はてなキーワード: 白河夜船とは
分かってる。課題をしなきゃいけないことも授業を観なきゃいけないこともわかってるんだ。ただ久々にここをみて何か書きたくなっちまった。それだけだ。
さっきまで恋人と電話をしてた。恋人から家に誘われて、嬉しかったけどなんだか会う気になれなくて、何の予定もないのに指定されたその次の日ならって言ってしまった。謎の1日間の反抗。その次の日にはバイトでさよならしなきゃいけないのにね。オンライン授業のせいで生活に病み始めていて、そのせいで恋人のことも遠ざけてしまう自分がいる。やっぱ健全な心は健全な精神に宿るんだよな。最近はなぜかめちゃくちゃ寝てしまう。毎日10時間以上寝ていて尚寝足りない。そう思っていたら、吉本ばななの白河夜船で似たような主人公が出てきた。孤独から眠り続けてしまう主人公。これがみんなに当てはまるのなら、コロナ禍の街ではみんな眠り続けていたことだろう。恋人がいても寂しいものは寂しいし、私は恋人との関係だけで生きているわけでは全くなくて、友達とか先輩とか会いたい人はたくさんいる。ただ、大学が閉鎖され住む場所も生活リズムもてんでばらばらな今、理由もなく会える人はどうしても限られてきてしまうのだ。世間は大分自粛モードが解かれつつあるようだが、オンライン授業が続き一日中ひとりで部屋に籠っている状況では、どうしても自粛という文字が頭から拭えない。誘うことも誘われることも躊躇してしまう自分がいるのだ。そうなると、自分のアパートから200m先に住む恋人しか勝たん、という事態になってしまう。恋人も似たような状況らしく、この前会ったときも「この1週間で会って話したの○○だけだよ」と言われた。私たちは大学の春休みが始まってすぐ付き合い始めたから、この関係を知っている共通の知人はいない。デートらしいデートにも行ったことがない。あーあ、めいっぱいおしゃれして水族館デートでもしたいな。歯磨いて寝るか。
吉本ばななの「白河夜船」っていう小説があって、主人公が年上男性との(事情が非常に特殊な、ある種の)”名前のない関係”から人生の沼みたいなものにはまりかけてるみたいな……ひとことでまとめるのはむずかしいのだけどなんかそういう内容で…。増田は読んだ??
その小説のなかに「もしも今、私たちのやっていることを本物の恋だと誰かが保証してくれたら、私は安堵のあまりその人の足元にひざまずくだろう。」みたいな文章があったな。記憶があいまいなんだけど。
未だわからないことのわからなさに耐える、ということは誠実に生きようとするうえで重要な要素だけれども、人間関係においてはあえてそこにふたりで名前をつけてしまうということも大切なのかもしれない。世間で広く使われている名前であれ、ふたりで独自に命名する名前であれ。