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2020-09-22

休み最終日の心構え

土日休みでも平日休みでもそうだが、

休み最終日に「明日から仕事かぁ」と思ってしまうと、その日1日が憂鬱になってしまう。

なんなら仕事の準備とかしながら過ごしてしまう。「準備」で「休み」が終わってしまうのである

だが、ちょっと待ってほしい。

明日がなんであれ、今日は、今この瞬間は、休みなのである

自分のための休みなのである

憂鬱に過ごすよりも、今日1日めいっぱい好きなことやって過ごそうじゃないか

今日の夜寝るまで、とことん遊びつくそうじゃないか

だらだら過ごそうが、あちこち出掛けようが、何だっていい。

仕事のことは、明日起きてから気持ちを切り替えればいい。

この休み前まで頑張った自分に、最後最後までご褒美をたくさんあげようじゃないか




こう考えるようになって、休日を今まで以上に楽しめるようになった。

社会人になって十数年。最近になって気付いたこである

これまでずっと、休み最終日1日を損してきたような気持ちになった。今までの休みを返してほしい。

2020-09-10

両親の話

しょうもない話です。長いかもしれない。

 

 

私は両親が死ぬ日を待っている。

 

 

母は若くして私を産んだ。

そして弟、妹と次々産み、三人きょうだいをほぼワンオペで育ててくれた。

専業主婦だった。

父も若く、五人家族一馬力で回していたので経済面はいつもカツカツだったときいている。

(幼い頃、母が「お金がないお金がない」といつもイライラしていた。)

 

父はギャンブル浮気こそしないものの、酒タバコを嗜みとにかくお金ルーズな人だった。

そして短気で、暴力的で、一度怒り始めると手がつけられない大男だった。

そのくせ怒りが鎮まると「俺は家族を愛している」というのだ。

 

そんな男と結婚した母は管理的で、人を貶すことに長けていた。

よく「褒めると調子のるから褒めないよ」と言われていた。かけっこで一等賞になった日も、めいっぱいおしゃれした日も、受験合格した日も母が私を認めることはなかった。

ヒステリックで、他人悪口を好み、周囲を見下して生きていた。

 

そして毎日毎日悲劇のヒロインのように「ママはかわいそうなの」と口癖のように言っていた。

些細なことで父に怒鳴られ、殴り蹴られる子供たちに対して「助けてあげたいけど、そしたらママがやられるから。」と悪びれもせずいた。

頭を下げれば受け入れてくれる実家もあった。

必死に働けば出来ないことはなかった。

しかし母が私達を暴力から救いだしてくれることはなかった。

お金がない・パパが嫌いだ・私はかわいそうだと毎日言いながら、抜け出そうとはしなかった。

 

子供達は成長するにつれそんな家のおかしさに気づき距離をおこうとした。

私は高校生になりアルバイトをはじめて自然と帰る時間は遅くなり、家に寄り付かなくなった。

すると厳しい門限を設け、バイト時間制限されるようになった。破れば父は私を殴り、母は私の荷物ゴミ袋に詰めて外に出した。

 

大学生になってからほとんど家に帰らなくなった。奨学金を借りて看護大学に通いながらアルバイトをして、交際相手の家に帰った。

こんなに人生楽しいのかと胸がいっぱいになった。

たまに顔を合わせると母は「お前は逃げる男がいていいよな」と吐き捨てた。

 

 

大学卒業して就職一人暮らしをはじめた。

交際相手との結婚同棲は許されず、勝手を働けば勘当すると強く言われ、父が怖くて逆らうことは出来なかった。

情けない人間だったと思う。

 

ただ働きはじめてからの両親は優しいことしかなくなった。今までの感情の起伏の激しさが嘘のように、引越しを手伝い差し入れをしてくれ、しばらくたつと今までの反対からは考えられないくらいあっさりと結婚も許された。

物理的に距離を置くことはやはり正解だったのだと思う。

 

職場では辛いこともあったが配偶者に恵まれ、何より両親と離れられたことで何物にも変えがたい幸福感を得られた。

ここにいれば怒鳴り声に怯えることも、暴力で苦しむことも、朝無意識に泣きながら目が覚めることもないのだ。

 

結婚して数年経ち、子宝に恵まれた。

私の家族にとっては初孫だったので、両親はとてもとても喜んでくれた。

絶交すれば良いのに、私は両親を完全に拒絶することはできなかった。

恐怖感もあったし、「お前らから離れた私はこんなに幸せになった。何もかも手にいれたんだ。」とわからせてやりたかった。

どうにかして母に私を認めさせたかったのだと思う。

 

腹の底にドロドロした気持ちを抱えながら、一見穏やかな親子になった私たち

父は老いた。孫をみる優しい眼差しに胸がキュッとなった。そんな風に私のことも愛してくれた日があった気がする。

 

母は私に「あんなに殴られて泣き叫んでたのに、普通に話せてるしトラウマになったりしてないんだねー」と笑って言った。

心の中ではきっと私に申し訳ないと、絶対許されないほど恨まれているのではないかと、ちゃんとわかってくれていると思っていたので、これは心にズシンときた。

両親は何も思っていないのだろう。

 

「その方がうまくいくから、そういうふうにしているんだよ」とだけ伝えた。

結局私も若き母と同じなのかもしれない。

  

  

この薄暗い気持ちは両親が死んだら消えると信じている。

2020-09-04

anond:20170218202309

自分は耳から入った情報が全く頭に入らない.

会議もすべて馬耳東風で, 終了直後に「で, 何すればいいんだっけ?」状態になる.

当然アウトプットトンチンカンものになるし, 後から説明されても脳の長期記憶には残らない.

それでもクビにはなっていないから, 医者から見れば「生活に支障がない」レベルなのだろう.

重度のADHDはまともに出社することすら困難だと聞く.

(自分も定刻行動は非常に苦手だが, フレックスという神制度により「遅刻」という概念が消え去った)

日本は幸い無能理由にクビになることは非常に稀で, 労働契約違反していることも(多分)ないので,

自分の目指すところのハードルめいっぱい下げて,

嫌われようと蔑まれようと無能レッテルを貼られようと, 会社に居座ってやると開き直っている.

2020-08-25

エアコンつけっぱなし問題

真夏の換気、エアコンは“つけっぱなし”が正解 ダイキン調査

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2008/24/news135.html

換気無しで12時間つけっぱなし 108円

換気有りで12時間つけっぱなし 157円

換気有りで換気のたびにオンオフ 202円

これってめいっぱいオンオフを繰り返しても、たかだか2倍程度しか電気代が変わらないってことなんだよね。

…ということは、

1日24時間エアコンをつけっぱなしにしてる人が、

エアコンをオンの時間12時間以下に抑えることができたら確実にその方がお得。

昼間12時間エアコンをつけっぱなしにしてる人も、

6時間以上出かけるときエアコンを止めたほうがお得。

ということであってる?

2020-08-15

私が生涯かけて努力して手に入れた資格や経歴、スキル嫉妬してくるジジババ共がめんどくさすぎる

40過ぎてやっと手に入れた結婚?家?知らんがな そんなのあなたの都合でしょ

あんたが20代30代は遊び呆けた挙げ句相手高望みして訪れた婚期がアラフォーだっただけのこと

アラフォーだと子供を授かれるかは運次第だし不妊治療もがんばったのでしょう

高齢出産リスクなんて散々言われてるし少しの障害覚悟してたんだよね?

だって都内のタワマンに住んでるって事あるごとに自慢してたじゃない 何を嫉妬する必要があるの?

あたしは大学卒業した時から結婚意識して付き合う相手も選んできた

あなたが夜遊びや不倫に明け暮れてる間私は勉強して資格をとったの 仕事にも役立ったし、成果も出せた

ついでに投資にも勉強がてらに手を出して資産も増やした

素敵なパートナーとご縁があって、子供も授かったしお庭付きのマイホームもさっさと建てちゃった

それを28のくせに調子乗ってるとか言われても困るのよね

婚活してないくせに、ブスのくせに、なーんて言われてもただの僻みにしか聞こえないw

別に婚活しなくたって趣味のつながりや友人の友人、仕事での出会い...色んなチャンスあるよね

見た目だって仕事から落ち着いた色やビジネスライク服装メイクから地味な色だけどTPOはわきまえてますのよ

あなたみたいな派手なお洋服や高いヒール常識的に考えて痛々しいの。悪目立ちするからってお客様からクレームきたの覚えてないの?

昭和メイクのままで頬肉とおでこが垂れてきているあんたに言われても何も傷つきませんけどw

おっさんもあたしがおばさんみたいにくねくね媚びないからブスブス陰口叩いてるのを聞いてるとね、失笑もんよ

同じ職位のあんたに職場くねくねしてごますりして一体あたしに何のメリットがあるの?上司でも何でもない、ただのお荷物社員にw 

自分で成果が出せないからって、あたしの仕事の成果をここぞとばかりに横取りしようとするのもみんな知ってるよ

かにつけてえらそ~に上から目線もの言ってるけど、色々と間違ってるから恥ずかしいよね めんどくさいからみんな黙って一応聞いてあげてるけど笑

欲望に駆られて何も考えず生きてきたくせに、地道に努力してきた若い人に嫉妬することしかできないの、とってもかわいそうね

そんな若者いじめしてる暇あったらやっと手に入れたご家族愛情いであげたら?もう家庭崩壊してるの?

キラキラしてたインスタがだんだん更新頻度が減って手抜きになってきてるのと関係あるのかな?笑

あんな盛大に結婚式あげて、即離婚なんてきっとプライドが許さなものね うんうん

あーもう仕事邪魔されて超むかつくからめいっぱいあたしの幸せオーラ振りまいてやろっと

嫉妬ほど惨めでみすぼらしいものはないことに早く気づいて~笑

2020-08-08

自立してない30歳(自分のこと)にアドバイスください

社内移動して、下期からわたしの好きな上司のもとで働けることになった、ハッピー!30歳既婚女性です

その人のためにめいっぱい働くぞ!って思ってるんだけど、組織ってすぐ変わるしいつまでも好きな上司の下で働けるわけではない

とすると、何を頑張る根元にしようか、と悩んでいる

まりわたしの働く動機は人に依存しており、自立してないのだ

自分キャリアとかよく分からなくて、どちらかというと頑張ってればなんとかなる派なので戦略的出世する方法を考えるのが苦手(出世したい欲がある)

また、業務内容についてはこの会社でやりたいことをやれている意識もない

と言っても、わたしのやりたいことってなんだっけ?みたいな話にもなる

30歳になってみんなやりたいことやり始めたり、ゴールデンルート出世していってたり、起業していったりの人のことを勝手にそう呼んでる)との格差が広がってる気がする

周りの女性子どもを産み始めてるけどこんな中途半端気持ちで産めない、と毎年歳を重ねていくばかり。

全部中途半端


好きな人とずっと働ける環境になったらこんなこと悩まなくてもいい気がするんだけど、やっぱり自立してないよなあ

わたしは私のやりたいことを見つけて、自立したほうがいいと思うんだよなあ

社会人大人のみなさまアドバイスを、、、ください、、、

どこが悩みかわからないこんがらがった気持ちが続いてて悪夢見るので抜け出したいです

2020-08-04

今年のやることリスト内容の変更、教えて欲しい

コロナの中で年始に考えてたやることリストが(主に外出系)が破綻した

もう残り5ヶ月しかない中でやることリスト路線変更せねば!という気持ちです。

上期の振り返りも兼ねて、今後のやることリスト変更したいと思う

みなさんも残り5ヶ月何する想定か教えて欲しい

私の今年のやることリストに入れたい

今年めいっぱい長期的な遊ぶ予定だったのになあ。


2020年当初決めてた今年やることリストはこれだった↓

長岡花火大会見に行く

 →花火大会開催されない行けない悲しい

・一週間以上の海外旅行をする

 →GW行く予定だったのにコロナキャンセル

 →海外旅行普通にできるようになるのは5年後らしい

 →かなしい

キングダムもう一度読む

 →読んだ

キングヌーライブに行く

 →行けない

副業する

 →したけど失敗した、全部やめた

ペルシャ絨毯マニアになる

 →マニアになるのやめた



改め、2020年残り5ヶ月でやりたいこと

副業起業をもう一度チャレンジ

韓国ドラマトレンド映画見まくる

筋トレを極める

 最寄駅のジム登録しようかな

登山、緑豊かなところへ行く

帰省したい、心から

・手持ち花火する

パン作りとか何か極めようかな

 でも食べたら食べた分だけ太るんだよなー

・新しいスポーツ始めたい

 登山とかゴルフかなあ。ミツをさけたスポーツ教えて

・月に1回多国籍料理つくる

noteはじめる

 →今年やったけど頓挫した

  もう一度チャレンジ

  自分がいま考えてたことを残すことは大事だと気づいた

 


あと、2020年7月までにできたこ

旅行行かなかったお金でこんなことした

コアラマットレス買った。最高

・部屋の中DIYディアウォールつくった(旦那が)最高

・ミツを避けた旅行した、伊香保山梨

ベランダウッドデッキ?敷き詰めた

・花を飾る習慣ができた、素敵

自炊能力高まった

ベランダ菜園充実した

Netflix韓国ドラマ見漁ってる。梨泰院クラス最高

市民プール行きまくってる

 泳ぎながらボーッとできて最高

みんなの今年のやることリスト教えてくださ〜〜い

2020-07-26

絵を描く時間がない、は甘え

アニメ推し回だった 素晴らしかった

TLは推しイラストで溢れてる

私も絵描きだけどもうこの何ヶ月かペンをとれてない

仕事介護で気力体力がない

描きたい場面も描きたいネタもある

でもこうして増田愚痴をかきにくるだけ

本当に描きたいなら時間を作るはずだといいますが 30分だけでも作れるはずとかいます

2〜3時間残業通勤片道1時間介護めいっぱいで、でも社会人ってこんなもんでしょ?

こうして書き込む時間を充てればいいだけなんだけど

どうしてやりたいことなのに逃げるんだろ

たぶん、他の人が絵をあげてるから私も…みたいなプレッシャーを感じちゃってる

ネタはもちろんかぶる

自分が描きたいもの描けばいいだけなんだけど

筆が早くて上手い人がいたらもういいかみたいな気持ちもどっかある

仕事楽しいから続けるけど介護施設入れる介護度とお金がない

みんなどうやって描く時間作ってるの

なんで昨日の今日でこんなにかけるの

2020-07-08

疲れた

何かしたいのに何もしたくない。

アニメ見たい。ガンダム映画見たい。

漫画読みたい。読んでるけど。心躍る漫画を有限な予算めいっぱい買いたい。

吸血鬼すぐ死ぬめっちゃ面白かった。

小説読みたい。活字ゆっくりのんびり読みたい。

温泉宿に行ってアニメ見たり小説読んだり漫画読んだりするだけの時間をたった1人で過ごしたい。

子供可愛い、夫も好き。

でも1人でぼーーーーーーっとしていろいろやる時間が欲しい。

タブレットで本を読んでただけで「勉強家だねえ(イヤミ)」って言ってくる義母とか子供の行動に対して散歩と遊び以外やらないのにドヤる義父とかから離れたい。

仕事好きだけど休みたい。

2020-06-23

分かってる。課題をしなきゃいけないことも授業を観なきゃいけないこともわかってるんだ。ただ久々にここをみて何か書きたくなっちまった。それだけだ。

さっきまで恋人電話をしてた。恋人から家に誘われて、嬉しかったけどなんだか会う気になれなくて、何の予定もないのに指定されたその次の日ならって言ってしまった。謎の1日間の反抗。その次の日にはバイトさよならしなきゃいけないのにね。オンライン授業のせいで生活病み始めていて、そのせいで恋人のことも遠ざけてしま自分がいる。やっぱ健全な心は健全精神に宿るんだよな。最近はなぜかめちゃくちゃ寝てしまう。毎日10時間以上寝ていて尚寝足りない。そう思っていたら、吉本ばなな白河夜船で似たような主人公が出てきた。孤独から眠り続けてしま主人公。これがみんなに当てはまるのなら、コロナ禍の街ではみんな眠り続けていたことだろう。恋人がいても寂しいものは寂しいし、私は恋人との関係だけで生きているわけでは全くなくて、友達とか先輩とか会いたい人はたくさんいる。ただ、大学が閉鎖され住む場所生活リズムもてんでばらばらな今、理由もなく会える人はどうしても限られてきてしまうのだ。世間大分自粛モードが解かれつつあるようだが、オンライン授業が続き一日中ひとりで部屋に籠っている状況では、どうしても自粛という文字が頭から拭えない。誘うことも誘われることも躊躇してしま自分がいるのだ。そうなると、自分アパートから200m先に住む恋人しか勝たん、という事態になってしまう。恋人も似たような状況らしく、この前会ったときも「この1週間で会って話したの○○だけだよ」と言われた。私たち大学春休みが始まってすぐ付き合い始めたから、この関係を知っている共通の知人はいない。デートらしいデートにも行ったことがない。あーあ、めいっぱいおしゃれして水族館デートでもしたいな。歯磨いて寝るか。

2020-06-21

anond:20200604204327

非難する意見が多いみたいだけど、RTも感想も、欲しがるならまず自分がやんなよ、と思ってるので、増田の苛立ちには共感するところがある。

 

これ増田感想来なくてガッカリ、がメインの話じゃないよね。

なんでみんな「同人作家感想がほしい!」「同人活動において感想大事!」って言いながら、自分感想を送らないんだ?って話だよね。

 

感想来なくて心折れた、とか

感想来るととっても嬉しくてやる気でちゃうから頂戴ね!、みたいな

ツイートが頻繁に数千RTされて創作者垢からTLに流れてくるわりに、創作物を発信している人間が頻繁に他人作品RTしたり、感想を送ったりしているかというと、そうは見えない。(もちろんそうしている人もいるけど自分の見ている限りあまり優勢には見えない)

 

ボス」が実際そういう人なのかはわからないので(他人には見えない方法感想を送っているかもしれないし)この個別の件についてはなんとも言えないけど「感想ほしい!」ってよく言っているアカウントが、ちゃん感想を伝えているかっていうとあまりそうは感じない。(繰り返すけどもちろんみんなじゃない。やってる人もいっぱいいる)

TLに流れてくる「感想大事!」をまともに受けて実行してきた人がそれを感じたら、そりゃ「ちぇっ」ってなるのもそうだなと思う。

 

感想を書くことも能力必要な大変なことなんだよ」というのはわかるし、実感もあるけど、だったらなんでみんなそんな「感想ほしい」系のツイートを頻繁にRTしてバズらせてしまうんだ…とも思う。

どこかで「金もからないし一文綴るくらいの感情労働と、それによって発生しうるリスクは、私のやる気のために負ってくれませんかね?」ってなってない?

自分はまぁ、やれる範囲で送るけど、そのそこそこの範囲しか感想も当然来ないよな、と思いながらやってる。

逆に仮にめいっぱい感想が来たとしても、自分の求める感想ばかりが来るとも限らないし

自分で捌ききれなくなりそうなので「感想ほしい」系、「感想はやる気を上下させる」系のツイートは今まで一切RTしていない。

描くこと自体楽しいし、やる気が出た時しかやらないので、それで細く長く続いている。

2020-06-03

いやーよかった

ふるい友人に久々に再開して誕生日プレゼントめいっぱい渡せた。よかった。

2020-06-02

anond:20200602101401

この数年は、安倍政権の脇の甘さから出る疑惑に、ブクマカたちが左派メディアにいいように踊らされる光景が続いている。

モリカケなんかも、すでに明らかになった事実から、かなり多面的再構成可能事件なんだが、そういう報道は本当に少ない(毎日の森友報道は優れていたが、注目を集めなかった)。

左派ブクマカも玉石混合で、その中で本当にクリティカル批判のできるアカウントは少ない。

個人的には、コメントと共にその主張のソースたるリンクを貼る作法もっと定着してほしいと思う。

100字めいっぱい呪詛を吐くより、よほど有意義だよ。

2020-05-26

最近子どもを産んだ。人並みに色々不安なことはあるけれど、絵に描いたような幸せ生活だ。子どもイラッとすることもあるし、疲れたな~と思うこともあるけど、とても可愛い。「尊いなぁ…」と思いながら子育てしている。

で、たまに自分の子もの頃を思い出しては、つまんなかったな~と思う。というか、辛かった。楽しくなったのは比較最近

私はよく死にたいと言っている子どもだった。兄が大っ嫌いで(今も疎遠)よくケンカしてた。父親は手が早くて自分の気に入らないことがあるとすぐ暴力だったし。寝てるところにゴミ箱投げつけられたこともあったな。ケンカの絶えない家だったな~

親になってみてわかるけど、寝てる子どもゴミ箱ふつう投げないよね?私鼻血出してすごい泣いたよ。

もし、わが子が「死にたい」とか「生まれてこなきゃよかった」みたいなこと言ったら、まずは私は産んで良かったと思ってること、妊娠中しんどくてお母さんになるのは早かったのでは?と思ったり、産むのが怖いなーって思ったけど、あなたの顔を見たら可愛い宝物をありがとうって思ったことをめいっぱい説明する。

それからなんで死にたいと思ったのかをゆっくり聞いてみる。学校?友だち?きょうだい?それともなんとなく?

かになんか言われたとかだったら、そんな人の言うことよりパパママを信じてって言う。

あと、今は辛いかもしれないけど、大人になったら楽しくなるよっていう。

うまく言えないけど、全力で子どもを守る。

お嫁にいっちゃう日を想うと、今から胸がギュッと締め付けられるくらいなのに、死んでもう一生会えないとか立ち直れない。

2020-05-11

anond:20200511074716

おう、コロナ下だからといって、とくに交代表があるわけじゃない。とはいえ、10分ぐらいでいいやつは10分で交代してやれ。

逆にしょっちゅうは交代できないから、めいっぱいそこで息抜きしとけ。20分でもいいが、めやすは10分ぐらいだろう。まわりみて、考えろ。

2020-04-26

人間も春は発情期なのかもしれない

とにかくヤりたくて仕方のないときがある。

から晩までそのことしか考えられない。

仕事をしていても電車に乗っていても家にいても、男性下半身のことにしか頭がいかない。

小学校2年生のときだった。

はじめてオーガズムに達し、以来毎日自分でした。

はじめは指だったのがマッサージ機になり、ローターになり、

1日で5回もするときもあった。

中学生とき

ヤりたいと思った。

しかし非リア、非モテ教室の隅の陰キャだった自分にそんな相手などできるはずもなく、

学校トイレで慰め、それを自撮りし、こっそりやっていたブログ投稿する。

そのくらいしかヤりたい欲求を発散する方法はなかった。

とうとう願望が実現したのは大学生ときだ。

初めてできた彼氏とではなく、飲み会で一緒になった、

そういうのに慣れた男性とヤることができた。

その男性と会ったのはそれが最初最後だったが、

いまでも覚えている。ヤっているとき、本当に、人は相手のことを愛しいと、

大事だと、大切だと、守りたいと思うものなのだと知った。

それはヤっている最中だけの感情であったが、目の前が啓けた感覚があった。

その人とヤった次の日に彼氏とヤって、覚信に変わった。

この行為をしている最中だけは、目の前の人間を心から愛することができる。

それは泡沫の夢みたいなものだけれど、とても尊い

ばんざい三唱したい気分であった。

ヤるのは楽しい。そして幸福である

毎週別の男とヤった。

私の部屋、相手の部屋、ホテル公園、車の中、トイレ教室

友達とヤるとあとあと面倒だというのを学習したため、

毎回、あまり親しくない別の男にした。

だいたいの人は2、3回ヤると連絡がしつこくなったから、そのタイミングお断りした。

どんなに相性のいい男性でも、彼氏にしたり、友達にしたりするのは無理だった。

そういうことをする相手とは別に彼氏もいた。

彼氏のことは本当に大事にしていたから、複数男性と肉体交渉をしていることが決してばれないように気を遣った。

でも、泣かせてしまうことがあってからは、付き合う流れになったら、

私はあなたと付き合うけども、あなたのことが本当に好きだけども、

毎週別の男とヤる。それでもいいなら喜んで付き合おう、と、

最初に伝えることにした。


1週間が7日あるうち最低9回はヤりたい。

から出血しているとき以外は常にヤりたい。

とりわけ、月に1、2回のペースで、猛烈にヤりたい日がある。

そういう日は本当にそれのことしか考えられない。

出社する。上司下半身に思いを馳せる。後輩の下半身事情想像する。

取引先の営業のにおいを思い出す。

休憩中、トイレ下着を脱ぐと、つい指をやってしまう。

3分もかからない。足りないけども、しないよりましである

終業後、トイレに寄り、下着を脱ぎ、スカートの下には何も身に着けずに電車に乗る。

わざと混んだ電車を選んで乗り、男のにおいをめいっぱい嗅いで、

ももに液体が伝うのを感じる。

適当なところで電車を降りたら、その日に一番適した人に連絡をとって、会って、ヤる。

ほんとうに我慢できないときホテルまでもたずに、公衆トイレでいれてもらったときがあった。

そうでもしないと気が狂いそうだったからだ。

あのとき男性にはほんとうに感謝している。

嗜虐嗜好のある人だったため、相手趣味でもあったようで、丁度よかった。

ひとりではできないことだからふたり意見ががっつり合うところを探してヤらなければならない。

私の数少ない信条である


現在世界コロナによって壊されている真っ最中である

仕事が減るのも収入が減るのも辛いが、

私は今なにより、ヤりたい人とヤれないのが辛い。

今日も朝から何回も、

シャワーで、バイブで、指で、机で、達した。

でも足りない。ぶちこまれてガン突きされたい。愛していると叫びたい。

あなたのことが大好きだ。愛している。気持ちがいい。幸せ

そう叫びながら達したい。

でもできない。


心の底からファッキンコロナ

事態収束したならば、早く早く、たくさんの人とヤりたい。

君に会いたい。

愛してる。

2020-04-17

人付き合いが嫌でたまら

どこの職場にも、もうひとつなヤツ、いや「カオスなヤツ」がいる。

雑談ばかりで手が動かない、頼みごとをしても嫌々感満載、間違いを指摘したら怒ってひねくれる、電話ではナメた言葉遣いで客がブチギレ、事務処理もめちゃくちゃ、伝言を頼んだら全然違う人に全く違う内容を伝える、うんちく垂れるくせに実技は壊滅、残業も早朝出勤も休日出勤も一切できない、自分より見劣る人を探しては小ばかにして踏みにじる、減らず口まれ口は常時、、、


そんなカオスなヤツの話を聞かされると、あーあー怖いねぇ怖いねぇと思いながら、ひょっとして、他人からしたら自分もそうなのかもしれない、と思い当たる節もあり…

特定人物」に突っかかって毒づいたり、気がついたら自分最優先で周りを蹴散らかしていたり、気分に日々ムラがあって突然怒り出したり、周囲が私のことを我慢している事実をなかなか受け入れられなかったり、、、


その「特定人物だって、けっこう自己中だと思うんだよ。

自分は、これも周囲の為組織の為とのたまっているが、結局自分中心にしか見えない。口を開けば揶揄ばかり、手を動かせば当てこすり。

まあ彼はずいぶんと私のことも気に入らないらしい。裏でどんだけ言われてるか想像もつかない。私と過ごした日々の苦労話をあちこちめいっぱい流してるんだろうなー、私を「カオスなヤツ」認定して。

そういう彼は、あちこちへ愛想を振りまいて評判は上々だ。


結局みんなdisdisられ、お互い様なのかもしれないが、そんなことはみんな認識していない。

あー怖いなァ…

もう日々の人付き合いが嫌でたまらん。

2020-04-07

在宅勤務1

1日目の食事:朝トーストコーヒー/昼はご飯+昨日の残りのなめこ味噌汁納豆が好きなのに近所のスーパーでは軒並み売り切れ中)/夜はレトルトカレーレタス

めいっぱい間食していて太る予感しかない。

タンパク質野菜不足が気になって、とりあえずスーパー冷凍青汁を買ってみた。あとサボっていたプロテインも飲むの再開。

 

1Kなので起床→ふとんからガバッと出てベッド横のテーブルパソコンを起動し、朝食のパンコーヒーを準備しつつ仕事開始(この間1分かからず、ただし通勤時よりも寝坊

寒がりなのでこの時期、光熱費バカにならんなという気がする。手当は出してくれるそうだけど些少だ。

昼前だけどまだパジャマ

 

これまで習慣のなかった日報を書くのが面倒。

 

日中ご飯のことばかりを考えている。次何作ろう?ってのと(作ったというレベルではないが)、お腹減ったというのと。

ガラスの仮面」で北島マヤ狼少女の役作りのために狼として生活をしていたときの心境。獣に戻った感じ。

炊事を始め、長年サボっていた家事を多少やり始める。

食事の取り合わせが妙のは私の調理能力の賜物である

2020-01-22

子どもの靴えらびは難しい

ベビーシューズでとりあえず一足持つの個人的オススメなのはシック○なんだけど、それは最もたくさん運動する時に履いて欲しい靴という意味で。

たくさん歩いたり走ったりすると、それだけ足に負担をかけることになるから、それを軽減できる靴を履いた方がいい。

足の形に合えばどんな靴だって履いていい

ただ子ども場合はどんなシーンで履くのか、履き分けて欲しいのよ。

公園とかで、めいっぱい身体を動かす時はそのための靴を選んで履いて欲しい

職業病ですれ違う子どもたちの足元を見てしまい、ガタガタな足を見つけた時は本当に声をかけそうになって危ない人になるところだった。

可哀想不憫な足の子たちが多くて、みんなの靴を探したくなってしま

あ、変態だ、私…

2020-01-12

anond:20200110233040

もとは察しろ系だった妻の立場から

話してくれないとわからないと言われるたびに、

ではあなたは私のことを見ていないのか?と誤解してましたね。

観察してりゃわかるだろ?という勢いでした。

でも専門家の力も借りて少しずつ話し合いを続けていくうちに、

彼は彼で私のことをよく観察していて、

何をどうしたら神経質な私を笑わせることができるか、

とてもとても深く考えて行動していることがわかってきてね。

それ以外にも色々と彼にできる方法で観察していたのに、

自分理解できる形でないからそこで思考停止してしまうのはもったいなかったな、と。

実家はお互いに察し合うタイプの家だったので慣れるにはとても時間がかかりましたけれど、

諦めずに話し合いを続けてよかったと思っています

で、そんな私からなにか言ってもうまくいくかどうかはわかりませんが…

増田さんは奥さんに『奥さんが考えていることのうちわからないこと』を伝えて教えてもらおうとしたり『自分がやってあげていること』を主張するのではなく、

自分彼女を観察して感じていることを言葉にしてみてはいかがでしょう?

当たるとは限りません。

間違っているから嫌だ、と余計怒らせる恐れもあります

でも観察した結果を伝えまくります

娘さんのことは可愛いとすぐに口にできる増田さんなので、

奥さんの頑張っているところ、

不安に思っているところ、

しんどそうな表情をしているのを見て自分も苦しいこと、

奥さんとわかり合いたいと思っていること、

いま余裕がなくてやりたいと思っていることが全てできるわけではないけれどめいっぱい愛していること、

伝えられることは色々あるのでは。

喉が枯れるまでその手のことを話しまくってみてはどうでしょう

出世したいのはわかりました。

そのために残業を減らせないのも私に伝わりました。

でも、奥さん自身のことがあまり伝わってきていないんですよ。

頑張って伝えてみましょうよ。

こんな感じで、どうでしょうかねぇ?

2019-12-21

生活保護受給者ですが引っ越しをするのでアドバイスください

生活保護受給者ですが、転居指導により引越しをすることになったので、誰か詳しい方アドバイスください。

大手敷金礼金めいっぱい取って微妙な家を生活保護受給者押し付け業者もあるとケースワーカーに言われたのでかなり警戒しています

ネットである程度決めてから不動産屋に行った方がいいんでしょうか?

2019-12-11

お空の上から選びました・前(短編小説)

「またやっちゃった…」

ヒロコは苛立ちと罪悪感でいっぱいになった胸を抑えて深く溜め息を付いた。

間も無く3歳になる娘のユウが赤くなったあどけない頬をめいっぱい歪ませて泣きじゃくっている。

嫌な周波数の泣き声がヒロコの脳に刺さり容赦なくさぶる。

片付けても片付けてもおもちゃを散らかし、いたずらばかりするユウをきつく叱りつけたのだ。

手をあげる必要などなかったことはわかっている。

同じことを何度繰り返せばいいのか、また抑えきれない怒りを発してしまった。

掌がヒリヒリと痺れている。

我に返った時には遅く、ユウは火が付いたように泣き出した。

それでもヒロコはすぐには動けなかった。

その様子を他人事のように見詰め、抱き寄せる事も出来ず、これを宥めるのも自分仕事かとうんざりし、またそう考えてしま自分が嫌だった。

夫の帰りは今日も遅いのだろう。

激務の為、終電になることがほとんどだ。最後に娘が起きている時間に帰ってきたのはいつの事だったろうか。

日が傾き始めた窓の外に目をやり、逃れられない娘の泣き声と孤独感にヒロコはまた溜め息をついた。

──

「こんなはずじゃなかったのに」

ヒロコはサキの家のリビングクッキーを齧りながら言った。

「イヤイヤ期は大変よね」

サキは応じる。

ヒロコの学生時代の友人だ。

サキの子供はユウの2つ上の男の子で、サキ企業勤めのいわゆるワーママである

ヒロコにとっては気の置けない親友であり、育児の先輩だ。

最近は忙しくて会う機会も減っていたがサキが2人目の出産を間近にして産休に入った為、久しぶりにお茶でもどうかと招待を受けたのだ。

「可愛くない訳じゃないんだけどね、時々イライラが止まらないの。本当にひどいんだよ。なんで何回言ってもわからないんだろう」

自分の家にはない、物珍しいおもちゃの数々に目を輝かせているユウを横目に、ヒロコはまた溜め息をつく。

「片付けは出来ないし、気付いたらすぐ散らかすし、昨日もリビングに水をぶちまけるし、トイレットペーパーは全部出しちゃうし…。毎日毎日片付けに追われてる…!すぐにビービー泣いてうるさくて頭おかしくなりそう。この子、私のこと嫌いなのかなって本気で思う事がある」

愚痴は次から次と溢れ出す。

サキは時折自身体験を交えながらヒロコの言葉にうんうんと耳を傾ける。

ヒロコがアドバイスなどを求めていないことはよくわかっている。

ただただ言葉を吐き出したいだけなのだ

まだ意思の疎通もままならない子供と一日過ごしているだけでどれだけ気力と体力が削られるかサキもよく覚えている。

久しぶりに人と話をしている高揚感と充実感に夢中になるヒロコの気持ちはよくわかった。

「…そろそろ保育園のお迎えに行かないと」

サキカップを置いた。

時間が過ぎるのはあっという間だ。

長居してごめんね」

ヒロコも席を立ち、ユウの散らかしたおもちゃを片付ける。

「帰るよ」

その一言でユウの顔がぷうと膨れた。

「やだ」

ヒロコの目が吊り上がった。

「また始まった…!ワガママ言わないで!!」

「やあぁー!あそぶ!あそぶの!!」

ユウはおもちゃギュッと握りいやいやと首を振る。

「もう時間なの!これ以上いたら迷惑でしょ!」

さなから乱暴おもちゃを取り上げると、ユウはわぁっと泣き声を上げた。

「はぁ…。もううるさい!泣かないでよ!行くよ!」

ヒロコはユウを抱き上げようとしたが、ユウは泣いて暴れ、その手から逃がれようとする。

カァッと目の前が赤くなるような感覚に襲われ、反射的にヒロコの右手にグッと力が入ったが視界にサキの姿が入り、ヒロコは震わせた拳を抑えた。

その分声はヒートアップする。

「泣いたって時間から仕方ないの!暴れないで!」

強引にユウを引き寄せ、そのまま引きずるようにして玄関へ向かう。

「みっともない所見せてごめんね。いつもこんなで…ホントごめん」

辛そうに頭を下げるヒロコにサキは困ったような笑顔を返すと、本棚から一冊の本を取り出してヒロコに渡した。

「ね、良かったらこれ、読んでみて」

──

ヒロコは疲れていた。

「こんなはずじゃなかったのに」

もっと育児って楽しいものだと思ってたのに。

お母さんだからメイクもお洒落ちゃんと出来なくて、髪を振り乱して鬼の形相で子供に怒鳴り、お母さんだから子供の為に我慢ばかりで辛い事ばかり。

ユウの寝顔を見て愛しいと思っても、朝になればまたあの1日が始まると思うと恐怖すら感じた。

の子を産んでいなければ…考えても仕方のないifが頭の中を駆け巡る。

夫は今夜も終電での帰宅になると連絡があった。

めしい。子供の事など考えず、仕事だけしていればいい夫が恨めしかった。

独りの時間はとても長く、虚無で満たされていた。

ふとヒロコはサキに渡された絵本の事を思い出す。

(絵本か…)

本屋へは何度か行ったが子供に何を選べばいいのかわからず、無難そうな物を数冊買ったきりだ。

読み聞かせをしてもユウはすぐに飽きてしま最後まで読み切れた事もなく、読んでいる最中絵本を破かれて怒って以来、開くのをやめた。

サキは何故、絵本なんかを渡して来たのだろう。

から取り出し、表紙を撫ぜた。

『この子は、ママをおこらせるためにいきています

絵本はそんな一文から始まった。

「えぇ…どういうこと?」

口の端に自然と笑みが浮かんだ。

静かなリビングにページをめくる乾いた音が響く。

いたずらで母親を困らせる可愛くない子供が、デフォルメされた絵柄で描かれていた。

(そう、毎日こうよ。嫌になる。この子ユウみたい)

嫌な感情が胸を巡る。

気分が悪くなり、一度は絵本を閉じようかと思った。

しかし、めくるごとにヒロコの手が震えだした。

(あ、このママ…)

絵本の中の母親自分が重なっていく。

(私だ…私がいる…)

『はっきり言って、おこらないママなんかダメだと思う!

あたしがあんたをうんだんだもん!

大好きすぎるからおこるのよ!あんたにはママよりしあわせになってほしいの!!

それがおこるってことなのよ!』

絵本の中のママは涙と鼻水で顔を汚しなから子供に叫んでいた。

ヒロコの目から知らずに涙がこぼれた。

(うん、私、怒りたいんじゃない。ユウが大好き。大好きだから怒ってしまうんだ…!私、間違ってなかったんだ…!)

胸が、身体中がカァッと熱くなった。

堰を切ったようにとめどなく涙が溢れてくる。

ヒロコは絵本を抱き締めて嗚咽を上げた。

ヒロコは昨夜泣き腫らしてむくんだ瞼をこすりながらも、穏やかな気持ちでいた。

今朝も早くからユウは冷蔵庫野菜室に積み木を放り込むいたずらをしていた。

いつものように怒鳴り付けたヒロコだったが、泣いているユウを自然に抱き締める事が出来た。

「あのね、ママはユウが好きだから怒ったんだよ。わかる?ユウの事がどうでもよかったら、怒ったりもしないの。だからユウが悪い事をしたら怒るのよ」

そう。こうやって子供に素直な気持ちを伝えれば良かったのだ。

今はまだ全ては伝わらないかも知れない、けれどきっとわかってくれるはず。

心持ちが違うだけでこんなにも余裕を持っていられるなんて。ヒロコは晴れやかさすら感じていた。

──

もしもしサキ?昨日はありがとう絵本、読んだよ」

追い詰められていた自分気持ち理解し、黙って絵本を渡してくれたサキ感謝を伝えようとヒロコは電話を掛けた。

「何て言うか、助けられた気持ち。私、いっぱいいっぱいだったんだと思う…」

「私もそうだよ」

サキの声は安堵したような響きがあった。

「いい絵本だったでしょう?私も辛いときに読んでるんだ。怒るのは悪いことじゃない、子供の為だって思えると気が楽になるよね」

「うん。ユウにちゃんと向き合えた気がする」

しばらく話を続けたあと、あぁそうだとサキは言った。

「あの絵本を書いた作家さんの講演会が再来週あるんだけど行ってみない?」

講演会?」

そんな堅苦しいのはちょっと…とヒロコは尻込みした。

「ユウも騒ぐしそんな所に連れていけない…」

大丈夫子供連れでも安心して行ける講演会なの。作家さんが子供と遊んでくれたり、絵本読み聞かせをしてくれたりするんだ。親も子供も楽しめていい息抜きになるよ」

本を一冊読んだだけ、どんな人かもわからない絵本作家講演会に3000円も出すのは専業主婦のヒロコにとっては少し高いなと思う金額だった。

だが、子供も沢山来ると言う話だし、ユウにもいい刺激になるかも知れない。

熱心に勧めてくれるサキに押され、せっかくだからと参加を決めた。

講演会と聞いて構えていたが、会場に入って拍子抜けした。

椅子も置かれていないホールブルーシートが敷かれているだけ。

子供大人もその上で体育座りをして待っている。

「なんなの、これ?」

わず口をついて出た言葉サキが拾った。

「知らないとちょっと驚くよね。まぁ座って座って」

サキに促されるまま、ブルーシートの端にそっと腰を降ろした。

キョトキョトと辺りを見回しているユウにサキが声を掛ける。

「ユウちゃん、これから楽しいお兄さんが来て遊んでくれるよ。ご本も読んで貰おうね」

サキの息子ケンタは場馴れしているのか、サキに寄り掛かるようにして静かに座っていた。

ケンタくん、お利口さんだね。ユウとは大違い」

「そんなことないよ。全っ然ダメな子なんだから今日はユウちゃんいるから良い子のフリしてるだけ。もうすぐ赤ちゃんも産まれるんだからもっとお兄ちゃんらしくして貰わないと困っちゃう。ね?ケンタ?…あ、ほら始まるよ!」

それはヒロコが想像していた作家講演会とは全くかけ離れたものだった。

絵本作家と聞いてかなり年配なのだろうと勝手に思っていたヒロコは、40半ばに見える気取らない格好をしたこ男性絵本作家その人であることも驚いた。

作家本人が壇上を降りて子供と触れ合い、子供達が楽しめるように趣向を凝らした様々な遊びが繰り広げられた。

時には大人も一緒に歓声をあげるような賑やかなもので、気付けばユウもキャッキャと声を上げて遊びの輪の中で満面の笑みを浮かべていた。

(凄い…)

今まで自分が知らなかった世界が広がっている。

絵本作家って本当に子供好きなんだね」

そっと囁くとサキ悪戯っぽく笑う。

「この人は特別だよ。こんなに子供の為に自分からやってくれる作家さんなんて聞いたことないもの。生の意見を聞きたいって日本中回って年に何本も講演会開くんだよ。絵本も発売前に講演会読み聞かせして、感想を聞いて手直しするの。凄いでしょ?」

サキ、詳しいね

「前にね、仕事でこの人のイベントに関わった事があって。妥協しないでこだわりを貫く姿勢とか、誰に対してもフランクで、作家なのに偉ぶらない所とか、凄く温かみがあって純粋な人だからファンなっちゃったんだ。しかも、ちょっとかっこいいじゃない?」

作家の事を語るサキの瞳はキラキラと輝いていた。

絵本読み聞かせもなんて上手なんだろう、とヒロコは思った。

子供達は食い入るように作家の手元を見詰め、声を上げて笑っている。

(これがプロ読み聞かせ…!ユウなんて私が読んでも最後まで聞かないのに、こんなに子供の心を掴むなんて。やっぱりプロは違うのね。私もあんな風に感情を込めて読んでみたらいいのかな)

作家は、二冊の本を読み終わり、次が最後読み聞かせだと告げた。

講演会も佳境である

もう終わってしまうのか…と残念な気持ちになるヒロコは気付かないうちにもうこの作家ファンになっているのだ。

新作だと言うそ黄色い表紙の絵本は、作家が渾身の思いを注いで全国のママ達の為に描き上げたのだそうだ。

この明るくて楽しい、優しさに溢れた人が私達ママの為に描いてくれた絵本とは一体どんなものなのだろう。

ヒロコの胸は期待に掻き立てられた。

世界中でママにしたい人はたったひとりでした』

読み上げられた一文にヒロコは頭を殴られたような気がした。

何故子供を産んでしまったのかと後悔が過る事もあった。

周りを見れば大人しい子供もいるのに何故ユウのようないたずらばかりする子だったのかと妬ましい気持ちになることもあった。

子供が親を選んで産まれてきただなんて考えたこともなかったのだ。

作家感情を溢れさせた独特の声音絵本を読み進め、ページを捲っていく。

空の上から下界を覗き、ママになる人を探す沢山の赤ちゃん達。

ひとりぼっちで寂しそうなママを喜ばせたいんだと飛び込んでいく魂。

ヒロコの心は激しく揺さぶられた。

気付けば茫沱たる涙が頬を濡らしていく。

子供は空の上で己の人生を決めてから母の胎内に降りてくる。

母に喜びを与える為に産まれるのだ。

ヒロコは肩を震わせしゃくり上げて泣いた。

その背中を優しくさするサキの頬にも涙が伝う。

そこかしこから鼻をすする音が聞こえる。

作家の声もいつの間にか涙声に変わっていた。

作家を中心に会場の空気が一つになったような感覚をヒロコとサキは味わった。

同じように感じる来場者は他にもいたのではないだろうか。

(自分絵本を読みながら泣くなんて、とても繊細な人なんだ…)

作家自分に寄り添ってくれるような気持ちになり、ヒロコはその涙が温かく感じた。

ママ…?」

ヒロコが泣いている事に気付いたユウが、どうしたの?と母の頬に手を伸ばす。

ヒロコは反射的にその小さな体をギュウと抱き締めた。

「ユウ、ありがとう

何故かはわからない。無性にそう言いたくなった。

「私の為に産まれてきてくれたんだね。ありがとう

講演後に開かれた即売会でヒロコは迷わず黄色い表紙の絵本を買った。

そのまま作家サインが貰えると言う。

感動と感謝を伝えているとまた涙が溢れてきた。

作家はにこにこしながら『ユウひめ、ヒロコひめへ』と言う宛名の下に2人の似顔絵を描いて手渡してくれた。

──

翌日からヒロコはユウに、そのサインの入った絵本積極的読み聞かせた。

講演会で見た絵本作家の姿を脳裏に思い浮かべ、それと同じように読み聞かせをしたのだ。

冗談を言うシーンでユウは笑う。

もう一度ここを読んでとヒロコにせがむ。

こんなこと今まで一度だってなかったのに。

この絵本はまるで魔法のようだと思った。

「ユウもこんな風にお空の上からママを選んだんだって。覚えてる?」

「うん。おじいちゃん

ユウは絵本の中の神様を指差す。

「このおじいちゃんにユウも会ったの?」

「うん」

幾人もの子供たちから聞いた話を元に絵本を描いたとあの作家は言っていた。

本当だ、ユウも産まれる前の記憶を持っているんだ、とヒロコは確信した。

「どこが良くてママを選んだの?」

「うーん…ママかわいい

照れたように小首を傾げながら舌足らずに答えるユウをヒロコはきゅっと抱き締める。

ママ嬉しい~!ユウも可愛いよ!可愛いママを選んだんだからユウが可愛いのも当たり前だよね~!」

ヒロコは幸せ気持ちで満たされていた。

子供からこんなにも愛を貰えると気付かせてくれたこ絵本は、ヒロコにとって正にバイブルとなったのだ。

後半はこちら↓

https://anond.hatelabo.jp/20191211112403

2019-12-08

長期停滞下の経済政策

サマーズ氏はこれまで唱えた仮説を学術論文で補強するなどしているが、主張の大筋は変わらない。第1に先進国では需要構造的に不足しており、ケインズ的な景気循環への対応では不十分だ。第2に金融政策効果日本欧州の例をみても特に小さく、これは経済の需給にとって中立な「自然利子率」そのものが急低下しているためと推測される。追加の金融緩和余地も小さく、金融仲介機能を妨げるので、経済にとってもむしろマイナスかもしれない。その一方で、第3に財政政策は成長率の押し上げに効果を発揮してきた。低金利を生かして支出を拡大すべきであり、環境関連投資の拡大や、企業設備投資を促す施策有効だ――。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51594960Q9A031C1I00000/

最近日本経済新聞ラリーサマーズの長期停滞論が何度か取り上げられています。これも文字で読むよりはISカーブを使うと分かりやすいと思います。みなさん、お手元の紙の縦軸にrを、横軸にYをとって、右下がりのISカーブを描いてください。横軸の適当場所Y1を取って、上に向かって伸ばしてください。ISカーブと交差する箇所から左に向かって線をひいて縦軸とぶつかる場所r1と書いてください。Y1が潜在GDPr1自然利子率です。縦軸のr1の上の適当なところに点をとって0(ゼロ)と書いてください。ISカーブや潜在GDP説明は省きます

現実の財市場ISカーブで示されますが、これが潜在GDPY1)と一致する水準が"自然利子率"(r1)です。サマーズのいう「長期停滞(Secular Stagnation)」とはr1<0の状態をいいます

需要(=C+I+G+NX)<潜在GDP場合(これを放置するとデフレが進行しリストラが始まります)、利子率(r)を低下させて投資(I)を増やせば総需要も増えて総需要=潜在GDPとなりますが、0>r1場合は、金融緩和をやり尽くして現実の利子率をr1にしたら、もう金融政策はすることがなくなります

Y=C+I+G+NXY1で、Iを増やせないとしたら、方法は3つしかありません。

ドイツのようにNX(純輸出)を増やすもっともこれがいくらでもできるのはドイツのように為替レートや貿易障壁など交易条件が制度的に有利に設定されている場合に限られますし、他国NXを削っているので、世界中が長期停滞に陥っていれば他国貧乏にするものすごく迷惑方法です。サマーズが国際協調立場からドイツ国際的監視せよと主張しているのはそのせいです(※1)。

日本のようにG(政府支出)を増やすトランプ政権のように減税でC(消費)を増やす。いずれも財政悪化します。

あるいは下げられないはずの利子率(r)をさらに下げ、その効果をIではなくてバブルにつなげてCを増やすという方法もありますサマーズは金融危機前はバブルのおかげでY=Y1が達成できていたとみています(※2)。

日本経済新聞記事で「第1に」「第2に」「第3に」と並べられてる内容については、需要構造的に不足して自然利子率がゼロ以下になっているので、金融政策無効で、財政支出しかないでしょう、せっかく財政支出をするなら長期的な成長につながるようなものに出しなさいとまとめた方がわかりやすいでしょう。

いずれにせよ、かつてのケインズのようにまったく新しい経済政策を誰かが発見するか、科学技術上の大発明あらた需要を作り出してくれるまでは(いつになるかはわかりませんが・・・ロバートゴードンは、AIロボット家電製品自動車ほどじゃない、あんなすごい発明は今後も無理でしょ、としていますが(※3)、技術需要に結びつくのには時間がかかるのだからまだわからない、という意見もあります)、バブル金融システムリスク晒すか、減税か大規模財政支出財政破綻のリスクを高めるか―今は高くないですが―どれかしかないのです(もちろん、みんなで貧しく生きようというのもあります。)。

なお、減税といってもCに与える影響はさまざまですが、一般的貧乏な人の方がMPC限界消費性向)が高いうえ、日本低所得者所得税負担は既に低いので、するなら消費税減税でしょう。今主張しているのはれい新選組です。

安部政権は国と地方あわせて13兆円の財政支出をまとめようとしています。但し、その年のGDPだけかさ上げしてあとはさっぱりといったものではなく(典型的なのは誰も来ないコンサートホールなど)、地球温暖化対策のように社会的に意義がありかつ外部不経済を解消するとか、潜在GDPを長期的にあげるような有用支出必要です。私は何が有用支出なのか、例えば小中学生パソコン一人1台用意するのが良いかいかさっぱりわからないので、マスコミでその点をしっかり議論をしてほしいのですが、残念ながら日本は主要な野党経済に関心が薄いうえ、主要な新聞そもそも財政支出の拡大に反対しているので、安部政権に丸投げ状態です。

※1 "Global economy is at risk from a monetary policy black hole" By Lawrence H. Summers , Financial Times, OCTOBER 12 2019

https://www.ft.com/content/0d585c88-ebfc-11e9-aefb-a946d2463e4b

その他ドイツ事情についてはマーティンウルフ"日本化しないドイツ幸運" 日本経済新聞フィナンシャルタイムズ2019年11月1日 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO51634760R31C19A0TCR000/

※2 "もしもあなたが少し過去を振り返り、金融危機以前の経済について調べたら、ちょっと奇妙なことに気づくでしょう。多くの人が当時の金融政策ユルユルすぎたと信じています。みんなあの頃は膨大かつ過剰な貸付けが行なわれていたのだという意見に賛成していますほとんどすべての人が、家計保有していた富はバブルだったと考えています。過剰なお金、過剰な債務、過大な資産・・・でもそんなに景気良かったでしょうか?設備めいっぱい稼働していたわけではありません。失業はすさまじい低水準だったというわけでもない。インフレなんてまったくなかった。そう、どういうわけかグレート・バブルですら総需要を過剰にするにはまったく足りなかったのです。" IMF Fourteenth Annual Research Conference in Honor of Stanley Fischer Washington, DC November 8, 2013

http://larrysummers.com/imf-fourteenth-annual-research-conference-in-honor-of-stanley-fischer/

※3 ロバート・J・ゴードンアメリカ経済-成長の終焉」(日経BP2018年

https://www.amazon.co.jp/dp/B07KWMYP13/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

過去増田です)

"れい新選組立憲民主党 どちらが正しいか (自民党とどちらが正しいか追記しました) "

https://anond.hatelabo.jp/20190622204530

"金融政策はこれからマクロ経済の安定化ツールであり続けることができるのか サマーズとクルーグマンツイートより"

https://anond.hatelabo.jp/20190824134241

"国土強靱化いつやるの?今でしょう!"

https://anond.hatelabo.jp/20191014111057

"お金が余ると財政健全化できない?そんなバカなことあるか!...あるんです "

https://anond.hatelabo.jp/20191111070842

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