退の就活未経験のフリーターが出来上がってしまうのかな。それとも先に鬱になっちゃうのかな。でもまあしょうがないか。もはやエンターテインメントのひとつとしてしか彼女を見ていなかったが、それも長くは続かなかった。
彼女が裏アカウントを消してしまったのだ。理由は確か、仕事の愚痴をここに吐いてしまって甘えてしまうとかだった気がする。
これで完全に彼女との深い友人としてのつながりは切れてしまったと思った。あとはうわべだけのインスタグラムしか残っていない。インスタグラムのストーリーで、彼がついに本命女と別れて、彼女とちゃんとした同棲を始めたことを知った。(ふつうにすごい。健気さと執念と若さの勝利だと思った。)(本命女は30前半だったらしい。)
ただ、すでに私の中で、心からおめでとうと言える段階ではなかった。
私は高校時代から大好きだった友人があっという間に変わっていくのが悲しかったのかもしれない。私の話も聞かずに彼のことばかりを上の空で話し続ける彼女から目を逸らしたくて、連絡する頻度も少なくなっていったのかもしれない。ただ、今となってはそんなことはどうでも良くて、彼女は私にとって「どこからどうみても地雷の男に溺れて忠告も聞かず自分との友情を切った女」でしかなかった。そんな女を今でも大好きな親友♡と思えるほど、私はお人好しではない。
彼女が同棲を始めて少し経った時くらいだろうか、彼女から急にインスタグラムのDMが来た。(驚きすぎて、その日の夜は彼女と社長の彼と私の3人で遊ぶ夢を見た。悪夢だった。)
2日間ほどぽつぽつとやりとりをしていると、送られてきたのは「彼が浮気していて辛い。自分の思い描いてた幸せはこんなものじゃなかったのかもしれない」というメッセージだった。
「今更気づいたのか」以外の感情が沸かなかった。ていうか彼との関係が不安定になってきたから私に擦り寄っているようにしか見えないんですけど…。
ねえ、私たちってまだ友達なのかな。私がもっと優しい人だったら、今でもあなたの悩みに寄り添えるのかなあ。そう思いながら、興味本位で話を聞き続けた。彼女はいつのまにかポエマー気質になっていて、文章はとても読みづらかった。(彼も清水翔〇の書く歌詞のようなLINEをすると話していたことを思い出した。やっぱり彼氏彼女は似るのかと思ったし、良くないところばっかり似る気がする。勘弁して欲しい。)
ついきのう、彼にもう無理かと思ってると言われた、辛いけど離れようと思うと彼女から連絡が来た。これを伝えるためにライン1スクロール分くらい使って送ってきた。
ねえ、もう大学四年生の冬になるよ。失ったのは、たぶん彼に費やした時間だけじゃないんじゃないかな。学校での信頼とか、ご両親の信頼とか、私との友情とか。あなたはこれから、どうやって過ごしていくの?
あ、お願いだから、私にだけは頼ってこないでね。
そんなふうに思いながら自分の心の整理のためにメモ帳のアプリに書き起こしてみたら、想像以上に大長編になってしまった。とりあえず残しておこうと思う。
〜後日談〜
結局彼女はのこのこ彼と復縁をして、また頑張ってみると抜かしやがった。2時間電話して別れたのは正解だったよとテープレコーダーのように繰り返し声をかけ続けた私の虚しさを返してほしい。
怒り半分、悲しさ半分。この時の気持ちは、同じ経験をした人にしか分からない気がするが、ここまで読んでくれた人にはちょっとでも共感してもらえたらいいなとも思う。
気付いたら「なんでもいいけど彼の言うことしか聞けないならもう私に連絡してこないでね」とラインしていた。完全に友達を失ってしまった瞬間だった。(何度でも言うが、私は性格が良くない。)
【追記】
読み返してみたら自分は例の32歳腐女子の方よりもだいぶ多角的に「痛い」し「ヤバイ」人間だなと思った。なんらかの観測か暇つぶしに役立てて頂ければ幸いです。(たぶん役立たないが)
【本文】
32歳腐女子の方の増田がちょいバズしてアンサー30歳腐女子の方の増田もちょちょバズするなど、なんだよ、今もしかして30代腐女子の波来てんの!?という感じで、我も32歳腐女子(独身、彼氏いたこと無し)の一人として、赤裸々な毎日を告白してみたいと思いました(なんかこの祭りっぽさに乗りたくて)。何も益になることはない増田だと思うので肩の力を抜いて読んでね。
【先週】
・月曜日
バイト休みの日なので思う存分に寝ていたというか、体がほぼ動かない。こんなことってある!?と思うが、32歳の体力なし腐女子(っつーかとっくに女子って歳じゃねえよな、まあ元の意味から離れてる感じだから一応使うけど)ともなると、週6勤務の後にはもはや一日半の休息を必要とするのである。ガッデム。
ちなみに今は夜の街でのバニーガールのバイトしかしていない。昼の仕事は、頭が痛すぎて6月に辞めてしまったのだ。えっ!?頭が痛いだけで仕事を辞める!?さすが32歳腐女子だな……32歳腐女子の面目躍如、というところだが、まじで頭が痛すぎてもう勤務できなくなったのである。昨年12月初旬、突如いつもの肩こり頭痛に対して頼みの綱のEVEが効かなくなり、毎日毎日毎日毎日痛いのでおかしいなと思い病院へ。レントゲンを撮ったら、肩こり頭痛っちゃ肩こり頭痛なんだけど、首の骨が擦り切れてますぜ、ということだった。頚椎ヘルニアのように首の骨が突き出ているわけではないのでその治療はできない、薬と注射で対処していくということになった。その後さまざま鎮痛剤のレベルを上げていき、注射(星状神経節ブロック注射)を続けたが、はっきり言って6月になってとうとう痛みに負けた。嘘だろ。約半年、毎日、死ぬほど頭が痛かった。どうにもならねえ。もう仕事も限界であった。とうとう脳のMRIを撮ることになったが異常はなし。このままだと「線維筋痛症」という診断になりますと言われながらの血液検査。ここまでで検査費2万が吹っ飛んでいる。コロナ禍により収入激減の憂き目にあっていたため精神的にも死んだ(もともと双極性障害二型でもあるので、すぐうつにもなる。ドンマイって感じなのである)。ちなみに精神的に死んでも最長二日で回復する。32歳ともなると二日もあれば回復しちゃうのである。血液検査の結果が出て、どうやらMCTDという膠原病の兆候があるらしく、膠原病の先生の診察の日まで暫し待たれよ、と言われる。
オオオオオオイ結局なんなんだこの痛みは?(ちなみに、膠原病は線維筋痛症を併発しやすく、線維筋痛症は双極性障害との併発が多い)と思いながら、とりあえず線維筋痛症なのだろうと自己判断し、これは「もう痛くないのに脳が痛みの信号を出し続けてしまうバグ」らしいので、つまり「痛くない」と思い込めばいいのでは?ということに気づいた(もはやどの鎮痛剤も注射も効かない状況)。
2日間、痛くても「痛くない」と友達へのLINEでもTwitterでも言い続けた。
まじで痛くなくなった。
イヤッホーーー!!!!!!というわけで、この前の週からバイト(バニー)を本格的に再開していたのである。初っ端から長すぎる。ごめんね。
ちなみにこの日のTwitterを見ると、どうやら夜になって号泣していたようだ。これを「夜泣き」と呼んでいる。とくに何も無くても過去のこと(主に家庭のこと、病気のこと、非常に微々たる割合で恋愛のこと)を思い出して唐突に泣き出すことがある、32歳腐女子はまだまだ赤ちゃんである。
・火曜日
同僚バニー(26歳美女)と上野動物園へ遊びに行く。整理券は12時だったので、雨の中かなりタイトなスケジュールで回る回る!つねにソーシャルディスタンスが徹底されており(おみやげやさんも入場規制していた)、トラさんなどは直接見えるゾーンが封鎖され、遠くからしか見れなかった。マヌルネコ達の館も封鎖されていた。がーん。しかし、大きな動物たちは見ることができ、キリンもゾウもシマウマもシロクマも数十年ぶりに実物を見る私は大感動であった。動物園のあと、星乃珈琲でオムライスを食べ、同僚の買い物(GU)について行ってはしゃぎ、帰ってくる頃には完全にエンストを起こしていた。体力がないというレベルではないのだった。死んだ。
・水曜日
どうやらバイトに行ったようだ。よく覚えていないが恙無くこなしたと思われる。
・木曜日
エアコンをつけようと思って窓を閉め、エアコンをつける前に寝てしまい、部屋の中で軽い熱中症になる。部屋の中で熱中症になるの何度目ですか。3度目です。これだから32歳腐女子は!!そのような自業自得をもってして、バイトに体調不良ですとかぶっこいて遅刻して出勤する。コロナでお客さんが少なかったのでたまたま怒られないですんだ。ラッキー!(水商売では非常に珍しいことに、当店、遅刻や当日欠勤の罰金制度がない)
・金曜日
どうやらこの日もバイトに数分遅刻している。お前遅刻しかしないのか。この日は金曜日なのでさすがに店も忙しく、洗い物をしていたら己の力を制御できず、掴んだだけでふつうのグラスを握り潰して割ってしまい、破片が刺さって流血が止まらなかったりした。しかし肌が強いので特に処置をすることなく絆創膏をきつく巻いておいたら数日後にはかさぶたになった。普通は掴んだだけでグラスは割れないし、皮膚の下にガラスが入ったらもっと怪我するものかと思っていたが、意外に軽めのアクティビティとして通過した。
この日あたり、ナガノさんの「なんか小さくてかわいいやつ」のLINEスタンプが発売されたり、ねこちゃんさんの動画日記が更新されていたりしてご機嫌な一日だった。どちらも32歳腐女子にはすごくおすすめのコンテンツです。癒しですわ〜。
・土曜日
事件。「痛くない」と思い続けることで治まっていたはずの頭痛が、二週間の時を経て、俺の元に舞い戻ってきた……。それはさておき真田さん(おけけパワー中島の漫画で一躍有名に)の漫画が更新され、今回の子はいつ綾城さんに繋がるのかとわくわくした。バイトは普通に出勤したが、「あたまがあたまがあたまがいたいのすけ」というツイートが残っているあたり、限界点突破を感じる。店は早閉めだったので始発まで数十分眠り、何とか回復したようだ。
・日曜日
冬コミが中止とのこと。英断というかもうどうしようもないよな、というTLお通夜ムード。せめて印刷所さんを潰さないために、俺たち本は出し続けようぜ、とTL上で固く誓い合うオタクたち。ちなみに私は字書きである(真田さんは漫画の方なのにあそこまで字書きのヤバイ心性を緻密に捉えていてすごいなあと思う)。初めて書いたのは高一の時のテニスである。カップリングは秘密ですが、ジュニア選抜とだけ言っておきましょう。いやごめんこんなこと言って何も面白くない、せんべでした(千石×跡部)。えっその2人って何?どこ?という感じですが、ジュニア選抜だけが俺たちの生きるよすがだった。当時はなかなか人気で、湯キリコ先生も描いてくれたりしていたんだよ。その後高三あたりから本格的にサイト運営を始め、その頃は銀魂で、毎週ジャンプを買っては友達(同じ字書きにして奇跡的に高校が一緒だった、かつテニスを教えてくれ銀魂にも同時にハマった)と250文字のメール(※docomo)を10通ずつ送り合い、一日のメール送信総数が50通を超えていました。250×50ですでに萌え語りだけで12500文字を超えているので、字書きというのはヤバイ生き物なのである。その頃から15年の時を経て、未だに私はちょいちょい小説の二次創作をしている。小説を書くのは結構、かなり好きだ。書くことのカルマみたいなもの(人気に悩んだりとか)からはわりと自由な性格なので、のんびりと活動できてラッキー、と思っている。
・日曜日
連日のバイトの疲れが出たのか、またしても夕方まで寝ていた。12年来の付き合いの腐女子友達(30歳)とお互い体力が残っていたら会おうか?と言っていたのだが、そのようなものはお互い欠片も残っていなかったので「諦めよう」と即座に結論。30代腐女子たちは潔いのである。
夕方になり、最近できたセフレ(たぶんセフレだと思う)から「今日会う?」と言われたので人生二度目の白金台へ。でかいテレビでヒロアカの続きを視聴し、「やっぱりかっちゃん(爆豪さん)が好きだ」という思いを強くした。
・月曜日
セフレが休日だと言うので、18時までごろごろして(正直私はごろごろするのは好きではないが、なんとなく別の部屋で原稿をしたり神に贈るお誕生日のお祝い絵を描いたりすることがマナーとして憚られたのだ)、疲労を感じながら帰宅。
ちなみに日曜日から月曜日にかけてセックスは3回した。その内訳はこうである。
1回目:前戯は丁寧だったものの、挿れた瞬間に「イきそう」と言われ、マジか!?と思ったが、まじで三擦り半くらいで終わった。おい!!!!!!!!
2回目:なんとなく手コキさせられ、まあいいかと思っていたら「舐めて」と言われ、フェラから前戯なしで挿入。またしても早い。
3回目:なんかまじで今回ちゃんとしたセックスしてなくねえか?と思ってイラついたので、とりあえずなぜかフェラ。何も言われないので「飽きた」と言ってやめたが、「入れて欲しい」と言ってみたら挿入になった。う〜ん。
それと、お世辞なのかどうかよくわからないが、フェラがうまいと今まで複数人に言われた。なぜだと思う?理由はもちろん32歳腐女子だからですね。そこらのオンナとは違うんだよ、読んできたフェラシーンの数が。男が男にするフェラだけどな。だいたい二次創作18禁小説に書いてあるとおりに実践したらOKでした。別に他にネットで調べたりとかしてない。
彼氏がいたことはないんですが、31までに処女を捨てようという企画がバイト先で持ち上がり、私も二次創作18禁小説をよりよく書くためにはいっぺんセックスもしないとな、と思っていたので、その企画に便乗して誕生日の2日前に滑り込みで処女を捨てました(おめでとう)。その後7〜8人?くらいセフレがいたので、というのも、これはけっこう個人差のある事なのでデータを集めないとだめだなと思い、実地でセックス研究した結果ですが、まあ今はもうしなくていいかなという気持ちです。でもいざセフレができると、やはりセックスについて貪欲にデータ収集しようとしてしまいますね。快楽はそこまではないし、行為で絶頂したこともないです。絶頂があればより受けの気持ちがわかるのに、とすこし悔しい気持ちですが、イくのには初体験から数年かかると同僚バニー達から聞いて諦めました。また昨年、ほぼ初めての恋愛(片思い)も経験したので、良い人生勉強になりました。
帰宅後は風呂してバイト。開幕テキーラ5ショットで死にました。
・火曜日
テキーラその他の酒で死んだままバイト。なんとまたしてもテキーラが入る。
・水曜日
ぼろぼろの状態で、大幅に寝坊。バイトに2時間遅刻し、先輩(25歳)に怒られ&慰められて号泣し、その後お得意さんのお客様の連れてきた初めてのお客様(店長の知り合い)に難癖を付けられてキレてしまい(キレるなよ)号泣し、最後は私にキレたそのお客様に慰められ、閉店後付き合いのあるお店の中華料理を諸事情で死ぬほど食べて吐きそうになりながら帰宅。ダイエットの数値がよかったのに全て終わった。店長と「友達が有名人の場合の自分の立ち位置」について熱く語った(私の友達の神絵師たちは漫画家だったりイラストレーターだったり、とにかく神なので店長(友達が国民的ミュージシャン)の話に共感する所が多かった)。
・木曜日
友達の家で友達の小説原稿を下読みする約束があったのにまた寝坊。ほんと寝坊しかしねえな。友達は許してくれたのだがスタバのごろっとしたフラペチーノなどを買い、友の家へ。早く下読みすればいいのに求人応募の締切日だったため(当然何も準備していない)、謝りながら友達の家で自己PRと志望動機を文章化し送信。やっと下読みを始めるも、疲労感により30ページでリタイアした。使えないにも程がある(ちなみに残り80ページ強)。持ち帰って拝読することになった。ちなみに、友達がその原稿のイメソンとしていた、ßźの「LOVE PHANTOM」と、そのアンサーソング「HINOTORI」のライブ映像を見せてもらい、激しく感動する。稲葉さん、松本さん、やっぱパネェ。演出もパネェ。ライブ円盤「HINOTORI」は最高のプロダクト。曲も何もかもいいし、私はここで初めて「LOVE PHANTOM」がオペラ座の怪人をモチーフに取っていることに気がつくというアハ体験をした(32年目の気づき)。
このように、32歳腐女子は毎日楽しく生きています。全然原稿なんかしてません。いや、しろよ!とは思うのですが、健康問題と労働により、「食べて寝て働き、Twitterを見る」が精一杯のところです。でも、動物園に行ったりセフレに会ったりしてたじゃん、と今思いました。いい加減にしろ。ありがとうございました。
3〜10mくらいの距離を保ち、周囲にぶつからないように、かつ、他人の肩越しに目を凝らしつつ歩く。
目星をつけていたパンティラインを埃を見つけた小姑のようになぞりながら
「オメぇのパンティラインはこごがぁ」とナマハゲを混ぜたように舐りながら、
ジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックスの予備動作として、肩車状態の女性の腕を取ろうと手を伸ばす
その刹那、女性は内腿に力を入れ、私の首を固定して横に倒れかかり
まさに転蓮華をかけられる私は、内腿の圧力と、うっすらとパンティラインを肩に感じながら
本日は帰宅途中の45分間の間に7戦12R戦い、全戦で失神TKO、7敗を喫した。そのうち1戦はどう目を凝らしてもパンティラインを見つけられなかった。
通勤が再開になるなかで、1日の対戦数が甚だしく増えている。
適度な混雑とマスクの常用による表情の隠匿化に成功していることも対戦数が多くなる要因だと思っている。
世の女性に、これほど危険度の高い転蓮華という技の知名度が高く、また緊急時に使いこなしていることに呆然としながら家に着いた。(あくまで私の脳内の設定です)
【蛇足兼補足】
昨日痴漢に遭った。本屋さんで悩んでたらいきなり乳をむんずと掴まれた。とっさに足を出したがちょっとつまずいただけでそいつはニヤニヤしなごら逃げていった。あまりにも惨めだった。
今までから触られなくても視線を感じたり、すれ違いざまにAVのようだと笑われたりもした。もううんざりだ。
私のバストは大きい。逆三角体型のためくびれもある。尻も大きい。客観的には多少ふくよかだが女性らしい体型と言える。
昔はこの体型が本当に嫌いでバストが小さく見えるブラジャーをつけ、お尻も細く小さく見えるガードルを履いて身体のラインが見えない地味な服ばかりを着ていた。身長が高いせいもありやたらと目立つからだ。
だが以前友人に誘われパーソナルカラーやらデザインやらの診断を受け一番自分が自分にとって魅力的にうつる格好をしたいと思うようになった。タイトな服も派手な色の服も買った。下着屋さんでも小さく見えるだけじゃなくてレースがきれいで寄せ上げするブラも買った。
だから昨日の朝の私は完璧だった。身体にそったシルエットのサマーニットはターコイズグリーンで肌に映えるし、デコルテが開いていて鎖骨がきれいに見える。くびれをきれいに出したくてメリハリの出るブラにした。ワイドパンツはお尻の大きさを隠して足をスラリと長く見せてくれる。新しく買ったゴールドの大ぶりなピアスは歩くたびに揺れてつい踊り出しそうなくらいだった。
美容院に行って髪を切り、仕事のご褒美に肉を食べ、夏物のお洋服を探した。服を探している時も店員さんがスタイルも良くてお洋服が綺麗に着れますね!なんてお世辞に気分を良くして買いすぎたり。まぎれもない最高の1日だったのだ。
ああ本屋なんて行かなければ良かった。
その後の悲惨なこと。気分を晴らそうとまた服を見に行った。店員さんのお世辞も影で笑われるんじゃないだろうかと耳に入らない。イヤホンをしたまま店内を歩いた。かわいいと思った服も胸下のギャザーが強調してしまうからやめようとラックに戻した。気にならなくなっていたすれ違う人の視線が全て私の体型を、格好を、非難しているように感じる。別に普通の服なのだ。キャバ嬢用のセクシーなドレスでもない。いつしか流行った童貞をどうこうする服でもない。ただ、私の体型で着てはいけない服が存在したのだ。
きっと今、私痴漢に遭ったんです。って犯人の手を捕まえて言ったってお前のその格好が悪いんだなんて言われてしまうだろう。遊んでそうに見えた。性的に強調しているように見えた。そういう風に思わせるお前が悪い。考えすぎだろうか?いいや私はそういう場面を、言葉を、ネットの世界でも現実の世界でもたくさん見てきた。
最高だと思っていた私は消えてなくなった。昨日すで買っていたかわいいタイトスカートは少しの間クローゼットの中で日の目を見ないだろう。ゆったりとしたパーカーのファスナーを首元まで上げた。これは私にも許された服だ。
最高の私を目指したことに後悔はない。だがフェミニズムだボディポジティブだなんだって言われたってこれだ。私がいくら変わろうと早々世間が変わることはないのだろう。また私が好きな服を着て着飾って私を最高だと強く思えるようになるまで、少しお休みをする。
私はこの体型のまま私の好きな服を着てなんの心配もなく好き勝手幸せに街を歩きたかった。愚痴であり願望である。
鞘を切って種を出す手間あるけど、香りがよくてバニラエッセンスとかバニラオイルに戻れない。
・月会費3万円以上のスポーツクラブ
月一のパーソナルトレーニングがついてたりする。普通のスポーツクラブは汗臭く感じるし、ましてそこかしこで老人が放心してるような公営プールなんて不潔に感じて入れない。
・地中海
・英国製本格革靴
グッドイヤーウェルト製法の靴がタイトフィットから完全に馴染んでくる体験を経ると、ABCマートで売ってる革靴など全く論外に思えてくる。
・上質なウール
テーラーで生地を選んでスーツ誂えるのがやはり王道なのだとわかる。化繊の機能素材も悪くはないが、季節にあったウールのやわらかさとか適度な光沢感は望めない。ウールのスーツ買えるなら遠回りは不要。
同じような思い出があります。
1996-1998年頃だと思うのですが
その時の対バンで"bump and grind"というめっちゃうまいメタル系のバンドが出てきて度肝を抜かれました。
ギタリストはsteve vaiと同じ7弦ギターを自由自在に操りベロベロ弾きまくっていました。ドラムとベースが圧倒的にタイトで、ボーカルの高音の伸びがものすごく、
お客さんの興奮具合も先輩のバンドの時とは大違いで、お姉ちゃん達とかものすごい盛り上がり様でした。
私の場合、対バンのバンド名なんて大体はすぐ忘れちゃうもんですが、この時ばかりはそのバンドの名前を必死に覚えようとしました。
やがてライブが終わるのですが、なんとこれからCDを販売すると聞いて絶対買ってやると意気込みました。ところが、列に並んだ私よりもだいぶ前でCDは売り切れてしまいました。
普通、バンドはライブが終わるとCDを配布販売するだけではなく、必ず次のライブのスケジュールを告知します。ここで次のライブのスケジュールをがっちり押さえればよかったのですが、私は詰めが甘く、こんなに人気のあるバンドなら次のライブぐらい後で調べられるだろうと思って、そのままライブハウスを後にしてしまいました。
その後は、いくら調べてもそのバンドの情報を見つけることは一切できませんでした。メンバーの名前とか基本的な情報すらも見つけることができませんでした。
(当時はインターネットが始まって間もない時代なので、情報源はぴあという雑誌や、ライブハウスの中の壁とかに貼ってある紙、チラシがメインでした)
その後も5年ぐらい毎にこのことを思い出し、ネットで検索することもあるのですがやはり見つかりません。
あれは一体なんだったんだろうか
とはいえ、漠然とした音楽の感動とかあこがれみたいなものを一瞬で抱くことができた、私の人生の中ではとても重要な出来事でした。
幼い頃から機会は何度かあったものの全てフイになっていました。
マリンジャンボの抽選は外れたし、スーパーの懸賞旅行は「金がない」と両親だけが行った。
狂人のハイジャック事件が起きて、修学旅行は長野県のスキー場になってしまった。
送迎や仕事で空港へ行った事は数あれど、家族の中で空を知らないのは僕だけとなっていました。
もうこりゃ空と縁がないのだろうと思っていたし、「今更何だってんだ」と意地にもなっていました。
職は変われど働き詰めであまり余裕も暇もなかったのです。
無人のカウンターで発行されたチケットは簡素なレシートのような紙。
画面や本の中で数え切れぬほど見て聞いて読んできた風景です。
現実感の無さと過去の巡り合わせの悪さと興奮がない交ぜになりつつ搭乗を待ちます。
椅子は硬めで前後は広いとは言えませんが、おっさんは車が好きなのでこうしたタイトな空間は苦になりません。
アナウンスが鳴り安全の確認、続いてCAさんの救命胴衣の実演。
時間にして数分後、後ろから轟音が響き窓の外の風景がゆっくりと動き始めました。
これがジェットエンジンなのかと思っていたら、続けてさらなる轟音が響き渡ります。
窓の外の景色も移り変わり、そして止まる。
いや、それ以上です。
僕にとって飛行機は今まで乗ったのりものでは最速のはずですから。
縦揺れを感じながらの加速を経て、浮遊感を感じました。
あっという間に窓の外から地面が消えて離陸。
すごい、飛んでいる。
それまで自分が情報とデータでしか知らなかった速度で、みるみると機体は上昇していきます。
窓の外の風景はあっという間に航空写真や衛星写真のような風景に…
こうして初めて、おっさんは空を飛んだのでした。
隣席の同行者曰く、まるで子供を見ているようだったと。
座席を譲ってくれた同行者には頭が上がりません。
こんなよくわからない文を読んでくれて有難う。