はてなキーワード: 観光地とは
国際化が進む日本でも、地方のように、歴史的な遺産の残る原風景も探せばまだまだある。これは韓国や台湾や中国も同様だ。大都会から続く現代都市は、必ずどこかで途切れる。
しかしそういう場所を通ると、必ず別のことにも気づく。それは、本来都市と無縁である地域にもかかわらず、ついこの間まで歴史的に価値のあったような場所が無秩序都市に変貌していることだ。田舎に分譲マンションが建設されていて、本来は学園都市と無縁である地域に大学キャンパスがドカドカ建ち、鉄道や道路は満員状態だ。
東アジアはよく「欧米や東南アジアのように未来志向なだけではなく、歴史もあって田舎もあってバランスが良い」ことを売りにしている。たしかに関西や中部や関東のように、都市の無秩序化対策にとことん取り組みつつ歴史的遺産をきっちり守る場所もある。どうも大都市圏方面ばかりそういう施策はあるのに、田舎のそれを蔑ろにしすぎだと思う。
日本は田舎が都会の何倍以上もあるが、田中角栄政権移行の画一的開発化に伴う開発もあって、もはや「田舎」は残っていない。つまり貴方たちが云う田舎はその地域の片隅にしか残っていない。北関東や東北にも歴史スポットはあるが過去の名残もあっても観光地化に適しているとはいえない。
日本の都市開発はやたら前時代的と言われる。しかし日本において「道路の便利な場所」なら大都市部にもある。例えば札幌と新潟だ。ではそれらを資源として活用しているだろうか?新潟市出身の親父の友人いわく帰省がてら訪問したら悲壮感がただよっててやばかったという話である。文化人はそんな場所で生まれやすい。
オタク文化の担い手の地方出身者の多さは、日本のポップカルチャーというものがいかに社会の暗さを世界に示したように見える。都市や中央の恩恵を受けず、そこで生まれた人間が学と徳を弁え、現地は都市ほど産業が少ないので自営業が多くなり、中には漫画や文学などの作家になってしまう。
こういう系列のクリエイターが首都圏から輩出することは少ない。まして都会の場合、かつて流行していたアングラ漫画とか、社会風刺もののような、どちらかというと現実風刺路線の、文化的な味がやや薄い作品ばかりだ。
私は少年少女漫画・小説の中で東京都市部・神奈川県の地元民が描いた作品がダサくなっていると思っている(あくまでも数字のみで見た考えで、作品ごとの評価は別)。とくに高校生を描いた物は、往年の不良漫画みたいに野暮になっている。同じ関東でも埼玉や北関東のものと比べても悪い意味で飽きやすい。高評価される作品も地方民・地方出身者が書いたものが主流。ギャルやヤンキーのようなダサいものは地方っぽいが、今のサブカル面は違う。
で、なぜ作品のレベルがばらついているというと、やはりそれは地方に行くほど仕事の数が少ないが、時間とお金にゆとりのある人が転入するために、作品作りへのゆとりが生まれやすいからではないか。そういう場所では、ありのままの地元を描くことが難しいが、空想ものの作品を生むにはうってつけの場所だ。
社会風刺と文化的なものが分離されていることが理想であるが、だったらそれがなぜ都会でも出来ないのか。広義の都会人の自分が言うのも説得力ないかもしれないが本当はこういったばらつきはないべきで社会風刺と娯楽ものの区別が明確になければ文化強国は持続しない。
今日は暇だけど寂しいので久々にその辺のID掲示板でチャットしてみた。当方オタクおっさん。
ひとつはiPhoneのappのCChat。プロフ見まくると30秒広告出てうざいけどチャット自体は無料。
近所の子を一人捕まえることができた。旅行が好きだけどあまり行けないらしい。
最初は素っ気なかったけど、話が広がって来るにつれ彼女のほうが積極的に。ご飯作ったあとみてみたら「どうしたの?」とか5つくらい並んでた。急かすなぁ。
北海道出身でこっち来たと聴いてセイコマの話とか行ってみたい観光地で盛り上がる。結局2時間チャットして彼女が寝たので終了。
あと堂々と援交の書き込みがあって少々驚く。他のappじゃバンされてるけどここはまだなのね。
試しに送ってみて、業者は嫌がる世間話と地域の話と顔あとで送るから今度とやってみたけど、普通にいつでも待ってる会ったら一緒に食べに行こって返された。どうやら業者じゃなさそうだ。
でも援交娘興味ないんだよねー。2万出して女買うくらいならボードゲームとかPCパーツ買う。19らしいし顔写真可愛いから買ってくれる人はいるんじゃないかな。うん。
今はスカちゃんでみつけた子の悩み聴いてあげてちょっと甘えられて寝落ちちゃったので寝息を聴いてたら寝言で僕のHN言ってた。可愛い。
両親も祖父祖母も亡くしてでもちゃんと働いてるすごい真面目な子。でも最近彼氏は仕事辞めて逃げちゃったらしい。
行って一緒に暮らしたい。でも15歳差ってちょっと壁感じるね。ミドリカワ書房のリンゴガールが頭に流れた。うん。
年齢は27歳(A)、26歳(自分)、25歳x2人(B, C)の男4人でヨーロッパ旅行に行った。
自分とAが中心になって、半年前からホテルや飛行機の手配をした。
しかし、初日の晩御飯から既に色々あって、全く旅行を楽しめなかった。
私は、その土地のレストランやバールなど、現地のものが食べられたり現地人と交流できる場所に行きたかった。
一方、A, B, Cは、スーパーで買い物をしたほうが安いので自炊をすべきとの意見だった。
金額を安く抑えるためにドミトリー的なところに泊まったため、たしかに調理器具は一通り揃っていた。
でも、「ヨーロッパ5泊7日、ホテル+航空機+鉄道」を9万円以下に抑えたのに、どこまで節約する気なんだろうか。
せめて一日くらい外食の日があっても良かったのではと思ったり。
結局すべて自炊になった。
AとBが買い出し・調理をやってくれた。が、頼むべきではなかったと後悔した。
やけに大量に買い込む。
そんだけあれば普通にどっか食べに行けた気がする。
絶対に食べきれないほどの量や、食いたくないようなゲテモノを買ってきて、私やCに食べさせようとしてくる。
何故か全ての食品が開封され、半分近くが捨てることになった。
油が壁に飛び跳ねまくっているのに気にしない。
調理器具を本来の用途と違う、器具が傷むような使い方を平気でする。
自分は最初に就寝したので、ダイニングを離れる際に自分の食器と、流しにおいてあったフライパン等だけ洗って先に寝た。
私が洗うように促すと「お金払ってるから清掃の人がやってくれるよ」と言われた。
結局、そのまま放置することは私の心がいたんだので、食器は私が洗った。
ついでにコンロ周りの油ハネとかも拭いた。
その間ずっと彼らはテレビを見ていた。
調理器具を一部破損させてしまったことが発覚し、チェックアウト時に修理費用を支払うことになった。
友人たちは「ホテル側がいちゃもんつけてぼったくってるだけでは」と最後まで納得していなかった。
それならスタッフにそう言えばいいのに、指摘するだけの英語力を持っていないA, B, Cは何も言わない。
最後に「ご迷惑をおかけしてすみませんでした」をスタッフに伝えた。
私も英語はほとんど話せないが "Sorry for our trouble" と言ったら何となく伝わったようだった。
A, B, Cは特に何も言わなかった。
彼らは先に進むのが早い。観光地でも。
特にAは待たずに先に行く。本人曰く「そこに行ったという『実績解除』が重要」らしい。
BとCは観光に飽きても一応私を待ってくれていた。
待ってくれてはいたが、そもそもどこに観光に行くかは一緒に決めたはずなのだけど。
結局後輩に気を使わせないように、見学もそこそこに先に進むことになってしまった。
晩御飯関係が特に印象に残ったが、他にも色々あって、あげだしたらキリがない。
書き出してみると、Aが特にひどい。
Aが今も実家で暮らしていることが関係しているかもしれない、と思った。
偏見かもしれないが。
まとめると、
非常識な行動(だと私が感じる行動)を取っている人たちと一緒に行動しなくてはならないことが辛かった。
なんだか、すごく損をした気分になった。
一方で、世間一般では彼らの行動は常識の範囲内なのかもしれない。
私が自分の価値観を彼らに押し付けて、思い通りに行かないからイライラしていただけなのかも知れない。
そんな自己嫌悪のような事を帰りの機内で延々と繰り返した。
全く気が付かなかった。
例えば、Aとご飯を食べに出かけると、メニューを見る前にオーダーボタンを押して店員を呼ぶ癖がAにはある。
A曰く「呼べば決まるっしょ!(呼んだら店員が来るまでに否が応でも決めざるを得なくなるからすぐ決まるっしょ)」とのこと。
あと「おみやげコーナーで待たされるのと観光地で待たせるので等価交換」というコメントをみて気がついたこと。
お互いに待たせる・待ってもらう関係なら等価交換になるんだけど、向こうは一方的に人を待たせるくせに待ってくれない。
同じようなことは色々あって、結局、
(こっちは向こうの価値観にあわせて譲歩してあげてるのに、向こうはこっちの価値観にあわせて譲歩してくれない)
という考えが根底にあって「損をしている」と感じているのかもしれない。
伸びてて驚いた。
後出しになるけれど、この友人は全員数年来の付き合いで、国内旅行やBBQなども一緒にやったことがある。が、これまでは余り問題になることはなかったので、
ブコメにもあったけれど「旅の恥はかき捨て方式で、気が大きくなったんかなぁ。」なのかなと自分も思っている。
特に海外で、周りの眼が気にならない環境なので。いや、本当は気にしてほしいのだが。
あと、本当に文字通り24時間一緒にいたので、色々な気になることが蓄積したというのもあると思っている。
BBQは24時間一緒にいるわけではない。国内旅行だって、一人になりたいなぁと思って旅館の外適当に散歩したり、新幹線や飛行機では寝ることだって出来る。
「別々に行動すればよかったのでは」の意見、そのとおりだと思います。
一方で、彼らの旅行は、(これもブコメの引用ですが)「観光」ではなく「親睦」が目的だったので、
その辺もちゃんとすりあわせて置くべきでした。
自分の許容範囲が狭すぎることが原因な気もしたので、安易に一人旅に逃げるのはどうかと思っていたが、そうでもないみたいで安心した。
ちなみに、過去に別の友人と行った海外旅行では、とてもすごく楽しく過ごせた。
その時は友人と価値観が同じだったので、すり合わせのコストを割く必要がなかったのだと思う。「超えちゃいけないライン」みたいな共通認識があった。
(もしかしたら自分がそう思っているだけで、友人側が大きく譲歩してくれていたのかもしれない)
あと、海外(特に室内でも靴を履く文化圏)では、人前で靴をぬぐことは「臭い足を晒す」という意味で超絶失礼に当たるらしいです。知りませんでした。
すでに何人かの方が推測しているが、A, B, C, 及び私は全員大学時代の元バイト仲間。
ABCも含めこのバイトのメンバーは非常に仲が良くて、半年に1回くらいイベント(旅行、BBQ、花火、とか)を企画して集まってた。今回もその一環で、初・海外旅行だった。流石に社会人になって参加率は下がったが。
A, B, C, 私は、全員違う高校・大学に通っていた。就職先も違う。
そういった文化圏・コミュニティの差が現れているのかもしれない。
もしこの不和が、価値観の違いによるものだとしたら、一方的に指摘するのは押し付けでしかないのではと思い遠慮していたが、一般常識的にAらの言動はヤバイということが確認できた。
今回のことでかなり失望したものの、そうは言っても友人は友人なので、今後は目についた点はきちんと指摘したいと思う。
それでも治る気配がない、自分が浪費するだけ、と思ったら、または指摘が原因で仲違いするようなら、それまでの関係だったと思って距離を置こうと思う。
関東に来たら、地域にある小さな神社や寺を楽しむ術を身につけることをお勧めする。
たとえば神社の境内には、縁起の碑、末社、御神木、忠魂碑、ほかには伊勢神宮参拝記念碑、何か地元の偉い人の銅像などがあったりする。観光地の寺社のようにわかりやすい歴史はないが、その地域の歴史に対する想像力をかきたてるものがそこかしこにある。
たまたま人がいれば、気軽に話しに応じてくれることが多い。ある小さな町の観音堂で、管理している地元のおじさんから、お茶をもらいながら2時間くらい、堂の管理方法から息子の自慢話までを延々聞かされたこともある。観光地ではこういうことは基本的に経験できない。
寺社の建築や仏像などが好きだとか、門前町の賑わいが好きだとかいう場合はまた話は変わってくるけど、歴史が好きなのであれば、小さな地域の寺社も楽しみ方次第だと思う。
・移動時間が長くてすごく疲れる
18切符の旅が好きで毎年やってたこともあるが今は疲れるし昔ほどあれじゃ回れないしもうできないかもなあ。若いうちは楽しい。飛行機は乗れなくはないが正直3時間が限界だから海外は行ったことがない。
ここに行くと決めるだけであと何するかはそこで決めるので旅行ガイドは見たことがない。そういう無駄旅が好きだ(今はほとんど旅行しないから好きだったかもしれない)。ただ無駄が多すぎるので9割以上の人にはお勧めできない。
・お金がめちゃめちゃかかる
今思うとまったくその通りで否定のしようがない。安く上げる方法を検討するのはあっても結局行かないのが一番安い。
まあ、私が旅行しなくなったのは金ではなく、昔楽しみにしてはるばる遠征した温泉で中国人団体客とぶち当たり温泉汚いわうるさいわで嫌になってしまった、あと富士山に行ったときに人しかいなかったのに呆然としてもういいかな…と思ったのが理由ではある。
後者は10年以上前に富士山に行きその時は閑散とした登山道をたまたま気のあった陽気なアメリカ人の人とわいわいしながら登ってたのと比較だからあまりの落差に呆然とした。登山ブーム発生自体は知ってたけどあれほどとは…ね。
人込み見たかったらわざわざ観光地じゃなくても別に東京で構わない。せっかくそういうとこに行くなら多少閑散とした雰囲気があってほしい。わがままなもんだと自分でも思うけど、私が旅行至上主義者だったころの観光地はそうだった。京都でも人は多いがもう少しゆったり散策してられるだけの余裕が昔はあった。今は宿もないが。
そういうのに取り残された崩壊寸前の地も多数あることは知ってるけど、そっちは今度は交通路がない。閑散を通り越した虚無に近い何かだ。鉄道切れて一日たってもたどり着けないとか。思い立って行ったら数年前にあった土産屋が軒並みなくなってたとか…。考えるのもわびしくなる。
金の問題は止めたあと気づいた。もともと金に困ってはいなかったがしばらく旅行をやめていたら貯金が倍貯まっていた。使い道は老後の備えくらいだろうが…。
こんなんだから私も旅行先を毎回聞かれて答えに窮する者の一人だ。困ってはいる。
私の場合数年前私が筋金入りの旅行絶対主義者だったのを周りが皆知っており、今も旅行絶対主義者だろうと思って休みになるたびにどこに行くのと聞いてくるから問題がでかい(苦笑)。
いやもう旅行行かないんですよとも言えない。
http://anond.hatelabo.jp/20170302112844
自分は旅行が好きなのに、旅行至上主義は嫌いというめんどくさい人間である。
ガイドブックの確認作業とか大嫌いなタイプの人間だ。それでも旅行はする。
じゃあどういう旅行をするのかって、
・近場あるいは早く行けるところに
をするのだ。
東京熱海、名古屋大阪、大阪福井あたりなら、青春18切符で安く済ませれば良い上に、そんなに時間はかからない。
で、観光というのも、ガイドなんかに従わず、自由に行きたいところに行けば良い。
自分は名古屋に住んでいて、数え切れない回数京都に行ったが、一回もガイドブックなんて見たことはない。
在来線で行けば、京都往復は定価でも5000円ぐらいであり、これを金券ショップなどで安くしたりすれば良い。目的地等によっては山科まででも良い。
京都大阪間の移動はいつも、四条河原町界隈の金券ショップで購入した阪急の回数券で安く上げている。
関西圏や首都圏に済んでるなら、新千歳空港までLCC往復するという旅行も、ある程度の予算である程度の時間ですむようだ。
LCCは「安く」「早く」行けるので、貧乏かつ短期間の旅行に向いている。新千歳ぐらいなら、空港自体が観光地のようなものなので
とにかく、「世間様の言うところの旅行」だけが旅行ではない、ってのを強く意識すれば、
今までとは違った感覚を持てる可能性もあるのではないだろうか。
「~に行くなら当然この交通手段。それ以外はありえない」みたいな意見をいちいち聞いて旅行するなんて、
もはや旅ではない。
田舎の家に生まれ、高校生の頃に祖母が出て行って両親が離婚した。
自立心が強く後にフェミ活動家とか市民活動とかにのめり込む祖母は常に自身の人生の充実を探求しており、子育てにはまるで興味がなかった。
祖父母ともに気性が激しかったため怒鳴りあい殴り合いのケンカも頻繁にあって、
母の妹である叔母はグレにグレていたらしいので、話を聞く限り色々と機能不全な家族だったようだ。
高校卒業後、東京の美大を目指して東京で絵の予備校に通っていたらしいが、田舎娘ゆえに警戒心が薄かったのか、電車で毎日のように痴漢に遭いまくって、
乗る電車を変えたりしても別の痴漢に狙われるなどして解決せず、最後には恐怖で部屋から一歩も出られなくなり、予備校に通えなくなって半年もたずに帰郷。
卒業後、ファッションビルの雑貨店に勤務。ポップとか描いていたそうだ。
恐らくこの頃にライブハウスか飲み屋で父と知り合い、結婚し、バブルがはじけるころに俺を生む。
父の家は観光地で食堂をしていたので、嫁なら当然ということで毎日無償労働。
父が家に入れる分以外の収入は一切なく、雑貨店勤務時代の貯蓄を切り崩しながら生活。
父方の祖父母は年金なんか馬鹿の払うものだという考えの持ち主だったため、10年近く無年金。
父方祖父がアル中で手が動かなくなってきていつ引退するかわからない状況になり始めるが、父が一向に調理師免許を取得しようとしないため、
営業許可に関わるので念のため父と相談して母が先に取得したところ、代々続く店に女の名を掲げて恥をかかせる気かと祖母になじられるなどする。
父は数年後に1回落ちたが調理師免許を取得し、ギリギリ祖父の引退には間に合った。
その後、父が金がない景気が悪いと言って家にあまり金を入れずに、150万円規模の趣味の楽器を無断で購入していたことが発覚し遂に離婚。
大手眼鏡チェーンでパート店員として勤務、ようやく年金に加入。
母子二人の生活が貧しいながらも軌道に乗り始めたところで、田舎の祖父があちこちガンになって手術連打。
車で片道一時間かかる病院に通うのが大変という話が出はじめ、叔母は親に反発したまま大人になっていたので、やむを得ず俺を連れて帰郷。
祖父は帰郷後一年ほどで死没、死にかけてるくせに皿が飛び交うような言い争いを何度も見た。
飢えるとその辺の草を躊躇なく食いまくる俺の発達障害が発覚したりする中、母は調理師免許を使って公営のデイサービスセンターの昼食係に契約(嘱託?)職員として就職。
何年か問題なく勤務して契約年数も残っていたのだが、町が方針転換して施設の食事を業者に委託することになったため突然クビを切られる。
見かねた施設長に介護員として拾われて同じ施設の介護職へ転職、介護福祉士やケアマネージャーの資格を取りながら何年か働くが、
町の規定で契約が何年までと決まっていたらしく、契約満了となり民間の小規模施設へ転職。
同時期に体調が悪化、後にメニエール病であることが発覚して投薬治療が開始されるまで車での送迎業務ができない状態になる。
離れて暮らす祖母とはずっと交流を持っていたが、祖母からお金をただ貯金していることを散々馬鹿にされ、
祖母が利益を上げまくっていた和牛投資にコツコツ貯めた100万円を投資する決断を下したところ、一年も経たずに投資先が破綻して回収不能となる。
散々勧めた張本人で、回収不能額よりこれまでに上げた利益の方が多かった祖母からは、自己責任、見る目がないと罵られ当然ノーフォロー。
家族経営だった小規模施設でサービス残業や持ち帰り仕事が増え、
さらに利用者のクレーマー家族が発生してスケープゴートにされ続けたため、引責と体調を理由に再度転職することに。
ちょうど俺が独り立ちしたタイミングだったことから、稼ぎよりも労働環境を重視して大きな母体のある中規模デイサービスにパートの介護員として就職。
真面目に数年間働いていたところ、組織全体で正社員登用制度を作る話が出るが、同じ介護員パートが数名いる中、母のみ対象外となる。
理由は制度開始の三日前に誕生日を迎えて、制度の年齢制限に引っ掛かってしまうため。
母体が大きすぎたことが裏目に出て、逆に融通がきかなかった。これには流石の母も一晩でワインを三本空けるヤケ酒。
この話はその時にちょうど帰省していたので聞いたことをまとめたもの。
持ち家一人暮らしとはいえ、手取り11万円程度での生活がいつまで続けられるかはかなり怪しく、年金は空白期間が長いので僅かしか貰えそうにない。
人様の旅行に首突っ込んで、「模範的観光」とやらを押し付けてくる人が嫌いだ。定番観光地を回らない旅行が無意味みたいな思想が嫌いだ。
勿論、個人的に定番に行かない人を嫌う人間というのが存在することは許容しないといけないが、
旅行先の選択ごときで社会悪みたいに扱われるのは我慢ならない。
旅行なんて所詮は趣味の一環であり、人に迷惑をかけないのならどうやっても良いはずだと思う。
「ガイドブックをなぞるような旅行」をするのが義務のような考えはなんだかなあと思う。
「普通の人は見ない観光地」と言っても、実際言ってみれば結構な人が観光しているのが現実である。
ちょっとマイナーな旅行をしたぐらいで不名誉な行為と扱うというのは良くないと思う。
観光先だけでなく、利用する交通機関も「模範的」である必要なんざ一切ないと思う。各自が良いと思った手段で旅に出れば良い。
「旅行客が旅行先の電車に乗って景色が見たいなどというのは、不必要な混雑を発生させる良くない行為。」
都市圏のラッシュ時の電車で、遊びに来た人間が不要不急に利用するのは余計な混雑を生むからやめろってのは解るけど
地方観光地の、いつ廃止になってもおかしくなさそうな列車に観光客が休日昼間乗ったぐらいで「地元の人に迷惑」とか大げさだと思うんだが。
まあ、ローカル列車に団体で乗るのは多少迷惑な要素もあると思うけど、
近鉄のしまかぜとか、ああいう「乗るのが目的な列車」なんて地元の利用殆ど無いんだから、観光客が特に目的もなく乗ったって
批判される筋合いはないと思うんだが。
まあ確かに昔は観光列車といえば観光地に行くためのもので、乗るのが目的、というのが想像しにくい人もいるのかもしれないけど。
大都市のラッシュ時間ではベビーカー自重しろと言われるみたいに、とにかく混雑がひどくて、それを抑えなければならない、っては解るけど、
地方とか、大都市でも閑散路線とかのラッシュ以外の時間帯はむしろ今の時代客が少なくてとても困ってるんだよ。JR北海道の赤字のニュースとか見たらそれぐらい想像できると思うんだが。
旅行先と自分の住んでる地域では、事情が違うということを考えて欲しい。
地元ではよろしくない行動でも、旅行先ではむしろ良いことかもしれん。それをちょっとは考えて、脊髄反射的に旅行者のマナーガーとならないようにして欲しい。
実際は大したことないことをいちいち絶対にやってはいけない行為家のごとく叩くと、本当に守るべきマナーの話が薄れてしまうんだよ。
「クルマで行ったらだめさ。そりゃ、ハンドルも慣れてるし、いいこともあるけど、マイカーの中は日常だよ。」
たまたま休み取れそうだったので、旅好きの先輩と雑談をしていたときのことだ。
彼が言うには、マイカーの車内の数立方メートルが邪魔なのだという。その空間は日常で、日々の通勤や、買い物や様々な”日常”につながるから、一人旅に持って行くなという。子供連れの家族ならともかく、一人旅なら絶対鉄道がオススメらしい。
クルマ派の私は、荷物が楽だ、電車には待ち時間がある、途中の道で寄り道できる、などと敢えて意見してみた。
「そりゃ、当たり前だよ。ただ、荷物だって小さくすりゃいい。それだって日常のカケラさ。一人旅だったら大きすぎる荷物も考えモンだ。待ち時間なら本でも読んだらいい。高速道路の渋滞情報聞いてイライラするよりよっぽどましだよ。」
「有名な観光地をどんどん巡りたいならレンタカーが効率的だな。最近はナビもついてるし、駅前でクルマ借りたらいい。連絡しておけば列車に合わせて用意してくれるよ。時間になったら返す、大きな池の貸しボートみたいなもんだ。」
「あとな、いつでも酒が飲める。でも、そしたらレンタカーはだめだ。」
そうだった、この人は酒好きだった。
別に東京に住んだり、東京に通ったりしなくても、普通はある程度の都市に住めばある程度の都市生活を送れるものなんだけど、
なんか東京以外は全部ど田舎みたいな論調の人が大量にいるのはなぜなんだ。
関西圏の都市部なんて規模が小さいだけで普通に東京と同じだし、愛知県なんて工業生産高から考えるとむしろ工業地域としては上なぐらいだ。
その他福岡仙台札幌広島の四天王的存在を始め、地方都市はいくらでもある。
なんで東京以外全部山奥の農村みたいな扱いになるのかよくわからん。
ど田舎だって全部が全部「農村」じゃない。漁村もあれば温泉地みたいな観光地もある。
首都圏の東京以外だって、全部が全部100%東京のベッドタウンではない。千葉市とかも割りと独立した経済規模がある。
何故ここへ来たのか、それは飯がうまいらしいということと、リラックスできるといろんなサイトに書いてあったからだ。
しかし著名な観光地や建築は自転車を借りて半日も走れば全部見れた。
その都市も1日あればある程度の名所が見れた。
まだ日程に余裕があるので、いわゆるリゾート地と呼ばれるところへ移動した。
欧米人が好きそうなものを出すレストランが立ち並び、安くてボロいバンガローがある。
そこも1日で名所を見てしまったので、
とりあえずぼーっとハンモックに揺られながら日本から持って来た小説を読んだり、ビールを飲んだりしてゆっくりと過ごした。
そこに通う日々が続いた。
飯は欧米人好みの味付けが濃いものが多いが、ビールは飲みやすくて好きだった。
メニューを見ると、「うちのフルーツシェイクはとてもうまくてハッピーになれる!うちの人気メニューです」ということが英語で書いてあった。
そういえば果物が美味しいと聞いたのに、フルーツシェイクを飲んでないなと思って、
フルーツシェイクとハンバーガーを食べて宿に戻ろうとした時、なにか嫌な予感がしたので、
そして部屋に戻った。
宿のWi-Fiをつかっていつも聞いてるポッドキャストを聞こうとしたら、
ジングルの曲がすごく鮮明に聞こえた。
そして目の前がぼやけた。
そしてとても喉が乾く。
そう、そのハッピーになれるフルーツシェイクの中には大麻が入っていたのだ。
朦朧とした意識の中「国の名前 ハッピーシェイク」で調べると、
どうやらこれを目当てにこの国へ来る人が多いことを知った。
気の緩みと事前の情報不足からなんてことをしてしまったんだという罪悪感に駆られた。
ちょっとでも気を緩めると、夢のような感じで過去の自分の記憶が見える。しかも実際はなかった嘘の記憶も紛れている。
このまま寝ると死ぬかもしれない。
宿の代金が払えないでそのまま追い出されたり、悪い人が自分の財布の中身を盗んだり、パスポートを奪って脅してくるかもしれない。
悪い妄想がどんどん浮かぶ。
この酔いに身をまかせるときっと楽になれる。でもやらなきゃいけないことがあるんだ。
旅行から帰ったら仕事があるし、見たい映画もあるし録画してる番組も見たい。
それにたまには帰省したい。
このまま死んだら薬物を使った日本人として報道され、周りに迷惑をかけるかもしれない。
それは絶対に嫌だ。
そんなことを考えながら、飲まれないよう必死に神経を研ぎ澄ます。
ある程度覚めたところでシャワーを浴び、絶対に起きるようにアラームをセットした。
翌朝、アラームの音で目覚める。
特にふらつくこともなかったので、朝食を食べに出る。
食後、異常な眠気と倦怠感に襲われる。
まだ出発まで2時間もある。
外で耐えると怪しいと思い、チェックアウトギリギリまで部屋で耐えた。
すると終わりだ。
だから何にも集中しないように心の中で、セルフツッコミを入れ続ける。
そして近くの町へ移動。
なんてことになったんだ、最悪だ。
そんな後悔を寝付けるまでつづけていた。
部屋は鍵がかかっていて安全だ。
たまにお腹が空いた時だけ外に出た。
そして帰国。
聞こえてくる日本語と乗り換えで小走りになる人を見て泣いた。
お風呂を沸かす。
風呂の中で生きていることに泣いた。
寝て起きたら忙しい日常に戻る。仕事は辛いけど、2度とこんな目に合うことはないだろうと考えると、最高だった。
日本は本当に良い国だ。
そのあとしばらくお酒を飲むのをやめた。
1週間くらいは電車の中で寝れなかった。
ごめんなさい。受験生です。正月だけは怠惰を極めようと思いここに至っています。
ネットでは、学歴と地方と都市の話題はどこであれ大いに盛り上がる。
普段は正直ネットの意見と呼ばれるモノをあんまり気にしていないのだが
いざ自分が分岐点に立って選択を迫られるとどうしても目につく。
自分の場合、いいことか悪いことか分からないが前者(学歴)のほうはネタと受け取る体質なようで、そう気にしていない。
議論や対立を煽っているサイトよりも、そうでない普通の記事や投稿でそれを感じることが多い。
先輩や知り合いでも、地元ではないにしろ近くの中心地に行く人がほとんどだ
進路の相談をしてもそういった提案をされるし、普通に考えればそうなるのは分かる。
東京に行かなければ負けとか不幸とか、逆に東京に拘る奴は馬鹿だとかそんな事は全く思ってない。
ただ、行けるのなら行ったほうがいいのかもしれないという考えが頭に残ってしまう。
しかし、そんな動機だけで親に更に余計な出費をさせるのは、どう考えても間違っている。
「そんな動機」の中身を整理するとこうなる。
ネットによると行く大学によって就職に有利な場所は大きく変わるらしい。
そして(凄く雑に)見た感じ進学で東京に行くのと就職で東京に行くのでは前者のほうがずっと壁が低いように思えた。
進学、就職で行かないとなるとそこはもう都市というより観光地になるような気がする。
人が多ければいい、資本が集まっていればいいわけでは無いだろうし、
まして自分はコミュ障の部類に入る人間だ。余計に無意味な考えだ。
でも何となくそういう場所を経験してみたいし、偉そうだが経験した上で評価したい。
貧乏性というか、活かせる自信もないけどとりあえず確保だけしておくような感覚
本当の話、東京に行く人は何か明確な志と確信があってそこに行っているのだろうか?
東京に行った知り合いのうちの数人は似たような思考の末上京したのではないか、とこんなことを考えてしまう。
はてブでよく上がる格差のような深刻で重大な話ではなく、大変恵まれた呑気なガキの戯言です。