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2024-09-26

あるいは、生きる資格けが手元にある

https://anond.hatelabo.jp/20240923210018

これの増田です。せっかくなので、もう少し自分語りでもしようかと思う。喋るのも書くのも下手よりは喋ることだけが下手な方が良いし、文章を書ける気分の時に書いて経験値を積んで損することは無いはずだ。それをこういう所にアップする必要性はないかもしれないが、人に見られる意識がある方が文章にまとまりが出る…かもしれない。

身バレが怖いので、ある程度はフェイクもある。

そもそも、どうして服を着ることを躊躇うほど身だしなみがめちゃくちゃなのか。

単純に、疲れているのだ。

学生の頃は一応スキンケアくらいはしていて、わからないなりにちゃん化粧水も付けて乳液も塗っていた。塗りすぎてテカってたけど。今は帰宅して夕食を摂ると、そのまま横になってスマホと向き合っているうちにいつの間にか寝ている。深夜に目を覚まし、二度寝したい気持ちを抑えつつシャワーを浴びる。特別だるい時はコンディショナーを使わずシャンプーだけで洗髪を済ませることもある。鏡を見ると餓鬼みたいな体が情けなくなるから極力見ない。

湯船はもう暫く浸かっていない。いつか溺れ死にそうで怖いからだ。昔ちゃんと肌に塗っていた色々はもうかなり適当で、酷いと何も塗らない時もある。お陰で減りがとても遅く、いつ中身を詰め替えたか思い出せない。悪くなっているかもしれない。というか、なっているだろう。なっていないとしたら多分肌に塗ってはいけない類のもの企業努力の成果かの2択だ。

髪の毛は最近ありえないうねり方をしている毛が目に付くようになってきて、あまりにも酷い扱いをしているからかと思ったのだが幼少期の写真もそれなりに毛が暴れていた。昔からかも。

髪質については髪を切りに行く時ついでに聞けばアドバイスなり提案なりしてもらえるのかもしれないが、怖くて結局この辺りまで切ってくれとしか言えない。美容室という空間にいる人間という人間自分は怖くて、いつも早くこの場違い空間から抜け出さなくてはいけないという気持ちでいっぱいになる。

というより、人間全般が怖いのだ。学生の頃のあるタイミングで、教室の中で自分けが異物になってしまった。そういう見方があることを覚えてしまったと言った方が良いのか?今まで決定権の4割ほどを担っていた怖いもの知らずの自分は、着なくなったパステルカラーパーカーと一緒にタンスの中に押し込まれしまった。

周りの流行りと違うことも女装した男子みたいになってることも気にせず友人との集まりに堂々とフリルのついたブラウスを着ていた頃の事が、もう自分には思い出せない。

ちなみに、何人かに提案していただいた着せ替えゲームなどの類は子供の頃も今も嗜んでいる。楽しいよね。似合わないスーツで泣きながら女児向けゲームを遊んでいる変な女を見たことがあれば、それは多分就活中の時の私だ。変なものを見せてしまって申し訳ない。疲れている時に愛らしいものを見るとどうも涙腺が緩んでしまう。

それでも満たせない領域があるというか、二次元三次元は別物のようでどうしても実物を手に入れて身にまといたい、出来ればお気に入り場所に着ていきたいという気持ちは残っている。

考えてみれば当たり前かもしれない。服というもの原則人間が着るために人間の形に合わせて型紙が作られているのだから、それが最高に輝くのは目的通り中に人間がいる時だ。二次元の服はあくま二次元のために用意されたものであって、現実の完全な代替にはならない。多分。

マネキンハンガーに掛けるだけでその美しさが十分に出るのならば商品画像店員モデルの着画は不必要なはずだし、そもそも観賞用に服を買うという行為もっと当たり前にどの人間にも存在しているようになると思う。それでは不十分だから、手に取って自分なりの形で着こなそうとするのだ。いや、そもそも自分を美しく見せるという目的が先立つ人もいるか?寧ろ本来はそっちが多数派なのだろうか。

メタバースでそういう体験をするのも面白そうではあるが、スエードサテン生地の手触りとか、バックルを一つ一つ嵌めていく感触とか、動く度表情を変えるシワとか、綺麗な形になるようにリボンを整えるとか、多分私が現実で服を着る時求めているものの何割かはそういうところだ。もうちょっと技術が進んだらお邪魔したいかもしれない。

自分に気を使う余裕を手に入れて堂々と着るのがおそらく一番平和的で健全な着地なのだろう。それにはまずなんとか電話への恐怖をねじ伏せ、精神科の初診を勝ち取らなくてはいけない。余裕を手に入れる方向で行くのであれば、色々とプロ意見を聞きたいと思っていることがあるのだ。

自分に気を使わずとも着て良い!と開き直る心の強さを得るにしても、どっちにしろ今の自分には解決するべきことが多すぎる。とにかく医者医者自分取説を取り寄せてもらう必要がある。

締め方がわからなくなってきたのでもうそろそろ終わり。いつか何かしらの形で好きな服を来て歩けたら、また報告に来ようかな。それともこんなこと書いてたのも忘れるほど楽しく生きるようになっていれば、その方がいいのかも。

ここまで拙い文を読んで頂きありがとうございました。またお会いする機会があるのかはその時にならなきゃわからないけど、なんとか生きていきましょうね。

anond:20240925202106

やっぱエリつきのシャツ着てないとダメなんかな。Tシャツパンで過ごしてるとこういう店に行くとき服装悩むのよな

スーツちょっとな……って思っちゃう ジャケット暑い

2024-09-25

最近高齢者向け施設コンプラが思ったより厳しくなっている

私の父は認知症だ。現在とある老人ホームに入ってもらっているが、このたび認知症が故のセクハラが多いとのことで、追放されることになった。

注意したり投薬を増やしたりと頑張っていたのだが、収まる気配はない。癌の治療のため、ガンマナイフを脳にあてたことによる高次脳機能障害かもしれないと言われた。

健康な時の父は全くセクハラとは無縁だったので正直悲しいものはあるが、脳の問題精神病なら本人にもコントロールできないだろうし仕方ない。

 

そして現実小説と違って、追放された後にとりあえずゆっくりしてから潜在能力を開放…というわけにはいかない。新しい受け入れ先を探す必要がある

ところが新しい受け入れ先がなかなか見つからないのである

当初、私は父が癌でお世話になっている病院地域連携室というところが勧めてくれる施設なら、スムーズに受け入れてもらえると思っていた。

多少は不自由価格問題があるだろうが、それは仕方ない。とにかく受け入れてはもらえると思っていたのだが、結論として勧めてくれたところは全滅した。

 

父のセクハラが思ったより見境が無く、面談に来てくれた看護師にも、手を握ったり、キスをせがんだりということがあってのことではあるのだが。近年はどこの施設審査が厳しく、セクハラが激しい認知症患者は受け入れられないとのことだった。とある施設では相談員施設判断で受け入れを合意してくれたのだが、受け入れの2日前に、その施設本社リスクコンプライアンス室というところからストップがかかってちゃぶ台を返されたこともあった。「施設が見つからない」「あそこもダメだった」と相談すると、父がお世話になっている病院担当者医者はみな驚いていた。医療介護業界では、現場従事者と本社スーツ組の感覚は少々ずれているようだ。

 

あらゆる施設を当たってはいるのだが、どうやら普通老人ホームは無理で、精神病しか受け入れ先がなさそうだ。

場合によっては身体拘束することがあります、というか9割がた最終的には身体拘束すると思います」と精神科医には言われている。

がん性疼痛が発生してもロキソニン程度の薬しか投与できないと思ってくださいと言われている(麻酔不可)。

 

おそらくだが一昔前は現場介護士の方々の苦痛犠牲に、父のようなモンスターと化してしまった人間もそれなりに尊厳をもって穏やかに死ねたのだと思う。

父は昭和人間コンプラとは無縁の時代に生き抜いたと思ってたが、最後コンプラの波にのまれた。

社会的には良いことだとは思う。しかし、辛いもの家族としてはある。刑務所に入ってもらった方が案外楽かもなぁ。

2024-09-23

anond:20240923183907

羽田の倅はその余の何一つ弁護できることがないが、

ただ一つ親父の遺訓を守ってクソダサ省エネスーツを意地でも着続けていることだけは、若干の評価をせざるを得ぬ

立憲民主党代表戦2024が盛り下がった理由

広告代理店をつかってない

「これ電通はいってますね」が呪い言葉として効いてますな。戦犯テレ朝

地上派中継ゼロ

20分の枠に収まるのであれば地上波テレビは喜んで中継したはずなのに。だらだら3時間もかけやがった。タイパ悪すぎ。thePAGEが同時接続2万人を記録。

選挙管理委員会の人選ミス

世襲議員禁止しろ!」とぶち上げる枝野野田。司会する羽田さんが申し訳なさそうにしょんぼりしてた。予定原稿世襲議員批判するのわかってるはずなんだから司会から外したれよ。

イリュージョンなし

箱の中から蓮舫と辻元が登場したら盛り上がったのに。空気読め。

代表戦での一番のバズ

代表戦で一番バズったのは羽田さんの着ていた省エネスーツ世襲批判されたり服装がバズったりで、今日は1日羽田デーだったな。

anond:20240923154023

省エネスーツ

大平首相が試着したことで有名になったチートアイテム

短期政権だった羽田首相の唯一の功績が省エネスーツを着て閣議実施したことなんよ。

世襲自慢しかアピールポイントがない羽田さんらしい服装でとても評判が良い。

 

評判は良いが唯一の弱点がダサいこと。

そのダサいところを克服したのが小池ゆりこのクールビズ

自分たちがやってることがぜんぶゆりこの踏み台になっているあたりも立民らしくて微笑ましい。

立憲民主党代表選2024

司会の羽田さん最悪。

世襲議員のくせに父親の唯一の成果を受け継いでいない。

省エネスーツ着ろよ!

バットマンエロすぎる

ピチピチのラバースーツにケモミミなんてエロすぎんか???

しかコウモリなのに正義の味方なんでしょ??

闇堕ちしたけど正義の心を忘れられないみたいなやつ???エロいな?????

なんかジョーカーがよく話題になってるけどバットマンエロさの方が問題だよ…

でもアメコミのノリ苦手たがらバットマン見れてない…妄想バットマン我慢してる…

ジョーカー×バットマンもいいがバットマンボスとか上司がいたらGoodだな…あの派手な女の子理解ある近所の女の子でたまに相談とか乗ってくれるよ…

あぁ~あどれもこれもバットマンエロいのが悪い…

anond:20240923012145

犯罪スレスレ生活を強いられている彼らにとって、「マッチングによる結婚」は最後の頼みの綱となっていた。

これに参加しなければさら社会底辺に押し込まれるという暗黙の圧力存在していた。

タケルとミサキ――希望なきマッチング

タケルはそのプレッシャーを感じながらも、特別な期待を抱くことなくこのマッチングに参加することを決めた。

参加しなければ仕事人間関係ますます行き詰まり、どこにも居場所がないまま犯罪と失敗を繰り返すしかないという現実が目の前にあったからだ。

彼のマッチング相手ミサキという女性だった。

彼女もまた、家庭崩壊経済的困窮の中で育ち、社会の隅に追いやられた一人であった。

ミサキ最初結婚には興味がなかったが、周囲の空気や、もはや他に選択肢がないという感覚に押され、タケルとの結婚を受け入れることにした。

二人は特別感情もなく、ただ「お互いにこれしかない」と思い込んだまま、形式的結婚を進めた。

社会に溢れる「形式的家族

この新たなマッチング制度のもとタケルとミサキのような家庭は次々と作られていった。

しか実質的支援愛情が欠如しているままのこの結婚制度はかつてのカズキたちの時代と同様に、愛情共感のある家族関係を築くことがほとんどなかった。

結婚することで「何かが変わる」という期待は、早々に裏切られる

社会には形式的結婚した夫婦が増え続け表面的には家族という形が保たれているが、その裏には感情的な空白が広がっていた。

貧困孤立の中で結婚を強いられた若者たち経済的にも感情的にも余裕がなく、ただ日々の生活をやり過ごすだけだった。

愛情や信頼を築く時間はなく育った環境そのままに、次世代にも同じ無感情絶望が受け継がれていく。

子どもたちの犯罪スレスレ生活

タケルとミサキの間にもやがて子どもが生まれた。しかし、この子どもたちが育つ環境さら悪化していた。

タケルもミサキ仕事を見つけることはできず収入が少なくなる一方で、家族を支えることができない状況が続いていた。

子どもたちは物心がつく前から経済的困難にさらされ、親から愛情支援ほとんど受けることなく育っていった。

彼らが成長すると、学校にも通わなくなり、友達も作れず、社会との接点を失ったまま犯罪スレスレ生活突入していった。

盗みや詐欺闇市場での売買などに手を染めるが、時代さらに厳しくすべてがうまくいくわけではなかった。

成功を期待して計画した犯罪がことごとく失敗し、追いつめられる彼ら。社会底辺にいる多くの若者が同じ状況にあり、競争は激化し、成功ますます遠のいていった。

社会に溢れる絶望

タケルとミサキの子どもたちのような人々が社会に溢れ、街には犯罪と失敗が日常の一部となっていた。

犯罪すらうまくいか無力感絶望感が蔓延している。この社会では、形式的結婚によって新たな世代が生まれるたびに、さらに深刻な問題が積み重なり、底辺の層は広がる一方だった。

人々は次第に「結婚さえすれば未来が変わる」という幻想を捨て、ただ生き延びるために無感情日常を繰り返すだけの存在となりつつあった。

家族という形があるにもかかわらず、誰もが孤独で、社会全体が崩壊の一歩手前にあるような不安定な状況が続いていた。

この未来社会は、犯罪と失敗で溢れるだけでなく、希望のない結婚生活と無感情人間関係が続き、次世代にわたって繰り返される運命にあった。

スラムに響く「マッチングによる結婚」の喧伝

スラムは、かつて活気に満ちた都市一角朽ち果て放置された区域だった。

ボロボロアパートが密集し街のあちこちゴミが風に舞い、人々は疲れ果てた顔をして道端に座り込んでいた。

タケルとミサキの子どもたちのような若者や、その親たちが溢れかえるこの街には、希望などかけらもない。

犯罪に手を染めるも失敗し日々の生活に追われる人々の間では、もう将来への期待を語る者はほとんどいなかった。

仕事もなく、金もなく、社会の中での居場所もない。彼らはただ、目の前の苦しみを紛らわせるために酒を飲み時には薬物に頼り、現実から逃避しようとするがその努力すら無駄に終わることが多かった。

そんな絶望の中、街角の大きなスクリーンが再び輝きだす。

政府広告が流れ、きれいなスーツを着たアナウンサー笑顔で語りかける。

未来をつかみましょう。マッチングによる結婚が、あなたに新たな道を開くかもしれません。お互いを支え合い、明日をともに作るパートナーを見つけましょう。」

明るい音楽が背景に流れ、完璧家族笑顔スクリーンに映し出されている。

この喧伝は、スラム街の人々にとって既に耳慣れたものだった。何度も聞かされ、何度も信じては裏切られた言葉

マッチングによる結婚」という響きは、もはや希望ではなく、虚無感を伴ったものしかない。

彼らの多くがその制度に従い、形式的結婚をしてきたが、待っていたのはさらなる絶望貧困だった。

若者たち視線スクリーンに向けられるが、そこにはかつてのような期待はない。

結婚によって何も変わらなかった過去が、彼らの心に刻まれている。

タケルの子どもたちのように、犯罪すら成功しない無力感に押しつぶされている人々にとって、この広告はただの幻想しかなかった。

それでも、別の選択肢存在しないという現実が、彼らを再びその「希望」に誘い込む。

結婚すれば、少しは楽になるんだろうか…」誰かがぼそっとつぶやいた。

しかし、その声には信じる気持ちは感じられない。ただ、何も変わらない日常をどうにかするために、また同じ道を歩むしかないという諦めだけがそこにあった。

スラム街は暗く沈み、スクリーンの光だけがその一角を照らしている。

絶望の中にいる人々の顔には何の表情もなく、彼らはただ同じ日々を繰り返しながら、そのまま虚無の未来に流れ込んでいく。

マッチングによる結婚という虚像が再び喧伝され続けるこの世界で、救いの光はどこにも見つからなかった。

弱者男性弱者女性マッチングして6年が経った

失われた時間

夜9時、カズキが眠りについた後、家の中には静寂が訪れた。

しかし、その静けさの中で、リビングにはスマホの画面をタップする音が断続的に響いている。

夫はソファに横たわり、スマホ操作している。妻もまた、ダイニングテーブル椅子に座り、同じようにスマホ凝視していた。

彼女視線は画面の中のSNSに釘付けだ。友人たちの投稿コメント、次々と流れる他人生活に触れ、時間を忘れてスクロールし続ける。

そこで彼女現実の不満や孤独一時的に忘れられるのだ。

母親として、妻としての役割を一旦棚に上げ、ただ画面の中で過ぎ去る時間に身を任せる。育児という責任はすでに頭の片隅に追いやられ、彼女虚構世界に浸る。

カズキが泣き声をあげても、彼女は反応が鈍い。夜中に子どもが寝室からさな足音を立ててやってきたときも、彼女スマホの画面から目を離さない。

父親は、ちらりと子どもを見ただけで、何も言わずにまた画面に目を戻す。結局、カズキは二人の間に挟まれ、静かにソファに座って彼らの顔を見上げたが、誰も何も声をかけることはなかった。

家族としての絆はもはや形骸化しており、親子の間には実際の対話交流ほとんど存在しない。

ただ、スマホの明かりに照らされる無言の時間が過ぎていく。それはまるで、彼らが現実から逃げるために自ら作り出した、無感情牢獄のようだった。

弱者マッチングの始まり

数年前、彼らが「マッチング」された日のことを思い出す。

政府主導の新たな社会政策が大々的に発表された時、孤立し、結婚を諦めていた弱者男性と女性が、一度に大量にマッチングされ、結婚を促進されるというプログラムだった。

そこには理想未来が描かれ、少子化対策経済的な安定・社会全体の調和を目指すという美辞麗句が並べられていた。

彼女はその時、仕事に追われ、将来の見通しに不安を抱いていた。

孤独生活の中で、社会の期待や周囲からの無言のプレッシャーに押されるようにして、参加を決めた。

彼もまた、社会的に疎外され、職場での孤立感に耐えきれず、希望が薄れていく中でこのプログラムに乗り込んだ。

彼らが最初出会ったのは、淡々としたマッチングイベントの会場だった。まるで品定めされるように、テーブル越しに数分間だけの会話を交わした。

しかし、そこでのやり取りは極めて表面的なものだった。互いに特別な印象を持つこともなく、ただ社会的な期待に応えるための形式的時間が流れた。

彼女は彼に対して特別な魅力を感じることはなかったが、経済的な安定や社会的な孤立を避けるためには「結婚」が必要だという思いに駆られていた。

彼も同様に自分未来に対する不安孤立から、この結婚が何かの救いになるかもしれないと考えていた。

結婚という名の契約

彼らの結婚は、愛情感情的なつながりを伴わないまま始まった。

結婚式は小規模なものだったが、それでも形式的に行われ、家族や親しい友人たちが集まった。

笑顔を作り、記念写真を撮り、社会的には「成功」と見なされた。しかし、二人の間にはほとんど会話がなく、結婚という大きな決断に対する感情曖昧なままだった。

彼らは新婚生活を始めたもの感情的な絆は深まることなく、時間が経つごとにお互いの存在が重荷になっていった。

子どもが生まれることで何かが変わるかもしれないという淡い期待もあったが、実際には彼らの関係さらに複雑にするだけだった。

子どもは彼らの生活に新たな責任をもたらしたもののその責任を共有する意識希薄だった。

互いに育児負担押し付け合い、疲れ切った日々の中で、二人とも現実逃避にスマホ世界に没頭するようになっていった。

崩れかけた家族

こうして、建前だけで作られた家族の絆は、日に日に薄れていった。

子どもが何を感じているのか、何を求めているのかに対して、二人は気づこうとしない。

育児という責任あくまで「社会的な役割」であり、愛情を注ぐことはなく、ただ義務感だけが残っていた。

カズキは、そんな家庭の中で日々を過ごしながら、両親の愛情を感じることなく成長していく。

無言の時間と無関心の中で、彼の心の中に小さな孤独の種が静かに芽吹いていた。

孤独クラスルーム

カズキは5歳になり、ついに小さなランドセルを背負って学校に通い始めた。

彼が通う学校は、政府弱者マッチング政策によって生まれ子どもたちが集まる場所でもあった。

同じように、家庭の中で愛情や関心を受けることなく育った子どもたちが大勢まり学校教室には独特の空気が漂っていた。

教室一見すると普通小学校と変わらない。先生が黒板に向かい子どもたちは机に座り、ランドセルを下ろして教科書を開く。

しかし、そこにあるのは静かな孤独空気だった。クラスメートの多くは、家庭での愛情ケアを十分に受けておらず、どこか無感情で無表情。誰も他人積極的に話すことはなく、ただ時間が過ぎるのを待っているような雰囲気が漂っている。

カズキもまた、その一人だった。教室の隅に座り、他の子どもたちとあまり目を合わせることなく、無表情で机に向かっている。

先生が何かを質問しても彼はただ小さくうなずくか、返事をすることな視線を落とすだけだった。彼にとって学校もまた家と同じように、感情のない無機質な場所になっていた。

クラスの子どもたち

クラスメートたちも同様に、家庭での愛情を知らず、感情を抑圧されたまま育った子どもたちだった。

友達同士の会話はほとんどなく、遊び時間ですら誰かが楽しそうに笑うことはほとんどない。まるで、大勢の子どもたちがそれぞれの小さな殻に閉じこもっているかのようだ。

授業中、カズキ先生の話をぼんやりと聞いているが、心の中では何かが欠けていることを感じていた。

家では両親から十分な会話や接触を受けていないため、彼にとって他人との交流信頼関係の築き方がわからない。クラスメートもまた、同じように孤独存在であり、互いに心を開くことができないため、自然と静寂が教室支配していた。

休みになっても、誰かと遊ぼうとする子は少ない。カズキは、ランドセルの中に入っているお弁当を一人で静かに食べる。誰も彼に話しかけず、彼もまた、誰かに声をかけることはない。彼の周りでは、他の子どもたちも同じように無言で食事をしている。カズキはその無表情な顔のまま、スプーン一口ずつ弁当を口に運んでいく。

カズキの心の中

家でも学校でも、カズキ孤独を感じているが、それを言葉にすることはできない。

彼の心の中には常に空虚さがあり、何かが足りないという感覚が消えることはない。しかし、彼にはその感情表現する手段がなく、ただそれを胸の奥に押し込めるだけだ。

学校友達を作る方法も知らず家では両親と感情的なつながりがないまま育ったカズキにとって、周囲の世界はどこか冷たく、無意味に感じられることが多い。

クラスメートも同様に自分たちの孤独を抱えており、互いに心を開くことができない。

それは、家庭の中での愛情不足が原因となり、感情表現信頼関係の築き方を学べなかった子どもたちに共通する問題だった。

放課後になると、カズキランドセルを背負って黙って帰り道を歩く。

家に帰っても両親との交流は期待できず、ただまた同じ日々が繰り返されるだけだ。

彼の頭の中には、誰とも交わらない日々が続き、心の中にある小さな孤独の種が、静かに大きく育っていくのだった。

カズキ学校では彼のような子どもたちが多数を占めているため、クラス全体がどこか感情のない機械的集団のように見える。

彼らは互いに関心を持つことなく、先生が指示するままに動き、誰も積極的自分意思表現しようとはしない。

孤独感や無力感が漂う教室では、笑顔や楽しさ、友情といった感情希薄で、日常淡々と過ぎ去る。

成長したカズキ未来

カズキは15歳になり中学卒業して高校に進学するか、あるいは早々に働きに出るかという選択を迫られる年齢に差し掛かっていた。

しかし彼の中には将来に対する明確なビジョン目標ほとんどなく、家族との感情的な疎遠さや学校での無感情な日々が彼の意欲をすっかり失わせていた。

家庭環境も依然として冷え切ったままで、両親から進路についてのアドバイスや励ましがあるわけでもない。

父親は今も不定期な仕事を続け、母親も相変わらずパート仕事を掛け持ちしている。

彼らの生活経済的に安定しておらず毎月ギリギリ生活費でやりくりしている。

家族全体が経済的な困難に直面していることは、カズキにとっても避けられない現実だった。

働くことへの不安

カズキ学校での成績も特に優秀ではなく、勉強に対する興味を持つこともなかった。

周囲の同級生たちも同じように、家庭や社会からサポートほとんど受けることなく育ってきたため、将来について真剣に考える者は少なかった。

クラスほとんどの生徒は、進学よりも早く働いて家計を助けることを選ぶか、非正規仕事に流れていくのが現実だった。

カズキもその例外ではなく社会に出ることに対する不安と無関心が入り混じった状態だった。

彼の家族は彼がすぐに働きに出ることを期待していたが、それは経済的理由からであって、カズキの将来を心配してのことではなかった。

両親は息子がどのような仕事に就くかに関心を示すことはなく、ただ「家計の足しになるならそれで良い」という態度だった。

カズキ自身も、将来の夢や目標がないまま、やがては自分も両親と同じように、不安定な職に就いて日々をやり過ごす未来ぼんやりと受け入れていた。彼の心には「どうせ自分は何も変えられない」という諦めの感情が根強く存在していた。

経済的問題現実

成長したカズキ社会に出たとき、彼が直面する最も大きな問題は、まさに経済的不安定さだった。

彼は学校卒業してすぐに安定した職に就くことができず、非正規雇用やアルバイト転々とする生活が始まった。

日本全体では弱者男性や女性社会の周縁に押しやられ、正規雇用に就くことが難しい状況が続いており、カズキもその波に飲み込まれていた。

カズキ収入は低く生活費を賄うのがやっとで、将来的な貯蓄や投資などは夢のまた夢だった。

家賃光熱費、食費、そして時には両親から経済的支援を求められることもあり、彼の手元にはほとんど何も残らない。

彼の労働は、社会必要とされるが正当に報われることのない単純作業が多く、心身の疲労が募る一方だった。

また、カズキ家族から社会からも十分なサポートを受けることなく育ったため、将来に対する不安経済的問題対処する力を持っていなかった。

彼は、経済的問題だけでなく、感情的な孤独自己肯定感の欠如にも苦しみ続け、ストレスが重なっていく。

社会との断絶と孤立

カズキが直面するもう一つの大きな問題は、社会との断絶感だった。

彼は家庭でも学校でも十分な愛情支援を受けられなかったため、人間関係の構築やコミュニケーションに対して強い抵抗感を抱いていた。

仕事でも職場人間関係にうまく溶け込めず、孤立したまま日々を過ごしていた。

こうした孤立感はカズキにとって大きなストレスとなり、結果として職場でのモチベーションパフォーマンスにも悪影響を及ぼしていた。

彼は仕事に対する満足感を得られず、ただ生きるために働くという消極的姿勢に陥っていた。

彼のような若者たち社会全体に増え続けており、同じように家庭環境経済的な困難、そして社会的なサポート不足に苦しんでいる。

多くの人々が非正規雇用に追いやられ、低賃金で働くことを余儀なくされ、将来に希望を見出すことができないまま、現実と戦い続けている。

カズキの早期結婚――無感情未来

カズキは、社会との断絶感に押しつぶされながらも、弱者男性と弱者女性マッチング政策によって20代前半でユウコという女性結婚した。

両者とも愛情幸福を求めることなく、ただ社会の仕組みに従い自分たちの未来に対して諦めを抱いていた。

彼らの結婚生活形式的感情的なつながりは希薄で、ただ「結婚している」という事実けが彼らを繋ぎ止めていた。

ユウコカズキと同様に愛情のない家庭で育ち、社会との接点をほとんど持たない女性だった。

彼女もまた孤独を抱えたまま仕事に就き、カズキとともに経済的不安を分かち合うことなくただそれぞれが生きるために必死で働いていた。

カズキ低賃金非正規雇用に押し込まれユウコもまたパートタイムの仕事を掛け持ちする日々。二人の間に交わされる会話は少なく、家の中には沈黙が漂っていた。

カズキの子ども――犯罪の縁で生きる

カズキユウコの間に早くも子どもが生まれ、彼らはその子を「タケル」と名付けた。

しかカズキ自身経験した孤立経済的困難は、さらに厳しい形でタケルに受け継がれることになった。

タケルは幼少期から十分な食事も満足な環境も与えられずに育った。

家には物が溢れ乱雑なままで整理されることはなく、学校では友達を作ることもできなかった。

カズキユウコはどちらも仕事に追われタケルの世話をする時間がなく、彼は放任されるように育っていった。

タケルが中学卒業する頃にはすでに家庭での居場所を見失い、社会からも完全に疎外された存在となっていた。

彼は学校卒業しても就職先が見つからず、社会の隅に追いやられるようにして犯罪スレスレ生活に足を踏み入れていた。

タケルのような若者はこの時代には増え続けており、彼らは生き延びるために小さな詐欺や盗み闇市場での売買に手を染めていたが、それらすらもうまくいかないことが多かった。

犯罪の失敗と絶望

タケルは盗みや詐欺を何度か試みたが、成功することはほとんどなかった。

彼が属する社会底辺は同じような境遇の人々で溢れており、競争は激化していた。

彼が盗もうとした小さな金品はすでに別の誰かに奪われていたり、詐欺を試みる相手もまた騙され慣れていたりするためうまくいかず、むしろ危険さらされることの方が多かった。

ある日、タケルは仲間とともにコンビニ強盗計画したが、あっけなく警察に察知され失敗に終わる。

彼の仲間の一人は逮捕されタケル自身はかろうじて逃れたものの、失敗の連続で心身ともに疲れ果てていた。

彼は犯罪ですら成功しない自分の無力さに絶望し、社会の中で何の価値も持たない存在だと感じていた。

社会に溢れる「タケルたち」

タケルのような若者は、もはや社会の一部を構成する主要な層となっていた。

経済的な困難や家庭崩壊教育の欠如がもたらす無気力若者たち犯罪に手を染め、失敗を重ねながらもその場しのぎで生き延びていた。

街には、そうした「タケルたち」が溢れ、どこに行っても犯罪が起こりそうな張り詰めた空気が漂っているが、実際には成功する犯罪すら少ない。

仕事の機会は減り、低賃金非正規雇用や闇市場での労働を強いられる若者たち

犯罪に走るがすべてがうまくいかず、どんどん貧困の深みにはまり込んでいく。彼らは家庭でも社会でも愛情を受けることなく、常に孤独無力感に苛まれながら、社会底辺で苦しみ続けていた。

タケルはその典型的な一人であり彼もまた未来希望を持てず、犯罪の失敗と絶望の中で、ただ何とかその日を生き延びるだけの生活を続ける。

カズキが直面した孤立感や経済的困難は、さら悪化し、次世代にわたって連鎖的に続いていた。

弱者男性・弱者女性マッチングの再導入

タケルが20代に入った頃、彼が育った社会には新たな「弱者男性・弱者女性マッチング」の仕組みが再び広まっていた。

この制度は表面的には自由意志による選択として進められていたが、実際には経済的不安社会的な孤立に直面する多くの若者にとって、結婚を通じて「安定」を得る以外の選択肢がほとんど残されていなかった。

政府はこのマッチングを「未来への一歩」「パートナーと共に新たな人生を切り開くためのチャンス」として宣伝し、若者たち積極的に参加を促した。

制度のもの強制ではなく形式的には自由参加であったが、現実的には低賃金非正規雇用や Permalink | 記事への反応(1) | 01:21

2024-09-19

anond:20240919090501

Javaって自分ちょっと他人に自慢できる実績あったりなかったりするけど、分かりやすいぞ

東大五十嵐先生とか、筑波三谷先生とか、なんでもJavaで書いてたりしてたけど、Pythonなんぞよりよっぽど分かりやす

Javaというか、FlashActionScriptみたいな範囲で使ってる分には分かりやすいよ

あと、マインクラフトの作者のnotch氏もなんでもJavaで書く、凄い速度でJavaゲーム書く人だよ

そもそもJavaセットトップボックスとか小さい機器で動かすための小さな言語で、名前も元々はオーク?樫の木?だったかで、

現在立ち位置としてはLuaとかそういう言語を想定して開発したと思う

作者のゴスリングさんとかはそういう想定だったんだろうけど、JavaAppletとしてNetscapeブラウザ内に実装したり、

そのNetscape勝手Java名称拝借したJavaScriptなんて別物を勝手実装したりして、

そこからIBMがしゃしゃり出てきて、Javaで巨大な業務アプリもできるよね?みたいな話になって、話が壮大になっていった気がする

あと、EclipseSun Microsystemsを〇す、という意図命名されたりもしたけど、巨大だよねEclipseコード

デザインパターンを信奉して重視しすぎた設計とかこの辺の時期だろうと思う

Javaのコアな部分は本当に素直な言語だよ、素直な子だったんだよ

それを周りのスーツを着ているやつらがおかしくしやがったんだ

本当は素直で優しい良い子だったんだよ…😟

2024-09-16

不審でなく撮り鉄に撮られないような服の柄って何だろう

スーツアロハシャツ効果ないだろう

冷戦期の過激政治家プリントも駄目

タトゥー無意味

裸は論外

2024-09-15

令和の都会の暴走族

なんか2年前くらいからやけに夜中うるさく走るバイク集団がいるなと思ってたら最近は毎晩どころか昼間も走ってるし人数も増えているみたい

ここは北関東か?と思うが、そうではない人口ほぼ200万政令指定都市平和住宅街なんだよな

どうしてこうなった

もちろん我が自治体は実質都会などではない田舎であるが、しかしこんなことでそれを証明しなくてもいいだろ

警察署の前も昭和ポップスで回る盆踊りみたいなリズムつけて何回も通り過ぎてるんだけど、おさまるどころかエスカレートしてる

もしかして誰も通報したり苦情を言ったりしてないだけなのかな

くそうるせー、今も走ってる

昨日の昼間初めてその人らとおぼしき姿を見たが、シートの後ろ側をシャチホコみたいに伸ばした改造しててびっくりした

令和にもいるんやな

北関東か?いうか北関東ももうこんな人らいないんじゃないの?

爆音集団タンデムしてエンジンを鳴らしながら走り去って行ったのでまああの人らやろな…とわかった

そのうちの一人はめちゃくちゃ近所に住んでるのが最近わかって、休日どころか平日も1時間半に一回アパートガレージに休憩?に戻ってくるんだけど、どうやら街中の周回コースを決めて何回も何回もぐるぐる回ってるみたい

ガレージにとめてる間もエンジンリズムつけて吹かしてるんだよ、やめてほしい

あれは音を聞くのが楽しいわけ?それとも暴走行為に伴う爆音他人に聞かせて威圧や威嚇が成立してると思い込むことによる愉悦を味わってるわけ?両方か?

そもそもなにしてる人らなんだろう

音には慣れてしまったものの他の街でやるか捕まるか自損事故に遭っていずれ解散してくれと思って家で仕事している

近くにもう一人70年代スタイルが好きなのかな?という感じのバイクライダースーツもすごくクラシックなレーサースタイルバイカーがいるんだけど、その人のバイクはでかくてもすごく静かだ

たまに朝挨拶するが、本人も至って穏やかな紳士である

その人は休みの日に人のいない郊外や山奥に走りに行くんだって

終われば街中には静かに戻ってくるだけ

こういう人とか、安藤なつさんのハーレーみたいなのには嫌悪感ないしむしろかっこいいなと思うのにね

行為に対する主眼の違いか

両者は同じライダーでも目的趣味も違っていて相容れなさそう

あの人もきっと夜中の暴走行為に気づいてると思うけど、どう思ってるんだろうな

マナーのいい喫煙者歩きタバコポイ捨て者を憎むみたいな同族嫌悪事象ってあるのかな

暴走してる人らもぱっと見は普通で、どう見ても25才は超えてそうなんだけどしかあん珍妙暴走行為をしていて、それが令和のいま初めて現れるなんてなんだかもう不思議すぎる

本当にこの辺も治安悪くなったよな

Lex Fridmanがスーツ姿に自虐するたびに、俺がブログスーツ族が嫌いって言ってしまたことを思い出す

2024-09-14

anond:20240914225924

そもそも広告代理店スーツ組の食い物にされてなにか問題があるの?

実際経済や世の中を動かしてるのはお前みたいなやつじゃなくてお前が見下してる広告代理店スーツ組だよね

anond:20240912113120

広告代理店スーツ組の食い物にされてるなーとは思うけど、日清食品がどうなろうと別に俺には関係ないなと思っている。

まじめに良い製品を作ってきた会社が、目先のウケ狙いしか頭にないスーツ組にレイプされて捨てられる、世界中でよく見られる光景ひとつだよ。

anond:20240914091056

こう長文になってしまたこと、それでも吐き出しきれないことからすると、SEX幻想など捨てろと言う俺も、いまだになにか引きずってるのかもしれない。

ブコメ通過儀礼というのがあった。

かに、脱童貞成人式みたいなものかもしれない。今思い出すと、成人式の当日のことはほとんど全く覚えてない。町長挨拶も、町長が誰だったかも。

成人式の準備のことばかり憶えてる。

成人式で昔の友人たちと再会するために、ダイエットした。大学入学ときスーツが既にブカブカになっていて、二着目のスーツを買った。一度しか着なかった大学入学の時のスーツ可哀想に思った。でもそれだけ。スーツデザインも、どんなシャツネクタイを着たかも憶えていない。

たぶん、脱童貞もそれみたいなものなんだと思う。意味があると思えば、その時の自分には意味がある。

でも、本当の価値は、その後どれだけ憶えていられるかで決まる。あんなに思い悩んだのに、もう忘却の彼方だ。

入学式も卒業式文化祭成人式結婚式経験しなくたってなんのことはない。なのに、出られなかったことをいつまでも思い悩む。

ある女性は、貧乏な家庭環境を恨んでいて、みんなが成人式の準備で忙しい早朝、仕事に出てたことが惨めだったと吐露した。旦那さんが結婚式をしてくれなかったことも恨んでいた。生活費の大半が前妻の子養育費に取られるのも不満をこぼしていた。他にも、父親のこと、母親のこと、兄のこと、妹のこと、色んな話を吐露した。

俺たちの心は、人生の色んなタイミングで穴をあけられる。穴を埋めようとする想いは生きる原動力でもある。趣味に没頭したり、恋愛したり、全ては心の穴を埋めるためだったりする。でも、なにをしても穴は埋まらないんだ。穴の形がわからないまま、適当なモノを差し込んでと、穴が埋まるどころか穴は広がるばかりだ。

なにを間違えたのか、彼女素人童貞だった俺で心の穴を埋めようとした。ちんこを突っ込んで埋まるのはまんこだけだ。俺は、金目当てなんかじゃなくありのままの俺を愛してもらえた思って舞い上がった。あるとき、二人が冷静に戻り、関係は解消された。結果的に、バレずに本当によかったと思う。

童貞を悩んだ時、一度でも愛されれば、生まれ変われると思ってた。そんなことはなかった。前エントリーでも書いたとおり、愛なんて幻想からだ。

童貞コンプレックス素人童貞になっても解消されないし、素人童貞を捨てても解消されない。学歴コンプレックスも、貧乏コンプレックス田舎コンプレックス運動音痴コンプレックスも体型コンプレックスもだ。人生のうまくいかないことを、そのせいにして苦しんでるだけでしかない。

ヒトの欲に限りがなく、嫉妬にも限りがないので、どこまでいっても終わりはない。あの頃馬鹿にした連中を見返して終われるほど、人は賢くない。タワマンに住んでも低層階であることに苦しむ。ついには発狂して虎になって、溶けてバターになるまで木の周りを回り続ける。

こと、童貞に関しては、早い時期にソープに行けばなんとかなる。

なので、前エントリー結論は同じだ。

ソープにいけ。

ヒトは優しくされると、他人にも優しくなれる。優しくされてくればいい。

スーツ普段着にする

どこでもスーツで行ける様にしようって10年くらい前からずっと思ってるけど今だに実行してないな。俺にとっちゃスーツなんてどうでも良いんだろうな。

2024-09-11

AIを使って1000年後のオリンピック採用種目を予想させてみた

1. ホログラムアリーナバトル

2. 無重力体操

3. クローン競技

4. ナノロボットレース

5. バイオエンハンス競技

6. 仮想現実VRトライアスロン

7. 太陽系レース

8. DNAマニピュレーション競技

9. AIアシスト競技

10. テレポートチェイス

前にいた会社はややセクシーなグッズ(アダルトアイテムというほどではない)を販売しており、販促の際にpan piano路線の脱ぎっぷりのいいyoutuberや、そしてAV女優を起用することがあった

さな会社なので、謝礼は高校生ももっといい小遣いもらってる子がいそうなささやかものだった

売れっ子は見向きもしないので、あまりフォロワーがおらず売れてもいないような人に声をかけていた

あるAV女優は開発進捗をつぶやくたびに「またお呼ばれしたいです」と毎回DMを送ってきた

うちの仕事をしても実入りはささやかだし、爆発的に注目されるわけでもなく、そんなに熱心な人は他にいなかった

比較的注目を集められる傾向にあるため看板娘のようになっている人も複数いたが、ある人はまあ、普通だった

でも熱心なので、看板娘たちと同じぐらいの頻度で使うようになった

他の人とは事務所を介していたが、ある人は事務所を通すのは最初だけでその後は個人で連絡を取ってきた

いつしかDMではなく個人LINEで連絡を取り合うようになった

頻繁に二人だけで飲みに行った

ある人はwikipediaを見るとそんなに仕事がないのだが、本当は毎月もっと何本も出ているという

でも表に出せない内容で、逮捕されるかもしれないと怯えながら撮影しているのにギャラの中抜きが酷い

抗議をしても、なら出るところに出ればいい、お前は捕まって本名も出るぞと事務所に脅されているという

本当は嫌だが中抜きされた上でも少しでもお金がほしいからその仕事をやり続けている

個人で取ってきた仕事なら全額もらえるのであちこち個人営業しているという

はじめて飲みに行った日にそう話され途中から泣かれ、本当にそんな世界があるんだと衝撃を受け、可哀想なのでおごった

でも毎回のようにその話をしてきて、細部がちょっとずつ違う

ある人はぽっちゃりしてて、その上で更に過食嘔吐とかしてるんじゃというぐらい大量に食べる

おごってほしくて嘘をついていて、wikipedia通りの仕事量と疑ったが真実はわからない

ある人はどんどん馴れ馴れしくなり、座敷席で隣に座って腕を絡めておっぱいを押し当て半ば抱きついてきながら滔々と愚痴をよく語った

この距離感ならいけるのではないかおっぱいを掴んだ時、ある人は絶叫して立ち上がって逃げようとして壁をぶちやぶった

半個室で、入口が半分壁で区切られているのだが、ちゃんとした壁ではなくパネルをはめこんだものだったらしい

それをぶちやぶって通路へ倒れ込だ

ある人は大声で泣き叫び、他の客が集まってきた

胸をいきなり触られた、仕事の付き合いなだけなのに、とある人は周囲に泣きじゃくりながら説明した

通報されて逮捕された

手錠はかけられなかったが

警察署へ行った後でもう一度現場に戻され写真撮影された後に更に警察署に行った

5時間ぐらいかかった

別室にいたある人は、警察沙汰にするつもりはなかった大事にしたくないと言ってくれたそうで、釈放された

でも一人で帰路につくことは許されず、職場の人か家の人を呼ぶよう言われた

母が迎えに来た

普段は着ないスーツ姿をわざわざ選んで、警察官に深々と頭を下げていた

女性を襲おうとして捕まったと母は知らされており、人生の中で上位に来るいたたまれない時間だった

本当にさわったことは伏せて、接待していたら酔ったある人がふらついたので支えようとしたら誤解されたと説明した

母は信じてくれ、異性とふたりきりで飲みに行くのは危険あなたにも落ち度があると言った

本当に二人で飲みに行っただけで冤罪をかけられた場合、それを落ち度と言うのは冤罪擁護のようでもやもやした

ある人は「この前はごめんなさいね」で済ませて以前と同じように連絡してきた

平然とした態度が怖かったが、しばらくはこちらも平然としているように振る舞った

しばらくして仕様が変わったと偽り後輩にある人の相手押し付け

後輩は事務所を通してでしかある人に連絡を取らなかった

単に薄給なので転職した後も、たまにある人のSNSを見ていた

ある人を見ると性的な意味でなく少しイラッとして、恥ずかしさがあり、黒歴史ノートを見ているような感覚だった

元の会社が潰れるまで、ある人は起用され続けていた

それから特に理由もなく見なくなって数年経過したが(面白い話をする人ではなかった)、しばらく前にふと思い出して見に行ったらSNSが全て消えていた

wikipediaによれば特に引退発表などなかったようだが、出演作の更新が止まっていた

いい人見つけて結婚でもしたんだろうか

情報がなく、AVbotが同じ無料サンプル動画をたまに貼っているのが引っかかるだけ

2024-09-09

anond:20240908202740

うわーーーすごい親近感!!

自分は女だけどベルト一本しか持ってない。花の形の穴があいているデザインのやつ。20代とき実家にあった誰のかわからないベルトを引っ越し先に持っていって35歳になってもジーンズをはくときに愛用している。

スーツ着るときもあったけどスーツ着用時にベルトをつけることがなかった

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