とにかくヤりたくて仕方のないときがある。
仕事をしていても電車に乗っていても家にいても、男性の下半身のことにしか頭がいかない。
はじめは指だったのがマッサージ機になり、ローターになり、
1日で5回もするときもあった。
ヤりたいと思った。
しかし非リア、非モテ、教室の隅の陰キャだった自分にそんな相手などできるはずもなく、
学校のトイレで慰め、それを自撮りし、こっそりやっていたブログに投稿する。
そういうのに慣れた男性とヤることができた。
いまでも覚えている。ヤっているとき、本当に、人は相手のことを愛しいと、
それはヤっている最中だけの感情であったが、目の前が啓けた感覚があった。
その人とヤった次の日に彼氏とヤって、覚信に変わった。
この行為をしている最中だけは、目の前の人間を心から愛することができる。
ばんざい三唱したい気分であった。
毎週別の男とヤった。
毎回、あまり親しくない別の男にした。
だいたいの人は2、3回ヤると連絡がしつこくなったから、そのタイミングでお断りした。
どんなに相性のいい男性でも、彼氏にしたり、友達にしたりするのは無理だった。
彼氏のことは本当に大事にしていたから、複数の男性と肉体交渉をしていることが決してばれないように気を遣った。
でも、泣かせてしまうことがあってからは、付き合う流れになったら、
私はあなたと付き合うけども、あなたのことが本当に好きだけども、
毎週別の男とヤる。それでもいいなら喜んで付き合おう、と、
最初に伝えることにした。
1週間が7日あるうち最低9回はヤりたい。
とりわけ、月に1、2回のペースで、猛烈にヤりたい日がある。
そういう日は本当にそれのことしか考えられない。
出社する。上司の下半身に思いを馳せる。後輩の下半身事情を想像する。
終業後、トイレに寄り、下着を脱ぎ、スカートの下には何も身に着けずに電車に乗る。
わざと混んだ電車を選んで乗り、男のにおいをめいっぱい嗅いで、
太ももに液体が伝うのを感じる。
適当なところで電車を降りたら、その日に一番適した人に連絡をとって、会って、ヤる。
ほんとうに我慢できないとき、ホテルまでもたずに、公衆トイレでいれてもらったときがあった。
そうでもしないと気が狂いそうだったからだ。
嗜虐嗜好のある人だったため、相手の趣味でもあったようで、丁度よかった。
ひとりではできないことだから、ふたりの意見ががっつり合うところを探してヤらなければならない。
私は今なにより、ヤりたい人とヤれないのが辛い。
でも足りない。ぶちこまれてガン突きされたい。愛していると叫びたい。
そう叫びながら達したい。
でもできない。
君に会いたい。
愛してる。
↑うんち ↓うんち
長いんだよアスペ
早く寝ろアスペ そのまま起きなければなおうれしい