はてなキーワード: 違法行為とは
もうだいぶ前になるが、Winnyというファイル共有ソフトがネットで話題になったことがあった。
著作権を無視して映画やドラマ、ゲームソフトなどをダウンロードできるということでそのソフトはまたたく間に日本中に普及していった。そういった中、ファイル共有の中でそういった著作物を騙り、実際にダウンロードしてみると実はウイルスでしたー!という現象が徐々に発生していき、最終的に著作権の問題以前にWinnyはインストールを非推奨とするソフトウェアとして認知されていった。
最終的にWinnyの開発者は逮捕された。記憶に残っている人もたくさんおられると思う。
ここで僕が思ったのはなぜ製作者は逮捕されたのだろうということである。
話は少し変わるが、Winnyというソフトウェアは当時技術的にはとても素晴らしい手法を使っていて注目された。当時のファイル共有方法といえば、ファイルサーバーを立ててそこにクライアントでアクセスするという「クライアント&サーバー」が主流だった。その中、Winnyは「ピアツーピア」という技術を使い、サーバーは使わず、PC同士が数珠つなぎのネットワークを形成するという画期的な共有方法をとっていた。
「クライアント&サーバー」タイプでは、サーバーにアクセスするクライアントごとにセッションが形成されるので、基本的に「自分がダウンロードしたファイル」しかキャッシュ(一時ファイル化)されなかった。一度ダウンロードしたことのあるファイルは、前回よりも早くダウンロードできるということである。しかし、Winnyが用いた「ピアツーピア」方式はPC同士が数珠つなぎでネットワークを形成しているため、自分以外の人がダウンロードしたファイルのキャッシュを利用して高速なダウンロードをすることができた。
これを例えばTSUTAYAのようなレンタルDVDショップに置き換えて説明すると少しわかりやすくなるかもしれない。
「クライアント&サーバー」タイプのものは、自分が例えばエヴァのDVDが見たい!と思ったら、そのままTSUTAYAに行って借りる方法である。行くところは全国に展開されている店舗ではあるが、基本的にTSUTAYAという屋号の店に行かなければならない。たまたま近所に店があるなら得ではあるが、もし車で行かないといけないような田舎に住んでいる人はちょっと行くのが大変になる。
これに対して、「ピアツーピア」タイプのものはエヴァのDVDが見たい!と思ったら、TSUTAYAには行かずに「自分の家の近所にエヴァのDVDを持っている人がいないか探す方法」である。家があれば、とりあえず候補になる。運良く持っている人がいれば、TSUTAYAに行かずともDVDを見ることができる。
さらにこの手法のいいところは、例えばそのDVDが発売されたばかりとかテレビで話題になったりとかで多くの人が借りていた場合である。「クライアント&サーバー」タイプだと、借りる人が多いほど貸し出し中のDVDが多いことになりなかなか借りるのに苦労する。対して「ピアツーピア」タイプの場合だと、人気なんだから近所の家で持ってる人がいる確率が上がり、結果的に借りれる可能性がアップするのである。
「ピアツーピア」自体の技術は古くから存在していたが、これをファイル共有の手法として利用したのが画期的であり、ネットユーザーは感心した。しかし、これは逆にファイルの共有が蔓延しやすくなることを孕んでおり、なおかつサーバーがないのでアクセスログが残らず、パケットの流れを解析するのが少し大変になる(無理になるわけではない)。
結果的にWinnyは様々なウイルスをネットワークにばら撒く媒介になってしまった。
なおかつ、一度ネットワークに流れたデータを回収するのが困難になり、著作物をタダで手に入れられる環境が出来上がってしまったのである。
話を本題に戻すが、この一連の事件で「悪いのは一体誰か?」という疑問が残る。結果的には開発者は逮捕されてしまった。だが、このソフトウェアは使ってはいけない危険なソフトなのだろうか。使い方を誤れば、確かに危険なツールであることは間違いないのであるが、これは包丁などと似ていて、使い方を間違えなければとても良いツールである。包丁は料理に欠かせない、料理人の商売道具であると同時に、人に対して使えば簡単に殺すことも出来てしまう凶器にもなる。勿論、ツールを生み出した人間はどのように使うのが正しい方法で、どのように使うのが間違った方法なのか、説明する責任はある。それを怠ってはいけない。が、最終的には使用者がどう使うか、といったところに照準が向くべきだと思う。
最近の世の中では、何か事件が起こったら(偉い人たちの都合が悪くならない物は)すぐにそれを規制しようという動きが起こる。
格闘ゲームをやっていた人間が人を殺してしまえば、ゲームのせいにされる。
少々残酷な描写があるアニメを見た人間が事件を起こせば、そのアニメのせいにされる。
ドローンを使って危険物を首相官邸に持ち込んだ人間がいたら、ドローンのせいにされる。
ファイル共有している人間が著作権違反を起こせば、共有ソフトのせいにされる。
大事なのは正しい知識をつけることであり、物事を判断できるように教えることなんじゃないのかと思う。ゲームやアニメのせいにしてる大人たちを見ると、
「我々は子どもたちにテレビやゲームと現実は違うんだよという教育すらすることができないので、もういっそテレビやゲームのせいにしてしまったほうが教育を放棄できて楽」
と言っているように見えてしまう。
勿論、場合によってはそのものを規制することが良い場合もあるかもしれないが、最初からそう決めつけるのは違うように思う。
我が国では、飲酒運転を起こすと罰せられるのは「運転者」である。お酒の販売者や製造者が逮捕されることはない。これって当たり前なんじゃないかと思う。だって悪いのはお酒ではなく、お酒を飲んでいるのにも関わらず「運転しちゃえ」と軽はずみに思った人間だからだ。だから司法は運転者を罰し、本人だけでなく世の中の人たちに教育することで再発を防ぐ。
きっと、お酒を規制しよう!ってなったら全国の関係各所の大人たちが次々に反対するだろう。
僕はこの反対勢力が少ないもの(例えばアニメとかファイル共有ソフトとか)が、規制される対象になるんじゃないか、と最近思う。ようは大人の都合が悪いものは規制されず、大して影響がないものは「規制しちゃえ!」ってなるんじゃないかと。
世知辛い世の中だ。
追記:
みなさんこんなエントリーに多数のご意見ありがとうございます。ご指摘や批判のコメント一つずつ目を通してます。
まず、自分は増田にエントリーを書くのが今回はじめてで、自分の文章能力の低さを反省してます。すみません。
と同時にもうちょっと調べてから書けばよかったと思いました。
自分の中にある「知識」と「思い」だけで勢いに任せて書いた結果、
みなさんが読んだら「いやいやいや、なんでお前そんな無知なんだ」
人の話をする前に、まず自分の教養をつけろよって話ですね。
たくさんコメント頂いてありがとうございます。
勉強し直すいい機会になりました。
「Winnyは良かったよね」とか「ファイル共有ソフトの良さを考えよう!」
いう話ではありません。何かしらのツールを使った事件が起きた時に、
まず問題にするべきはその「ツール」ではなく、それを使っていた人の
罪や良識を問うべきではないか、と言いたかったのです。
教育をしていれば未然に防げたのではないかということです。
我々人間は愚かな部分も多分にあるかもしれませんが、
考えて、理解することができる生き物です。
その考えて、理解する努力を怠ることが
そもそも愚かなのではないかと思っているわけです。
(ちょといい方が飛躍しているかもしれません)
ただ、自分の文章を読み返してみると、勘違いを生む書き方をしてるように感じられるのは事実です。
もう少し、文章の書き方を考えようと思いました。
少なくとも、通信技術の話に触れる必要はなかったかと思っています。
僕の中でももう一度考えなおすいい機会になっています。
随時追加いければと思います。
・Winnyの良さを再考したいならなんで挙げる例がアウトなものなのか。包丁は規制を越える刃渡りの物は製造も所持も共に違法。
→確かに例えが適してなかったかもしれません。ただ、銃刀法に則って許可を得た人・企業なら問題ないかと思います。
これは、「扱う資格のある(=正しい使い方と危険性などのリスクを理解している)人間に対してだったら問題ありませんよ」
ということなので、正しく扱えるのであれば問題ないのではないかと思っています。
→たとえ無罪を勝ち取ったとしても、警察に逮捕され検察に起訴された時点で
法律に違法性があると判断されたわけです。社会的にも悪だという烙印を押されてしまったわけです。
逮捕された時点でその人の人生に影響が出てしまうのは事実です。無罪だったから問題ない、
とは思ってはいません
・ BitTorrent は使われているじゃないか
→仰るとおりです。自分も存じております。ピアツーピアの技術は今も生きています。
自分はLinuxのディストリビューションをよくダウンロードするのでFTPの回線が遅い時は使うこともあります。
僕は上記でも述べましたが、ピアツーピアについてもう一度考えよう!といった思いで書いたわけではないので
BitTorrentを無視したりする意図はありませんでした。申し訳ございません。
・あとネットランナーみたいな割れをコンビニの本棚に引っ張りだした幇助メディアも裁かれるべき
→たしかにこれは自分も思います。世の中で違法行為を推奨する(かのように勘違いさせる)行為があれば、
罪の意識が生まれずに過ちを犯す可能性は高まってしまうかもしれません。
・世の中には、銃を作る企業を「軍需産業だ」「死の商人だ」と糾弾し、そこに勤める人を「人殺し」と石を投げつける「自称・平和主義者」が大勢いる
→兵器は争いの道具である以上、人を殺す目的で使われますよね。そこに使う意志があろうがなかろうが、存在するだけで叩かれます。
一方、企業が存在するということは需要があるということです。戦争があるから兵器が作られるのか、兵器があるから戦争が起こるのか。
なかなか難しい問題ではあります。自分もこの戦争という件に関しては簡単に答えを出せない気がしています。
ただ、その石を投げる人たちには、たとえ兵器が存在しても使う人間がいなければ被害は起きないということを言いたいですよね。
・金子さんは無罪だったけど、ああいう見せしめ逮捕って中世っぽいよなぁ
→彼が見せしめで逮捕されたかどうかはわかりませんが、ソフトの開発者が逮捕されたのは確か初めてのケースだったと思います。
・君子危うきに近寄らず?
→それもひとつの方法だと思います。ただ、近寄らないとその物事の輪郭しかわからず、本質をしるためには、
やはり理解をする必要があると思っています。
・包丁は、100人が使って98人が人を刺したりしない。Winnyは、100人が使って98人は著作権侵害してた。包丁は殺人目的で作られていない。Winnyは開発者の発言から明らかなように著作権侵害目的で作られてる
→これは確かに仰るとおりかもしれません。開発者が明らかな悪意をもっていたかどうかで、この事件は意味が変わってくると思います。
そう思うと自分の考えは浅はかだったのかもしれません。
→確かにその一面は大きかったかもしれません。しかし、負荷分散やパケットの共有という面もあったのは事実だと思います。
・包丁との違いは「便利なんだけどあまりにも悪用しやすすぎて、そっちが目的で作られたんじゃないかと邪推せざるを得ない」というあたりか。焼肉屋でこっそり出てくる「焼いて食べる用の生レバー」みたいな
→そのたとえ、的を得ているかもしれません。確かに、ツールの見方がそう捉えざるを得ない場合はツールそのものに何かしらの規制をかける必要があると思います。
同時に、邪推しないようなツールの布教をする方法も考える必要があると思っています。
・最近は運転者に酒を提供した店側も罰せられるようになってなかったっけ
→はい、そのとおりです。ですが、それは運転する可能性を理解していたにもかかわらず提供した場合であって、
その店が業務として酒類を提供している事自体が罪に問われるわけではありません。
・人を最も殺しているのはゲームでもアニメでもなく銃と酒である。真っ先に規制すべき。
→そのように決めつける前に、正しい使い方や考え方を広めていくことが大事だと言いたいわけです。
・もうそれ10年前に語り尽くされてると思う
→すみません。そうです。何番煎じかわかりません。でもふと思ったので書いてみました。
・p2pで共有したいデータが違法なもんしかないんでないかい?
→確かに。一理ありますね。利用者がそのツールを利用しようと思うきっかけを多分にはらんでいるのは事実です。
しかし、それをすることが犯罪だ、という意識を根付かせることができれば、防げる可能性もあります。
もちろん、理想論なのはわかっています。でもその理想論にチャレンジしてほしいと思ってしまうのです。
・懐かしい話題の割に論点が無茶苦茶。お酒を勝手に自宅で作ることが禁じられているけれど、Winnyはさらにたちが悪いから規制されて当然
→すみません。論点が不明瞭な文章を書いたのは自分の責任です。
お酒の作成は禁じられてはいますが、認可を受けた企業は製造を許されてしています。
正しい扱い方を理解し、注意している人間は何も問題ないのではないかと思います。
Winnyも、正しい扱い方を理解できている人間が使用すれば、規制される必要もないと思います。
・開発者がWinMXなど目指して2chねらー向けとして提供したものだったんだから、包丁を料理人じゃなくてヤクザ集団に優先的に提供したものだとは思うよ。有罪か無罪かはともかく、P2Pの評判はそりゃ地に落ちるよなあと。
→それは確かに・・・。おっしゃる通りかもしれません。技術自体に悪はないものの、元から悪としてしようする目的が開発時にあれば、
開発者は罪を犯していると考えられます。罰せられるべきですね。勉強不足でした。
ただこの場合、一方でヤクザを料理人に変える動きも大事ではないかと思います。
・それはそうと、ピア・ツー・ピア方式で共有したいコンテンツで著作権からまないものなんてあるのー?社内だと共有フォルダやクラウドで充分だし。
→今でこそ、通信速度が早くなってきてはいますが、当時はまだ早いと言ってもADSL程度。その細い回線の中で、どれだけ効率的にファイルを共有するか、
といった方向で考えられたのがあのツールなのではないかと思っています。確かに、今の世の中だとクラウドサービスを活用することで
合法にファイル共有する方法は、安全で敷居も低い行為だと思われます。
・当時適法前提だと不特定多数で巨大なファイルを効率的に共有するって需要自体が少なかったんだよね。無償OS配布とかくらい?
→そうですね。あとは再配布可能ののゲームソフトとかでしょうか。
・守りたいものがある時は天下りをご活用くださいというエコシステム
→社会を変えようと思ったら、現実問題として意見を主張するだけではダメだということですよね。肝に銘じます。
・「銃を作る企業に罪はない!」がスターを集めるとは。。なんともナイーブ
→そう言われると、確かに自分の中でも少し考えなければいけないなと思います。
・10年以上前からある議論がなぜ急に
・Winnyを包丁に例える人が居るけど、これは違法DL用に作成されたソフト(2chのDL板発)であるため、単純所有が違法な日本刀などに例えるべき案件なのだ
→なるほど。助言ありがとうございます。つまり、日本刀を簡単に集められる闇市場が手の届くところに存在していたしたことにも問題があるのではないかということですよね。
・WinnyはWinMXという違法なファイル共有が蔓延していたアプリからつけられた名前ですよ。つまり作者ははじめからP2Pによって違法なファイル共有がされることを認識した上で開発していたのです。
→やはりそこが論点になってきますよね。作者に悪意があれば、たしかにそれは罪ですね。同時に、使用者が違法である認識を持っていないとさらに自体は悪くなりますものね。
・高校生の作文のようなひどい文章
→たしかにそれはひとつの方法としてありだと思います。正しい使い方をする分には自由に使ってもいいが、
違法な使い方をすると注意を促し未然に防止する。ツールを使いながら、犯罪の防止と法律の啓蒙ができるわけですね。
・なんか、最後の方は割ともっともなことを言おうとしてるんだけど、真ん中あたりのたとえで台無しもいいところだな
→それ自分でも読み返して思いました。ちょっと脇道にそれすぎたと反省しています。
・社会構造として、新しいテクノロジーについていけないおじいちゃんたちが世の中決めてるから仕方ない
→だからこそ、我々は進化したテクノロジーを理解してもらうように努める必要もあると思っています。
・長さの割に薄い。事故を誘発しやすい道具・コントロール不能なインフラの流通は立派な罪だし、”犯罪や事故を設計で防止せよ”は十分エキサイティングなチャレンジ。そもWinny自体は規制されてないだろ。
→薄い文章ですみません。文章を書くときは今後注意します。確かに、リスクを考えるとそのものを規制するほうがコストは安いと思うんですよね。
でもそれを繰り返してしまうとどんどん我々は馬鹿になっていくような気がしてるんです。思考停止に陥るといいいますか。
規制されてる、されてない、ではなく、規制しようという動きをするまえに他にやり方がないかを考えることも大事だと思います。
その結果、やはりそのものを規制するやり方を取らざるをえない場合は、致し方無いと思っています。
・もう少し大人になって世の中を広く見て、モノゴトの進め方っていうのを学べばいいと思う
→そ
2ちゃんねるとかで貼られてる画像をそのまま転載するじゃない。
大抵の画像は権利者に許諾ないし、まとめブログはアホだから転載元を
2ch.scとしか記載しないからコピーライト的に違法なんだよね。
要するに同じ穴の貉で、まとめサイトだって海賊版・違法行為を助長しているんだ。
2ちゃんねるやツイッターに貼られたものを転載してるだけだからとかは言い訳で、
実際には無許可に転載してるのだから権利者が肖像権等々で主張すれば、削除だけでは済まされなくなる。
何故なら魚拓が残るから、証拠を隠滅したとか言われても自分のアフィリエイトに無断転載した画像が引用ないし利用されるわけだから
当然権利者は彼らの収入源に対して権利を主張する事が出来、また、裁判するなどしてその収入を根こそぎはく奪する事ができるはず。
それはともかく、アニメ漫画の違法アップロードをするなと言ってる人間が他人の褌で相撲を取ってるんだから世話ない。
転載元以上に撲滅されるべきは誰なんだろうね。
∇お電話でのお問い合わせ
TEL: 0570-040-040 (ナビダイヤル) 視聴者センター
※いただいたお電話は、内容を確認するため録音させていただいております。
(電話受付システムの更新に伴い、2022年1月17日(月)より)
・非通知のお電話には、番号の通知をお願いする音声ガイダンスが流れます。
・「問合せ」又は「意見」か希望のメニューをお選び頂いた後にオペレーターが対応いたします。
電話やメールフォームは同じところでいいけど郵便の係名は違うからね</2020年12月追記>
-----
https://www.ntv.co.jp/staff/goiken/form.html
<2020年12月追記> https://apps.ntv.co.jp/staff/form/8f35f5de-bdbc-401a-971e-9b94fb459cdb.html </2020年12月追記>
∇お電話でのお問い合わせ
※いただいたお電話は、内容を確認するため録音をさせていただいております。
∇郵便の宛先
【注意事項】
頂きましたメールには、必ず目を通しており、番組制作や企業活動の参考にさせて頂いておりますが、回答や返事・対応をお約束するものではありません。ご了承下さい。また、違法行為、犯罪行為を示唆する内容を含んだものにつきましては警察に通報するなど厳重に対処させて頂きます。
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いいから家でくたばっててくれよ。
いくら病気とはいえ、平日休んで土日出てくるとか本末転倒だろ。
あんたが出てくる日は俺も休めないんだよ。
それにさ、あんたは役員待遇だからいくら残業だの休出だの平日欠勤だのしても給料変わらないだろうが、俺はヒラなんだよ。
あんたに合わせて残業休出すると簡単に100時間単位の時間外になるんだよ。
会社貧乏だからフルで払えないんだよ。規約もなく踏み倒すしかねーんだよ。おもいっきり違法行為なんだよ。労基に踏み込まれたら一発でぶっ飛ぶんだよ。
ここ1年くらい俺が特定業務に完全にロックされて、他の業務が回ってなかったの見てるだろ。
常識で考えたら「他にできる人間を早急に用意しなければならない」だろ。
にも関わらず「そのプロジェクトが終わりそうだから大丈夫だ」? 「判らないことがあっても○○(俺)が居るから対処できる」?
俺その話横で聞いてさ、ああこの会社マジでダメだと本気で悟ったよ。
辞表叩きつけたら「もう少しで楽させてやれるのに、恩知らずのバカだ」とか吹聴しまくるんだろうけど。
この会社の体制って、俺がぶっ倒れて仕事できない状況にならないと多分ずっと変わらないんだろう。
相手を罵倒して、相手を説得できない営業を罵倒して、それで済む奴は幸せでいいよな。
気も頭も弱くてどこにも吐き出せないんでここで吐き出す。
平成27年3月19日午後10時過ぎ頃、宮崎県延岡市内の城山の石碑付近から音声拡声器により一般市民に対して怒鳴り散らしていた者が、市民からの110番通報を受けた延岡署の警察官から人定質問等の職務質問や自宅帰還の際執拗なつきまといを受け、精神的損害を被ったとして、国に対し、国家賠償請求を求めていた裁判で、今月3日、宮崎地裁延岡支部の塚原聡裁判長は「原告が音声拡声器を用いて一般市民に対して怒鳴り散らしていた目的は、近年国家行政が機能していないため、親による虐待誘致的違法命名の放置、親による子供の虐待、インターネット上における子供の騒擾、誹謗中傷等、社会に違法行為が蔓延しており、警察署も機能していないため、これを見るにかねて一般市民として警察に代位してかかる違法状態を払いのける為になされたものと認められ、一般市民の行為としてその目的が正当であり、手段態様としても、このような違法状態が蔓延しているという事情の下に、たとえ午後10時過ぎという夜間であるにせよ、周辺に行政司法機関の集中する同市内城山の石碑付近から、主として行政司法機関及び違法行為を助長していると目される同市船倉町方面にたむろしている一般市民に対し、その主張が十分に伝わるように音声拡声器を用いて、単に行政司法機関が機能すべきこと、一般市民に対して違法行為を止め、誠実に生活すべきことを呼びかけていたというものであることに鑑みると、まことに止むを得ないものであり、社会通念上相当な行為であったというべく、110番を受けたにせよ、これを漫然違法行為と目して職務質問、原告帰還の際に原告に執拗につきまとったことについては、警察官の職務として許された範囲を逸脱したものであったと言わざるを得ず、当該警察官の行為は国家賠償法上違法であり、原告が当該行為の目的を警察官に説明したにも関わらず、これを肯定せず原告を石碑に囲い込んで監禁し、執拗に職務質問を継続し、自宅帰還の際にも送り届けると称して執拗につきまとったといった事情に鑑みると、その違法性も高い」と指摘した上、原告に対し、国家賠償として10万円を支払うよう、被告国に命じた。
じゃあ、何で誰も犯罪を見過ごしてるのかな。
つべ動画もフリー素材以外はBGMですら権利者がいるわけだから
動画投稿サイトや共有サイトの類はそれを以って全部終わらせる事ができるじゃないか。
何でそれをしないのかって?
その大半がいわゆる違法動画をネットから拾って来てるに過ぎない事を認めてるからなんじゃないか。
最近は引用元を明かすネットと異なり、引用元を出さず権利者への許諾を放送後後出しで取る、フジテレビやTBSがそうだった。
寧ろ今はテレビの方が違法行為に手を染めている事をご存じだろうか。
件の引用もそうだし、著作権無視した広告を使用したり、犯罪行為はいくらでもしている。
テレビ局がオリジナルの番組作りをしていれば何という事はなかった。
例えば、CMでよしもと新喜劇流すんだけど、その時流れてるBGMって「いただきじゃんがりあんR」だったと記憶してるけど、
これを引用元としてよしもとが発表してる?してないでしょ。
ここにも権利が発生するわけで、でも今までずっとしてないでしょう。
この引用元は麻雀系のエロゲでBGMは主題歌としてネット上で有名なんだけど、よしもとはそもそも許諾を得て使用してるのか?
許諾を得てるなら当然引用元をよしもと新喜劇のCM中に出すでしょ。
でも出してない。つまりよしもとは違法動画を配信している、という事になる。
一方で、政治家がニコニコ動画とかつべ動画に政見放送を流すけど、これは正規の手段で流していると見做しても良いが、
この間、菅官房長官が、テレ朝の古賀氏の圧力があった発言をつべで見たと発言していたが、こちらは恐らく正規の手段で流されたものではない。
そもそもテレビ朝日がつべに流して良いとする権利許諾したという話は聞いたことがない。
アノニマスの坊や達、こんばんは
僕だよ。
前回の記事
ハッカーになりたい君たちの要望に応えるべく再び黄泉の国から舞い戻ってきたよ。
ハッカー…素晴らしい響きだ。
皆それになりたいと思う。
ハッカーになりたいという若い子は恐らくクラッカーみたいなのになりたがっているだろう。
中高生くらいならばなりたいと思っても、どうなるのか誰も教えてくれない。
親切な人たちが教えてくれるYahoo知恵袋などで『ハッカーになりたいです』とか書くとどうだ?
「貴方のいっているのはクラッカーですね?ハッカーとは別物ですよ」
清く正しい中学生がなんだか気を利かせて、「ホワイトハッカーになりたいです」とか「ハッカーになりたいです違法行為はしません」
などなど、変に気を使っている。
そうだ!なろう!!裏の世界の人間になろう!!そして世界を変えるんだ!!
ハッカーと言っても色々居るわけだ。
撮り鉄とか葬式鉄とか、ウィルスをばらまくハッカーとか、脆弱性を見つけて小銭稼ぐハッカーとか、OS作るハッカーとか、セキュリティポリシー精読して炎上させるハッカーとかね。
ウィルスというのは細胞を持たないが遺伝子をもつ最小の生物なのだが、細胞を持たないため非生物とも言われている構造体だ。非生物らしく結晶化もできる。
宿主となる細胞に増殖をしていく。
そのウィルスがコンピュータ世界に入り込み進化したものがコンピュータウィルスと言われていて、生命の謎を握る存在なのだ。
こう言われてもピンとこないだろうから、君たちにわかりやすいモノで表現するとすると
つまり『電光超人グリッドマン』に出てくる怪獣のようなものだと思ってくれればいい。
ブラック、そう闇と言われるハッカーたちは自分や自分の所属する集団のために違法行為を厭わない連中だ。
プログラマはスキルによってその仕事のスピードは20倍にも40倍にも開きが出ると言われている。
その特A級のハッカーはウィザードと言われるが、そのとおり魔導士のような不思議な力を使う。
しかし謎の力の仕様変更により納期は変わらず工数が9人月になった。
にもかかわらずだ納期は間に合い、しかも!稼働時間も3人月分しか計上されていない。
これは何処かのタイミングで時を止めていると言われている。
たまに勤務管理システム上は有休になっているが、入館ログには出勤の形跡があることがある。
これは休みと仕事の状態が重なり合っている量子力学的な状態を不思議な力で作り出しているのだ。
量子コンピュータは0の状態と1の状態が一つのビットで同時に表現できると言われているが、ブラックハッカーはすでに人間の身でありながら実現しているのだ。
事実量子コンピュータはブラックハッカーの脳を再現する形で実現しようとしている。
量子コンピュータを作っている企業の下請けに大量のブラックハッカーが居るのもそういうわけだ。
ウィルスをばらまくハッカーもいると言ったがブラックハッカーもその能力を持っている。
例えばインフルエンザやエボラ出血熱などを持って出勤するのも彼ら得意技の一つだ。
また、違法行為も厭わない。
どんな違法行為をやっているかは良い子の皆が真似をしてしまっては困るのでとてもここでは言えないがね…
ブラックハッカーたちは暗黒の存在とは言え我々の社会には無くてはならないものになってしまっている。
闇が深い金融業界や、日本国政府もこのブラックハッカーに頼らざるえなくなっているのだ。
おそらくマイナンバーではブラックハッカーのそうそうたる面々が集うことになるだろう。
どうだろう。
なる方法は簡単だ。
「神はXをつかうのか?」という質問について答えようと思う。
良い質問だ。
でも、いつだったか1000年位前の公会議で神はXを使うという事になったんだよ。
裏の人間は黒い画面を好み、黒い画面でいろいろやろうと思っていた。
だが、次第に艦これもやりたくなってきた。
そのうち艦これやりたさに信仰を捨てWindowsに走るものや、過激派組織APPLEに見を投じる者も出てきた。
しかし信仰心の篤い者達は我慢したBashでなんとかやろうと我慢した。
VimでTwitterをやったり、Wgetでテキストサイトを見たりしていた。
だが、XVIDEOSの誘惑には勝てなかったのだ。
その当時のハッカーたちはLinuxでもXVIDEOSを見るシステムを開発しようとした。
それが『XVIDEOS Window System』つまりXだ。
Xは黒い画面とXVIDEOSの間から妥協として生まれたが、そのうちそれでも良いかという空気になりXは流行った。
なんとDMMに登録するとAVの動画も見れるサービスがあることをしることになった。
Linuxでは艦これは出来てもDMMの動画を見ることは出来ない。
悪しきWMVで公開されてDRMがかかっているし、ストリーミングも何故か映らないのだ!!
XVIDEOSの細切れで続きが何処にあるかわからないAVよりも、有料だけども安心して見れるDMMのほうが良いというものが増え
そうやってLinuxは信者数を減らしてしまい今では生きる場所は裏社会のみになってしまったのさ。
そういう経緯があるので、神はXを使っていることになっている。
まずはじめにジャニヲタである私の目に映っているジャニヲタの話をしようと思う。個人の話ではなく、ジャニヲタという人種の話。
正しくは一部のヤバイ層がヤバイのだが、そのヤバさが他ジャンルのヤバイヲタクの比ではない。次元問わずいくつかのジャンルを渡り歩いてきたが、過激さでは抜きん出ていると感じる。女は本当に怖い。
どういったふうにヤバイのかは割愛するが、恐らくジャニヲタでない人が想像しているよりも遥かに闇が深いと思う。
勿論本当にヤバイ層は一握りだし、ちゃんとまともな人もいる。しかし、ヤバイ層とまでは行かなくとも、世間とズレてしまっている人は年齢を問わず非常に多い。
責任能力のない子供が当然のように違法行為をしていたり中年女性の行動から常識やモラルがすっぽり欠落していたりするのは珍しいことではない。
自分がいい思いをするのが最優先事項であり、自分の行動が誰に迷惑をかけようが(たとえそれが自分の好きなタレントであっても)構わない。しかも異常に行動力がある。こういう人間を大量に内包しているのがジャニヲタという人種であり、そういった意味でもヤバイ。
この文章がうっかりジャニヲタの目に入ったら「そんなことない!」とか反論されそうだが、それはその人がとても民度の高い界隈に身を置いている証であり、素直に羨ましい。皮肉ではなくて本当にそうなのだ。私も担降り(担当=応援しているタレント を変えること。女子ドルにおける推し変の意)に伴って界隈を転々としてきた結果こんな側面を知ってしまったのであり、とあるグループを応援していた時にはここまでジャニヲタがヤバイなんてことは微塵も知らなかったし、自分自身も品行方正にヲタクをやっていた。戻れるものならあの頃へ戻りたい。
ちなみに私は「そのへんのジャニヲタとは違う私」とか「俯瞰して批判できちゃう私」みたいな自意識のもとにこう長々と語っているわけではない。私はただの世間とズレつつある痛いブスジャニヲタだ。
ジャニヲタになって価値観は歪み、金銭感覚は狂い、莫大な時間と金を浪費した。引き換えに幸福を得ているとはいえ失ったものはあまりに大きい。
色々なものが麻痺していくのを感じる。ジャニオタの社会規範に則っていくうちにズレていく自分が怖い。
あまりの怖さにジャニヲタをやめたいと常々思っている。まあヲタクの「ヲタクやめたい」なんて口癖のようなものだ。そしてやめようと思ってやめられるものでもないということも経験上知っている。
当然コンテンツが好きでヲタクをやっているのだから、コンテンツに興味を失わない限りやめられない。
ただ、今日も自担(自分の担当=応援しているタレント。女子ドルにおける推しの意)が宇宙一いや銀河一かっこよくてかわいくて最高の興奮や夢をくれるからということ以外に、ジャニヲタをやめられない理由がある。
それは大変くだらない理由なのだが、ジャニヲタをやっている時だけは「女の子」になれるような気がするからである。
ブスだから女の子らしくあることを諦め、二次元を愛す「キモヲタ」だった私が「女の子」でいていい環境が心地良すぎるのだ。実際はジャニヲタもキモヲタであることには変わりないし私がブスであることにも変わりないのだが。
似合わなくても女の子らしい服を着て、つけまやカラコンを装備して、浮かれたHNでツイッターをして、ヲタクとつるむ。
二次ヲタ時代にある程度のリテラシーを身に付けたはずなのに乙女心が判断力を鈍らせる。ネット上の色々な場所で飛び交う真偽不明の様々な情報に踊らされて、病む。
タレントが実在する人間ゆえに起こるあらゆることに心を痛めて、また病む。辛くてみっともなくて情けないけれどそれすら楽しいのだ。女の子みたい!
私は何のためにヲタクをやっているのだろう?欲求を満たすためであるのは間違いないのだが、これは何と言う名前の欲求なのだろう?
問題を起こした人物が炎上防止のために、謝罪文をテキストではなく画像で公開する手法が蔓延している。
そんな風潮に嫌気が差している訳だが、なんと天下の慶應義塾大学までもがこの手法を用いて未成年飲酒事件を起こしたサークルに対する処分の告示をしたのだ。
慶應義塾大学-塾生HP-【告示】学生団体の処分(1月30日)について2
時期的にも「イスラム国の件に世間が大騒ぎしている隙に...」という魂胆が見え見え。まるで正月に結婚を発表する芸能人のようだ。
蔓延する炎上対策に一石を投じるべく、告示をテキストに書き起こした。決して当該サークルに対する私怨などではない。
この度、公認学生団体のF.C.ONZEが、「学生団体は、本塾の教育目的に添うもの」と定めた「学生の団体、集会および掲示等に関する規程」の第一条にもとる行為に及んだことが確認されました。これを受け、同規定第六条に基づき、平成二十七年一月三十日付で同団体に解散を命じました。
平成二十六年十二月二十日から二十一日にかけ、同団体は大会出場のために滞在していた宿泊施設において、懇親会を行いました。その後、泥酔した一部の会員が、無関係の同宿者の部屋に侵入し、そのまま寝込むという事態が生起しました。加えて、宿舎の共用部で騒ぎ立てる、備品を破損する、嘔吐により施設を汚損するなど、著しく品位を欠く行為も多数報告されています。周囲に対し、恐怖と不安、不快感を与えたこれらの行為は、決して許されるものではありません。
さらに、懇親会では未成年の会員六名が違法行為である飲酒に及んだことや、イッキ飲み、コールによる飲酒があったことも判明しています。学生責任者は、これらの行為を防止すると誓約しながら、何らの手立ても講じていませんでした。その態度は極めて不誠実であるといわざるを得ません。
再三の注意喚起、警告のとおり、未成年飲酒、飲酒による不適切な行為に対し、慶應義塾は断固たる態度で臨みます。
すべての塾生諸君が自身の行動を振り返り、こうした事態を二度と惹き起こすことのないよう、切に望みます。
平成二十七年一月三十日
塾長 清家 篤
村長が片岡Kおよびアスペクト幻冬舎あたりの脱法出版について言及しておられたけども
出版業界って、一部の超大手や学術書しかやりませんねんみたいなお堅いところ以外の、中小零細後発隊はほとんどのとこが
「ひと山あてたらんかーい!」的、山師スピリットあふれる胡散臭い業界だよなぁと改めて思う
原稿料ばっくれて雑誌作ってる社長もこないだ話題になりましたけど
とはいえ出版は、多少は資金も集めなきゃならないし人手も必要だから、こりゃひどいというのは「得られる果実もそれなり」だったりもする
・スタートだけなら少人数、なんなら一人でも始められちゃう。社会的信用も不要
違法行為への認識って、ある程度いろいろ経験すると法知識がなくても「あ、ここはまずい」という嗅覚が働くけど、彼らにはそれがない
そもそも、社会生活上で毀損されるようなものが何もなかった輩だったりする
だから、違法行為が炎上して信用がなくなってもなんとも思わないんだろう。全能の人ってやつだ
メンタルとしてはアイスケースに入って記念写真撮る子と根っこは変わらないんだろうなというか
もともと友達がいなかったし、面倒なこと言う友達はいない方がむしろ楽、また別の友達探すから、という感覚だろうか。よー分からんけど
ばれなきゃいんだよ、ばれたら消しゃいいよ。という感じはあると思う。
そんなのでも、労力比ではそこそこは稼げたりするんだろうから、馬鹿のフォロアーが絶えなかったり
・そういうのをちやほやする「お仲間webメディア()」で信用ロンダリング
先に大いに燃えて名を上げた先輩が持ち上げるパターンもよく見る。
名前をよく見るようになれば、悪名だろうが成功というのが「炎上商法」のベースだろうと思うんだけど
同じような屑同士で「あいつ悪くねーよ」「話題の○○に会ってみた」とか、ねぇ…
「リアルの信用力は多少あるけど、基本がうっかりしてる佐々木先輩」みたいなのもいるし油断できない
webメディアで飯食ってる人は業界全体である程度質とか遵法製とか考えていかないと、そろそろメディア自体が頭打ちになると思うよ
http://anond.hatelabo.jp/20141030234015
全くその通りで、高度で複雑化した現代社会で、法律知識に欠けていたらやっていけない。
世の中全体が複雑化してくると法律知識に欠けた市民で構成されている社会は、もはや上手く動かないし、
個々人としても法律知識に欠けた人は、違法行為での炎上案件に見られるように、仕事や私生活でもつまずく危険が増える。
現代社会で生き抜くための基礎的な力を身につけさせるのは教育の使命の一つのはずなんだが、今の初等中等教育の
カリキュラムでは、そこで重要な力になるはずの法律(それに経済)に関する教育が全く足りてない。
ペースとしては2、3ヶ月に1回もあれば十分。体育でいう保健講義くらいのウェイトでいい。
という認識はおかしい。その程度の話で良いなら少なくとも普通科高校まで出ていれば、カリキュラムの中で公民や現代社会、
政経といった科目の中で法律論に類する部分の基礎も「3か月に1回」どころでは無い時間をちゃんと割いてきている。
それなのに「法律的な考え方」が身についてない人が多数いるというのは、単純に時間数が足りていないから。
元増田氏がきっちり認識しているように、法学というのもきちんとした学問で、基礎からきっちり学ばずに個々の法令の条文の
さわりを教えたところで身につくものじゃ無い。電卓やEXCELが有るからと言って九九を知らずにフーリエ変換の解き方だけ覚えるのは
無理があるのと同じ。「法学の思考法」を教えて法律がからみそうな局面では、日常生活の規範をちょっとずらして
「法学の物差しも思考判断に取り込める」ようなレベル(=社会生活を送る上での実用レベル)にまで持って行くには、
(知識的な部分は将来その都度調べれば良いと考えて、徹底的に省略出来るにせよ)どうしたって主要教科並みの時間を割いて
3年間は教える必要があるだろう。
実際の所、法律知識の欠如に留まらず、社会が複雑化して、しかも個々人がその社会全体と直接向き合う機会が増えたのに、
初等中等教育のカリキュラムの時間配分は、農家が過半だった戦後すぐの時代からの微修正に留まっていて、「読み書きそろばん」に
もちろん「読み書きそろばん」が重要では無い、ということでは無く、「普通に生活していく上で必要な知識」というもの自体が
半世紀前の倍(あるいはそれ以上か?)になってしまっていて、特に法律や経済といったあたりは、現実社会ででやっていく上での
必要性に比して、カリキュラム上で割かれている時間との乖離が特に大きいから目立つ、というだけの話でもある。
教育水準は、戦後ほぼ一貫して間違い無く絶対的水準では向上していて(「近頃の若い者」の方が「50年前当時の若者」より
間違い無く賢い)、これは日本の教育システムの偉大な成果。ただ、緊密にネットワーク化され高度化複雑化した現代社会では、
「生きていくための最低限の知識」の合格点自体が大幅に上がってしまっていて、相対的に見ればむしろ教育水準は合格点に届かなく
なってきている。
法学や経済学を初め、政治学、統計学など今の教育で不足が大きい部分をきちんと取り込めば、どんなに詰め込んだところで
現行の初等中等教育12年では「市民として生きていく最低限の知識」を得るための時間としては全く足りていない。
法律教育の強化に利点があるのは確かだろうが、替わりに削られる部分が出る(そしてそこも重要な知識だ)ことを鑑みれば、
全体的に社会の得になるとも言い切れない。
これは Google に保存されている http://www.esthe-news.jp/posts/3446 のキャッシュです。 このページは 2014年9月23日 13:57:26 GMT に取得されたものです。
2014.08.29
たかの友梨ビューティクリニック従業員が不当労働行為の救済を申し立て
たかの友梨ビューティクリニック仙台店の女性従業員は28日、残業代を不当に減額されたなどの問題を労働基準監督署に申告した行為を会社側が非難したのは公益通報者保護法などに違反するとして厚生労働省に申し立てをした。
女性と所属する労働組合による会見によると、高野友梨社長本人が8月、仙台店の従業員を集め、女性が労基署に申告したことや組合による団体交渉を行ったことを非難。高野氏はその際「会社をつぶしてもいいの?」などと述べたという。
女性はその団体交渉を威圧的行為を受け、翌日から精神的ショックなどで出社できなくなったと主張し、公益通報者保護法を申請した。(公益通報者保護法とは、いわゆる内部告発者を保護する制度であり、労働者が不正の目的でなく、企業の違法行為を所轄行政官庁等に通報した場合には、その労働者を解雇したり不利益な取扱いをしたりしないことを義務づける法律が2004年(平成16年)に制定された)
この件に関して、経営する株式会社不二ビューティでは「申立書は届いていないが、不当労働行為とされる行為はしていないと認識している」とコメントを出した。
エステ業界では、昨今”おもてなし産業の頂点である”と自負できる優良な業界に変化しつつある。
しかし、”おもてなし”を極めることでスタッフの長時間労働を強いてしまうケースも多い。ベッド数という制約条件における経営(売上)構造の中で、収益に対する人件費率が占めるは影響は大きい。しかしだからと言って、サービス残業を強いることは当然のことながらあってはならないことであり、同社社長が言ったとされる「法律通りにやっては・・」という発言を肯定することはできない。
また逆に、(この同社従業員がということではなく)経営状況への理解もなく、一方的に法律を盾とし権利だけを主張するようなことがあるようでは大変に危険なことではないだろうか。
労使における日頃の対話を通じ、サービス業であるという原点をあらためて見つめなおす機会になれば、業界全体の活性化に繋がるではないだろうか。