「共和制」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 共和制とは

2024-11-17

anond:20241117224451

それはそれで問題があったか民主主義採用されてる訳でな

高学歴=99%富裕層なんで低学歴=99%貧乏人を代表する者は確実に必要なんよな

理想は半々

だが現状それは叶っていない

共産主義社会主義も結局は国の中枢に近い方から特権を得るだけのものだった

共和制とか王政ガチャからナシ

どうすりゃいいのかね

2024-11-06

anond:20241106153100

古代ローマ共和政は、ローマ都市国家、あるいは都市国家連合である時代には有効機能した。

しかしながらローマ地中海世界ほとんどを支配する巨大国家になると、システムとして限界を呈してきた。

このような巨大国家の指導者地位は、都市国家ローマの有力者の集まりにすぎない元老院や、首都ローマ市民選挙によって選ぶ執政官には、とうてい務まらなくなったのである

小規模な国家であれば市民元老院利害関係の調整も何とか機能したのであるが、国家大規模化するとそれが機能せず、元老院議員たる貴族私利私欲を優先させるようになった。

また市民集会への参加権利の無い属州民は、国家運営から完全に排除され、属州まで含めた大局的な見地での国家運営は、到底遂行しえない状態であった。


古代ローマにおけるパトロネジの問題があった。

古代ローマは、主に貴族からなるパトロヌス(親分)が、主に平民からなるクリエンテス(子分)を従え、かつ保護する相互関係があった。

ローマ都市国家の段階では、貴族たるパトロヌスがクリエンテスを保護する事により、私利私欲を追求する存在ではなくノブレス・オブリージュ体現者となっていた。

しかローマが巨大国家になると、貴族たるパトロヌスが保護するクリエンテスは国家構成員の少数派となり、結果、貴族自分に近い身内だけを利益を優先する存在となり、大局的な国家運営よりもクリエンテスの利益代表者としての立場を優先した。

この現状を打破するには、個々のパトロヌスとクリエンテスの複雑な上下関係を、ただ一人を頂点とする単純な上下関係へと整理する必要があった。


しかし、かつて王を追放共和制に移行した歴史を持つ古代ローマでは、君主制は最大のタブーであった。

内乱一世紀」と呼ばれる動乱の時期を経て、終身独裁官就任したカエサルは、共和政ローマ伝統を守ろうとする者たちによって暗殺される事になる。


その後を継いだオクタウィアヌスは、紀元前27年に元老院より「アウグストゥス尊厳なる者)」の称号を受け、古代ローマ最初の「皇帝」となったとされる。

だがそれは後世の認識であり、アウグストゥスは建前上は君主地位に就いたわけではなく、共和政守護者として振る舞った。

このような、実質上は皇帝地位に就いたものの、建前としては古代ローマ伝統墨守共和政体裁を守ったこ体制を、後世になって元首政(プリンパトゥス)と呼ぶ。




アウグストゥス統治あくま共和政継続という外面を持っており、その権力独裁官という非常時大権ではない、共和制平時のさまざまな権限を一身に帯びるという形で構成されている。

一つ一つは完璧合法でありながら、それらを束ねると共和制とはひどく異質な最高権力者地位となる。

こうした地位についてアウグストゥスは「私は権威において万人に勝ろうと、権力の点では同僚であった政務官よりすぐれた何かを持つことはない」と自身で表向きの説明をしている。

プリンケプスの地位構成したうち、主要なもの執政官権限上級プロコンスル属州総督)権限、トリブヌス・プレビス(護民官)職権の3つで、プリンケプスの権力基本的にはこの3つから説明される。

これら3つの権限アウグストゥスローマ合法的に統治する根拠であると同時に、執政官権限上級属州総督権限の2つは合わせると実質全ローマ軍の統帥権意味し、アウグストゥス軍事力を掌握する根拠でもあった。

以上の行政権軍事力のほかにアウグストゥス自身が述べるように圧倒的な「権威」が重要な要素であった。

アウグストゥスポンティフェクス・マクシムス(最高神祇官)という神職にも就任しており宗教上の最大権威者となってもいたが、それ以上に「内乱の最終的な勝者」という軍事的実績を伴った権威は正面から体制への挑戦者を寄せ付けなかった。


歴史は繰り返さないが韻を踏む、だ

2024-10-21

自民党野党も嫌だという人は

自分立候補して第3極となる選択肢になるしかない。

あるいは革命でも起こせば?

王権でも封建制でも立憲君主制でも共和制でも民主制でもない新しい政治体制を作ってほしい。

2024-09-09

藤子Fの大長編ドラえもん感想

40歳になったところでなんとなく藤子Fの大長編ドラえもんを読み返したので感想を覚え書き。

のび太の恐竜

ドルマスタイン外道恐竜ハンターが「人間狩りはやったことないでしょう」と誘ったときに乗っかってきた辺りで、ドラゴンボール魔神ブウ編に出てきた混乱に乗じて人を撃ってた外道二人組の雰囲気があった。しかしその後、のび太たちにティラノサウルスをけしかけたとき恐竜ハンターが止めようかと思った辺りでドルマスタインは「こっちの方が見たくなった」と言う。いやあド外道幽遊白書で垂金の賭けに乗っかってた B.B.C. のメンバーかにいてもおかしくない。

のび太宇宙開拓史

ギラーミンが有能。ギラーミンが出てくるまではチンタラしてたガルタイト鉱業のやつらが一気に引き締まって動くのが面白い。序盤ではケチ嫌がらせしか出来なかった三下も的確に爆弾しかけたりして動きがよくなるのがいい。

まあ、コーヤコーヤ星のガルタイト鉱業支部長?の奴があんまり仕事をすすめる気がない「ゆるくやって給料もらえればそれでいい」タイプだったんだろう。ギラーミンに「嫌がらせはやってるんだがなかなか進まず」みたいなことを言ってるけど結局嫌がらせしかしてないあたり向上心もない。のび太が来なくても遅かれ早かれ更迭されそう。

のび太の大魔境

しずかちゃんが序盤から何度も「おふろに入りたい」と言うのが、終盤で先取り約束機をしずかちゃんが持っている伏線になっているのに今更気付いた。巧妙だ。

敵のダブランダーは軍部を掌握してクーデター政権簒奪したんだと思うが、民衆の支持が本当に全くない状態軍事に全振りの総動員かけてる有様なのでそのうち政権崩壊しそう。「姫が残されているから」以外に正統性を持ってないか時間問題だろう。

あとブルスス強すぎ。折れた木だけを武器にして何人もの兵士と戦って生還するのは普通にすごすぎる。

のび太の海底鬼岩

前半のキャンプ楽しい子供のころに読んだときは前半ばっかり読み返してた記憶があり、同じ感想だった。

敵のポセイドンは海底火山活動攻撃と捉えて報復してるあたりポンコツだし、人間の生贄を要求するあたりはコンピュータのくせに呪術に傾倒していて狂ってるとしか思えない。アトランティス技術者はなんでそんなAIプログラミングをしたのやら。

のび太魔界冒険

魔界に乗り込んで一回いけそうな所まで行くが撤退せざるを得なくなり、なんとか立て直して再侵攻でトドメを刺すという王道、「カリオストロの城」の形式魔界に入ってからファンタジー世界ありがちな罠をかいくぐるところが楽しい

ボスデマオンは登場時点でほとんど詰みの状況まで作り上げていて手強かった印象。メジューサの石化もドラミが助けてくれなければあの時点で勝利確定だったはず。魔界歴程とドラミがいなかったらやりようがなかっただろう。こういうほんの僅かな綻びから主人公に負かされる展開、ジョジョ4部の吉良吉影や6部のプッチ神父とかの歴代ラスボス戦に通じるなと思った。(強すぎる敵を負かそうとすると同じ感じになるだけなのかもしれないけど)

大魔境に引き続いての出木杉解説がある。なんか民明書房を思い出した。

のび太宇宙戦争

戦車宇宙飛ばし無人機撃墜するところがアツい。大抵の作品宇宙活躍するのは戦闘機戦艦であるところ、履帯つき戦車宇宙空間飛ばして敵機を撃墜するのは他ではあまり見ないなと思ってニヤニヤしてしまった。

ギルモア将軍は「大統領を倒して皇帝になろうとしている」らしく、共和制やめて王政にするとかどんな体制転換だ、銀河英雄伝説のルドル大帝か? という気持ちになった。でも例によって軍部・・というか諜報機関無人機部隊しか押さえてなさそうで、大衆の支持が全くないのでどうせだめだろう。ドラコルルは諜報機関の長として有能な感じ。ドラコルルが頑張ってるからギルモア体制が維持できてるんじゃないかな。

ギルモア軍の総戦力80万に対してレジスタンス100人ちょっとであり、レジスタンスは「民衆の蜂起に賭けて動く」と言っていて「いやーそれはいくらなんでも無理では」と読んでて思った。しかギルモアが劇中で動かしていたのは諜報機関無人機だけ。総戦力80万のうち多くを占めるであろう有人戦力を全員動員するなんて出来ない、無理だろうという読みがレジスタンス側にあったのかも。

のび太と鉄人兵団

ミクロスが妙に人間味があってカワイイ。言いたい放題言ってくれるので全員シリアスな中での息抜きになってる。

今見るとリルルが神話を語る場面が印象深い。リルルが神話と同じ信念で来てるんだったらもう宗教戦争のような構図で、上官っぽいやつに何を言っても説得なんて不可能だろう。リルルが実質寝返ったのは・・リルルは現地に先に潜入して拠点確保など工作をする目的で作られているだろうから、現地で自然振る舞うために現地人の感情などを理解する仕組みが組み込まれているのでは? など考察してみる。

あと森を焼くシーン、戦況が絶望的すぎてつらくなる。

のび太と竜の騎士

世界観の謎解きがメインで明確な敵が居ないという新しい形式オチ。でも風雲ドラえもん城とか隕石落下とかスペクタクルがあるし、スッキリまとまるので読んでて楽しい

のび太の日本誕生

冒頭の自分だけの国をつくるところ、時代歴史要素、時空乱流あたりのオカルト、ペガとドラコとグリという厨二かつペットとの別れという感涙シーン、中盤の大冒険、終盤の追い詰められてからの大逆転、と盛りだくさんですごい。

ギガゾンビはあまり語るところがないベタな悪役という印象。

のび太アニマル惑星

ツキの月」のところがやっぱり面白い大長編補正をそのまま正当化するすごい道具。子供ときはこんなんいいのか?って思ったけど今読み直すと結局こういうのが見たいんだよなあ、と思ってしまう。

終盤、戦ったことのない動物たちを陣地と作戦で戦力にするところ、子供ときスルーしていたが、今見るとヒストリエとかドリフターズとか思い出すアツいシーンだと思う。

のび太ドラビアンナイト

中盤の砂漠彷徨うところやしずかちゃん境遇が、これまでのどの大長編よりもヤバくて一手間違えると死にそうでハラハラする。シンドバッドが現れてからは、実質主人公シンドバッドなのでは?と思うほど活躍するし、シンドバッドのび太一行に諭されるところも名シーンと思う。おっさんが往年の生気を取り戻す話なのかも。

あと、序盤のアラビアンナイト現実とが交錯する点を探すところ、子供のころはなんとなく見てたけど巧妙な構成だなあと感じた。

のび太と雲の王国

「竜の騎士」の行き違い展開や「アニマル惑星」のエコロジー思想を盛り込みつつも違う印象になっている。

中盤、かなり長い間のび太一人だけの逃避行になっていて、前作と同じくらいワンミス即死の展開をやっていて辛い。その後ドラえもんが復帰してもずっと緊迫感がある。

終盤の雲もどしガスで脅しをかけるところ、子供の時には「そんな物騒な・・対話でなんとかできないの?」など思っていたが、今読み返すと連邦最高議会での討論がとんだお気持ち明大会になっていて、「地上人意見も聞こう」と言いつつスネ夫しずかちゃんを「証拠を出せ」と詰める感じになってて、あんな場で言い合いするくらいなら武力に訴えるわな・・とも思った。雲もどしガスを撃っちゃったからこそドラえもん特攻説得力を持ったような気もするし。

のび太ブリキ迷宮

ナポギストラーの反乱について、「発明するのもめんどくさくなっちゃって、発明ロボットナポギストラー博士を作った」という説明がある。これが通ると言うことはナポギストラーの発想や発明品は流通させちゃうということで、もう倫理観や知性もナポギストラーに丸投げしちゃっている。そこまで投げたらそりゃあ反乱されるよね、という気がした。

作中では人間身体が弱ることだけ言及されていたが、もうちょっと反乱待って数年やってたら知性も劣化しそうだし、そうなってからナポギストラーが「幸せになれる薬を発明しました」とかやったらそのまま征服完了しそう。

ドラえもんが焼かれてから復活するまでずっと読んでて辛い。前作・前々作に続いての中盤辛い系なので子供の時にあまり読み返さなかったのかも。

のび太夢幻剣士

個々のエピソード・・伝説武器の回収、ドラゴンとの戦い、敵の将軍との戦いあたりは王道でかっこいい。ダイの大冒険とかロトの紋章とか読んでたとき気持ちになる。だけど、やっぱり最後打ち切りエンドのような話のまとめ方が気になる。ジャイアンスネ夫も呼べなかったし。大長編の連載スケジュールから言ってケツが決まってたから仕方ないんだろうけど。

妖霊大帝がトリホーを連れて夜襲をかけるところ、ダイの大冒険でハドラーがザボエラを連れてバラン戦直後の一行に夜襲をかけるところを思い出した。

のび太の創世日記

明確な敵がおらず、「竜の騎士」や「雲の王国」のように対話エンドなせいか子供とき特に終盤なんだかよく分からないうちに終わった印象だった。

今見ると個々のエピソード面白いし、しずかちゃんダイジェストで語ったこともページがあれば描かれてたんだろうな、とか思う。「T・P・ぼん」とかでやりたいネタがたくさんあったんだろうなと感じた。

のび太銀河超特急

王道展開をやりつつ、「禁断の星」とか「忍法壁抜け」とかの伏線回収も忘れない、とても整った作品あとがき藤子F本人が言及している通り、まさに集大成

ハテノハテ星群の「鉱業で栄えたが衰退、土地だけはあるのでテーマパーク建設」というの、思い浮かぶ地名がいくつもある。

のび太ねじ巻き都市冒険

子供ときは、敵がしょぼい、小便小僧結構すき、くらいの印象だった。あと透明ペンキを出すコマドラえもんポーズを決めてるのが子供ながらに違和感があって、「あーもう作者交代したんだ・・」という気持ちになったのを覚えている。

今見ると、藤子Fの遺作となったのもあって、どうしても制作背景が気になってしまう。あらかじめ話の概要を伝えてあったり、絵を任せる比率を増やしていたり、 Wikipedia に載ってる「種をまく者=藤子F本人」説があったり、その種をまく者の行動が自分問題解決するのではなくのび太たちに託す形だったり、後に伝えることをとても意識してたのかなあ、と思わされた。

2024-08-09

君はコーラ・ディ・リエンツォを知っているか

コーラ・ディ・リエンツォについて

コーラ・ディ・リエンツォ は、中世ローマ政治家であり、ローマ共和国の復興を夢見て活躍した人物です。彼の生涯と業績は、中世ヨーロッパの歴史において非常に興味深い物語となっています

    

ローマ共和国の復興を夢見て

古代ローマへの憧憬: リエンツォは、古代ローマ栄光を強く意識し、その復興を強く願っていました。

民衆の支持: 民衆の不満やローマ貴族への反感を利用し、民衆の支持を集めました。

独裁官就任: ローマ独裁官就任し、市政改革に着手しました。この改革は「コーラ革命」と呼ばれています

  

コーラ革命とその後

市政改革: 税制改革貴族特権削減など、民衆に有利な改革を進めました。

独裁的な傾向: 徐々に独裁的な傾向を強め、周囲から警戒されるようになります

失脚と死: 最終的にはローマ市民に追放され、国外暗殺されました。

  

コーラ・ディ・リエンツォが歴史に与えた影響

中世ローマ政治: 中世ローマ政治に大きな影響を与え、共和制復活の動きを活発化させました。

  

芸術: リヒャルト・ワーグナーオペラ『リエンツィ』の題材となり、芸術作品としても後世に名を残しています

   

コーラくんは貴族という階級を徹底的に攻撃して教皇民衆の支持を得て独裁権力者になったが、暴走して失脚した。

欧米では階級闘争を行った自由主義者の側面と扇動政治家の側面を持つ中世の興味深い政治家の一人とされているのだ。

2024-07-29

フランス革命矛盾象徴する人物、オランプ・ド・グージュ

フランス革命勃発後は、オランダで始まった女権運動に刺激を受けて、フランスでも女権運動を開始して、女性新聞を創刊し、愛国募金運動女性のための第二国営劇場建設などを計画した。

そしてフランス語では人間意味する言葉は同時に男性意味するため(仏 : homme)、『人間市民権利宣言人権宣言)』の中の「人間」には女性が含まれていないと考えて抗議運動を始める。

1791年憲法では実際に女性権利無視されていたこから9月14日9月5日)に自ら17条(人権宣言と同じ条数)から成る女性および女性市民権利宣言』を書いて発表した。

オランプは積極的演説活動を行い、記事を書き、愛国を謳った劇も書いた。彼女公然ロベスピエールやマラー批判ジロンド派を支持し、急進派の山岳派ながら"寛容派"のダントンを賞賛した。

1792年12月15日、オランプはルイ・カペー(前ルイ16世)の裁判に先立ち、元国王の弁護をしたいと国民公会に申し出たが却下された。

これが原因で彼女王党派と疑われ、家には人が押し掛けて脅迫を受けた。また女権伸張論を快く思わない革命派は彼女の行動を取り上げて嘲笑を浴びせたが、彼女問題にしなかった。

1793年7月20日、オランプはロベスピエールらを批判するポスターを貼る準備の最中に、反革命の容疑で逮捕された。

共和制連邦制立憲君主制のどの政権を選ぶか住民投票にすべきと呼び掛ける本を著したことによって反革命的と見なされた。

11月3日裁判が行われたが弁護士が出席せず、代わりの弁護士を付けることを願い出たが却下され、オランプ自身自身の弁護を行った。

彼女無罪確信していたが、扇動的な態度や王政復古を企てたとして有罪判決下り、同日午後4時に処刑された。

2024-07-14

銀英伝ヤン・ウェンリーはやるべきことやってない」論が興味深い

https://togetter.com/li/2401236

上記のまとめがはてブで視界に入ったのでちょっと思ったこ適当に書く。

主張は分からんでもないが、「それじゃヤン・ウェンリーじゃないよな」という感じがする

民主共和制である以上、多数の意見をまとめることが必要で、

そのための努力ヤン・ウェンリーがやってたのか、という問いが出てくることは

理解できないわけではない。

ただ、そういう「政治」を嫌ってるのがヤン・ウェンリーというキャラであり、清濁併せのむキャラ

「ヨブ・トリューニヒト」がやってる(物語後半まで「清」」」の部分は見えないけど)。

独裁制民主共和制 」という対立構造が崩れる

銀英伝という物語は、軍事の才も政治の才もすべて一人の名君に集まって最高に輝く瞬間の独裁メリット

軍事の才と政治の才がバラバラ連携せずにくすんでしまっている民主共和制デメリットを対比させてるところが面白い

けど、民主共和制の側の才能を全部ひとりに集めてしまったらそれはもう民主共和制じゃなくて独裁と変わらん。

表立って動く独裁者 vs 裏から手を回す独裁者 という話になってしまう。

物語の根幹をなす対立構造がなくなってしまってそれじゃ面白みに欠けると思う。

独裁制は名君がいなくなったらどうするの」 vs 「民主共和制主権者が背負う維持コストが重すぎる」

俺にとって銀英伝はこういう対立構造を描いている物語だと思ってる。

「名君のいなくなった独裁制」は次の名君が出てくることを祈るしかないし、

主権者責任放棄した民主共和制」は主権者責任感を取り戻すことを祈るしかない。

じゃあもっといい政治形態ってどんなものでしょうね?ってのは最近現実選挙見てても特に思う。

そもそももっといい政治形態というのがホントにあるのか分からいか現実は辛いね

2024-03-16

古代ローマ共和政期と帝政期に別れると習った。

共和政期とは実質的貴族たちによる寡頭政治のことだ。

帝政期とはその貴族たちによる議員政治制度を利用して独裁的な権力行使する仕組みのことだ。

共和政ローマにおいての首長は、独裁を避けるために二人の執政官が選出され元老院リードする形を取られた。

しか有事に際しては一人の独裁官が選出される仕組みとなっていた。

国家の存亡(といっても当初はローマ周辺の小さな都市国家だったのだが)の危機にあたって合議していては遅いからだ。

素早く決断して、素早く行動する。

そのためには一人の権力者が必要となるということだ。

しかし、共和政ローマにおいて常に危惧されていたのは一人の人間権力を握ることでやがて王政への道を開くことだった。

ということは常にそのようなことを夢想する輩がいたということの反証でもある。

そのような男の一人がユリウス・カエサルである

彼はその前時代独裁官の権力政敵粛清したスッラのやり方を見て着想を得た。

スッラ内戦により権力を握ると独裁官となり、自身政治信条に基づいた元老院運営体制を築いた後に独裁官を退き元老院へと権力を戻した。

なぜなら元老院による貴族政治スッラ理想とするところだったからだ。

しかし、民衆派であったカエサルは違った。

彼はその支持層貴族ではないことから権力を握るためには元老院による寡頭政治ではなく、より独裁必要としたからだ。

これは彼自身の野心であると同時に、対立したポンペイウス派に対抗するための手段でもあった。

カエサルルビコン川を超えてローマに帰還したあと独裁官に就任、その後内戦勝利したあと、永久独裁官に就任するところで暗殺された。

元老院派にとって、共和制の原点であり拠点とも言うべき元老院において、ひとつ政体を退けるために暴力行使されたというのは元老院議員にとって如何に王政に対する忌避感が強かったのかの現れであろう。

これを見ていた後継者アウグストゥスは、永久独裁官という地位を求めることはせずに、様々な制度を複合することで実質的独裁権を得た。

その王政アレルギーを刺激しない方式をとることで自らの権力をより受け入れやすものへと変質させたのだ。

2024-01-06

フランス革命が起こった原因は財政破綻

啓蒙思想がどうたらとか

自由平等友愛とかの

フレーズが先行していて

どうしてフランス革命

起こったのかわかりにくかったが

簡単に言うと

フランス財政破綻たか

それがきっかけとなって

雪崩のようにいっき

革命が起こった。

財政破綻した王政側が

あらたに何らかの形で

お金税金の形で集めようとしたら

当時力をつけていたブルジュワジーから

反発を受けて対立

武力衝突が起こった。

ようはお金の話なのだ

もちろんそれがおこったバックボーンとして

啓蒙思想とか

階級闘争などがあるのだが

黒船の来航(外国から圧力)がなければ明治維新が起こらなかったのと同じで

財政破綻していなければフランス革命は起こらなかった。

また元々は王政を打倒して共和制に移行するというところまでキツイ思想革命ではなかったはずで

本来であればイギリスのような立憲君主制に軟着陸すべきところだったもの

王権側の政治力の低さと革命後の権力闘争の流れが原因となって王がギロチンにかけられることになった。

2023-12-29

anond:20231229022720

全然民主主義じゃない」ってところまでが最低限の読解なのでは

最終的に話が立憲君主制に落ち着いてる所からして、権威主義にも共和制にも否定的

しろ同盟がほぼ軍国主義なのが、ラノベなりのリアリティだと思ってた

2023-11-30

anond:20231130064537

共産主義戦争経済悪という思想なのに、共産主義全体に、上意下達軍隊調の全体主義イメージがある

ただ中国ロシア自治区もあるから、実は統制もありつつの共和制だった

日本一党独裁中央集権のほうがよほど全体主義

都道府県知事ほぼほぼ中央の人、最高裁判所ひとつだけで独立憲法裁はない、経団連あり、医師会あり、統制されたメディアあり、金融団あり、税金チューチュー権益団体自治区状態治外法権

権益団体の乱立と癒着と腐敗のことを何主義というんだろうな

2023-08-23

anond:20230823012801

君はね、現代西側平和な国の民主主義体制絶対正義という枠から抜けられてないんだよ

から俺の書いてる事が全く読めない

読んでるのに読めない

なんのために徳川幕府家康を出してるんだと思う?

民主主義共和制帝政なんてのは人類ローマの頃から2000年以上やってていろんな「正義」があるんだよ

あるいは正義なんてもんはない

民主主義で一人の命を助けるために何人もの犠牲を出すのと、独裁で一人の人間人権を奪って殺して他の数人を助けるのとは正義の在り方でしかない

戦争しなければ良かったと言うのも的外れ世界中全員勝つと思ってたのには異論ないんだろ?速攻で勝つと専門家だって思ってたよ

キーウの空港スペツナズが全滅した時にはガチで「全滅... だと?」状態だったし世界中ほぼ全員そうだ

2023-05-29

anond:20230528230136

むかしの革新政党としての共産党評価しているよ、

天皇制廃止憲法改正共和制移行、国防軍めっちゃホネのある主張や

しかし「護憲政党」に変化した時点で、本来共産党じゃないし、そのくせ憲法が示す民主主義否定とか・・

憲法私有財産を認めているのだから、もちろん改憲派であるべきなのに

2023-04-11

anond:20230411124440

諸国近代化共和制に切り替えたのを本気でフランス革命に屈したからだと思ってる奴いるよな

2023-03-08

銀河英雄伝説を読んでいるが物凄く印象的なセリフが出てきた。

民主共和制とは人民自由意志によって自分たち制度精神をおとしめる政体のことではないか?」

なんてことだ、今の我々の社会はまさに自由意志によって制度精神も貶められているではないか

2023-03-06

ベトナム独立宣言

全国の同胞たちよ、

全ての人はみな、平等権利を持って生まれています創造主は誰も侵すことのできない権利を与えました。その権利には、生存権自由権幸福追求権があります

 

この不滅の文言は、アメリカの1776年独立宣言の中にあるものです。より広く言えば、この文言は、世界の全ての民族がみな平等に生まれ、どの民族生存権幸福権、自由権を持つということを意味しています

 

1791年フランス革命における人間と市民の権利の宣言(※人権宣言)も、「人は生まれながら自由であり、平等権利を有し、常に自由であり、権利について平等でなければならない」と言っています。これは、誰も否定することはできません。

 

それにもかかわらず、この80年間、フランス帝国主義者たちは、自由平等博愛の旗を悪用し、私たちの国を強奪し、私たち同胞を抑圧してきました。彼らの行動は、人道と正義に反するものです。

統治において彼らは、私たち人民自由民主を僅かでも与えることはありませでした。

 

彼らは野蛮な法律施行しました。彼らは中部南部北部でそれぞれ異なる制度を作り、私たち国家統一妨害し、私たち民族団結を妨げました。

彼らは学校よりも数多く監獄を建てました。彼らは、私たちの国を愛し民族愛する人々を斬り殺しました。彼らは、血の海に私たちの蜂起を沈めたのです。

彼らは言論を統制し、愚民政策実施しました。

彼らは、アヘンアルコールを使って、私たち民族を衰弱させました。

経済において、彼らは私たち民族を骨の髄まで搾取し、私たち民族を困窮、欠乏させ、私たちの国をずたずたにし不況に導きました。

彼らは田畑を、坑道を、資源を奪いました。

彼らは紙幣印刷や、輸出入権利を独占しました。

彼らは数百の理不尽徴税を行い、私たち民族特に農民商人貧困に陥れました。

彼らは私たちブルジョワ台頭を許しませんでした。彼らは私たち労働者を情け容赦なく搾取しました。

 

1940年の秋、連合国に対抗する拠点を更に築くため、日本ファシストインドシナ侵略し、フランス帝国主義者らは跪いて日本私たちの国を明け渡しました。そのときから私たち民族フランス日本という二重の枷をかけられたのです。そのときから私たち民族は、日増しに困窮し、貧困にあえぎました。その結果、ついに昨年末から今年の初め、クアンチから北部にかけて、200万人の同胞餓死しました。

 

今年の3月9日日本フランス軍を武装解除しました(※仏印処理)。フランス帝国主義者は逃げる者もいれば、降伏する者もいました。

まり、彼らは私たち保護するどころか、5年の間に2回も私たちの国を日本に売ったのです。

3月9日以前に、ベトミン(※ベトナム独立同盟会)は何度もフランス人に対して、日本に対抗すべく同盟しようと呼びかけました。フランス帝国主義者はこれに応じず、より一層ベトミン迫害しました。更には、敗走の際、彼らはイエンバイとカオバン政治犯を多数虐殺しました。

 

しかし、フランス人に対して私たち同胞は依然として寛大で人道的な態度を保ちました。3月9日の変動後、ベトミン辺境へ逃れた数多くのフランス人を助け、日本収容所から多数のフランス人を救出し、彼らの生命資産保護しました。

 

実際、1940年の秋から私たちの国は日本領土となり、もはやフランス領土ではありませんでした。

日本連合国降伏したとき、全国の私たち民族は立ち上がり政権を奪取して、ベトナム民主共和国を築いたのです。

実際には、私たち民族は、フランスの手からではなく日本の手からベトナム国を取り戻したのです。

 

フランスは逃げ、日本降伏し、バオダイ帝は退位しました。私たち民族独立したベトナム国建設するために、100年近く帝国主義者たちと戦いました。私たち民族は、何十世紀も君主制と戦い、民主共和制を築いたのです。

 

ですから私たちベトナム国臨時政府は、ベトナム国民代表して、フランスとの関係離脱し、フランス署名したベトナムに関する全ての協定を破棄し、ベトナム国におけるフランスの全ての権限を破棄することを宣言します。ベトナム国民は、フランス植民地主義者の陰謀に対抗する覚悟を固めています

 

私たちは、テヘラン及びサンフランシスコ会議民族平等原則を認めた連合国が、ベトナム民族独立する権利を認めないということはあり得ないと信じています

ある民族がこの80年以上にわたりフランス奴隷であることに勇敢に対抗しました。ある民族が数年にわたり連合国と共にファシストに対抗しました。その民族自由を得なければなりません! その民族独立を得なければなりません!

 

これらの理由から私たちベトナム民主共和国臨時政府は、世界に向けて改めて宣言します。

ベトナム国自由及び独立する権利を持ち、実際に、自由独立した国となりました。ベトナム国民は、この自由独立を維持するために、精神軍隊生命、そして財産のすべてを持つ権利があります

 

これを以て「ベトナム日本ファシストから独立した」って喧伝してる人がいるけど、

 

ですから私たちベトナム国臨時政府は、ベトナム国民代表して、フランスとの関係離脱し、フランス署名したベトナムに関する全ての協定を破棄し、ベトナム国におけるフランスの全ての権限を破棄することを宣言します。ベトナム国民は、フランス植民地主義者の陰謀に対抗する覚悟を固めています

 

私たちは、テヘラン及びサンフランシスコ会議民族平等原則を認めた連合国が、ベトナム民族独立する権利を認めないということはあり得ないと信じています

ある民族がこの80年以上にわたりフランス奴隷であることに勇敢に対抗しました。ある民族が数年にわたり連合国と共にファシストに対抗しました。その民族自由を得なければなりません! その民族独立を得なければなりません!

 

これらの理由から私たちベトナム民主共和国臨時政府は、世界に向けて改めて宣言します。

ベトナム国自由及び独立する権利を持ち、実際に、自由独立した国となりました。ベトナム国民は、この自由独立を維持するために、精神軍隊生命、そして財産のすべてを持つ権利があります

 

普通にフランス支配から卒業しか言ってないんだよなぁ。

第二次世界大戦中の日本天皇制ファシズムに侵されていたという言説は今でも普通にあるわけだし。

2022-12-26

anond:20221226103702

出身日本でそれに関連して大和民族歴史調べてたから分かるけど、大和民族ってただの野蛮人なんだよね

ゲイシャフジヤマみたいなノリで大和民族は争いもなく平和暮らしてた~みたいなイメージ持たれてるけど

日本内にいくつもの国が分かれてて、普通に殺しあってるから

あと共和制じゃなくて封建制から貧富の格差やばい日本内で奴隷普通にいた

織田信長とか日本英雄扱いされてるけど、やってることは日本国内のいざこざでトップに立って謀略に踊らされて非武装僧侶虐殺しただけだから

そりゃ明智光秀暗殺されるよ。天下布武してたら大和民族犠牲者も大量に出てたはずだからね。ある意味暗殺で終わってよかった

ゴールデンカムイを読んで大和民族を知った人も多いけど、あの漫画の温厚な描写ファンタジーだと認識すべきだと思う

2022-09-29

anond:20220929004709

1946年1月1日に行われた昭和天皇の「人間宣言」、あれが全てだろうな。

今の日本君主制ではなく、事実上共和制

2022-09-27

統一教会話題、正直もう疲れる

霊感商法で金巻き上げるカルト教団は潰れろ、っていうのは全面的同意なんだけど、

どこ見てても、大半の意見は「カルト教団と少しでも関係持った議員はさっさと辞めろ」で思考停止してしまっているように見受けられる。

宗教団体から票を集めるのはやってもいいのか?」 と、「統一教会カルトなので活動をさせるな」ってのは別問題な気がしている。

で、前半は現行認めざるを得ないんじゃないかと思う。


反社カルトが国政に食い込む構造

https://yashio.hatenablog.com/entry/20220912/1662987600

上記にもあるように宗教団体から票を集めるっていうのは現状の仕組み上効果的・合理的だと思うし、

もし全然やっていない政党があるんだとしたら、応援者の期待を裏切る怠慢だとすら思ってしまう。

政党なんて議席がないと力が出せないんだから、各議員があらゆる団体にいい顔をして力を持とうとするのは当然。

批判するんだとしたら統一教会カルトだと認めていないこと、それらカルトちゃん活動できないように法なり仕組みなりを作っていないことを批判すべき。


宗教団体が力持ちすぎてるから法案を通せないっていうなら、

それはそもそもそういう宗教団体が票田を持ってしまっている原因を作ったアホな国民責任だろうし、

そうなるべきなのが民主主義ってもんじゃないの。

(スパゲティモンスター信者国民50%超えたらカルトだろうが教団に有利なように政治をもってくでしょ)


自民党のいち地方議員から見た統一教会の話』

https://anond.hatelabo.jp/20220818211741

あと、この人が本当に自民党議員なのかどうかはわからないけど、大半の中の人はこういう感覚なんじゃないかなと想像する。

いちいち、どの宗教団体から票集めようとかそこまで計算してないんじゃないかな。

色んな団体会合に出席して、俺に任せてくれ、悪いようにはしない、って顔するのは、上に書いたように当然だと思う。


あらゆる団体のしがらみから完全に抜けて理想的政治をしてほしいっていう願望は実現性皆無だしあまりにも幼稚なんじゃないかな。

なんかこう、個人的には、応援する政党(基本的政策参考にその時々で決めてる。この前は国民民主投票した)には、

かのローマ帝国初代皇帝のように、共和制でございって顔していつのまにか元老院権限護民官権限も巻き取ってインペラトールになる、そんで政治実体の効力があるよう動かす、みたいな、

清濁併せ呑んだような政治をしてほしいなとか思ったりする。

2022-07-08

anond:20220708183858

ちがうぞ?こういう暴力から本物の独裁政治ができあがるんだぞ?

古来はローマ共和制から帝政の移行とかみたいに

2022-05-02

思いつく限りのナーロッパを書き出してみる

疲れたのでこの辺にしておく

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん