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2024-01-17

男子小学生気持ち悪かった話とついでのクズ教師の話

最近話題になっていた男子小学生盗撮のせいで、掘り返されてしまった最悪の記憶の供養。


小学生の時、気に入らないことがあると泣きわめく(しかも嘘泣き)男子がいたんだけど、異様に女子が好きで近寄りたがる奴だった。男子相手にされないのもあったし、本人も男子より女子にくっつきたがっていた。

小学1年生とかでそんな感じで、当時あまり理解して無かったけど、とにかく気持ち悪いと思ってた。面食いなのも気持ち悪さ増してた。

そいつが不機嫌になったり、嘘泣きをし始めるともう手に追えなくて、あらん限りの大声で喚くわ女子八つ当たりするわ、お気に入りに抱きついたり慰めてもらおうとするわ…先生もめんどくさいのか、あまり強く引き剥がしたり叱ったりしてくれなかったように思う。親も典型的モンペで、「うちのムチュコタンタイプの人だったからかもな。

とにかく気持ち悪い問題児だった。

あれは何年生の時だったか

私の通ってた小学校には、プール更衣室がなくて、授業の時は男女別の教室で着替えてた。

その日の前の授業か中休みかにそいつがいつものごとく泣き喚いて、盛大に拗ねていた。

そしてあろうことか、「不機嫌です!」と言わんばかりの顔して、"女子が着替えてる真っ最中教室"に入ってきた。

当然女子たちは「え???」って凍りつくし、どうしていいかからなくて、時間が止まったみたいだった。

そいつは机に突っ伏してたけど、時々辺りを伺うふりして見回してた。

担任は、理由は覚えていないけど近くには居なかった。そもそもいつも見張りはしていなかった。そしてその後、女子の着替え中に侵入したことを怒られていた記憶が無い。

特に大きな問題になった記憶もない。

心底不快で、時折ふと思い出してしまっては落ち込んでいる。


別の時。これは小学3年生の頃。

私は気が強い女子だったし太っていたので、面食いそいつ基本的には嫌われていたのだけど。

発育のいい子どもだったので、その頃の私の胸は膨らみ始めていた。

でも基本的Tシャツ1枚とかで過ごしていた。暑がりだったし親が無頓着だったので、肌着を着てなかったんだよね。


ある日の休み時間ブランコに乗っていた私の顔面に、ものすごい勢いでドッヂボールがぶつかった。

当然勢いよく鼻血が出て、服も真っ赤。泣きながら保健室にいって処置してもらった。

保健の先生(女性)は、血が乾いて落ちにくくなる前にと私の服を脱がせて水洗いしてくれたんだけど、私が着られるサイズの貸し出し用の服がない。

暑い時期だったのもあったからか、上半身裸の私を置いて先生は服を探しに出ていってしまった。

まだ鼻も痛いし、ボールが飛んできたショックも全然抜けてなくて、茫然自失。

鼻血が止まってないから、ベッドに横になることもできない。

ぐすぐす泣きながら待っていたんだけど、なぜか例の気持ち悪い男子が急に「大丈夫?」と言いながらやってきた。


明らかに私が裸でいることをわかって、見に来たのだ。

先生は裸の私に配慮して部屋のカーテンを締めてくれていたので、それで察したのかなんなのか。


必死背中を向けてたと思う。

それでもそいつは、正面に回り込もうとして来た。

この男子気持ち悪くて気持ち悪くて仕方なかった。

普段なら言い返せるしやり返せるのに、痛みとショックで弱っているわたしには逃げることしかできなかった。




ここからもっと地獄

引き戸の開く音がしたので先生が帰ってきたのかと思ったら、当時の副担任(若い男性)が「大丈夫か」と言いながら入ってきた。

こいつ、他の先生方にはヘコヘコヘラヘラしているくせに、他の大人がいないところでは子どもに対して高圧的だったし、すぐに機嫌を悪くしてキレてきたりしてきたので、めちゃくちゃ嫌われていた。

ガタイがいい体育会系だったのが、より威圧感を増していた。


そんな成人男性が、なぜか猫なで声で「心配したぞ」なんて言いに来ている。女児上半身裸なのに、平然と部屋に入ってきたのである

今思うと、保健の先生が服の在処を聞いて回ってくれてたんだろうな。それを悪用して、確実に先生がいない上に裸なのをわかって保健室に来たんだろう。

わたしの恐怖はマックス。余計に泣いてしゃべれないし、嫌がって必死に2人に背中を向けているのに、心配を盾に回り込もうとする2人。もう逃げ場がなくて、泣いて固まるしかできなかった。



ようやく保健の先生が帰ってきて、すぐに2人を追い出してくれた。普段は怖い先生だったんだけど、「大丈夫?」とすごく優しく心配してくれたのを覚えてる。

そして、「お母さんに言って、ブラを買ってもらいなさい」と言ってくれた。私は成長が早いから、もう着けた方がいいよって。


もしあの時既にブラを着けていたら。

下着姿だって絶対見られたくないけど、裸見られるよりマシだったなって今でも思うし、そう思ったか先生も勧めてくれたんだろうな。

ちなみに、副担任は後日『家庭の事情』で学期途中から来なくなった。私の件が関係していたのかはわからないけど。




嫌な思い出の供養なのでオチはない。

ただ、小学校低学年と言われる男子でもこういう事してくるし、男が基本的に信用できないって人がいるのはわかってほしい。

てかクソ同級生から芋づる式で思い出して書いたけど、あのクソ教師本っ当に気持ち悪いことしてきてたんだな。

2人とも、あらゆるバチが当たって不幸のどん底であれ。

2023-10-29

レズかもしれない

大学2年 女

今更自分レズなのかもしれないと思い始めた

小中学生の頃は共学で彼氏も居た

ただ小さい頃から男の芸能人とかアイドルに熱を上げるクラスメイト気持ち理解できなかった

まれてこの方女性芸能人アイドルしか好きになったこと無い

あ〜、この人かわいいな〜好きだな〜みたいにうっすら好きになった人は何人もいるけど

初めてめちゃくちゃ良いと思ったのは綾瀬はるかさん

主演で出てた精霊の守り人を観て「バルサかっこいい……。守られたい」と思った記憶がある

高校から女子校に入って宝塚男役かってぐらい顔が綺麗でかっこいい部活の先輩に憧れて朝練も一番に部室に来るぐらい頑張ってたな〜

あと2年の時の副担任先生(女性)が腰のあたりまで伸びた黒髪が綺麗な清楚な方でその先生に気に入られたくて担当教科必死勉強したら、全国模試で2ケタ順位取ったりなんかもしたな〜

その先生とは卒業式の日に連絡先を交換して今でも時々連絡取ったりご飯に連れて行ってもらったりしてる

こうして振り返ってみると、小中学生の頃に男子と付き合ってたのも少女漫画とかを読んで無意識に異性を好きになるのがあたりまえだと刷り込まれていたからかもしれないと思い始めた

思えば相手から告白されて付き合ったか自分から好きになったわけじゃないし、周りに先輩とかと付き合ってる子多かったし、話を合わせたりダブルデートとかするときに良いかなぐらいの気持ちで付き合って進学したら自然消滅だったな〜

なんで今更こんな事言ってるかっていうと、もう二十歳だから親や親戚から「良い人はいないのか」って聞かれるのが多いからなんだよね

その場では女子大通ってるし実家住みだしそんなんできる訳無いじゃんって誤魔化すけど、よくよく考えてみるとそもそも別に子供が欲しい訳じゃないし結婚もしたいわけじゃないと気付いた

その流れで連鎖的に「私、女性が好きかも」と気付いてしまった

からって女性とどうにかなりたい訳では無いから、漠然とこのまま一生一人で生きていくんだなと思った

2023-10-04

anond:20231002225208

アメリカに住んでて、子供モンテッソーリ教育私立小学校に入れてる。

18ヶ月から6Gradeまでの幼保小を合わせたような感じ。

教職員校長はじめほぼ全員が女性で、男性音楽講師と体育講師、校務員さん、週一の外部の習い事教室先生のみ。

生徒の男女比はほぼ50:50、何も問題は起きてないし誰もそれについておかしいと思っていない。

銃乱射事件のある公立学校のようなセキュリティではない。

万が一生徒の暴力行為があったら教師副担任が制止するだろうしもう翌日には退学になる。

そもそも男性教師がいないといけない理由がわからない。

子供を狙う性犯罪者割合が男女に有意な差があるなら女性だけにしても問題ないのでは?

2023-09-30

anond:20230929162644

トラブル回避したさすぎ。

副担任とか付けてるくらいならクラスの数を1.5〜2倍にすりゃいいのに。

2023-07-21

anond:20230721092943

何コレ珍百景で卒業式の様子が放送されてたはず。

https://rongkk.com/nanikore-2019-4-7-6/

あとこの映画で始業式の様子が写ってる。

https://www.amazon.co.jp/%E5%B3%B6%E3%81%AB%E3%81%A6-%E5%92%8C%E5%B3%B6%E5%8D%81%E5%9B%9B%E7%94%B7/dp/B095ND9HCZ

中学校は生徒が1人だが、学校には校長教頭担任副担任養護助教諭の5人の先生がいて、給食は新くんのお母さんが作っている。島に同世代の子どもがおらず、新くんは放課後 毎日のようにお父さんと海釣りをし、釣った魚を自分でさばいて夕食に食べる生活をおくっている。学校生活では、定期的に本土運動会クラブ活動に参加して本土の生徒と交流もしており、時には本土友達が島に遊びに来ることもある。島では、新くんが淋しくないように島民の方々が学校行事積極的に参加、島の住民みんあと多くの時間を一緒に過ごしてくらしてきた。

2023-03-29

anond:20230329190220

昔は更に生徒数も多くて副担任も居なかったのに平気だったぞ。

ゆとり世代教師になってから激務アピールが増えた。

2023-03-27

anond:20230326154412

あーね

担任一人で見ようとするから、その担任人間性問題になるんじゃね?

副担任担任と同じ密度で見て発言権も大きくするとか、チームで見て共有するとか。

何とかして複数の目が入るようにシステムを変更するとか検討したほうが、教育現場改善という意味ではまだ実現しそうな気がしないでもない。

でも教員の数が必要になるし私立はどうしょーもねーしな。

どうしょーもねーんじゃ?

2022-10-08

[] 【クラスで一番の美少女が何故か俺の許嫁になった件】

青春というのはいつでも灰色だ。授業中の教室で俺はそんなことを考えていた。(ここまで書いた。以下全てAI)

 

から差し込む暖かな日差しに照らされながら、今日も机で頬杖をついている。

「えー、ここはテストに出るからな」

教師言葉は右耳から左耳に抜けていく。その言葉を聞いているふりをしながら、窓の外に広がる青空を見つめた。高校二年生になって一ヶ月ほど経つと、周りはすっかり受験モードに入っている。しかし俺には関係のない話だった。

俺こと橘翔琉(たちばなかける)はどこにでもいそうな普通高校生だ。自分で言うのもなんだが成績は悪くない方だし、顔だってまあそれなりだと思う。ただ一つ普通じゃないことがあるとすれば――

「おーい、翔琉! 起きてるか?」

「……ん? ああ、もちろん起きてるぞ」

隣に座っていた友人である安藤正樹(あんどうまさき)に声をかけられて我に返る。彼は成績優秀スポーツ万能という非の打ち所がない人間だが、唯一の欠点としてとてもうるさい。今も大声で話しかけてきたせいで、教師に注意されてしまった。

「お前さっきの授業寝てたろ!」

「……悪いかよ」

「いいや別に。ただいつも寝てるなって思ってさ」

正樹はそう言いながら苦笑いを浮かべている。

「それにしてもなんで翔琉っていっつも眠そうにしてんだろうな。夜遅くまでゲームしてんじゃねえのか?」

「ちげーよ。勉強してんだよ」

「嘘つけ。お前が真面目に勉強するわけねーじゃん」

「ほんとだよ。最近ネット小説にハマっててさ、そいつを読むために睡眠時間削ってんだよ」

これは本当のことだ。最近の楽しみといえば専ら異世界転生ものラノベを読んでいることくらいだ。この世界とは違う世界主人公転移し、そこで新たな生活を始めるという内容のものが大半を占める。俺にとっては夢のような物語なのだ

へぇ~、そういう趣味があったのか。なら今度オススメを教えてくれよ」

「おう、いいぜ」

それから特に何事もなく放課後を迎えた。正樹とは帰り道が違うため校門の前で別れると、一人帰路につく。そして自宅に着くと同時に鞄を投げ捨てパソコンの前に座った。電源を入れ起動を待つ間、俺はスマホを手に取る。そこには先程読んでいた小説サイトのページが開かれていた。タイトルは【俺だけレベル1だけど異世界で楽しく生きてます】というもので、主人公異世界へと召喚されるのだが、なぜか最初からステータスが全て一桁台だったという内容だ。

「ふぅ……やっぱり面白いなぁ」

ついつい声に出しながら読み進めていく。この作品では主人公チート能力は皆無なので、最初は他のキャラたちと比べてかなり弱い。そのため序盤は苦労することが多いが、徐々に仲間を増やしていき最終的には最強の存在になるのだ。ちなみにこの作品の作者は女性であり、ペンネームは『水無月凛花』となっている。

「いつか会えるといいな……」

わず独り言を呟く。今まで何度か感想を送ったりレビューを書いたりしたことがあるが、どれも反応はなかった。作者は基本的マイペースらしく返信が来ることは滅多にないらしい。

「よし、読むか」

画面を見るとちょうどプロローグが終わったところだったので本編を読み始めることにした。こうして俺は今日異世界転生ものを楽しむのであった。

翌日、学校に行くとすぐに自分の席に着いた。すると隣の席の女子生徒が不思議そうな顔を向けてくる。

「あれ? 橘くんおはよう

「ああ、おはよ……えっ!?

彼女挨拶に応えると目を丸くした。なぜならそこに居たのは昨日読んだ小説主人公だったからだ。

「どうかした?」

彼女は首を傾げながら問いかけてきた。その仕草を見てドキッとする。

「いやなんでもない。それよりも名前教えてもらってもいいかな?」

「私は一ノ瀬結衣(いちのせゆい)っていうの。よろしくね!」

笑顔自己紹介してくれた一ノ瀬さんに俺も微笑み返す。まさかこんなところで会うことになるなんて思わなかった。

「私の顔に何かついてるかな?」

「ごめん。ちょっと見惚れてただけだから気にしないでくれ」

「もう! からかわないでよね!」

一ノ瀬さんの頬が赤く染まる。こういう表情も可愛いなと思っているとチャイムが鳴った。どうやら担任教師がやってきたようだ。

「ほらみんな、早く席に着きなさい!」

一ノ瀬さんがそう言うとクラスメイトたちは次々と着席していく。それを見た後、先生自分名前を黒板に書いてから振り返った。

はい、皆さん初めまして。これから二年間あなたたちのクラス副担任を務めることになりました、安藤真理亜(あんどうまりあ)です。担当科目日本史となりますのでよろしくお願いしますね。それでは出席を取りたいと思います

安藤先生が名簿を開く。しかし突然ピタリとその手が止まった。

「あら? おかしいわねぇ、欠席者が二人もいるみたい。誰か知ってる人はいるかしら?」

「あの~、すみません遅刻してきます

一人の男子生徒が手を挙げる。

「じゃあそっちの子は?」

「すんませーん、サボりまーす!」

もう一人の男子生徒も同じように答えた。

「そう……まあいいわ。とりあえず二人とも放課後までには必ず来るように伝えておいてちょうだい」

安藤先生はため息をつくとそのまま教室を出ていった。そして授業が始まると俺はこっそりと一ノ瀬さんに話しかけた。

「なぁ、さっきのって主人公ライバルキャラだよな?」

「うん、そうだよ」

彼女はそう答えるとこちらに向かってウインクしてくる。

「やっぱりか! てっきり夢でも見てんじゃないかと思ったよ」

あはは、実はね。私の書いた小説世界と君が読んでいた小説リンクしているみたいなんだ」

「マジかよ……」

「本当だよ。さすがに私もこの展開には驚いたけどね」

「確かに……」

「だからさ、私たちって結構近い関係なんだと思うんだよね」

「そうだな」

「もし良かったら仲良くしてくれないかな?」

「もちろんいいぞ。むしろこっちからも頼む」

俺の言葉を聞いて嬉しそうに笑う。そんな彼女を見ながら、俺は心の中でこう思った。

(これはきっと運命なんだ。俺はこの出会い感謝するよ。この世界で頑張っていこう。そしていつか絶対彼女幸せにしてみせる)

こうして俺の異世界生活が始まった。

「おい、聞いたか? また出たらしいぜ」

「ああ、最近よく聞く話だな」

「俺も噂で聞いたんだけど、どうやらこの辺りにも現れたらしいぜ」

「何が現れたんだよ?」

「そりゃ決まってるだろう。吸血鬼だよ、ヴァンパイア!」

へぇそいつはおっかないな」

休みになると、教室内では生徒たちによる会話が繰り広げられていた。話題の中心になっているのはもちろん先程から聞こえている通り、ここ数日の間に起こっている連続殺人事件についてである。殺された被害者はいずれも若い女性であり、死因は心臓刃物のようなもので貫かれたことによる失血死だった。

「物騒なこと言わないでよね! 本当に出ちゃうじゃない……」

一ノ瀬さんは恐怖からか、身体を震わせながら言った。

大丈夫だって。一ノ瀬さんは俺が守ってやるから

「橘くん……」

「それにしても犯人は何が目的なんだろうか……」

俺は腕を組みながら考える。

「それはわからないわ。だけど今までの事件現場を調べてみると共通点があるらしいの」

「えっ?そうなのか?」

「ええ、それがね。被害者女性はみんな夜中に一人で歩いているところを襲われてるらしいの」

「なるほど、そういうことか……それで?」

目撃者の話によると犯人の姿はほとんど見えなかったらしいわ。でも声だけはハッキリと聞こえたそうなの」

「どんな内容だったんだ?」

「確か『今宵は満月貴様の命運もこれまで』とかなんとか言ってたらしいわ」

「……それ完全に悪役じゃないか?」

「私もそう思う。そのせいでネットでは『新手のファンタジスタ』なんて呼ばれてたりするくらいだしね」

ファンタジスタ?」

聞き慣れない単語に首を傾げる。すると一ノ瀬さんはスマホを取り出して説明してくれた。

ファンタジスタっていうのは簡単に言うとファンタジー世界活躍するサッカー選手のことかな。現実世界ではあり得ないようなプレーをする人に対する賞賛として使うことが多いの」

「つまりサッカーで言うところのレジェンドプレイヤーみたいな感じか?」

「そうかもね。ちなみに海外だと有名な選手のことをこう呼ぶこともあるわよ」

「例えば?」

「そうだね。一番わかりやすいのはレアル・マドリード所属するあの選手はどうかしら?あの人はドリブルパスといった基本的技術がずば抜けていて、しか得点力も高いからまさに『キング・オブ・フットボール』と呼ばれるに相応しい存在なの」

へぇ~、すごいんだな」

俺は感嘆の声を上げる。

「あとは元日本代表のあの人も有名

 

(なぜかサッカーの話が止まらなくなってしまったのでここで打ち切りします)

2022-09-09

anond:20220908185524

これ去年も見た増田anond:20210505162132)じゃん。でも丸コピかと思ったら結論部分変えてんのね。変わった結論には賛成。俺も「女を男並みに自由だけど粗末に扱う」方向で行くのがいいと思う。これは去年レスした通り(anond:20210505191016)。

その上で、重箱の隅として。

フェミニズムでは、「女を自立した人間と信頼して放任しろ、家父長制で口を出してくるのやめろ」というアプローチが行われていたため、その逆である、過度の信頼による放置という男性差別問題視されづらいのです。

これはまったくフェミニスト側の言い分が正しい。国や社会個人に過剰な口出しをするのは控えるべきで、可能性を狭める方向の「保護」や介入は言語道断だ。

からコロナ禍で女性自殺率が上がったと騒がれていても、なお男性の方が多く自殺しているのだから女性自殺率の上昇は国や社会として気にすべきではない(男女平等に向かっているだけ)ということになるはずなんだけど、なぜかフェミニストはこれに騒ぎ立てたんだよな。あいつらわけわからん

(男女問わない包括的自殺防止プログラムはあってよいという意見もあるかもしれないけど、著名人自殺報道に関してWHOガイドラインとやらを振りかざして表現規制しようとしてくる連中が大勢湧いてくる現状ではどう考えても過剰な自由の統制にしかならないので反対。経済好転とか、闇金の取り締まりとか、学校教員を増員して各学級に副担任を必ず配置するとか、学級を固定せず流動的にすることでスクールカーストの発生を抑止するとか、そういう間接的に自殺を減らす方向での対策を行うべきだ)

しかし同時に、「襲ってくるとしたらたぶん男だ。男を警戒すべきだ」「男の自分は、夜道で女とすれ違う時に怖がらせてしまうだろうから気を使わねばならない」「男の帰り道を気遣ってやる必要はない、男は粗末に扱っていい。自分も男だから自分の事も心配せず粗末に扱うべきだ」という認識を強めることにもなります

個人が何を警戒するかはそれこそ自由なので、男を警戒する女がいてもよい。もちろん、それに対してこちらが配慮する必要もないので、男は堂々と夜道を歩けばよい、というのが俺の結論

俺は夜道で前を歩くのが男か女かで対応を変えたりしない。向かっている方向が同じならそのまま後ろをついて歩くし、歩くの遅いなと思ったら追い越すし、目の前でエレベータが閉まりそうになっていたら「待ってください」と声をかけて同乗しようとする。これらはすべて前を歩くのが男なら当たり前のことなのだから、女に対しても同様の対応をするだけだ。

そこで女側の言い分を聞いて「怖がらせてしまうと申し訳ないな」などと思うのがアホらしいと思う。何を怖がるかは個人勝手だが、普通に歩いていただけで怖がられたとしても怖がられた側に一切の倫理的責任はない。「私は青いシャツを着ている人が怖いんです」という弱者がお前の街にいたら配慮するのか? バカバカしい。そんな感情は怖がる側の責任でどうにかしろ、以外の言葉がない。

なので、

私の主観的意見としては、消極的自由を重視して積極的自由には疑問を持っている思想なので、保護よりも自由安全よりも可能性を男女ともに重視する方がよいと思っています

という結論には大賛成だ。俺は男女平等を強く信じている。女は男並みに扱われるべきだ。一人前の人間に対する過剰な保護は要らない。もっと自由平等社会にしていこう。

2022-06-27

anond:20220627142831

行政の基幹系を受託してるベンダーはしっかりした担当をあてがってきますが、大手でも業務系で受託してる場合は、社内のお荷物級をあてがってくるのが通例。以前担当してた仕事担当仕事の質もさることながら、あまり無責任で再三の申し入れにも2年くらいのらりくらりで改善の傾向がなく、ついに直接上司電話してクレームしたところ、上司が数人謝罪に来て、担当を変えてくれることになりました。

元の担当副担に、となったんですがしばらくすると担当が忙しいからとその副担任ばかり来るようになりました。

大手のN、F、Hですら公共部門に対してはその程度の対応で良いという認識なんだと思います

まして特別給付金やら何やらで引き合いが強い状況になると、平均レベルは落ちますし、ピンキリですけど、正直この事件も驚きませんね。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7a49e886acc103eb507adffaa78be4f81fcc8413/comments

2021-09-06

BLコレクション 3

過去に書いた商業BLレビュー


https://anond.hatelabo.jp/20210810121557

https://anond.hatelabo.jp/20210810152212

https://anond.hatelabo.jp/20210825165035

※一部商業BLじゃないものがまざってる。

https://anond.hatelabo.jp/20210803115324

https://anond.hatelabo.jp/20210807105902

https://anond.hatelabo.jp/20210816004742

前回までのBLコレクション

https://anond.hatelabo.jp/20210905133926

https://anond.hatelabo.jp/20210906004549

見ての通り、読書範囲死ぬほど偏っているうえに、あまり量読んでいない。

では、BLコレクションレビューつづき。

『ハレの日』(朝田ねむい)

 これはKindleでは売ってなかったのでhontoで買った。短編

 BLアンソロジーCanna掲載された作品なので、一応BLカテゴリーに入るんだろうけど、BL要素はあまりない。

 妻にゲイであることがバレて離婚し一人息子を育てている作家の話。作家は息子もやっぱりゲイであることを知り、昔の自分と息子を重ねて見てしまうが、息子は自分を越えていっていると気づく、という話。

 面白いかというと微妙淡々としていて、すごく心揺さぶられるようなものではない。いい話ではある。つまらなくはない。わざわざ単話で買うよりは、短編集や他の作品の巻末読み切りに収録されたらついでに読むくらいでいいんじゃないだろうか。私はわざわざ買ったけど。

 一人息子を育てている作家の話というと、よしながふみ先生の『こどもの体温』(BLではなかった気がする)という作品を思い出すんだが、それとこれとが似ているのかというと、別に似てはいない。

リカー&シガレット』(座裏屋蘭丸

 前にレビュー書いたような気がしたんだけど書いてない? 書いた? うっ、最近記憶力が……まぁいいや。もしも書いていなかったとしたら、たぶんそれはこの作品の攻めてが私の苦手なタイプキャラ(優しげだがねっとりとした言葉責めをするロン毛)だからじゃないかな。座裏屋蘭丸先生作品は好きなんだけど、拝読してもねっとり系言葉責めイケメンへの苦手意識は治らなかった! 『シャングリラの鳥』の無口な攻めアポロの無口ぶりがありがたすぎる。アポロにはずっと無口でいて欲しい……。

 ともあれ。攻めのカミロと受けのテオは幼なじみ。カミロは煙草屋で、テオはカミロの店の向かいで酒屋を営んでいる。ただの幼なじみ同士だったはずが、テオはカミロが自分に対して並々ならぬ熱い思いと視線を向けていることに気付いてしまう。そんなとき、街は毎年恒例のお祭りの準備が始まる。酒屋のくせに実はお酒が一滴も飲めないテオは、祭りで行われる利酒大会に出ることになってしまった。テオはカミロに利酒特訓に付き合ってもらう。だがそこで助平が起こる! という話。

 世間的にはカミロはカッコいい攻めなんだろうけど、私は、あああああいやああああああああ!! と、ナメクジとか毛虫とかに遭遇した時の気分になってしまうので、頑張って読んだ。ツルツル褐色肌のテオがひたすら可愛い。好きな漫画ではあるのだけど、肝心なところで鳥肌が立つの微妙だ。作品がというより、私自身が。

 すごく人気のある作品ストーリーを楽しむというよりは、絵の美麗さとエロエロさを楽しむ漫画体位の妙で局部修正を最小限にするすご技が使われているので、エッチなわりに18禁ではない。あと受けに激甘。

コヨーテ』(座裏屋蘭丸

 この作品過去レビューを書いていないとしたら『リカー&シガレット』と同じ理由で書かなかったんだと思う。攻めが苦手。でも少しは慣れたかもしれない。いやどうかな。

 マレーネ(攻め)は飲み屋ピアノを弾いて暮らしている。リリー(受け)はマレーネピアノ聴くため飲み屋に通うようになった。男同士なのに互いに相手女性名あだ名で呼んでいる二人。マレーネリリーに想いを告げるものの、リリーはなかなか受け入れてくれない。ある晩、リリーのあとを追ったマレーネは、リリーの正体が人狼であることを知ってしまう。そこで助平が起こる!

 ……なんて冒頭のあらすじだけを書くと、まるでエロしかない作品のようだが、長きにわたって対立していた裏社会組織がついに正面衝突する、スリリングストーリーベースものすごいエロ幸せ系)があるというタフな作品である

 『リカー&シガレット』同様体格差カップリングと見せかけて、攻めと受けがほぼ同身長同体格。あれっ、目の錯覚かな? って思った。

 肝心のマレーネ(攻め)が苦手であるもの作品自体はかなり好き。そんなこと、もしも作者が読んでも、全然喜ばないと思うけど……。だがここは増田なので、馬鹿正直に書いてしまう。

『水底に棲む子どもたち』(あずま香夜)

 作者は『親愛なるジーンへ』の吾妻香夜先生と同一人物だろうか。

 『水底に棲む子どもたち』はサンプルを読んで、自分には合わなさそうと思ったのだが、誤って購入してしまい、案の定合わなくて泣いた。

 あまりにも合わなさすぎて、内容を完全に忘れていたが、このレビューを書くために頑張って読み返した。

 まだ新米副担任を任せられた教師が、不登校の生徒の家を訪問する。生徒はネグレクト状態にあり、酷い汚部屋に独りで住んでいた。教師毎日生徒の家に通い詰めるが、内に秘めていた欲望を生徒に見抜かれた挙げ句に生徒をレイプしてしまう。翌日、別人のようにすっきりした格好で登校してきた生徒。教師は生徒から復讐されるのではないかと怯える。という話。

 90年代後半の絵柄とテイスト

『泥中の蓮』(ためこう)

 ためこう先生作品を集めることに挫折する前に買った。ガチ兄弟もの。弟が攻めで兄が受け。

 兄弟は早くに両親を亡くした。兄は売春をして弟の生活を支えるが、弟は知らない男を頻繁に家に連れ込む兄を苦々しく思っていた。という話。

 人気作ではある。情念系だけど、ストーリーがすごいかといえば、そこまででは。BLってこんなものなのかなーと思いかけたが、BL読書の幅が広がるにつれ、もっと面白い作品はたくさんあると知った。

リバース』(麻生ミツ晃)

 たまには自分が到底読まなさそうな作品を読んでみようかなーと思って買った記憶がある。サンプル読んでもピンとこないと思いつつ、まあ読書の幅を広めたいだけだし? といって買ったら案の定合わなかったが、別に嫌いじゃないしおもしろくないとも思わない。むしろ面白いんじゃないかな? 裏表紙(がっつりネタバレが載ってる)を読まなければね!

 二時間サスペンスドラマっぽい作風オメガバース。αの刑事×Ωの作家。二人は同じ施設で育った幼なじみにして番(つがいである。幸村(攻め)は番の円のために仕事セーブしているせいで、優秀なのに出世ができないでいる。円はフェロモン分泌異常を持っているため、番がいるというのに他のαを惹き付けてしまうのだ。異動後、幸村は病死したΩの遺体遺棄事件担当するが……。

 あまり趣味ではないせいか、謎があって面白かったということしか覚えてない。面白かったのは確か。



これくらいかなー。

あと、最近スリピングデッド』(朝田ねむい)を紙の本で買った。紙の本の発売からKindleでの電子発売までに20日以上あって、つい待ちきれなかったので。

 以前に雑誌掲載されたぶんの感想を書いたし、単行本で内容の大きな変更があるわけでもないので、単行本感想は「案外萌えが多い!」とだけ。

今月は『Badass』(ハジ)と『コヨーテ Ⅳ』(座裏屋蘭丸)が発売されるのが楽しみ。それまで頑張って生き延びる。

2021-03-07

母が嫌いだ

母が嫌いだ。

嫌い通り越して憎いとすら思うことがある。

からヒステリックな人で、事あるごとに「こんな家出て行ってやる!」と言って家を飛び出し車に乗り込み、呆然と見送れば怒りながら戻ってきて「どうして追いかけてこないの!やっぱりお母さんいらないんだ!」と叫んだ。それが嫌で、面倒で、いっそ出て行ってくれと思いながら、幼い私は泣きながら縋りついて謝り倒した。

今ならわかる。どうせ見送ったって戻ってきていた。それなら表面上だけでも謝っておけば平和に終わる。あのときの私の判断は間違っちゃいない。

「お母さん死ぬから!」「死んでやる!」も口癖だった。今言ったら確実に口に出してしまいそうだ。「いっそ死んでくれ」と。

そんな母も、息子、私の年の離れた弟のことはとても可愛がっていた。

弟が悪さをして、普通なら弟が叱られ、謝らねばならないところ、「あんた、弟が可愛くないの?お姉ちゃんなら罪を庇ってやるもんなんだよ」と言って、私を叱り、私に謝罪を求めた。

弟が怒られることをするたび私が謝らされ、そんな私の姿を見て育った弟は、次第に口数が減り、あまり自己主張をしなくなった。

そんな弟の変化を見て、私は可愛い弟だけは守らねばならないと、母の暴力的なまでの感情の波を一身に受けるようになった。中学生ときのことである

だが、反抗期真っ盛りの私には耐えがたく、口汚く反抗しては母を怒らせた。朝になるとシンクに叩き割られた食器があったり、私の教科書が床に散乱していたり、ゴミ箱に捨てられていたり。まぁ多々あった。

結果、弟を溺愛している母が弟に、「あんた、反抗期なんてきたら家から追い出すから」と言うことになるので、弟には本当に申し訳ないことをしたと思う。

高校生になって、反抗はやめた。倍になって返ってくるし、言い返すのは単純に疲れる。ただただ、延々と繰り返される仕事愚痴、知人の悪口、全て聞き流して、適当に相槌を打った。聞かなければ機嫌が悪くなるので、その間勉強なんてできない。もちろん成績は落ちた。

しばらくして、担任でも、副担任でもない、週に数回しか会わない程度の教科担任に、生徒指導室に呼び出された。何か悪いことしたっけとビクビクしながら、先生に勧められるがまま椅子に座った。

大丈夫、じゃないよね、何かあったでしょ。友達と話してたとき、無理して笑ってるように見えたから」

話し出す前に泣き出してしまった。要件も告げずに生徒指導室に呼んだのは、他の人には隠してる様子だったから、だそうだ。いい先生だった。

少し距離を置いた方がいいかもね、とのアドバイスどおり、大学は自宅から通えない範囲で決めた。

心配だった弟の件は、生まれときからそういう環境だったせいで弟自身スルースキルが身についていたこと、弟を可愛いがっている母は弟には攻撃的な態度を取らないことから大丈夫だと考えた。念のため、父に私がいない間は弟のことを頼むと言って家を出た。父は仕事が忙しいことと、私以上に母に攻撃されることもあり、会社に泊まり込むか深夜に帰宅するかであまり家にはいなかったが、できるだけ帰ってきてくれるようにはなった。

一人暮らしは最高だった。

ただ、もう十数年も母の金切り声を聞き続けていたせいか、夜中目を閉じるとこれまで聞かされてきた言葉が頭に響いて眠れないこともよくあった。完全に逃げられはしなかったが、それでも実物がいないだけましだった。

四年間はあっという間に過ぎ去って、現在就職のために実家に戻っている。

控えめに言って地獄だ。暴力がないだけましだと思うようにしているが、私の自我全否定の上にネガティブな話をキイキイ話されるのは精神的にキツイ

特にコロナ流行からテレビ政治家への強烈すぎる批判が加わり、家にいる間は常に愚痴悪口批判しか聞いていない。もっと楽しいこと考えられないのだろうかと思う。

私には学校行くな(必要があれば振り切って行った)就活やめろ(親が責任とってくれるわけではないので続けた)友達と遊ぶな、というくせに、母は友達ランチに行くし遊びに行くし。そして帰ってきたら友達悪口に行った場所批判の嵐。だったら行くなよ。

一度離れてわかったことだが、私は母との相性が良くないし、母のことが嫌いだし、憎んでいる。

それを認めてしまったら、余計に一緒にいることが辛くなった。

早く一人暮らしがしたい。

仕事をする意義とは、なんて就活ガイダンスで聞かれてもありきたりなことしか思い浮かばなかったが、入社目前にしてはっきりした。

私にとって仕事をする意義とは、お金を稼いで家を出て、自分らしく自分人生を歩むことだ。

現在も母が嫌いでしかたないが、働くモチベーションをくれたことには感謝したいと思う。できるだけ早く死んでくれとは思っているが。

2020-05-27

ある漫画家さんに伝えたい話

もう30年ぐらい前の話。

私はとある田舎小学校の5年生だった。

担任は新任の先生で、いきなり5年生を持つには負担が大きかったからか、副担任がついた。

そのひとのことをここではおじいちゃん先生と呼ぶ。

おじいちゃん先生普段ほかのお仕事をしてて、週に何回か助っ人にくる感じで

授業というよりは雑談しながらいろんなことを教えてくれるおじいちゃんて感じで

黒板も私たちノートに写しやすいような書き方とかしないし

話が逸れすぎて理科の授業が道徳時間に変わってしまったりしていた。

私は、いつもニコニコニコニコしている小柄でかわいらしいおじいちゃん先生が好きだった。

ある日、校庭で女子3人くらいとおじいちゃん先生雑談していたとき

おじいちゃん先生には息子がいて、その息子さんがマンガ家をしているという話になった。

先生の息子な、漫画家してんねん』

「えーすごい!なんていう名前?どんな漫画かいてはんの?」

『君らが読むような漫画と違うからなぁ、知ってるかなぁ』

おじいちゃん先生はもったいぶってなかなか教えてくれなかったけれど

最終的には息子さんの名前を教えてくれた。

「えっ!知ってる!○○(雑誌名)に載ってる人や!お兄ちゃんが買ってる!」

「▲▲(漫画タイトル)ちゃうん!!」

その場にいたのは女子ばっかりで

兄がいる子が少年漫画雑誌名前をあげて

私たちはきゃあきゃあ騒いだ。

おじいちゃん先生はいつもよりニコニコニコニコしながら

『そっかぁ、君らでも知ってるんかぁ』って

嬉しそうに恥ずかしそうにしていた。

そんで、その年のうちにおじいちゃん先生、突然亡くなってしまった。

ほんとに突然。

おじいちゃん先生お葬式とき

しか天気が悪くてすごく寒かった気がする。

私はそのお葬式の時に一回だけ、漫画家をしているという息子さんを見た。

お葬式のあと、どういうタイミングだったか忘れてしまったけどクラスのみんなの前でおじいちゃん先生奥さんお話をしてくれる機会があって、

(最初にも書いたけどおじいちゃん先生学校先生がメインのお仕事ではなくて

普段は別の仕事をしている人だった。)

おじいちゃん先生にはその息子さんしか子どもがいないので

お仕事を継いでくれる人がいなくてたいへんなの、と奥さんは話していた。

私はその時、おじいちゃん先生は息子さんに自分仕事を継いでほしいとは思ってなかったんじゃないか、ということを奥さんに伝えたかったけど

小学生の私にとってクラスみんなの前で過去エピソードを持ち出して奥さんになにかを伝えるというのはハードルが高すぎて無理無理の無理だった。

そこから30年、おじいちゃん先生お仕事は別の人が引き継いで、息子さんは息子さんのお仕事世界活躍を続けている。

こないだふとその息子さんの名前をググってみたら

その当時から数年前まで実家を継ぐ継がないですごく葛藤していた内容のインタビュー記事が出てきて

やっぱりこの話したほうがいいんじゃね?と思った。


おじいちゃん先生は喜んでたよ。

息子の名前を教え子が知ってたこと、名前を聞いて子供らがきゃあきゃあなったことをめちゃ誇らしく思ってたと思うよ。


私たちが知らないだけでおじいちゃん先生はもしかしたらその話を奥さんや息子さんにしたかもしれない。

これを読んでる他人様にはどこにでも転がってるようなちょっとお酒が美味しくなるほっこりエピソードしかいかもしれないけど

もし、もし、息子さんが

「親父は最後まで俺の仕事を認めてくれなかったな~」みたいなことを思ってる、または思ってたとしたら

いやいやいやいや、そんなことないから!大丈夫よ!めっちゃデレてたよ!あなたのお父さん!!って背中バンバンしてあげたいなと思って書きました。

いつかそのうちファンレターでも書いて送ろうかなとか思いながら30年経ってしまったので

このままでは死ぬまで書かないなと思ったので手軽にネットに書き込んでしまいました。

どうにか息子さんに届くといいなぁ。

誰か心当たりあったらおしえてあげてください。

これからも息子さんのますますのご活躍をお祈り申し上げます

おじいちゃん先生もきっとそう思ってるから



※消えていたので再投稿しま

anond:20200527181620

>ある漫画家さんに伝えたい話

もう30年ぐらい前の話。

私はとある田舎小学校の5年生だった。

担任は新任の先生で、いきなり5年生を持つには負担が大きかったからか、副担任がついた。

そのひとのことをここではおじいちゃん先生と呼ぶ。

おじいちゃん先生普段ほかのお仕事をしてて、週に何回か助っ人にくる感じで

授業というよりは雑談しながらいろんなことを教えてくれるおじいちゃんて感じで

黒板も私たちノートに写しやすいような書き方とかしないし

話が逸れすぎて理科の授業が道徳時間に変わってしまったりしていた。

私は、いつもニコニコニコニコしている小柄でかわいらしいおじいちゃん先生が好きだった。

ある日、校庭で女子3人くらいとおじいちゃん先生雑談していたとき

おじいちゃん先生には息子がいて、その息子さんがマンガ家をしているという話になった。

先生の息子な、漫画家してんねん』

「えーすごい!なんていう名前?どんな漫画かいてはんの?」

『君らが読むような漫画と違うからなぁ、知ってるかなぁ』

おじいちゃん先生はもったいぶってなかなか教えてくれなかったけれど

最終的には息子さんの名前を教えてくれた。

「えっ!知ってる!○○(雑誌名)に載ってる人や!お兄ちゃんが買ってる!」

「▲▲(漫画タイトル)ちゃうん!!」

その場にいたのは女子ばっかりで

兄がいる子が少年漫画雑誌名前をあげて

私たちはきゃあきゃあ騒いだ。

おじいちゃん先生はいつもよりニコニコニコニコしながら

『そっかぁ、君らでも知ってるんかぁ』って

嬉しそうに恥ずかしそうにしていた。

そんで、その年のうちにおじいちゃん先生、突然亡くなってしまった。

ほんとに突然。

おじいちゃん先生お葬式とき

しか天気が悪くてすごく寒かった気がする。

私はそのお葬式の時に一回だけ、漫画家をしているという息子さんを見た。

お葬式のあと、どういうタイミングだったか忘れてしまったけどクラスのみんなの前でおじいちゃん先生奥さんお話をしてくれる機会があって、

(最初にも書いたけどおじいちゃん先生学校先生がメインのお仕事ではなくて

普段は別の仕事をしている人だった。)

おじいちゃん先生にはその息子さんしか子どもがいないので

お仕事を継いでくれる人がいなくてたいへんなの、と奥さんは話していた。

私はその時、おじいちゃん先生は息子さんに自分仕事を継いでほしいとは思ってなかったんじゃないか、ということを奥さんに伝えたかったけど

小学生の私にとってクラスみんなの前で過去エピソードを持ち出して奥さんになにかを伝えるというのはハードルが高すぎて無理無理の無理だった。

そこから30年、おじいちゃん先生お仕事は別の人が引き継いで、息子さんは息子さんのお仕事世界活躍を続けている。

こないだふとその息子さんの名前をググってみたら

その当時から数年前まで実家を継ぐ継がないですごく葛藤していた内容のインタビュー記事が出てきて

やっぱりこの話したほうがいいんじゃね?と思った。

おじいちゃん先生は喜んでたよ。

息子の名前を教え子が知ってたこと、名前を聞いて子供らがきゃあきゃあなったことをめちゃ誇らしく思ってたと思うよ。

私たちが知らないだけでおじいちゃん先生はもしかしたらその話を奥さんや息子さんにしたかもしれない。

これを読んでる他人様にはどこにでも転がってるようなちょっとお酒が美味しくなるほっこりエピソードしかいかもしれないけど

もし、もし、息子さんが

「親父は最後まで俺の仕事を認めてくれなかったな~」みたいなことを思ってる、または思ってたとしたら

いやいやいやいや、そんなことないから!大丈夫よ!めっちゃデレてたよ!あなたのお父さん!!って背中バンバンしてあげたいなと思って書きました。

いつかそのうちファンレターでも書いて送ろうかなとか思いながら30年経ってしまったので

このままでは死ぬまで書かないなと思ったので手軽にネットに書き込んでしまいました。

どうにか息子さんに届くといいなぁ。

誰か心当たりあったらおしえてあげてください。

これからも息子さんのますますのご活躍をお祈り申し上げます

おじいちゃん先生もきっとそう思ってるから

2019-07-31

anond:20190731160524

アップありがとう。参考になった。


以下感想

副担任入れろ」→じゃあ教員数増やせ

組織がなってない」→

教員レベル差」→結果論でない信頼性ある資質査定規準を示してから言え

あと、市長意見が大体無意味

誰も当事者意識無く、現場のことも理解しておらず、かつ責任を取る気もないことだけは強く伝わってきた。たとえばこれが事故起こした会社役員会の議事録だと思って読んだらどうだろう。個人的には「こりゃダメだわ」という感想

2019-07-01

突然ジャズピアノを弾きだした先生が居た

赴任してきた先生が、数か月たったある日学年集会自分の半生を話し始めた。

最後の締めくくりとして、大人になってから数年でピアノを覚えたという話をしながら突然ピアノの前に立った。

その教室にはピアノがあったのだ。まるで彼がここでピアノを弾くことを待ち望んでいたかのように。

ざわつく周囲の生徒たちは心配の声をこっそりあげていた。

なにせ数年だ。数年でピアノ?うまくなるわけがない。

そんな期待を裏切り彼が引き出したのは綾戸智恵バリに形になったフリージャズピアノだった。

歓声が起きる。彼はそこそこイケメン…とまではいかないが、清潔感がある見た目だった。

女子生徒たちはきっとあの瞬間彼に堕ちたのだろう。

弾き終った彼の顔は、素晴らしく爽やかでやりきった感があった。

独学でピアノを弾きだして数年。きっと学年が揃うほどの大勢の前で演奏することなど初めてだったに違いない。

拍手は鳴りやまなかった。みんな彼を凄いと言った。

30分。授業を先延ばししての、特別コンサートだった。


数年後、彼の年齢を越えた。彼は二十代半ばだった。

一体彼はなんだったのだろう。

あの時何を言いたかったんだろう。

そう、彼のリサイタルが終わった日の教室でもみんなでその話をした。「あの先生、何がしたかったんだろう」と。

高校生とはゲスい生き物で、最近きたイケメン英語教師話題性を持っていかれてるから自分認知してほしかったのではないかという憶測が広まった。

話のあらすじは結構よく覚えていて感動的だったはずなのに、いまいちジャズピアノで印象が掻き消えたきがしてならない。

あと学生時間ってすごく早くて卒業するころに彼がジャズピアノ披露したってこと、ほぼみんな忘れていたのではないか

彼は学年担当でも副担任でもないただの教科担当教師だったから。

ついでに言うとなんかもっといろいろ話し合わないといけないことがあった気がする。

その場では流されたが、「え、それ今このタイミングでする?」というのが多分当時の生徒たちの反応だ。

色んな人が居るんだなぁとしか受け取れなかった。それこそが大切だ、というならそうかもしれない

しかし、タイミングが…タイミングが悪かったのだ…。

…なぜ増田がそのことをよく覚えているのかというと、増田音楽をしていたからで彼は練習する部室によく顔を見せていたかである

別に顧問でもなんでもないし、彼はピアノ独学なので、きっちりやってきているこちらとしては話は全く合わなかった。

今ふと、その彼のことを思い出した。

うん…あのときのやり切った顔。今思い出しても困惑だ。

別に悪い記憶でもないのだが、良い記憶にも消化できないでいる。

心の中は虚無…いや、そんな悪いものでも無いか…。いうなれば、わびさびに満ちていると言ったところか。勿論誤用である

2019-06-15

[]

憂鬱な午後の授業。

やろうと思えば途中で抜け出すも出来たが、タイミングを逃してしまう。

次の科目、教師宇宙人だ。

椅子に座りながら、超能力か何かで浮遊しながら移動している。

「こういった授業をするのは久しぶり」みたいなことを言っていた。

授業の内容は日本語で語られているもの意味不明だった。

次の科目、教師中年女性

集中力の切れていた俺や一部の生徒たちは、授業中にも関わらず遊び始める。

俺はクラスの賑やかし役と会話を交わすが、そいつの絡みが徐々にウザくなってくる。

イライラしてきて、俺はそいつの座っている椅子ごとひっくり返した。

しかし、起き上がり小法師みたいに、椅子もろとも何度も起き上がってくる。

俺はその度にひっくり返すが、そいつ自発的にひっくり返りだしたところでウンザリしてやめた。

教室から出ようとすると、それを静止しようとする教師の声が聞こえる。

俺は賑やかし役が勝手に転び出してウザいので帰りますと言う。

さすがに不服だったようで、賑やかし役は怒り出して組み付いてくる。

俺はそれを笑いながら受け止める。

その笑い声に反応して、周りの生徒は沸き立つ。

俺たちは教室を抜け出し、駄菓子屋へと向かう。

その中には担任副担任もいた。

走っている途中、担任副担任が、途中でフケて大丈夫なのかと話し合う。

何か意味深なことを言いつつ、アレを使うから大丈夫だと担任は言っていた。

たぶん超能力かなにかだと思う。

2019-05-13

予習ができなくなった理由

小学校に上がりたてのころ、勉強が楽しくてしかたなかった。

保育園ではひらがなとか数字とかを書く練習を少しやったけど

教科書とかドリルとかはなくて、脳が覚えた知識以外を家に持ち帰ることができなかった。

小学校になって、教科書ドリルを手に入れた。

新しい知識がどんどん増えていくのが楽しくてしかたなくて、何度も読み返した。

そのうち読むだけじゃ物足りなくなって、やってみたいって思うようになった。

それで、ちょうど漢字ドリル宿題が出ていたから、言われたよりちょっと先の漢字までやってみようって思った。

でも学校の授業でもやるから、授業でやるときには消せばいいやって思って

例文を作るマス目のとこに、小さい字だけど考えた文を書いてた。

の子(耳が少し聞こえづらくて副担任付き)がやってたし、それは勧められていたから。

次の朝、宿題のページを開いて教室の長机の宿題提出スペースに置いた。

そしたら私の次に置きにきた子が大声で叫んだ。

「やったらあかんのにやってる!!」

宿題のページは見開きの右ページで、次の左ページに昨日書いた小さい字を見つけられた。

次々と人が集まって、袋叩きにされた。

習っていないところはやってはいけない。言いつけてやる。

早く消せ。他のページもやってるだろう。

習うまでは先のを読んだり調べたりしちゃいけない。

小心者な私は、大勢向かって何も言えずに、べそをかきながら全て消した。

監視され、みんなにちゃんと消えたかチェックをされ、許しをもらって再提出した。

早朝の、先生教室にいないとき出来事だったけど、誰かがそれを先生に言ったらしい。

担任は何も言わなかったが、先にやることはいいこと、悪いことじゃないと副担任が何度も言ってきた。

でもあの怖さを忘れることも乗り越えることもできずに、それっきり、先を勉強できなかった。

今となってはしょうもない、たった10分くらいの出来事だけど、小学校一年生のそんな記憶が頭から離れない。

予習をしようと思うと記憶が蘇る。

やってはいけない、やるべきじゃない、暗い気持ちとともに脳が警鐘を鳴らす。

結局、その後から高校生までの間で予習したのは片手で足りる数だった。

馬鹿馬鹿しいと思われるかもしれない。

でも、私にとってはアラサーになっても忘れることができない辛い記憶ひとつだ。

2019-02-20

僕はあの子が嫌いだけど気になる

僕はあの子が嫌いだ。だって言ってることがいつもおかしい。

授業を聞いてないで落書きしてるのを先生に注意されただけなのに、自分差別された、とか言い出すし、みんなで楽しかったね、とか言い合っていることにも首を突っ込んできて、それは楽しいと言い合っているだけで本当に楽しいと思ってなんかないんだろう、とか言ってくるし。

誰に対したってこんな調子から、あの子は僕だけじゃなくてみんなの嫌われ者だ。

でも遠足の日の班割りで、僕はあの子と同じ班になってしまった。遠足の前のオリエンテーションの授業で、あの子はまたおかしなことを言い出した。今度はお前たちはみんなずるいという。

班の他のみんなも僕も、またかよ、って顔をした。でも僕は一応班長から、なにがずるいのかと訊いてしまった。そうしたら、お前たちのお弁当はみんなきれいでずるい、と言い出した。

曰く、うちのお母さんの弁当はのり弁だけだからお前たちはずるい、のだと。

そんな文句お前のかあさんに言えよ、と僕は思わず言ってしまった。そうしたら今度は泣き出した。だってうちのお母さん私のいうこと聞いてくれないもん!黄色い卵とか赤いプチトマトとか入れてって言っても返事もしてくれないもん!って言ってギャン泣き。僕はうんざりしてしまった。

先生もやってきて事情を聞いてきたけど、周りのみんなが説明してくれて僕は悪くないと言ってくれた。

の子職員室に連れて行かれて、副担任先生がやってきてその日の学校は終わった。

でも、学校が終わってからが一波乱だった。夜の9時くらいになって、家のチャイムが鳴った。僕はもう布団に入るところで、お母さんがこんな時間に、と玄関口に出てみると、あの子とその母親が立っていた。

の子母親は顔を真っ赤にしていて、一気にまくし立てた。「うちの子おたくの子供にいじめられたと言っているんです!どうしてくれるんですか!」って。

僕はまたあの子おかしなことを言ったんだ、と思ってあの子を睨んだ。でも、あの子はいつもと様子が違って、すごく悲しそうな顔をして自分母親の後ろに隠れてなにも言わなかった。

そして、うちのお母さんはきっぱりと言ってくれた。「それは絶対に何かの誤解です。今日はもう時間も遅いですし、お引き取りください。後日、学校先生も交えてお話をお伺いします」と。

の子母親は「逃げる気!?」などと言い出したけど、あの子母親を引っ張って、「もう帰ろう」と一言言ったら、あの子母親は黙ってなさい!と言ってあの子ビンタをした。僕もお母さんも思わずなにも言えなくなってしまった。でも、すごく痛そうだったのにあの子は泣くことすらしなかった。そこに、うちのお父さんが帰ってきた。

お父さんは、「少し前から拝見させていただいていましたが、やはりお引き取りください。逃げるわけではありません。後日お話しましょう、と申しているだけです」と静かに言った。

の子母親はうちのお父さんを睨みつけると、あの子の手を無言で引っ張って帰って行った。

それから僕は、お父さんとお母さんに今日学校であったことを話した。お父さんもお母さんも僕の話をしっかり聞いてくれて、僕はそれだけでも心強かった。

でもその時ふと思った。あの子はお母さんが自分の話を聞いてくれないと言っていた。それはものすごく心細いことなんじゃないだろうか?と。

その翌日、先生と僕の両親とあの子のお母さんとで話し合いがあった。話し合いは職員室横の応接間でやっていて、僕もあの子もその話し合いが終わるまで副担任先生と一緒に教室で待っていた。

の子は、顔を真っ青にしてなにも言わなかった。でも、ほっぺたが少し腫れていた。そのほおの赤さと顔色の青さが、あの子を余計に悪い顔色に見せていた。

僕は思わずの子に声をかけていた。ほお、大丈夫?と。あの子は、痛いけど大丈夫、と答えた。

の子はぽつりと言った。うちのお母さん、いつもああなの。私の話聞いてくれないの。と。だから僕は、それ、寂しい?と訊いてしまった。そうしたらあの子はまた泣き出した。いつものギャン泣きとは違う、静かな泣き方だった。僕はそれっきり、なにも言えなくなってしまった。その様子を見ていた副担任先生は、あの子保健室に行こうか?と声をかけ、僕には教室でご両親を待っててね、と声をかけて、あの子と一緒に教室を出て行った。

そして僕の両親が教室にやってきて、僕は両親と一緒に家に帰った。

そして、遠足の日がやってきた。その日の朝、お母さんは珍しく緊張した顔をしていた。

そして僕にお弁当を二つ持たせた。僕のいつもの弁当の他のもう一つの弁当は、ピンクの袋に包まれたお弁当だった。

お母さんはこう言った。「お母さんもすごく悩んだけど、このお弁当はあの子に渡してあげて。それであんたにも迷惑をかけちゃうかもしれないけど、お母さんはこうすることが正しいと思うの」と。

お母さんは、あの子のことを心配しているんだな、ってすごくよくわかった。その気持ちは、今の僕にもわかる。あの子のことが今も好きなわけじゃないけど、でも、僕もちょっと前よりもあの子のことが気になるようになっていた。だから僕は言った。「お母さん、ありがとう」って。

そうしたら、お母さんは僕のことを抱きしめてくれた。そして、行ってらっしゃい、といつものように声をかけてくれた。

遠足の午前中、僕らの班は静かだった。あの子はいつもよりも黙り込んでるし、他のみんなはあの子のことを遠巻きにしてそわついている。僕も僕で、お母さんから預かってきたお弁当のことで頭がいっぱいで、いつもよりずっと緊張していた。

そして、お弁当時間がやってきた。

みんな、あの時のことがあったからか、お弁当箱を開くのも気まずそうにしていたけど、でも実際にお弁当箱を開けて中に美味しそうなおかずがあるのを見ると、顔が明るくなっていった。

の子は、そもそも弁当箱を持ってきていなかった。それでみんなの方をじっと見ていたけど、特に騒ぎ出すことはなくプイッと何処かに行こうとした。

から僕は声をかけた。声をかけるのもとても勇気必要だったけど、お母さんの顔を思い出したら、そして今どこかに行こうとしてるあの子を見たら勝手に口が動いていた。

「ねぇ、僕のお母さん今日間違えて二つお弁当を作っちゃったんだ。だからあげるよ」

そういって、ピンクのお弁当袋を差し出した。

の子は驚いた顔をした。でも、こう言った。

「いらない。他の人にあげれば?」

「でも、お弁当持ってないじゃん」

「いらない!」

彼女のいつもの癇癪が始まりそうだった。今の声で周りのクラスのみんなも気付き始めた。僕はもう、正直にいうことにした。

「ねぇ、僕もお母さんも君が心配なんだ。だから、これは君のためのものなんだよ」

「私のため……?」

「そう」

弁当どきの賑やかさはすっかり静まり返って、クラスのみんなが僕たち二人に注目してた。囃し立てる奴は一人もいなかった。

の子ゆっくりと手を伸ばしてきた。そして、僕の手から弁当袋を受け取る。

そして、顔をうつ伏せながら、静かに、でも確かにこう言った。

「……ありがとう

そしたら、それを聞いた周りが一気に賑やかになった。

「いいじゃん、それ!」「何入ってるの!?見せて!」「こっちこっち!一緒に食べよう!」

みんな口々に言いながら笑顔であの子を囲んだ。

そしてあの子は、泣いていたけど笑ってた。

開いたあの子弁当には、黄色卵焼きや赤いプチトマト緑色レタスオレンジ唐揚げ、白いご飯にはピンク桜でんぶがかかってて、とてもカラフルだった。

僕も自分のお弁当を開いてみると、僕のお弁当はあの子のとは全然違ってちょっと茶色っぽかった。でも、それであのお弁当は本当にあの子のためのものだったんだってよくわかった。そしてお母さんの思いも。

これから、またあの子のお母さんが何か言ってくるかもしれない。またあの子が泣くようなことになるかもしれない。

でも、きっと今はこれでよかった。美味しそうに、そしてそれ以上に楽しそうにお弁当を食べるあの子を見て、僕は本当にそう思ったんだ。

2018-12-28

anond:20181228195638

自分中学生時代副担任がそういうタイプだった

詳しい話は聞いてないけど人にお金を貸しすぎたせいで餓死したって噂がある

そういえば知ってるニートがやけに金回りが良かったっけなぁ?

2018-06-24

色々きついモンペ相手に、愚痴吐きと相談

教職なんだけど、ランドイップスってグループの歌が問題になって

クラスの生徒達のスマホを詳しい先生と一緒にチェックする事にした

そしたら何人かスマホに入ってる生徒がいたので、指導の後、

私達の立会の元で曲のデータを消去させ、スマホも一時没収した


そこまでは良いんだけど先週から指導した生徒の親の一人(生徒Tの母)が怒鳴り込んできた

T母と私、副担任データを実際に消した若い先生と一緒に話し合ったんだけど、

話し合いが平行線で埒が明きません

A母は

・正直ランドイップスはどこが良いかからないが娘が好きなグループとは知ってる、

データを消したのはやり過ぎだし謝罪しろ

・(他の曲も消されたらしく)借りたCDデータもある為、再度借りる費用を弁償しろ

・せめてスマホは返却しろ、代えのスマホ買うにもお金がかかるし手続きも面倒だ

・いちいち誰が何を聞いてるかに学校が口出すな!

乱暴な形でいい、私達は冷静に

歌謡曲とは言えそのグループの歌には内容に問題がある、生徒には聞かせられない

上記の旨は生徒指導の一貫として集会でもちゃん指導済、その時点で消さない事がおかし

指導の一貫なので基本的金銭的なやり取りは出来ない

スマホは防犯の為に持たせていたが、そもそも学校校則として「携帯持ち込み禁止とある

校則に従うのであればスマホの返却は在学中は難しいかもしれない…

そうなれば卒業式の翌日に返却する予定だ

と言ったのですが、話し合いは不調に終わり、その後も電話等で対応する事もあり

ストレス不眠症が再発してしまいました…

そして今週末も土曜日なのに話し合いの為、学校に行かなくてはならず、

予定も狂って子供にも謝ったりしてクタクタです

私は一体どうすれば良かったんでしょうか?

学校方針に従わず、見て見ぬふりをすれば良かったのか…

2018-01-25

福岡野球チームの話

クラス野球チーム作ることになったんですよ。で、クラスで一番野球うまいAくんがキャプテンに任命されてさ、メンバー集めてがんばってたわけ。だけど先生が突然、隣のクラスのBくんを勝手スカウトしてきて、リーダーはこいつね!とか言って校長先生とか、保護者に紹介して回るわけですよ。しかもこのBくんがなかなか優秀でさ。先生があれこれ口出しするせいで、だいぶ迷走気味だったメンバーを励まして、初めての対外試合に向けてチームをうまくまとめちゃった。性格も真面目で心優しいからチームメンバーもみんなBくんが好きになっちゃってね。当然Aくんは面白くないよね。だから便所の裏に呼び出して脅したりしていじめたりして、最後はBくんが耐えられなくなってやめちゃったわけよ。Bくんやめたとき、え、ウソなんで? みんな思ったんだけど、それはそういうわけだったのね。

その後、Aくんのチームの方は試合には出てるんだけど、最近は出る度に負け続けでさ。先生は「もうやめちまえ」とか言ってるわけよ。やめたBくんは他所野球チーム作ってさ、まだ試合はできてないけど、そこそこうまくいってそうなんだよね。AくんチームのメンバーもBくんに誘われて移ったりしてさ。楽しくやってるわけ。で、それを聞いた先生が「あいつはなんだ、オレが有名にしてやったのに、Bくんのチームを潰せ」って突然怒り出してさ。なぜかあんまり関係ない副担任も一緒になって怒っててさ。みんな先生が怖いから、Aくんは「そんたく」してさ、「あいつはリーダーだったとか言ってるけどキャプテンはずっとオレ」って話をみんなにして回ってるわけ。

先生、器小さいよね

あ、友だちの子供の野球チームの話です

2017-11-20

anond:20171112152306

こういうこともあるので...。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171119-00050015-yom-soci

発達障害疑い、助言受けた担任放置…叱責自殺

福井県池田町の町立池田中学校で3月、2年生の男子生徒(当時14歳)が自殺した問題は、

担任副担任の厳しい叱責が原因とする調査委員会報告書公表から1か月が過ぎた。

 報告書は生徒について「発達障害だった可能性がある」とし、担任も同僚からそう伝えられていた、

と指摘した。特別支援必要な生徒を巡っては、国の指針などに基づき各都道府県体制を整えている。

だが、同校では今回こうした仕組みが全く機能していなかった。

2017-07-13

https://anond.hatelabo.jp/20170713183630

https://anond.hatelabo.jp/20170713183630

この記事を読んだ。

自分非正規教員常勤講師、男でかれこれ5年目。

この記事を読むと常勤講師は恵まれているように見えるし、「時間講師と比べたら」実際相当恵まれているんだと思う。

自分場合大学を出た1年目、2年目が非常勤だった。増田よりコマ数はあったが、一人暮らしを余儀なくされたので生活はとても苦しかった。

3年目、半年任期で、病気正規教員代替になれた。

憧れの常勤講師、なんといっても給料が月額で保証されている!

生徒からもそれなりに親しまれていたと思うし、陸上部顧問として土日の練習試合引率にも行ったなあ。

ようやく巡ってきたチャンス、成果を出そうと必死だった。

半年任期が終わろうとする9月末、正規教員から診断書が届いて病休が延長、それに伴い自分任期も延びた。2ヶ月。

人として不謹慎だと分かってはいるが、このときは「頼む!病気よ、せめて今年度のうちは治らないでくれ」と思わずはいられなかった。

結局その願いは叶い、年度いっぱい勤めることができた。

クラス副担任をしていたので、堂々と卒業式にも参列し、教え子の卒業を見送ることもできた。

しかし、3月29日になっても、30日になっても、31日になっても翌年度の内示が来なかった。

4年目、無職状態4月を迎えた。

退職」後の各種書類をどこに送ればよいか、と事務担当者に聞かれたので、(内示が来ないと住む場所も分からないんだよ…)と苦々しく思いながらも「とりあえず実家に送ってください」と頼んでいたので、ハローワーク書類源泉徴収票が届いた。

親は何も言わず普段どおりに接してくれて、それがまた堪えたなあ。

気持ちを切り替えてアルバイトでも探そうか、と思っていたら、5月半ばから産休が1人出るのでそこに入れないか、という内示の電話がかかってきた。

「あぁ、自分たちは代わりの駒でしかないんだな」と思ったが、また学校現場で働くことができて、収入保証されると思うと受け入れるしかなかった。

産休代替から育休代替になり、その年度も終わった。

そして今、奇跡的に同じ学校常勤講師をしている。

新任、転任の先生たちに混ざって着任式の挨拶をさせられたときには「勘弁してくれよ…」とは思ったが、今年度いっぱいは勤めることができるだろうという安堵感を噛み締めている。

3月30日で「退職」したことになっているから勤続期間が途切れているが、6月には期末手当が出た。

生徒の進路を考えて講演会講師を探したり、保護者との面談を行って感謝されたりと、やりがいは本当に大きい仕事だ。

ところで保護者の中には、「任期付きの講師」と聞くと、「正規先生じゃないの!?技量資質がないのではないか」という目を向けてくる人が一定数いる。

違うんだ、正規教員非正規教員も、みんな所定の大学の課程を出て免許を持っている。

違いは、「県の職員として採用されているか、そうでないか」ということだけだ。

非正規から授業の質が悪い」と言われては生徒たちに申し訳が立たないから、授業をはじめ、生徒と関わることには本当に力を注いでいるつもりだ。

先生になれる!」という思いと日々の仕事でいっぱいで駆け抜けた1、2年目。

念願の常勤になれて奮闘した3年目、理不尽な思いをしながらも境遇を受け入れて働いた4年目。

新卒で「フレッシュ先生だねー」と言われた自分も、いつの間にか27歳になった。

大学の同期たちは、いろいろな人生を歩んでいる。

仕事順風満帆な者、結婚して子供がいる者、海外の支社で才能を発揮している者。

自分はこの仕事に誇りを持っていて、正規採用を目指している。

しかし、人事担当者の采配一つで、または教員の体調ひとつで、来年

の今頃は無職になっているかもしれない。

どんなに頑張ったところで、正規教員のように長期で大切に育成する対象として見られていないんだろうなと思うことが多い。

所詮、駒なのだ

この気持ちのぶつかりを、高揚と落胆を、誇りと情けなさを、どう整理して生きていけばいいのだろうと思う。

増田共感したつもりで自分語りになってしまったが、このあたりで終わりにしようと思う。

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