https://togetter.com/li/2401236
上記のまとめがはてブで視界に入ったのでちょっと思ったこと適当に書く。
そのための努力をヤン・ウェンリーがやってたのか、という問いが出てくることは
理解できないわけではない。
ただ、そういう「政治」を嫌ってるのがヤン・ウェンリーというキャラであり、清濁併せのむキャラは
「ヨブ・トリューニヒト」がやってる(物語後半まで「清」」」の部分は見えないけど)。
銀英伝という物語は、軍事の才も政治の才もすべて一人の名君に集まって最高に輝く瞬間の独裁のメリットと
軍事の才と政治の才がバラバラで連携せずにくすんでしまっている民主共和制のデメリットを対比させてるところが面白い。
けど、民主共和制の側の才能を全部ひとりに集めてしまったらそれはもう民主共和制じゃなくて独裁と変わらん。
表立って動く独裁者 vs 裏から手を回す独裁者 という話になってしまう。
物語の根幹をなす対立構造がなくなってしまってそれじゃ面白みに欠けると思う。
俺にとって銀英伝はこういう対立構造を描いている物語だと思ってる。
「名君のいなくなった独裁制」は次の名君が出てくることを祈るしかないし、
「主権者が責任放棄した民主共和制」は主権者が責任感を取り戻すことを祈るしかない。
銀英伝の話題を見る度に 作者はトリューニヒトみたいなカルトと手を組んで馬鹿な事をやらかしまくり最後に射殺されるという典型的に馬鹿で愚かな政治家を描いたのに 現代の日本でそ...
主張は分からんでもないが、「それじゃヤン・ウェンリーじゃないよな」という感じがする これは完全に同意。 ヤンは民主制を重視しすぎるがゆえに「政治的な象徴に祭り上げられる...
ラインハルトの政治って既得権益の破壊と唯才是挙だから普通に曹操でしょ。
> ヤンは民主制を重視しすぎるがゆえに「政治的な象徴に祭り上げられることを避けるための(非民主的な)工作」すらできない。 工作を出来ないというより、そういう政治を嫌ってるキ...
カリスマで票を獲得する「英雄」が選挙に立つべきでないとかも思ってたのかもね
カリスマが扇動して何かを為したところで、長期的には有権者の責任逃れを加速させるだけだからな。